JP2003248545A - タッチパネルの製造方法 - Google Patents

タッチパネルの製造方法

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JP2003248545A
JP2003248545A JP2002046023A JP2002046023A JP2003248545A JP 2003248545 A JP2003248545 A JP 2003248545A JP 2002046023 A JP2002046023 A JP 2002046023A JP 2002046023 A JP2002046023 A JP 2002046023A JP 2003248545 A JP2003248545 A JP 2003248545A
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JP
Japan
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touch panel
sealant
substrate
upper substrate
sealing agent
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JP2002046023A
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English (en)
Inventor
Masato Watanabe
正人 渡辺
Fujio Morita
不二夫 森田
Akio Fujita
暁夫 藤田
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニュートンリングの発生しないタッチパネル
の製造方法を提供する。 【解決手段】 一対の透明電極を配設した上下基板を前
記透明電極面が対向するように設置し、シール剤で貼着
するタッチパネルの製造方法において、マイクロガラス
板からなる上基板1の周辺部にシール剤16を印刷形成
し、前記上基板1とガラス板からなる下基板2とを前記
シール剤16を介してに重ね合わせ、前記重ね合わされ
た上下基板1、2を硬化治具9にセットし前記シール剤
16を加熱、加圧して焼成することによって前記上基板
1と下基板2とを前記シール剤16で貼着することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーナビゲーショ
ン等の機器において、液晶ディスプレイの画面上に配置
し、透視した画面の指示に従って使用者が情報の表示画
面を指やペン等で直接押してデータを入力し、且つ画面
が美しく、耐久性、耐摩耗性等に優れたタッチパネルの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置一体型の入力スイッチとしての
タッチパネルは、表示装置の表示面上に配置されて使用
される。前記タッチパネルは、マイクロガラス板とその
下面に形成された透明電極とからなる上基板と、ガラス
板とその上面に形成された透明電極とからなる下基板と
が、所定の空間を隔てて透明電極同士が対面するように
配置されシール剤で貼着されている。
【0003】このタッチパネルにおいて、上基板の上部
を入力ペンまたは指で押圧したとき、上基板が撓んでそ
の押圧点において上基板の透明電極が下基板の透明電極
と接触する。そして、その接触点の座標が電気抵抗の測
定によって検知されて、入力情報が読取られる。このよ
うな従来技術におけるタッチパネルの製造方法の例を図
を用いて説明する。
【0004】図6、図7、図8、図9、図10は、従来
例のタッチパネルの製造工程を示す図ある。図6は、下
基板2にシール剤6を印刷した状態を示し、図6(a)
は、下基板2の平面図、図6(b)は、図6(a)にお
けるC−C断面図である。図7は、上基板1に透明電極
3を形成した状態を示し、図7(a)は、上基板1の平面
図、図7(b)は、図7(a)におけるD−D断面図であ
る。図8は、前記下基板2に上基板1を重ね合わせた状
態を示す。又、図9は、硬化治具9に重ね合わせた上下
基板1、2をセットし、加圧・加熱する工程を示し、図
10は、前記シール剤6で貼着された上下基板1、2の
状態を示す図である。
【0005】図6に示すように、厚みが1.1mmのソ
ーダガラス板からなる下基板2に、透明電極4を形成
し、この透明電極4に接続する引き回し電極8a、8b
を形成する。更に、この透明電極4上にドットスペーサ
ー5を形成した後、前記下基板2の周辺部にシール剤6
を印刷する。この時、前記下基板2の周辺部の一部にシ
ール剤6の開口部6aを設ける。
【0006】一方、図7に示すように厚みが0.2mm
のマイクロガラス板からなる上基板1にも下基板2と同
様に、透明電極3、引き回し電極7a、7bを形成す
る。
【0007】次に図8に示すようにシール剤6が印刷さ
れている下基板2を下にして、上基板1を重ね合わせ
る。この時、前記下基板2に形成されている透明電極4
と前記上基板1に形成されている透明電極3とが互いに
対向するように配置する。
【0008】次に、図9に示すように、硬化治具9に重
ね合わせた上下基板1、2を下基板2を下側にしてセッ
トし、所定の時間、加圧・加熱し、シール剤6を焼成す
る。これによって、上下基板1、2が前記シール剤6で
貼着される。
【0009】図10は、焼成後、徐冷した状態を示す断
面図である。その後、図6に示したシール剤6の開口部
6aを封止する。以上の製造工程によって、従来技術に
おけるタッチパネルが製作される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の2
枚のガラス基板を使用したタッチパネルにおいては、指
先あるいは入力ペンで表面を押圧する側のガラス上基板
1は、入力を軽くするために薄い材料を使用する必要が
あり、特殊なガラス材料で構成されるマイクロガラスが
使用されている。
【0011】しかしながら、従来のタッチパネルの製造
方法においては、上基板1とシール剤6との密着性が悪
い。従って、図10に示すように前記上基板1が下面側
の方に凹面状に変形し、ニュートンリングが発生すると
いう問題があった。又、この修正には非常に多くの時間
と手間を必要とし、不良品となる場合もあった。このよ
うに、製造工程中における歩留りが悪く、コスト高にな
るという問題があった。
【0012】(発明の目的)本発明は、上記事情に鑑み
てなされたもので、上基板とシール剤との密着性を改善
することによって、製造が容易になるとともに、ニュー
トンリングが発生せず且つ安価に製造することができる
タッチパネルの製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1に係わるタッチパネル
の製造方法は、一対の透明電極を配設した上下基板を前
記透明電極面が対向するように設置し、シール剤で貼着
するタッチパネルの製造方法において、前記上基板の周
辺部にシール剤を印刷形成し、前記上基板と下基板とを
前記シール剤を介して重ね合わせ、前記重ね合わされた
上下基板を加熱、加圧して前記シール剤を焼成すること
によって前記上基板と下基板とを前記シール剤で貼着す
ることを特徴とする。
【0014】又、請求項2の発明に係わるタッチパネル
の製造方法は、前記上基板がマイクロガラス板から製作
され、前記下基板がガラス板から製作されることを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3、図4、図5
は、本実施形態におけるタッチパネルの製造方法を説明
するための図である。以下、図を用いて本実施形態にお
けるタッチパネルの製造方法について説明する。
【0016】図1は、上基板1の製造工程を説明するた
めの図で、図1(a)は、上基板1の平面図、図1
(b)は、図1(a)におけるA−A断面図である。図
1に示すように、厚みが0.2mmのマイクロガラス板
からなる上基板1に、透明電極3を形成し、この透明電
極3に接続される引き回し電極7a、7bを形成した
後、前記上基板1の周辺部にシール剤16を印刷する。
この時、前記上基板1の周辺部の一部にシール剤16の
開口部16aを設ける。
【0017】前記上基板1として使用されるマイクロガ
ラスついては、ホウケイ酸ガラス等が例としてあげられ
る。叉、前記透明電極3は、厚みが50Å〜4000Å
程度のITO膜をスパッタリング或いはCVD等により
成膜し、エッチング加工によりパターン形成される。更
に、前記透明電極3に電気的に接続される引き回し電極
7a、7bとして、厚さ1〜20μm程度の銀ペースト
膜を印刷、130℃で約60分焼成して形成する。
【0018】前記上基板1の周辺部に印刷されるシール
剤16は、上基板1と下基板2とを貼り合わせるための
もので、エポキシ樹脂接着剤やアクリル樹脂接着剤等が
選択され、スクリーン印刷等の方法で、1〜2.5mm
の範囲の幅で形成される。このシール剤16には、所要
の大きさのプラスチックボールやファイバーガラス等の
スペーサ部材が分散されており、このスペーサ部材でも
って前記上基板1と前記下基板2とを所要の間隔に保持
する役目を成している。
【0019】図2は、下基板2の製造工程を説明するた
めの図で、図2(a)は、下基板2の平面図、図2
(b)は、図2(a)におけるB−B断面図である。
図2に示すように厚みが1.1mmのソーダガラス板か
らなる下基板2に、上基板1と同様に透明電極4、引き
回し電極8a、8bを形成する。その後、この透明電極
4上にドットスペーサ5を形成する。
【0020】前記透明電極4の表面上に形成さされるド
ットスペーサー5は、大きさが30〜40μm程度の四
角または円形等の形状で厚さが3〜12μm程度のアク
リル系レジストを4〜5mm程度の間隔で均一にフォト
リソグラフィプロセスによりパターン形成する。叉、前
記ドットスペーサー5は、印刷による光硬化型樹脂とす
ることもできる。
【0021】図3は、前記上基板1に下基板2を重ね合
わせる工程を示す。図3に示すようにシール剤16が印
刷されている上基板1を下にして、下基板2を重ね合わ
せる。この時、前記上基板1のシール剤16が印刷され
ている側を上側にして、前記下基板2に形成されている
透明電極4と前記上基板1に形成されている透明電極3
とが互いに対向するように配置する。
【0022】図4は、硬化治具9を用いてシール剤16
を焼成する工程を示す。図4に示すように、硬化治具9
に重ね合わせた上下基板1、2を下基板2を下側にして
セットし、0.2〜0.25kg/cm2 、150℃
で加圧・加熱し、60〜90分間保持しシール剤16を
焼成する。その後、徐冷することによって上下基板1、
2の周辺部が、8〜12μ程度の一定間隔を保って前記
シール剤16で貼着される。その後、図1に示したシー
ル剤16の開口部16aを封止する。以上の製造工程に
よって本実施形態におけるタッチパネルが実現される。
図5は、前記シール剤16で貼着された上下基板1、2
の状態を示す図である。
【0023】以上説明したように本実施形態におけるタ
ッチパネルの製造方法によれば、上基板1の周辺部にシ
ール剤16を印刷、形成し、上基板1と下基板2とをシ
ール剤16で貼着することにより、上基板1とシール剤
16との密着性が向上する。これによって前記上基板1
の上面形状が凹面状となるのを防止し、平面、或いは僅
かに凸状をなす形状となり、ニュートンリングの発生を
防止することが出来る。
【0024】尚、本実施形態においては、上基板1の材
料としてホウケイ酸ガラスを例として説明し、下基板2
の材料をソーダガラスを例として説明したが、これに限
定されるものではなく、その他の材料を使用出来ること
は言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】本発明におけるタッチパネルの製造方法
によれば、上基板にシール剤を印刷し、上下基板を前記
シール剤で貼着することで上基板とシール剤との密着性
が向上する。これによって前記上基板の上面形状が平
面、或いは僅かに凸状をなす形状となり、ニュートンリ
ングの発生を防止することが出来る。叉、上基板とシー
ル剤との密着性が向上することにより、品質が安定し、
製造が容易になり、工数削減、コストダウンを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるタッチパネルの製造
工程を示し、上基板にシール剤を印刷した状態を示す。
図1(a)は上基板の平面図、図1(b)は図1(a)
におけるA−A断面図である。
【図2】本発明の実施形態におけるタッチパネルの製造
工程を示し、図2(a)は下基板の平面図、図2(b)
は図2(a)におけるB−B断面図である。
【図3】本発明の実施形態におけるタッチパネルの製造
工程を示し、下基板に上基板を重ね合わせた状態を示す
断面図である。
【図4】本発明の実施形態におけるタッチパネルの製造
工程を示し、硬化治具に重ね合わせた上下基板をセット
し、加圧・加熱する工程を示す図である。
【図5】本発明の実施形態におけるタッチパネルの製造
工程を示し、シール剤で貼着された上下基板の状態を示
す図である。
【図6】従来技術におけるタッチパネルの製造工程を示
し、下基板にシール剤を印刷した状態を示す。図6
(a)は下基板の平面図、図6(b)は図6(a)にお
けるC−C断面図である。
【図7】従来技術におけるタッチパネルの製造工程を示
し、図7(a)は上基板の平面図、図7(b)は図7
(a)におけるD−D断面図である。
【図8】従来技術ににおけるタッチパネルの製造工程を
示し、下基板に上基板を重ね合わせた状態を示す図であ
る。
【図9】従来技術ににおけるタッチパネルの製造工程を
示し、硬化治具に重ね合わせた上下基板をセットし、加
圧・加熱する工程を示す図である。
【図10】従来技術ににおけるタッチパネルの製造工程
を示し、シール剤で貼着された上下基板の状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 上基板 2 下基板 3 透明電極 4 透明電極 5 ドットスペーサ 6 シール剤 7a、7b 引き回し電極 8a、8b 引き回し電極 9 硬化治具 16 シール剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 HA18 HA35 KA11 QA12 5B068 AA05 AA33 BB06 BC07 5B087 AA09 AC09 CC12 CC14 CC37

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の透明電極を配設した上下基板を前
    記透明電極面が対向するように設置し、シール剤で貼着
    するタッチパネルの製造方法において、 前記上基板の周辺部にシール剤を印刷形成し、前記上基
    板と下基板とを前記シール剤を介して重ね合わせ、前記
    重ね合わされた上下基板を加熱、加圧して前記シール剤
    を焼成することによって前記上基板と下基板とを前記シ
    ール剤で貼着することを特徴とするタッチパネルの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記上基板がマイクロガラス板からな
    り、前記下基板がガラス板からなることを特徴とする請
    求項1記載のタッチパネルの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102778985A (zh) * 2012-04-27 2012-11-14 江苏昭阳光电科技股份有限公司 触摸屏基材贴合生产工艺
CN105260072A (zh) * 2015-11-02 2016-01-20 深圳市立德通讯器材有限公司 一种ctp全贴合工艺

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CN102778985A (zh) * 2012-04-27 2012-11-14 江苏昭阳光电科技股份有限公司 触摸屏基材贴合生产工艺
CN102778985B (zh) * 2012-04-27 2016-03-09 江苏昭阳光电科技股份有限公司 触摸屏基材贴合生产工艺
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