JP2003245813A - ドリル - Google Patents

ドリル

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JP2003245813A
JP2003245813A JP2003046654A JP2003046654A JP2003245813A JP 2003245813 A JP2003245813 A JP 2003245813A JP 2003046654 A JP2003046654 A JP 2003046654A JP 2003046654 A JP2003046654 A JP 2003046654A JP 2003245813 A JP2003245813 A JP 2003245813A
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drill
thread
tip
shaft
removable tip
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JP2003046654A
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Michael R Mccormick
アール． マコーミック マイケル
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Kennametal Inc
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Kennametal Inc
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    • B23B31/02—Chucks
    • B23B31/10—Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23B51/00—Tools for drilling machines
    • B23B51/02—Twist drills
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用する間にわたって変形及び分離を起こす
ことのないドリル本体及び取り外し可能ドリルチップを
提供する。 【解決手段】 ドリル本体１４は、本体主部１９、ねじ
山２８、及び本体主部とねじ山との間にある縮径部３３
を有する。取り外し可能チップ１６は、ドリル本体１４
のねじ山２８と係合するように適合されたねじ山５２を
有する。これらねじ山の一つは接続穴２２内部のめねじ
２８であり、他方のねじ山は、軸４４から延在するおね
じ５２である。めねじ２８は、前面３０、裏面３２、及
び前面と裏面の間で延出するラジアル面３４によって画
定され、おねじ５２も、前面５４、裏面５６、及び前面
と裏面の間で延出するラジアル面５８によって画定され
る。軸４４は接続穴２２に挿入され、めねじ２８とおね
じ５２とを係合させるように回転される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は概して工具に係り、
詳細には、機械加工（切削）工具に関する。さらに詳し
くは、本発明はマシニングセンターと共に使用するため
のドリルに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ドリル
は、多くの場合マシニングセンターと称される回転機械
と共に使用するのに適合された切削工具である。従来の
ドリルは、シャンク、及びシャンクの前端のヘッドを有
する本体を含む。ヘッドには切削端（カッティングエッ
ジ）が設けられている。切削端からは溝がドリル本体に
沿って後方に拡張する。この溝は、切削端によって加工
物から取り除かれる材料を排出するために設けられる。
【０００３】作動中、ドリルのシャンクは、マシニング
センターの不可欠な部分であるスピンドルによって支持
される。スピンドルはその中心軸の回りにドリルを回転
させるように動作可能である。スピンドルは加工物に対
してドリルを変位させるように軸方向に移動されること
ができる。あるいはまた、スピンドルが軸方向に固定さ
れ、加工物がドリルに対し軸方向に変位されることがで
きる。スピンドル又は加工物が軸方向に変位されると、
スピンドルは回転する。スピンドルが回転すると、切削
端は材料を加工物から取り除く。除去された材料は溝に
よって排出される。
【０００４】ドリルを使用する間中、その切削端は磨耗
することになる。切削端は最終的には、これ以上のドリ
ルの使用が非効果的又は非効率であるように磨耗する可
能性がある。これが起こると、磨耗したドリルは新品の
ドリルと交換される。
【０００５】新品のドリルの使用中に、磨耗した切削端
は後で使用するために研削されることができる。切削端
は材料をドリルのヘッドから除去することによって研削
される。その後の研削作業によって、材料はさらにドリ
ルのヘッドから除去される。最終的に、ドリルの長さは
更なる研削に対して短すぎることになる。その結果、ド
リルはこれ以上使用できなくなる。このようなことが起
こると、ドリルは廃棄される。
【０００６】天然資源の保護を促進し、研ぎ作業を回避
するために、交換式インサートがドリルと共に使用する
ために考案されている。このインサートは、切削端を有
するほぼ平面的本体である。インサートはドリルのヘッ
ドに設けられるポケットに固定されるように適合され
る。インサートの例は以下に開示される（例えば、特許
文献１、２及び３を参照）。
【０００７】切削インサートが資源を保護し、研ぎ作業
を回避することができる一方、インサートがポケットに
固定される方法は非効率的である可能性がある。この非
能率性問題を解決するために、交換式チップがドリルと
共に使用するために考案されている。交換式チップは、
前端に切削端を有するほぼ円筒状の本体から構成され
る。切削端の後方に拡張するチップ内の溝は、チップが
ドリル本体によって支持される場合、ドリル本体内の溝
と位置合わせするように適合される。
【０００８】ドリルと共に使用するための交換式チップ
の例は、以下に開示される（例えば、特許文献４を参
照）。この交換式チップは作業中、変形する。この変形
のために、チップとドリル本体が相対的に緩むことにな
るので、チップがドリル本体から分離しやすい。このチ
ップは加工物においてドリル本体から分離している可能
性がある。チップを加工物から引き出すことは、不可能
でないとはいえ、煩わしいことがある。
【０００９】前述のインサートとチップの欠点のすべて
を克服したドリルが必要である。詳細には、使用する間
にわたって変形及び分離を起こすことのないドリル本体
及び取り外し可能ドリルチップが必要とされる。
【００１０】
【特許文献１】米国特許第４，０７２，４３８号（Powe
rs）明細書
【特許文献２】米国特許第５，３４０，２４６号（Tuka
la）明細書
【特許文献３】米国特許第６，０１９，５５３号（Yaka
mavich, Jr.）明細書
【特許文献４】米国特許第６，０５９，４９２号（Hech
t）明細書
【００１１】
【課題を解決するための手段】概して言えば、本発明は
ドリル本体と取り外し可能チップを含むドリルを対象と
する。このドリル本体は、本体主部、ねじ山、及び本体
主部とねじ山との間にある縮径部を有する。取り外し可
能チップは、本体主部、及びドリル本体のねじ山と係合
するように適合されるねじ山を有する。ねじ山の一つは
接続穴内部のめねじである。他方のねじ山は、軸から延
在するおねじである。めねじは、前面、裏面、及び前面
と裏面の間で延出するラジアル面によって画定される。
おねじもまた、前面、裏面、及び前面と裏面の間で延出
するラジアル面によって画定される。軸は、接続穴に挿
入され、めねじとおねじを係合させるように回転するよ
うに適合される。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の更なる特徴は、そこから
引き出される効果と同様に、添付図面を参照して作成さ
れた以下の詳細な説明から明らかになるだろう。
【００１３】図面を参照すると、類似の番号は同様の構
成要素を示す。本発明のドリル１０は図１及び図２に示
される。ドリル１０は、ドリルを受け取るためのスピン
ドル、及びこのスピンドルを回転させるための手段を有
するマシニングセンター（図示せず）での使用に適合さ
れる。複数の切削端は、機械加工（切削）作業中の加工
物（図示せず）を切削するためのドリル１０の前端に均
等に離間して配置可能である。チップ溝１２Ａ、１２Ｂ
を、金属チップ及び冷却液の排出及び排除用の空間を付
与するようにドリル１０に沿って設けることができる。
【００１４】ドリル１０はドリル本体１４（図３乃至図
５にも図示）、及び取り外し可能チップ１６（図６及び
図７にも図示）を含む。取り外し可能チップ１６は、ド
リル本体１４に接続されるように適合される。
【００１５】好ましい実施の形態において、ドリル本体
１４は、Ｒ１（図２参照）で表示される半径を有する外
側が略円筒状の壁１５によって画定されるほぼ円筒状の
細長い構造である。このドリル本体１４は、前端１８及
び後端２０を有する。ドリル本体１４は、円筒状の壁１
５の細長いスロットによって画定されるチップ溝１２Ａ
を有する。溝１２Ａはドリル本体１４の中心軸Ａ１に対
してある角度（例えば、４５度）でらせんを描くスロッ
トによって画定されることが好ましい。らせん状の溝が
図示されているが、この溝はドリル本体１４の中心軸Ａ
１に平行に一直線に延在するものでもよい。しかしなが
ら、らせん状の溝の場合、直線溝と比べて、ドリル本体
１４と取り外し可能チップ１６の間で得られる角度適用
範囲がより大きいという結果になる。
【００１６】本体主部１９は、ドリル本体１４の後端２
０に設けられる。本体主部１９は、マシニングセンター
（図示せず）のスピンドルに締め付けられるように適合
される工具シャンクとしての働きをする。
【００１７】接続穴２２は、ドリル本体１４の前端１８
に設けられる。接続穴２２は取り外し可能チップ１６の
一部を受け取るように適合される。図面において明らか
であるように、接続穴２２は、チップ溝１２Ａの存在に
よってドリル本体１４の円筒構造によって部分的に画定
されているにすぎない。図面に示すように、接続穴２２
は内部円筒壁２３によって画定されている。接続穴２２
はドリル本体１４の前端１８において面取り面２４を備
えていることが好ましい。この面取り面２４は、取り外
し可能チップ１６を接続穴２２に案内し、取り外し可能
チップ１６と接続穴２２との干渉を軽減するために設け
られる。面取り面２４は図３に示すように、ドリル本体
１４の中心軸Ａ１に対して角度α（例えば、４５度）で
位置付けられているのが好ましい。接続穴２２はドリル
本体１４の後端２０に向かって終端面２６で終結する。
【００１８】図３に示すように、接続穴２２の幅又は直
径はＷ１（図３参照）で表示され、接続穴２２の幅はＤ
１（図３参照）で表示される。これらの寸法は、ドリル
本体１４と取り外し可能チップ１６との適切な境界面に
対して重要である。
【００１９】めねじ２８は接続穴２２から延在する。本
発明の好ましい実施の形態において、直径方向に対向し
ためねじ２８は接続穴２２から外向きに延在する。各め
ねじ２８は、前面３０、後面３２、及び前面３０と後面
３２との間に軸方向に延出するラジアル面３４によって
画定される。各めねじ２８の前面３０は図３に示すよう
に、ドリル本体１４の中心軸Ａ１から垂直に延在する平
面に対し角度β（例えば、２度）で配置されることが好
ましい。各めねじ２８の後面３２は、接続穴２２の縮径
部３３によって本体主部１９から分離又は離間される。
各めねじ２８のラジアル面３４の一部は、半径が縮小さ
れて駆動面３５を画定する。各ネジ２８の駆動面３５は
図５に示すように、ドリル本体１４の中心軸Ａ１を通過
する平面に対し角度γ（例えば、約５度）をなした平面
に配置される地点Ｐ１から始まる。
【００２０】図６及び図７を参照すると、取り外し可能
チップ１６はその前端３７に切削チップ３６を有する。
この切削チップ３６はほぼ円筒形構造をしている。切削
チップ３６は、前端３８及び後面４０を有する。切削チ
ップ３６は、ドリル本体１４の外側円筒壁１９の半径Ｒ
１と略同一の半径Ｒ２（図２参照）を有する外側円筒壁
４５によって画定される。取り外し可能チップ１６は、
円筒壁４５の細長いスロットによって画定されるチップ
溝１２Ｂを有する。溝１２Ｂは図１及び図２に示すよう
に、ドリル本体１４のチップ溝１２Ａと位置合わせされ
るように適合される。上記された溝１２Ａと同様に、ド
リル本体１４側の溝１２Ａが同じく直線溝であるとすれ
ば、溝１２Ｂは取り外し可能チップ１６の中心軸Ａ２と
平行に延在する直線溝である可能性がある。
【００２１】取り外し可能チップ１６の前端３７は切削
端を支持するように適合される。切削端は加工物（図示
せず）から材料の除去を容易にする。除去された材料は
チップ溝１２を通って排出される。
【００２２】取り外し可能チップ１６の後端４３は、ド
リル本体１４の前端１８における接続穴２２に挿入され
るように適合される軸４４を画定する。上記した接続穴
２２と同様に、取り外し可能チップ１６の軸４４は、チ
ップ溝１２Ｂが存在するため取り外し可能チップ１６を
形成する円筒形構造によって部分的に画定されるにすぎ
ない。上記のように、しかしながら、らせん状の溝の場
合、直線溝と比べて、ドリル本体１４と取り外し可能チ
ップ１６の間で得られる角度適用範囲がより大きいとい
う結果になる。このため、らせん状の溝が好ましいとさ
れる。
【００２３】図面に示されるように、取り外し可能チッ
プ１６の軸４４は少なくとも一部が、外側円筒壁４７に
よって画定される。軸４４は取り外し可能チップ１６の
後端４３に向かって面取り面４８を有することが好まし
い。この面取り面４８は、取り外し可能チップ１６を接
続穴２２に案内し、チップ１６と接続穴２２との間の干
渉を軽減するために設けられる。この面取り面４８は図
７に示すように、取り外し可能チップ１６の中心軸Ａ２
に対し角度ε（例えば、３０度）をなして位置付けられ
ることが好ましい。軸４４は取り外し可能チップ１６の
後端４３において終端面５０で終結する。
【００２４】図７に示されるように、軸４４の幅又は直
径はＷ２で表示され、軸４４の奥行きはＤ２で表示され
る。上記したように、これらの寸法はドリル本体１４と
取り外し可能チップ１６との適切な境界面に対して重要
である。例えば、接続穴２２の奥行きＤ１は軸４４の奥
行きＤ２よりも大きく、接続穴２２の幅Ｗ１は軸４４の
幅Ｗ２よりも大きい。このために、軸４４が接続穴２２
に嵌入されることができる。
【００２５】おねじ５２は取り外し可能チップ１６の軸
４４から延在する。好ましい実施の形態において、直径
方向に対向したおねじ５２は、取り外し可能チップ１６
の後端４３において切削チップ３６と終端面５０との間
の軸４４から延在する。各おねじ５２は、前面５４、後
面５６、及び前面５４と後面５６との間で軸方向に延在
するラジアル面５８によって画定される。おねじ５２の
前面５４及び後面５６は、取り外し可能チップ１６の中
心軸Ａ２に対しほぼ垂直となる平面上にある。しかしな
がら、ラジアル面５８は取り外しチップ１６の前端に向
かって角度δ（例えば、約２度）をなして傾斜する。傾
斜したラジアル面５８は、おねじ５２をめねじ２８に案
内し、おねじ５２とめねじ２８との干渉を軽減するため
に設けられる。さらに、取り外し可能チップ１６の軸４
４の対向部６２は非円筒形である。これらの非円筒形の
部分６２は、取り外し可能チップ１６の中心軸Ａ２から
測定された角度η（例えば、約３５度）をなして位置付
けられる。さらに、各おねじ５２のラジアル面５８の一
部は、各めねじ２８の駆動面３５と同様に、半径が縮小
して駆動面６０を画定する。駆動面６０は図６に示すよ
うに、取り外し可能チップ１６の中心軸Ａ２を通過する
平面に対し角度θ（例えば、約９度）をなした平面上に
配置される地点Ｐ２から始まる。各おねじ５２の駆動面
６０は対応するめねじ２８の駆動面３５と協動して、お
ねじ５２とめねじ２８の間の締まりばめを形成し、ドリ
ル本体１４から取り外し可能チップ１６に回転力を伝達
する。
【００２６】作動中、取り外し可能チップ１６の軸４４
は接続穴２２に挿入される。軸４４が穴２８に挿入され
ると、対向したおねじ５２はドリル本体１４側の対応す
る溝１２Ａに入る。おねじ５２が対応するめねじ２８と
位置合わせされた状態で、取り外し可能チップ１６はド
リル本体１４に対して（例えば、時計回り方向に）ねじ
られる。これは、取り外し可能チップ１６側の溝１２Ｂ
と係合するように適合された工具（図示せず）で実現さ
れることもできる。取り外し可能チップ１６がねじられ
ると、おねじ５２は対応するめねじ２８に入る。各めね
じ２８の前面３０が角度βをなして配置され、さらに、
各おねじ５２のラジアル面５８が傾斜されているので、
おねじ５２を比較的容易に、めねじ２８からの干渉を最
小限に抑えた状態でめねじ２８に案内可能である。めね
じ２８とおねじ５２の駆動面３５、６０間の締まりばめ
によって取り外し可能チップ１６がドリル本体１４に固
定される。
【００２７】めねじ２８は、ドリル本体１４の後端２０
に向かってドリル本体１４の前端１８及び接続穴２２の
終端面２６との間の接続穴２２の中間領域に沿って配置
されることが好ましい。同様に、おねじ５２は、取り外
し可能チップ１６の切削チップ３６と後端４３との間の
取り外し可能チップ１６の軸４４の中間領域に沿って配
置されることが好ましい。
【００２８】別のドリル７０が図８及び図９に示され
る。ドリル７０は、ドリル本体７４（図１０乃至図１２
にも図示）、及び取り外し可能チップ７６（図１３及び
図１４に図示）を含む。取り外し可能チップ７６はドリ
ル本体７４に接続されるように適合される。
【００２９】上記に示されたドリル本体１０と同様に、
ドリル本体７４は、前端７８及び後端８０を有するほぼ
円筒形の細長い構造である。ドリル本体７４は外側が略
円筒形の壁７１によって画定されることが好ましい。ド
リル本体７４は、外側円筒壁７１の細長いスロットによ
って画定されるチップ溝７２Ａを有する。溝７２Ａはド
リル本体７４の中心軸Ａ３に対してある角度（例えば、
約４５度）をなしてらせんを描くスロットの形状である
ことが好ましい。らせん状の溝が図示されているが、直
線溝がドリル本体７４の中心軸Ａ３に平行に延在しても
よい。
【００３０】ドリル本体７４の後端８０は、本体主部８
１によって画定される。本体主部８１は、マシニングセ
ンター（図示せず）のスピンドルに締め付けられるよう
に適合されるツールシャンクとしての働きをする。
【００３１】図１０乃至図１２に示されるように、ドリ
ル本体７４の前端７８は軸８２によって画定される。軸
８２はほぼ円筒形である。しかしながら、軸８２の一部
はチップ溝７２Ａが存在することにより非円筒形であ
る。
【００３２】軸８２は好ましくは、スロット８３を備え
ている。スロット８３は、軸部７２Ａ、７２Ｂを直径方
向に配置させる。スロット８３はドリル本体７４の中心
軸Ａ３に沿って延出する横断チャネルによって画定され
る。スロット８３は横穴で終結する。このスロット８３
は軸部７２Ａ、７２Ｂを収縮させるように機能し、ドリ
ル７０を使用する間中、軸部７２Ａ、７２Ｂが応力を受
けて破断する危険性を軽減する。
【００３３】図面に示されるように、おねじ８８は、ド
リル本体７４の前端７８において軸８２から半径方向外
側に延出する。本発明の好ましい実施の形態において、
対向するおねじ８８は軸８２から半径方向外側に延出す
る。各おねじ８８は、面取り前面９０と面取り後面９２
を有することが好ましい。ラジアル面９４は前面７８と
後面８０との間に設けられる。後面８０は、本体主部８
１と、おねじ８８の面取り後面９２との間に配置された
軸８２の縮径部９３によってドリル本体７４の本体主部
８１から分離又は離間される。この縮径部９３は駆動面
９５で終結する。
【００３４】取り外し可能チップ７６は、切削チップ９
６を含む前端９７を有する。切削チップ９６は、前端９
８及び後端１００を有するほぼ円筒形の構造である。切
削チップ９６は、ドリル本体７４の半径Ｒ３に略同一の
半径Ｒ４（図９参照）を有する外側円筒壁９９によって
画定される。チップ溝７２Ｂは円筒壁９９の細長いスロ
ットによって画定される。溝７２Ｂは、取り外し可能チ
ップ７６の軸Ａ４に対しある角度（例えば、４５度）を
なしてらせんを描くスロットとによって画定されること
が好ましい。溝７２Ｂは、ドリル本体７４側の溝７２Ａ
と位置合わせされるように適合される。上記したドリル
本体７４側の溝７２Ａと同様に、取り外し可能チップ７
６側の溝７２Ｂは、ドリル本体７４側の溝７２Ａが同じ
く直線状の溝であるとすれば、チップ７６の中心軸Ａ４
に平行に延在する直線状の溝であってもよい。
【００３５】取り外し可能チップ７６の前端９７は切削
端を支持するように適合される。取り外し可能チップ７
６は、接続穴１０４を画定する後端１０７を有する。接
続穴１０４は、ドリル本体７４の前端７８において軸８
２を受け取るように適合される。ドリル本体７４の軸８
２と同様に、取り外し可能チップ７６の接続穴１０４は
チップ溝７２Ｂが存在することにより部分的に円筒形で
あるにすぎない。上記したように、らせん状の溝の場
合、直線溝と比べて、ドリル本体７４と取り外し可能チ
ップ７６の間で得られる角度適用範囲がより大きいとい
う結果になる。その結果、らせん状の溝が好ましいとさ
れる。
【００３６】図面に示されたように、取り外し可能チッ
プ７６の接続穴１０４は概して内部円筒壁１０９によっ
て画定される。接続穴１０４は、取り外し可能チップ７
６の後端１０７において面取り面１０８を有することが
好ましい。面取り面１０８は、ドリル本体７４の前端７
８において軸８２を接続穴１０４に案内し、軸８２と接
続穴１０４との干渉を軽減するのを補助するために設け
られる。内部円筒壁１０９の前端は終端面１１０で終結
する。
【００３７】図１４に示されるように、接続穴１０４の
幅又は直径はＷ４で表示され、接続穴１０４の奥行きは
Ｄ４で表示される。上記したように、これらの寸法は、
ドリル本体７４と取り外し可能チップ７６との適切な境
界面に対して重要である。例えば、接続穴１０４の奥行
きＤ４は軸８２の奥行きＤ３よりも大きく、接続穴１０
４の幅Ｗ４は軸８２の幅Ｗ３よりも小さい。このため
に、軸８２を穴１０４に嵌入可能である。
【００３８】めねじ１１２は、取り外し可能チップ７６
の前端９７に向かって接続穴１０４の終端面１１０に隣
接して配置される。本発明の好ましい実施の形態におい
て、対向するめねじ１１２は接続穴１０４の終端面１１
０に隣接して配置される。各めねじ１１２は、面取り前
面１１４、面取り後面１１６、及びこれら面取り前面１
１４と後面１１６間に延出するラジアル面１１８によっ
て画定される。接続穴１０４は、取り外し可能チップ７
６の後端１０７において縮径部１１７で終結する。この
縮径部１１７は駆動面１２０で終結する。
【００３９】上記したドリル１０と同様に、軸８２は接
続穴１０４に挿入されるように適合される。軸８２が穴
１０４に挿入されると、対向するおねじ１１２がドリル
本体側の対応する溝７２Ａに入る。おねじ８８が対応す
るめねじ１１２と位置合わせされた状態で、チップ７６
はドリル本体７４に対し（例えば、時計回り方向に）ね
じ曲げられる。チップ７６がねじ曲げられると、おねじ
８８は対応するめねじ１１２に入る。各おねじ８８の前
面９０及び後面９２が面取りされ、さらに各めねじ１１
２の前面１１４及び後面１１６が面取りされるので、お
ねじ８８を比較的容易に、めねじ１１２から干渉を最小
限に抑えた状態でめねじ１１２に案内可能である。おね
じ８８とめねじ１１２の駆動面９５、１２０間の締まり
ばめによって取り外し可能チップ７６がドリル本体７４
に固定される。
【００４０】本発明をそれぞれの好ましい実施の形態に
関して説明したが、種々の変更及び追加が当業者には理
解できるであろう。このような変更や修正、及び変形の
すべては、添付された特許請求の範囲によってのみ限定
される本発明の範囲内に含まれるように意図される。
【００４１】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、使用する間にわたって変形及び分離を起こすことの
ないドリル本体及び取り外し可能なドリルチップを提供
することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるドリルの分解前方斜視図である。
【図２】図１に示されたドリルの一部分解側面図であ
る。
【図３】接続穴、チップ溝の一つ、めねじが点線によっ
て図示された、図２に示すドリル本体の一部上面図であ
る。
【図４】図３の線４−４に沿ったドリル本体の前端の断
面図である。
【図５】ねじ山が点線によって図示された、図１乃至図
３に示したドリル本体の正面図である。
【図６】図１及び図２に示された取り外し可能チップの
背面図である。
【図７】図６の線７−７に沿った取り外し可能チップの
断面図である。
【図８】本発明による別のドリルの分解斜視図である。
【図９】図８に示されたドリルの一部分解側面図であ
る。
【図１０】チップ溝の一部が点線で図示された、図８及
び図９に示すドリル本体の一部上面図である。
【図１１】図１０の線１１−１１に沿ったドリル本体の
断面図である。
【図１２】チップ溝の一部とねじ山が点線で図示され
た、図８及び図９に示すドリル本体の正面図である。
【図１３】図８及び図９に示された取り外し可能チップ
の背面図である。
【図１４】図１３の線１４−１４に沿った取り外し可能
チップの断面図である。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 本体主部、ねじ山、及び前記本体主部と
    前記ねじ山との間の縮径部を有するドリル本体と、 切削チップ、及び前記ドリル本体の前記ねじ山と係合す
    るのに適合されるねじ山を有する取り外し可能チップ
    と、 を有し、 前記一方のねじ山は接続穴内部のめねじであり、前記他
    方のねじ山は軸から延在するおねじであり、 前記めねじは、前面、後面、及び前記前面と後面との間
    に延出するラジアル面によって画定され、 前記おねじは、前面、後面、及び前記前面と後面との間
    に延出するラジアル面によって画定され、 前記軸は前記接続穴に挿入され、前記めねじとおねじと
    を係合させるように回転するように適合される、ドリ
    ル。
  2. 【請求項２】 前記めねじ及び前記接続穴は前記ドリル
    本体の前端にあり、前記おねじ及び前記軸は前記取り外
    し可能チップの後端にある、請求項１に記載のドリル。
  3. 【請求項３】 前記おねじの前面及び後面は、前記取り
    外し可能チップの中心軸と略垂直な平面上にあり、前記
    ラジアル面は前記取り外し可能チップの前端に向かって
    テーパ状になる、請求項２に記載のドリル。
  4. 【請求項４】 前記軸の対向しあう部分は非円筒形であ
    る、請求項２に記載のドリル。
  5. 【請求項５】 前記非円筒形の部分は、前記取り外し可
    能チップの中心軸に対して約３５度の角度をなして位置
    付けられる、請求項４に記載のドリル。
  6. 【請求項６】 前記めねじのラジアル面及び前記おねじ
    のラジアル面はそれぞれ、半径が縮小されて駆動面を画
    定し、前記おねじの駆動面は前記めねじの駆動面と協動
    して前記おねじと前記めねじとの間の締まりばめを構成
    し、前記ドリル本体から前記取り外し可能チップへ回転
    力を伝達する、請求項２に記載のドリル。
  7. 【請求項７】 前記接続穴は前記ドリル本体の前記前端
    に面取り面が設けられ、前記軸は前記取り外し可能チッ
    プの前記後端に面取り面が設けられる、請求項２に記載
    のドリル。
  8. 【請求項８】 前記面取り面はそれぞれ、前記ドリル本
    体及び前記取り外し可能チップの中心軸に対し約３０度
    乃至４５度の範囲の角度をなして位置付けられる、請求
    項７に記載のドリル。
  9. 【請求項９】 前記接続穴は幅及び奥行きを有し、前記
    軸は、接続穴の幅及び奥行きの範囲内に挿入するように
    寸法設定される幅及び奥行きを有する、請求項１に記載
    のドリル。
  10. 【請求項１０】 前記ドリル本体及び前記取り外し可能
    チップはそれぞれ、少なくとも１つのチップ溝を有し、
    前記ドリル本体側の溝は前記取り外し可能チップ側の溝
    と位置合わせされるように適合される、請求項１に記載
    のドリル。
  11. 【請求項１１】 前記溝はらせん状の溝である、請求項
    １０に記載のドリル。
  12. 【請求項１２】 前記おねじの前記前面は、前記ドリル
    本体の中心軸から垂直に延出する平面に対しある角度を
    なして配置される、請求項１に記載のドリル。
  13. 【請求項１３】 前記駆動面は、前記ドリル本体の中心
    軸及び前記めねじの中心を通過する平面に対して約５度
    の角度をなす平面に配置される地点から始まる、請求項
    １２に記載のドリル。
  14. 【請求項１４】 前記取り外し可能チップはその前端に
    おいて切削端を支持する、請求項１に記載のドリル。
  15. 【請求項１５】 前記おねじ及び前記軸は、前記ドリル
    本体の前端にあり、前記めねじと前記接続穴は前記取り
    外し可能チップの後端にある、請求項１に記載のドリ
    ル。
  16. 【請求項１６】 前記軸は、軸部を直径方向に配置させ
    るスロットを備えている、請求項１５に記載のドリル。
  17. 【請求項１７】 前記スロットは、前記ドリル本体の中
    心軸に沿って延在する横断チャネルによって画定され
    る、請求項１６に記載のドリル。
  18. 【請求項１８】 前記スロットは横穴において終結す
    る、請求項１７に記載のドリル。
  19. 【請求項１９】 前記ねじ山の前記前面及び前記後面は
    面取りされている、請求項１５に記載のドリル。
  20. 【請求項２０】 前記接続穴は前記取り外し可能チップ
    の前記後端における縮径部で終結し、前記縮径部は駆動
    面で終結し、前記ドリル本体の前記駆動面は前記取り外
    し可能チップの前記駆動面と係合するように適合され
    る、請求項１５に記載のドリル。
  21. 【請求項２１】 前記取り外し可能チップは切削チップ
    を含む前端を有する、請求項１５に記載のドリル。
  22. 【請求項２２】 前記ドリル本体及び前記切削チップは
    それぞれ、少なくとも１つのチップ溝を有し、前記ドリ
    ル本体のチップ溝は前記取り外し可能チップのチップ溝
    と位置合わせするように適合される、請求項１５に記載
    のドリル。
  23. 【請求項２３】 前記溝はらせん状の溝である、請求項
    ２２に記載のドリル。
  24. 【請求項２４】 前記軸は前記ドリル本体の前記前端に
    おいて面取り面を有し、前記接続穴は前記取り外し可能
    チップの前記後端に軸を有し、前記軸を前記接続穴に案
    内し、前記軸と前記接続穴との干渉を軽減するように補
    助する、請求項１５に記載のドリル。
  25. 【請求項２５】 前記軸は幅を有し、前記接続穴は前記
    軸の幅よりも小さい幅を有する、請求項１５に記載のド
    リル。
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