JP2003111333A - 電動機の固定子及び直流ブラシレスモータ及び空気調和機及び基板固定用部品 - Google Patents

電動機の固定子及び直流ブラシレスモータ及び空気調和機及び基板固定用部品

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JP2003111333A
JP2003111333A JP2001306525A JP2001306525A JP2003111333A JP 2003111333 A JP2003111333 A JP 2003111333A JP 2001306525 A JP2001306525 A JP 2001306525A JP 2001306525 A JP2001306525 A JP 2001306525A JP 2003111333 A JP2003111333 A JP 2003111333A
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coil
board
terminal
stator
fixing
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JP2001306525A
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English (en)
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Mineo Yamamoto
峰雄 山本
Kazuhiro Nakane
和広 中根
Takashi Matsunaga
隆 松永
Hiroyuki Ishii
博幸 石井
Togo Yamazaki
東吾 山崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定子の内径側のスペースを活用し、このス
ペースに端子を保持する構造、コイルの端末処理、基板
を位置決めする構造等を設けることにより、生産性、品
質の向上を図ること。 【解決手段】 固定子鉄心にマグネットワイヤーを巻線
することによりコイルを形成し、外部と基板を介して電
気的に接続される電動機の固定子において、基板を固定
すると共に、コイルを形成するための端子及び外部の電
力をコイルに供給するための端子を有する基板固定用部
品をコイルの一方の軸方向端部の内径側空間に配置し、
基板固定用部品を固定子鉄心に固定したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板を介してコ
イルに電力を供給する電動機の固定子に関するもので、
詳しくは基板を保持する部品、基板と結合される端子、
その端子に結線されるコイル端末、あるいはコイルの渡
り線の処理する端子等の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の電動機の固定子を示す図で
ある。図に示すように、電動機の固定子鉄心8に一体成
形、あるいは、別部品の組付けにより形成された絶縁部
21に、コイル端末を結線する端子25が外周側の絶縁
部21に設けられいる。この従来の電動機は、固定子の
ティースそれぞれに巻線を施してコイル7を形成する集
中巻方式のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動機の固定子
は、集中巻方式のものでは上記のようにコイル端末を結
線する端子25が外周側の絶縁部21に設けられいる。
一方分布巻を施す電動機の固定子において、固定子の外
周側に端子を設ける場合、分布巻ではコイルが外周側に
膨らむ傾向があるので、端子を保持する構造、コイルの
端末処理、基板を位置決めする構造等を十分に満足する
スペースの確保が出来ないという問題点があった。
【0004】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、固定子の内径側のスペースを活
用し、このスペースに端子を保持する構造、コイルの端
末処理、基板を位置決めする構造等を設けることによ
り、生産性、品質の向上を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電動機の
固定子は、固定子鉄心にマグネットワイヤーを巻線する
ことによりコイルを形成し、外部と基板を介して電気的
に接続される電動機の固定子において、基板を固定する
と共に、コイルを形成するための端子及び外部の電力を
コイルに供給するための端子を有する基板固定用部品を
コイルの一方の軸方向端部の内径側空間に配置し、基板
固定用部品を固定子鉄心に固定したことを特徴とする。
【0006】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板固定用部品はリング状に形成され、このリング状部
から軸方向に固定子側に延びた固定子鉄心への固定部材
を有し、固定部材が固定子鉄心に固定されることを特徴
とする。
【0007】また、この発明に係る電動機の固定子は、
固定子鉄心への固定部材をスロットオープニングに嵌合
させて位置決めすることを特徴とする。
【0008】また、この発明に係る電動機の固定子は、
コイルは分布巻方式であることを特徴とする。
【0009】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板固定用部品はリング状に形成され、このリング状部
から軸方向に基板側に延びた基板への固定部材を有し、
固定部材が基板の孔に挿入固定されることを特徴とす
る。
【0010】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板固定用部品は樹脂成形のもので、基板への固定部材
を熱融着により固定することを特徴とする。
【0011】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板が基板固定用部品のコイルに供給するための端子の
基板結合部が嵌まり込む端子挿入穴を有することを特徴
とする。
【0012】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板より突出した基板結合部にはんだを施すことによ
り、コイルに供給するための端子を基板に電気的に結合
することを特徴とする。
【0013】また、この発明に係る電動機の固定子は、
コイルに供給するための端子が基板結合部とコイル端末
結線部とを有し、基板固定用部品に形成された端子保持
部に保持されることを特徴とする。
【0014】また、この発明に係る電動機の固定子は、
コイルは外周側コイルと内周側コイルとを有し、基板固
定用部品は外周側コイルと内周側コイルとの中継点とな
る中継端子を備えたことを特徴とする。
【0015】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板固定用部品は中性点用の端子を備えたことを特徴と
する。
【0016】また、この発明に係る電動機の固定子は、
コイルに供給するための端子は、基板結合部とコイル端
末結線部とを有し、基板固定用部品とは別部品の端子固
定部品に保持され、コイル端末結線部にコイル端末を接
合後に端子固定部品を基板固定用部品に取り付けること
を特徴とする。
【0017】また、この発明に係る電動機の固定子は、
端子固定部品は係り止め部を有し、係り止め部を掛ける
ことにより端子固定部品を基板固定用部品に取り付ける
ことを特徴とする。
【0018】この発明に係る直流ブラシレスモータは、
請求項1〜13の何れかに記載の電動機の固定子をモー
ルドで封入し、固定子として使用することを特徴とす
る。
【0019】この発明に係る空気調和機は、冷凍サイク
ルを備えた空気調和機において、請求項14記載の直流
ブラシレスモータを送風機に用いたことを特徴とする。
【0020】この発明に係る基板固定用部品は、固定子
鉄心にマグネットワイヤーを巻線することによりコイル
を形成し、外部と基板を介して電気的に接続される電動
機の固定子の基板固定用部品において、基板を固定する
と共に、コイルを形成するための端子及び外部の電力を
コイルに供給するための端子を有し、コイルの一方の軸
方向端部の内径側空間に配置され、固定子鉄心に固定さ
れることを特徴とする。
【0021】また、この発明に係る基板固定用部品は、
リング状に形成され、このリング状部から軸方向に固定
子側に延びた固定子鉄心への固定部材を有し、固定部材
が固定子鉄心に固定されることを特徴とする。
【0022】また、この発明に係る基板固定用部品は、
固定子鉄心への固定部材をスロットオープニングに嵌合
させて位置決めすることを特徴とする。
【0023】また、この発明に係る基板固定用部品は、
リング状に形成され、このリング状部から軸方向に基板
側に延びた基板への固定部材を有し、固定部材が基板の
孔に挿入固定されることを特徴とする。
【0024】また、この発明に係る基板固定用部品は、
樹脂成形のもので、基板への固定部材を熱融着により固
定することを特徴とする。
【0025】また、この発明に係る基板固定用部品は、
コイルに供給するための端子の基板結合部が、基板の端
子挿入穴に嵌まり込むことにより基板に固定されること
を特徴とする。
【0026】また、この発明に係る基板固定用部品は、
基板より突出した基板結合部にはんだを施すことによ
り、コイルに供給するための端子を基板に電気的に結合
することを特徴とする。
【0027】また、この発明に係る基板固定用部品は、
コイルに供給するための端子は、基板結合部とコイル端
末結線部とを有し、端子保持部に保持されることを特徴
とする。
【0028】また、この発明に係る基板固定用部品は、
コイルは外周側コイルと内周側コイルとを有し、外周側
コイルと内周側コイルとの中継点となる中継端子を備え
たことを特徴とする。
【0029】また、この発明に係る基板固定用部品は、
コイルの中性点用の端子を備えたことを特徴とする。
【0030】また、この発明に係る基板固定用部品は、
コイルに供給するための端子は、基板結合部とコイル端
末結線部とを有し、別部品の端子固定部品に保持され、
コイル端末結線部にコイル端末を接合後に端子固定部品
を基板固定用部品に取り付けることを特徴とする。
【0031】また、この発明に係る基板固定用部品は、
端子固定部品は係り止め部を有し、係り止め部を掛ける
ことにより端子固定部品を基板固定用部品に取り付ける
ことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1、2は実施の
形態1を示す図で、図1は電動機の固定子の構成を示す
分解斜視図、図2は電動機の固定子の斜視図である。図
において、1は電子部品が実装された基板で、位置決め
穴2及び端子挿入穴3を有する。13は樹脂成形による
リング状の基板固定用部品で、リング状部には固定子鉄
心8に組み付けられる固定部材の一例の取付け脚4、外
周側コイルと内周側コイルとの中継点となる中継端子
5、位置決め穴2に嵌まり込む固定部材の一例の基板取
付け突起6、中性点用の端子9、基板結合部10、端子
保持部11、コイル端末結線部12を有する。7は固定
子鉄心8に巻回された分布巻のコイル、14はスロット
オープニングである。
【0033】固定子鉄心8に一体成形、または、部品の
組付けによりそれぞれのスロットに絶縁部が設けられ、
スロットに設けられた絶縁部にスロットを跨いでマグネ
ットワイヤーが巻付けられることにより外周側と内周側
にコイル7が形成される。コイル7が固定子鉄心8に形
成された後に、樹脂成形による基板固定用部品13の取
付け脚4が固定子鉄心8のスロットオープニング14に
嵌まり込むことにより位置決めされて組みつけられる。
これにより、基板固定用部品13は、コイル7の一方の
軸方向端部内径側のスペースに配置される。
【0034】各コイル端末と端子との結線について、外
周側の巻始めのコイル端末は、基板固定用部品13の端
子保持部11に備え付けられ、基板結合部10を有する
フック形状をしたコイル端末結線部12に保持されて最
初のコイルとなるが、外周側の別コイルへの渡りは切断
されることなく連続してコイルを形成している。
【0035】しかしながら、内周側のコイルへの渡りに
ついては連続させることが出来ないため、外周側のコイ
ル巻終りの渡り線は基板固定用部品13に設けられた基
板結合部10の無い中継端子5に保持され、同じ中継端
子5に内周側のコイルの巻き始めのコイル端末が保持さ
れる。内周側のコイルも外周側と同様に内周側の別コイ
ルの渡りは切断されることなく、連続してコイルが形成
され、コイルの巻終り端末は中性点用の端子9に保持さ
れ1つの相が形成される。別の相も同様にコイルと端子
が結線された後、端子とコイル端末とはヒュージング,
半田等の方法で接合される。
【0036】ここで、基板固定用部品13の取付け脚4
がスロットオープニング14で位置決めされることによ
り、基板固定用部品13に設けられた各端子、かつ、基
板固定用部品13に設けられた基板取付け突起6もま
た、固定子鉄心8に対して正確に位置決めがされること
が特徴である。
【0037】例えば、構造的に端子を外径側に配置した
場合、端子とコイル端末の接合には、ヒュージング、半
田等の方法が考えられるが、治具・工具等の入り込むス
ペースを考慮すると、電動機として軸方向または外径方
向に大きくする必要があるが、本発明の通り、端子を内
径側に配置することで固定子の内径スペースの有効活用
が可能となり、電動機を拡大させることなく所定の機能
を果たすことが可能となる。
【0038】次に図2に示すように、固定子に組付けら
れた基板固定用部品13の基板取付け突起6が基板1の
位置決め穴2に、また、コイル端末結線部12の基板結
合部10が基板1の端子挿入穴3に嵌まり込むように基
板1が取付けられる。基板1より突出した基板取付け突
起6は熱を加え融着することにより組付け、また、基板
1より突出したコイル端末結線部12の基板結合部10
に半田を施すことにより、基板1と結合される。
【0039】ここで、基板固定用部品13が固定子鉄心
8のスロットオープニング14で位置決めされているこ
とから、基板1、かつ、基板1に実装されている電子部
品も合わせて、固定子鉄心に対して正確に位置決めされ
る。
【0040】上述の実施の形態では、巻線方式として分
布巻のもので説明したが、集中巻にも本発明は適用され
る。また、渡り線の処理を端子で行うこと、端子の形
態、基板1の基板固定用部品13への取付けを基板取付
け突起6の熱融着としたが、他の形態であっても本発明
の特徴を有しているならば、本発明が適用されることは
いうまでもない。
【0041】また、基板固定用部品13の固定子鉄心8
への取り付けは、基板固定用部品13の取付け脚4をス
ロットオープニング14に嵌め込むものを説明したが、
その他の方法でもよい。例えば、ティースに孔をあけ
て、その孔に取付け脚4を嵌め込むようにしてもよい。
【0042】上述の実施の形態で説明した電動機は、具
体的には直流ブラシレスモータが代表的である。しか
し、これに限定されない。
【0043】実施の形態2.図3は実施の形態2を示す
図で、コイル端末結線部を示す斜視図である。図におい
て、15は端子固定部品、16は係り止め部を示す。上
記実施の形態1で示した基板固定用部品13は、端子保
持部11が基板固定用部品13に一体に形成されて端子
を保持する構造となっているが、図3で示すように、端
子保持部を別部品にすることで、コイル端末のコイル端
末結線部12への引回し時、また、コイル端末とコイル
端末結線部12との接合時に固定子による物理的な制約
を受けない場所で行うことが可能となる。
【0044】また、コイル端末接合後のコイル端末結線
部12の取付けについて、固定子の内径、外径側にかか
わらず、また、取付けの方向についても基板1の取付け
精度を損なうことなく自由度が広がることを特徴として
いる。尚、その他の機能、構成は実施の形態1で示され
る特徴と同様である。
【0045】上述の実施の形態では、図3に示すよう
に、端子固定部品15の基板固定用部品13への取付け
は、係り止め部16を基板固定用部品13へ掛けること
により組付けることを示したが、これに限定されるもの
ではなく、その他の方法でもよい。
【0046】実施の形態3.図4は実施の形態3を示す
図で、電動機の固定子をモールドで封入したモールド電
動機を示す断面図である。図において、17は電動機の
固定子を封入するモールドである。上記実施の形態で説
明した電動機の固定子をモールドで封入してモールド電
動機とすることにより、品質の高い電動機が得られる。
電動機の代表例が直流ブラシレスモータであるが、これ
に限定されない。
【0047】実施の形態4.図5は実施の形態4を示す
図で、空気調和機の構成を示す図である。空気調和機
は、空気調和機の室内機19と空気調和機の室外機20
で構成され、それぞれが送風機18を有する。空気調和
機の室内機19は空気調和機の室外機20に接続され、
上記実施の形態3で示した電動機で駆動される送風機を
有している。生産性、品質が良い電動機を空気調和機用
の主要部品である送風機用電動機として用いることによ
り、空気調和機の品質の向上を図ることができる。
【0048】
【発明の効果】この発明に係る電動機の固定子は、基板
を固定すると共に、コイルを形成するための端子及び外
部の電力をコイルに供給するための端子を有する基板固
定用部品をコイルの一方の軸方向端部の内径側空間に配
置し、基板固定用部品を固定子鉄心に固定したことによ
り、基板固定用部品をコイルの内径側に配置することで
固定子の内径スペースの有効活用が可能となり、電動機
を拡大させることなく所定の機能を果たすことが可能と
なる。
【0049】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板固定用部品はリング状に形成され、このリング状部
から軸方向に固定子側に延びた固定子鉄心への固定部材
を有し、固定部材が固定子鉄心に固定されることによ
り、基板及び基板に実装されている電子部品も合わせ
て、固定子鉄心に対して正確に位置決めされる。
【0050】また、この発明に係る電動機の固定子は、
固定子鉄心への固定部材をスロットオープニングに嵌合
させて位置決めすることにより、新たに固定部材を嵌合
させる孔等を固定子鉄心に設ける必要がないので、生産
性がよい。
【0051】また、この発明に係る電動機の固定子は、
コイルは分布巻方式であることにより、固定子の内径ス
ペースが大きくなるので、その有効活用が一層増大す
る。
【0052】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板固定用部品はリング状に形成され、このリング状部
から軸方向に基板側に延びた基板への固定部材を有し、
固定部材が基板の孔に挿入固定されることにより、基板
が固定子鉄心に対して正確に位置決めされる。
【0053】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板固定用部品は樹脂成形のもので、基板への固定部材
を熱融着により固定するので、生産性がよい。
【0054】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板が基板固定用部品のコイルに供給するための端子の
基板結合部が嵌まり込む端子挿入穴を有するので、基板
結合部を基板外に突出させることができる。
【0055】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板より突出した基板結合部にはんだを施すことによ
り、コイルに供給するための端子を基板に電気的に結合
するので、作業性がよく、確実に基板とコイルに供給す
るための端子を電気的に接続させることができる。
【0056】また、この発明に係る電動機の固定子は、
コイルに供給するための端子が基板結合部とコイル端末
結線部とを有し、基板固定用部品に形成された端子保持
部に保持されることにより、コイルに供給するための端
子が確実に基板固定用部品に固定される。
【0057】また、この発明に係る電動機の固定子は、
コイルは外周側コイルと内周側コイルとを有し、基板固
定用部品は外周側コイルと内周側コイルとの中継点とな
る中継端子を備えたことにより、外周側コイルと内周側
コイルとを接続することができる。
【0058】また、この発明に係る電動機の固定子は、
基板固定用部品は中性点用の端子を備えたことにより、
スター結線を施すこができる。
【0059】また、この発明に係る電動機の固定子は、
コイルに供給するための端子は、基板結合部とコイル端
末結線部とを有し、基板固定用部品とは別部品の端子固
定部品に保持され、コイル端末結線部にコイル端末を接
合後に端子固定部品を基板固定用部品に取り付けること
により、コイル端末のコイル端末結線部への引回し時、
また、コイル端末とコイル端末結線部との接合時に固定
子による物理的な制約を受けない場所で行うことが可能
となる。
【0060】また、この発明に係る電動機の固定子は、
端子固定部品は係り止め部を有し、係り止め部を掛ける
ことにより端子固定部品を基板固定用部品に取り付ける
ことにより、作業性がよい。
【0061】この発明に係る直流ブラシレスモータは、
請求項1〜13の何れかに記載の電動機の固定子をモー
ルドで封入し、固定子として使用することにより、品質
の高い直流ブラシレスモータが得られる。
【0062】この発明に係る空気調和機は、冷凍サイク
ルを備えた空気調和機において、請求項14記載の直流
ブラシレスモータを送風機に用いたことにより、品質の
高い空気調和機が得られる。
【0063】この発明に係る基板固定用部品は、基板を
固定すると共に、コイルを形成するための端子及び外部
の電力をコイルに供給するための端子を有し、コイルの
一方の軸方向端部の内径側空間に配置され、固定子鉄心
に固定されることにより、固定子の内径スペースの有効
活用を可能とする。
【0064】また、この発明に係る基板固定用部品は、
リング状に形成され、このリング状部から軸方向に固定
子側に延びた固定子鉄心への固定部材を有し、固定部材
が固定子鉄心に固定されることにより、基板及び基板に
実装されている電子部品も合わせて、固定子鉄心に対し
て正確な位置決めを可能とする。
【0065】また、この発明に係る基板固定用部品は、
固定子鉄心への固定部材をスロットオープニングに嵌合
させて位置決めすることにより、基板が固定子鉄心に対
して一層正確に位置決めされる。
【0066】また、この発明に係る基板固定用部品は、
リング状に形成され、このリング状部から軸方向に基板
側に延びた基板への固定部材を有し、固定部材が基板の
孔に挿入固定されることにより、基板が固定子鉄心に対
して正確に位置決めされる。
【0067】また、この発明に係る基板固定用部品は、
樹脂成形のもので、基板への固定部材を熱融着により固
定するので、生産性がよい。
【0068】また、この発明に係る基板固定用部品は、
コイルに供給するための端子の基板結合部が、基板の端
子挿入穴に嵌まり込むことにより基板に固定されるの
で、基板結合部を基板外に突出させることができる。
【0069】また、この発明に係る基板固定用部品は、
基板より突出した基板結合部にはんだを施すことによ
り、コイルに供給するための端子を基板に電気的に結合
するので、作業性がよく、確実に基板とコイルに供給す
るための端子を電気的に接続させることができる。
【0070】また、この発明に係る基板固定用部品は、
コイルに供給するための端子は、基板結合部とコイル端
末結線部とを有し、端子保持部に保持されることによ
り、コイルに供給するための端子が確実に基板固定用部
品に固定される。
【0071】また、この発明に係る基板固定用部品は、
コイルは外周側コイルと内周側コイルとを有し、外周側
コイルと内周側コイルとの中継点となる中継端子を備え
たことにより、外周側コイルと内周側コイルとを接続す
ることができる。
【0072】また、この発明に係る基板固定用部品は、
コイルの中性点用の端子を備えたことにより、スター結
線を施すこができる。
【0073】また、この発明に係る基板固定用部品は、
コイルに供給するための端子は、基板結合部とコイル端
末結線部とを有し、別部品の端子固定部品に保持され、
コイル端末結線部にコイル端末を接合後に端子固定部品
を基板固定用部品に取り付けることにより、コイル端末
のコイル端末結線部への引回し時、また、コイル端末と
コイル端末結線部との接合時に固定子による物理的な制
約を受けない場所で行うことが可能となる。
【0074】また、この発明に係る基板固定用部品は、
端子固定部品は係り止め部を有し、係り止め部を掛ける
ことにより端子固定部品を基板固定用部品に取り付ける
ことにより、作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、電動機の固定子の
構成を示す分解斜視図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、電動機の固定子の
斜視図である。
【図3】 実施の形態2を示す図で、コイル端末結線部
を示す斜視図である。
【図4】 実施の形態3を示す図で、電動機の固定子を
モールドで封入したモールド電動機を示す断面図であ
る。
【図5】 実施の形態4を示す図で、空気調和機の構成
を示す図である。
【図6】 従来の電動機の固定子を示す図である。
【符号の説明】
1 基板、2 位置決め穴、3 端子挿入穴、4 取付
け脚、5 中継端子、6 基板取付け突起、7 コイ
ル、8 固定子鉄心、9 中性点用の端子、10基板結
合部、11 端子保持部、12 コイル端末結線部、1
3 基板固定用部品、14 スロットオープニング、1
5 端子固定部品、16 係り止め部、17 モール
ド、18 送風機、19 空気調和機の室内機、20
空気調和機の室外機、21 絶縁部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 隆 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石井 博幸 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山崎 東吾 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H019 AA07 AA10 CC03 DD07 EE09 EE11 5H603 AA09 BB01 BB04 BB10 BB12 CA01 CA05 CA10 CB04 CB12 CB13 CB18 CC01 CC14 CC17 EE02 FA01 5H604 AA05 AA08 BB07 BB10 BB17 CC01 CC05 CC13 CC16 DB25 QA06 QB03 QB04 QB12

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心にマグネットワイヤーを巻線
    することによりコイルを形成し、外部と基板を介して電
    気的に接続される電動機の固定子において、 前記基板を固定すると共に、前記コイルを形成するため
    の端子及び外部の電力を前記コイルに供給するための端
    子を有する基板固定用部品を前記コイルの一方の軸方向
    端部の内径側空間に配置し、前記基板固定用部品を前記
    固定子鉄心に固定したことを特徴とする電動機の固定
    子。
  2. 【請求項2】 前記基板固定用部品はリング状に形成さ
    れ、このリング状部から軸方向に固定子側に延びた固定
    子鉄心への固定部材を有し、該固定部材が前記固定子鉄
    心に固定されることを特徴とする請求項1記載の電動機
    の固定子。
  3. 【請求項3】 前記固定子鉄心への固定部材をスロット
    オープニングに嵌合させて位置決めすることを特徴とす
    る請求項2記載の電動機の固定子。
  4. 【請求項4】 前記コイルは分布巻方式であることを特
    徴とする請求項1記載の電動機の固定子。
  5. 【請求項5】 前記基板固定用部品はリング状に形成さ
    れ、このリング状部から軸方向に基板側に延びた基板へ
    の固定部材を有し、該固定部材が前記基板の孔に挿入固
    定されることを特徴とする請求項1記載の電動機の固定
    子。
  6. 【請求項6】 前記基板固定用部品は樹脂成形のもの
    で、前記基板への固定部材を熱融着により固定すること
    を特徴とする請求項5記載の電動機の固定子。
  7. 【請求項7】 前記基板は、前記基板固定用部品の前記
    コイルに供給するための端子の基板結合部が嵌まり込む
    端子挿入穴を有することを特徴とする請求項1記載の電
    動機の固定子。
  8. 【請求項8】 前記基板より突出した基板結合部にはん
    だを施すことにより、前記コイルに供給するための端子
    を前記基板に電気的に結合することを特徴とする請求項
    1記載の電動機の固定子。
  9. 【請求項9】 前記コイルに供給するための端子は、基
    板結合部とコイル端末結線部とを有し、前記基板固定用
    部品に形成された端子保持部に保持されることを特徴と
    する請求項1記載の電動機の固定子。
  10. 【請求項10】 前記コイルは外周側コイルと内周側コ
    イルとを有し、前記基板固定用部品は前記外周側コイル
    と内周側コイルとの中継点となる中継端子を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載の電動機の固定子。
  11. 【請求項11】 前記基板固定用部品は中性点用の端子
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項4記載の
    電動機の固定子。
  12. 【請求項12】 前記コイルに供給するための端子は、
    基板結合部とコイル端末結線部とを有し、前記基板固定
    用部品とは別部品の端子固定部品に保持され、前記コイ
    ル端末結線部にコイル端末を接合後に前記端子固定部品
    を前記基板固定用部品に取り付けることを特徴とする請
    求項1記載の電動機の固定子。
  13. 【請求項13】 前記端子固定部品は係り止め部を有
    し、前記係り止め部を掛けることにより前記端子固定部
    品を前記基板固定用部品に取り付けることを特徴とする
    請求項12記載の電動機の固定子。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13の何れかに記載の電動
    機の固定子をモールドで封入し、固定子として使用する
    ことを特徴とする直流ブラシレスモータ。
  15. 【請求項15】 冷凍サイクルを備えた空気調和機にお
    いて、請求項14記載の直流ブラシレスモータを送風機
    に用いたことを特徴とする空気調和機。
  16. 【請求項16】 固定子鉄心にマグネットワイヤーを巻
    線することによりコイルを形成し、外部と基板を介して
    電気的に接続される電動機の固定子の基板固定用部品に
    おいて、 前記基板を固定すると共に、前記コイルを形成するため
    の端子及び外部の電力を前記コイルに供給するための端
    子を有し、前記コイルの一方の軸方向端部の内径側空間
    に配置され、前記固定子鉄心に固定されることを特徴と
    する基板固定用部品。
  17. 【請求項17】 リング状に形成され、このリング状部
    から軸方向に固定子側に延びた固定子鉄心への固定部材
    を有し、該固定部材が前記固定子鉄心に固定されること
    を特徴とする請求項16記載の基板固定用部品。
  18. 【請求項18】 前記固定子鉄心への固定部材をスロッ
    トオープニングに嵌合させて位置決めすることを特徴と
    する請求項17記載の基板固定用部品。
  19. 【請求項19】 リング状に形成され、このリング状部
    から軸方向に基板側に延びた基板への固定部材を有し、
    該固定部材が前記基板の孔に挿入固定されることを特徴
    とする請求項16記載の基板固定用部品。
  20. 【請求項20】 樹脂成形のもので、前記基板への固定
    部材を熱融着により固定することを特徴とする請求項1
    9記載の基板固定用部品。
  21. 【請求項21】 前記コイルに供給するための端子の基
    板結合部が、前記基板の端子挿入穴に嵌まり込むことに
    より前記基板に固定されることを特徴とする請求項16
    記載の基板固定用部品。
  22. 【請求項22】 前記基板より突出した基板結合部には
    んだを施すことにより、前記コイルに供給するための端
    子を前記基板に電気的に結合することを特徴とする請求
    項16記載の基板固定用部品。
  23. 【請求項23】 前記コイルに供給するための端子は、
    基板結合部とコイル端末結線部とを有し、端子保持部に
    保持されることを特徴とする請求項16記載の基板固定
    用部品。
  24. 【請求項24】 前記コイルは外周側コイルと内周側コ
    イルとを有し、前記外周側コイルと内周側コイルとの中
    継点となる中継端子を備えたことを特徴とする請求項1
    6記載の基板固定用部品。
  25. 【請求項25】 前記コイルの中性点用の端子を備えた
    ことを特徴とする請求項16記載の基板固定用部品。
  26. 【請求項26】 前記コイルに供給するための端子は、
    基板結合部とコイル端末結線部とを有し、別部品の端子
    固定部品に保持され、前記コイル端末結線部にコイル端
    末を接合後に前記端子固定部品を基板固定用部品に取り
    付けることを特徴とする請求項16記載の基板固定用部
    品。
  27. 【請求項27】 前記端子固定部品は係り止め部を有
    し、前記係り止め部を掛けることにより前記端子固定部
    品を基板固定用部品に取り付けることを特徴とする請求
    項26記載の基板固定用部品。
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