JP2003246339A - 湯切り口付き蓋材 - Google Patents

湯切り口付き蓋材

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JP2003246339A
JP2003246339A JP2002044720A JP2002044720A JP2003246339A JP 2003246339 A JP2003246339 A JP 2003246339A JP 2002044720 A JP2002044720 A JP 2002044720A JP 2002044720 A JP2002044720 A JP 2002044720A JP 2003246339 A JP2003246339 A JP 2003246339A
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Yukihiro Nakamura
行宏 中村
Kenichi Kaneko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に蓋材の開封面積を可及的に大きくする
ことを課題とする。また、第2に蓋材の開封手数を可及
的に少なくすることを課題とする。 【解決手段】 表面シート8と基材7が、離型剤10の
塗布された剥離領域Aと、この剥離領域A内に配置され
た非剥離領域Bと、前記剥離領域Aに隣接して配置され
た他の非剥離領域Cとに区画されて積層され、前記剥離
領域A側に一方のプルタブ5が、また、他の非剥離領域
C側に他方のプルタブ6が設けられ、前記剥離領域A内
にある非剥離領域B内には湯切り口形成用ハーフカット
11が、また、前記剥離領域Aとこれに隣接する他の非
剥離領域Cとの境界線には剥離用ハーフカット12が形
成され、更にこの剥離用ハーフカット12の容器2の開
口部3のシール部分13に対応する部位が、前記他の非
剥離領域側Cのプルタブ6側に張り出した、凸の部分1
4を備えて形成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として生麺などの
即席食品(この発明においては、以下単に即席食品とい
う)の密封包装に使用する容器の蓋材、特に即席食品を
柔らかくほぐすために注がれた湯を排出する湯切り口を
備えた湯切り口付き蓋材に関する。
【0002】
【従来の技術】即席食品は、カップ容器(発泡スチロー
ル、スチロール、ポリプロピレンなどからなる)に密封
包装された生麺、ソースやスープ、そして具などがそれ
ぞれ個別に密封包装されて容器内に密封封入されてい
る。この即席食品を食するに当たっては、まず蓋材を容
器開口から剥離し、生麺などを容器からすべて取り出
す。次いで、生麺をパウチから取り出して、容器内に戻
し、湯を注ぎ込み、生麺を軽くほぐす。次いで、容器内
の湯を排出し、ソースやスープ、そして具などを適宜に
添加して再び湯を注ぐ。
【0003】ところで、従来の、例えば即席ラーメン
(カップ麺)などでは、蓋材の一部分を容器開口部から
剥離し、ここからスープ(ソース)、そして具の入った
パウチを容器外に取り出す。しかし、乾麺はそのまま容
器内に留め置き、ここへスープ(ソース)、そして具を
入れ、次いで湯を注ぎ込んで、蓋を再び閉めて、2〜3
分間麺を蒸らし、その後蓋材を完全に剥離するようにし
ている。また、焼きそばやスパゲティーなどでは、湯を
注いでから、麺の解れをまって、湯を排出し、次いで蓋
材をすべて剥離するようにしている。
【0004】そして、従来のこの種乾麺等を主体とした
湯切り口付き蓋材は、基本的に麺類が容器内に据え置か
れたままで湯が注ぎ込まれる形態が採用されている。つ
まり、容器からいったん取り出されるものは、スープ
(ソース)、そして具などの比較的小容量のものであっ
た。また、麺類などをゆがく必要上、蓋材の開口量は極
力小さい方が望ましいとされている。
【0005】また、焼きそばやスパゲティーの蓋材で
は、湯を注ぐための部分的な開封に続き、湯切り口を開
口する手間、更には食するにあたって蓋材をすべて開封
する手間も要する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この発明が対
象とする即席食品は、最も容量の大きな麺類などをいっ
たん容器から取り出す必要がある。取りあえずは、従来
の乾麺用の容器蓋材をそのまま転用してみたが、蓋材を
完全に剥離しない限りは麺類が大変取り出し難いことが
分った。また、即席食品をほぐすにも、大変ほぐしにく
い欠点があることがわかった。その理由は、乾麺用の容
器蓋材が基本的に蓋材の開封面積を少なくするから、必
然的に蓋材の開封面積が不充分であることに起因するこ
とがわかった。
【0007】そこで、この発明は、このような観点か
ら、即席食品の仕様に最適な蓋材を得ることを課題とし
て開発された。したがって、この発明は、第1に蓋材の
開封面積を可及的に大きくすることを課題とする。ま
た、第2に蓋材の開封手数を可及的に少なくすることを
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の技術的な課題を解
決するために、この発明の請求項1記載の湯切り口付き
蓋材は、周縁部の異なる二箇所にプルタブが備わり、表
面シートと基材が、接着性樹脂層を介して積層されてな
り、接着性樹脂層が、離型剤の塗布された剥離領域と、
この剥離領域内に配置された非剥離領域と、前記剥離領
域に隣接して配置された他の非剥離領域とに区画され、
前記剥離領域側に一方のプルタブが、また、他の非剥離
領域側に他方のプルタブがそれぞれ設けられ、前記剥離
領域内にある非剥離領域内には湯切り口形成用のハーフ
カットが、また、前記剥離領域とこれに隣接する他の非
剥離領域との境界線には剥離用ハーフカットとが、とも
に内面側となる前記基材から接着性樹脂層を越えて表面
シート内に至る範囲で形成され、更にこの剥離用ハーフ
カットの容器開口部のシール部分に対応する部位が前記
他の非剥離領域側の他方のプルタブ側に張り出した凸の
部分を備えて形成されたものである。
【0009】
【作用】以上の構成による湯切り口付き蓋材において
は、まず他の非剥離領域側の他方のプルタブを摘まんで
引っ張りあげる。これによって、蓋材を容器の開口部フ
ランジから剥離する。このとき、蓋材は、従来のように
途中まで剥離するのとは全く違って、全体を剥離するよ
うに引き上げる。蓋材は、当初は他の非剥離領域におい
て表面シート共々基材も引き上げられて、容器の開口部
フランジから剥離する。しかし、剥離用ハーフカット部
分に至ると、それ以降は剥離領域に形成されているため
に、表面シートだけが基材から分離して剥離されてい
く。このとき、剥離用ハーフカットの容器開口部のシー
ル部分に対応する部位が前記他の非剥離領域側の他方の
プルタブ側に張り出した凸の部分を備えている。したが
って、上方への引っ張り力が、この剥離用ハーフカット
に至ると、まずこの凸の部分の先端(点)に集中して働
く。その結果、表面シートを基材と分離できるきっかけ
が、この凸の部分において的確に与えられ、それ以降の
両者の分離がスムースで軽快に行える。同時に、この剥
離領域内の非剥離領域にある湯切り口形成用ハーフカッ
トに囲まれた部分の基材が、表面シートに接着した状態
で、この表面シートと一緒に剥離される。その結果、容
器の開口部には、湯切り口が形成された剥離領域の基材
部分のみが容器の開口部フランジに接着された状態で残
ることになる。次いで、この状態から基材が切り取られ
た開口部から容器内に収納されている即席食品、スープ
(ソース)、そして具などを取り出す。次に、即席食品
のみを容器に入れて湯を注いでゆがいた後に、容器に接
着されている基材の湯切り口から湯切りする。次いで、
前記一方のプルタブを摘まんで上方に引っ張りあげ、容
器の開口部に接着されている湯切り口が形成されてい
る、基材部分を剥離してから取り除く。そして、容器内
に具やスープを入れ、電子レンジで加熱するかもしくは
湯を注ぐことにより、カップ入り即席食品ができあが
る。
【0010】
【発明の効果】したがって、この発明の請求項1記載の
湯切り口付き蓋材は、以下の効果を奏する。他の非剥離
領域側の他方のプルタブを上方に引っ張りあげて蓋材を
容器の開口部のフランジから剥離する。その結果、湯切
り口形成用ハーフカットに囲まれた部分がこの他の非剥
離領域に接着した状態で共に除去される。したがって、
確実に湯切り口を形成でき、容器の開封と湯切り口の形
成を一挙動で簡単に行える利点がある。
【0011】また、蓋材は湯切り口が形成された基材を
部分的に残すのみで、すべて取り除かれるので、開封量
を圧倒的に大きく広げることができる。その結果、容器
内からのパウチに収納された即席食品の取り出し、ま
た、パウチから取り出された即席食品の容器内への収容
を、格段に楽に行える利点がある。併せて、収容された
即席食品のほぐし作業も大変楽に行える利点がある。
【0012】また、この発明に係る湯切り口付き蓋材
は、請求項2に記載されるように、剥離領域側に設けら
れたプルタブ、つまり一方のプルタブの基部に沿って、
表面シートにハーフカットが形成されるのが望ましい。
一方のプルタブを、その肉厚を落とすことなく、強度も
所期どおりに保たせることができる。その結果、湯切り
口が形成されている基材部分の剥離にあたり、上方への
引っ張り上げ力がこの基材部分にしっかりと加わり、こ
の基材部分の剥離が格段に容易になるからである。
【0013】また、この発明に係る湯切り口付き蓋材
は、請求項3に記載されるように、表面シートと基材の
間で、少なくとも前記他の非剥離領域と剥離領域の境界
線に沿って設けられる剥離用ハーフカットの両側には剥
離ニスが塗着されるのが望ましい。剥離領域に対する他
の非剥離領域の分離が確実で、かつ、簡便に行えるから
である。
【0014】また、この発明に係る湯切り口付き蓋材
は、請求項4に記載されるように、剥離用ハーフカット
の凸の部分は、左・右が他の非剥離領域側の他方のプル
タブに対し遠近位置をそれぞれ異ならせて形成されるの
が望ましい。容器の開口フランジと非剥離領域との接着
部に与えられる剥離応力を、タイムラグを持たせて左右
の一方ずつにそれぞれ集中的に作用させることができ、
剥離作用がより確実で、軽く行えるからである。
【0015】また、この発明に係る湯切り口付き蓋材に
あって、剥離用ハーフカットは、直線状であったり、請
求項5に記載されるように、剥離領域側に凸になるよう
に形成されのが望ましい。特に、剥離領域側に凸にする
場合には、容器の開口部をより一層広くでき、容器に収
納されている即席食品の出し入れが大変容易になる上
に、即席食品のほぐしも容易になるから。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る湯切り口付
き蓋材の第1の実施の形態を図1〜6の記載に基づいて
説明する。この湯切り口付きの蓋材1は、容器2の開口
部3に、容器2の開口部3とほぼ同じ外形を有し(図5
参照)、周縁部4の異なる二箇所にプルタブ5,6を備
えて構成されている。蓋材1は、図4に示されるよう
に、基材7とこれを被覆する表面シート8が接着性樹脂
層9を介して一部剥離可能に積層される。具体的には、
この基材7と表面シート8の層間には、図3に示される
ように、離型剤10の塗布された剥離領域Aと、この剥
離領域A内に形成された非剥離領域Bと、前記剥離領域
Aに隣接して形成される他の非剥離領域Cとに区画され
る。また、図4に示されるように、前記剥離領域A内に
ある非剥離領域B内には湯切り口形成用のハーフカット
11が、内面側となる前記基材7から接着性樹脂層9を
越えて表面シート8に至る範囲で形成されている。前記
プルタブ5,6の内一方のプルタブ5は前記剥離領域A
側に、また、他方のプルタブ6は他の非剥離領域C側に
それぞれ設けられる。更に前記剥離領域Aとこれに隣接
する前記他の非剥離領域Cとの境界線には剥離用ハーフ
カット12が、内面側となる前記基材7から接着性樹脂
層9を越えて表面シート8に至る範囲で形成されてい
る。蓋材1は表面に通常の印刷が施され、通常の打ち抜
き型を用いた打ち抜き工程で、直径190mmの排湯機
能を備えた湯切り口付き蓋材として作製される。
【0017】また、図2に示されるように、この剥離用
ハーフカット12の容器1の開口部3のシール部分13
に対応する部位が、左右共に前記他方のプルタブ6側に
張り出した凸の部分14を備えて形成されている。
【0018】更に、図5に示されるように、前記蓋材1
に設けられたシール部15を容器2の開口部3のフラン
ジ2Aにシールすることで即席食品容器が得られる。そ
して、前記シール部15のシール幅は、3mmないし1
0mmが一般的である。
【0019】ここで、基材7は、図4に示されるよう
に、あらかじめ発泡スチロール、スチロール、ポリプロ
ピレンなどの樹脂を用いて成型された容器2との剥離を
容易にする、例えば低温接着性を有するEVA(エチレ
ン酢酸ビニル共重合体)などのオレフイン系樹脂または
ヒートシールニスなどからなるシーラント剤16を、1
5〜60μmの厚さで、金属箔層の一例としてのアルミ
ニウム箔17(厚さ7〜20μm)の裏面に押し出しに
よりラミネートあるいは塗着することにより作製された
ものを使用することができる。
【0020】このシーラント剤16は、上記の他にも、
例えば以下に示すような素材が採用される。例えば、E
MAAとエステル、ポリスチレンとポリエチレン、ポリ
プロピレンとポリエチレン、ポリエチレンとポリブテン
の混合物などである。
【0021】この発明において、前記金属箔層としての
アルミニウム箔17は、必ずしも必要としない。また、
金属箔層を設けるに当たっては、アルミニウム箔の代わ
りに、酸化ケイ素、酸化アルミニウムなどの金属酸化物
を蒸着したポリエステルフィルムを採用できる。
【0022】また、表面シート8は、厚さが79.1g
/m2 〜130g/m2 の範囲内にある紙18、具体的
には片アート紙あるいはコート紙を使用することができ
る。グラビア印刷法により表裏同一行程で、表面側にイ
ンキによる印刷層19を設ける。この表面シート8の印
刷層19にはプラスチックフィルムを積層して被覆層2
4を形成してもよい。この印刷層19並びに表面シート
8を保護するためである。また、採用されるプラスチッ
クフィルムは、例えば、PET,OPP,ONなどが挙
げられる。
【0023】また、裏面側にはレシチンなどの可食性界
面活性剤、消化綿系の樹脂にワックス又はシリコン又は
アマイドなどを混合したもの、更には剥離ニスからなる
離型剤10が、同様にグラビア印刷法などにより印刷さ
れて形成される。更に、この離型剤10が塗着される。
なお、この離型剤10が塗着される前に、この表面シー
ト8の裏面には目止めニスが施されるのが望ましい。基
材7と表面シート8との剥離性能が格段に高まるからで
ある。
【0024】更に、接着性樹脂層9としては、印刷され
た前記紙18の前記離型剤10を塗布した面との熱接着
性に優れた接着剤、具体的にはHDPE(高密度ポリエ
チレン)、EMAA(エチレン−メタクリル酸)、更に
はLDPE(低密度ポリエチレン)になどを使用でき
る。10〜25μmの厚みで、前記アルミニウム箔17
(厚さ7〜20μm)の表面に押し出しによりラミネー
トあるいは塗着することにより作製されたものを使用す
ることができる。
【0025】湯切り口形成用ハーフカット11と剥離用
ハーフカット12は、共に内面側となる前記基材7から
接着性樹脂層9を越えて表面シート8に、その厚みのほ
ぼ1/4〜3/4に至る範囲で形成されている。
【0026】剥離用ハーフカット12は、図1〜3に示
されるように、蓋材1のほぼ中央部分で、剥離領域A側
に向かって凸となるように湾曲する曲線状に形成されて
いる。
【0027】なお、図例では、このように曲線状に形成
されているが、必要に応じて、図2中想像線で示される
ように、蓋材1の中央部分を横切るような直線も採用さ
れる。この他にも即席食品の容量によっては、例えば、
剥離領域A側に片寄って、蓋材1の1/3あるいは1/
4位置に設けられる構成も採用される。要は、即席食品
を可及的に出し入れし易い開封量を得ることと、安全な
湯切りが行えるに足る基材7の残存量を得ることの兼ね
合いをうまく図ることである。
【0028】また、この剥離用ハーフカット12の容器
1の開口部3のシール部分13に対応する部位が、前記
他方のプルタブ6側に山形に張り出した凸の部分14を
備えて形成されている。この凸の形状は、図2に示され
る山形に限らず、例えば台形、三角形など適宜の形状が
採用される。要するに、蓋材1を容器2の開口部3から
剥離する際に、上方への引っ張り力が、まずこの凸の部
分14の先端(点)で集中的に働き、その結果、表面シ
ート8を基材7と分離できるきっかけが、この凸の部分
14において的確に与えられ、それ以降の両者の分離が
スムースで軽快に行える形状であることが肝要である。
【0029】また、この左右の凸の部分14は、図1〜
3に示されるように、左と右とで設けられる位置が異な
るように形成されるのがより望ましい。つまり、他方の
プルタブ6に対する相対的な距離が異なるように位置を
ずらせて設けられている。その理由は、容器2のフラン
ジ2Aと他の非剥離領域Cのシール部13に与えられる
剥離応力を、タイムラグを持たせて左右の一方ずつにそ
れぞれ集中的に作用させることができ、剥離作用をより
確実に働かせることができるからである。
【0030】そして、前記離型剤10は、表裏同一工程
で印刷され、その接着強度は、使用する前記各樹脂の種
類又は網点面積率により適宜に変えることができる。ま
た、図3に示されるように、特に剥離用ハーフカット1
2の両側部分Dでは、この離型剤10による基材7と表
面シート8との剥離性をより一層高めるために、ベタ印
刷版による印刷が望ましい。特にこの部位では、要に応
じて、ベタ印刷と網点印刷を併用することもできる。
【0031】湯切り口20の形状は、図2に示されるよ
うに、6ないし8mmφの円形に形成されている。しか
し、必ずしも円形である必要はなく、同等の開口量を備
えるものであれば、例えば楕円形、星型、三角形、四角
形など種々の形状が採用される。
【0032】一方のプルタブ5、つまり剥離領域A側に
設けられているプルタブ5は、図1〜3、図5に示され
るように、その基部に沿って、すなわち蓋材1の周縁上
に沿って表面シート8側からハーフカット21が形成さ
れている。その深さはこの表面シート8を表側からその
厚みの2/3〜全長に至る長さに設定されている。この
一方のプルタブ5部分に基材7とともに表面シート8を
残すのは、湯切り口20を備えた基材部分7Aの剥離の
きっかけをつかみ易くするためである。
【0033】また、この一方のプルタブ5は、図2に示
されるように、蓋材1の周縁4の内、この剥離領域Aの
周縁Aaの中間点よりも左右いずれかの側に片寄った位
置に設けられるのが望ましい(図例では右側)。特に、
剥離領域Aの右あるいは左側端、つまりは開封縁となる
ような部位が好ましい。その理由は、この一方のプルタ
ブ5を摘まんで、基材部分7Aを容器2のフランジ2A
から剥離する際に、この基材部分7Aの一端側から剥離
力を作用させることができるからである。つまり、この
プルタブ5が剥離領域Aの周縁Aaの中間点に存在する
と、このプルタブ5から基材部分7Aに働く剥離力は、
左右に均等に分散される。その結果、それだけ剥離力が
弱くなり、より大きな剥離力が要求されることになるか
らである。また、このようにすることで、この一方のプ
ルタブは、湯切りされる湯の排出経路から傍らに片寄っ
た位置に存在する。したがって、湯切り直後であって
も、このプルタブ5に熱湯の雫などが付着したり、熱く
なっていたりするおそれがなく、不用意に火傷を負う危
惧もなくなるからである。
【0034】以上の構成において、蓋材1は、図5に示
されるように、各プルタブ5,6が共に容器2の外方に
突出した状態で、容器2の開口部3を覆って、内面のシ
ーラント剤16層と容器2のフランジ2Aがシール部1
3にて熱接着されている。
【0035】次いで、図5に示される蓋材1が取り付け
られている容器2を使用するに際しては、まず他方のプ
ルタブ6を摘まんで蓋材1を容器2から引きはがす。蓋
材1は内面のシーラント剤16層と容器2のフランジ2
Aとのシール部13が剥離してくる。そして、この剥離
が剥離用ハーフカット12に達する。しかし、一方のプ
ルタブ5側の領域、つまり剥離領域Aでは、基材7と表
面シール8とが部分的に塗着された離型剤10を介して
積層されていて、基材7と表面シール8との接着が強く
ない。したがって、基材7の接着性樹脂層9と表面シー
ト8の離型剤10層の境界で基材7と表面シール8が簡
単に剥離してくる。
【0036】このとき、基材7と表面シール8の剥離の
きっかけが、前記左右の凸の部分14で行われる。すな
わち、他方のプルタブ6を摘まんで蓋材1を上方に引っ
張りあげて容器2から引き剥がす作用力は、まず、図2
において、左側の凸の部分14に作用する。この凸の部
分14は、蓋材1がはがされる方向に逆らう方向に凸で
あるから、上方への引っ張り力が、まずこの左側の凸の
部分14の先端(点)に集中して働き、この部位を他に
先行して引きはがす。次いで、同様の作用が今度は右側
の凸の部分14でも働く。その結果、基材7と表面シー
ト8を分離できるきっかけがこの凸の部分14において
的確に与えられ、それ以降の両者の分離がスムースで軽
快に行える。この剥離用ハーフカット12部分での基材
7と表面シート8の分離に引き続き、湯切り口形成用ハ
ーフカット11にまで剥離が進むと、この湯切り口形成
用のハーフカット11に囲まれた部分の基材7が表面シ
ール8に接着した状態で抜き取られて湯切り口20が形
成される。湯切り口20の中央部分に対する表面シート
8の裏面は、離型剤10が印刷(塗着)されていない非
剥離領域Bに形成されている(図3参照)。したがっ
て、この部分における表面シート8と基材7の接着強度
は高く、湯切り口形成用ハーフカット11に囲まれた部
分が簡単に抜き取られ、確実に湯切り口20が形成され
る。
【0037】他方のプルタブ6を摘まんで蓋材1を容器
2から完全に剥離した後には、図6に示されるよう、蓋
材1の剥離用ハーフカット12より一方のプルタブ5側
の基材7が、湯切り口20が形成された状態で、容器2
に接着されたまま残り、容器2の開口部3はほぼ1/2
乃至1/2〜1/4程度を覆った状態となる。この状態
で、即席食品、スープ(ソース)、そして具などの内容
物を取り出す。次いで、即席食品をパウチから取り出
し、即席食品だけを容器2内に入れ、湯を注いで即席食
品を1〜2分間ゆがいたり、ほぐしたりする。その後、
容器2を傾けて容器2の開口部3に接着されている基材
部分7Aの湯切り口20から湯切りを行う。次いで、容
器2の開口部3に接着されているこの基材部分7Aを一
方のプルタブ5を摘まんで剥離して取り除く。このと
き、この一方のプルタブ5がこの剥離領域Aの端の方に
設けられていると、この基材部分7Aに対する引っ張り
上げ力をこの基材部分7Aの一端に集中的に作用させ得
る。したがって、可及的に簡便で、軽快な剥離を可能に
する。その後、スープ(ソース)、そして具を容器2内
に入れて湯を注ぎ、例えばラーメンなどのカップ入り即
席食品を完成させる。
【0038】
【実施例】以下この発明の実施例を説明する。 (実施例1)この湯切り口付き蓋材1は、次のようにし
て作製される。まず、あらかじめカップ容器2との剥離
を容易にしたシーラント剤16(25μm厚)をアルミ
ニウム箔17(9μm厚)に塗着して(ポリエチレンの
接着層22を介しても良い)、基材7を作製する。シー
ラント剤16は、低温接着性を有するEVAなどのオレ
フィン系樹脂である。同時に、巻取り状の紙18(コー
ト紙:84.9g/m2 )に、グラビア印刷法により、
表裏同一工程で、インキによる印刷層19とその表面側
を、ポリエチレンの接着層23を介してドライラミネー
トにより、ポリエステル(12μm厚)の被覆層24で
覆い、裏面側に可食性界面活性剤にシリコンを混合して
なる離型剤10を塗着して表面シート8を作製する。引
き続きこの表面シート8の離型剤10が塗着された面と
の接着性に優れたLDPE(低密度ポリエチレン:15
μm厚)からなる接着性樹脂層9により、エクストルー
ダーを用いて、表面シート8を基材7の表面にラミネー
トすることにより積層材を得る。なお、前記被覆層24
は必要に応じて採用されれば良い。
【0039】続いて、このラミネートされた巻取り状の
積層材を枚葉状に大断ちした後、ハーフカット加工を行
い(巻取り状にてハーフカット加工をする場合もあ
る)、ハーフカット加工完了後、小断ち・抜き加工を経
て、この発明の蓋材1を作製する(ハーフカット加工と
同時に小断ち・抜き加工を行う場合もある)。
【0040】そして、この蓋材1をカップ容器2にヒー
トシールなどにより、シール部13のシール幅が4mm
とし、併せて剥離用ハーフカット12の凸の部分14が
このシール部13の幅内に重なるようにしてシールする
ことによって、排湯機能を備えた即席食品容器が完成す
る。このカップ容器2は、例えば発泡スチロール、スチ
ロール、ポリプロピレンなどからあらかじめ成形されて
いる。
【0041】前記ハーフカット加工において、湯切り口
形成用ハーフカット11は円形の直線状ハーフカット
で、また、剥離用ハーフカット12並びに一方のプルタ
ブ5基部に沿ったハーフカット21は、共に直線状のハ
ーフカットで形成されている。なお、これら各ハーフカ
ットは、必要に応じて、ミシン目状のハーフカットで形
成されても良い。
【0042】この実施例1における蓋材1が取り付けら
れた容器の使用手順は、前記第1の実施の形態に示され
る手順と同様であるので、その詳細な説明は省略し、構
成の説明にとどめる。
【0043】(実施例2)この発明の実施例2の蓋材1
は、基本的な構成は実施例1の蓋材1と同様であるの
で、同じ構成については同一の符号を付してその詳細な
説明は省略する。この実施例2の実施例1との大きな差
異は、形状が四角形状となっている点である。
【0044】前記実施例1と同様の手順で得られた積層
材を枚葉状に大断ちした後、ハーフカット加工を行い
(巻取り状にてハーフカット加工をする場合もある)、
ハーフカット加工完了後、小断ち・抜き加工を経て、所
望の四角形状を呈したこの発明の蓋材1を作製する(ハ
ーフカット加工と同時に小断ち・抜き加工を行う場合も
ある)。
【0045】そして、この蓋材1をカップ容器2にヒー
トシールなどにより、シール部13のシール幅が4mm
とし、併せて剥離用ハーフカット12の凸の部分14が
このシール部13の幅内に重なるようにしてシールする
ことによって、排湯機能を備えた即席食品容器が完成す
る。このカップ容器2は、例えば発泡スチロール、スチ
ロール、ポリプロピレンなどからあらかじめ成形されて
いる。
【0046】前記ハーフカット加工において、湯切り口
形成用ハーフカット11は円形の直線状ハーフカット
で、また、剥離用ハーフカット12並びに一方のプルタ
ブ5基部に沿ったハーフカット21は、共に直線状のハ
ーフカットで形成されている。なお、これら各ハーフカ
ットは、必要に応じて、ミシン目状のハーフカットで形
成されても良い。
【0047】この実施例2における蓋材1が取り付けら
れた容器の使用手順は、前記第2の実施の形態に示され
る手順と同様であるので、その詳細な説明は省略し、構
成の説明にとどめる。
【0048】なお、蓋材の形状を円形と四角形の二つの
タイプを紹介したが、その形状はそれら以外にも適宜任
意に選択され、容器の開口部の形状に合わせれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における湯切り口付き蓋材
の平面図である。
【図2】この発明の実施例1における湯切り口付き蓋材
の裏面図である。
【図3】この発明の実施例1における湯切り口付き蓋材
の層間剥離領域を示す説明図である。
【図4】この発明の実施例1における湯切り口付き蓋材
の積層構成を示し、図1中A−A線に沿った断面図であ
る。
【図5】この発明の実施例1における湯切り口付き蓋材
を容器に開口部に接着した状態を示し、図1中B−B線
に沿った断面図である。
【図6】容器に開口部に接着したこの発明の実施例1に
おける湯切り口付き蓋材を剥離した状態を示す断面図で
ある。
【図7】この発明の実施例2における湯切り口付き蓋材
の裏面図である。
【符号の説明】 1…蓋材,2…容器,3…開口部,5…一方のプルタ
ブ,6…他方のプルタブ,7…基材,7A…基材部分,
8…表面シート,9…接着性樹脂層,10…離型剤,1
1…湯切り口形成用ハーフカット,12…剥離用ハーフ
カット,13…シール部,14…凸の部分,16…シー
ラント剤,17…アルミニウム箔,18…紙,19…印
刷層、20…湯切り口,21…他方のプルタブのハーフ
カット,A…剥離領域,B…非剥離領域,C…他の非剥
離領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 81/34 B65D 81/34 J (72)発明者 金子 健一 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AB01 AB99 BA02A BB01A BB12A BB14A BB15A BB16A BB17A BB22A BB25A BB26A BC07A CA24 EA06 EA11 EA15 EB02 EB03 EB05 EB11 EE02 EE48 EE59 GB20 GD07 GD08 3E084 AA06 AA14 AA22 AA24 AA37 AB10 BA02 BA09 CA03 CB02 CB04 CC08 FA09 FD13 GB08 HC08 HD01 LA02 LB07 LD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁部の異なる二箇所にプルタブが備わ
    り、表面シートと基材が、接着性樹脂層を介して積層さ
    れてなり、接着性樹脂層が、離型剤の塗布された剥離領
    域と、この剥離領域内に配置された非剥離領域と、前記
    剥離領域に隣接して配置された他の非剥離領域とに区画
    され、前記剥離領域側に一方のプルタブが、また、他の
    非剥離領域側に他方のプルタブがそれぞれ設けられ、前
    記剥離領域内にある非剥離領域内には湯切り口形成用の
    ハーフカットが、また、前記剥離領域とこれに隣接する
    他の非剥離領域との境界線には剥離用ハーフカットと
    が、ともに内面側となる前記基材から接着性樹脂層を越
    えて表面シート内に至る範囲で形成され、更にこの剥離
    用ハーフカットの容器開口部のシール部分に対応する部
    位が前記他の非剥離領域側の他方のプルタブ側に張り出
    した凸の部分を備えて形成されていることを特徴とする
    湯切り口付き蓋材。
  2. 【請求項2】 剥離領域側に設けられた一方のプルタブ
    の基部に沿って、表面シートにハーフカットが形成され
    ている請求項1記載の湯切り口付き蓋材。
  3. 【請求項3】 表面シートと基材との間で、少なくとも
    前記他の非剥離領域と剥離領域の境界線に沿って設けら
    れる剥離用ハーフカットの両側には剥離ニスが塗着され
    ている請求項1記載の湯切り口付き蓋材。
  4. 【請求項4】 剥離用ハーフカットの凸の部分は、左・
    右が非剥離領域側の他方のプルタブに対し遠近位置をそ
    れぞれ異ならせて形成されている請求項1記載の湯切り
    口付き蓋材。
  5. 【請求項5】 剥離用ハーフカットは、中央部分が剥離
    領域側に凸になるように形成されている請求項1記載の
    湯切り口付き蓋材。
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JP6178031B1 (ja) * 2017-03-14 2017-08-09 橋本 忠 易開封性包装体

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