JP2003252584A - フォークリフト - Google Patents

フォークリフト

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JP2003252584A
JP2003252584A JP2002052536A JP2002052536A JP2003252584A JP 2003252584 A JP2003252584 A JP 2003252584A JP 2002052536 A JP2002052536 A JP 2002052536A JP 2002052536 A JP2002052536 A JP 2002052536A JP 2003252584 A JP2003252584 A JP 2003252584A
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JP
Japan
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fork
pallet
stopper
deck board
forklift
Prior art date
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Application number
JP2002052536A
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English (en)
Inventor
Ikuo Yoshida
郁夫 吉田
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Nippon Yusoki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーク上でのパレットの滑りやフォークか
らの離脱等を確実に防止できるフォークリフトを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 フォーク16の内側面に長手方向に沿っ
て複数のストッパ本体20を配置する。このストッパ本
体20は、スプリングにより上方へ付勢されるストッパ
23を備えている。フォーク16をパレット30に差し
込み、フォーク16を上昇させると、何れかのストッパ
23がパレット30の上側デッキボード33の側端面に
位置する。パレット30が水平面上を回転しようとして
も、上側デッキボード33の側端面がストッパ23に当
たり、パレット30の回転を防止し、また、フォーク1
6からの抜け落ちを防止する。フォーク16を引き抜く
場合は、フォーク16を下降させた状態からそのままフ
ォーク16を引き抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトの基本的な作業は、荷が
積載されているパレットにフォークを差し込み、該フォ
ークを上昇させてパレットを持ち上げた後、走行して該
パレットを所定の位置まで運び、その位置にパレットを
置く作業である。しかし走行の過程で、特に車体の旋回
を伴う走行においては、パレットがフォーク上で該フォ
ークの先端側に向けて滑り、荷崩れ等を生じることがあ
る。特に冷蔵庫の中などにおいては、フォーク上に結露
が生じるため滑りやすく、荷崩れによる事故が発生し易
い。このため従来では、フォークの上面に凹凸を施した
り、あるいはフォークの上面にゴムなどの滑りにくい材
料を取り付けたりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た滑り止め対策では、いずれも十分な滑り止め効果が得
られず、また長期間の使用に耐えることができないとい
う問題があった。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みて提供したも
のであり、フォーク上でのパレットの滑りやフォークか
らの離脱等を確実に防止できるフォークリフトを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため第1の発明とし
て、荷を載置したパレットにフォークを挿入して搬送す
るフォークリフトにおいて、該パレットのデッキボード
に対し該パレットの上記フォークからの離脱方向にのみ
係合する抜け止め手段を、該フォークの長手方向に沿っ
て複数配設してあることを特徴とするフォークリフトを
提供する。
【0006】上記第1の発明によれば、抜け止め手段は
パレットのデッキボードに対し該パレットのフォークか
らの離脱方向にのみ係合するので、パレットへのフォー
クの挿入は何ら問題なく円滑に行われ、逆にパレットが
フォークから離脱しようとするときは上記抜け止め手段
により、その離脱が抑止される。またこの抜け止め手段
はフォークの長手方向に沿って複数配設してあるため、
抜け止め手段のうちの何れかがデッキボードに適切に係
合し、パレットの滑りを最小限に抑止できる。例えばパ
レットが木製である場合、該パレットのデッキボード
は、所定幅の木製板材が所定間隔をあけて複数枚配設固
定された形となっている。従ってこのような木製パレッ
トに上記第1の発明を適用すれば、パレットがフォーク
から離脱しようとするとき、複数の抜け止め手段のうち
上記板材の端部に最も近いものが該端部に係合するの
で、該パレットのフォーク上での移動を最小に食い止め
ることができる。
【0007】また第2の発明として、上記第1の発明に
おいて、上記抜け止め手段は、上記パレットのデッキボ
ードに係合する係合手段と、該係合手段を上記フォーク
の上面より上方に突出付勢する付勢手段とを備え、上記
係合手段は、上記フォークの先端側から基端側に向けて
上方に傾斜する傾斜部分と、該傾斜部分の逆側に形成さ
れたエッジ部分とを有し、上記傾斜部分が上記パレット
のデッキボードに押圧されることにより下方に変位し、
上記エッジ部分が上記パレットのデッキボードに係合す
ることにより該パレットのフォーク先端方向への移動を
抑止することを特徴とするフォークリフトを提供する。
【0008】上記第2の発明によれば、パレットをフォ
ークに挿入するとき該パレットは上記傾斜部分側に接触
して上記抜け止め手段を下方に変位させるので、パレッ
トの挿入は極めて円滑に行われる。パレットの挿入後、
該パレットが木製である場合、該抜け止め手段は前記板
材に当接する部分においては下方に変位した状態を維持
し、該板材に当接しない部分即ち各板材間の隙間に位置
する部分においては前記付勢手段によって上方に突出し
た状態に復帰する。従ってフォークに挿入されたパレッ
トは、該フォークから離脱する方向の力を受けたとき、
上記板材の端部が突出状態の上記エッジ部分に当接係合
し、これによってフォークからの離脱を抑止される。
【0009】更に第3の発明として、上記第1又は第2
の発明において、上記抜け止め手段を、上記フォークの
側面に固着したことを特徴とするフォークリフトを提供
する。
【0010】上記第3の発明によれば、上記抜け止め手
段を特別の手段を用いることなく配設することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明が適用される
一例としてのカウンタバランス型のフォークリフトの側
面図を示しており、先ずこのフォークリフト1の全体の
構成について概略説明する。
【0012】このフォークリフト1は、車体2の前方に
荷役装置3を、車体2の中央には運転席をそれぞれ備
え、上記運転席の上方にはオペレータ保護用のヘッドガ
ード7が設けられている。また、運転席の前部にはハン
ドル10と、操作レバー11が配設され、床面には加速
を行なうアクセルペダル12が設けてある。そして、こ
のアクセルペダル12の横にはブレーキペダル9が並設
されている。
【0013】さらに、運転席に設けたシート4の下方に
は充電式のバッテリ5が配設されており、このバッテリ
5により車体2の走行用モータ8や、荷役装置3を駆動
するための荷役用モータ6の電源としている。また、荷
役装置3は前後傾動可能なマスト13と、このマスト1
3に沿って昇降可能なフォーク16等で構成してある。
左右一対のマスト13の前面にはリフトシリンダ14を
駆動源として上下動するリフトブラケット15が設けら
れており、このリフトブラケット15にはフォーク16
が固定されている。また、マスト13はティルトシリン
ダ17により前後傾させられるようになっている。
【0014】上記フォーク16の内側の側面には、図2
に示すように複数の抜け止め手段としてのストッパ本体
20が取り付けてあり、このストッパ本体20は、図6
に示すように、上面を開口した箱状のケース21と、こ
のケース21の開口面側にヒンジ22を介して回動自在
に設けられている係合手段としての板状のストッパ23
と、このストッパ23を常時上方へ弾発付勢し、該スト
ッパ23とケース21の底面との間に配設されている付
勢手段としてのスプリング24とで構成されている。ま
た上記ストッパ23は、フォークの先端側から基端側に
向けて上方に傾斜する傾斜部分Aと、該傾斜部分の逆側
に形成されたエッジ部分Bとを有している。
【0015】一方、パレット30は木製であり、図3〜
図5に示すように、両側の側板31と、この両側板31
の中央に配されている中板32と、側板31及び中板3
2の上面に所定の幅を有して所定の間隔で配される複数
枚の板材からなる上側デッキボード33と、側板31及
び中板32の下面に所定の幅を有して所定の間隔で配さ
れる複数枚の板材からなる下側デッキボード34とで構
成される周知の構造である。また、上側デッキボード3
3と下側デッキボード34間の空間部分がフォーク16
の差し込む空間となっている。
【0016】フォーク16の内側面に取り付けられてい
るストッパ本体20のストッパ23は、フォーク16の
上面より上下に可動自在に突出しており、この状態で図
3(a)に示すようにフォーク16をパレット30内に
差し込んでいく。フォーク16をパレット30に差し込
む場合、通常はパレット30の上下の略中央部分に差し
込むので、フォーク16の差し込み時に、ストッパ本体
20のストッパ23がパレット30の上側デッキボード
33に接触することはほとんどない。しかし、フォーク
16の差し込み時にストッパ23が上側デッキボード3
3に接触しても、上記傾斜部分Aが上記パレット30の
上側デッキボード33デッキボードに接触押圧されるこ
とにより下方に変位し、従ってフォーク16はパレット
30内に円滑に挿入される。
【0017】次に、図3(b)に示すように、フォーク
16を所定の位置まで差し込んでいき、その位置でフォ
ーク16を上昇させると、上側デッキボード33の下方
に位置するストッパ23(図3(b)の左から2つ目の
ストッパ23)は上側デッキボード33により下方に付
勢されて丁度ストッパ23にてケース21の開口面を閉
じた状態となる。また、上側デッキボード33間の隙間
に位置しているストッパ23はスプリング24により突
出した状態となり、該ストッパ23のエッジ部分Bが上
側デッキボード33の側端面に位置することになる。こ
の状態を図4〜図6に示す。
【0018】フォーク16をパレット30に差し込んで
該パレット30を持ち上げた際には、多数の中の何れか
の複数のストッパ23はパレット30の上側デッキボー
ド33の側端面に位置することになり、走行中の振動な
どによりパレット30が水平面上を回転しようとして
も、パレット30の上側デッキボード33の側端面がス
トッパ23のエッジ部分Bに当接し、パレット30の滑
りを防止することができる。また、ストッパ23により
パレット30がフォーク16から抜け落ちることもな
い。なお、ストッパ23がスプリング24にて上方に突
出している寸法は、例えば、上側デッキボード33の厚
みの半分程度であり、この突出寸法でパレット30の滑
りや移動,抜けの防止を十分に行なうことができる。ま
た、ストッパ23の突出量は、上側デッキボード33の
上面より若干突出していても抜け止め作用には支障はな
い。
【0019】次に、パレット30を持ち上げて所定の位
置まで走行し、その場所でフォーク16をリフトダウン
させて棚や地面にパレット30を降ろす。この時、フォ
ーク16はパレット30の上側デッキボード33の下面
より下降させてからフォーク16を抜くために、ストッ
パ23の上部は上側デッキボード33の下面より下方に
位置することになり、そのため、フォーク16をそのま
ま引き抜くことで、ストッパ23が上側デッキボード3
3に引っ掛かることなく、フォーク16をパレット30
から引き抜くことができる。
【0020】ストッパ本体20の個数は、図示例では4
つしか記載していないが、さらに多数のストッパ本体2
0を設けるようにしても良いのは勿論である。また、ス
トッパ23の長さも、上側デッキボード33間の隙間寸
法に対して例えば、1/2〜1/5にして、上側デッキ
ボード33間にの隙間に複数のストッパ23が位置する
ようにして、パレット30の回転の防止を確実に行なう
ようにしても良い。また、先の説明では、一対のフォー
ク16の内側面にそれぞれ複数のストッパ本体20を設
けるようにしていたが、いずれか一方のフォーク16の
内側面にのみ設けるようにしても良い。さらには、フォ
ーク16の内側面ではなく、フォーク16に沿って前記
したリフトブラケット15からロッド又はバーを設け、
このロッド又はバーに複数のストッパ本体20を設ける
ようにしても良い。
【0021】図7はストッパ本体20のフォーク16へ
の取り付け状態を示し、フォーク16の内側面に支持板
26を溶接で固着し、この支持板26にタップ穴を設け
て、このタップ穴にストッパ本体20をボルト止めする
ことで、ストッパ本体20をフォーク16の内側面に取
り付けている。また、フォーク16の内側面に直接タッ
プ穴を螺刻してストッパ本体20をボルト止めするよう
にしても良い。さらには、接着剤を介してストッパ本体
20をフォーク16の内側面に配設するようにしても良
い。
【0022】図8はストッパ本体20のストッパ23の
他の例を示している。この例によれば、ストッパ23の
先端を湾曲させることで、フォーク16の下降の際にス
トッパ23の先端の湾曲部分が上側デッキボード33の
側端面に接触しても、ストッパ23に無理な力がかから
ないためストッパ23の損傷のおそれがないという利点
がある。なお、上述したこれらの実施形態では係合手段
と付勢手段とを互いに別体で構成したものを示したが、
両者を合体させ板バネとすることも可能であり、本発明
はこのような例をも包含するものである。
【0023】なお、上記では、カウンタバランス型のフ
ォークリフトを例として挙げて説明したが、他の種類の
フォークリフト、例えば、リーチ型のフォークリフト、
ストラドル型のフォークリフト、サイドフォークリフ
ト、オーダピッキングトラックの場合にも本発明を適用
することができるものである。また、パレット30の材
料としては、木製の場合でも、合成樹脂製の場合でも良
く、また、パレット30の下側デッキボード34が無い
場合でも本発明を適用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ォーク上でのパレットの滑りやフォークからの離脱等を
確実に防止でき、従って荷崩れやあるいは荷崩れの発生
に伴う事故を有効に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるフォークリフトの
側面図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるフォークの要部拡
大斜視図である。
【図3】(a)(b)は本発明の実施の形態における動
作説明図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるフォークにてパレ
ットを持ち上げた状態を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるフォークにてパレ
ットを持ち上げた状態を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるストッパとパレッ
トの上側デッキボードとの関係を示す要部拡大断面図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態におけるストッパ本体のフ
ォークへの取り付け状態を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるストッパの他の例
を示す図である。
【符号の説明】
1 フォークリフト 16 フォーク 20 ストッパ本体(抜け止め手段) 21 ケース 22 ヒンジ 23 ストッパ(係合手段) 24 スプリング(付勢手段) 30 パレット 33 上側デッキボード A 傾斜部分 B エッジ部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷を載置したパレットにフォークを挿入し
    て搬送するフォークリフトにおいて、該パレットのデッ
    キボードに対し該パレットの上記フォークからの離脱方
    向にのみ係合する抜け止め手段を、該フォークの長手方
    向に沿って複数配設してあることを特徴とするフォーク
    リフト。
  2. 【請求項2】前記抜け止め手段は、前記パレットのデッ
    キボードに係合する係合手段と、該係合手段を前記フォ
    ークの上面より上方に突出付勢する付勢手段とを備え、
    上記係合手段は、上記フォークの先端側から基端側に向
    けて上方に傾斜する傾斜部分と、該傾斜部分の逆側に形
    成されたエッジ部分とを有し、上記傾斜部分が上記パレ
    ットのデッキボードに押圧されることにより下方に変位
    し、上記エッジ部分が上記パレットのデッキボードに係
    合することにより該パレットのフォーク先端方向への移
    動を抑止することを特徴とする請求項1記載のフォーク
    リフト。
  3. 【請求項3】前記抜け止め手段を、前記フォークの側面
    に固着したことを特徴とする請求項1又は2の何れかに
    記載のフォークリフト。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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