JP2003253683A - 植生基礎構造物及びその施工方法 - Google Patents

植生基礎構造物及びその施工方法

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JP2003253683A
JP2003253683A JP2002058547A JP2002058547A JP2003253683A JP 2003253683 A JP2003253683 A JP 2003253683A JP 2002058547 A JP2002058547 A JP 2002058547A JP 2002058547 A JP2002058547 A JP 2002058547A JP 2003253683 A JP2003253683 A JP 2003253683A
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slope
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wood
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Akira Kikuchi
章 菊池
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Toko Construction Co Ltd
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 法面上に間伐材を用いた植生基礎構造物を構
築するにあたり、原価上昇要因を排除すると共に、施工
性のよい工法及びその構造物を提供する。 【解決手段】 法面上に格子状の植生基礎構造物を施工
する方法において、横方向に延びる第1保持部、縦方向
に延びる第2保持部、法面に垂直に延びる回転防止部及
びアンカー部を具備するウッドホールドアンカーを法面
上に設置し、ウッドホールドアンカーと縦梁の芯材とを
結合固定し、ウッドホールドアンカーの第1保持部及び
第2保持部により間伐材を前記横方向に保持し、さらに
縦方向に延びる保持部及び法面に垂直に延びるピン部を
具備するウッドホールドピンの該保持部により間伐材を
上から押さえるように該ウッドホールドピンを法面上に
設置した後、吹付モルタルを造成することにより縦梁を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、林道や宅地造成地
の法面に植物を生育させるために施工する緑化基礎工に
関し、特に間伐材を用いて植生基礎構造物を構築する施
工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、林道や宅地造成地の法面(任意傾
斜の斜面を含む)に植物を生育させるために緑化基礎工
が施工されている。一般的には、コンクリート製のプレ
キャスト部材を横梁及び縦梁に用いて格子状に配置した
り、モルタル吹付けを用いて横梁及び縦梁からなる格子
状に造成する吹付法枠工により、植生基礎構造物が法面
上に構築される(例えば、特開平7−317078号公
報)。
【0003】
【課題を解決するための手段】近年では、上記のような
格子状の植生基礎構造物の横梁に間伐材を用いた工法が
採用されている(例えば、特開2001−140202
号公報等)。この工法は、森林を維持するために必要な
間伐作業により発生する大量の間伐材を利用する工法で
あり、通常の吹付法枠工と同じ材料を用いるために施工
費が高くなるという欠点があった。また、間伐材を法面
上に棚状に配置し、モルタル吹付けにより間伐材を保持
固定しているために見栄えが悪くなることから、モルタ
ル吹付後にこて仕上げが必要であった。このこて仕上げ
には数人の技能職を要し、施工全体の期間もこのこて仕
上げに要する期間に左右されていた。従って、このこて
仕上げの工程が施工原価上昇の大きな要因となってい
た。
【0004】以上の現状に鑑み、本発明は、法面緑化の
ために法面上に間伐材を用いた植生基礎構造物を構築す
るにあたり、原価上昇要因を排除すると共に、施工性の
よい工法及びその構造物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するべ
く、本発明は次の構成を提供する。 (1)本発明による法面上に縦梁と横梁を具備する格子
状の植生基礎構造物を施工する方法の第1の実施形態
は、(a)横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第
2保持部、法面に対して垂直に延びる回転防止部及びア
ンカー部を具備するウッドホールドアンカーを、少なく
とも該アンカー部を用いて法面上に設置し、(b)前記ウ
ッドホールドアンカーと前記縦梁の芯材とを結合固定
し、(c)前記ウッドホールドアンカーの前記第1保持部
及び前記第2保持部により間伐材を前記横方向に保持し
た後、吹付モルタルを造成することにより前記縦梁を形
成する。 (2)本発明による法面上に縦梁と横梁を具備する格子
状の植生基礎構造物を施工する方法の第2の実施形態
は、(a)横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第
2保持部、法面に対して垂直に延びる回転防止部及びア
ンカー部を具備するウッドホールドアンカーを、少なく
とも該アンカー部を用いて法面上に設置し、(b)横方向
に延びる第1保持部、縦方向に延びる第2保持部、法面
に対して垂直に延びる回転防止部を具備するウッドホー
ルダーを該回転防止部を用いて法面上に設置し、(c)前
記ウッドホールドアンカー及び前記ウッドホールダーの
各々と前記縦梁の芯材とを結合固定し、(d)前記ウッド
ホールドアンカー及び前記ウッドホールダーにより間伐
材を挟むと共に各々の第1保持部及び第2保持部により
該間伐材を前記横方向に保持した後、吹付モルタルを造
成することにより前記縦梁を形成する。 (3)上記(2)の方法において、前記間伐材を緊結部
材で巻きかつ該緊結部材の両端を前記ウッドホールドア
ンカー及び前記ウッドホールダーに結合させることによ
り該間伐材を固定することが好適である。 (4)本発明による法面上に縦梁と横梁を具備する格子
状の植生基礎構造物を施工する方法の第3の実施形態
は、(a)横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第
2保持部、法面に対して垂直に延びる回転防止部及びア
ンカー部を具備するウッドホールドアンカーを、少なく
とも該アンカー部を用いて法面上に設置し、(b)前記ウ
ッドホールドアンカーと前記縦梁の芯材とを結合固定
し、(c)前記ウッドホールドアンカーの第1保持部及び
第2保持部により間伐材を前記横方向に保持し、(d)縦
方向に延びる保持部及び法面に対して垂直に延びるピン
部を具備するウッドホールドピンの該保持部により前記
間伐材を上から押さえるように該ウッドホールドピンを
法面上に設置した後、吹付モルタルを造成することによ
り前記縦梁を形成する。 (5)上記(1)〜(4)のいずれかの方法において、
前記横梁として、前記間伐材を用いた部分と、吹付構造
物により形成された部分とを設け、該吹付構造物により
形成された部分が前記縦方向に沿って1.2〜10m間
隔で設けられることが好適である。 (6)本発明による法面上に設置される縦梁と横梁を具
備する格子状の植生基礎構造物の第1の実施形態は、
(a)横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第2保
持部、法面に対して垂直に延びる回転防止部及びアンカ
ー部を具備し、前記縦梁の芯材と結合固定されると共に
少なくとも前記アンカー部により法面上に設置されるウ
ッドホールドアンカーと、(b)前記ウッドホールドアン
カーの前記第1保持部及び前記第2保持部により前記横
方向に保持される間伐材とを有し、(c)前記縦梁が吹付
モルタルを造成することにより形成される。 (7)本発明による法面上に設置される縦梁と横梁を具
備する格子状の植生基礎構造物の第2の実施形態は、
(a)横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第2保
持部、法面に対して垂直に延びる回転防止部及びアンカ
ー部を具備し、前記縦梁の芯材と結合固定されると共に
少なくとも前記アンカー部により法面上に設置されるウ
ッドホールドアンカーと、(b)横方向に延びる第1保持
部、縦方向に延びる第2保持部、法面に対して垂直に延
びる回転防止部を具備し、前記縦梁の芯材と結合固定さ
れると共に法面上に設置されるウッドホールダーと、
(c)前記ウッドホールドアンカー及び前記ウッドホール
ダーにより挟まれると共に各々の第1保持部及び第2保
持部により前記横方向に保持される間伐材とを有し、
(d)前記縦梁が吹付モルタルを造成することにより形成
される。 (8)上記(7)の植生基礎構造物において、前記間伐
材に巻かれる緊結部材を有し、該緊結部材の両端を前記
ウッドホールドアンカー及び前記ウッドホールダーに結
合させることが好適である。 (9)本発明による法面上に設置される縦梁と横梁を具
備する格子状の植生基礎構造物の第3の実施形態は、
(a)横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第2保
持部、法面に対して垂直に延びる回転防止部及びアンカ
ー部を具備し、前記縦梁の芯材と結合固定されると共に
少なくとも前記アンカー部により法面上に設置されるウ
ッドホールドアンカーと、(b)前記ウッドホールドアン
カーの第1保持部及び第2保持部により前記横方向に保
持される間伐材と、(c)縦方向に延びる保持部及び法面
に対して垂直に延びるピン部を具備し、該保持部により
前記間伐材を上から押さえると共に法面上に設置される
ウッドホールドピンとを有し、(d)前記縦梁が吹付モル
タルを造成することにより形成される。 (10)上記(6)〜(9)のいずれかの植生基礎構造
物において、前記横梁として、前記間伐材を用いた部分
と、吹付構造物により形成された部分とを有し、該吹付
構造物により形成された部分が前記縦方向に沿って1.
2〜10m間隔で設けられることが好適である。 (11)本発明は、上記(6)〜(9)のいずれかに記
載の植生基礎構造物において用いられる前記ウッドホー
ルドアンカーを提供する。 (12)本発明は、上記(7)又は(8)に記載の植生
基礎構造物において用いられる前記ウッドホールダーを
提供する。 (13)本発明は、上記(9)に記載の植生基礎構造物
において用いられるウッドホールドピンを提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1(A)及び(B)はそれぞ
れ、本発明による植生基礎構造物の施工方法により法面
上に構築された植生基礎構造物10の2つの実施例(以
下、それぞれ「第1の実施例及び「第2の実施例」と称
する)を示す概略的な展開図である。共通する構成要素
については同じ符号を付している。尚、図1(A)及び
(B)の左半分は、完成状態を示し、右半分は、モルタ
ル吹付を行う前の状態を示す。矢印は、植生基礎構造物
10の縦方向(法面の傾斜方向に対応)及び横方向(法
面の水平方向に対応)をそれぞれ示しており、図の上下
が法面の上下に対応する。
【0007】図1(A)の植生基礎構造物10は、縦方
向に設けられる縦梁13と横方向に設けられる横梁12
から構成される格子状構造物であり、間伐材11が横梁
用の材料として用いられている。図1(A)の植生基礎
構造物10の概略的な施工手順は、次の(i)〜(iii)の通
りである。 (i)先ず、法面上に植生基礎構造物10の最上部と最下
部の横梁12の芯材である異形鉄筋14を設置する。本
実施例では、1つの梁の芯材として、1本の上部鉄筋と
2本の下部鉄筋の3本を用いている。そして、横梁用の
間伐材11を配置する箇所を、測量等を用いた位置出し
で決定する。 (ii)次に、間伐材の保持固定具である、後述するウッド
ホールドアンカー18及びウッドホールダー17用の孔
を削孔し、それぞれの保持固定具17、18を設置する
(ウッドホールダー17は用いない場合もある)。そし
て、ウッドホールドアンカー18の所定の位置に、縦梁
芯材である異形鉄筋15の下部鉄筋2本を結合固定す
る。この作業により、縦方向の力に対して堅固に抵抗で
きる骨組み構造となる。法面上側に位置するウッドホー
ルダー17は、間伐材11を保持固定した後に、異形鉄
筋15の2本の下部鉄筋に結合固定される。詳細は後述
するが、ウッドホールドアンカー18は、法面下側から
間伐材11を保持固定し、ウッドホールダー17は、法
面上側から間伐材11を保持固定する。ウッドホールダ
ー17を用いることにより、間伐材の径の大小に関わら
ず間伐材を両側から保持することができ、また柔軟に適
応可能でしかも堅固な構造とすることができる。その
後、異形鉄筋15の1本の上部鉄筋をそれぞれの保持固
定具17、18と結合固定する。これにより、縦梁芯構
造が完成する。尚、各縦梁芯材である異形鉄筋15は、
法面の最上部及び最下部の横梁芯材14とも結合固定さ
れ、これにより格子状の植生基礎構造物10の芯構造全
体が完成する。 (iii)しかる後、シート養生材を設置し、モルタル又は
コンクリートを縦梁芯構造の部分に吹付けて縦梁13を
造成することにより、縦梁芯構造と間伐材11とを一体
化させる。同時に、最上部及び最下部の横梁12も造成
する。これにより、植生基礎構造物10が完成する。そ
の後、シート養生材を撤去し、植生基盤吹付工等の植生
工を施工する。
【0008】図1(B)の植生基礎構造物10もまた、
縦方向に設けられる縦梁13と横方向に設けられる横梁
12から構成される格子状構造物であり、間伐材11が
横梁用の材料として用いられている。図1(B)の植生
基礎構造物10の概略的な施工手順は、次の(i)〜(iii)
の通りである。尚、上記図1(A)の植生基礎構造物1
0の場合と異なる工程は(ii)である。 (i)先ず、法面上に植生基礎構造物10の最上部と最下
部の横梁12の芯材である異形鉄筋14を設置する。本
実施例では、1つの梁の芯材として、1本の上部鉄筋と
2本の下部鉄筋の3本を用いている。そして、横梁用の
間伐材11を配置する箇所を、測量等を用いた位置出し
で決定する。 (ii)次に、間伐材の保持固定具である、後述するウッド
ホールドアンカー18及びウッドホールドピン27用の
穴を削孔し、ウッドホールドアンカー18のみを設置す
る。そして、ウッドホールドアンカー18の所定の位置
に、縦梁芯材である異形鉄筋15の上部鉄筋1本及び下
部鉄筋2本を結合固定する。この作業により、縦方向の
力に対して堅固に抵抗できる骨組み構造となる。その
後、ウッドホールドアンカー18により間伐材11を保
持させるように配置した後に、間伐材11を上から押さ
えるような状態でウッドホールドピン27を削孔穴に設
置する(又は削孔穴に打ち込む)。あるいは、地山が軟
らかい場合、削孔せずに打ち込むだけで固定できる。詳
細は後述するが、ウッドホールドアンカー18は、法面
下側から間伐材11を保持固定し、ウッドホールドピン
27は、法面上側から間伐材11を保持固定することと
なる。ウッドホールドピン27を用いることにより、間
伐材の径の大小に関わらず間伐材を両側から保持するこ
とができ、また柔軟に適応可能でしかも堅固な構造とす
ることができる。これにより、縦梁芯構造が完成する。
尚、各縦梁芯材である異形鉄筋15は、法面の最上部及
び最下部の横梁芯材14とも結合固定され、これにより
格子状の植生基礎構造物10の芯構造全体が完成する。 (iii)しかる後、シート養生材を設置し、モルタル又は
コンクリートを縦梁芯構造の部分に吹付けて縦梁13を
造成することにより、縦梁芯構造と間伐材11とを一体
化させる。同時に、最上部及び最下部の横梁12も造成
する。これにより、植生基礎構造物10が完成する。そ
の後、シート養生材を撤去し、植生基盤吹付工等の植生
工を施工する。
【0009】図2(A)は、図1(A)の第1の実施例
のA−A断面を示す図である。本実施例では、間伐材1
1がウッドホールドアンカー18により法面30の下側
から保持固定され、また、ウッドホールダー17により
法面30の上側から保持固定されている。
【0010】図2(B)は、図1(B)の第2の実施例
のA−A断面を示す図である。本実施例では、間伐材1
1がウッドホールドアンカー18により法面30の下側
から保持固定され、また、ウッドホールドピン27によ
り法面30の上側から保持固定されている。
【0011】ここで、図6及び図7を参照する。図6
(A)は、第1及び第2の実施例の双方で用いるウッド
ホールドアンカー18の正面図であり、図6(B)はそ
の側面図である。ウッドホールドアンカー18は、複数
の鉄筋等の線材により構成されており、第1保持部18
aと、第1保持部18aから分岐して延びる中央のアン
カー部18b及びその両側の2本の回転防止部18c、
並びに第1保持部18aから分岐して延びる2本の第2
保持部18dを具備する。第1保持部18aは、植生基
礎構造物において横方向に沿って延びるように設置され
ることにより間伐材を保持する。すなわち、第1保持部
18aは、設置された間伐材が縦方向に移動しないよう
に保持する役割を果たす。アンカー部18b及び回転防
止部18cは、植生基礎構造物において横方向及び縦方
向に対して垂直に延び、法面上の削孔に挿入される。ア
ンカー部18bは、法面へ確実に固定するためのもので
ある。2本の回転防止部18cは、ウッドホールドアン
カー18の回転を防止する役割を果たすが、アンカー部
18bがあるので、回転防止部18cは1本でもその作
用効果は達成される。回転防止部18cを長くしている
のは、法面の凹凸等現場の変化状況に対応するためであ
る。第2保持部18dは、植生基礎構造物において縦方
向に延びるように設置されることにより間伐材を保持す
る。すなわち、第2保持部18dは、設置された間伐材
が横方向に移動しないように保持する役割を果たす。
【0012】図6(C)は、第1及び第2の実施例の双
方で用いるウッドホールドアンカー18の別の実施例の
正面図であり、図6(B)はその側面図である。上記図
6(A)及び(B)に示した実施例との違いは、2本の
回転防止部18c’が短く形成されている点であり、こ
れらの回転防止部18c’の先端は法面上に当接するの
みで地中に挿入されない。しかしながら、縦梁の芯材と
固定することにより回転防止の効果が得られる。また、
法面上への削孔の数を減らすことができるので工程が簡
易化される。
【0013】図7(A)は、第1の実施例で用いるウッ
ドホールダー17の正面図であり、図7(B)はその側
面図である。ウッドホールダー17は、複数の鉄筋等の
線材により構成されており、第1保持部17aと、第1
保持部17aから分岐して延びる2本の回転防止部17
c、並びに第1保持部17aから分岐して延びる2本の
第2保持部17dを具備する。第1保持部17aは、植
生基礎構造物において横方向に沿って延びるように設置
されることにより間伐材を保持する。すなわち、第1保
持部17aは、設置された間伐材が縦方向に移動しない
ように保持する役割を果たす。回転防止部17cは、植
生基礎構造物において横方向及び縦方向に対して垂直に
延び、法面上の削孔に挿入される。回転防止部17c
は、ウッドホールダー17の回転を防止する役割を果た
す。回転防止部17cを長くしているのは、法面の凹凸
等現場の変化状況に対応するためである。第2保持部1
7dは、植生基礎構造物において縦方向に延びるように
設置されることにより間伐材を保持する。すなわち、第
2保持部17dは、設置された間伐材が横方向に移動し
ないように保持する役割を果たす。ウッドホールダー1
7は、上記のウッドホールドアンカー18と組み合わせ
て用いられることにより、間伐材の固定をさらに強化す
るためのものであり、モルタル吹付施工中の間伐材の移
動を防止する効果がある。
【0014】図7(C)は、第2の実施例で用いるウッ
ドホールドピン27の正面図であり、図7(D)はその
側面図である。ウッドホールドピン27は、鉄筋等の線
材により構成されており、保持部27aと、保持部27
aの一端から垂直に延びるピン部27bを具備する。設
置にあたっては、保持部27aが植生基礎構造物の縦方
向に沿って延びかつ間伐材を上から押さえるような状態
とし、ピン部27bを法面上の削孔に挿入又は打ち込
む。これにより、設置された間伐材が移動しないように
保持される。ウッドホールドピン27は、上記のウッド
ホールドアンカー18と組み合わせて用いられることに
より、間伐材の固定をさらに強化するためのものであ
り、モルタル吹付施工中の間伐材の移動を防止する効果
がある。
【0015】ここで、図2(A)の第1の実施例に戻る
と、縦梁芯材である異形鉄筋(図1の符号15)のう
ち、上側鉄筋15aは、ウッドホールダー17及びウッ
ドホールドアンカー18の上部(図6(A)及び図7
(A)の第1保持部17a、18bの上)にそれぞれ結
合固定され、下側鉄筋15b(本例では2本)は、ウッ
ドホールダー17及びウッドホールドアンカー18の側
部(図6(A)及び図7(A)の回転防止部17c、1
8cの側面)に結合固定されている。また、緊結部材1
9は、間伐材11の周囲に巻かれかつその両端がウッド
ホルダー17及びウッドホールドアンカー18のそれぞ
れの第1保持部17a、18aに結合されることによ
り、間伐材11を固定している。これにより、間伐材1
1の固定がさらに強化される。
【0016】また、図2(B)の第2の実施例では、縦
梁芯材である異形鉄筋(図1の符号15)のうち、上側
鉄筋15aは、ウッドホールドアンカー18の上部(図
6(A)の第1保持部18bの上)に結合固定され、下
側鉄筋15b(本例では2本)は、ウッドホールドアン
カー18の側部(図6(A)の回転防止部18cの側
面)に結合固定されている。
【0017】図3(A)は、図1(A)の第1の実施例
のB−B正面を示す図である。この図では、ウッドホー
ルダー17より手前側に位置する縦梁部分は図示してい
ない。また、図の奥側に位置するウッドホールドアンカ
ー(図1(A)の符号18)も図示を省略している。
【0018】図3(B)は、図1(B)の第2の実施例
のB−B正面を示す図である。この図では、ウッドホー
ルドピン27より手前側に位置する縦梁部分は図示して
いない。また、図の奥側に位置するウッドホールドアン
カー(図1(A)の符号18)も図示を省略している。
【0019】図4(A)は、図1(A)の第1の実施例
のC−C断面を示す図である。図示のように、吹付けに
より造成された縦梁13の断面は擬三角形状である。従
来は、吹付けにより見栄えが悪くなるため、間伐材固定
部については、左官職人によりこて仕上げを行っていた
が、本実施例では、ウッドホールドアンカー18によ
り、又は、ウッドホールドアンカー18及びウッドホー
ルダー17により、間伐材を簡易かつ強固に法面に固定
可能であるので、モルタル保持部がなくこて仕上げが不
要である。
【0020】図4(B)は、図1(B)の第2の実施例
のC−C断面を示す図である。本実施例でも、ウッドホ
ールドアンカー18及びウッドホールドピン27によ
り、間伐材を簡易かつ強固に法面に固定可能であるの
で、同様にこて仕上げが不要である。
【0021】図4(C)は、図1(A)の第1の実施例
において、図6(C)に示したウッドホールドアンカー
の別の実施例を用いた場合のC−C断面を示す図であ
る。図面奥側に位置するウッドホールダーについては省
略している。本実施例では、ウッドホールドアンカー1
8の2本の回転防止部の先端が法面と当接しており、こ
れは、地山と芯材とのスペーサーにもなっており、地山
との所定間隔以上の距離を保つことができる。このスペ
ーサー機能により、芯材の必要かぶり厚が確保される。
【0022】図5(A)は、図1(A)の第1の実施例
における間伐材固定部近傍の概略的な平面図である。
尚、縦梁及びその芯材である異形鉄筋は省略し、2本の
間伐材11、ウッドホールドアンカー18、ウッドホー
ルダー17、及び緊結部材19の関係を示すために、こ
れらのみを表している。
【0023】図5(B)は、図1(B)の第2の実施例
における間伐材固定部近傍の概略的な平面図である。
尚、縦梁及びその芯材である異形鉄筋は省略し、2本の
間伐材11、ウッドホールドアンカー18、及び2本の
ウッドホールドピン27の関係を示すために、これらの
みを表している。
【0024】図8は、本発明で用いるウッドホールドア
ンカーの他の実施例を示す図である。図8(A)は、プ
ラスチック成型によるウッドホールドアンカー118の
一例を示している。プラスチックを用いると、鉄筋の固
定場所や高さ調整突起等を自由に設置可能であり、芯材
組立の施工性が改善される。図8(B)は、鉄筋を用い
ないウッドホールドアンカー218の一例を示してい
る。図8(C)は、プラスチック成型によるウッドホー
ルドアンカー318であって、回転防止部が短く形成さ
れ、法面と当接するものを示している。図8(D)は、
鉄筋を用いないウッドホールドアンカー418の一例で
あって、回転防止部が短く形成され、法面と当接するも
のを示している。
【0025】図9は、本発明による植生基礎構造物の施
工方法により法面上に構築された植生基礎構造物10の
第3の実施例を示す図である。本例では、縦梁芯材とし
て異形鉄筋を用いず、ワイヤロープ25を用いている。
凹凸の甚だしい施工箇所へ適用される。
【0026】図10は、本発明による植生基礎構造物の
施工方法により法面上に構築された植生基礎構造物10
の第4の実施例を示す図である。本例では、植生基礎構
造物10の横部材として、間伐材11を用いた部分と、
吹付構造物により形成された部分12とが混在してい
る。吹付構造物により形成された横梁12は、例えば、
縦方向に沿って1.2〜10m間隔で横方向に鉄筋14
を取り付け、その周囲に吹付モルタルを打設することに
より設けられる。
【0027】また、図示しないが、斜面の高さが高い場
合や急勾配では、縦梁と同じ構造を部分的に間伐材を置
き換えてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明は、従来の吹付モ
ルタルによる棚構造の間伐材保持手段ではなく、本発明
独自の部材であるウッドホールドアンカー、ウッドホー
ルドアンカーとウッドホールダーの組合せ、又は、ウッ
ドホールドアンカーとウッドホールドピンの組合せによ
り間伐材を固定する手段を用いて格子状の植生基礎構造
物を施工する方法及びその構造物を提示した。
【0029】本発明により、施工工程において、間伐材
の設置工程を吹付モルタルの施工工程終了後ではなく、
吹付モルタルの施工前に行うことが可能となった。この
作用順序の変更により次の(i)〜(iii)のような利点があ
る。
【0030】(i)従来は、吹付モルタルを施工後に間伐
材を設置して、その次工程として植生基材吹付工が施工
されていた。このため、吹付用の施工プラントを、間伐
材設置工の期間、現場に置いたままとするか、あるい
は、一度他の現場に持ち出して再度持ち込む必要があっ
た。本発明による工程の変更により、モルタル吹付の施
工後、引き続いて植生基材吹付工の施工が可能となり、
吹付用の施工プラントの機械(吹付ガン、コンプレッサ
ー、発電機、ベルトコンベア等)の損料及び/又は往復
の運搬費等を節約することができる。
【0031】(ii)従来は、間伐材の固定を吹付モルタル
により行っていた。この部分は、擬三角形上であって、
吹付では見栄えが悪くなるため、左官職人により時間を
かけてこて仕上げを行っていた。本発明によるウッドホ
ールドアンカー、ウッドホールドアンカーとウッドホー
ルダーの組合せ、又は、ウッドホールドアンカーとウッ
ドホールドピンの組合せを用いると、簡便な構造である
が、間伐材の移動を防止し極めて強固に法面に間伐材を
固定することが可能となると同時に、間伐材を挟むだけ
で固定するため時間もかからない。従って、従来、吹付
作業時に必要であった3〜5人の作業員が不要となり、
かつ従来の間伐材設置工に多少の時間を要するだけの工
程変更ですむため、安価な植生基礎工を提供できること
となる。
【0032】(iii)シート養生材を植生施工面に仮布設
し、吹付モルタルの飛散・固化による植物への障害を防
止するのであるが、予め間伐材を設置しているため、留
め具を用いて容易に間伐材への仮留めができる。従来の
施工法では、長いシート養生材を縦枠の間に金網等に紐
により固定・設置していた。その場合、金網に完全に固
縛しないと、吹付けによるエアや強風によりめくれあが
り、養生効果が十分に発揮できないことが多かった。こ
の結果、植生の生育に悪影響を与えることとなってい
た。また、金網等にシートを一度固縛すると、モルタル
等が付着固化しているためにその除去に多大な労力を要
し、原価を圧迫していたが、本発明による施工方法で
は、簡易な固定金具を間伐材に打ち付けるだけでよいか
ら、シート養生材を引き上げるだけで簡単に除去でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)はそれぞれ、本発明による植
生基礎構造物の施工方法により法面上に構築された植生
基礎構造物の実施例の概略的な展開図を示す図である。
【図2】(A)及び(B)はそれぞれ、図1(A)及び
図1(B)の実施例のA−A断面を示す図である。
【図3】(A)及び(B)はそれぞれ、図1(A)及び
図1(B)の実施例のB−B正面を示す図である。
【図4】(A)及び(B)はそれぞれ、図1(A)及び
図1(B)の実施例のC−C断面を示す図であり、
(C)は、図1(A)の実施例において図6(C)のウ
ッドホールドアンカーを用いた場合のC−C断面を示す
図である。
【図5】(A)及び(B)はそれぞれ、図1(A)及び
図1(B)の実施例の間伐材固定部近傍の概略的な平面
図である。
【図6】(A)及び(B)はそれぞれ、ウッドホールド
アンカーの一実施例の正面図及び側面図であり、(C)
及び(D)はそれぞれ、ウッドホールドアンカーの別の
実施例の正面図及び側面図である。
【図7】(A)及び(B)はそれぞれ、ウッドホールダ
ーの一実施例の正面図及び側面図であり、(C)及び
(D)はそれぞれ、ウッドホールドピンの一実施例の正
面図及び側面図である。
【図8】(A)〜(D)はそれぞれ、本発明におけるウ
ッドホールドアンカーの他の実施例を示す図である。
【図9】本発明による植生基礎構造物の施工方法により
法面上に構築された植生基礎構造物の他の実施例を示す
図である。
【図10】本発明による植生基礎構造物の施工方法によ
り法面上に構築された植生基礎構造物のさらに別の実施
例を示す図である。
【符号の説明】
10 植生基礎構造物 11 間伐材 12 横梁 13 縦梁 14 横梁芯材 15 縦梁芯材(異形鉄筋) 17 ウッドホールダー 17a 第1保持部 17c 回転防止部 17d 第2保持部 18 ウッドホールドアンカー 18a 第1保持部 18b アンカー部 18c 回転防止部 18d 第2保持部 19 緊結部材 25 縦梁芯材(ワイヤロープ) 27 ウッドホールドピン 30 法面

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 法面上に縦梁と横梁を具備する格子状の
    植生基礎構造物を施工する方法において、 横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第2保持
    部、法面に対して垂直に延びる回転防止部及びアンカー
    部を具備するウッドホールドアンカーを、少なくとも該
    アンカー部を用いて法面上に設置し、 前記ウッドホールドアンカーと前記縦梁の芯材とを結合
    固定し、 前記ウッドホールドアンカーの前記第1保持部及び前記
    第2保持部により間伐材を前記横方向に保持した後、吹
    付モルタルを造成することにより前記縦梁を形成するこ
    とを特徴とする植生基礎構造物の施工方法。
  2. 【請求項2】 法面上に縦梁と横梁を具備する格子状の
    植生基礎構造物を施工する方法において、 横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第2保持
    部、法面に対して垂直に延びる回転防止部及びアンカー
    部を具備するウッドホールドアンカーを、少なくとも該
    アンカー部を用いて法面上に設置し、 横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第2保持
    部、法面に対して垂直に延びる回転防止部を具備するウ
    ッドホールダーを該回転防止部を用いて法面上に設置
    し、 前記ウッドホールドアンカー及び前記ウッドホールダー
    の各々と前記縦梁の芯材とを結合固定し、 前記ウッドホールドアンカー及び前記ウッドホールダー
    により間伐材を挟むと共に各々の第1保持部及び第2保
    持部により該間伐材を前記横方向に保持した後、吹付モ
    ルタルを造成することにより前記縦梁を形成することを
    特徴とする植生基礎構造物の施工方法。
  3. 【請求項3】 前記間伐材を緊結部材で巻きかつ該緊結
    部材の両端を前記ウッドホールドアンカー及び前記ウッ
    ドホールダーに結合させることにより該間伐材を固定す
    ることを特徴とする請求項2に記載の植生基礎構造物の
    施工方法。
  4. 【請求項4】 法面上に縦梁と横梁を具備する格子状の
    植生基礎構造物を施工する方法において、 横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第2保持
    部、法面に対して垂直に延びる回転防止部及びアンカー
    部を具備するウッドホールドアンカーを、少なくとも該
    アンカー部を用いて法面上に設置し、 前記ウッドホールドアンカーと前記縦梁の芯材とを結合
    固定し、 前記ウッドホールドアンカーの第1保持部及び第2保持
    部により間伐材を前記横方向に保持し、 縦方向に延びる保持部及び法面に対して垂直に延びるピ
    ン部を具備するウッドホールドピンの該保持部により前
    記間伐材を上から押さえるように該ウッドホールドピン
    を法面上に設置した後、吹付モルタルを造成することに
    より前記縦梁を形成することを特徴とする植生基礎構造
    物の施工方法。
  5. 【請求項5】 前記横梁として、前記間伐材を用いた部
    分と、吹付構造物により形成された部分とを設け、該吹
    付構造物により形成された部分が前記縦方向に沿って
    1.2〜10m間隔で設けられることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の植生基礎構造物の施工方
    法。
  6. 【請求項6】 法面上に設置される縦梁と横梁を具備す
    る格子状の植生基礎構造物において、 横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第2保持
    部、法面に対して垂直に延びる回転防止部及びアンカー
    部を具備し、前記縦梁の芯材と結合固定されると共に少
    なくとも前記アンカー部により法面上に設置されるウッ
    ドホールドアンカーと、 前記ウッドホールドアンカーの前記第1保持部及び前記
    第2保持部により前記横方向に保持される間伐材とを有
    し、 前記縦梁が吹付モルタルを造成することにより形成され
    ることを特徴とする植生基礎構造物。
  7. 【請求項7】 法面上に設置される縦梁と横梁を具備す
    る格子状の植生基礎構造物において、 横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第2保持
    部、法面に対して垂直に延びる回転防止部及びアンカー
    部を具備し、前記縦梁の芯材と結合固定されると共に少
    なくとも前記アンカー部により法面上に設置されるウッ
    ドホールドアンカーと、 横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第2保持
    部、法面に対して垂直に延びる回転防止部を具備し、前
    記縦梁の芯材と結合固定されると共に法面上に設置され
    るウッドホールダーと、 前記ウッドホールドアンカー及び前記ウッドホールダー
    により挟まれると共に各々の第1保持部及び第2保持部
    により前記横方向に保持される間伐材とを有し、 前記縦梁が吹付モルタルを造成することにより形成され
    ることを特徴とする植生基礎構造物。
  8. 【請求項8】 前記間伐材に巻かれる緊結部材を有し、
    該緊結部材の両端を前記ウッドホールドアンカー及び前
    記ウッドホールダーに結合させることを特徴とする請求
    項7に記載の植生基礎構造物。
  9. 【請求項9】 法面上に設置される縦梁と横梁を具備す
    る格子状の植生基礎構造物において、 横方向に延びる第1保持部、縦方向に延びる第2保持
    部、法面に対して垂直に延びる回転防止部及びアンカー
    部を具備し、前記縦梁の芯材と結合固定されると共に少
    なくとも前記アンカー部により法面上に設置されるウッ
    ドホールドアンカーと、 前記ウッドホールドアンカーの第1保持部及び第2保持
    部により前記横方向に保持される間伐材と、 縦方向に延びる保持部及び法面に対して垂直に延びるピ
    ン部を具備し、該保持部により前記間伐材を上から押さ
    えると共に法面上に設置されるウッドホールドピンとを
    有し、 前記縦梁が吹付モルタルを造成することにより形成され
    ることを特徴とする植生基礎構造物。
  10. 【請求項10】 前記横梁として、前記間伐材を用いた
    部分と、吹付構造物により形成された部分とを有し、該
    吹付構造物により形成された部分が前記縦方向に沿って
    1.2〜10m間隔で設けられることを特徴とする請求
    項6〜9のいずれかに記載の植生基礎構造物。
  11. 【請求項11】 請求項6〜9のいずれかに記載の植生
    基礎構造物におけるウッドホールドアンカー。
  12. 【請求項12】 請求項7又は8のいずれかに記載の植
    生基礎構造物におけるウッドホールダー。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載の植生基礎構造物にお
    けるウッドホールドピン。
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