JPS63145066A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は記録装置、特に同一箇所を複数回使用できるイ
ンクシートを用いて熱転写記録を行なう記録装置に関す
る。

［従来の技術］ 従来よりコンピュータシステムやワードプロセッサなど
の記録出力装置として、サーマルヘッドを用いて感熱記
録を行なう記録装置が知らている。感熱記録方式は感熱
紙を用いる方式と、熱転写性のインクリボンを用いて熱
転写記録を行なう方式の２つに分類することができる。

このうち、熱転写方式は記録品位が高く、また記録後の
記録紙の保存性が良いという特徴を有する。

［発明が解決しようとする問題点］ 一方、熱転写方式は記録速度がそれほど高くないので、
記録行の幅にほぼ相当するサーマルへラドおよびインク
シートを用いて記録を行なう方式％式％ また熱転写方式ではインクリボンあるいはインクシート
のコストが大きいので、リボン又はシートの同一箇所を
複数回使用できる形式のインクリボンないしインクシー
トが考えられている。

同一箇所を複数回使用できるシフシートを用いる記録方
式ではインクシートに関するランニングコストを低減で
きるが、シートの同一箇所を複数回使用するため、構造
が複雑あるいは高価になりがちである０例えばインパク
トプリンタ用などの幅の細いインクリボンではリボンを
カセット内にフリーランニング方式で収納する方式があ
るが、幅広のシートを用いる場合には、このような構造
はカセットが巨大化するので用いることができない、従
ってシートを一方のリールから他方のリールに巻き取り
、一方の側への巻き取りが終了したらリールをかけ換え
て反転させなければならない。リールの駆動方向を変換
して巻き取り方向を変える方法も考えられないことはな
いが、構造が複雑になると共に、熱転写方式ではリボン
又はシートの剥離方向が問題になるので、このような構
造は望ましくない。

従って同一箇所を複数回使用するインクシートを用いる
場合には、面倒な手作業によってインクシートのかけ換
えを行なわなければならないという問題があった。

［問題点を解決するための手段］ 上記の問題を解決するため、本発明においては、同一箇
所を複数回使用することができる熱転写インクシートを
用いて熱転写記録を行なう記録装置において、装置の熱
転写記録部からインクシートを巻き取るか、記録部に対
してインクシートを供給するいずれの用途にも用いられ
る２つのインクシート巻き取り手段を有するカセットに
前記インクシートを収納すると共に、前記カセットの所
望の巻き取り手段を記録部の供給側ないし巻き取り側の
いずれにも装着できるようカセットの全体または一部を
対称形状に構成する構成を採用した。

［作　用］ 上記の構成によれば、カセット装着方向を変更するだけ
でインクシートのかけ換えを行なうことができる。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図〜第３図は本発明を採用した記録装置のインクシ
ートカセットの構造を示している。また第４図および第
５図は記録装置の構造を示している。

第１図〜第３図において符号１は、記録行の長さにほぼ
相当する幅広のインクシートで、インクシートカセット
２に収納される。インクシートカセット２はその端部に
半円筒形のリール収納部２ａ、２ａを有する。インクシ
ートカセット２は、プラスチックなどの材料から形成さ
れる。

収納部２ａ　、２ａには第１図、第２図に示すように円
筒形の紙筒などから形成されたリール３．４がそれぞれ
収納される。リール３．４は図示のようにフランジを有
する保持部５ａ、５ａによってその両端を不図示の係止
部材により一体回転可俺に支持されている。保持部５ａ
、５ａはカセットの外部へと伸び、その先端部はノブ５
となっている。ノブ５は外周に刻みを有し、手で回転さ
せることによってインクシートｌのたるみを取ることが
できるようになっている。

またノブの端面にはすり林状のギア５ｂが形成されてお
り、このギア部５ｂは装置のフレーム７に回転自在に支
持されたベベルギア９と噛み合わせられる。ベベルギア
９は軸受８を介してフレーム７に支持されている０図の
左側に示すベベルギア９は軸受８内に設けられたスプリ
ングｌＯによって内側のカセット方向に付勢されている
。また、図の右側のベベルギアには不図示のインクシー
ト駆動系が結合される。

従って左右のベベルギア９とノブ５の歯ＴｔＥ５ｂをス
プリング１０の圧接力により噛み合わせた状態でベベル
ギア９を回転させると、左右の保持部５ａ、５ａはリー
ル３又は４と一体に回転し、インクシート１の搬送を行
なうことができる。

カセットの四隅に設けられたノブおよび保持部は全てギ
ア部５ｂを有し、同一形状となっている。またカセット
も前記のように中心線Ｌ−Ｌに対して線対称に構成され
ているので、リール収納部の位置を逆にしても装置に装
填することができる。

第４図は第１図〜第３図のインクシ一トカセットを用い
る記録装置の内部構造を示している。カセットを支持す
るフレーム７は装置の記録機構を覆うカバー１４に取り
付けらており、また軸１５を介して装置本体に揺動自在
に取り付けられている。従ってカバー１４ごとフレーム
７を第５図のように軸１５を中心として回転させ、記録
部を覗くことができる。

フレーム７にはｆｆ１１図に示したベベルギア９が、そ
れぞれリール３．４の両端に対応する位置に設けられて
おり、保持部５ａ　、５ａを介して２つのり−ル３．４
を支持する０本実施例の場合、第４図右側のリール４を
保持するベベルギアにインクシートの駆動系が結合され
る。

一方、記録を行なうサーマルヘッド１２は圧接用のバネ
１３を介してカバー１４の内側に設けられている。イン
クシート１はリール３．４の中間部においてカセットに
設けられた上下の開口部６ａ、６ｂを介して外部にその
表裏を露出させており、この開口部内でサーマルヘッド
１２がインクシートｌを介してプラテン１１に圧接され
る。

プラテン１１はロール状の記録紙１８の収納部１９の出
口近傍に設けられ、不図示の駆動系によってインクシー
トと同期して記録紙１８を搬送する。

プラテンｌおよびインクシートをほぼ同一の速度で駆動
しながらサーマルヘッドに記録信号を印加すると、ロー
ル紙１８上にはｌラインずつのドツト記録を行なうこと
ができる。記録を受けたロール紙は、記録紙排出部に設
けられた一対の搬送ローラ１７の方向に向きを変えられ
、インクシートを剥離される。プラテン１１と搬送ロー
ラ１７の間にはカッタ１６が設けられており、所望量ロ
ール紙を搬送したところでカッタ１６を作動させれば、
所定サイズの記録済み記録紙を得ることができる。

インクシートは、第４図の状態ではリール３からリール
４に向かって搬送される。ンクシートの両端部はリール
３．４にそれぞれ堅固に接着などの方法で固定されてお
り、一方のリールに全てインクシートが巻き取られた場
合には第５図のようにカバー１４を開け、インクシート
カセット２をフレーム７に設けられた４つのベベルギア
から外して２つのリール収納部の向きを変えて改めて装
填する。従ってインクシートｌが一方のリール（第４図
、第５図の右側のリール）に巻き取られるごとにリール
収納部を入れ変える向きにインクシートカセット２を逆
転させ、装置に装填することによってインクシートを複
数回往復使用することができる。

従って、従来のように面倒な手作業によってインクシー
トのかけ変えを行なう必要がなく、熱転写記録部首にお
いても複数回同一箇所を使用できるインクシートを用い
て装置のランニングコストを低減させることができる。

インクシート１が一方のリールに全て巻き取られたこと
を検出するには、インクシート端部の所定位置に金属箔
などのセンシング部材を設け、これをフォトセンサや電
極などによって検出する従来よりよく知られた方式を用
いることができる。

以上に示した実施例では、第２図の上下方向にはカセッ
トは対称形状となっていないが、この方向にもカセット
外形と対称形状とすることで、上記のようにカセットを
回転するのみならず、カヤ−２トを裏返して装填するよ
うにもできる。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、同一
箇所を複数回使用することができる熱転写インクシート
を用いて熱転写記録を行なう記録装置において、装置の
熱転写記録部からインクシートを巻き取るか、記録部に
対してインクシートを供給するいずれの用途にも用いら
れる２つのインクシート巻き取り手段を有するカセット
に前記インクシートを収納すると共に、前記カセットの
所望の巻き取り手段を記録部の供給側ないし巻き取り側
のいずれにも装着できるようカセットの全体または一部
を対称形状に構成する構成を採用しているので、インク
シートカセットの装填方向を変えるだけで巻き取り手段
に対するインクシートの巻き取り方向を変更することが
でき、熱転写方式においても簡単な作業によって同一箇
所を複数回使用するインクシートを用いて装置のランニ
ングコストを低減できるという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を採用したインクシートカセットの構造
を示した説明図、第２図は第１図のインクシートカセッ
トの断面図、第３図は第１図のインクシートカセットの
斜視図、第４図および第５図は第１図のインクシートカ
セットと、これを用いる装置の構成および動作を示した
説明図である。 ｌ・・・インクシート ２・・・インクシートカセット ３．４・・・リール　　　５・・・ノブ５ｂ・・・ギア
部　　　　７・・・フレーム８・・・軸受　　　　　　
９・・・ベベルギア１１・・・プラテン　　　１２・・
・サーマルヘッド１８・・・ロール紙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同一箇所を複数回使用することができる熱転写インクシ
   ートを用いて熱転写記録を行なう記録装置において、装
   置の熱転写記録部からインクシートを巻き取るか、記録
   部に対してインクシートを供給するいずれの用途にも用
   いられる２つのインクシート巻き取り手段を有するカセ
   ットに前記インクシートを収納すると共に、前記カセッ
   トの所望の巻き取り手段を記録部の供給側ないし巻き取
   り側のいずれにも装着できるようカセットの全体または
   一部を対称形状に構成することを特徴とする記録装置。