JP2005235526A - 発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加熱のための燃料を必要としないで、燃料電池セル群を発電適温に維持できる、固体酸化物型の燃料電池を利用した発電装置に関する技術を提供する。
【解決手段】発電装置は、燃料電池セル群を収容する燃料電池セル群収容室44が中心に配置されており、その外側を燃焼排ガス通過室46が取り囲んでいること。燃焼排ガス通過室46が燃料電池セル群収容室44を取り囲んでいるために、オフガスの燃焼熱と発電熱を燃料電池セル群収容室44を発電適温に維持するのに利用することができる。オフガスの燃焼熱は900℃程度であり、それを利用することによって、燃料電池セル群収容室44を発電適温に維持することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体酸化物を利用する燃料電池によって発電する装置に関する。
固体酸化物を利用する燃料電池は効率が高く、数キロワットから数十キロワットの発電装置に適しているものと期待されている。
固体酸化物を利用する燃料電池は、800℃程度の高温環境下で効率よく発電することから、燃料電池セル群を収容する室内の温度を800℃程度の高温に維持しやすい構造が重要である。燃料電池セル群収容室の温度が維持しにくければ、それを高温に維持するための燃料が必要となり、効率が落ちてしまう。
燃料電池セル群収容室には、燃料ガスと有酸素ガスが送り込まれる。それらのガス温度が低ければ、燃料電池セル群収容室の温度が低下してしまう。無駄な燃料を使わないで、燃料料電池セル群収容室に送り込む燃料ガスと有酸素ガスを予熱する構造が重要である。
燃料電池セル群収容室に送り込まれた燃料ガスと有酸素ガスは、反応することによって発電する。その反応は発熱反応であり、その発熱を有効に利用する技術が必要とされている。燃料電池セルは、その特性上、送り込まれた燃料ガスの全部を消費することができず、燃料電池セルを通過してしまう燃料ガス(オフガス)の量をゼロにはできない。オフガスの燃焼熱と発電に伴って発生する発電熱だけで、燃料ガスと有酸素ガスを予熱し、燃料電池セル群収容室を発電に適した高温に維持する技術を必要とする。オフガスの燃焼熱と発電熱だけで、すなわち、加熱のための燃料を必要としないで、燃料ガスと有酸素ガスを予熱し、燃料電池セル群収容室を発電適温に維持できることをここでは「熱自立」という。熱自立できる固体酸化物型の燃料電池を利用する発電装置の実現が必要とされている。
さらに、発電量が小さく内部発熱が少ない場合でも、熱自立することが望まれている。
特許文献1に、固体酸化物型の燃料電池を利用して発電する装置のレイアウトが記載されている。これを図7に示す。発電装置100の下部に燃料電池セル群収容室118が配置され、中間高さに燃焼室122が配置され、上部に熱交換室124が配置されている。
図示108は燃料ガスの受入れ口であり、受入れられた燃料ガスは、分配管112で燃料ガス通路114a、114b、114c、114dに分配される。燃料ガス通路114a、114b、114c、114dは、燃料電池セル116a、116b、116c、116dを貫通しており、筒状の燃料電池セル116a、116b、116c、116dの内側に形成されている燃料極に燃料ガスを供給する。燃料ガス通路114a、114b、114c、114dは、垂直方向上方に伸びている。
筒状の燃料電池セル116a、116b、116c、116dの外側に酸素極が配置されており、その酸素極に有酸素ガス(この場合は空気)を供給する有酸素ガス通路120a、120b、120cが、燃料電池セル116a、116b、116c、116dの間隙に挿入されている。有酸素ガス通路120a、120b、120cはパイプ状であり、垂直方向に伸びており、下端から有酸素ガスを噴出す。有酸素ガスを噴出す様子が矢印110で図示されている。有酸素ガス受け入れ口104から、加圧された有酸素ガスが受け入れられる。
筒状の燃料電池セル116a、116b、116c、116dの外側に形成されている酸素極に送り込まれた酸素は、イオン化した状態で、筒状の燃料電池セル116a、116b、116c、116dの中間に形成されている固体電解質を通過し、筒状の燃料電池セル116a、116b、116c、116dの内側に形成されている燃料極に移動し、そこで燃料ガスと反応して、酸素極と燃料極の間に電位差を発生させる。
筒状の燃料電池セル116a、116b、116c、116dの内側に送り込まれた燃料ガスの一部は、酸素と反応することなく筒状の燃料電池セル116a、116b、116c、116dを通過する。有酸素ガス通路120a、120b、120cから送り込まれた有酸素ガスの一部も消費されないで、燃料電池セル群収容室118から上方に戻っていく。発電に利用されなかった燃料ガスと有酸素ガスは燃焼室122で燃焼し、高温の燃焼排ガスを生成する。高温の燃焼排ガスは、熱交換室124に送り込まれ、有酸素ガス受け入れ口104から送り込まれた有酸素ガスを加熱し、自らは冷却されて排気口102から排気される。
燃料電池セル116(以下では共通事象を説明するために添字を省略する)は、その特性上、送り込まれた燃料ガスの全部を消費することができず、燃料電池セル116を通過する燃料ガスをゼロにはできない。図7に示した構造は、この通過燃料ガスをたくみに利用し、熱交換室124に送り込まれる有酸素ガスを予熱する。
予熱された有酸素ガスを燃料電池セル群収容室118に送り込むと、燃料ガスと有酸素ガスが反応するときに生じる発熱と相俟って、燃料電池セル群収容室118を発電に適した高温に維持することができる。
特開2003−234122号公報
図7に示したレイアウトは極めて優れたものであり、オフガスの燃焼熱と発電熱を効果的に利用して有酸素ガスを予熱し、燃料電池セル群収容室を発電適温に維持しようとしている。
しかしながら、改良の余地を残している。図7の構造では、燃料電池セル群収容室118を断熱材106によって保温している。しかしながら、800℃程度の高温を維持できるように断熱するには、厚い断熱材106が必要となり、発電装置100の大型化が免れない。さらに、図7の構造では、容器の周辺に近い燃料電池セル116a、116dが、中央の燃料電池セル116b、116cよりも温度が低下することが懸念される。
燃料電池セル群収容室118を保温するのにさらに適した構造が必要とされている。
図7の構造では、オフガスの燃焼熱と発電熱が、燃料電池セル群収容室を発電適温に維持するのに有効に利用しきれていない。断熱材106だけで保温しようとしている。これでは熱自立が難しい。本発明は、オフガスの燃焼熱と発電熱を、燃料電池セル群収容室を発電適温に維持するのに利用することを着想したことから完成できた。
本発明の発電装置は、固体酸化物型の燃料電池を用いる発電装置に関する。この発電装置は、燃料電池セル群を収容する燃料電池セル群収容室が中心に配置されており、その外側を燃焼排ガス通過室が取り囲んでいることを特徴とする。
燃焼排ガス通過室が燃料電池セル群収容室を取り囲んでいるために、オフガスの燃焼熱と発電熱を燃料電池セル群収容室を発電適温に維持するのに利用することができる。オフガスの燃焼熱は約900℃以上であり、それを利用することによって、燃料電池セル群収容室を発電適温に維持することが可能となる。
燃料電池セル群収容室と燃焼排ガス通過室の外形をほぼ六面体にすると、作りやすく、設置しやすい。この場合、側方の4面のみならず、上面と底面についても、燃焼排ガス通過室が燃料電池セル群収容室を取り囲んでいる構造とすることが好ましい。
燃料電池セル群収容室を6面の全部を燃焼排ガス通過室で取り囲むと、燃料電池セル群収容室を発電適温に維持することが容易となる。
オフガスの燃焼熱と発電熱を、燃料電池セル群収容室を発電適温に維持するのと、有酸素ガスの予熱に利用することが好ましい。
このためには、燃焼排ガス通過室のさらに外側を有酸素ガス通過室が取り囲んでいる構造が好ましい。
燃焼排ガス通過室を流れる高温の燃焼排ガスは、内側では燃料電池セル群収容室を発電適温に維持し、外側では有酸素ガスを予熱する。この場合、発電装置の最外部は有酸素ガス通過室となり、予熱されているとはいえ燃料電池セル群収容室よりも低温であり、外界から断熱しやすい。
特に、燃焼排ガス通過室を6面の全部を有酸素ガス通過室で取り囲むと、燃焼排ガスの熱を有酸素ガスの予熱へ効率良く利用することができる。
燃焼排ガス通過室と有酸素ガス通過室を仕切る外仕切壁の内側および/または外側にフィンが形成されていることが好ましい。
この場合、燃焼排ガスと有酸素ガスはフィンとの接触によって熱交換することで、より多くの熱を交換することが可能となり、発電装置の熱利用の度合はさらに向上する。
外仕切壁の外側に形成されているフィンが外壁に接触して外仕切壁と外壁の間隔を規定することが好ましい。
この場合、外壁を取り付ける際にフィンを位置決めの基準として用いることができる。外壁の組み付けを容易に行うことが可能となり、かつ有酸素ガス通過室の寸法を精度良く管理することができる。
外仕切壁の内側に形成されているフィンが燃料電池セル群収容室と燃焼排ガス通過室を仕切る内仕切壁と外仕切壁の間隔を規定することが好ましい。
この場合、外仕切壁を取り付ける際にフィンを位置決めの基準として用いることができる。外仕切壁の組み付けを容易に行うことが可能となり、かつ燃焼排ガス通過室および有酸素ガス通過室の寸法を精度良く管理することができる。
固体酸化物型の燃料電池を用いる発電装置の場合、燃料電池セル群を収容する燃料電池セル群収容室が中心に配置されており、その外側を燃焼排ガス通過室が取り囲んでおり、
さらにその外側を有酸素ガス通過室が取り囲んでいる構造が好ましい。
さらに、燃料電池セル群収容室と燃焼排ガス通過室と有酸素ガス通過室のそれぞれの外形がほぼ立方体であることが好ましい。
内側から、燃料電池セル群収容室、燃焼排ガス通過室、有酸素ガス通過室が順に配置されていると、高温部を中温部で取り囲み、中温部を低温部で取り囲む3層構造が得られ、高温部を高温に維持しやすい。
しかも、立方体は製造しやすく、同一容積を最小表面積で収容することから、燃料電池セル群収容室をさらに保温しやすい。
この発電装置は、少ない熱量で燃料電池セル群収容室を発電適温に維持することを可能とする。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
(形態1) 燃料電池セル群収容室の下方を燃焼排ガスが通過する。
(形態2) 燃焼排ガス通過室の下方を空気が通過する。
本発明を具現化した発電装置の第1実施例を、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施例に係る発電装置の縦断面図であり、図2は図1のII−II線縦断面図であり、図3は図1のIII−III線横断面図であり、図4は図2の部分断面拡大図である。
図1から図3に示すように、発電ユニット10は、内側から外側に向かって第1室44、第2室46、第3室48からなる3重構造となっており、中心部の第1室44とその外側の第2室46を仕切る内仕切壁36と、第2室46とその外側の第3室48を仕切る外仕切壁38と、第3室48と外部を仕切る外壁40を有している。外壁40は断熱部材42で覆われている。
発電ユニット10の中心部の第1室44内には、燃料電池セル12の複数個が配列されて構成されているセルスタック14と、酸素を含む空気をセルスタック14に供給する空気供給部材16と、予備改質ガス内に含まれるメタンを燃料となる水素や一酸化炭素等に改質する改質器18と、改質された燃料ガスをセルスタック14に供給するマニホールド24等が配設されている。予備改質ガスは、発電ユニット10の外部に配置された予備改質器(図示省略)によって、炭素数2以上のプロパン等のガスを主にメタンや水素や一酸化炭素等に改質したガスである。
図2に明瞭に示されるように、燃料電池セル12の断面は楕円形状であり、複数の燃料電池セル12(図2では図の明瞭化のために6本となっているが、実際にはもっと多い)が平行に配置されている。燃料電池セル12は、水平方向に長く伸びている。
図4は、図2に示すセルスタック14の断面の拡大図である。図4に示すように、燃料極12aは楕円柱形状に形成され、その周面の半分強が固体電解質層12bで覆われ、固体電解質層12bの更に外側を酸素極12cが覆っている。燃料極12aの周面の酸素極12cと反対側はインターコネクタ12dで覆われている。燃料極12aの内部には長手方向に貫通する5本の燃料ガス通路20が並列に形成されている。
燃料極12aは多孔質であり、ニッケル(Ni)を主成分とするニッケル/YSZサーメット(混合焼結体)からなる。固体電解質層12bは緻密質であり、ジルコニア(ZrO2)にイットリア(Y2O3)を加えた混合物からなる。酸素極12cは多孔質であり、ペロブスカイト型酸化物であるLSM(La1−xSrxMnO3)からなる。インターコネクタ12dは導電性セラミックからなる。
隣合う燃料電池セル12の一方の酸素極12cと他方の燃料電池セル12のインターコネクタ12dとの間に、集電部材22が介装されている。集電部材22は、蛇腹状に折畳まれた導電性金属部材である。一方の燃料電池セル12の酸素極12cは、集電部材22とインターコネクタ12dを介して、他方の燃料電池セル12の燃料極12aに電気的に接続されている。多数本の燃料電池セル12が直列に接続されてセルスタック14が形成されている。蛇腹状の集電部材22は、空気が通過することを禁止しない。
セルスタック14は、燃料電池セル12の燃料ガス通路20が略水平面内を伸びるように配列されており、複数本の燃料電池セル12の燃料ガス通路20が略水平面内を伸びている。燃料ガス通路が同一水平面内を伸びるセルスタック14が、垂直方向に5段に配列されている。セルスタック14を上段から順に、14a、14b、14c、14d、14eということにする。
図1と図3に示すように、セルスタック14aの上流側(図1の右側)は、マニホールド24aを介して、改質器18aに接続されている。改質器18aとマニホールド24aは配管30aによって接続されている。セルスタック14cと14eも同様にして改質器18aに接続されている。セルスタック14bの上流側(図1の左側)は、マニホールド24bを介して、改質器18bに接続されている。改質器18bとマニホールド24bは配管30bによって接続されている。セルスタック14dも同様にして改質器18bに接続されている。
セルスタック14a、14c、14eの燃料ガス通路20には、改質器18aで改質された燃料ガスが送り込まれる。セルスタック14a、14c、14eの改質器18aから遠い方の端部では燃料ガス通路20が開放されており、発電のために消費されなかった燃料ガスが放出される。セルスタック14b、14dの燃料ガス通路20には、改質器18bで改質された燃料ガスが送り込まれる。セルスタック14b、14dの改質器18bから遠い方の端部では燃料ガス通路20が開放されており、発電のために消費されなかった燃料ガスが放出される。セルスタック14a、14c、14eは、マニホールド24a、24c、24eによって片持ち状に支持され、セルスタック14b、14dは、マニホールド24b、24dによって片持ち状に支持されている。
セルスタック14a、14c、14eと、セルスタック14b、14dは、反対方向に伸びている。上下方向に多段に配列されているセルスタック14a、14b、14c、14d、14eは、上下方向において、交互に反対向きに配列されている。
一対の改質器18a、18bは、基本的に同一構成を備えている。以下では添字を省略して共通に説明する。改質器18は、金属製の薄い箱形状のケーシングと、その内で蛇行する経路(図示省略)が形成されており、この経路内に改質触媒が充填されている。図1に示すように、一対の改質器18a、18bは、セルスタック14群を挟んで、平行に配設されている。一対の改質器18a、18bは、上部の2箇所の角部で2本の渡り配管28a、28bによって接続されている。燃料ガス導入管26から送られた予備改質ガスは一方の改質器18aに導入され、渡り配管28aを経て、他方の改質器18bにも導入される。改質器18a、18b内に導入された予備改質ガス中のメタンは、改質触媒によって、改質器18内を通過する間に主に水素や一酸化炭素からなる燃料ガスに改質される。なお、渡り配管28bは、2つの改質器18a、18bの出口圧力の均衡を調整するために配設されている。
図1〜図3に示すように、空気供給部材16は浅い箱形状の部材であり、上面に複数の空気供給口16fが形成されている。空気供給部材16の両側面には略水平に伸びる邪魔板52a、52bが形成されている。邪魔板52aは、上段の燃料電池セル12の上流側に向けて取付けられており、水平に伸びている。邪魔板52bは、上段の燃料電池セル12の下流側に向けて取付けられており、端部が若干上向きに取付けられている。空気供給部材16a、16b、16c、16d、16eは、セルスタック14a、14b、14c、14d、14eのそれぞれの下方に配設されており、5つの空気供給部材16a、16b、16c、16d、16eが上下方向に5段に配設されている。各空気供給部材16の両端部は夫々空気供給管50に連通している。空気供給管50は金属製であり、図1と図2に示すように、上下方向に伸びており、上端は第3室48に開口している。第3室48の下方は、空気導入管34と連通しており、空気導入管34によって外部から導入された空気は、第3室48を通過して一対の空気供給管50、50のいずれかに流入し、上下5段の空気供給部材16a、16b、16c、16d、16eのいずれかの上面から、直近上部のセルスタック14a、14b、14c、14d、14eに空気を供給する。
上下5段の空気供給部材16a、16b、16c、16d、16eは、両端が空気供給管50によって支持されており、強度が高い。
図1〜図3に示すように、セルスタック14の燃料ガス通路20は左右方向に伸びており、空気供給部材16は、上下方向に伸びている。両持ち状の空気供給部材16と、片持ち状のセルスタック14が交差する位置関係におかれている。
片持ち状のセルスタック14は、両持ち状の空気供給部材16に対してパッキン62を介して載置されており、片持ち状のセルスタック14は水平に伸びる姿勢で安定的に支持されている。片持ち状のセルスタック14が不用意に傾くことはない。
第3室48と第2室46を仕切る外仕切壁38の4つの外周面には、図1から図3に示すフィン54が取付けられている。特に図3に示すように、フィン54は横方向に長尺な金属製板部材を略蛇腹形状に折畳んで形成されている。外側は外壁40の内面に接触しており、内側は外仕切壁38の外面に接触している(図1〜図3ではフィン54の形状を明瞭にするため、フィン54と壁面を離して示している)。なお、放熱を防止するために、フィン54と外壁40の内面が、断熱材を介して接触する構成であってもよい。図1と図2に示すように、外仕切壁38の4つの外周面には、複数のフィン54が上下方向に取付けられて外周面を覆っている。図示はしていないが、上下のフィン54は、ピッチを半分ずらして取付けられている。このようにフィン54が取付けられているため、外仕切壁38とフィン54と外壁40によって、外仕切壁38の4つの外周面と外壁40の内面との間の全体に亘って、上下方向に伸びる細い角柱形状の通路が複数本形成される。
図1から図3に示すように、外仕切壁38の4つの内周面にも、フィン54と同様にフィン56が取付けられている。フィン56の形状もフィン54と同様である。このようにフィン56が取付けられているため、外仕切壁38とフィン56と内仕切壁36によって、外仕切壁38の4つの内周面と内仕切壁36の外面との間の全体に亘って、上下方向に伸びる細い角柱形状の通路が複数本形成される。フィン54は第3室48のサイズを規定し、フィン56は第2室46のサイズを規定する。
図1と図2に示すように、外仕切壁38は、側壁の下端から下方に伸びる固定用壁38aによって外壁40の底板に固定されている。第2室46の底板は第3室48の底板から持ち上げられている。両底板の間隙は第3室48の一部を構成する。固定用壁38aには複数個の穴38bが形成されており、空気の流通が自在となっている。内仕切壁36も、側壁の下端から下方に伸びる固定用壁36aによって外仕切壁38の底板に固定されている。第1室44の底板は第2室46の底板から持ち上げられている。両底板の間隙は第2室46の一部を構成する。固定用壁36aにも複数個の穴36bが形成されており、空気の流通が自在となっている。
外壁40の底板と外仕切壁38の底板の間は、第3室48の一部であり、そこに空気導入管34が連通している。外仕切壁38の底板と内仕切壁36の底板の間は、第2室46の一部であり、そこに燃焼排ガス導出管58が連通している。
第3室48は、発電ユニット10の6面(4側面と上面と底面)において、第2室46を取り囲んでおり、第2室46は、発電ユニット10の6面(4側面と上面と底面)において、第1室44を取り囲んでいる。
第3室48は、外部から取り込まれた空気が通過する。第2室46は、第1室44で生成された燃焼排ガスが通過する。第1室44は燃料電池セル群収容室として利用される。
空気は第3室48を下方から上方に移動する。燃焼排ガスは第2室46を上方から下方に通過する。通過方向が逆であり、両者の間で活発な熱交換が行われる。
第1室44の外形はほぼ立方体である。第2室46の外形もほぼ立方体である。第3室48の外形もほぼ立方体である。発電ユニット10は、最小表面積で最大容積を収容する6面体であり、放熱量が少ない。
後記するように、第1室44は最も高温であり、第2室46は2番目に高温であり、第3室48が3番目に高温である。最も高温な第1室44を、2番目に高温な第2室46で取り囲み、その外側を3番目に高温な第3室48で取り囲む構造となっている。最も高温に維持する必要がある第1室44を最も内側に配置することによって、燃料電池セルを収納する第1室44を最も高温に維持しやすい最適な構造となっている。
発電ユニット10内の動作を説明する。
燃料ガス導入管26から改質器18a、18bに送られた予備改質ガスは、改質器18a、18b内で、水素と一酸化炭素を含む燃料ガスに改質され、各マニホールド24に送られる。改質された燃料ガスは、各マニホールド24から各燃料電池セル12へ送られ、各燃料電池セル12内の燃料ガス通路20に流入する。
空気導入管34から第3室48に送られた空気は、フィン54の間をすり抜けて上部に達し、外壁40の上面に沿って流れ、第3室48に開口している空気供給管50内に流入する。空気は、空気供給管50を下方に移動しながら、5つの空気供給部材16に流入し、全ての空気供給口16fから流出する。流出する空気は、上方向、若しくは斜め上方向に上昇し、すぐ上のセルスタック14の下側全体に分散される。
酸素は、イオン化して固体電解質を通過して燃料極に至り、水素または一酸化炭素と反応し、酸素極と燃料極の間に電位差を発生させる。すなわち、発電する。
発電時、燃料ガスは上流から下流へ向かってセルスタック14内を水平に流れる。燃料ガスは上流から下流へ流れる間に発電熱によって徐々に加熱されていく。従来のように、セルスタック14を縦に配設して燃料ガスを下方から上方へ流し、空気も下方から上方へ流して発電を行うと、燃料ガスも空気も下方から上方へ流れる間に発電熱で加熱され、セルスタック14の上部と下部の温度差が例えば150℃近く生じてしまう。発電効率を考慮すると、下方の低温側の作動温度が、最適作動温度である例えば800℃になるように調整しなければならない。すると、上方の高温側の動作温度が950℃にまで上昇してしまう。この高温に対する熱耐久性を確保するためには、燃料電池セル12の近傍に配設される部材の熱耐久性を確保しなければならず、コストアップは避けられない。熱耐久性を重視すれば、上方の高温側の作動温度が、最適作動温度である800℃になるように調整しなければならない。すると、下方の低温側の動作温度が650℃にまで低下してしまい、発電効率の低下は否めない。
本実施例の燃料電池では、燃料電池セルが水平方向に伸びているのに対し、空気が上方に移動する関係が得られ、燃料電池セルの温度勾配に交差する有酸素ガスの流れが生み出される。燃料電池セルを冷却する空気に燃料電池を冷却した熱が累積していくことが抑制され、第1室44内の温度差が減少する。
本実施例では、セルスタック14の下方に配置されている空気供給部材16の広い範囲に空気供給口が分散配置されており、セルスタック14の下側全体に空気が分散して供給される。これもまた、セルスタック14の上流から下流に至るまで一様温度に冷却するのに有利である。
本実施例では、加熱されやすいセルスタック14の下流側に多量の空気が供給され、加熱されにくいセルスタック14の上流側に少量の空気が供給されるように、空気供給口16fの密度と開口面積が調整されている。これもまた、セルスタック14の温度分布を一様化するのに寄与している。
本実施例では、セルスタック14の直下に熱伝導性の高い金属で形成された空気供給部材16が配置されている。空気供給部材16は熱伝導性が高く、加熱されやすいセルスタック14の下流側から加熱されにくいセルスタック14の上流側に伝熱する。セルスタック14の近傍に伝熱部材を配置することもまた、セルスタック14の温度分布を一様化するのに寄与している。
熱伝導性の空気供給部材16とセルスタック14の間には、パッキン62が介在しており、直接には接触していない。それでも、熱伝導性の空気供給部材16は、セルスタック14の上流側と下流側の温度差を小さく抑える。加熱されやすいセルスタック14の下流流側では、輻射が活発に起こって熱伝導性の空気供給部材16に熱を伝える。セルスタック14の下流側の温度は低下する。輻射によって加熱された熱伝導性の空気供給部材16は、熱伝導によって低温部を加熱する。加熱された空気供給部材16は、相対的に低温なセルスタック14の上流側に向けて輻射し、セルスタック14の上流部を加熱する。熱伝導性の空気供給部材16がセルスタック14に直接には接触していなくても、近接して位置しているために、熱伝導性の空気供給部材16は、セルスタック14の高温部から低温部に伝えられる熱エネルギーの移動を促進する。
本実施例では、セルスタック14が垂直方向に5段に配列されている。上下方向に隣接するセルスタック14の間は、空気供給部材16と邪魔板52a、52bによって仕切られており、下段のセルスタック14を冷却することによって自らは加熱された空気で上段のセルスタック14を冷却するものではない。各段のセルスタック14毎に、冷却兼発電用の空気が送られてくる。熱環境が等しいセルスタック14が上下方向に5段に配列されるだけであり、第1室44内の上下方向の温度差も抑制される。
本実施例では、空気供給部材16がガス流遮断板を兼用している。余分な部材を利用しないで、空気供給部材16がガス流遮断板を形成することができる。空気供給部材16がガス流遮断板を兼用するほど広く広がっているために、空気供給部材16から供給される空気がセルスタック14の全体を加熱前の空気で一様によく冷却する。
燃料電池セル12に供給される燃料ガスの例えば80%が発電に利用される場合、発電に利用されなかった20%の燃料ガス(オフガス)は、燃料ガス通路20を通過して先端から流出する。また、燃料電池セル12に供給される空気の例えば20%が発電に利用される場合、発電に利用されなかった80%の空気は、セルスタック14の集電部材22の隙間をすり抜ける。この空気は邪魔板52bに沿って燃料電池セル12の下流側へ誘導される。
各燃料電池セル12の先端近傍には夫々スパーク電極60が配設されている。スパーク電極60が火花放電することによって、燃料電池セル12の先端から流出する燃料ガスのオフガスと、燃料電池セル12の下流側へ誘導される空気のオフガスが燃焼する。改質器18は燃料電池セル12の先端に近接していることから、燃料ガスのオフガスと空気のオフガスとの燃焼によって発生する燃焼熱を改質反応の吸熱反応に効率よく利用することができる。
燃焼排ガスは極めて高温であり、そのままでは熱交換器に投入しがたい。それほどの高温に耐えられる熱交換器は材質が限られ、高価である。本実施例では、燃焼熱でまず改質器18を加熱する。改質反応は吸熱反応であり、燃焼排ガスの熱は吸熱に利用される。燃焼熱でまず改質器18を加熱するために、燃焼排ガスの温度は低下する。このために、第2室46を流れる燃焼排ガスの温度は適度に冷却されており、仕切り壁36、38に特別の材料を使わなくてもすむ。
燃料電池セル12の電気化学反応が効率よく進行する環境温度は約800℃の高温である。この環境温度が低下すれば、発電効率は低下する。従って、供給する空気の温度を予加熱しておく必要がある。
上昇した燃焼排ガスは、第1室44の上面に沿って第2室46に流入する。第2室46内に流入した燃焼排ガスは、上下方向に伸びる複数の細い角柱形状の通路を下方向に通過して第2室46の下部に流入し、燃焼排ガス導出管58から外部に導出される。
このとき、空気導入管34から導入された予加熱された空気(約200℃)は第3室48内に流入し、上下方向に伸びる複数の細い角柱形状の通路を上方向に通過している。従って、第2室46を通過する燃焼排ガスと、第3室48を通過する空気との間で熱交換が行われる。外仕切板38の両面に取付けられたフィン54、56によって、熱交換率は更に高められる。この熱交換によって、空気を約650℃まで予加熱しておくことができる。なお、約500℃まで温度低下した燃焼排ガスは、発電ユニット10の外部に配設された、図示しない予備改質器の加熱に利用することができ、さらには空気の予熱に利用することもできる。
本実施例では、燃料と空気のオフガスが燃焼する位置が、上下方向において、交互に反対側に位置する関係に設定されている。このために、燃料電池セル群を収納する第1室44内の温度分布は、水平方向にも上下方向にも均質化されている。最大温度差でも50℃程度であり、第1室44内の温度は800〜850℃の範囲に抑えられる。
また、最も高温な第1室44を2番目に高温な第2室46で取り囲み、その外側を3番目に高温な第3室48で取り囲む構造となっているために、第1室44を高温に維持しやすい。そのために、発電に伴って発生する熱と、燃料と空気のオフガスの燃焼熱だけで、燃料電池セル群を収容する第1室44内の温度を発電適温である800〜850℃に維持することができる。すなわち、熱自立することができる。
以上の実施例では、筒状の燃料極を燃料ガス通路が貫通している燃料電池セルの例を説明したが、燃料極と燃料ガス通路の関係はそれに限らない。例えば、ポーラスの物質の中に燃料ガス通路を設け、その表面に、内側から、燃料極、固体電解質、酸素極の順に積層された積層構造を付着したような燃料電池セルであってもよい。要は、燃料極と固体電解質と酸素極の積層体の燃料極側に燃料ガスが供給され、酸素極側に有酸素ガスが供給されるものであり、かつ、燃料電池セルの外側に供給される有酸素ガスが、前記積層体を通して燃料電池セル側に用意されている燃料ガス通路に侵入するものであれば足りる。
本発明を具現化した発電装置の第2実施例を、図面を参照しながら説明する。なお第1実施例と重複する説明は繰り返さない。
図5は、第2実施例に係る発電装置の縦断面図であり、図6はIV−IV線横断面図である。
図5と図6に示すように、発電ユニット210は、内側から外側に向かって第1室44、第2室46、第3室48からなる3重構造となっており、中心部の第1室44とその外側の第2室46を仕切る内仕切壁36と、第2室46とその外側の第3室48を仕切る外仕切壁38と、第3室48と外部を仕切る外壁40を有している。外壁40は断熱部材42で覆われている。
発電ユニット210の中心部の第1室44内には、燃料電池セル12の複数個が配列されて構成されているセルスタック214a、214b、214c、214dと、酸素を含む空気をセルスタック214a、214b、214c、214dに供給する空気供給管216と、燃料となる水素や一酸化炭素等の燃料ガスをセルスタック214a、214b、214c、214dに供給するマニホールド224a、224b、224c、224d等が配設されている。燃料ガスは発電ユニット210の外部に配置された予備改質器(図示省略)および改質器(図示省略)によって、プロパンやメタンを水素や一酸化炭素に改質したガスである。
図6に明瞭に示されるように、燃料電池セル12の断面は楕円形状であり、複数の燃料電池セル12(図6では図の明瞭化のために9本となっているが、実際にはもっと多い)が平行に配置されている。燃料電池セル12は、垂直方向に長く伸びている。
隣り合う燃料電池セル12の一方の酸素極12cと他方の燃料電池セル12のインターコネクタ12dとの間に、集電部材22が介装されている。集電部材22は、蛇腹状に折畳まれた導電性金属部材である。一方の燃料電池セル12の酸素極12cは、集電部材22とインターコネクタ12dを介して、他方の燃料電池セル12の燃料極12aに電気的に接続されている。多数本の燃料電池セル12が直列に接続されてセルスタック214a、214b、214c、214dが形成されている。蛇腹状の集電部材22は、空気が通過することを禁止しない。
セルスタック214a、214b、214c、214dは、燃料電池セル12の燃料ガス通路20が略垂直平面内を伸びるように配列されており、複数本の燃料電池セル12の燃料ガス通路20が同一垂直平面内を伸びている。燃料ガス通路が同一垂直平面内を伸びるセルスタック214a、214b、214c、214dが、水平方向に4列に配列されている。
セルスタック214a、214b、214c、214dの燃料通路20には、それぞれマニホールド224a、224b、224c、224dから燃料ガスが送り込まれる。セルスタック214a、214b、214c、214dの上方の端部では燃料通路20が開放されており、発電のために消費されなかった燃料ガスが放出される。
マニホールド224a、224b、224c、224dは、その内部に図示されない燃料ガス流路を備える支持部材であり、その燃料ガス流路は燃料ガス導入管26へ接続されている。発電ユニット210へ供給される燃料ガスは、燃料ガス導入管26から、マニホールド224a、224b、224c、224d内の燃料ガス流路を経由して、セルスタック214a、214b、214c、214dそれぞれの燃料電池セル12の燃料流路20へ流入する。
空気供給管216は細長い円筒状の部材であり、上端部は第3室48の上部に連通し、下端部は第1室44内のセルスタック214a、214b、214c、214dの下端部付近まで伸びている。空気供給管216の下端部には空気供給口216fが形成されている。図6に示すように、空気供給管216は隣接するセルスタックの間に配列される。空気導入管34によって外部から導入された空気は、外仕切壁38とフィン54と外壁40によって形成される細い角柱形状の通路を通り、第3室48の上部から空気供給管216の上端へ流入する。空気は空気供給管216を通って空気供給口216fからセルスタック214a、214b、214c、214dへ供給される。
発電ユニット210内の動作を説明する。
水素と一酸化炭素を含む燃料ガスは、燃料ガス導入管26からマニホールド224a、224b、224c、224dへ供給され、マニホールド224a、224b、224c、224dから各燃料電池セル12へ送られ、各燃料電池セル12内の燃料ガス通路20に流入する。
空気導入管34から第3室48に送られた空気は、フィン54の間をすり抜けて上部に達し、外壁40の上面に沿って流れ、空気供給管216へ流入する。空気は、空気供給管216内を上端部から下端部へ向かって移動し、空気供給口216fから流出する。流出する空気は、フィン54、第3室48、空気供給管216で、燃焼排ガスとの熱交換によって予め加熱され、高温となっている。空気供給口216fから噴出した空気は、対流によって斜め上方向に上昇し、空気供給管216に近接するセルスタック214a、214b、214c、214dと接触しながら、燃料電池セル12の下端から上端、すなわち燃料ガス通路20の上流側から下流側へ分散される。
空気中の酸素は、イオン化して固体電解質を通過して燃料極に至り、水素または一酸化炭素と反応し、酸素極と燃料極の間に電位差を発生させる。すなわち、発電する。
発電時、燃料ガスは燃料電池セルの下端部から上端部へ向かって垂直に流れる。燃料ガスは燃料電池セルの下端部から上端部へ流れる間に発電熱によって徐々に加熱されていく。
燃料電池セル12に供給される燃料ガスの大部分は発電に利用されるが、発電に利用されなかった燃料ガス(オフガス)は、燃料ガス通路20を通過して先端から流出する。また、燃料電池セル12に供給される空気の一部は発電に利用されるが、発電に利用されなかった残りの空気は、セルスタック214a、214b、214c、214dの集電部材22の隙間をすり抜ける。この空気は対流によって燃料電池セル12の上端部へ誘導される。
各燃料電池セル12の先端近傍にはそれぞれ図示されないスパーク電極が配設されている。スパーク電極が火花放電することによって、燃料電池セル12の先端から流出する燃料ガスのオフガスと、燃料電池セル12の上端側へ誘導される空気のオフガスが燃焼する。第3室48の上部と空気供給管216は、燃料電池セル12の先端に近接していることから、燃料ガスのオフガスと空気のオフガスとの燃焼によって発生する燃焼熱を空気の予加熱に利用することができる。
燃料電池セル12の電気化学反応が効率よく進行する環境温度は約800℃の高温である。この環境温度が低下すれば、発電効率は低下する。従って、燃料電池セルへ供給する空気の温度を予加熱しておく必要がある。
発電ユニット210へ供給される空気は、装置外部の図示されない空気予熱手段によって、約200℃まで予熱されている。これによって、高温の空気を酸素極に供給することができる。
燃料ガスのオフガスと空気のオフガスとの燃焼によって発生する高温(約900℃以上)の燃焼排ガスは、第1室44の上面に沿って第2室46に流入する。第2室46内に流入した燃焼排ガスは、上下方向に伸びる複数の細い角柱形状の通路を下方向に通過して第2室46の下部に流入し、燃焼排ガス導出管58から外部に導出される。
空気導入管34から導入された予加熱された空気(約200℃)は第3室48内に流入し、上下方向に伸びる複数の細い角柱形状の通路を上方向に通過している。従って、第2室46を通過する燃焼排ガスと、第3室48を通過する空気との間で熱交換が行われる。外仕切板38の両面に取付けられたフィン54、56によって、熱交換率は更に高められる。この熱交換によって、空気を約650℃まで予加熱しておくことができる。
加熱された空気は、第3室48の上部から空気供給管216へ流入し、空気供給口216fから燃料電池セル12へ供給される。第3室48の上部および空気供給管216の上部は、燃料電池セル12の先端に近接していることから、燃料ガスのオフガスと空気のオフガスとの燃焼によって発生する燃焼熱を空気の予加熱に利用することができ、さらに高温の空気を酸素極に供給することができる。
なお、約500℃まで温度低下した燃焼排ガスは、発電ユニット210の外部に配設された、図示しない予備改質器および改質器の加熱に利用することができ、さらには装置外での空気の予熱に利用することもできる。
本実施例では、最も高温な第1室44を2番目に高温な第2室46で取り囲み、その外側を3番目に高温な第3室48で取り囲む構造となっているために、燃料電池セルが収納される第1室44を高温に維持しやすい。そのために、発電に伴って発生する熱と、燃料と空気のオフガスの燃焼熱で、燃料電池セル群を収納する第1室44内の温度は800℃以上に維持することができる。すなわち、熱自立することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば外仕切壁38の外面をフィン54の外側と同様の形態とし、外仕切壁38の内面をフィン56の内側と同様の形態として、外仕切壁38とフィン54、56を一体の部品としてもよい。一例として、外仕切壁38が金属性板部材を略蛇腹形状に折畳み、その角部が直角となるように形成されていると、外仕切壁38の外面はフィン54の外側と同様の形態であり、内面はフィン56の内側と同様の形態となる。この場合、第1室44から排出される燃焼排ガスは、内仕切壁36の外面と外仕切壁38の内面で形成される複数の上下方向に伸びる細い角柱形状の通路を通過し、空気導入管34から送られる空気は、外仕切壁38の外面と外壁40の内面で形成される複数の上下方向に伸びる細い角柱形状の通路を通過する。燃焼排ガスが通る通路と空気が通る通路は交互に隣接しており、かつ燃焼排ガスの流れに対向して空気が流れるため、燃焼排ガスと空気の十分な熱交換を行うことができ、燃焼排ガスに含まれる熱の再利用を効率良く行うことができる。また外仕切壁38の内面側の凸部を内仕切壁36に、外仕切壁38の外面側の凸部を外壁40に接触させることで、内仕切壁36と外仕切壁38の間隔および外仕切壁38と外壁40の間隔を規定することができ、前期の燃焼排ガスの通路および空気の通路の寸法を精度良く管理することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
発電ユニット10の縦断面を示す図。 発電ユニット10の横断面を示す図。 発電ユニット10の横断面を示す図。 図2の断面を部分的に拡大して示す図。 他の一つの発電ユニット210の縦断面を示す図。 他の一つの発電ユニット210の横断面を示す図。 従来技術の発電装置のレイアウトを示す図。
符号の説明
10・・・発電ユニット
12・・・燃料電池セル
12a・・・燃料極
12b・・・固体電解質層
12c・・・酸素極
12d・・・インターコネクタ
14・・・セルスタック
14a、14b、14c、14d、14e・・・セルスタック
16・・・空気供給部材
16f・・・空気供給口
18・・・改質器
18a、18b・・・改質器
20・・・燃料ガス通路
22・・・集電部材
24・・・マニホールド
24a、24b、24c、24d、14e・・・マニホールド
26・・・燃料ガス導入管
28a、28b・・・渡り配管
30・・・配管
30a、30b・・・配管
34・・・空気導入管
36・・・内仕切壁
36a・・・固定用壁
36b・・・穴
38・・・外仕切壁
38a・・・固定用壁
38b・・・穴
40・・・外壁
42・・・断熱部材
44・・・第1室
46・・・第2室
48・・・第3室
50・・・空気供給管
52a、52b・・・邪魔板
54、56・・・フィン
58・・・燃焼排ガス導出管
60・・・スパーク電極
62・・・パッキン
100・・・発電装置
102・・・排気口
104・・・有酸素ガス受け入れ口
106・・・断熱材
108・・・燃料ガス受け入れ口
110・・・矢印
112・・・分配管
114a、114b、114c、114d・・・燃料ガス通路
116・・・燃料電池セル
116a、116b、116c、116d・・・燃料電池セル
118・・・燃料電池セル群収容室
120a、120b、120c・・・有酸素ガス通路
122・・・燃焼室
124・・・熱交換室
210・・・発電ユニット
214a、214b、214c、214d・・・セルスタック
216・・・空気供給管
216f・・・空気供給口
224a、224b、224c、224d・・・マニホールド

Claims (7)

  1. 固体酸化物型の燃料電池を用いる発電装置であり、
    燃料電池セル群を収容する燃料電池セル群収容室が中心に配置されており、
    その外側を燃焼排ガス通過室が取り囲んでいることを特徴とする発電装置。
  2. 燃料電池セル群収容室と燃焼排ガス通過室の外形はほぼ六面体であり、側方の4面のみならず上面と底面についても、燃焼排ガス通過室が燃料電池セル群収容室を取り囲んでいることを特徴とする請求項1の発電装置。
  3. 燃焼排ガス通過室のさらに外側を有酸素ガス通過室が取り囲んでいることを特徴とする請求項1または2の発電装置。
  4. 燃焼排ガス通過室と有酸素ガス通過室を仕切る外仕切壁の内側および/または外側にフィンが形成されていることを特徴とする請求項3の発電装置。
  5. 外仕切壁の外側に形成されているフィンが外壁に接触して外仕切壁と外壁の間隔を規定することを特徴とする請求項4の発電装置。
  6. 外仕切壁の内側に形成されているフィンが燃料電池セル群収容室と燃焼排ガス通過室を仕切る内仕切壁と外仕切壁の間隔を規定することを特徴とする請求項4の発電装置。
  7. 固体酸化物型の燃料電池を用いる発電装置であり、
    燃料電池セル群を収容する燃料電池セル群収容室が中心に配置されており、
    その外側を燃焼排ガス通過室が取り囲んでおり、
    さらにその外側を有酸素ガス通過室が取り囲んでおり、
    燃料電池セル群収容室と燃焼排ガス通過室と有酸素ガス通過室のそれぞれの外形がほぼ立方体であることを特徴とする発電装置。
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