JP2003254278A - 自吸式ポンプ - Google Patents
自吸式ポンプInfo
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Abstract
を改善し、自吸時間を短縮する自吸式ポンプを提供す
る。 【解決手段】 吸水口11を有するモータ部10と、ポ
ンプ室21と流水室22を有するポンプ部20と、吐出
路31および吐出口32を有する吐出部30とが一体に
構成され、モータ部10では磁性体13を有する回転子
12が回転自在に配され、ポンプ室21に設けられた羽
根車23が流体を流水室22を経て吐出路31に送り吐
出口32から流体を吐出し、また流水室22からポンプ
室21への通水孔25を有する自吸式ポンプ1におい
て、流水室22の流体が渦流45となって吐出路31に
送られ、かつ渦流45と通水孔25とを隔てる隔壁40
を流水室22に設ける。
Description
により流体の吸引、吐出を行う自吸式ポンプに関し、特
に自吸時間を短縮することのできる自吸式ポンプに関す
る。
す縦断面図、及び図4に示すポンプ部横断面図に基づき
説明する。
口111を有するモータ部110と、ポンプ室121と
流水室122からなるポンプ部120と、ポンプ部12
0に続く吐出路131および吐出口132を有する吐出
部130とが一体に構成され、第1ケーシング151と
第2ケーシング152がパッキン153を挟み自吸式ポ
ンプ100を形成している。
に磁性体113を有する回転子112が回転軸114を
中心に回転自在に配されている。なお、固定子115は
鉄心116とそれに巻回されたコイル117からなり、
モータ駆動用の回路基板118と共に、モールド樹脂1
19にモールドされている。
された羽根車123が設けられ、羽根車123が吸水口
111からの流体109をポンプ室吐出孔124から流
水室122に送り、流水室122の通水口133を経て
吐出路131に渦流を形成した流水108を送り、吐出
口132から流体を吐出する。
水運転に先立ち自吸運転を行い、ポンプ停止中に溜まっ
た空気をポンプ部120や吐出路131から抜いてポン
プ100内部を流体で満水にさせる必要があり、効率よ
く空気をポンプ100外に排出して自吸運転の時間を短
縮するほど本格的な吐水運転を早く始めることができ
る。
自吸運転の際にポンプ部120を早く満水にして自吸時
間を短縮するために、ポンプ室121の吐出孔124か
ら流水室122に吐出した流体の一部をポンプ室121
に再び戻し、ポンプ室121と流水室122とを同時に
満水にするための通水孔125が設けられている。
は、ポンプ室121の吐出孔124から流水室122に
吐出された流体108と気泡135は、吐出孔124の
出口側に設けられた整流板142を過ぎると流れが不規
則になり、流水室122の側壁154に当たって大きな
渦流145を形成し、渦流145の中心付近にある気泡
135は上方に送られるが、渦流145の中心から外れ
た気泡136はポンプ室121に戻る流体107と共に
通水孔125を通り再びポンプ室に戻ってしまう。この
ため、空気がポンプ部120に長時間滞留して自吸時間
が長くなり、本格的吐水運転の開始に時間を要してい
る。
自吸式ポンプの問題を解消するものであり、自吸運転に
おいてポンプ内の空気を効率よく排出して自吸性能を改
善し、自吸時間を短縮することができる自吸式ポンプを
提供するものである。
口を有するモータ部と、ポンプ室と前記ポンプ室からの
流体を吐出路に導く流水室を有するポンプ部と、前記吐
出路および吐出口を有する吐出部とが一体に構成され、
前記モータ部では、固定子の内周に磁性体を有する回転
子が回転自在に配され、前記ポンプ室に設けられた羽根
車が前記吸水口から吸入された流体をポンプ室吐出孔か
ら前記流水室を経て前記吐出路に送り前記吐出口から流
体を吐出し、また前記流水室から前記ポンプ室への通水
孔を有する自吸式ポンプにおいて、前記流水室の流体が
渦流となって前記吐出路に送られ、かつ前記渦流と前記
通水孔とを隔てる隔壁を前記流水室に設けたことを特徴
とする自吸式ポンプである。
プ室の吐出孔に設けられた整流板を前記流水室に略イン
ボリュート状に延設したものであることを特徴とする請
求項1に記載の自吸式ポンプである。
時にポンプ室の吐出孔から流水室に吐出された流体と気
泡は、流水室に設けられた隔壁により流水室の中心付近
に吐出路に向かう渦流を形成し、気泡は渦流に乗って上
昇し上方の吐出路に送られる。また、この隔壁は前記渦
流とポンプ室へ通じる通水孔とを隔てるように設けられ
ているので、比重の軽い気泡は渦流に従って上方の吐出
路に向かって流れ、通水孔付近は流体だけとなり、気泡
が再び通水孔からポンプ室に戻ることがなく、短時間に
空気をポンプ外に排出し自吸時間を短縮することができ
る。
られた整流板を流水室に延設するものであれば、吐出孔
から連続した隔壁をインボリュート曲線状や単一曲率の
曲線状に形成することができる。これにより、隔壁の中
心に渦流を発生させ、気泡を渦流から外れることなく流
体と共に効率よく吐出路に向かって上昇させることがで
き、かつ渦流を吐出路の中心に発生させることができケ
ーシングを小さくすることもできる。
に基づき説明する。
図であり、図2はポンプ部の横断面図である。
するモータ部10と、ポンプ室21と流水室22からな
るポンプ部20と、ポンプ部20に続く吐出路31およ
び吐出口32を有する吐出部30とが一体に構成され、
第1ケーシング51と第2ケーシング52がパッキン5
3を挟み自吸式ポンプ1を形成している。
15と、その内周に沿う第1ケーシング51内に配され
た磁性体13を有する回転子12からなり、回転子12
は第1および第2ケーシングの間に挟持された固定軸2
6に回転軸14を中心に回転自在に支持されている。
されたコイル17からなり、またモータ駆動用の回路基
板18を固定子15の側部に配し、全体がモールド樹脂
19によりモールドされ、耐久性を向上している。
羽根車23が設けられ、羽根車23の回転により吸水口
11から吸水された流体9はポンプ室21内に旋回流を
発生し、ポンプ室の吐出孔24を通過して流水室22に
送られる。
4出口側に、ポンプ室からの気泡35を含む流体8の流
れを規制するための整流板42、43が設けられてい
る。
く満水にするため、流水室22から流体を再びポンプ室
21に戻すための通水孔25が、流水室22とポンプ室
21の間に設けられている。
隔てる側の整流板43は、従来の整流板を延設して流水
室22内にインボリュート曲線状の隔壁40を形成する
もので、ポンプ室21から流れ込む流体8の流れを規制
して隔壁40の中心に渦流45を発生させる。
を経て吐出路31送られ、吐出路31内でも渦流46を
維持しながら吐出口32から流体をポンプ外部に吐出す
る。
様に、本格的吐水運転に先立ち自吸運転を行って、ポン
プ停止中に溜まった空気を抜いてポンプ100内部を流
体で満水にさせる必要がある。
ンプ1では、ポンプ室21の吐出孔24から流水室22
に吐出された流体8と気泡35は、吐出孔24の出口側
に設けられた整流板43とそれを延設した隔壁40に沿
って流れ、インボリュート状の隔壁40の中心、すなわ
ち流水室22の中心付近を中心とする内方向に流れなが
ら上方の吐出路31に向かう渦流45を発生し、気泡3
5はこの渦流45に乗って上昇し、流水室22から吐出
路31への通水口33を通過して吐出路31に送られ
る。
体8の流れとポンプ室21へ通じる通水孔25とを隔て
るように設けられているので、渦流45は通水孔25と
隔てられ、しかも内側に流れながら上昇するので比重の
軽い気泡35は渦流45に従って吐出路31に向かって
一層上昇し、気泡35が渦流45から外れて通水孔25
付近に流れ込むことがなくなる。
ので、自吸運転中に気泡が通水孔25を通り再びポンプ
室21に戻ることがなくなる。そして流体だけが通水孔
25を通過してポンプ部20を満水にし、短時間に空気
をポンプ外に排出するので、自吸時間を短縮することが
できる。
4に設けられた整流板43をインボリュート状に流水室
22に延長したものであり、吐出孔24から連続した隔
壁40を形成することができるので、流体は確実に隔壁
40に沿って流れ、その中心に渦流45を発生すること
ができ、流体や気泡35を効率よく確実に吐出路31に
送ることができる。
水口33を通過して吐出路31送られた後にも、吐出路
31内に渦流46を維持しながら吐出口32に向かって
流れるので、渦流46に従う気泡36は吐出路31の中
心付近を上昇し効率よくポンプ外部に排出される。
けた吐出口32を中心に発生させると、上記気泡の排出
効率の向上に加えて、渦流径を小さくしてケーシングサ
イズを小さくすることができ、ポンプを小形化し省スペ
ース化を図ることもできる。
ュート曲線状の他に、単一曲率の曲線状に形成するなど
特に限定されず、また隔壁の終端部も適宜設定すること
ができる。
ンプでは、流水室に設けた隔壁により流水室の流体に渦
流を発生させることにより、流体中の気泡を渦流に従わ
せて上昇させて効率よく吐出路に送り、かつ気泡が流水
室の通水孔から再びポンプ室へ戻ることを防ぐことがで
きるので、短時間にポンプ内の空気を外部に排出し、自
吸式ポンプの自吸時間を短縮することができる。
図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】吸水口を有するモータ部と、ポンプ室と前
記ポンプ室からの流体を吐出路に導く流水室を有するポ
ンプ部と、前記吐出路および吐出口を有する吐出部とが
一体に構成され、 前記モータ部では、固定子の内周に磁性体を有する回転
子が回転自在に配され、 前記ポンプ室に設けられた羽根車が前記吸水口から吸入
された流体をポンプ室吐出孔から前記流水室を経て前記
吐出路に送り前記吐出口から流体を吐出し、 また前記流水室から前記ポンプ室への通水孔を有する自
吸式ポンプにおいて、 前記流水室の流体が渦流となって前記吐出路に送られ、
かつ前記渦流と前記通水孔とを隔てる隔壁を前記流水室
に設けたことを特徴とする自吸式ポンプ。 - 【請求項2】前記隔壁が、前記ポンプ室の吐出孔に設け
られた整流板を前記流水室に略インボリュート状に延設
したものであることを特徴とする請求項1に記載の自吸
式ポンプ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107575399A (zh) * | 2017-10-20 | 2018-01-12 | 项达章 | 一种卧式联体自吸泵 |
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---|---|---|---|---|
CN103486049B (zh) * | 2013-10-16 | 2015-08-12 | 广东凌霄泵业股份有限公司 | 带差压阀的卧式多级自吸泵 |
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2002
- 2002-03-04 JP JP2002057940A patent/JP4132876B2/ja not_active Expired - Fee Related
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