JP2016156679A - 雌ねじ検査装置 - Google Patents
雌ねじ検査装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016156679A JP2016156679A JP2015033911A JP2015033911A JP2016156679A JP 2016156679 A JP2016156679 A JP 2016156679A JP 2015033911 A JP2015033911 A JP 2015033911A JP 2015033911 A JP2015033911 A JP 2015033911A JP 2016156679 A JP2016156679 A JP 2016156679A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light guide
- light
- thread
- female screw
- conical mirror
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
Description
また、特許文献1などに用いられるプローブによる視野は狭いため、雌ねじの内周面を検査するために、雌ねじを相対的に360度回転させることが必要であり、検査に時間がかかる。
円錐ミラーは、導光体の他端面側に設けられている。また、円錐ミラーは、雌ねじに第1フランク面側から挿入されたとき、導光体の他端面から出射された光を鏡面反射させて第2フランク面に入射させ、かつ、第2フランク面で反射した光を中心軸に平行な方向に鏡面反射させて導光体の他端面に入射させる側面を有する。
撮像部は、導光体の一端面側に設けられており、円錐ミラーの中心軸と同軸の光軸を有する。
したがって、本発明の雌ねじ検査装置は、従来の目視検査では検査できない第2フランク面を短時間で検査することができる。
以下、本発明の一実施形態による雌ねじ検査装置について、図面に基づいて説明する。本実施形態による雌ねじ検査装置は、雌ねじを検査するために用いる雌ねじの内周面の画像を取得することができる。また、本実施形態による雌ねじ検査装置は、例えばダイカストなどにより製造される雌ねじについて、鋳巣等の形状欠陥の有無を確認するために用いることができる。
また、雌ねじ9は、軸方向の一方側に開口92を有している。図1では、雌ねじ9の軸方向の他方側の図示を省略しているが、雌ねじ9は、軸方向の他方側に開口を有していてもよいし、有していなくてもよい。
ホルダ2は、径の異なる大径部21及び小径部22、並びに、これらの間を繋ぐテーパ部23を備えており、全体として筒状の部材である。本実施形態では、ホルダ2の大径部21の内側に複数の光源1が周方向に沿って均等に配置されている。
また、ホルダ2は、テーパ部23の内側に光拡散面24を有している。光拡散面24は、細かな凹凸を有する面であり、光源1から出射された光を拡散反射させる。
具体的には、本実施形態において、円錐ミラー5のテーパ角αは、60度よりも大きく120度以下に設定されている。
なお、図1では、カメラ7のレンズ部分を模式的に示している。
これにより、カメラ7は、円錐ミラー5の側面51に写るねじ山裏面97(及びねじ山表面96)の像を、導光体3を介して撮像することができる。
この場合、ねじ山表面96で反射した光、及び、ねじ山裏面97で反射した光は、それぞれ円錐ミラー5の側面51で鏡面反射して光軸C2に平行な方向に向かうことができる。これにより、カメラ7は、画像81を撮像する。画像81では、円錐ミラー5の上面52の像810を中心として、ねじ山表面96の像816とねじ山裏面97の像817とが渦巻状に配置されている。
この場合、ねじ山裏面97で反射した光のみが、円錐ミラー5の側面51で鏡面反射して光軸C2に平行な方向に向かうことができる。これにより、カメラ7は、画像82を撮像する。画像82では、円錐ミラー5の上面52の像820を中心として、ねじ山裏面97の像827が渦巻状に配置されている。
なお、M5の雌ねじ9について、内径は4.134mmであり、ピッチは0.8mmである。M6の雌ねじ9について、内径は4.917mmであり、ピッチは1.0mmである。
本実施形態の雌ねじ検査装置10の効果について説明する。
(1)上述したように、本実施形態の雌ねじ検査装置10を用いて雌ねじ9を検査するとき、円錐ミラー5は雌ねじ9に挿入される。このとき、光源1から出射された光は、導光体3に導かれ、円錐ミラー5の側面51で鏡面反射することによって、円錐ミラー5の中心軸C1を中心とする放射状に進み、ねじ山裏面97に照射される。また、ねじ山裏面97で反射した光の一部は、再び円錐ミラー5の側面51で鏡面反射することによって、光軸C2に平行な方向に進み、導光体3を介して、カメラ7に入射する。これによって、カメラ7は、円錐ミラー5の側面51に写る像、すなわち雌ねじ9の全周におけるねじ山裏面97の像を、一度に撮像可能である。
本実施形態の雌ねじ検査装置10は、従来の目視検査では検査できないねじ山裏面97を短時間で検査することができる。
上記構成によれば、工業用ねじとして一般的に用いられるメートルねじ等、ねじ山91の角度が60度である雌ねじ9について、ねじ山裏面97を検査することができる。
なお、テーパ角αが60度より大きく、かつ、120度よりも小さい場合には、ねじ山裏面97だけでなく、ねじ山表面96についても検査することができる。
上記構成によれば、工業用ねじとして最も使用頻度の高い規格であるM5又はM6のメートルねじについて好適に検査を行うことができる。
上記構成によれば、光源1から出射された光を効率よく導光体3の一端面31に入射させることができる。
(ア)他の実施形態において、導光体3の他端面32の外周部分には、図4に示すような切り欠き37、38が形成されていてもよい。なお、図4の右側には、段差状の切り欠き37を例示しており、図4の左側には、段差を面取りした形状の切り欠き38を例示しているが、実際には、切り欠き37又は38が他端面32の外周に一周形成されている。
3 ・・・導光体
31・・・一端面
32・・・他端面
5 ・・・円錐ミラー
51・・・側面
7 ・・・カメラ(撮像部)
9 ・・・雌ねじ
91・・・ねじ山
96・・・ねじ山表面(第1フランク面)
97・・・ねじ山裏面(第2フランク面)
Claims (7)
- 雌ねじ(9)を検査する雌ねじ検査装置(10)であって、
前記雌ねじのねじ山(91)を構成する2つのフランク面のうち、軸方向の一方側に面するフランク面を第1フランク面(96)とし、他方側に面するフランク面を第2フランク面(97)とすると、
光源(1)と、
前記光源から出射された光が入射する一端面(31)、及び、当該一端面から入射した光が出射する他端面(32)を有する柱状の導光体(3)と、
前記導光体の前記他端面側に設けられており、前記雌ねじに前記第1フランク面側から挿入されたとき、前記導光体の前記他端面から出射された光を鏡面反射させて前記第2フランク面に入射させ、かつ、当該第2フランク面で反射した光を中心軸(C1)に平行な方向に鏡面反射させて前記導光体の前記他端面に入射させる側面(51)を有する円錐ミラー(5)と、
前記導光体の前記一端面側に設けられており、前記円錐ミラーの前記中心軸と同軸の光軸(C2)を有する撮像部(7)と、
を備えることを特徴とする雌ねじ検査装置。 - 前記円錐ミラーの前記側面は、少なくとも3山分の前記ねじ山の前記第2フランク面に対面可能であることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
- 前記円錐ミラーのテーパ角(α)は、60度より大きく、かつ、120度以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の雌ねじ検査装置。
- 前記円錐ミラーのテーパ角は、60度より大きく、かつ、68度以下であることを特徴とする請求項3に記載の雌ねじ検査装置。
- 前記導光体の前記一端面が内側に、前記他端面が外側に配置されるように、前記導光体を保持している筒状のホルダ(2)をさらに備え、
前記ホルダは、前記光源から出射された光を拡散反射させるテーパ状の光拡散面(24)を内側に有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の雌ねじ検査装置。 - 前記ホルダの外側から内側に向かってねじ込まれており、前記導光体の側面(33)に当接することにより前記ホルダにおける前記導光体の位置を保持している位置調整ねじ(4)をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の雌ねじ検査装置。
- 前記導光体の前記他端面の外周部分には、切り欠き(37、38)が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の雌ねじ検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015033911A JP2016156679A (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | 雌ねじ検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015033911A JP2016156679A (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | 雌ねじ検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016156679A true JP2016156679A (ja) | 2016-09-01 |
Family
ID=56825679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015033911A Pending JP2016156679A (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | 雌ねじ検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016156679A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111727368A (zh) * | 2018-02-14 | 2020-09-29 | 株式会社斯库林集团 | 检查装置、检查方法、片剂印刷装置以及片剂印刷方法 |
CN113125464A (zh) * | 2019-12-31 | 2021-07-16 | 苏州茵诺威智能设备有限公司 | 一种视觉检测方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58159510U (ja) * | 1982-04-20 | 1983-10-24 | ミノルタ株式会社 | 筒状内壁観察補助具 |
JPS59164024U (ja) * | 1983-04-18 | 1984-11-02 | オリンパス光学工業株式会社 | 管内面の照明検査装置 |
JPH08114553A (ja) * | 1994-10-17 | 1996-05-07 | Y S Opt:Kk | 小径孔の内面検査装置 |
JPH1073418A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-03-17 | Mazda Motor Corp | ネジ穴の欠陥検出方法 |
JP2012229978A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Ryoei Engineering Kk | 孔内周面撮影装置 |
-
2015
- 2015-02-24 JP JP2015033911A patent/JP2016156679A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58159510U (ja) * | 1982-04-20 | 1983-10-24 | ミノルタ株式会社 | 筒状内壁観察補助具 |
JPS59164024U (ja) * | 1983-04-18 | 1984-11-02 | オリンパス光学工業株式会社 | 管内面の照明検査装置 |
JPH08114553A (ja) * | 1994-10-17 | 1996-05-07 | Y S Opt:Kk | 小径孔の内面検査装置 |
JPH1073418A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-03-17 | Mazda Motor Corp | ネジ穴の欠陥検出方法 |
JP2012229978A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Ryoei Engineering Kk | 孔内周面撮影装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111727368A (zh) * | 2018-02-14 | 2020-09-29 | 株式会社斯库林集团 | 检查装置、检查方法、片剂印刷装置以及片剂印刷方法 |
CN113125464A (zh) * | 2019-12-31 | 2021-07-16 | 苏州茵诺威智能设备有限公司 | 一种视觉检测方法 |
CN113125464B (zh) * | 2019-12-31 | 2022-08-05 | 苏州茵诺威智能设备有限公司 | 一种视觉检测方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9874436B2 (en) | Hole inspection method and apparatus | |
JP4816817B2 (ja) | 管状品の検査装置 | |
CN109406542B (zh) | 光学检测系统 | |
JP2007171149A (ja) | 表面欠陥検査装置 | |
US20160327775A1 (en) | Catoptric imaging device for drill measuring | |
KR20110084093A (ko) | 나사산의 검사 장치 | |
JP6487617B2 (ja) | マイクロレンズアレイの欠陥検査方法及び欠陥検査装置 | |
JP2008139052A (ja) | ハニカム構造体のクラック検査方法及び検査装置 | |
JP2012026858A (ja) | 円筒容器の内周面検査装置 | |
US20100060773A1 (en) | Apparatus and method for optically converting a three-dimensional object into a two-dimensional planar image | |
JP2018025478A (ja) | 外観検査方法および外観検査装置 | |
JP2016156679A (ja) | 雌ねじ検査装置 | |
JP4066409B2 (ja) | タップ穴検査方法およびその装置 | |
JP6907862B2 (ja) | 管の内面検査装置 | |
JP2015068670A (ja) | シート状物の欠点検査装置およびシート状物の欠点検査方法 | |
JP2013170919A (ja) | 孔内周面撮影装置 | |
JP2019117139A (ja) | ベアリングの検査方法と検査装置 | |
KR101937187B1 (ko) | 필름표면의 불량 검출 장치 | |
JP2008026254A (ja) | ゴムホースの外観検査装置 | |
JP2017129523A (ja) | 内面検査システム、アセンブリ、および導光部品 | |
JP2010025805A (ja) | 深さ測定装置及び深さ測定方法 | |
JP6942031B2 (ja) | 検知装置および検知方法 | |
JP2005345425A (ja) | 外観検査装置及び紫外光照明装置 | |
KR101402531B1 (ko) | 인발관 내면 검사장치를 구비한 인발기 | |
US20220390384A1 (en) | Product Inspection System, Imaging System and Mirror |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170627 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180320 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180918 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181119 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190507 |