JP2003256283A - データ消去システム、管理サーバ、データ消去方法およびプログラム - Google Patents

データ消去システム、管理サーバ、データ消去方法およびプログラム

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JP2003256283A
JP2003256283A JP2002057082A JP2002057082A JP2003256283A JP 2003256283 A JP2003256283 A JP 2003256283A JP 2002057082 A JP2002057082 A JP 2002057082A JP 2002057082 A JP2002057082 A JP 2002057082A JP 2003256283 A JP2003256283 A JP 2003256283A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パソコン等から適切にデータを消去すること
のできるデータ消去システムを提供することである。 【解決手段】 管理PCは、専用起動ディスクを使用し
て起動した利用者PCから起動完了通知が送られると
(ステップS11)、利用者PCの認証を行う(ステッ
プS12)。そして、管理者等から入力される消去パタ
ーン等の指示情報を取得し(ステップS13)、指示情
報に従った消去用プログラムを特定して、利用者PCに
向けて送信する(ステップS14)。一方、利用者PC
は、管理PCから送られた消去用プログラムを受信する
と、受信した消去用プログラムを自己のメモリに格納す
る(ステップS22)。そして、利用者PCは、連動し
て、消去用プログラムを実行し、ハードディスクのデー
タを消去する(ステップS23)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ消去シス
テム、管理サーバ、データ消去方法およびプログラムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、環境保全等に対する社会的な
意識の高まりから、さまざまな工業製品等においてリサ
イクルが試みられている。特にパソコン(パーソナルコ
ンピュータ)製品等は、個人や企業等にて幅広く使用さ
れているため、買い換え時やリース切れの等の際に、多
くの製品が再利用や再資源化の対象となる。一般に、パ
ソコンには、ハードディスクが内蔵されており、このハ
ードディスクには、OS(Operating System)やアプリ
ケーションソフトウェアだけでなく、パソコンの使用に
より蓄積された種々の情報が記憶されている。そして、
このようなハードディスクから個人情報や企業情報が漏
洩する危険性が指摘されている。そのため、パソコンを
リサイクルする際に、元の使用者や企業の担当者等は、
ハードディスクに記憶されているデータ(ファイル等)
を削除し、個人情報や企業情報の漏洩防止を図ってい
る。
【0003】しかし、パソコン上で起動しているOSの
機能(ファイル操作等)を使用してファイル等を削除し
ても、実際には、ファイルの管理情報(インデックス部
分等)が消去されるだけであり、削除したつもりのファ
イルの実体は、ハードディスク上にそのまま残ってい
る。そのため所定のファイル復元プログラム等を実行さ
せることによって、削除したファイルが容易に復元され
てしまうこととなる。つまり、単純にファイルを削除し
ただけでは、ファイルが復元可能であり、個人情報や企
業情報が漏洩してしまうおそれがあった。一方、フォー
マットプログラムを実行して、ハードディスクを初期化
してしまうことも考えられるが、フォーマットのやり方
次第では、ファイルの実体がハードディスク上に残って
しまう場合がある。そして、同じくファイルが復元され
ると、個人情報や企業情報が漏洩してしまうおそれがあ
った。
【0004】そのため、最近では、ハードディスクから
のデータ(ファイル等)の復元を実質的に不可能とさせ
るデータ消去ソフトウェアが、個人や企業にて利用され
るようになって来ている。このデータ消去ソフトウェア
は、ハードディスク全体に、例えば、新しいデータ(乱
数によるデータ等)を数回上書きし、元データ及びその
所在を判別不能とすることにより、データの完全消去
(抹消)を実現している。具体的に説明すると、このよ
うなデータ消去ソフトウェアは、一般に、起動可能なF
D(フレキシブルディスク)に記憶されて販売等され
る。そして、利用者は、そのFDをパソコンに挿入して
電源を投入する(再起動等でもよい)。するとパソコン
は、ハードディスク内のOS等を使用せずに、FDから
必要データを読み出して立ち上がり(起動し)、続い
て、データ消去ソフトウェアを実行する。そして、この
実行によってパソコンは、BIOS(Basic Input/Outp
utSystem)を介して乱数データ等を、ハードディスク全
体に渡って数回上書きし、ハードディスクからデータを
消去する。このように、パソコン上でデータ消去ソフト
ウェアを実行させ、ハードディスク内のデータを消去す
れば、個人情報や企業情報の漏洩を適切に防止できるこ
ととなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような、データ消去ソフトウェアを用いてハードディ
スク内のデータを消去する従来手法では、企業等にて多
数のパソコンをリサイクルする場合に、作業効率が著し
く低下してしまう等の問題があった。これは、従来のデ
ータ消去ソフトウェアが、そもそもパソコン1台毎にデ
ータ消去することしか想定されていないため、作業員
(作業担当者等)は、リサイクル対象の全てのパソコン
に対して同じ操作をしなければならなかった。更に、遠
隔地にて生じたリサイクル用のパソコン(ハードディス
ク)に対してデータの消去を行う場合には、作業員が現
地(遠隔地)まで赴き、一連の作業を完了させる必要が
あるため、作業効率が悪いだけでなく、多大な経費が発
生してしまうこともあった。
【0006】このような経費等の発生を抑えるため、特
定の作業員の代わりに、現地の一般社員等にデータ消去
ソフトウェアの実行操作等を行わせることも考えられる
が、この場合には、運用スキルや管理体制が新たな問題
となってしまう。つまり、一般社員等に実行操作等の運
用スキルが十分でない場合や、データ消去ソフトウェア
の管理体制等が充実していない場合には、新たな問題が
生じてしまうこととなる。例えば、データ消去ソフトウ
ェアが正常に実行されないままパソコンがリサイクルさ
れてしまったり、規定通りの消去方式が選択されずに、
他の消去方式にてデータ消去が実行されてしまったり、
更に、誤って対象でないパソコンに対してデータ消去し
てしまったりするといった問題が生じてしまう。また、
データ消去ソフトウェアがFDに記憶されているため、
手軽にコピーされたり、盗難に遭ったり、不正使用され
るといった問題も生じてしまうおそれがあった。
【0007】このような、一般社員等の運用スキルや管
理体制の問題が解決されたならば、作業効率の低下を招
くことなく、適切にパソコン(ハードディスク)からデ
ータを消去することができ、企業情報等の漏洩防止が達
成できることとなる。
【0008】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、パソコン等から適切にデータを消去することので
きるデータ消去システム、管理サーバ、データ消去方法
およびプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るデータ消去システムは、
書き換え自在な記憶装置に任意のデータを記憶する利用
者端末と、該利用者端末を管理する管理サーバとが、ネ
ットワークを介して接続されたデータ消去システムであ
って、前記管理サーバは、前記利用者端末がブートプロ
グラムを記録した特定の記録媒体により起動したことを
認証する認証手段と、前記認証手段が前記利用者端末の
起動を認証すると、前記利用者端末の記憶装置からデー
タを消去させるための消去プログラムを、前記利用者端
末に向けて送信するプログラム送信手段と、を備え、前
記利用者端末は、ブートプログラムを記憶した特定の記
録媒体により起動した後に、前記プログラム送信手段に
よって前記管理サーバから送られる消去プログラムを受
信するプログラム受信手段と、前記プログラム受信手段
が受信した消去プログラムを実行して、自己の記憶装置
に記憶されているデータを消去するプログラム実行手段
と、を備える、ことを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係るデータ消去システムは、書き換え自在な記憶
装置に任意のデータを記憶する利用者端末と、該利用者
端末を管理する管理サーバとが、ネットワークを介して
接続されたデータ消去システムであって、前記管理サー
バは、前記利用者端末がブートプログラムを記憶した書
き込み可能な特定の記録媒体により起動したことを認証
する認証手段と、前記認証手段が前記利用者端末の起動
を認証すると、前記利用者端末の記憶装置に記憶されて
いるデータの消去を前記利用者端末にて実行させるため
の消去プログラムを、前記利用者端末に向けて送信する
プログラム送信手段と、前記プログラム送信手段により
送信された消去プログラムが前記利用者端末にて実行さ
れて、前記利用者端末の記憶装置に記憶されているデー
タが消去されたことを判別する判別手段と、を備え、前
記利用者端末は、ブートプログラムを記憶した特定の記
録媒体により起動した後に、前記プログラム送信手段に
よって前記管理サーバから送られる消去プログラムを受
信するプログラム受信手段と、前記プログラム受信手段
が受信した消去プログラムを、自己のメモリ内に格納す
るプログラム格納手段と、前記プログラム格納手段が消
去プログラムの格納を終えると、連動して消去プログラ
ムを実行して、自己の記憶装置に記憶されているデータ
を消去するプログラム実行手段と、前記プログラム実行
手段が消去プログラムの実行を終えると、自己の記憶装
置からデータが消去されたことを示す消去完了情報を、
消去前記管理サーバに向けて送信する完了情報送信手段
と、を備える、ことを特徴とする。
【0011】前記利用者端末は、前記プログラム実行手
段がデータの消去を終えた後に、起動に使用した記録媒
体を、使用不能状態となるようにデータ更新する更新手
段を更に備えてもよい。
【0012】前記プログラム実行手段は、消去プログラ
ムに従って、自己の記憶装置の記憶領域全体に渡り、所
定データを所定回数だけ上書きすることにより、記憶装
置に記憶されているデータを消去してもよい。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係るデータ消去システムは、ハードディスクに任
意のデータを記憶する利用者端末と、該利用者端末を管
理する管理サーバとが、ネットワークを介して接続され
たデータ消去システムであって、前記管理サーバは、前
記利用者端末がブートプログラムを記憶した特定のフレ
キシブルディスクにより起動したことを認証し、前記利
用者端末の起動を認証した後に、前記利用者端末のハー
ドディスクに記憶されているデータの消去を前記利用者
端末にて実行させるための消去プログラムを、前記利用
者端末に向けて送信し、送信した消去プログラムが前記
利用者端末にて実行されて、前記利用者端末のハードデ
ィスクに記憶されているデータが消去されたことを判別
し、前記利用者端末は、ブートプログラムを記憶した特
定のフレキシブルディスクにより起動した後に、前記管
理サーバから送られる消去プログラムを受信し、受信し
た消去プログラムを自己のメモリ内に格納した後に、連
動して消去プログラムを実行して、自己のハードディス
クに記憶されているデータを消去し、消去プログラムの
実行を終えると、ハードディスクからデータが消去され
たことを示す消去完了情報を、前記管理サーバに向けて
送信する、ことを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る管理サーバは、書き換え自在な記憶装置に任
意のデータを記憶する利用者端末とネットワークを介し
て接続された管理サーバであって、前記利用者端末の記
憶装置からデータを消去させるための消去プログラムを
記憶するプログラム記憶手段と、前記利用者端末がブー
トプログラムを記憶した特定の記録媒体により起動した
ことを認証する認証手段と、前記認証手段が前記利用者
端末の起動を認証すると、前記プログラム記憶手段に記
憶された消去プログラムを、前記利用者端末に向けて送
信するプログラム送信手段と、前記プログラム送信手段
により送信された消去プログラムが前記利用者端末にて
実行され、前記利用者端末の記憶装置に記憶されている
データが消去されたことを判別する判別手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点に係る管理サーバは、書き換え自在な記憶装置に任
意のデータを記憶する利用者端末とネットワークを介し
て接続された管理サーバであって、前記利用者端末の記
憶装置からデータを消去させるための複数の消去プログ
ラムを、複数の消去方式を規定する各消去パターン情報
に対応付けて記憶するプログラム記憶手段と、前記利用
者端末がブートプログラムを記憶した特定の記録媒体に
より起動したことを認証する認証手段と、前記認証手段
により前記利用者端末の起動が認証された後に、任意の
消去パターン情報を指定する情報指定手段と、前記情報
指定手段により指定された消去パターン情報に対応する
消去プログラムを前記プログラム記憶手段から読み出す
プログラム読み出し手段と、前記プログラム読み出し手
段により読み出された消去プログラムを前記利用者端末
に向けて送信するプログラム送信手段と、前記プログラ
ム送信手段により送信された消去プログラムが前記利用
者端末のメモリ内に格納された後、連動して消去プログ
ラムが実行されることにより、前記利用者端末の記憶装
置に記憶されているデータが消去されたことを判別する
判別手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】前記プログラム記憶手段は、記憶装置の記
憶領域全体に渡り、所定データを所定回数だけ上書きす
ることにより、記憶装置に記憶されているデータを消去
するプログラムを記憶してもよい。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第6の
観点に係る管理サーバは、ハードディスクに任意のデー
タを記憶する利用者端末とネットワークを介して接続さ
れた管理サーバであって、前記利用者端末がブートプロ
グラムを記憶した特定のフレキシブルディスクにより起
動したことを認証し、前記利用者端末の起動を認証した
後に、所定の記憶部に記憶された消去プログラムを読み
出し、読み出した消去プログラムを前記利用者端末に向
けて送信し、前記プログラム送信手段により送信された
消去プログラムが前記利用者端末のメモリ内に格納され
た後、連動して消去プログラムが実行されることによ
り、前記利用者端末のハードディスクに記憶されている
データが消去されたことを判別する、ことを特徴とす
る。
【0018】上記目的を達成するため、本発明の第7の
観点に係るデータ消去方法は、書き換え自在な記憶装置
に任意のデータを記憶する利用者端末と、該利用者端末
を管理する管理サーバとが、ネットワークを介して接続
されたシステムにおけるデータ消去方法であって、利用
者端末がブートプログラムを記録した特定の記録媒体に
より起動したことを認証する認証ステップと、前記認証
ステップにて利用者端末の起動が認証されると、利用者
端末の記憶装置からデータを消去させるための消去プロ
グラムを、管理サーバから利用者端末に向けて送信する
プログラム送信ステップと前記プログラム送信ステップ
にて管理サーバから送信された消去プログラムを利用者
端末にて受信するプログラム受信ステップと、前記プロ
グラム受信ステップにて受信された消去プログラムを実
行して、利用者端末の記憶装置に記憶されているデータ
を消去するプログラム実行ステップと、を備えることを
特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、本発明の第8の
観点に係るデータ消去方法は、書き換え自在な記憶装置
に任意のデータを記憶する利用者端末とネットワークを
介して接続された管理サーバにおけるデータ消去方法で
あって、利用者端末がブートプログラムを記憶した特定
の記録媒体により起動したことを認証する認証ステップ
と、前記認証ステップにて利用者端末の起動が認証され
ると、所定の記憶部に記憶された利用者端末の記憶装置
からデータを消去させるための消去プログラムを、利用
者端末に向けて送信するプログラム送信ステップと、前
記プログラム送信ステップにて送信された消去プログラ
ムが利用者端末にて実行され、利用者端末の記憶装置に
記憶されているデータが消去されたことを判別する判別
ステップと、を備えることを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、本発明の第9の
観点に係るプログラムは、書き換え自在な記憶装置に任
意のデータを記憶する利用者端末とネットワークを介し
て接続されたコンピュータに、利用者端末がブートプロ
グラムを記憶した特定の記録媒体により起動したことを
認証する認証ステップと、前記認証ステップにて利用者
端末の起動が認証されると、所定の記憶部に記憶された
利用者端末の記憶装置からデータを消去させるための消
去プログラムを、利用者端末に向けて送信するプログラ
ム送信ステップと、前記プログラム送信ステップにて送
信された消去プログラムが利用者端末にて実行され、利
用者端末の記憶装置に記憶されているデータが消去され
たことを判別する判別ステップとを実行させることを特
徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかるデー
タ消去システムについて、以下図面を参照して説明す
る。
【0022】図1は、この発明の実施の形態に適用され
るデータ消去システムの構成の一例を示す模式図であ
る。図示するように、このシステムは、管理PC1と、
専用起動ディスク2と、利用者PC3(利用者PC3a
〜3e)とを含んで構成される。なお、各利用者PC3
は、LAN(Local Area Network)8に接続されてお
り、また、管理PC1は、イントラネットやインターネ
ット等からなるネットワーク9を介してLAN8と接続
されている。すなわち、管理PC1と各利用者PC3と
は、LAN8及びネットワーク9を介して接続されてい
る。
【0023】管理PC(パーソナルコンピュータ)1
は、通信機能を備えた汎用の電子計算機等からなり、管
理サーバとして機能し、データ消去システム全体を制御
する。なお、管理PC1は、例えば、企業の本社(本
店)等に配置され、特定の管理者等により操作される。
具体的に管理PC1は、図2に示すように、演算処理部
11と、ハードディスク12と、メモリ13と、指示入
力部14と、画像処理部15と、表示部16と、FDド
ライブ装置17と、通信装置18と、を含んで構成され
る。
【0024】演算処理部11は、CPU(Central Proc
essing Unit)及び周辺LSI(Large Scale Integrati
on)等からなり、後述する消去管理処理等のプログラム
を実行して管理PC1全体を制御する。
【0025】ハードディスク12は、後述する消去管理
処理等を規定するプログラムを記憶すると共に、図3
(a)に示すような消去管理テーブル121及び、図3
(b)に示すような消去プログラム管理テーブル122
等をも記憶する。
【0026】図3(a)に示す消去管理テーブル121
は、各利用者PC3を管理するためのテーブルであり、
管理番号、MACアドレス、NIC情報、消去区分、消
去日時、及び、シリアル番号等の情報が含まれている。
なお、MACアドレス(Media Access Control Addres
s)は、各利用者PC3のNIC(Network Interface C
ard)等に設定されているユニークな情報であり、LA
N8上における各利用者PC3の識別に使用される。ま
た、NIC情報は、各利用者PC3のNICを識別する
ための情報であり、この情報により、各利用者PC3に
送信すべきNICドライバが特定される(複数のNIC
ドライバは、予めハードディスク12内に記憶されてい
る)。また、消去区分は、データ消去に関する状態区分
であり、管理者等により予め設定されている。ここで、
消去区分の値が1(消去予約)となっている利用者PC
3が、後述する消去管理処理にて、データ消去の対象と
なる。また、シリアル番号は、配布される専用起動ディ
スク2にそれぞれユニークに採番されている番号を示
し、利用者PC3に対する専用起動ディスク2の妥当性
の判別に使用される。
【0027】図3(b)に示す消去プログラム管理テー
ブル122は、消去方式の異なる複数の消去プログラム
を管理するためのテーブルであり、ID(識別番号
等)、格納フォルダ、消去方式、書込み回数、及び、回
数・固定値選択等の情報が含まれている。なお、回数・
固定値選択は、各消去方式にて選択可能となる書き込み
回数や固定値を示す値である。そしてまた、消去プログ
ラムの実体は、格納フォルダにて指し示されるハードデ
ィスク12内の領域(フォルダ等)に予め記憶されてい
るものとする。
【0028】図2に戻って、メモリ13は、RAM(Ra
ndom Access Memory)等からなり、演算処理部11が、
後述する消去管理処理等を実行する際に必要となる情報
等を記憶する。
【0029】指示入力部14は、キーボードやマウス等
からなり、管理者等に操作され、所定の指示情報等を入
力する。例えば、指示入力部14は、消去プログラムの
消去パターン(消去方式や回数・固定値等)を指定する
ための指示情報を入力し、演算処理部11に供給する。
【0030】画像処理部15は、グラフィックコントロ
ーラ等からなり、演算処理部11に制御され、表示部1
6に表示すべき所定の画像データを生成する。表示部1
6は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、
画像処理部15により生成された画像データに従って、
所定の画像(後述する管理画面等)を表示する。
【0031】FD(フレキシブルディスク)ドライブ装
置17は、演算処理部11に制御され、専用起動ディス
ク2に、消去プログラムを含まない起動データを書き込
む。例えば、FDドライブ装置17は、ブートプログラ
ム、NICドライバ、通信プログラム及び、シリアル番
号等からなる起動データを、専用起動ディスク2に書き
込む。
【0032】通信装置18は、モデムやルータ等からな
り、ネットワーク9等を介して接続された各利用者PC
3との間で、所定の情報を送受信する。例えば、通信装
置18は、利用者PC3から送られるMACアドレスや
シリアル番号等の情報を受信し、また、利用者PC3に
向けて消去プログラム等を送信する。
【0033】図1に戻って、専用起動ディスク2は、一
例として、FD(フレキシブルディスク)からなり、管
理PC1(FDドライブ装置17)にて、初期データが
書き込まれ、データ消去の対象となる利用者PC3(利
用者PC3を操作する一般社員等)に配布される。つま
り、利用者PC3に配布される専用起動ディスク2に
は、消去プログラムが記憶されておらず、ブートプログ
ラム、NICドライバ、通信プログラム及び、シリアル
番号等からなる起動データだけが記憶されている。そし
て、利用者PC3に挿入されて、電源投入されると(再
起動等でもよい)、利用者PC3を立ち上げ(起動さ
せ)、管理PC1から送られる消去プログラムを利用者
PC3にて受信させる。受信された消去プログラムは、
利用者PC3のメモリ内に一時的に記憶される(電源断
時や再起動時に消去される)。なお、消去プログラムが
利用者PC3にて実行され、専用起動ディスク2が不要
となった後には、専用起動ディスク2の起動データは、
使用不能状態に更新される。
【0034】利用者PC3(3a〜3e)は、通信機能
を備えた汎用の電子計算機等からなり、例えば、企業の
支社(支店)等に配置され、一般社員等により操作され
る。この利用者PC3は、機種等により多少の違いがあ
るものの、原則として、上述の図2に示す管理PC1の
構成と同一である。つまり、利用者PC3も、演算処理
部と、ハードディスクと、メモリと、指示入力部と、画
像処理部と、表示部と、FDドライブ装置と、通信装置
と、を含んで構成される。そして、ハードディスクに
は、OS(Operating System)やアプリケーションソフ
トウェアだけでなく、一般社員等による利用者PC3の
使用により蓄積された種々の情報が記憶されている。な
お、初期データの書き込まれた専用起動ディスク2が、
FDドライブ装置に挿入され、電源が投入されると(再
起動等でもよい)、専用起動ディスク2からブートプロ
グラム等が読み出されて利用者PC3が起動し、演算処
理部にて後述するデータ消去処理が実行される。つま
り、管理PC1から送られる消去プログラムが利用者P
C3のメモリに書き込まれた後に、消去プログラムが演
算処理部により実行されて、ハードディスクからデータ
が消去される。
【0035】以下、この発明の実施の形態にかかるデー
タ消去システムの動作について、図4等を参照して説明
する。図4は、管理PC1(演算処理部11)が実行す
る消去管理処理と、利用者PC3(同様に演算処理部)
が実行するデータ消去処理とを説明するためのフローチ
ャートである。
【0036】まず、管理PC1は、利用者PC3から起
動完了通知が送られるまで、後続処理を待機する(ステ
ップS11)。すなわち、ネットワーク9等を介して、
何れかの利用者PC3から起動完了通知が送られるま
で、管理PC1は、後続処理の実行を待機する。
【0037】一方、利用者PC3は、配布された専用起
動ディスク2が挿入された状態で、電源が投入され(再
起動等でもよい)、専用起動ディスク2により起動する
と、管理PC1にアクセスし、起動完了通知を送信する
(ステップS21)。例えば、利用者PC3は、起動が
完了したことを示す情報に、MACアドレス及び、シリ
アル番号を付加した起動完了通知を、ネットワーク9等
を介して管理PC1に送信する。
【0038】そして、管理PC1は、利用者PC3から
送られた起動完了通知を受信すると、利用者PC3の認
証を行う(ステップS12)。すなわち、管理PC1
は、起動完了通知に含まれるMACアドレス及び、シリ
アル番号の妥当性を、図3(a)に示す消去管理テーブ
ル121を参照して判別し、利用者PC3等の認証を行
う。
【0039】具体的に管理PC1は、図5に示すよう
に、MACアドレス及びシリアル番号に基づいて、利用
者PC3(3a,3c,3z等)の認証を行う。この場
合、利用者PC3aは、認証されるが、利用者PC3
c,3zは、認証されない。つまり、利用者PC3aで
は、MACアドレス(00:30:XX:10:24:XX)が、消去管
理テーブル121に登録されており、また、シリアル番
号(S/N0004)も対応して消去管理テーブル121に登
録されている(そして、消去区分も1である)ため、認
証される(認証:OK)。一方、利用者PC3cでは、
MACアドレス(00:40:XX:48:1C:XX)が、消去管理テ
ーブル121に登録されているが、シリアル番号(S/N0
004)が登録されていない(登録されているのは、S/N00
05である)。そのため、複製された専用起動ディスク2
が使用されたと判別され、認証されない(認証:N
G)。また、利用者PC3zでは、MACアドレス(0
0:99:XX:99:99:XX)が、消去管理テーブル121に登録
されていない。そのため、管理されていない端末(パソ
コン)がLAN8に接続されていると判別され、認証さ
れない(認証:NG)。
【0040】図4に戻って、管理PC1は、利用者PC
3を認証すると、管理者等から入力される消去パターン
等の指示情報を取得する(ステップS13)。例えば、
管理PC1は、図6に示すような管理画面を表示部16
に表示し、マウス等の指示入力部14を介して指示(選
択)される消去パターン(消去方式や回数・固定値の選
択情報等)を取得する。この際、セキュリティを高める
ために、管理者等の入力操作に制限を加えることも可能
である。例えば、管理者等の入力操作時に、複数人分の
パスワード入力等を求め、全てのパスワード入力が正確
になされないと、管理者等であっても、入力操作が行え
ないようにしてもよい。なお、上述のステップS12に
て利用者PC3の認証が行われなかった場合、管理PC
1は、そのまま、消去管理処理を終了する。
【0041】そして、管理PC1は、指示情報に従った
消去用プログラムを特定して、利用者PC3に向けて送
信する(ステップS14)。すなわち、管理PC1は、
図3(b)に示すような消去プログラム管理テーブルを
参照して、対象となる消去用プログラムをハードディス
ク12から読み出す。そして、読み出した消去用プログ
ラムを、ネットワーク9等を介して利用者PC3に送信
する。
【0042】一方、利用者PC3は、管理PC1から送
られた消去用プログラムを受信すると、受信した消去用
プログラムを自己のメモリに格納する(ステップS2
2)。すなわち、利用者PC3は、消去用プログラムを
自己のメモリに一時的に記憶する。そのため、電源断時
や再起動時には、消去用プログラムは消えてしまう(使
用できない)。
【0043】そして、利用者PC3は、メモリへの消去
用プログラムの格納を終えると、連動して、消去用プロ
グラムを実行して、ハードディスクのデータを消去する
(ステップS23)。すなわち、利用者PC3は、消去
用プログラムに従って、自己のハードディスク全体に、
消去方式に応じた新しいデータを数回上書きし、元デー
タ及びその所在を判別不能とすることにより、データの
完全消去(抹消)を実現する。
【0044】利用者PC3は、データの消去を終える
と、消去完了通知を生成して管理PC1に向けて送信す
ると共に、専用起動ディスク2を使用不能状態にする
(ステップS24)。例えば、利用者PC3は、データ
消去が完了したことを示す情報にMACアドレス等を付
加した消去完了通知を、管理PC1に送信する。そし
て、利用者PC3は、専用起動ディスク2に記録されて
いる起動データを、使用不能状態となるように更新す
る。その後、利用者PC3の電源OFF時や再起動時に
より、メモリ内に格納された消去用プログラムは消滅す
る。
【0045】管理PC1は、受信した消去完了通知に従
って、消去管理テーブル121等を更新する(ステップ
S15)。すなわち、利用者PC3は、図3(a)に示
す消去管理テーブルにおいて、消去完了通知に含まれる
MACアドレスに対応する消去区分及び、消去日時等を
更新する。つまり、対応する消去区分を9(消去済み)
とし、また、消去日時に現在日時をセットして、消去管
理テーブル121を更新する。
【0046】このように消去管理処理及び、データ消去
処理により、遠隔地等の利用者PC3から適切にデータ
を消去することができる。その際、管理PC1にて、利
用者PC3のデータ消去作業が一元管理することができ
るため、従来のように、作業員を現地(遠隔地等)に配
置する必要がない。また、適切な専用起動ディスク2を
対象の利用者PC3に挿入(装填)するだけでデータ消
去が行われるため、一般社員等の運用スキル等は、問題
とならない。つまり、対象となる利用者PC3の認証等
も管理PC1側にて行われ、消去パターン等の選定も管
理PC1側にて行われ、そして、データ消去の完了確認
も管理PC1側にて行われる。これにより、データ消去
ソフトウェアが正常に実行されないままパソコンがリサ
イクルされてしまったり、規定通りの消去方式が選択さ
れずに、他の消去方式にてデータ消去が実行されてしま
ったり、更に、誤って対象でないパソコンに対してデー
タ消去してしまったりするといった問題が生じないこと
となる。
【0047】また、データ消去ソフトウェアの管理も徹
底されるため、管理に不備が起こらない。つまり、利用
者PC3には、消去作業直前まで消去プログラムが送ら
れず、また、送られた消去プログラムがメモリに格納さ
れるが電源断や再起動時に消滅してしまう。このため、
消去プログラムの不正な拡散を防止できる。また、専用
起動ディスク2には起動データしか書き込まれていない
ため、配布された状態での不正コピーや不正使用が無駄
となる。そして、消去完了後には、専用起動ディスク2
の起動データが使用不可能状態に更新されるため、起動
すら行えないこととなり、同様に不正コピーや不正使用
が無駄となる。
【0048】上記の実施の形態では、1台の利用者PC
3毎に、データの消去を行う場合について説明したが、
複数台の利用者PC3を並行してデータの消去を行うよ
うにしてもよい。例えば、管理PC1にて複数台の利用
者PC3を同時期に認証し、各利用者PC3に並行して
消去プログラムを送信することにより、複数台の利用者
PC3にて同時期にデータの消去を行わせてもよい。
【0049】上記の実施の形態では、専用起動ディスク
2をFDとして説明したが、FD以外の記録媒体であっ
ても、書き換え可能であり、かつ、利用者PC3を起動
可能な記録媒体であれば、任意である。また、専用起動
ディスク2に特殊なフォーマットを施すことにより、複
製自体をも困難として、セキュリティを更に高めてもよ
い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パソコン等から適切にデータを消去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ消去システム
の一例を示す模式図である。
【図2】管理PCの構成の一例を示すブロックである。
【図3】管理PCのハードディスクに記憶される情報の
一例を示す模式図であって、(a)が消去管理テーブル
であり、(b)が消去プログラム管理テーブルである。
【図4】本発明の実施の形態に係る管理PCにて実行さ
れる消去管理処理及び、利用者PCにて実行されるデー
タ消去処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】利用者PCが認証される様子を説明するための
模式図である。
【図6】管理PCの表示部に表示される管理画面の一例
を示す模式図である。
【符号の説明】
1 管理PC 2 専用起動ディスク 3(3a〜3e) 利用者PC 8 LAN 9 ネットワーク 11 演算処理部 12 ハードディスク 13 メモリ 14 指示入力部 15 画像処理部 16 表示部 17 FDドライブ装置 18 通信装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書き換え自在な記憶装置に任意のデータを
    記憶する利用者端末と、該利用者端末を管理する管理サ
    ーバとが、ネットワークを介して接続されたデータ消去
    システムであって、 前記管理サーバは、 前記利用者端末がブートプログラムを記録した特定の記
    録媒体により起動したことを認証する認証手段と、 前記認証手段が前記利用者端末の起動を認証すると、前
    記利用者端末の記憶装置からデータを消去させるための
    消去プログラムを、前記利用者端末に向けて送信するプ
    ログラム送信手段と、を備え、 前記利用者端末は、 ブートプログラムを記憶した特定の記録媒体により起動
    した後に、前記プログラム送信手段によって前記管理サ
    ーバから送られる消去プログラムを受信するプログラム
    受信手段と、 前記プログラム受信手段が受信した消去プログラムを実
    行して、自己の記憶装置に記憶されているデータを消去
    するプログラム実行手段と、を備える、 ことを特徴とするデータ消去システム。
  2. 【請求項2】書き換え自在な記憶装置に任意のデータを
    記憶する利用者端末と、該利用者端末を管理する管理サ
    ーバとが、ネットワークを介して接続されたデータ消去
    システムであって、 前記管理サーバは、 前記利用者端末がブートプログラムを記憶した書き込み
    可能な特定の記録媒体により起動したことを認証する認
    証手段と、 前記認証手段が前記利用者端末の起動を認証すると、前
    記利用者端末の記憶装置に記憶されているデータの消去
    を前記利用者端末にて実行させるための消去プログラム
    を、前記利用者端末に向けて送信するプログラム送信手
    段と、 前記プログラム送信手段により送信された消去プログラ
    ムが前記利用者端末にて実行されて、前記利用者端末の
    記憶装置に記憶されているデータが消去されたことを判
    別する判別手段と、を備え、 前記利用者端末は、 ブートプログラムを記憶した特定の記録媒体により起動
    した後に、前記プログラム送信手段によって前記管理サ
    ーバから送られる消去プログラムを受信するプログラム
    受信手段と、 前記プログラム受信手段が受信した消去プログラムを、
    自己のメモリ内に格納するプログラム格納手段と、 前記プログラム格納手段が消去プログラムの格納を終え
    ると、連動して消去プログラムを実行し、自己の記憶装
    置に記憶されているデータを消去するプログラム実行手
    段と、 前記プログラム実行手段が消去プログラムの実行を終え
    ると、自己の記憶装置からデータが消去されたことを示
    す消去完了情報を、消去前記管理サーバに向けて送信す
    る完了情報送信手段と、を備える、 ことを特徴とするデータ消去システム。
  3. 【請求項3】前記利用者端末は、 前記プログラム実行手段がデータの消去を終えた後に、
    起動に使用した記録媒体を、使用不能状態となるように
    データ更新する更新手段を更に備える、 ことを特徴とする請求項2に記載のデータ消去システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記プログラム実行手段は、消去プログラ
    ムに従って、自己の記憶装置の記憶領域全体に渡り、所
    定データを所定回数だけ上書きすることにより、記憶装
    置に記憶されているデータを消去する、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のデータ消
    去システム。
  5. 【請求項5】ハードディスクに任意のデータを記憶する
    利用者端末と、該利用者端末を管理する管理サーバと
    が、ネットワークを介して接続されたデータ消去システ
    ムであって、 前記管理サーバは、 前記利用者端末がブートプログラムを記憶した特定のフ
    レキシブルディスクにより起動したことを認証し、 前記利用者端末の起動を認証した後に、前記利用者端末
    のハードディスクに記憶されているデータの消去を前記
    利用者端末にて実行させるための消去プログラムを、前
    記利用者端末に向けて送信し、 送信した消去プログラムが前記利用者端末にて実行され
    て、前記利用者端末のハードディスクに記憶されている
    データが消去されたことを判別し、 前記利用者端末は、 ブートプログラムを記憶した特定のフレキシブルディス
    クにより起動した後に、前記管理サーバから送られる消
    去プログラムを受信し、 受信した消去プログラムを自己のメモリ内に格納した後
    に、連動して消去プログラムを実行して、自己のハード
    ディスクに記憶されているデータを消去し、 消去プログラムの実行を終えると、ハードディスクから
    データが消去されたことを示す消去完了情報を、前記管
    理サーバに向けて送信する、 ことを特徴とするデータ消去システム。
  6. 【請求項6】書き換え自在な記憶装置に任意のデータを
    記憶する利用者端末とネットワークを介して接続された
    管理サーバであって、 前記利用者端末の記憶装置からデータを消去させるため
    の消去プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、 前記利用者端末がブートプログラムを記憶した特定の記
    録媒体により起動したことを認証する認証手段と、 前記認証手段が前記利用者端末の起動を認証すると、前
    記プログラム記憶手段に記憶された消去プログラムを、
    前記利用者端末に向けて送信するプログラム送信手段
    と、 前記プログラム送信手段により送信された消去プログラ
    ムが前記利用者端末にて実行され、前記利用者端末の記
    憶装置に記憶されているデータが消去されたことを判別
    する判別手段と、 を備えることを特徴とする管理サーバ。
  7. 【請求項7】書き換え自在な記憶装置に任意のデータを
    記憶する利用者端末とネットワークを介して接続された
    管理サーバであって、 前記利用者端末の記憶装置からデータを消去させるため
    の複数の消去プログラムを、複数の消去方式を規定する
    各消去パターン情報に対応付けて記憶するプログラム記
    憶手段と、 前記利用者端末がブートプログラムを記憶した特定の記
    録媒体により起動したことを認証する認証手段と、 前記認証手段により前記利用者端末の起動が認証された
    後に、任意の消去パターン情報を指定する情報指定手段
    と、 前記情報指定手段により指定された消去パターン情報に
    対応する消去プログラムを前記プログラム記憶手段から
    読み出すプログラム読み出し手段と、 前記プログラム読み出し手段により読み出された消去プ
    ログラムを前記利用者端末に向けて送信するプログラム
    送信手段と、 前記プログラム送信手段により送信された消去プログラ
    ムが前記利用者端末のメモリ内に格納された後、連動し
    て消去プログラムが実行されることにより、前記利用者
    端末の記憶装置に記憶されているデータが消去されたこ
    とを判別する判別手段と、 を備えることを特徴とする管理サーバ。
  8. 【請求項8】前記プログラム記憶手段は、記憶装置の記
    憶領域全体に渡り、所定データを所定回数だけ上書きす
    ることにより、記憶装置に記憶されているデータを消去
    するプログラムを記憶する、 ことを特徴とする請求項6又は7に記載の管理サーバ。
  9. 【請求項9】ハードディスクに任意のデータを記憶する
    利用者端末とネットワークを介して接続された管理サー
    バであって、 前記利用者端末がブートプログラムを記憶した特定のフ
    レキシブルディスクにより起動したことを認証し、 前記利用者端末の起動を認証した後に、所定の記憶部に
    記憶された消去プログラムを読み出し、 読み出した消去プログラムを前記利用者端末に向けて送
    信し、 前記プログラム送信手段により送信された消去プログラ
    ムが前記利用者端末のメモリ内に格納された後、連動し
    て消去プログラムが実行されることにより、前記利用者
    端末のハードディスクに記憶されているデータが消去さ
    れたことを判別する、 ことを特徴とする管理サーバ。
  10. 【請求項10】書き換え自在な記憶装置に任意のデータ
    を記憶する利用者端末と、該利用者端末を管理する管理
    サーバとが、ネットワークを介して接続されたシステム
    におけるデータ消去方法であって、 利用者端末がブートプログラムを記録した特定の記録媒
    体により起動したことを認証する認証ステップと、 前記認証ステップにて利用者端末の起動が認証される
    と、利用者端末の記憶装置からデータを消去させるため
    の消去プログラムを、管理サーバから利用者端末に向け
    て送信するプログラム送信ステップと前記プログラム送
    信ステップにて管理サーバから送信された消去プログラ
    ムを利用者端末にて受信するプログラム受信ステップ
    と、 前記プログラム受信ステップにて受信された消去プログ
    ラムを実行して、利用者端末の記憶装置に記憶されてい
    るデータを消去するプログラム実行ステップと、 を備えることを特徴とするデータ消去方法。
  11. 【請求項11】書き換え自在な記憶装置に任意のデータ
    を記憶する利用者端末とネットワークを介して接続され
    た管理サーバにおけるデータ消去方法であって、 利用者端末がブートプログラムを記憶した特定の記録媒
    体により起動したことを認証する認証ステップと、 前記認証ステップにて利用者端末の起動が認証される
    と、所定の記憶部に記憶された利用者端末の記憶装置か
    らデータを消去させるための消去プログラムを、利用者
    端末に向けて送信するプログラム送信ステップと、 前記プログラム送信ステップにて送信された消去プログ
    ラムが利用者端末にて実行され、利用者端末の記憶装置
    に記憶されているデータが消去されたことを判別する判
    別ステップと、 を備えることを特徴とするデータ消去方法。
  12. 【請求項12】書き換え自在な記憶装置に任意のデータ
    を記憶する利用者端末とネットワークを介して接続され
    たコンピュータに、利用者端末がブートプログラムを記
    憶した特定の記録媒体により起動したことを認証する認
    証ステップと、前記認証ステップにて利用者端末の起動
    が認証されると、所定の記憶部に記憶された利用者端末
    の記憶装置からデータを消去させるための消去プログラ
    ムを、利用者端末に向けて送信するプログラム送信ステ
    ップと、前記プログラム送信ステップにて送信された消
    去プログラムが利用者端末にて実行され、利用者端末の
    記憶装置に記憶されているデータが消去されたことを判
    別する判別ステップとを実行させるためのプログラム。
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