JP2003254840A - センサ付軸受装置及びセンサ付軸受装置の温度検知方法 - Google Patents

センサ付軸受装置及びセンサ付軸受装置の温度検知方法

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JP2003254840A JP2002054208A JP2002054208A JP2003254840A JP 2003254840 A JP2003254840 A JP 2003254840A JP 2002054208 A JP2002054208 A JP 2002054208A JP 2002054208 A JP2002054208 A JP 2002054208A JP 2003254840 A JP2003254840 A JP 2003254840A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転動装置の振動等の状態を正確に外部に知ら
せることができる検出器及びセンサ付転動装置を提供す
る。 【解決手段】 静止側軌道輪及び回転側軌道輪の間に転
動体が複数設けられた転がり軸受3と、温度センサ30
とを備えたセンサ付軸受装置であって、予め求められ
た、転がり軸受3の実際の温度と温度センサ30による
検出温度との関係に基づき、温度センサ30からリアル
タイムで求められる検出温度から、その時点の転がり軸
受3の実際の温度を推定する制御手段35を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサ付軸受装置
に関し、鉄道車両或いは自動車の車輪の回転軸や、圧延
機等の各種産業機械装置の回転軸を、車体或いは支持台
等の固定部分に回転自在に支持すると共に、運転状態で
の軸受の温度等を検出するのに、好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】例えば鉄道車両の車輪を設けた車軸を、
この鉄道車両に固定した軸受箱(ハウジング)に対し回
転自在に支持するために、転がり軸受が用いられてい
る。転がり軸受部分で異常が発生してこの転がり軸受が
焼き付くのを防止するために、転がり軸受に温度センサ
が組み込まれ、温度センサによる検出温度から異常発生
を検知することが行われている。
【0003】図5に、従来の鉄道車両用の温度センサ付
回転支持装置の一例を示す。図示しない車輪を支持固定
した状態で、使用時に回転する回転部材である車軸1
は、使用時にも回転しない静止部材である軸受箱2の内
径側に、転がり軸受である複列円すいころ軸受3によ
り、回転自在に支持されている。この複列円すいころ軸
受3は、互いに同心に配置された静止側軌道輪である外
輪4及び回転側軌道輪である一対の内輪5,5と、複列
に配置された転動体である円すいころ6,6とを備えて
いる。外輪4は、全体が円筒状に形成され、内周面に、
静止側軌道である複列の外輪軌道7,7を有している。
外輪軌道7,7は、それぞれが円すい内面状で、外輪4
の軸方向端部に向かうほど内径が大きくなる方向に傾斜
している。
【0004】一対の内輪5,5は、それぞれ略短円筒状
に形成され、それぞれの外周面に、回転側軌道である円
すい外面状の内輪軌道8を有している。これら内輪5,
5は、小径側の端面同士を間座9を介して互いに突き合
わせた状態で、外輪4の内径側に外輪4と同心に配置さ
れている。円すいころ6は、上記各外輪軌道7,7と内
輪軌道8,8との間に、それぞれ複数個ずつ配置され、
保持器10,10により転動自在に保持されている。
【0005】外輪4は、軸受箱2に内嵌保持されてい
る。各内輪5,5は、間座9と共に、車軸1の外端(図
5の左端)寄り部分に外嵌されている。車軸1の外端部
で軸方向外側の内輪5よりも突出した部分には、油切り
と称される環状部材11が外嵌されている。また、内側
の内輪5の内端面は、別の環状部材11aを介して、車
軸1の中間部に形成された段差面12に突き当てられて
いる。したがって、一対の内輪5,5が、図5の状態よ
りも車軸1の中央寄り(図5の右寄り)に変位すること
はない。そして、車軸1の外端部に外嵌した有底円筒状
の押さえブラケット13により、環状部材11を外側の
内輪5の外端面に向けて押し付けている。押さえブラケ
ット13は、車軸1の外端面に複数本のボルト14,1
4により固定され、各ボルト14の締め付け力に基づ
き、外側の内輪5を軸方向内方に押圧している。
【0006】外輪4の両端部には、軟鋼板等の金属板を
断面クランク形で全体を略円筒状に形成したシールケー
ス15,15の基端部を内嵌固定している。これらシー
ルケース15,15の内周面と各環状部材11,11a
の外周面との間に、それぞれシールリング16,16を
設けることにより、複数個の円すいころ6,6を設置し
た空間17の両端開口部を塞いでいる。この構成によ
り、空間17の内外を遮断して、空間17内に封入した
潤滑用のグリースが外部に漏洩するのを防止すると共
に、外部から空間17内に雨水や塵埃等の異物が進入す
るのを防いでいる。
【0007】軸受箱2の外端開口は、軸受箱2の一端部
に固定したカバー18により塞いでいる。カバー18
は、合成樹脂若しくは金属材料により全体を有底円筒状
に形成され、円筒部19と、円筒部19の一端(図5の
左端)の開口を塞ぐ底板部20と、円筒部19の他端
(図5の右端)寄り部分の外周面に設けられた外向フラ
ンジ状の取付部21とを備えている。カバー18は、円
筒部19の他端部を軸受箱2の一端部に内嵌されると共
に、取付部21を軸受箱2の一端面に突き当てられた状
態で、取付部21を軸受箱2の一端面にボルトで固定さ
れることにより、軸受箱2の外端開口を塞いでいる。
【0008】カバー18には、温度センサ24が設けら
れている。温度センサ24は、カバー18の内面と外面
とを貫通する取付孔22aに挿着されている。複列円す
いころ軸受3の回転抵抗が、各列円すいころ6,6の過
度のスキュー、或いは空間17内に封入したグリースの
劣化等、何らかの原因で異常に上昇し、複列円すいころ
軸受3の温度が上昇すると、温度センサ24がこの温度
上昇を検出する。温度センサ24による検出温度が所定
値(アラーム閾値)を超えたことが検知されると、図示
しない制御手段が、運転席に設置した警告灯を点灯させ
る等の警報を発する。このような警報が出された場合、
運転手は緊急停止等の措置をとる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】軸受3の温度として、
温度センサ24によって検出される値は、実際の軸受温
度からずれていることがある。特に、鉄道車両や自動車
などの場合、走行中と停止中とで、或いは加速中と減速
中とで、温度センサ付近に当たる風の強さが変わるた
め、温度センサ24によって検出される値が実際の軸受
温度からずれやすい。また、走行速度の違いにより、セ
ンサ検出温度と実際の軸受温度との開き(差)も異なっ
てくる。
【0010】そこで、経験的或いは直感的に、センサ検
出温度からその時点の実際の軸受温度を推定し、アラー
ム閾値を設定しているが、このように推定された軸受温
度やアラーム閾値は適切でないことがある。アラーム閾
値が低すぎる場合、電気的ノイズによる誤作動によっ
て、車両や設備が誤って緊急停止しやすくなるなどの問
題が起こる。アラーム閾値が高すぎる場合、軸受の焼き
付きによる事故を引き起こす可能性が高くなる。特に、
鉄道車両や自動車などのように、走行中と停止中とで温
度センサ付近に当たる風の強さが変わる場合、実際の軸
受温度を正しく推定したり、適切なアラーム閾値を設定
したりすることが困難であった。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、センサ検出温度から実際の軸受温度を
正確に得て、異常発生を早期かつ確実に検知できるセン
サ付軸受装置及びセンサ付軸受装置の温度検知方法を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成により達成される。 (1) 静止側軌道輪及び回転側軌道輪の間に転動体が
複数設けられた転がり軸受と、温度センサとを備えたセ
ンサ付軸受装置であって、予め求められた、前記転がり
軸受の実際の温度と前記温度センサによる検出温度との
関係に基づき、前記温度センサからリアルタイムで求め
られる検出温度から、その時点の前記転がり軸受の実際
の温度を推定する制御手段を備えていることを特徴とす
るセンサ付軸受装置。 (2) 前記制御手段は、予め求められた、前記転がり
軸受の実際の温度から雰囲気温度を差し引いた値と前記
温度センサによる検出温度から雰囲気温度を差し引いた
値との関係に基づき、前記温度センサからリアルタイム
で求められる検出温度から雰囲気温度を差し引いた値を
用いて、その時点の前記転がり軸受の実際の温度を推定
する前記(1)に記載のセンサ付軸受装置。 (3) 前記制御手段は、予め求められた、前記転がり
軸受の実際の温度から始動時の温度を差し引いた値と前
記温度センサによる検出温度から始動時の温度を差し引
いた値との関係に基づき、前記温度センサからリアルタ
イムで求められる検出温度から始動時の温度を差し引い
た値を用いて、その時点の前記転がり軸受の実際の温度
を推定する前記(1)に記載のセンサ付軸受装置。 (4) 前記回転側軌道輪又は該回転側軌道輪と共に回
転する部材の回転状態を検出する回転センサを更に備
え、前記制御手段は、前記回転側軌道輪又は該回転側軌
道輪と共に回転する部材の回転状態の違いに応じて、異
なる計算式、異なるデータテーブル又は異なるデータ補
正を用いてその時点の前記転がり軸受の実際の温度を推
定する前記(1)〜(3)のいずれかに記載のセンサ付
軸受装置。 (5) 前記制御手段は、前記回転側軌道輪又は該回転
側軌道輪と共に回転する部材を回転駆動するモータに供
給される電流値の違いに応じて、異なる計算式、異なる
データテーブル又は異なるデータ補正を用いてその時点
の前記転がり軸受の実際の温度を推定する前記(1)〜
(3)のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。 (6) 前記制御手段は、前記回転側軌道輪又は該回転
側軌道輪と共に回転する部材の回転が停止してからの経
過時間が所定時間を超えるか否かで、異なる計算式、異
なるデータテーブル又は異なるデータ補正を用いてその
時点の前記転がり軸受の実際の温度を推定する前記
(1)〜(5)のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。 (7) 前記転がり軸受に作用する振動を検出する振動
センサを更に備え、前記制御手段は、前記転がり軸受に
作用する振動状態の違いに応じて、異なる計算式、異な
るデータテーブル又は異なるデータ補正を用いてその時
点の前記転がり軸受の実際の温度を推定する前記(1)
〜(6)のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。 (8) 前記制御手段は、その時点の雰囲気温度や、前
記回転側軌道輪又は該回転側軌道輪と共に回転する部材
の回転状態や前記転がり軸受に作用する振動状態の違い
に応じて、その時点における適正なアラーム閾値を設定
し、推定された前記転がり軸受の温度が前記アラーム閾
値を超えたらアラームを発する前記(1)〜(7)のい
ずれかに記載のセンサ付軸受装置。 (9) 前記温度センサが、前記静止側軌道輪又は該静
止側軌道輪に固定された静止部材に設けられ、前記回転
側軌道輪又は該回転側軌道輪と共に回転する部材の表面
の温度を検出する前記(1)〜(8)のいずれかに記載
のセンサ付軸受装置。 (10) 静止側軌道輪及び回転側軌道輪の間に転動体
が複数設けられた転がり軸受と、温度センサとを備えた
センサ付軸受装置の温度を検知する方法であって、前記
転がり軸受の実際の温度と前記温度センサによる検出温
度との関係を予め求めておき、前記温度センサからリア
ルタイムで求められる検出温度から、前記関係に基づい
てその時点の前記転がり軸受の実際の温度を推定するこ
とを特徴とするセンサ付軸受装置の温度検知方法。
【0013】本発明によれば、予め求められた、転がり
軸受の実際の温度と温度センサによる検出温度との関係
に基づいて、温度センサからリアルタイムで求められる
検出温度から、その時点の転がり軸受の実際の温度を適
正に推定できる。また、予め求められた、センサ検出温
度と実際の軸受温度との関係を用いることや、センサ検
出温度から周囲雰囲気温度を差し引いた値(以下「セン
サ検出温度上昇値」という。)と、実際の軸受温度から
雰囲気温度を差し引いた値(以下「軸受温度上昇値」と
いう。)との関係を用いることで、センサ検出温度から
軸受温度を適正に推定することが可能となる。また、ア
ラーム閾値も適正に設定でき、軸受異常を早期にかつ確
実に検知することが可能となる。また、車両等の走行・
停止や走行速度を検出するセンサや、振動センサを併用
したり、停止からの経過時間も考慮したりすることで、
実際の軸受温度をより正確に推定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳しく説明する。なお、既に説明した部材等に
ついては、図中に同一符号又は相当符号を付すことによ
り、説明を簡略化或いは省略する。図1に、本発明の第
1実施形態のセンサ付軸受装置(鉄道車両用温度センサ
付回転支持装置)を示す。本実施形態では、温度センサ
30が、軸受3の軸方向中心から所定距離L軸方向に離
れた位置で、カバー18の円筒部19に設けられてい
る。温度センサ30は、センサケース31内に収容され
て、センサユニットが構成されている。センサケース3
1は、円筒部19に設けられた取付孔22aに挿着さ
れ、温度センサ30は、円筒部19の内面より径方向内
方に突出した位置に配置されている。
【0015】温度センサ30による検出温度は、コンピ
ュータ等によって構成される制御手段35に、有線又は
無線で伝送される。制御手段35は、温度センサ30の
検出信号を処理し、異常の有無等の判定を行う。制御手
段35は、温度センサ30から離れた位置にあってもよ
いし、センサケース31内に配置されてもよい。制御手
段35の機能の一部を担う部品が、センサケース31内
に配置されてもよい。
【0016】車両が走行し始めると、車軸1の回転と共
に内輪5,5等が回転して、軸受3内に摩擦が発生し、
その摩擦熱に応じて軸受温度が上昇する。この熱は、外
周側にはハウジング2を通じて、内周側には車軸1を通
じて、放熱される。軸受3に生じた熱は、温度センサ3
0に到達するまでの間に徐々に放熱され、センサケース
31においても放熱される。また、車両速度の増加に伴
って、この軸受装置の付近に当たる風量も増加するた
め、さらに放熱される。例えば、車両加速時及び定速走
行時で、軸受発熱量の70%が、温度センサ30に到達
するまでの間に放熱される。
【0017】車両が停止すると、軸受3の温度は下降し
始めるが、軸受装置に当たる風量がほぼゼロになること
により、放熱量が減少する。その結果、軸受3及びハウ
ジング2に蓄えられていた熱量が温度センサ30に少し
ずつ伝達され、温度センサ30による検出温度が徐々に
上昇する。
【0018】図2に、実際の車両を模した試験装置での
結果を示す。図2のグラフの横軸は、軸受温度上昇値
(軸受の実温度から雰囲気温度を差し引いた値)を示
し、縦軸は、センサ検出温度上昇値(センサ検出温度か
ら雰囲気温度を差し引いた値)を示す。回帰曲線である
温度曲線A(以降、走行時温度曲線Aと称す)は、車両
加速時及び定速走行時相当における軸受温度上昇値とセ
ンサ検出温度上昇値との関係を示す。温度曲線B(以
降、停止時温度曲線Bと称す)は、車両停止後所定時間
(運転条件等によって異なる)が経過するまでの間にお
ける軸受温度上昇値とセンサ検出温度上昇値との関係を
示し、温度曲線C(以降、停止後温度曲線Cと称す)
は、車両停止後所定時間が経過した後の軸受温度上昇値
とセンサ検出温度上昇値との関係を示す。図2から、走
行時温度曲線Aと停止後温度曲線Cとは右上がりのほぼ
直線になっており、走行時と停止後は、軸受温度上昇値
とセンサ検出温度上昇値とが線形正比例の関係にあるこ
とがわかる。
【0019】車両加速時及び定速走行時は、車両走行速
度に応じて、走行時温度曲線Aを辿る。車両停止時に
は、停止前に軸受3及びハウジング2に蓄えられていた
熱量及び放熱量に応じた停止時温度曲線Bを辿り、その
後、停止後温度曲線Cを辿りながら温度が下降する。こ
こで、停止時温度曲線Bと停止後温度曲線Cとについて
説明する。停止時温度曲線Bは、車両が停止したにもか
かわらず、軸受3及び途中の熱伝達経路で蓄えられてい
た熱が温度センサ30に伝わってくるために、このよう
な左上がりの軌跡を描く。すなわち、車両が停止したこ
とによって温度センサ30周辺に風が当たらなくなり、
放熱量が減少しているにもかかわらず蓄えられていた熱
が温度センサ30に伝わってくるため、センサ検出温度
が上昇する。しかし、ある程度時間が経過すると、蓄え
られていた熱も冷まされ、その後は停止後温度曲線Cを
辿ってセンサ検出温度も低下していく。なお、車両が低
速で走行している場合は、図2の走行時温度曲線Aと停
止後温度曲線Cとの間に、走行時温度曲線と停止後温度
曲線とがプロットされることになる。
【0020】予め、走行時温度曲線Aを求めておけば、
車両加速中及び定速走行中に温度センサ30からリアル
タイムで得られるセンサ検出温度から、その時点におけ
る実際の軸受温度を推定することができる。例えば、走
行時温度曲線Aを示すような計算式やデータテーブルや
データ補正値を、ROM等の記憶手段に予め格納してお
き、車両加速中及び定速走行中に、その計算式やデータ
テーブルやデータ補正値を読み出すことで、その時点に
おける実際の軸受温度を推定することができる。より具
体的には、図1に符号38で示すように、軸受装置まわ
りの雰囲気温度を検出する手段(温度センサ)を、セン
サユニット付近又はセンサユニットから離れた位置に設
けて、雰囲気温度を常時検出する。そして、センサケー
ス31内の温度センサ30より得られるセンサ検出温度
から雰囲気温度を差し引いた値を求め、その値から、図
2で示したような関係を表す計算式やデータテーブルを
参照して、実際の軸受温度を推定する。
【0021】さらに、軸受3の運転温度の上限を決定す
れば、おのずとセンサ検出温度のアラーム閾値を決める
ことができる。しかし、加減速を繰り返す鉄道車両など
の用途では、上述の理由から停止時にはセンサ検出温度
が上昇して、走行時温度曲線Aから求めたアラーム閾値
を超えてしまうことがある。そこで、車両走行時とは別
に、車両停止時のアラーム閾値も設定しておき、これら
2つのアラーム閾値を使い分けることで、不要なアラー
ム発生を回避できる。
【0022】なお、上述した走行時温度曲線A及び停止
時温度曲線Cは、設備又は装置の種類や軸受3の形式、
センサユニットの取付位置などの違いによって異なるも
のである。各種軸受装置について、予め試験運転を行
い、これらの曲線を得ておくことで、本発明が適用でき
ることは言うまでもない。
【0023】また、温度上昇を計算するときの参照温度
を、周囲雰囲気温度ではなく、始動時のセンサ検出温度
とすることで、雰囲気温度の検出を不要にすることも可
能である。すなわち、センサユニットの温度センサ30
により、車軸1が回転を開始する前或いは直後の、始動
時検出温度を得ておき、回転開始後に温度センサ30か
らリアルタイムで得られる検出温度から前記始動時検出
温度を差し引くように構成することができる。こうすれ
ば、別途の雰囲気温度検出手段38が不要となる。ま
た、季節の違い等による周囲雰囲気温度の影響をキャン
セルすることができる。すなわち、夏と冬の温度差(3
0℃)や、その日ごとの温度差をキャンセルできる。例
えば車両が、夜中から朝にかけて走行する場合、その間
の温度差は少ないので、周囲温度の代わりに前述の始動
時検出温度を用いても、誤差が少ない。
【0024】図3に、本発明の第2実施形態のセンサ付
軸受装置(鉄道車両用温度センサ付回転支持装置)を示
す。本実施形態では、油切りと称される環状部材11の
外周面に、外向フランジ状の鍔部40が全周にわたって
設けられている。鍔部40の外周縁部に、凹部と凸部と
を円周方向に関して交互に且つ等間隔で形成して、この
外周縁部の磁気特性を円周方向に関して交互に且つ等間
隔で変化させて、鍔部40にエンコーダとしての機能を
持たせている。
【0025】取付孔22a内に挿着されたセンサユニッ
トのセンサケース31内には、温度センサ30と、回転
速度センサ32とが収容されている。回転速度センサ3
2としては、磁気抵抗素子、ホール素子、永久磁石と磁
気コイルとの組み合わせ等、磁束の密度或いは方向の変
化に対応して出力を変化させるものを使用できる。回転
速度センサ32は、センサケース31の先端部に収容保
持され、鍔部40に近接対向されている。温度センサ3
0は、車軸1及び内輪5と一体的に回転する部材である
環状部材11の外周面の表面温度を、非接触で検出す
る。温度センサ30及び回転速度センサ32は、モール
ド樹脂によってセンサケース31内にモールド固定され
てもよいし、ねじ等の機械的固定具により固定されても
よい。なお、温度センサ30は、第1実施形態で示した
ような、ハウジング2の温度を測定する温度センサでも
よい。
【0026】温度センサ30及び回転速度センサ32の
出力信号は、1本のケーブル41を介して図示しない制
御手段へ伝送されるが、これに限定はされず、無線で制
御手段へ伝送されてもよい。ケーブル41内に収められ
た、温度センサ30の出力信号を取り出すための信号線
と、回転速度センサ32の出力信号を取り出すための信
号線とは、個別にシールドするのが好ましい。回転速度
センサ32から出力されるパルス状の信号を送る信号線
と、温度センサ30から出力されるアナログ信号を送る
信号線とを一緒に束ねると、アナログ信号にノイズがの
り易いが、上記のように個別にシールドすることで、ア
ナログ信号にノイズがのるのを防ぐことができる。ケー
ブル41内で、個々のセンサ30,32の出力信号を取
り出すための信号線とグランド線とをツイストしておく
ことや、そのツイストペアをシールドすることは、さら
に好ましい。
【0027】また、センサケース31内に、振動センサ
(加速度センサ)33を収容しておくことはさらに好ま
しい。振動センサ33により、軸受3に剥離等の異常が
発生した際に、その剥離の状態を速やかに検出すること
ができる。転がり軸受の異常監視と回転速度の監視との
双方を目的とする場合は、本例のように、温度センサ3
0、回転速度センサ32、振動センサ33の、3種類の
センサを組み合わせることが好ましい。しかしこれに限
定はされず、温度センサ30と回転速度センサ32、或
いは温度センサ30と振動センサ33など、2種類のセ
ンサを組み合わせてもよい。さらに、センサケース31
内に、基準電圧発生回路を備えてもよい。基準電圧発生
回路は、温度センサ30や振動センサ33に供給する基
準電圧を発生するためのもので、例えば、定電圧レギュ
レータ、DC−DCコンバータ、基準電圧IC、定電圧
ダイオード等が使用可能である。
【0028】例えば、温度センサ30及び回転速度セン
サ32と、コンパレータ(比較手段)及びアラーム閾値
設定回路(アラーム閾値設定手段)とを組み合わせるこ
とにより、運転速度が低速から高速まで頻繁に変化する
転がり軸受の異常検出を高い信頼性で行える。図4に示
す判定回路は、回転速度センサ32より得られる車軸1
の回転速度と、温度センサ30より得られる軸受3の温
度とから、軸受3の異常の有無を判定するものである。
回転速度センサ32の検出信号は、回転速度検出回路に
て処理されて速度信号とされる。その速度信号に基づ
き、閾値設定回路44はアラーム閾値を決定する。この
閾値と、温度センサ30から送られてくる温度信号とを
コンパレータ45により比較し、この比較結果を表す信
号を軸受異常判定回路46により判定して、軸受3の異
常の有無を判定する。そして、異常がある場合には、ブ
ザー、警告灯等の警報器47に信号を送って警報器47
を作動させ、運転者や作業者に異常発生を知らせる。こ
のような構成の判定回路により、車軸の回転速度の変化
に従って、異常検出用の温度のアラーム閾値をリアルタ
イムで変更できるので、高速回転時だけでなく、低速回
転時に発生する軸受の異常も検出できる。また、速度信
号の代わりに、回転駆動用モータに供給する電流値を用
いても同様の効果を得ることができる。
【0029】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能であ
る。例えば、実施形態では、軸受温度上昇値とセンサ検
出温度上昇値との関係に基づいて軸受温度を推定してい
るが、実際の軸受温度と温度センサによる検出温度との
関係に基づいて推定してもよい。例えば、センサ検出信
号を、ローパスフィルタやオペアンプを介して、センサ
ユニットの外部に伝送するようにしてもよい。また、軸
受装置における転がり軸受は複列円すいころ軸受に限ら
ず、玉軸受、円筒ころ軸受、球面ころ軸受など、単列・
複列を問わず適用できることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
センサ検出温度から実際の軸受温度を正確に得て、異常
発生を早期かつ確実に検知できるセンサ付軸受装置及び
センサ付軸受装置の温度検知方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の縦断面図である。
【図2】予め求められた、実際の軸受温度とセンサ検出
温度との関係を表すグラフである。
【図3】第2実施形態の縦断面図である。
【図4】判定回路の構成例を示す回路図である。
【図5】従来のセンサ付軸受装置の断面図である。
【符号の説明】
1 車軸 2 軸受箱(ハウジング) 3 複列円すいころ軸受(転がり軸受) 4 外輪 5 内輪 6 円すいころ(転動体) 11,11a 環状部材 22a 取付孔 30 温度センサ 31 センサケース 35 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂谷 郁紀 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 (72)発明者 滝澤 岳史 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3J101 AA01 AA62 BA77 FA22 FA23 FA26 FA41 GA02 GA03 GA36

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止側軌道輪及び回転側軌道輪の間に転
    動体が複数設けられた転がり軸受と、温度センサとを備
    えたセンサ付軸受装置であって、 予め求められた、前記転がり軸受の実際の温度と前記温
    度センサによる検出温度との関係に基づき、前記温度セ
    ンサからリアルタイムで求められる検出温度から、その
    時点の前記転がり軸受の実際の温度を推定する制御手段
    を備えていることを特徴とするセンサ付軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、予め求められた、前記
    転がり軸受の実際の温度から雰囲気温度を差し引いた値
    と前記温度センサによる検出温度から雰囲気温度を差し
    引いた値との関係に基づき、前記温度センサからリアル
    タイムで求められる検出温度から雰囲気温度を差し引い
    た値を用いて、その時点の前記転がり軸受の実際の温度
    を推定する請求項1に記載のセンサ付軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、予め求められた、前記
    転がり軸受の実際の温度から始動時の温度を差し引いた
    値と前記温度センサによる検出温度から始動時の温度を
    差し引いた値との関係に基づき、前記温度センサからリ
    アルタイムで求められる検出温度から始動時の温度を差
    し引いた値を用いて、その時点の前記転がり軸受の実際
    の温度を推定する請求項1に記載のセンサ付軸受装置。
  4. 【請求項4】 前記回転側軌道輪又は該回転側軌道輪と
    共に回転する部材の回転状態を検出する回転センサを更
    に備え、前記制御手段は、前記回転側軌道輪又は該回転
    側軌道輪と共に回転する部材の回転状態の違いに応じ
    て、異なる計算式、異なるデータテーブル又は異なるデ
    ータ補正を用いてその時点の前記転がり軸受の実際の温
    度を推定する請求項1〜3のいずれかに記載のセンサ付
    軸受装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記回転側軌道輪又は
    該回転側軌道輪と共に回転する部材を回転駆動するモー
    タに供給される電流値の違いに応じて、異なる計算式、
    異なるデータテーブル又は異なるデータ補正を用いてそ
    の時点の前記転がり軸受の実際の温度を推定する請求項
    1〜3のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記回転側軌道輪又は
    該回転側軌道輪と共に回転する部材の回転が停止してか
    らの経過時間が所定時間を超えるか否かで、異なる計算
    式、異なるデータテーブル又は異なるデータ補正を用い
    てその時点の前記転がり軸受の実際の温度を推定する請
    求項1〜5のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
  7. 【請求項7】 前記転がり軸受に作用する振動を検出す
    る振動センサを更に備え、前記制御手段は、前記転がり
    軸受に作用する振動状態の違いに応じて、異なる計算
    式、異なるデータテーブル又は異なるデータ補正を用い
    てその時点の前記転がり軸受の実際の温度を推定する請
    求項1〜6のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、その時点の雰囲気温度
    や、前記回転側軌道輪又は該回転側軌道輪と共に回転す
    る部材の回転状態や前記転がり軸受に作用する振動状態
    の違いに応じて、その時点における適正なアラーム閾値
    を設定し、推定された前記転がり軸受の温度が前記アラ
    ーム閾値を超えたらアラームを発する請求項1〜7のい
    ずれかに記載のセンサ付軸受装置。
  9. 【請求項9】 前記温度センサが、前記静止側軌道輪又
    は該静止側軌道輪に固定された静止部材に設けられ、前
    記回転側軌道輪又は該回転側軌道輪と共に回転する部材
    の表面の温度を検出する請求項1〜8のいずれかに記載
    のセンサ付軸受装置。
  10. 【請求項10】 静止側軌道輪及び回転側軌道輪の間に
    転動体が複数設けられた転がり軸受と、温度センサとを
    備えたセンサ付軸受装置の温度を検知する方法であっ
    て、 前記転がり軸受の実際の温度と前記温度センサによる検
    出温度との関係を予め求めておき、前記温度センサから
    リアルタイムで求められる検出温度から、前記関係に基
    づいてその時点の前記転がり軸受の実際の温度を推定す
    ることを特徴とするセンサ付軸受装置の温度検知方法。
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