JP2003162450A - データ消去方法、データ消去プログラム配布システムおよび記録媒体 - Google Patents

データ消去方法、データ消去プログラム配布システムおよび記録媒体

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JP2003162450A
JP2003162450A JP2001362480A JP2001362480A JP2003162450A JP 2003162450 A JP2003162450 A JP 2003162450A JP 2001362480 A JP2001362480 A JP 2001362480A JP 2001362480 A JP2001362480 A JP 2001362480A JP 2003162450 A JP2003162450 A JP 2003162450A
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hard disk
erasing
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operating system
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Takeshi Sakamoto
健 坂本
Yoshinori Takagi
芳徳 高木
Hisashi Oizumi
久 大泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易にかつ確実に記録媒体のデータを消去す
る。 【解決手段】 フロッピー(登録商標)ディスク6に
は、ブート用のプログラム、オペレーティングシステム
(Linux)、およびハードディスク3内のデータを
完全に消去するための消去プログラムを記録されてい
る。コンピュータは、上記フロッピー(登録商標)ディ
スク6がFDD5に装着された状態で、電源が投入され
ると、CPU4により、フロッピー(登録商標)ディス
ク6からブート用のプログラムを読み込み、オペレーテ
ィングシステムを起動し、該オペレーティングシステム
の下で動作する消去プログラムを実行する。消去プログ
ラムは、ハードディスク3の全セクタに複数回異なるデ
ータを強制的に書き込むことにより、既存のデータを消
去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを廃
棄する際、ハードディスク内に残っているデータを消去
するためのコンピュータデータ消去方法、データ消去プ
ログラム配布システムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを廃棄する際、情報漏洩を
防止するために、ハードディスク内に残っているデータ
を消去する必要がある。従来、ハードディスク内のデー
タを消去する方法としては、一般的に、OS(オペレー
ティングシステム)などにより提供されるフォーマット
機能を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、OSな
どにより提供されるフォーマット機能では、各セクタ内
の情報が消去されず、そのまま残っている。このため、
特定のソフトウェアを用いることで、ハードディスクを
フォーマット前の状態に復活し、情報を読み出すことが
できてしまうという問題があった。
【0004】そこで本発明は、容易にかつ確実に記録媒
体のデータを消去することができるデータ消去方法、デ
ータ消去プログラム配布システムおよび記録媒体を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明によるデータ消去方法は、ハードディ
スク内のデータを消去するデータ消去方法であって、少
なくとも、前記ハードディスクを直接アクセス可能な実
行コマンドを有するオペレーティングシステムと、前記
実行コマンドを用いて前記ハードディスクの全セクタに
所定のデータを書き込む消去プログラムとを、前記ハー
ドディスク以外の起動可能な記録媒体に記録しておき、
前記ハードディスク内のデータ消去時に、前記記録媒体
からオペレーティングシステムを起動し、前記消去プロ
グラムを実行することにより、前記ハードディスクの全
セクタに所定のデータを書き込むことを特徴とする。
【0006】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、請求項1記載のデータ消去方法におい
て、前記オペレーティングシステムは、LINUXであ
ってもよい。
【0007】また、好ましい態様として、例えば請求項
3記載のように、請求項1記載のデータ消去方法におい
て、前記消去プログラムは、前記ハードディスクの全セ
クタに対して、異なるデータを複数回書き込むようにし
てもよい。
【0008】また、上記目的達成のため、請求項4記載
の発明によるデータ消去プログラム配布システムは、ク
ライアント端末のハードディスク内のデータを消去する
消去プログラムを、ネットワークを介して前記クライア
ント端末に配布するデータ消去プログラム配布システム
であって、少なくとも、前記ハードディスクを直接アク
セス可能な実行コマンドを有するオペレーティングシス
テムと、前記実行コマンドを用いて前記ハードディスク
の全セクタに所定のデータを書き込む消去プログラム
と、前記ハードディスク以外の起動可能な記録媒体に、
前記オペレーティグシステムおよび前記消去プログラム
を組み込むための組み込みプログラムとを、前記ネット
ワークを介して前記クライアント端末によりダウンロー
ド可能に保持するサーバ装置を具備することを特徴とす
る。
【0009】また、好ましい態様として、例えば請求項
5記載のように、請求項4記載のデータ消去プログラム
配布システムにおいて、前記オペレーティングシステ
ム、前記消去プログラムおよび前記組み込みプログラム
は、既知の圧縮アルゴリズムに基づいて圧縮されてお
り、前記クライアント端末は、前記圧縮ファイルを展開
すると、前記組み込みプログラムを自動実行して、前記
クライアント端末側の記録媒体に、前記オペレーティン
グシステムおよび前記消去プログラムとを組み込むよう
にしてもよい。
【0010】また、好ましい態様として、例えば請求項
6記載のように、請求項4記載のデータ消去プログラム
配布システムにおいて、前記オペレーティングシステム
は、LINUXであってもよい。
【0011】また、上記目的達成のため、請求項7記載
の発明による記録媒体は、少なくとも、ハードディスク
を直接アクセス可能なオペレーティングシステムと、前
記オペレーティングシステムに対する実行コマンドを用
いて、前記ハードディスクの全セクタに所定のデータを
書き込むよう記述された消去プログラムとを記録したこ
とを特徴とする。
【0012】また、好ましい態様として、例えば請求項
8記載のように、請求項7記載の記録媒体において、前
記消去プログラムは、前記ハードディスクの全セクタに
対して、異なるデータを複数回書き込むステップを有す
るようにしてもよい。
【0013】また、好ましい態様として、例えば請求項
9記載のように、請求項7記載の記録媒体において、前
記オペレーティングシステムは、LINUXであっても
よい。
【0014】この発明では、少なくとも、前記ハードデ
ィスクを直接アクセス可能な実行コマンドを有するオペ
レーティングシステムと、前記実行コマンドを用いて前
記ハードディスクの全セクタに所定のデータを書き込む
消去プログラムとを、前記ハードディスク以外の起動可
能な記録媒体に記録しておき、前記ハードディス内のデ
ータ消去時に、前記記録媒体からオペレーティングシス
テムを起動し、前記消去プログラムを実行することによ
り、前記ハードディスクの全セクタに所定のデータを書
き込む。したがって、容易にかつ確実に記録媒体のデー
タを消去することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。 A.実施形態の構成 図1は、本発明の実施形態によるハードディスク消去プ
ログラムが実行される一般的なコンピュータの略構成を
示すブロック図である。ROM1には、ブート用プログ
ラムなどが格納されている。RAM2には、アプリケー
ションプログラムやCPUの動作に伴って生じる各種デ
ータなどが記憶される。HDD(ハードディスクドライ
ブ;以下、ハードディスクという)3は、OSや各種ア
プリケーションソフトウェア、アプリケーションソフト
ウェア実行により作成された各種データファイルなどを
蓄積する。CPU4は、ハードディスク3から読み込ん
だアプリケーションプログラムを起動し、該アプリケー
ションに従った処理を実行する。
【0016】FDD(フロッピー(登録商標)ディスク
ドライブ)5は、装着されたフロッピー(登録商標)デ
ィスク6へのデータ書き込み、同フロッピー(登録商
標)ディスク6からのデータ読み込みを行なうものであ
る。フロッピー(登録商標)ディスク6には、データフ
ァイルやアプリケーションプログラム(OSも含む)が
記憶可能である。表示装置7は、CRTモニタや液晶表
示器からなる。入力装置8は、キーボードや、マウスな
どのポインティングデバイスからなる。
【0017】本実施形態では、ブート用のプログラム、
オペレーティングシステム(OS:本実施形態ではLi
nux)、およびハードディスク3内のデータを完全に
消去するための消去プログラムを、上記フロッピー(登
録商標)ディスク6に記録しておく。そして、該フロッ
ピー(登録商標)ディスク6をユーザに配布する。当該
コンピュータは、上記フロッピー(登録商標)ディスク
6がFDD5に装着された状態で、電源が投入される
と、CPU4により、フロッピー(登録商標)ディスク
6からブート用のプログラムを読み込み、オペレーティ
ングシステムを起動し、当該オペレーティングシステム
の下で動作する消去プログラムを実行するようになって
いる。
【0018】なお、オペレーティングシステムとしてL
inuxを用いたのは、Linuxは、配布を自由に行
なうことができるとともに、その実行コマンドに直接ハ
ードディスクをアクセスし、データを書き込むことがで
きる実行コマンドを備えているためである。したがっ
て、上記実行コマンドを用いることで、ハードディスク
の任意のセクタに任意のデータを書き込むことが容易に
行なうことができる。
【0019】B.実施形態の動作 次に、上述した実施形態の動作について説明する。図2
は、本実施形態による消去プログラムの動作を説明する
ためのフローチャートである。フロッピー(登録商標)
ディスク6をFDD5に装着し、電源を投入すると、ま
ず、CPU4により、フロッピー(登録商標)ディスク
6から読み込まれたカーネルが起動される(ステップS
10)。次いで、コマンドファイルが読み込まれる(ス
テップS12)。この状態で、オペレーティングシステ
ムは、ログイン待ちとなる(ステップS14)。
【0020】ここで、ユーザが入力装置8から”roo
t”としてログインすると、CPU4は、/etc/.
profileを読み込み、各種設定後、消去プログラ
ムであるERASEALL.shを実行する(ステップ
S16)。CPU4は、まず、1回目の消去意思確認を
行なうべく、ユーザにハードディスク3の完全消去を行
なってよいかを確認するためのメッセージを表示装置7
に表示する(ステップS18)。ここで、ユーザが消去
意思を示さないと、すなわち上記メッセージに対して
「NO」を入力(または選択)すると、当該消去プログ
ラムを終了する。
【0021】一方、ユーザが消去意思を示すと、2回目
の消去意思確認を行なうべく、ユーザにハードディスク
3の完全消去を行なってよいかを確認するためのメッセ
ージを表示装置7に表示する(ステップS20)。ここ
で、ユーザが消去意思を示さないと、すなわち上記メッ
セージに対して「NO」を入力(または選択)すると、
当該消去プログラムを終了する。
【0022】一方、ユーザが2回目の消去意思確認に対
しても消去意思を示すと、ハードディスク3のデータを
完全消去するための消去処理が実行される(ステップS
22)。そして、消去処理が終了すると、すなわちハー
ドディス3内のデータを完全に消去すると、当該消去プ
ログラムを終了する。
【0023】次に、上述した消去処理について詳細に説
明する。ここで、図3は、上記消去プログラムにおける
消去処理の動作を説明するためのフローチャートであ
る。消去処理では、まず、対象デバイス(ハードディス
ク3)が存在するか否かを判断する(ステップS3
0)。ここで、対象デバイスが存在しない場合には、当
該処理を終了する。
【0024】一方、対象デバイスが存在する場合には、
対象デバイスに100Mバイトずつビット’0’を書き
込む(ステップS32)。次いで、100Mバイト書き
込めたか否かを判断し(ステップS34)、書き込めて
いれば、進捗状況を表示装置7に表示し(ステップS3
6)、ステップS32へ戻り、次の100Mバイトへの
ビット’0’の書き込みを続ける。したがって、100
Mバイトへのビット’0’の書き込みが終了する度に、
表示装置7に進捗状況が表示される。
【0025】そして、100Mバイト分の書き込みがで
きなかった場合、すなわち100Mバイトずつビット’
0’を書き込んでいって、最後に残った100Mバイト
以下の容量への書き込みが終了した時点で、進捗状況
(全消去1周目終了)を表示し、対象デバイスの容量を
確定する(ステップS38)。
【0026】次いで、先に確定した対象デバイスの容量
の10%ずつにビット’1’を書き込む(ステップS4
0)。次いで、10回目(=100%)であるか否かを
判断し(ステップS42)、10回目に達していなけれ
ば、進捗状況を表示装置7に表示し(ステップS4
4)、ステップS40へ戻り、次の10%へのビット’
1’の書き込みを続ける。したがって、10%へのビッ
ト’1’の書き込みが終了する度に、表示装置7に進捗
状況が表示される。
【0027】そして、10%ずつのビット’1’の書き
込みが10回目に達し、対象デバイスの全容量にビッ
ト’1’の書き込みが終了すると、表示装置7に進捗状
況(全消去2周目終了)を表示する(ステップS4
6)。
【0028】次いで、先に確定した対象デバイスの容量
の10%ずつにビット’0’を書き込む(ステップS4
8)。次いで、10回目(=100%)であるか否かを
判断し(ステップS50)、10回目に達していなけれ
ば、進捗状況を表示装置7に表示し(ステップS5
2)、ステップS48へ戻り、次の10%へのビット’
0’の書き込みを続ける。したがって、10%へのビッ
ト’0’の書き込みが終了する度に、表示装置7に進捗
状況が表示される。
【0029】そして、10%ずつのビット’0’の書き
込みが10回目に達し、対象デバイスの全容量にビッ
ト’0’の書き込みが終了すると、表示装置7に進捗状
況(全消去3周目終了)を表示する(ステップS5
4)。
【0030】なお、上述したように、3回の書き込みを
行なうのは、より確実にデータを消去するためであり、
2回で完全に消去できるようであれば、2回でもよい
し、あるいはさらに書き込みが必要であれば、4回以上
であってもよい。あるいは書き込み回数をユーザが指定
するようにしてもよい。
【0031】次に、上述した消去プログラムの配布方法
について説明する。1台のコンピュータで消去プログラ
ムを実行する場合には、フロッピー(登録商標)ディス
クなどにOS(Linux)、消去プログラムなどを記
録して配布すればよい。しかしながら、複数のコンピュ
ータのハードディスクを消去しようとする場合や、離れ
た場所に設置された複数のコンピュータのハードディス
クを消去しようとする場合には、フロッピー(登録商
標)ディスクでの配布は、手間、時間がかかり現実的で
はない。そこで、効率的に消去プログラムを配布する必
要がある。
【0032】図4は、本実施形態による消去プログラム
の配布方法の一例を示すブロック図である。サーバ10
は、インターネットあるいはLANなどのネットワーク
11に接続されている。サーバ10は、イメージファイ
ル12、書き込みツール13、およびスクリプトファイ
ル14を、既存の圧縮ツールにより自己解凍形式のファ
イルに圧縮された圧縮ファイル15として保持してい
る。
【0033】イメージファイル12は、上述したフロッ
ピー(登録商標)ディスク6に記録されているデータ
(OS、消去プログラムなど)のイメージである。上記
書き込みツール13は、イメージファイル12を実行可
能なファイルとしてフロッピー(登録商標)ディスク6
に書き込むためのソフトウェアである。スクリプトファ
イル14は、後述するクライアント端末20−1〜20
−n側で上記フロッピー(登録商標)ディスク6−1〜
6−nを作成する一連の処理を実行するためバッチファ
イルである。なお、スクリプトファイル14の実行時に
クライアント端末20−1〜20−n側の設定が必要で
あれば、適宜、動作パラメータなどが記述された設定フ
ァイル(Windows(登録商標)の場合、例えばP
IFファイル)を含めるようにしてもよい。
【0034】上記圧縮ファイル15には、クライアント
端末20−1〜20−nで解凍された際に、上記スクリ
プトファイル14を自動的に実行するように、自動実行
ファイルが指定されている。
【0035】クライアント端末20−1〜20−nは、
図示しないハードディスク内のデータを完全消去しよう
としているコンピュータであり、ネットワーク11に接
続可能な機能を有している。クライアント端末20−1
〜20−nは、FDD21−1〜21−nを備えてい
る。また、クライアント端末20−1〜20−nには、
上記サーバ10に保持されている圧縮ファイル15を解
凍するためのソフトウェア(既存)がインストールされ
ているものとする。
【0036】クライアント端末20−1〜20−nは、
各々、ネットワーク11を介してサーバ10にアクセス
し、サーバ10に保持されている、圧縮ファイル(イメ
ージファイル、書き込みツールおよびスクリプトファイ
ル)15をダウンロードする。次いで、それぞれのクラ
イアント端末20−1〜20−nで、圧縮ファイル15
を実行する。
【0037】圧縮ファイル15は、実行されることで、
クライアント端末20−1〜20−nのそれぞれで、イ
メージファイル12、書き込みツール13およびスクリ
プトファイル14に展開(解凍)される。その後、自動
的にスクリプトファイル14が実行される。スクリプト
ファイル14が実行されることで、まず、書き込みツー
ル13により、上記イメージファイル12を実行可能な
ファイルとしてクライアント端末20−1〜20−nの
FDD21−1〜21−nに装着されたフロッピー(登
録商標)ディスク6−1〜6−nに書き込んでいく。
【0038】そして、フロッピー(登録商標)ディスク
6−1〜6−nへの書き込みが終了すると、展開したイ
メージファイル12、書き込みツール13、およびスク
リプトファイル14を消去する。この結果、前述した実
施形態で説明したようなOSと消去ファイルとが記録さ
れたフロッピー(登録商標)ディスク6−1〜6−nが
それぞれのクライアント端末20−1〜20−nで作成
される。
【0039】クライアント端末20−1〜20−nで
は、各々、上記フロッピー(登録商標)ディスク6−1
〜6−nをFDD21−1〜21−nに装着し、端末を
再起動することで、前述したOS(Linux)が起動
され、消去プログラムが実行される。この結果、各クラ
イアント端末20−1〜20−nでは、ハードディスク
のデータが完全に消去されることになる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、少なくと
も、前記ハードディスクを直接アクセス可能な実行コマ
ンドを有するオペレーティングシステムと、前記実行コ
マンドを用いて前記ハードディスクの全セクタに所定の
データを書き込む消去プログラムとを、前記ハードディ
スク以外の起動可能な記録媒体に記録しておき、前記ハ
ードディスク内のデータ消去時に、前記記録媒体からオ
ペレーティングシステムを起動し、前記消去プログラム
を実行することにより、前記ハードディスクの全セクタ
に所定のデータを書き込むようにしたので、容易にかつ
確実に記録媒体のデータを消去することができるという
利点が得られる。
【0041】また、請求項2記載の発明によれば、前記
オペレーティングシステムを、LINUXとしたので、
容易にかつ確実に記録媒体のデータを消去することがで
きるという利点が得られる。
【0042】また、請求項3記載の発明によれば、前記
消去プログラムにより、前記ハードディスクの全セクタ
に対して、異なるデータを複数回書き込むようにしたの
で、容易にかつ確実に記録媒体のデータを消去すること
ができるという利点が得られる。
【0043】また、請求項4記載の発明によれば、少な
くとも、前記ハードディスクを直接アクセス可能な実行
コマンドを有するオペレーティングシステムと、前記実
行コマンドを用いて前記ハードディスクの全セクタに所
定のデータを書き込む消去プログラムと、前記ハードデ
ィスク以外の起動可能な記録媒体に、前記オペレーティ
グシステムおよび前記消去プログラムを組み込むための
組み込みプログラムとを、前記ネットワークを介して前
記クライアント端末によりダウンロード可能にサーバ装
置に保持しておくようにしたので、容易にかつ確実に記
録媒体のデータを消去することができるという利点が得
られる。
【0044】また、請求項5記載の発明によれば、前記
オペレーティングシステム、前記消去プログラムおよび
前記組み込みプログラムを既知の圧縮アルゴリズムに基
づいて圧縮しておき、前記クライアント端末で前記圧縮
ファイルを展開すると、前記組み込みプログラムが自動
実行されて、前記クライアント端末側の記録媒体に、前
記オペレーティングシステムおよび前記消去プログラム
とを組み込むようにしたので、容易にかつ確実に記録媒
体のデータを消去することができるという利点が得られ
る。
【0045】また、請求項6記載の発明によれば、前記
オペレーティングシステムを、LINUXとしたので、
容易にかつ確実に記録媒体のデータを消去することがで
きるという利点が得られる。
【0046】また、請求項7記載の発明によれば、少な
くとも、ハードディスクを直接アクセス可能なオペレー
ティングシステムと、前記オペレーティングシステムに
対する実行コマンドを用いて、前記ハードディスクの全
セクタに所定のデータを書き込むよう記述された消去プ
ログラムとを記録するようにしたので、容易にかつ確実
に記録媒体のデータを消去することができるという利点
が得られる。
【0047】また、請求項8記載の発明によれば、前記
消去プログラムにより、前記ハードディスクの全セクタ
に対して、異なるデータを複数回書き込むようにしたの
で、容易にかつ確実に記録媒体のデータを消去すること
ができるという利点が得られる。
【0048】また、請求項9記載の発明によれば、前記
オペレーティングシステムを、LINUXとしたので、
容易にかつ確実に記録媒体のデータを消去することがで
きるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるハードディスク消去プ
ログラムが実行される一般的なコンピュータの略構成を
示すブロック図である。
【図2】本実施形態による消去プログラムの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図3】上記消去プログラムにおける消去処理の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図4】本実施形態による消去プログラムの配布方法の
一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……ROM、2……RAM、3……ハードディスク、
4……CPU、5……FDD、6……フロッピー(登録
商標)ディスク(記録媒体)、7……表示装置、10…
…サーバ(サーバ装置)、11……ネットワーク、12
……イメージファイル(オペレーティングシステム、消
去プログラム)、13……書き込みツール(組み込みプ
ログラム)、14……スクリプトファイル、20−1〜
20−n……クライアント端末、21−1〜21−n…
…FDD、6−1〜6−n……フロッピー(登録商標)
ディスク(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大泉 久 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA07 BA08 CA07 5B065 BA01 CC08 ZA06 5D044 AB01 BC01 BC08 CC05 DE02 DE48 DE54 GK12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードディスク内のデータを消去するデ
    ータ消去方法であって、 少なくとも、前記ハードディスクを直接アクセス可能な
    実行コマンドを有するオペレーティングシステムと、前
    記実行コマンドを用いて前記ハードディスクの全セクタ
    に所定のデータを書き込む消去プログラムとを、前記ハ
    ードディスク以外の起動可能な記録媒体に記録してお
    き、 前記ハードディスク内のデータ消去時に、前記記録媒体
    からオペレーティングシステムを起動し、前記消去プロ
    グラムを実行することにより、前記ハードディスクの全
    セクタに所定のデータを書き込むことを特徴とするデー
    タ消去方法。
  2. 【請求項2】 前記オペレーティングシステムは、LI
    NUXであることを特徴とする請求項1記載のデータ消
    去方法。
  3. 【請求項3】 前記消去プログラムは、前記ハードディ
    スクの全セクタに対して、異なるデータを複数回書き込
    むことを特徴とする請求項1記載のデータ消去方法。
  4. 【請求項4】 クライアント端末のハードディスク内の
    データを消去する消去プログラムを、ネットワークを介
    して前記クライアント端末に配布するデータ消去プログ
    ラム配布システムであって、 少なくとも、前記ハードディスクを直接アクセス可能な
    実行コマンドを有するオペレーティングシステムと、前
    記実行コマンドを用いて前記ハードディスクの全セクタ
    に所定のデータを書き込む消去プログラムと、前記ハー
    ドディスク以外の起動可能な記録媒体に、前記オペレー
    ティグシステムおよび前記消去プログラムを組み込むた
    めの組み込みプログラムとを、前記ネットワークを介し
    て前記クライアント端末によりダウンロード可能に保持
    するサーバ装置を具備することを特徴とするデータ消去
    プログラム配布システム。
  5. 【請求項5】 前記オペレーティングシステム、前記消
    去プログラムおよび前記組み込みプログラムは、既知の
    圧縮アルゴリズムに基づいて圧縮されており、 前記クライアント端末は、前記圧縮ファイルを展開する
    と、前記組み込みプログラムを自動実行して、前記クラ
    イアント端末側の記録媒体に、前記オペレーティングシ
    ステムおよび前記消去プログラムとを組み込むことを特
    徴とする請求項4記載のデータ消去プログラム配布シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記オペレーティングシステムは、LI
    NUXであることを特徴とする請求項4記載のデータ消
    去プログラム配布システム。
  7. 【請求項7】 少なくとも、ハードディスクを直接アク
    セス可能なオペレーティングシステムと、 前記オペレーティングシステムに対する実行コマンドを
    用いて、前記ハードディスクの全セクタに所定のデータ
    を書き込むよう記述された消去プログラムとを記録した
    ことを特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記消去プログラムは、前記ハードディ
    スクの全セクタに対して、異なるデータを複数回書き込
    むステップを有することを特徴とする請求項7記載の記
    録媒体。
  9. 【請求項9】 前記オペレーティングシステムは、LI
    NUXであることを特徴とする請求項7記載の記録媒
    体。
JP2001362480A 2001-11-28 2001-11-28 データ消去方法、データ消去プログラム配布システムおよび記録媒体 Pending JP2003162450A (ja)

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