JP2003251514A - 刃先交換式ボールエンドミル - Google Patents

刃先交換式ボールエンドミル

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JP2003251514A
JP2003251514A JP2002053550A JP2002053550A JP2003251514A JP 2003251514 A JP2003251514 A JP 2003251514A JP 2002053550 A JP2002053550 A JP 2002053550A JP 2002053550 A JP2002053550 A JP 2002053550A JP 2003251514 A JP2003251514 A JP 2003251514A
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Yoshiyuki Kobayashi
由幸 小林
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Hitachi Tool Engineering Ltd
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    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills
    • B23C5/1027Ball nose end mills with one or more removable cutting inserts
    • B23C5/1045Ball nose end mills with one or more removable cutting inserts having a cutting insert, the cutting edge of which subtends substantially 90 degrees
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    • B23C5/2208Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert for plate-like cutting inserts 
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    • B23C2200/20Top or side views of the cutting edge
    • B23C2200/203Curved cutting edges

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】インサート取付座に装着するインサートの取付
強度を向上させることにより、高能率切削加工を行って
もインサートに位置ずれが生じない刃先交換式ボールエ
ンドミルを提供する。 【解決手段】工具本体11の端部に前記工具本体の直線
状側壁を有する主インサート取付座12と副インサート
取付座13とを備え、前記主インサート取付座の直線状
側壁には主インサート14に形成した直線状傾斜側面
を、前記副インサート取付座の直線状側壁には副インサ
ート16に形成した直線状傾斜側面を当接した状態で前
記主インサートと副インサートとを着脱自在に装着した
刃先交換式ボールエンドミルであって、前記主インサー
トの直線状傾斜側面が前記主インサート取付座の直線状
側壁に拘束される長さをL、前記副インサートの直線状
傾斜側面が前記副インサート取付座の直線状側壁に拘束
される長さをlとしたときに、l≧Lとなるように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具本体の端部に
形成したインサート取付座に、切刃を有するインサート
を着脱自在に装着した刃先交換式ボールエンドミルに関
する。
【0002】
【従来の技術】金型等の被切削材に断面が半円形または
円弧状の底面を有する溝加工を行う切削工具として、ボ
ールエンドミルが使用されている。ボールエンドミル
は、高速度鋼や超硬合金からなる工具本体の先端部に刃
先部を形成したソリッドタイプ、工具本体の端部に超硬
合金からなる切刃をろう付けしたタイプ、インサートを
工具本体の端部に形成したインサート取付座にねじ止め
手段により着脱自在に装着した刃先交換タイプが実用化
されている。このうち、刃先交換式ボールエンドミル
は、近年の高能率加工への要求に応じることができるた
め、特に2枚のインサートを装着したタイプが広く実用
化されている。
【0003】ボールエンドミルは通常のスクエアタイプ
のエンドミルに比べて、切削抵抗のうち、軸方向の切削
抵抗である背分力が大きくなる。このため、刃先交換式
ボールエンドミルにおいては、高速度切削や重切削を行
うほど、切削加工中にこの切削抵抗によりインサートの
位置ずれが生じやすくなる。従って、刃先交換式ボール
エンドミルは、インサートの取付強度と取付精度が特に
強く要求される切削工具である。従来から刃先交換式ボ
ールエンドミル、特にそのインサートの取付け構造につ
いては種々の構成が提案されている。その一例として、
本出願人が先に出願した実公平8−4963号公報に記
載の刃先交換式ボールエンドミルの構成を図13〜図1
8に示す。図13および図14にその全体構成例を示す
ように、従来の刃先交換式ボールエンドミルは、略円柱
状の工具本体1の先端部(ボール部)に、回転中心とな
る軸中心線Oに対して略180°の位置に主インサート
取付座2、副インサート取付座3を形成し、主インサー
ト取付座2には主インサート4が、副インサート取付座
3には副インサート5が、ねじ孔を介して止めねじ6に
より着脱自在に装着する構成になっている。この主イン
サート4には、図16に示すように、すくい面となる上
面4a方向から見ると、略1/4円の円弧状の傾斜側面
4bと、この円弧状傾斜側面4bに滑らかに連なる直線
状傾斜側面4cとが、止めねじ6が挿入されるねじ孔7
に対して対称に一対ほど形成されている。そして、図1
7に示すように、円弧状傾斜側面4bと直線状傾斜側面
4cとの2つの交線4e、4f間ですくい面となる上面
4aを半径R1の凸状曲面とし、さらに、円弧状傾斜側
面4b、直線状傾斜側面4cと上面4aとが交差する稜
線部には切刃8が形成されている。また、主インサート
4の底面4dには、直線状凹部9が形成されている。
【0004】副インサート5は、上記した主インサート
4の形状と若干小さいほぼ相似形になっており、上記し
た主インサート4と同様な円弧状傾斜側面、直線状傾斜
側面、切刃、さらにその底面には直線状凹部が形成され
ている。なお、主インサート4は軸中心線Oまで切刃を
有し、副インサート5は軸中心線O付近を除いて切刃を
有するように、主インサート4は主インサート取付座2
に、副インサート5は副インサート取付座3に装着され
ている。主インサート4が装着される主インサート取付
座2には、図14および図15に示すように、工具本体
1の回転方向を向く底面2a、この底面2aから工具本
体1の回転方向側に起立する側壁2bが形成されてい
る。この側壁2bは、図15に示すように、3つの側壁
2b1、2b2、2b3から構成されている。第1の側
壁2b1は、主インサート取付座2の底面2aに直交す
る上方から見て、工具本体1の先端部から軸中心線O方
向に沿って直線状に形成されている。第2の側壁2b2
は、同じく底面2aに直交する上方から見てほぼ直線状
であり、第1の直線状側壁2b1に鈍角で交わるように
形成されている。さらに、第3の壁面2b3は、同じく
底面2aに直交する上方から見てほぼ直線状であり、第
2の側壁2b2に鈍角で交わり、かつ工具本体1の先端
部を向くように形成されている。また、主インサート取
付座2の底面2aには、図18に示すように、主インサ
ート4の底面4dに形成した直線状凹部9が嵌合する直
線状凸部10が形成されている。
【0005】副インサート5が装着される副インサート
取付座3にも、上記した主インサート取付座2と同様
に、その底面から起立する3つの直線状側壁と、底面に
は副インサート5の底面に形成した直線状凹部が嵌合す
る直線状凸部が形成されている。上記した従来の刃先交
換式ボールエンドミルにおいて、主インサート4は次の
手順により主インサート取付座に装着される。まず、主
インサート4の直線状凹部9を主インサート取付座2に
形成した直線状凸部10に嵌合させる。続いて、主イン
サート4の直線状傾斜側面4cを主インサート取付座2
の直線状側壁2b1に当接させた状態で、主インサート
4を主インサート取付座2上に位置決めする。続いて、
主インサート4をねじ孔7を介して止めねじ6により主
インサート取付座2に固定する。このとき、主インサー
ト4は、その直線状傾斜側面4cが主インサート取付座
2の直線状側壁2b1に当接した状態で固定される。副
インサート5を副インサート取付座3に装着する場合
も、上記した主インサート4の装着手順と同様に行う。
そして、このような刃先交換式ボールエンドミルを使用
して切削加工を行う場合には、工具本体1を軸中心線O
回りに回転させ、工具本体1を軸中心線Oと交差する方
向に送りながら、主インサート4、副インサート5の切
刃により断面が半円形状、あるいは円弧状の底面を有す
る溝加工を行う。
【0006】このような従来の刃先交換式ボールエンド
ミルにおいては、図15に示すように、主インサート4
に形成した直線状傾斜側面4cの長さをLc、副インサ
ート5に形成した直線状傾斜側面5cの長さをlcとし
たときに、Lc>lcにしていた。このため、主インサ
ート4、副インサート5をインサート取付座に装着した
ときに、主インサート4の直線状傾斜側面4cが主イン
サート取付座2に形成した直線状側壁2b1(軸線O方
向に延びる側壁)に当接して拘束される長さLは、副イ
ンサート5の直線状傾斜側面が副インサート取付座3に
形成した直線状側壁(軸線O方向に延びる側壁)に当接
して拘束される長さlより大きくなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の刃
先交換式ボールエンドミルを用いて切削加工を行うとき
に、主インサート4や副インサート5の直線状傾斜側面
や円弧状傾斜側面に対抗する方向からかかる切削加工負
荷は、主インサート4、副インサート5の軸中心線Oに
沿って固定された直線状傾斜側面から、インサート取付
座2、3の底面に起立し軸中心線Oに沿って形成された
直線状側壁(主インサート取付座2の場合は、直線状側
壁2b1)に作用する。このような切削加工負荷は、主
インサート4、あるいは副インサート5をそのねじ孔7
の回りに回転させようとする回転力として作用する。
【0008】主インサート4、あるいは副インサート5
にこのような回転力が作用しても、通常の切削において
は、上記軸中心線O方向に沿った直線状側壁による拘束
力と、インサート底面に形成した直線状凹部とインサー
ト取付座に形成した直線状凸部との嵌合による拘束力と
により、主インサート4、副インサート5の位置ずれは
防止することができる。しかし、過大な切削加工負荷が
作用するような高能率(高速のテーブル送り)、かつ重
切削を行う場合には、主インサート4あるいは副インサ
ート5の位置ずれが発生しやすくなり、びびり振動の発
生による加工精度の低下、あるいはインサート底面に形
成した直線状凹部やインサート取付座に形成した直線状
凸部に損傷が生じ、さらに主インサート4、副インサー
ト5に破損が発生する恐れが生じてくる。特に、刃径が
50mm以下の刃先交換式ボールエンドミルに装着した
副インサート5に、上記のような不具合が発生しやす
い。
【0009】副インサート5にこのような不具合が発生
しやすくなる理由は次の通りである。従来の刃先交換式
ボールエンドミルは、副インサート5の直線状傾斜側面
5cの長さlcは、主インサート4の直線状傾斜側面4
cの長さLcより短くしている。従って、副インサート
5の直線状傾斜側面5cが副インサート座3の直線状側
壁により拘束される長さlは、主インサートの直線状傾
斜側面4cが主インサート座2の直線状側壁2b1に拘
束される長さLより短くなる。このため、インサート取
付座へのインサートの取付強度、特に切削加工負荷に対
する位置ずれ拘束力は、主インサート4より副インサー
ト5の方が低くなっているため、副インサート5に位置
ずれが生じやすくなるからである。
【0010】そこで本発明の目的は、従来の刃先交換式
ボールエンドミルにおいて、インサートの取付強度およ
び取付精度をさらに改良し、これにより高能率かつ高い
切削加工精度を得ることができる刃先交換式ボールエン
ドミルを提供することにある。本発明は、次のような技
術思想に基づいてなされたものである。刃先交換式ボー
ルエンドミルを用いて金型等の複雑形状の切削加工を高
能率で行うためには、刃径は50mm以下の切削工具を
使用した方がよい。しかし、従来の刃先交換式ボールエ
ンドミルにおいては、主インサートの直線状傾斜側面が
主インサート取付座に形成した直線状側壁に拘束される
長さは、副インサートの直線状傾斜側面が副インサート
取付座に形成した直線状側壁に拘束される長さより大き
くしていたために、切削加工中において、副インサート
の方に位置ずれが発生しやすかった。そこで、本発明者
は副インサートの直線状傾斜側面が副インサート取付座
に拘束される長さを可能な限り大きくすれば、副インサ
ートの位置ずれを防止することができることに着目し
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、工具本体の端
部に前記工具本体の直線状側壁を有する主インサート取
付座と副インサート取付座とを備え、主インサート取付
座の直線状側壁には主インサートに形成した直線状傾斜
側面を、副インサート取付座の直線状側壁には副インサ
ートに形成した直線状傾斜側面部を当接した状態でこれ
ら主インサートと副インサートとを着脱自在に装着した
刃先交換式ボールエンドミルであって、主インサートの
直線状傾斜側面が主インサート取付座の直線状側壁に拘
束される長さをL、副インサートの直線状傾斜側面が副
インサート取付座の直線状側壁に拘束される長さをlと
したときに、l≧Lとした刃先交換式ボールエンドミル
である。また、本発明は、この刃先交換式ボールエンド
ミルの刃径をDとしたときに、l/Dを0.3以上、望
ましくは0.3〜0.6にした刃先交換式ボールエンド
ミルである。
【0012】さらに本発明は、主インサートと副インサ
ートの底面には直線状凹部または直線状凸部を有し、主
インサート取付座には前記主インサートの直線状凹部ま
たは直線状凸部と嵌合する直線状凸部または直線状凹部
を備え、さらに副インサート取付座には前記副インサー
トの直線状凹部または直線状凸部と嵌合する直線状凸部
または直線状凹部を備えている刃先交換式ボールエンド
ミルである。さらに本発明は、主インサートと副インサ
ートはその上面から挟圧固定されるクランプ駒を備える
ことにより、主インサートまたは副インサートのインサ
ート取付座への取付強度をさらに向上させた刃先交換式
ボールエンドミルである。
【0013】本発明において、刃径をD、副インサート
の直線状傾斜側面が副インサート取付座の直線状側壁に
拘束される長さをlとしたときに、l/Dを0.3以上
にする理由は下記の通りである。すなわち、l/Dが
0.3より小さいと、副インサートの直線状傾斜側面が
副インサート取付座に拘束される長さが短くなり、副イ
ンサートの取付強度が向上せず、高速テーブル送りによ
る切削加工を行うと、副インサートの位置ずれが生じや
すくなる。一方、l/Dが0.6を越えると、副インサ
ートの取付座の軸中心線O方向の長さが大きくなって、
工具本体の剛性が低下する。このためびびり振動が発生
しやすくなって、切削加工精度が低下するからである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態を示す2枚刃タイプの刃先交換式ボールエンドミルの
平面図を示し、その刃径はDである。図1において、工
具本体11の先端ボール部には、回転軸となる軸中心線
Oに対して略180°の位置にあるインサートポケット
部に連なる主インサート取付座12、副インサート取付
座13が形成されている。主インサート取付座12に
は、主インサート14が止めねじ15によりねじ孔17
(図4に示す)を介して着脱自在に装着されている。同
様に、副インサート取付座13にも、副インサート16
が止めねじ15により着脱自在に装着されている。な
お、主インサート14は軸中心線Oまで切刃を有し、副
インサート16は軸中心線O付近を除いて切刃を有する
ように、それぞれ主インサート取付座12、副インサー
ト取付座13に装着されている。さらに、工具本体11
には、止めねじにより補助インサートh1、h2が着脱
自在に装着されている。補助インサートh1、h2は、
深彫り加工を行うときに外周刃の役目をするもので、必
要に応じて設けるものである。
【0015】主インサート14は、図4に示すように、
すくい面となる上面14a方向から見て、略1/4円の
円弧状の傾斜側面14bと、この円弧状傾斜側面14b
に滑らかに連なる長さLcの直線状傾斜側面14cと
が、止めねじ15が挿入されるねじ孔17に対して対称
になるように各一対ほど形成されている。そして、円弧
状傾斜側面14bと直線状傾斜側面14cとの交線14
d、14f間ですくい面となる上面14aは、図17に
示す従来の主インサートと同様に、半径R1の凸状曲面
になっている。さらに主インサート14には、円弧状傾
斜側面14b、直線状傾斜側面14cと上面14aとが
交差する稜線部に切刃18が形成されている。なお鎖線
で示す19、20は、主インサート14の底面14eに
形成した直線状凹部である。これら直線状凹部19、2
0は、直線状傾斜側面14cの延長線となす角度が90
°以下のθになるように設けられている。
【0016】副インサート16は、図5に示すように、
すくい面となる上面16a方向から見て、略1/4円の
円弧状の傾斜側面16bと、この円弧状傾斜側面16b
に滑らかに連なる長さlcの直線状傾斜側面16cと
が、止めねじ15が挿入されるねじ孔21に対して対称
になるように各一対ほど形成されている。そして、主イ
ンサート14と同様に、円弧状傾斜側面16bと直線状
傾斜側面16cとの交線16d、16f間ですくい面と
なる上面16aは、半径R1の凸状曲面になっている。
さらに副インサート16には、円弧状傾斜側面16b、
直線状傾斜側面16cと上面16aとが交差する稜線部
に切刃22が形成されている。なお、鎖線で示す23、
24は副インサート16の底面16eに形成した直線状
凹部である。これらの直線状凹部23、24は、直線状
傾斜側面16cの延長線となす角度は90°以下のθに
なるように設けられている。
【0017】続いて、インサート取付座の構成を図6に
基づいて説明する。主インサート取付座12は、工具本
体11の回転方向を向く底面12aと、底面12aの上
方から見てこの底面12aから工具本体11の回転方向
側に起立する円弧状側壁12bと直線状側壁12cとを
備えている。直線状側壁12cは、軸中心線O方向に直
線状に延びる壁面であって、その長さLzは、主インサ
ート14の直線状傾斜側面14cの長さLcに対して僅
かに短い長さに形成されている。円弧状側壁12bは、
略1/4円の円弧状に形成された壁面であり、主インサ
ート14の円弧状傾斜側面14bとほぼ同じ形になって
いる。また、底面12aには、直線状に延びる凸部2
5、26と、ねじ孔27が形成されている。この直線状
凸部25、26は、主インサート14の底面14eに形
成した直線状凹部19、20と嵌合するために設けられ
ている。
【0018】次に副インサート取付座13の構成を図7
に基づいて説明する。副インサート取付座13は、主イ
ンサート取付座12と同様に、工具本体11の回転方向
を向く底面13aと、底面13aの上方から見てこの底
面13aから工具本体11の回転方向側に起立する円弧
状側壁13bと直線状側壁13cとを備えている。直線
状側壁13cは、軸中心線O方向に沿って直線状に延び
る壁面であって、その長さlzは、副インサート16の
直線状傾斜側面16cの長さlcに対して僅かに短い長
さに形成されている。円弧状側壁13bは、略1/4円
の円弧状に形成した壁面であり、副インサート16の円
弧状傾斜側面16bとほぼ同じ形になるように形成され
ている。また、底面13aには、直線状に延びる凸部2
8、29と、ねじ孔30が形成されている。この直線状
凸部28、29は、副インサート16の底面16eに形
成した直線状凹部23、24と嵌合するために設けられ
ている。
【0019】上記した本発明の第1の実施の形態におい
ては、主インサート14の直線状傾斜側面14cの長さ
をLc、副インサート16の直線状傾斜側面16cの長
さをlcとしたとき、lc≧Lcになるように主インサ
ート14、副インサート16を形成している。さらに、
主インサート取付座12の直線状側壁12cの長さをL
z、副インサート取付座13の直線状側壁13cの長さ
をlzとしたとき、lz≧Lzとなるように主インサー
ト取付座12、副インサート取付座13を形成してい
る。
【0020】以上に説明した本発明の第1の実施の形態
である刃先交換式ボールエンドミルは、次のようにして
主インサート14と副インサート16とをインサート取
付座に装着する。主インサート14については、その底
面14eに形成した2条の直線状凹部19、20を主イ
ンサート取付座12に形成した直線状凸部25、26に
嵌合させた後、その直線状傾斜側面14cを主インサー
ト取付座12の直線状側壁12cに当接させた状態で、
主インサート取付座12上に位置決めする。続いて、こ
の主インサート14を止めねじ15によりねじ孔17を
介して主インサート取付座12に固定する。これによ
り、主インサート14はその直線状傾斜側面14cが主
インサート取付座12の直線状側壁12cに当接して拘
束された状態で強固に固定される。副インサート16を
副インサート取付座13に装着する場合も、上記した主
インサート14の装着手順と同様に行う。そして、この
ような刃先交換式ボールエンドミルを使用して切削加工
を行う場合には、工具本体11を軸中心線O回りに回転
させながら、工具本体11を軸中心線Oと交差する方向
に送って、主インサート14、副インサート16の切刃
18、22により断面が半円形状あるいは円弧状の底面
を有する溝を加工することができる。
【0021】上記した本発明の刃先交換式ボールエンド
ミルを用いて切削加工を行っているとき、切削加工負荷
は主インサート14や副インサート16の直線状傾斜側
面や円弧状傾斜側面に対抗する方向から作用する。この
切削加工負荷は、主インサート取付座12と副インサー
ト取付座13に起立して形成した直線状側壁、その底面
に形成した直線状凸部、および止めねじに作用する。し
かし、本発明においては、主インサート14はその直線
状傾斜側面14cが主インサート座12の直線状側壁1
2cに当接し、そのずれを防止するための拘束長さL
は、従来の刃先交換式ボールエンドミルと同様に十分長
く確保されている。これにより、主インサート14をね
じ孔17の回りに回転させようとする回転力は、この直
線状側壁12c、主インサート14の底面14eに形成
した直線状凹部19、20と主インサート取付座12に
形成した2条の直線状凸部25、26との嵌合による拘
束力、および止めねじ15の締付力により防止すること
ができる。
【0022】一方、副インサート16については、その
直線状傾斜側面16cの長さをlc、主インサート14
の直線状傾斜側面14cの長さをLc、主インサート座
12の直線状側壁12cの長さをLz、副インサート取
付座の直線状側壁13cの長さをlzとしたときにlc
≧Lc、lz≧Lzとしている。さらに、副インサート
16の直線状傾斜側面16cが副インサート座13の直
線状側壁13cに当接してそのずれを防止するための拘
束長さをl、主インサート14の直線状傾斜側面14c
が主インサート座12の直線状側壁12cに当接してそ
のずれを防止するための拘束長さをLとしたとき、l≧
Lになるようにしている。これにより、切削加工時に副
インサート16を回転させようとする回転力は、この十
分な拘束長さlにより阻止することが可能になる。さら
に、副インサート16の底面16eに形成した直線状凹
部23、24と、副インサート取付座13に形成した2
条の直線状凸部の少なくとも28、29のいずれかとの
嵌合による拘束力、止めねじ15の締付力により、副イ
ンサート16の位置ずれをより確実に阻止することがで
きるようになる。
【0023】なお、上記した第1の実施の形態におい
て、刃先交換式ボールエンドミルの刃径をDとしたと
き、l/Dは0.3以上、望ましくは0.3〜0.6に
なるような構成にすると、工具本体11の剛性を低下さ
せることなく、副インサート16の取付強度や取付精度
を向上させることができる。
【0024】続いて、本発明の第2の実施の形態につい
て説明する。第2の実施の形態が前記した第1の実施の
形態と相違する点は、副インサートのみに第1と第2の
直線状傾斜側面を設け、これら2箇所の直線状傾斜側面
を副インサート取付座に形成した直線状側壁で拘束する
ようにしたことにある。以下、図8〜図10に基づいて
説明する。図8に示す副インサート31には、ねじ孔2
1を対称にして、円弧状傾斜側面31b、第1の直線状
傾斜側面31c、この第1の直線状傾斜側面31cに連
なって第2の直線状傾斜側面31dがそれぞれ一対ほど
形成されている。第1の直線状傾斜側面31cと第2の
直線状傾斜側面31dとは、略直行した向きになるよう
にしている。なお、第2の直線状傾斜側面31dの長さ
は第1の直線状傾斜側面31cの1/2以下、望ましく
は1/7〜1/2程度にするとよい。また、第1の直線
状傾斜側面31cと第2の直線状傾斜側面31dとの境
界部には微小な面取り部を設けるとよい。また、副イン
サート31の底面には、図7に示す副インサート13と
同様に、2条の直線状凹部32,33が形成されてい
る。その他の副インサート31の形状は、前記した副イ
ンサート16の形状とほぼ同様である。
【0025】図9は、図1に示すような工具本体11の
副インサート座の形状を改良し、副インサート31を装
着したときの刃先交換式ボールエンドミルの正面図を示
す。主インサートは、図1に示す直線状傾斜側面14c
を有する主インサート14を装着したものである。ま
た、図10は図9に示す副インサート座34の構成を説
明するための正面図である。図9および図10に示すよ
うに、副インサート31を装着する副インサート取付座
34は、その底面34aから第1の直線状側壁34cと
第2の直線状側壁34dを起立させている。第1の直線
状側壁34cは軸中心線O方向に沿って形成し、第2の
直線状側壁34dは軸中心線O方向と略直交する方向に
形成する。そして、副インサート31を副インサート取
付座34に装着したときに、第1の直線状側壁34cが
副インサート31の第1の直線状傾斜側面31cを拘束
し、第2の直線状側壁34dが副インサート31の第2
の直線状傾斜側面31dを拘束するようにする。このと
き、第1の直線状側壁34cと第2の直線状側壁34d
とが、副インサート31の第1の直線状傾斜側面31c
と第2の直線状傾斜側面31dとを拘束する長さの和
が、主インサート14の直線状傾斜側面14cが主イン
サート取付座12の直線状側壁12cに拘束される長さ
L以上になるようにする。
【0026】上記した本発明の第2の実施の形態におい
ては、第1の実施の形態と比較して、副インサート31
に形成した第1および弟2の直線状傾斜側面31c、3
1dをその向きが異なるように形成したことにより、副
インサート31を副インサート取付座34に形成した2
箇所の直線状側壁34c、34dにより強固に固定する
ことが可能になり、一層の高能率の切削加工ができるよ
うになる。
【0027】続いて、本発明の第3の実施の形態を図1
1に基づいて説明する。第3の実施の形態は、前記した
第1、第2の実施の形態で説明した刃先交換式ボールエ
ンドミルの主インサート14、副インサート16、31
を、さらにクランプ駒を用いて、強固に挟圧固定したこ
とに特徴がある。すなわち、図11に示すように、クラ
ンプ駒37を止めねじ38により工具本体11に締め付
けることにより、主インサート14、副インサート16
あるいは31をその上面から強固に挟圧してその拘束力
を向上させたものである。この第3の実施の形態におい
ては、主インサート、副インサートはその直線状傾斜側
面が主インサート取付座、副インサート取付座に形成し
た直線状側壁により拘束されること、主インサート1
4、副インサート16あるいは31の底面に形成した直
線状凹部と主インサート取付座、副インサート取付座の
底面に形成した直線状凸部との嵌合による拘束力、止め
ねじ15による拘束力に加えて、このクランプ駒37に
よる拘束力により、第1および第2の実施の形態より、一
段と主インサート14、副インサート16の位置ずれを
防止することが可能になる。
【0028】なお、上記した本発明の第1、2、3の実
施の形態においては2枚刃の例について説明したが、本
発明は3枚刃の刃先交換式ボールエンドミルにも適用で
きる。さらに、主インサートおよび副インサートの底面
に直線状凹部、主インサート座および副インサート座に
はこの直線状凹部と嵌合する直線状凸部を備えた例につ
いて説明したが、これら直線状凹部、直線状凸部の形成
位置は逆にしてもよい。また、2条の直線状凹部と直線
状凸部を備えた例について説明したが、対称中心となる
ねじ孔を通る1条の直線状凹部と直線状凸部を形成して
もよい。
【0029】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例について
説明する。本発明の効果を確認するために、材質S50
Cからなる被切削材について溝加工の切削テストを行っ
てみた。まず、図4および図5に示すような形状の主イ
ンサートと副インサート、すなわち、一対の直線状傾斜
側面を備え、WC−Co系超硬合金からなり数種の寸法
値を有する主インサート、副インサートを工具本体(材
質:SCM440)のインサート取付座に装着し、かつ
前記したl/Dの値を0.1〜0.9にした9種の刃先
交換式ボールエンドミルを製造した。そして、工作機械
のテーブル送り速度を800mm/分まで変化さて溝の
切削加工を行ったとき、テストした刃先交換式ボールエ
ンドミルのびびり振動の発生と、副インサートの刃先部
及びボディの破損状況とについて調査した。なお、テス
トした刃先交換式ボールエンドミルの全長は150m
m、刃径は20mm、主インサートの直線状傾斜側面が
主インサート座の直線状側壁により拘束される長さ
(L)は7mm〜9mm、副インサートの直線状傾斜側
面が副インサート座の直線状側壁により拘束される長さ
(l)は2mm〜18mmとした。
【0030】(実施例2)図8に示すような第1の直線
状傾斜側面と第2の直線状傾斜側面とを有し、かつこれ
ら側面の長さを変えた数種類の副インサートと、これら
の副インサートを装着するためのインサート取付座を備
えた工具本体を製作して、切削加工テストを行った。な
お、テストした刃先交換式ボールエンドミルの仕様は、
刃径は第1実施例と同様に20mm、全長は同じく15
0mm、主インサートの第1の直線状傾斜側面が主イン
サート座の第1の直線状側壁により拘束される長さは7
mm〜9mm、副インサートの第2の直線状傾斜側面が
副インサート座の第2の直線状側壁により拘束される長
さは1.4mm〜5mmとした。また、工作機械の切削
条件、被切削材の材質、および切削加工結果の評価は実
施例1と同一にした。
【0031】なお、上記実施例1および実施例2と比較
するために、全長は同じく150mm、刃径20mm、
主インサートの直線状傾斜側面が主インサート取付座の
直線状側壁により拘束される長さ8mm、副インサート
の直線状傾斜側面が副インサート取付座の直線状側壁に
より拘束される長さ6mmの従来の刃先交換式ボールエ
ンドミルを比較例として製作し、上記実施例1、2と同
じ条件で切削加工テストを行った。
【0032】実施例1および実施例2による切削加工の
テスト結果を図12に示す。図12は、横軸はl/Dの
値、縦軸は工作機械のテーブル送り速度を示し、棒グラ
フは正常に切削加工が継続できた領域、エンドミルにび
びり振動が発生した領域、または主インサートまたは副
インサートの切刃部に破損の発生が認められた領域を示
している。なお、図12において、棒グラフAは実施例
1、棒グラフBは実施例2、棒グラフCは上記比較例の
刃先交換式ボールエンドミルのテスト結果を示す。図1
2に示す切削加工結果から次のことが判明した。
【0033】図12に示す切削加工のテスト結果から次
のことが判明した。 1)l/Dの値が0.3〜0.6の刃先交換式ボールエ
ンドミルは、テーブル送り速度を700mm/分の高速
にしても正常に切削加工を行うことができた。 2)l/Dの値が0.3〜0.6を外れた刃先交換式ボ
ールエンドミルは、各々テーブル送り速度が200〜7
00mm/分の範囲で正常な切削加工ができたが、これ
以上送り速度を上げるとびびり振動や、切刃部の破損が
認められた。 3)前記本発明の第2の実施の形態で説明した構成、す
なわち、副インサートに第1と第2の直線状傾斜側面を形
成し、これら2箇所の直線状傾斜側面を副インサート座
の直線状側壁で拘束すると、副インサートの直線状傾斜
側面の1箇所のみを拘束する第1の実施の形態と比較し
て、よりテーブル送り速度を向上させることができる。
【0034】
【発明の効果】以上に説明した本発明は次のような効果
を有している。 1)副インサートに形成した直線状側面の長さは、主イ
ンサートに形成した直線状傾斜側面の長さに等しいか、
それ以上の長さを有するように形成しているので、副イ
ンサートを副インサート取付座に形成した直線状側壁に
より強固に拘束することができる。 2)上記1)により、刃径が小さい刃先交換式ボールエ
ンドミルにおいても、切削加工中の副インサートの位置
ずれをより確実に防止することができ、速い送り速度で
精度の高い切削加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の刃先交換式ボールエンドミルの第1の
実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1の先端ボール部の側面図を示し、主インサ
ートの装着状態を説明するための図である。
【図3】図1の先端ボール部の側面図を示し、副インサ
ートの装着状態を説明するための図である。
【図4】図1に示す刃先交換式ボールエンドミルに用い
るインサートの正面図であり、主インサートを示す。
【図5】図1に示す刃先交換式ボールエンドミルに用い
るインサートの正面図であり、副インサートを示す。
【図6】図1に示す刃先交換式ボールエンドミルのイン
サート取付座の構成を説明するための正面図であって、
主インサート取付座を示す。
【図7】図1に示す刃先交換式ボールエンドミルのイン
サート取付座の構成を説明するための正面図であって、
副インサート取付座を示す。
【図8】本発明の第2の実施の形態に用いる副インサー
トの構成を説明するための正面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す刃先交換式ボ
ールエンドミルの正面図である。
【図10】図9に示す刃先交換式ボールエンドミルの副
インサート座の構成を説明するための正面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示す刃先交換式
ボールエンドミルの正面図である。
【図12】本発明の刃先交換式ボールエンドミルを用い
て切削加工テストを行ったとき、正常に加工できたテー
ブル送り速度の領域を示す線図である。
【図13】従来の刃先交換式ボールエンドミルを示す正
面図である。
【図14】図14に示す従来の刃先交換式ボールエンド
ミルの側面図である。
【図15】図14に示す従来の刃先交換式ボールエンド
ミルの先端部の構成を説明するための部分拡大正面図で
ある。
【図16】図14に示す従来の刃先交換式ボールエンド
ミルに装着する主インサートの正面図である。
【図17】図16に示す主インサートの側面図である。
【図18】図13に示す従来の刃先交換式ボールエンド
ミルの主インサート取付座の構成を説明するための側面
図である。
【符号の説明】
11:工具本体 12:主インサート取付座 12a:底面 12b:円弧状側壁 12c:直線状側壁 13:副インサート取付座 13a:底面 13b:円弧状側壁 14:主インサート 14a:上面 14b:円弧状傾斜側面 14c:直線状傾斜側面 14d:交線 14e:底面 14f:交線 15:止めねじ 16:副インサート 16a:上面 16b:円弧状傾斜側面 16c:直線状傾斜側面 16d:交線 16e:底面 16f:交線 17:ねじ孔 18:切刃 19:直線状凹部 20:直線状凹部 21:ねじ孔 22:切刃 23:直線状凹部 24:直線状凹部 25:直線状凸部 26:直線状凸部 27:ねじ孔 28:直線状凸部 29:直線状凸部 30:ねじ孔 31:副インサート 31b:円弧状傾斜側面 31c:第1の直線状傾斜側面 31d:第2の直線状傾斜側面 32、33:直線状凹部 34:副インサート座 34a:底面 34c:第1の直線状側壁 34d:第2の直線状側壁 35、36:直線状凸部 37:クランプ駒 38:止めねじ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具本体の端部に前記工具本体の直線状側
    壁を有する主インサート取付座と副インサート取付座と
    を備え、前記主インサート取付座の直線状側壁には主イ
    ンサートに形成した直線状傾斜側面を、前記副インサー
    ト取付座の直線状側壁には副インサートに形成した直線
    状傾斜側面を当接した状態で前記主インサートと副イン
    サートとを着脱自在に装着した刃先交換式ボールエンド
    ミルであって、前記主インサートの直線状傾斜側面が前
    記主インサート取付座の直線状側壁に拘束される長さを
    L、前記副インサートの直線状傾斜側面が前記副インサ
    ート取付座の直線状側壁に拘束される長さをlとしたと
    きに、l≧Lとしたことを特徴とする刃先交換式ボール
    エンドミル。
  2. 【請求項2】前記副インサートは前記直線状傾斜側面に
    連なる第2の直線状傾斜側面を有し、副インサート取付
    座には前記副インサートの第2の直線状傾斜側面が当接
    する第2の直線状側壁を有することを特徴とする請求項
    1に記載の刃先交換式ボールエンドミル。
  3. 【請求項3】刃径をDとしたときに、l/Dを0.3以
    上としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の刃先交換式ボールエンドミル。
  4. 【請求項4】主インサートと副インサートの底面には直
    線状凹部または直線状凸部を有し、主インサート取付座
    には前記主インサートの直線状凹部または直線状凸部と
    嵌合する直線状凸部または直線状凹部を備え、さらに副
    インサート取付座には前記副インサートの直線状凹部ま
    たは直線状凸部と嵌合する直線状凸部または直線状凹部
    を備えていることを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3に記載の刃先交換式ボールエンドミル。
  5. 【請求項5】主インサートと副インサートはその上面か
    ら挟圧固定されるクランプ駒を備えていることを特徴と
    する請求項1から請求項4に記載の刃先交換式ボールエ
    ンドミル。
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