JP2003254738A - ウエハ芯出し装置及び方法並びにプログラム - Google Patents
ウエハ芯出し装置及び方法並びにプログラムInfo
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Abstract
ウエハ芯出し装置を提供すること。 【解決手段】ウエハをウエハ受け渡し位置に搬送するウ
エハ搬送部(5)と、前記ウエハ搬送部の搬送方向中心
軸に対して非対称に配置され前記ウエハの複数のエッジ
座標データを検出する複数のセンサ(8,9)と、前記
ウエハ搬送部において前記複数のセンサにより得られた
複数のエッジ座標データのうち前記ウエハに形成された
位置合わせ形状部を含まない3点のエッジ座標データに
基づき前記ウエハの中心を求め、この求められたウエハ
中心と前記受け渡し位置の中心とのズレ量を求める演算
部(11)と、この演算部で求められたズレ量に基づい
て前記ウエハ受け渡し位置中心に前記ウエハの中心を合
わせるために前記ウエハ搬送部をXY方向に移動させる
移動手段(12)と、を具備する。
Description
や検査装置に適用されるウエハ芯出し装置及び方法並び
にプログラムに関する。
は、ウエハ芯出し装置が適用されたウエハ搬送装置が組
み込まれており、該装置によりカセットから取り出した
ウエハを搬送し、規定の位置に位置決めするようになっ
ている。
ハ搬送装置の従来例として特許第2611251号公報
に記載されたものがある。すなわち、同公報には、2組
の検出手段から出力されるウエハのエッジを示す4つの
エッジ座標データのうち、円の方程式によって任意の3
つのエッジ座標データを用いて基板の中心位置を算出す
る方法が開示されている。
あるオリフラ(オリエンテーションフラット:O.
F.)又はノッチが存在する基板について、位置決めを
実施する場合においては、4点のエッジ座標データより
3点を選択する4組の組合せを作り、各組それぞれ3点
の座標を円の方程式に代入して、計算から求めた4個の
半径のうち最も長い半径を示す中心点が正規の中心とす
る方法が開示されている。
式を用いてウエハの中心座標を算出しているため、カセ
ット内のウエハの収納位置及び、オリフラ又はノッチの
向きによっては、正しくウエハの中心座標を算出できな
い場合がある。このことについて、以下詳細に説明す
る。
かにオリフラが存在する場合において、上述した従来例
では、求めた4点のエッジ座標データより3点のエッジ
座標データを選択する4組の組合せを作り、各組それぞ
れ3点のエッジ座標データを円の方程式に代入して、計
算から求めた4個の半径のうち最も長い半径を示す中心
点が正規の中心とすることになる。
リフラ位置と求まる半径との関係を説明する。図10
(a)(b)及び図11(a)(b)は、弦BC<弦A
Dの場合、つまり−Y軸方向にウエハがずれていた場合
である。
でオリフラが点Bに掛かっていたときのオリフラの掛か
り量と半径との関係を示し、図11は、同じくオリフラ
が点Aに掛かっていたときのオリフラの掛かり量と半径
との関係を示している。
点Cにオリフラが存在した場合においては、∠ABC、
∠BCDは鈍角となるため、それぞれの3点のエッジ座
標データから計算される円の半径は正規の半径よりか大
きくなる(図10のRabc)。
場合においては、オリフラの掛かり量が少ないと∠BA
D、∠CDAは鋭角となるため、それぞれの3点のエッ
ジ座標データから計算される円の半径は既知の半径より
小さくなる。
くると、弦BC=弦ADとなる場合が存在し、検出され
た4点で構成される図形は平行四辺形となり、この場合
は点BAD、点BCDから求まる円の半径は等しくなっ
てしまう(図11のRdabがRbcdと交差する点)。
する点の状態を図示したのが図14である。
くると、弦BC>弦ADとなり、の半径は既知の半径よ
り大きくなる(図11のRdab)。
軸方向にウエハがずれていた場合の半径値の推移を、図
12(a)(b)、図13(a)(b)に示す。図12
は、ウエハが上側にずれていた場合でオリフラが点Bに
掛かっていたときのオリフラの掛かり量と半径との関係
を示し、図13は同じくオリフラが点Aに掛かっていた
ときのオリフラの掛かり量と半径との関係を示してい
る。
座標データより3点を選択する4組の組合せを作り、各
組それぞれ3点の座標を円の方程式に代入して、計算か
ら求めた4個の半径のうち最も長い半径を示す中心点が
正規の中心とは限らない。
において、どの点のデータがオリフラに掛かったデータ
か判断できず、無条件に半径が最大となる円の中心をウ
エハ中心と判断するため、オリフラを含んだ3点のエッ
ジ座標データから算出した中心と原点との中心ずれ量に
基づいてウエハの中心位置決めをしてしまうと、原点に
対してウエハの中心が大きくずれる虞がある。
と、次工程にてオリフラ合わせ実施する場合において
も、ウエハの偏芯が大きくなり、オリフラ合わせが実施
でない虞がある。さらに、次工程やウエハカセットヘウ
エハを安全に搬送することができず、ウエハ破損を生ず
る虞がある。
は、原点に対して対称に配置した一対のセンサにより、
4点又は3点のエッジ座標データを用いてウエハの中心
座標を算出するようにしているので、正しくウエハを位
置決めすることができずウエハを破損する虞があるとい
う問題があった。
決めすることが可能なウエハ芯出し装置及び方法並びに
プログラムを提供することにある。
に本発明の請求項1に係る発明は、ウエハの芯出しを行
なうウエハ芯出し装置において、前記ウエハをウエハ受
け渡し位置に搬送するウエハ搬送部と、前記ウエハ搬送
部の搬送方向中心軸に対して非対称に配置され前記ウエ
ハの複数のエッジ座標データを検出する複数のセンサ
と、前記ウエハ搬送部において前記複数のセンサにより
得られた複数のエッジ座標データのうち前記ウエハに形
成された位置合わせ形状部を含まない3点のエッジ座標
データに基づき前記ウエハの中心を求め、この求められ
たウエハ中心と前記受け渡し位置の中心とのズレ量を求
める演算部と、この演算部で求められたズレ量に基づい
て前記ウエハ受け渡し位置中心に前記ウエハの中心を合
わせるために前記ウエハ搬送部をXY方向に移動させる
移動手段と、を具備する。
明について、前記複数のセンサは、前記ウエハ搬送部の
搬送方向と直交する方向に第1のセンサと第2のセンサ
を非対称に配置し、第1と第2のセンサ間の距離を前記
位置合わせ形状部であるオリエンテーションフラットの
長さより大きくした。
係る発明について、前記演算部は、前記一方のセンサに
より検出された2点のエッジ座標データの中点X座標
と、前記他方のセンサにより検出された2点のエッジ座
標データの中点X座標が一致しているかを判定し、一致
していると判定した場合に前記複数のエッジ座標データ
から任意の3点のエッジ座標データに基づいてウエハの
中心位置を求める。
係る発明について、前記演算部は、前記一方のセンサに
より検出された2点のエッジ座標データの中点X座標
と、前記他方のセンサにより検出された2点のエッジ座
標データの中点X座標が一致しているかを判定し、一致
していると判定した場合に各エッジ座標データの3点の
組み合わせから複数のウエハの中心位置を求め、この複
数の中心位置の平均値を求める。
係る発明について、前記演算部は、前記一方のセンサに
より検出された2点のエッジ座標データの中点X座標
と、前記他方のセンサにより検出された2点のエッジ座
標データの中点X座標が一致しているかを判定し、一致
していないと判定した場合に前記ウエハに形成された位
置合わせ形状部を含まない3点のエッジ座標データに基
づき前記ウエハの中心を求める。
明について、前記演算部は、一致しないと判定した場
合、前記名センサにより検出された2点のエッジ座標デ
ータからそれぞれの弦の長さを実測し、一方の実測弦に
対する他方の弦の長さを計算して求め、この計測した弦
の長さと他方の実測弦の長さとの差の半値と前記各実測
弦の中点の差とを比較して前記位置合わせ形状部が含ま
れるエッジ座標データを特定する。
係る発明について、前記演算部は、前記各エッジ座標デ
ータの3点の組み合わせからそれぞれウエハの中心位置
を求め、これら各中心位置から最も大きい半径を示す3
点のエッジ座標データの組み合わせと、2番目に大きい
半径を示す3点のエッジ座標データを抽出し、これら2
組の組み合わせに対応する前記各弦が正しいかを判断す
る。
明について、前記演算部は、前記各エッジ座標データの
3点の組み合わせからそれぞれウエハの中心位置を求
め、これら各中心位置からの各半径値を求め、最も正規
の半径値に近い3点の組み合わせの中心位置を前記ウエ
ハの中心とする。
いて複数のセンサにより得られた複数のエッジ座標デー
タのうちウエハに形成された位置合わせ形状部を含まな
い3点のエッジ座標データに基づき前記ウエハの中心を
求め、この求められたウエハ中心と受け渡し位置の中心
とのズレ量を求める。
に、ウエハ搬送部において複数のセンサにより得られた
複数のエッジ座標データのうちウエハに形成された位置
合わせ形状部を含まない3点のエッジ座標データに基づ
き前記ウエハの中心を求めさせ、この求められたウエハ
中心と受け渡し位置の中心とのズレ量を求めさせる。
装置及び方法並びにプログラムの好適な実施形態を、図
面を参照して説明する。
ウエハ芯出し装置が適用されるウエハ搬送装置の構成図
であり、ウエハ1を収納したカセット2は、カセット台
3上に設置されており、図示しない制御部により、エレ
ベータ機構部4が制御されることにより、上下動可能と
なっている。
納したりするためのウエハ取り出しアーム5とウエハ1
のオリフラ合わせを実施するためのセンタテーブル6及
びオリフラ合わせセンサ7が設けられている。
うに、カセット2からウエハ1を取り出すウエハ取り出
し方向(X軸)に往復移動し、カセット2から取り出した
ウエハ1をセンタテーブル6に搬送する。また、ウエハ
取り出しアーム5は、センタテーブル6とウエハ1の位
置関係を相対的に移動させるための、ウエハ取り出し方
向と直角方向(Y軸)及び、センタテーブル6にウエハ1
を受け渡すための上下方向(Z軸)に移動可能となってい
る。図2における符号100は、ウエハ1が搬送されて
位置決めされた状態を示している。
の間のウエハ搬送路上に設けられた取り付け体10に
は、2個のセンタリングセンサ8、9が取り付けられて
いる。
原点(規定ウエハ中心)から距離L1にセンサ8を配置
し、原点から距離L2にセンサ9を非対称に配置するこ
とで、センサ間中心とウエハ中心とがtだけずれた配置
関係となっている。換言すると、センサ8、9は、ウエ
ハ搬送方向に交差する方向に沿い且つ規定ウエハ中心と
非対称に配置されている。
サ8、9からの出力値が取り込まれる演算部11と、演
算部11により演算された芯出し補正量だけウエハ1を
移動するべくウエハ取り出しアーム5を移動させるウエ
ハ移動機構12及びデータを記憶するメモリ13とが設
けられている。ウエハ移動機構12は、ウエハ取り出し
アーム5をX軸方向及びY軸方向に移動する際に、基準
位置からの移動量が把握できるように、例えばパルスモ
ータで駆動されている。
施形態のウエハ芯出し及び位置決めは、次のようにして
行われる。
ット2からウエハ取り出しアーム5により取り出された
ウエハ1は、2個のセンサ8、9を通過する過程におい
て、図3に示すように、4点(A点,B点,C点,D
点)のエッジ座標データが検出され、メモリ13に検出
データとして格納される(ステップS1〜S8)。
間中心とウエハ中心が一致しないように非対称に配置さ
れていることにより、検出されるA〜Dの4点は、カセ
ット内でのウエハずれが発生しても、必ずA→B→C→
Dの順番で取り込まれる。
ず、カセット2内のウエハ1が、カセット内でずれてい
なかった場合は、2個のセンサ中心とカセット2内のウ
エハ1の中心を同軸上に設置しておけば、必ずセンサ
8,9の検出は同時になる。
たとえ、カセット2内のウエハ1が、カセット内でずれ
ていなかった場合においても、2個のセンサ中心とカセ
ット2内のウエハ1の中心を同軸土に設置すると、セン
サ8側にOFが存在した場合とセンサ9側にOFが存在
した場合では、検出される4点(A点、B点、C点、D
点)の順番は異なる。
センサ9側のほうが先に検出される寸法量だけ、センサ
8,9の2個のセンサ中心をカセット2内のウエハ1の
中心とずらして配置することにより、必ず、A→B→C
→Dの順番で座標値が検出される事が可能となる。
ウエハ搬送方向(X軸)とが直角でない場台は、そのず
れ量を予めメモリ13に記憶させておくことにより、計
算上はセンサ8,9の検出位置と、ウエハ搬送方向は常
に直交させる事が可能である。
中心はカセット2内で2mm程度はずれる可能性があ
る。従って、カセット2内のウエハ1の中心がカセット
2内でずれた場合においても、必ず、A→B→C→Dの
順番で座標値が検出されるように、センサ8,9の2個
のセンサ中心をカセット2内のウエハ1の中心とずらし
て配置することにより、必ず、A→B→C→Dの順番で
座標値が検出されるようにセンサを配置する必要があ
る。
中点Fの座標とを算出し(ステップS9〜S10)、E
とFのX座標が一致しているか判定する(ステップS1
1)。
ると判定されると、ステップS12〜S16とステップ
S37〜S41とにより、ウエハ芯出し及び位置決めが
行われ、一致していないと判定されると、ステップS1
7〜S36とステップS37〜S41とにより、ウエハ
芯出し及び位置決めが行われる。
等しく、4点の何れの点にもオリフラが存在しない場合
である。
示すように、得られた4点から3点(ABC,BCD,
CDA,DAB)の組合せから4個の中心座標(Oab
c,Obcd,Ocda,Odab)を算出し、次いで
これら4点の中心座標値の平均値を算出(ステップS1
6)する。
4点のうち任意の3点から中心座標を算出するようにし
て、(ステップS12〜S15の任意の1種類の計算だ
けを実施)平均化処理を省略しステップBに進んでもよ
い。さらに、演算時間の短縮のために、図9に示すよう
に、直線ADの中点Eと直線BCの中点FのX座標が一
致しているため、中点E及びFのX座標値がウエハのず
れ量をΔXとし、弦AD長さの1/2とウエハ半径Rを
用いて、三平方の定理より、ΔY=√{R2−(AD/
2)2}を求めても同様の結果が得られる。
で求める。
d(Xbcd,Ybcd)を求める計算式を示す。
D(Xd,Yd)とを結ぶ弦CDの垂直2等分線と、2
点C(Xc,Yc)とB(Xb,Yb)を結ぶ弦CBの
垂直2等分線との交点座標を求めるものであり、これが
ウエハの中心Obcdとなる。先ず、弦ADの中点と弦
BCの中点座標が等しくない場合は、中点EとFの差△
EFを算出する(ステップS17)。
b)を結ぶ弦は、X軸(ウエハ取り出し方向)に平行であ
る。2点C(Xc,Yc)とD(Xd,Yd)を結ぶ弦
CDの方程式は、下記式1〜3となる。
−1/mより、下記式4となる。
(Xh,Yh)は、式5のようになる。
弦CDに直交する直線は、H(Xh,Yh)を通ること
より、 Y′−Yh=m′(X′−Xh) …式6 Y′=m′X′−m′Xh+Yh、 m′=−(Xd−Xc)/(Yd−Yc) …式7′ と表わせる。
タリングセンサをウエハが通過する過程において得られ
たX座標値である。また、Yd及びYcは固定値であ
り、原点からのY座標値を表す。Yd,YaはL2、Y
c,YbはL1となる。
b,Yb)とを通る弦CBの垂直2等分線を求め、6′
式との交点Obcd(Xbcd,Ybcd)を求める。
Yb)を通る弦CBは、X軸に平行な直線であるため、
2点C(Xc,Yc)とB(Xb,Yb)の中点座標F(X
f,Yf)のX座標値は、求める6′式との交点Obc
dのX座標値Xbcdと同じである。
点ObcdのY座標値Ybcdが求まる。
を求める。
cd)となる。
後、ステップS16にて4点の中心座標値の平均値を求
め、ウエハのずれ量(△X,△Y)としてメモリ13に登
録する(ステップS37)。
ーム5を、登録されたずれ量(△X,△Y)だけ移動させ
た後(ステップS38)、センタテーブル6上にウエハ
を受け渡すことにより(ステップS39)、センタテー
ブル6の中心と、カセット2から取り出したウエハ1の
中心が一致する。
ら取り出したウエハ1の中心が一致し、センタテーブル
6上でウエハを回転させ、オリフラ又はノッチ位置を検
出することにより、ウエハの位置決めが完了する(ステ
ップS40〜S41)。
が一致しないと判定された場合は、4点の中心座標値
を、ステップS12〜S16に代えてステップS17〜
S36により求め、ステップS37〜S41により、ウ
エハ芯出し及び位置決めを行う。
計算式は、一方の実測弦BCから、他方の弦A′D′を
計算により求めるものである。
を結ぶ弦BCの長さは、 BC=Xc−Xb …10式 弦BCが正しいと仮定した場合における、弦A′D′の
長さを求める。
サ間寸法をL、規定中心(原点)からセンサ8までの寸法
をL1、規定中心(原点)からセンサ9までの寸法をL2
とすると、弦BCが正しいと仮定した場合における、ウ
エハ中心からセンサ9までの寸法をL2′とし、R、L
1′BC/2で構成される三角形より三平方の定理を用
いると、 L1′2=R2−(BC/2)2 L1′ =√(R2−(BC/2)2) …11式 センサ間寸法Lは固定値のため、ウエハ中心からセンサ
9までの寸法をL2′とすると、 L2′=L−L1′ …式12 このL2′より弦A′D′の長さを求める。
角形より同様に三平方の定理を用いて、 (A′D′/2)2=R2−(L2′)2 A′D′=2*√(R2−(L2′)2 …式13 弦BCの長さを基準として、計算した弦A′D′の長さ
と実際の弦ADの長さの差の半分(ΔAD/2)がΔEF
と等しければ弦ADのAもしくはDにオリフラが掛かっ
ていることになる。ここで、弦BCの中点FにおけるX
座標値は正しいウエハ中心のX座標値を表わしている。
これに対し、弦ADはオリフラが掛かった分だけ短くな
るため、弦ADの中点EにおけるX座標値は、オリフラ
が掛かった長さの半分だけ原点を基準に長くなる。
点からFまでのX座標値を比較し、E>Fであれは、A
にオリフラか掛かっていると判定する。逆にE<Fであ
れば、Dにオリフラが掛かっていると判定する。
した弦B′C′の長さと実際の弦BCの長さの差の半分
(ΔBC/2)がΔEFと等しければ弦BCにオリフラが
掛かっていることになる。
点からFまでのX座標値を比較し、E>Fであれは、C
にオリフラが掛かっていると判定する。逆にE<Fであ
れば、Bにオリフラが掛かっていると判定する。
合における、弦B′C′の長さを求めることができる。
さを用いて、検出点A、B、C、Dの何れにオリフラが
掛かっているかの判断を実施した後、オリフラ部のデー
タを除いた残りの3点から第1の計算方法もしくは上記
第2の計算式で用いた三平方の定理よりウエハの中心を
算出する。
X,△Y)としてメモリ13に登録する(ステップS3
7)。
ーム5を、登録された(△X,△Y)だけ移動させた後
(ステップS38)、センタテーブル6上にウエハを受
け渡すことにより(ステップS39)、センタテーブル
6の中心と、カセット2から取り出したウエハ1の中心
が一致する。
ら取り出したウエハ1の中心が一致し、センタテーブル
6上でウエハを回転させ、オリフラ又はノッチ位置を検
出することにより、ウエハの位置決めが完了する(ステ
ップS40〜S41)。
ば、カセット2からウエハ取り出しアーム5により取り
出されたウエハ1は、2個のセンサ8、9を通過する過
程において、第3図に示すように、4点のエッジ座標デ
ータが検出され、センサ間中心とウエハ中心が一致しな
いように非対称に配置されていることにより、検出され
るA〜Dの4点は、カセット2内でのウエハ1の位置ず
れが発生しても、必ずA→B→C→Dの順番で取り込ま
れる。
から3点(ABC,BCD,CDA,DAB)の組合せか
ら4個の中心座標を算出し、この値から各半径値を求
め、最も正規の円の半径に近い中心点をウエハのずれ量
として図示しないメモリ13に△X,△Yとして登録す
る。
ーム5を、メモリ13に登録された△X,△Yだけ移動
させた後、センタテーブル6上にウエハ1を受け渡すこ
とにより、センタテーブル6の中心と、カセット2から
取り出したウエハ1の中心が一致する。
ら取り出したウエハ1の中心が一致し、センタテーブル
6上でウエハ1を回転させ、オリフラ又はノッチ位置を
検出することにより、ウエハの位置決めを完了させても
同様の効果を得ることが可能である。
では、実測弦BCから、他方の弦A′D′を算出してい
るが、予め、実測弦BCに対応する他方の弦A′D′の
長さ、及び実測弦ADに対応する他方の弦B′C′の長
さを算出しておき、例えばメモリ13にマップデータと
して保持しておくことにより、演算時間を必要とせず
に、どちらの弦が正しいかの判断が可能となり、搬送速
度の向上につながる。
15〜図18に示すように、ウエハが下側又は上側にず
れていた場合でオリフラが点B又はA側に掛かっていた
ときに好適な例である。
ウエハ取り出しアーム5により取り出されたウエハ1
は、2個のセンサ8、9を通過する過程において、第3
図に示すように、4点のエッジ座標データが検出され、
センサ間中心とウエハ中心が一致しないように非対称に
配置されていることにより、検出されるA〜Dの4点
は、カセット2内でのウエハ1の位置ずれが発生して
も、必ずA→B→C→Dの順番で取り込まれる。
から3点(ABC,BCD,CDA,DAB)の組合せか
ら算出される4個の中心点を算出する。
半径値を求め、最も大きい半径を示す座標値の組み合わ
せと、2番目に大きい半径を示す座標値の組み合わせを
抽出し、各座標値から、上記第1の実施形態で示した第
2の計算式で、実測弦BCに対応する他方の弦A′D′
の長さ、及び実測弦ADに対応する他方の弦B′C′の
長さを算出し、どちらの弦が正しいか判断し、その結果
により、中心を求めても同様の効果が得られる。
エハ搬送中にウエハのオリフラ位置を検出するものとな
っているが、図1において、センタテーブル6上でウエ
ハ1を回転させてオリフラを検出するに際し、センサ
8,9にもっとも近い回転方向に、センタテーブル6が
回転制御されるように、センタテーブル6を移動させる
ウエハ移動機構12を配置することにより、オリフラ検
出のために動作する回転角度がもっとも少なくてすみ、
オリフラ合わせの時間短縮が可能となる。
搬送方向に交差する方向に沿い且つ規定ウエハ中心と非
対称に配置された二つのセンサ8,9からの検出値を演
算部11により演算して補正量を演算するものである
が、演算部11の構成としてはハードウエアとして構成
する他に、演算部11をコンピュータ又はコンピュータ
の一部の機能により構成すると共に図4〜図7のフロー
が実施される方法又はプログラムを当該コンピュータに
よる演算部11により実行するソフトウエアとして構成
とすることもできる。
ハ搬送方向に交差する方向に沿い且つ規定ウエハ中心と
非対称に配置された二つのセンサからの検出データから
ウエハのオリフラを判断して、該オリフラに掛かるデー
タ以外の残りの3点でウエハの中心座標値を算出するた
め、正しいウエハ中心を求めることが可能なウエハ芯出
し装置及び方法並びにプログラムを提供できるものであ
る。
を示す図。
態を示す図。
図。
図。
図。
図。
図。
する説明図。
るものであって、ウエハが下側にずれていた場合でオリ
フラが点Bに掛かっていたときのオリフラの掛かり量と
半径との関係を示す図。
フラの掛かり量と半径との関係を示す図。
するものであって、ウエハが上側にずれていた場合でオ
リフラが点Bに掛かっていたときのオリフラの掛かり量
と半径との関係を示す図。
フラの掛かり量と半径との関係を示す図。
明図。
合における、オリフラ位置と求まる半径との関係を説明
するものであって、ウエハが下側にずれていた場合でオ
リフラが点Bに掛かっていたときのオリフラの掛かり量
と半径との関係を示す図。
フラの掛かり量と半径との関係を示す図。
合における、オリフラ位置と求まる半径との関係を説明
するものであって、ウエハが上側にずれていた場合でオ
リフラが点Bに掛かっていたときのオリフラの掛かり量
と半径との関係を示す図。
フラの掛かり量と半径との関係を示す図。
Claims (10)
- 【請求項1】 ウエハの芯出しを行なうウエハ芯出し装
置において、 前記ウエハをウエハ受け渡し位置に搬送するウエハ搬送
部と、 前記ウエハ搬送部の搬送方向中心軸に対して非対称に配
置され前記ウエハの複数のエッジ座標データを検出する
複数のセンサと、 前記ウエハ搬送部において前記複数のセンサにより得ら
れた複数のエッジ座標データのうち前記ウエハに形成さ
れた位置合わせ形状部を含まない3点のエッジ座標デー
タに基づき前記ウエハの中心を求め、この求められたウ
エハ中心と前記受け渡し位置の中心とのズレ量を求める
演算部と、 この演算部で求められたズレ量に基づいて前記ウエハ受
け渡し位置中心に前記ウエハの中心を合わせるために前
記ウエハ搬送部をXY方向に移動させる移動手段と、 を具備することを特徴とするウエハ芯出し装置。 - 【請求項2】 前記複数のセンサは、前記ウエハ搬送部
の搬送方向と直交する方向に第1のセンサと第2のセン
サを非対称に配置し、第1と第2のセンサ間の距離を前
記位置合わせ形状部であるオリエンテーションフラット
の長さより大きくしたことを特徴とする請求項1記載の
ウエハ芯出し装置。 - 【請求項3】 前記演算部は、前記一方のセンサにより
検出された2点のエッジ座標データの中点X座標と、前
記他方のセンサにより検出された2点のエッジ座標デー
タの中点X座標が一致しているかを判定し、一致してい
ると判定した場合に前記複数のエッジ座標データから任
意の3点のエッジ座標データに基づいてウエハの中心位
置を求めることを特徴とする請求項1又は2記載のウエ
ハ芯出し装置。 - 【請求項4】 前記演算部は、前記一方のセンサにより
検出された2点のエッジ座標データの中点X座標と、前
記他方のセンサにより検出された2点のエッジ座標デー
タの中点X座標が一致しているかを判定し、一致してい
ると判定した場合に各エッジ座標データの3点の組み合
わせから複数のウエハの中心位置を求め、この複数の中
心位置の平均値を求めることを特徴とする請求項1又は
2記載のウエハ芯出し装置。 - 【請求項5】 前記演算部は、前記一方のセンサにより
検出された2点のエッジ座標データの中点X座標と、前
記他方のセンサにより検出された2点のエッジ座標デー
タの中点X座標が一致しているかを判定し、一致してい
ないと判定した場合に前記ウエハに形成された位置合わ
せ形状部を含まない3点のエッジ座標データに基づき前
記ウエハの中心を求めることを特徴とする請求項1又は
2記載のウエハ芯出し装置。 - 【請求項6】 前記演算部は、一致しないと判定した場
合、前記名センサにより検出された2点のエッジ座標デ
ータからそれぞれの弦の長さを実測し、一方の実測弦に
対する他方の弦の長さを計算して求め、この計測した弦
の長さと他方の実測弦の長さとの差の半値と前記各実測
弦の中点の差とを比較して前記位置合わせ形状部が含ま
れるエッジ座標データを特定することを特徴とする請求
項5記載のウエハ芯出し装置。 - 【請求項7】 前記演算部は、前記各エッジ座標データ
の3点の組み合わせからそれぞれウエハの中心位置を求
め、これら各中心位置から最も大きい半径を示す3点の
エッジ座標データの組み合わせと、2番目に大きい半径
を示す3点のエッジ座標データを抽出し、これら2組の
組み合わせに対応する前記各弦が正しいかを判断するこ
とを特徴とする請求項1又は2記載のウエハ芯出し装
置。 - 【請求項8】 前記演算部は、前記各エッジ座標データ
の3点の組み合わせからそれぞれウエハの中心位置を求
め、これら各中心位置からの各半径値を求め、最も正規
の半径値に近い3点の組み合わせの中心位置を前記ウエ
ハの中心とすることを特徴とする請求項1記載のウエハ
芯出し装置。 - 【請求項9】 ウエハ搬送部において複数のセンサによ
り得られた複数のエッジ座標データのうちウエハに形成
された位置合わせ形状部を含まない3点のエッジ座標デ
ータに基づき前記ウエハの中心を求め、この求められた
ウエハ中心と受け渡し位置の中心とのズレ量を求めるウ
エハ芯出し方法。 - 【請求項10】 コンピュータに、ウエハ搬送部におい
て複数のセンサにより得られた複数のエッジ座標データ
のうちウエハに形成された位置合わせ形状部を含まない
3点のエッジ座標データに基づき前記ウエハの中心を求
めさせ、この求められたウエハ中心と受け渡し位置の中
心とのズレ量を求めさせるためのウエハ芯出しプログラ
ム。
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