JP2003271313A - タッチパネルの製造方法 - Google Patents

タッチパネルの製造方法

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JP2003271313A
JP2003271313A JP2002070788A JP2002070788A JP2003271313A JP 2003271313 A JP2003271313 A JP 2003271313A JP 2002070788 A JP2002070788 A JP 2002070788A JP 2002070788 A JP2002070788 A JP 2002070788A JP 2003271313 A JP2003271313 A JP 2003271313A
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JP
Japan
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substrate
touch panel
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lower substrate
manufacturing
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JP2002070788A
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Fujio Morita
不二夫 森田
Keiichi Watanabe
圭一 渡辺
Akio Fujita
暁夫 藤田
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニュートンリングの発生しないタッチパネル
の製造方法を提供する。 【解決手段】 一対の透明電極3、4を配設した上基板
1と下基板2とを前記透明電極面が対向するようにシー
ル剤6を介して重ね合わせ前記上基板1と下基板2とを
貼着するタッチパネルの製造方法において、前記上基板
1と下基板2とを重ね合わせた上下基板11を一組と
し、複数組の上下基板11を、窓部22aを有し額縁状
の形状の合い紙22を介して積層し硬化治具9にセット
し、所定の時間、加圧、加熱して前記シール剤6を焼成
することによって前記上基板1と下基板2とを貼着する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カーナビゲーショ
ン等の機器において、液晶ディスプレイの画面上に配置
し、透視した画面の指示に従って使用者が情報の表示画
面を指やペン等で直接押してデータを入力し、且つ画面
が美しく、耐久性、耐摩耗性等に優れたタッチパネルの
製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】表示装置一体型の入力スイッチとしての
タッチパネルは、表示装置の表示面上に配置されて使用
される。前記タッチパネルは、マイクロガラス板とその
下面に形成された透明電極とからなる上基板と、ガラス
板とその上面に形成された透明電極とからなる下基板と
が、所定の空間を隔てて透明電極同士が対面するように
配置されシール剤で貼着されている。 【0003】このタッチパネルにおいて、上基板の上部
を入力ペンまたは指で押圧したとき、上基板が撓んでそ
の押圧点において上基板の透明電極が下基板の透明電極
と接触する。そして、その接触点の座標が電気抵抗の測
定によって検知されて、入力情報が読取られる。このよ
うに、2枚のガラス基板を使用したタッチパネルにおい
ては、指先あるいは入力ペンで表面を押圧する側のガラ
ス上基板は、入力を軽くするために薄い材料を使用する
必要があり、強度と撓み性を併せ持つ特殊なガラス材料
で構成されるマイクロガラスが使用されている。図3、
図4、図5、図6は、このような従来技術におけるタッ
チパネルの製造方法を説明するための図である。以下、
図を用いて従来技術のタッチパネルの製造方法について
説明する。 【0004】図3は、下基板2の製造工程を説明するた
めの図で、図3(a)は、下基板2の平面図、図3
(b)は、図3(a)におけるA−A断面図である。図
3に示すように、下基板2は、厚みが1.1mmのソー
ダガラス板からなり、この下基板2に透明電極4を形成
する。前記透明電極4は、厚みが50Å〜4000Å程
度のITO膜をスパッタリング或いはCVD等により成
膜し、エッチング加工によりパターン形成される。 【0005】次に、前記透明電極4に電気的に接続され
る引き回し電極8a、8bを形成する。前記引き回し電
極8a、8bは、厚さ1〜20μm程度の銀ペースト膜
を印刷、130℃で約60分焼成して形成する。 【0006】次に、前記透明電極4の表面上にドットス
ペーサー5をマトリックス状に形成する。前記ドットス
ペーサー5は、大きさが30〜40μm程度の四角また
は円形等の形状で基板からの高さが3〜12μm程度に
形成される。このドットスペーサ5の形成は、まずエポ
キシ樹脂係の紫外線硬化型樹脂からなるインキをシルク
スクリーン印刷方法によってマトリックス状に印刷す
る。その後、前記印刷された紫外線硬化型樹脂に紫外線
を照射して前記紫外線硬化型樹脂を硬化させることによ
ってドットスペーサー5が形成される。 【0007】図4は、上基板1の製造工程を説明するた
めの図で、図4(a)は、上基板1の平面図、図4
(b)は、図4(a)におけるB−B断面図である。
図4に示すように厚みが0.2mmのマイクロガラス板
からなる上基板1に、下基板2と同様に透明電極3、引
き回し電極7a、7bを形成する。前記上基板1として
使用されるマイクロガラスついては、ホウケイ酸ガラス
等が例としてあげられる。 【0008】図5は、前記下基板2に上基板1を重ね合
わした状態を示した図で、図5(a)は、前記下基板2
と上基板1とを重ね合わした上下基板11の平面図、図
5(b)は、図5(a)におけるC−C断面図である。
図5に示すように、前記下基板2の周辺部にシール剤6
を印刷する。次に、前記透明電極3、4同士が互いに対
向するように下基板2と上基板1とを重ね合わせ上下基
板11とする。尚、前記シール剤6には前記下基板2の
一部にシール剤6の開口部6aが設けられる。 【0009】前記シール剤6は、上基板1と下基板2と
を貼り合わせるためのもので、エポキシ樹脂接着剤等が
選択され、スクリーン印刷等の方法で、1〜2.5mm
の範囲の幅で形成される。このシール剤6には、所要の
大きさのプラスチックボールやファイバーガラス等のス
ペーサ部材が分散されており、このスペーサ部材でもっ
て前記上基板1と前記下基板2とを所要の間隔に保持す
る役目を成している。 【0010】図6は、硬化治具9に前記上下基板11を
セットした状態を示す。図6(a)に示すように、硬化
治具9には、5〜7組の前記上下基板11を積層しセッ
トする。この時、重なり合う互いの上下基板11の間に
合い紙12を挟んでセットする。この合い紙12は、後
述するシール剤6の焼成工程において、上下基板11同
士の貼り付きを防止すめためのものである。又、合い紙
12としては、その外形の大きさが前記上下基板11と
ほぼ同じ大きさのものが使用される。 【0011】次に、硬化治具9に前記合い紙12を挟ん
で重ねた5〜7組の上下基板11を矢印の方向に加圧
し、所定の時間、加熱してシール剤6を焼成する。これ
によって、上基板1と下基板2とが前記シール剤6で貼
着される。 【0012】図7は、前記シール剤6を焼成後、徐冷し
た状態のタッチパネル10を示す。図7に示すように、
徐冷後のタッチパネル10の上基板1は、やや凹面状に
変形した状態となる。その後、シール剤6の開口部6a
を封止する。以上の製造工程によって、従来技術におけ
るタッチパネル10が製作される。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タッチパネルの製造方法においては、図7に示すように
前記上基板1が下面側の方に凹面状に変形し、ニュート
ンリングが発生するという問題があった。又、この修正
には非常に多くの時間と手間を必要とし、不良品となる
場合もあった。このように、製造工程中における歩留り
が悪く、コスト高になるという問題があった。 【0014】(発明の目的)本発明は、上記事情に鑑み
てなされたもので、シール剤の焼成工程において上下基
板同士の貼り付きを防止するために使用する合い紙の形
状を改善することによって、ニュートンリングが発生せ
ず且つ安価に製造することができるタッチパネルの製造
方法を提供することを目的とする。 【0015】 【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1に係わるタッチパネル
の製造方法は、一対の透明電極を配設した上基板と下基
板とを前記透明電極面が対向するようにシール剤を介し
て重ね合わせ前記上基板と下基板とを貼着するタッチパ
ネルの製造方法において、前記上基板1と下基板2とを
重ね合わせた上下基板を一組とし、複数組の上下基板
を、窓部を有し額縁状の形状の合い紙を介して積層し、
所定の時間、加圧、加熱して前記シール剤を焼成するこ
とによって前記上基板と下基板とを貼着することを特徴
とする。 【0016】 【発明の実施の形態】図1、図2は、本実施形態におけ
るタッチパネルの製造方法を説明するための図である。
以下、図を用いて本実施形態におけるタッチパネルの製
造方法について説明する。本実施形態における上基板1
及び下基板2の製造工程、及び前記上基板1と下基板2
とをシール剤6を介して重ね合わせて1組の上下基板1
1とする工程は従来技術と同様であるため説明を省略す
る。 【0017】図1は、前記上基板1と下基板2とを重ね
合わした上下基板11を硬化治具9にセットした状態を
示す。図1(a)に示すように、前記重ね合わせた上下
基板11を一組とし、5〜7組の重ね合わせた上下基板
11を合い紙22を介して積層し硬化治具9にセットす
る。前記合い紙22の形状は図1(b)に示すように窓
部22aを有する額縁状の形状で、前記上基板1とほぼ
同じ大きさである。又、前記窓部22aの大きさは、特
に限定する物ではないが、前記シール剤6の内径とほぼ
同じ大きさとした。又、合い紙22の厚みについても特
に限定するものではないが、本実施形態においては薄手
のケント紙を使用した。 【0018】次に前記重ね合わせた上下基板11を、加
圧力0.2〜0.25kg/cm2、温度150℃で加
圧・加熱し、60〜90分間保持し、シール剤6を焼成
する。その後、徐冷することによって上基板1と下基板
2との周辺部が、8〜12μ程度の一定間隔を保って前
記シール剤6で貼着される。 【0019】図2は、前記シール剤6を焼成後、徐冷し
た状態のタッチパネル20を示す。図2に示すように、
徐冷後のタッチパネル20の上基板1は、平面、或いは
僅かに凸面状に変形した状態となる。このように、窓部
22aを有する額縁状の合い紙22を使用することで前
記上基板1の形状が平面、或いは僅かに凸面状となる。
その後、従来例と同様にシール剤6の開口部を封止して
本実施形態におけるタッチパネル20が実現される。 【0020】以上説明したように本実施形態におけるタ
ッチパネルの製造方法によれば、5〜7組の重ね合わせ
た上下基板11を額縁状の形状の合い紙22を介して積
層し硬化治具9にセットし、加圧・加熱して上基板1と
下基板2とをシール剤6で貼着することにより、前記上
基板1を平面、或いは僅かに凸面状をなす形状とするこ
とが出来、前記上基板1の上面形状が凹面状となるのを
防止し、ニュートンリングの発生を防止することが出来
る。 【0021】尚、本実施形態においては、上基板1の材
料としてホウケイ酸ガラスを例として説明し、下基板2
の材料をソーダガラスを例として説明したが、これに限
定されるものではなく、その他の材料を使用出来ること
は言うまでもない。 【0022】又、合い紙については、薄手のケント紙を
例に説明したが、これに限定されるものではなく、その
他の紙においても同様の効果を得られることは、言うま
でもない。 【0023】 【発明の効果】本発明におけるタッチパネルの製造方法
によれば、上基板と下基板とをシール剤を介して重ね合
わせた上下基板を一組とし、複数組の上下基板を窓部を
有し額縁状の形状の合い紙を介して積層し硬化治具にセ
ットし、前記シール剤を焼成することによって前記上基
板を平面、或いは僅かに凸面状をなす形状とすることが
出来る。この結果、前記上基板の上面形状が凹面状とな
るのを防止し、ニュートンリングの発生を防止すること
が出来る。 【0024】叉、上基板の上面形状を平面、或いは僅か
に凸面状をなす形状とするとすることにより、タッチパ
ネルの品質が安定し、製造が容易となり、工数削減、コ
ストダウンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態におけるタッチパネルの製造
工程を示し、図1(a)は複数組の上下基板を合い紙を
介して積層した状態を示す図で、図1(b)は合い紙を
示す斜視図である。 【図2】本発明の実施形態におけるタッチパネルの製造
工程を示し、シール剤で貼着された上下基板の状態を示
す断面図である。 【図3】従来技術におけるタッチパネルの製造工程を示
し、図3(a)は、下基板の平面図、図3(b)は、図
3(a)におけるA−A断面図である。 【図4】従来技術におけるタッチパネルの製造工程を示
し、図4(a)は、上基板の平面図、図4(b)は、図
4(a)におけるB−B断面図である。 【図5】従来技術におけるタッチパネルの製造工程を示
し、図5(a)は、下基板に上基板を重ね合わせた状態
を示す平面図、図5(b)は、図5(a)におけるC−
C断面図である。 【図6】従来技術におけるタッチパネルの製造工程を示
し、図1(a)は複数組の上下基板を合い紙を介して積
層した状態を示し、図1(b)は合い紙を示す斜視図で
ある。 【図7】従来技術におけるタッチパネルの製造工程を示
し、シール剤で貼着された上下基板の状態を示す断面図
である。 【符号の説明】 1 上基板 2 下基板 3 透明電極 4 透明電極 5 ドットスペーサ 6 シール剤 7a、7b 引き回し電極 8a、8b 引き回し電極 9 硬化治具 10 タッチパネル 11 重ね合わされた上下基板 12 合い紙 20 タッチパネル 22 額縁状の合い紙 22a 合い紙の窓部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B068 AA05 AA21 AA33 BB05 BB06 BC07 DE00 5B087 AA09 AB11 CC13 CC14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一対の透明電極を配設した上基板と下基
    板とを前記透明電極面が対向するようにシール剤を介し
    て重ね合わせ前記上基板と下基板とを貼着するタッチパ
    ネルの製造方法において、 前記上基板と下基板とを重ね合わせた上下基板を一組と
    し、複数組の上下基板を、窓部を有し額縁状の形状の合
    い紙を介して積層し、所定の時間、加圧、加熱して前記
    シール剤を焼成することによって前記上基板と下基板と
    を貼着することを特徴とするタッチパネルの製造方法。
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