JP2003246929A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JP2003246929A JP2002040988A JP2002040988A JP2003246929A JP 2003246929 A JP2003246929 A JP 2003246929A JP 2002040988 A JP2002040988 A JP 2002040988A JP 2002040988 A JP2002040988 A JP 2002040988A JP 2003246929 A JP2003246929 A JP 2003246929A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 液状ベースポリマー、シリコーンエラス
トマー粉末及び架橋剤を含有してなり、硬化前の性状が
パテ状であることを特徴とする硬化性組成物。 【効果】 本発明の硬化性組成物は、硬化前の性状がパ
テ状で、かつ手指へのべとつきがなく、良好な作業性を
有する共に、接着性に優れ、この硬化物は良好な柔軟性
を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パテ状の硬化性組
成物に関するものであり、特には作業時に手指へのべと
つきがなく、また経時的な安定性に優れたパテ状の硬化
性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物はシーリング
剤等に広く用いられているが、硬化前は液状乃至ペース
ト状であり、手にべとつくため実質的に手作業は不可能
であった。
【0003】また、パテ状の接着、シール剤については
公知であり、特にオルガノポリシロキサンをベースポリ
マーとするシリコーンパテはよく知られている。シリコ
ーンパテは、他の有機ゴムの多くに比べて耐熱性、耐寒
性に優れ、高温下、高温高湿下においても安定したゴム
物性、電気特性を維持するという特徴から電気電子、自
動車、建築など多くの業界で使用されている。特に硬化
性を付与したシリコーンパテは型取り用、歯科印象剤、
建築用シーリング材料等に使用されており、その応用は
広い。
【0004】これらのパテ状の硬化性シリコーン組成物
は、一般にはポリオルガノシロキサンをベースポリマー
とし、硬化前にパテ状の性状を与えるために煙霧質シリ
カ、石英微粉末、炭酸カルシウム、珪藻土、珪酸アルミ
ニウム等を充填剤として加え、必要に応じて硬化性を付
与する硬化剤、加硫剤等を配合したものである。これら
の組成物にパテ状の性状を与え、かつ手指へのべとつき
がなく、良好な作業性を得るにはベースポリマーの粘度
や充填剤の種類や量の選択が必要であり、得られる硬化
物特性が大きく制限されてしまうという問題があった。
【0005】特開昭63−10662号公報には、ポリ
オルガノシロキサンに対し、ポリメチルシルセスキオキ
サンを配合することを特徴とするパテ状シリコーン組成
物が提案されている。しかし、ポリメチルシルセスキオ
キサンは、弾性のない樹脂であり、一般にJIS タイ
プAデュロメータ硬さ試験において90以上であり、硬
化性シリコーン組成物に配合した場合、硬化後のゴム硬
さが上昇するため柔軟性に欠け、接着性、シール性が不
利になる。また、特表平10−511730号公報に
は、ベースポリマーに高粘度オイルを用いた硬化前に自
立性のあるシーリング剤が提案され、特開平11−61
100号公報、特開平11−106738号公報では高
分子量で生ゴム状のベースポリマーに煙霧質シリカを配
合したシーリング剤が提案されているが、いずれも作業
性やゴム弾性において満足できるものではない。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、硬化前の組成物がパテ状であると共に、接着性に優
れ、その硬化物が良好な柔軟性を有する硬化性組成物を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、液状ベースポリマーと架橋剤を含有する硬化性組
成物に、シリコーンエラストマー粉末を配合することに
より、組成物にパテ状の性状を与え、かつ手指へのべと
つきがなく、良好な作業性が得られることを見出した。
また、シリコーンエラストマー粉末はJIS タイプA
デュロメータ硬さ試験において10〜80の硬度を示す
弾性体であるため、この粉末を多量に配合してもゴム弾
性が失われることがなく、接着性も良好であり、更にこ
の硬化物は良好な柔軟性を有することを見出し、本発明
をなすに至ったものである。
【0008】従って、本発明は、液状ベースポリマー、
シリコーンエラストマー粉末及び架橋剤を含有してな
り、硬化前の性状がパテ状であることを特徴とする硬化
性組成物を提供するものである。
【0009】本組成物は、未硬化時にパテ状であり、施
工後直ちに高い耐圧性が得られ、かつ硬化後に接着性を
発現するため、従来より、液状、ペースト状の硬化性組
成物が使用されている自動車オイルシール材料(FIP
G材料)を始めとしたガスケット材料、電線と樹脂被覆
間の接着シール、樹脂ケース又は樹脂コネクタと電線の
間の接着シール、減圧又は加圧チャンバーの接着シール
等の用途に対する適合性が高い。更に現場、工場施工型
の接着シール材料で施工後直ちに高い非流動性が要求さ
れる用途、例えばゴムガスケットとガラス面の接着シー
ル、複層ガラス用目地シール、防水シート接合面、端面
の接着シール、太陽熱温水器と屋上防水シートの接着シ
ール、太陽電池パネルと瓦の接着シール、建築用サイデ
ィングパネルの壁材への面接着、電子レンジ、メーター
等のガラス、透明樹脂板と窓枠の接着シール材等の用途
に対する適合性も高い。加えて常温硬化型で加熱炉等を
必要としないことから上記応用以外に玩具、造形モデ
ル、各種構造物、成形体、電気電子部品の補修材料等、
硬化型の粘土として有効に使用される。
【0010】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の硬化性組成物は、液状ベースポリマー、シリコ
ーンエラストマー粉末及び架橋剤を含有するもので、特
に各種接着シール材料として好適である。
【0011】この場合、本発明の硬化性組成物は、シリ
コーン系、変成シリコーン系、アクリル系、ポリサルフ
ァイド系、ポリウレタン系、ポリイソブチレン系等が例
示され、特に限定されるものではないが、シリコーンゴ
ム組成物であることが好ましい。
【0012】本発明にかかるシリコーンゴム組成物は、
ジオルガノポリシロキサンを主成分(ベースポリマー)
とするものであり、その硬化方式は、特に制限されない
が、縮合型硬化性組成物、付加加硫型組成物、放射線硬
化型組成物が好ましく、縮合型硬化性組成物が特に好ま
しい。
【0013】ここで使用されるベースポリマーのジオル
ガノポリシロキサンとしては、平均組成式RaSiO
(4-a)/2で示されるものが好ましい。このRは、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、2−エチルブチ
ル基、オクチル基などのアルキル基、シクロヘキシル
基、シクロペンチル基などのシクロアルキル基、ビニル
基、ヘキセニル基、アリル基などのアルケニル基、フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基、ジフェニ
ル基などのアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基
などのアラルキル基、あるいはこれらの基の炭素原子に
結合している水素原子の一部又は全部をハロゲン原子、
シアノ基などで置換した基、更にはアミノ基、エーテル
基(−O−)、カルボニル基(−CO−)、カルボキシ
ル基(−COOH)、スルフォニル基(−SO2−)な
どで置換された又は含有する基、例えばクロロメチル
基、トリフロロプロピル基、2−シアノエチル基、3−
シアノプロピル基などから選択される同一又は異種の非
置換又は置換の好ましくは炭素数1〜12、より好まし
くは1〜10の一価炭化水素基であり、aは1.90〜
2.05である。
【0014】この組成物が縮合硬化型の場合には、シリ
コーンゴム組成物のベースポリマーは下記一般式(1)
又は(2)で表される分子鎖両末端が水酸基又はオルガ
ノオキシ基等の加水分解性基で封鎖されたジオルガノポ
リシロキサンであることが好ましい。
【0015】
【化3】 (式中、Rは置換又は非置換の一価炭化水素基である。
Xは酸素原子又は炭素数1〜8の二価炭化水素基であ
り、Yは加水分解性基であり、nはこのジオルガノポリ
シロキサンの25℃における粘度を25cs以上、特に
100〜1,000,000csとする数であり、aは
2又は3である。)
【0016】上記式中、Rの置換又は非置換の一価炭化
水素基としては、上述したRと同様のものを例示するこ
とができ、メチル基、フェニル基、ビニル基が好まし
く、メチル基が特に好ましい。Xの二価炭化水素基とし
ては、炭素数1〜8、特に2〜6のメチレン基、エチレ
ン基、プロピレン基などのアルキレン基、シクロヘキシ
レン基などのシクロアルキレン基、フェニレン基などの
アリーレン基、あるいはこれらの基の水素原子が部分的
に又は全部がハロゲン原子で置換された基等が例示され
る。これらの中で酸素原子、エチレン基が好ましい。ま
た、Yの加水分解性基としては、メトキシ基、エトキシ
基、ブトキシ基などのアルコキシ基、ジメチルケトオキ
シム基、メチルエチルケトオキシム基などのケトオキシ
ム基、アセトキシ基などのアシルオキシ基、イソプロペ
ニルオキシ基、イソブテニルオキシ基などのアルケニル
オキシ基、N−ブチルアミノ基、N,N−ジエチルアミ
ノ基などのアミノ基、N−メチルアセトアミド基などの
アミド基、塩素原子などが挙げられ、アルコキシ基が好
ましい。
【0017】良好なゴム物性を示し、機械強度の優れた
硬化物を与える組成物とするには、25℃における粘度
が25cs以上、好ましくは100〜1,000,00
0csのジオルガノポリシロキサンを用いることが好ま
しい。
【0018】また、このジオルガノポリシロキサンの架
橋剤としては、加水分解性の基を1分子中に2個以上有
するシランあるいはシロキサン化合物が使用されるもの
である。この場合、その加水分解性の基としては、メト
キシ基、エトキシ基、ブトキシ基などのアルコキシ基、
ジメチルケトオキシム基、メチルエチルケトオキシム基
などのケトオキシム基、アセトキシ基などのアシルオキ
シ基、イソプロペニルオキシ基、イソブテニルオキシ基
などのアルケニルオキシ基、N−ブチルアミノ基、N,
N−ジエチルアミノ基などのアミノ基、N−メチルアセ
トアミド基などのアミド基などが挙げられ、アルコキシ
基、ケトオキシム基、アルケニルオキシ基、アシルオキ
シ基が好ましい。なお、この架橋剤の配合量は、上記両
末端水酸基(又はオルガノオキシ基)封鎖オルガノポリ
シロキサン100部(重量部、以下同様)に対し、1〜
50部、特に2〜20部とすることが好ましい。
【0019】この縮合硬化型シリコーンゴム組成物に
は、通常、硬化触媒が使用され、これにはジブチル錫ジ
アセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジオ
クトエート等のアルキル錫エステル化合物、テトライソ
プロポキシチタン、テトラn−ブトキシチタン、テトラ
キス(2−エチルヘキソキシ)チタン、ジプロポキシビ
ス(アセチルアセトナ)チタン、チタニウムイソプロポ
キシオクチレングリコール等のチタン酸エステル又はチ
タンキレート化合物、ナフテン酸亜鉛、ステアリン酸亜
鉛、亜鉛−2−エチルオクトエート、鉄−2−エチルヘ
キソエート、コバルト−2−エチルヘキソエート、マン
ガン−2−エチルヘキソエート、ナフテン酸コバルト、
アルコキシアルミニウム化合物等の有機金属化合物、3
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のア
ミノアルキル基置換アルコキシシラン、ヘキシルアミ
ン、リン酸ドデシルアミン等のアミン化合物及びその
塩、ベンジルトリエチルアンモニウムアセテート等の第
4級アンモニウム塩、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、
蓚酸リチウム等のアルカリ金属の低級脂肪酸塩、ジメチ
ルヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン等
のジアルキルヒドロキシルアミン、テトラメチルグアニ
ジルプロピルトリメトキシシラン、テトラメチルグアニ
ジルプロピルメチルジメトキシシラン、テトラメチルグ
アニジルプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン
等のグアニジル基を含有するシラン又はシロキサン等が
例示されるが、これらはその1種に限定されず、2種も
しくはそれ以上の混合物として使用してもよい。なお、
これら硬化触媒の配合量は、上記ジオルガノポリシロキ
サン100部に対して0〜10部、特に0.01〜5部
が好ましい。
【0020】また、本発明のシリコーンゴム組成物が付
加加硫型シリコーンゴム組成物である場合、ベースポリ
マーとして使用されるジオルガノポリシロキサンとして
は、分子鎖末端及び/又は分子鎖中にアルケニル基を少
なくとも2個有するものが使用される。その25℃にお
ける粘度は25cs以上、特に100〜10,000,
000csであることが好ましい。
【0021】このジオルガノポリシロキサンの架橋剤と
しては、1分子中にSiH基を少なくとも2個、好まし
くは3個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキ
サンを用いる。このオルガノハイドロジェンポリシロキ
サンとしては、公知のものを使用することができるが、
25℃の粘度が300cs以下であるものが好ましい。
その使用量は、主成分のオルガノポリシロキサンのアル
ケニル基1モル当りSiH基が0.3〜10モル、特に
0.5〜5モルとすることが好ましい。
【0022】この組成物には、更に硬化触媒を触媒量添
加することが好ましい。この付加反応触媒としては公知
のものでよく、第VIII族の金属又はその化合物、特
には白金化合物が好適に用いられる。この白金化合物と
しては、塩化白金酸、白金とオレフィン等との錯体など
を挙げることができる。付加反応触媒の添加量は、ベー
スポリマーであるジオルガノポリシロキサンに対して
0.1〜2,000ppm、特に1〜1,000ppm
とすることが好ましい。
【0023】更に、シリコーンゴム組成物が放射線硬化
型シリコーンゴム組成物である場合、ベースポリマーと
して使用されるジオルガノポリシロキサンとしては、分
子鎖末端及び/又は分子鎖中にビニル基、アリル基、ア
ルケニルオキシ基、アクリル基、メタクリル基等の脂肪
族不飽和基、メルカプト基、エポキシ基、ヒドロシリル
基などを有するものが用いられる。その25℃における
粘度は25cs以上、特に100〜10,000,00
0csであることが好ましい。
【0024】また、反応開始剤(架橋剤)としては、当
業界でよく知られているアセトフェノン、プロピオフェ
ノン、ベンゾフェノン、キサントール、フルオレイン、
ベンズアルデヒド、アンスラキノン、トリフェニルアミ
ン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノン、4−メ
チルアセトフェノン、3−ペンチルアセトフェノン、4
−メトキシアセトフェノン、3−ブロモアセトフェノ
ン、4−アリルアセトフェノン、p−ジアセチルベンゼ
ン、3−メトキシベンゾフェノン、4−メチルベンゾフ
ェノン、4−クロロベンゾフェノン、4,4’−ジメト
キシベンゾフェノン、4−クロロ−4’−ベンジルベン
ゾフェノン、3−クロロキサントール、3,9−ジクロ
ロキサントール、3−クロロ−8−ノニルキサントー
ル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンブチルエーテル、ビス(4−ジメチルアミノフェニ
ル)ケトン、ベンジルメトキシケタール、2−クロロチ
オキサントール等が挙げられる。その配合量は、オルガ
ノポリシロキサン100部に対して0.1〜20部、特
に0.5〜10部であることが好ましい。
【0025】本発明の硬化性組成物には、シリコーンエ
ラストマー粉末を配合する。本発明においては、シリコ
ーンエラストマー粉末を用いることにより、作業時に手
指へのべとつきがなく、また経時的な安定性に優れたパ
テ状の硬化性組成物を得ることができ、硬化物も弾性に
優れ、シール性も優れたものとなる。
【0026】本発明に使用するシリコーンエラストマー
粉末は、シリコーンゴム微粉末であれば特に制限されな
いが、オレフィン性不飽和基を分子中に平均2個以上含
有するオルガノポリシロキサンと珪素原子に直結した水
素原子を分子中に平均2個以上含有するオルガノポリシ
ロキサンとを付加反応触媒の存在下で反応させることに
よって得られるものが好ましい。
【0027】例えば、上記オレフィン性不飽和基を分子
中に平均2個以上含有するオルガノポリシロキサンと珪
素原子に直結した水素原子を分子中に平均2個以上含有
するオルガノポリシロキサン及び付加反応触媒の混合物
を25〜100℃に加温しながら撹拌混合を行い、硬化
させた後、更に高剪断力粉砕機で粉砕すればよい。この
高剪断力粉砕機としては、ロールミル、サンドグライン
ダー、ボールミルなどが挙げられる。この製造法による
と、得られる粉末は不定形のものとなる。
【0028】別の製造法としては、上記オレフィン性不
飽和基を分子中に平均2個以上含有するオルガノポリシ
ロキサンと珪素原子に直結した水素原子を分子中に平均
2個以上含有するオルガノポリシロキサンの混合物を非
イオン性界面活性剤あるいはイオン性界面活性剤を用い
て水中に分散させ、付加反応触媒を添加後、硬化反応を
行い、その後分離、乾燥すればよい。この製造法による
と、得られる粉末は球形のものとなる。
【0029】硬化後の組成物にパテ状の性状を与え、か
つ手指へのべとつきがなく、良好な作業性を得ると共
に、硬化後の組成物に良好な柔軟性、接着性を付与する
には、球状のシリコーンエラストマー粉末が好ましい。
【0030】得られたシリコーンエラストマー粉末の平
均粒径は、0.1μm未満であると、凝集性が強いもの
となるおそれがあるし、1,000μmを超えると均一
性に乏しいものとなるおそれがあることから、0.1〜
1,000μmが好ましいが、より好ましくは1〜10
0μmである。
【0031】シリコーンエラストマー粉末の配合量は、
ベースポリマー成分100部に対して25〜500部、
特に50〜400部とすることが好ましい。配合量が少
なすぎると、手指へのべたつきが生じる場合があり、配
合量が多すぎると、作業性が悪くなる場合がある。
【0032】本発明のパテ状硬化性組成物には、更に接
着性を向上させるため、接着性向上剤を配合することが
好ましい。接着性向上剤としては、アミノ基含有アルコ
キシシラン等のシランカップリング剤やチタンカップリ
ング剤等が例示され、シランカップリング剤が好まし
い。配合量としては、ベースポリマーのジオルガノポリ
シロキサン100部に対し0.1〜30部、特に0.2
〜20部であることが好ましい。
【0033】なお、本発明のパテ状硬化性組成物には、
上記シリコーンエラストマー粉末以外に補強等の目的で
他の1種以上の充填剤を用いることは任意である。通常
このようなシリコーンゴム組成物に使用される充填剤と
しては、例えば、煙霧質シリカ、沈降性シリカ、石英粉
末、炭素粉末、タルク、ゼオライト及びベントナイト等
の補強剤、アスベスト、ガラス繊維、炭素繊維及び有機
繊維などの繊維質充填剤、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、
酸化マグネシウム、セライト等の塩基性充填剤、及びこ
れらの表面をシラン、シロキサン、樹脂酸等で表面処理
したものが例示される。上記シリコーンエラストマー粉
末以外の充填剤の配合量は、特に限定されるものではな
いが、ベースポリマー成分100部に対して1〜500
部、特に5〜200部とすることが好ましい。
【0034】更に、本発明のシリコーンゴム組成物に
は、パテ状の性状、良好な作業性、硬化後の組成物の良
好な柔軟性、接着性を阻害しない範囲において、種々の
化合物を添加することは任意であり、例えばポリエチレ
ングリコール又はその誘導体からなるチクソトロピー性
付与剤、ベンガラ及び酸化セリウムなどの耐熱性向上
剤、耐寒性向上剤、脱水剤、防錆剤、トリオルガノシロ
キシ単位及びSiO2単位及び/又はモノオルガノシロ
キシ単位よりなる網状ポリシロキサンなどの液状補強剤
などを必要に応じてその所定量を添加することができ
る。
【0035】本発明のパテ状硬化性組成物は、上記成分
の所定量をプラネタリーミキサーや品川ミキサー等によ
り常法に準じて混合することにより得ることができる。
また、本発明のパテ状硬化性組成物の硬化方法、硬化条
件などは、組成物の種類に応じた公知の方法、条件を採
用することができる。縮合硬化型の場合は大気中の湿気
で硬化するため、保存は湿気を避けた雰囲気中で保存す
る必要がある。本発明でいうパテ状とは手指にべとつく
ペースト状とは異なり、手指にべとつきがない粘土状で
あり、手でロープ状等の自由な形に成型できるものであ
る。
【0036】本発明の硬化性組成物は、取り扱い作業
上、25℃におけるウイリアムス可塑度が50〜50
0、特に70〜400、とりわけ80〜350であるこ
とが好ましい。可塑度が低すぎると柔らかすぎて手指に
べとつくことがあり、高すぎると固すぎて手指による作
業性が低下することがある。
【0037】
【発明の効果】本発明の硬化性組成物は、硬化前の性状
がパテ状で、かつ手指へのべとつきがなく、良好な作業
性を有する共に、接着性に優れ、この硬化物は良好な柔
軟性を有するものである。
【0038】
【実施例】次に、実施例、比較例を挙げて本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、下記例において粘度は25℃での測
定値を示したものである。
【0039】[実施例1]分子鎖両末端が水酸基で封鎖
された粘度が20,000mPa・sのジメチルポリシ
ロキサン100重量部、平均粒径12μmの球状シリコ
ーンエラストマー粉末200重量部、メチルトリブタノ
キシムシラン6重量部、ジブチルスズジオクトエート
0.1重量部、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン
1重量部を加え、減圧下で混練してパテ状の試料1を作
製した。
【0040】[実施例2]分子鎖両末端が水酸基で封鎖
された粘度が20,000mPa・sのジメチルポリシ
ロキサン100重量部、平均粒径12μmの球状シリコ
ーンエラストマー粉末200重量部、ビニルトリイソプ
ロペノキシシラン6重量部、テトラメチルグアニジルプ
ロピルトリメトキシシラン1重量部、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン1重量部を加え、減圧下で混練し
てパテ状の試料2を作製した。
【0041】[実施例3]実施例1の平均粒径12μm
の球状シリコーンエラストマー粉末に代えて、平均粒径
4μmの球状シリコーンエラストマー粉末を使用した以
外は実施例1と同様にしてパテ状の試料3を作製した。
【0042】[実施例4]分子鎖両末端が水酸基で封鎖
された粘度が50,000mPa・sのジメチルポリシ
ロキサン100重量部、分子鎖両末端がトリメチルシロ
キシ基で封鎖された粘度が100mPa・sのジメチル
ポリシロキサン20重量部、平均粒径12μmの球状シ
リコーンエラストマー粉末100重量部、比表面積11
0m2/gの表面がジメチルジクロロシランで処理され
た煙霧質シリカ10重量部、ビニルトリブタノキシムシ
ラン6重量部、ジオクチルスズジラウレート0.1重量
部、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン1重量部を
加え、減圧下で混練してパテ状の試料4を作製した。
【0043】[実施例5]分子鎖両末端が水酸基で封鎖
された粘度が50,000mPa・sのジメチルポリシ
ロキサン100重量部、分子鎖両末端がトリメチルシロ
キシ基で封鎖された粘度が100mPa・sのジメチル
ポリシロキサン20重量部、平均粒径4μmの球状シリ
コーンエラストマー粉末75重量部、比表面積110m
2/gの表面がジメチルジクロロシランで処理された煙
霧質シリカ15重量部、ビニルトリブタノキシムシラン
6重量部、ジオクチルスズジラウレート0.1重量部、
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン1重量部を加
え、減圧下で混練してパテ状の試料5を作製した。
【0044】[実施例6]分子鎖両末端がトリメトキシ
シリル基で封鎖された粘度が20,000mPa・sの
ジメチルポリシロキサン100重量部、平均粒径12μ
mの球状シリコーンエラストマー粉末100重量部、比
表面積200m2/gの表面がヘキサメチルジシラザン
で処理された煙霧質シリカ20重量部、ビニルトリメト
キシシラン8重量部、ジプロポキシビス(アセチルアセ
トナト)チタン2重量部、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン1重量部を加え、減圧下で混練してパ
テ状の試料6を作製した。
【0045】[実施例7]分子鎖両末端がメチルジメト
キシシリルプロピル基で封鎖された粘度が4,000m
Pa・sのポリプロピレンオキサイド100重量部、平
均粒径12μmの球状シリコーンエラストマー粉末30
0重量部、ジブチルスズジメトキシド2重量部、γ−エ
チレンジアミノプロピルトリメトキシシラン1重量部を
加え、減圧下で混練してパテ状の試料7を作製した。
【0046】[比較例1〜7]実施例1〜7において、
シリコーンエラストマー粉末を添加しない組成物(試料
1’〜7’)を作製した。
【0047】これらの実施例、比較例の組成物について
性状を目視で確認した。また、組成物を50g取り、素
手で混練して作業性(練り易さ、べとつき)を調べた。
良好を○、混練り作業不能を×と表記した。これらの結
果を表1,2に示す。また、実施例1〜7において、パ
テ状組成物を2mm厚のシート状に成形し、23±2
℃、50±5%RHの雰囲気で7日間硬化してそのゴム
物性(硬さ、伸び、引張強さ)をJIS−K6249に
準じて測定した。同時に25×100×0.3mm厚の
アルミニウム板を用いて接着厚み2mm、接着面積2.
5cm2の剪断接着試験体を作製し、上記と同様の硬化
条件にて硬化させて剪断接着力、凝集破壊率を測定し
た。更に、実施例1〜7のパテ状組成物200gをポリ
エチレンフィルムで包み、包みごとアルミラミネートパ
ックに入れ、開口部を熱融着させた後に70℃で7日間
保管したものの性状、作業性及び可塑度を確認した。こ
れらの結果を表1に併記する。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】[実施例8]分子鎖両末端がビニル基で封
鎖された粘度が3,000mPa・sのジメチルポリシ
ロキサン100重量部、粘度が20mPa・sのSiH
基含有ジメチルポリシロキサン3.0重量部、平均粒径
12μmの球状シリコーンエラストマー粉末300重量
部、塩化白金酸のイソプロパノール溶液を白金量で全シ
ロキサンに対して50ppmとなる量を混合してパテ状
の試料8を作製した。
【0051】[実施例9]分子鎖両末端がビス(アクリ
ロキシメチルジメチルシロキシ)メチルシリル基で封鎖
された粘度が3,000mPa・sのジメチルポリシロ
キサン100重量部、ジエトキシアセトフェノン3重量
部、平均粒径12μmの球状シリコーンエラストマー粉
末300重量部を混合してパテ状の試料9を作製した。
【0052】[比較例8、9]実施例8、9において、
シリコーンエラストマー粉末を添加しない組成物(試料
8’,9’)を作製した。
【0053】これらの実施例、比較例の組成物について
性状を目視で確認した。また、組成物を50g取り、素
手で混練して作業性(練り易さ、べとつき)を調べた。
良好を○、混練り作業不能を×と表記した。これらの結
果を表3に示す。
【0054】
【表3】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状ベースポリマー、シリコーンエラス
    トマー粉末及び架橋剤を含有してなり、硬化前の性状が
    パテ状であることを特徴とする硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 硬化性組成物が、硬化性シリコーンゴム
    組成物であることを特徴とする請求項1記載の硬化性組
    成物。
  3. 【請求項3】 硬化性シリコーンゴム組成物の硬化形態
    が、縮合硬化型、付加加硫型又は放射線硬化型であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 硬化性シリコーンゴム組成物の硬化形態
    が縮合硬化型であり、液状ベースポリマーが、下記一般
    式(1)又は(2)で表されるジオルガノポリシロキサ
    ンであることを特徴とする請求項2記載の硬化性組成
    物。 【化1】 (式中、Rは置換又は非置換の一価炭化水素基である。
    Xは酸素原子又は炭素数1〜8の二価炭化水素基であ
    り、nはこのジオルガノポリシロキサンの25℃におけ
    る粘度を25cs以上とする数である。) 【化2】 (式中、Yは加水分解性基であり、aは2又は3であ
    り、R、X、nは上記と同様である。)
  5. 【請求項5】 硬化性シリコーンゴム組成物の硬化形態
    が付加加硫型であり、液状ベースポリマーが、一分子中
    に少なくとも2個のアルケニル基を有するジオルガノポ
    リシロキサンであることを特徴とする請求項2記載の硬
    化性組成物。
  6. 【請求項6】 更に、シランカップリング剤を含有する
    請求項1乃至5のいずれか1項記載の硬化性組成物。
  7. 【請求項7】 硬化前の可塑度が50〜500である請
    求項1乃至6のいずれか1項記載の硬化性組成物。
  8. 【請求項8】 接着シール材料用である請求項1乃至7
    のいずれか1項記載の硬化性組成物。
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