JP2501557Y2 - 点火プラグのシ―ル構造 - Google Patents

点火プラグのシ―ル構造

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JP2501557Y2
JP2501557Y2 JP190590U JP190590U JP2501557Y2 JP 2501557 Y2 JP2501557 Y2 JP 2501557Y2 JP 190590 U JP190590 U JP 190590U JP 190590 U JP190590 U JP 190590U JP 2501557 Y2 JP2501557 Y2 JP 2501557Y2
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plug
spark plug
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hole
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JP190590U
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裕規 今田
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両の点火プラグのシール構造に関す
る。
(従来の技術) 点火プラグは、シリンダヘッドに形成された点火プラ
グ孔の底部に螺合されたのち、これの上端部にプラグキ
ャップを嵌合させて装着される。このプラグキャップ
は、点火プラグ本体へ水等の異物が侵入するのを防止す
る機能をも与えられている。
第4図において、点火プラグのシール構造の一例を説
明すると、シリンダヘッド40に形成されたプラグ孔41に
は、図示されない点火プラグに係合されたゴム製のプラ
グキャップ42(部分的に示す)が嵌合されている。ゴム
などの弾性材料で形成されたプラグキャップ42は、その
周面に形成されたシール用フランジ43を孔の周縁44に押
し付けられることにより、何えば洗車時にシリンダヘッ
ドのプラグ孔上部に溜った水Wがプラグ孔41に侵入する
のを防止するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) フランジ部43をシリンダヘッド41に押し付けて点火プ
ラグをシールする構造の場合、プラグキャップを点火プ
ラグに係合させた時の該キャップとシリンダ間の面圧が
不足したり、製品のばらつきによるシール性が悪いと、
水Wがプラグ孔41内部に侵入して点火プラグ本体に到達
し、失火によるエンジン不調や始動不良を引き起こすと
いう問題がある。
そこで、本考案の目的は、シリンダヘッド上面に溜っ
た水が点火プラグ本体内に侵入するのを確実に防止でき
るシール構造の提供にある。
(課題を解決するための手段) 本考案の点火プラグのシール構造は、点火プラグ本体
が挿通可能な大きさの筒状のプラグガイドの下端部を点
火プラグ孔に密に嵌合し、点火プラグ本体に係合される
プラグキャップの外周面に形成したフランジ部で上記プ
ラグガイドの上端部を覆い、点火プラグ孔とプラグガイ
ドで形成される空間の底部とシリンダヘッド外壁とを連
通する水抜き孔を形成したことを特徴とする。また、上
記プラグガイドの上端部をシリンダヘッドの上面から突
出させて設けたことを特徴とする。
(作用) 洗車時にシリンダヘッド上面から点火プラグ孔に侵入
した水は、プラグガイドとプラグ孔との間の空間に溜
り、水抜き孔からシリンダヘッド外部に排出される。
プラグガイドの上端部をシリンダヘッドの上面から突
出させて設けた場合、プラグガイドとプラグ孔との間に
溜った水は、シリンダヘッド上面から溢れることにより
点火プラグ内部に侵入しない。
(実施例) 以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明す
る。
第1図及び第2図において、シリンダヘッド1の上面
2には、点火プラグ孔3が開口させられている。シリン
ダヘッド1の上面2には、ロッカカバー4が固着されて
いる。点火プラグ孔3の下端部には、点火プラグ本体5
のねじ部5aを螺合するねじ部3aが形成されている。点火
プラグ孔3の一段目の段部3bには、点火プラグ本体5を
挿通可能な内径を有する円筒状のプラグガイド6の下端
部6aが密に嵌合されている。下端部6aとシリンダヘッド
1との間は、圧入或いはシール剤塗布によりシールされ
る。プラグガイド6は耐熱性板材で製作され、その上端
部6bはフランジ状に形成されている。
一方、点火プラグ5に嵌合されるゴム製のプラグキャ
ップ7には、これをプラグに係合させたときプラグガイ
ド6の上端部6bを覆うフランジ部7aが形成されている。
このフランジ部7aは、そのスカート部7bで上端部6bを囲
繞している。上端部6bとフランジ部7aとは、プラグキャ
ップ7と点火プラグ5の係合を阻害しない程度に密に嵌
合させることが望ましい。
プラグガイド6を嵌合された点火プラグ孔3には、円
筒状の空間36が形成される。この空間36の底部を成す部
分3cには、水抜き孔8の一端8aが開口させられている。
水抜き孔8の他端8bは、シリンダヘッド1の外壁に開口
させられている。水抜き孔8は、一つに限らず複数個形
成されて良く、エンジンが斜め搭載されても水抜き用勾
配を有するように形成されることが望ましい。
そして、洗車時にシリンダヘッド1の上面2からプラ
グ孔の空間36に流れ込んだ水は、ガイドプラグ6に遮ら
れて点火プラグ本体5に向かうことなく、水抜き孔8を
通りシリンダヘッド1の外壁から流出させられる。
ところで、水抜き孔8が詰まってしまった場合、空間
36に溜った水は、プラグガイド6の上端部6bとフランジ
部7aとを密に嵌合させていないと点火プラグ本体内部に
侵入する畏れがある。これを回避するには、第3図に示
すように、プラグガイド60の上端部60aがシリンダヘッ
ド1の上面2よりも上位に位置するように、すなわちプ
ラグガイド60がシリンダヘッド上面から突出するように
その長さを設定する。このように、プラグガイドの上端
部をシリンダヘッドの上面より上位に位置させると、水
抜き孔8が詰まったり、空間36を満たしてしまうような
多量の水が一度に浸入しても、この水はシリンダヘッド
上面2から溢れてしまい、プラグガイド60内部に入り込
むことがない。水抜き孔8が詰まってしまった場合、空
間36には、水が残ることになるが、この水はエンジン始
動後の熱により蒸発させられる。
(考案の効果) 以上のように、プラグキャップのように抜き差しされ
る部材と異なり、不動のプラグガイドで点火プラグを囲
繞した本考案によれば、プラグ孔から点火プラグ本体に
水が侵入するのを確実に防止できるので、失火によるエ
ンジン不調や始動不良がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す点火プラグのシール構
造の縦断面図、第2図は同上の要部を示す斜視図、第3
図は本考案の別の実施例を要部のみ示す縦断面図、第4
図は従来のシール構造を要部のみ示す縦断面図である。 1……シリンダヘッド、2……シリンダヘッド上面、3
……プラグ孔、5……点火プラグ、6……プラグガイ
ド、6a……プラグガイド下端部、6b……プラグガイド上
端部、7……プラグキャップ、7a……フランジ部、8…
…水抜き孔、36……空間、60……プラグガイド、60a…
…プラグガイド上端部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッドに装着される点火プラグの
    シール構造であって、点火プラグ本体を装着される点火
    プラグ孔に該本体が挿通可能な大きさの筒状のプラグガ
    イドの下端部を密に嵌合し、点火プラグ本体に係合され
    るプラグキャップの外周面に形成したフランジ部で上記
    プラグガイドの上端部を覆い、点火プラグ孔とプラグガ
    イドで形成される空間の底部とシリンダヘッド外壁とを
    連通する水抜き孔を形成したことを特徴とする点火プラ
    グのシール構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記プラグガイドの上
    端部をシリンダヘッドの上面から突出させて設けたこと
    を特徴とする点火プラグのシール構造。
JP190590U 1990-01-12 1990-01-12 点火プラグのシ―ル構造 Expired - Lifetime JP2501557Y2 (ja)

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JP4998872B2 (ja) * 2006-08-29 2012-08-15 株式会社北洋 透水型土留柵渠及びその設置工法
JP2010135483A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Diamond Electric Mfg Co Ltd 内燃機関用の点火コイル

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