JPH036843Y2 - - Google Patents

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JPH036843Y2
JPH036843Y2 JP1986007994U JP799486U JPH036843Y2 JP H036843 Y2 JPH036843 Y2 JP H036843Y2 JP 1986007994 U JP1986007994 U JP 1986007994U JP 799486 U JP799486 U JP 799486U JP H036843 Y2 JPH036843 Y2 JP H036843Y2
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JP
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case
cooling water
cylinder block
mounting seat
passage
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JP1986007994U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンのシール装置の改良に関す
る。
(従来技術) 従来、シリンダブロツクの側部に、ウオータポ
ンプが取付けられたエンジンが提案されている
(実開昭59−79520号公報参照)。
ところで、シリンダブロツクの側部にケースシ
ール部を介して取付けられているチエーンもしく
はベルトケースの外面に、ウオータポンプを取付
ける構造を採用した場合、上記ケースシール部の
外方でケースを貫通するウオータポンプの冷却水
供給通路とシリンダブロツクの冷却水通路とが通
路シール部を介して接続されるようになるが、通
路シール部のシール部材にシール切れが生じたと
きには、ポンプ圧が高いので冷却水がシール部材
から滲み出すことがあり、これがケースシール部
を通つてケース内に浸入する恐れがあつた。
(考案の目的) 本考案の目的は、チエーンもしくはベルトケー
スの外面にウオータポンプを取付ける構造のエン
ジンにおいて、エンジンのコンパクト化を図ると
ともに、チエーンもしくはベルトケース内への冷
却水の侵入を未然に防止することができるエンジ
ンのシール装置を提供することである。
(考案の構成) かかる目的を達成するために本考案は、シリン
ダブロツクの側部にケースシール部を介して取り
付けられるチエーンもしくはベルトケースがその
ケースシール面から一体的に延長して形成されて
なるウオータポンプの取付座を備えるとともに、
チエーンもしくはベルトケースとウオータポンプ
とをシリンダブロツクに対して共締めするための
共締め部を備え、上記取付座はウオータポンプの
冷却水供給通路が穿設された冷却水供給通路の穿
設部分を有し、上記取付座のこの穿設部分が上記
シリンダブロツクとの合せ面とされて上記冷却水
供給通路とシリンダブロツクの冷却水通路とが通
路シール部を介して接続され、該通路シール部と
上記ケースシール部との間にて上記チエーンもし
くはベルトケース側またはシリンダブロツク側の
少なくとも一方に水抜き溝が形成され、この水抜
き溝はその端部が上記取付座の冷却水供給通路の
穿設部の外周縁まで延びて大気に開放されている
ことを特徴とするものである。
(考案の効果) 本考案によれば、シリンダブロツクの側部にケ
ースシール部を介して取り付けられるチエーンも
しくはベルトケースにウオータポンプが一体的に
取り付けられ、エンジンの冷却水が通路シール部
の外にしみだした冷却水が、通路シール部とケー
スシール部との間に形成した水抜き溝により回収
されるので、エンジンがコンパクトなものとなる
とともに、チエーンもしくはベルトケース内に冷
却水が侵入することが未然に防止することができ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細
に説明する。
第1図及び第2図に示すように、エンジンEの
シリンダブロツク1の側部に取付けられるチエー
ンケース2の外周面には、所定の間隔でボルト締
結用孔4a,…4b,…が明けられるとともに、
該ケース2の内面3には、シール溝5a,5bが
形成されている。
そして、シール溝5a,5bにシール部材6が
挿入され、該シール部材6を介してケース2の内
面3をシリンダブロツク1の側面7に当てがい、
ボルト挿通孔4a,…4b,…に挿通されたボル
トにより、チエーンケース2がシリンダブロツク
1に締結されるようになる。
上記シール溝5a,5bとシール部材6,6と
でケースシール部が構成される。
該ケース2の下部にはクランクシヤフトが挿通
する穴8が明けられ、該穴8の内面側周囲にはオ
イルポンプ9のポンプカバー10がビス11,…
11により固定されている。
上記ケース2の上側部には、ウオータポンプ1
3の取付座14が一体的に設けられている。
該取付座14の外周囲には、ウオータポンプ1
3のポンプカバー15を取付座14にボルトで直
接締結するためのねじ孔16a,16aが明けら
れている。
上記ウオータポンプ13のポンプカバー15に
は、取付座14のねじ孔16a,16aに一致す
る2個のボルト挿通孔と、上記ケース2のボルト
挿通孔4b,…4bに一致する4個のボルト挿通
孔とが明けられている。
従つて、ポンプカバー15は、取付座14の外
面に、2個のボルト挿通孔とねじ孔16a,16
aとによりボルトで単締めされるとともに、シリ
ンダブロツクの側面3に、4個のボルト挿通孔と
ボルト挿通孔4b,…4bによりケース2ととも
にボルトで共締めされるようになる。
上記ケース2の取付座14には、シール溝5b
の外方に位置する冷却水供給通路18が取付座1
4を貫通して設けられ、該取付座14の内面側の
冷却水供給通路18の周囲には、環状のシール溝
19が形成されている。
上記シリンダブロツク1の側面7には、上記冷
却水供給通路18に一致する冷却水通路20が明
けられている。
そして、シール溝19にシール部材(ガスケツ
ト、Oリングなど)21が挿入され、該シール部
材21を介して取付座14の内面がシリンダブロ
ツク1の側面7に当てがわれると、冷却水供給通
路18と冷却水通路20が水密に接続されるよう
になる。 上記シール溝19とシール部材21と
で通路シール部が構成される。
上記ケース2側のシール溝5bと取付座14側
のシール溝19との間のケース2の内面3には、
水抜き溝22が形成されている。
該水抜き溝22の上端口22aは上側方に開口
され、下端部22bは下方に開口されている。
なお、水抜き溝22は、シリンダブロツク1の
側面7に形成してもよいし、シリンダブロツク1
の側面7とケース2の内面3の双方に形成しても
よい。
上記のような構成であれば、ケース2のシール
溝5a,5bにシール部材6を挿入し、取付座1
4のシール溝19にシール部材21を挿入して、
ケース2の内面3をシリンダブロツク1の側面7
に当てがい、まず、ボルト挿入孔4a,…4aに
ボルトを挿通させて、ケース2をシリンダブロツ
ク1に締結する。
ついで、ケース2の取付座14の外面にウオー
タポンプ13のポンプカバー15を当てがい、該
ポンプカバー15を、2個のボルト挿通孔とねじ
孔16a,16aとによりボルトで単締めすると
ともに、4個のボルト挿通孔とボルト通用孔4
b,…4b,…とによりケース2とともにボルト
でシリンダブロツク1に共締めする。
このようにしてケース2をシリンダブロツク1
に取付けると、ケース2はケースシール部5a,
5b,6によりシールされるとともに、取付座1
4の冷却水供給通路18とシリンダブロツク1の
冷却水通路20の間は通路シール部19,20に
よりシールされる。
しかして、シール部材21にシール切れが生じ
てウオータポンプ13の冷却水がシール部材21
から滲み出しても、ケースシール部5a,5b,
6に至る前に水抜き溝22で回収され、下端部2
2bから外部へ迅速に排出されるので、冷却水が
ケース2内に浸入することがなくなるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るチエーンカバーの内面
図、第2図は第1図の−拡大断面図である。 1……シリンダブロツク、2……チエーンケー
ス、6……シール部材、13……ウオータポン
プ、14……取付座、15……ポンプカバー、1
8……冷却水供給通路、20……冷却水通路、2
1……シール部材、22……水抜き溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダブロツクの側部にケースシール部を介
    して取り付けられるチエーンもしくはベルトケー
    スがそのケースシール面から一体的に延長して形
    成されてなるウオータポンプの取付座を備えると
    ともに、チエーンもしくはベルトケースとウオー
    タポンプとをシリンダブロツクに対して共締めす
    るための共締め部を備え、上記取付座はウオータ
    ポンプの冷却水供給通路が穿設された冷却水供給
    通路の穿設部分を有し、上記取付座のこの穿設部
    分が上記シリンダブロツクとの合せ面とされて上
    記冷却水供給通路とシリンダブロツクの冷却水通
    路とが通路シール部を介して接続され、該通路シ
    ール部と上記ケースシール部との間にて上記チエ
    ーンもしくはベルトケース側またはシリンダブロ
    ツク側の少なくとも一方に水抜き溝が形成され、
    この水抜き溝はその端部が上記取付座の冷却水供
    給通路の穿設部の外周縁まで延びて大気に開放さ
    れていることを特徴とするエンジンのシール装
    置。
JP1986007994U 1986-01-22 1986-01-22 Expired JPH036843Y2 (ja)

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JPS62119454U JPS62119454U (ja) 1987-07-29
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JPS5624298U (ja) * 1979-07-31 1981-03-05

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