JP2003244880A - 電動機の固定子及び電動機及びモールド電動機及び送風機及び空気調和機及び電動機の固定子の製造方法 - Google Patents

電動機の固定子及び電動機及びモールド電動機及び送風機及び空気調和機及び電動機の固定子の製造方法

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JP2003244880A
JP2003244880A JP2002043949A JP2002043949A JP2003244880A JP 2003244880 A JP2003244880 A JP 2003244880A JP 2002043949 A JP2002043949 A JP 2002043949A JP 2002043949 A JP2002043949 A JP 2002043949A JP 2003244880 A JP2003244880 A JP 2003244880A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子周辺のスペースを確保して、生産性、品
質の向上を図り、コスト低減を実現することが出来る電
動機の固定子を得ること。 【解決手段】 固定子鉄心に絶縁部を介して巻線を施し
た固定子部と、結線側に配置された電源リードと、反結
線側に配置され、回転検出用素子を実装し、センサーリ
ードを有する基板と、電源リードとセンサーリードとを
挟持し、固定子鉄心に固定されるリード挟持部と、結線
側に設けられ、巻線の端末及び電源リードが接続される
端子とを備え、電源リードはリード挟持部から固定子鉄
心の外周側で引き回されて直接端子に接続され、センサ
ーリードは基板からリード挟持部へ固定子鉄心の外周側
で引き回されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モールド電動機
に関するもので、詳しくはリード線を介してコイルに電
力を供給し、リード線を介してセンサー信号を取り出す
電動機の固定子の、リード線の引き回しと基板を保持す
る部品の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のモールド電動機の固定子を
示す分解斜視図である。図に示すように、固定子鉄心1
2に一体成形、あるいは、別部品の組付けにより形成さ
れた絶縁部13に取付けられる電源リード配置板23
に、電源リード6と、中間止め具22を介してセンサー
18が実装された基板15に取付けられたセンサーリー
ド1とが軸方向に2段に配置され、外郭に出ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のモールド電動機
の固定子は以上のように構成されているので、センサー
18を実装している基板15に取付けられているセンサ
ーリード1をブッシングに対し最短となるように固定子
に配置し、かつ、電源を供給する電源リード6の端末が
接合される端子が隣り合うコイルに備え付けられた固定
子の電源リード6も同様にブッシングに対し最短となる
ように固定子に配置した時、両者が近接し、電源リード
6と端子、コイル端末と接合の組立て時に、工具の入り
込むスペースの確保が出来ないため、工具が巻線に傷を
つけ、信頼性を低下させるという問題点、また、信頼性
の低下を回避するためのコストアップという問題点があ
った。
【0004】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、端子周辺のスペースを確保し
て、生産性、品質の向上を図り、コスト低減を実現する
ことが出来るモールド電動機を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電動機の
固定子は、固定子鉄心に絶縁部を介して巻線を施した固
定子部と、固定子部の結線側に配置された電源リード
と、固定子部の反結線側に配置され、回転検出用素子を
実装し、センサーリードを有する基板と、電源リードと
センサーリードとを挟持し、固定子鉄心に固定されるリ
ード挟持部と、固定子部の結線側に設けられ、巻線の端
末及び電源リードが接続される端子と、を備え、電源リ
ードはリード挟持部から固定子鉄心の外周側で引き回さ
れて直接端子に接続され、センサーリードは基板からリ
ード挟持部へ固定子鉄心の外周側で引き回されることを
特徴とする。
【0006】また、この発明に係る電動機の固定子は、
固定子鉄心に絶縁部を介して巻線を施した固定子部と、
固定子部の結線側に配置された電源リードと、固定子部
の反結線側に配置され、固定子鉄心に位置決めされる基
板固定部品と、基板固定部品に組み付けられ、回転検出
用素子を実装し、センサーリードを有する基板と、電源
リードとセンサーリードとを挟持し、固定子鉄心に固定
されるリード挟持部と、固定子部の結線側に設けられ、
巻線の端末及び電源リードが接続される端子と、を備
え、電源リードはリード挟持部から固定子鉄心の外周側
で引き回されて直接端子に接続され、センサーリードは
基板からリード挟持部へ固定子鉄心の外周側で引き回さ
れることを特徴とする。
【0007】また、この発明に係る電動機の固定子は、
リード挟持部は、電源リードとセンサーリードとを二段
に挟み込むことを特徴とする。
【0008】また、この発明に係る電動機の固定子は、
リード挟持部は、リード線固定具と、このリード線固定
具の表裏に固定される電源リード固定具及びセンサーリ
ード固定具とを有することを特徴とする。
【0009】また、この発明に係る電動機の固定子は、
リード線固定具と、電源リード固定具及びセンサーリー
ド固定具との固定は、係り止め又は接着により行うこと
を特徴とする。
【0010】また、この発明に係る電動機の固定子は、
固定子鉄心の外周に軸方向の位置決め溝を設け、リード
線固定具に固定子鉄心の位置決め溝に嵌合するリード線
固定具位置決め部を設けたことを特徴とする。
【0011】また、この発明に係る電動機の固定子は、
固定子鉄心の数枚については、位置決め溝を設けないこ
とを特徴とする。
【0012】また、この発明に係る電動機の固定子は、
リード線固定具の両端部に脚を設け、脚を反結線側にお
ける外周側の絶縁部両側の固定子鉄心軸方向端部に嵌込
み固定することを特徴とする。
【0013】また、この発明に係る電動機の固定子は、
電源リード固定具は電源リードとセンサーリードとが嵌
まり込む部分に、電源リードとセンサーリードとを固定
子鉄心の外周より離して位置決めさせるための壁を設け
たことを特徴とする。
【0014】また、この発明に係る電動機の固定子は、
固定子鉄心の位置決め溝を、固定子の製造工程における
位置決めに用いることを特徴とする。
【0015】また、この発明に係る電動機の固定子は、
端子は周方向の一部に集中して配置されたことを特徴と
する。
【0016】また、この発明に係る電動機の固定子は、
U、V、W相の3個の端子が隣り合うように設けられて
いることを特徴とする。
【0017】また、この発明に係る電動機の固定子は、
固定子の反結線側における外周側の絶縁部に取付けピン
を設け、基板を取付けピンに嵌め込まれて組付けられる
ことを特徴とする。
【0018】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板より外側に突出した取付けピンを熱融着して、基板
を固定することを特徴とする。
【0019】また、この発明に係る電動機の固定子は、
電源リードの被覆剥き部を端子と交差するように、電源
リードが形付けられて配置されることを特徴とする。
【0020】また、この発明に係る電動機の固定子は、
巻線を集中巻きとしたことを特徴とする。
【0021】また、この発明に係る電動機の固定子は、
固定子の反結線側における外周側の絶縁部に取付けピン
を設け、基板固定部品を取付けピンに嵌め込まれて組付
けられることを特徴とする。
【0022】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板固定部品より外側に突出した取付けピンを熱融着し
て、基板固定部品を固定することを特徴とする。
【0023】この発明に係る電動機は、請求項1乃至1
8に記載の電動機の固定子を用いたことを特徴とする。
【0024】この発明に係るモールド電動機は、請求項
1乃至18に記載の電動機の固定子をモールド成形した
モールド固定子を用いたことを特徴とする。
【0025】この発明に係る送風機は、請求項19に記
載の電動機又は請求項20に記載のモールド電動機を搭
載したことを特徴とする。
【0026】この発明に係る空気調和機は、請求項21
に記載の送風機を搭載したことを特徴とする。
【0027】この発明に係る電動機の固定子の製造方法
は、電磁鋼板を積層して固定子鉄心とする工程と、固定
子鉄心に絶縁部を形成する工程と、絶縁部にマグネット
ワイヤーを巻き付けて巻線を形成する工程と、マグネッ
トワイヤーの端末を端子に接合する工程と、電源リード
を所定の形状に形付けて組み立てる工程と、基板にセン
サーリードを結合する工程と、リード線固定具を固定子
に組み付ける工程と、所定の形状に形付けた電源リード
を固定子に仮配置する工程と、基板を固定子の反結線側
に取り付ける工程と、センサーリードを挟み込んでセン
サーリード固定具をリード線固定具に組み付ける工程
と、電源リードを挟み込んで電源リード固定具をリード
線固定具に組み付ける工程と、電源リードを端子に接合
する工程と、を備えたことを特徴とする。
【0028】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、電磁鋼板を積層して固定子鉄心とする工程
と、固定子鉄心に絶縁部を形成する工程と、絶縁部にマ
グネットワイヤーを巻き付けて巻線を形成する工程と、
マグネットワイヤーの端末を端子に接合する工程と、電
源リードを所定の形状に形付けて組み立てる工程と、基
板にセンサーリードを結合し、基板を基板固定部品に組
み付ける工程と、リード線固定具を固定子に組み付ける
工程と、所定の形状に形付けた電源リードを固定子に仮
配置する工程と、基板固定部品を固定子の反結線側に取
り付ける工程と、センサーリードを挟み込んでセンサー
リード固定具をリード線固定具に組み付ける工程と、電
源リードを挟み込んで電源リード固定具をリード線固定
具に組み付ける工程と、電源リードを端子に接合する工
程と、を備えたことを特徴とする。
【0029】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、リード線固定具と、電源リード固定具及びセ
ンサーリード固定具との固定は、係り止め又は接着によ
り行うことを特徴とする。
【0030】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、固定子鉄心の外周部に設けた軸方向の位置決
め溝に、リード線固定具のリード線固定具位置決め部を
嵌合させて位置決めを行うことを特徴とする。
【0031】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、固定子鉄心の数枚については、位置決め溝を
設けない構成とし、リード線固定具位置決め部は係り止
め部として機能することを特徴とする。
【0032】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、リード線固定具の両端部に設けた脚を、反結
線側における外周側の絶縁部両側の固定子鉄心軸方向端
部に嵌込み固定することを特徴とする。
【0033】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、電源リード固定具の電源リードとセンサーリ
ードとが嵌まり込む部分に壁を設け、電源リードとセン
サーリードとを固定子鉄心の外周より離して位置決めす
ることを特徴とする。
【0034】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、固定子鉄心の外周部に設けた軸方向の位置決
め溝を、固定子の製造工程における位置決めに用いるこ
とを特徴とする。
【0035】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、端子は周方向の一部に集中して配置されるこ
とを特徴とする。
【0036】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、U、V、W相の3個の端子が隣り合うように
設けられていることを特徴とする。
【0037】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、固定子の反結線側における外周側の絶縁部に
設けた取付けピンに、基板を嵌め込み組付けることを特
徴とする。
【0038】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、基板より外側に突出した取付けピンを熱融着
して、基板を固定することを特徴とする。
【0039】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、電源リードの被覆剥き部を端子と交差するよ
うに、電源リードが形付けられて配置されることを特徴
とする。
【0040】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、巻線を集中巻きとしたことを特徴とする。
【0041】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、固定子の反結線側における外周側の絶縁部に
設けた取付けピンに、基板固定部品を嵌め込み組付ける
ことを特徴とする。
【0042】また、この発明に係る電動機の固定子の製
造方法は、基板より外側に突出した取付けピンを熱融着
して、基板固定部品を固定することを特徴とする。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1、2は実施の形態1を示す図で、図
1はモールド電動機の固定子を示す分解斜視図、図2は
モールド電動機の製造工程を示すフローチャートであ
る。図1において、1はセンサー信号を取り出すセンサ
ーリード、2はセンサーリード1を固定するセンサーリ
ード固定具、3はセンサーリード1及び後述の電源リー
ド6を固定するリード線固定具本体、4はリード線固定
具本体3に設けられたリード線固定具本体位置決め部、
5はリード線固定具本体3に設けられた壁、6は後述の
コイル14に電力を供給する電源リード、7は電源リー
ド6の被覆剥き部、8は電源リード6を固定する電源リ
ード固定具、9は端子、10は後述の固定子鉄心12の
外周に形成された位置決め溝、11は後述の外周側の絶
縁部13に設けられた取付けピン、12は電磁鋼板を積
層した固定子鉄心、13はスロットに施された絶縁部、
14は集中巻きのコイル、15はセンサーが取り付けら
れた基板である。
【0044】端子9は周方向の一部に集中して配置さ
れ、図1の例ではU、V、W相の3個の端子9が隣り合
うように設けられている。
【0045】また、固定子を組み立て後の、センサーリ
ード1及び電源リード6を固定するセンサーリード固定
具及びリード線固定具本体3及び電源リード固定具8の
部分をリード挟持部であるブッシング本体という。
【0046】図2のフローチャートにより、固定子の製
造工程を説明する。先ず電磁鋼板を積層して固定子鉄心
12とする。次に固定子鉄心12に一体成形、または、
部品の組付けによりそれぞれのスロットに絶縁部13が
設けられる。マグネットワイヤーの端末を持つスロット
にはマグネットワイヤーの端末と接合される端子9が取
付けられる。端子9にマグネットワイヤーの端末が設置
され、スロットに設けられた絶縁部13にマグネットワ
イヤーが巻付けられることによりにコイル14が形成さ
れ、連続してコイル14が形成されることにより相とな
る。マグネットワイヤーの端末を端子9に接合する。固
定子鉄心12の軸方向の端面より出るコイル14におい
て、マグネットワイヤーの端末、あるいは、コイル14
の渡りの線が存在する側を結線側と呼び、反対側を反結
線側と呼ぶ。
【0047】ブッシング本体を、反結線側における外周
側の絶縁部13両側の固定子鉄心12軸方向端部に脚を
嵌込み、固定子鉄心12の外周側に設けられた位置決め
溝10にリード線固定具本体位置決め部4が嵌まり込む
ことにより、位置決めされ組付けられる。
【0048】この時、固定子鉄心12の両端部の数枚に
ついて、位置決め溝10の無い鋼板を積むことにより、
リード線固定具本体位置決め部4は係り止め部としても
機能する。
【0049】尚、固定子鉄心12の位置決め溝10はブ
ッシング本体の位置決めに使われるだけでなく、固定子
の製造工程における位置決めにも有効であることは言う
までもない。
【0050】また、リード線固定具本体3のリード線が
嵌まり込む部分に壁5を設けることにより、リード線が
固定子の外周より離して位置決めされ、引き回されたリ
ード線の被覆を固定子端面のエッジで傷つけることを回
避している。
【0051】コイル14に電力を供給する電源リード6
の被覆剥き部7がマグネットワイヤーの端末が設置され
た端子9と交差するように、電源リード6が形付けられ
固定子に配置され、リード線固定具本体3まで引き回
し、電源リード固定具8とリード線固定具本体3に挟持
される。
【0052】また、回転検出センサーが実装され、か
つ、センサーリード1が取付けられた基板15は、固定
子の反結線側における外周側の絶縁部13に設けられた
取付けピン11に嵌め込まれて組付けられる。基板15
の取付け穴より出た取付けピン11を熱で融着して固定
子の絶縁部13に固定される。
【0053】センサーリード1はリード線固定具本体3
まで引き回され、センサーリード固定具2とリード線固
定具本体3に挟持されることにより、電源リード6とセ
ンサーリード1は軸方向に2段に配置される。この時そ
れぞれのリード線がブッシング部まで最短で配線される
ことが可能となることが特徴となっている。
【0054】リード線固定具本体3と各リード線固定具
の組付け方法は係り止め、接着等が考えられるが、その
他の固定方法でもよい。
【0055】この後の工程として、電源リード6の被覆
剥き部7と端子9との接合となる。その接合方法とし
て、それぞれ、半田、ヒュージング、スポット溶接等が
考えられるが、基板15を反結線側に設置することで、
端子9周辺のスペースを確保することにより、治具、工
具等の入り込むエリアの確保が可能となることを特徴と
している。
【0056】以上の工程により、固定子部が完成する。
そして、モールド電動機では、この固定子部をモールド
金型にセットして、モールド成形することにより、固定
子が完成する。
【0057】但し、この発明は、モールド電動機に限定
されない。固定子部の状態で、固定子となる鋼板電動機
も含まれる。
【0058】上述の実施の形態では、集中巻きでの巻線
構成、渡り線の処理を連続で行うこと、端子9の形態、
センサーリード1を基板15に直付け、基板15の取付
けを絶縁部13の取付けピン11の熱融着としたが、特
にそれらに限定されるものではなく、その他の形態であ
ってもよい。例えば、コイル14は集中巻のものを説明
したが、分布巻であっても、本発明が適用される。
【0059】実施の形態2.図3乃至5は実施の形態2
を示す図で、図3は基板固定部品を用いたモールド電動
機の固定子を示す斜視図、図4はモールドを施した固定
子を示す斜視図、図5はモールド電動機の断面図であ
る。図において、16は基板固定部品を示すが、その他
の部分は図1と同様であり、説明を省略する。
【0060】実施の形態1で説明したモールド電動機の
固定子では、基板15を固定子の反結線側の絶縁部13
に直接保持する構造となっているが、基板15の保持部
を別部品にすることで、基板15の大きさ、取付け高さ
を可変にする機能、または、センサーリード1の引き回
し等への対応に対しての機能を付加することができ、自
由な選択が可能となることが特徴となっている。
【0061】例えば、図3に示すように、センサーリー
ド1が取り付けられた基板15は、固定子鉄心12の外
周に嵌め合わされる基板固定部品16の位置決め部を有
し、かつ、基板固定部品16の固定子鉄心12の外周に
嵌め合わされる部分に固定子鉄心12の位置決め溝10
に嵌まり込む突起を持たせて、仮止めと位置決めされる
基板固定部品16に組付けられ、固定子鉄心12に取付
けられる。
【0062】基板固定部品16より外側に出た反結線側
の絶縁部13に設けられた取付けピン11を熱で融着す
ることで、基板固定部品16は固定される。尚、その他
の機能、構成は実施の形態1で示したものと同様であ
る。
【0063】上述の実施の形態で示した固定子をモール
ドで封入し、モールド固定子を図4に示す。図におい
て、17はモールド固定子の外郭を構成するモールドで
ある。尚、実施の形態1で示した固定子も同様に、モー
ルド17で成形されてモールド固定子となる。
【0064】図5はモールド電動機の断面図である。モ
ールド固定子をロータ、軸受け、軸、及びブラケット等
と組み合わせて、モールド電動機として完成させる。図
において、18は基板固定部品16に固定された基板1
5に取り付けられた、ロータの回転を検出する回転検出
用素子であるセンサーである。尚、実施の形態1で示し
た固定子を用いたモールド固定子も同様にモールド電動
機となる。
【0065】実施の形態3.図6は実施の形態3を示す
図で、空気調和機の構成を示す図である。図において、
19は空気調和機の室内機20と接続した空気調和機の
室外機21に設けられた送風機である。送風機19は、
上記実施の形態2で示したモールド電動機を搭載してお
り、送風機19及び空気調和機の品質が向上する。
【0066】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る電動機の固定
子は、電源リードは固定子部の結線側に配置すると共
に、回転検出用素子を実装した基板とセンサーリードを
固定子部の反結線側に配置することにより、端子周辺の
スペースを確保でき、治具・工具等が入り込みやすくな
るので、生産性が向上し、それに伴い品質が向上する。
【0067】また、この発明の請求項2に係る電動機の
固定子は、電源リードを固定子部の結線側に配置すると
共に、固定子部の反結線側に配置された基板固定部品
に、回転検出用素子を実装し、センサーリードを有する
基板を取り付けることにより、端子周辺のスペースを確
保でき、治具・工具等が入り込みやすくなるので、生産
性が向上し、それに伴い品質が向上すると共に、基板の
固定子鉄心への固定に対し、仕様,位置決め精度等に自
由に対応可能となり品質の向上が図れる。
【0068】また、この発明の請求項3に係る電動機の
固定子は、リード挟持部が電源リードとセンサーリード
とを二段に挟み込むことにより、各リードがリード挟持
部へ最短で配線される。
【0069】また、この発明の請求項4に係る電動機の
固定子は、リード挟持部がリード線固定具と、このリー
ド線固定具の表裏に固定される電源リード固定具及びセ
ンサーリード固定具とを有することにより、電源リード
とセンサーリードとを二段に挟み込み、各リードがリー
ド挟持部へ最短で配線される。
【0070】また、この発明の請求項5に係る電動機の
固定子は、リード線固定具と、電源リード固定具及びセ
ンサーリード固定具との固定は、係り止め又は接着によ
り行うことにより、容易に、且つ確実に固定することが
できる。
【0071】また、この発明の請求項6に係る電動機の
固定子は、固定子鉄心の外周に軸方向の位置決め溝を設
け、リード線固定具に固定子鉄心の位置決め溝に嵌合す
るリード線固定具位置決め部を設けたことにより、リー
ド線固定具を容易に組み付けることができる。
【0072】また、この発明の請求項7に係る電動機の
固定子は、固定子鉄心の数枚については、位置決め溝を
設けないことにより、リード線固定具位置決め部が係り
止め部としても機能する。
【0073】また、この発明の請求項8に係る電動機の
固定子は、リード線固定具の両端部に脚を設け、脚を反
結線側における外周側の絶縁部両側の固定子鉄心軸方向
端部に嵌込み固定することにより、確実に固定される。
【0074】また、この発明の請求項9に係る電動機の
固定子は、電源リード固定具は電源リードとセンサーリ
ードとが嵌まり込む部分に、電源リードとセンサーリー
ドとを固定子鉄心の外周より離して位置決めさせるため
の壁を設けたことにより、引き回された各リードの被覆
が固定子鉄心のエッジで傷つくのを抑制できる。
【0075】また、この発明の請求項10に係る電動機
の固定子は、固定子鉄心の位置決め溝を、固定子の製造
工程における位置決めに用いることにより、生産性が向
上する。
【0076】また、この発明の請求項11に係る電動機
の固定子は、端子が周方向の一部に集中して配置されて
いても、基板とセンサーリードを固定子部の反結線側に
配置することにより、端子周辺のスペースを確保でき
る。
【0077】また、この発明の請求項12に係る電動機
の固定子は、U、V、W相の3個の端子が隣り合うよう
に設けられていても、基板とセンサーリードを固定子部
の反結線側に配置することにより、端子周辺のスペース
を確保できる。
【0078】また、この発明の請求項13に係る電動機
の固定子は、固定子の反結線側における外周側の絶縁部
に取付けピンを設け、基板を取付けピンに嵌め込まれて
組付けられることにより、容易に、且つ確実に組付ける
ことができる。
【0079】また、この発明の請求項14に係る電動機
の固定子は、基板より外側に突出した取付けピンを熱融
着して、基板を固定することにより、容易に、且つ確実
に固定することができる。
【0080】また、この発明の請求項15に係る電動機
の固定子は、電源リードの被覆剥き部を端子と交差する
ように、電源リードが形付けられて配置されることによ
り、端子への接合が容易にできる。
【0081】また、この発明の請求項16に係る電動機
の固定子は、巻線を集中巻きとしたことにより、生産性
が向上する。
【0082】また、この発明の請求項17に係る電動機
の固定子は、固定子の反結線側における外周側の絶縁部
に取付けピンを設け、基板固定部品を取付けピンに嵌め
込まれて組付けられることにより、容易に、且つ確実に
組付けることができる。
【0083】また、この発明の請求項18に係る電動機
の固定子は、基板固定部品より外側に突出した取付けピ
ンを熱融着して、基板固定部品を固定することにより、
容易に、且つ確実に固定することができる。
【0084】この発明の請求項19に係る電動機は、請
求項1乃至18に記載の電動機の固定子を用いたことに
より、品質が向上する。
【0085】この発明の請求項20に係るモールド電動
機は、請求項1乃至18に記載の電動機の固定子をモー
ルド成形したモールド固定子を用いたことにより、品質
が向上する。
【0086】この発明の請求項21に係る送風機は、請
求項19に記載の電動機又は請求項20に記載のモール
ド電動機を搭載したことにより、品質が向上する。
【0087】この発明の請求項22に係る空気調和機
は、請求項21に記載の送風機を搭載したことにより、
品質が向上する。
【0088】この発明の請求項23に係る電動機の固定
子の製造方法は、電源リードを固定子部の端子が設けら
れた結線側に配置すると共に、センサーリードが結合さ
れた基板を固定子の反結線側に取り付けることにより、
端子周辺のスペースを確保でき、治具・工具等が入り込
みやすくなるので、生産性が向上し、それに伴い品質が
向上する。
【0089】また、この発明の請求項24に係る電動機
の固定子の製造方法は、電源リードを固定子部の結線側
に配置すると共に、固定子部の反結線側に配置された基
板固定部品に、回転検出用素子を実装し、センサーリー
ドを有する基板を取り付けることにより、端子周辺のス
ペースを確保でき、治具・工具等が入り込みやすくなる
ので、生産性が向上し、それに伴い品質が向上すると共
に、基板の固定子鉄心への固定に対し、仕様,位置決め
精度等に自由に対応可能となり品質の向上が図れる。
【0090】また、この発明の請求項25に係る電動機
の固定子の製造方法は、リード線固定具と、電源リード
固定具及びセンサーリード固定具との固定は、係り止め
又は接着により行うことにより、容易に、且つ確実に固
定することができる。
【0091】また、この発明の請求項26に係る電動機
の固定子の製造方法は、固定子鉄心の外周部に設けた軸
方向の位置決め溝に、リード線固定具のリード線固定具
位置決め部を嵌合させて位置決めを行うことにより、リ
ード線固定具を容易に組み付けることができる。
【0092】また、この発明の請求項27に係る電動機
の固定子の製造方法は、固定子鉄心の数枚については、
位置決め溝を設けないことにより、リード線固定具位置
決め部が係り止め部としても機能する。
【0093】また、この発明の請求項28に係る電動機
の固定子の製造方法は、リード線固定具の両端部に設け
た脚を、反結線側における外周側の絶縁部両側の固定子
鉄心軸方向端部に嵌込み固定することにより、確実に固
定される。
【0094】また、この発明の請求項29に係る電動機
の固定子の製造方法は、電源リード固定具の電源リード
とセンサーリードとが嵌まり込む部分に壁を設け、電源
リードとセンサーリードとを固定子鉄心の外周より離し
て位置決めすることにより、引き回された各リードの被
覆が固定子鉄心のエッジで傷つくのを抑制できる。
【0095】また、この発明の請求項30に係る電動機
の固定子の製造方法は、固定子鉄心の外周部に設けた軸
方向の位置決め溝を、固定子の製造工程における位置決
めに用いることにより、生産性が向上する。
【0096】また、この発明の請求項31に係る電動機
の固定子の製造方法は、端子が周方向の一部に集中して
配置されていても、基板とセンサーリードを固定子部の
反結線側に配置することにより、端子周辺のスペースを
確保できる。
【0097】また、この発明の請求項32に係る電動機
の固定子の製造方法は、U、V、W相の3個の端子が隣
り合うように設けられていても、基板とセンサーリード
を固定子部の反結線側に配置することにより、端子周辺
のスペースを確保できる。
【0098】また、この発明の請求項33に係る電動機
の固定子の製造方法は、固定子の反結線側における外周
側の絶縁部に設けた取付けピンに、基板を嵌め込み組付
けることにより、容易に、且つ確実に組付けることがで
きる。
【0099】また、この発明の請求項34に係る電動機
の固定子の製造方法は、基板より外側に突出した取付け
ピンを熱融着して、基板を固定することにより、容易
に、且つ確実に固定することができる。
【0100】また、この発明の請求項35に係る電動機
の固定子の製造方法は、電源リードの被覆剥き部を端子
と交差するように、電源リードが形付けられて配置され
ることにより、端子への接合が容易にできる。
【0101】また、この発明の請求項36に係る電動機
の固定子の製造方法は、巻線を集中巻きとしたことによ
り、生産性が向上する。
【0102】また、この発明の請求項37に係る電動機
の固定子の製造方法は、固定子の反結線側における外周
側の絶縁部に設けた取付けピンに、基板固定部品を嵌め
込み組付けることにより、容易に、且つ確実に組付ける
ことができる。
【0103】また、この発明の請求項38に係る電動機
の固定子の製造方法は、基板より外側に突出した取付け
ピンを熱融着して、基板固定部品を固定することによ
り、容易に、且つ確実に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、モールド電動機の
固定子を示す分解斜視図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、モールド電動機の
製造工程を示すフローチャート図である。
【図3】 実施の形態2を示す図で、基板固定部品を用
いたモールド電動機の固定子を示す斜視図である。
【図4】 実施の形態2を示す図で、モールドを施した
固定子を示す斜視図である。
【図5】 実施の形態2を示す図で、モールド電動機の
断面図である。
【図6】 実施の形態3を示す図で、空気調和機の構成
を示す図である。
【図7】 従来のモールド電動機の固定子を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 センサーリード、2 センサーリード固定具、3
リード線固定具本体、4 リード線固定具本体位置決め
部、5 壁、6 電源リード、7 被覆剥き部、8 電
源リード固定具、9 端子、10 位置決め溝、11
取付けピン、12 固定子鉄心、13 絶縁部、14
コイル、15 基板、16 基板固定部品、17 モー
ルド、18 センサー、19 送風機、20 空気調和
機の室内機、21 空気調和機の室外機。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 15/12 H02K 15/12 E 29/06 29/06 Z (72)発明者 松永 隆 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石井 博幸 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山崎 東吾 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 川口 仁 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 松岡 篤 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA07 AB06 AC07 5H019 AA10 BB01 BB04 BB15 CC03 GG01 5H603 AA09 BB01 BB05 BB12 CA01 CA05 CB12 CB18 CC11 CD21 EE10 5H604 AA08 BB01 BB08 BB14 CC01 CC05 QB14 5H615 AA01 BB01 BB05 BB14 PP01 PP14 PP15 QQ19 SS44

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心に絶縁部を介して巻線を施し
    た固定子部と、 前記固定子部の結線側に配置された電源リードと、 前記固定子部の反結線側に配置され、回転検出用素子を
    実装し、センサーリードを有する基板と、 前記電源リードと前記センサーリードとを挟持し、前記
    固定子鉄心に固定されるリード挟持部と、 前記固定子部の結線側に設けられ、前記巻線の端末及び
    前記電源リードが接続される端子と、を備え、前記電源
    リードは前記リード挟持部から前記固定子鉄心の外周側
    で引き回されて直接前記端子に接続され、前記センサー
    リードは前記基板から前記リード挟持部へ前記固定子鉄
    心の外周側で引き回されることを特徴とする電動機の固
    定子。
  2. 【請求項2】 固定子鉄心に絶縁部を介して巻線を施し
    た固定子部と、 前記固定子部の結線側に配置された電源リードと、 前記固定子部の反結線側に配置され、前記固定子鉄心に
    位置決めされる基板固定部品と、 前記基板固定部品に組み付けられ、回転検出用素子を実
    装し、センサーリードを有する基板と、 前記電源リードと前記センサーリードとを挟持し、前記
    固定子鉄心に固定されるリード挟持部と、 前記固定子部の結線側に設けられ、前記巻線の端末及び
    前記電源リードが接続される端子と、を備え、前記電源
    リードは前記リード挟持部から前記固定子鉄心の外周側
    で引き回されて直接前記端子に接続され、前記センサー
    リードは前記基板から前記リード挟持部へ前記固定子鉄
    心の外周側で引き回されることを特徴とする電動機の固
    定子。
  3. 【請求項3】 前記リード挟持部は、前記電源リードと
    前記センサーリードとを二段に挟み込むことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の電動機の固定子。
  4. 【請求項4】 前記リード挟持部は、リード線固定具
    と、このリード線固定具の表裏に固定される電源リード
    固定具及びセンサーリード固定具とを有することを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の電動機の固定子。
  5. 【請求項5】 前記リード線固定具と、前記電源リード
    固定具及び前記センサーリード固定具との固定は、係り
    止め又は接着により行うことを特徴とする請求項4に記
    載の電動機の固定子。
  6. 【請求項6】 前記固定子鉄心の外周に軸方向の位置決
    め溝を設け、前記リード線固定具に前記固定子鉄心の位
    置決め溝に嵌合するリード線固定具位置決め部を設けた
    ことを特徴とする請求項4に記載の電動機の固定子。
  7. 【請求項7】 前記固定子鉄心の数枚については、位置
    決め溝を設けないことを特徴とする請求項6に記載の電
    動機の固定子。
  8. 【請求項8】 前記リード線固定具の両端部に脚を設
    け、前記脚を反結線側における外周側の絶縁部両側の前
    記固定子鉄心軸方向端部に嵌込み固定することを特徴と
    する請求項4に記載の電動機の固定子。
  9. 【請求項9】 前記電源リード固定具は前記電源リード
    と前記センサーリードとが嵌まり込む部分に、前記電源
    リードと前記センサーリードとを前記固定子鉄心の外周
    より離して位置決めさせるための壁を設けたことを特徴
    とする請求項4に記載の電動機の固定子。
  10. 【請求項10】 前記固定子鉄心の位置決め溝を、当該
    固定子の製造工程における位置決めに用いることを特徴
    とする請求項6に記載の電動機の固定子。
  11. 【請求項11】 前記端子は周方向の一部に集中して配
    置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の電動機の固定子。
  12. 【請求項12】 U、V、W相の3個の端子が隣り合う
    ように設けられていることを特徴とする請求項11に記
    載の電動機の固定子。
  13. 【請求項13】 前記固定子の反結線側における外周側
    の絶縁部に取付けピンを設け、前記基板を前記取付けピ
    ンに嵌め込まれて組付けられることを特徴とする請求項
    1に記載の電動機の固定子。
  14. 【請求項14】 前記基板より外側に突出した前記取付
    けピンを熱融着して、前記基板を固定することを特徴と
    する請求項13に記載の電動機の固定子。
  15. 【請求項15】 前記電源リードの被覆剥き部を前記端
    子と交差するように、前記電源リードが形付けられて配
    置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の電動機の固定子。
  16. 【請求項16】 前記巻線を集中巻きとしたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の電動機の固定子。
  17. 【請求項17】 前記固定子の反結線側における外周側
    の絶縁部に取付けピンを設け、前記基板固定部品を前記
    取付けピンに嵌め込まれて組付けられることを特徴とす
    る請求項2に記載の電動機の固定子。
  18. 【請求項18】 前記基板固定部品より外側に突出した
    前記取付けピンを熱融着して、前記基板固定部品を固定
    することを特徴とする請求項17に記載の電動機の固定
    子。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至18に記載の電動機の固
    定子を用いたことを特徴とする電動機。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至18に記載の電動機の固
    定子をモールド成形したモールド固定子を用いたことを
    特徴とするモールド電動機。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載の電動機又は請求項
    20に記載のモールド電動機を搭載したことを特徴とす
    る送風機。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の送風機を搭載した
    ことを特徴とする空気調和機。
  23. 【請求項23】 電磁鋼板を積層して固定子鉄心とする
    工程と、 前記固定子鉄心に絶縁部を形成する工程と、 前記絶縁部にマグネットワイヤーを巻き付けて巻線を形
    成する工程と、 前記マグネットワイヤーの端末を端子に接合する工程
    と、 電源リードを所定の形状に形付けて組み立てる工程と、 基板にセンサーリードを結合する工程と、 リード線固定具を固定子に組み付ける工程と、 前記所定の形状に形付けた電源リードを固定子に仮配置
    する工程と、 前記基板を固定子の反結線側に取り付ける工程と、 前記センサーリードを挟み込んでセンサーリード固定具
    を前記リード線固定具に組み付ける工程と、 前記電源リードを挟み込んで電源リード固定具を前記リ
    ード線固定具に組み付ける工程と、 前記電源リードを前記端子に接合する工程と、を備えた
    ことを特徴とする電動機の固定子の製造方法。
  24. 【請求項24】 電磁鋼板を積層して固定子鉄心とする
    工程と、 前記固定子鉄心に絶縁部を形成する工程と、 前記絶縁部にマグネットワイヤーを巻き付けて巻線を形
    成する工程と、 前記マグネットワイヤーの端末を端子に接合する工程
    と、 電源リードを所定の形状に形付けて組み立てる工程と、 基板にセンサーリードを結合し、前記基板を前記基板固
    定部品に組み付ける工程と、 リード線固定具を固定子に組み付ける工程と、 前記所定の形状に形付けた電源リードを固定子に仮配置
    する工程と、 前記基板固定部品を固定子の反結線側に取り付ける工程
    と、 前記センサーリードを挟み込んでセンサーリード固定具
    を前記リード線固定具に組み付ける工程と、 前記電源リードを挟み込んで電源リード固定具を前記リ
    ード線固定具に組み付ける工程と、 前記電源リードを前記端子に接合する工程と、を備えた
    ことを特徴とする電動機の固定子の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記リード線固定具と、前記電源リー
    ド固定具及び前記センサーリード固定具との固定は、係
    り止め又は接着により行うことを特徴とする請求項23
    又は請求項24に記載の電動機の固定子の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記固定子鉄心の外周部に設けた軸方
    向の位置決め溝に、前記リード線固定具のリード線固定
    具位置決め部を嵌合させて位置決めを行うことを特徴と
    する請求項23又は請求項24に記載の電動機の固定子
    の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記固定子鉄心の数枚については、位
    置決め溝を設けない構成とし、前記リード線固定具位置
    決め部は係り止め部として機能することをことを特徴と
    する請求項26に記載の電動機の固定子の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記リード線固定具の両端部に設けた
    脚を、反結線側における外周側の絶縁部両側の前記固定
    子鉄心軸方向端部に嵌込み固定することを特徴とする請
    求項23又は請求項24に記載の電動機の固定子の製造
    方法。
  29. 【請求項29】 前記電源リード固定具の前記電源リー
    ドと前記センサーリードとが嵌まり込む部分に壁を設
    け、前記電源リードと前記センサーリードとを前記固定
    子鉄心の外周より離して位置決めすることを特徴とする
    請求項23又は請求項24に記載の電動機の固定子の製
    造方法。
  30. 【請求項30】 前記固定子鉄心の外周部に設けた軸方
    向の位置決め溝を、固定子の製造工程における位置決め
    に用いることを特徴とする請求項23又は請求項24に
    記載の電動機の固定子の製造方法。
  31. 【請求項31】 前記端子は周方向の一部に集中して配
    置されることを特徴とする請求項23又は請求項24に
    記載の電動機の固定子の製造方法。
  32. 【請求項32】 U、V、W相の3個の端子が隣り合う
    ように設けられていることを特徴とする請求項31に記
    載の電動機の固定子の製造方法。
  33. 【請求項33】 前記固定子の反結線側における外周側
    の絶縁部に設けた取付けピンに、前記基板を嵌め込み組
    付けることを特徴とする請求項23に記載の電動機の固
    定子の製造方法。
  34. 【請求項34】 前記基板より外側に突出した前記取付
    けピンを熱融着して、前記基板を固定することを特徴と
    する請求項33に記載の電動機の固定子の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記電源リードの被覆剥き部を前記端
    子と交差するように、前記電源リードが形付けられて配
    置されることを特徴とする請求項23又は請求項24に
    記載の電動機の固定子の製造方法。
  36. 【請求項36】 前記巻線を集中巻きとしたことを特徴
    とする請求項23又は請求項24に記載の電動機の固定
    子の製造方法。
  37. 【請求項37】 前記固定子の反結線側における外周側
    の絶縁部に設けた取付けピンに、前記基板固定部品を嵌
    め込み組付けることを特徴とする請求項24に記載の電
    動機の固定子の製造方法。
  38. 【請求項38】 前記基板より外側に突出した前記取付
    けピンを熱融着して、前記基板固定部品を固定すること
    を特徴とする請求項37に記載の電動機の固定子の製造
    方法。
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