JP2003252559A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2003252559A JP2002076225A JP2002076225A JP2003252559A JP 2003252559 A JP2003252559 A JP 2003252559A JP 2002076225 A JP2002076225 A JP 2002076225A JP 2002076225 A JP2002076225 A JP 2002076225A JP 2003252559 A JP2003252559 A JP 2003252559A
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勝哉 寺本
Shinichi Saruyama
晋一 猿山
Tadashi Mitsuma
正 三間
Osamu Harube
修 治部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ベルトをチェーンで確実に牽引できる搬
送装置を提供する。 【解決手段】 搬送対象物が載る無端状の搬送ベルト1
と、搬送ベルト1の搬送対象物が載らない面に沿って周
回可能な無端状のチェーン18と、チェーン18に向き
合うように搬送ベルト1に装着した多数の従動ラック1
9と、従動ラック19に噛合し得るようにチェーン18
に装着した多数の駆動ラック20とを備え、チェーン1
8の移動を、駆動ラック20及び従動ラック19により
搬送ベルト1に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は搬送装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図9乃至図12は近年提案されている搬
送装置の一例であり、この搬送装置は、一方の面に利用
者が搭乗する無端状の搬送ベルト1と、該搬送ベルト1
の他方の面の幅方向中央部分に延び且つ搬送ベルト1に
装着した無端状のチェーン2と、該チェーン2を介して
搬送ベルト1を周回させるための駆動装置3とを備えて
いる。
【0003】搬送ベルト1は、ゴム系材料によって形成
され且つ利用者が搭乗する一方の面にベルト周回方向に
延びる複数の溝4をベルト幅方向に等間隔に設けた可撓
層5と、それぞれがベルト幅方向に延び且つチェーン2
に対峙するようにベルト周回方向へ所定の間隔で可撓層
5に埋め込んだ金属製の横剛性部材6とで構成されてい
る。
【0004】また、可撓層5の他方の面に、その左右の
周縁部分から中心部分近傍へ延びる切り欠き7を前後に
隣接する横剛性部材6の間に設けて、搬送ベルト1の左
右への屈曲性の向上を図っている。
【0005】チェーン2は、それぞれ周回方向に並んだ
左右一対の内側プレート8と、左右の内側プレート8間
の前端寄り部分及び後端寄り部分に配置したローラ9
と、該ローラ9を左右の内側プレート8に枢支するピン
10と、前端部が内側プレート8後端寄り部分に重なる
ようにピン10に係止され且つ後端部が内側プレート8
前端寄り部分に重なるようにピン10に係止された左右
一対の外側プレート11とで構成されている。
【0006】内側プレート8に穿設したピン孔の内周面
と、このピン孔に挿通するピン10の外周面との間に
は、予めクリアランスが設定されており、チェーン2が
左右へ屈曲できるようになっている。
【0007】周回方向に並ぶ外側プレート11には、こ
れらの1つおきに、横剛性部材6に当接してボルト締結
される取付座12を設けている。
【0008】搬送ベルト1及びチェーン2は、下側乗降
位置Aから上側乗降位置Bへ向かう螺旋状の上り側搬送
経路を形成し、また、上側乗降位置Bから下側乗降位置
Aへ向かう螺旋状の下り側搬送経路を形成するように、
多数のローラなどで構成した案内手段(図示せず)で導
かれる。
【0009】駆動装置3は、下側乗降位置A、上側乗降
位置Bごとに設置され、チェーン2をその反ベルト寄り
縁部が噛合するように上方から巻き掛けた駆動スプロケ
ット13及び上部ベンドスプロケット14と、これらの
スプロケット13,14の間に配置され且つ搬送ベルト
1をその一方の面が下方から接するように巻き掛けた下
部ベンドプーリ15,16と、駆動スプロケット13を
回転させるモータ17とで構成されている。
【0010】上述した搬送装置では、モータ17によっ
て回転する駆動スプロケット13がチェーン2を矢印S
方向へ送出し、当該チェーン2にとともに搬送ベルト1
が、下側乗降位置Aから上側乗降位置Bへ至る上り側搬
送経路、及び上側乗降位置Bから下側乗降位置Aへ至る
下り側搬送経路を周回することになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9乃
至図12に示す搬送装置では、可撓層5及びチェーン2
の構成材料の物性の相違や製作精度に起因して、周回方
向に並んだ横剛性部材6と取付座12の間隔を合致させ
にくく、このため、チェーン2で搬送ベルト1を牽引す
る構成が成立しなくなることが懸念される。
【0012】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、搬送ベルトをチェーンによって確実に牽引できる搬
送装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の搬送装置では、可撓性を
有し且つ一方の面に搬送対象物が載る無端状の搬送ベル
トと、当該搬送ベルトの搬送対象物が載らない他方の面
に沿って周回可能な無端状のチェーンと、所定の間隔で
ベルト周回方向に並び且つチェーンに向き合うように搬
送ベルトに装着した多数の従動ラックと、当該従動ラッ
クに対応する間隔でチェーン周回方向に並び且つ従動ラ
ックに噛合し得るようにチェーンに装着した多数の駆動
ラックとを備えている。
【0014】本発明の請求項2に記載の搬送装置では、
可撓性を有し且つ一方の面に搬送対象物が載る無端状の
搬送ベルトと、当該搬送ベルトの搬送対象物が載らない
他方の面に沿って周回可能な無端状のチェーンと、所定
の間隔でベルト周回方向に並び且つチェーンに向き合う
ように搬送ベルトに装着した多数の従動板と、該従動板
にチェーン側へ所定の密度で突出するように複数設けた
線状の従動突起部と、前記の従動板に対応する間隔でチ
ェーン周回方向に並び且つ従動板に向き合うようにチェ
ーンに装着した駆動板と、該駆動板に搬送ベルト側へ従
動突起部と略等しい密度で突出するように複数設けられ
且つ従動突起部に係合し得る線状の駆動突起部とを備え
ている。
【0015】本発明の請求項3に記載の搬送装置では、
従動板と従動突起部、並びに駆動板と駆動突起部のそれ
ぞれを、一体的に形成している。
【0016】本発明の請求項4に記載の搬送装置では、
搬送ベルトとチェーンの間に配置され且つ搬送ベルトを
その他方の面が接するように巻き掛けた一対の上部ベン
ドプーリと、当該両上部ベンドプーリの間に配置され且
つ搬送ベルトをその一方の面が接するように巻き掛けた
テークアッププーリ及び下部ベンドプーリと、前記の上
部ベンドプーリの至近に配置され且つチェーンをその反
ベルト寄り縁部が噛合するように巻き掛けた駆動スプロ
ケット及び上部ベンドスプロケットと、当該スプロケッ
トの間に配置され且つチェーンをそのベルト寄り縁部が
噛合するように巻き掛けた下部ベンドスプロケット及び
テークアップスプロケットとを付加している。
【0017】本発明の請求項5に記載の搬送装置では、
チェーンの側面に向き合う案内面を有する側部レール
を、チェーン周回経路の所定範囲に沿って設け、所定の
間隔でチェーン周回方向に並び且つ側部レールの案内面
を転動可能な多数のローラを、チェーンに装着してい
る。
【0018】本発明の請求項6に記載の搬送装置では、
チェーンの反ベルト寄り縁部に向き合う案内面を有する
下部レールを、チェーン周回経路の所定範囲に沿って設
け、所定の間隔でチェーン周回方向に並び且つ下部レー
ルの案内面に対向する多数の被案内部を、チェーンに設
けている。
【0019】本発明の請求項1に記載の搬送装置におい
ては、チェーンに装着した駆動ラックに、搬送ベルトに
装着した従動ラックを噛合させて、チェーンの移動を搬
送ベルトに伝達する。
【0020】本発明の請求項2に記載の搬送装置におい
ては、チェーンに装着した駆動板から突出する駆動突起
部に、搬送ベルトに装着した従動板から突出する従動突
起部を係合させて、チェーンの移動を搬送ベルトに伝達
する。
【0021】本発明の請求項3に記載の搬送装置におい
ては、相互に係合する駆動突起部と従動突起部を、チェ
ーンに装着される駆動板、及び搬送ベルトに装着される
従動板に対して一体的に形成することにより、駆動力伝
達機構の強度向上を図る。
【0022】本発明の請求項4に記載の搬送装置におい
ては、搬送ベルトを、上部ベンドプーリ、テークアップ
プーリ、下部ベンドプーリに巻き掛け、また、チェーン
を、駆動スプロケット、上部ベンドスプロケット、下部
ベンドスプロケット、テークアップスプロケットに巻き
掛けて、搬送ベルト及びチェーンの周回経路の分離を図
る。
【0023】本発明の請求項5に記載の搬送装置におい
ては、チェーン周回経路に沿うように設けた側部レール
の案内面を、チェーンに装着した多数のローラが転動し
て、チェーンの搬送ベルト幅への変位を抑止する。
【0024】本発明の請求項6に記載の搬送装置におい
ては、チェーン周回経路に沿うように設けた下部レール
の案内面の上を、チェーンに設けた被案内部が通過し
て、チェーンの下方向への変位を抑止する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。
【0026】図1乃至図3は本発明の搬送装置の実施の
形態の第1の例であり、図中、図9乃至図12と同一の
符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0027】この搬送装置は、可撓性を有する無端状の
搬送ベルト1と、該搬送ベルト1の他方の面に沿って周
回可能な無端状のチェーン18と、所定の間隔でベルト
周回方向に並び且つ搬送ベルト1に装着した多数の従動
ラック19と、該従動ラック19に対応した間隔でチェ
ーン周回方向に並び且つ従動ラック19に噛合し得るよ
うにチェーン18に装着した多数の駆動ラック20と、
チェーン18を介して搬送ベルト1を周回移動させるた
めの駆動装置21とを備えている。
【0028】チェーン18は、内側プレート8、ローラ
9、ピン10、外側プレート11により構成され、チェ
ーン2(図11、図12参照)と同様に、左右へ屈曲で
きるようになっている。
【0029】周回方向に並ぶ外側プレート11には、こ
れらの1つおきに、搬送ベルト1側へ突出し且つ横剛性
部材6に向き合う取付座22、及び搬送ベルト1から離
れる方向へ突出し且つ取付座22に対して平行な摺動座
23が、それぞれ側方へ突出するように設けられてい
る。
【0030】従動ラック19は、噛合歯が左右の外側プ
レート11の取付座22に対峙するように、搬送ベルト
1の横剛性部材6にボルト締結され、また、駆動ラック
20は、噛合歯が搬送ベルト1側を向いて従動ラック1
9に噛合し得るように、外側プレート11の各取付座2
2ごとにボルト締結され、搬送ベルト1及びチェーン1
8が駆動装置21を通過するとき以外は、従動ラック1
9に駆動ラック20が噛合している。
【0031】この駆動ラック20のチェーン18移動方
向の長さ寸法は、従動ラック19の約3倍程度に設定さ
れ、搬送ベルト1の可撓層5及びチェーン18の構成材
料の物性の相違や製作精度を考慮しても、駆動装置21
を通過するとき以外は、従動ラック19が駆動ラック2
0に確実に噛合できるようになっている。
【0032】駆動装置21は、下側乗降位置A、上側乗
降位置B(図9参照)などのような搬送ベルト1及びチ
ェーン18の周回経路の所定箇所に設置され、搬送ベル
ト1とチェーン18の間に配置され且つ搬送ベルト1を
その他方の面が接するように上方から巻き掛けた一対の
上部ベンドプーリ24と、当該ベンドプーリ24の間に
配置され且つ搬送ベルト1をその一方の面が接するよう
に下方から巻き掛けたテークアッププーリ25及び下部
ベンドプーリ26と、前記の上部ベンドプーリ24の至
近に配置され且つチェーン18をその反ベルト寄り縁部
が噛合するように上方から巻き掛けた駆動スプロケット
27及び上部ベンドスプロケット28と、これらスプロ
ケット27,28の間に配置され且つチェーン18をそ
のベルト寄り縁部が噛合するように下方から巻き掛けた
下部ベンドスプロケット29及びテークアップスプロケ
ット30とで構成されている。
【0033】駆動スプロケット27は、モータ(図示せ
ず)により回転し、チェーン18を矢印S方向へ送出し
て周回させるようになっている。
【0034】すなわち、チェーン18は、駆動スプロケ
ット27、下部ベンドスプロケット29、テークアップ
スプロケット30、及び上部ベンドスプロケット28の
順で、駆動装置21を通過する。
【0035】これに対して、搬送ベルト1は、前後の上
部ベンドプーリ24、その間に配置したテークアッププ
ーリ25、及び下部ベンドプーリ26に巻き掛けられて
いるので、搬送ベルト1及びチェーン18の周回経路の
分離が図られ、よって、従動ラック19と駆動ラック2
0の噛合が解除される。
【0036】一方、駆動装置21を通過するとき以外
は、搬送ベルト1が屈曲していても、従動ラック19に
駆動ラック20が噛合しており、チェーン18の移動
が、駆動ラック20及び従動ラック19を介して搬送ベ
ルト1に伝達され、チェーン18と等速で搬送ベルト1
が周回する。
【0037】また、駆動装置21外の数個所で、可撓層
5の伸びなどにより従動ラック19と駆動ラック20が
噛合していない場合でも、その他の大多数の従動ラック
19と駆動ラック20が噛合しているため、チェーン1
8の移動は、搬送ベルト1に確実に伝達される。
【0038】駆動装置21を除いた搬送ベルト1の周回
経路には、搬送ベルト1の一方の面の左右両縁寄り部分
に接する支持ローラ31と、搬送ベルト1の他方の面の
左右両縁寄り部分に接する支持ローラ32とが、ベルト
周回方向に所定の間隔で設置されており、これらの支持
ローラ31,32によって、搬送ベルト1が周回すると
きの上下方向への変位を抑止している。
【0039】チェーン18周回経路曲り部分(特に、図
9に示す螺旋状の上り側搬送経路や下り側搬送経路な
ど)に、チェーン18側面に向き合う案内面33を有す
る側部レール34を設置し、更に、案内面33を転動可
能なローラ35を、側部レール34に対峙するほうの外
側プレート11の取付座22と摺動座23に支持軸36
を介して枢支し、チェーン18が周回するときの周回経
路曲り部分内方への変位を側部レール34によって抑制
している。
【0040】また、側部レール34の反チェーン周回経
路側に、側部レール34をチェーン周回経路側へ押圧す
る位置決めボルト43を具備した位置調整機構44を設
け、装置台盤45への側部レール34のボルト締結を緩
めた状態で、位置決めボルト43の突出量を適宜増減す
ることにより、側部レール34の位置調整を行なえるよ
うにしている。
【0041】これに加えて、駆動装置21を除いたチェ
ーン18周回経路に、外側プレート11の摺動座23に
微小な空隙を隔てて向き合う案内面37を有する下部レ
ール38と、該下部レール38に沿って反搬送ベルト側
(下側)を向く案内面39を有する上部レール40を、
ローラ35を枢支していないほうの外側プレート11の
摺動座23が、下部レール38と上部レール40との間
をチェーン周回方向へ通過し得るように設置し、更に、
当該摺動座23に上部レール40の案内面39に摺接可
能な滑り材41を取り付けて、チェーン18が周回する
ときの上下方向への変位を、両レール38,40によっ
て抑止している。
【0042】下部レール38は、装置台盤45に位置決
めボルト46により締結され、上下位置を調整できるよ
うになっている。
【0043】また、搬送ベルト1に過大な荷重が作用し
た際には、その荷重を、従動ラック19、駆動ラック2
0、チェーン18、下部レール38を介して装置台盤4
5に負担させ、搬送ベルト1の沈み込みを回避する。
【0044】更にまた、駆動ラック20の側面には、ス
トッパ42が搬送ベルト1側へ突出するように取り付け
られており、当該ストッパ42によって、駆動ラック2
0と従動ラック19の搬送ベルト1幅方向経の相対変位
を抑制している。
【0045】このように、図1乃至図3に示す搬送装置
では、チェーン18に装着した駆動ラック20に、搬送
ベルト1に装着した従動ラック19を噛合させて、チェ
ーン18の移動を搬送ベルト1に伝達するので、チェー
ン18で搬送ベルト1を確実に牽引することができ、ま
た、搬送ベルト1に過大な張力が作用しない。
【0046】更に、駆動装置21を通過する搬送ベルト
1及びチェーン18の周回経路を、分離独立させるの
で、搬送ベルト1及びチェーン18の構成材料の物性の
相違や製作精度の影響を受けずに、搬送ベルト1及びチ
ェーン18を確実に周回させることができる。
【0047】図4乃至図8は本発明の搬送装置の実施の
形態の第2の例であり、図中、図1乃至図3と同一の符
号を付した部分は同一物を表わしている。
【0048】この搬送装置では、先述した従動ラック1
9、駆動ラック20(図1及び図2参照)に代えて、所
定の間隔でベルト周回方向に並び且つ搬送ベルト1の横
剛性部材6にそれぞれボルト締結した多数の従動板47
と、該従動板47にチェーン18側へ所定の密度で突出
するように複数設けた線状の従動突起部48と、従動板
47に対応する間隔でチェーン周回方向に並び且つ従動
板47に向き合うように外側プレート11の各取付座2
2ごとにボルト締結した多数の駆動板49と、該駆動板
49に搬送ベルト1側へ従動突起部48と略等しい密度
で突出するように複数設けた駆動突起部50とを備えて
いる。
【0049】また、従動板47と従動突起部48、並び
に駆動板49と駆動突起部50は、それぞれ一体的に形
成されている。
【0050】前後左右に隣接する各従動突起部48の間
には、駆動突起部50が嵌入可能な空隙が設定され、前
後左右に隣接する駆動突起部50の間には、従動突起部
48が嵌入可能な空隙が設定されており、搬送ベルト1
及びチェーン18が駆動装置21(図3参照)を通過す
るとき以外は、搬送ベルト1が屈曲していても、従動突
起部48に駆動突起部50が係合している。
【0051】これにより、矢印S方向へのチェーン18
の移動が、駆動板49、駆動突起部50、従動突起部4
8、従動板47を介して搬送ベルト1に伝達され、チェ
ーン18と等速で搬送ベルト1が周回する。
【0052】駆動装置21では、先に述べたように、搬
送ベルト1及びチェーン18の周回経路の分離が図られ
るため、両突起部48,50相互の係合が解除される。
【0053】また、駆動装置21外の数個所で、可撓層
5の伸びなどにより従動突起部48と駆動突起部50が
係合していない場合でも、その他の大多数の従動突起部
48と駆動突起部50が噛合しているため、チェーン1
8の移動は、搬送ベルト1に確実に伝達される。
【0054】このように、図4乃至図8に示す搬送装置
では、チェーン18に装着した駆動板49から突出する
駆動突起部50に、搬送ベルト1に装着した従動板47
から突出する従動突起部48を係合させて、チェーン1
8の移動を搬送ベルト1に伝達するので、チェーン18
で搬送ベルト1を確実に牽引することができ、また、搬
送ベルト1に過大な張力が作用しない。
【0055】更に、駆動装置21を通過する搬送ベルト
1及びチェーン18の周回経路を、分離独立させるの
で、搬送ベルト1及びチェーン18の構成材料の物性の
相違や製作精度の影響を受けずに、搬送ベルト1及びチ
ェーン18を確実に周回させることができる。
【0056】これに加えて、相互に係合する駆動突起部
50と従動突起部48を、チェーン18に外側プレート
11を介して装着される駆動板49、並びに搬送ベルト
1の横剛性部材6に装着される従動板47に対して一体
的に形成しているので、駆動力伝達機構の強度向上を図
ることができる。
【0057】なお、本発明の搬送装置は上述した実施の
形態のみに限定されるものではなく、上部レールを設け
ずに下部レールだけでチェーンの下方への変位の抑止を
図るようにすること、下部レールの案内面に摺接可能な
滑り材を摺動座に設けること、その他、本発明の要旨を
逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように本発明の搬送装置によ
れば、下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0059】(1)本発明の請求項1の記載の搬送装置
においては、チェーンに装着した駆動ラックに、搬送ベ
ルトに装着した従動ラックを噛合させて、チェーンの移
動を搬送ベルトに伝達するので、搬送ベルトの周回経路
が左右へ屈曲していても、搬送ベルトをチェーンによっ
て牽引することができ、また、搬送ベルトに過大な張力
が作用しない。
【0060】(2)本発明の請求項2に記載の搬送装置
においては、チェーンに装着した駆動板から突出する駆
動突起部に、ベルトに装着した従動板から突出する従動
突起部を係合させて、チェーンの移動を搬送ベルトに伝
達するので、搬送ベルトの周回経路が左右へ屈曲してい
ても、搬送ベルトをチェーンによって牽引することがで
き、また、搬送ベルトに過大な張力が作用しない。
【0061】(3)本発明の請求項3に記載の搬送装置
においては、相互に係合する駆動突起部と従動突起部
を、チェーンに装着される駆動板、及び搬送ベルトに装
着される従動板に対して一体的に形成しているので、駆
動力伝達機構の強度向上を図ることができる。
【0062】(4)本発明の請求項4に記載の搬送装置
においては、上部ベンドプーリ、テークアッププーリ、
下部ベンドプーリに、搬送ベルトを巻き掛け、駆動スプ
ロケット、上部ベンドスプロケット、下部ベンドスプロ
ケット、テークアップスプロケットにチェーンを巻き掛
けて、搬送ベルト及びチェーンの周回経路の分離を図る
ので、搬送ベルト及びチェーンの構成材料の物性の相違
や製作精度などの影響を受けずに、搬送ベルト及びチェ
ーンを確実に周回させることができる。
【0063】(5)本発明の請求項5に記載の搬送装置
においては、チェーン周回経路に沿うように設けた側部
レールの案内面を、チェーンに装着した多数のローラが
転動するので、チェーンの搬送ベルト幅への変位を抑止
できる。
【0064】(6)本発明の請求項6に記載の搬送装置
においては、チェーン周回経路に沿うように設けた下部
レールの案内面と、該下部レールに沿うように設けた上
部レールの案内面との間を、チェーンに設けた被案内部
が通過するので、チェーンの上下方向への変位を抑止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置の実施の形態の第1の例にお
ける搬送ベルト及びチェーンの周回経路を示す横断面図
である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】本発明の搬送装置の実施の形態の第1の例にお
ける駆動装置を示す概念図である。
【図4】本発明の搬送装置の実施の形態の第2の例にお
ける搬送ベルト及びチェーンの周回経路を示す縦断面図
である。
【図5】図4における従動板及び従動突起部の側面図で
ある。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】図4における駆動板及び駆動突起部の側面図で
ある。
【図8】図7のVIII−VIII矢視図である。
【図9】近年提案されている搬送装置の一例の主要構成
を示す概念図である。
【図10】図9における搬送ベルト及びチェーンを示す
横断面図である。
【図11】図10のXI−XI矢視図である。
【図12】図11におけるチェーンを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 搬送ベルト 18 チェーン 19 従動ラック 20 駆動ラック 23 摺動座(被案内部) 24 上部ベンドプーリ 25 テークアッププーリ 26 下部ベンドプーリ 27 駆動スプロケット 28 上部ベンドスプロケット 29 下部ベンドスプロケット 30 テークアップスプロケット 33 案内面 34 側部レール 35 ローラ 37 案内面 38 下部レール 39 案内面 40 上部レール 47 従動板 48 従動突起部 49 駆動板 50 駆動突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猿山 晋一 静岡県沼津市原2440番地 石川島運搬機械 株式会社内 (72)発明者 三間 正 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 (72)発明者 治部 修 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 Fターム(参考) 3F024 AA02 CA04 DA02 DA04 DA09 DA13 3F321 AA01 AA07 BA06 CA25 CA28 CA31 CB02 CB27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有し且つ一方の面に搬送対象物
    が載る無端状の搬送ベルトと、当該搬送ベルトの搬送対
    象物が載らない他方の面に沿って周回可能な無端状のチ
    ェーンと、所定の間隔でベルト周回方向に並び且つチェ
    ーンに向き合うように搬送ベルトに装着した多数の従動
    ラックと、当該従動ラックに対応する間隔でチェーン周
    回方向に並び且つ従動ラックに噛合し得るようにチェー
    ンに装着した多数の駆動ラックとを備えてなることを特
    徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 可撓性を有し且つ一方の面に搬送対象物
    が載る無端状の搬送ベルトと、当該搬送ベルトの搬送対
    象物が載らない他方の面に沿って周回可能な無端状のチ
    ェーンと、所定の間隔でベルト周回方向に並び且つチェ
    ーンに向き合うように搬送ベルトに装着した多数の従動
    板と、該従動板にチェーン側へ所定の密度で突出するよ
    うに複数設けた線状の従動突起部と、前記の従動板に対
    応する間隔でチェーン周回方向に並び且つ従動板に向き
    合うようにチェーンに装着した駆動板と、該駆動板に搬
    送ベルト側へ従動突起部と略等しい密度で突出するよう
    に複数設けられ且つ従動突起部に係合し得る線状の駆動
    突起部とを備えてなることを特徴とする搬送装置。
  3. 【請求項3】 従動板と従動突起部、並びに駆動板と駆
    動突起部のそれぞれを、一体的に形成した請求項2に記
    載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 搬送ベルトとチェーンの間に配置され且
    つ搬送ベルトをその他方の面が接するように巻き掛けた
    一対の上部ベンドプーリと、当該両上部ベンドプーリの
    間に配置され且つ搬送ベルトをその一方の面が接するよ
    うに巻き掛けたテークアッププーリ及び下部ベンドプー
    リと、前記の上部ベンドプーリの至近に配置され且つチ
    ェーンをその反ベルト寄り縁部が噛合するように巻き掛
    けた駆動スプロケット及び上部ベンドスプロケットと、
    当該スプロケットの間に配置され且つチェーンをそのベ
    ルト寄り縁部が噛合するように巻き掛けた下部ベンドス
    プロケット及びテークアップスプロケットとを付加した
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】 チェーンの側面に向き合う案内面を有す
    る側部レールを、チェーン周回経路の所定範囲に沿って
    設け、所定の間隔でチェーン周回方向に並び且つ側部レ
    ールの案内面を転動可能な多数のローラを、チェーンに
    装着したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載の搬送装置。
  6. 【請求項6】 チェーンの反ベルト寄り縁部に向き合う
    案内面を有する下部レールを、チェーン周回経路の所定
    範囲に沿って設け、所定の間隔でチェーン周回方向に並
    び且つ下部レールの案内面に対向する多数の被案内部
    を、チェーンに設けたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項5のいずれかに記載の搬送装置。
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