JP2003251187A - メタクロレインおよび/またはメタクリル酸製造用触媒、その製造方法、および、メタクロレインおよび/またはメタクリル酸の製造方法 - Google Patents

メタクロレインおよび/またはメタクリル酸製造用触媒、その製造方法、および、メタクロレインおよび/またはメタクリル酸の製造方法

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JP2003251187A JP2002055925A JP2002055925A JP2003251187A JP 2003251187 A JP2003251187 A JP 2003251187A JP 2002055925 A JP2002055925 A JP 2002055925A JP 2002055925 A JP2002055925 A JP 2002055925A JP 2003251187 A JP2003251187 A JP 2003251187A
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イソブタンを気相接触酸化してメタクロレイ
ンおよび/またはメタクリル酸を高収率で製造すること
ができる触媒、その触媒の製造方法、および、その触媒
を用いたメタクロレインおよび/またはメタクリル酸の
製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明のメタクロレインおよび/または
メタクリル酸製造用触媒は、モリブデンを含有し、モリ
ブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値が、三酸
化モリブデン中のモリブデン3d5軌道の結合エネルギ
ーのピーク値より0.2eV以上高エネルギーである化
合物を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イソブタンを気相
接触酸化してメタクロレインおよび/またはメタクリル
酸を製造するための触媒、その触媒の製造方法、およ
び、その触媒を用いたメタクロレインおよび/またはメ
タクリル酸の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】イソブタンを気相接触酸化してメタクロ
レインおよび/またはメタクリル酸を製造する触媒とし
てリンモリブデン酸に代表されるヘテロポリ酸化合物が
有効であることは従来から知られており、これまでに数
多くの提案(特開昭55−62041号公報、特開平2
−42032号公報、特開平4−128247号公報、
特開平9−20700号公報など)がなされている。さ
らに、ヘテロポリ酸化合物を硫酸イオンで処理した酸化
タンタル、酸化ニオブや酸化ジルコニウムに担持した触
媒(特開平6−172250号公報)、タンタルやニオ
ブとモリブデンとの複合酸化物触媒(特開平5−213
799号公報)、金属イオン交換リン−バナジウム触媒
(特開平9−295802号公報)なども提案されてい
る。また、特開平7−267635号公報には、複合金
属酸化物組成物中の2種の成分の少なくとも一方が、>
0〜200μm、有利に1〜200μmの最大直径(領
域の表面(界面)上の2点を結びかつ領域の重心を通過
する最長線)を各々有する化学組成を有する三次元的に
延長された領域の形である触媒が開示されている。特開
平6−71177号公報には、2種の成分を含有する複
合酸化物組成物の最大直径(領域の重力の中心を通過
し、かつ領域の表面(界面)上の2点と接触する最も長
い線)を1〜25μmに規定した触媒が開示されてい
る。
【0003】しかしながら、これまで提案されている触
媒はいずれも反応成績が必ずしも十分ではなく、工業触
媒としてはさらなる改良が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、イソブタン
を気相接触酸化してメタクロレインおよび/またはメタ
クリル酸を高収率で製造することができる触媒、その触
媒の製造方法、および、その触媒を用いたメタクロレイ
ンおよび/またはメタクリル酸の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の本発明により解決できる。 (I)イソブタンを気相接触酸化してメタクロレインお
よび/またはメタクリル酸を製造する際に用いられる触
媒であって、モリブデンを含有し、モリブデン3d5
道の結合エネルギーのピーク値が、三酸化モリブデン中
のモリブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値よ
り0.2eV以上高エネルギーである化合物を含むこと
を特徴とするメタクロレインおよび/またはメタクリル
酸製造用触媒。
【0006】(II)下記の成分(A)および成分(B)
を含む前記(I)のメタクロレインおよび/またはメタ
クリル酸製造用触媒。
【0007】成分(A):下記式(1)で表わされる固
体酸 PaMobcdefg (1) (式(1)中、P、MoおよびOはそれぞれリン、モリ
ブデンおよび酸素を示し、Aはバナジウムおよび銅から
なる群より選ばれた少なくとも1種類の元素を示し、X
はアンチモン、ビスマス、砒素、ゲルマニウム、テル
ル、銀、セレン、ケイ素、タングステンおよびホウ素か
らなる群より選ばれた少なくとも1種類の元素を示し、
Yは鉄、亜鉛、クロム、マグネシウム、タンタル、コバ
ルト、マンガン、バリウム、ガリウム、セリウムおよび
ランタンからなる群より選ばれた少なくとも1種類の元
素を示し、Zはカリウム、ルビジウム、セシウムおよび
タリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種類の元
素を示す。a、b、c、d、e、fおよびgは各元素の
原子比率を表し、b=12のときa=0.1〜3、c=
0〜3、d=0〜3、e=0〜3、f=0〜3であり、
gは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素の原
子比率である。)成分(B):下記式(2)で表わされ
る酸化物 Mohij (2) (式(2)中、MoおよびOはそれぞれモリブデンおよ
び酸素を示し、Dはバナジウム、ニオブ、ニッケル、ア
ンチモン、ビスマス、鉄およびジルコニウムからなる群
より選ばれた少なくとも1種類の元素を示す。h、iお
よびjは各元素の原子比率を表し、h=1のときi=
0.01〜3であり、jは前記各成分の原子価を満足す
るのに必要な酸素の原子比率である。) (III)前記成分(B)の含有量が、前記成分(A)1
00質量部に対して1〜60質量部である前記(I)ま
たは(II)のメタクロレインおよび/またはメタクリル
酸製造用触媒。
【0008】(IV)平均粒径が0.1〜3μmである前
記(I)〜(III)のいずれかのメタクロレインおよび/
またはメタクリル酸製造用触媒。
【0009】(V)前記成分(A)を含む水溶液または
水性スラリーと前記成分(B)とを混合し、含まれる粒
子の平均粒径が3μm以下の混合物を調製する工程と、
この混合物を乾燥、焼成する工程とを有する前記(I)
〜(IV)のいずれかのメタクロレインおよび/またはメ
タクリル酸製造用触媒を製造する方法。
【0010】(VI)前記(I)〜(IV)のいずれかのメ
タクロレインおよび/またはメタクリル酸製造用触媒の
存在下でイソブタンを気相接触酸化し、メタクロレイン
および/またはメタクリル酸を製造する方法。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明においては、触媒に含まれ
る少なくとも1つの化合物中のモリブデン3d5軌道の
結合エネルギーのピーク値が、三酸化モリブデン中のモ
リブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値より
0.2eV以上高エネルギーであることが重要である。
モリブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値が上
記の範囲にある触媒の存在下でイソブタンを気相接触酸
化すると、高収率でメタクロレインおよび/またはメタ
クリル酸を製造することができる。高収率が得られる理
由としては、触媒表面のモリブデンが高酸化状態に保た
れることにより、イソブタンを気相接触酸化してメタク
ロレインおよび/またはメタクリル酸を合成する反応が
スムーズに進行するためと推測される。
【0012】触媒に含まれる少なくとも1つの化合物中
のモリブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値
は、三酸化モリブデン中のモリブデン3d5軌道の結合
エネルギーのピーク値より0.3eV以上高エネルギー
であることが好ましい。また、モリブデン3d5軌道の
結合エネルギーのピーク値は、三酸化モリブデン中のモ
リブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値より3
eV以下高エネルギーであることが好ましく、2eV以
下高エネルギーであることがより好ましく、1eV以下
高エネルギーであることが特に好ましい。
【0013】ここで、モリブデン3d5軌道の結合エネ
ルギーは、X線光電子分光法の測定装置を用い、X線源
は単色化AlKα線、ピーク値はセシウム1S軌道のピ
ークを285eVとして補正することにより測定する。
なお、触媒中のモリブデン3d5軌道の結合エネルギー
のピーク値と三酸化モリブデン中のモリブデン3d5
道の結合エネルギーのピーク値とは、同一の装置を用い
て同一条件で測定する。
【0014】本発明の触媒は、モリブデン3d5軌道の
結合エネルギーのピーク値が上記の範囲である化合物を
含んでいれば他の成分を含んでいてもよい。
【0015】以下、本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明のメタクロレインおよび/またはメ
タクリル酸製造用触媒は、上記の成分(A)および成分
(B)を含むことが好ましい。
【0017】本発明の触媒中の成分(A)は、下記式
(1)で表わされる固体酸である。
【0018】PaMobcdefg (1) ここで、式(1)中、P、MoおよびOはそれぞれリ
ン、モリブデンおよび酸素を示し、Aはバナジウムおよ
び銅からなる群より選ばれた少なくとも1種類の元素を
示し、Xはアンチモン、ビスマス、砒素、ゲルマニウ
ム、テルル、銀、セレン、ケイ素、タングステンおよび
ホウ素からなる群より選ばれた少なくとも1種類の元素
を示し、Yは鉄、亜鉛、クロム、マグネシウム、タンタ
ル、コバルト、マンガン、バリウム、ガリウム、セリウ
ムおよびランタンからなる群より選ばれた少なくとも1
種類の元素を示し、Zはカリウム、ルビジウム、セシウ
ムおよびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1
種類の元素を示す。a、b、c、d、e、fおよびgは
各元素の原子比率を表し、b=12のときa=0.1〜
3、c=0〜3、d=0〜3、e=0〜3、f=0〜3
であり、gは前記各成分の原子価を満足するのに必要な
酸素の原子比率である。
【0019】成分(A)の固体酸の調製は、従来からよ
く知られている沈殿法、酸化物混合法など種々の方法を
用いて行うことができる。具体的には、固体酸の構成元
素を含む原料を用い、その所要量を水などの溶媒中に適
宜溶解または懸濁させて触媒成分(A)を含む溶液また
はスラリーを調製し、得られた溶液またはスラリーを蒸
発乾固し、さらに必要により粉砕、成形した後、熱処理
する方法が例示できる。本発明では、後述するように、
成分(A)を含む水溶液または水性スラリーを調製し、
これを蒸発乾固せず、そこに成分(B)を添加して混合
することが好ましい。
【0020】本発明において、成分(A)の調製に用い
る原料は特に制限されず、各元素の硝酸塩、炭酸塩、酢
酸塩、アンモニウム塩、酸化物、ハロゲン化物などを組
み合わせて使用することができる。例えば、モリブデン
原料としてはパラモリブデン酸アンモニウム、三酸化モ
リブデン、モリブデン酸などを用いることができる。リ
ン原料としては正リン酸、メタリン酸、五酸化リン、ピ
ロリン酸、リン酸アンモニウムなどを用いることができ
る。また、モリブデンとリンの原料として、リンモリブ
デン酸、リンモリブデン酸アンモニウムなどのヘテロポ
リ酸化合物を用いることもできる。
【0021】一方、本発明の触媒中の成分(B)は、下
記式(2)で表わされる酸化物である。
【0022】Mohij (2) ここで、式(2)中、MoおよびOはそれぞれモリブデ
ンおよび酸素を示し、Dはバナジウム、ニオブ、ニッケ
ル、アンチモン、ビスマス、鉄およびジルコニウムから
なる群より選ばれた少なくとも1種類の元素を示す。
h、iおよびjは各元素の原子比率を表し、h=1のと
きi=0.01〜3であり、jは前記各成分の原子価を
満足するのに必要な酸素の原子比率である。iは、特に
0.02以上が好ましく、また、2以下が好ましい。
【0023】成分(B)の酸化物の調製は、従来からよ
く知られている沈殿法、酸化物混合法などの種々の方法
を用いて行うことができる。具体的には、モリブデン原
料とその他の各構成元素を含む原料を用い、その所要量
を水などの溶媒中に適宜溶解または懸濁させて得られた
溶液またはスラリーを乾燥し、さらに必要により粉砕、
成形した後、熱処理する方法が例示できる。
【0024】溶液またはスラリーの乾燥方法としては種
々の方法を用いることが可能であり、例えば、蒸発乾固
法、噴霧乾燥法、ドラム乾燥法、気流乾燥法などを用い
ることができる。乾燥条件は適宜決めればよい。
【0025】成分(B)の熱処理温度は300〜800
℃が好ましく、特に350〜700℃が好ましい。熱処
理は、空気流通下、酸素流通下、窒素流通下などで行う
ことが好ましく、また、これらの気体を単独で用いても
よいし、2種類以上を混合して用いてもよい。また、多
段階の熱処理を行ってもよく、その際にそれぞれの段階
で雰囲気を変えてもよい。熱処理時間は特に限定されな
いが、通常、1〜40時間が好ましく、特に2〜30時
間が好ましい。なお、成分(A)と混合した後に熱処理
を行う場合は、混合前に熱処理を行わなくてもよい。
【0026】本発明において、成分(B)の調製に用い
る原料は特に制限されず、各元素の硝酸塩、炭酸塩、酢
酸塩、アンモニウム塩、酸化物、ハロゲン化物などを組
み合わせて使用することができる。モリブデン原料とし
ては、例えば、パラモリブデン酸アンモニウム、三酸化
モリブデン、二酸化モリブデン、モリブデン酸などが挙
げられるが、中でもパラモリブデン酸アンモニウムを使
用することが好ましい。
【0027】本発明において、成分(B)の含有量は、
触媒活性の点で、成分(A)100質量部に対して1質
量部以上が好ましく、3質量部以上が特に好ましい。ま
た、成分(B)の含有量は、メタクロレインおよびメタ
クリル酸選択性の点で、成分(A)100質量部に対し
て60質量部以下が好ましく、50質量部以下が特に好
ましい。
【0028】また、本発明において、触媒粒子(成分
(A)と成分(B)の混合物)の平均粒径は3μm以下
が好ましく、2μm以下がより好ましく、1.5μm以
下が特に好ましい。また、触媒粒子(成分(A)と成分
(B)の混合物)の平均粒径は0.1μm以上が好まし
く、0.2μm以上がより好ましい。本発明において
は、触媒の製造時に成分(A)と成分(B)の混合物の
平均粒径を3μm以下、好ましくは2μm以下に調整す
ることが重要である。この点については後述する。
【0029】なお、ここでの平均粒径とは、粒径累積曲
線における累積パーセントが50%となるときの径、す
なわちメジアン径によって表されるものである。
【0030】次に、本発明の触媒の製造方法について説
明する。
【0031】本発明において、成分(A)と成分(B)
を混合する方法は、混合する成分(A)と成分(B)の
種類、性状および添加割合などによって適宜選択するこ
とができるが、成分(A)の水溶液または水性スラリー
と成分(B)とを混合することが好ましい。
【0032】成分(A)の水溶液または水性スラリーと
成分(B)とを混合する場合、成分(A)の水溶液また
は水性スラリーに成分(B)の乾燥物もしくは焼成物を
添加し、混合する。成分(A)の水溶液または水性スラ
リーは、成分(A)の乾燥物もしくは焼成物を水に溶解
または懸濁させて調製してもよいが、成分(A)調製時
の水溶液または水性スラリーを乾燥することなくそのま
ま用いることが好ましい。なお、その後、成分(A)の
調製を進めても、通常の調製条件では成分(B)の量、
状態はほとんど変化することはない。また、成分(B)
が変化するような条件の調製方法であっても、最終的な
触媒が本発明の条件を満たすものであれば差し支えな
い。
【0033】成分(A)の水溶液または水性スラリーに
含まれる水の量は特に限定されないが、成分(A)1質
量部に対して0.1〜100質量部が好ましく、特に
0.5〜10質量部が好ましい。
【0034】添加する成分(B)の平均粒径は、成分
(A)と成分(B)との混合物(混合液状物)に含まれ
る粒子の平均粒径が後述の範囲になるようにする。具体
的には、添加する成分(B)の平均粒径は10μm以下
が好ましく、5μm以下がより好ましい。また、添加す
る成分(B)の平均粒径は0.1μm以上が好ましい。
【0035】混合は、成分(A)、成分(B)の組成や
その混合比などによって異なるが、通常、5〜200℃
で0.01〜30時間攪拌して行うことが好ましい。
【0036】このとき、成分(A)を含む水溶液または
水性スラリーと成分(B)とを混合して調製した混合物
(混合液状物)に含まれる粒子の平均粒径を3μm以下
に調整する。含まれる粒子の平均粒径を2μm以下に調
整することがより好ましく、1.5μm以下に調整する
ことが特に好ましい。また、含まれる粒子の平均粒径を
0.1μm以上に調整することがより好ましく、0.2
μm以上に調整することが特に好ましい。平均粒径を上
記の範囲にすることにより、モリブデン3d5軌道の結
合エネルギーのピーク値が上記範囲の触媒が得られる。
【0037】粒子の平均粒径を3μm以下にする方法と
しては、例えば、成分(A)を含む水溶液または水性ス
ラリーと成分(B)とを混合した後にホモジナイザーな
どの微粒化装置を用いて粒径を制御する方法が挙げられ
る。また、成分(A)および成分(B)を調製する際
に、調製条件を調節することにより粒子径を制御するこ
ともできる。
【0038】成分(A)の水溶液または水性スラリーと
成分(B)との混合物(混合液状物)の乾燥方法として
は種々の方法を用いることが可能であり、例えば、蒸発
乾固法、噴霧乾燥法、ドラム乾燥法、気流乾燥法などを
用いることができる。乾燥条件は適宜決めればよい。
【0039】このようにして得られる乾燥物は、必要に
より粉砕した後、そのまま次の熱処理を行ってもよい
が、通常は成形してから熱処理することが好ましい。
【0040】成形方法は特に限定されず、例えば、打錠
成型、プレス成型、押出成形、造粒成形などの乾式およ
び湿式の種々の成形法が適用できる。成形体の形状につ
いては特に制限はなく、反応器の形式、条件などを考慮
して、例えば、球、シリンダー、ペレット、リングなど
の形状から最適なものを選ぶことができる。
【0041】なお、成形に際しては、公知の添加剤、例
えば、グラファイト、タルクなどを少量添加してもよ
い。
【0042】成形体の熱処理方法は特に限定されず、公
知の方法および条件を適用することができる。熱処理の
最適条件は、使用原料、組成、調製法などによって異な
るが、通常、空気などの酸素含有ガス流通下または不活
性ガス流通下で、熱処理温度は200〜500℃、好ま
しくは300℃以上または450℃以下で行うことがで
きる。また、多段階の熱処理を行ってもよく、その際に
それぞれの段階で雰囲気を変えてもよい。熱処理時間は
特に限定されないが、通常、1〜40時間、好ましくは
2時間以上または30時間以下で行うことができる。
【0043】次に、上記のような本発明の触媒を用いて
イソブタンを気相接触酸化し、メタクロレインおよび/
またはメタクリル酸を製造する方法について説明する。
【0044】反応温度は230〜450℃が好ましく、
特に250℃〜400℃が好ましい。反応圧力は常圧か
ら数気圧までを使用することができる。空間速度は20
0〜3000hr-1が好ましい。
【0045】原料ガス中のイソブタンの濃度は広い範囲
で変えることができるが、1〜50容量%が好ましく、
特に3〜40容量%が好ましい。
【0046】反応に用いる分子状酸素源としては空気が
経済的であるが、必要ならば純酸素で富化した空気など
も用いることができる。原料ガス中の分子状酸素濃度
は、イソブタン1モルに対して0.4〜4モルが好まし
く、特に0.5〜3モルが好ましい。
【0047】原料ガスは、イソブタンおよび分子状酸素
源を、窒素、炭素ガスなどの不活性ガスで希釈したもの
であってもよい。
【0048】また、原料ガスには水蒸気を含有させるこ
とが好ましい。水の存在下で反応を行うと、より高収率
でメタクロレインおよび/またはメタクリル酸が得られ
る。原料ガス中の水蒸気の濃度は1〜30容量%が好ま
しく、特に3〜25容量%が好ましい。
【0049】反応は固定床でも流動床でも行うことがで
きる。また、本発明の触媒をシリカ、アルミナ等の不活
性担体で希釈して用いることもできる。
【0050】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例を挙げてさら
に具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるも
のではない。また、下記の実施例および比較例中の
「部」は質量部である。
【0051】原料ガスおよび生成物の分析は、ガスクロ
マトグラフィーを用いて行った。
【0052】成分(A)の水溶液または水性スラリーと
成分(B)とを混合した混合液状物に含まれる粒子の平
均粒径は、レーザー回折式粒度分布測定装置を用いて測
定した。
【0053】モリブデン3d5軌道の結合エネルギー
は、VG社製ESCALAB220iXLを用い、X線
源は単色化したAlKα線、出力は200Wの条件で測
定した。得られたピーク値は、セシウム1S軌道のピー
クを285eVとして補正を行った。
【0054】なお、イソブタンの反応率、生成するメタ
クロレイン、メタクリル酸の選択率、メタクロレインと
メタクリル酸の合計収率は以下のように定義される。
【0055】 イソブタンの反応率(%)=(B/A)×100 メタクロレインの選択率(%)=(C/B)×100 メタクリル酸の選択率(%)=(D/B)×100 メタクロレインとメタクリル酸の合計収率(%)=
{(C+D)/A}×100 ここで、Aは供給したイソブタンのモル数、Bは反応し
たイソブタンのモル数、Cは生成したメタクロレインの
モル数、Dは生成したメタクリル酸のモル数である。
【0056】[参考例]三酸化モリブデン試薬(日本無
機化学工業(株)製)を用い、モリブデン3d 5軌道の
結合エネルギーを測定した。その結果、ピーク値は23
3.3eVであった。
【0057】[実施例1] <成分(A)を含む水性スラリーの調製>還流冷却器を
付けた容器に純水400部、三酸化モリブデン100
部、85%リン酸6.7部、五酸化バナジウム2.6部
および硝酸銅4.2部を純水5部に溶解した溶液を入
れ、100℃で2時間加熱した後50℃に冷却し、これ
に重炭酸セシウム14.6部を純水20部に溶解した溶
液を加えて50℃で充分攪拌し、P1Mo120.5Cu
0.3Cs1.3なる組成の成分(A)を含む水性スラリーを
得た。
【0058】<成分(B)の調製>パラモリブデン酸ア
ンモニウム100部を純水200部に溶解し、これにメ
タバナジン酸アンモニウム20.0部を純水450部に
溶解した溶液を加えた。この混合液を加熱しながら蒸発
乾固した後、得られた固形物を130℃で16時間乾燥
した。乾燥粉を成形・破砕後、空気流通下300℃で8
時間、さらに窒素流通下500℃で2時間熱処理し、成
分(B)を得た。得られた成分(B)の組成は、Mo1
0.3であった。このようにして得られた成分(B)の
平均粒径は3.8μmであった。
【0059】<成分(A)と成分(B)の混合>成分
(A)を含む水性スラリーに成分(B)を成分(A):
成分(B)=100:5(質量比)の割合で混合し、8
0℃で2時間攪拌した。そして、この混合液状物をホモ
ジナイザーで10分間処理した。処理後の混合液状物に
含まれる粒子の平均粒径は1.3μmであった。
【0060】<乾燥、成形、熱処理>ホモジナイザーで
処理した後、混合液状物を加熱しながら蒸発乾固し、得
られた固形物を130℃で16時間乾燥した。乾燥粉を
成形・破砕後、空気流通下380℃で5時間熱処理し、
触媒を得た。この触媒中のモリブデン3d5軌道の結合
エネルギーのピーク値は233.6eVであり、三酸化
モリブデン中のモリブデン3d5軌道の結合エネルギー
のピーク値より0.3eV高エネルギーであった。
【0061】<イソブタンの気相接触酸化反応>調製し
た触媒を反応管に充填し、イソブタン25%、酸素25
%、水15%および窒素35%(容量%)の混合ガス
を、常圧下、反応温度320℃、空間速度1200hr
-1で通じた。生成物を捕集して分析したところ、イソブ
タンの反応率15.2%、メタクロレインの選択率9.
5%、メタクリル酸の選択率48.1%、メタクロレイ
ンおよびメタクリル酸の合計収率は8.7%であった。
その結果を表1に示す。
【0062】[比較例1]成分(A)と成分(B)の混
合液状物をホモジナイザーで処理しなかった以外は実施
例1と同様にして触媒を調製し、反応を行った。成分
(A)と成分(B)の混合液状物に含まれる粒子の平均
粒径、モリブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク
値、および、反応結果を表1に示す。この触媒中のモリ
ブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値は、三酸
化モリブデン中のモリブデン3d5軌道の結合エネルギ
ーのピーク値と同じであった。
【0063】[実施例2]成分(A)を含む水性スラリ
ーに成分(B)を成分(A):成分(B)=100:1
5(質量比)の割合で混合した以外は実施例1と同様に
して触媒を調製し、反応を行った。成分(A)と成分
(B)の混合液状物に含まれる粒子の平均粒径、モリブ
デン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値、および、
反応結果を表1に示す。この触媒中のモリブデン3d5
軌道の結合エネルギーのピーク値は、三酸化モリブデン
中のモリブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値
より0.4eV高エネルギーであった。
【0064】[実施例3]下記のようにして調製した成
分(B)を用い、成分(A)を含む水性スラリーに成分
(B)を成分(A):成分(B)=100:10(質量
比)の割合で混合した以外は実施例1と同様にして触媒
を調製し、反応を行った。成分(A)と成分(B)の混
合液状物に含まれる粒子の平均粒径、モリブデン3d5
軌道の結合エネルギーのピーク値、および、反応結果を
表1に示す。この触媒中のモリブデン3d5軌道の結合
エネルギーのピーク値は、三酸化モリブデン中のモリブ
デン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値より0.5
eV高エネルギーであった。
【0065】<成分Bの調製>蓚酸二水和物97.3部
を純水400部に70℃で溶解し、これに71.4%ニ
オブ酸10.5部を加え、さらにパラモリブデン酸アン
モニウム100部を純水200部に溶解した溶液を加え
た。この混合液を加熱しながら蒸発乾固した後、得られ
た固形物を130℃で16時間乾燥した。乾燥粉を成形
・破砕後、空気流通下300℃で8時間、さらに窒素流
通下500℃で2時間熱処理し、成分(B)を得た。得
られた成分(B)の組成は、Mo1Nb0.1であった。こ
のようにして得られた成分(B)の平均粒径は2.3μ
mであった。
【0066】[比較例2]成分(A)と成分(B)の混
合液状物をホモジナイザーで処理しなかった以外は実施
例3と同様にして触媒を調製し、反応を行った。成分
(A)と成分(B)の混合液状物に含まれる粒子の平均
粒径、モリブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク
値、および、反応結果を表1に示す。この触媒中のモリ
ブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値は、三酸
化モリブデン中のモリブデン3d5軌道の結合エネルギ
ーのピーク値と同じであった。
【0067】[実施例4]下記のようにして調製した成
分(B)を用い、成分(A)を含む水性スラリーに成分
(B)を成分(A):成分(B)=100:20(質量
比)の割合で混合した以外は実施例1と同様にして触媒
を調製し、反応を行った。成分(A)と成分(B)の混
合液状物に含まれる粒子の平均粒径、モリブデン3d5
軌道の結合エネルギーのピーク値、および、反応結果を
表1に示す。この触媒中のモリブデン3d5軌道の結合
エネルギーのピーク値は、三酸化モリブデン中のモリブ
デン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値より0.6
eV高エネルギーであった。
【0068】<成分Bの調製>パラモリブデン酸アンモ
ニウム100部を純水200部に溶解し、これに三酸化
アンチモン24.8部を加えた。この混合液を加熱しな
がら蒸発乾固した後、得られた固形物を130℃で16
時間乾燥した。乾燥粉を成形・破砕後、空気流通下50
0℃で8時間熱処理し、成分(B)を得た。得られた成
分(B)の組成は、Mo1Sb0.3であった。このように
して得られた成分(B)の平均粒径は3.1μmであっ
た。
【0069】[比較例3]成分(A)と成分(B)の混
合液状物をホモジナイザーで処理しなかった以外は実施
例4と同様にして触媒を調製し、反応を行った。成分
(A)と成分(B)の混合液状物に含まれる粒子の平均
粒径、モリブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク
値、および、反応結果を表1に示す。この触媒中のモリ
ブデン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値は、三酸
化モリブデン中のモリブデン3d5軌道の結合エネルギ
ーのピーク値より0.1eV高エネルギーであった。
【0070】
【表1】 表1から明らかなように、モリブデン3d5軌道の結合
エネルギーのピーク値が三酸化モリブデン中のモリブデ
ン3d5軌道の結合エネルギーのピーク値より0.2e
V以上高エネルギーである本発明の触媒は、比較例の触
媒と比べて高収率であった。
【0071】
【発明の効果】イソブタンの気相接触酸化反応において
本発明の触媒を用いることにより、メタクロレインおよ
び/またはメタクリル酸を高収率で製造することができ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 57/05 C07C 57/05 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 Fターム(参考) 4G069 AA02 AA03 AA08 BA02A BB06A BB06B BC03A BC05A BC06A BC06B BC10A BC13A BC17A BC19A BC23A BC25A BC26A BC27A BC31A BC31B BC32A BC35A BC42A BC43A BC51A BC54A BC54B BC55A BC55B BC56A BC58A BC59A BC59B BC60A BC62A BC66A BC67A BD03A BD05A BD07A BD07B BD09A BD10A CB10 CB17 EA01Y EB18Y EC27 FA01 FB06 FB30 FC08 4H006 AA02 AC45 AC46 BA04 BA05 BA12 BA13 BA14 BA30 4H039 CA62 CA65 CC10 CC30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソブタンを気相接触酸化してメタクロ
    レインおよび/またはメタクリル酸を製造する際に用い
    られる触媒であって、 モリブデンを含有し、モリブデン3d5軌道の結合エネ
    ルギーのピーク値が、三酸化モリブデン中のモリブデン
    3d5軌道の結合エネルギーのピーク値より0.2eV
    以上高エネルギーである化合物を含むことを特徴とする
    メタクロレインおよび/またはメタクリル酸製造用触
    媒。
  2. 【請求項2】 下記の成分(A)および成分(B)を含
    む請求項1に記載のメタクロレインおよび/またはメタ
    クリル酸製造用触媒。成分(A):下記式(1)で表わ
    される固体酸 PaMobcdefg (1) (式(1)中、P、MoおよびOはそれぞれリン、モリ
    ブデンおよび酸素を示し、Aはバナジウムおよび銅から
    なる群より選ばれた少なくとも1種類の元素を示し、X
    はアンチモン、ビスマス、砒素、ゲルマニウム、テル
    ル、銀、セレン、ケイ素、タングステンおよびホウ素か
    らなる群より選ばれた少なくとも1種類の元素を示し、
    Yは鉄、亜鉛、クロム、マグネシウム、タンタル、コバ
    ルト、マンガン、バリウム、ガリウム、セリウムおよび
    ランタンからなる群より選ばれた少なくとも1種類の元
    素を示し、Zはカリウム、ルビジウム、セシウムおよび
    タリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種類の元
    素を示す。a、b、c、d、e、fおよびgは各元素の
    原子比率を表し、b=12のときa=0.1〜3、c=
    0〜3、d=0〜3、e=0〜3、f=0〜3であり、
    gは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素の原
    子比率である。)成分(B):下記式(2)で表わされ
    る酸化物 Mohij (2) (式(2)中、MoおよびOはそれぞれモリブデンおよ
    び酸素を示し、Dはバナジウム、ニオブ、ニッケル、ア
    ンチモン、ビスマス、鉄およびジルコニウムからなる群
    より選ばれた少なくとも1種類の元素を示す。h、iお
    よびjは各元素の原子比率を表し、h=1のときi=
    0.01〜3であり、jは前記各成分の原子価を満足す
    るのに必要な酸素の原子比率である。)
  3. 【請求項3】 前記成分(B)の含有量が、前記成分
    (A)100質量部に対して1〜60質量部である請求
    項1または2に記載のメタクロレインおよび/またはメ
    タクリル酸製造用触媒。
  4. 【請求項4】 平均粒径が0.1〜3μmである請求項
    1〜3のいずれかに記載のメタクロレインおよび/また
    はメタクリル酸製造用触媒。
  5. 【請求項5】 前記成分(A)を含む水溶液または水性
    スラリーと前記成分(B)とを混合し、含まれる粒子の
    平均粒径が3μm以下の混合物を調製する工程と、 この混合物を乾燥、焼成する工程とを有する請求項1〜
    4のいずれかに記載のメタクロレインおよび/またはメ
    タクリル酸製造用触媒を製造する方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載のメタク
    ロレインおよび/またはメタクリル酸製造用触媒の存在
    下でイソブタンを気相接触酸化し、メタクロレインおよ
    び/またはメタクリル酸を製造する方法。
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