JP2003253176A - インクセット、インクジェット記録方法および記録物 - Google Patents
インクセット、インクジェット記録方法および記録物Info
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- JP2003253176A JP2003253176A JP2002059583A JP2002059583A JP2003253176A JP 2003253176 A JP2003253176 A JP 2003253176A JP 2002059583 A JP2002059583 A JP 2002059583A JP 2002059583 A JP2002059583 A JP 2002059583A JP 2003253176 A JP2003253176 A JP 2003253176A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、耐オゾン性等の耐候性に優れた画
像を実現できるインクセットを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 特定の染料を含むシアンインク組成物、
マゼンタインク組成物、イエローインク組成物のセット
によって実現し、下記の式(1)を含んでなるシアンイ
ンク組成物を基本とする。 【化1】 (式中、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アルキルアミン、アルカノールアミンのカチオンま
たはアンモニウムを示す。a、b、c、dは0又は1
で、その和は1〜4の整数である。)
像を実現できるインクセットを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 特定の染料を含むシアンインク組成物、
マゼンタインク組成物、イエローインク組成物のセット
によって実現し、下記の式(1)を含んでなるシアンイ
ンク組成物を基本とする。 【化1】 (式中、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アルキルアミン、アルカノールアミンのカチオンま
たはアンモニウムを示す。a、b、c、dは0又は1
で、その和は1〜4の整数である。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクセット、イ
ンクジェット記録方法及び記録物に関する。更に詳しく
は特定の化合物を含有するインクセット、これを用いる
インクジェット記録方法及び記録物に関する。
ンクジェット記録方法及び記録物に関する。更に詳しく
は特定の化合物を含有するインクセット、これを用いる
インクジェット記録方法及び記録物に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタによる記録方法
としてインクの各種吐出方式が開発されているが、いず
れもインクの小滴を発生させ、これを種々の被記録材料
(紙、フィルム、布帛等)(本明細書において、記録媒
体ということもある。)に付着又は染着させ記録を行う
ものである。インクジェットプリンタによる記録方法
は、記録ヘッドと被記録材料とが接触しない為、音の発
生がなく静かであり、被記録媒体を選ばず印字ができる
という特長がある。インクジェットプリンタにより、カ
ラ−で記録するには、一般にはイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)の三原色に要時ブラック(K)
を加えた4色のインクによる減法混色で表現される。C
RTディスプレイ等のレッド(R)、グリーン(G)、
ブルー(B)による加法混色画像をできるだけ忠実に再
現するには、使用する色素、中でも上記Y、M、Cのイ
ンクに使用される色素にはできるだけY、M、Cそれぞ
れの標準に近い色相を有し、且つ鮮明であることが望ま
れる。又、インク組成物は長期の保存に対し安定であ
り、又プリントした画像の濃度が高く、しかも耐水性、
耐光性等の堅牢度に優れている事が求められる。今後、
使用分野を拡大すべく、広告等の展示物に活用した場
合、光(電灯、蛍光灯、日光等)や大気に曝される場合
が多くなり、特に耐候性の優れたインク組成物が求めら
れている。耐候性に関しては、色素のバランスが非常に
重要で退色の小さな色素を選ぶことはもちろんである
が、それぞれの色素の退色のバランスが近いことが重要
な特性になる。その中でシアンインクの多くはC.I.
DIrect Blue 86又はC.I.DIrect
Blue 199のようなフタロシアニン系色素が使わ
れており、これらの染料はマゼンタやイエローに比べ耐
光性に優れるという特徴がある。しかしながら、上記
C.I.DIrect Blue 86又はC.I.DIr
ectBlue 199のようなフタロシアニン系色素
は酸性条件下ではグリーン味の色相であり、そのためこ
れらの色素をシアンインクとして用いる場合は中性から
アルカリ性の条件下で使用するのが最も適していた。し
かし、インクが中性からアルカリ性でも、用いる被記録
材料が酸性紙である場合印刷物の色相が大きく変化する
可能性があり、さらに昨今環境問題として取りあげられ
ることの多い酸化窒素ガスやオゾン等の酸化性ガスによ
ってもグリーン味に変色する。また、耐光性に関しても
3色のバランスという点で十分満足するものはいまだ実
現できていない。以上のことから市場の要求を充分に満
足する製品を提供するには至っていない。
としてインクの各種吐出方式が開発されているが、いず
れもインクの小滴を発生させ、これを種々の被記録材料
(紙、フィルム、布帛等)(本明細書において、記録媒
体ということもある。)に付着又は染着させ記録を行う
ものである。インクジェットプリンタによる記録方法
は、記録ヘッドと被記録材料とが接触しない為、音の発
生がなく静かであり、被記録媒体を選ばず印字ができる
という特長がある。インクジェットプリンタにより、カ
ラ−で記録するには、一般にはイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)の三原色に要時ブラック(K)
を加えた4色のインクによる減法混色で表現される。C
RTディスプレイ等のレッド(R)、グリーン(G)、
ブルー(B)による加法混色画像をできるだけ忠実に再
現するには、使用する色素、中でも上記Y、M、Cのイ
ンクに使用される色素にはできるだけY、M、Cそれぞ
れの標準に近い色相を有し、且つ鮮明であることが望ま
れる。又、インク組成物は長期の保存に対し安定であ
り、又プリントした画像の濃度が高く、しかも耐水性、
耐光性等の堅牢度に優れている事が求められる。今後、
使用分野を拡大すべく、広告等の展示物に活用した場
合、光(電灯、蛍光灯、日光等)や大気に曝される場合
が多くなり、特に耐候性の優れたインク組成物が求めら
れている。耐候性に関しては、色素のバランスが非常に
重要で退色の小さな色素を選ぶことはもちろんである
が、それぞれの色素の退色のバランスが近いことが重要
な特性になる。その中でシアンインクの多くはC.I.
DIrect Blue 86又はC.I.DIrect
Blue 199のようなフタロシアニン系色素が使わ
れており、これらの染料はマゼンタやイエローに比べ耐
光性に優れるという特徴がある。しかしながら、上記
C.I.DIrect Blue 86又はC.I.DIr
ectBlue 199のようなフタロシアニン系色素
は酸性条件下ではグリーン味の色相であり、そのためこ
れらの色素をシアンインクとして用いる場合は中性から
アルカリ性の条件下で使用するのが最も適していた。し
かし、インクが中性からアルカリ性でも、用いる被記録
材料が酸性紙である場合印刷物の色相が大きく変化する
可能性があり、さらに昨今環境問題として取りあげられ
ることの多い酸化窒素ガスやオゾン等の酸化性ガスによ
ってもグリーン味に変色する。また、耐光性に関しても
3色のバランスという点で十分満足するものはいまだ実
現できていない。以上のことから市場の要求を充分に満
足する製品を提供するには至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】耐光性についてはシア
ンに用いられているフタロシアニン色素は他のマゼンタ
やイエローと比べ優れており耐光性を向上させる研究は
マゼンタやイエローほどにはなされていない。しかしな
がら、現在用いられているシアンは酸性条件下及び酸化
性ガス下で変色、退色等の問題があり、ガス退色に関し
ては他の色に比較して特にレベルが悪い。そこで酸性雨
又は酸化窒素ガス等の環境問題が騒がれる中、戸外にお
いても印刷物の品質を維持するためには酸性条件下及び
酸化性ガス下でも変色、退色の少ないインクセットを開
発することが重要な課題となっている。
ンに用いられているフタロシアニン色素は他のマゼンタ
やイエローと比べ優れており耐光性を向上させる研究は
マゼンタやイエローほどにはなされていない。しかしな
がら、現在用いられているシアンは酸性条件下及び酸化
性ガス下で変色、退色等の問題があり、ガス退色に関し
ては他の色に比較して特にレベルが悪い。そこで酸性雨
又は酸化窒素ガス等の環境問題が騒がれる中、戸外にお
いても印刷物の品質を維持するためには酸性条件下及び
酸化性ガス下でも変色、退色の少ないインクセットを開
発することが重要な課題となっている。
【0004】インクジェット記録用インクに用いられる
シアンの色素骨格としてはフタロシアニン系やトリフェ
ニルメタン系が代表的である。しかし、現在用いられて
いるフタロシアニン系色素については色相、耐水性、耐
光性には優れているが、ガスによる退色等の問題があ
る。またトリフェニルメタン系については色相は良好で
あるが、耐光性、耐水性において非常に劣る。本発明
は、インクジェット記録に適する色相と鮮明性を有し、
且つ記録物の耐光、耐水性堅牢度が強く、更に酸性条件
下においても変色、退色の少ないバランスを良くしたイ
ンクセットを提供することを目的とする。
シアンの色素骨格としてはフタロシアニン系やトリフェ
ニルメタン系が代表的である。しかし、現在用いられて
いるフタロシアニン系色素については色相、耐水性、耐
光性には優れているが、ガスによる退色等の問題があ
る。またトリフェニルメタン系については色相は良好で
あるが、耐光性、耐水性において非常に劣る。本発明
は、インクジェット記録に適する色相と鮮明性を有し、
且つ記録物の耐光、耐水性堅牢度が強く、更に酸性条件
下においても変色、退色の少ないバランスを良くしたイ
ンクセットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上述したよう
な課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に至
ったものである。即ち、本発明のインクセットは、少な
くともシアンインク組成物とマゼンタインク組成物とイ
エローインク組成物とから成り、該シアンインク組成物
および該マゼンタインク組成物がそれぞれ濃および淡イ
ンク組成物を有する、インクセットであって、該シアン
インク組成物が、濃インク組成物、淡インク組成物の両
方で染料として式(I)で表される染料を含んでなるも
のであり、マゼンタインク組成物が、濃インク組成物が
染料として、式(XIII)で表される染料を含んでなり、
淡インク組成物が式(II)で表される染料を含んでな
り、イエローインク組成物が、C.I.ダイレクトイエ
ロー86、およびC.I.ダイレクトイエロー132か
らなる群から選択される少なくとも一種を含んでなるこ
とを特徴とする。
な課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に至
ったものである。即ち、本発明のインクセットは、少な
くともシアンインク組成物とマゼンタインク組成物とイ
エローインク組成物とから成り、該シアンインク組成物
および該マゼンタインク組成物がそれぞれ濃および淡イ
ンク組成物を有する、インクセットであって、該シアン
インク組成物が、濃インク組成物、淡インク組成物の両
方で染料として式(I)で表される染料を含んでなるも
のであり、マゼンタインク組成物が、濃インク組成物が
染料として、式(XIII)で表される染料を含んでなり、
淡インク組成物が式(II)で表される染料を含んでな
り、イエローインク組成物が、C.I.ダイレクトイエ
ロー86、およびC.I.ダイレクトイエロー132か
らなる群から選択される少なくとも一種を含んでなるこ
とを特徴とする。
【0006】
【化5】
【0007】(式中、Mは水素原子、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、アルキルアミン、アルカノールアミン
のカチオンまたはアンモニウムを示す。a、b、c、d
は0又は1で、そしてその和は1〜4の整数である。)
ルカリ土類金属、アルキルアミン、アルカノールアミン
のカチオンまたはアンモニウムを示す。a、b、c、d
は0又は1で、そしてその和は1〜4の整数である。)
【0008】
【化6】
【0009】(式中、 R301、R302、およびR303はそ
れぞれ独立して、置換もしくは非置換のC1-9アルキ
ル、C1-9アルコキシ、ハロゲン原子、水素原子、ヒド
ロキシル、置換もしくは非置換のカルバモイル、置換も
しくは非置換のスルファモイル、置換もしくは非置換の
アミノ、ニトロ、基−SO2R307(ここで、R307はエ
ステル形成基、置換旗は非置換のC1-9アルキル、また
は置換または非置換のC6-1 5アリールを表す)、基−C
OOM(ここで、Mは水素原子、またはアルカリ金属、
アンモニア、もしくはアミン類由来のカチオン種を表
す)、または基−COR308(ここで、R308はエステル
形成基を表す)を表し、 mは0、1、または2を表
し、 R304およびR305はそれぞれ独立して、水素原
子、置換もしくは非置換のC1-18アルキル、置換もしく
は非置換のC2-18アルケニル、置換もしくは非置換のア
リール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしく
は非置換のアリサイクリック基、または置換もしくは非
置換のヘテロサイクリック基を表し、R306は基−NR
309R310(ここで、R309およびR310は、独立してそれ
ぞれ水素原子、置換または非置換のC1-18アルキルまた
は置換または非置換のアリールを表す)または基−OR
311(ここで、R311はR304と同義である)を表す)
れぞれ独立して、置換もしくは非置換のC1-9アルキ
ル、C1-9アルコキシ、ハロゲン原子、水素原子、ヒド
ロキシル、置換もしくは非置換のカルバモイル、置換も
しくは非置換のスルファモイル、置換もしくは非置換の
アミノ、ニトロ、基−SO2R307(ここで、R307はエ
ステル形成基、置換旗は非置換のC1-9アルキル、また
は置換または非置換のC6-1 5アリールを表す)、基−C
OOM(ここで、Mは水素原子、またはアルカリ金属、
アンモニア、もしくはアミン類由来のカチオン種を表
す)、または基−COR308(ここで、R308はエステル
形成基を表す)を表し、 mは0、1、または2を表
し、 R304およびR305はそれぞれ独立して、水素原
子、置換もしくは非置換のC1-18アルキル、置換もしく
は非置換のC2-18アルケニル、置換もしくは非置換のア
リール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしく
は非置換のアリサイクリック基、または置換もしくは非
置換のヘテロサイクリック基を表し、R306は基−NR
309R310(ここで、R309およびR310は、独立してそれ
ぞれ水素原子、置換または非置換のC1-18アルキルまた
は置換または非置換のアリールを表す)または基−OR
311(ここで、R311はR304と同義である)を表す)
【0010】
【化7】
【0011】(式中、Xは、少なくとも1つのSO3Mで置換
されたアニリノ基、Yは、OH、Cl、モルホリノ基、Mは、
H、LI、Na、K、アンモニウムまたは有機アミン類を示
す。)また、本発明のインクセットは、前記シアンイン
ク組成物、マゼンタインク組成物およびイエローインク
組成物が、水溶性有機溶剤を5〜35重量%含んでなる
ものであることを特徴とする。
されたアニリノ基、Yは、OH、Cl、モルホリノ基、Mは、
H、LI、Na、K、アンモニウムまたは有機アミン類を示
す。)また、本発明のインクセットは、前記シアンイン
ク組成物、マゼンタインク組成物およびイエローインク
組成物が、水溶性有機溶剤を5〜35重量%含んでなる
ものであることを特徴とする。
【0012】また、本発明のインクセットは、前記シア
ンインク組成物、マゼンタインク組成物およびイエロー
インク組成物が、多価アルコール低級アルキルエーテル
を5〜15重量%と下記の式で表されるアセチレングリ
コールを0.3〜1.8重量%とをさらに含んでなるも
のであることを特徴とする。
ンインク組成物、マゼンタインク組成物およびイエロー
インク組成物が、多価アルコール低級アルキルエーテル
を5〜15重量%と下記の式で表されるアセチレングリ
コールを0.3〜1.8重量%とをさらに含んでなるも
のであることを特徴とする。
【0013】
【化8】
【0014】(式中、R1、R2、R3、およびR4は、独
立してそれぞれC1-6アルキルを表し、n+mは0から
30を表す。)
立してそれぞれC1-6アルキルを表し、n+mは0から
30を表す。)
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の(インクセットの)シアンインク組成物は、色
素成分として、シアン系の前記式(1)で表される化合
物を含有することを特徴とし、他のシアン系化合物
(C.I.DIrect Blue 86、C.I.DI
rect Blue 87、C.I.DIrect Blu
e 199、C.I.AcId Blue 9)との混合物
としても使用される。本発明のシアンインク組成物にお
ける染料の添加量は上記本発明の目的が達成される範囲
で適宜決定されてよいが、濃インク組成物においては
2.0〜6.0重量%程度が好ましく、より好ましくは
3.0〜4.5重量%程度である。また、淡インク組成
物においては0.1〜2.0重量%程度が好ましく、よ
り好ましくは0.5%〜1.5重量%程度である。
本発明の(インクセットの)シアンインク組成物は、色
素成分として、シアン系の前記式(1)で表される化合
物を含有することを特徴とし、他のシアン系化合物
(C.I.DIrect Blue 86、C.I.DI
rect Blue 87、C.I.DIrect Blu
e 199、C.I.AcId Blue 9)との混合物
としても使用される。本発明のシアンインク組成物にお
ける染料の添加量は上記本発明の目的が達成される範囲
で適宜決定されてよいが、濃インク組成物においては
2.0〜6.0重量%程度が好ましく、より好ましくは
3.0〜4.5重量%程度である。また、淡インク組成
物においては0.1〜2.0重量%程度が好ましく、よ
り好ましくは0.5%〜1.5重量%程度である。
【0016】本発明で使用するシアン系色素成分は、通
常無水フタル酸及び4−スルホフタル酸を原料にして製
造される。4−スルホフタル酸と無水フタル酸の反応の
モル比を変えることによりスルホン基の数を調整するこ
とが可能である。しかしモノ又はジスルホンフタロシア
ニンは溶解性が低いため、インクとして使用する場合含
有量が少ないほうが好ましい。その含有量は、例えば質
量分析法(ESI−MS=エレクトロスプレ−イオン化
測定法)又は元素分析法からモノ及びジスルホン銅フタ
ロシアニンが50%以下、好ましくは40%以下、さら
に好ましくは30%以下、特に好ましくは20%以下程
度である。尚、式(1)の化合物はJ.H. Weber,
InorganIc ChemIstry, Vol 4, 4
69(1965)に記載されている。
常無水フタル酸及び4−スルホフタル酸を原料にして製
造される。4−スルホフタル酸と無水フタル酸の反応の
モル比を変えることによりスルホン基の数を調整するこ
とが可能である。しかしモノ又はジスルホンフタロシア
ニンは溶解性が低いため、インクとして使用する場合含
有量が少ないほうが好ましい。その含有量は、例えば質
量分析法(ESI−MS=エレクトロスプレ−イオン化
測定法)又は元素分析法からモノ及びジスルホン銅フタ
ロシアニンが50%以下、好ましくは40%以下、さら
に好ましくは30%以下、特に好ましくは20%以下程
度である。尚、式(1)の化合物はJ.H. Weber,
InorganIc ChemIstry, Vol 4, 4
69(1965)に記載されている。
【0017】本発明で使用する前記式(1)の化合物を
製造するには、例えば4−スルホフタル酸または4−ス
ルホフタル酸と無水フタル酸を所望の割合で用い、触媒
及び銅化合物の存在下、加熱反応することにより得られ
る。反応温度は通常常圧で150〜290℃、好ましく
は170〜270℃である。また反応時間は反応温度に
より変わるが通常1〜8時間である。反応終了後、濾
過、塩析(又は酸析)、乾燥することにより式(1)の
化合物が得られる。尚、式(1)のa、b、c、dは0
又は1で、4−スルホフタル酸類と無水フタル酸類の使
用割合により、その和は平均値として4以下の数とな
る。銅化合物としては、例えば塩化銅があげられる。
製造するには、例えば4−スルホフタル酸または4−ス
ルホフタル酸と無水フタル酸を所望の割合で用い、触媒
及び銅化合物の存在下、加熱反応することにより得られ
る。反応温度は通常常圧で150〜290℃、好ましく
は170〜270℃である。また反応時間は反応温度に
より変わるが通常1〜8時間である。反応終了後、濾
過、塩析(又は酸析)、乾燥することにより式(1)の
化合物が得られる。尚、式(1)のa、b、c、dは0
又は1で、4−スルホフタル酸類と無水フタル酸類の使
用割合により、その和は平均値として4以下の数とな
る。銅化合物としては、例えば塩化銅があげられる。
【0018】上記の方法で合成される化合物は、通常遊
離酸の形あるいはその塩の形で得られる。遊離酸とする
には、例えば酸析すればよい。また、塩にするには、例
えば遊離酸にしたものに所望の有機又は無機の塩基を添
加する通常の塩交換法を適用すればよい。こうして得ら
れる前記式(1)の化合物のMは水素原子、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アルキルアミン、アルカノール
アミンのカチオンまたはアンモニウムであるが、アルカ
リ金属としては、例えばナトリウム、カリウム、リチウ
ム等が、アルカリ土類金属としては、例えばカルシウ
ム、マグネシウム等がそれぞれ挙げられる。又アルキル
アミンとしては、例えばメチルアミン、エチルアミン等
が、アルカノールアミンとしては、例えばモノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノール
アミン、トリイソプロパノールアミン等がそれぞれ挙げ
られる。好ましいMとしては、例えば水素イオン、アン
モニウムイオンやナトリウムイオン、カリウムイオン、
リチウムイオン等のアルカリ金属イオン、モノエタノー
ルアミンイオン、ジエタノールアミンイオン、トリエタ
ノールアミンイオン、モノイソプロパノールアミンイオ
ン、ジイソプロパノールアミンイオン、トリイソプロパ
ノールアミンイオン等のアルカノールアミンイオン等が
挙げられる。前記式(1)において、a、b、c、dは
0又は1でその和は4以下の整数である。通常、4−ス
ルホフタル酸のみを用いてフタロシアニンを合成しない
限り、a、b、c、dの和が0〜4の化合物の混合物と
して得られる。しかしa、b、c、dの和が0及び1の
ものは溶解性が低いため濾過や精製の過程で前記したよ
うな混合量に調整するのが好ましい。なお、a、b、
c、dの和は質量分析法(ESI−MS)、元素分析、
中和滴定等の方法により測定出来る。
離酸の形あるいはその塩の形で得られる。遊離酸とする
には、例えば酸析すればよい。また、塩にするには、例
えば遊離酸にしたものに所望の有機又は無機の塩基を添
加する通常の塩交換法を適用すればよい。こうして得ら
れる前記式(1)の化合物のMは水素原子、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アルキルアミン、アルカノール
アミンのカチオンまたはアンモニウムであるが、アルカ
リ金属としては、例えばナトリウム、カリウム、リチウ
ム等が、アルカリ土類金属としては、例えばカルシウ
ム、マグネシウム等がそれぞれ挙げられる。又アルキル
アミンとしては、例えばメチルアミン、エチルアミン等
が、アルカノールアミンとしては、例えばモノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノール
アミン、トリイソプロパノールアミン等がそれぞれ挙げ
られる。好ましいMとしては、例えば水素イオン、アン
モニウムイオンやナトリウムイオン、カリウムイオン、
リチウムイオン等のアルカリ金属イオン、モノエタノー
ルアミンイオン、ジエタノールアミンイオン、トリエタ
ノールアミンイオン、モノイソプロパノールアミンイオ
ン、ジイソプロパノールアミンイオン、トリイソプロパ
ノールアミンイオン等のアルカノールアミンイオン等が
挙げられる。前記式(1)において、a、b、c、dは
0又は1でその和は4以下の整数である。通常、4−ス
ルホフタル酸のみを用いてフタロシアニンを合成しない
限り、a、b、c、dの和が0〜4の化合物の混合物と
して得られる。しかしa、b、c、dの和が0及び1の
ものは溶解性が低いため濾過や精製の過程で前記したよ
うな混合量に調整するのが好ましい。なお、a、b、
c、dの和は質量分析法(ESI−MS)、元素分析、
中和滴定等の方法により測定出来る。
【0019】本発明において好ましく用いられる前記式
(I)の化合物の具体例として以下に示すものがあげら
れる。
(I)の化合物の具体例として以下に示すものがあげら
れる。
【0020】(例1)冷却管の付いた四つ口フラスコ
に、スルホラン40部加え、180℃まで1時間で昇温
し、そこに4−スルホフタル酸40部、塩化アンモニウ
ム4.5部、尿素55部、モリブデン酸アンモニウム
0.5部、塩化銅(II)6部を加え、同温度で6時間撹
拌した。反応液を40℃まで冷却したのち、目的物をヌ
ッチェで濾過し、400部のメタノールで洗浄した。続
いて得られたウェットケーキに300部の水を加え、4
8%苛性水溶液でpH10に調整し、80℃で1時間撹
拌する。そして撹拌しながら35%の塩酸水溶液を加え
pHを3にし、そこに食塩80部を徐々に添加する。析
出した結晶を濾取し20%食塩水150部で洗浄してウ
ェットケーキ90部を得た。続いてメタノールを210
部加え1時間撹拌し、、析出した結晶を濾別し、70%
メタノール水溶液300部で洗浄後乾燥して、式(1)
においてそれぞれの各ベンゼン核の4位(4、4'、
4''、4''')にスルホン基を合計4個有するスルホ銅
フタロシアニン22.9部を青色結晶として得た。λma
x : 629nm(水溶液中)。
に、スルホラン40部加え、180℃まで1時間で昇温
し、そこに4−スルホフタル酸40部、塩化アンモニウ
ム4.5部、尿素55部、モリブデン酸アンモニウム
0.5部、塩化銅(II)6部を加え、同温度で6時間撹
拌した。反応液を40℃まで冷却したのち、目的物をヌ
ッチェで濾過し、400部のメタノールで洗浄した。続
いて得られたウェットケーキに300部の水を加え、4
8%苛性水溶液でpH10に調整し、80℃で1時間撹
拌する。そして撹拌しながら35%の塩酸水溶液を加え
pHを3にし、そこに食塩80部を徐々に添加する。析
出した結晶を濾取し20%食塩水150部で洗浄してウ
ェットケーキ90部を得た。続いてメタノールを210
部加え1時間撹拌し、、析出した結晶を濾別し、70%
メタノール水溶液300部で洗浄後乾燥して、式(1)
においてそれぞれの各ベンゼン核の4位(4、4'、
4''、4''')にスルホン基を合計4個有するスルホ銅
フタロシアニン22.9部を青色結晶として得た。λma
x : 629nm(水溶液中)。
【0021】(例2)冷却管の付いた四つ口フラスコ
に、ニトロベンゼン40部加え、180℃まで1時間で
昇温し、そこに4−スルホフタル酸32部、無水フタル
酸6部、塩化アンモニウム4.5部、尿素55部、モリ
ブデン酸アンモニウム0.5部、塩化銅(II)6部を加
え、同温度で6時間撹拌した。反応液を40℃まで冷却
したのち、目的物をヌッチェで濾過し、400部のメタ
ノールで洗浄した。続いて得られたウェットケーキに3
00部の水を加え、48%苛性水溶液でpH10に調整
し、80℃で1時間撹拌する。撹拌しながら35%の塩
酸水溶液を加えpHを3にし、そこに食塩80部を徐々
に添加する。析出した結晶を濾取し20%食塩水150
部で洗浄してウェットケーキ90部を得た。続いてメタ
ノールを210部加え1時間撹拌し、析出した結晶を濾
別し、70%メタノール水溶液300部で洗浄後乾燥し
て、式(1)において、4位にスルホン基が1分子内に
平均で3個有する銅フタロシアニン(スルホン基導入数
比、4個:3個:2個=3:10:3、ESI−MSか
ら)27.9部を青色結晶として得た。(スルホン基2
個体の割合18.8%)λmax : 629nm(水溶液
中)。
に、ニトロベンゼン40部加え、180℃まで1時間で
昇温し、そこに4−スルホフタル酸32部、無水フタル
酸6部、塩化アンモニウム4.5部、尿素55部、モリ
ブデン酸アンモニウム0.5部、塩化銅(II)6部を加
え、同温度で6時間撹拌した。反応液を40℃まで冷却
したのち、目的物をヌッチェで濾過し、400部のメタ
ノールで洗浄した。続いて得られたウェットケーキに3
00部の水を加え、48%苛性水溶液でpH10に調整
し、80℃で1時間撹拌する。撹拌しながら35%の塩
酸水溶液を加えpHを3にし、そこに食塩80部を徐々
に添加する。析出した結晶を濾取し20%食塩水150
部で洗浄してウェットケーキ90部を得た。続いてメタ
ノールを210部加え1時間撹拌し、析出した結晶を濾
別し、70%メタノール水溶液300部で洗浄後乾燥し
て、式(1)において、4位にスルホン基が1分子内に
平均で3個有する銅フタロシアニン(スルホン基導入数
比、4個:3個:2個=3:10:3、ESI−MSか
ら)27.9部を青色結晶として得た。(スルホン基2
個体の割合18.8%)λmax : 629nm(水溶液
中)。
【0022】本発明のシアンインク組成物中の色素成分
は、前記式(1)の化合物単独または前記式(1)の化
合物と他のシアン系化合物(C.I.DIrect Bl
ue86、C.I.DIrect Blue 87、C.
I.DIrect Blue199、C.I.AcId B
lue 9)との混合物として使用される。混合使用さ
れる場合、その混合割合が後者が0〜60%、好ましく
は0〜50%、さらに好ましくは0〜40%、特に好ま
しくは0〜30%で、これを水又は水溶性有機溶剤に溶
解したものである。インクのpHは6〜11程度が好ま
しい。次に本発明の(インクセットの)マゼンタインク
組成物に関して説明する。
は、前記式(1)の化合物単独または前記式(1)の化
合物と他のシアン系化合物(C.I.DIrect Bl
ue86、C.I.DIrect Blue 87、C.
I.DIrect Blue199、C.I.AcId B
lue 9)との混合物として使用される。混合使用さ
れる場合、その混合割合が後者が0〜60%、好ましく
は0〜50%、さらに好ましくは0〜40%、特に好ま
しくは0〜30%で、これを水又は水溶性有機溶剤に溶
解したものである。インクのpHは6〜11程度が好ま
しい。次に本発明の(インクセットの)マゼンタインク
組成物に関して説明する。
【0023】本発明によるマゼンタインク組成物は、濃
インク組成物には染料として、前記式(XIII)で表さ
れる染料を含んでなる。さらに淡インク組成物には染料
として前記式(II)で表される染料を含んでなる。これ
らの染料を含んだインク組成物によれば、鮮明なマゼン
タが再現でき、かつ耐光性および耐水性の優れた画像が
実現できる。さらに、本発明のマゼンタインク組成物に
よって印刷された画像は、保存中安定であり、耐ガス
性、耐光性の評価においてバランスのとれたインクセッ
トを供給できる。本発明の好ましい態様によれば、上記
染料は二以上組み合わされて添加されてもよい。本発明
によるマゼンタインク組成物における染料の添加量は上
記本発明の目的が達成される範囲で適宜決定されてよい
が、濃インクの添加量としては例えば0.3〜6.0重
量%程度が好ましく、より好ましくは1.0〜3.0重
量%稈度である。式(XIII)において、R301、
R302、およびR303が表すC1-9アルキルは、好ましく
はC1-4アルキルを表す。このアルキル基の一以上の水
素原子は置換されていてもよく、置換基の例としてはハ
ロゲン原子またはアミノ基が挙げられる。また、このア
ミノ基の一以上の水素原子はC1-4アルキルによって置
換されていてもよい。このR301、R302、およびR303
が表すC1-9アルキルの具体例としては、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、トリフ
ルオロメチル、ジメチルアミノメチルなどが挙げられ
る。
インク組成物には染料として、前記式(XIII)で表さ
れる染料を含んでなる。さらに淡インク組成物には染料
として前記式(II)で表される染料を含んでなる。これ
らの染料を含んだインク組成物によれば、鮮明なマゼン
タが再現でき、かつ耐光性および耐水性の優れた画像が
実現できる。さらに、本発明のマゼンタインク組成物に
よって印刷された画像は、保存中安定であり、耐ガス
性、耐光性の評価においてバランスのとれたインクセッ
トを供給できる。本発明の好ましい態様によれば、上記
染料は二以上組み合わされて添加されてもよい。本発明
によるマゼンタインク組成物における染料の添加量は上
記本発明の目的が達成される範囲で適宜決定されてよい
が、濃インクの添加量としては例えば0.3〜6.0重
量%程度が好ましく、より好ましくは1.0〜3.0重
量%稈度である。式(XIII)において、R301、
R302、およびR303が表すC1-9アルキルは、好ましく
はC1-4アルキルを表す。このアルキル基の一以上の水
素原子は置換されていてもよく、置換基の例としてはハ
ロゲン原子またはアミノ基が挙げられる。また、このア
ミノ基の一以上の水素原子はC1-4アルキルによって置
換されていてもよい。このR301、R302、およびR303
が表すC1-9アルキルの具体例としては、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、トリフ
ルオロメチル、ジメチルアミノメチルなどが挙げられ
る。
【0024】式(XIII)において、R301、R302、お
よびR303が表すC1-9アルコキシは、好ましくはC1-4
アルコキシを表す。このアルコキシ基の具体例としては
メトキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシなどが挙げら
れる。
よびR303が表すC1-9アルコキシは、好ましくはC1-4
アルコキシを表す。このアルコキシ基の具体例としては
メトキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシなどが挙げら
れる。
【0025】式(XIII)において、R301、R302、お
よびR303が表すカルバモイルの一以上の水素原子は置
換されていてもよく、置換基の例としては低級アルキ
ル、アリール基(好ましくはフェニル基、ナフチル基)
が挙げられる。置換カルバモイル基の具体例としては、
N,N−ジメチルカルバモイル、フェニルカルバモイル
などが挙げられる。
よびR303が表すカルバモイルの一以上の水素原子は置
換されていてもよく、置換基の例としては低級アルキ
ル、アリール基(好ましくはフェニル基、ナフチル基)
が挙げられる。置換カルバモイル基の具体例としては、
N,N−ジメチルカルバモイル、フェニルカルバモイル
などが挙げられる。
【0026】式(XIII)において、R301、R302、お
よびR303が表すスルファモイルの一以上の水素原子は
置換されていてもよく、置換基の例としては低級アルキ
ル、アリール(好ましくはフェニル、ナフチル)が挙げ
られる。このアリール基の一以上の水素原子は置換され
ていてもよく、その置換基の例としてはカルボキシル基
が挙げられる。置換スルファモイル基の具体例として
は、N−メチルスルファモイル、N−エチルスルファモ
イル、N−エチル−N−フェニルスルファモイル、N,
N−ジメチルスルファモイル、およびp−カルボキシル
ェニルスルファモイルなどが挙げられる。
よびR303が表すスルファモイルの一以上の水素原子は
置換されていてもよく、置換基の例としては低級アルキ
ル、アリール(好ましくはフェニル、ナフチル)が挙げ
られる。このアリール基の一以上の水素原子は置換され
ていてもよく、その置換基の例としてはカルボキシル基
が挙げられる。置換スルファモイル基の具体例として
は、N−メチルスルファモイル、N−エチルスルファモ
イル、N−エチル−N−フェニルスルファモイル、N,
N−ジメチルスルファモイル、およびp−カルボキシル
ェニルスルファモイルなどが挙げられる。
【0027】また、R301、R302、およびR303が表す
アミノの置換基としては、低級アルキル、C1-4アルキ
ルカルボニル、カルバモイル、アリール(好ましくはフ
ェニル、ナフチル)が挙げられる。置換アミノ基の具体
例としては、N−メチルアミノ、カルバモイルアミノ、
N,N−ジメチルアミノ、アセチルアミノなどが挙げら
れる。さらに、R301、R302、およびR303が表す基−
SO2R307においてR307はエステル形成基、C1-9アル
キル、またはC6-15アリールを表す。ここで、エステル
形成基とはスルホン酸とエステルを形成可能な基を表す
が、好ましい例としては低級アルコキシル、およびアリ
ールオキシ(好ましくは、フェニルオキシ、またはナフ
チルオキシ)が挙げられる。基−SO2R307においてR
307がエステル形成基を表す場合の具体例としては、メ
トキシスルホニル、プロポキシスルホニル、フェノキシ
スルホニルなどが挙げられる。
アミノの置換基としては、低級アルキル、C1-4アルキ
ルカルボニル、カルバモイル、アリール(好ましくはフ
ェニル、ナフチル)が挙げられる。置換アミノ基の具体
例としては、N−メチルアミノ、カルバモイルアミノ、
N,N−ジメチルアミノ、アセチルアミノなどが挙げら
れる。さらに、R301、R302、およびR303が表す基−
SO2R307においてR307はエステル形成基、C1-9アル
キル、またはC6-15アリールを表す。ここで、エステル
形成基とはスルホン酸とエステルを形成可能な基を表す
が、好ましい例としては低級アルコキシル、およびアリ
ールオキシ(好ましくは、フェニルオキシ、またはナフ
チルオキシ)が挙げられる。基−SO2R307においてR
307がエステル形成基を表す場合の具体例としては、メ
トキシスルホニル、プロポキシスルホニル、フェノキシ
スルホニルなどが挙げられる。
【0028】また、基−SO2R307においてR307が表
すC1-9アルキルは、好ましくはC1- 4アルキルであり、
より好ましくはC1-2アルキルである。また、同じくR
307が表すC6-15アリールは、好ましくはフェニル、ト
リル、キシリル、ビフェニル、ナフチル、アントリル、
フェナントリルを表す。このC1-9アルキルまたはC6-1
5アリールの一以上の水素原子は置換されていてもよ
く、置換基の例としては水酸基、フェニル基などが挙げ
られる。基−SO2R307においてR307がC1-9アルキル
またはC6-15アリールを表す場合の具体例としては、ヒ
ドロキシエチルスルホニル、ペンジルスルホニルなどが
挙げられる。
すC1-9アルキルは、好ましくはC1- 4アルキルであり、
より好ましくはC1-2アルキルである。また、同じくR
307が表すC6-15アリールは、好ましくはフェニル、ト
リル、キシリル、ビフェニル、ナフチル、アントリル、
フェナントリルを表す。このC1-9アルキルまたはC6-1
5アリールの一以上の水素原子は置換されていてもよ
く、置換基の例としては水酸基、フェニル基などが挙げ
られる。基−SO2R307においてR307がC1-9アルキル
またはC6-15アリールを表す場合の具体例としては、ヒ
ドロキシエチルスルホニル、ペンジルスルホニルなどが
挙げられる。
【0029】基−COOMにおいてMが表すカチオン種
の由来となるアルカリ金属の例としてはリチウム、カリ
ウム、ナトリウムが挙げられる。また、同じくMが表す
カチオン種の由来となるアミンの好ましい例としてはア
ンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチル
アミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルア
ミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、2−ジメチルアミノエタノール、モルホリ
ン、アミノメチルプロバノール、モノイソブロピルアミ
ン、ジプピルアミン、ジブチルアミンが挙げられる。
の由来となるアルカリ金属の例としてはリチウム、カリ
ウム、ナトリウムが挙げられる。また、同じくMが表す
カチオン種の由来となるアミンの好ましい例としてはア
ンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチル
アミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルア
ミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、2−ジメチルアミノエタノール、モルホリ
ン、アミノメチルプロバノール、モノイソブロピルアミ
ン、ジプピルアミン、ジブチルアミンが挙げられる。
【0030】また、R301、R302、およびR303が表す
基−COR308においてR308はエステル形成基を表す。
ここで、エステル形成基とはカルボン酸とエステルを形
成可能な基を表すが、好ましい例としては低級アルコキ
シが挙げられる。基−COR 308の具体例としてはメト
キシカルボニル、プロポキシカルボニルが挙げられる。
基−COR308においてR308はエステル形成基を表す。
ここで、エステル形成基とはカルボン酸とエステルを形
成可能な基を表すが、好ましい例としては低級アルコキ
シが挙げられる。基−COR 308の具体例としてはメト
キシカルボニル、プロポキシカルボニルが挙げられる。
【0031】また式(XIII)において、mの数、すな
わち式(XIII)中のフェニル環上の基−SO3Hの数
は、0、1、または2であるが、mが1であり、基−S
O3Hがアゾ基に対してオルト位にあるものが好まし
い。また、式(XIII)において、R304、R305、
R309、R310、およびR311が表すC1-18アルキルは、
好ましくはC1-12アルキルであり、より好ましくはC
1-8アルキルである。また、このアルキル基の全部また
は一部は環状アルキルであってもよく、例えばC5-12シ
クロアルキル、より好ましくはC5-6シクロアルキルで
ある。このアルキル基の一以上の水素原子は置換されて
いてもよく、置換基の例としては低級アルキル、カルボ
キシル、メルカプト、カルバモイル、モルホリノなどが
挙げられる。置換または非置換のC1-18アルキルの具体
例としてはエチル、n−ブチル、n−オクチル、エチル
シクロヘキシル、ヒドロキシエチル、カルボキシプロピ
ル、カルボキシシクロヘキシルメチル、1−カルボキシ
−2−メルカプトエチル、1−カルボキシ−2−カルバ
モイルエチル、1−イソプロピル−1−カルボキシメチ
ル、1,2−ジカルボキシプロピル、モルホリノエチル
などが挙げられる。
わち式(XIII)中のフェニル環上の基−SO3Hの数
は、0、1、または2であるが、mが1であり、基−S
O3Hがアゾ基に対してオルト位にあるものが好まし
い。また、式(XIII)において、R304、R305、
R309、R310、およびR311が表すC1-18アルキルは、
好ましくはC1-12アルキルであり、より好ましくはC
1-8アルキルである。また、このアルキル基の全部また
は一部は環状アルキルであってもよく、例えばC5-12シ
クロアルキル、より好ましくはC5-6シクロアルキルで
ある。このアルキル基の一以上の水素原子は置換されて
いてもよく、置換基の例としては低級アルキル、カルボ
キシル、メルカプト、カルバモイル、モルホリノなどが
挙げられる。置換または非置換のC1-18アルキルの具体
例としてはエチル、n−ブチル、n−オクチル、エチル
シクロヘキシル、ヒドロキシエチル、カルボキシプロピ
ル、カルボキシシクロヘキシルメチル、1−カルボキシ
−2−メルカプトエチル、1−カルボキシ−2−カルバ
モイルエチル、1−イソプロピル−1−カルボキシメチ
ル、1,2−ジカルボキシプロピル、モルホリノエチル
などが挙げられる。
【0032】また、式(XIII)において、R304、R
305、およびR311が表すC2-18アルケニルは、好ましく
はC2-12アルケニルであり、より好ましくはC2-8アル
ケニルである。このアルケニル基の一以上の水素原子は
置換されていてもよく、置換基の例としてはC1-8アル
コキシおよびヒドロキシが挙げられる。置換または非置
換のC2-18アルケニルの具体例としては2−メチル−1
−プロペニル、ビニル、アリルなどが挙げられる。さら
に、R304、R305、およびR311が表すアリールは、好
ましくはC6-15アリールであり、その例としてはフェニ
ル、トリル、キシリル、ビフェニル、ナフチル、アント
リル、フェナントリルが挙げられる。このアリール基の
一以上の水素原子は置換されていてもよく、その置換基
の例としては、置換もしくは非置換のC1-9アルキル、
C1-9アルコキシ、ハロゲン原子、ヒドロキシル、置換
もしくは非置換のカルバモイル、置換もしくは非置換の
スルファモイル、置換もしくは非置換のアミノ、ニト
ロ、基−SO2R312(ここで、R312はエステル形成基
を表す)、カルボキシル、または基−COR313(ここ
で、R313はエステル形成基を表す)が挙げられる。こ
こで、置換C1-9アルキル、置換カルバモイル、置換ス
ルファモイル、および置換アミノの置換基としては、上
記R301、R302、およびR303が表す置換C1-9アルキ
ル、置換カルバモイル、置換スルファモイル、および置
換アミノの置換基と同様のものが挙げられるが、但し、
スルファモイルの置換基としてはR301、R302、および
R303が表すスルファモイルの場合の低級アルキル基に
代えてC4-9アルキル基が好ましい。また、基−SO2R
312および基−COR313における、R312およびR313の
エステル形成基の例としては、上記R301、R302、およ
びR303が表す基−SO2R307および基−COR308にお
いてR307およびR308が表すエステル形成基と同様のも
のが挙げられるが、但し、R 313が表すエステル形成基
としては、R307が表す低級アルコキシに代えてC5-9ア
ルコキシが好ましい。
305、およびR311が表すC2-18アルケニルは、好ましく
はC2-12アルケニルであり、より好ましくはC2-8アル
ケニルである。このアルケニル基の一以上の水素原子は
置換されていてもよく、置換基の例としてはC1-8アル
コキシおよびヒドロキシが挙げられる。置換または非置
換のC2-18アルケニルの具体例としては2−メチル−1
−プロペニル、ビニル、アリルなどが挙げられる。さら
に、R304、R305、およびR311が表すアリールは、好
ましくはC6-15アリールであり、その例としてはフェニ
ル、トリル、キシリル、ビフェニル、ナフチル、アント
リル、フェナントリルが挙げられる。このアリール基の
一以上の水素原子は置換されていてもよく、その置換基
の例としては、置換もしくは非置換のC1-9アルキル、
C1-9アルコキシ、ハロゲン原子、ヒドロキシル、置換
もしくは非置換のカルバモイル、置換もしくは非置換の
スルファモイル、置換もしくは非置換のアミノ、ニト
ロ、基−SO2R312(ここで、R312はエステル形成基
を表す)、カルボキシル、または基−COR313(ここ
で、R313はエステル形成基を表す)が挙げられる。こ
こで、置換C1-9アルキル、置換カルバモイル、置換ス
ルファモイル、および置換アミノの置換基としては、上
記R301、R302、およびR303が表す置換C1-9アルキ
ル、置換カルバモイル、置換スルファモイル、および置
換アミノの置換基と同様のものが挙げられるが、但し、
スルファモイルの置換基としてはR301、R302、および
R303が表すスルファモイルの場合の低級アルキル基に
代えてC4-9アルキル基が好ましい。また、基−SO2R
312および基−COR313における、R312およびR313の
エステル形成基の例としては、上記R301、R302、およ
びR303が表す基−SO2R307および基−COR308にお
いてR307およびR308が表すエステル形成基と同様のも
のが挙げられるが、但し、R 313が表すエステル形成基
としては、R307が表す低級アルコキシに代えてC5-9ア
ルコキシが好ましい。
【0033】置換または非置換のC6-15アリールの具体
例としては、3,4−ジカルボキシフェニル、4−ブチ
ルフェニル、4−カルボキシフェニルが挙げられる。
例としては、3,4−ジカルボキシフェニル、4−ブチ
ルフェニル、4−カルボキシフェニルが挙げられる。
【0034】また、R304、R305、およびR306が表す
アラルキルは、好ましくはC7-15アリールであり、その
例としてはベンジル、フェニルエチル、メチルベンジ
ル、ナフチルメチルなどが挙げられる。このアリール基
の一以上の水素原子は置換されていてもはく、その置換
基の例としてはカルボキシル、水酸基が挙げられる。置
換または非置換のC7-15アリールの具体例としては、1
−カルボニル−2−フェニルエチル、1−カルボキシ−
2−ヒドロキシフェニルエチル、4−カルボキシベンジ
ルなどが挙げられる。
アラルキルは、好ましくはC7-15アリールであり、その
例としてはベンジル、フェニルエチル、メチルベンジ
ル、ナフチルメチルなどが挙げられる。このアリール基
の一以上の水素原子は置換されていてもはく、その置換
基の例としてはカルボキシル、水酸基が挙げられる。置
換または非置換のC7-15アリールの具体例としては、1
−カルボニル−2−フェニルエチル、1−カルボキシ−
2−ヒドロキシフェニルエチル、4−カルボキシベンジ
ルなどが挙げられる。
【0035】さらに、R304、R305、およびR306が表
すアリサイクリックは、好ましくはC6-15ジクロアルキ
ルである。このアリサイクリック基の一以上の水素原子
は置換されていてもよく、その置換基の例としてはカル
ボキシルが挙げられる。置換または非置換のアリサイク
リック基の具体例としてはシクロヘキシル、4−カルボ
キシジクロヘキシルなどが挙げられる。また、R304、
R305、およびR306が表すヘテロサイクリック基は、好
ましくは窒素原子、酸素原子、および硫黄原子から選択
される少なくとも一つのヘテロ原子を含んでなる5〜1
2員の複素芳香環または複素飽和環を表す。また、この
複素芳香環および複素飽和環は他の環(例えば、ベンゼ
ン環)と縮合して縮合環を形成していてもよい。複素芳
香環の好ましい例としては、一または二つの窒素原子を
含んでなる5または6員の複素芳香環(例えば、ピロリ
ル、ピリジル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピラジニ
ル、ピリミジニル、ピリダニジル)、一または二つの窒
素原子を含んでなり、さらに一つの硫黄原子を含んでな
る5または6員の複素芳香環(例えば、チアゾリル、チ
アジアゾリル)、一または二つの窒素原子を含んでなる
5〜6員複素飽和環(例えば、ピロリジニル、ペリジ
ノ、ピペリジル、ピペリジニル)などが挙げられる。こ
れらの環の一以上の水素原子は置換されていてもよく、
その置換基の例としては低級アルキルが挙げられる。こ
の置換または非置換のヘテロサイクリック基の具体例と
しては、ピリジル、チアヂアゾリル、ベンゾチアゾリ
ル、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルなどが
挙げられる。
すアリサイクリックは、好ましくはC6-15ジクロアルキ
ルである。このアリサイクリック基の一以上の水素原子
は置換されていてもよく、その置換基の例としてはカル
ボキシルが挙げられる。置換または非置換のアリサイク
リック基の具体例としてはシクロヘキシル、4−カルボ
キシジクロヘキシルなどが挙げられる。また、R304、
R305、およびR306が表すヘテロサイクリック基は、好
ましくは窒素原子、酸素原子、および硫黄原子から選択
される少なくとも一つのヘテロ原子を含んでなる5〜1
2員の複素芳香環または複素飽和環を表す。また、この
複素芳香環および複素飽和環は他の環(例えば、ベンゼ
ン環)と縮合して縮合環を形成していてもよい。複素芳
香環の好ましい例としては、一または二つの窒素原子を
含んでなる5または6員の複素芳香環(例えば、ピロリ
ル、ピリジル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピラジニ
ル、ピリミジニル、ピリダニジル)、一または二つの窒
素原子を含んでなり、さらに一つの硫黄原子を含んでな
る5または6員の複素芳香環(例えば、チアゾリル、チ
アジアゾリル)、一または二つの窒素原子を含んでなる
5〜6員複素飽和環(例えば、ピロリジニル、ペリジ
ノ、ピペリジル、ピペリジニル)などが挙げられる。こ
れらの環の一以上の水素原子は置換されていてもよく、
その置換基の例としては低級アルキルが挙げられる。こ
の置換または非置換のヘテロサイクリック基の具体例と
しては、ピリジル、チアヂアゾリル、ベンゾチアゾリ
ル、2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルなどが
挙げられる。
【0036】本発明において好ましく用いられる式(X
III)の染料の他の群としては、mが0であり、R301、
R302、およびR303の少なくとも一つが水素原子であ
り、またR301、R302、およびR303の少なくとも一つ
がハロゲン置換アルキル基(特に好ましくはトリフルオ
ロメチル基)、置換または非置換のカルバモイル、置換
または非置換のスルファモイル、基−SO2R307(ここ
で、R307は低級アルコキシを表す)、基−COOH、
基−COR308(ここで、R308は低級アルコキシを表
す)を表す染料群が挙げられる。更に、これら置換基が
アゾ基に対してオルト位置にある染料が好ましい。
III)の染料の他の群としては、mが0であり、R301、
R302、およびR303の少なくとも一つが水素原子であ
り、またR301、R302、およびR303の少なくとも一つ
がハロゲン置換アルキル基(特に好ましくはトリフルオ
ロメチル基)、置換または非置換のカルバモイル、置換
または非置換のスルファモイル、基−SO2R307(ここ
で、R307は低級アルコキシを表す)、基−COOH、
基−COR308(ここで、R308は低級アルコキシを表
す)を表す染料群が挙げられる。更に、これら置換基が
アゾ基に対してオルト位置にある染料が好ましい。
【0037】また、本発明において好ましく用いられる
式(XIII)の染料の他の群としては、式(XIII)中の
ベンゼン環が2−カルボキシフェニル基である染料群が
挙げられる。
式(XIII)の染料の他の群としては、式(XIII)中の
ベンゼン環が2−カルボキシフェニル基である染料群が
挙げられる。
【0038】さらに、本発明において好ましく用いられ
る式(XIII)の染料の別の群としては、R304、
R305、およびR306の少なくとも一つが、C1-18アルキ
ル、C2-1 8アルケニル、アリール、アラルキル、アリサ
イクリック基、およびヘテロサイクリック基から選択さ
れる基であって、1〜4個のカルボキシル基を置換基と
して有する基である染料群が挙げられる。更に好ましく
はR304およびR306のいずれか一方が水素原子であり、
他方がC1-18アルキル、C2-18アルケニル、アリール、
アラルキル、アリサイクリック基、およびヘテロサイク
リック基から選択される基であって、1〜4個のカルボ
キシル基を置換基として有する基である染料群が挙げら
れる。本発明において好ましく用いられる式(XIII)
の染料の他の群としては、R304およびR305が独立し
て、それぞれモノ−、ジ−、またはトリ−置換フェニル
基を表し、その置換基が、置換もしくは非置換のC1-9
アルキル、C1-9アルコキシ、ハロゲン原子、ヒドロキ
シル,置換もしくは非置換のカルバモイル、置換もしく
は非置換のスルファモイル、置換もしくは非置換のアミ
ノ、ニトロ、−基−SO2R312、カルボキシル、または
−基−COR313である染料群が挙げられる。
る式(XIII)の染料の別の群としては、R304、
R305、およびR306の少なくとも一つが、C1-18アルキ
ル、C2-1 8アルケニル、アリール、アラルキル、アリサ
イクリック基、およびヘテロサイクリック基から選択さ
れる基であって、1〜4個のカルボキシル基を置換基と
して有する基である染料群が挙げられる。更に好ましく
はR304およびR306のいずれか一方が水素原子であり、
他方がC1-18アルキル、C2-18アルケニル、アリール、
アラルキル、アリサイクリック基、およびヘテロサイク
リック基から選択される基であって、1〜4個のカルボ
キシル基を置換基として有する基である染料群が挙げら
れる。本発明において好ましく用いられる式(XIII)
の染料の他の群としては、R304およびR305が独立し
て、それぞれモノ−、ジ−、またはトリ−置換フェニル
基を表し、その置換基が、置換もしくは非置換のC1-9
アルキル、C1-9アルコキシ、ハロゲン原子、ヒドロキ
シル,置換もしくは非置換のカルバモイル、置換もしく
は非置換のスルファモイル、置換もしくは非置換のアミ
ノ、ニトロ、−基−SO2R312、カルボキシル、または
−基−COR313である染料群が挙げられる。
【0039】また本発明において好ましく用いられる式
(XIII)の染料の別の群としては、R304およびR305
が独立して、それぞれモノ−、ジ−、またはトリ−置換
フェニル基を表し、その置換基が、カルボキシル、カル
バモイル、C1-4アルキルで置換されていてもよいスル
ファモイル、基−COR313(但しここで、R313はC
1-4アルコキシを表す)である染料群が挙げられる。こ
の染料群にあって、R304およびR305の少なくとも一つ
が、モノ−、ジ−、またはトリ−カルボキシ置換フェニ
ルであるのが更に好ましい。
(XIII)の染料の別の群としては、R304およびR305
が独立して、それぞれモノ−、ジ−、またはトリ−置換
フェニル基を表し、その置換基が、カルボキシル、カル
バモイル、C1-4アルキルで置換されていてもよいスル
ファモイル、基−COR313(但しここで、R313はC
1-4アルコキシを表す)である染料群が挙げられる。こ
の染料群にあって、R304およびR305の少なくとも一つ
が、モノ−、ジ−、またはトリ−カルボキシ置換フェニ
ルであるのが更に好ましい。
【0040】さらに本発明において好ましく用いられる
式(XIII)の染料の別の群としては、R304およびR
305が独立して、それぞれモノ−、ジ−、またはトリ−
置換フェニル基を表し、その置換基が、直鎖状C4-12ア
ルキル、アミノ、カルバモイル、C4-9アルキルでモノ
またはジ置換されたスルファモイル、基−COR
313(但しここで、R313はC5-9アルコキシを表す)で
ある染料群が挙げられる。この染料群にあって、R304
およびR305の少なくとも一つがカルボキシルである染
料群が好ましい。この染料群にあって、R304およびR
305の少なくとも一つが、モノ−、ジ−、またはトリ−
C4-9アルキル置換フェニルであるものが更に好まし
い。
式(XIII)の染料の別の群としては、R304およびR
305が独立して、それぞれモノ−、ジ−、またはトリ−
置換フェニル基を表し、その置換基が、直鎖状C4-12ア
ルキル、アミノ、カルバモイル、C4-9アルキルでモノ
またはジ置換されたスルファモイル、基−COR
313(但しここで、R313はC5-9アルコキシを表す)で
ある染料群が挙げられる。この染料群にあって、R304
およびR305の少なくとも一つがカルボキシルである染
料群が好ましい。この染料群にあって、R304およびR
305の少なくとも一つが、モノ−、ジ−、またはトリ−
C4-9アルキル置換フェニルであるものが更に好まし
い。
【0041】また、本発明において好ましく用いられる
式(XIII)の染料の別の群としては、R306が水素原子
である染料群である。
式(XIII)の染料の別の群としては、R306が水素原子
である染料群である。
【0042】また、本発明にあっては、式(XIII)中
のナフチル環にある二つの基−SO3Hは、好ましくは
3,5−位または3,6−位にあるのが好ましい。
のナフチル環にある二つの基−SO3Hは、好ましくは
3,5−位または3,6−位にあるのが好ましい。
【0043】更に本発明の好ましい態様によれば、式
(XIII)の染料における−SO3Hおよび−COOH
(その塩およびエステルの形態にあるものも含む)の基
の合計が6以下であるのが好ましく、より好ましくは5
以下であり、最も好ましくは4以下である。
(XIII)の染料における−SO3Hおよび−COOH
(その塩およびエステルの形態にあるものも含む)の基
の合計が6以下であるのが好ましく、より好ましくは5
以下であり、最も好ましくは4以下である。
【0044】本発明において、式(XIII)の染料は遊
離の形態で利用されても、また塩の形態で利用されてよ
い。式(XIII)の染料の塩の例としては、アルカリ金
属(例えば、ナトリウム、リチュウム、カリウム)の
塩、アルキルまたはヒドロキシアルキル(一般的には低
級アルキルまたはヒドロキシ低級アルキル)置換(一
級、二級、三級、および四級)アンモニウムの塩、アル
キルまたはヒドロキシアルキル(一般的には低級アルキ
ルまたはヒドロキシ低級アルキル)アミン、カルボキシ
置換アルキル(−般的にカルボキシ置換低級アルキル)
アミン、炭素数2〜4のアルキレンイミノ単位を2〜1
0含んでなるポリアミンなどの有機アミンの塩などが挙
げられる。式(XIII)の染料は単一の塩として用いら
れてもよく、また複数の塩の混合物として用いられても
よい。さらに、染料中の一部の酸基が塩とされ、他の酸
基が遊離の酸とされた式(XIII)の染料を利用するこ
とも可能である。
離の形態で利用されても、また塩の形態で利用されてよ
い。式(XIII)の染料の塩の例としては、アルカリ金
属(例えば、ナトリウム、リチュウム、カリウム)の
塩、アルキルまたはヒドロキシアルキル(一般的には低
級アルキルまたはヒドロキシ低級アルキル)置換(一
級、二級、三級、および四級)アンモニウムの塩、アル
キルまたはヒドロキシアルキル(一般的には低級アルキ
ルまたはヒドロキシ低級アルキル)アミン、カルボキシ
置換アルキル(−般的にカルボキシ置換低級アルキル)
アミン、炭素数2〜4のアルキレンイミノ単位を2〜1
0含んでなるポリアミンなどの有機アミンの塩などが挙
げられる。式(XIII)の染料は単一の塩として用いら
れてもよく、また複数の塩の混合物として用いられても
よい。さらに、染料中の一部の酸基が塩とされ、他の酸
基が遊離の酸とされた式(XIII)の染料を利用するこ
とも可能である。
【0045】本発明において好ましく用いられる式(X
III)の染料の特に好ましい具体例として下記のものが
あげられる。
III)の染料の特に好ましい具体例として下記のものが
あげられる。
【0046】
【化9】
【0047】
【化10】
【0048】
【化11】
【0049】
【化12】
【0050】
【化13】
【0051】
【化14】
【0052】
【化15】
【0053】
【化16】
【0054】
【化17】
【0055】
【化18】
【0056】
【化19】
【0057】また、淡インク用の一般式(II)で示され
るマゼンタ染料は、単色での耐光性は一般式(I)の染
料に及ばないが耐光性に比較的に優れ、特に他色のイン
クとの混合時において、他色あるいは自色の光退色を促
進しない働きがある。具体的には、下記に示す染料があ
げられるが、これらに限定されるものではない。
るマゼンタ染料は、単色での耐光性は一般式(I)の染
料に及ばないが耐光性に比較的に優れ、特に他色のイン
クとの混合時において、他色あるいは自色の光退色を促
進しない働きがある。具体的には、下記に示す染料があ
げられるが、これらに限定されるものではない。
【0058】
【化20】
【0059】
【化21】
【0060】
【化22】
【0061】
【化23】
【0062】
【化24】
【0063】
【化25】
【0064】
【化26】
【0065】
【化27】
【0066】
【化28】
【0067】
【化29】
【0068】淡インクの染料濃度は各染料のカラーバリ
ュー、濃マゼンタインクと組み合わせた時のカラーバラ
ンスにもよるが、0.5〜4重量%の範囲でインクに含
まれることにより、十分な発色と濃度とが得られ、濃イ
ンクとのバランスもよい。より最適には、いわゆる普通
紙にベタ印刷(100% Duty)した時に、濃マゼ
ンタインクのOD値の25%程度、すなわち、淡インク
のマゼンタOD値が0.25〜0.75になる範囲であ
ることが好ましく、染料濃度としては、1〜3重量%の
範囲であることが好ましい。
ュー、濃マゼンタインクと組み合わせた時のカラーバラ
ンスにもよるが、0.5〜4重量%の範囲でインクに含
まれることにより、十分な発色と濃度とが得られ、濃イ
ンクとのバランスもよい。より最適には、いわゆる普通
紙にベタ印刷(100% Duty)した時に、濃マゼ
ンタインクのOD値の25%程度、すなわち、淡インク
のマゼンタOD値が0.25〜0.75になる範囲であ
ることが好ましく、染料濃度としては、1〜3重量%の
範囲であることが好ましい。
【0069】次に本発明の(インクセットの)イエロー
インク組成物に関して説明する。本発明のイエローイン
ク組成物は、染料として、C.I.ダイレクトイエロー
86および C.I.ダイレクトイエロー132からな
る群から選択される少なくとも一種を含んでなる。これ
ら染料を含んだインク組成物によれば、鮮明なイエロー
が再現でき、かつ耐光性および耐水性の優れた画像が実
現できる。さらに、本発明によるイエローインク組成物
によって印刷された画像は、保存中安定であり、耐ガス
性、耐光性の評価においてバランスのとれたインクセッ
トを供給できる。本発明の好ましい態様によれば、上記
染料は単独でも、混合で添加されてもよい。本発明によ
るイエローインク組成物における染料の添加量は上記本
発明の目的が達成される範囲で適宜決定されてよいが、
例えば0.3〜6.0重量%程度が好ましく、より好ま
しくは1.0〜3.0重量%程度である。
インク組成物に関して説明する。本発明のイエローイン
ク組成物は、染料として、C.I.ダイレクトイエロー
86および C.I.ダイレクトイエロー132からな
る群から選択される少なくとも一種を含んでなる。これ
ら染料を含んだインク組成物によれば、鮮明なイエロー
が再現でき、かつ耐光性および耐水性の優れた画像が実
現できる。さらに、本発明によるイエローインク組成物
によって印刷された画像は、保存中安定であり、耐ガス
性、耐光性の評価においてバランスのとれたインクセッ
トを供給できる。本発明の好ましい態様によれば、上記
染料は単独でも、混合で添加されてもよい。本発明によ
るイエローインク組成物における染料の添加量は上記本
発明の目的が達成される範囲で適宜決定されてよいが、
例えば0.3〜6.0重量%程度が好ましく、より好ま
しくは1.0〜3.0重量%程度である。
【0070】本発明の(インクセットを構成する)イン
ク組成物は、上記の夫々の染料と、水と、水溶性有機溶
媒とから基本的になる。
ク組成物は、上記の夫々の染料と、水と、水溶性有機溶
媒とから基本的になる。
【0071】水溶性有機溶媒としては、好ましくは水溶
性高沸点低揮発性有機溶剤を用いる。好ましい水溶性高
沸点低揮発性有機溶剤の具体例として、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール等のアルキレン基が2〜6の
炭素原子を含むアルキレングリコール類;グリセリン;
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等
のポリアルキレングリコール類;エチレングリコールモ
ノメチル(またはエチル)エーテル、ジエチレングリコ
ールモノメチル(またはエチル)エーテル、トリエチレ
ングリコールモノメチル(またはエチル)エーテル等の
多価アルコール低級モノアルキルエーテル類;トリエチ
レングリコールジメチル(またはエチル)エーテル等の
多価アルコール低級ジアルキルエーテル類が挙げられ
る。これらの水溶性低沸点低揮発性溶剤の添加量は適宜
決定されてよいが、例えば5〜35重量%の範囲で添加
されるのが好ましい。その理由は、印刷物に残ったこれ
ら溶剤が場合によって、空気中の湿気を吸収して、保存
中の画像のにじみの原因となることがあるからである。
性高沸点低揮発性有機溶剤を用いる。好ましい水溶性高
沸点低揮発性有機溶剤の具体例として、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール等のアルキレン基が2〜6の
炭素原子を含むアルキレングリコール類;グリセリン;
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等
のポリアルキレングリコール類;エチレングリコールモ
ノメチル(またはエチル)エーテル、ジエチレングリコ
ールモノメチル(またはエチル)エーテル、トリエチレ
ングリコールモノメチル(またはエチル)エーテル等の
多価アルコール低級モノアルキルエーテル類;トリエチ
レングリコールジメチル(またはエチル)エーテル等の
多価アルコール低級ジアルキルエーテル類が挙げられ
る。これらの水溶性低沸点低揮発性溶剤の添加量は適宜
決定されてよいが、例えば5〜35重量%の範囲で添加
されるのが好ましい。その理由は、印刷物に残ったこれ
ら溶剤が場合によって、空気中の湿気を吸収して、保存
中の画像のにじみの原因となることがあるからである。
【0072】また本発明のインク組成物に添加すること
ができる他の有機溶媒としては、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、ジ
アセトンアルコール等のケトンまたはケトンアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルア
ルコール,n−ブチルアルコール等の炭素数1〜5のア
ルキルアルコール類;スルフォラン、ピロリドン、N−
メチル−2−イミダゾリジノン、1,5−ペンタンジオ
ール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ペンタンジ
オール等が挙げられる。これらの有機溶剤は単独でも混
合しても使用でき、また前記の水溶性高沸点低揮発性溶
剤と併用することもできる。
ができる他の有機溶媒としては、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、ジ
アセトンアルコール等のケトンまたはケトンアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルア
ルコール,n−ブチルアルコール等の炭素数1〜5のア
ルキルアルコール類;スルフォラン、ピロリドン、N−
メチル−2−イミダゾリジノン、1,5−ペンタンジオ
ール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ペンタンジ
オール等が挙げられる。これらの有機溶剤は単独でも混
合しても使用でき、また前記の水溶性高沸点低揮発性溶
剤と併用することもできる。
【0073】本発明のインク組成物は、さらに多価アル
コール低級アルキルエーテルを含むことができる。多価
アルコール低級アルキルエーテルの好ましい例として
は、モノ、ジ、およびトリエチレングリコールC1-6ア
ルキルエーテル、モノ、ジ、およびトリプロピレングリ
コールC1-6アルキルエーテル、より好ましくはトリエ
チレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル、プロピレングリコールモノブチルエーテルなどが
挙げられ、もっとも好ましいものはジエチレングリコー
ルモノブチルエーテルである。その添加量は適宜決定さ
れてよいが、例えば5〜15重量%程度が好ましい。
コール低級アルキルエーテルを含むことができる。多価
アルコール低級アルキルエーテルの好ましい例として
は、モノ、ジ、およびトリエチレングリコールC1-6ア
ルキルエーテル、モノ、ジ、およびトリプロピレングリ
コールC1-6アルキルエーテル、より好ましくはトリエ
チレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル、プロピレングリコールモノブチルエーテルなどが
挙げられ、もっとも好ましいものはジエチレングリコー
ルモノブチルエーテルである。その添加量は適宜決定さ
れてよいが、例えば5〜15重量%程度が好ましい。
【0074】また、本発明のインク組成物は、下記の式
で表されるアセチレングリコールを含むことができる。
で表されるアセチレングリコールを含むことができる。
【0075】
【化30】
【0076】(式中、R1、R2、R3、およびR4は、独
立してそれぞれC1-6アルキルを表し、n+mは0から
30を表す。) 上記式で表されるアセチレングリコールのより好ましい
具体例としては、次の表1に記載のものが挙げられる。
立してそれぞれC1-6アルキルを表し、n+mは0から
30を表す。) 上記式で表されるアセチレングリコールのより好ましい
具体例としては、次の表1に記載のものが挙げられる。
【0077】
【表1】
【0078】特に好ましくはNo.1および6のアセチ
レングリコールである。また、アセチレングリコールと
して市販されているものを利用することも可能であり、
例えばサーフィノール82、104、440、465、
TG(オルフィンSTG)(製造元:AIr Product and
ChemIcals Inc.、販売元:日信化学工業株式会社)を
利用することができる。
レングリコールである。また、アセチレングリコールと
して市販されているものを利用することも可能であり、
例えばサーフィノール82、104、440、465、
TG(オルフィンSTG)(製造元:AIr Product and
ChemIcals Inc.、販売元:日信化学工業株式会社)を
利用することができる。
【0079】アセチレングリコールの添加量は適宜決定
されてよいが、例えば0.3〜1.8重量%程度が好ま
しい。
されてよいが、例えば0.3〜1.8重量%程度が好ま
しい。
【0080】また、本発明の好ましい態様によれば、多
価アルコール低級アルキルエーテルとアセチレングリコ
ールとを組み合わせて用いることができる。これらの併
用によって、被記録材料に付着したインク組成物が速や
かに浸透し、カラーインクジェット記録においてしばし
ば問題とされる、隣接するドット間の混色などによる印
字品質の劣化を有効に防止できる。
価アルコール低級アルキルエーテルとアセチレングリコ
ールとを組み合わせて用いることができる。これらの併
用によって、被記録材料に付着したインク組成物が速や
かに浸透し、カラーインクジェット記録においてしばし
ば問題とされる、隣接するドット間の混色などによる印
字品質の劣化を有効に防止できる。
【0081】さらに本発明のンク組成物は、その種々の
特性を改善するための添加剤を含んでなることができ
る。添加剤の例としては、例えば、粘度、表面張力、p
H、比抵抗等の各種物性値の調整や防腐、防カビ等の目
的で、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸、アルキルナフタレンスルホン酸塩等
のアニオン系界面活性剤;アセチレングリコール、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等のノニ
オン系界面活性剤;セルロース類、ポリビニルピロリド
ンポリビニルアルコール、水溶性樹脂等の水溶性の天然
あるいは合成高分子物;ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン類;塩化リチウム、塩化アンモニウム、塩
化ナトリウムの無機塩類、ベンゾトリアゾールなどを添
加することができる。
特性を改善するための添加剤を含んでなることができ
る。添加剤の例としては、例えば、粘度、表面張力、p
H、比抵抗等の各種物性値の調整や防腐、防カビ等の目
的で、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸、アルキルナフタレンスルホン酸塩等
のアニオン系界面活性剤;アセチレングリコール、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等のノニ
オン系界面活性剤;セルロース類、ポリビニルピロリド
ンポリビニルアルコール、水溶性樹脂等の水溶性の天然
あるいは合成高分子物;ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン類;塩化リチウム、塩化アンモニウム、塩
化ナトリウムの無機塩類、ベンゾトリアゾールなどを添
加することができる。
【0082】また、本発明のインク組成物は、常法に従
って製造することができる。
って製造することができる。
【0083】例えば、各成分を充分混合溶解し、孔径
0.8μmのメンブランフィルターで加圧ろ過したの
ち、真空ポンプを用いて脱気処理してインクを調製す
る。
0.8μmのメンブランフィルターで加圧ろ過したの
ち、真空ポンプを用いて脱気処理してインクを調製す
る。
【0084】本発明のインクジェット記録方法における
被記録材料としては、例えば紙、フィルム等の情報伝達
用シート、繊維及び皮革等が挙げられる。情報伝達用シ
ートについては、表面処理されたもの、具体的にはこれ
らの基材にインク受容層を設けたものが好ましい。イン
ク受容層を設けたものは通常インクジェット用専用紙
(フィルム)やインクジェット用光沢紙(フィルム)と
呼ばれ、例えばスーパーファイン専用光沢フィルム(セ
イコーエプソン社製)、PM写真用紙(セイコーエプソン
社製)、PMマット紙(セイコーエプソン社製)等が挙
げられる。インク受容層の一例を挙げると、例えば多孔
質シリカ、アルミナゾルや特殊セラミックス等のインク
中の色素を吸着し得る無機微粒子をポリビニルアルコー
ルやポリビニールピロリドン等の親水性ポリマーと共に
上記基材表面に塗工することにより設けられる。なお、
普通紙にも利用できることはもちろんである。
被記録材料としては、例えば紙、フィルム等の情報伝達
用シート、繊維及び皮革等が挙げられる。情報伝達用シ
ートについては、表面処理されたもの、具体的にはこれ
らの基材にインク受容層を設けたものが好ましい。イン
ク受容層を設けたものは通常インクジェット用専用紙
(フィルム)やインクジェット用光沢紙(フィルム)と
呼ばれ、例えばスーパーファイン専用光沢フィルム(セ
イコーエプソン社製)、PM写真用紙(セイコーエプソン
社製)、PMマット紙(セイコーエプソン社製)等が挙
げられる。インク受容層の一例を挙げると、例えば多孔
質シリカ、アルミナゾルや特殊セラミックス等のインク
中の色素を吸着し得る無機微粒子をポリビニルアルコー
ルやポリビニールピロリドン等の親水性ポリマーと共に
上記基材表面に塗工することにより設けられる。なお、
普通紙にも利用できることはもちろんである。
【0085】
【実施例】以下に本発明を更に実施例により具体的に説
明する。尚、本文中「部」及び「%」とあるのは、特別
の記載のない限り重量基準である。以下の表2に示すシ
アンインク組成物(濃シアンインク組成物(C)及び淡
シアンインク組成物(LC))、マゼンタインク組成物
(濃マゼンタインク組成物(M)及び淡マゼンタインク
組成物(LM))、及びイエローインク組成物(Y)か
らなるインクセットを調製した(実施例1〜5、及び比
較例1)。具体的には表に記載の各成分を混合溶解し、
0.45μmのメンブランフィルターでろ過することに
よりインクジェット用水性インク組成物を得た。表中数
値は重量%を示し、組成の残量はイオン交換水である。
明する。尚、本文中「部」及び「%」とあるのは、特別
の記載のない限り重量基準である。以下の表2に示すシ
アンインク組成物(濃シアンインク組成物(C)及び淡
シアンインク組成物(LC))、マゼンタインク組成物
(濃マゼンタインク組成物(M)及び淡マゼンタインク
組成物(LM))、及びイエローインク組成物(Y)か
らなるインクセットを調製した(実施例1〜5、及び比
較例1)。具体的には表に記載の各成分を混合溶解し、
0.45μmのメンブランフィルターでろ過することに
よりインクジェット用水性インク組成物を得た。表中数
値は重量%を示し、組成の残量はイオン交換水である。
【0086】
【表2】
【0087】<評価方法:耐オゾン性評価>表2に示す
インクセットをインクジェットプリンタ PM800C
(セイコーエプソン株式会社製)のインクカートリッジ
に充填し、シアン、マゼンタ、イエロー、コンポジット
ブラックについて印字Dutyをコントロールすること
でOD(OptIcal DensIty)=0.9〜
1.1の範囲に入るように印字ハ゜ターンを作成し、評価紙
(PM写真用紙:セイコーエプソン株式会社製)に印字
を行った。印字した評価紙を常温室内において1日放置
後、24℃60%RHの環境で0.5ppmのオゾン雰
囲気中に24時間、48時間投入後の色差△Eを求め
た。結果は以下の表3に示した。
インクセットをインクジェットプリンタ PM800C
(セイコーエプソン株式会社製)のインクカートリッジ
に充填し、シアン、マゼンタ、イエロー、コンポジット
ブラックについて印字Dutyをコントロールすること
でOD(OptIcal DensIty)=0.9〜
1.1の範囲に入るように印字ハ゜ターンを作成し、評価紙
(PM写真用紙:セイコーエプソン株式会社製)に印字
を行った。印字した評価紙を常温室内において1日放置
後、24℃60%RHの環境で0.5ppmのオゾン雰
囲気中に24時間、48時間投入後の色差△Eを求め
た。結果は以下の表3に示した。
【0088】色差 :△E = {(△L*)2 +(△a
*)2 + (△b*)2} 1/2 (式中、△L* 、△a*、△b*は試験前と試験後におけ
るL*a*b* 表色系の それぞれの座標の差を意味す
る。)
*)2 + (△b*)2} 1/2 (式中、△L* 、△a*、△b*は試験前と試験後におけ
るL*a*b* 表色系の それぞれの座標の差を意味す
る。)
【0089】
【表3】
【0090】
【発明の効果】本発明のシアンインク組成物、マゼンタ
インク組成物、イエローインク組成物からなるインクセ
ットは、オゾン等の酸化性ガスに対して変色が少なく耐
ガス性の良好なジェット記録を実現できる。この結果か
ら本発明のインク組成物は戸外での使用等今まで以上に
広い使用用途にインクジェット印刷記録の適用を可能に
するものである。
インク組成物、イエローインク組成物からなるインクセ
ットは、オゾン等の酸化性ガスに対して変色が少なく耐
ガス性の良好なジェット記録を実現できる。この結果か
ら本発明のインク組成物は戸外での使用等今まで以上に
広い使用用途にインクジェット印刷記録の適用を可能に
するものである。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C09B 29/30 C09B 47/24
47/24 B41J 3/04 101Y
Fターム(参考) 2C056 EA13 FC02
2H086 BA01 BA53 BA56 BA57 BA59
BA62
4J039 AE07 BC03 BC09 BC33 BC40
BC52 BC54 BC61 BC65 BC69
BC73 BC77 BC79 BE01 BE12
BE22 CA06 EA15 EA16 EA17
EA21 EA35 EA38 GA24
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくともシアンインク組成物とマゼン
タインク組成物とイエローインク組成物とから成り、該
シアンインク組成物および該マゼンタインク組成物がそ
れぞれ濃および淡インク組成物を有する、インクセット
であって、 該シアンインク組成物が、濃インク組成物、淡インク組
成物の両方で染料として式(I)で表される染料を含ん
でなるものであり、 該マゼンタインク組成物が、濃インク組成物が染料とし
て、式(XIII)で表される染料を含んでなり、淡インク
組成物が式(II)で表される染料を含んでなり、 該イエローインク組成物が、C.I.ダイレクトイエロ
ー86、およびC.I.ダイレクトイエロー132から
なる群から選択される少なくとも一種を含んでなる、イ
ンクセット。 【化1】 (式中、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アルキルアミン、アルカノールアミンのカチオンま
たはアンモニウムを示す。a、b、c、dは0又は1
で、そしてその和は1〜4の整数である。) 【化2】 (式中、 R301、R302、およびR303はそれぞれ独立し
て、置換もしくは非置換のC1-9アルキル、C1-9アルコ
キシ、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロキシル、置換も
しくは非置換のカルバモイル、置換もしくは非置換のス
ルファモイル、置換もしくは非置換のアミノ、ニトロ、
基−SO2R307(ここで、R307はエステル形成基、置
換旗は非置換のC1-9アルキル、または置換または非置
換のC6-1 5アリールを表す)、基−COOM(ここで、
Mは水素原子、またはアルカリ金属、アンモニア、もし
くはアミン類由来のカチオン種を表す)、または基−C
OR308(ここで、R308はエステル形成基を表す)を表
し、 mは0、1、または2を表し、 R304およびR305
はそれぞれ独立して、水素原子、置換もしくは非置換の
C1-18アルキル、置換もしくは非置換のC2-18アルケニ
ル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置
換のアラルキル、置換もしくは非置換のアリサイクリッ
ク基、または置換もしくは非置換のヘテロサイクリック
基を表し、R306は基−NR309R310(ここで、R309お
よびR310は、独立してそれぞれ水素原子、置換または
非置換のC1-18アルキルまたは置換または非置換のアリ
ールを表す)または基−OR311(ここで、R311はR
304と同義である)を表す) 【化3】 (式中、Xは、少なくとも1つのSO3Mで置換されたアニリ
ノ基、Yは、OH、Cl、モルホリノ基、Mは、H、LI、Na、
K、アンモニウムまたは有機アミン類を示す。) - 【請求項2】 前記シアンインク組成物、マゼンタイン
ク組成物およびイエローインク組成物が、水溶性有機溶
剤を5〜35重量%含んでなるものである、請求項1に
記載のインクセット。 - 【請求項3】 前記シアンインク組成物、マゼンタイン
ク組成物およびイエローインク組成物が、多価アルコー
ル低級アルキルエーテルを5〜15重量%と、下記の式
で表されるアセチレングリコールを0.3〜1.8重量
%とをさらに含んでなるものである、請求項1または2
に記載のインクセット。 【化4】 (式中、R1、R2、R3、およびR4は、独立してそれぞ
れC1-6アルキルを表し、n+mは0から30を表
す。) - 【請求項4】 インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を
記録媒体に付着させて印字を行うインクジェット記録方
法であって、インク組成物として請求項1〜3のいずれ
か一項に記載のインクセットを用いる、インクジェット
記録方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の記録方法によって記録
が行われた、記録物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002059583A JP2003253176A (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | インクセット、インクジェット記録方法および記録物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002059583A JP2003253176A (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | インクセット、インクジェット記録方法および記録物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003253176A true JP2003253176A (ja) | 2003-09-10 |
Family
ID=28669197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002059583A Withdrawn JP2003253176A (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | インクセット、インクジェット記録方法および記録物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003253176A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005220186A (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット用カラーインクセット |
WO2006004211A1 (ja) | 2004-07-02 | 2006-01-12 | Canon Kabushiki Kaisha | インクジェット用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置 |
WO2006011658A1 (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Canon Kabushiki Kaisha | インクジェット用イエローインク、インクセット、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット及びインクジェット記録装置 |
JP2007099880A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Nippon Kayaku Co Ltd | 染料水溶液、インク組成物、インクジェット記録方法及び着色体 |
WO2014077169A1 (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-22 | 富士フイルム株式会社 | インクセット、インクカートリッジ、インクジェットプリンター、インクジェット記録方法及び記録物 |
-
2002
- 2002-03-05 JP JP2002059583A patent/JP2003253176A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005220186A (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット用カラーインクセット |
WO2006004211A1 (ja) | 2004-07-02 | 2006-01-12 | Canon Kabushiki Kaisha | インクジェット用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置 |
US7294184B2 (en) | 2004-07-02 | 2007-11-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet ink, ink jet recording method, ink cartridge, recording unit, and ink jet recording apparatus |
KR100845073B1 (ko) * | 2004-07-02 | 2008-07-09 | 캐논 가부시끼가이샤 | 잉크젯용 잉크, 잉크젯 기록 방법, 잉크 카트리지, 기록유닛, 및 잉크젯 기록 장치 |
WO2006011658A1 (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Canon Kabushiki Kaisha | インクジェット用イエローインク、インクセット、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット及びインクジェット記録装置 |
US7241332B2 (en) | 2004-07-29 | 2007-07-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet yellow ink, ink set, ink jet recording method, ink cartridge, recording unit, and ink jet recording apparatus |
JP2007099880A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Nippon Kayaku Co Ltd | 染料水溶液、インク組成物、インクジェット記録方法及び着色体 |
WO2014077169A1 (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-22 | 富士フイルム株式会社 | インクセット、インクカートリッジ、インクジェットプリンター、インクジェット記録方法及び記録物 |
JPWO2014077169A1 (ja) * | 2012-11-15 | 2017-01-05 | 富士フイルム株式会社 | インクセット、インクカートリッジ、インクジェットプリンター、インクジェット記録方法及び記録物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |