JP3958245B2 - 機能有効化記録媒体、機能有効化装置、制御装置、及び機能有効化システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体、特に制御装置の無効化されている特定機能を有効化する際に用いられる機能有効化記録媒体に関する。また、機能有効化記録媒体が用いられる制御装置、さらにそれらが用いられる機能有効化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ビルなどの建物に設置された設備機器(空調機器、照明機器、給湯機器など)の管理を行う管理制御装置が知られている。この管理制御装置は、設備機器に関する機器情報を取得して、さらに制御を行う。また、管理制御装置は、機器情報に基づいた処理を行って出力を行うこともある。
【0003】
また、管理制御装置の標準機能の他に、付加的な特定機能を行わせることが可能な場合がある。特定機能を提供するために、管理制御装置にこの特定機能を後付けしたり、予め無効化された特定機能を有効化させたりすることになどが挙げられる。
上記の管理制御装置の場合と同様に、一般に制御装置において標準機能以外の特定機能が実行可能となると、多機能化することにより制御装置の付加価値が向上する事になる。このため、特定機能を付加させる手段が複製されると、様々な面でダメージを受ける。よって、従来から手段の複製化を妨げる手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特定機能が予め制御装置に無効化されて備えられており、特定機能の有効化手段を用いることにより有効化される場合がある。このような場合に、悪意を持った利用者などが特定機能の有効化手段を複製して、対価を支払うことなく本人又は他者の制御装置の特定機能を有効化する事もあり得る。このような行為が行われると、特定機能を有効化することにより利益を得ている正規の業者に対して悪影響を及ぼすことになる。
【0005】
例えば、特定機能を有効化する有効化手段が記録されている記録媒体を用いて制御装置の特定機能を有効化する場合には、悪意を持った者が有効化手段を他の記録媒体に複製し、複製記録媒体を販売して利益を得るおそれや、その者が自ら複製記録媒体を用いて特定機能を有効化する活動を行うおそれがある。
このため、このような場合には、有効化手段を記録した記録媒体から複製を行わせない何らかの方策を講じる必要がある。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−258462号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特定機能を有効化する有効化手段を実行する際に、記録媒体の有効化手段を削除することにより、有効化手段の複製を防ぐことがある。
しかし、この場合にも、有効化手段を用いる前に有効化手段の複製を作成することが可能であるため、悪意を持った複製を防ぐことができないことになる。
【0008】
本発明の課題は、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を制御装置の外部から不正に有効化することを妨げることができ、特定機能に関して設備機器を管理することができる機能有効化記録媒体を提供することにある。本発明の別の課題は、前掲の機能有効化記録媒体により特定機能を有効化する制御装置を提供することにある。さらに、本発明の別の課題は、これらの機能有効化記録媒体及び制御装置を備えた機能有効化システムを提供することにある。
【0009】
請求項1に記載の機能有効化記録媒体は、制御装置の無効化されている特定機能を有効化する為に用いる機能有効化記録媒体であって、読取不能領域と読取可能領域とを備える。読取不能領域は、汎用読取装置で読取不能な領域である。読取不能領域には、媒体起動手段が記録されている。媒体起動手段は、制御装置の起動時に読み込まれて実行される。読取可能領域は、汎用読取装置で読取可能な領域である。読取可能領域には、有効化手段が記録されている。媒体起動手段は、制御装置に読み込まれて実行されることにより、読取可能領域に記録される有効化手段を制御装置に読み込ませて実行させる。有効化手段は、制御装置に読み込まれて実行されることにより、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効にすると共に読取不能領域に記録される媒体起動手段を消去する。特定機能は、制御装置の記録部に無効化されて記録されている。制御装置は、機器管理装置である。機器管理装置は、設備機器の管理を行う。
【0010】
制御装置は、機器管理装置であり、設備機器の管理を行う。制御装置の記録部には、特定機能が当初無効化されて記録されている。制御装置において媒体起動手段が読み込まれて実行された後に有効化手段が読み込まれて実行されることにより、制御装置に記録されている特定機能が有効化される。
ここでは、有効化手段が制御装置に読み込まれて実行されることにより、制御装置に記録されている特定機能が有効化され、さらに機能有効化記録媒体に記録される媒体起動手段が消去される。
【0011】
有効化手段は、制御装置において媒体起動手段が読み込まれて実行されることにより実行可能な手段である。すなわち、読取不能領域から媒体起動手段が消去されると、有効化手段を実行できず、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効にすることが不可能になる。
また、媒体起動手段は、汎用読取装置で読取不能な読取不能領域に記録されている。このため、汎用読取装置において他の記録媒体に有効化手段などを複製しても、媒体起動手段が複製されていないため、有効化手段が実行できず、制御装置に記録されている特定機能を有効化できないことになる。
【0012】
以上により、媒体起動手段の複製を防ぐ事が可能となり、有効化手段の実行を防ぐことができるため、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が制御装置の外部から不正に有効化されることを妨げることができ、特定機能に関して設備機器を管理することができる。
【0013】
なお、有効化手段は、制御装置で実行されることにより、媒体起動手段を消去するが、併せて機能有効化記録媒体の有効化手段を消去してもよい。この場合には、さらに有効化手段の複製をも妨げることが可能となるため、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
また、特定機能は、設備機器の管理を行うための機能であり、例えば複数の設備機器に対する電力按分機能、スケジュール機能、連動制御機能、デマンド制御機能、省エネ制御機能、追加的な計測機能(パルス入力、発停などの回数カウント)、WEBサーバ機能などである。
【0014】
さらに、機能有効化記録媒体は、記録の消去が可能な記録媒体であり、例えば、メモリカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、リムーバブルハードディスクドライブ、書換可能な光ディスク(CD−RW、DVD−RW、DVD−RAM等)などである。
請求項2に記載の機能有効化記録媒体は、請求項1に記載の機能有効化記録媒体であって、有効化手段は、制御装置に読み込まれて実行されることにより、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効にすると共に読取不能領域に記録される媒体起動手段及び読取可能領域に記録される有効化手段を消去する。
【0015】
ここでは、有効化手段が制御装置に読み込まれて実行されることにより、読取不能領域に記録される媒体起動手段が消去されるのに加えて、読取可能領域に記録される有効化手段も消去される。これにより、有効化手段の複製をも妨げることが可能となるため、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
【0016】
請求項3に記載の機能有効化記録媒体は、請求項1に記載の機能有効化記録媒体であって、有効化手段は、有効化OSと有効化プログラムとを有する。有効化OSは、制御装置のオペレーティングシステム(OS)である。有効化プログラムは、有効化OS上で実行される。媒体起動手段は、制御装置に読み込まれて実行されることにより、読取可能領域に記録される有効化OSを制御装置に読み込ませて実行させる。有効化OSは、制御装置に読み込まれて実行されることにより、読取可能領域に記録される有効化プログラムを制御装置に読み込ませて実行させる。有効化プログラムは、制御装置に読み込まれて実行されることにより、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効にすると共に読取不能領域に記録される媒体起動手段を消去し、さらに読取可能領域に記録される有効化OSを消去する。
【0017】
ここでは、有効化手段が有効化OSと有効化プログラムとを有している。有効化プログラムは、制御装置において有効化OSが実行されることにより実行可能なプログラムであり、制御装置の通常稼動時には実行できない。すなわち、有効化OSが消去されると、有効化プログラムを実行できず、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効にすることが不可能になる。以上により、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が不正に有効化されることを妨げることが可能となる。
なお、有効化プログラムは、制御装置で実行されることにより、機能有効化記録媒体の有効化OSを消去するが、併せて機能有効化記録媒体の有効化プログラムを消去してもよい。この場合には、さらに有効化プログラムの複製をも妨げることが可能となるため、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
【0018】
請求項4に記載の機能有効化記録媒体は、請求項1から3のいずれか1項に記載の機能有効化記録媒体であって、機能有効化記録媒体がメモリカードである。また、汎用読取装置は、メモリカードを読取可能である汎用コンピュータである。
【0019】
ここでは、機能有効化記録媒体がメモリカードであるため、汎用コンピュータで読取不能な読取不能領域を確実に設けることが可能となる。
請求項5に記載の機能有効化装置は、制御装置の無効化されている特定機能を有効化する為に用いる機能有効化装置であって、記憶部と被接続部とを備える。被接続部は、制御装置及び汎用読取装置に接続可能である。記憶部は、読取不能領域と読取可能領域とを有する。読取不能領域は、汎用読取装置からの読取が不能である。読取可能領域は、汎用読取装置からの読取が可能である。読取不能領域には、装置起動手段が記憶されている。装置起動手段は、制御装置の起動時に読み込まれて実行される。読取可能領域には、有効化手段が記憶されている。装置起動手段は、制御装置に読み込まれて実行されることにより、読取可能領域に記憶される有効化手段を制御装置に読み込ませて実行させる。有効化手段は、制御装置に読み込まれて実行されることにより、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効にすると共に読取不能領域に記憶される装置起動手段を消去する。特定機能は、制御装置の記録部に無効化されて記録されている。制御装置は、機器管理装置である。機器管理装置は、設備機器の管理を行う。
【0020】
制御装置は、機器管理装置であり、設備機器の管理を行う。制御装置の記録部には、特定機能が当初無効化されて記録されている。制御装置において装置起動手段が読み込まれて実行された後に有効化手段が読み込まれて実行されることにより、制御装置に記録されている特定機能が有効化される。
ここでは、有効化手段が制御装置に読み込まれて実行されることにより、制御装置に記録されている特定機能が有効化され、さらに機能有効化装置に記録される装置起動手段が消去される。
【0021】
有効化手段は、制御装置において装置起動手段が読み込まれて実行されることにより実行可能な手段である。すなわち、読取不能領域から装置起動手段が消去されると、有効化手段を実行できず、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効にすることが不可能になる。
また、装置起動手段は、汎用読取装置で読取不能な読取不能領域に記録されている。このため、汎用読取装置において有効化手段などを他の装置に複製しても、装置起動手段が複製されていないため、有効化手段が実行できず、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効化できないことになる。
【0022】
以上により、装置起動手段の複製を防ぐ事が可能となり、有効化手段の実行を防ぐことができるため、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が制御装置の外部から不正に有効化されることを妨げることができ、特定機能に関して設備機器を管理することができる。
なお、有効化手段は、制御装置で実行されることにより、装置起動手段を消去するが、併せて機能有効化装置の有効化手段を消去してもよい。この場合には、さらに有効化手段の複製をも妨げることが可能となるため、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
【0023】
請求項6に記載の制御装置は、無効化された特定機能を有する制御装置であって、媒体読取部と記録部と処理部とを備える。媒体読取部は、機能有効化記録媒体を読み取り可能である。機能有効化記録媒体には、媒体起動手段と有効化手段とが記録されている。記録部は、少なくとも通常起動手段を記録する。処理部は、通常起動手段及び装置起動手段のいずれかを実行する。媒体起動手段は、機能有効化記録媒体の読取不能領域に記録されている。読取不能領域は、汎用読取装置で読取不能な領域である。有効化手段は、機能有効化記録媒体の読取可能領域に記録されている。読取可能領域は、汎用読取装置で読取可能な領域である。処理部は、起動時において、媒体読取部に機能有効化記録媒体がある場合に機能有効化記録媒体の媒体起動手段を読み込んで実行する。処理部は、起動時において、媒体読取部に機能有効化記録媒体が無い場合に記録部の通常起動手段を読み込んで実行する。媒体起動手段は、処理部に読み込まれて実行されることにより、媒体読取部を介して有効化手段を読み込ませると共に処理部に有効化手段を読み込ませて実行させる。有効化手段は、処理部に読み込まれて実行されることにより、特定機能を有効にすると共に機能有効化記録媒体に記録される媒体起動手段を消去する。特定機能は、記録部に無効化されて記録されている。制御装置は、機器管理装置である。機器管理装置は、設備機器の管理を行う。
【0024】
制御装置は、機器管理装置であり、設備機器の管理を行う。制御装置の記録部には、特定機能が当初無効化されて記録されている。機能有効化記録媒体が媒体読取部に接続されている場合に、媒体読取部で読み取られた媒体起動手段が処理部で実行されて、有効化手段が読み込まれて実行されることにより、制御装置に記録されている特定機能が有効化される。機能有効化記録媒体が媒体読取部に接続されていない場合には、記録部の通常起動手段が読み込まれて処理部で処理されることにより、通常起動が行われる。
【0025】
ここでは、有効化手段が処理部で実行されることにより、制御装置に記録されている特定機能が有効化され、さらに機能有効化記録媒体に記録される媒体起動手段が消去される。
有効化手段は、制御装置の処理部において、媒体起動手段が実行されることにより実行可能な手段である。すなわち、読取不能領域から媒体起動手段が消去されると、有効化手段を実行できず、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効にすることが不可能になる。
【0026】
また、媒体起動手段は、汎用読取装置で読取不能な読取不能領域に記録されている。このため、汎用読取装置において他の記録媒体に有効化手段などを複製しても、媒体起動手段が複製されていないため、有効化手段が実行できず、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効化できないことになる。
以上により、媒体起動手段の複製を防ぐ事が可能となり、有効化手段の実行を防ぐことができるため、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が制御装置の外部から不正に有効化されることを妨げることができ、特定機能に関して設備機器を管理することができる。
【0027】
なお、有効化手段は、処理部で実行されることにより、媒体起動手段を消去するが、併せて機能有効化記録媒体の有効化手段を消去してもよい。この場合には、さらに有効化手段の複製化をも妨げることが可能となるため、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
また、機能有効化記録媒体は、記録の消去が可能な記録媒体である。例えば、メモリカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、リムーバブルハードディスクドライブ、書換可能な光ディスク(CD−RW、DVD−RW、DVD−RAM等)などが挙げられる。
【0028】
請求項7に記載の制御装置は、請求項6に記載の制御装置であって、有効化手段は、処理部に読み込まれて実行されることにより、特定機能を有効にすると共に機能有効化記録媒体に記録される媒体起動手段及び有効化手段を消去する。
ここでは、有効化手段が処理部で実行されることにより、機能有効化記録媒体の読取不能領域に記録される媒体起動手段が消去されるのに加えて、機能有効化記録媒体の読取可能領域に記録される有効化手段も消去される。これにより、有効化手段の複製をも妨げることが可能となるため、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
【0029】
請求項8に記載の制御装置は、請求項6に記載の制御装置であって、有効化手段は、有効化OSと有効化プログラムとを有する。有効化OSは、制御装置のオペレーティングシステム(OS)である。有効化プログラムは、有効化OS上で実行される。媒体起動手段は、処理部に読み込まれて実行されることにより、読取可能領域に記録される有効化OSを処理部に読み込ませて実行させる。有効化OSは、処理部に読み込まれて実行されることにより、読取可能領域に記録される有効化プログラムを処理部に読み込ませて実行させる。有効化プログラムは、処理部に読み込まれて実行されることにより、特定機能を有効にすると共に読取不能領域に記録される媒体起動手段を消去し、さらに読取可能領域に記録される有効化OSを消去する。
【0030】
ここでは、有効化手段が有効化OSと有効化プログラムとを有している。有効化プログラムは、処理部において有効化OSが実行されることにより実行可能なプログラムであり、制御装置の通常稼動時には実行できない。すなわち、有効化OSが消去されると、有効化プログラムを実行できず、無効化されている制御装置の特定機能を有効にすることが不可能になる。以上により、制御装置の特定機能が不正に有効化されることを妨げることが可能となる。
【0031】
なお、有効化プログラムは、処理部で実行されることにより、機能有効化記録媒体の有効化OSを消去するが、併せて機能有効化記録媒体の有効化プログラムを消去してもよい。この場合には、さらに有効化プログラムの複製化をも妨げることが可能となるため、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
【0032】
請求項9に記載の制御装置は、無効化された特定機能を有する制御装置であって、接続部と記録部と処理部とを備える。接続部は、機能有効化装置と接続する。機能有効化装置は、装置起動手段と有効化手段とを記憶する。記録部は、少なくとも通常起動手段を記録する。処理部は、通常起動手段及び装置起動手段のいずれかを実行する。機能有効化装置は、記憶部を有する。記憶部は、読取不能領域と読取可能領域とが設けられる。読取不能領域は、汎用読取装置に接続された際に、汎用読取装置からの読取が不能である。読取可能領域は、汎用読取装置に接続された際に、汎用読取装置からの読取が可能である。装置起動手段は、読取不能領域に記憶されている。有効化手段は、読取可能領域に記憶されている。処理部は、起動時において、接続部に機能有効化装置が接続されている場合に機能有効化装置の装置起動手段を読み込んで実行する。処理部は、起動時において、接続部に機能有効化装置が接続されていない場合に記録部の通常起動手段を読み込んで実行する。装置起動手段は、処理部に読み込まれて実行されることにより、接続部を介して有効化手段を読み込ませると共に処理部に有効化手段を読み込ませて実行させる。有効化手段は、処理部に読み込まれて実行されることにより、特定機能を有効にすると共に機能有効化装置に記憶される装置起動手段を消去する。特定機能は、記録部に無効化されて記録されている。制御装置は、機器管理装置である。機器管理装置は、設備機器の管理を行う。
【0033】
制御装置は、機器管理装置であり、設備機器の管理を行う。制御装置の記録部には、特定機能が当初無効化されて記録されている。機能有効化装置が接続部に接続されている際に、接続部を介して読み取られた装置起動手段が処理部で実行されることにより、有効化手段が実行されて、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が有効化される。機能有効化装置が接続部に接続されていない場合には、記録部の通常起動手段が読み込まれて処理部で処理されることにより、通常起動が行われる。
【0034】
ここでは、有効化手段が処理部で実行されることにより、制御装置に記録されている特定機能が有効化され、さらに機能有効化装置に記録される装置起動手段が消去される。
有効化手段は、制御装置の処理部において、装置起動手段が実行されることにより実行可能な手段である。すなわち、読取不能領域から装置起動手段が消去されると、有効化手段を実行できず、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効にすることが不可能になる。
【0035】
また、装置起動手段は、汎用読取装置で読取不能な読取不能領域に記録されている。このため、汎用読取装置において他の装置に有効化手段などを複製しても、装置起動手段が複製されていないため、有効化手段が実行できず、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効化できないことになる。
以上により、装置起動手段の複製を防ぐ事が可能となり、有効化手段の実行を防ぐことができるため、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が制御装置の外部から不正に有効化されることを妨げることができ、特定機能に関して設備機器を管理することができる。
【0036】
なお、有効化手段は、処理部で実行されることにより、装置起動手段を消去するが、併せて機能有効化装置の有効化手段を消去してもよい。この場合には、さらに有効化手段の複製をも妨げることが可能となるため、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
【0037】
請求項10に記載の機能有効化システムは、制御装置と機能有効化記録媒体とを備える。制御装置は、無効化された特定機能を有する。機能有効化記録媒体は、有効化手段が記録される。有効化手段は、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効化する。機能有効化記録媒体は、読取不能領域と読取可能領域とを有する。読取不能領域は、汎用読取装置で読取不能な領域である。読取不能領域には、媒体起動手段が記録される。媒体起動手段は、制御装置の起動時に読み込まれて実行される。読取可能領域は、汎用読取装置で読取可能な領域である。読取可能領域には、有効化手段が記録される。媒体起動手段は、制御装置に読み込まれて実行されることにより、有効化手段を制御装置に読み込ませて実行させる。有効化手段は、制御装置に読み込まれて実行されることにより、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効にすると共に機能有効化記録媒体に記録される媒体起動手段を消去する。特定機能は、制御装置の記録部に無効化されて記録されている。制御装置は、機器管理装置である。機器管理装置は、設備機器の管理を行う。
【0038】
制御装置は、機器管理装置であり、設備機器の管理を行う。制御装置の記録部には、特定機能が当初無効化されて記録されている。制御装置において媒体起動手段が読み込まれて実行された後に有効化手段が読み込まれて実行されることにより、制御装置に記録されている特定機能が有効化される。
ここでは、有効化手段が制御装置に読み込まれて実行されることにより、制御装置に記録されている特定機能が有効化され、さらに機能有効化記録媒体に記録される媒体起動手段が消去される。
【0039】
有効化手段は、制御装置において媒体起動手段が読み込まれて実行されることにより実行可能な手段であり、制御装置の通常稼動時には実行できない。すなわち、読取不能領域から媒体起動手段が消去されると、有効化手段を実行できず、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効にすることが不可能になる。
【0040】
また、媒体起動手段は、汎用読取装置で読取不能な読取不能領域に記録されている。このため、汎用読取装置で読み取った情報に基づいて他の記録媒体に有効化手段などを複製しても、媒体起動手段が複製されていないため、制御装置に記録されている特定機能を有効化できないことになる。
【0041】
以上により、媒体起動手段の複製を防ぐ事が可能となり、有効化手段の実行を防ぐことができるため、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が制御装置の外部から不正に有効化されることを妨げることができ、特定機能に関して設備機器を管理することができる。
なお、有効化手段は、制御装置で実行されることにより、媒体起動手段を消去するが、併せて機能有効化記録媒体の有効化手段を消去してもよい。この場合には、さらに有効化手段の複製をも妨げることが可能となるため、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
【0042】
また、特定機能は、設備機器の管理を行うための機能であり、例えば複数の設備機器に対する電力按分機能、スケジュール機能、連動制御機能、デマンド制御機能、省エネ制御機能、追加的な計測機能(パルス入力、発停などの回数カウント)、WEBサーバ機能などである。
さらに、機能有効化記録媒体は、記録の消去が可能な記録媒体である。例えば、メモリカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、リムーバブルハードディスクドライブ、書換可能な光ディスク(CD−RW、DVD−RW、DVD−RAM等)などが挙げられる。
【0043】
請求項11に記載の機能有効化システムは、請求項10に記載の機能有効化システムであって、有効化手段は、制御装置に読み込まれて実行されることにより、制御装置に無効化されて記録されている特定機能を有効にすると共に機能有効化記録媒体に記録される媒体起動手段及び有効化手段を消去する。
【0044】
ここでは、有効化手段が制御装置に読み込まれて実行されることにより、機能有効化記録媒体の読取不能領域に記録される媒体起動手段が消去されるのに加えて、機能有効化記録媒体の読取可能領域に記録される有効化手段も消去される。これにより、有効化手段の複製をも妨げることが可能となるため、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態に係る空調機管理システムのブロック図を図1に示す。
この空調機管理システムは、所定場所(建物内など)に設置される複数の空気調和装置1をコントローラ2により制御・管理すると共に、遠隔地に設けられている管理サーバ3において空気調和装置1の管理を行うシステムである。
【0046】
<全体の構成>
空調機管理システムは、主に、複数の空気調和装置1、コントローラ2、管理サーバ3により構成されている。
空気調和装置1は、通信線6を介してコントローラ2に接続されている。空気調和装置1は、コントローラ2からの制御指令に基づいて、室内の空気調和(暖房、冷房、除湿など)を行う。また、空気調和装置1は、機器状態をコントローラ2に送信する。機器状態としては、機器の運転状態や、室内の温度や湿度などの情報を含む。空気調和装置1には、機器状態を取得するための図示しないセンサ類(温度センサ、湿度センサ等)が設けられている。空気調和装置1は、空気調和を行う対象となる室内の壁面や天井などに設けられる室内機4と、室外に設置される室外機5とから構成される。なお、1台の室外機5を複数の室内機4に接続することが可能である。
【0047】
コントローラ2は、通信線6を介して接続される複数の空気調和装置1を制御及び管理する。コントローラ2は、通信部11、記録部12、送受信部13、処理部14、及び記録媒体読取部15を有する。
通信部11は、通信線6を介して複数の空気調和装置1と接続されており、空気調和装置1から送信される機器情報を受信し、また空気調和装置1を制御する制御信号を送信する。
【0048】
記録部12は、機器情報の記録、管理サーバ3から受信する情報の記録などを行う。また、記録部12には、コントローラ2の起動時に処理部14において実行されるブートローダ21、コントローラ2のオペレーティングシステムであるOS22、コントローラ2の処理プログラムであるプログラム23が記録されている。ブートローダ21は、処理部14で実行されることにより、OS22の読み取りと実行を行わせる。なお、OS22は、プログラム23のみの実行が可能であり、他のプログラムの実行ができない。
【0049】
送受信部13は、ネットワーク7を介して管理サーバ3と接続されており、空気調和装置1の機器情報などを送信する。また、管理サーバ3から送信される情報を受信する。
処理部14は、コントローラ2の各種処理を行い、また空気調和装置1や管理サーバ3からの各種情報を処理する。さらに詳しく説明すると、処理部14は、記録部12のOS22を実行し、このOS22上でプログラム23を実行することにより、各種処理の実行を行う。各種処理としては、空気調和装置1の出力や設定温度・湿度の変更、省エネルギー運転の設定などが挙げられる。また、コントローラ2の利用者に対する入出力処理(空気調和装置1への制御入力受付、空気調和装置1の状態表示など)も行う。なお、このプログラム23は、初期的に無効化されている特定機能を有している。特定機能は、コントローラ2の標準機能以外の機能であり、記録部12に特定機能有効化ファイルが設けられることにより有効化されて処理部14で実行可能となる。この特定機能としては、例えば空気調和装置1の電力按分機能が挙げられる。電力按分機能は、空気調和装置1の室内機4が空気調和する部屋ごとや室内機4ごと、などにおける電力消費量の按分を行う。
【0050】
記録媒体読取部15は、メモリカードである記録媒体30が接続されることにより、記録媒体30の読み書きを行う。記録媒体30には、記録部12に記録される情報の書込(バックアップ)を行うことができる。
記録媒体30は、コントローラ2の起動時に優先的に読み取りが行われる読取優先領域31と、コントローラ2の通常動作時に読み書きが可能である読取可能領域32とから構成されている。なお、読取優先領域31は、汎用のパーソナルコンピュータなどでは読取及び書込ができない読取不能領域である。
【0051】
特に、コントローラ2の起動時に、特別な記録媒体30である有効化記録媒体30aを記録媒体読取部15に接続することで、記録部12に特定機能有効化ファイルが設けられ、プログラム23の特定機能を有効化する事ができる。
有効化記録媒体30aには、読取優先領域31に有効化ブートローダ41が記録されており、また読取可能領域32に有効化OS42と有効化プログラム43とが記録されている。有効化プログラム43は、有効化OS42の実行下でのみ実行可能なプログラムである。この有効化プログラム43が処理部14で実行されることにより、記録部12に特定機能有効化ファイルが設けられる。これにより、プログラム23の特定機能を利用することが可能となる。
【0052】
なお、有効化プログラム43は、処理部14で実行されると、有効化記録媒体30aの有効化ブートローダ41と有効化OS42とを削除する。これにより、既に使用された有効化記録媒体30aの有効化プログラム43が処理部14で実行されなくなるため、他のコントローラ2のプログラム23の特定機能が有効になることを妨げることができる。
【0053】
<動作>
〔通常動作〕
空調機管理システムの通常動作について説明する。
空気調和装置1の機器状態は、通信線6を介してコントローラ2に送信される。
【0054】
コントローラ2の通信部11で受信された空気調和装置1の機器状態は、処理部14で実行されるプログラム23により各種処理がなされる。この各種処理に基づいて、コントローラ2の通信部11から空気調和装置1に制御指令が送信される。この制御指令を受けた空気調和装置1は、制御指令に基づいて室内の空気調和を行う。
【0055】
また、空気調和装置1の機器状態は、記録部12に記録される。記録部12に記録された機器状態のデータは、記録媒体読取部15に接続された記録媒体30の読取可能領域32に記録できる。
さらに、空気調和装置1の機器状態や処理部14で処理された情報などは、送受信部からネットワーク7を経て管理サーバ3に送信される。管理サーバ3では、コントローラ2から受信した各種情報に基づいて、空気調和装置1の管理を行う。
【0056】
〔起動時〕
コントローラ2の起動プロセスについて、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。ここで、コントローラ2の起動時に、有効化記録媒体30aが記録媒体読取部15に接続されていると、プログラム23の特定機能が有効化される。
【0057】
コントローラ2が起動を開始すると、ステップS1において、記録媒体読取部15に記録媒体30が接続されているか否かを判断する。記録媒体30が接続されていない場合には、ステップS2へ移行し、接続されている場合には、ステップS11へ移行する。
ステップS2では、記録部12に記録されるブートローダ21の読み取りを行う。続いて、ステップS3において、ブートローダ21が処理部14で実行される。これにより、記録部12に記録されるOS22の読み取りが行われる。
【0058】
ステップS4では、ステップS3で読み取られたOS22が処理部14で実行される。これにより、記録部12に記録されるプログラム23が読み取られる。
ステップS5では、ステップS4で読み取られたプログラム23が処理部14で実行される。これにより、利用者に対する入出力処理を行うことが可能となる。以上で、記録媒体30が記録媒体読取部15に接続されていない、通常時におけるコントローラ2の起動が終了する。これ以降は、処理部14で実行されるプログラム23により各種処理が行われる。
【0059】
一方、記録媒体読取部15に記録媒体30が接続されていると、ステップS11において、記録媒体30の読取優先領域31に有効化ブートローダ41が記録されているか否か、換言すると記録媒体読取部15に接続されている記録媒体30が有効化記録媒体30aであるか否か、を確認する。読取優先領域31に有効化ブートローダ41が記録されている場合には、ステップS12に移行する。有効化ブートローダ41が記録されていない場合には、記録媒体30が記録部12の情報のバックアップ用であるとみなし、ステップS2に移行して通常の起動を行う。
【0060】
ステップS12では、有効化記録媒体30aの読取優先領域31の有効化ブートローダ41の読み取りを行う。続いて、ステップS13では、有効化ブートローダ41が処理部14で実行される。これにより、有効化記録媒体30aの読取可能領域32の有効化OS42の読み取りが行われる。
ステップS14では、ステップS13で読み取られた有効化OS42が処理部14で実行される。これにより、有効化記録媒体30aの読取可能領域32の有効化プログラム43の読取が行われる。
【0061】
ステップS15では、ステップS14で読み取られた有効化プログラム43が処理部14で実行される。また、これに併せて、有効化記録媒体30aの有効化ブートローダ41と有効化OS42とを削除する。
この後に、コントローラ2は、再起動がなされる。再起動後に通常の起動を行ったコントローラ2は、記録部12に有効化ファイルが設けられているため、プログラム23の特定機能を利用することが可能となる。
【0062】
<特徴>
本実施形態に係る空調機管理システムでは、コントローラ2の処理部14で実行されるプログラム23が無効化された特定機能を有している。この特定機能は、コントローラ2の起動時に有効化記録媒体30aを記録媒体読取部15に接続することで有効化することができる。
【0063】
さらに詳細に説明すると、有効化記録媒体30aの読取可能領域32に記録される有効化プログラム43を処理部14で実行すると記録部12に特定機能有効化ファイルが設けられるため、プログラム23の特定機能を有効化することができる。
ここで、特定機能が有効化されたコントローラ2は、付加価値が向上する。このため、有効化プログラム43を不正に複製して他のコントローラ2の処理部14で実行されると、他のコントローラ2のプログラム23の特定機能を有効化されるおそれが生じる。
【0064】
このようなおそれを抑えるために、本実施形態の有効化プログラム43は、以下のように設定されている。
有効化プログラム43が処理部14で実行されると、有効化記録媒体30aの有効化ブートローダ41及び有効化OS42とが削除される。有効化ブートローダ41と有効化OS42とが削除された有効化記録媒体30aの有効化プログラム43を実行することはできない。なぜなら、有効化プログラム43は有効化OS42が処理部14で実行されているときに実行可能なプログラムであり、さらに有効化OS42は有効化ブートローダ41により読み取りが行われるため、処理部14で有効化プログラム43を実行するためには、有効化ブートローダ41と有効化OS42とが処理部で実行される必要が生じる。これにより、有効化記録媒体30aにより特定機能を有効化できるコントローラ2は、1台限りとすることができる。
【0065】
また、以上から、不正に複製された有効化プログラム43を処理部14で実行させるためには、複製された有効化プログラム43が記録される記録媒体30に有効化ブートローダ41及び有効化OS42が複製されている必要がある。しかし、有効化ブートローダ41が記録されている読取優先領域31は、汎用のパーソナルコンピュータなどでは読取及び書込ができない読取不能領域である。このため、有効化ブートローダ41を他の記録媒体30に複製することができない。
【0066】
さらに、通常動作時、すなわちコントローラ2でOS22が動作している状況では、プログラム23のみの実行が可能となっている。このため、他のプログラムの実行ができず、有効化プログラム43の実行も不可能となっている。
以上のように、コントローラ2のプログラム23の特定機能を不正に有効化されることを妨げることが可能となる。
【0067】
<他の実施例>
(a)
本実施形態に係る空調機管理システムのコントローラ2において、処理部14で有効化プログラム43が実行されると、有効化記録媒体30aの有効化ブートローダ41と有効化OS42とが削除される。ここで、有効化プログラム43が処理部14で実行された際に、有効化記録媒体30aの有効化ブートローダ41のみが削除されても良い。有効化ブートローダ41が存在しないと有効化OS42が読み取られないため、有効化OS42が実行されないことになり、結果として有効化プログラム43を処理部14で実行することができなくなるためである。
【0068】
また、処理部14で有効化プログラム43が実行された際に、有効化記録媒体30aに記録されている全ての情報、すなわち有効化ブートローダ41、有効化OS42、及び有効化プログラム43の全てが削除されても良い。この場合には、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
(b)
本実施形態に係る空調機管理システムのコントローラ2のプログラム23の特定機能を有効化する有効化記録媒体30aは、メモリカードである。ここで、記録媒体30がメモリカード以外のフレキシブルディスク、光磁気ディスク、リムーバブルハードディスクドライブ、書換可能な光ディスク(CD−RW、DVD−RW、DVD−RAM等)などであり、記録媒体読取部15がそれぞれの媒体を読み取り可能である構成であっても良い。
【0069】
(c)
本実施形態に係る空調機管理システムのコントローラ2では、有効化プログラム43の実行により有効化される特定機能が空気調和装置1の電力按分機能である。ここで、機器管理装置の特定機能としては、例えば複数の設備機器に対するスケジュール機能、連動制御機能、デマンド制御機能、省エネ制御機能、追加的な計測機能(パルス入力、発停などの回数カウント)、WEBサーバ機能などであってもよい。
【0070】
(d)
本実施形態に係る空調機管理システムのコントローラ2では、通常動作時に処理部で実行されるOS22は、プログラム23のみを実行可能となっている。
ここで、記録部12に記録されておりコントローラ2の起動時にブートローダ21により読み込まれて実行されるオペレーティングシステムであるOSがプログラム23以外のプログラムを実行できる場合が考えられる。このようなOSがブートローダ21により読み込まれて処理部14で実行される場合には、有効化記録媒体30aの有効化プログラム43が処理部14で実行されて、特定機能が有効化される可能性がある。つまり、記録媒体30に不正に複製された有効化プログラム43をも処理部で実行されるおそれが生じる。
【0071】
そこで、有効化記録媒体30aの読取可能領域32に、有効化OS42と有効化プログラム43とが別個に保存されておらず、有効化OS42と有効化プログラム43とが一体となった有効化プログラムOS52が記録されており、有効化ブートローダ41が処理部14で実行されることにより有効化プログラムOS52が読み取られて処理部14で実行されるようになっていても良い。この有効化プログラムOS52が処理部14で実行されると、上記の有効化プログラム43と同様に、プログラム23の特殊機能を有効化し、さらにその後に、有効化記録媒体30aに記録される有効化ブートローダ41を消去する。
【0072】
以上より、プログラム23以外のプログラムを実行可能なOSが通常動作時に実行される場合には、有効化プログラムOS52が有効化記録媒体30aに記録されているように構成することにより、有効化プログラム43を単体として他の記録媒体30に複製することができなくなる。よって、有効化プログラム43が実行されて、プログラム23の特定機能を不正に有効化されるおそれを抑制することが可能となる。
【0073】
なお、有効化プログラムOS52が実行されることにより、有効化ブートローダ41に加えて有効化プログラムOS52を消去するようにしても良い。この場合には、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
(e)
本実施形態に係る空調機管理システムのコントローラ2は、有効化記録媒体30aが接続されることにより、有効化ブートローダ41、有効化OS42、及び有効化プログラム43が実行されることにより、プログラム23の特定機能が有効化される。ここで、有効化記録媒体30aの代わりに、有効化ブートローダ41、有効化OS42、及び有効化プログラム43を記憶部に記憶する機能有効化装置が用いられていても良い。このとき、コントローラ2は、機能有効化装置の被接続部と接続可能な接続部を介して、有効化ブートローダ41、有効化OS42、及び有効化プログラム43の読み込みを行う。さらに詳細に説明すると、機能有効化装置の記憶部は、コントローラ2の起動時に優先的に読み取りが行われる読取優先領域と、コントローラ2の通常動作時に読み書きが可能である読取可能領域とから構成されている。読取優先領域には有効化ブートローダ41が記録されており、また読取可能領域には有効化OS42と有効化プログラム43とが記録されている。有効化プログラム43を処理部14で実行すると、記録部12に特定機能有効化ファイルが設けられる。これにより、プログラム23の特定機能を利用することが可能となる。
【0074】
なお、本実施形態と同様に、有効化ブートローダ41が読み込まれ、有効化OS42が読み込まれることにより有効化プログラム43が処理部14で実行される。有効化プログラム43が処理部14で実行されることにより、本実施形態と同様に、機能有効化装置の記憶部に記憶される有効化ブートローダ41と有効化OS42とを削除する。
【0075】
ここで、機能有効化装置の被接続部が接続可能なのは、コントローラ2の接続部のみに限られておらず、汎用のパーソナルコンピュータなどが有する接続部や、汎用のパーソナルコンピュータに拡張される接続部にも接続可能であってもよい。すなわち、機能有効化装置が記憶する記憶内容は、汎用のパーソナルコンピュータから読み取り可能であってもよい。ただし、読取優先領域は、汎用のパーソナルコンピュータなどで読取及び書込ができない読取不能領域となっている。このため、汎用のパーソナルコンピュータは、有効化ブートローダ41を複製することができない。
【0076】
以上のような構成であるため、機能有効化装置に記憶される有効化プログラム43が不正に複製されても、有効化ブートローダ41及び有効化OS42が存在しないとコントローラ2で有効化プログラム43を実行できない。よって、やはりコントローラ2のプログラム23の特定機能を不正に有効化することが抑えられる。
【0077】
なお、この場合にも、機能有効化装置の記憶部に記憶されている情報、すなわち有効化ブートローダ41、有効化OS42、及び有効化プログラム43の全てが削除されても良い。この場合には、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
また、有効化OS42及び有効化プログラム43の代わりに、機能有効化装置の記憶部の読取可能領域に有効化プログラムOS52が記憶されるような、他の実施例(d)と同様の構成であってもよい。
【0078】
【発明の効果】
請求項1に記載の機能有効化記録媒体では、媒体起動手段の複製を防ぐ事が可能となり、有効化手段の実行を防ぐことができるため、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が制御装置の外部から不正に有効化されることを妨げることができ、特定機能に関して設備機器を管理することができる。
請求項2に記載の機能有効化記録媒体では、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
【0079】
請求項3に記載の機能有効化記録媒体では、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が不正に有効化されることを妨げることが可能となる。
請求項4に記載の機能有効化記録媒体では、汎用コンピュータで読取不能な読取不能領域を確実に設けることが可能となる。
【0080】
請求項5に記載の機能有効化装置では、装置起動手段の複製を防ぐ事が可能となり、有効化手段の実行を防ぐことができるため、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が制御装置の外部から不正に有効化されることを妨げることができ、特定機能に関して設備機器を管理することができる。
請求項6に記載の制御装置では、媒体起動手段の複製を防ぐ事が可能となり、有効化手段の実行を防ぐことができるため、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が制御装置の外部から不正に有効化されることを妨げることができ、特定機能に関して設備機器を管理することができる。
請求項7に記載の制御装置では、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
【0081】
請求項8に記載の制御装置では、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が不正に有効化されることを妨げることが可能となる。
請求項9に記載の制御装置では、装置起動手段の複製を防ぐ事が可能となり、有効化手段の実行を防ぐことができるため、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が制御装置の外部から不正に有効化されることを妨げることができ、特定機能に関して設備機器を管理することができる。
【0082】
請求項10に記載の機能有効化システムでは、媒体起動手段の複製を防ぐ事が可能となり、有効化手段の実行を防ぐことができるため、制御装置に無効化されて記録されている特定機能が制御装置の外部から不正に有効化されることを妨げることができ、特定機能に関して設備機器を管理することができる。
【0083】
請求項11に記載の機能有効化システムでは、特定機能を不正に有効化されるおそれをさらに抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空調機管理システムのブロック図。
【図2】コントローラの起動プロセスに関するフローチャート。
【符号の説明】
1 空気調和装置
2 コントローラ
12 記録部
14 処理部
15 記録媒体読取部
21 ブートローダ
22 OS
30a 有効化記録媒体
31 読取優先領域
32 読取可能領域
41 有効化ブートローダ
42 有効化OS
43 有効化プログラム
Claims (11)
- 制御装置(2)の無効化されている特定機能を有効化する為に用いる機能有効化記録媒体(30a)であって、
汎用読取装置で読取不能な領域であり、前記制御装置(2)の起動時に読み込まれて実行される媒体起動手段(41)が記録される読取不能領域(31)と、
前記汎用読取装置で読取可能な領域であり、有効化手段(42、43)が記録される読取可能領域(32)と、
を備え、
前記媒体起動手段(41)は、前記制御装置(2)に読み込まれて実行されることにより、前記読取可能領域(32)に記録される前記有効化手段(42、43)を前記制御装置(2)に読み込ませて実行させ、
前記有効化手段(42、43)は、前記制御装置(2)に読み込まれて実行されることにより、前記制御装置(2)の前記特定機能を有効にすると共に前記読取不能領域(31)に記録される前記媒体起動手段(41)を消去し、
前記特定機能は、前記制御装置(2)の記録部(12)に無効化されて記録されており、
前記制御装置(2)は、設備機器(1)の管理を行う機器管理装置(2)である、
機能有効化記録媒体(30a)。 - 前記有効化手段(42、43)は、前記制御装置(2)に読み込まれて実行されることにより、前記制御装置(2)の前記特定機能を有効にすると共に前記読取不能領域(31)に記録される前記媒体起動手段(41)及び前記読取可能領域(32)に記録される前記有効化手段(42、43)を消去する、
請求項1に記載の機能有効化記録媒体(30a)。 - 前記有効化手段(42、43)は、
前記制御装置(2)のオペレーティングシステム(OS)である有効化OS(42)と、
前記有効化OS(42)上で実行される有効化プログラム(43)と、
を有し、
前記媒体起動手段(41)は、前記制御装置(2)に読み込まれて実行されることにより、前記読取可能領域(32)に記録される前記有効化OS(42)を前記制御装置(2)に読み込ませて実行させ、
前記有効化OS(42)は、前記制御装置(2)に読み込まれて実行されることにより、前記読取可能領域(32)に記録される前記有効化プログラム(43)を前記制御装置(2)に読み込ませて実行させ、
前記有効化プログラム(43)は、前記制御装置(2)に読み込まれて実行されることにより、前記制御装置(2)の前記特定機能を有効にすると共に前記読取不能領域(31)に記録される前記媒体起動手段(41)を消去し、さらに前記読取可能領域(32)に記録される前記有効化OS(42)を消去する、
請求項1に記載の機能有効化記録媒体(30a)。 - 前記汎用読取装置は、メモリカードを読取可能である汎用コンピュータである、
請求項1から3のいずれか1項に記載の機能有効化記録媒体(30a)。 - 制御装置(2)の無効化されている特定機能を有効化する為に用いる機能有効化装置であって、
記憶部と、
前記制御装置(2)及び汎用読取装置に接続可能な被接続部と、
を備え、
前記記憶部は、
前記汎用読取装置からの読取が不能である読取不能領域と、
前記汎用読取装置からの読取が可能である読取可能領域と、
を有し、
前記読取不能領域には、前記制御装置(2)の起動時に読み込まれて実行される装置起動手段(41)が記憶されており、
前記読取可能領域には、有効化手段(42、43)が記憶されており、
前記装置起動手段(41)は、前記制御装置(2)に読み込まれて実行されることにより、前記読取可能領域に記憶される前記有効化手段(42、43)を前記制御装置(2)に読み込ませて実行させ、
前記有効化手段(42、43)は、前記制御装置(2)に読み込まれて実行されることにより、前記制御装置(2)の前記特定機能を有効にすると共に前記読取不能領域に記憶される前記装置起動手段(41)を消去し、
前記特定機能は、前記制御装置(2)の記録部(12)に無効化されて記録されており、
前記制御装置(2)は、設備機器(1)の管理を行う機器管理装置(2)である、
機能有効化装置。 - 無効化された特定機能を有する制御装置(2)であって、
媒体起動手段(41)と有効化手段(42、43)とが記録される機能有効化記録媒体(30a)を読み取り可能な媒体読取部(15)と、
少なくとも通常起動手段(21)を記録する記録部(12)と、
前記通常起動手段(21)及び前記媒体起動手段(41)のいずれか起動時に前記起動手段(21、41)を実行する処理部(14)と、
を備え、
前記媒体起動手段(41)は、汎用読取装置で読取不能な領域である前記機能有効化記録媒体(30a)の読取不能領域(31)に記録されており、
前記有効化手段(42、43)は、前記汎用読取装置で読取可能な領域である前記機能有効化記録媒体(30a)の読取可能領域(32)に記録されており、
前記処理部(14)は、起動時において、前記媒体読取部(15)に前記機能有効化記録媒体(30a)がある場合に前記機能有効化記録媒体(30a)の前記媒体起動手段(41)を読み込んで実行し、前記媒体読取部(15)に前記機能有効化記録媒体(30a)が無い場合に前記記録部(12)の前記通常起動手段(21)を読み込んで実行し、
前記媒体起動手段(41)は、前記処理部(14)に読み込まれて実行されることにより、前記媒体読取部(15)を介して前記有効化手段(42、43)を読み込ませると共に前記処理部(14)に前記有効化手段(42、43)を読み込ませて実行させ、
前記有効化手段(42、43)は、前記処理部(14)に読み込まれて実行されることにより、前記特定機能を有効にすると共に前記機能有効化記録媒体(30a)に記録される前記媒体起動手段(41)を消去し、
前記特定機能は、前記記録部(12)に無効化されて記録されており、
設備機器(1)の管理を行う機器管理装置(2)である、
制御装置(2)。 - 前記有効化手段(42、43)は、前記処理部(14)に読み込まれて実行されることにより、前記特定機能を有効にすると共に前記機能有効化記録媒体(30a)に記録される前記媒体起動手段(41)及び前記有効化手段(42、43)を消去する、
請求項6に記載の制御装置(2)。 - 前記有効化手段(42、43)は、
前記制御装置のオペレーティングシステム(OS)である有効化OS(42)と、
前記有効化OS(42)上で実行される有効化プログラム(43)と、
を有し、
前記媒体起動手段(41)は、前記処理部(14)に読み込まれて実行されることにより、前記読取可能領域(32)に記録される前記有効化OS(42)を前記処理部(14)に読み込ませて実行させ、
前記有効化OS(42)は、前記処理部(14)に読み込まれて実行されることにより、前記読取可能領域(32)に記録される前記有効化プログラム(43)を前記処理部(14)に読み込ませて実行させ、
前記有効化プログラム(43)は、前記処理部(14)に読み込まれて実行されることにより、前記特定機能を有効にすると共に前記読取不能領域(31)に記録される前記媒体起動手段(41)を消去し、さらに前記読取可能領域(32)に記録される前記有効化OS(42)を消去する、
請求項6に記載の制御装置(2)。 - 無効化された特定機能を有する制御装置(2)であって、
装置起動手段(41)と有効化手段(42、43)とを記憶する機能有効化装置に接続する接続部と、
少なくとも通常起動手段(21)を記録する記録部(12)と、
前記通常起動手段(21)及び前記装置起動手段(41)のいずれかを実行する処理部(14)と、
を備え、
前記機能有効化装置は、
汎用読取装置に接続された際に、前記汎用読取装置からの読取が不能である読取不能領域(31)と前記汎用読取装置からの読取が可能である読取可能領域(32)とが設けられる記憶部を有し、
前記装置起動手段(41)は、前記読取不能領域(31)に記憶されており、
前記有効化手段(42、43)は、前記読取可能領域(32)に記憶されており、
前記処理部(14)は、起動時において、前記接続部に前記機能有効化装置が接続されている場合に前記機能有効化装置の前記装置起動手段(41)を読み込んで実行し、前記接続部に前記機能有効化装置が接続されていない場合に前記記録部(12)の前記通常起動手段(21)を読み込んで実行し、
前記装置起動手段(41)は、前記処理部(14)に読み込まれて実行されることにより、前記接続部を介して前記有効化手段(42、43)を読み込ませると共に前記処理部(14)に前記有効化手段(42、43)を読み込ませて実行させ、
前記有効化手段(42、43)は、前記処理部(14)に読み込まれて実行されることにより、前記特定機能を有効にすると共に前記機能有効化装置に記憶される前記装置起動手段(41)を消去し、
前記特定機能は、前記記録部(12)に無効化されて記録されており、
設備機器(1)の管理を行う機器管理装置(2)である、
制御装置(2)。 - 無効化された特定機能を有する制御装置(2)と、
前記制御装置(2)の前記特定機能を有効化する有効化手段が記録される機能有効化記録媒体(30a)と、
を備え、
前記機能有効化記録媒体(30a)は、
汎用読取装置で読取不能な領域であり前記制御装置(2)の起動時に読み込まれて実行される媒体起動手段(41)が記録される読取不能領域(31)と、
前記汎用読取装置で読取可能な領域であり有効化手段(42、43)が記録される読取可能領域(32)と、
を有し、
前記媒体起動手段(41)は、前記制御装置(2)に読み込まれて実行されることにより、前記有効化手段(42、43)を前記制御装置(2)に読み込ませて実行させ、
前記有効化手段(42、43)は、前記制御装置(2)に読み込まれて実行されることにより、前記制御装置(2)の前記特定機能を有効にすると共に前記機能有効化記録媒体(30a)に記録される前記媒体起動手段(41)を消去し、
前記特定機能は、前記制御装置(2)の記録部(12)に無効化されて記録されており、
前記制御装置(2)は、設備機器(1)の管理を行う機器管理装置(2)である、
機能有効化システム。 - 前記有効化手段(42、43)は、前記制御装置(2)に読み込まれて実行されることにより、前記制御装置(2)の前記特定機能を有効にすると共に前記機能有効化記録媒体(30a)に記録される前記媒体起動手段(41)及び前記有効化手段(42、43)を消去する、
請求項10に記載の機能有効化システム。
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