JP2016177420A - 行動管理装置、行動管理システム、行動管理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】行動管理装置1は、情報通信可能な通信機器2を検出する通信制御部105と、通信制御部105により検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定する行動推定部106bと、行動推定部106bにより推定されたユーザの行動を記憶する記憶部103と、を備える。
【選択図】図2
Description
情報通信可能な通信機器を検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段により検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記ユーザの行動を記憶する記憶手段と、
を備えたことを特徴としている。
行動管理装置と、この行動管理装置と情報通信可能な通信機器とを備えた行動管理システムであって、
前記行動管理装置は、
前記通信機器を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記ユーザの行動を記憶する記憶手段と、
を備えたことを特徴としている。
行動管理装置を用いた行動管理方法であって、
情報通信可能な通信機器を検出するステップと、
検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定するステップと、
推定された前記ユーザの行動を記憶するステップと、
を含むことを特徴としている。
行動管理装置が有するコンピュータを、
情報通信可能な通信機器を検出する検出手段、
前記検出手段により検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定する推定手段、
前記推定手段により推定された前記ユーザの行動を記憶させる記憶手段、
として機能させることを特徴としている。
図1に示すように、本実施形態の行動管理システム100は、行動管理装置(図2参照)1と、複数の通信機器2、…とを備えている。
複数の通信機器2、…は、例えば、自宅や職場やイベント会場等のさまざまな場所にそれぞれ配設され、行動管理装置1と無線通信回線(例えば、Bluetooth(登録商標)等の無線PAN(Personal Area Network))を介して情報通信可能となっている。
図2は、行動管理装置1の概略構成を示すブロック図である。
また、中央制御部101、メモリ102、記憶部103、測位処理部104、通信制御部105、行動処理部106、計時部107及び表示部108は、バスライン110を介して接続されている。
具体的には、中央制御部101は、行動管理装置1の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え(何れも図示略)、行動管理装置1用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
なお、行動推定部106bによるユーザの行動の推定手法については、後述する。
すなわち、測位処理部104は、例えば、地球低軌道に打ち上げられた複数の測位衛星Sから送信される信号(例えば、C/A(Coarse and Acquisitions)コードやP(Precise)コード等の測位符号、アルマナック情報(概略軌道情報)やエフェメリス情報(詳細軌道情報)等の航法メッセージなど)を所定のタイミングで受信アンテナ104aにより受信する。
また、測位処理部104は、測位部104bにより生成された行動管理装置1本体の存する現在位置の位置情報をメモリ102に出力しても良い。
具体的には、通信制御部105は、例えば、通信アンテナ105aを介して通信機器2との間でブルートゥース通信を行うための制御モジュールを具備している。
ここで、ブルートゥースによる通信の規格には、通信速度や適用可能なプロファイルの種類(図示略)等が異なる「1.x」、「2.x」、「2.x+EDR」、「3.x」、「3.x+EDR」、「3.x+HS」、「4.x」等の複数のバージョンがある。
これらのバージョンについての詳細な説明は省略するが、通信制御部105は、例えば、下位互換性を有する「Bluetooth Classic」と呼ばれるバージョンの一つである「2.x+EDR」と、他のバージョンとは互換性を有しない「Bluetooth Low Energy(BLE)」と呼ばれるバージョンである「4.x」の両方の機能に対応している。
すなわち、BLEの通信プロトコルは、他の通信機器2に対して通信データの送信のみを行う送信モードと、他の通信機器2から送信された通信データの受信のみを行う受信モードを、一定間隔ごとに繰り返す。そして、当該BLEの通信プロトコルを用いる通信端末どうしは、一方の通信端末(例えば、行動管理装置1等)が受信モードであり、他方の通信端末(例えば、通信機器2等)が送信モードである場合に、通信データをやりとりすることができる。なお、他方の端末は、少なくともビーコンを送信する機能を具備していれば良い。
また、通信データには、当該通信データを送信する端末(例えば、通信機器2等)の機器の識別情報(機器ID)が含まれており、通信制御部(第1検出手段)105は、通信機器2から送信された通信データを受信することで、当該通信データを送信した端末を情報通信可能な通信機器2として検出する。
なお、行動処理部106の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
すなわち、情報取得部(取得手段)106aは、通信制御部105により検出された通信機器2(例えば、通信機器A1等)と通信して、当該通信機器に関連する通信機器情報を取得する。具体的には、BLEの通信プロトコルでは、利用できるサービスを通知するための通信プロトコルであるSDP(Service Discovery Protocol)にて、例えば、Service UUID(Universally Unique Identifier)等を利用して通信相手に対して当該通信機器自身の種類や機能等を通知している。そこで、情報取得部106aは、例えば、通信制御部105により検出された通信機器2から送信された通信データに含まれているService UUIDを取得して、当該通信機器2の種類や機能を通信機器情報として取得する。
なお、上記した通信機器情報は、一例であってこれに限られるものではなく、後述するユーザの行動の推定に利用可能な通信機器に関連する情報であれば適宜任意に変更可能である。例えば、情報取得部106aは、通信機器情報として、通信機器2の所有者の情報を特定しても良く、これにより、当該通信機器2の配設場所を特定することもできる。また、この場合には、行動履歴データ103aに通信機器2の所有者の情報をユーザの行動と対応付けて記憶しても良い。
すなわち、行動推定部(推定手段)106bは、通信制御部105により検出された通信機器2(例えば、通信機器A1等)に関連する行動をユーザの行動として推定する。具体的には、行動推定部106bは、情報取得部106aにより取得された通信機器情報(例えば、通信機器2の種類や機能)に基づいて、ユーザの行動を推定する。つまり、行動推定部106bは、取得された通信機器2の種類や機能に関連するユーザの行動を推定する。
例えば、行動推定部106bは、自宅に配設されている通信機器A1が、体重計、体脂肪率計等の健康器具の場合には、ユーザの行動として当該健康器具を利用した測定を推定し、通信機器A2が自動洗浄式トイレ等の生活家電の場合には、ユーザの行動として当該生活家電を利用した特定の行為を推定する。また、行動推定部106bは、職場に配設されている通信機器Bが、PCやタブレット端末、キーボード等のOA機器の場合には、ユーザの行動として当該OA機器を利用した仕事を推定する。また、行動推定部106bは、イベント会場に配設されている通信機器Cが、無線Beacon送信機等の場合には、ユーザの行動として当該イベントへの参加や観戦や買い物等を推定する。
なお、上記した通信制御部105による通信機器2の検出態様は、一例であってこれらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。また、行動推定部106bは、ユーザの行動を推定する際に、必ずしも通信機器2の検出回数、継続して検出した期間の長さ及び受信信号強度の全てを利用する必要はなく、これらのうち、少なくとも何れか一を利用する構成であれば良い。
なお、計時部107は、取得した時刻情報に基づいて、日付や曜日等の暦を特定しても良い。
具体的には、操作入力部109は、行動管理装置1本体の電源のON/OFFに係る電源ボタン、モードや機能等の選択指示に係る上下左右のカーソルボタンや決定ボタン、テキストの入力指示に係る数字ボタンや記号ボタン等の各種ボタン(何れも図示略)を備えている。
そして、ユーザにより各種ボタンが操作されると、操作入力部109は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部101に出力する。中央制御部101は、操作入力部109から出力され入力された操作指示に従って所定の動作を各部に実行させる。
通信機器2は、行動管理装置1と無線通信回線(例えば、Bluetooth等の無線PAN)を介して情報通信可能なものであれば如何なるものであっても良い。すなわち、通信機器2は、上記した行動管理装置1に備わる通信制御部105と略同様に、ブルートゥース通信を行うための制御モジュール(図示略)を具備している。
また、職場に配設される通信機器2(例えば、通信機器B等)としては、PCやタブレット端末、キーボード、マウス、プリンタ(何れも図示略)等が挙げられるが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、イベント会場に配設される通信機器2(例えば、通信機器C等)としては、例えば、「i-Beacon(登録商標)」タグなどのビーコン送信機、この送信機が設置された店舗、公共施設、設備、座席、商品(何れも図示略)等が挙げられるが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
次に、行動管理システム100による行動管理処理について、図3を参照して説明する。
図3は、行動管理処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、通信機器2は、少なくともビーコンを送信する送信処理を行う構成であれば良い。
ステップS3にて、通信データを受信していないと判定されると(ステップS3;NO)、中央制御部101のCPUは、処理をステップS1に戻し、それ以降の処理を繰り返し実行する。
続けて、行動推定部106bは、情報取得部106aにより取得された通信機器情報(例えば、通信機器2の種類や機能)に基づいて、ユーザの行動を推定する(ステップS5)。具体的には、例えば、行動推定部106bは、情報取得部106aにより取得された通信機器情報に基づいて通信機器2が自宅に配設されている体重計等の通信機器A1である場合、当該健康器具を利用した測定を当該ユーザの行動として推定する。
その後、中央制御部101のCPUは、行動推定部106bにより推定されたユーザの行動と、測位処理部104により測位された現在位置の位置情報と、計時部107により取得された時刻情報とを対応付けて行動履歴データ103aとして記憶部103の所定の記憶領域に記憶させる(ステップS7)。
上記の各処理は常時行われ、ユーザの行動が行動履歴データ103aとして時系列に蓄積されていく。
特に、推定されたユーザの行動と測位処理部により検出された現在位置とを対応付けて記憶しておくことで、例えば、ユーザが自宅や職場やイベント会場等の複数の場所に移動する場合であっても、ユーザの行動を適正に管理することができる。
例えば、上記実施形態にあっては、行動管理装置1と通信機器2との通信形態として、Bluetoothを例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、無線LAN(Local Area Network)等であっても良い。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、検出処理ルーチン、推定処理ルーチン、記憶処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、検出処理ルーチンにより中央制御部101のCPUを、情報通信可能な通信機器2を検出する手段として機能させるようにしても良い。また、推定処理ルーチンにより中央制御部101のCPUを、検出された通信機器2に関連する行動をユーザの行動として推定する手段として機能させるようにしても良い。また、記憶処理ルーチンにより中央制御部101のCPUを、推定されたユーザの行動を記憶させる手段として機能させるようにしても良い。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
情報通信可能な通信機器を検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段により検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記ユーザの行動を記憶する記憶手段と、
を備えたことを特徴とする行動管理装置。
<請求項2>
前記推定手段は、更に、前記第1検出手段による通信機器の検出態様に基づいて、前記ユーザの行動を推定することを特徴とする請求項1に記載の行動管理装置。
<請求項3>
前記第1検出手段による通信機器の検出態様は、当該通信機器の検出回数、継続して検出した期間の長さ、及び受信信号強度のうち、少なくとも何れか一を含むことを特徴とする請求項2に記載の行動管理装置。
<請求項4>
位置を検出する第2検出手段を更に備え、
前記推定手段は、更に、前記第2検出手段により検出された位置及び前記第1検出手段により検出された通信機器に基づいて、前記ユーザの行動を推定することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の行動管理装置。
<請求項5>
前記第1検出手段により検出された通信機器と通信して、当該通信機器に関連する情報を取得する取得手段を更に備え、
前記推定手段は、前記取得手段により取得された前記通信機器に関連する情報に基づいて、前記ユーザの行動を推定することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の行動管理装置。
<請求項6>
行動管理装置と、この行動管理装置と情報通信可能な通信機器とを備えた行動管理システムであって、
前記行動管理装置は、
前記通信機器を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記ユーザの行動を記憶する記憶手段と、
を備えたことを特徴とする行動管理システム。
<請求項7>
行動管理装置を用いた行動管理方法であって、
情報通信可能な通信機器を検出するステップと、
検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定するステップと、
推定された前記ユーザの行動を記憶するステップと、
を含むことを特徴とする行動管理方法。
<請求項8>
行動管理装置が有するコンピュータを、
情報通信可能な通信機器を検出する検出手段、
前記検出手段により検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定する推定手段、
前記推定手段により推定された前記ユーザの行動を記憶させる記憶手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1 行動管理装置
101 中央制御部
103 記憶部
103a 行動履歴データ
104 測位処理部
105 通信制御部
106 行動管理部
106a 情報取得部
106b 行動推定部
107 計時部
2 通信機器
Claims (8)
- 情報通信可能な通信機器を検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段により検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記ユーザの行動を記憶する記憶手段と、
を備えたことを特徴とする行動管理装置。 - 前記推定手段は、更に、前記第1検出手段による通信機器の検出態様に基づいて、前記ユーザの行動を推定することを特徴とする請求項1に記載の行動管理装置。
- 前記第1検出手段による通信機器の検出態様は、当該通信機器の検出回数、継続して検出した期間の長さ、及び受信信号強度のうち、少なくとも何れか一を含むことを特徴とする請求項2に記載の行動管理装置。
- 位置を検出する第2検出手段を更に備え、
前記推定手段は、更に、前記第2検出手段により検出された位置及び前記第1検出手段により検出された通信機器に基づいて、前記ユーザの行動を推定することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の行動管理装置。 - 前記第1検出手段により検出された通信機器と通信して、当該通信機器に関連する情報を取得する取得手段を更に備え、
前記推定手段は、前記取得手段により取得された前記通信機器に関連する情報に基づいて、前記ユーザの行動を推定することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の行動管理装置。 - 行動管理装置と、この行動管理装置と情報通信可能な通信機器とを備えた行動管理システムであって、
前記行動管理装置は、
前記通信機器を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された前記ユーザの行動を記憶する記憶手段と、
を備えたことを特徴とする行動管理システム。 - 行動管理装置を用いた行動管理方法であって、
情報通信可能な通信機器を検出するステップと、
検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定するステップと、
推定された前記ユーザの行動を記憶するステップと、
を含むことを特徴とする行動管理方法。 - 行動管理装置が有するコンピュータを、
情報通信可能な通信機器を検出する検出手段、
前記検出手段により検出された通信機器に関連する行動をユーザの行動として推定する推定手段、
前記推定手段により推定された前記ユーザの行動を記憶させる記憶手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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