JP2003252487A - カード反転搬送装置 - Google Patents
カード反転搬送装置Info
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- JP2003252487A JP2003252487A JP2002058809A JP2002058809A JP2003252487A JP 2003252487 A JP2003252487 A JP 2003252487A JP 2002058809 A JP2002058809 A JP 2002058809A JP 2002058809 A JP2002058809 A JP 2002058809A JP 2003252487 A JP2003252487 A JP 2003252487A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カード部材の両面への印字記録を行なう熱転
写プリンタにおいて、搭載されるカード反転搬送装置の
小型化・薄型化を可能にする。 【解決手段】 表面及び裏面の両面に印刷記録可能なカ
ード部材70と、このカード部材70を載置可能な長方
形状の反転板部72と、反転板部72に取り付けられ
て、反転板部72の長手方向に沿った軸中心に回転可能
な回転部材74,75と、を備え、反転板部72上に載
置されたカード部材70は、回転部材74,75の軸中
心の回転により反転板部72とともに反転するようにし
た。
写プリンタにおいて、搭載されるカード反転搬送装置の
小型化・薄型化を可能にする。 【解決手段】 表面及び裏面の両面に印刷記録可能なカ
ード部材70と、このカード部材70を載置可能な長方
形状の反転板部72と、反転板部72に取り付けられ
て、反転板部72の長手方向に沿った軸中心に回転可能
な回転部材74,75と、を備え、反転板部72上に載
置されたカード部材70は、回転部材74,75の軸中
心の回転により反転板部72とともに反転するようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写プリンタに
搭載され、ICカード等のカード部材の両面に印字記録
するため、先にカード部材の一面に熱転写にて印字記録
し、そのカード部材を反転させて、その他面に熱転写に
て印字記録するためのカード反転搬送装置に関する。
搭載され、ICカード等のカード部材の両面に印字記録
するため、先にカード部材の一面に熱転写にて印字記録
し、そのカード部材を反転させて、その他面に熱転写に
て印字記録するためのカード反転搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8は、従来のカード反転搬送
装置の斜視図である。この従来のカード反転搬送装置1
00は、中間転写式の熱転写プリンタに搭載されるもの
であり、所定の間隔を有して立設されたL字状をした一
対の固定フレーム102と、各固定フレーム102の上
端中央に一体形成された軸受け部102aと、外方に突
出した回転軸104aを介して軸受け部102a間に軸
支された長方形の反転板部104と、反転板部104と
固定フレーム102の一方との間に配された複数のギア
からなる伝達ギア群105とを備えている。
装置の斜視図である。この従来のカード反転搬送装置1
00は、中間転写式の熱転写プリンタに搭載されるもの
であり、所定の間隔を有して立設されたL字状をした一
対の固定フレーム102と、各固定フレーム102の上
端中央に一体形成された軸受け部102aと、外方に突
出した回転軸104aを介して軸受け部102a間に軸
支された長方形の反転板部104と、反転板部104と
固定フレーム102の一方との間に配された複数のギア
からなる伝達ギア群105とを備えている。
【0003】固定フレーム102には、ギアモータ10
6が取り付けられている。そして、ギアモータ106の
駆動力によって、伝達ギア群105を回転して、この回
転に合わせて反転板部104を回転軸104a中心に回
転させるようになっている。
6が取り付けられている。そして、ギアモータ106の
駆動力によって、伝達ギア群105を回転して、この回
転に合わせて反転板部104を回転軸104a中心に回
転させるようになっている。
【0004】反転板部104の長手の両側端中央には、
互いに対向配置された一対の軸受け部104bが対向し
て設けられている。そして、一対の軸受け部104bに
は、挟持ローラ106が回転可能に軸支されていて、図
示しないカード部材を反転板部104上をスライド移動
可能としている。なお、図7に示す反転板部104の短
手側(図示左右側)の近傍には、図示しない搬送ローラ
がそれぞれ設けられて、この搬送ローラによって反転板
部104から図示しない印字記録手段へ搬送可能となっ
ている。
互いに対向配置された一対の軸受け部104bが対向し
て設けられている。そして、一対の軸受け部104bに
は、挟持ローラ106が回転可能に軸支されていて、図
示しないカード部材を反転板部104上をスライド移動
可能としている。なお、図7に示す反転板部104の短
手側(図示左右側)の近傍には、図示しない搬送ローラ
がそれぞれ設けられて、この搬送ローラによって反転板
部104から図示しない印字記録手段へ搬送可能となっ
ている。
【0005】次に、従来のカード反転搬送装置100の
作用を説明すると、図7に示す状態にある反転板部10
4の一面(上面)に、カード部材が搬送されて載置さ
れ、続いて、挟持ローラ106によってガイドされなが
ら反転板部104上をカード部材が図示左側へ搬送され
る。そして、カード部材は、図示左側に配置された印字
記録手段によって、カード部材の一面(上面)に熱転写
記録にて印字記録される。
作用を説明すると、図7に示す状態にある反転板部10
4の一面(上面)に、カード部材が搬送されて載置さ
れ、続いて、挟持ローラ106によってガイドされなが
ら反転板部104上をカード部材が図示左側へ搬送され
る。そして、カード部材は、図示左側に配置された印字
記録手段によって、カード部材の一面(上面)に熱転写
記録にて印字記録される。
【0006】次に、一面に印字記録されたカード部材
は、印字記録手段からカード反転搬送装置100に逆搬
送されて、再度、反転板部104上に載置される。
は、印字記録手段からカード反転搬送装置100に逆搬
送されて、再度、反転板部104上に載置される。
【0007】次に、ギアモータ106が駆動して、噛み
合う伝達ギア群105を介し反転板部104を図7に示
す状態(約90度)を経由して180度回転し、反転さ
せる。カード部材は、反転板部104の図示下方に配さ
れるが、挟持ローラ106によって反転板部104に挟
持された状態となっている。次に、図示しない搬送ロー
ラによって、再び印字記録手段へ向けて搬送され、印字
記録手段にてカード部材の他面に印字記録される。この
ようにして、カード部材の両面に熱転写による印字記録
が行われる。
合う伝達ギア群105を介し反転板部104を図7に示
す状態(約90度)を経由して180度回転し、反転さ
せる。カード部材は、反転板部104の図示下方に配さ
れるが、挟持ローラ106によって反転板部104に挟
持された状態となっている。次に、図示しない搬送ロー
ラによって、再び印字記録手段へ向けて搬送され、印字
記録手段にてカード部材の他面に印字記録される。この
ようにして、カード部材の両面に熱転写による印字記録
が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のカー
ド反転搬送装置100は、反転板部104の長手側を基
準にして反転するため、その回転半径が大きくなってし
まい、それに合わせて装置全体も大きくしなければなら
なかった。そのため、近年の熱転写プリンタの小型化・
薄型化に対応することができないという問題があった。
ド反転搬送装置100は、反転板部104の長手側を基
準にして反転するため、その回転半径が大きくなってし
まい、それに合わせて装置全体も大きくしなければなら
なかった。そのため、近年の熱転写プリンタの小型化・
薄型化に対応することができないという問題があった。
【0009】本発明は、カード部材の両面への印字記録
を行なう熱転写プリンタにおいて、搭載されるカード反
転搬送装置の小型化・薄型化を可能にすることを目的と
するものである。
を行なう熱転写プリンタにおいて、搭載されるカード反
転搬送装置の小型化・薄型化を可能にすることを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の解決手段として、表面及び裏面の両面に印刷記録可能
なカード部材と、カード部材を載置可能な長方形状の反
転板部と、反転板部に取り付けられて、反転板部の長手
方向に沿った軸中心に回転可能な回転部材と、を備え、
表面に印字記録され、反転板部上に搬送されたカード部
材は、回転部材の軸中心の回転により反転板部とともに
反転し、裏面を印字記録するために外部に搬送するよう
にしたものである。
の解決手段として、表面及び裏面の両面に印刷記録可能
なカード部材と、カード部材を載置可能な長方形状の反
転板部と、反転板部に取り付けられて、反転板部の長手
方向に沿った軸中心に回転可能な回転部材と、を備え、
表面に印字記録され、反転板部上に搬送されたカード部
材は、回転部材の軸中心の回転により反転板部とともに
反転し、裏面を印字記録するために外部に搬送するよう
にしたものである。
【0011】また、第2の解決手段として、回転部材
は、一対からなり、反転板部の長手方向の両端面にそれ
ぞれ対向して一体に取り付けられ、一対の回転部材の少
なくとも一方には、反転板部にカード部材を挿通可能な
挿通孔を形成して、反転板部上に搬送されたカード部材
は、一対の回転部材の軸中心の回転により反転板部とと
もに反転した後、カード部材を挿通孔を通って外部に搬
送するようにしたものである。
は、一対からなり、反転板部の長手方向の両端面にそれ
ぞれ対向して一体に取り付けられ、一対の回転部材の少
なくとも一方には、反転板部にカード部材を挿通可能な
挿通孔を形成して、反転板部上に搬送されたカード部材
は、一対の回転部材の軸中心の回転により反転板部とと
もに反転した後、カード部材を挿通孔を通って外部に搬
送するようにしたものである。
【0012】また、第3の解決手段として、反転板部に
は、カード部材を反転板部上に対して挟持する挟持部材
を設けたものである。
は、カード部材を反転板部上に対して挟持する挟持部材
を設けたものである。
【0013】また、第4の解決手段として、一対の回転
部材は、筒枠体と、筒枠体内において反転板部と一体に
取り付けられた壁板部とをそれぞれ備え、筒枠体を所定
の間隔を有して立設する固定フレームにそれぞれ軸支し
て、筒枠体内に嵌着した壁板部により形成された一対の
挿通孔のうち、一方の挿通孔はカード部材の印字記録の
ための搬送用とし、他方の前記挿通孔は新たな別のカー
ド部材の反転板部への供給用としたものである。
部材は、筒枠体と、筒枠体内において反転板部と一体に
取り付けられた壁板部とをそれぞれ備え、筒枠体を所定
の間隔を有して立設する固定フレームにそれぞれ軸支し
て、筒枠体内に嵌着した壁板部により形成された一対の
挿通孔のうち、一方の挿通孔はカード部材の印字記録の
ための搬送用とし、他方の前記挿通孔は新たな別のカー
ド部材の反転板部への供給用としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である、中間
転写方式の熱転写プリンタに搭載されたカード反転搬送
装置を図1乃至図4に基づいて以下に説明する。図1は
カード反転搬送装置を搭載した熱転写プリンタの全体概
略図である。図2はカード反転搬送装置の斜視図であ
る。図3はカード反転搬送装置の反転した後の斜視図で
ある。図4はカード反転搬送装置の要部斜視図である。
転写方式の熱転写プリンタに搭載されたカード反転搬送
装置を図1乃至図4に基づいて以下に説明する。図1は
カード反転搬送装置を搭載した熱転写プリンタの全体概
略図である。図2はカード反転搬送装置の斜視図であ
る。図3はカード反転搬送装置の反転した後の斜視図で
ある。図4はカード反転搬送装置の要部斜視図である。
【0015】図1に示すように、熱転写プリンタ10
は、プリンタ本体11の中央にサーマルヘッド12が設
けられ、このサーマルヘッド12が矢印A方向に圧接、
または離間する位置に正転または反転可能な中間転写ロ
ーラ14が対向して、これらサーマルヘッド12及び中
間転写ローラ14により第1転写記録手段15を構成し
ている。サーマルヘッド12と中間転写ローラ14との
間にはインクリボン16及び中間転写体18が挿通さ
れ、サーマルヘッド12が中間転写ローラ14に圧接し
て、1次転写記録(中間転写記録)する際に、これらイ
ンクリボン16と中間転写体18が中間転写ローラ14
の回転に応じて搬送されるようになっている。
は、プリンタ本体11の中央にサーマルヘッド12が設
けられ、このサーマルヘッド12が矢印A方向に圧接、
または離間する位置に正転または反転可能な中間転写ロ
ーラ14が対向して、これらサーマルヘッド12及び中
間転写ローラ14により第1転写記録手段15を構成し
ている。サーマルヘッド12と中間転写ローラ14との
間にはインクリボン16及び中間転写体18が挿通さ
れ、サーマルヘッド12が中間転写ローラ14に圧接し
て、1次転写記録(中間転写記録)する際に、これらイ
ンクリボン16と中間転写体18が中間転写ローラ14
の回転に応じて搬送されるようになっている。
【0016】上記中間転写体18は、基材シートの一方
の面に1次転写記録可能な1次転写記録層を剥離可能に
形成したものである。上記インクリボン16は、その長
手方向に所定の長さ寸法をもったY(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の順に配
置されたインク層を有する、いわゆるダンダラリボンで
ある。
の面に1次転写記録可能な1次転写記録層を剥離可能に
形成したものである。上記インクリボン16は、その長
手方向に所定の長さ寸法をもったY(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の順に配
置されたインク層を有する、いわゆるダンダラリボンで
ある。
【0017】このプリンタ本体11の図示上方側左右に
は、円筒状の送出しコア8及び巻取りコア9がそれぞれ
回転可能に配設されている。インクリボン16は送出し
コア8に巻回され、この送出しコア8から導出されたイ
ンクリボン16の一部が、中間転写ローラ14及びサー
マルヘッド12間にて中間転写体18とともに挟持可能
となり、巻取りコア9によって巻き取られるようになっ
ている。
は、円筒状の送出しコア8及び巻取りコア9がそれぞれ
回転可能に配設されている。インクリボン16は送出し
コア8に巻回され、この送出しコア8から導出されたイ
ンクリボン16の一部が、中間転写ローラ14及びサー
マルヘッド12間にて中間転写体18とともに挟持可能
となり、巻取りコア9によって巻き取られるようになっ
ている。
【0018】このプリンタ本体11の図示中央の左側に
は、供給ローラ20及び巻取りローラ22が配設されて
いて、これら供給ローラ20、巻取りローラ22に中間
転写体18の両端側がそれぞれ巻回されている。供給ロ
ーラ20は、中間転写ローラ14の正転方向(図示の時
計回り方向)の回転に応じて中間転写体18を搬送下流
側に送出しするとともに、中間転写ローラ14の反転に
応じて中間転写体18を一旦巻き戻し可能となってい
る。巻取りローラ22は、後述するカード部材70に再
転写記録した後の中間転写体18を一定の速度で巻き取
るようになっている。
は、供給ローラ20及び巻取りローラ22が配設されて
いて、これら供給ローラ20、巻取りローラ22に中間
転写体18の両端側がそれぞれ巻回されている。供給ロ
ーラ20は、中間転写ローラ14の正転方向(図示の時
計回り方向)の回転に応じて中間転写体18を搬送下流
側に送出しするとともに、中間転写ローラ14の反転に
応じて中間転写体18を一旦巻き戻し可能となってい
る。巻取りローラ22は、後述するカード部材70に再
転写記録した後の中間転写体18を一定の速度で巻き取
るようになっている。
【0019】次に、プリンタ本体11の図示中央の右側
には、バッファ機構部24が配設されている。このバッ
ファ機構部24は、一対の固定ローラ26と、これら固
定ローラ26間に配置され、図示の右方向(矢印B1方
向)に移動可能なテンションローラ28とから構成され
ている。
には、バッファ機構部24が配設されている。このバッ
ファ機構部24は、一対の固定ローラ26と、これら固
定ローラ26間に配置され、図示の右方向(矢印B1方
向)に移動可能なテンションローラ28とから構成され
ている。
【0020】テンションローラ28の外周には中間転写
体18が巻き付くようになっていて、中間転写体18へ
のテンションのバランスが不均衡になった際には、バッ
ファ機構部24内のテンションローラ28の移動により
中間転写体18へ付与されるテンションが切り換わるよ
うになっている。
体18が巻き付くようになっていて、中間転写体18へ
のテンションのバランスが不均衡になった際には、バッ
ファ機構部24内のテンションローラ28の移動により
中間転写体18へ付与されるテンションが切り換わるよ
うになっている。
【0021】次に、バッファ機構部24内に位置する中
間転写体18の搬送方向の下流側(図示の下側)には再
転写記録手段(印字記録手段)60が設けられている。
この再転写記録手段60は、回転可能なプラテンローラ
62と、このプラテンローラ62に対して矢印C方向へ
圧接、または離間移動可能な再転写ローラ64とを備え
ている。そして、再転写手段60へ1次転写記録を形成
した中間転写体18が搬送され、この1次転写記録をI
Cカードや磁気カード、さらに厚みのある用紙などのカ
ード部材70に2次転写(再転写)するようになってい
る。ここで、カード部材70は、ICカード、キャッシ
ュカード、クレジットカード、テレホンカードなどから
なり、プラスチック製の基材の表面及び裏面の両面上
に、種々の印字記録データを印字記録するようになって
いる。なお、カード部材70は、上述した構成、用途に
限定されず、例えば、紙類、金属板、セラミックス、布
を用いたものであっても良い。
間転写体18の搬送方向の下流側(図示の下側)には再
転写記録手段(印字記録手段)60が設けられている。
この再転写記録手段60は、回転可能なプラテンローラ
62と、このプラテンローラ62に対して矢印C方向へ
圧接、または離間移動可能な再転写ローラ64とを備え
ている。そして、再転写手段60へ1次転写記録を形成
した中間転写体18が搬送され、この1次転写記録をI
Cカードや磁気カード、さらに厚みのある用紙などのカ
ード部材70に2次転写(再転写)するようになってい
る。ここで、カード部材70は、ICカード、キャッシ
ュカード、クレジットカード、テレホンカードなどから
なり、プラスチック製の基材の表面及び裏面の両面上
に、種々の印字記録データを印字記録するようになって
いる。なお、カード部材70は、上述した構成、用途に
限定されず、例えば、紙類、金属板、セラミックス、布
を用いたものであっても良い。
【0022】プラテンローラ62は図示しないステッピ
ングモータにより駆動されて所定の速度で回転するよう
になっている。これらプラテンローラ62と再転写ロー
ラ64との挟持部分両側のプリンタ本体11には、一対
の搬送ローラ65,66がそれぞれ配設されていて、カ
ード部材70を矢印D方向又はその逆方向へ搬送するよ
うになっている。
ングモータにより駆動されて所定の速度で回転するよう
になっている。これらプラテンローラ62と再転写ロー
ラ64との挟持部分両側のプリンタ本体11には、一対
の搬送ローラ65,66がそれぞれ配設されていて、カ
ード部材70を矢印D方向又はその逆方向へ搬送するよ
うになっている。
【0023】再転写ローラ64には図示しないヒータな
どの加熱手段が設けられていて、このヒータによる熱に
よって、中間転写体18に形成された1次転写記録をカ
ード部材70に確実に再転写するようになっている。
どの加熱手段が設けられていて、このヒータによる熱に
よって、中間転写体18に形成された1次転写記録をカ
ード部材70に確実に再転写するようになっている。
【0024】プリンタ本体11には、中間転写体18に
よって2次転写するための複数のカード部材70を格納
する載置トレイ67を有している。載置トレイ67は、
印字記録(再転写記録)に必要な複数のカード部材70
を格納可能なカードホッパ68と、このカードホッパ6
8から1枚ずつ搬送され、両面に印字記録可能にするカ
ード反転搬送装置69を有している。
よって2次転写するための複数のカード部材70を格納
する載置トレイ67を有している。載置トレイ67は、
印字記録(再転写記録)に必要な複数のカード部材70
を格納可能なカードホッパ68と、このカードホッパ6
8から1枚ずつ搬送され、両面に印字記録可能にするカ
ード反転搬送装置69を有している。
【0025】次に、このカード反転搬送装置69bを図
2乃至図4に基づいて詳細に説明する。カード反転搬送
装置69は、カード部材70の搬送方向に長く延び、カ
ード部材70を載置可能にした長方形状の反転板部72
と、この反転板部72の長手方向の両端面に略直角に中
央部分を一体に取り付けて、互いに対向する一対の回転
部材74、75と、プリンタ本体11に立設して取り付
けられ、一方の回転部材74を片持ち支持可能なL字板
状の固定フレーム73とを備えている。
2乃至図4に基づいて詳細に説明する。カード反転搬送
装置69は、カード部材70の搬送方向に長く延び、カ
ード部材70を載置可能にした長方形状の反転板部72
と、この反転板部72の長手方向の両端面に略直角に中
央部分を一体に取り付けて、互いに対向する一対の回転
部材74、75と、プリンタ本体11に立設して取り付
けられ、一方の回転部材74を片持ち支持可能なL字板
状の固定フレーム73とを備えている。
【0026】反転板部72は、比較的板厚の薄い剛性を
有する樹脂製または金属製からなり、その上面部72a
は、表面処理などを行なって摩擦係数の少ない平滑面と
なっている。また、反転板部72は、上面部72a上を
カード部材70が摺接させて搬送させるための所定の幅
寸法を有している。反転板部72の長手の両側端面中央
には、一対の軸受け部72bが上面部72aから図2の
上方に突出して形成され、互いに対向するようになって
いる。
有する樹脂製または金属製からなり、その上面部72a
は、表面処理などを行なって摩擦係数の少ない平滑面と
なっている。また、反転板部72は、上面部72a上を
カード部材70が摺接させて搬送させるための所定の幅
寸法を有している。反転板部72の長手の両側端面中央
には、一対の軸受け部72bが上面部72aから図2の
上方に突出して形成され、互いに対向するようになって
いる。
【0027】反転板部72の上面部72aの上方には、
金属製または樹脂製の回転軸78aと、回転軸78aの
外周に被覆されたゴム製等の弾性部材からなるローラ7
8bとからなる挟持ローラ(挟持部材)78が配設され
ている。そして、反転板部72の軸受け部72bにそれ
ぞれ形成された軸孔72c内に挟持ローラ78の回転軸
78aの両端が軸支されている。
金属製または樹脂製の回転軸78aと、回転軸78aの
外周に被覆されたゴム製等の弾性部材からなるローラ7
8bとからなる挟持ローラ(挟持部材)78が配設され
ている。そして、反転板部72の軸受け部72bにそれ
ぞれ形成された軸孔72c内に挟持ローラ78の回転軸
78aの両端が軸支されている。
【0028】一対の回転部材74,75は、フランジ状
をした円筒部74a、75aと、この円筒部74a、7
5a内に嵌着された壁板部76、77とを有している。
さらに、壁部76,77は、半円状の第1壁部76a、
77aと、同じく半円状の第2壁部76b、77bとか
ら構成されている。そして、これら第1壁部76a、7
7aと第2壁部76b、77bとの間には、カード部材
70を挿通可能なスリット状の挿通孔74f、75fが
円筒部74a、75内に壁板部76,77(特に第1壁
部76a,77a)を嵌着したことによりそれぞれ形成
されている。一対の回転部材74,75のうち、回転部
材74は、固定フレーム76に形成された丸孔状の支持
受け部73bに挿入されて、回転自在に支持されるよう
になっている。そして、図4に示すように、反射板部7
2の両端には互いに対向する第1壁部76a,77aが
一体成形されていて、その長手方向に沿った軸L中心に
回転可能となっている。
をした円筒部74a、75aと、この円筒部74a、7
5a内に嵌着された壁板部76、77とを有している。
さらに、壁部76,77は、半円状の第1壁部76a、
77aと、同じく半円状の第2壁部76b、77bとか
ら構成されている。そして、これら第1壁部76a、7
7aと第2壁部76b、77bとの間には、カード部材
70を挿通可能なスリット状の挿通孔74f、75fが
円筒部74a、75内に壁板部76,77(特に第1壁
部76a,77a)を嵌着したことによりそれぞれ形成
されている。一対の回転部材74,75のうち、回転部
材74は、固定フレーム76に形成された丸孔状の支持
受け部73bに挿入されて、回転自在に支持されるよう
になっている。そして、図4に示すように、反射板部7
2の両端には互いに対向する第1壁部76a,77aが
一体成形されていて、その長手方向に沿った軸L中心に
回転可能となっている。
【0029】次に、他方の回転部材75の円筒部75a
は、外周面に噛合部75gが形成されている。この噛合
部75gには、下方に配設されたギアモータ80の回転
軸80aに嵌合した流星ギア(図示せず)と噛み合うよ
うになっている。なお、図2に示す一対の回転部材7
4,75の外側には、図示しない搬送補助ローラをそれ
ぞれ設けて、搬送ローラ65,66の搬送機能を補助す
るようになっている。
は、外周面に噛合部75gが形成されている。この噛合
部75gには、下方に配設されたギアモータ80の回転
軸80aに嵌合した流星ギア(図示せず)と噛み合うよ
うになっている。なお、図2に示す一対の回転部材7
4,75の外側には、図示しない搬送補助ローラをそれ
ぞれ設けて、搬送ローラ65,66の搬送機能を補助す
るようになっている。
【0030】次に、図1乃至図3に基づいて、熱転写プ
リンタ10に搭載されたカード反転搬送装置69の作用
をカード部材70への印字記録動作に合わせて説明す
る。先ず、印字記録前の状態(初期状態)では、再転写
ローラ64はプラテンローラ62から離間している。カ
ード部材70は、載置トレイ67のカードホッパ68内
に位置している。
リンタ10に搭載されたカード反転搬送装置69の作用
をカード部材70への印字記録動作に合わせて説明す
る。先ず、印字記録前の状態(初期状態)では、再転写
ローラ64はプラテンローラ62から離間している。カ
ード部材70は、載置トレイ67のカードホッパ68内
に位置している。
【0031】次に、印字記録データに応じて、サーマル
ヘッド12の図示しない発熱体を選択的に発熱させ、イ
ンクリボン16と中間転写体18とを介してサーマルヘ
ッド12を中間転写ローラ14に圧接して、1次転写記
録を行なう。
ヘッド12の図示しない発熱体を選択的に発熱させ、イ
ンクリボン16と中間転写体18とを介してサーマルヘ
ッド12を中間転写ローラ14に圧接して、1次転写記
録を行なう。
【0032】その後、インクリボン16が巻取りコア9
の回転によって巻き取られる。そして、1次転写記録さ
れた中間転写体18は、図1に示す中間転写ローラ14
の回転によりバッファ機構部24側へ搬送される。
の回転によって巻き取られる。そして、1次転写記録さ
れた中間転写体18は、図1に示す中間転写ローラ14
の回転によりバッファ機構部24側へ搬送される。
【0033】次に、このバッファ機構部24内に中間転
写体18が所定量確保されると、再転写手段60が再転
写記録の動作を開始する。先ず、載置トレイ67のカー
ドホッパ68の貯えられた複数のカード部材70のう
ち、1枚のカード部材70が図示しない搬送ローラによ
って図2の状態にあるカード反転搬送装置69内に搬送
される。図2に示すように、回転部材75の挿通孔75
fへ図示右側から挿入されたカード部材70は、反転板
部72の上面部72aと挟持ローラ78間に挿通され
る。続いて、挿入された側とは反対側の回転部材74の
挿通孔74fから図1に示す再転写手段60へ搬送ロー
ラにより搬送される。
写体18が所定量確保されると、再転写手段60が再転
写記録の動作を開始する。先ず、載置トレイ67のカー
ドホッパ68の貯えられた複数のカード部材70のう
ち、1枚のカード部材70が図示しない搬送ローラによ
って図2の状態にあるカード反転搬送装置69内に搬送
される。図2に示すように、回転部材75の挿通孔75
fへ図示右側から挿入されたカード部材70は、反転板
部72の上面部72aと挟持ローラ78間に挿通され
る。続いて、挿入された側とは反対側の回転部材74の
挿通孔74fから図1に示す再転写手段60へ搬送ロー
ラにより搬送される。
【0034】次に、再転写記録手段60内において、カ
ード部材70は、再転写手段60の一対の搬送ローラ6
5,66によって、再転写ローラ64とプラテンローラ
62との間に移動される。続いて、プラテンローラ62
に対して再転写ローラ64が移動し、中間転写体18と
カード部材70とを介して圧接する。そして、ヒータな
どによって加熱された再転写ローラ64によって中間転
写体18に形成された1次転写記録がカード部材70の
片面に再転写される。
ード部材70は、再転写手段60の一対の搬送ローラ6
5,66によって、再転写ローラ64とプラテンローラ
62との間に移動される。続いて、プラテンローラ62
に対して再転写ローラ64が移動し、中間転写体18と
カード部材70とを介して圧接する。そして、ヒータな
どによって加熱された再転写ローラ64によって中間転
写体18に形成された1次転写記録がカード部材70の
片面に再転写される。
【0035】このようにカード部材70への再転写は、
中間転写体18へY、M、C、Kのインクをそれぞれ重
ねた1次印字記録を再転写ローラ64で一度に再転写す
る。
中間転写体18へY、M、C、Kのインクをそれぞれ重
ねた1次印字記録を再転写ローラ64で一度に再転写す
る。
【0036】次に、カード部材70の表面及び裏面の両
面に再転写記録するために、片面に再転写記録されたカ
ード部材70は、搬送ローラ65,66が逆方向へ回転
することにより、再び回転部材74,75間の反転板部
72の上面部72aに挿通孔74を通って搬送される。
面に再転写記録するために、片面に再転写記録されたカ
ード部材70は、搬送ローラ65,66が逆方向へ回転
することにより、再び回転部材74,75間の反転板部
72の上面部72aに挿通孔74を通って搬送される。
【0037】次に、図3に示すように、ギアモータ80
が駆動して、回転軸80aの回転が流星ギアを介して回
転部材75の噛合部75gに伝達される。そして、図2
に示す状態から図3に示す状態へ一対の回転部材74、
75が180度回転させる。一方の回転部材74は、固
定フレーム76の支持受け部76内にて片持ち支持され
ながら、他方の回転部材75とともに回転する。その結
果、反転板部72の表裏が逆転して、挟持ローラ78が
反転板部72の下方に位置するとともに、反転板部72
の上面部72aに載置されたカード部材70が反転す
る。
が駆動して、回転軸80aの回転が流星ギアを介して回
転部材75の噛合部75gに伝達される。そして、図2
に示す状態から図3に示す状態へ一対の回転部材74、
75が180度回転させる。一方の回転部材74は、固
定フレーム76の支持受け部76内にて片持ち支持され
ながら、他方の回転部材75とともに回転する。その結
果、反転板部72の表裏が逆転して、挟持ローラ78が
反転板部72の下方に位置するとともに、反転板部72
の上面部72aに載置されたカード部材70が反転す
る。
【0038】図3に示す状態にて、カード部材70は、
挟持ローラ78に挟持されながら、反射板部72の上面
部72aに一旦位置し、続いて図示しない搬送ローラに
よって回転部材74の挿通孔74fを通って再転写記録
手段60へ搬送される。なお、カード反転搬送装置69
において、反転板部72を反転させた後に、再転写記録
手段60からカード部材70を搬送させて、図3に示す
反転板部72と下方に位置する挟持ローラ78間にカー
ド部材70を位置させてから180度反転させても良
い。
挟持ローラ78に挟持されながら、反射板部72の上面
部72aに一旦位置し、続いて図示しない搬送ローラに
よって回転部材74の挿通孔74fを通って再転写記録
手段60へ搬送される。なお、カード反転搬送装置69
において、反転板部72を反転させた後に、再転写記録
手段60からカード部材70を搬送させて、図3に示す
反転板部72と下方に位置する挟持ローラ78間にカー
ド部材70を位置させてから180度反転させても良
い。
【0039】続いて、再転写記録手段60へ搬送された
カード部材70は、中間転写体70に形成された新たな
1次転写記録をカード部材70の裏面へ再転写記録し
て、外部へ排出される。このようにして、カード部材7
0の表面及び裏面の両面に再転写記録手段(印字記録手
段)60にて印字記録が完了する。
カード部材70は、中間転写体70に形成された新たな
1次転写記録をカード部材70の裏面へ再転写記録し
て、外部へ排出される。このようにして、カード部材7
0の表面及び裏面の両面に再転写記録手段(印字記録手
段)60にて印字記録が完了する。
【0040】このように構成されたカード反転搬送装置
69は、反転板部72の寸法の短い方向、すなわち長手
方向に沿った軸中心を基準に回転するので、回転に要す
る容積を少なくすることができる。しかも、このカード
反転搬送装置69を搭載した熱転写プリンタ10もそれ
に応じて薄型化・小型化を図ることができる。また、カ
ード部材70が回転部材74,75の筒枠体74a,7
5a内を通る構造なので、構成する部品点数が少なくす
ることができ、しかも簡単に構成することができる。ま
た、カード部材70を反転板部72上に対して挟持する
挟持ローラ78を設けたことにより、反転板部72が逆
さまになっても、挟持するカード部材70を落下させて
傷つけたり破損させることがない。
69は、反転板部72の寸法の短い方向、すなわち長手
方向に沿った軸中心を基準に回転するので、回転に要す
る容積を少なくすることができる。しかも、このカード
反転搬送装置69を搭載した熱転写プリンタ10もそれ
に応じて薄型化・小型化を図ることができる。また、カ
ード部材70が回転部材74,75の筒枠体74a,7
5a内を通る構造なので、構成する部品点数が少なくす
ることができ、しかも簡単に構成することができる。ま
た、カード部材70を反転板部72上に対して挟持する
挟持ローラ78を設けたことにより、反転板部72が逆
さまになっても、挟持するカード部材70を落下させて
傷つけたり破損させることがない。
【0041】次に、カード反転搬送装置69の変形例を
図5及び図6に基づいて説明する。変形例であるカード
反転搬送装置90は、上述したカード反転搬送装置69
の一対の回転部材74,75の一方が片持ち支持された
ものであるのに対し、一対の回転部材74,75の両方
ともが支持されたことを特徴とする。
図5及び図6に基づいて説明する。変形例であるカード
反転搬送装置90は、上述したカード反転搬送装置69
の一対の回転部材74,75の一方が片持ち支持された
ものであるのに対し、一対の回転部材74,75の両方
ともが支持されたことを特徴とする。
【0042】このカード反転搬送装置90は、プリンタ
本体11上に所定の間隔を有して立設されたL字状をし
た一対の固定フレーム92、93を有している。この固
定フレーム92、93には、丸孔状の軸受け部92b、
93bが形成されて、一対の回転部材74,75が回転
可能に配置されるようになっている。固定フレーム93
には、ギアモータ80が取り付けられ、軸支された回転
部材75の噛合部75gには、流星ギア(図示せず)を
介してギアモータ80の駆動力が伝達するようになって
いる。このカード反転装置90の作用については、ほぼ
上述したカード反転装置69bと同じである
本体11上に所定の間隔を有して立設されたL字状をし
た一対の固定フレーム92、93を有している。この固
定フレーム92、93には、丸孔状の軸受け部92b、
93bが形成されて、一対の回転部材74,75が回転
可能に配置されるようになっている。固定フレーム93
には、ギアモータ80が取り付けられ、軸支された回転
部材75の噛合部75gには、流星ギア(図示せず)を
介してギアモータ80の駆動力が伝達するようになって
いる。このカード反転装置90の作用については、ほぼ
上述したカード反転装置69bと同じである
【0043】このように構成したことにより、一対の固
定フレーム92,93によって回転部材74,75が確
実に支持され安定化するので、スムーズにカード部材を
反転させて搬送させることができる。また、図示右側に
あるカードホッパ68から1枚搬送されたカード部材7
0が反転板部72を通って、図示左側の反対側に配置さ
れた印字記録手段60への一方向へ搬送される。片面が
印字記録された後に再度反転板部72上に戻され、その
後に180度反転して、再び再転写記録手段60へ搬送
されカード部材70の裏面に印字記録し、さらに左側の
外部へ排出される。このようにしてから、新たなカード
部材70がカード反転搬送装置90内へ即座に搬送する
ことができる。このように一連の反転、及び搬送動作を
連続して行なうことができるので、多数のカード部材7
0の両面印刷の場合に好適である。
定フレーム92,93によって回転部材74,75が確
実に支持され安定化するので、スムーズにカード部材を
反転させて搬送させることができる。また、図示右側に
あるカードホッパ68から1枚搬送されたカード部材7
0が反転板部72を通って、図示左側の反対側に配置さ
れた印字記録手段60への一方向へ搬送される。片面が
印字記録された後に再度反転板部72上に戻され、その
後に180度反転して、再び再転写記録手段60へ搬送
されカード部材70の裏面に印字記録し、さらに左側の
外部へ排出される。このようにしてから、新たなカード
部材70がカード反転搬送装置90内へ即座に搬送する
ことができる。このように一連の反転、及び搬送動作を
連続して行なうことができるので、多数のカード部材7
0の両面印刷の場合に好適である。
【0044】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、挟持ローラだけでなく、カード
部材70が反転しない構成であれば良く、また、カード
部材70の搬送機構として、搬送ローラの他に、単なる
押圧部材で搬送方向へ押圧するものであってもよい。
ものではなく、例えば、挟持ローラだけでなく、カード
部材70が反転しない構成であれば良く、また、カード
部材70の搬送機構として、搬送ローラの他に、単なる
押圧部材で搬送方向へ押圧するものであってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように説明してきた本発明のカー
ド反転搬送装置は、表面及び裏面の両面に印刷記録可能
なカード部材と、このカード部材を載置可能な長方形状
の反転板部と、反転板部に取り付けられて、その長手方
向に沿った軸中心に回転可能な回転部材と、を備え、表
面に印字記録され、反転板部上に搬送されたカード部材
は、回転部材の軸中心の回転により反転板部とともに反
転し、裏面を印字記録するために外部に搬送するように
したことにより、反転板部が外径寸法の短い方を基準に
回転するので、回転に要する容積を少なくできる。よっ
て、カード反転搬送装置を小さくすることができ、それ
に合わせて、このカード反転搬送装置を搭載した熱転写
プリンタをも薄型化・小型化を図ることができる。
ド反転搬送装置は、表面及び裏面の両面に印刷記録可能
なカード部材と、このカード部材を載置可能な長方形状
の反転板部と、反転板部に取り付けられて、その長手方
向に沿った軸中心に回転可能な回転部材と、を備え、表
面に印字記録され、反転板部上に搬送されたカード部材
は、回転部材の軸中心の回転により反転板部とともに反
転し、裏面を印字記録するために外部に搬送するように
したことにより、反転板部が外径寸法の短い方を基準に
回転するので、回転に要する容積を少なくできる。よっ
て、カード反転搬送装置を小さくすることができ、それ
に合わせて、このカード反転搬送装置を搭載した熱転写
プリンタをも薄型化・小型化を図ることができる。
【0046】また、回転部材は、一対からなり、反転板
部の長手方向の両端面にそれぞれ対向して一体に取り付
けられ、一対の回転部材の少なくとも一方には、反転板
部にカード部材を挿通可能な挿通孔を形成して、反転板
部上に搬送されたカード部材は、一対の回転部材の軸中
心の回転により反転板部とともに反転した後、カード部
材を挿通孔を通って外部に搬送するようにしたことによ
り、カード部材が回転部材内を通る構造なので、構成す
る部品点数を少なくすることができ、しかも簡単に反転
する機構を構成することができる。
部の長手方向の両端面にそれぞれ対向して一体に取り付
けられ、一対の回転部材の少なくとも一方には、反転板
部にカード部材を挿通可能な挿通孔を形成して、反転板
部上に搬送されたカード部材は、一対の回転部材の軸中
心の回転により反転板部とともに反転した後、カード部
材を挿通孔を通って外部に搬送するようにしたことによ
り、カード部材が回転部材内を通る構造なので、構成す
る部品点数を少なくすることができ、しかも簡単に反転
する機構を構成することができる。
【0047】また、反転板部には、カード部材を反転板
部上に対して挟持する挟持部材を設けたことにより、反
転板部が逆さまになっても、挟持するカード部材を落下
させて傷つけたり破損させることがなく、確実に挟持す
ることができる。
部上に対して挟持する挟持部材を設けたことにより、反
転板部が逆さまになっても、挟持するカード部材を落下
させて傷つけたり破損させることがなく、確実に挟持す
ることができる。
【0048】また、一対の回転部材は、筒枠体と、該筒
枠体内において前記反転板部と一体に取り付けられた壁
板部とをそれぞれ備え、該筒枠体を所定の間隔を有して
立設する固定フレームにそれぞれ軸支して、筒枠体内に
嵌着した壁板部により形成された一対の挿通孔のうち、
一方の挿通孔はカード部材の印字記録のための搬送用と
し、他方の挿通孔は新たな別のカード部材の反転板部へ
の供給用としたことにより、回転部材を固定フレーム内
にて確実に支持することができる。しかも、一方の回転
部材から供給されたカード部材が反対側の他方の回転部
材から外部へ搬送させるので、複数のカード部材の両面
に連続して印字記録する際に、新たなカード部材をスム
ーズに搬送させることができる。
枠体内において前記反転板部と一体に取り付けられた壁
板部とをそれぞれ備え、該筒枠体を所定の間隔を有して
立設する固定フレームにそれぞれ軸支して、筒枠体内に
嵌着した壁板部により形成された一対の挿通孔のうち、
一方の挿通孔はカード部材の印字記録のための搬送用と
し、他方の挿通孔は新たな別のカード部材の反転板部へ
の供給用としたことにより、回転部材を固定フレーム内
にて確実に支持することができる。しかも、一方の回転
部材から供給されたカード部材が反対側の他方の回転部
材から外部へ搬送させるので、複数のカード部材の両面
に連続して印字記録する際に、新たなカード部材をスム
ーズに搬送させることができる。
【図1】本発明の一実施形態である、カード反転搬送装
置を適用した熱転写プリンタの全体概略構成図である。
置を適用した熱転写プリンタの全体概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態であるカード反転搬送装置
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】上記カード反転搬送装置の反転した状態におけ
る斜視図である。
る斜視図である。
【図4】上記カード反転搬送装置の要部拡大斜視図であ
る。
る。
【図5】上記カード反転搬送装置の変形例を示す斜視図
である。
である。
【図6】上記カード反転搬送装置の変形例の反転した状
態における斜視図である。
態における斜視図である。
【図7】従来のカード反転機構の斜視図である。
【図8】従来のカード反転機構の反転操作を示す斜視図
である。
である。
69、90 カード反転搬送装置
70 カード部材
72 反転板部
74,75 回転部材
74a,75a 筒枠体
76,77 壁板部
76a,77a 第1壁部
74f、75f 挿通孔
92,93 固定フレーム
Claims (4)
- 【請求項1】 表面及び裏面の両面に印刷記録可能なカ
ード部材と、 該カード部材を載置可能な長方形状の反転板部と、 該反転板部に取り付けられて、該反転板部の長手方向に
沿った軸中心に回転可能な回転部材と、を備え、 表面に印字記録され、前記反転板部上に搬送された前記
カード部材は、前記回転部材の前記軸中心の回転により
前記反転板部とともに反転し、裏面を印字記録するため
に外部に搬送するようにしたことを特徴とするカード反
転搬送装置。 - 【請求項2】 前記回転部材は、一対からなり、前記反
転板部の長手方向の両端面にそれぞれ対向して一体に取
り付けられ、 前記一対の回転部材の少なくとも一方には、前記反転板
部に前記カード部材を挿通可能な挿通孔を形成して、 前記反転板部上に搬送された前記カード部材は、前記一
対の回転部材の前記軸中心の回転により前記反転板部と
ともに反転した後、前記カード部材を前記挿通孔を通っ
て外部に搬送するようにしたことを特徴とする請求項1
記載のカード反転搬送装置。 - 【請求項3】 前記反転板部には、前記カード部材を前
記反転板部上に対して挟持する挟持部材を設けたことを
特徴とする請求項1または2に記載のカード反転搬送装
置。 - 【請求項4】 前記一対の回転部材は、筒枠体と、該筒
枠体内において前記反転板部と一体に取り付けられた壁
板部とをそれぞれ備え、 該筒枠体を所定の間隔を有して立設する固定フレームに
それぞれ軸支して、 前記筒枠体内に嵌着した前記壁板部により形成された一
対の前記挿通孔のうち、一方の前記挿通孔は前記カード
部材の印字記録のための搬送用とし、他方の前記挿通孔
は新たな別のカード部材の前記反転板部への供給用とし
たことを特徴とする請求項2または3に記載のカード反
転搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002058809A JP2003252487A (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | カード反転搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002058809A JP2003252487A (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | カード反転搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003252487A true JP2003252487A (ja) | 2003-09-10 |
Family
ID=28668682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002058809A Withdrawn JP2003252487A (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | カード反転搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003252487A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011026103A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-10 | Nagano Japan Radio Co | カードプリンタ |
CN108609369A (zh) * | 2018-06-11 | 2018-10-02 | 深圳华视电子读写设备有限公司 | 证件传送装置 |
CN110121424A (zh) * | 2016-11-23 | 2019-08-13 | 恩图鲁斯特咨询卡有限公司 | 再转印卡片打印机中的污染物控制方法 |
JP2020075801A (ja) * | 2018-11-08 | 2020-05-21 | 大日本印刷株式会社 | カード反転移送システム |
CN112590411A (zh) * | 2019-10-02 | 2021-04-02 | 亚萨合莱有限公司 | 卡片打印机对准支架 |
-
2002
- 2002-03-05 JP JP2002058809A patent/JP2003252487A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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