JP2003249476A - ウェハ洗浄方法 - Google Patents

ウェハ洗浄方法

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JP2003249476A
JP2003249476A JP2002045758A JP2002045758A JP2003249476A JP 2003249476 A JP2003249476 A JP 2003249476A JP 2002045758 A JP2002045758 A JP 2002045758A JP 2002045758 A JP2002045758 A JP 2002045758A JP 2003249476 A JP2003249476 A JP 2003249476A
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temperature
wafer
chemical
semiconductor wafer
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Toshihiko Nagai
俊彦 永井
Hiroshi Tanaka
博司 田中
Naoki Yokoi
直樹 横井
Yasuhiro Asaoka
保宏 浅岡
Masahiko Azuma
雅彦 東
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Panasonic Holdings Corp
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Mitsubishi Electric Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温薬液を用いたウェハ洗浄において、洗浄
時間の増大及び洗浄能力の劣化を防止できるようにす
る。 【解決手段】 半導体ウェハ洗浄装置による高温薬液1
16を用いた半導体ウェハ111の洗浄工程において、
洗浄開始直後に発生する洗浄チャンバー101及びその
内部(半導体ウェハ111及びローター112等)への
熱吸収に起因する薬液温度降下を防止する。具体的に
は、加温装置150を用いて加熱された窒素気流等の加
温流体によって半導体ウェハ111等を昇温させるか、
又は、電熱ヒーター等の熱源160によって洗浄チャン
バー101を昇温させることによって、洗浄開始から洗
浄終了までの間、安定した薬液温度を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハ洗浄
装置による高温薬液を用いた半導体ウェハの洗浄工程に
おいて、洗浄開始直後に発生する半導体ウェハ又は洗浄
チャンバー等への熱吸収による薬液温度降下を防止する
方法に関し、特に、加温した窒素気流等で半導体ウェハ
を昇温させることにより、又は熱源で洗浄チャンバーを
昇温させることにより、洗浄工程の開始から終了までの
間、安定した薬液温度を維持することを可能にする方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置製造プロセスの洗浄工程にお
いて、室温よりも高温(例えば35〜40℃以上)の洗
浄液(以下、高温薬液と称する)を用いる場合がある。
例として、多層配線構造を有する半導体装置における導
電膜又は絶縁膜のパターン形成においては、35〜10
0℃程度に加熱した有機薬液を用いた洗浄工程が行なわ
れることが多い。このようにすると、配線パターン形成
時等に発生する反応残渣物の除去をより有効に行なうこ
とができる。また、有機薬液を35〜100℃程度の設
定温度で用いた場合、該設定温度よりも低い温度での使
用と比べて有機薬液の粘度が低くなる。逆に、この設定
温度以下の温度で有機薬液を用いると、有機薬液の粘度
が著しく上昇してしまう場合がある。
【0003】図5は、一般的なバッチ式のスピン型半導
体ウェハ洗浄装置の配管構成を示すブロック図である。
【0004】図5に示すように、ウェハ洗浄装置100
は、半導体ウェハ(図示省略)が配置される洗浄チャン
バー101と、洗浄液(薬液)102が貯留される薬液
タンク103と、薬液102の温度を測定するために薬
液タンク103に設けられた温度計104と、薬液10
2を昇温させるために薬液タンク103に設けられた熱
源105と、薬液タンク103から洗浄チャンバー10
1に薬液102を加圧して送液するポンプ106と、薬
液102中のパーティクル等の不純物を除去するフィル
ター107と、薬液102の流量管理を行なう流量計1
08と、薬液102の循環経路の切り替えを行なうバル
ブ109とを備えている。薬液タンク103に貯留され
た薬液102は、温度計104の温度管理によるフィー
ドバック制御を用いて熱源105により昇温され所定の
使用温度まで昇温される。
【0005】半導体ウェハの洗浄時には、薬液102は
ポンプ106によって薬液タンク103からフィルター
107、流量計108及びバルブ109を経て洗浄チャ
ンバー101に加圧して送液される。その後、薬液10
2は、洗浄チャンバー101の上部に取付けられたノズ
ル(図示省略)から吐出されて半導体ウェハに塗布され
た後、洗浄チャンバー101の下部に設けられたドレイ
ン(図示省略)から洗浄チャンバー101の外部へ排出
され、その後、薬液タンク103に戻る。このように、
薬液102を循環させることによってウェハ洗浄が行な
われる。
【0006】尚、バッチ式のスピン型半導体ウェハ洗浄
装置の場合、洗浄チャンバー101としては、例えばス
テンレス製の筒状筐体等が用いられる。
【0007】また、バルブ109は、半導体ウェハの洗
浄時には、実線で示す洗浄チャンバー101への流路を
開く一方、ウェハ洗浄装置100の待機時には、点線で
示す薬液タンク103への流路を開くことにより、薬液
102を洗浄チャンバー101を通さずに循環させる。
そのために、装置待機時においては、洗浄チャンバー1
01及びその周辺部を除く全ての薬液流路は、薬液10
2の温度(つまり前述の所定の使用温度)と同じ温度に
保たれる。
【0008】図6は、一般的なバッチ式のスピン型半導
体ウェハ洗浄装置における洗浄チャンバー内の様子を示
す斜視図である。
【0009】図6に示すように、洗浄チャンバー101
の内部において、複数枚(例えば25枚程度)の半導体
ウェハ111がローター112によって保持されてい
る。また、洗浄チャンバー101の側部には、ローター
112を回転させるモーター113が取付けられ、洗浄
チャンバー101の上部には、薬液等を吐出するノズル
114が取付けられ、洗浄チャンバー101の下部に
は、薬液を薬液タンクに戻すドレイン115が取付けら
れている。ウェハ洗浄時には、ノズル114から吐出さ
れた薬液は、モーター113によってローター112を
回転させることにより、各半導体ウェハ111に対して
均等に塗布される。また、各半導体ウェハ111の洗浄
に用いられた後の薬液はドレイン115を経て再び薬液
タンクに戻る。
【0010】図7は、バッチ式のスピン型半導体ウェハ
洗浄装置を用いて従来のウェハ洗浄方法により半導体ウ
ェハを洗浄しているときの洗浄チャンバー内を前面側
(図6に示す洗浄チャンバー101の左側面)から透視
的に見た様子を示す図である。尚、図7においては、洗
浄チャンバー内のノズルから吐出される薬液等の流路の
一部分も合わせて示している。
【0011】図7に示すように、ローター112によっ
て保持された各半導体ウェハ111に対して、ノズル1
14から薬液116が吐出される。このとき、洗浄チャ
ンバー101の背面(図6に示す洗浄チャンバー101
の右側面)に取り付けられたモーター(図6のモーター
113)によってローター112を回転させることによ
り、薬液116が各半導体ウェハ111に対して均等に
塗布される。各半導体ウェハ111を洗浄して各半導体
ウェハ111を通過した薬液116はドレイン115に
集められて再び薬液タンクに戻される。尚、図7におい
ては、ノズル114から薬液116を吐出して半導体ウ
ェハ111を洗浄する場合を示しているが、ノズル11
4からは、薬液116以外に、水洗のための純水、又は
乾燥若しくはパージのための窒素等を吐出可能である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
述べたような従来のウェハ洗浄方法を高温薬液を用いて
実施した場合、ウェハ洗浄に要する洗浄時間が予想以上
に長くなったり、又は、洗浄開始直後に洗浄された半導
体ウェハが十分に清浄化されない等の問題が生じる。
【0013】前記に鑑み、本発明は、高温薬液を用いた
ウェハ洗浄において、洗浄時間の増大及び洗浄能力の劣
化を防止できるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本願発明者らは、高温薬液を用いた従来のウェハ
洗浄方法における、洗浄開始からの経過時間と薬液温度
との関係を調べてみた。その結果を図8に示す。図8に
示すように、高温薬液を用いたウェハ洗浄の開始前及び
終了後における薬液温度(つまり洗浄チャンバーを経由
せずに循環しているときの薬液温度)が一定に保たれて
いる一方、ウェハ洗浄中、特にウェハ洗浄の開始直後に
おいて薬液温度の降下が確認された。以下、この温度降
下の原因を本願発明者らが検討した結果について説明す
る。
【0015】前述のように、スピン型半導体ウェハ洗浄
装置により高温薬液を用いてウェハ洗浄を行なう場合、
装置待機時(ウェハ洗浄を実施していない間)において
も、洗浄チャンバーを除く薬液流路は所定の薬液使用温
度に保たれている。一方、このとき、洗浄チャンバー自
体は室温下に置かれている。従って、ウェハ洗浄の開始
直後、室温下にある洗浄チャンバー(及びその内部の半
導体ウェハ等)によって、高温薬液から熱が奪われる結
果、薬液温度の降下が生じる。具体的には、洗浄開始前
(装置待機時)の薬液温度、つまり所定の薬液使用温度
が70℃程度である場合、洗浄開始直後に6〜8℃程度
の温度降下(ΔT)が生じることが確認された。
【0016】また、この薬液温度降下の影響によって薬
液粘度が上昇するため、ウェハ洗浄装置の薬液供給系に
対する負荷が上昇し、それにより薬液流量が低下するこ
とが判明した。具体的には、所定の薬液使用温度が70
℃程度の場合に6〜8℃程度の薬液温度降下が生じる
と、10〜15%程度の薬液流量の低下が生じることが
確認された。そして、この薬液流量の低下によって、ウ
ェハ洗浄に要する洗浄時間が長くなっていることが判明
すると共に、薬液温度の降下に起因する薬液粘度の上昇
によって、半導体ウェハ表面における薬液の流動性が低
下し、それにより洗浄能力が劣化していることも判明し
た。言い換えると、高温薬液を用いたウェハ洗浄工程に
おいては、ウェハ洗浄つまり薬液処理の開始から終了ま
での間の薬液温度を所定の使用温度に保つこと、つまり
薬液温度の安定化が不可欠であることが判明した。
【0017】そこで、本願発明者らは、半導体ウェハ洗
浄装置による高温薬液を用いた半導体ウェハの洗浄工程
において、洗浄開始前に加温した流体(例えば窒素気
流)により洗浄チャンバー及びその内部の半導体ウェハ
等を昇温させることにより、又は熱源により洗浄チャン
バーを昇温させることにより、洗浄開始直後に発生する
半導体ウェハ又は洗浄チャンバー等への熱吸収に起因す
る薬液温度降下を防止する方法を想到した。この方法を
実施することによって、洗浄工程の開始から終了までの
間、安定した薬液温度を維持することが可能になる。
【0018】具体的には、本発明に係る第1のウェハ洗
浄方法は、室温よりも高温の流体を洗浄チャンバーに導
入することにより洗浄チャンバーの内部を昇温させる工
程と、内部を昇温された洗浄チャンバーに洗浄液を室温
よりも高い所定の使用温度で導入することによって、洗
浄チャンバーに配置された半導体ウェハを洗浄する工程
とを備えている。
【0019】第1のウェハ洗浄方法によると、室温より
も高い温度で使用される洗浄液、つまり高温薬液を洗浄
チャンバーに導入する前に、室温よりも高温の流体(以
下、加温流体と称する)を洗浄チャンバーに導入するこ
とにより洗浄チャンバーの内部、例えば半導体ウェハ等
を昇温させる。このとき、加温流体によって洗浄チャン
バーを昇温させることもできる。このため、高温薬液を
用いた洗浄工程の開始直後においても、高温薬液から半
導体ウェハ等への熱吸収、及び高温薬液から洗浄チャン
バーへの熱吸収を抑制できるので、薬液温度降下を防止
できる。その結果、薬液温度降下に起因する薬液粘度の
上昇を防止できるので、半導体ウェハ表面における薬液
流動性の低下を抑制でき、それにより洗浄能力の劣化を
防止できる。また、薬液粘度の上昇を防止できるので、
薬液流量の低下を抑制でき、それにより半導体ウェハの
洗浄時間の増大を防止できる。
【0020】本発明に係る第2のウェハ洗浄方法は、熱
源を用いて洗浄チャンバーを昇温させる工程と、昇温さ
れた洗浄チャンバーに洗浄液を室温よりも高い所定の使
用温度で導入することによって、洗浄チャンバーに配置
された半導体ウェハを洗浄する工程とを備えている。
【0021】第2のウェハ洗浄方法によると、室温より
も高い温度で使用される洗浄液、つまり高温薬液を洗浄
チャンバーに導入する前に、熱源を用いて洗浄チャンバ
ーを昇温させる。このとき、熱源により昇温された洗浄
チャンバーの壁面からの放射熱を利用して洗浄チャンバ
ーの内部、例えば半導体ウェハ等を昇温させることもで
きる。このため、高温薬液を用いた洗浄工程の開始直後
においても、高温薬液から熱容量の大きい洗浄チャンバ
ーへの熱吸収、及び高温薬液から半導体ウェハ等への熱
吸収を抑制できるので、薬液温度降下を効果的に防止で
きる。その結果、薬液温度降下に起因する薬液粘度の上
昇を防止できるので、半導体ウェハ表面における薬液流
動性の低下を抑制して洗浄能力の劣化を防止できる。ま
た、薬液粘度の上昇を防止できるので、薬液流量の低下
を抑制して半導体ウェハの洗浄時間の増大を防止でき
る。
【0022】本発明に係る第3のウェハ洗浄方法は、室
温よりも高温の流体を洗浄チャンバーに導入することに
より洗浄チャンバーの内部を昇温させると共に、熱源を
用いて洗浄チャンバーを昇温させる工程と、昇温された
洗浄チャンバーに洗浄液を室温よりも高い所定の使用温
度で導入することによって、洗浄チャンバーに配置され
た半導体ウェハを洗浄する工程とを備えている。
【0023】第3のウェハ洗浄方法によると、室温より
も高い温度で使用される洗浄液、つまり高温薬液を洗浄
チャンバーに導入する前に、加温流体を洗浄チャンバー
に導入することにより洗浄チャンバーの内部、例えば半
導体ウェハ等を昇温させると共に、熱源を用いて洗浄チ
ャンバーを昇温させる。このため、高温薬液を用いた洗
浄工程の開始直後においても、高温薬液から熱容量の大
きい洗浄チャンバーへの熱吸収、及び高温薬液から半導
体ウェハ等への熱吸収を抑制できるので、薬液温度降下
を効果的に防止できる。その結果、薬液温度降下に起因
する薬液粘度の上昇を防止し、それにより半導体ウェハ
表面における薬液流動性の低下を抑制できるので、洗浄
能力の劣化を防止できる。また、薬液粘度の上昇を防止
できる結果、薬液流量の低下を抑制でき、それにより半
導体ウェハの洗浄時間の増大を防止できる。
【0024】尚、第1〜第3のウェハ洗浄方法におい
て、半導体ウェハを洗浄チャンバーに配置するタイミン
グは、加温流体又は熱源を用いて洗浄チャンバー又はそ
の内部を昇温させる工程よりも前であってもよいし後で
あってもよい。
【0025】第1又は第3のウェハ洗浄方法において、
流体は気体、具体的には窒素、アルゴン若しくは水蒸気
等の不活性気体、又は水素等の還元性気体であってもよ
い。或いは、流体は水等の液体であってもよい。但し、
コスト、薬液希釈又は乾燥工程の必要性等を考慮した場
合、窒素の利用が最も好ましい。
【0026】第1又は第3のウェハ洗浄方法において、
流体の温度は100℃以上で且つ200℃以下であるこ
とが好ましい。
【0027】このようにすると、洗浄チャンバーの内部
を所定の使用温度(35〜100℃程度)まで確実に昇
温させることができる。
【0028】第2又は第3のウェハ洗浄方法において、
熱源は電熱ヒーターであってもよいし、又は、洗浄チャ
ンバーの外壁に設けられており且つ室温よりも高温の液
体が導入される蛇腹配管等であってもよい。後者の場
合、蛇腹配管に導入される液体は水、エチレングリコー
ル水溶液又はオイル等であってもよい。
【0029】第1、第2又は第3のウェハ洗浄方法にお
いて、洗浄チャンバーは、バッチ式又は枚葉式のスピン
型洗浄装置の洗浄チャンバーであることが好ましい。
【0030】このようにすると、従来のウェハ洗浄方法
と比べて、前述の本発明の各ウェハ洗浄方法による効果
が顕著に生じる。
【0031】第1、第2又は第3のウェハ洗浄方法にお
いて、洗浄液は有機薬液であることが好ましい。
【0032】このようにすると、従来のウェハ洗浄方法
と比べて、前述の本発明の各ウェハ洗浄方法による効果
が顕著に生じる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係るウェハ洗浄方法について、ウェ
ハ洗浄装置として、図5及び図6に示すバッチ式のスピ
ン型半導体ウェハ洗浄装置において高温薬液を用いる場
合を例として、図面を参照しながら説明する。
【0034】図1は、バッチ式のスピン型半導体ウェハ
洗浄装置を用いて第1の実施形態に係るウェハ洗浄方法
により半導体ウェハを洗浄しているときの洗浄チャンバ
ー内を前面側(図6に示す洗浄チャンバー101の左側
面)から透視的に見た様子を示す図である。尚、図1に
おいては、洗浄チャンバー内のノズルから吐出される薬
液等の流路の一部分も合わせて示している。
【0035】図1に示すように、洗浄チャンバー101
の内部において、複数枚(例えば25枚程度)の半導体
ウェハ111がローター112によって保持されてい
る。ウェハ洗浄時には、各半導体ウェハ111に対し
て、洗浄チャンバー101の上部に取り付けられたノズ
ル114から薬液116が吐出される。このとき、洗浄
チャンバー101の背面(図6に示す洗浄チャンバー1
01の右側面)に取り付けられたモーター(図6のモー
ター113)によってローター112を回転させること
により、薬液116が各半導体ウェハ111に対して均
等に塗布される。各半導体ウェハ111を洗浄して各半
導体ウェハ111を通過した薬液116はドレイン11
5に集められて再び薬液タンクに戻される。尚、図1に
おいては、ノズル114から薬液116を吐出して半導
体ウェハ111を洗浄する場合を示しているが、ノズル
114からは、洗浄のための薬液116以外に、水洗の
ための純水、又は乾燥若しくはパージのための窒素等の
流体を吐出可能である。
【0036】第1の実施形態に係るウェハ洗浄方法に用
いられる洗浄装置が、図7に示す従来例と異なっている
点は、図1に示すように、ノズル114から吐出される
流体の流路上に加温装置150が取付けられており、そ
れによって流体が100〜200℃程度の温度になるよ
うに加温できることである。
【0037】ここで、第1の実施形態に係るウェハ洗浄
方法の特徴は、高温薬液を用いた洗浄工程の開始前に、
言い換えると、高温薬液を洗浄チャンバー101に導入
する前に、加温装置150により100〜200℃程度
に加熱された流体(以下、加温流体と称する)をノズル
114から吐出することである。これにより、半導体ウ
ェハ111及びローター112等を含む洗浄チャンバー
101を室温から所望の温度、例えば所定の薬液使用温
度まで昇温させることができる。このとき、各半導体ウ
ェハ111の加温をウェハ面内で均等に行なうために、
10〜1000rpm程度の範囲でローター112を回
転させることが望ましい。
【0038】第1の実施形態によると、高温薬液を洗浄
チャンバー101に導入する前に、加温流体を洗浄チャ
ンバー101に導入することにより洗浄チャンバー10
1及びその内部の半導体ウェハ111等を昇温させる。
このため、高温薬液を用いた洗浄工程の開始直後におい
ても、高温薬液から半導体ウェハ111等への熱吸収、
及び高温薬液から洗浄チャンバー101への熱吸収を抑
制できるので、薬液温度降下を防止できる。その結果、
薬液温度降下に起因する薬液粘度の上昇を防止できるの
で、半導体ウェハ111の表面における薬液流動性の低
下を抑制でき、それにより洗浄能力の劣化を防止でき
る。また、薬液粘度の上昇を防止できるので、薬液流量
の低下を抑制でき、それにより半導体ウェハ111の洗
浄時間の増大を防止できる。
【0039】図2は、第1の実施形態に係るウェハ洗浄
方法によって洗浄チャンバー101及び半導体ウェハ1
11等を所定の薬液使用温度まで昇温させた後に高温薬
液を用いたウェハ洗浄を開始した場合における、洗浄開
始からの経過時間と薬液温度との関係を調べた結果を示
している。
【0040】図2に示すように、第1の実施形態におい
ては、図8に示す従来のウェハ洗浄方法における薬液温
度の時間変化と比べて、洗浄開始直後の薬液温度降下が
ほとんど見られず、高温薬液を用いた洗浄の開始から終
了までの間における薬液温度の変動が極めて小さいこと
が確認できる。すなわち、ノズル114から高温薬液を
吐出する前に、加温装置150を用いて加熱された加温
流体によって、洗浄チャンバー101、並びにその内部
の半導体ウェハ111及びローター112等を所定の薬
液使用温度まで昇温させることにより、洗浄開始から洗
浄終了までの間、安定した薬液温度を保持できることが
確認された。このとき、薬液温度降下に伴う薬液流量の
低下も最大で2%程度と極めて小さいことが確認され
た。また、図2に示すように、第1の実施形態において
は、高温薬液を用いたウェハ洗浄の開始前及び終了後に
おける薬液温度は一定(所定の薬液使用温度)に保たれ
る。
【0041】尚、第1の実施形態で所定の薬液使用温度
が70℃である場合において加温流体として100〜2
00℃程度に加熱された窒素を用いた場合、図2に示す
薬液温度の挙動を保つために必要な昇温時間、つまり加
温流体を用いて洗浄チャンバー101及びその内部を室
温から70℃まで昇温させるのに必要な時間は5〜10
分程度であった。
【0042】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係るウェハ洗浄方法について、ウェハ洗浄装
置として、図5及び図6に示すバッチ式のスピン型半導
体ウェハ洗浄装置において高温薬液を用いる場合を例と
して、図面を参照しながら説明する。
【0043】図3は、バッチ式のスピン型半導体ウェハ
洗浄装置を用いて第2の実施形態に係るウェハ洗浄方法
により半導体ウェハを洗浄しているときの洗浄チャンバ
ー内を前面側(図6に示す洗浄チャンバー101の左側
面)から透視的に見た様子を示す図である。尚、図3に
おいては、洗浄チャンバー内のノズルから吐出される薬
液等の流路の一部分も合わせて示している。
【0044】図3に示すように、洗浄チャンバー101
の内部において、複数枚(例えば25枚程度)の半導体
ウェハ111がローター112によって保持されてい
る。ウェハ洗浄時には、各半導体ウェハ111に対し
て、洗浄チャンバー101の上部に取り付けられたノズ
ル114から薬液116が吐出される。このとき、洗浄
チャンバー101の背面(図6に示す洗浄チャンバー1
01の右側面)に取り付けられたモーター(図6のモー
ター113)によってローター112を回転させること
により、薬液116が各半導体ウェハ111に対して均
等に塗布される。各半導体ウェハ111を洗浄して各半
導体ウェハ111を通過した薬液116はドレイン11
5に集められて再び薬液タンクに戻される。尚、図3に
おいては、ノズル114から薬液116を吐出して半導
体ウェハ111を洗浄する場合を示しているが、ノズル
114からは、洗浄のための薬液116以外に、水洗の
ための純水、又は乾燥若しくはパージのための窒素を吐
出可能である。
【0045】第2の実施形態に係るウェハ洗浄方法に用
いられる洗浄装置が、図7に示す従来例と異なっている
点は、図3に示すように、洗浄チャンバー101の外壁
に電熱ヒーター等の熱源160が取付けられており、そ
れによって洗浄チャンバー101が所望の温度になるよ
うに加温できることである。
【0046】ここで、第2の実施形態に係るウェハ洗浄
方法の特徴は、高温薬液を用いた洗浄工程を実施してい
る時も実施していない時も、つまり装置稼動時及び装置
待機時に、熱源160により洗浄チャンバー101を所
望の温度、例えば所定の薬液使用温度に温めておくこと
である。これにより、高温薬液を洗浄チャンバー101
に導入する前に、つまり装置稼動前に、加温した洗浄チ
ャンバー101の壁面からの放射熱を利用して洗浄チャ
ンバー101の内部、例えば半導体ウェハ111及びロ
ーター112等を例えば所定の薬液使用温度に温めてお
くこともできる。このとき、各半導体ウェハ111の加
温をウェハ面内で均等に行なうために、10〜1000
rpm程度の範囲でローター112を回転させることが
望ましい。
【0047】第2の実施形態によると、装置稼動時及び
装置待機時に、熱源160により洗浄チャンバー101
に対して加温を行なうと共に、装置稼動前に、加温した
洗浄チャンバー101の壁面からの放射熱を利用して洗
浄チャンバー101の内部、例えば半導体ウェハ111
等に対して加温を行なう。このため、高温薬液を用いた
洗浄工程の開始直後においても、高温薬液から熱容量の
大きい洗浄チャンバー101への熱吸収、及び高温薬液
から半導体ウェハ111等への熱吸収を抑制できるの
で、薬液温度降下を効果的に防止できる。その結果、薬
液温度降下に起因する薬液粘度の上昇を防止できるの
で、半導体ウェハ111表面における薬液流動性の低下
を抑制して洗浄能力の劣化を防止できる。また、薬液粘
度の上昇を防止できるので、薬液流量の低下を抑制して
半導体ウェハ111の洗浄時間の増大を防止できる。
【0048】第2の実施形態に係るウェハ洗浄方法によ
って洗浄チャンバー101及び半導体ウェハ111等を
所定の薬液使用温度まで昇温させた後に高温薬液を用い
たウェハ洗浄を開始した場合における、洗浄開始からの
経過時間と薬液温度との関係を調べた結果は、第1の実
施形態と同じく図2に示すとおりである。
【0049】図2に示すように、第2の実施形態におい
ても、図8に示す従来のウェハ洗浄方法における薬液温
度の時間変化と比べて、洗浄開始直後の薬液温度降下が
ほとんど見られず、高温薬液を用いた洗浄の開始から終
了までの間における薬液温度の変動が極めて小さいこと
が確認できる。すなわち、装置稼動時及び装置待機時
に、熱源160により洗浄チャンバー101を所定の薬
液使用温度に温めておくと共に、装置稼動前に、加温し
た洗浄チャンバー101の壁面からの放射熱を利用して
洗浄チャンバー101の内部を所定の薬液使用温度に温
めておくことにより、洗浄開始から洗浄終了までの間、
安定した薬液温度を保持できることが確認された。この
とき、薬液温度降下に伴う薬液流量の低下も最大で2%
程度と極めて小さいことが確認された。また、図2に示
すように、第2の実施形態においては、高温薬液を用い
たウェハ洗浄の開始前及び終了後における薬液温度は一
定(所定の薬液使用温度)に保たれる。
【0050】尚、第2の実施形態で所定の薬液使用温度
が70℃である場合、図2に示す薬液温度の挙動を保つ
ために必要な昇温時間、つまり熱源160を用いて洗浄
チャンバー101及びその内部を室温から70℃まで昇
温させるのに必要な時間は2〜5分程度であった。ここ
で、第2の実施形態において、第1の実施形態の様に加
温窒素等により半導体ウェハ111及びローター112
等を直接昇温していないにも関わらず、前述の昇温時
間、つまり薬液温度安定化に要する時間が比較的短い理
由として、半導体ウェハ111等と比べて熱容量が大き
い洗浄チャンバー101を熱源160を用いて昇温させ
ていることが挙げられる。すなわち、一般的に、洗浄チ
ャンバー101となる筐体は、ローター112等の回転
により発生する振動に対して耐久性を確保するために肉
厚な構造を有しており、それによって洗浄チャンバー1
01が高温薬液から熱を奪う要因として大きい。従っ
て、洗浄チャンバー101を熱源160を用いて昇温さ
せておくことは、薬液温度安定化に要する時間の短縮の
ために効果的である。
【0051】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係るウェハ洗浄方法について、ウェハ洗浄装
置として、図5及び図6に示すバッチ式のスピン型半導
体ウェハ洗浄装置において高温薬液を用いる場合を例と
して、図面を参照しながら説明する。
【0052】図4は、バッチ式のスピン型半導体ウェハ
洗浄装置を用いて第3の実施形態に係るウェハ洗浄方法
により半導体ウェハを洗浄しているときの洗浄チャンバ
ー内を前面側(図6に示す洗浄チャンバー101の左側
面)から透視的に見た様子を示す図である。尚、図4に
おいては、洗浄チャンバー内のノズルから吐出される薬
液等の流路の一部分も合わせて示している。
【0053】図4に示すように、洗浄チャンバー101
の内部において、複数枚(例えば25枚程度)の半導体
ウェハ111がローター112によって保持されてい
る。ウェハ洗浄時には、各半導体ウェハ111に対し
て、洗浄チャンバー101の上部に取り付けられたノズ
ル114から薬液116が吐出される。このとき、洗浄
チャンバー101の背面(図6に示す洗浄チャンバー1
01の右側面)に取り付けられたモーター(図6のモー
ター113)によってローター112を回転させること
により、薬液116が各半導体ウェハ111に対して均
等に塗布される。各半導体ウェハ111を洗浄して各半
導体ウェハ111を通過した薬液116はドレイン11
5に集められて再び薬液タンクに戻される。尚、図4に
おいては、ノズル114から薬液116を吐出して半導
体ウェハ111を洗浄する場合を示しているが、ノズル
114からは、洗浄のための薬液116以外に、水洗の
ための純水、又は乾燥若しくはパージのための窒素等の
流体を吐出可能である。
【0054】第3の実施形態に係るウェハ洗浄方法に用
いられる洗浄装置が、図7に示す従来例と異なっている
点は、図4に示すように、ノズル114から吐出される
流体の流路上に加温装置150が取付けられており、そ
れによって流体が100〜200℃程度の温度になるよ
うに加温できること、及び、洗浄チャンバー101の外
壁に電熱ヒーター等の熱源160が取付けられており、
それによって洗浄チャンバー101が所望の温度になる
ように加温できることである。
【0055】ここで、第3の実施形態に係るウェハ洗浄
方法の特徴は、高温薬液を用いた洗浄工程を実施してい
る時も実施していない時も、つまり装置稼動時及び装置
待機時に、熱源160により洗浄チャンバー101を所
望の温度、例えば所定の薬液使用温度に温めておくこと
である。また、第3の実施形態に係るウェハ洗浄方法の
もう1つの特徴は、高温薬液を洗浄チャンバー101に
導入する前に、つまり装置稼動前に、加温装置150に
より100〜200℃程度に加熱された加温流体をノズ
ル114から吐出し、それにより洗浄チャンバー101
の内部、具体的には半導体ウェハ111及びローター1
12等を室温から所望の温度、例えば所定の薬液使用温
度まで昇温させることである。このとき、各半導体ウェ
ハ111の加温をウェハ面内で均等に行なうために、1
0〜1000rpm程度の範囲でローター112を回転
させることが望ましい。
【0056】第3の実施形態によると、装置稼動時及び
装置待機時に、熱源160により洗浄チャンバー101
に対して加温を行なうと共に、装置稼動前に、加温流体
を洗浄チャンバー101に導入することにより洗浄チャ
ンバー101の内部の半導体ウェハ111等を昇温させ
る。このため、高温薬液を用いた洗浄工程の開始直後に
おいても、高温薬液から熱容量の大きい洗浄チャンバー
101への熱吸収、及び高温薬液から半導体ウェハ11
1等への熱吸収を抑制できるので、薬液温度降下を効果
的に防止できる。その結果、薬液温度降下に起因する薬
液粘度の上昇を防止できるので、半導体ウェハ111表
面における薬液流動性の低下を抑制して洗浄能力の劣化
を防止できる。また、薬液粘度の上昇を防止できるの
で、薬液流量の低下を抑制して半導体ウェハ111の洗
浄時間の増大を防止できる。
【0057】第3の実施形態に係るウェハ洗浄方法によ
って洗浄チャンバー101及び半導体ウェハ111等を
所定の薬液使用温度まで昇温させた後に高温薬液を用い
たウェハ洗浄を開始した場合における、洗浄開始からの
経過時間と薬液温度との関係を調べた結果は、第1の実
施形態と同じく図2に示すとおりである。
【0058】図2に示すように、第3の実施形態におい
ても、図8に示す従来のウェハ洗浄方法における薬液温
度の時間変化と比べて、洗浄開始直後の薬液温度降下が
ほとんど見られず、高温薬液を用いた洗浄の開始から終
了までの間における薬液温度の変動が極めて小さいこと
が確認できる。すなわち、装置稼動時及び装置待機時
に、熱源160により洗浄チャンバー101を所定の薬
液使用温度に温めておくと共に、装置稼動前に、加温装
置150を用いて加熱された加温流体によって洗浄チャ
ンバー101の内部を所定の薬液使用温度まで昇温させ
ておくことにより、洗浄開始から洗浄終了までの間、安
定した薬液温度を保持できることが確認された。このと
き、薬液温度降下に伴う薬液流量の低下も最大で2%程
度と極めて小さいことが確認された。また、図2に示す
ように、第3の実施形態においては、高温薬液を用いた
ウェハ洗浄の開始前及び終了後における薬液温度は一定
(所定の薬液使用温度)に保たれる。
【0059】尚、第3の実施形態で所定の薬液使用温度
が70℃である場合において加温流体として100〜2
00℃程度に加熱された窒素を用いた場合、図2に示す
薬液温度の挙動を保つために必要な昇温時間、つまり加
温流体及び熱源160を用いて洗浄チャンバー101及
びその内部を室温から70℃まで昇温させるのに必要な
時間は30秒〜2分程度であった。
【0060】表1は、第1〜第3の実施形態に係るウェ
ハ洗浄方法のそれぞれを用いた場合における、薬液温度
の安定性、薬液温度挙動安定化所要時間(図2に示す薬
液温度の挙動を保つために必要な洗浄開始前の昇温時
間)、及び洗浄チャンバー内部の乾燥の早さを評価した
結果を示している。尚、表1においては、比較例とし
て、従来のウェハ洗浄方法を用いた場合における前述の
各項目を評価した結果を示していると共に、第1〜第3
の実施形態に係るウェハ洗浄方法及び従来のウェハ洗浄
方法のそれぞれを総合的に評価した結果を示している。
ここで、第1及び第3の実施形態に係るウェハ洗浄方法
における「乾燥の早さ」は、加温流体として窒素を用い
た場合の評価結果である。
【0061】
【表1】
【0062】尚、第1又は第3の実施形態において、加
温流体として窒素を用いたが、これに限られず、半導体
ウェハ111又は洗浄チャンバー101等に腐食等の悪
影響を及ぼさない他の気体や液体を用いてもよい。具体
的には、加温流体として、窒素以外の不活性気体、例え
ばヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン又は水蒸気
等を用いてもよい。或いは、加温流体として、例えば水
素等の還元性気体を不活性気体と組み合わせて用いても
よいし、例えば水等の液体を用いてもよい。但し、コス
ト、薬液希釈又は乾燥工程の必要性等を考慮した場合、
窒素の利用が最も好ましい。また、加温流体として水素
を用いた場合には、Cuプロセスにおいて酸化銅を還元
できるという副次的効果が得られる。
【0063】また、第1又は第3の実施形態において、
洗浄チャンバー101内で乾燥又はパージを行なうため
の窒素を加温流体としても用いているが、これに代え
て、加温流体として窒素以外の気体や液体を用いると共
に、乾燥又はパージのために窒素を用いてもよい。この
とき、ノズル114までの加温流体及び窒素の流路を独
立して設けてもよいし、加温装置150の直前に設けた
切り替えバルブにおいて加温流体及び窒素の流路を共通
化してもよい。
【0064】また、第2又は第3の実施形態において、
洗浄チャンバー101に対して加温を行なうための熱源
160の種類は特に限定されるものではなく、例えば洗
浄チャンバー101の外壁に設けられた電熱ヒーター、
又は、洗浄チャンバー101の外壁に設けられており且
つ室温よりも高温の液体が導入される蛇腹配管等を用い
ることができる。このとき、洗浄チャンバー101の壁
厚が大きい場合には該壁中に電熱ヒーター又は蛇腹配管
等を設けてもよい。また、蛇腹配管に導入される液体と
しては水、エチレングリコール水溶液又はオイル等を用
いることができる。さらに、熱源160は必ずしも洗浄
チャンバー101に密着させて設ける必要はなく、洗浄
チャンバー101から所定の距離だけ離して設けられ
た、例えば赤外線ヒーター等の熱源160により洗浄チ
ャンバー101に対して加温を行なってもよい。
【0065】また、第2又は第3の実施形態において、
装置稼動時及び装置待機時に、熱源160により洗浄チ
ャンバー101に対して加温を行ない、それにより、装
置稼動前に、加温した洗浄チャンバー101の壁面から
の放射熱を利用して洗浄チャンバー101の内部に対し
て加温を行なった。しかし、装置稼動時には、熱源16
0による洗浄チャンバー101の加温を行なわなくても
よい。また、装置待機時においても、熱源160による
洗浄チャンバー101の加温を常に行なう必要はなく、
例えば装置稼動前に、つまり高温薬液を洗浄チャンバー
101に導入する前に、熱源160によって洗浄チャン
バー101を昇温し、それにより洗浄チャンバー101
の内部を昇温させておくだけでもよい。但し、熱源16
0によって昇温された洗浄チャンバー101の温度が安
定するのに要する時間を考慮すると、装置待機時に、又
は、装置稼動前の所定の期間、熱源160による洗浄チ
ャンバー101の加温を行なっておくことが好ましい。
【0066】また、第1〜第3の実施形態において、加
温流体又は熱源160を用いて洗浄チャンバー101及
びその内部を昇温させる工程よりも前に、洗浄チャンバ
ー101に半導体ウェハ111を配置しておくことが好
ましいが、該昇温工程よりも後に、洗浄チャンバー10
1に半導体ウェハ111を配置してもよい。
【0067】また、第1〜第3の実施形態において、高
温薬液を洗浄チャンバー101に導入する前に、加温流
体又は熱源160を用いて洗浄チャンバー101及びそ
の内部を室温から所定の薬液使用温度まで昇温させるこ
とが最も好ましいが、所定の薬液使用温度まで昇温させ
なくても洗浄チャンバー101及びその内部を室温より
も高い温度まで昇温させることによって、従来のウェハ
洗浄方法と比べて洗浄時間の増大及び洗浄能力の劣化を
防止するという効果を昇温の程度に応じて得ることがで
きる。
【0068】また、第1〜第3の実施形態において、図
5及び図6に示すバッチ式のスピン型半導体ウェハ洗浄
装置の使用を前提としているが、これに代えて、他の種
類のバッチ式のスピン型半導体ウェハ洗浄装置を使用し
てもよいし、又は、枚葉式のスピン型洗浄装置を使用し
てもよい。第1〜第3の実施形態において、バッチ式又
は枚葉式のスピン型半導体ウェハ洗浄装置を使用した場
合、各実施形態の効果、すなわち、高温薬液を用いたウ
ェハ洗浄において従来のウェハ洗浄方法と比べて洗浄時
間の増大及び洗浄能力の劣化を防止するという効果が顕
著に生じる。
【0069】ところで、バス式半導体ウェハ洗浄装置
(バッチ式)においては、装置待機時にも薬液が洗浄槽
を経て循環しているので、高温薬液を用いた洗浄開始直
後に高温薬液から洗浄槽への熱吸収は生じない。一方、
装置待機時において、半導体ウェハを保持したウェハカ
セットは洗浄槽から取り外されており、該ウェハカセッ
トが室温下に置かれている場合がある。この場合、高温
薬液を用いた洗浄開始前に予め半導体ウェハを含むカウ
ェハカセットを昇温させておくことにより、又は、装置
待機時に循環している薬液温度を所定の薬液使用温度よ
りも高めに設定しておくことにより、洗浄時間の増大及
び洗浄能力の劣化を防止するという効果が得られる。
【0070】また、第1〜第3の実施形態において、使
用する高温薬液の種類は特に限定されないが、高温薬液
として有機薬液を用いた場合、従来のウェハ洗浄方法と
比べて洗浄時間の増大及び洗浄能力の劣化を防止すると
いう各実施形態の効果が顕著に生じる。
【0071】
【発明の効果】本発明によると、高温薬液を用いた洗浄
工程の開始直後においても、高温薬液から洗浄チャンバ
ー又はその内部の半導体ウェハ等への熱吸収を抑制でき
るため、薬液温度降下を防止でき、それにより薬液粘度
の上昇を防止できる。従って、半導体ウェハ表面におけ
る薬液流動性の低下を抑制して洗浄能力の劣化を防止で
きると共に、薬液流量の低下を抑制して半導体ウェハの
洗浄時間の増大を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バッチ式のスピン型半導体ウェハ洗浄装置を用
いて本発明の第1の実施形態に係るウェハ洗浄方法によ
り半導体ウェハを洗浄しているときの洗浄チャンバー内
を前面側から透視的に見た様子を示す図である。
【図2】本発明の第1〜第3の実施形態に係るウェハ洗
浄方法によって洗浄チャンバー及びその内部を所定の薬
液使用温度まで昇温させた後に高温薬液を用いたウェハ
洗浄を開始した場合における、洗浄開始からの経過時間
と薬液温度との関係を調べた結果を示す図である。
【図3】バッチ式のスピン型半導体ウェハ洗浄装置を用
いて本発明の第2の実施形態に係るウェハ洗浄方法によ
り半導体ウェハを洗浄しているときの洗浄チャンバー内
を前面側から透視的に見た様子を示す図である。
【図4】バッチ式のスピン型半導体ウェハ洗浄装置を用
いて本発明の第3の実施形態に係るウェハ洗浄方法によ
り半導体ウェハを洗浄しているときの洗浄チャンバー内
を前面側から透視的に見た様子を示す図である。
【図5】本発明の第1〜第3の実施形態に係るウェハ洗
浄方法に用いられる、バッチ式のスピン型半導体ウェハ
洗浄装置の配管構成の一例を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1〜第3の実施形態に係るウェハ洗
浄方法に用いられる、バッチ式のスピン型半導体ウェハ
洗浄装置における洗浄チャンバー内の様子の一例を示す
斜視図である。
【図7】バッチ式のスピン型半導体ウェハ洗浄装置を用
いて従来のウェハ洗浄方法により半導体ウェハを洗浄し
ているときの洗浄チャンバー内を前面側から透視的に見
た様子を示す図である。
【図8】高温薬液を用いた従来のウェハ洗浄方法におけ
る、洗浄開始からの経過時間と薬液温度との関係を調べ
た結果を示す図である。
【符号の説明】 100 ウェハ洗浄装置 101 洗浄チャンバー 102 洗浄液(薬液) 103 薬液タンク 104 温度計 105 熱源 106 ポンプ 107 フィルター 108 流量計 109 バルブ 111 半導体ウェハ 112 ローター 113 モーター 114 ノズル 115 ドレイン 116 薬液 150 加温装置 160 熱源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 博司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 横井 直樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 浅岡 保宏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 東 雅彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室温よりも高温の流体を洗浄チャンバー
    に導入することにより前記洗浄チャンバーの内部を昇温
    させる工程と、 内部を昇温された前記洗浄チャンバーに洗浄液を室温よ
    りも高い所定の使用温度で導入することによって、前記
    洗浄チャンバーに配置された半導体ウェハを洗浄する工
    程とを備えていることを特徴とするウェハ洗浄方法。
  2. 【請求項2】 熱源を用いて洗浄チャンバーを昇温させ
    る工程と、 昇温された前記洗浄チャンバーに洗浄液を室温よりも高
    い所定の使用温度で導入することによって、前記洗浄チ
    ャンバーに配置された半導体ウェハを洗浄する工程とを
    備えていることを特徴とするウェハ洗浄方法。
  3. 【請求項3】 室温よりも高温の流体を洗浄チャンバー
    に導入することにより前記洗浄チャンバーの内部を昇温
    させると共に、熱源を用いて前記洗浄チャンバーを昇温
    させる工程と、 昇温された前記洗浄チャンバーに洗浄液を室温よりも高
    い所定の使用温度で導入することによって、前記洗浄チ
    ャンバーに配置された半導体ウェハを洗浄する工程とを
    備えていることを特徴とするウェハ洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記流体は気体であることを特徴とする
    請求項1又は3に記載のウェハ洗浄方法。
  5. 【請求項5】 前記気体は不活性気体であることを特徴
    とする請求項4に記載のウェハ洗浄方法。
  6. 【請求項6】 前記不活性気体は窒素又はアルゴンであ
    ることを特徴とする請求項5に記載のウェハ洗浄方法。
  7. 【請求項7】 前記不活性気体は水蒸気であることを特
    徴とする請求項5に記載のウェハ洗浄方法。
  8. 【請求項8】 前記気体は還元性気体であることを特徴
    とする請求項4に記載のウェハ洗浄方法。
  9. 【請求項9】 前記流体は液体であることを特徴とする
    請求項1又は3に記載のウェハ洗浄方法。
  10. 【請求項10】 前記液体は水であることを特徴とする
    請求項9に記載のウェハ洗浄方法。
  11. 【請求項11】 前記流体の温度は100℃以上で且つ
    200℃以下であることを特徴とする請求項1又は3に
    記載のウェハ洗浄方法。
  12. 【請求項12】 前記熱源は電熱ヒーターであることを
    特徴とする請求項2又は3に記載のウェハ洗浄方法。
  13. 【請求項13】 前記熱源は、前記洗浄チャンバーの外
    壁に設けられており且つ室温よりも高温の液体が導入さ
    れる蛇腹配管であることを特徴とする請求項2又は3に
    記載のウェハ洗浄方法。
  14. 【請求項14】 前記蛇腹配管に導入される前記液体は
    水、エチレングリコール水溶液又はオイルであることを
    特徴とする請求項13に記載のウェハ洗浄方法。
  15. 【請求項15】 前記洗浄チャンバーは、バッチ式又は
    枚葉式のスピン型洗浄装置の洗浄チャンバーであること
    を特徴とする請求項1、2又は3に記載のウェハ洗浄方
    法。
  16. 【請求項16】 前記洗浄液は有機薬液であることを特
    徴とする請求項1、2又は3に記載のウェハ洗浄方法。
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