JP2003248036A - 半導体回路のテスト方法、及びテスト装置 - Google Patents

半導体回路のテスト方法、及びテスト装置

Info

Publication number
JP2003248036A
JP2003248036A JP2002050746A JP2002050746A JP2003248036A JP 2003248036 A JP2003248036 A JP 2003248036A JP 2002050746 A JP2002050746 A JP 2002050746A JP 2002050746 A JP2002050746 A JP 2002050746A JP 2003248036 A JP2003248036 A JP 2003248036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scan
test
cell group
cells
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002050746A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Akaha
正志 赤羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2002050746A priority Critical patent/JP2003248036A/ja
Publication of JP2003248036A publication Critical patent/JP2003248036A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テストパターンデータ長を抑えるとともに、
そのシフト回数を少なくして、テスト時間を短縮でき
る。 【解決手段】 スキャンテスト回路と被ターゲット回路
10との間に接続される複数のバウンダリスキャンレジ
スタBSRを入力セル群12及び出力セル群13に分
け、スキャン入力端子TDIから入力セル群12、出力
セル群13、スキャン出力端子TDOの順に接続してス
キャンチェーンを構成している。スキャンテスト回路か
らスキャンチェーンに対して、被ターゲット回路10の
バウンダリスキャンテストのためのテスト信号を供給す
る。この半導体回路のテスト方法では、従来のシフト回
数を半分にしたテスト信号を供給するだけで、入力セル
群12のバウンダリスキャンレジスタBSR1,2に対
して被ターゲット回路10への入力信号値が設定され、
出力セル群13のバウンダリスキャンレジスタBSR
3,4からは被ターゲット回路10の出力結果が出力さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被ターゲット回
路のバウンダリスキャンテストを実行する半導体回路の
テスト方法、及びテスト装置に関し、特に、半導体集積
回路に関する設計データをテストして機能確認し、ある
いは実デバイスの故障診断テストを行うテスト方法、及
びテスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル分野の半導体装置の機能確認
や故障診断を行う場合、できるだけ少ないテスト信号を
用いて、設計データのテストや実デバイスのテストを行
うことが望ましい。そのような場合、一般に、スキャン
テストされる半導体回路(スキャンテスト回路)にはテ
スト信号としてシリアルデータからなるテストパターン
データが入力され、複数回のシフト動作によって被ター
ゲット回路のバウンダリスキャンテストが実行される。
【0003】このバウンダリスキャンテストは、被ター
ゲット回路の入出力信号を利用したテスト方法であっ
て、予め半導体装置の被ターゲット回路に対して、複数
のバウンダリスキャンセルBSCによってシフトレジス
タ(バウンダリスキャンレジスタ)を形成し、入力端子
TDIから出力端子TDOにテスト信号をシフトしてテ
ストが実行される。
【0004】図19は、従来のバウンダリスキャンテス
トが実施される半導体回路の一例を示す図である。スキ
ャンテストされる半導体回路1は、被ターゲット回路1
0へのデータ入力端子IN1、IN2と被ターゲット回
路10からのデータ出力端子OUT1、OUT2を備え
ている。データ入力端子IN1、IN2からは、それぞ
れバウンダリスキャンセルを構成するレジスタBSR
1、BSR2を介して2つの論理信号が被ターゲット回
路10に入力され、データ出力端子OUT1、OUT2
からは、レジスタBSR3、BSR4を介して2つの論
理信号が出力される。
【0005】これらのレジスタBSR1〜BSR4は、
テスト信号の入力端子TDI−BSR4−BSR1−B
SR3−BSR2−出力端子TDOの順に接続され、一
組のスキャンチェーンが構成されている。また、半導体
回路1にはレジスタBSR1〜BSR4へのテスト信号
や制御データの流れをコントロールするTAP(テスト
アクセスポート)コントローラ11が配置されていて、
ここには、図示しないスキャンテスト回路からテストク
ロックTCK、テストモードセレクト制御信号TMS、
初期化信号(テストリセット)TRSTなどが入力され
ている。
【0006】テスト信号は、スキャンテスト回路からバ
ウンダリスキャンセル数に等しい数のビット列からなる
テストパターンとして、入力端子TDIから供給され、
半導体回路1内に構成されたスキャンチェーンの中をシ
フトする。各入力セル内に初めからシフトされているビ
ットの論理値は、バウンダリスキャンセルを駆動する信
号の値にしたがって更新される。例えば、セルを駆動す
る信号が論理“1”の場合、セル値は“1”になる。テ
スト信号は、スキャンチェーンの中をシフトして、更新
されてシフトアウトされる。シフトアウトされたビット
列はシステムの応答を表し、故障のない状態を表す1組
の基準値と比較される。シフトアウトされたビットスト
リームと1組の基準値に何らかの相違があれば、システ
ムが故障している可能性があることを示している。
【0007】このように従来のバウンダリスキャンテス
トでは、被ターゲット回路10に含まれるレジスタBS
R1〜BSR4の数だけテスト信号をシフトさせる必要
があり、またテスト信号のテストパターンデータは、レ
ジスタBSR1〜BSR4の数に対応するビット数が必
要であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のバ
ウンダリスキャンテストによって被ターゲット回路を検
証しようとする場合、テストパターンのデータ長は被タ
ーゲット回路の入出力信号数に応じて増加する。したが
って、複雑化した大規模な半導体集積回路装置のテスト
を行うときには、従来のテスト方法ではテスト時間が長
くなるという問題があった。
【0009】この発明の目的は、テストパターンデータ
長を抑えるとともに、そのシフト回数を少なくして、テ
スト時間を短縮できるテスト方法、及びテスト装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、上記
目的を達成するために、スキャン入力端子とスキャン出
力端子とに接続されたスキャンテスト回路によって、被
ターゲット回路のバウンダリスキャンテストを実行する
半導体回路のテスト方法が提供される。
【0011】この半導体回路のテスト方法は、前記スキ
ャンテスト回路と前記被ターゲット回路との間に接続さ
れる複数のバウンダリスキャンセルを入力セル群及び出
力セル群に分け、前記スキャン入力端子から前記入力セ
ル群、前記出力セル群、前記スキャン出力端子の順に接
続してスキャンチェーンを構成し、前記スキャンテスト
回路から前記スキャンチェーンに対して、前記被ターゲ
ット回路のバウンダリスキャンテストのためのテスト信
号を供給するように構成される。
【0012】この半導体回路のテスト方法では、従来の
シフト回数を半分にしたテスト信号を供給するだけで、
入力セル群のバウンダリスキャンセルに対して被ターゲ
ット回路への入力信号値が設定され、出力セル群のバウ
ンダリスキャンセルからは被ターゲット回路の出力結果
が出力される。
【0013】また、前記バウンダリスキャンセルは、そ
れぞれn組の入力セル群と、前記入力セル群と同数の出
力セル群とに分割(nは自然数)され、n組のスキャン
チェーンを構成していても良い。
【0014】また、前記入力セル群と前記出力セル群と
に含まれるバウンダリスキャンセルの数が互いに異なっ
ている場合、前記バウンダリスキャンテストのためのテ
スト信号のシフト回数を、各セル群の多いほうのセル数
に一致させて前記スキャンテスト回路から供給すること
もできる。
【0015】また、前記入力セル群と前記出力セル群と
に含まれるバウンダリスキャンセルの数が互いに等しい
場合、前記バウンダリスキャンテストのためのテスト信
号のシフト回数を、各セル群のセル数に一致させて前記
スキャンテスト回路から供給することもできる。
【0016】さらに、上記目的を達成するために、スキ
ャン入力端子からスキャン出力端子の間で、複数のバウ
ンダリスキャンセルを入力セル群、出力セル群に分けて
スキャンチェーンを構成している半導体回路に対して、
バウンダリスキャンテストを実行するための半導体回路
のテスト装置が提供される。
【0017】この半導体回路のテスト装置は、前記入力
セル群と前記出力セル群とに含まれるバウンダリスキャ
ンセルの数が互いに異なっている場合、前記バウンダリ
スキャンテストのためのテスト信号のシフト回数をバウ
ンダリスキャンセル数の多いほうの数に一致させる手段
と、前記各セル群に含まれるバウンダリスキャンセルの
数が互いに等しい場合、前記シフト回数をバウンダリス
キャンセル数に一致させる手段とを備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。 (第一の実施の形態)図1は、実施の形態1のバウンダ
リスキャンテストが実施される半導体回路の構成を示す
図である。被ターゲット回路10は、データ入力端子I
N1、IN2からの2つの論理信号が入力され、データ
出力端子OUT1、OUT2から2つの論理信号が出力
される構成であって、これらの入出力信号に対してそれ
ぞれ同等構成のレジスタからなるバウンダリスキャンレ
ジスタBSR1〜BSR4が配置され、これらのバウン
ダリスキャンレジスタBSR1〜BSR4によって一組
のスキャンチェーンが構成されている。これらのバウン
ダリスキャンレジスタBSR1〜BSR4は、例えば図
2に示す構成のものであって、従来のバウンダリスキャ
ンテストと同等の構成の回路が利用される。
【0019】すでに図19において説明した従来のテス
ト方法に対して、ここでは、4つのレジスタBSR1〜
BSR4は、テスト信号の入力端子TDI−BSR1−
BSR2−BSR3−BSR4−出力端子TDOの順に
接続されている点が異なっている。すなわち、入力側の
レジスタBSR1,2と出力側のレジスタBSR3,4
のように、バウンダリスキャンセルが入力セル群12及
び出力セル群13に分けられ、各々をスキャンチェーン
で繋いで、可能な限りのスキャンチェーンを作ってい
る。従来のテスト方法では、スキャンチェーンの接続順
序に制限はなかったが、ここでは、スキャンチェーンは
入力セル群12から出力セル群13の順に繋ぐように構
成される。
【0020】また、半導体回路1にはレジスタBSR1
〜BSR4へのテスト信号や制御データの流れをコント
ロールするTAPコントローラ20が配置されていて、
ここには、図示しないスキャンテスト回路からテストク
ロックTCK、テストモードセレクト制御信号TMS、
初期化信号(テストリセット)TRSTなどが入力され
ている。このTAPコントローラ20によって、被ター
ゲット回路10のスキャンテストが制御される。
【0021】図2は、バウンダリスキャンセルを構成す
るレジスタの一例を示す回路図である。レジスタBSR
は、入力マルチプレクサMUXa、出力マルチプレクサ
MUXb、シフト用フリップフロップFFa、及びアッ
プデート用フリップフロップFFbを含む。入力マルチ
プレクサMUXaは、2入力1出力のセレクタを構成し
ており、その一方の入力には論理信号データINが、他
方の入力にはテスト信号であるスキャンデータが入力さ
れる。入力マルチプレクサMUXaには、制御信号とし
てShiftDRが供給され、シフト用フリップフロップFF
aへの入力を決定している。シフト用フリップフロップ
FFaには、制御信号としてClockDRが供給され、スキ
ャンデータの出力タイミングを決定している。アップデ
ート用フリップフロップFFbには、制御信号としてUp
dateDRが供給され、出力マルチプレクサMUXbの一方
の入力信号を出力している。
【0022】出力マルチプレクサMUXbは、MODE信号
によって論理信号データINとアップデート用フリップ
フロップFFbからの入力信号とを切り替えて出力する
ものである。このMODE信号は、バウンダリスキャンテス
トに際してテスト回路の動作モードに応じて通常動作モ
ードとテストモードとに切り替えられる。通常動作モー
ドでは、このMODE信号を制御して入力された論理信号デ
ータINがそのまま出力マルチプレクサMUXbから論
理信号データOUTとして出力される。しかし、テスト
モード時には、論理信号データINが出力マルチプレク
サMUXbからそのまま出力されないように制御してい
る。
【0023】ここで、バウンダリスキャンテストの基本
動作は、キャプチャ動作、アップデート動作、及びシフ
ト動作の3つに区分できる。キャプチャ動作では、テス
ト回路からのShiftDR信号とClockDR信号によって、論理
信号データINがシフト用フリップフロップFFaに取
り込まれるように制御している。アップデート動作で
は、テスト回路からのUpdateDR 信号によって、シフト
用フリップフロップFFaに保持されている信号値がア
ップデート用フリップフロップFFbに取り込まれるよ
うに制御している。シフト動作では、ShiftDR信号とClo
ckDR信号によって、テスト回路からのスキャンデータの
値がシフト用フリップフロップFFaに取り込まれ、ス
キャンチェーンを介して次のバウンダリスキャンセルに
供給されるように制御している。
【0024】図3は、スキャンチェーンの構成を示すブ
ロック図である。この図3に示すように、スキャンチェ
ーンの配線が入力セル群12から出力セル群13の順に
繋がるように構成されていれば、スキャンデータがレジ
スタBSR1に入力した後、スキャンデータ出力へ繋が
るバウンダリスキャンレジスタBSR2にシフトされる
と同時に、被ターゲット回路10の入力信号となる。ま
た、被ターゲット回路10の出力値は、バウンダリスキ
ャンレジスタBSR3、BSR4へ取り込まれると同時
に、その出力結果がスキャンデータとしてテスト回路に
出力される。したがって、図1に示す実施の形態1で
は、スキャンテスト信号のシフト回数は、入力セル群1
2と出力セル群13の中のセルの最大数に等しい2回だ
け実施されれば、入力側のバウンダリスキャンレジスタ
BSR1,BSR2には被ターゲット回路10に対する
入力値が設定され、出力側のバウンダリスキャンレジス
タBSR3,BSR4からは被ターゲット回路10の出
力結果が出力される。
【0025】なお、入力セル群12と出力セル群13の
セル数が互いに一致していない場合であって、入力セル
群12の数が出力セル群13の数に対して少ない場合に
は、後に実施の形態3として説明するように、スキャン
データとして入力されるテスト信号のパターンデータに
ダミーデータを追加したテストパターンデータをシフト
すればよい。 (第二の実施の形態)図4は、実施の形態2のバウンダ
リスキャンテストが実施される半導体回路内の被ターゲ
ット回路を示す図である。この被ターゲット回路30
は、データ入力端子の数4、データ出力端子の数3のバ
ウンダリスキャン回路を構成する前の状態を示してい
る。
【0026】図5は、図4の被ターゲット回路30を含
む半導体回路の一構成例を示す図である。この半導体回
路2では、4つのレジスタBSR1〜BSR4が入力セ
ル群14を構成し、3つのレジスタBSR5〜BSR7
が出力セル群15を構成し、スキャンチェーンは入力セ
ル群14から出力セル群15の順に繋ぐように構成され
ている。この半導体回路2のスキャンチェーンは、テス
ト信号の入力端子TDI−BSR4−BSR3−BSR
2−BSR1−BSR5−BSR6−BSR7−出力端
子TDOの順に接続され、レジスタBSR1〜BSR7
へのテスト信号や制御データの流れをコントロールする
TAPコントローラ20も、同じ半導体回路2内に配置
されている。
【0027】この図5に示す半導体回路2のテスト方法
では、テスト信号のシフト回数は、入力セル群14と出
力セル群15のセル数の最大数に等しい4回だけ実施さ
れればよい。
【0028】図6は、図4の被ターゲット回路を含む半
導体回路の別の構成例を示す図である。この半導体回路
3では、入力側のバウンダリスキャンレジスタBSR1
〜BSR4を2組の入力セル群16,18に分割し、出
力側のバウンダリスキャンレジスタBSR5〜BSR7
も2組の出力セル群17,19に分割して、2組のスキ
ャンチェーンが構成されている。ここでは、一つのTA
Pコントローラ20によって、被ターゲット回路30の
スキャンテストを制御できる。
【0029】また、この図6に示す半導体回路3のテス
ト方法では、テスト信号のシフト回数は、各入力セル群
16,18と各出力セル群17,19のセル数の最大数
に等しい2回だけ実施されればよい。
【0030】図7は、図4の被ターゲット回路を含む半
導体回路のさらに別の構成例を示す図である。この半導
体回路4では、4つの入力セル群と4つの出力セル群に
分割して、4組のスキャンチェーンが構成されている。
いずれのセル群も1つのバウンダリスキャンレジスタB
SRしか含まないために、テスト信号のシフト回数は1
回となる。 (第三の実施の形態)図8は、実施の形態3のバウンダ
リスキャンテストが実施される半導体回路内の被ターゲ
ット回路を示す図である。この被ターゲット回路40
は、2つの否定論理ゲート41,42から構成され、デ
ータ入力端子の数が1つで、データ出力端子の数が2つ
のバウンダリスキャン回路を構成する前の状態を示して
いる。
【0031】図9は、図8の被ターゲット回路40を含
む半導体回路の一構成例を示す図である。この半導体回
路5では、1つのレジスタBSR1が入力セル群43を
構成し、2つのレジスタBSR2、BSR3が出力セル
群44を構成し、スキャンチェーンは入力セル群43か
ら出力セル群44の順に繋ぐように構成される。この半
導体回路5のスキャンチェーンは、テスト信号の入力端
子TDI−BSR1−BSR2−BSR3−出力端子T
DOの順に接続され、レジスタBSR1〜BSR3への
テスト信号や制御データの流れをコントロールするTA
Pコントローラ20も配置されている。
【0032】この図9に示す半導体回路5のテスト方法
では、テスト信号のシフト回数は、入力セル群43と出
力セル群44のセル数の最大数に等しい2回だけ実施さ
れることになる。被ターゲット回路40のように、入力
セル群43と出力セル群44とに含まれるバウンダリス
キャンレジスタBSRの数が互いに異なっている場合で
あって、入力セル群43のセル数が出力セル群44のセ
ル数より少ないときには、テスト信号の入力端子TDI
から入力するテスト信号に対して、入力セル群43のセ
ル数の不足分に対応する1ビットのダミーパターンビッ
トを付加すればよい。
【0033】図10は、図8の被ターゲット回路40に
おける入力、出力の論理信号のテストパターンを示す
図、図11は、図8の被ターゲット回路40における従
来のテストパターンを示す図である。
【0034】これら図10、図11において、左欄「PA
T」はテストサイクル番号を表している。図10のテス
トパターンは、従来のテストパターンを示す図11と比
較すると、パターン数が9から6に減っている。したが
って、バウンダリスキャンテストの時間は、三分の二に
減っていることがわかる。また、シフト回数について
も、付加する入力ダミービットが2から1に減っている
ので、三分の二に減っている。
【0035】ここではバウンダリスキャンテストにより
被ターゲット回路40のテストを行うことが目的なの
で、データ出力端子OUT1の信号値はテストに影響し
ない。したがって、ダミーパターンビットの値は、1で
も0でも良い。しかし、一方のデータ出力端子OUT1
の論理信号データを特定の設定値として出力しようとす
る場合、例えば以下に説明する図12に示す通常のバウ
ンダリスキャンで行われるEXTESTのように、実装
の良否確認を行うためには、出力される信号値はテスタ
により制御されなければならない。
【0036】図12は、図8に示す被ターゲット回路を
含む半導体回路5、6を並べて同一のプリント基板に配
置した場合における、物理的接続のチェックを行うため
のテスト方法を説明するための図である。
【0037】このようなデバイスの物理的接続をチェッ
クするテストは、EXTESTと呼ばれている。この例
でも、スキャンシフトは2回繰り返すだけで、被ターゲ
ット回路40の検証を外部のテスト装置によって行うこ
とができる。 (第四の実施の形態)図13は、実施の形態4のバウン
ダリスキャンテストが実施される半導体回路内の被ター
ゲット回路を示す図である。この被ターゲット回路50
は、2入力1出力の論理ゲート51により構成され、デ
ータ入力端子の数が2つ、データ出力端子の数が1つの
バウンダリスキャン回路を構成する前の状態を示してい
る。
【0038】図14は、図13の被ターゲット回路50
を含む半導体回路の一構成例を示す図である。この半導
体回路7では、2つのレジスタBSR1、BSR2が入
力セル群52を構成し、1つのレジスタBSR3が出力
セル群53を構成し、スキャンチェーンは入力セル群5
2から出力セル群53の順に繋ぐように構成される。こ
の半導体回路7のスキャンチェーンは、テスト信号の入
力端子TDI−BSR2−BSR1−BSR3−出力端
子TDOの順に接続され、レジスタBSR1〜BSR3
へのテスト信号や制御データの流れをコントロールする
TAPコントローラ20も配置されている。
【0039】この図14に示す半導体回路7のテスト方
法では、テスト回路から入力端子TDIに供給されるテ
スト信号のシフト回数は、入力セル群52と出力セル群
53のセル数の最大数に等しい2回だけ実施される。図
13に示す被ターゲット回路50のように、入力セル群
52と出力セル群53とに含まれるバウンダリスキャン
セルの数が互いに異なっている場合であって、入力セル
群52のセル数が出力セル群53のセル数より多いとき
には、入力端子TDIから入力するテスト信号に対し
て、出力セル群53のセル数の不足分に対応する1ビッ
トのパターンビットを期待値対象外とすればよい。
【0040】図15は、図13の被ターゲット回路50
における入力、出力の論理信号のテストパターンを示す
図、図16は、図13の被ターゲット回路50における
従来のテストパターンを示す図である。
【0041】図15のテストパターンは、従来のテスト
パターンを示す図16と比較すると、パターン数が15
から10に減っている。したがって、バウンダリスキャ
ンテストの時間は、三分の二に減っていることがわか
る。また、シフト回数についても、付加する入力ダミー
ビットが2から1に減っているので三分の二に減ってい
る。
【0042】このテスト方法では、スキャンデータの不
足分のパターンビットを期待値対象外としているが、こ
こで期待値対象外とするということは、期待値があって
もそのチェックを行わないという意味であって、図15
ではそのことを太字の記号Xにより明示的に示してい
る。
【0043】ところで、図13に示す被ターゲット回路
50のように、入力セル群52と出力セル群53とに含
まれるバウンダリスキャンセルの数が互いに異なってい
る場合であって、入力セル群52のセル数が出力セル群
53のセル数より多いとき、入力端子から入力するテス
ト信号TDIに対して、出力セル群53のセル数の不足
分に対応する1ビットのパターンビットを、被ターゲッ
ト回路50の入力端子を駆動している出力値として期待
値照合することもできる。
【0044】図17は、それぞれIN1の期待値が
“1”の場合と、“0”の場合とに分けて、入力、出力
の論理信号のテストパターンを示す図であり、図18
は、図13の被ターゲット回路50における従来のテス
トパターンを示す図である。ここで、期待値照合とは、
テストサイクルにおいて、予め設定された一定の時間
(テストサイクル内の特定時間)に出力値が期待値と一
致しているかどうかをチェックするものである。そし
て、この期待値照合は、論理シミュレータ上で設計デー
タの検証を行う場合、あるいはテストパターンをテスト
回路に読み込ませて、半導体回路の製造後のテストを行
う場合などに利用される。
【0045】なお、図15乃至図18のテストパターン
では、スキャンチェーンに対するスキャン動作について
だけ示すものであって、実際のテストパターンとして
は、TAPコントローラの制御を行うためのパターンが
必要である。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の半導
体回路のテスト方法では、通常のバウンダリスキャン方
式によるテスト時間に比べて、シフト回数を少なくし
て、テスト時間を短縮できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のバウンダリスキャンテストが実
施される半導体回路の構成を示す図である。
【図2】バウンダリスキャンセルを構成するレジスタの
一例を示す回路図である。
【図3】スキャンチェーンの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】実施の形態2のバウンダリスキャンテストが実
施される半導体回路内の被ターゲット回路を示す図であ
る。
【図5】図4の被ターゲット回路を含む半導体回路の一
構成例を示す図である。
【図6】図4の被ターゲット回路を含む半導体回路の別
の構成例を示す図である。
【図7】図4の被ターゲット回路を含む半導体回路のさ
らに別の構成例を示す図である。
【図8】実施の形態3のバウンダリスキャンテストが実
施される半導体回路内の被ターゲット回路を示す図であ
る。
【図9】図8の被ターゲット回路を含む半導体回路の一
構成例を示す図である。
【図10】図8の被ターゲット回路における入力、出力
の論理信号のテストパターンを示す図である。
【図11】図8の被ターゲット回路における入力、出力
の論理信号の、従来のテストパターンを示す図である。
【図12】図8の被ターゲット回路における物理的接続
のチェックを行うためのテスト方法を説明するための図
である。
【図13】実施の形態4のバウンダリスキャンテストが
実施される半導体回路内の被ターゲット回路を示す図で
ある。
【図14】図13の被ターゲット回路を含む半導体回路
の一構成例を示す図である。
【図15】図13の被ターゲット回路における入力、出
力の論理信号のテストパターンを示す図である。
【図16】図13の被ターゲット回路における従来の論
理信号のテストパターンを示す図である。
【図17】図13の被ターゲット回路における入力、出
力の論理信号のテストパターンを示す図である。
【図18】図13の被ターゲット回路における従来の論
理信号のテストパターンを示す図である。
【図19】従来のバウンダリスキャンテストが実施され
る半導体回路の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6,7 半導体回路 10,30,40,50 被ターゲット回路 20 TAPコントローラ IN1、IN2 データ入力端子 OUT1、OUT2 データ出力端子 BSR1〜BSR7 バウンダリスキャンレジスタ TDI テスト信号の入力端子 TDO テスト信号の出力端子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャン入力端子とスキャン出力端子と
    に接続されたスキャンテスト回路によって、被ターゲッ
    ト回路のバウンダリスキャンテストを実行する半導体回
    路のテスト方法において、 前記スキャンテスト回路と前記被ターゲット回路との間
    に接続される複数のバウンダリスキャンセルを入力セル
    群及び出力セル群に分け、 前記スキャン入力端子から前記入力セル群、前記出力セ
    ル群、前記スキャン出力端子の順に接続してスキャンチ
    ェーンを構成し、 前記スキャンテスト回路から前記スキャンチェーンに対
    して、前記被ターゲット回路のバウンダリスキャンテス
    トのためのテスト信号を供給するようにしたことを特徴
    とする半導体回路のテスト方法。
  2. 【請求項2】 前記バウンダリスキャンセルは、それぞ
    れn組の入力セル群と、前記入力セル群と同数の出力セ
    ル群とに分割(nは自然数)され、n組のスキャンチェ
    ーンを構成していることを特徴とする請求項1記載の半
    導体回路のテスト方法。
  3. 【請求項3】 前記入力セル群と前記出力セル群とに含
    まれるバウンダリスキャンセルの数が互いに異なってい
    る場合、前記バウンダリスキャンテストのためのテスト
    信号のシフト回数を、各セル群の多いほうのセル数に一
    致させて前記スキャンテスト回路から供給するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の半導体回路のテスト
    方法。
  4. 【請求項4】 前記入力セル群のセル数が前記出力セル
    群のセル数より少ないときには、前記スキャン入力端子
    から入力するテスト信号に対して、前記入力セル群のセ
    ル数の不足分に対応するダミーパターンビットを付加す
    ることを特徴とする請求項3記載の半導体回路のテスト
    方法。
  5. 【請求項5】 前記入力セル群のセル数が前記出力セル
    群のセル数より多いときには、前記スキャン出力端子か
    ら出力するテスト信号に対して、前記出力セル群のセル
    数の不足分に対応するパターンビットを期待値対象外と
    することを特徴とする請求項3記載の半導体回路のテス
    ト方法。
  6. 【請求項6】 前記入力セル群のセル数が前記出力セル
    群のセル数より多いときには、前記スキャン出力端子か
    ら出力するテスト信号に対して、前記出力セル群のセル
    数の不足分に対応するパターンビットを、前記被ターゲ
    ット回路の入力端子を駆動している出力値として期待値
    照合することを特徴とする請求項3記載の半導体回路の
    テスト方法。
  7. 【請求項7】 前記入力セル群と前記出力セル群とに含
    まれるバウンダリスキャンセルの数が互いに等しい場
    合、前記バウンダリスキャンテストのためのテスト信号
    のシフト回数を、各セル群のセル数に一致させて前記ス
    キャンテスト回路から供給することを特徴とする請求項
    1記載の半導体回路のテスト方法。
  8. 【請求項8】 スキャン入力端子からスキャン出力端子
    の間で、複数のバウンダリスキャンセルを入力セル群、
    出力セル群に分けてスキャンチェーンを構成している半
    導体回路に対して、バウンダリスキャンテストを実行す
    るための半導体回路のテスト装置において、 前記入力セル群と前記出力セル群とに含まれるバウンダ
    リスキャンセルの数が互いに異なっている場合、前記バ
    ウンダリスキャンテストのためのテスト信号のシフト回
    数をバウンダリスキャンセル数の多いほうの数に一致さ
    せる手段と、 前記各セル群に含まれるバウンダリスキャンセルの数が
    互いに等しい場合、前記シフト回数をバウンダリスキャ
    ンセル数に一致させる手段と、 を備えたことを特徴とする半導体回路のテスト装置。
JP2002050746A 2002-02-27 2002-02-27 半導体回路のテスト方法、及びテスト装置 Pending JP2003248036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002050746A JP2003248036A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 半導体回路のテスト方法、及びテスト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002050746A JP2003248036A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 半導体回路のテスト方法、及びテスト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003248036A true JP2003248036A (ja) 2003-09-05

Family

ID=28662899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002050746A Pending JP2003248036A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 半導体回路のテスト方法、及びテスト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003248036A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0156547B1 (ko) 집적 회로용 검사셀
US8010856B2 (en) Methods for analyzing scan chains, and for determining numbers or locations of hold time faults in scan chains
US20080281547A1 (en) Test circuit
US20120124437A1 (en) Integrated circuit having a scan chain and testing method for a chip
JP2015111139A (ja) システムオンチップのスキャンパスの部分を分離するための装置及び方法
JP2006220515A (ja) Jtag試験方式
US20120159251A1 (en) Test Device and Method for the SoC Test Architecture
JP3996055B2 (ja) 内部中間スキャンテスト故障をデバッグするテストアクセスポート(tap)コントローラシステムおよび方法
US20110175638A1 (en) Semiconductor integrated circuit and core test circuit
US20090228751A1 (en) method for performing logic built-in-self-test cycles on a semiconductor chip and a corresponding semiconductor chip with a test engine
KR20060055393A (ko) 스캔 테스트 회로
CN114781304A (zh) 一种芯片的引脚状态控制方法、系统、芯片以及上位机
US7702979B2 (en) Semiconductor integrated circuit incorporating test configuration and test method for the same
KR0165105B1 (ko) 개량된 검사 회로
JP2003248036A (ja) 半導体回路のテスト方法、及びテスト装置
US20160320449A1 (en) Integrated electronic device having a test architecture, and test method thereof
JP2005257366A (ja) 半導体回路装置及び半導体回路に関するスキャンテスト方法
JP4610919B2 (ja) 半導体集積回路装置
CN106680688A (zh) 利用并行扫描测试数据输入和输出测试多核集成电路
JP4703398B2 (ja) 半導体集積回路およびその試験方法
JP3588052B2 (ja) バウンダリスキャンテスト回路
JP4525125B2 (ja) マルチチップ型半導体装置
KR20020087931A (ko) 조절가능한 경계 스캔 경로를 가지는 인쇄회로 어셈블리
JP2000338188A (ja) 半導体集積回路の試験回路
Ostendorff et al. Test pattern dependent FPGA based system architecture for JTAG tests