JP2003254150A - 小型滑走艇用エンジン - Google Patents

小型滑走艇用エンジン

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    • F02F1/24Cylinder heads
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの点火プラグ装着用凹所に水が進入
することを効果的に防止した小型滑走艇用エンジンを提
供すること。 【解決手段】 点火プラグ装着用凹所20、吸気通路9
aおよび排気通路10a、ならびにクランクシャフトを
有する小型滑走艇用エンジンであって、点火プラグ装着
用凹所20の段部20aの上から、エンジン本体を貫通
して外部に連通する水抜き孔23が穿孔されており、こ
の水抜き孔23がエンジン外方に向けて直線的に下方に
傾斜しており、水抜き孔23の出口23aがエンジン外
面における排気通路10aの出口に対して平面視でクラ
ンクシャフトの出力側の反対側に開口するように形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型滑走艇用エン
ジンに関する。主に、ウォータージェットポンプで加圧
・加速された水を後方に噴出してその反動で水上を航行
するジェット推進型の小型滑走艇において、この船体に
搭載されたエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】レジ
ャー、スポーツ、およびレスキュー等の用途として、ジ
ェット推進型の小型滑走艇が用いられている。この小型
滑走艇は、一般的にハルの底面に設けられた吸水口から
吸い込んだ水を、エンジンにより駆動されるウォーター
ジェットポンプで加圧・加速して噴射口から後方へ噴射
することによって推進する。
【0003】上記小型滑走艇では、ウォータージェット
ポンプを駆動するためのエンジンはデッキおよびハルか
らなる船体内のエンジンルームに収容されている。エン
ジンの出力軸はカップリングによってプロペラシャフト
に接続されている。そして、船体にはエンジンルーム内
のエンジンに新鮮な空気を供給するための空気取り入れ
口などの開口部が形成されている。したがって、走行中
に外部の水がこれらの開口部を通してエンジンルームに
進入する場合がある。
【0004】一方、小型滑走艇ではエンジンとして4サ
イクルエンジンが採用されつつあり、エンジンの頂部に
点火プラグが装着されている。さらにスティック状の点
火コイルがともに装着されているものもある。これらを
装着するためにエンジンの頂部、すなわち、ヘッドカバ
ーの頂部に凹所が形成されている。したがって、前述の
ようにエンジンルームに進入した水がこの凹所にも水が
進入するおそれがある。上記凹所はエンジンの頂部に形
成されているために高い位置にはあるが、回転する上記
カップリングやプロペラシャフトによって水が跳ねかけ
られる可能性がある。
【0005】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、エンジンの点火プラグ装着用凹所に水
が進入することを効果的に防止した小型滑走艇用エンジ
ンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を以
下の構成からなるジェット推進型の小型滑走艇によって
解決することができる。
【0007】本発明に係る小型滑走艇用エンジンは、点
火プラグ装着用凹所、吸気通路および排気通路、ならび
にクランクシャフト等を有する小型滑走艇用エンジンに
おいて、上記点火プラグ装着用凹所の底部近傍から、エ
ンジン本体を貫通して外部に連通する水抜き孔が穿孔さ
れており、該水抜き孔がエンジン外方に向けて下方に傾
斜していることを特徴としている。
【0008】かかる構成により、たとえ上記凹所に水が
進入したとしても、この水は下方に傾斜した水抜き孔を
通って排出される。
【0009】そして、本発明に係る他の小型滑走艇用エ
ンジンは、点火プラグ装着用凹所、吸気通路および排気
通路、ならびにクランクシャフト等を有する小型滑走艇
用エンジンにおいて、上記点火プラグ装着用凹所の底部
近傍から、エンジン本体を貫通して外部に連通する水抜
き孔が穿孔されており、該水抜き孔が、エンジンを小型
滑走艇に取り付けたときに、点火プラグ装着用凹所の底
部からエンジン本体の外面の開口まで徐々に高さが低く
なるように構成されていることを特徴としている。
【0010】かかる構成により、上記本発明のエンジン
におけると同様に凹所に進入した水は水抜き孔を通って
排出される。
【0011】なお、これらのエンジンにおいて、水抜き
孔を直線的に形成すれば水抜き孔の加工が容易となるの
で好ましい。
【0012】また、上記水抜き孔が、エンジン外面にお
ける吸気通路または排気通路に対して平面視でクランク
シャフトの出力側の反対側に開口するように形成されて
なる小型滑走艇用エンジンが以下の理由で好ましい。
【0013】上記水抜き孔の出口開口から水が進入(逆
流)してくることが抑制されるからである。一般にクラ
ンクシャフトの出力側にはウォータージェットポンプ等
の推進機を駆動する駆動軸との連結用のカップリングが
取り付けられる。したがって、このカップリングや駆動
軸の回転によって船体内の水が跳ね上げられることがあ
るが、この場合でも水抜き孔の出口開口が吸気通路また
は排気通路に接続される吸気管や排気マニホールドの陰
になって上記出口開口から水が進入してくることが抑制
される。
【0014】または、上記水抜き孔が、エンジン外面に
おける吸気通路または排気通路の直下に開口するように
形成されてなるエンジンが好ましい。
【0015】上記水抜き孔の出口開口から水が進入(逆
流)してくることが抑制されるからである。なぜなら、
吸気通路または排気通路に接続される吸気管や排気マニ
ホールドによって水抜き孔の出口開口の上方が覆われる
からである。
【0016】さらに、上記点火プラグ装着用凹所に点火
プラグおよび点火コイルが装着されており、点火プラグ
装着用凹所の上端開口の周囲に、この開口と点火コイル
の周囲との隙間を閉止するためのシール部材が装着され
てなる小型滑走艇用エンジンが好ましい。
【0017】上記凹所にその上から水が進入することが
防止されるからである。
【0018】加えて、上記点火プラグ装着用凹所の上端
開口の周囲に係合突部が形成されており、上記シール部
材が、点火コイルの周囲に密に当接する上部内周部と、
上記突部に密に嵌合する下部内周部とを有してなる小型
滑走艇用エンジンが好ましい。
【0019】簡易な構造および容易な装着によって防水
機能を奏することができるからである。
【0020】本発明の小型滑走艇は、以上説明したうち
のいずれか一のエンジンを搭載している。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態にかかる小型滑走艇用エンジンを説明する。
【0022】図1は本発明の一実施形態にかかるエンジ
ンが適用される小型滑走艇の一例を示す一部切欠き側面
図であり、図2は図1におけるII−II線断面図であ
る。
【0023】図1および図2に示す小型滑走艇は騎乗型
である。図中、符号Aは船体を示しており、この船体A
はハルHとその上方を覆うデッキDとから構成されてい
る。これらハルHとデッキDとを全周で接続するライン
はガンネルラインGと呼ばれる。上記デッキDの中央か
ら後部にかけて船体Aの上面に前後方向に延びる騎乗型
シートSが取り付けられている。また、上記シートS下
方のハルHとデッキDとに囲まれた空間(エンジンルー
ム)R内にエンジン1が配置されている。
【0024】このエンジン1は、多気筒(本実施形態で
は4気筒)の4サイクル式である。そして、前述した従
来のエンジンと同じく、そのシリンダの列が船体の前後
方向に沿うように配置される。また、このエンジン1も
そのクランクシャフト7の出力側にカップリング8によ
ってプロペラシャフト2が接続されるものである。プロ
ペラシャフト2を介してウォータージェットポンプ3の
インペラ4が回転させられることにより、船底に形成さ
れた吸水口5から吸い込んだ水を後方に噴出して船体は
推力を得、この小型滑走艇は航行する。また、図中、符
号Bで示すのはバー式の操舵ハンドルである。以下、
「前」「後」という場合は、エンジンが船体に搭載され
たときに、船体の進行方向に対応する向きを前と呼び、
その逆を後と呼ぶ。つまり、エンジン1においてプロペ
ラシャフト2と連結するためのカップリング8が接続さ
れている側を後と呼ぶ。
【0025】図2に示すように、エンジン1はその一側
方(図2における右側)に吸気通路9aが形成され、他
方側に排気通路10aが形成され、それぞれシリンダ6
の吸気ポート9および排気ポート10に連通している。
図中、符号12はクランクケース、符号13はシリンダ
ヘッド、符号14はシリンダヘッドカバー(以下、単に
ヘッドカバーという)、符号15はピストンである。ま
た、吸気系には第一吸気ボックス16および第二吸気ボ
ックス17が配設されている。第一吸気ボックス16か
ら吸入された空気は第一吸気管18、図示しないスロッ
トルバルブ、第二吸気ボックス17、および四本の第二
吸気管19を通り、吸気通路9aにおいて分岐されて各
シリンダの二個の吸気ポート9に至る。各第二吸気管1
9は第二吸気ボックス17からヘッドカバー14の上方
を超えるように湾曲させられ、下方に曲がり、次いで戻
るように曲がって各シリンダ6に接続されている。各シ
リンダ6の排気通路10aの出口には排気マニホールド
21が接続されており、全排気マニホールド21が一つ
の排気集合管22に接続されている。図2における符号
24は吸気弁であり、符号25は排気弁である。
【0026】図3はこのエンジン1の吸気通路9aおよ
び排気通路10aを示すための概略平面断面図である。
図中の矢印Fは前方(艇の進行方向)を示す。この図3
を併せ参照すれば明らかなように、本エンジン1は一つ
のシリンダ6が二つの吸気ポート9および二つの排気ポ
ート10を有し、二つの吸気弁24および二つの排気弁
25を備えたいわゆる4バルブタイプである。そして、
二つの吸気ポート9に分岐する形状の吸気通路9aが形
成され、吸気通路9aの入り口に第二吸気管19が接続
されている。また、二つの排気ポート10が合流する形
状の排気通路10aが形成され、前述のとおり排気通路
10aの出口に排気マニホールド21が接続されてい
る。シリンダ6の頂部の中央、すなわちシリンダヘッド
13およびヘッドカバー14における上記四つのポート
9、10に囲まれた位置に点火プラグおよび点火コイル
を装着するための凹所20が形成されている。
【0027】図4はエンジン1のヘッドカバー14およ
びシリンダヘッド13の横断面図である。本図から明ら
かなように、この凹所20はヘッドカバー14からシリ
ンダヘッド13内に貫通している。本実施形態ではこの
凹所20にプラグキャップPcが装着された点火プラグ
Pとスティック状の点火コイルCとが取り付けられる。
しかし、本発明ではかかる構成に限定されない。たとえ
ば、点火コイルは凹所に装着せずにその外部、たとえば
車体等に取り付けるものであってもよい。
【0028】上記凹所20の底部には点火プラグPが当
接する段部20aが形成されている。そして、この凹所
20は、その段部20aの上部に点火プラグPが装着さ
れたときに点火プラグPの周囲に隙間が生じる大きさに
されている。段部20aより下の貫通部は点火プラグP
との間の隙間はシールされる。そして、この段部20a
のすぐ上からヘッド13を外部まで貫通する水抜き孔2
3が形成されている。凹所20に水が進入した場合に外
部に排出するためのものである。
【0029】図4に示すように、この水抜き孔23は段
部20aからシリンダヘッド13の外部まで直線的に、
且つ、下方に傾斜するように形成されている。したがっ
て、凹所20に水が進入したとしても、その水は自重に
よって水抜き孔23を通して排出される。図中の符号2
9はウォータージャケットを示す。
【0030】図5も併せて参照すれば明らかなように、
水抜き孔23は排気通路10aの二本に分岐している部
分の間を通り、その出口23aは合流した排気通路10
aの出口の直下に位置している。これは、本実施形態で
は排気通路10aの出口が段部20aとほぼ同一高さに
されており、また、排気通路10aの出口に接続される
排気マニホールド21によって水抜き孔の出口23aの
上方が覆われるからである。その結果、カップリング8
によって跳ね上げられた水が逆に水抜き孔23の出口2
3aから進入することも抑制される。なお、図5は図4
のV−V線矢視図である。
【0031】図3〜5に示す水抜き孔23は排気通路出
口の直下に開口しているが、本発明ではかかる構成に限
定されない。たとえば、吸気通路9aの入り口が段部2
0aとほぼ同一高さにされ、第二吸気管19が水平か下
方に傾斜して接続されるなら、水抜き孔23を段部23
aから吸気通路9aの入り口の直下に穿孔してもよい。
第二吸気管19によって水抜き孔の出口の上方が覆われ
るからである。要するに、水抜き孔の出口が、カップリ
ング8などによって跳ね上げられる水の進入に対して何
らかの障害物の陰に位置するように設けるのが好ましい
のである。
【0032】図4に示すように、ヘッドカバー14の上
面における凹所20の周囲には、シールリングを装着す
るための円状の突部26が形成されている。図示のごと
く突部26の外周面には周方向に連続した返り部27が
形成されている。そして、シールリング28はゴムなど
の柔軟材質から形成されており、凹所20に装着された
スティック状の点火コイルCの外周に嵌合したうえでこ
の突部26に装着される。具体的には、シールリング2
8の内周面に、点火コイルCの外周に嵌合す上部内周部
と、上記突部26の返り部27に係合する下部内周部と
しての係合突条28aが形成されている。このシールリ
ング28によって点火コイルCの外周面と凹所20の内
周面との間の隙間がシールされ、凹所20への水の進入
が防止される。
【0033】図6にはいわゆる2バルブタイプのエンジ
ン31、すなわち一つのシリンダ32に対して一つの吸
気ポート34および一つの排気ポート35を有し、図示
しない一つの吸気弁および一つの排気弁を備えたもので
ある。したがって、吸気通路34aおよび排気通路35
aは分岐も合流もせずにそれぞれ一本の状態で形成され
ている。このエンジン31では、その水抜き孔33が吸
気通路34aの前側を通ってシリンダヘッド36の外面
にその出口33aが開口している。図中の矢印Fは前方
(艇の進行方向)を示す。上記出口33aは吸気通路3
4aの入り口より前であって、吸気通路34aの入り口
に接続される第二吸気管38より下方に開口している。
したがって、カップリング8などによって跳ね上げられ
る水の進入に対して第二吸気管38が主たる障害物とな
って、水抜き孔33の出口33aから水が進入すること
が抑制される。
【0034】図面には示されていないが、この水抜き孔
33はもちろん点火プラグ等を装着する凹所37の段部
37aからシリンダヘッド36の外部まで直線的に、且
つ、下方に傾斜するように形成されている。
【0035】このエンジン31においても、水抜き孔3
3は吸気通路側に形成することに限定されない。たとえ
ば、排気通路35aの出口が上記段部37aとほぼ同一
高さにされ、排気マニホールド39が水平か下方に傾斜
して接続されるなら、水抜き孔33を段部37aから排
気通路35aの入り口の前側に穿孔してもよい。排気マ
ニホールド39によって水抜き孔の出口の上方または後
方が覆われるからである。
【0036】本発明では水抜き孔はとくに直線的なもの
に限定されず、凹所からエンジン外部にかけて高さが徐
々に低くされておればよいが、直線的に形成する方が加
工が容易となるので好ましい。
【0037】上記実施形態ではシリンダブロックの上部
にシリンダヘッドおよびヘッドカバーを有するエンジン
を例示したが、本発明はこの構成に限定されず、ヘッド
とカバーとが一体に形成されたものにも適用されること
はもちろんである。
【0038】また、上記実施形態ではいわゆる4バルブ
エンジンおよび2バルブエンジンを例示したが、本発明
は3バルブエンジンや5バルブエンジン等にも適用する
ことができる。
【0039】以上の実施形態では騎乗型の小型滑走艇を
例示して説明した。しかし、本発明は、とくにこの構造
に限定されることはなく、たとえば立ち乗り型等の他の
小型滑走艇にも適用することが可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、エンジンの点火プラグ
装着用の凹所に進入した水を効果的に排出することを含
め、点火プラグ装着用の凹所に水が進入することを防止
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される小型滑走艇の一例を示す一
部切欠き側面図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるエンジンを示す図
であり、図1のII−II線断面図である。
【図3】図2のエンジンの吸気通路および排気通路を示
すための概略平面断面図である。
【図4】図2のエンジンのヘッドカバーおよびシリンダ
ヘッドを示す横断面図である。
【図5】図4のV−V線矢視図である。
【図6】本発明の他の実施形態にかかるエンジンの吸気
通路および排気通路を示すための概略平面断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・エンジン 2・・・プロペラシャフト 3・・・ウォータージェットポンプ 4・・・インペラ 5・・・吸水口 6・・・シリンダ 7・・・クランクシャフト 8・・・カップリング 9・・・吸気ポート 9a・・吸気通路 10・・・排気ポート 10a・・排気通路 12・・・クランクケース 13・・・シリンダヘッド 14・・・ヘッドカバー 15・・・ピストン 16・・・第一吸気ボックス 17・・・第二吸気ボックス 18・・・第一吸気管 19・・・第二吸気管 20・・・凹所 20a・・段部 21・・・排気マニホールド 22・・・排気集合管 23・・・水抜き孔 23a・・(水抜き孔の)出口 24・・・吸気弁 25・・・排気弁 26・・・突部 27・・・返り部 28・・・シールリング 28a・・係合突条 29・・・ウォータージャケット 31・・・エンジン 32・・・シリンダ 33・・・水抜き孔 33a・・(水抜き孔の)出口 34・・・吸気ポート 34a・・吸気通路 35・・・排気ポート 35a・・排気通路 36・・・シリンダヘッド 37・・・凹所 37a・・段部 38・・・第二吸気管 39・・・排気マニホールド A・・・船体 B・・・操舵ハンドル C・・・点火コイル D・・・デッキ G・・・ガンネルライン H・・・ハル L・・・喫水線 P・・・点火プラグ Pc・・プラグキャップ R・・・エンジンルーム S・・・シート
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02P 13/00 F02P 13/00 301E

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火プラグ装着用凹所、吸気通路および
    排気通路、ならびにクランクシャフト等を有する小型滑
    走艇用エンジンにおいて、 上記点火プラグ装着用凹所の底部近傍から、エンジン本
    体を貫通して外部に連通する水抜き孔が穿孔されてお
    り、 該水抜き孔がエンジン外方に向けて下方に傾斜している
    ことを特徴とする小型滑走艇用エンジン。
  2. 【請求項2】 点火プラグ装着用凹所、吸気通路および
    排気通路、ならびにクランクシャフト等を有する小型滑
    走艇用エンジンにおいて、 上記点火プラグ装着用凹所の底部近傍から、エンジン本
    体を貫通して外部に連通する水抜き孔が穿孔されてお
    り、 該水抜き孔が、エンジンを小型滑走艇に取り付けたとき
    に、点火プラグ装着用凹所の底部からエンジン本体の外
    面の開口まで徐々に高さが低くなるように構成されてい
    ることを特徴とする小型滑走艇用エンジン。
  3. 【請求項3】 上記水抜き孔が、エンジン外壁面におけ
    る吸気通路または排気通路に対して平面視でクランクシ
    ャフトの出力側の反対側に開口するように形成されてな
    る請求項1または2記載の小型滑走艇用エンジン。
  4. 【請求項4】 上記水抜き孔が、エンジン外面における
    吸気通路または排気通路の直下に開口するように形成さ
    れてなる請求項1または2記載の小型滑走艇用エンジ
    ン。
  5. 【請求項5】 上記点火プラグ装着用凹所に点火プラグ
    および点火コイルが装着されており、点火プラグ装着用
    凹所の上端開口の周囲に、該開口と点火コイルの周囲と
    の隙間を閉止するためのシール部材が装着されてなる請
    求項1〜4のうちのいずれか一の項に記載の小型滑走艇
    用エンジン。
  6. 【請求項6】 上記点火プラグ装着用凹所の上端開口の
    周囲に係合突部が形成されており、上記シール部材が、
    点火コイルの周囲に密に当接する上部内周部と、上記突
    部に密に嵌合する下部内周部とを有してなる請求項5記
    載の小型滑走艇用エンジン。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうちのいずれか一の項に
    記載のエンジンを搭載した小型滑走艇。
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