JP2003252599A - フォークリフト - Google Patents

フォークリフト

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JP2003252599A
JP2003252599A JP2002061143A JP2002061143A JP2003252599A JP 2003252599 A JP2003252599 A JP 2003252599A JP 2002061143 A JP2002061143 A JP 2002061143A JP 2002061143 A JP2002061143 A JP 2002061143A JP 2003252599 A JP2003252599 A JP 2003252599A
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JP2002061143A
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Yasunobu Tomiyama
泰信 冨山
Kazumasa Furukura
一正 古倉
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Nippon Yusoki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレットのロック動作中、またはロックの解
除動作中にキースイッチがオフにされた場合でも、ロッ
クまたは解除の動作を完全に終了させること。 【解決手段】 ロックバーのロック動作と解除動作を行
なうパワーシリンダを駆動するモータ31の正逆転の切
り換えを接点X1-1、X2-1にて行なうリレーX1、X2を
キースイッチ51を介してバッテリBaと接続する。ロ
ック動作または解除動作を行なうべく励磁されるリレー
X1、X2と並列にリレーX5を接続する。このリレー
X5の接点X5-1a をキースイッチ51と逆流防止用のダ
イオードD1との直列回路に並列に接続する。オペレー
タが誤ってキースイッチ51をオフ操作しても、リレー
X5の接点X5-1a はオン状態となっているので、リレー
X1またはリレーX2は励磁が維持され、モータ31を
回転制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、搭載したバッテリ
により走行するバッテリ式のフォークリフトに係り、特
にフォークにより持ち上げたパレットを、搬送時にパレ
ット上で不測に位置ずれしたり、あるいはフォーク上で
揺動したりしないようロックするための、パレットロッ
ク装置を備えたフォークリフトに関する。 【0002】 【従来の技術】図17は、フォークによりパレットを支
持した状態で運転台ごと昇降自在とし、高所で荷のピッ
キング等の荷役作業を行なうオーダピッキングトラック
1の側面図を示している。該オーダピッキングトラック
1は図示しないバッテリからの電力によって走行及び荷
役の各動作を行い、一対のフォーク2を備えた運転台3
が、マスト装置に沿って該フォーク2と一体的に昇降で
きるようになっている。フォーク2をパレット6に差し
込んだ状態で該パレット6を上昇させ、オペレータがパ
レット6上に移動して棚との間で荷役作業を行なう。こ
の荷役作業は高所で行なわれることが多く、パレット6
がフォーク2上で揺動すればオペレータが落下する等の
危険があるので、これを防止するため、パレットロック
用のバー5が設けられることがある。オペレータが運転
台3に設けたレバーあるいはペダルを操作することによ
り、機械的なロック機構を介してバー5が下方に旋回駆
動する。これにより該バー5の先端がパレット6の下側
デッキボードの上面に押圧ないし圧接され、パレット6
はロックされてその揺動やフォーク上での滑り等が抑止
される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにオ
ペレータが手操作でパレットのロックを行うものでは、
うっかりロック操作を忘れると、ロックが解除された状
態でパレット上での作業を行うことになり、大変危険な
事態となる。このため、本出願人はパレットのロック操
作を電気あるいは油圧等を用いて自動的に行うことを検
討した。しかし例えば電気を用いた場合、その電源とな
るバッテリを専用に設置することはスペースの面からも
難しく、また車体に搭載したバッテリからの電力を用い
たのでは、パレットロック装置の動作と車体のキースイ
ッチの入切操作との連携が難しい、といった問題があ
る。 【0004】本発明は上述した問題点を解決することを
目的とするものであり、パレットのロック又はロック解
除を確実に実行できるフォークリフトを提供するもので
ある。 【0005】 【課題を解決するための手段】このため、本発明は、搭
載したバッテリにより走行するバッテリ式のフォークリ
フトであって、フォークに挿入したパレットをロックバ
ーで押圧してロックするパレットロック装置を備えたフ
ォークリフトにおいて、該パレットロック装置は、上記
ロックバーのロック動作及びロック解除動作を上記バッ
テリから供給される電力を用いて行う駆動装置と、該駆
動装置によるロック動作又はロック解除動作中の上記電
力の遮断に対し該ロック動作又はロック解除動作をそれ
が終了するまで継続して実行させる制御装置とを備えて
いることを特徴とするフォークリフトを提供する。 【0006】即ち本発明は、第1に、オペレータによる
パレットのロック忘れに対処するため、上記ロックバー
の動作を電力を用いて行う駆動手段を設けたものであ
る。また第2に、この電力を確保するため、フォークリ
フトの車体に搭載したバッテリから供給される電力を用
いることにしたものである。更に第3に、パレットロッ
ク装置の動作が車体のキースイッチの入切操作によって
遮断されないようにするため、ロック動作又はロック解
除動作中の電力の遮断に対し該ロック動作又はロック解
除動作をそれが終了するまで継続して実行させる制御手
段を設けたものである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、従来と同一の機能を
発揮する構成には同一の番号を付し、詳細な説明は省略
する。図1及び図2はオペレータが運転台3やパレット
6に乗って高所での荷役作業を行なうオーダピッキング
トラックと呼ばれるフォークリフト1の斜視図を示して
いる。このフォークリフト1は後述するバッテリを搭載
しており、該バッテリから供給される電力によって走行
し、また各種の荷役作業を行い得る。 【0008】フォークリフト1の中央にはマスト装置1
0が設けられていて、このマスト装置10によりオペレ
ータが載った状態で運転台3が昇降自在に操作される。
フォーク2とは反対側のフォークリフト1の前部には、
走行用のモータや、シリンダ駆動用の油圧モータなどか
らなる駆動部11が配されている。また、運転台3の上
方にはオペレータ保護用で柵状のヘッドガード12が設
けられ、運転台3の正面中央部分にはハンドル13が設
けられている。さらに、オペレータ保護用に略コ字型の
安全バー14と、運転台3の両側に設けられた棒状の安
全バー15とがそれぞれ可倒自在に配されている。ま
た、運転台3の正面には操作装置16が設けてある。 【0009】次に、パレットロック装置の構成について
図3〜図5により説明する。このパレットロック装置2
0は、運転台3の下部の偏平なベース4内に収納配置さ
れていて、ロック用のロックバー21の前部がベース4
の前板17の下端面よりフォーク2と平行に突出してい
る。前記ロックバー21は、略L型に形成されていて、
基部は板状のブラケット23にボルト止めされて、2本
のロックバー21にて全体の形状が略コ字型に形成され
た状態となっている。また、両ロックバー21の先端部
分の上部は先端ほど下方に傾斜する傾斜部22が一体に
形成されている。前記ブラケット23の端部は、ベース
4の底板24上に設けた支持台25と軸26により回動
自在に連結されており、これにより、ロックバー21は
軸26を中心に揺動自在となっている。 【0010】また、ロックバー21とは反対側のベース
4内には駆動装置としてのパワーシリンダ30が前後方
向に配設されており、このパワーシリンダ30のロッド
32は該パワーシリンダ30の端部に付設されているモ
ータ31の正転、逆転によりギヤを介して伸縮自在とな
っている。また、パワーシリンダ30の両側には、ロッ
ド32が収納されている状態を検出する入検出センサ2
8と、ロッド32が伸長した状態を検出する出検出セン
サ29がそれぞれ設けられている。なお、これらの入検
出センサ28、出検出センサ29は例えば磁気センサで
構成してある。前記ベース4の底板24上には支持台3
3が設けられており、この支持台33とリンク体34の
下端部とが図5に示すように、軸35により回動自在に
連結されている。そして、このリンク体34の上部と前
記パワーシリンダ30のロッド32の先端部とが軸36
により回動自在に連結してある。 【0011】前記リンク体34の下部には、ダンパー4
0の一端が軸37により回動自在に連結されており、ダ
ンパー40の他端は、前記ブラケット23の上面に突設
した突部27と軸41を介して回動自在に連結されてい
る。このダンパー40は、後述するようにパレット6を
ロックした際にロックバー21にかかる力を吸収するも
のであり、内部にはコイルスプリングなどが配されてい
る。 【0012】今、図4に示すように、パワーシリンダ3
0のロッド32が収納されている状態では、リンク体3
4は軸35を中心にして図の左方に位置し、さらにリン
ク体34と連結しているダンパー40は左方に付勢され
ている。これにより、ブラケット23つまりロックバー
21は軸26を中心にして反時計方向に揺動して、ロッ
クバー21は水平状態を維持している。この状態でモー
タ31に前記バッテリからの電力が印加されてパワーシ
リンダ30のロッド32が伸長していくと、図5に示す
ようにリンク体34は軸35を中心にして図の右方に付
勢され、さらにダンパー40が右方に付勢されること
で、ブラケット23は軸26を中心にして時計方向に揺
動する。すなわち、ロックバー21は実線で示すよう
に、軸26を軸として時計方向に揺動して、ロックバー
21の先端下面側でパレット6の下部デッキボード6b
の上面を押圧ないし圧接することで、該ロックバー21
によりパレット6をロックするものである。 【0013】また、逆にモータ31への印加電圧の方向
を反転させることで、パワーシリンダ30のロッド32
を収納させていき、リンク体34は軸35を中心に左方
に回転し、さらにダンパー40も左方に連動すること
で、ブラケット23、つまりロックバー21は軸26を
中心に反時計方向に回転して水平状態に復帰することに
なる。 【0014】ところで、前記パワーシリンダ30の制御
によるロックバー21の水平状態の維持やパレット6の
検出を行なうセンサが設けられており、具体的には図
3、図6〜図8に示すような構成となっている。つま
り、ロックバー21を固定しているブラケット23の背
部にはマグネット(図中の黒で記した部材)42が設け
てあり、このマグネット42の磁力にてオン(またはオ
フ)して検出信号を出力する磁気センサからなるロック
用の信号を出力するパレット検出センサ44と、ロック
の解除用の信号を出力する解除検出センサ43がそれぞ
れ配設されている。このパレット検出センサ44と解除
検出センサ43とは、並設して配設されている(図3参
照)。 【0015】図6はパレットロック装置20の制御に関
係する具体回路図を示し、パワーシリンダ30を駆動す
るモータ31にはバッテリBaの電力が印加されるよう
になっている。また、バッテリBaに回路全体に電力の
供給を行なうべく始動用のキースイッチ51を介して各
リレー(励磁コイル)がそれぞれ並列に接続されてい
る。すなわち、リレーX1〜X5は一般的なリレーを用
い、リレーXR1、リレーXR2は、ラッチングリレー
を用いており、それぞれセットコイルXR1-SET、XR2-SET
と、リセットコイルXR1-RESET 、XR2-RESET を備えて
いる。なお、図中のFはヒューズである。 【0016】リレーX3の接点X3-1a と、パレット検出
センサ44と、リレーXR1のセットコイルXR1-SET と
の直列回路と、リレーX4の接点X4-1a と、解除検出セ
ンサ43と、リレーXR2のセットコイルXR2-SET との
直列回路がそれぞれバッテリBa側と並列に接続されて
いる。また、リレーXR1の接点XR1-1 と、リレーX4
の常閉型の接点X4-2b と、リレーX1(励磁コイル)と
の直列回路と、リレーXR2の接点XR2-1 と、リレーX
3の常閉型の接点X3-2b と、リレーX2(励磁コイル)
との直列回路とがそれぞれ逆流防止用のダイオードD1
を介してバッテリBa側と並列に接続されている。 【0017】さらに、リレーX4の接点X4-3a と、リレ
ーXR1のリセットコイルXR1-RESET との直列回路、リ
レーX3の接点X3-3a と、リレーXR2のリセットコイ
ルXR2-RESET との直列回路、入検出センサ28とリレー
X3(励磁コイル)との直列回路、及び出検出センサ2
9とリレーX4(励磁コイル)との直列回路がそれぞれ
同様に逆流防止用のダイオードD1を介してバッテリB
a側に対して並列に接続されている。また、リレーX5
(励磁コイル)は、ダイオードD2を介してリレーX1
に、ダイオードD3を介してリレーX2にそれぞれ並列
に接続されている。そして、このリレーX5の接点X5-1
a は、キースイッチ51とダイオードD1との直列回路
に並列に接続されている。また、リレーX1とリレーX
2の各接点X1-1、X2-1は、モータ31側に接続されてい
て、各接点X1-1、X2-1を切り換えることで、モータ31
への電力の印加方向を変えて、該モータ31を正逆転す
るように制御される。 【0018】次に、パレットロック装置20によるパレ
ット6のロック、解除の動作について説明する。図9は
オペレータがキースイッチ51をオンしてパレット検出
センサ44にてパレット6が検出される直前までの電流
の流れを示し、また、パワーシリンダ30のロッド32
は収納されているので、入検出センサ28はオンとなっ
ている。この図9において、キースイッチ51がオンさ
れると、電流はに示すように、バッテリBa→キース
イッチ51→ダイオードD1→入検出センサ28→リレ
ーX3に流れる。リレーX3が励磁されるため、リレー
X3の接点X3-3a が閉じ、これにより、電流がリレー
XR2のリセットコイルXR2-RESET に流れる。このリレ
ーXR2のリセットコイルXR2-RESET が励磁されて、リ
レーXR2の接点XR2-1 はオフ状態にリセットされる。
また、上記リレーX3が励磁されるため、リレーX2と
直列に接続されている接点X3-2b はオフ(開)となり、
同時にオフ状態となっているパレット検出センサ44に
直列に接続されている接点X3-1a はオンとなる。 【0019】次に、図7(a)に示すように、ロックバ
ー21は水平状態のままにしてフォーク2をパレット6
に差し込んでいくと、図7(b)に示すようにフォーク
2に次いでロックバー21の先端がパレット6内に差し
込まれる。フォーク2を更に差し込んでいくと、ロック
バー21の傾斜部22の上面がパレット6の上板6aの
端面に当たることで、その傾斜部22の傾斜角度に応じ
てロックバー21が下方に傾斜していく。そして、図7
(c)に示すようにロックバー21の傾斜部22の全体
がパレット6内に入り込むとフォーク2はパレット6内
に完全に入り込み、同時にロックバー21は下方に回転
することで、マグネット42の位置がパレット検出セン
サ44側の位置に移動して、パレット検出センサ44が
オンとなる。 【0020】図10はパレット検出センサ44がオンに
なった状態の電流の流れを示し、パレット検出センサ4
4がオンとなるので、電流がに示すようにリレーXR
1のセットコイルXR1-SET に流れる。このセットコイル
XR1-SET が励磁されてリレーXR1の接点XR1-1 がオン
となり、電流がに示すように流れてリレーX1を励磁
する。リレーX1が励磁されると、そのモータ31側の
接点X1-1がオンとなり、モータ31には電流がに示す
ように方向に流れて、モータ31を正転させてロッド3
2を伸長させるようにパワーシリンダ30を駆動する。 【0021】また、接点XR1-1 がオンになると、に示
すように電流がダイオードD2よりリレーX5に流れ、
このリレーX5に電流が流れることで、リレーX5の接
点X5-1a がオンする。これにより、バッテリBaから接
点X5-1a を介して電流がに示すように流れる。この電
流は、接点XR1-1 →接点X4-2b →リレーX1に流れる
ことで、キースイッチ51のオン、オフに関係なくリレ
ーX1を励磁するようにしている。 【0022】モータ31に電流が流れてパワーシリンダ
30が駆動されて、ロッド32を伸長させて図7(d)
に示すように、ロックバー21を更に下方に回転させ
る。パワーシリンダ30のロッド32を伸長させた状態
で、ロックバー21の先端はパレット6の下部デッキボ
ード6bの上面を押圧ないし圧接する。そして、フォー
ク2を上昇させることでフォーク2の上面によりパレッ
ト6を持ち上げ、さらにフォーク2の上昇に伴いダンパ
ー40の弾発力によりさらにロックバー21が下方に回
転して下部デッキボード6bを押圧ないし圧接する。こ
のようにして、図7(d)に示すように、フォーク2に
てパレット6を少し上昇させて時点で、フォーク2とロ
ックバー21によりパレット6を確実にロックすること
ができ、振動などによるパレット6の抜けが防止でき
て、事故防止、安全向上を図ることができる。 【0023】ここで、図11はロッド32が伸長してい
って入検出センサ28がオフの状態の電流の流れを示し
ている。入検出センサ28がオフとなると、リレーX3
は非励磁となるため、2つの接点X3-1a 、X3-3a はオフ
となり、また、常閉型の接点X3-2b は復帰してオンとな
る。接点X3-1a がオフとなり、リレーXR1のセットコ
イルXR1-SET が非励磁となっても、このリレーXR1は
ラッチングリレーのため、接点XR1-1 はリセットされる
までオン状態を維持している。そのため、電流はに示
すようにリレーX1に流れて励磁を維持し、同時にリレ
ーX5にもに示すように電流が流れている。 【0024】なお、マグネット42によりパレット検出
センサ44と同時に解除検出センサ43もオンするが、
リレーX4が非励磁のために、その接点X4-1a はオフ状
態となっており、ロック動作には影響を与えない。 【0025】パワーシリンダ30のロッド32が完全に
伸長すると、図12に示すように出検出センサ29がオ
ンしてリレーX4が励磁される。この図12はロックバ
ー21にてパレット6をロックして出検出センサ29が
オンの状態の電流の流れを示し、リレーX4が励磁され
ると、その接点X4-1a 、X4-3a がオンする。接点X4-3a
がオンすると、リレーXR1のリセットコイルXR1-RESE
T が励磁され、その接点XR1-1 をオフにリセットする。
また、リレーX4が励磁されることで、リレーX1に直
列に接続されている常閉側の接点X4-2b がオン(開)と
なってリレーX1の励磁を遮断する。出検出センサ29
がオンして、リレーX4が励磁されることで、リレーX
1が非励磁となり、その接点X1-1がオフとなり、モータ
31への電源が遮断されてパワーシリンダ30の駆動が
停止される。 【0026】また、図12において、接点XR1-1 、X4-2
b が開くので、リレーX5は非励磁となり、リレーX5
の接点X5-1a も開き、バッテリBaからの電流は、キー
スイッチ51を介して流れている。 【0027】次に、パレットロック装置20のロックの
解除の動作について説明する。図8(a)は、ロックバ
ー21でパレット6をロックしてフォーク2でパレット
6を持ち上げて荷を搬送している状態を示している。こ
の状態ではロックバー21は図の矢印に示す方向に付勢
され、マグネット42は解除検出センサ43から外れて
いるために、該解除検出センサ43はオフ状態となって
いる。次に、図8(b)に示すように、棚や地面(床
面)などの載置部47にフォーク2を下降させてパレッ
ト6を載せると、フォーク2はパレット6の上板6aの
天井面より下降することで、ロックバー21の軸26の
位置も共動して下降する。そのため、ロックバー21は
軸26を中心にして反時計方向に角度α1だけ回転す
る。このロックバー21の回転によりマグネット42の
位置が解除検出センサ43の位置まで回転して、マグネ
ット42により解除検出センサ43をオンさせる。 【0028】図13は解除検出センサ43がオンとなっ
た時の電流の流れを示し、解除検出センサ43がオンす
ると、電流がに示すように流れてリレーXR2のセッ
トコイルXR2-SET を励磁する。このセットコイルXR2-SE
T が励磁されると、その接点XR2-1 がオンとなり、電流
がに示すようにリレーX2に流れる。リレーX2が励
磁されると、そのモータ31側の接点X2-1がオンして電
流がに示すように流れてモータ31を逆転させ、パワ
ーシリンダ30のロッド32を収納させる方向(ロック
バー21のパレット6に対する解除の方向)に駆動す
る。 【0029】図13において、リレーX2に流れる電流
は、に示すように分流してダイオードD3を介して
リレーX5にも流れる。リレーX5が励磁されること
で、その接点X5-1a はオンとなり、そのため、バッテリ
Baからの電流は、キースイッチ51と接点X5-1a を介
してリレーX2に流れる。したがって、キースイッチ5
1のオン、オフに関係なくて該リレーX2の励磁を維持
している。 【0030】図14はパワーシリンダ30のロッド32
が収納されていって、出検出センサ29がオフとなった
状態の電流の流れを示している。出検出センサ29がオ
フとなると、リレーX4は非励磁となり、そのため、接
点X4-1a 、X4-3a はオフとなり、また、常閉型の接点X4
-2b もオフ、つまり復帰して閉状態となる。そして、バ
ッテリBaからの電流はに示すように流れて、キース
イッチ51と接点X5-1a を介して、接点XR2-1 →接点X3
-2b →リレーX2へと流れる。またモータ31への電流
はに示すように流れて、接点X2-1→モータ31→接点
X1-1の方向で流れて、ロッド32を収納させる方向で回
転している。 【0031】上述したように、パワーシリンダ30のロ
ッド32を収納させていくと、入検出センサ28がオン
となる。この入検出センサ28がオンとなった場合の電
流の流れを図15に示す。この図15において、入検出
センサ28がオンとなると、電流はに示すように流れ
て、リレーX3を励磁する。リレーX3が励磁される
と、接点X3-1a 、X3-3a がオンになり、同時に常閉型の
接点X3-2b が開いてリレーX2への励磁を遮断する。こ
のリレーX2が非励磁となると、モータ31側に接続さ
れている接点X2-1がオフとなり、モータ31への電流が
遮断されて、パワーシリンダ30が停止されて、ロッド
32が収納されて、ロックバー21が完全に解除される
ことになる。 【0032】また、接点X3-2b が開くことで、リレーX
5への励磁も遮断されて、その接点X5-1a もオフとな
り、バッテリBaからの電流はキースイッチ51を介し
てのみとなる。 【0033】上記のロックバー21のロック動作中と、
ロックの解除動作中に、オペレータが誤ってキースイッ
チ51をオフにした場合の動作について説明する。ロッ
クバー21のロック動作中を示す図11において、キー
スイッチ51がオフされると、このキースイッチ51を
介しての電流は遮断されるものの、キースイッチ51と
並列にリレーX5の接点X5-1a が接続されているので、
この接点X5-1a を介してダイオードD1以降の回路に電
源が供給される。そのため、リレーX1には電流が流れ
続けてモータ31側に接続されている接点X1-1のオンを
維持し、パワーシリンダ30の出検出センサ29がオン
されるまで、ロックバー21のロック動作が維持され
る。そして、ロック動作の完了である出検出センサ29
がオンすると、リレーX4が励磁されて、上述したよう
に接点X4-3a が閉じてリセットコイルXR1-RESET が励磁
され、その接点XR1-1 がオフとなってリセットされる。
この接点XR1-1 がオフとなると、リレーX5への電流が
遮断され、その接点X5-1a はオフにリセットされる。 【0034】また、ロックバー21のロック解除動作中
にキースイッチ51がオフされると、図14に示すよう
に、キースイッチ51を介しての電流は遮断される。し
かしリレーX5の接点X5-1a を介してリレーX2に電流
を流し続け、モータ31側に接続されている接点X2-1の
オン状態を維持する。そして、パワーシリンダ30の入
検出センサ28がオンするまで、モータ31に電流を流
して、完全にロックを解除した後に、接点X2-1がオフと
なり、モータ31が停止される。パワーシリンダ30の
ロッド32が収納されて入検出センサ28がオンしてリ
レーX3が励磁されることで、その接点X3-3a がオン
し、リセットコイルXR2-RESET が励磁される。これによ
り、リセットコイルXR2-RESET の接点XR2-1 がオフして
リセットされる。この接点XR2-1 がオフになると、リレ
ーX5への電流が遮断され、その接点X5-1a はオフにリ
セットされる。 【0035】このように、ロックバー21のロック動作
中、またはロックの解除動作中にキースイッチ51が誤
ってオフにされた場合でも、キースイッチ51と並列に
リレーX5の接点X5-1a を接続しているので、ロックバ
ー21がパレット6を完全にロックするまで、あるい
は、パレット6のロック解除が完全になされるまで、モ
ータ31つまりパワーシリンダ30を駆動することがで
きる。そのため、パワーシリンダ30の動作中のキース
イッチ51のオフによるトラブルを防止でき、しかも、
1個のリレーX5を設けて、このリレーX5の接点X5-1
a をキースイッチ51と並列に設けているだけなので、
単純な回路構成で対策できる。また、1個のリレーX5
だけを用いているので、低コストで対策が可能である。 【0036】図6に示す先の実施形態では、パレットロ
ック装置20をディスクリートで構成していたが、図1
6に示す実施形態では、ラッチングリレーXR1、XR
2とリレーX3、X4の代わりに、マイクロコンピュー
タからなる制御装置60を用いたものである。すなわ
ち、パレット検出センサ44と解除検出センサ43から
の信号や、パワーシリンダ30側に設けてある入検出セ
ンサ28と出検出センサ29からの信号が、MPUから
なる制御装置60に入力され、また、この制御装置60
にてリレーX1、X2を制御するようにしている。この
リレーX1、X2と並列に逆流防止用ダイオードD2、
D3を介してリレーX5が接続されている。 【0037】また、制御装置60に電源端子にはバッテ
リBaからの電源がキースイッチ51とリレーX5の接
点X5-1a との並列回路を介して接続されており、また、
バッテリBaは、リレーX1、X2の接点X1-1、X2-2を
介してモータ31に接続されている。接点X1-1、X2-2の
切り換えにより先の実施形態と同様にモータ31への電
流の流れる方向を切り換えて該モータ31の正逆転を制
御している。 【0038】先の実施形態と同様に、リレーX1、また
はリレーX2が励磁されて、モータ31を駆動してロッ
クバー21のロック動作、またはロックの解除動作中は
リレーX5が励磁され、これらの動作中にキースイッチ
51がオフされてもリレーX5の接点X5-1a がオンして
いる。これにより、ロックバー21がパレット6を完全
にロックするまで、あるいはパレット6のロック解除が
完全になされるまで、パワーシリンダ30を駆動するこ
とができる。また、ロック動作またはロック解除の終了
後のパワーシリンダ30の入検出センサ28または出検
出センサ29からの信号により、制御装置60はリレー
X5を非励磁に制御する。 【0039】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
レットのロックやロック解除を電気的手段により行うう
えでの問題点を解決できるので、パレットのロック又は
ロック解除を確実に行い得るフォークリフトを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態におけるフォークリフトの
後方から見た斜視図である。 【図2】本発明の実施の形態におけるフォークリフトの
前方から見た斜視図である。 【図3】本発明の実施の形態におけるパレットロック装
置の構成を示す運転台の平面図である。 【図4】本発明の実施の形態におけるパレットロック装
置の構成を示す運転台の側面図である。 【図5】本発明の実施の形態におけるパレットロック装
置の要部構成図である。 【図6】本発明の実施の形態におけるパレットロック装
置に関係する具体回路図である。 【図7】(a)〜(d)は本発明の実施の形態における
パレットをロックバーにてロックする場合の動作説明図
である。 【図8】(a)〜(c)は本発明の実施の形態における
パレットをロック解除する場合の動作説明図である。 【図9】本発明の実施の形態におけるロック動作を行な
う場合の動作説明用の回路図である。 【図10】本発明の実施の形態におけるロック動作を行
なう場合の動作説明用の回路図である。 【図11】本発明の実施の形態におけるロック動作を行
なう場合の動作説明用の回路図である。 【図12】本発明の実施の形態におけるロック動作を行
なう場合の動作説明用の回路図である。 【図13】本発明の実施の形態におけるロックの解除動
作を行なう場合の動作説明用の回路図である。 【図14】本発明の実施の形態におけるロックの解除動
作を行なう場合の動作説明用の回路図である。 【図15】本発明の実施の形態におけるロックの解除動
作を行なう場合の動作説明用の回路図である。 【図16】本発明の実施の形態におけるマイクロコンピ
ュータで制御を行なう場合のブロック回路図である。 【図17】従来例の問題点を説明するためのフォークリ
フトの側面図である。 【符号の説明】 1 フォークリフト 2 フォーク 6 パレット 20 パレットロック装置 21 ロックバー 30 パワーシリンダ(パレットロック装置における駆
動装置) 31 モータ 45 制御装置(パレットロック装置における制御装
置) 51 キースイッチ Ba バッテリ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】搭載したバッテリにより走行するバッテリ
    式のフォークリフトであって、フォークに挿入したパレ
    ットをロックバーで押圧してロックするパレットロック
    装置を備えたフォークリフトにおいて、該パレットロッ
    ク装置は、上記ロックバーのロック動作及びロック解除
    動作を上記バッテリから供給される電力を用いて行う駆
    動装置と、該駆動装置によるロック動作又はロック解除
    動作中の上記電力の遮断に対し該ロック動作又はロック
    解除動作をそれが終了するまで継続して実行させる制御
    装置とを備えていることを特徴とするフォークリフト。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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