JP2003248813A - タップ穴検査方法およびその装置 - Google Patents

タップ穴検査方法およびその装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械部品等に加工されたタップ穴のねじ山数
またはねじ深さを非接触で検査する。 【解決手段】 タップ穴2の内部を撮像視野としてタッ
プ穴2の中心線に対し斜め方向にセットされたTVカメ
ラ3およびスポット照明4を用い、スポット照明4によ
ってタップ穴2のねじ山を照射し、この照明の下でTV
カメラ3によりタップ穴2の画像を撮像し、タップ穴2
のねじ山に生じる輝点14を画像処理装置6による画像
処理で数えることにより、タップ穴のねじ山数、または
ねじ山数からねじ深さを検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理によりタ
ップ穴、つまりタップ加工により形成されためねじのね
じ穴の良否を判別する検査方法および検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1は、民生機器やコンピュータ機器な
どに使われる機械部品のタップ穴を示している。タップ
穴は、一般に、加工対象にタップ面側からドリルによっ
て下穴加工をした後、タップによってねじ切り加工をし
てねじ山を形成し、最後に開口部を面取して製作され
る。量産品の製造過程においては、これら下穴加工、タ
ップ加工、面取り加工のすべてが自動化されており、こ
のタップ穴を用いた機械部品の組立も自動で行われる場
合が多いが、この時、タップ穴に所定数のねじ山が加工
されていないと、ねじを完全に締め付けられなかった
り、またはねじ(ボルト)締め付け工具の破損を起こし
たりする。特に、この機械部品がハードディスクに使わ
れるセンターハブなどの精密部品である場合には、この
ねじ山の管理が不可欠で、従来は抜き取り検査によって
実際にねじを手作業でタップ穴に挿入し、ねじ山数を数
えてしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法で
は、(1)手作業のため時間がかかり、また、(2)ね
じの脱着時に生じるバリ、切粉が組立工程でトラブルを
起こすため、検査したワークは廃棄処分としなければな
らず、(1)の問題と合わせて抜き取りでしか検査でき
なかった。そのため、全数検査が不可能で不良品の見逃
しが発生する場合があった。
【0004】このような状況から、非接触な検査方法を
用いて、全自動で全数検査できるタップ穴検査方法およ
びその検査装置が望まれていた。
【0005】したがって、本発明の目的は、機械部品等
に加工されているタップ穴のねじ山の数、またはタップ
穴のねじ深さを非接触な検査方法を用いて全自動で行え
るようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的のもとに、本発
明は、タップ穴の内部を撮像視野としてタップ穴の中心
線に対し斜め方向にセットされたTVカメラおよびスポ
ット照明を用い、スポット照明によってタップ穴のねじ
山を照射し、この照明の下でTVカメラによりタップ穴
の画像を撮像し、タップ穴のねじ山に生じる輝点を画像
処理装置による画像処理で数えることにより、タップ穴
のねじ山数を検査する(請求項1)か、またはタップ穴
のねじ山に生じる輝点のねじ深さ方向の長さを画像処理
装置による画像処理で計測することにより、タップ穴の
ねじ深さを検査している(請求項3)。
【0007】また、本発明は、タップ穴の中心線を中心
としてタップ穴全周を指定回数で分割し、タップ穴とT
Vカメラおよびスポット照明とを相対的に回転させなが
らタップ穴の複数の画像を取得し、タップ穴の各画像毎
にねじ山数を検査し、複数のねじ山数のうち、最大ねじ
山数を出力値とする(請求項2)か、またはタップ穴の
各画像毎にねじ深さを検査し、複数のねじ深さのうち、
最大ねじ深さを出力値としている(請求項4)。
【0008】さらに、本発明は、タップ穴の内部を撮像
視野としてタップ穴の中心線に対し斜め方向にセットさ
れたTVカメラと、TVカメラの撮像視野に向けられた
スポット照明と、TVカメラによって撮像したタップ穴
の画像からタップ穴のねじ山に生じる輝点を画像処理で
数えるプログラム、またはタップ穴のねじ山に生じるね
じ深さ方向の輝点の長さを画像処理で計測するプログラ
ムが組み込まれた画像処理装置とでタップ穴検査装置を
構成し、画像処理装置による画像処理で数えたねじ山数
に基づいてタップ穴のねじ山数を検査する(請求項5)
か、または画像処理装置による画像処理で計測したタッ
プ穴のねじ山に生じるねじ深さ方向の輝点の長さに基づ
いてタップ穴のねじ深さを検査する(請求項6)。
【0009】
【発明の実施の形態】図2は、本発明のタップ穴検査装
置1の概要を示す。タップ穴検査装置1は、タップ穴2
の内部を撮像視野とするTVカメラ3と、TVカメラ3
に隣接して設置され、光軸をTVカメラ3の撮像視野に
向けられたスポット照明4と、TVカメラ3によって撮
像したタップ穴2の画像を画像処理する画像処理装置6
とから構成されている。画像処理装置装置6は、後述す
るように、本発明のタップ穴検査方法に基づいて2つの
プログラムを内蔵している。
【0010】この例で、タップ穴2は、加工面すなわち
タップ面の法線に対し平行に形成されているため、TV
カメラ3およびスポット照明4は、タップ面に対して斜
め方向にセットされている。なお、スポット照明4は、
光ファイバー付きの光源5に接続されている。また、補
助照明13としてリング状の蛍光灯がTVカメラ3の撮
像視野外で、スポット照明4の照射の妨げとならない位
置で、タップ穴2の中心線上に中心を置いて同心状態と
して設置されている。
【0011】TVカメラ3の光軸7およびスポット照明
4の光軸8は、タップ穴2の中心線に対して、タップ面
におけるタップ中心9と交差している。ここで、光軸7
と、タップ穴2の中心線とを含む平面を考える。この平
面に対し直角方向から見た図2では、光軸7と光軸8は
重なって見えるものとする。タップねじ最上部10の一
点とこれに対向するタップねじ最下部11とを結んだ線
がタップ面となす角度をθ1、光軸7または光軸8がタ
ップ面となす角度をθ2 とすると、角度θ2 は角度θ1
より大きくなければならない。その理由は、角度θ2 が
角度θ1より小さいと、TVカメラ3で撮像したとき
に、タップねじ最下部11が手前のタップねじ最上部1
0の陰に入り、画像上見えなくなり、また、スポット照
明4の光線がタップねじ最上部10に遮られて、タップ
ねじ最下部11まで届かないからである。
【0012】また、ねじ山の斜面のうち上側(開口側)
の斜面12の傾きと光軸8とがなす角度をθ3 、図3の
タップ穴2の平面図において、光軸7と光軸8とがなす
角度をθ4とすると、角度θ3 をほぼ90°とし、か
つ、角度θ4をなるべく小さくする必要がある。このよ
うにすることで、スポット照明4からの光線は、ねじ山
の斜面12でほぼ正反射し、TVカメラ3に入ることが
できるため、図4および図5に見られるように、タップ
穴2のねじ山の斜面12に輝点14が生じるのである。
【0013】図4は、タップ穴2の断面であり、輝点1
4の生じる部分を矢印により示している。これらの部分
での斜面12の法線方向がTVカメラ3の光軸7および
スポット照明4の光軸8とほぼ一致するため、これらの
部分が明るく見え、これが輝点14として現れる。な
お、面取り部15の傾斜角がねじ山上部と異なるため、
面取り部15は暗く見える。
【0014】タップ穴2の検査時に、TVカメラ3は、
スポット照明4からのスポット状の光線の下で、タップ
穴2の内部を撮像視野として撮像し、その画像を画像処
理装置6に送る。画像処理装置6は、検査の目的に応じ
て、2つのプログラムのうち何れかのものを実行する。
一方のプログラムは、TVカメラ3によって撮像したタ
ップ穴2の画像からタップ穴2のねじ山の斜面12に生
じる輝点14を画像処理で数え、数えた輝点14の数に
基づいてタップ穴2のねじ山数を検査するものであり、
また、他方のプログラムは、TVカメラ3によって撮像
したタップ穴2の画像からタップ穴2のねじ山に生じる
輝点14のねじ深さ方向の長さ(輝線の長さ)を計測
し、計測した輝線の長さに基づいてタップ穴2のねじ深
さを検査する。
【0015】図5の(a)は、実際のタップ穴の撮像画
像例を示している。本例では、スポット照明4の他に補
助照明13を用いている。補助照明13を使わなけれ
ば、画像中にはタップ穴2のねじ部の輝点14しか現れ
ない。ここでは、タップ面におけるタップ穴2の位置
(XY座標)をも確認するために、補助照明13を使っ
て面取り部15とタップ面との境界がわかる画像を得て
いるが、単にタップ穴2のねじ山数またはタップ穴2の
ねじ深さを検査するだけなら、補助照明13は不要であ
る。
【0016】図5の(b)は、タップ穴の撮像画像の模
式図を示している。タップ穴2のねじ山数を検査する場
合には、タップ穴2のねじ山の斜面12に生じる輝点1
4の個数を画像処理装置6による画像処理で数えればよ
い。また、タップ穴2のねじ深さを検査するには、タッ
プ穴2のねじ山数にピッチを乗じるか、あるいはタップ
穴2のねじ山に生じる輝点14のねじ深さ方向の長さ、
すなわち、上側の輝点上端と下側の輝点下端との距離D
(不連続ないし連続的な輝線長さ)を画像処理装置6に
よる画像処理で計測し、これをcosθ2で割ってもよ
い。
【0017】以上、本発明のタップ穴検査装置1を用い
たタップ穴2のねじ山数およびタップ穴2のねじ深さを
検査する方法を述べたが、上記の方法ではタップによる
ねじの切り始め位置と検査方向(TVカメラ3の撮像方
向)とが一定の関係にある場合には問題ないが、検査時
に、タップによるねじの切り始め位置と検査方向とが一
定でない場合には、最大で一山分のねじ山数の違いが現
れ、これが計測誤差となる。これを防ぐためには、全周
方向での複数回の観測が必要で、便宜上、全周を一定数
だけ分割して、分割した位置毎に複数の検査を行う。
【0018】図6は、タップ穴2の全周方向を4等分に
分割し、各4等配位置毎に4ユニットのTVカメラ3と
スポット照明4を配置(セット)した場合を示してい
る。この場合、4つのTVカメラ3から取得した4つの
画像から、画像処理装置6によってねじ山数、またはね
じ山数あるいは輝線長さからねじ深さをそれぞれ求め、
それら4つの値の内、最大の値を出力値とする。
【0019】なお、TVカメラ3とスポット照明4は、
4等配に限らず、例えば3等配で設置してもよい。ま
た、1ユニットのTVカメラ3とスポット照明4をタッ
プ穴2を中心として相対的に回転させながら複数枚(一
定数分)の画像を取得し、必要な検査をしてもよいし、
機械部品が軽量であれば、1ユニットのTVカメラ3と
スポット照明4を固定して、機械部品自体をタップ穴2
を中心として相対的に回転させながら複数枚(一定数
分)の画像を取得し必要な検査をしてもよい。
【0020】
【発明の効果】請求項1によれば、タップ穴の内部を撮
像視野としてタップ穴の中心線に対し斜め方向にセット
されたTVカメラおよびスポット照明を用い、スポット
照明によってタップ穴のねじ山を照射し、この照明の下
でTVカメラによりタップ穴の画像を撮像し、タップ穴
のねじ山に生じる輝点を画像処理装置による画像処理で
数えるから、非接触でタップ穴のねじ山数や、ねじ山数
に基づくねじ深さを検査できる。
【0021】請求項2によれば、タップ穴の中心線を中
心として、タップ穴とTVカメラおよびスポット照明と
を相対的に回転させながらタップ穴の画像を撮像し、タ
ップ穴全周を指定回数で分割して複数の画像を取得し、
タップ穴の各画像毎にねじ山数を検査し、複数のねじ山
数のうち、最大ねじ山数を出力値とするから、TVカメ
ラから見た時のタップの切り始め位置が一定でない場合
でも非接触でタップ穴のねじ山数を正確に検査できる。
【0022】請求項3によれば、タップ穴の内部を撮像
視野としてタップ穴の中心線に対し斜め方向にセットさ
れたTVカメラおよびスポット照明を用い、スポット照
明によってタップ穴のねじ山を照射し、この照明の下で
TVカメラによりタップ穴の画像を撮像し、タップ穴の
ねじ山に生じる輝点のねじ深さ方向の長さを画像処理装
置による画像処理で計測するから、非接触の状態ででタ
ップ穴のねじ深さを検査できる。
【0023】請求項4によれば、タップ穴の中心線を中
心として、タップ穴とTVカメラおよびスポット照明と
を相対的に回転させながら画像を撮像し、タップ穴全周
を指定回数で分割して、複数の画像を取得し、タップ穴
の各画像毎にねじ深さを検査し、複数のねじ深さのう
ち、最大ねじ深さを出力値とするから、TVカメラから
見た時のタップの切り始め位置が一定でない場合でも非
接触の状態でタップ穴のねじ深さを正確に検査できる。
【0024】請求項5によれば、タップ穴の内部を撮像
視野としてタップ穴の中心線に対し斜め方向にセットさ
れたTVカメラと、TVカメラの撮像視野に向けられた
スポット照明と、TVカメラによって撮像したタップ穴
の画像からタップ穴のねじ山に生じる輝点を画像処理で
数えるプログラムが組み込まれた画像処理装置とを有
し、画像処理装置による画像処理で数えたねじ山数に基
づいてタップ穴のねじ山数を検査するから、従来手作業
で行われていたねじ山数の検査や、ねじ山数に基づくね
じ深さの検査を全自動化することができる。また、非接
触な検査のためタップ穴を痛めることがなく、かつ、検
査に要する時間も短いので、従来抜き取りでしかできな
かった検査を全数検査とすることができ、不良品の見逃
しを防止することができる。
【0025】請求項6によれば、タップ穴の内部を撮像
視野としてタップ穴の中心線に対し斜め方向にセットさ
れたTVカメラと、TVカメラの撮像視野に向けられた
スポット照明と、TVカメラによって撮像したタップ穴
の画像からタップ穴のねじ山に生じるねじ深さ方向の輝
点の長さを画像処理で計測するプログラムが組み込まれ
た画像処理装置とを有し、画像処理装置による画像処理
で計測したタップ穴のねじ山に生じる輝点のねじ深さ方
向の長さに基づいてタップ穴のねじ深さを検査するか
ら、従来手作業で行われていたねじ深さの検査を全自動
化することができる。また、非接触な検査のためタップ
穴を痛めることがなく、かつ、検査に要する時間も短い
ので、従来抜き取りでしかできなかった検査を全数検査
とすることができ、不良品の見逃しを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タップ穴の断面図である。
【図2】本発明のタップ穴検査装置1の側面図である。
【図3】本発明のタップ穴検査装置1の要部の平面図で
ある。
【図4】タップ穴の断面での輝点発生位置の説明図であ
る。
【図5】(a)タップ穴の撮像画像の例であり、(b)
タップ穴の撮像画像の模式図である。
【図6】4ユニットのTVカメラ3とスポット照明4の
設置例である。
【符号の説明】
1 タップ穴検査装置 2 タップ穴(ねじ穴) 3 TVカメラ 4 スポット照明 5 光源 6 画像処理装置 7 光軸 8 光軸 9 タップ中心 10 タップねじ最上部 11 タップねじ最下部 12 斜面 13 補助照明 14 輝点 15 面取り部
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA25 CC00 FF04 GG12 GG17 HH04 HH12 JJ03 JJ08 LL02 QQ31 UU07 2G051 AA90 AB20 BB01 CA04 CB01 CC17 EA16 5B057 AA04 CA08 CA12 CB20 CH01 DA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タップ穴の内部を撮像視野としてタップ
    穴の中心線に対し斜め方向にセットされたTVカメラお
    よびスポット照明を用い、スポット照明によってタップ
    穴のねじ山を照射し、この照明の下でTVカメラにより
    タップ穴の画像を撮像し、タップ穴のねじ山に生じる輝
    点を画像処理装置による画像処理で数えることにより、
    タップ穴のねじ山数を検査することを特徴とするタップ
    穴検査方法。
  2. 【請求項2】 タップ穴の中心線を中心としてタップ穴
    全周を指定回数で分割し、タップ穴とTVカメラおよび
    スポット照明とを相対的に回転させながらタップ穴の複
    数の画像を取得し、タップ穴の各画像毎にねじ山数を検
    査し、複数のねじ山数のうち、最大ねじ山数を出力値と
    することを特徴とする請求項1記載のタップ穴検査方
    法。
  3. 【請求項3】 タップ穴の内部を撮像視野としてタップ
    穴の中心線に対し斜め方向にセットされたTVカメラお
    よびスポット照明を用い、スポット照明によってタップ
    穴のねじ山を照射し、この照明の下でTVカメラにより
    タップ穴の画像を撮像し、タップ穴のねじ山に生じる輝
    点のねじ深さ方向の長さを画像処理装置による画像処理
    で計測することにより、タップ穴のねじ深さを検査する
    ことを特徴とするタップ穴検査方法。
  4. 【請求項4】 タップ穴の中心線を中心としてタップ穴
    全周を指定回数で分割し、タップ穴とTVカメラおよび
    スポット照明とを相対的に回転させながらタップ穴の複
    数の画像を取得し、タップ穴の各画像毎にねじ深さを検
    査し、複数のねじ深さのうち、最大ねじ深さを出力値と
    することを特徴とする請求項3記載のタップ穴検査方
    法。
  5. 【請求項5】 タップ穴の内部を撮像視野としてタップ
    穴の中心線に対し斜め方向にセットされたTVカメラ
    と、このTVカメラの撮像視野に向けられたスポット照
    明と、TVカメラによって撮像したタップ穴の画像から
    タップ穴のねじ山に生じる輝点を画像処理で数えるプロ
    グラムが組み込まれた画像処理装置とを有し、画像処理
    装置による画像処理で数えたねじ山数に基づいてタップ
    穴のねじ山数を検査することを特徴とするタップ穴検査
    装置。
  6. 【請求項6】 タップ穴の内部を撮像視野としてタップ
    穴の中心線に対し斜め方向にセットされたTVカメラ
    と、このTVカメラの撮像視野に向けられたスポット照
    明と、TVカメラによって撮像したタップ穴の画像から
    タップ穴のねじ山に生じるねじ深さ方向の輝点の長さを
    画像処理で計測するプログラムが組み込まれた画像処理
    装置とを有し、画像処理装置による画像処理で計測した
    タップ穴のねじ山に生じる輝点のねじ深さ方向の長さに
    基づいてタップ穴のねじ深さを検査することを特徴とす
    るタップ穴検査装置。
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