JPH0685038A - ウエハの位置合わせ方法及びその装置並びに透明ウエハの位置合わせ装置 - Google Patents

ウエハの位置合わせ方法及びその装置並びに透明ウエハの位置合わせ装置

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JPH0685038A
JPH0685038A JP26073892A JP26073892A JPH0685038A JP H0685038 A JPH0685038 A JP H0685038A JP 26073892 A JP26073892 A JP 26073892A JP 26073892 A JP26073892 A JP 26073892A JP H0685038 A JPH0685038 A JP H0685038A
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sensor
light
center
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JP26073892A
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Kenrou Shimizu
研郎 清水
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Tokyo Electron Yamanashi Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Yamanashi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエハの位置合わせを簡単に行うと共にセン
サ部の位置設定を容易にすること。また透明ウエハの位
置合わせを高精度に行うこと。 【構成】 発光用の光ファイバのまわりに受光用の光フ
ァイバを多数配列してなる発受光センサを5個(A〜
E)直線状に並べて回転ステージ1の上に配置する。セ
ンサA、D、Eは8インチウエハ用、センサB、Cは6
インチウエハ用であり、例えばセンサB、Cはウエハの
中心位置合わせ用であって、Cはオリフラ合わせ用も兼
用している。センサB、Cを用いてこれらを結ぶ直線に
重なるウエハの弦の両端を求め、Y方向のウエハ中心の
位置ずれ量を求め、その後ウエハを回転ステージ1上で
90度回転させて同様の処理を行い、X方向の中心位置
ずれ量を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエハの位置合わせ方
法及びその装置並びに透明ウエハの位置合わせ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般にシリコンウエハを処理あるいは検
査する際に、ウエハには結晶の方向性があることからウ
エハの向きについて位置合わせをしなければならない。
このためウエハにはオリフラ(オリエンテーションフラ
ット)と呼ばれる直線状の切欠部が形成されており、こ
れを利用してオリフラ合わせが行われる。
【0003】またウエハに対してイオン注入処理やプロ
ービングなどを行う場合には、イオン注入領域やプロー
ビング領域に対してウエハが正確に載置されなければな
らないのでウエハの中心位置についても位置合わせを行
う必要がある。
【0004】このような位置合わせを行う方法として
は、従来特開平1−106440号公報に記載されてい
るように、ウエハの両面側に夫々位置する発光ダイオー
ド及びホトトランジスタよりなる透過型センサをウエハ
の円弧周縁に沿って4個並べ、この4個のセンサが全部
オフになるようにウエハを動かしてウエハの中心位置合
わせを行う方法や、特開平2−31443号公報に記載
されているように、回転ステージ上でウエハを1回転さ
せて1個の透過型センサにより90度毎の回転ステージ
中心からのウエハ周縁までの距離を求め、各距離データ
にもとずいて偏心量を求める方法などが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者の方
法はセンサが4個も必要である上、ウエハの円弧周縁に
沿って正確に配置しなければならないので、センサの位
置設定が面倒であり、しかも各センサのオン、オフの判
定ステップ数が非常に多いのでソフトウエアが繁雑にな
るという問題がある。また後者の方法は、計算式が複雑
であるためやはりソフトウエアが繁雑になるという問題
がある。
【0006】ところで最近においてLCD基板を製造す
る為の透明な石英ウエハが製造されるようになってきた
が、この透明ウエハは発光ダイオードの光をほとんど透
過してしまうので透過型のセンサではウエハの周縁を検
知できない。何故なら透明ウエハのわずかな光の吸収に
より発光部から受光部への受光量はわずかに少なくなる
が、ウエハが有るときと無いときのいずれの状態におい
てもほぼ同じ光量を受光部が受光している。ところで各
受光状態に対応する電圧レベルには幅があり(ホトトラ
ンジスタの特性のばらつきや外乱光の影響など)、しか
もウエハが光路上を遮るときと遮らないときの各状態の
受光量の差が非常に小さいことから、この差を電気的に
区別することは極めて困難であり、実際上区別できな
い。従って透明ウエハについて高精度で位置合わせを行
うことのできる位置合わせ装置の開発が望まれている。
【0007】本発明は、このような事情のもとになされ
たものであり、その目的は、ウエハの位置合わせを簡単
に行うことのできるウエハの位置合わせ方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】本発明の他の目的は、センサの配列が簡単
なウエハの位置合わせ装置を提供することにある。
【0009】更に本発明の他の目的は、透明ウエハの位
置合わせを高精度で行うことのできる透明ウエハの位置
合わせ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、発光
部及び受光部よりなるセンサによりウエハの周縁を検出
し、その検出結果にもとずいてウエハの中心位置を基準
位置に合わせる方法において、前記基準位置に対するX
方向の位置及びY方向の位置を夫々X位置、Y位置と
し、センサを通り、Y方向に伸びる直線をLとすると、
ウエハをセンサに対して相対的にY方向に移動させて直
線L上のウエハの2ヶ所の周縁のY位置をセンサにより
検出し、次いでウエハを基準位置を中心として相対的に
90度回転させた後、ウエハをセンサに対して相対的に
Y方向に移動させて直線L上の2ヶ所の周縁のY位置を
センサにより検出し、これらの検出結果にもとずいてウ
エハ中心を基準位置に合わせることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、発光部及び受光部より
なるセンサによりウエハの周縁を検出し、その検出結果
にもとずいてウエハのオリエンテーションフラットを所
定の向きに合わせると共に、ウエハ中心位置を基準位置
に合わせるウエハの位置合わせ装置において、互に離れ
て配置された、ウエハ中心位置合わせ用の第1のセンサ
及び第2のセンサと、ウエハを基準位置のまわりに回転
させたときに当該ウエハの円弧周縁とオリエンテーショ
ンフラットとの間に位置される第3のセンサと、前記第
1のセンサ及び第2のセンサを結ぶ直線Lに沿ってウエ
ハをセンサに対して相対的に移動させて直線L上のウエ
ハの2ヶ所の周縁を検出し、次いでウエハを基準位置を
中心として相対的に90度回転させた後直線Lに沿って
センサに対して相対的に移動させて直線上のウエハの2
ヶ所の周縁を検出し、これらの検出結果にもとずいてウ
エハ中心を基準位置に合わせる手段と、中心が位置合わ
せされたウエハを基準位置のまわりに回転させ、第3の
センサによるウエハの周縁位置の検出結果もとずいてオ
リエンテーションフラットの向きを所定の向きに合わせ
る手段と、を有してなることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、発光部及び受光部より
なるセンサによりウエハの周縁を検出し、その検出結果
にもとずいてウエハ中心位置を基準位置に合わせると共
に、ウエハのオリエンテーションフラットを所定の向き
に合わせるウエハの位置合わせ装置において、前記セン
サは、発光部よりの光が透明ウエハの表面にて反射した
ときの反射光路上に、当該反射光路の断面に沿って受光
部を複数配置してなるものであることを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、発光部及び受光部より
なるセンサによりウエハの周縁を検出し、その検出結果
にもとずいてウエハ中心位置を基準位置に合わせると共
にウエハのオリエンテーションフラットを所定の向きに
合わせるウエハの位置合わせ装置において、前記センサ
は、一端側が発光源と対向し、他端側が発光面をなす第
1の光ファイバと、この第1の光ファイバのまわりに複
数配置されると共に、一端側が受光素子と対向し、他端
側が受光面をなす第2の光ファイバとを有してなり、前
記第2の光ファイバの受光面は、第1の光ファイバの発
光面よりの光の透明ウエハの表面における反射光を受光
するように位置設定されていることを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の発明では、直線Lによってウエハの
円弧周縁に作られる弦の両端のY位置が検出できるの
で、弦の中点のY位置、つまりウエハ中心のY位置が求
まる。次いで例えばウエハを回転ステージにより90度
回転させた後同様の操作を行うことにより、90度回転
前のウエハ中心のX位置が求まる。こうして求められた
Y位置、X位置はウエハの偏心量であるからこれにもと
ずいてウエハ中心の位置合わせを行うことができる。
【0015】そしてこのような方法を実行するにあたっ
て請求項2の発明のようにY方向に互に離れた第1のセ
ンサと第2のセンサを用いれば、前記弦の両端位置を求
める場合にウエハの移動量が少なくて済む。
【0016】また位置合わせを行うウエハが透明ウエハ
である場合、請求項3の発明のように透明ウエハ表面に
おる発光部からの反射光を検出するようにしているが、
発光部のまわりに複数の受光部を設けているため、ウエ
ハ表面における光のスポット内の複数位置からの反射光
を受光でき、ウエハ周縁の検出位置精度が高く、高精度
な位置合わせを行うことができる。そして請求項4の発
明にように光ファイバに受光レンズを用いることにより
例えば透明ウエハ表面上の光のスポット径を極力小さく
できるので、検出位置精度が非常に高くなる。
【0017】
【実施例】図1は本発明のウエハの位置合わせ方法を実
施する透明ウエハの位置合わせ装置の実施例を示す図で
ある。この実施例に係る透明ウエハの位置合わせ装置
は、透明ウエハを例えば真空吸着によって吸着固定し、
駆動部10により昇降、回転する回転ステージ1と、搬
入ステージ11上のキャリアC内のウエハWを前記回転
ステージ1上に受け渡し、また回転ステージ1上のウエ
ハWを受け取る搬送機構2と、前記回転ステージ1の上
方に配置されたセンサ部3と、このセンサ部3の検出信
号にもとずいて駆動部10及び搬送機構2を制御する制
御部4とを備えている。
【0018】前記搬送機構2は、例えばX方向(Y方
向)のみ移動自在な多関節アーム21を有してなる。
【0019】前記センサ部3は、図2及び図3に示すよ
うに発光部及び受光部を備えたセンサS(A〜E)を各
発光受光面が下側(回転ステージ1側)を向くように一
列に並べてセンサボード31に取り付け、更にこのセン
サボード31を、支面に固定されたベース体32に設け
て構成される。
【0020】前記センサ部Sは、図4(a)、(b)に
示すように例えば素線径0.5mmの第1の光ファイバ
41の周囲に各々素線径0.25mmの8本の第2の光
ファイバ42を配置してこれらを筒状のケース体43に
収納し、更に第1の光ファイバ41の一端側(ケース体
43の内部側)に発光源例えば発光ダイオード41aを
対向して設けると共に、第2の光ファイバ42の他端側
に受光素子例えばフォトダイオード42aを設け、第1
の光ファイバの他端側である発光面と第2の光ファイバ
42の他端側である受光面との前面(ケース端43の先
端部に相当する位置)に、集光レンズ44を取り付けて
構成される。
【0021】前記集光レンズ44は、前記発光面よりの
光を、検出対象である透明ウエハの表面上に集光してそ
の光スポット径を小さくするために設けられており、前
記受光面は、発光面より集光レンズ44を通って発光さ
れた光が透明ウエハの表面で反射されたときの反射光を
受光するように位置設定されている。
【0022】このようなセンサSによれば、発光ダイオ
ード41aよりの光が第1の光ファイバ41を介して発
光面より発光され、検出対象である透明ウエハが光路上
に存在するときには集光レンズ44の作用により透明ウ
エハの表面に集光され、この光が当該ウエハの表面によ
り反射されて前記受光面に入射され、第2の光ファイバ
42を介してフォトトランジスタ42aに受光される。
この例では、発光ダイオード41a、第1の光ファイバ
41が発光部に相当し、フォトダイオード42a、第2
の光ファイバ42が受光部に相当する。
【0023】そして前記センサS(A〜E)の配列関係
について述べると、図3中センサボード31上に示す点
Pは、回転ステージ1の中心に対応する位置であり、つ
まりセンサボード31は、点Pが回転ステージ1の中心
軸上に位置するように位置設定されている。この点Pの
両側に位置するセンサB、Cは6インチウエハ用のセン
サであり、センサBの外方側に位置するセンサAと、セ
ンサCの外方側に位置するセンサD、Eは8インチ用の
センサである。
【0024】6インチウエハ用のセンサB、Cは夫々ウ
エハ中心位置合わせ用の第1のセンサ、第2のセンサに
相当し更にこの例では第2のセンサ(センサC)はオリ
フラ合わせに用いられる第3のセンサを兼用するもので
ある。また8インチウエハ用のセンサA、Eは夫々ウエ
ハ中心位置合わせ用の第1のセンサ、第2のセンサに相
当し、センサDはオリフラ合わせ用に用いられる第3の
センサに相当する。
【0025】前記6インチウエハ用のセンサC(第3の
センサ)と8インチウエハ用のセンサD(第3のセン
サ)とは、ウエハ中心の位置合わせが行われた後ウエハ
に対して、つまりウエハ中心が回転ステージ1の中心と
一致した状態で回転ステージ1に載置されているウエハ
に対して、ウエハの円弧周縁(オリフラ以外の周縁)と
オリフラとの間、例えばウエハの円弧周縁よりも約1m
m内方側に位置している。
【0026】各センサA〜EとPとの位置関係の具体例
について述べると、PA間が90mm、PB間が65m
m、PC間が73mm、PD間が98mm、PE間が1
10mmである。
【0027】前記制御部4は、センサ部3からの検出信
号及び搬送機構2の搬送量にもとずいて、ウエハ中心の
位置ずれ量を演算し、搬送機構2を介してウエハ中心の
位置合わせ制御を行ったり、センサ部3からの検出信号
にもとずいてウエハのオリフラを検出し、回転ステージ
1の駆動機構11を介してオリフラ合わせを行ったりす
るものであり、後述の実施例の作用で説明する位置合わ
せプロセス及び演算を記述したプログラムを格納したメ
モリやこのプログラムを実行するCPUなどから構成さ
れる。
【0028】次に上述実施例に係る装置の作用(本発明
のウエハの位置合わせ方法の一実施例)について説明す
る。先ずプロービングあるいは真空処理などを行うべき
透明ウエハ例えば透明石英ウエハを25枚収納したキャ
リアCを、例えば図示しないロボットにより搬入ステー
ジ11上に搬入し、搬送機構2によりキャリアC内のウ
エハWを1枚取り出してセンサ部3の下方側に搬送す
る。続いてウエハ中心の位置合わせ及びオリフラ合わせ
が順次行われるが、ここでこれらの概要について述べ
る。
【0029】先ずウエハ中心の位置合わせについては、
図5(a)に示すようにウエハWの円弧周縁のY方向に
沿った弦の両端Y1、Y2のY位置を求め、これらY位
置の中点を求めることにより、ウエハW中心の基準位置
からのY方向のずれ量Δyを求めている。ただし基準位
置とは、この例では回転ステージ1の中心であり、Y座
標とは、基準位置を中心としたX、Y座標系のY座標の
値である。
【0030】そしてこれらY1、Y2の各Y位置は、前
記第1のセンサ及び第2のセンサを用いて検出すること
ができる例えば6インチウエハの場合ウエハWを図5
(b)に示す位置からセンサB側にY方向に移動させる
ことにより、センサB、Cを結ぶ直線をLとすると、ウ
エハWの円弧周縁における直線Lに沿った弦の端部Y2
からセンサCまでの長さαと前記弦の端部Y1からセン
サBまでの長さβが、センサB、Cよりの検出信号及び
搬送機構2の移動量にもとずいて求まる。
【0031】Y1とY2との中点のY座標とセンサB、
Cの中点のY座標とのずれ量は(α+β/2)であり、
センサB、Cの中点のY座標は予め判っているので、結
局Y1とY2との中点、つまりウエハ中心のY座標が求
まる。なおセンサB、Cの検出信号を用いれば、この方
法に限らず、例えば前記円弧周縁をセンサB、Cの一方
の上に位置させ、そこからセンサB、Cの他方に向かっ
て移動させる方法などにより前記弦の中点のY座標を求
めることができる。
【0032】更にウエハWを基準位置を中心として90
度回転させ、同様にして回転後のウエハ中心のY座標、
つまり90度回転前のX座標が求まり、従ってこうして
求められたウエハ中心の位置ずれ量にもとずいて例えば
搬送機構2によりウエハ中心の位置合わせを行うことが
できる。なお位置合わせの方法は、ウエハ中心のY座標
を求めた後Y方向のずれ分を修正し、その後ウエハ中心
のX座標を求め、X方向のずれ分を修正してもよい。
【0033】またウエハのオリフラ合わせについて、図
6(a)に示すように、ウエハW中心が回転ステージ1
の中心に一致したとき、ウエハWの円弧周縁の約1mm
内方側にセンサCが位置しているので、ウエハWを1回
転させればオリフラに対応する個所においては図6
(b)に示すようにセンサCがオフとなるので、例えば
そのオフとなる区間の中間位置に回転ステージ1を停止
させることによりオリフラ合わせを行うことができる。
なおこの方法に限らず他の方法によりオリフラ合わせを
行ってもよく、回転ステージ1をサブチャックであると
すれば、センサCがオフとなる区間のデータにもとずい
て、メインチャック上でオリフラが所定の方向となるよ
うに搬送してもよい。
【0034】以上において、8インチウエハの場合に
は、センサA、Eを用いて同様にして中心の位置合わせ
が行われ、センサDによりオリフラ合わせが行われる。
【0035】ここでウエハWの位置合わせの具体例につ
いて、図7〜図12を参照しながら説明すると、このフ
ローチヤートは、ウエハWを搬送機構2から一旦回転ス
テージ1に受け渡した後から始まる。先ず図7のステッ
プ51により回転ステージ1上のウエハを搬送機構2に
受け渡し、ステップ52によりセンタリング(ウエハ中
心の位置合わせ)を行う。センタリングは、図8に示す
ように先ずステップ53によりY軸(Y方向)の補正が
行われ、このY軸の補正は、図9(a)に示すようにス
テップ54、即ちウエハの位置のチェックからはじま
る。このチェックプロセスは、図10に示すようにこの
例では、ウエハサイズが6インチか8インチかを判定し
(ステップ55)、6インチであればセンサCがオンか
つセンサBがオフとなる位置までウエハを搬送機構2に
より動かし(ステップ56、57)、8インチであれば
センサEがオン、センサAがオフとなる位置まで動かす
(ステップ57、58)、そして図9(a)のステップ
59にて搬送機構2を動かしてY軸(Y方向)のずれを
求める。このY軸のずれの求め方については、既に述べ
たように今センサC上にウエハの周縁が位置しているの
で、ここからウエハをセンサBに向けてY方向に動か
し、センサBがオンになるつまりウエハの周縁がセンサ
B上に位置するまでの搬送機構2の移動量から、センサ
B、Cを結ぶ直線と重なるウエハの円弧周縁の弦の中点
のY位置が求まる。その後ステップ60によりウエハ中
心のY軸のずれ分を修正するように搬送機構2を移動し
てY軸の補正が行われる。
【0036】続いてウエハを搬送機構2から回転ステー
ジ1に受け渡した後回転ステージ1を90度回転させ
(ステップ61、62)、しかる後ステップ63にてウ
エハWを搬送機構2に受け渡し、ステップ64にてX軸
の補正が行われる。X軸の補正については、90度回転
後のウエハに対してステップ65〜67にてY軸補正と
同様のプロセスを行い、これにより90度回転前のX軸
の補正が行われる。
【0037】その後ステップ68にてオリフラのデータ
の読み取りが行われ、このプロセスは、図11に示すよ
うにステップ69にてウエハを搬送機構2から回転ステ
ージ1上に受け渡した後ステップ70にて回転ステージ
1を360度回転させ、既述した図6(b)に示すよう
にセンサCの検出信号を取り込む。そしてこの結果にも
とずいてオリフラの数が1個でありかつオリフラの角度
が10〜35度であるか否かをステップ71にて判断
し、「否」であればリトライするフラグを立て(ステッ
プ72)、図7に戻ってステップ73に進み、リトライ
する場合にはウエハを搬送機構2から回転ステージ1に
受け渡して回転ステージ1を40度回転させ(ステップ
74、75)、ステップ51に戻る。
【0038】一方リトライしない場合にはステップ76
に進んで4点データチェックを行う。この4点データチ
ェックでは、図12(a)に示すように回転ステージ1
の90度回転毎に、ウエハを搬送機構2に載せて移動さ
せ、センサBあるいはCを用いて図12(b)に示すよ
うに回転ステージ1の中心からX、Y方向のウエハの周
縁(4ヶ所)までの長さ(X半径1、X半径2、Y半径
1、Y半径2)を検出し(ステップ77〜81)、4つ
の半径のデータを取った後、ステップ82〜84にてY
半径1+Y半径2の値とX半径1+X半径2の値との差
をとり、その差が±1.25mm以内であれば搬送機構
2によりこの位置ずれ分を補正し(ステップ85、8
6)、±1.25mmから外れていればリトライするフ
ラグを立てる(ステップ87)。
【0039】次いで図7のフローに戻って、ステップ8
8にてステップ68と同様にオリフラのデータを読み取
り、リトライするフラグが立っていればウエハを回転ス
テージ1に受け渡して40度回転させ(ステップ89〜
91)、その後ステップ51に戻り、前記フラグが立っ
ていなければステップ92にて既述したようにオリフラ
のデータにもとずいて回転ステージ1の回転角を調整し
てオリフラ合わせが行われる。
【0040】このような実施例によれば、センサ部の配
列が簡単なのでセンサ部の製作が容易になる上、位置合
わせのソフトウエアも簡単である。またウエハ中心の位
置合わせは1個のセンサ部であっても行うことができる
が、上述実施例のように2個用いればウエハの円弧周縁
の弦の両端位置を求めるにあたってウエハの移動量が少
なくて済む。なおウエハ中心位置合わせ用のセンサ部は
3個以上用いてもよい。
【0041】そしてまたセンサ部については発光部のま
わりに複数個例えば8個の受光部を配置して発光部より
の光スポット内にウエハの周縁がかかっているか否かを
8個の受光部で監視しているためウエハの周縁を光スポ
ット内の重なり方にあまり左右されずに検出できるので
受光部全体の感度が高くなる。しかも発光部及び受光部
として細い光ファイバを用い、更に発光面及び受光面の
前に集光レンズを設けているため、発光部よりの光スポ
ット径を例えば0.4mm程度と非常に小さくできると
共に、この光スポット内の反射光を高感度で受光でき
る。従ってウエハの周縁を高い精度で検出でき、ウエハ
の位置合わせを高精度で行うことができる。
【0042】ここでセンサは受光部の数が8個に限定さ
れるものではないし、また集光レンズを用いなくてもよ
く、更にはまた光ファイバを用いなくともよい。
【0043】以上において本発明は透明ウエハの位置合
わせに限定されず、透過型あるいは反射型のセンサ部を
用いてシリコンウエハなどの不透明ウエハを位置合わせ
する場合に適用してもよい。また反射型のセンサを用い
て透明ウエハの位置合わせを行う場合の透明ウエハと
は、石英ガラスに限られるものではなく、例えばニオブ
サンリチウムなどの材質であってもよいが、照射された
光のほぼ全部あるいは大部分を透過してしまうウエハを
意味する。なおセンサ上にウエハの周縁があるとは、周
縁がセンサの発光部よりの光を反射あるいは遮る位置に
あるということである。
【0044】以上の説明では位置合わせを行う場合に搬
送機構によりウエハを移動させているが、本発明では例
えばセンサ部を移動させてウエハ中心の位置ずれを検出
するなど種々変形することができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1及び請求項
2の発明によれば、センサの位置設定が簡単であるし、
また位置合わせの演算が簡単である。
【0046】請求項3の発明によれば、発光部のまわり
に複数個受光部を配置したセンサ部による透明ウエハの
周縁を検出して位置合わせを行っているため、発光部よ
りの光スポット内のウエハの周縁の重なり方にあまり左
右されずに検出できるので受光部全体の感度が高く、従
って透明ウエハの位置合わせを高精度に行うことができ
る。
【0047】請求項4の発明によれば、発光部及び受光
部に光ファイバを用いているため、発光部よりの光スポ
ット径を小さくでき、また受光感度が高いので透明ウエ
ハの位置合わせをより一層高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る装置の概観を示す斜視図
である。
【図2】本発明の実施例で用いられるセンサ部を示す側
面図である。
【図3】本発明の実施例で用いられるセンサ部の配列を
示す説明図である。
【図4】上記のセンサ部に用いられるセンサを示す斜視
図及び縦断側面図である。
【図5】ウエハ中心の位置合わせを説明する説明図であ
る。
【図6】オリフラ合わせを説明する説明図である。
【図7】本発明の実施例に係る位置合わせの全体フロー
を示すフローチャート図である。
【図8】ウエハ中心の位置合わせのフローを示すフロー
チャート図である。
【図9】ウエハ中心の位置合わせのフローを示すフロー
チャート図である。
【図10】ウエハ中心の位置合わせのフローを示すフロ
ーチャート図である。
【図11】オリフラデータの読み取りを示すフローチャ
ート図である。
【図12】4点データチェックの一例を示すフローチャ
ート図である。
【符号の説明】
1 回転ステージ 2 搬送機構 3 センサ部 A〜E、S センサ 41 第1の光ファイバ 42 第2の光ファイバ 41a 発光源 42a 受光素子 44 集光レンズ P 回転ステージの中心(基準位置)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部及び受光部よりなるセンサにより
    ウエハの周縁を検出し、その検出結果にもとずいてウエ
    ハの中心位置を基準位置に合わせる方法において、 前記基準位置に対するX方向の位置及びY方向の位置を
    夫々X位置、Y位置とし、センサを通り、Y方向に伸び
    る直線をLとすると、 ウエハをセンサに対して相対的にY方向に移動させて直
    線L上のウエハの2ヶ所の周縁のY位置をセンサにより
    検出し、 次いでウエハを基準位置を中心として相対的に90度回
    転させた後、ウエハをセンサに対して相対的にY方向に
    移動させて直線L上の2ヶ所の周縁のY位置をセンサに
    より検出し、 これらの検出結果にもとずいてウエハ中心を基準位置に
    合わせることを特徴とするウエハの位置合わせ方法。
  2. 【請求項2】 発光部及び受光部よりなるセンサにより
    ウエハの周縁を検出し、その検出結果にもとずいてウエ
    ハのオリエンテーションフラットを所定の向きに合わせ
    ると共に、ウエハ中心位置を基準位置に合わせるウエハ
    の位置合わせ装置において、 互に離れて配置された、ウエハ中心位置合わせ用の第1
    のセンサ及び第2のセンサと、 ウエハを基準位置のまわりに回転させたときに当該ウエ
    ハの円弧周縁とオリエンテーションフラットとの間に位
    置される第3のセンサと、 前記第1のセンサ及び第2のセンサを結ぶ直線Lに沿っ
    てウエハをセンサに対して相対的に移動させて直線L上
    のウエハの2ヶ所の周縁を検出し、次いでウエハを基準
    位置を中心として相対的に90度回転させた後直線Lに
    沿ってセンサに対して相対的に移動させて直線L上のウ
    エハの2ヶ所の周縁を検出し、これらの検出結果にもと
    ずいてウエハ中心を基準位置に合わせる手段と、 中心が位置合わせされたウエハを基準位置のまわりに回
    転させ、第3のセンサによるウエハの周縁位置の検出結
    果もとずいてオリエンテーションフラットの向きを所定
    の向きに合わせる手段と、 を有してなることを特徴とするウエハの位置合わせ装
    置。
  3. 【請求項3】 発光部及び受光部よりなるセンサにより
    ウエハの周縁を検出し、その検出結果にもとずいてウエ
    ハ中心位置を基準位置に合わせると共に、ウエハのオリ
    エンテーションフラットを所定の向きに合わせるウエハ
    の位置合わせ装置において、 前記センサは、発光部よりの光が透明ウエハの表面にて
    反射したときの反射光路上に、当該反射光路の断面に沿
    って受光部を複数配置してなるものであることを特徴と
    する透明ウエハの位置合わせ装置。
  4. 【請求項4】 発光部及び受光部よりなるセンサにより
    ウエハの周縁を検出し、その検出結果にもとずいてウエ
    ハ中心位置を基準位置に合わせると共にウエハのオリエ
    ンテーションフラットを所定の向きに合わせるウエハの
    位置合わせ装置において、 前記センサは、一端側が発光源と対向し、他端側が発光
    面をなす第1の光ファイバと、この第1の光ファイバの
    まわりに複数配置されると共に、一端側が受光素子と対
    向し、他端側が受光面をなす第2の光ファイバとを有し
    てなり、 前記第2の光ファイバの受光面は、第1の光ファイバの
    発光面よりの光が透明ウエハの表面で反射されたときに
    その反射光を受光するように位置設定されていることを
    特徴とする透明ウエハの位置合わせ装置。
JP26073892A 1992-09-03 1992-09-03 ウエハの位置合わせ方法及びその装置並びに透明ウエハの位置合わせ装置 Pending JPH0685038A (ja)

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