JP2003249256A - 燃料電池 - Google Patents
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Abstract
タック35を収納容器31内に収納してなり、セルスタ
ック35に酸素含有ガス及び燃料ガスを供給して発電す
る燃料電池において、セルスタック35の側方における
収納容器31の側壁に、外部から供給される酸素含有ガ
スの側壁流通路73を設け、該側壁流通路73内の酸素
含有ガスがセルスタック35に供給されることを特徴と
する。
Description
ルが集合したセルスタックを収納容器内に収納してなる
燃料電池に関するものである。
セルのスタックを収納容器内に収納した燃料電池が種々
提案されている。
セルからなるセルスタックを収納容器内に収納して構成
されており、発電はセルスタックに酸素含有ガス及び燃
料ガスを供給して600〜1000℃程度の高温で行わ
れていた。
池は作動温度が600〜1000℃と高いため、この温
度まで燃料電池セルを加熱する必要があり、実質的に発
電するまでの時間が長いという問題があった。このよう
な問題を解決するため、従来、収納容器の外部に酸素含
有ガス(空気)を予熱する予熱器を設け、この予熱器で
酸素含有ガスを加熱した後、セルスタックに供給し、こ
れによりセルを加熱し、起動時間を短縮させることが提
案されている。
酸素含有ガスを燃焼させ、この高温の燃焼ガスを収納容
器外部まで配管により引き回し、酸素含有ガスを収納容
器内部に供給するための配管に沿わせて熱交換を行い、
燃焼ガスを用いて酸素含有ガスを予熱することが提案さ
れている。
々の方法によれば、通常運転時には収納容器内が高温と
なるが、この熱は、一般にガスにより外部に放出された
り、収納容器を介して外部に放出され、収納容器内の熱
の有効利用が十分ではなかった。
加熱した酸素含有ガスをセルスタックに導入し、加熱し
た酸素含有ガスにより燃料電池セルを加熱するもので、
セルの加熱効率が低く、未だ起動に時間がかかるという
問題があった。
提供することを目的とする。
数の燃料電池セルが集合したセルスタックを収納容器内
に収納してなり、前記セルスタックに酸素含有ガス及び
燃料ガスを供給して発電する燃料電池において、前記セ
ルスタックの側方における前記収納容器の側壁に、外部
から供給される酸素含有ガスの側壁流通路を設け、該側
壁流通路内の酸素含有ガスが前記セルスタックに供給さ
れることを特徴とする。
含有ガスが、側壁流通路を介してセルスタックに供給さ
れるため、通常運転時には、セルスタックの熱により側
壁流通路の酸素含有ガスが加熱され、この加熱された酸
素含有ガスがセルスタックに供給され、収納容器内で発
生する熱を有効利用して発電効率を高めることができ
る。
度(例えば600℃)予熱された酸素含有ガスを供給す
ることにより、側壁流通路の側方に設けられたセルスタ
ックの燃料電池セルを加熱できるとともに、側壁流通路
の予熱された酸素含有ガスが、例えば、酸素含有ガス供
給管を介してセルスタックの燃料電池セルに導入され、
燃料電池セルを酸素含有ガスにより加熱することがで
き、酸素含有ガスの熱を有効利用して起動を迅速に行う
ことができる。
て設けられ、前記セルスタックから導出された余剰の酸
素含有ガス及び燃料ガスが燃焼して燃焼ガスが発生する
燃焼室と、該燃焼室に隣設して設けられ、前記燃焼室か
らの燃焼ガス及び側壁流通路の酸素含有ガスが導入され
て熱交換する熱交換部と、前記燃焼室を挿通し、前記熱
交換部で加熱された酸素含有ガスを前記セルスタックに
供給する複数の酸素含有ガス供給管とを、収納容器内に
設けてなることを特徴とする。
おいて発電に用いられなかった余剰の燃料ガスと酸素含
有ガスが燃焼室内に導入され、この燃焼室中で反応して
燃焼し、この燃焼ガス及び側壁流通路内の酸素含有ガス
を熱交換部に導入し、この熱交換部で燃焼ガスと酸素含
有ガスとの間で熱交換し、酸素含有ガスを加熱すること
ができ、この加熱された酸素含有ガスを酸素含有ガス供
給管でセルスタックに供給することにより、発電効率を
向上でき、また起動時には、燃料電池セル温度を発電す
る温度まで急速に加熱でき、実質的に発電するまでの起
動時間を短縮できる。
通しているため、熱交換部で加熱された酸素含有ガスを
さらに加熱できる。
ガスとを熱交換できるため小型化でき、しかも燃焼ガス
を有効利用できるとともに、高温の燃焼ガスを収納容器
内の熱交換部に直接導入できるため、燃焼ガス温度の低
下を最小限に抑制し、簡単な構造で酸素含有ガスの加熱
を効果的に行うことができる。
ックの上部に燃焼室、熱交換部が順次設けられ、前記セ
ルスタックの下方における収納容器に、外部から前記セ
ルスタックに燃料ガスを供給するための燃料ガス供給管
が設けられ、この燃料ガス供給管の近傍に、側壁流通路
に酸素含有ガスを供給するための酸素含有ガス管が設け
られていることが望ましい。
の近傍に、側壁流通路に酸素含有ガスを供給するための
酸素含有ガス管を設けることにより、外部との接続用の
配管を一個所にまとめることができ、コンパクト化が可
能となるとともに、側壁流通路から熱交換部への酸素含
有ガスの供給経路を単純な構造で達成することができ
る。
ル近傍にセル加熱用バーナが設けられていることが望ま
しい。このような燃料電池では、起動時にセル加熱用バ
ーナで燃料電池セルを直接的に加熱することができるた
め、燃料電池セルの加熱効果が大きく、起動時間を大幅
に短縮できる。
態を示すもので、符号31は断熱構造を有する収納容器
を示している。この収納容器31の内部には、複数の燃
料電池セル33が集合したセルスタック35と、このセ
ルスタック35の上方に隣接した燃焼室37と、この燃
焼室37を挿通する酸素含有ガス供給管39と、燃焼室
37の上方に設けられた熱交換部41が設けられてい
る。
31aと、この枠体31aの内面に設けられた断熱材3
1bとから構成されている。
ように、複数の燃料電池セル33を3列に整列させ、隣
設した2列の最外部の燃料電池セル33の電極同士が導
電部材42で接続され、これにより3列に整列した複数
の燃料電池セル33が電気的に直列に接続している。
断面が扁平状で、全体的に見て楕円柱状であり、その内
部には複数の燃料ガス通路34が形成されている。この
燃料電池セル33は、断面が扁平状で、全体的に見て楕
円柱状の多孔質な金属を主成分とする燃料側電極33a
の外面に、緻密質な固体電解質33b、多孔質な導電性
セラミックスからなる酸素側電極33cを順次積層し、
酸素側電極33cと反対側の燃料側電極33aの外面に
インターコネクタ33dを形成して構成されており、燃
料側電極33aが支持体となっている。
セル33との間には、金属フェルト及び/又は金属板か
らなる集電部材43を介在させ、一方の燃料電池セル3
3の燃料側電極33aを、該燃料側電極33aに設けら
れたインターコネクタ33d、集電部材43を介して他
方の燃料電池セル33の酸素側電極33cに電気的に接
続して、セルスタック35が構成されている。
1に示したように支持部材45、47に支持固定され、
これによりセルスタック35が構成されている。支持部
材45、47は、収納容器31を上下方向に仕切る隔壁
の役割を兼ねており、支持部材45、47間において、
燃料側電極33a、固体電解質33b、酸素側電極33
cが重畳した部分が発電する部分であり、支持部材4
5、47間が発電室49とされている。
素側電極33cが重畳した部分は、発電室49の中央部
に存在し、燃料電池セル33の両端部には、固体電解質
33bの上面に酸素側電極33cが形成されていない領
域が形成されており、燃料電池セル33の両端部は発電
に寄与していない。この酸素側電極33cが形成されて
いない燃料電池セル33の両端部が支持部材45、47
に支持固定されている。また、緻密な固体電解質33b
により、発電室49内における固体電解質33bの内外
のガス混合を防止している。
セルスタック35に供給するための燃料ガス供給管51
が設けられ、この燃料ガス供給管51には、燃料ガスを
燃料電池セル33のそれぞれの燃料ガス通路34に供給
する分岐管52が形成されている。
電池セルを直接加熱するためのバーナー用ガス供給管5
3が配置されており、このバーナー用ガス供給管53に
は、発電室49で燃焼するための複数のセル加熱用バー
ナ55が設けられている。
47に固定されている。発電室49には、起動時にセル
加熱用バーナ55から噴出されるガスに着火するため着
火源(図示せず)が設けられている。
を拡大して記載する。この図3に示すように、支持部材
47近傍の固体電解質33b上には酸素側電極33cが
形成されておらず、代わりにガラスからなる断熱層56
が形成されている。この断熱層56はセル加熱用バーナ
55から噴出されるガスの燃焼領域F(破線で示す)の
側方に形成されている。
構成されていても良いが、密着性が良好という点からガ
ラスを用いることが望ましい。また、断熱層56は、セ
ル加熱用バーナ55の燃焼による影響を最小限にするよ
うな範囲で形成されている。
挿通する酸素含有ガス供給管39は支持部材45を挿通
し、その先端部が発電室49の下部であって燃料電池セ
ル33間に位置している。発電で用いられなかった余剰
の酸素含有ガスは、支持部材45に設けられた余剰ガス
噴出孔57から燃焼室37内に噴出するように構成され
ている。燃焼室37においても、起動時に着火するため
の着火源が設けられている。
室37を介してセルスタック35に対向して設けられた
酸素含有ガス収容室41bとから構成されている。
板61と波板63を交互に積層したプレートフィン型構
造とされており、酸素含有ガス収容室41bと連通する
通路を形成する波板63aは、図4(b)に示すように
形成され、また、燃焼ガスの排出用の通路を形成する波
板63bは、図4(c)に示すように形成されている。
に熱交換器41aの下部側面から導入され、熱交換器4
1aの上方へ排出され、一方、酸素含有ガスは、図1に
破線で示したように熱交換器41aの上部側面から導入
され、熱交換器41aの下方へ導かれ、酸素含有ガス収
容室41b内に導入される。
ように、熱交換器41aの酸素含有ガスが導入される側
の端面、即ちセルスタック側端面に設けられており、波
板63aの各通路を通過した酸素含有ガスが一旦収容さ
れるようになっている。
素含有ガス供給管39の一端が開口し、連通している。
収容室41bの側面と断熱材31bとの間、即ち酸素含
有ガス収容室41bの周囲は、燃焼室37中の燃焼ガス
を熱交換器41aに導入する燃焼ガス導入口71とされ
ている。この燃焼ガス導入口71を介して燃焼ガスが熱
交換器41aの波板63bの通路へ導出される。
ック35の側方における収納容器31の側壁に、外部か
らの酸素含有ガスの側壁流通路73が設けられている。
には、図1及び図6に示すように、セルスタック35、
燃焼室37、酸素含有ガス収容室41bの周りを取り囲
むように、環状の側壁流通路73が形成され、この側壁
流通路73には、断熱材31b内に形成された2本の配
管75が接続され、これらの配管75により酸素含有ガ
スが熱交換器41aの上部まで導かれる。
の周りに環状に形成する必要はなく、例えば、セルスタ
ック35の周りの一部にのみ形成しても良いが、セルス
タック35との間で均一に熱の授受を行うという点から
全周に形成されていることが望ましい。
5の側方のみに形成されていても良いが、側壁流通路7
3の酸素含有ガスを燃焼ガスにより加熱するという点か
ら、図1に示したように、燃焼ガスが熱交換器41aに
導出される位置まで延設されていることが望ましい。
壁流通路73に酸素含有ガスを供給するための酸素含有
ガス管77が設けられている。
部からの酸素含有ガス(例えば空気)を酸素含有ガス管
77を介して熱交換器41aに導入し、酸素含有ガス収
容室41bに導入し、酸素含有ガス供給管39を介して
発電室49のセル間に噴出させるとともに、燃料ガス
(例えば水素)を燃料ガス供給管51を介して燃料電池
セル33の燃料ガス通路34内に供給し、発電室49に
おけるセル33において発電させる。
燃料ガス通路34の上端から燃焼室37内に噴出し、発
電に用いれらなかった余剰の酸素含有ガスは、余剰ガス
噴出孔57から燃焼室37内に噴出し、余剰の燃料ガス
と余剰の酸素含有ガスを反応させて燃焼させ、燃焼ガス
を発生させ、この燃焼ガスが燃焼ガス導入口71を介し
て熱交換器41aに導出され、熱交換器41aの上端か
ら排出される。
ック35の側方における収納容器31の側壁に、外部か
ら供給される酸素含有ガスの側壁流通路73を設けたの
で、収納容器31内が高温となった通常運転時には、側
壁流通路73内の酸素含有ガスが加熱され、この加熱さ
れた酸素含有ガスが配管75を介して熱交換器41aに
供給され、酸素含有ガス供給管39を介してセルスタッ
ク35に導入されるため、収納容器31内で発生した熱
を有効利用して発電効率を向上できる。
熱された酸素含有ガスを、外部から酸素含有ガス管77
を介して側壁流通路73内に供給することにより、この
側壁流通路73に隣接して設けられているセルスタック
35の燃料電池セル33を、側壁流通路73内の予熱さ
れた酸素含有ガスにより加熱することができ、起動を迅
速に行うことができる。尚、起動後、通常運転となった
場合には、収納容器31外部での予熱を停止することが
できる。
5の側方だけでなく、燃焼室37、酸素含有ガス収容室
41bの側方、即ち燃焼ガスが熱交換器41aに導出さ
れる位置まで延設されているため、側壁流通路73の酸
素含有ガスを燃焼ガスにより加熱することができ、より
加熱された酸素含有ガスを熱交換器41aに導入するこ
とができ、これにより発電室49内へより高温の酸素含
有ガスを供給することができる。
35、燃焼室37、酸素含有ガス収容室41bの周りを
取り囲むように環状に形成されているため、酸素含有ガ
スとセルスタック35の燃料電池セル33との間で均一
な熱の授受を行うことができる。また、側壁流通路73
が、燃焼ガスが熱交換器41aに導出される位置まで延
設されているため、側壁流通路73内の酸素含有ガスを
燃焼ガスで効率よく加熱することができる。
いて説明すると、例えば、起動時には、酸素含有ガスを
ある程度の温度まで予熱し、この予熱された酸素含有ガ
スが酸素含有ガス管77で側壁流通路73内に供給さ
れ、この側壁流通路73の内方の燃料電池セル33を加
熱する。
温度は少々低下するが、燃焼室37の側方において燃焼
ガスにより加熱され、この加熱された酸素含有ガスが配
管75を介して熱交換器41aに導入され、この熱交換
器41aでさらに加熱され、発電室49内に供給され
る。
常運転となった場合には、外部での酸素含有ガスの予熱
を停止し、室温の酸素含有ガスが側壁流通路73に供給
され、ここで、セルスタック35からの熱、及び燃焼室
37からの熱が、側壁流通路73の酸素含有ガスに伝達
され、酸素含有ガスが加熱される。この後、側壁流通路
73の酸素含有ガスが熱交換部41を介して発電室49
内に供給される。従って、酸素含有ガスの供給経路が最
適に設計されているため、熱の授受が最適となり、発電
効率を向上できるとともに、迅速な起動を行うことがで
きる。
の供給を、燃料ガス供給管51、バーナー用ガス供給管
53の近傍に設けられた酸素含有ガス管77で行うた
め、外部からのガスの供給を一個所で行うことができ、
コンパクトな燃料電池を提供できる。
ル33近傍にセル加熱用バーナ55を設けたので、燃料
電池の起動時には、着火源によりセル加熱用バーナ55
が点火され、燃料電池セル33を直接加熱することがで
き、燃料電池セル33を発電する温度まで急速に加熱で
き、起動時間を大幅に短縮できる。
セル33を直接加熱したとしても、その燃焼領域Fの側
方には断熱層56が形成されているため、燃料電池セル
33への影響を殆どなくすことができる。さらに、燃料
電池セル33の外面には酸素側電極33cが形成されて
いるため、セル加熱用バーナ55を燃焼させたとして
も、酸素側電極33cの酸化を心配する必要がない。
スと酸素含有ガスが燃焼室37内に導入され、この燃焼
室37中で反応して燃焼し、この燃焼ガス及び外部の酸
素含有ガスを熱交換器41aに導入し、この熱交換器4
1aで燃焼ガスと酸素含有ガスとの間で熱交換させ、起
動時に酸素含有ガスを予熱することができ、また、酸素
含有ガス供給管39が燃焼室37を挿通することによ
り、燃焼ガスにより酸素含有ガス供給管39内の酸素含
有ガスをさらに加熱することができるため、加熱した酸
素含有ガスにより燃料電池セル33を間接的に加熱して
実質的に発電するまでの起動時間をさらに短縮できる。
37、酸素含有ガス収容室41b、熱交換器41aが隣
接して形成されているため、燃焼室37で燃焼した高温
の燃焼ガスを、配管等を用いることなく熱交換器41a
に直接導入でき、簡単な構造で酸素含有ガスの予熱効率
を大きくできる。
含有ガスとを熱交換できるため、酸素含有ガスの予熱を
行うためのバーナーを収納容器31内に別途設ける必要
がなく、小型にでき、しかも燃焼ガスを有効利用でき
る。
容室41bを設けたので、熱交換器41aと酸素含有ガ
ス供給管39との接続を酸素含有ガス収容室41bを介
して行うことができ、熱交換器41aからの酸素含有ガ
スを発電室49内に確実に供給できる。
はなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可
能である。例えば、上記形態では、図2に示したような
楕円柱状で複数の燃料ガス通路34を有する燃料電池セ
ル33を用いてセルスタックを構成した例について説明
したが、燃料電池セルは円筒状で、燃料ガス通路が一つ
であっても良く、燃料電池セルの形状は特に限定される
ものではない。
ン型を用いたが、本発明ではこれに限定されるものでは
なく、それ以外の熱交換器を用いても良いことは勿論で
ある。
含有ガスを迂回させながら流通させる邪魔板を設けるこ
とにより、側壁流通路73内の酸素含有ガスと、セルス
タック、燃焼ガスとの熱交換効率をさらに向上できる。
5、燃焼室37の周りに螺旋状に形成することにより、
側壁流通路73内の酸素含有ガスと、セルスタック、燃
焼ガスとの熱交換効率をさらに向上できる。
側方における収納容器の側壁に、外部からの酸素含有ガ
スの側壁流通路を設けたので、外部からの酸素含有ガス
が、側壁流通路を介してセルスタックに供給されるた
め、通常運転時には、セルスタックの熱により側壁流通
路内の酸素含有ガスが加熱され、この加熱された酸素含
有ガスがセルスタックに供給され、収納容器内で発生す
る熱を有効利用して発電効率を高めることができる。
内に、ある程度予熱された酸素含有ガスを供給すること
により、側壁流通路の側方に設けられたセルスタックの
燃料電池セルを加熱できるとともに、側壁流通路の予熱
された酸素含有ガスが、例えば、酸素含有ガス供給管を
介してセルスタックの燃料電池セルに導入され、燃料電
池セルを酸素含有ガスにより加熱することができ、起動
を迅速に行うことができる。
状態を示す断面図である。
り、(a)は熱交換器の斜視図、(b)は酸素含有ガス
の通路を形成するための波板を示す斜視図、(c)は燃
焼ガスの通路を形成するための波板を示す斜視図であ
る。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】複数の燃料電池セルが集合したセルスタッ
クを収納容器内に収納してなり、前記セルスタックに酸
素含有ガス及び燃料ガスを供給して発電する燃料電池に
おいて、前記セルスタックの側方における前記収納容器
の側壁に、外部から供給される酸素含有ガスの側壁流通
路を設け、該側壁流通路内の酸素含有ガスが前記セルス
タックに供給されることを特徴とする燃料電池。 - 【請求項2】側壁流通路の酸素含有ガスが、酸素含有ガ
ス供給管を介してセルスタックに導入されることを特徴
とする請求項1記載の燃料電池。 - 【請求項3】セルスタックに隣接して設けられ、前記セ
ルスタックから導出された余剰の酸素含有ガス及び燃料
ガスが燃焼して燃焼ガスが発生する燃焼室と、該燃焼室
に隣設して設けられ、前記燃焼室からの燃焼ガス及び側
壁流通路の酸素含有ガスが導入されて熱交換する熱交換
部と、前記燃焼室を挿通し、前記熱交換部で加熱された
酸素含有ガスを前記セルスタックに供給する複数の酸素
含有ガス供給管とを、収納容器内に設けてなることを特
徴とする請求項1又は2記載の燃料電池。 - 【請求項4】セルスタックの上部に燃焼室、熱交換部が
順次設けられ、前記セルスタックの下方における収納容
器に、外部から前記セルスタックに燃料ガスを供給する
ための燃料ガス供給管が設けられ、この燃料ガス供給管
の近傍に、側壁流通路に酸素含有ガスを供給するための
酸素含有ガス管が設けられていることを特徴とする請求
項1乃至3のうちいずれかに記載の燃料電池。 - 【請求項5】起動時には、予熱された酸素含有ガスが側
壁流通路に供給されることを特徴とする請求項1乃至4
のうちいずれかに記載の燃料電池。 - 【請求項6】燃料電池セル近傍にセル加熱用バーナが設
けられていることを特徴とする請求項1乃至5のうちい
ずれかに記載の燃料電池。
Priority Applications (1)
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JP2002048838A JP3796182B2 (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 燃料電池 |
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