JP2001098960A - 小型滑走艇用エンジン - Google Patents

小型滑走艇用エンジン

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JP2001098960A JP27791199A JP27791199A JP2001098960A JP 2001098960 A JP2001098960 A JP 2001098960A JP 27791199 A JP27791199 A JP 27791199A JP 27791199 A JP27791199 A JP 27791199A JP 2001098960 A JP2001098960 A JP 2001098960A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットルボディの腐食を防ぐことができる
とともに、スロットルバルブのスムーズな動きを常に確
保することができる小型滑走艇用エンジンを提供するこ
と。 【構成】 小型滑走艇1のシート5の下方に配置され、
吸気チャンバー23に吸引された吸気をスロットルボデ
ィ20及び吸気通路13を経てエンジン本体3Aに導入
する小型滑走艇用エンジン3において、前記スロットル
ボディ20を前記吸気チャンバー23内に収納する。本
発明によれば、小型滑走艇用エンジン3においてスロッ
トルボディ20を吸気チャンバー23内に収納したた
め、スロットルボディ20に海水等が付着することがな
く、特別な対策構造を具備することなくスロットルボデ
ィ20の腐食を防ぐことができるとともに、スロットル
バルブのスムーズな動きを常に確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気チャンバーに
吸引された吸気をスロットルボディ及び吸気通路を経て
エンジン本体に導入する小型滑走艇用エンジンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】水上を航走する小型滑走艇は、下方に向
かって開口する吸引口から吸い込んだ水をノズルから後
方に噴射して所要の推力を発生するジェット推進機と該
ジェット推進機を駆動するエンジンを搭載するが、この
種の小型滑走艇では、エンジンから導出された吸気通路
に、スロットルバルブを収納するスロットルボディと吸
気チャンバーとが順に配置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に吸気通路にスロットルボディと吸気チャンバーとが順
に配置されると、エンジン室内に浸入した水がスロット
ルボディにかかり易く、スロットルボディの腐食を防止
したり、スロットルバルブのスムーズな動きを常に確保
するための対策が必要となり、このことがコストアップ
を招く原因となっていた。
【0004】従って、本発明の目的とする処は、安価で
ありながら、スロットルボディの腐食を防ぐことができ
るとともに、スロットルバルブのスムーズな動きを常に
確保することができる小型滑走艇用エンジンを提供する
ことにある。
【0005】又、エンジンとして、エンジン本体から斜
め上方に延びる吸気通路を備えた4サイクルエンジンを
搭載した場合、このエンジンの吸気性能を高めるために
吸気チャンバーの容積を大きくすると、該吸気チャンバ
ーを含めたエンジン全体の幅と高さが大きくなってシー
ト高が高くなってしまうという問題があった。
【0006】従って、本発明の目的とする処は、吸気チ
ャンバーを含めた全体の幅と高さを拡大することなく大
容量の吸気チャンバーを配置することができる小型滑走
艇用エンジンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、小型滑走艇のシートの下方
に配置され、吸気チャンバーに吸引された吸気をスロッ
トルボディ及び吸気通路を経てエンジン本体に導入する
小型滑走艇用エンジンにおいて、前記スロットルボディ
を前記吸気チャンバー内に収納したことを特徴とする。
尚、スロットルボディとは吸気通路を開閉するスロット
ルバルブを収容するハウジングを指し、気化器を含むも
のである。又、本請求項に係るエンジンは4サイクル及
び2サイクルエンジンを含むものである。
【0008】請求項2記載の発明は、小型滑走艇のシー
トの下方に配置された4サイクルエンジンのエンジン本
体から斜め上方に延びる吸気通路を備え、吸気チャンバ
ーに吸引された吸気を前記スロットルボディ及び前記吸
気通路を経てエンジン本体に導入する小型滑走艇用エン
ジンにおいて、前記スロットルボディを前記吸気チャン
バー内に収納したことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、エンジン本体を排気側に傾斜させ、
該エンジン本体の反傾斜側から前記吸気通路を斜め上方
に延ばし、前記吸気チャンバーをこれがエンジン本体を
上方から覆うように配置したことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記吸気通路に燃料を噴射する
ためのインジェクタを前記吸気チャンバー内に収納した
ことを特徴とする。
【0011】従って、請求項1記載の発明によれば、小
型滑走艇用エンジンにおいてスロットルボディを吸気チ
ャンバー内に収納したため、スロットルボディに海水等
が付着することがなく、特別な対策構造を具備すること
なくスロットルボディの腐食を防ぐことができるととも
に、スロットルバルブのスムーズな動きを常に確保する
ことができる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、エンジン本
体から斜め上方に延びる吸気通路を備える小型滑走艇用
4サイクルエンジンにおいてスロットルボディを吸気チ
ャンバー内に収納したため、スロットルボディの高さ分
だけ吸気チャンバーを低い位置に配置することができ、
エンジン高さ、延てはシート高を低く抑えることがで
き、又、請求項3記載の発明によれば、吸気チャンバー
をこれがエンジン本体を上方から覆うように配置したた
め、該吸気チャンバーを含めたエンジン全体の幅を広げ
ることなく吸気チャンバーに十分な容量を確保すること
ができる。
【0013】請求項4記載の発明によれば、インジェク
タも吸気チャンバー内に収納したため、該インジェクタ
を吸気チャンバーによって保護してその耐久性と作動安
定性の向上を図ることができるとともに、インジェクタ
の高さ分だけ吸気チャンバーを低い位置に配置すること
ができ、エンジン全体の高さを更に低く抑えることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明に係るエンジンを搭載した小
型滑走艇の側面図、図2は同小型滑走艇の側面図であ
る。
【0016】図1及び図2に示す小型滑走艇1は、断面
V字形のハル2aとその上部に被着されたデッキ2bを
接合一体化して成る艇体2を有しており、該艇体2の前
後方向略中央部には駆動源である本発明に係る4サイク
ルエンジン3が搭載されている。そして、エンジン3の
前方(図1及び図2の矢印F方向)には燃料タンク30
が配されており、エンジン3、燃料タンク30等の上方
はハッチカバー31と左右一対のカバー部材32とによ
って覆われており、エンジン3の上方のデッキ2b上面
にはステアリングハンドル33が設けられている。
【0017】又、艇体2の前記ステアリングハンドル3
3の後方にはシート5が着脱自在に配されており、該シ
ート5の後部下方には収納ボックス34が配設されてい
る。
【0018】一方、艇体2の後端部であって、艇体2の
幅方向中央部にはジェット推進機35が配置されてお
り、前記エンジン3のクランク軸9の後端には艇体2の
幅方向中央に前後方向に延びるインペラ軸37の前端が
カップリング38によって連結されている。そして、こ
のインペラ軸37はジェット推進機35内に導入され、
その後端部にはジェット推進機35のインペラハウジン
グに内蔵された不図示のインペラが取り付けられてい
る。尚、ジェット推進機35の後端部には、前記ステア
リングハンドル33の操舵操作によってその方向が左右
に変化する操向ノズル39が揺動自在に取り付けられて
いる。
【0019】ところで、図2に示すように、前記4サイ
クルエンジン3の右舷側から前方に向かって導出する排
気管27は直角に曲げられて左舷側に向かい、後方に向
かって直角に折り曲げられてエンジン3の左側方に配さ
れた排気サイレンサー28に接続されている。そして、
排気サイレンサー28には左舷側に配置されたウォータ
ーロック40が連結管41によって連結されており、ウ
ォーターロック40から導出する排気ホース42は右舷
側に向かって横方向に延びた後、後方に向かって直角に
曲げられ、その後端は艇体2の後面から水中に開口して
いる。尚、エンジン3の上方には後述の吸気チャンバー
23が配置されている。
【0020】ここで、本発明に係る前記4サイクルエン
ジン3の構成の詳細を図3〜図5に基づいて説明する。
尚、図3は小型滑走艇のエンジン部分の正断面図、図4
はエンジンの破断平面図、図5は図3のA−A線拡大断
面図である。
【0021】本発明に係る4サイクルエンジン3は図3
に示すように防振ゴム4を介して艇体2のハル2aにマ
ウントされている。そして、4サイクルエンジン3の上
方のデッキ2b上には前後方向に長い前記シート5が着
脱又は開閉可能に配設されており、該シート5の下方の
デッキ2bの上面には開口部2b−1が形成されてお
り、シート5を取り外した後に開口部2b−1からエン
ジン室内に手を入れてエンジン3の点検・整備を行うこ
とができる。
【0022】ところで、本実施の形態に係る4サイクル
エンジン3は水冷5バルブ4気筒エンジンであって、ク
ランクケース6とシリンダブロック7及びシリンダヘッ
ド8等を含むエンジン本体3Aは図3に示すように排気
側(右舷側)に傾斜して配置され、クランクケース6内
に収納された前記クランク軸9は艇体2の前後方向に延
設され、その中心は艇体2の中心線Lに対して吸気側
(左舷側)にオフセットされている。尚、クランク軸9
の中心を艇体2の中心線Lに対してオフセットする理由
は、艇体2の中心線L上に配されるジェット推進機のイ
ンペラ軸37(図1参照)とクランク軸9との間に不図
示の減速ギヤを介設するためである。
【0023】ところで、エンジン本体3Aを構成する前
記シリンダブロック7には4つのシリンダ10が前後方
向(図3の紙面垂直方向)に並設されており、各シリン
ダ10にはピストン11が摺動自在に嵌装され、各ピス
トン11はコンロッド12を介して前記クランク軸9に
連結されている。
【0024】又、前記シリンダヘッド8には各気筒につ
いて吸気通路13と排気通路14がそれぞれ形成されて
おり、吸気通路13は3つの吸気バルブ15によって、
排気通路14は2つの排気バルブ16によってそれぞれ
適当なタイミングで開閉されて各シリンダ10において
所要のガス交換がなされる。
【0025】即ち、3つの吸気バルブ15と2つの排気
バルブ16はシリンダヘッド8上に互いに平行に配され
た吸気カム軸17と排気カム軸18によってそれぞれ適
当なタイミングで開閉される。ここで、図4に示すよう
に、吸気カム軸17と排気カム軸18の各一端には同一
径のスプロケット19がそれぞれ取り付けられており、
これらのスプロケット19と前記クランク軸9の端部に
結着された不図示のスプロケットには不図示のチェーン
が巻装されている。そして、クランク軸9の回転は不図
示のスプロケットとチェーン及びスプロケット19を経
て吸気カム軸17と排気カム軸18にそれぞれ伝達さ
れ、これらの吸気カム軸17と排気カム軸18がクラン
ク軸9の1/2の速度で回転駆動されることによって前
述のように各気筒について3つの吸気バルブ15と2つ
の排気バルブ16がそれぞれ適当なタイミングで開閉さ
れる。
【0026】ところで、図3に示すように、シリンダヘ
ッド8に形成された前記吸気通路13はエンジン本体3
Aが傾斜する側とは反対側(反傾斜側)において各シリ
ンダ10から外側方に向かって斜め上方に略直線的に延
びており、その端部には各気筒毎にスロットルボディ2
0が接続され、各スロットルボディ20にはベルマウス
状の開口部を有する吸気管21がそれぞれ接続されてい
る。又、各スロットルボディ20には、吸気通路13に
燃料を噴射するためのインジェクタ22が取り付けられ
ている。尚、各スロットルボディ20内には不図示のス
ロットルバルブが収納されている。又、図3において、
36はインジェクタ22に燃料を供給するための燃料レ
ールである。
【0027】而して、本実施の形態に係る4サイクルエ
ンジン3のシリンダヘッド8には、上下2分割構造を有
する矩形ボックス状の前記吸気チャンバー23がエンジ
ン本体3Aを上方から覆うように取り付けられており、
各気筒毎に設けられた前記スロットルボディ20と吸気
管21及びインジェクタ22は図3に示すように吸気チ
ャンバー23内に収納され、図3及び図5に示すように
4つの吸気管21は吸気チャンバー23内に前後方向に
並んで開口している。
【0028】そして、上記吸気チャンバー23内の排気
側の一端にはクリーナエレメント24が収納されてお
り、吸気チャンバー23の底面の前後2箇所には、クリ
ーナエレメント24の内側に開口して吸気(新気)を吸
気チャンバー23内に導く吸気ノズル25が内側に向か
って突設されている。
【0029】他方、シリンダヘッド8には各気筒の排気
通路14に連なる排気マニホールド26が取り付けられ
ており、該排気マニホールド26に接続された排気管2
7は図4に示すようにエンジン本体3Aの前方(図4の
下方)を横切って排気側から吸気側(図3及び図4の右
側)に向かい、そこから後方に向かって直角方向に曲げ
られ、その端部は吸気チャンバー23の下方に前後方向
に長く配された排気サイレンサー28の前端に接続され
ている。
【0030】以上の小型滑走艇1において、4サイクル
エンジン3が駆動されると、シリンダブロック7のシリ
ンダ10内でピストン11が下動する吸気行程において
シリンダ10内に発生する負圧に引かれて吸気(新気)
が吸気チャンバー23の底面に開口する前記吸気ノズル
25から吸気チャンバー23内に吸引され、この吸引さ
れた吸気はクリーナエレメント24を通過することによ
って浄化される。そして、浄化された吸気は吸気管21
に吸引され、スロットルボディ20内のスロットルバル
ブによって計量された後にシリンダヘッド8に形成され
た吸気通路13へと流れるが、その途中でインジェクタ
22によって燃料が噴射され、これによって所定の空燃
比の混合気が形成される。この混合気は吸気バルブ15
が開くとシリンダ10内に流入し、圧縮行程においてピ
ストン11によって圧縮された後、点火プラグ43(図
4参照)によって着火燃焼せしめられる。そして、この
混合気の燃焼によって発生した高温高圧の排気ガスはピ
ストン11が下降する排気行程において排気バルブ16
が開くと排気通路14へと排出され、排気マニホールド
26から排気管27を通って排気サイレンサー28、ウ
ォーターロック40へと流れ、ウォーターロック40か
ら排気ホース42を通って水中へと排出される。
【0031】而して、以上の作用が連続的に繰り返され
てクランク軸9が回転駆動され、このクランク軸9の回
転は不図示の減速ギヤによって減速されてジェット推進
機のインペラ軸に伝達され、インペラ軸とこれに取り付
けられたインペラが回転駆動される。そして、インペラ
の回転によって吸引口から吸い込まれた水がノズルから
後方に噴射され、これによって所要の推力が発生して小
型滑走艇1が航走せしめられる。
【0032】以上において、本実施の形態では、小型滑
走艇用エンジン3においてスロットルボディ20を吸気
チャンバー23内に収納したため、スロットルボディ2
0に海水等が付着することがなく、特別な対策構造を具
備することなくスロットルボディ20の腐食を防ぐこと
ができるとともに、スロットルボディ20内に収納され
たスロットルバルブのスムーズな動きを常に確保するこ
とができる。
【0033】又、エンジン本体3Aから斜め上方に延び
る吸気通路13を備える小型滑走艇用4サイクルエンジ
ン3においてスロットルボディ20を吸気チャンバー2
3内に収納したため、スロットルボディ20の高さ分だ
け吸気チャンバー20を低い位置に配置することがで
き、エンジン3の高さ、延てはシート5の高さを低く抑
えることができる。
【0034】更に、吸気チャンバー23をこれがエンジ
ン本体3Aを上方から覆うように配置したため、該吸気
チャンバー23を含めたエンジン3全体の幅を広げるこ
となく吸気チャンバー23に十分な容量を確保すること
ができる。
【0035】更に、本実施の形態に係る4サイクルエン
ジン3においては、インジェクタ22も吸気チャンバー
23内に収納したため、該インジェクタ22を吸気チャ
ンバー23によって保護してその耐久性と作動安定性の
向上を図ることができるとともに、インジェクタ22の
高さ分だけ吸気チャンバー23を低い位置に配置するこ
とができ、エンジン3全体の高さを更に低く抑えること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、小型滑走艇用エンジンにおいてス
ロットルボディを吸気チャンバー内に収納したため、ス
ロットルボディに海水等が付着することがなく、特別な
対策構造を具備することなくスロットルボディの腐食を
防ぐことができるとともに、スロットルバルブのスムー
ズな動きを常に確保することができるという効果が得ら
れる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、エンジン本
体から斜め上方に延びる吸気通路を備える小型滑走艇用
4サイクルエンジンにおいてスロットルボディを吸気チ
ャンバー内に収納したため、スロットルボディの高さ分
だけ吸気チャンバーを低い位置に配置することができ、
エンジン高さ、延てはシート高を低く抑えることがで
き、又、請求項3記載の発明によれば、吸気チャンバー
をこれがエンジン本体を上方から覆うように配置したた
め、該吸気チャンバーを含めたエンジン全体の幅を広げ
ることなく吸気チャンバーに十分な容量を確保すること
ができるという効果が得られる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、インジェク
タも吸気チャンバー内に収納したため、該インジェクタ
を吸気チャンバーによって保護してその耐久性と作動安
定性の向上を図ることができるとともに、インジェクタ
の高さ分だけ吸気チャンバーを低い位置に配置すること
ができ、エンジン全体の高さを更に低く抑えることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンを搭載した小型滑走艇の
側面図である。
【図2】本発明に係るエンジンを搭載した小型滑走艇の
側面図である。
【図3】本発明に係るエンジンを搭載した小型滑走艇の
エンジン部分の正断面図である。
【図4】本発明に係るエンジンの破断平面図である。
【図5】図3のA−A線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 小型滑走艇 3 4サイクルエンジン(小型滑走艇用エンジ
ン) 3A エンジン本体 5 シート 13 吸気通路 20 スロットルボディ 22 インジェクタ 23 吸気チャンバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小型滑走艇のシートの下方に配置され、
    吸気チャンバーに吸引された吸気をスロットルボディ及
    び吸気通路を経てエンジン本体に導入する小型滑走艇用
    エンジンにおいて、 前記スロットルボディを前記吸気チャンバー内に収納し
    たことを特徴とする小型滑走艇用エンジン。
  2. 【請求項2】 小型滑走艇のシートの下方に配置された
    4サイクルエンジンのエンジン本体から斜め上方に延び
    る吸気通路を備え、吸気チャンバーに吸引された吸気を
    前記スロットルボディ及び前記吸気通路を経てエンジン
    本体に導入する小型滑走艇用エンジンにおいて、 前記スロットルボディを前記吸気チャンバー内に収納し
    たことを特徴とする小型滑走艇用エンジン。
  3. 【請求項3】 エンジン本体を排気側に傾斜させ、該エ
    ンジン本体の反傾斜側から前記吸気通路を斜め上方に延
    ばし、前記吸気チャンバーをこれがエンジン本体を上方
    から覆うように配置したことを特徴とする請求項1又は
    2記載の小型滑走艇用エンジン。
  4. 【請求項4】 前記吸気通路に燃料を噴射するためのイ
    ンジェクタを前記吸気チャンバー内に収納したことを特
    徴とする請求項1,2又は3記載の小型滑走艇用エンジ
    ン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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