JP2003249630A - 磁気記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

磁気記憶装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003249630A
JP2003249630A JP2002352784A JP2002352784A JP2003249630A JP 2003249630 A JP2003249630 A JP 2003249630A JP 2002352784 A JP2002352784 A JP 2002352784A JP 2002352784 A JP2002352784 A JP 2002352784A JP 2003249630 A JP2003249630 A JP 2003249630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
wiring
layer
shield layer
magnetic shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002352784A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3875627B2 (ja
JP2003249630A5 (ja
Inventor
Keiji Hosoya
啓司 細谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002352784A priority Critical patent/JP3875627B2/ja
Publication of JP2003249630A publication Critical patent/JP2003249630A/ja
Publication of JP2003249630A5 publication Critical patent/JP2003249630A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3875627B2 publication Critical patent/JP3875627B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hall/Mr Elements (AREA)
  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】誤書き込みを抑制するとともに、選択セルへの
磁場を集中させる。 【解決手段】半導体記憶装置は、第1の方向に延在する
第1の配線13と、この第1の配線13の上方に配置さ
れた記憶素子18と、この記憶素子18上に、第1の方
向と異なる第2の方向に延在する第2の配線20と、こ
の第2の配線20の側面及び記憶素子18の側面に形成
された磁気シールド層21とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記憶装置及び
その製造方法に係わり、特に1ビット毎に電流磁界によ
って書き込みを行い、セルの磁化の状態による抵抗変化
によって“1”、“0”の情報を読み出す磁気記憶装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、記憶素子として磁気抵抗効果を利
用したMRAM(Magnetic Random Access Memory)が
提案されている。MRAMは、電流磁界を用いて、強磁
性体の磁化の向きを変えてデータを記憶セルに書き込む
ところに特徴を有する。このMRAMの中でも、トンネ
ル磁気抵抗(TMR:Tunneling Magneto Resistive)
効果を用いたMTJ(Magnetic Tunneling Junction)素
子は、“1”、“0”の各々の情報を抵抗値の変化で取
り出すことができる。また、このMTJ素子において、
“1”、“0”の抵抗差であるMR(Magneto Resistiv
e)比は、50%近くにまで達しており、MRAMの実
用化を大きく進展させる原動力となっている。
【0003】ここで、MTJ素子のような磁気抵抗素子
を備えた記憶セルに、情報の書き込みが可能な電流磁界
を発生させるためには、十分大きな書き込み電流を書き
込み配線に流す必要がある。この書き込み電流は、現
状、書き込み配線1本当たり数mA〜10mA程度にま
で達する。しかし、微細化を進めようとすると、磁気抵
抗素子間の距離が短くなるため、大きな書き込み電流を
発生させた場合、選択セル以外の隣接するセルにまで影
響を及ぼしてしまうという問題があった。
【0004】そこで、この問題を克服するための一つの
技術として、「磁気シールド」がある。これは、電流磁
界配線のみ、又は電流磁界配線及び磁気抵抗素子の両方
を磁性体で覆い、ヨークと同じ効果により電流磁界配線
の発生磁界を選択セルに集中させることによって、少な
い書き込み電流で選択セルに情報を書き込めるという技
術である。
【0005】このような技術の公知例として、特許文献
1に開示される技術があげられる。この特許文献1は、
図61に示すように、半導体基板71上に素子分離酸化
膜72が選択的に形成されており、この素子分離酸化膜
72間にMOSFET73が選択的に形成されている。
このMOSFET73のソース/ドレイン拡散層には、
コンタクト74、76、78及び第1乃至第3の配線7
5、77、79を介して、GMR(Giant Magneto Resi
stive)素子80が接続されている。このGMR素子8
0の上下には、GMR素子80と離間して、GMR素子
80に電流磁界で書き込みを行うための上部ワード線8
1及び下部ワード線82が配置されている。そして、こ
のようなメモリセルアレイの全面を覆うパッシベーショ
ン膜として、非導電性のフェライト材料からなる磁気シ
ールド層83が形成されている。
【0006】上記従来技術では、非導電性のフェライト
材料によって、磁気シールド層83の外側の浮遊磁場を
遮蔽することが可能である。さらに、書き込み配線8
1、82の発生する磁場を記録部であるGMR素子80
の磁性層に集中させることも可能である。
【0007】
【特許文献1】特願平11−238377号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、磁気メモリとして微細化を進めた場
合に、隣接セル間に漏れる磁界による誤書き込みを防ぐ
効果が弱く、また、電流磁界配線による磁場を磁性体に
集中させる効果が十分ではないという問題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは、誤書き込みの
抑制及び選択セルへの磁場集中が可能な磁気記憶装置及
びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために以下に示す手段を用いている。
【0011】本発明の第1の視点による磁気記憶装置
は、第1の方向に延在する第1の配線と、前記第1の配
線の上方に配置された記憶素子と、前記記憶素子上に配
置され、前記第1の方向と異なる第2の方向に延在する
第2の配線と、前記第2の配線の側面及び前記記憶素子
の側面に形成された第1の磁気シールド層とを具備す
る。
【0012】本発明の第2の視点による磁気記憶装置の
製造方法は、第1の方向に延在する第1の配線を形成す
る工程と、前記第1の配線の上方に記憶素子を選択的に
形成する工程と、前記記憶素子の周囲に第1の絶縁層を
形成する工程と、前記第1の絶縁層及び前記記憶素子上
に、前記第1の方向と異なる第2の方向に延在する第2
の配線を形成する工程と、前記第2の配線をマスクとし
て用いて、前記第2の配線で覆われていない前記第1の
絶縁層を除去する工程と、前記第1及び第2の配線及び
前記記憶素子を覆うように、前記第2の配線間を跨いで
第1の磁気シールド層を形成する工程とを具備する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、トンネル
磁気抵抗(TMR:Tunneling Magneto Resistive)効
果を用いたMTJ(Magnetic Tunneling Junction)素子
を記憶素子として用いた磁気記憶装置(MRAM:Magn
etic Random Access Memory)に関するものである。
【0014】本発明の実施の形態を以下に図面を参照し
て説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する
部分には共通する参照符号を付す。
【0015】[第1の実施形態]第1の実施形態は、磁
気シールド層をMTJ素子及び第2の配線を覆うように
隣接する第2の配線を跨いで形成した構造であり、ま
た、スイッチング素子は用いない例である。
【0016】図1(a)は、本発明の第1の実施形態に
係る磁気記憶装置の斜視図を示す。図1(b)は、図1
(a)に示すIB−IB線に沿った磁気記憶装置の断面図
を示す。図1(c)は、図1(a)に示すIC−IC線に
沿った磁気記憶装置の断面図を示す。以下に、第1の実
施形態に係る磁気記憶装置の構造について説明する。
【0017】図1(a)、1(b)、1(c)に示すよ
うに、第1の実施形態に係る磁気記憶装置は、第1の配
線13と第2の配線20とが互いに異なる方向に延在さ
れ、これら第1及び第2の配線13、20間の第1及び
第2の配線13、20の交点に、第1及び第2の配線1
3、20に電気的に接続するMTJ素子18が配置され
ている。そして、MTJ素子18の側面、第2の配線2
0の上面及び側面を覆うように磁気シールド層21が形
成され、この磁気シールド層21は隣接する第2の配線
20を跨いで連続して形成されている。
【0018】ここで、MTJ素子18における第1の配
線13の延在方向の幅Xは第2の配線20の幅と等し
く、MTJ素子18における第2の配線20の延在方向
の幅Yは第1の配線13の幅と等しい。従って、MTJ
素子18の第2の配線20の延在方向における側面と、
第2の配線20の延在方向における側面とは、ほぼ段差
のない平面となっている。そして、磁気シールド層21
は、この平面を覆うように形成されている。また、層間
絶縁膜19はMTJ素子18間を埋め込み、この層間絶
縁膜19とMTJ素子18の膜厚はほぼ等しくなってい
る。
【0019】このような第1の実施形態の場合、磁気シ
ールド層21は隣接する第2の配線20間を跨ぐように
連続して形成するため、磁気シールド層21は絶縁性の
材料を用いることが望ましい。これは、導電性の材料か
らなる磁気シールド層21を第2の配線20間を跨ぐよ
うに連続して形成すると、この磁気シールド層21を介
して隣接する第2の配線20が電気的に接続されたり、
セル毎に分離されたMTJ素子18が電気的に接続され
たりするからである。
【0020】つまり、磁気シールド層21は、絶縁性の
磁性層である。この絶縁性の磁性層の材料としては、例
えば、絶縁性のフェライトや、(Fe、Co)−(B、
Si、Hf、Zr、Sm、Ta、Al)−(F、O、
N)系などの金属−非金属ナノグラニュラー膜があげら
れる。具体的に、絶縁性のフェライトは、例えば、Mn
−Zn−フェライト、Ni−Zn−フェライト、MnF
eO、CuFeO、FeO、NiFeOのうち少なくと
も1つ以上の材料からなる。
【0021】また、第1の実施形態では、第1及び第2
の配線13、20は直交するように配置され、大規模な
セルアレイを形成するのに適した構造となっているが、
第1及び第2の配線13、20が異なる方向に延在して
いれば直交していなくてもよい。
【0022】また、MTJ素子18は、磁化の向きが固
定された磁化固着層(磁性層)14と、トンネル接合層
(非磁性層)15と、磁化の向きが反転する磁気記録層
(磁性層)16との3層で構成されている。ここで、磁
化固着層14と磁気記録層16の位置は入れ替えてもよ
く、MTJ素子18は、1層のトンネル接合層15から
なる1重トンネル接合構造であっても、2層のトンネル
接合層15からなる2重トンネル接合構造であってもよ
い。以下、1重トンネル接合構造や2重トンネル接合構
造のMTJ素子18の例について説明する。
【0023】図2(a)に示す1重トンネル接合構造の
MTJ素子18は、テンプレート層101、初期強磁性
層102、反強磁性層103、基準強磁性層104が順
に積層された磁化固着層14と、この磁化固着層14上
に形成されたトンネル接合層15と、このトンネル接合
層15上に自由強磁性層105、接点層106が順に積
層された磁気記録層16とからなる。
【0024】図2(b)に示す1重トンネル接合構造の
MTJ素子18は、テンプレート層101、初期強磁性
層102、反強磁性層103、強磁性層104′、非磁
性層107、強磁性層104″が順に積層された磁化固
着層14と、この磁化固着層14上に形成されたトンネ
ル接合層15と、このトンネル接合層15上に強磁性層
105′、非磁性層107、強磁性層105″、接点層
106が順に積層された磁気記録層16とからなる。
【0025】尚、図2(b)に示すMTJ素子18で
は、磁化固着層14内の強磁性層104′、非磁性層1
07、強磁性層104″からなる3層構造と、磁気記録
層16内の強磁性層105′、非磁性層107、強磁性
層105″からなる3層構造とを導入することで、図2
(a)に示すMTJ素子18よりも、強磁性内部の磁極
の発生を抑制し、より微細化に適したセル構造が提供で
きる。
【0026】図3(a)に示す2重トンネル接合構造の
MTJ素子18は、テンプレート層101、初期強磁性
層102、反強磁性層103、基準強磁性層104が順
に積層された第1の磁化固着層14aと、この第1の磁
化固着層14a上に形成された第1のトンネル接合層1
5aと、この第1のトンネル接合層15a上に形成され
た磁気記録層16と、この磁気記録層16上に形成され
た第2のトンネル接合層15bと、この第2のトンネル
接合層15b上に基準強磁性層104、反強磁性層10
3、初期強磁性層102、接点層106が順に積層され
た第2の磁化固着層14bとからなる。
【0027】図3(b)に示す2重トンネル接合構造の
MTJ素子18は、テンプレート層101、初期強磁性
層102、反強磁性層103、基準強磁性層104が順
に積層され第1の磁化固着層14aと、この第1の磁化
固着層14a上に形成された第1のトンネル接合層15
aと、この第1のトンネル接合層15a上に強磁性層1
6′、非磁性層107、強磁性層16″の3層構造によ
って順に積層された磁気記録層16と、この磁気記録層
16上に形成された第2のトンネル接合層15bと、こ
の第2のトンネル接合層15b上に強磁性層104′、
非磁性層107、強磁性層104″、反強磁性層10
3、初期強磁性層102、接点層106が順に積層され
た第2の磁化固着層14bとからなる。
【0028】尚、図3(b)に示すMTJ素子18で
は、磁気記録層16を構成する強磁性層16′、非磁性
層107、強磁性層16″の3層構造と、第2の磁化固
着層14b内の強磁性層104′、非磁性層107、強
磁性層104″からなる3層構造とを導入することで、
図3(a)に示すMTJ素子18よりも、強磁性内部の
磁極の発生を抑制し、より微細化に適したセル構造が提
供できる。
【0029】このような2重トンネル接合構造のMTJ
素子18は、1重トンネル接合構造のMTJ素子18よ
りも、同じ外部バイアスを印加したときのMR(Magnet
o Resistive)比(“1”の状態と“0”の状態の抵抗
の変化率)の劣化が少なく、より高いバイアスで動作で
きる。すなわち、2重トンネル接合構造は、セル内の情
報を読み出す際に有利となる。
【0030】このような1重トンネル接合構造又は2重
トンネル接合構造のMTJ素子18は、例えば以下の材
料を用いて形成される。
【0031】磁化固着層14、14a、14b及び磁気
記録層16の材料には、例えば、Fe,Co,Ni又は
それらの合金、スピン分極率の大きいマグネタイト、C
rO 2 ,RXMnO3-y (R;希土類、X;Ca,B
a,Sr)などの酸化物の他、NiMnSb,PtMn
Sbなどのホイスラー合金などを用いることが好まし
い。また、これら磁性体には、強磁性を失わないかぎ
り、Ag,Cu,Au,Al,Mg,Si,Bi,T
a,B,C,O,N,Pd,Pt,Zr,Ir,W,M
o,Nbなどの非磁性元素が多少含まれていてもよい。
【0032】磁化固着層14、14a、14bの一部を
構成する反強磁性層103の材料には、Fe−Mn,P
t−Mn,Pt−Cr−Mn,Ni−Mn,Ir−M
n,NiO,Fe2 3 などを用いることが好ましい。
【0033】トンネル接合層15、15a、15bの材
料には、Al2 3 ,SiO2 ,MgO,AlN,Bi
2 3 ,MgF2 ,CaF2 ,SrTiO2 ,AlLa
3などの様々な誘電体を使用することができる。これ
らの誘電体には、酸素、窒素、フッ素欠損が存在してい
てもよい。
【0034】図4(a)、4(b)、4(c)乃至図9
(a)、9(b)、9(c)は、本発明の第1の実施形
態に係る磁気記憶装置の製造工程を示す。以下に、第1
の実施形態に係る磁気記憶装置の製造方法について説明
する。
【0035】まず、図4(a)、4(b)、4(c)に
示すように、半導体基板11上に第1の層間絶縁膜12
及び第1の配線13が形成される。具体的には、RIE
(Reactive Ion Etching)を用いて第1の配線13が所
望のパターンに形成された後、この第1の配線13上に
第1の層間絶縁膜12が形成され、この第1の層間絶縁
膜12が第1の配線13の表面が露出するまでCMP
(Chemical MechanicalPolish)又はエッチバック法を
用いて平坦化される。
【0036】次に、図5(a)、5(b)、5(c)に
示すように、第1の層間絶縁膜12及び第1の配線13
上に磁化固着層14が堆積され、この磁化固着層14上
にトンネル接合層15が堆積され、このトンネル接合層
15上に磁気記録層16が堆積される。これにより、磁
化固着層14とトンネル接合層15と磁気記録層16と
からなるTMR材料層17が形成される。
【0037】次に、図6(a)、6(b)、6(c)に
示すように、マスク材(図示せず)を用いて、TMR材
料層17が選択的にエッチングされ、セル毎に分離され
た島状のMTJ素子18が形成される。次に、第1の層
間絶縁膜12、MTJ素子18及び第1の配線13上に
第2の層間絶縁膜19が形成され、この第2の層間絶縁
膜19がMTJ素子18の表面が露出するまでCMP又
はエッチバック法を用いて平坦化される。
【0038】次に、図7(a)、7(b)、7(c)に
示すように、MTJ素子18及び第2の層間絶縁膜19
上に、第1の配線13の延在方向と直交するように、第
2の配線20が形成される。
【0039】次に、図8(a)、8(b)、8(c)に
示すように、第2の配線20をマスクとして用いて、第
2の配線20間に露出している第2の層間絶縁膜19
が、第1の層間絶縁膜12及び第1の配線13が露出ま
で除去される。
【0040】次に、図9(a)、9(b)、9(c)に
示すように、第2の配線20、第1の層間絶縁膜12及
び第1の配線13上に、磁気シールド層21が形成され
る。この際、磁気シールド層21の膜厚は、第2の配線
20間のスペースSの1/2以下にすることが望まし
い。これは、隣接する第2の配線20の側面を覆う磁気
シールド層21が接してしまうことを防止するためであ
る。
【0041】次に、図1(a)、1(b)、1(c)に
示すように、磁気シールド層21上に第3の層間絶縁膜
22が堆積される。これにより、MRAMのメモリセル
アレイ部が完成する。
【0042】以上のようなMTJ素子18を記憶素子と
して用いたMRAMでは、次のように、データの書き込
み及び読み出しが行われる。
【0043】まず、データの書き込みは、選択された第
1及び第2の配線13、20の双方に書き込み電流を流
して電流磁界をそれぞれ発生させ、この2つの電流磁界
の合成磁界を第1及び第2の配線13、20の交点に位
置するMTJ素子18に印加する。これにより、磁化固
着層14よりも磁化の反転閾値が低い磁気記録層16の
磁化が反転し、磁気固着層14と磁気記録層16の磁化
の方向が互いに平行となる状態(例えば“0”の状
態)、若しくは、互いに反平行となる状態(例えば
“1”の状態)が作り出される。
【0044】一方、データの読み出しは、“0”の状態
又は1”の状態が書き込まれたMTJ素子18に電流を
流し、このMTJ素子18の抵抗値の違いによって
“1”、“0”のデータが判断される。
【0045】上記第1の実施形態によれば、第2の配線
20の上面及び側面、そして第2の配線20を用いてデ
ータが書き込まれるMTJ素子18の側面は、磁気シー
ルド層21で覆われている。このため、磁気シールド層
21が十分にヨークとしての効果を発揮し、第2の配線
20の作る電流磁界を選択セルに効率的に印加すること
ができる。従って、書きこみ電流が低減できるため、消
費電力を低減することが可能なMRAMを提供できる。
【0046】また、磁気シールド層21で第2の配線2
0及びMTJ素子18を覆うことにより、第1の配線1
3の延在方向に配置された隣接するMTJ素子18への
漏れ磁界をより効率的に遮断することができる。従っ
て、誤った書き込みを抑制することができる。
【0047】また、絶縁性の磁気シールド層21を用い
ることにより、隣接する第2の配線20間で磁気シール
ド層21を分断する必要がなくなる。これにより、第2
の配線20間の距離を大きく保つ必要がないため、メモ
リセルの微細化を図ることができる。
【0048】また、記憶素子としてMTJ素子18を用
いている。このため、2つの磁性層とこれら磁性層に挟
まれた導体層とからなるGMR(Giant Magneto Resist
ive)素子を用いた場合よりも、大きな読出し信号が得
られ、読出し動作の高速化を図ることができる。
【0049】また、第1及び第2の配線13、20と、
MTJ素子18と、第2の層間絶縁膜19とが、自己整
合的に形成されることにより、微細化に適したMRAM
を提供することができる。
【0050】[第2の実施形態]第2の実施形態は、磁
気シールド層をMTJ素子及び第2の配線を覆うように
隣接する第2の配線を跨いで形成した構造であり、ま
た、スイッチング素子としてダイオードを用いた例であ
る。
【0051】図10(a)、10(b)は、本発明の第
2の実施形態に係る磁気記憶装置の断面図を示す。ここ
で、図10(a)は、第1の配線の延在方向に沿った磁
気記憶装置の断面図を示し、図10(b)は、第2の配
線の延在方向に沿った磁気記憶装置の断面図を示す。以
下に、第2の実施形態に係る磁気記憶装置の構造につい
て説明する。尚、第1の実施形態と異なる構造のみ説明
する。
【0052】図10(a)、10(b)に示すように、
第2の実施形態は、第1の配線13とMTJ素子18と
の間に、読み出し電流用のスイッチング素子としてダイ
オード32を設けている。このダイオード32は、MT
J素子18とほぼ同じ形状となっている。つまり、ダイ
オード32の第2の配線20の延在方向における側面
と、MTJ素子18の第2の配線20の延在方向におけ
る側面と、第2の配線20の延在方向における側面と
は、ほぼ段差のない平面となっている。そして、磁気シ
ールド層21は、この平面及び第2の配線20の上面
に、隣接する第2の配線20を跨いで連続して形成され
ている。
【0053】尚、磁気シールド層21は、少なくとも第
2の配線20及びMTJ素子18の側面に形成されてい
ればよく、ダイオード32の側面には必ずしも形成する
必要はない。また、磁気シールド層21は隣接する第2
の配線20間を跨ぐように連続して形成するため、磁気
シールド層21は絶縁性の材料を用いることが望まし
い。
【0054】図11(a)、11(b)乃至図15
(a)、15(b)は、本発明の第2の実施形態に係る
磁気記憶装置の製造工程の断面図を示す。以下に、第2
の実施形態に係る磁気記憶装置の製造方法について説明
する。尚、第1の実施形態と同様の工程については簡単
に説明する。
【0055】まず、図11(a)、11(b)に示すよ
うに、半導体基板11上に第1の層間絶縁膜12及び第
1の配線13が形成される。
【0056】次に、図12(a)、12(b)に示すよ
うに、第1の層間絶縁膜12及び第1の配線13上にダ
イオード材料層31が形成される。次に、ダイオード材
料層31上に、磁化固着層14とトンネル接合層15と
磁気記録層16とからなるTMR材料層17が形成され
る。
【0057】次に、図13(a)、13(b)に示すよ
うに、マスク材(図示せず)を用いて、TMR材料層1
7及びダイオード材料層31が選択的にエッチングさ
れ、セル毎に分離された島状のMTJ素子18及びダイ
オード32が形成される。次に、MTJ素子18及び第
1の配線13上に第2の層間絶縁膜19が形成され、こ
の第2の層間絶縁膜19がMTJ素子18の表面が露出
するまでCMP又はエッチバック法を用いて平坦化され
る。
【0058】次に、図14(a)、14(b)に示すよ
うに、MTJ素子18及び第2の層間絶縁膜19上に、
第1の配線13の延在方向と直交するように、第2の配
線20が形成される。
【0059】次に、図15(a)、15(b)に示すよ
うに、第2の配線20をマスクとして用いて、第2の配
線20間に露出している第2の層間絶縁膜19が、第1
の層間絶縁膜12及び第1の配線13が露出まで除去さ
れる。次に、第2の配線20、第1の層間絶縁膜12及
び第1の配線13上に、磁気シールド層21が形成され
る。
【0060】次に、図10(a)、10(b)に示すよ
うに、磁気シールド層21上に第3の層間絶縁膜22が
堆積される。これにより、MRAMのメモリセルアレイ
部が完成する。
【0061】上記第2の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の効果を得ることができるだけでなく、さら
に、次のような効果を有する。
【0062】第1の実施形態では、マトリクス状のアレ
イ構造であるため、データの読み出し時に選択セル以外
にも電流が漏れるおそれがある。これにより、読み出し
信号のS/N比が劣化したり、読み出し速度が遅くなっ
たりするという問題が生じることもある。これに対し、
第2の実施形態では、スイッチング素子としてダイオー
ド32を設けることで、ダイオード32の整流性を利用
して選択セルのみに、読み出し電流を流すことができ
る。このため、読み出し信号のS/N比を改善すること
ができ、読み出し速度を向上することができる。
【0063】尚、第2の実施形態において、ダイオード
32は、第2の配線20とMTJ素子18との間に配置
されてもよい。
【0064】[第3の実施形態]第3の実施形態は、磁
気シールド層をMTJ素子及び第2の配線を覆うように
隣接する第2の配線を跨いで形成した構造であり、ま
た、スイッチング素子としてトランジスタを用いた例で
ある。
【0065】図16(a)、16(b)は、本発明の第
3の実施形態に係る磁気記憶装置の断面図を示す。ここ
で、図16(a)は、第1の配線の延在方向に沿った磁
気記憶装置の断面図を示し、図16(b)は、第2の配
線の延在方向に沿った磁気記憶装置の断面図を示す。以
下に、第3の実施形態に係る磁気記憶装置の構造につい
て説明する。尚、第1の実施形態と異なる構造のみ説明
する。
【0066】図16(a)、16(b)に示すように、
第3の実施形態は、読み出し電流用のスイッチング素子
としてMOSFET44を設けている。つまり、MOS
FET44のソース/ドレイン拡散層43に接続するコ
ンタクト45が形成され、このコンタクト45に接続す
るMTJ素子18の下部電極48が形成されている。こ
の下部電極48は、第1の配線13と離間して形成さ
れ、MTJ素子18に電気的に接続されている。そし
て、下部電極48の第2の配線20の延在方向における
側面と、MTJ素子18の第2の配線20の延在方向に
おける側面と、第2の配線20の延在方向における側面
とは、ほぼ段差のない平面となっている。そして、磁気
シールド層21は、この平面及び第2の配線20の上面
に、隣接する第2の配線20を跨いで連続して形成され
ている。
【0067】尚、磁気シールド層21は、少なくとも第
2の配線20及びMTJ素子18の側面に形成されてい
ればよく、下部電極48の側面には必ずしも形成する必
要はない。また、磁気シールド層21は隣接する第2の
配線20間を跨ぐように連続して形成するため、磁気シ
ールド層21は絶縁性の材料を用いることが望ましい。
【0068】図17(a)、17(b)乃至図21
(a)、21(b)は、本発明の第3の実施形態に係る
磁気記憶装置の製造工程の断面図を示す。以下に、第3
の実施形態に係る磁気記憶装置の製造方法について説明
する。尚、第1の実施形態と同様の工程については簡単
に説明する。
【0069】まず、図17(a)、17(b)に示すよ
うに、半導体基板11上にゲート絶縁膜41を介してゲ
ート電極42が選択的に形成される。そして、このゲー
ト電極42の両側の半導体基板11内にソース/ドレイ
ン拡散層43が形成される。これにより、スイッチング
素子としてのMOSFET44が形成される。次に、第
1の層間絶縁膜12及び第1の配線13が形成され、こ
れら第1の層間絶縁膜12及び第1の配線13上に第4
の層間絶縁膜46が形成される。さらに、ソース/ドレ
イン拡散層43に接続するコンタクト45が形成され
る。
【0070】次に、図18(a)、18(b)に示すよ
うに、第4の層間絶縁膜46及びコンタクト45上に下
部電極材料層47が形成される。次に、下部電極材料層
47上に、磁化固着層14とトンネル接合層15と磁気
記録層16とからなるTMR材料層17が形成される。
【0071】次に、図19(a)、19(b)に示すよ
うに、マスク材(図示せず)を用いて、TMR材料層1
7が選択的にエッチングされ、セル毎に分離された島状
のMTJ素子18が形成される。次に、下部電極材料層
47が選択的にエッチングされ、所望の形状の下部電極
48が形成される。次に、MTJ素子18、下部電極4
8及び第4の層間絶縁膜46上に第2の層間絶縁膜19
が形成され、この第2の層間絶縁膜19がMTJ素子1
8の表面が露出するまでCMP又はエッチバック法を用
いて平坦化される。
【0072】次に、図20(a)、20(b)に示すよ
うに、MTJ素子18及び第2の層間絶縁膜19上に、
第1の配線13の延在方向と直交するように、第2の配
線20が形成される。
【0073】次に、図21(a)、21(b)に示すよ
うに、第2の配線20をマスクとして用いて、第2の配
線20間に露出している第2の層間絶縁膜19が、第4
の層間絶縁膜46が露出まで除去される。次に、第2の
配線20及び第4の層間絶縁膜46上に、磁気シールド
層21が形成される。
【0074】次に、図16(a)、16(b)に示すよ
うに、磁気シールド層21上に第3の層間絶縁膜22が
堆積される。これにより、MRAMのメモリセルアレイ
部が完成する。
【0075】上記第3の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の効果を得ることができるだけでなく、さら
に、次のような効果を有する。
【0076】第1の実施形態では、マトリクス状のアレ
イ構造であるため、データの読み出し時に選択セル以外
にも電流が漏れるおそれがある。これにより、読み出し
信号のS/N比が劣化したり、読み出し速度が遅くなっ
たりするという問題が生じることがある。これに対し、
第3の実施形態では、スイッチング素子としてMOSF
ET44を設けることで、選択セルのみに読み出し電流
を流すことができる。このため、読み出し信号のS/N
比を改善することができ、読み出し速度を向上すること
ができる。
【0077】さらに、読み出し用のスイッチがMOSF
ET44であるため、通常のCMOSプロセスとの整合
性が良く、第3の実施形態のようなメモリセルをロジッ
ク回路に混載する場合に適用が容易である。
【0078】[第4の実施形態]第4の実施形態は、第
1の実施形態の変形例であり、磁気シールド層を第2の
配線毎に分断している例である。
【0079】図22(a)は、本発明の第4の実施形態
に係る磁気記憶装置の斜視図を示す。図22(b)は、
図22(a)に示すXXIIB−XXIIB線に沿った磁気記憶
装置の断面図を示す。図22(c)は、図22(a)に
示すXXIIC−XXIIC線に沿った磁気記憶装置の断面図を
示す。以下に、第4の実施形態に係る磁気記憶装置の構
造について説明する。尚、第1の実施形態と異なる構造
のみ説明する。
【0080】図22(a)、22(b)、22(c)に
示すように、第4の実施形態は、磁気シールド層21a
が、第2の配線20及びMTJ素子19の側面にのみ形
成されており、第2の配線20上や隣接する第2の配線
20間には形成されていない。つまり、磁気シールド層
21aは、第2の配線20毎に分断されている。ここ
で、磁気シールド層21aは、MTJ素子19の上下の
磁性層14、16がショートされることを防ぐために、
絶縁性の材料を用いることが望ましい。
【0081】図23(a)、23(b)、23(c)
は、本発明の第4の実施形態に係る磁気記憶装置の製造
工程の断面図を示す。以下に、第4の実施形態に係る磁
気記憶装置の製造方法について説明する。尚、第1の実
施形態と同様の工程については説明を省略する。
【0082】まず、図2(a)、2(b)、2(c)乃
至図9(a)、9(b)、9(c)に示すように、第2
の配線20及びMTJ素子18を覆うように、磁気シー
ルド層21が形成される。
【0083】次に、図23(a)、23(b)、23
(c)に示すように、例えばRIEのような垂直方向の
異方性エッチングによって、第2の配線20の上面に形
成された磁気シールド層21と、第2の配線20間の第
1の層間絶縁膜12及び第1の配線13上に形成された
磁気シールド層21とが除去される。これにより、MT
J素子18の側面、第2の層間絶縁膜19の側面及び第
2の配線20の側面にのみ、磁気シールド層21aが残
存される。
【0084】次に、図22(a)、22(b)、22
(c)に示すように、磁気シールド層21a、第2の配
線20、第1の配線13及び第1の層間絶縁膜12上
に、第3の層間絶縁膜22が堆積される。これにより、
MRAMのメモリセルアレイ部が完成する。
【0085】上記第4の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0086】[第5の実施形態]第5の実施形態は、第
2の実施形態の変形例であり、磁気シールド層を第2の
配線毎に分断している例である。
【0087】図24(a)、24(b)は、本発明の第
5の実施形態に係る磁気記憶装置の断面図を示す。ここ
で、図24(a)は、第1の配線の延在方向に沿った磁
気記憶装置の断面図を示し、図24(b)は、第2の配
線の延在方向に沿った磁気記憶装置の断面図を示す。以
下に、第5の実施形態に係る磁気記憶装置の構造につい
て説明する。尚、第2の実施形態と異なる構造のみ説明
する。
【0088】図24(a)、24(b)に示すように、
第5の実施形態は、磁気シールド層21aが、ダイオー
ド32、第2の配線20及びMTJ素子19の側面にの
み形成されており、第2の配線20上や隣接する第2の
配線20間には形成されていない。つまり、磁気シール
ド層21aは、第2の配線20毎に分断されている。こ
こで、磁気シールド層21aは、MTJ素子19の上下
の磁性層14、16がショートされることを防ぐため
に、絶縁性の材料を用いることが望ましい。
【0089】尚、磁気シールド層21aは、少なくとも
第2の配線20及びMTJ素子18の側面に形成されて
いればよく、ダイオード32の側面には必ずしも形成す
る必要はない。
【0090】図25(a)、25(b)は、本発明の第
5の実施形態に係る磁気記憶装置の製造工程の断面図を
示す。以下に、第5の実施形態に係る磁気記憶装置の製
造方法について説明する。尚、第2の実施形態と同様の
工程については説明を省略する。
【0091】まず、図11(a)、11(b)乃至図1
5(a)、15(b)に示すように、ダイオード32、
第2の配線20及びMTJ素子18を覆うように、磁気
シールド層21が形成される。
【0092】次に、図25(a)、25(b)に示すよ
うに、例えばRIEのような垂直方向の異方性エッチン
グによって、第2の配線20の上面に形成された磁気シ
ールド層21と、第2の配線20間の第1の層間絶縁膜
12及び第1の配線13上に形成された磁気シールド層
21とが除去される。これにより、ダイオード32の側
面、MTJ素子18の側面、第2の層間絶縁膜19の側
面及び第2の配線20の側面にのみ、磁気シールド層2
1aが残存される。
【0093】次に、図24(a)、24(b)に示すよ
うに、磁気シールド層21a、第2の配線20、第1の
配線13及び第1の層間絶縁膜12上に、第3の層間絶
縁膜22が堆積される。これにより、MRAMのメモリ
セルアレイ部が完成する。
【0094】上記第5の実施形態によれば、第2の実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0095】[第6の実施形態]第6の実施形態は、第
3の実施形態の変形例であり、磁気シールド層を第2の
配線毎に分断している例である。
【0096】図26(a)、26(b)は、本発明の第
6の実施形態に係る磁気記憶装置の断面図を示す。ここ
で、図26(a)は、第1の配線の延在方向に沿った磁
気記憶装置の断面図を示し、図26(b)は、第2の配
線の延在方向に沿った磁気記憶装置の断面図を示す。以
下に、第6の実施形態に係る磁気記憶装置の構造につい
て説明する。尚、第3の実施形態と異なる構造のみ説明
する。
【0097】図26(a)、26(b)に示すように、
第6の実施形態は、磁気シールド層21aが、下部電極
48、第2の配線20及びMTJ素子19の側面にのみ
形成されており、第2の配線20上や隣接する第2の配
線20間には形成されていない。つまり、磁気シールド
層21aは、第2の配線20毎に分断されている。ここ
で、磁気シールド層21aは、MTJ素子19の上下の
磁性層14、16がショートされることを防ぐために、
絶縁性の材料を用いることが望ましい。
【0098】尚、磁気シールド層21aは、少なくとも
第2の配線20及びMTJ素子18の側面に形成されて
いればよく、下部電極48の側面には必ずしも形成する
必要はない。
【0099】図27(a)、27(b)は、本発明の第
6の実施形態に係る磁気記憶装置の製造工程の断面図を
示す。以下に、第6の実施形態に係る磁気記憶装置の製
造方法について説明する。尚、第3の実施形態と同様の
工程については説明を省略する。
【0100】まず、図17(a)、17(b)乃至図2
1(a)、21(b)に示すように、下部電極48、第
2の配線20及びMTJ素子18を覆うように、磁気シ
ールド層21が形成される。
【0101】次に、図27(a)、27(b)に示すよ
うに、例えばRIEのような垂直方向の異方性エッチン
グによって、第2の配線20の上面に形成された磁気シ
ールド層21と、第2の配線20間の第1の層間絶縁膜
12及び第1の配線13上に形成された磁気シールド層
21とが除去される。これにより、下部電極48の側
面、MTJ素子18の側面、第2の層間絶縁膜19の側
面及び第2の配線20の側面にのみ、磁気シールド層2
1aが残存される。
【0102】次に、図26(a)、26(b)に示すよ
うに、磁気シールド層21a、第2の配線20、第1の
配線13及び第1の層間絶縁膜12上に、第3の層間絶
縁膜22が堆積される。これにより、MRAMのメモリ
セルアレイ部が完成する。
【0103】上記第6の実施形態によれば、第3の実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0104】[第7の実施形態]第7の実施形態は、第
1の実施形態の変形例であり、第4の実施形態と同様に
磁気シールド層を第2の配線毎に分断し、かつ第2の配
線上にも磁気シールド層を設けている例である。
【0105】図28は、本発明の第7の実施形態に係る
磁気記憶装置の断面図を示す。以下に、第7の実施形態
に係る磁気記憶装置の構造について説明する。尚、第1
の実施形態と異なる構造のみ説明する。
【0106】図28に示すように、第7の実施形態に係
る磁気記憶装置は、第2の配線20及びMTJ素子19
の側面に形成された第1の磁気シールド層21aと、第
2の配線20上に形成された第2の磁気シールド層51
とを具備している。つまり、隣接する第2の配線20間
には形成されていないため、第4の実施形態と同様に、
磁気シールド層21aは、第2の配線20毎に分断され
ている。ここで、第1の磁気シールド層21aは、MT
J素子19の上下の磁性層14、16がショートされる
ことを防ぐために、絶縁性の材料を用いることが望まし
い。また、第2の磁気シールド層51は、絶縁性の材料
に限られず、導電性の材料を用いることも可能である。
【0107】つまり、第2の磁気シールド層51に導電
性の磁性層を用いた場合、この導電性の磁性層の材料と
しては、例えば、Ni−Fe合金、Co−Fe合金、C
o−Fe−Ni合金、Co−(Zr、Hf、Nb、T
a、Ti)系のアモルファス材料、(Co、Fe、N
i)−(Si、B)−(P、Al、Mo、Nb、Mn)
系のアモルファス材料があげられる。
【0108】図29は、本発明の第7の実施形態に係る
磁気記憶装置の製造工程の断面図を示す。以下に、第7
の実施形態に係る磁気記憶装置の製造方法について説明
する。尚、第1の実施形態と同様の工程については説明
を省略する。
【0109】まず、図2(a)、2(b)、2(c)乃
至図8(a)、8(b)、8(c)に示すように、第2
の配線20をマスクとして用いて、第2の配線20間に
露出している第2の層間絶縁膜19が、第1の層間絶縁
膜12及び第1の配線13が露出まで除去される。
【0110】次に、図29に示すように、第2の配線2
0上に磁気シールド層51が形成される。次に、磁気シ
ールド層51、第2の配線20及びMTJ素子18を覆
うように、磁気シールド層21が形成される。
【0111】次に、図28に示すように、例えばRIE
のような垂直方向の異方性エッチングによって、第2の
配線20の上面に形成された磁気シールド層21と、第
2の配線20間の第1の層間絶縁膜12及び第1の配線
13上に形成された磁気シールド層21とが除去され
る。これにより、MTJ素子18の側面、第2の層間絶
縁膜19の側面及び第2の配線20の側面に磁気シール
ド層21aが残存されるとともに、第2の配線20上に
磁気シールド層51が残存される。次に、磁気シールド
層51、第1の配線13及び第1の層間絶縁膜12上
に、第3の層間絶縁膜22が堆積される。これにより、
MRAMのメモリセルアレイ部が完成する。
【0112】上記第7の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0113】さらに、第4の実施形態と同様に、磁気シ
ールド層21a、51は、隣接する第2の配線20毎に
分離しているため、磁気シールド層51の材料は、絶縁
性の材料に限られず、導電性の材料を用いることもでき
る。このため、磁気シールド層51の材料の選択性を向
上させることができる。
【0114】また、第7の実施形態では、第2の配線2
0上にも磁気シールド層51が形成されているため、第
4の実施形態よりも、誤書き込みの抑制や選択セルへの
磁場集中の効果を高めることができる。
【0115】尚、第7の実施形態は、第1の実施形態の
構造に適用したが、これに限定されない。例えば、図3
0(a)、30(b)に示すように、上記第2の実施形
態のようにスイッチング素子としてダイオード32を備
えた磁気記憶装置に適用することも可能であるし、例え
ば、図31(a)、31(b)に示すように、上記第3
の実施形態のようにスイッチング素子としてMOSFE
T44を備えた磁気記憶装置に適用することも可能であ
る。
【0116】[第8の実施形態]第8の実施形態は、第
1の実施形態の変形例であり、第2の配線及びMTJ素
子の側面を絶縁層で覆い、磁気シールド層を隣接する第
2の配線を跨いで形成した例である。
【0117】図32は、本発明の第8の実施形態に係る
磁気記憶装置の断面図を示す。以下に、第8の実施形態
に係る磁気記憶装置の構造について説明する。尚、第1
の実施形態と異なる構造のみ説明する。
【0118】図32に示すように、第8の実施形態に係
る磁気記憶装置は、第2の配線20及びMTJ素子19
の側面には側壁絶縁層61が形成され、第2の配線20
上には磁気シールド層51が形成され、これら側壁絶縁
層61及び磁気シールド層51を覆うように磁気シール
ド層21が形成されている。つまり、第8の実施形態で
は、側壁絶縁層61を設けることで、隣接する第2の配
線20及びMTJ素子18を電気的に分離できるため、
磁気シールド層21が隣接する第2の配線20を跨いで
連続して形成されている。
【0119】ここで、磁気シールド層51に例えば絶縁
性の材料を用いた場合は、磁気シールド層21には、絶
縁性の材料に限られず、導電性の材料を用いることも可
能である。一方、磁気シールド層51に例えば導電性の
材料を用いた場合は、隣接する第2の配線20がショー
トすることを防止するために、磁気シールド層21には
絶縁性の材料を用いることが望ましい。
【0120】尚、第2の配線20上の磁気シールド層5
1は必ずしも形成する必要はなく、第2の配線20上に
磁気シールド層21を直接形成してもよい。
【0121】図33は、本発明の第8の実施形態に係る
磁気記憶装置の製造工程の断面図を示す。以下に、第8
の実施形態に係る磁気記憶装置の製造方法について説明
する。尚、第1の実施形態と同様の工程については説明
を省略する。
【0122】まず、図2(a)、2(b)、2(c)乃
至図8(a)、8(b)、8(c)に示すように、第2
の配線20をマスクとして用いて、第2の配線20間に
露出している第2の層間絶縁膜19が、第1の層間絶縁
膜12及び第1の配線13が露出まで除去される。
【0123】次に、図33に示すように、第2の配線2
0上に磁気シールド層51が形成される。次に、第2の
層間絶縁膜19(図示せず)、第2の配線20及びMT
J素子18の側面に側壁絶縁膜61が形成される。
【0124】次に、図32に示すように、磁気シールド
層51及び側壁絶縁膜61を覆うように、磁気シールド
層21が形成される。次に、磁気シールド層21上に、
第3の層間絶縁膜22が堆積される。これにより、MR
AMのメモリセルアレイ部が完成する。
【0125】上記第8の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0126】さらに、第8の実施形態では、第2の配線
20及びMTJ素子18の側面を側壁絶縁層61で覆っ
ている。このため、磁気シールド層21を隣接する第2
の配線20を跨いで連続して形成した場合であっても、
磁気シールド層21の材料は、絶縁性の材料に限定され
ることなく、導電性の材料を用いることもできる。この
ため、磁気シールド層21の材料の選択性を向上させる
ことができる。
【0127】尚、第8の実施形態は、第1の実施形態の
構造に適用したが、これに限定されない。例えば、図3
4(a)、34(b)に示すように、上記第2の実施形
態のようにスイッチング素子としてダイオード32を備
えた磁気記憶装置に適用することも可能であるし、例え
ば、図35(a)、35(b)に示すように、上記第3
の実施形態のようにスイッチング素子としてMOSFE
T44を備えた磁気記憶装置に適用することも可能であ
る。
【0128】また、図30、図34(a)、34
(b)、図35(a)、35(b)において、磁気シー
ルド層21は、隣接する第2の配線20を跨いで連続し
て形成されているが、これに限定されない。例えば、図
36、図37(a)、37(b)、図38(a)、38
(b)に示すように、隣接する第2の配線20間及び磁
気シールド層51上の磁気シールド層21を除去し、磁
気シールド層21を第2の配線20毎に分断してもよ
い。この場合、磁気シールド層21、51は、絶縁性の
材料及び導電性の材料のどちらの材料でも用いることが
可能である。
【0129】[第9の実施形態]第9の実施形態は、第
1の実施形態の変形例であり、MTJ素子の側面を絶縁
層で覆い、磁気シールド層を隣接する第2の配線を跨い
で形成した例である。
【0130】図39は、本発明の第9の実施形態に係る
磁気記憶装置の断面図を示す。以下に、第9の実施形態
に係る磁気記憶装置の構造について説明する。尚、第1
の実施形態と異なる構造のみ説明する。
【0131】図39に示すように、第9の実施形態に係
る磁気記憶装置は、第2の配線20の幅がMTJ素子1
8の幅よりも大きくなっており、第2の配線20の側面
よりも窪んだMTJ素子19の側面には側壁絶縁層19
aが形成されている。そして、側壁絶縁層19a及び第
2の配線20を覆うように磁気シールド層21が形成さ
れ、この磁気シールド層21は隣接する第2の配線20
を跨いで連続して形成されている。
【0132】尚、第9の実施形態では、導電性の材料か
らなる磁気シールド層21を隣接する第2の配線20を
跨いで形成した場合、第1の配線13の延在方向に隣接
するMTJ素子18は側壁絶縁膜19aによって電気的
に分離されているが、隣接する第2の配線20は電気的
に分離されていない。このため、第9の実施形態では、
磁気シールド層21には、絶縁性の材料を用いることが
望ましい。
【0133】図40は、本発明の第9の実施形態に係る
磁気記憶装置の製造工程の断面図を示す。以下に、第9
の実施形態に係る磁気記憶装置の製造方法について説明
する。尚、第1の実施形態と同様の工程については説明
を省略する。
【0134】まず、図2(a)、2(b)、2(c)乃
至図6(a)、6(b)、6(c)に示すように、セル
毎に分離された島状のMTJ素子18が形成される。次
に、MTJ素子18及び第1の配線13上に第2の層間
絶縁膜19が形成され、この第2の層間絶縁膜19がM
TJ素子18の表面が露出するまでCMP又はエッチバ
ック法を用いて平坦化される。
【0135】次に、図40に示すように、MTJ素子1
8及び第2の層間絶縁膜19上に、第1の配線13の延
在方向と直交するように、第2の配線20が形成され
る。ここで、第2の配線20は、第2の配線20の幅が
MTJ素子18の幅よりも大きくなるように形成され
る。
【0136】次に、図39に示すように、第2の配線2
0をマスクとして用いて、第2の配線20間に露出して
いる第2の層間絶縁膜19が、第1の層間絶縁膜12及
び第1の配線13が露出まで除去される。これにより、
MTJ素子18の側面には、第2の層間絶縁膜19から
なる側壁絶縁層19aが形成される。次に、第2の配線
20、第1の層間絶縁膜12及び第1の配線13上に、
磁気シールド層21が形成される。次に、磁気シールド
層21上に第3の層間絶縁膜22が堆積される。これに
より、MRAMのメモリセルアレイ部が完成する。
【0137】上記第9の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【0138】尚、第9の実施形態は、第1の実施形態の
構造に適用したが、これに限定されない。例えば、図4
1(a)、41(b)に示すように、上記第2の実施形
態のようにスイッチング素子としてダイオード32を備
えた磁気記憶装置に適用することも可能であるし、例え
ば、図42(a)、42(b)に示すように、上記第3
の実施形態のようにスイッチング素子としてMOSFE
T44を備えた磁気記憶装置に適用することも可能であ
る。
【0139】また、図39、図41(a)、41
(b)、図42(a)、42(b)において、磁気シー
ルド層21は、隣接する第2の配線20を跨いで連続し
て形成されているが、これに限定されない。例えば、図
43、図44(a)、44(b)、図45(a)、45
(b)に示すように、隣接する第2の配線20間及び磁
気シールド層51上の磁気シールド層21を除去し、磁
気シールド層21を第2の配線20毎に分断してもよ
い。この場合、磁気シールド層21は、絶縁性の材料及
び導電性の材料のどちらの材料でも用いることが可能で
ある。
【0140】また、図43、図44(a)、44
(b)、図45(a)、45(b)において、第2の配
線20上に磁気シールド層21は残していないが、これ
に限定されない。例えば、図46、図47(a)、47
(b)、図48(a)、48(b)に示すように、第2
の配線20上に磁気シールド層51を形成してもよい。
この場合、磁気シールド層21、51は、絶縁性の材料
及び導電性の材料のどちらの材料でも用いることが可能
である。これらの構造によれば、誤書き込みの抑制や選
択セルへの磁場集中の効果をさらに高めることができ
る。
【0141】[第10の実施形態]第10の実施形態
は、第1の実施形態と同様の構造であるが、MTJ素子
のパターニング方法が異なる。
【0142】図49乃至図52は、本発明の第10の実
施形態に係る磁気記憶装置の製造工程の斜視図を示す。
以下に、第10の実施形態に係る磁気記憶装置の製造方
法について説明する。尚、第1の実施形態と同様の工程
は簡単に説明する。
【0143】まず、図49に示すように、第1の実施形
態と同様に、半導体基板11上に第1の層間絶縁膜12
及び第1の配線13が形成される。次に、第1の層間絶
縁膜12及び第1の配線13上に、磁化固着層14とト
ンネル接合層15と磁気記録層16とからなるTMR材
料層17が形成される。次に、マスク材(図示せず)を
用いて、TMR材料層17が選択的にエッチングされ、
第1の配線13の延在方向に延びる直線状のTMR材料
層17が形成される。次に、TMR材料層17及び第1
の層間絶縁膜12上に第2の層間絶縁膜19が形成さ
れ、この第2の層間絶縁膜19がTMR材料層17の表
面が露出するまでCMP又はエッチバック法を用いて平
坦化される。
【0144】次に、図50に示すように、TMR材料層
17及び第2の層間絶縁膜19上に、第1の配線13の
延在方向と直交するように、第2の配線20が形成され
る。
【0145】次に、図51に示すように、第2の配線2
0をマスクとして用いて、第2の配線20間に露出して
いる第2の層間絶縁膜19及びTMR材料層17が、第
1の層間絶縁膜12及び第1の配線13が露出まで除去
される。これにより、セル毎に分離された島状のMTJ
素子18が形成される。
【0146】次に、図52に示すように、第2の配線2
0、第1の層間絶縁膜12及び第1の配線13上に、磁
気シールド層21が形成される。
【0147】その後は、第1の実施形態と同様に、図1
(a)、1(b)、1(c)に示すように、磁気シール
ド層21上に第3の層間絶縁膜22が堆積される。これ
により、MRAMのメモリセルアレイ部が完成する。
【0148】上記第10の実施形態によれば、第1の実
施形態と同様の効果を得ることができる。
【0149】さらに、第10の実施形態では、MTJ素
子18のパターニングは、まず直線状に加工し、続いて
第2の配線20と自己整合的に加工することにより行わ
れる。このため、本来リソグラフィー技術のみでは実現
できない、例えば長方形のMTJ素子18を形成するこ
とが可能である。従って、例えば、磁化の反転閾値を下
げることにより、書き込みに必要な電流量を減少するこ
とができる。さらに、MTJ素子18毎の形状のばらつ
きが抑制できるため、MTJ素子18毎の書き込み電流
の閾値のばらつきを抑制できる。これにより、メモリセ
ル全体としての消費電力を抑え、書き込みの誤りが生じ
難いメモリを形成することが可能になる。
【0150】尚、上記第10の実施形態に係る製造方法
は、第1の実施形態に適用して説明したが、第2の配線
とMTJ素子の幅が等しくなる構造であれば、上記第2
乃至第8の実施形態にも適用することも可能である。
【0151】[第11の実施形態]第11の実施形態
は、第1乃至第3の実施形態の変形例であり、第2の配
線だけでなく第1の配線も磁気シールド層で覆う例であ
る。
【0152】図53(a)、53(b)、54(a)、
54(b)、55(a)、55(b)は、本発明の第1
1の実施形態に係る磁気記憶装置の断面図を示す。ここ
で、図53(a)、53(b)は、スイッチング素子を
設けない第1の実施形態の変形例を示し、図54
(a)、54(b)は、スイッチング素子としてダイオ
ード32を設けた第2の実施形態の変形例を示し、図5
5(a)、55(b)は、スイッチング素子としてトラ
ンジスタ44を設けた第3の実施形態の変形例を示す。
以下に、第11の実施形態に係る磁気記憶装置の構造に
ついて説明する。尚、第1の実施形態と異なる構造のみ
説明する。
【0153】図53(a)、53(b)、54(a)、
54(b)、55(a)、55(b)に示すように、第
11の実施形態に係る磁気記憶装置は、第1の配線13
の底面及び側面にも、磁気シールド層62が形成されて
いる。この磁気シールド層62は、セル毎に分断されて
いるため、絶縁性の材料で形成してもよいし、導電性の
材料で形成してもよい。
【0154】尚、第1の配線13がダマシン構造の場
合、磁気シールド層62は、例えば次のような方法で形
成される。まず、絶縁膜12内に第1の配線用の溝が形
成される。そして、この溝内に磁気シールド層62が形
成され、この磁気シールド層62上に第1の配線用の材
料層が形成される。その後、CMP又はエッチバックに
より、磁気シールド層62及び材料層が絶縁膜12の表
面が露出するまで平坦化される。これにより、第1の配
線13の底面及び側面に磁気シールド層62が形成され
た構造がなし得る。
【0155】上記第11の実施形態によれば、第1の実
施形態と同様の効果を得ることができる。
【0156】さらに、第11の実施形態では、第1の配
線13の底面及び側面が、磁気シールド層62で覆われ
ている。このため、磁気シールド層62が十分にヨーク
としての効果を発揮し、第1の配線13の作る電流磁界
を選択セルに効率的に印加することができる。従って、
第1の配線13に流す書きこみ電流を低減できるため、
消費電力をさらに低減することができる。
【0157】また、磁気シールド層62で第1の配線1
3を覆うことにより、第2の配線20の延在方向に配置
された隣接するMTJ素子18への漏れ磁界をより効率
的に遮断することができる。従って、誤書き込みを抑制
することができる。
【0158】また、磁気シールド層62は、隣接する第
1の配線13毎に分離している。従って、磁気シールド
層62の材料は、絶縁性の材料に限られず、導電性の材
料を用いることもできるため、磁気シールド層62の材
料の選択性を向上させることができる。
【0159】[第12の実施形態]第12の実施形態
は、第11の実施形態の変形例であり、磁気シールド層
をバリアメタルで挟んだ構造である。
【0160】図56(a)、56(b)、57(a)、
57(b)、58(a)、58(b)は、本発明の第1
2の実施形態に係る磁気記憶装置の断面図を示す。ここ
で、図56(a)、56(b)は、スイッチング素子を
設けない第1の実施形態の変形例を示し、図57
(a)、57(b)は、スイッチング素子としてダイオ
ード32を設けた第2の実施形態の変形例を示し、図5
8(a)、58(b)は、スイッチング素子としてトラ
ンジスタ44を設けた第3の実施形態の変形例を示す。
以下に、第12の実施形態に係る磁気記憶装置の構造に
ついて説明する。尚、第11の実施形態と異なる構造の
み説明する。
【0161】図56(a)、56(b)、57(a)、
57(b)、58(a)、58(b)に示すように、第
12の実施形態に係る磁気記憶装置は、第2の配線20
の上面及び側面に形成された磁気シールド層21をバリ
アメタル層63,64で挟み、第1の配線13の底面及
び側面に形成された磁気シールド層62をバリアメタル
層65,66で挟んでいる。
【0162】磁気シールド層21,62の内側に形成さ
れたバリアメタル層63,65は、例えば、Co、Co
Feのような材料が用いられる。一方、磁気シールド層
21,62の外側に形成されたバリアメタル層64,6
6は、例えば、Ta、TaN、TaSiNのような材料
が用いられる。
【0163】尚、第1の配線13がダマシン構造の場
合、磁気シールド層62及びバリアメタル層65,66
は、例えば次のような方法で形成される。まず、絶縁膜
12内に第1の配線用の溝が形成される。そして、この
溝内にバリアメタル層66、磁気シールド層62、バリ
アメタル層65が順に形成され、この磁気シールド層6
2上に第1の配線用の材料層が形成される。その後、C
MP又はエッチバックにより、バリアメタル層65,6
6、磁気シールド層62及び材料層が絶縁膜12の表面
が露出するまで平坦化される。これにより、バリアメタ
ル層65,66で挟まれた磁気シールド層62が、第1
の配線13の底面及び側面に形成される。
【0164】上記第12の実施形態によれば、第11の
実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0165】さらに、第12の実施形態では、磁気シー
ルド層21,62の内側及び外側にバリアメタル層6
3,64,65,66を設けることで、次のような効果
がそれぞれ得られる。
【0166】バリアメタル層63を第2の配線20と磁
気シールド層21との間に設けることで、磁気シールド
層21と第2の配線20とが反応することを抑制し、磁
気シールドの性能(ヨーク性能)を向上することがで
き、さらに第2の配線20における配線抵抗の上昇も抑
制できる。
【0167】バリアメタル層64を磁気シールド層21
と層間絶縁膜22との間に設けることで、磁気シールド
層21と上層膜である層間絶縁膜22との密着性を向上
することができ、さらに磁気シールド層21のシールド
材料が層間絶縁膜22に拡散することを防止できる。
【0168】バリアメタル層65を第1の配線13と磁
気シールド層62との間に設けることで、磁気シールド
層62と第1の配線13とが反応することを抑制し、ヨ
ーク性能を向上することができ、さらに第1の配線13
における配線抵抗の上昇も抑制できる。
【0169】バリアメタル層66を磁気シールド層62
と層間絶縁膜12との間に設けることで、磁気シールド
層62と下地である層間絶縁膜12との密着性を向上す
ることができ、さらに磁気シールド層62のシールド材
料が層間絶縁膜12に拡散することを防止できる。
【0170】[第13の実施形態]第13の実施形態
は、スイッチング素子を用いない磁気記憶装置の変形例
である。
【0171】図59、60は、本発明の第13の実施形
態に係る磁気記憶装置の斜視図を示す。以下に、第13
の実施形態に係る磁気記憶装置の構造について説明す
る。尚、図53(a)、53(b)の構造と異なる部分
を中心に説明する。
【0172】図59に示す構造は、第1の配線13が、
書き込みワード線13aと読み出しワード線13bとに
分かれている。書き込みワード線13aは、第2の配線
(ビット線)20と例えば直交するように延在され、M
TJ素子18と離間して配置されている。一方、読み出
しワード線13bは、書き込みワード線13aと同一面
上に平行して延在され、下部金属層67及びコンタクト
68を介してMTJ素子18と接続されている。これら
書き込み及び読み出しワード線13a、13bの側面及
び底面には、磁気シールド層62a、62bがそれぞれ
形成されている。
【0173】図60に示す構造も、第1の配線13が、
書き込みワード線13aと読み出しワード線13bとに
分かれている。書き込みワード線13aは、第2の配線
(ビット線)20と例えば直交するように延在され、M
TJ素子18と離間して配置されている。この書き込み
ワード線13aの側面及び底面には、磁気シールド層6
2aが形成されている。一方、読み出しワード線13b
は、書き込みワード線13aと平行して延在され、MT
J素子18と書き込みワード線13a間に配置され、M
TJ素子18に接している。
【0174】上記第13の実施形態によれば、第11の
実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0175】さらに、第13の実施形態では、第1の配
線13が、書き込みワード線13aと読み出しワード線
13bとに分かれている。このため、図53(a)、5
3(b)のような単純なクロスポイント構造と比べて、
読み出し信号を大きく取ることができ、読み出し速度を
向上することができる。
【0176】また、書き込み線と読み出し線が一部分離
されることにより、書き込み時にトンネル接合層15に
かかる電圧バイアスをなくすことができ、信頼性の向上
を図ることができる。
【0177】また、第13の実施形態では、スイッチ素
子がないことでセルサイズを小さくでき、多層化への展
開も容易になる。
【0178】その他、本発明は、上記各実施形態に限定
されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しな
い範囲で、種々に変形することが可能である。さらに、
上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開
示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによ
り種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示さ
れる全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、
発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決で
き、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場
合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽
出され得る。
【0179】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、誤
書き込みの抑制及び選択セルへの磁場集中が可能な磁気
記憶装置及びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の第1の実施形態に係わる
半導体記憶装置を示す斜視図、図1(b)は図1(a)
のIB−IB線に沿った半導体記憶装置の断面図、図1
(c)は図1(a)のIC−IC線に沿った半導体記憶装
置の断面図。
【図2】図2(a)、(b)は、本発明の各実施形態に
係わる1重トンネル接合構造のTMR素子を示す断面
図。
【図3】図3(a)、(b)は、本発明の各実施形態に
係わる2重トンネル接合構造のTMR素子を示す断面
図。
【図4】図4(a)は本発明の第1の実施形態に係わる
半導体記憶装置の製造工程を示す斜視図、図4(b)は
図4(a)のIVB−IVB線に沿った半導体記憶装置の断
面図、図4(c)は図4(a)のIVC−IVC線に沿った
半導体記憶装置の断面図。
【図5】図5(a)は、図4(a)に続く、本発明の第
1の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す
斜視図、図5(b)は図5(a)のVB−VB線に沿った
半導体記憶装置の断面図、図5(c)は図5(a)のV
C−VC線に沿った半導体記憶装置の断面図。
【図6】図6(a)は、図5(a)に続く、本発明の第
1の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す
斜視図、図6(b)は図6(a)のVIB−VIB線に沿っ
た半導体記憶装置の断面図、図6(c)は図6(a)の
VIC−VIC線に沿った半導体記憶装置の断面図。
【図7】図7(a)は、図6(a)に続く、本発明の第
1の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す
斜視図、図7(b)は図7(a)のVIIB−VIIB線に沿
った半導体記憶装置の断面図、図7(c)は図7(a)
のVIIC−VIIC線に沿った半導体記憶装置の断面図。
【図8】図8(a)は、図7(a)に続く、本発明の第
1の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す
斜視図、図8(b)は図8(a)のVIIIB−VIIIB線に
沿った半導体記憶装置の断面図、図8(c)は図8
(a)のVIIIC−VIIIC線に沿った半導体記憶装置の断
面図。
【図9】図9(a)は、図8(a)に続く、本発明の第
1の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す
斜視図、図9(b)は図9(a)のIXB−IXB線に沿っ
た半導体記憶装置の断面図、図9(c)は図9(a)の
IXC−IXC線に沿った半導体記憶装置の断面図。
【図10】図10(a)は本発明の第2の実施形態に係
わる半導体記憶装置を示す第1の配線の延在方向におけ
る断面図、図10(b)は本発明の第2の実施形態に係
わる半導体記憶装置を示す第2の配線の延在方向におけ
る断面図。
【図11】図11(a)は本発明の第2の実施形態に係
わる半導体記憶装置の製造工程を示す第1の配線の延在
方向における断面図、図11(b)は本発明の第2の実
施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す第2の
配線の延在方向における断面図。
【図12】図12(a)は、図11(a)に続く、本発
明の第2の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程
を示す第1の配線の延在方向における断面図、図12
(b)は、図11(b)に続く、本発明の第2の実施形
態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す第2の配線
の延在方向における断面図。
【図13】図13(a)は、図12(a)に続く、本発
明の第2の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程
を示す第1の配線の延在方向における断面図、図13
(b)は、図12(b)に続く、本発明の第2の実施形
態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す第2の配線
の延在方向における断面図。
【図14】図14(a)は、図13(a)に続く、本発
明の第2の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程
を示す第1の配線の延在方向における断面図、図14
(b)は、図13(b)に続く、本発明の第2の実施形
態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す第2の配線
の延在方向における断面図。
【図15】図15(a)は、図14(a)に続く、本発
明の第2の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程
を示す第1の配線の延在方向における断面図、図15
(b)は、図14(b)に続く、本発明の第2の実施形
態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す第2の配線
の延在方向における断面図。
【図16】図16(a)は本発明の第3の実施形態に係
わる半導体記憶装置を示す第1の配線の延在方向におけ
る断面図、図16(b)は本発明の第3の実施形態に係
わる半導体記憶装置を示す第2の配線の延在方向におけ
る断面図。
【図17】図17(a)は本発明の第3の実施形態に係
わる半導体記憶装置の製造工程を示す第1の配線の延在
方向における断面図、図17(b)は本発明の第3の実
施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す第2の
配線の延在方向における断面図。
【図18】図18(a)は、図17(a)に続く、本発
明の第3の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程
を示す第1の配線の延在方向における断面図、図18
(b)は、図17(b)に続く、本発明の第3の実施形
態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す第2の配線
の延在方向における断面図。
【図19】図19(a)は、図18(a)に続く、本発
明の第3の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程
を示す第1の配線の延在方向における断面図、図19
(b)は、図18(b)に続く、本発明の第3の実施形
態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す第2の配線
の延在方向における断面図。
【図20】図20(a)は、図19(a)に続く、本発
明の第3の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程
を示す第1の配線の延在方向における断面図、図20
(b)は、図19(b)に続く、本発明の第3の実施形
態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す第2の配線
の延在方向における断面図。
【図21】図21(a)は、図20(a)に続く、本発
明の第3の実施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程
を示す第1の配線の延在方向における断面図、図21
(b)は、図20(b)に続く、本発明の第3の実施形
態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す第2の配線
の延在方向における断面図。
【図22】図22(a)は本発明の第4の実施形態に係
わる半導体記憶装置を示す斜視図、図22(b)は図2
2(a)のXXIIB−XXIIB線に沿った半導体記憶装置の
断面図、図22(c)は図22(a)のXXIIC−XXIIC
線に沿った半導体記憶装置の断面図。
【図23】図23(a)は本発明の第4の実施形態に係
わる半導体記憶装置の製造工程を示す斜視図、図23
(b)は図23(a)のXXIIIB−XXIIIB線に沿った半
導体記憶装置の断面図、図23(c)は図23(a)の
XXIIIC−XXIIIC線に沿った半導体記憶装置の断面図。
【図24】図24(a)は本発明の第5の実施形態に係
わる半導体記憶装置を示す第1の配線の延在方向におけ
る断面図、図24(b)は本発明の第5の実施形態に係
わる半導体記憶装置を示す第2の配線の延在方向におけ
る断面図。
【図25】図25(a)は本発明の第5の実施形態に係
わる半導体記憶装置の製造工程を示す第1の配線の延在
方向における断面図、図25(b)は本発明の第5の実
施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す第2の
配線の延在方向における断面図。
【図26】図26(a)は本発明の第6の実施形態に係
わる半導体記憶装置を示す第1の配線の延在方向におけ
る断面図、図26(b)は本発明の第6の実施形態に係
わる半導体記憶装置を示す第2の配線の延在方向におけ
る断面図。
【図27】図27(a)は本発明の第6の実施形態に係
わる半導体記憶装置の製造工程を示す第1の配線の延在
方向における断面図、図27(b)は本発明の第6の実
施形態に係わる半導体記憶装置の製造工程を示す第2の
配線の延在方向における断面図。
【図28】本発明の第7の実施形態に係わる半導体記憶
装置を示す断面図。
【図29】本発明の第7の実施形態に係わる半導体記憶
装置の製造工程を示す断面図。
【図30】図30(a)、(b)は本発明の第7の実施
形態に係わるスイッチング素子としてのダイオードを有
する半導体記憶装置を示す断面図、図30(a)は第2
の配線の延在方向に対して垂直方向の断面図、図30
(b)は第1の配線の延在方向に対して垂直な断面図。
【図31】図31(a)、(b)は本発明の第7の実施
形態に係わるスイッチング素子としてのMOSFETを
有する半導体記憶装置を示す断面図、図31(a)は第
2の配線の延在方向に対して垂直方向の断面図、図31
(b)は第1の配線の延在方向に対して垂直な断面図。
【図32】本発明の第8の実施形態に係わる半導体記憶
装置を示す断面図。
【図33】本発明の第8の実施形態に係わる半導体記憶
装置の製造工程を示す断面図。
【図34】図34(a)、(b)は本発明の第8の実施
形態に係わるスイッチング素子としてのダイオードを有
する半導体記憶装置を示す断面図、図34(a)は第2
の配線の延在方向に対して垂直方向の断面図、図34
(b)は第1の配線の延在方向に対して垂直な断面図。
【図35】図35(a)、(b)は本発明の第8の実施
形態に係わるスイッチング素子としてのMOSFETを
有する半導体記憶装置を示す断面図、図35(a)は第
2の配線の延在方向に対して垂直方向の断面図、図35
(b)は第1の配線の延在方向に対して垂直な断面図。
【図36】本発明の第8の実施形態に係わる他の半導体
記憶装置を示す、磁気シールド層が第2の配線毎に分断
されている断面図。
【図37】図37(a)、(b)は本発明の第8の実施
形態に係わるスイッチング素子としてのダイオードを有
する他の半導体記憶装置を示す、磁気シールド層が第2
の配線毎に分断されている断面図、図37(a)は第2
の配線の延在方向に対して垂直方向の断面図、図37
(b)は第1の配線の延在方向に対して垂直な断面図。
【図38】図38(a)、(b)は本発明の第8の実施
形態に係わるスイッチング素子としてのMOSFETを
有する他の半導体記憶装置を示す、磁気シールド層が第
2の配線毎に分断されている断面図、図38(a)は第
2の配線の延在方向に対して垂直方向の断面図、図38
(b)は第1の配線の延在方向に対して垂直な断面図。
【図39】本発明の第9の実施形態に係わる半導体記憶
装置を示す断面図。
【図40】本発明の第9の実施形態に係わる半導体記憶
装置の製造工程を示す断面図。
【図41】図41(a)、(b)は本発明の第9の実施
形態に係わるスイッチング素子としてのダイオードを有
する半導体記憶装置を示す断面図、図41(a)は第2
の配線の延在方向に対して垂直方向の断面図、図41
(b)は第1の配線の延在方向に対して垂直な断面図。
【図42】図42(a)、(b)は本発明の第9の実施
形態に係わるスイッチング素子としてのMOSFETを
有する半導体記憶装置を示す断面図、図42(a)は第
2の配線の延在方向に対して垂直方向の断面図、図42
(b)は第1の配線の延在方向に対して垂直な断面図。
【図43】本発明の第9の実施形態に係わる他の半導体
記憶装置を示す、磁気シールド層が第2の配線毎に分断
されている断面図。
【図44】図44(a)、(b)は本発明の第9の実施
形態に係わるスイッチング素子としてのダイオードを有
する他の半導体記憶装置を示す、磁気シールド層が第2
の配線毎に分断されている断面図、図44(a)は第2
の配線の延在方向に対して垂直方向の断面図、図44
(b)は第1の配線の延在方向に対して垂直な断面図。
【図45】図45(a)、(b)は本発明の第9の実施
形態に係わるスイッチング素子としてのMOSFETを
有する他の半導体記憶装置を示す、磁気シールド層が第
2の配線毎に分断されている断面図、図45(a)は第
2の配線の延在方向に対して垂直方向の断面図、図45
(b)は第1の配線の延在方向に対して垂直な断面図。
【図46】本発明の第9の実施形態に係わる他の半導体
記憶装置を示す、磁気シールド層が第2の配線毎に分断
され、かつ第2の配線上に形成されている断面図。
【図47】図47(a)、(b)は本発明の第9の実施
形態に係わるスイッチング素子としてのダイオードを有
する他の半導体記憶装置を示す、磁気シールド層が第2
の配線毎に分断され、かつ第2の配線上に形成されてい
る断面図、図47(a)は第2の配線の延在方向に対し
て垂直方向の断面図、図47(b)は第1の配線の延在
方向に対して垂直な断面図。
【図48】図48(a)、(b)は本発明の第9の実施
形態に係わるスイッチング素子としてのMOSFETを
有する他の半導体記憶装置を示す、磁気シールド層が第
2の配線毎に分断され、かつ第2の配線上に形成されて
いる断面図、図48(a)は第2の配線の延在方向に対
して垂直方向の断面図、図48(b)は第1の配線の延
在方向に対して垂直な断面図。
【図49】本発明の第10の実施形態に係わる半導体記
憶装置の製造工程を示す斜視図。
【図50】図49に続く、本発明の第10の実施形態に
係わる半導体記憶装置の製造工程を示す斜視図。
【図51】図50に続く、本発明の第10の実施形態に
係わる半導体記憶装置の製造工程を示す斜視図。
【図52】図51に続く、本発明の第10の実施形態に
係わる半導体記憶装置の製造工程を示す斜視図。
【図53】図53(a)、(b)は、本発明の第11の
実施形態に係わるスイッチング素子を設けない磁気記憶
装置を示す断面図。
【図54】図54(a)、(b)は、本発明の第11の
実施形態に係わるスイッチング素子としてのダイオード
を有する磁気記憶装置を示す断面図。
【図55】図55(a)、(b)は、本発明の第11の
実施形態に係わるスイッチング素子としてのMOSFE
Tを有する磁気記憶装置を示す断面図。
【図56】図56(a)、(b)は、本発明の第12の
実施形態に係わるスイッチング素子を設けない磁気記憶
装置を示す断面図。
【図57】図57(a)、(b)は、本発明の第12の
実施形態に係わるスイッチング素子としてのダイオード
を有する磁気記憶装置を示す断面図。
【図58】図58(a)、(b)は、本発明の第12の
実施形態に係わるスイッチング素子としてのMOSFE
Tを有する磁気記憶装置を示す断面図。
【図59】本発明の第13の実施形態に係わる磁気記憶
装置を示す斜視図。
【図60】本発明の第13の実施形態に係わる他の磁気
記憶装置を示す斜視図。
【図61】従来技術による半導体記憶装置を示す断面
図。
【符号の説明】
11…半導体基板、12…第1の層間絶縁膜、13…第
1の配線、13a…書き込みワード線、13b…読み出
しワード線、14、14a、14b…磁化固着層、1
5、15a、15b…トンネル接合層、16…磁気記録
層、17…TMR材料層、18…TMR素子、19…第
2の層間絶縁膜、19a、61…側壁絶縁層、20…第
2の配線、21、21a、51、62、62a、62b
…磁気シールド層、22…第3の層間絶縁膜、31…ダ
イオード材料層、32…ダイオード、41…ゲート絶縁
膜、42…ゲート電極、43…ソース/ドレイン拡散
層、44…MOSFET、45、68…コンタクト、4
6…第4の層間絶縁膜、47…下部電極材料層、48…
下部電極、63、64、65、66…バリアメタル層、
67…下部金属層、101…テンプレート層、102…
初期強磁性層、103…反強磁性層、104、10
4′、104″…基準強磁性層、105、105′、1
05″…自由記録層、106…接点層、107…非磁性
層。

Claims (49)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向に延在する第1の配線と、 前記第1の配線の上方に配置された記憶素子と、 前記記憶素子上に配置され、前記第1の方向と異なる第
    2の方向に延在する第2の配線と、 前記第2の配線の側面及び前記記憶素子の側面に形成さ
    れた第1の磁気シールド層とを具備することを特徴とす
    る磁気記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の磁気シールド層は、前記第2
    の配線の前記側面及び上面、前記記憶素子の前記側面に
    形成され、かつ前記第2の配線間を跨いで連続して形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の磁気シールド層は、絶縁性の
    磁性層であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記
    憶装置。
  4. 【請求項4】 前記絶縁性の磁性層は、絶縁性のフェラ
    イトであることを特徴とする請求項3に記載の磁気記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の配線の前記側面と前記記憶素
    子の前記側面とはほぼ平面になっており、この平面に前
    記第1の磁気シールド層が形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の磁気記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶素子は、第1の磁性層、第2の
    磁性層及び非磁性層の少なくとも3層で構成されるMT
    J素子であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記
    憶装置。
  7. 【請求項7】 前記MTJ素子は、1層の前記非磁性層
    を有する1重接合構造又は2層の前記非磁性層を有する
    2重接合構造であることを特徴とする請求項6に記載の
    磁気記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の磁性層の磁化は異な
    る反転閾値を有し、 前記第1及び第2の磁性層の磁化方向が平行な場合又は
    前記第1及び第2の磁性層の磁化方向が反平行な場合を
    作りだし、前記MTJ素子にデータが書き込まれること
    を特徴とする請求項6に記載の磁気記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の磁性層の磁化方向が
    平行な場合又は前記第1及び第2の磁性層の磁化方向が
    反平行な場合によって、前記MTJ素子の抵抗値に変化
    が生じ、この抵抗値の変化により前記MTJ素子に書き
    込まれたデータを読み出すことを特徴とする請求項6に
    記載の磁気記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記記憶素子の前記第2の方向におけ
    る側面に配置され、前記記憶素子と同等の厚さを有する
    第1の絶縁層とをさらに具備することを特徴とする請求
    項1に記載の磁気記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記第1又は第2の配線と前記記憶素
    子との間に形成されたダイオードとをさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の配線と離間して配置された
    前記記憶素子に接続されたトランジスタとをさらに具備
    することを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の配線の上面に形成された第
    2の磁気シールド層とをさらに具備することを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の磁気シールド層は、絶縁性
    の磁性層であることを特徴とする請求項13に記載の磁
    気記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の磁気シールド層は、絶縁性
    の磁性層又は導電性の磁性層であることを特徴とする請
    求項13に記載の磁気記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記第2の配線の上面に形成された第
    2の磁気シールド層と、 前記第2の配線の前記側面及び前記記憶素子の前記側面
    と前記第1の磁気シールド層との間に形成された第2の
    絶縁層とをさらに具備することを特徴とする請求項1に
    記載の磁気記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の磁気シールド層は、絶縁性
    の磁性層又は導電性の磁性層であることを特徴とする請
    求項16に記載の磁気記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記第2の磁気シールド層は、絶縁性
    の磁性層又は導電性の磁性層であることを特徴とする請
    求項16に記載の磁気記憶装置。
  19. 【請求項19】 前記第1の磁気シールド層は、前記第
    2の絶縁層の側面及び前記第2の磁気シールド層の上面
    に形成され、かつ前記第2の配線間を跨いで連続して形
    成されることを特徴とする請求項16に記載の磁気記憶
    装置。
  20. 【請求項20】 前記第2の磁気シールド層は、絶縁性
    の磁性層であり、 前記第1の磁気シールド層は、絶縁性の磁性層又は導電
    性の磁性層であることを特徴とする請求項19に記載の
    磁気記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記第2の磁気シールド層は、導電性
    の磁性層であり、 前記第1の磁気シールド層は、絶縁性の磁性層であるこ
    とを特徴とする請求項19に記載の磁気記憶装置。
  22. 【請求項22】 前記記憶素子の前記側面と前記第1の
    磁気シールド層との間に形成され、前記第2の配線の前
    記側面とほぼ平面になっている側面を有する第3の絶縁
    層とをさらに具備することを特徴とする請求項1に記載
    の磁気記憶装置。
  23. 【請求項23】 前記記憶素子の前記第1の方向の幅
    は、前記第2の配線の幅より小さいことを特徴とする請
    求項22に記載の磁気記憶装置。
  24. 【請求項24】 前記第1の磁気シールド層は、絶縁性
    の磁性層又は導電性の磁性層であることを特徴とする請
    求項22に記載の磁気記憶装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の磁気シールド層は、前記第
    2の配線の前記側面及び上面、前記第3の絶縁層の前記
    側面に形成され、かつ前記第2の配線間を跨いで連続し
    て形成されていることを特徴とする請求項22に記載の
    磁気記憶装置。
  26. 【請求項26】 前記第1の磁気シールド層は、絶縁性
    の磁性層であることを特徴とする請求項25に記載の磁
    気記憶装置。
  27. 【請求項27】 前記第2の配線の上面に形成された第
    2の磁気シールド層とをさらに具備することを特徴とす
    る請求項22に記載の磁気記憶装置。
  28. 【請求項28】 前記第1の磁気シールド層は、絶縁性
    の磁性層又は導電性の磁性層であることを特徴とする請
    求項27に記載の磁気記憶装置。
  29. 【請求項29】 前記第2の磁気シールド層は、絶縁性
    の磁性層又は導電性の磁性層であることを特徴とする請
    求項27に記載の磁気記憶装置。
  30. 【請求項30】 前記第1の配線の下面及び側面に形成
    された第3の磁気シールド層とをさらに具備することを
    特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  31. 【請求項31】 前記第3の磁気シールド層は、絶縁性
    の磁性層又は導電性の磁性層であることを特徴とする請
    求項30に記載の磁気記憶装置。
  32. 【請求項32】 前記第1の磁気シールド層を挟む第1
    及び第2のバリアメタル層とをさらに具備することを特
    徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  33. 【請求項33】 前記第3の磁気シールド層を挟む第3
    及び第4のバリアメタル層とをさらに具備することを特
    徴とする請求項30に記載の磁気記憶装置。
  34. 【請求項34】 前記第1の配線と同一面上に配置さ
    れ、前記第1の配線と平行して延在され、前記記憶素子
    に接続され、読み出し配線として使用される第3の配線
    とをさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の
    磁気記憶装置。
  35. 【請求項35】 前記第1の配線と前記記憶素子との間
    に配置され、前記第1の配線と平行して延在され、前記
    記憶素子に接続され、読み出し配線として使用される第
    4の配線とをさらに具備することを特徴とする請求項1
    に記載の磁気記憶装置。
  36. 【請求項36】 第1の方向に延在する第1の配線を形
    成する工程と、 前記第1の配線の上方に記憶素子を選択的に形成する工
    程と、 前記記憶素子の周囲に第1の絶縁層を形成する工程と、 前記第1の絶縁層及び前記記憶素子上に前記第1の方向
    と異なる第2の方向に延在する第2の配線を形成する工
    程と、 前記第2の配線をマスクとして用いて、前記第2の配線
    で覆われていない前記第1の絶縁層を除去する工程と、 前記第1及び第2の配線及び前記記憶素子を覆うよう
    に、前記第2の配線間を跨いで第1の磁気シールド層を
    形成する工程とを具備することを特徴とする磁気記憶装
    置の製造方法。
  37. 【請求項37】 前記第1の磁気シールド層は、前記第
    2の配線間の距離の1/2以下の膜厚で形成することを
    特徴とする請求項36に記載の磁気記憶装置の製造方
    法。
  38. 【請求項38】 前記記憶素子は、第1の磁性層、第2
    の磁性層及び非磁性層の少なくとも3層で構成されるM
    TJ素子であることを特徴とする請求項36に記載の磁
    気記憶装置の製造方法。
  39. 【請求項39】 前記第1又は第2の配線と前記記憶素
    子との間にダイオードを形成する工程とをさらに具備す
    ることを特徴とする請求項36に記載の磁気記憶装置の
    製造方法。
  40. 【請求項40】 前記記憶素子に接続するトランジスタ
    を形成する工程とをさらに具備することを特徴とする請
    求項36に記載の磁気記憶装置の製造方法。
  41. 【請求項41】 前記第1の磁気シールド層を形成した
    後、 前記第2の配線の前記上面及び前記第2の配線間の前記
    第1の磁気シールド層を除去し、前記第1の磁気シール
    ド層を前記第2の配線の前記側面及び前記記憶素子の前
    記側面に残す工程とをさらに具備することを特徴とする
    請求項36に記載の磁気記憶装置の製造方法。
  42. 【請求項42】 前記第1の磁気シールド層は、異方性
    エッチングで除去することを特徴とする請求項41に記
    載の磁気記憶装置の製造方法。
  43. 【請求項43】 前記第1の磁気シールド層を形成する
    前に、前記第2の配線の前記上面に第2の磁気シールド
    層を形成する工程と、 前記第1の磁気シールド層を形成した後に、前記第1の
    磁気シールド層の選択部分を除去し、前記第1の磁気シ
    ールド層を前記第2の配線の前記側面及び前記記憶素子
    の前記側面に残す工程とをさらに具備することを特徴と
    する請求項36に記載の磁気記憶装置の製造方法。
  44. 【請求項44】 前記第1の磁気シールド層を形成する
    前に、 前記第2の配線の前記上面に第2の磁気シールド層を形
    成する工程と、 前記第2の配線の前記側面及び前記記憶素子の前記側面
    に第2の絶縁層を形成する工程とをさらに具備すること
    を特徴とする請求項36に記載の磁気記憶装置の製造方
    法。
  45. 【請求項45】 前記第1の磁気シールド層を形成した
    後に、 前記第2の磁気シールド層の前記上面及び前記第2の配
    線間の前記第1の磁気シールド層を除去し、前記第1の
    磁気シールド層を前記第2の絶縁層の側面に残す工程と
    をさらに具備することを特徴とする請求項44に記載の
    磁気記憶装置の製造方法。
  46. 【請求項46】 前記第2の配線の幅を前記記憶素子の
    前記第1の方向の幅よりも大きくして、前記第2の配線
    を形成し、 前記第2の配線をマスクとして用いて前記第2の配線で
    覆われていない前記第1の絶縁層を除去することで、前
    記第2の配線の前記側面よりも窪んだ前記記憶素子の前
    記側面に前記第1の絶縁層を残し、 前記第2の配線の前記側面及び前記上面、前記第1の絶
    縁層の側面に前記第1の磁気シールド層を形成すること
    を特徴とする請求項36に記載の磁気記憶装置の製造方
    法。
  47. 【請求項47】 前記第1の磁気シールド層を形成した
    後に、 前記第2の磁気シールド層の前記上面及び前記第2の配
    線間の前記第1の磁気シールド層を除去し、前記第1の
    磁気シールド層を前記第1の絶縁層の側面及び前記第2
    の配線の側面に残す工程とをさらに具備することを特徴
    とする請求項46に記載の磁気記憶装置の製造方法。
  48. 【請求項48】 前記第1の磁気シールド層を形成する
    前に、 前記第2の配線の上面に第2の磁気シールド層を形成す
    る工程とをさらに具備することを特徴とする請求項47
    に記載の磁気記憶装置の製造方法。
  49. 【請求項49】 第1の方向に延在する第1の配線を形
    成する工程と、 前記第1の配線の上方に前記第1の方向に延在する直線
    状の記憶素子を形成する工程と、 前記記憶素子の周囲に第1の絶縁層を形成する工程と、 前記第1の絶縁層及び前記記憶素子上に、前記第1の方
    向と異なる第2の方向に延在する第2の配線を形成する
    工程と、 前記第2の配線をマスクとして用いて前記第2の配線で
    覆われていない前記第1の絶縁層及び前記記憶素子を除
    去し、前記記憶素子を島状にする工程と、 前記第2の配線間を跨いで第1の磁気シールド層を形成
    する工程とを具備することを特徴とする磁気記憶装置の
    製造方法。
JP2002352784A 2001-12-18 2002-12-04 磁気記憶装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3875627B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002352784A JP3875627B2 (ja) 2001-12-18 2002-12-04 磁気記憶装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-384793 2001-12-18
JP2001384793 2001-12-18
JP2002352784A JP3875627B2 (ja) 2001-12-18 2002-12-04 磁気記憶装置及びその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003249630A true JP2003249630A (ja) 2003-09-05
JP2003249630A5 JP2003249630A5 (ja) 2006-04-06
JP3875627B2 JP3875627B2 (ja) 2007-01-31

Family

ID=28676825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002352784A Expired - Fee Related JP3875627B2 (ja) 2001-12-18 2002-12-04 磁気記憶装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3875627B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004008536A1 (ja) * 2002-07-11 2004-01-22 Sony Corporation 磁気不揮発性メモリ素子
JP2004179192A (ja) * 2002-11-22 2004-06-24 Toshiba Corp 磁気ランダムアクセスメモリ
JP2005094002A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Headway Technologies Inc 磁気メモリセルおよび磁気メモリアレイならびにそれらの製造方法
JP2005260083A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Toshiba Corp 磁気ランダムアクセスメモリ
JP2006054229A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Sony Corp 磁気抵抗効果装置およびその製造方法
JP2007273493A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Fujitsu Ltd 磁気メモリ装置及びその製造方法
US8878320B2 (en) 2011-06-24 2014-11-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
JP2020035792A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 Tdk株式会社 スピン軌道トルク型磁化回転素子、スピン軌道トルク型磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004008536A1 (ja) * 2002-07-11 2004-01-22 Sony Corporation 磁気不揮発性メモリ素子
US7336556B2 (en) 2002-07-11 2008-02-26 Sony Corporation Magnetic non-volatile memory device
JP2004179192A (ja) * 2002-11-22 2004-06-24 Toshiba Corp 磁気ランダムアクセスメモリ
JP2005094002A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Headway Technologies Inc 磁気メモリセルおよび磁気メモリアレイならびにそれらの製造方法
JP2005260083A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Toshiba Corp 磁気ランダムアクセスメモリ
US7262449B2 (en) 2004-03-12 2007-08-28 Kabushiki Kaisha Toshiba MTJ element for magnetic random access memory
JP2006054229A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Sony Corp 磁気抵抗効果装置およびその製造方法
JP2007273493A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Fujitsu Ltd 磁気メモリ装置及びその製造方法
US7535755B2 (en) 2006-03-30 2009-05-19 Fujitsu Limited Magnetic memory device and method for fabricating the same
US8878320B2 (en) 2011-06-24 2014-11-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device
JP2020035792A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 Tdk株式会社 スピン軌道トルク型磁化回転素子、スピン軌道トルク型磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ
JP7095490B2 (ja) 2018-08-27 2022-07-05 Tdk株式会社 スピン軌道トルク型磁化回転素子、スピン軌道トルク型磁気抵抗効果素子及び磁気メモリ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3875627B2 (ja) 2007-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7247505B2 (en) Magnetic memory device having magnetic shield layer, and manufacturing method thereof
JP3906139B2 (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ
TW550639B (en) Semiconductor memory device and its manufacturing method
US7247506B2 (en) Method for producing magnetic memory device
US7535755B2 (en) Magnetic memory device and method for fabricating the same
JP4560025B2 (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ及びその製造方法
JP4373938B2 (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ
JP2008218829A (ja) 磁気抵抗素子及びその製造方法
JP2004040006A (ja) 磁気メモリ装置およびその製造方法
US6958932B2 (en) Semiconductor integrated circuit device and method of manufacturing the same
JP2003324187A (ja) 磁気メモリ装置の製造方法および磁気メモリ装置
JP2002319663A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2006278645A (ja) 磁気メモリ装置
TWI255458B (en) Nonvolatile magnetic memory device and manufacturing method thereof
JP2009081390A (ja) 磁壁移動型mram及びその製造方法
JP3875627B2 (ja) 磁気記憶装置及びその製造方法
JP2005166896A (ja) 磁気メモリ
US7683446B2 (en) Magnetic memory using spin injection flux reversal
EP1489660A1 (en) Magnetic memory device and manufacturing method thereof
JP2004296859A (ja) 磁気記録素子及び磁気記録素子の製造方法
JP3896072B2 (ja) 磁気記憶装置及びその製造方法
JP2007123512A (ja) 磁気記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061026

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees