JP2003243498A - 半導体素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体素子およびその製造方法

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JP2003243498A JP2002039113A JP2002039113A JP2003243498A JP 2003243498 A JP2003243498 A JP 2003243498A JP 2002039113 A JP2002039113 A JP 2002039113A JP 2002039113 A JP2002039113 A JP 2002039113A JP 2003243498 A JP2003243498 A JP 2003243498A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレクトロマイグレーション耐性に優れ、ビ
ア抵抗を低減することが可能な半導体素子およびその形
成方法を提供する。 【解決手段】 第1配線層および第2配線層およびビア
プラグと、層間絶縁膜との間には、配線金属の拡散を抑
制する拡散バリア層が形成され、第1配線とビアプラグ
との間で配線金属の原子が移動可能である。または、第
1配線層とビアプラグの境界部分の配線金属は、結晶粒
界が成長して結晶的に連続となっている。半導体素子基
板上に層間絶縁膜が積層し、層間絶縁膜にビアホールお
よび第1配線層用の溝および第2配線層用の溝を形成
し、第1配線層用の溝に配線金属を埋め込むことによっ
て第1配線層を形成した後に、ビアホールおよび第2配
線層用の溝の側壁部分にのみ拡散バリア層を選択的に形
成し、ビアホールおよび溝に配線金属を埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線構造の半
導体素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のLSIの高集積化に伴い、より高
速化と高い信頼性とを得られる配線材料が求められるよ
うになってきている。そこで、従来のAl合金配線と比
較して電気抵抗が約3分の2程度であり、より高いエレ
クトロマイグレーション(EM)耐性が期待されるCu
配線の実用化が重要視されている。
【0003】トランジスタ形成プロセス(フロントエン
ド)後の多層配線プロセス(バックエンド)においてC
u配線を形成する際に、一般的にCuはドライエッチン
グが容易ではない為に、ダマシン法を用いてCu配線を
形成する。図7は従来のデュアルダマシン構造による半
導体素子を模式的に示した図であり、半導体素子基板上
に保護膜1が形成され、保護膜1上に層間絶縁膜2,キ
ャップ層5,層間絶縁膜6,キャップ層7および層間絶
縁膜8が積層され、層間絶縁膜2,8にはそれぞれ第1
配線層4と第2配線層12が形成され、層間絶縁膜6に
はビアホールが形成され、第1配線層4と層間絶縁膜2
との間にはバリアメタル3が形成され、ビアホールのC
uおよび第2配線層12と層間絶縁膜6,8との間には
バリアメタル11が形成されている。また、第1配線層
4とビアホール底部の間にもバリアメタル11が存在し
ている。
【0004】図7に示した従来のデュアルダマシン構造
による半導体素子の形成は以下のような手順で行われ
る。半導体素子基板上にCuの拡散を防止するための保
護膜を形成し、保護膜の上に層間絶縁膜を積層し、層間
絶縁膜に配線パターンの溝(トレンチ)を形成し、層間
絶縁膜へのCu拡散を防止するためのバリアメタルを保
護膜および層間絶縁膜の全面に成膜し、その後トレンチ
にCuを埋め込んで第1層配線を形成する。その後、第
1層配線上にキャップ層と層間絶縁を交互に積層し、ビ
アホールとトレンチを形成した後にビアホールおよびト
レンチの側壁にバリアメタルを成膜し、ビアホールおよ
びトレンチにCuを埋め込んで余剰Cuを除去する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のデュアルダマシン法で形成されるCu配線にお
いては、第1配線層4と第2配線層12はビアホールの
底部で異種金属であるバリアメタル11を介して接合さ
れる。したがって、電流を流したときのエレクトロマイ
グレーションによるCu原子の流れが、バリアメタル1
1によって遮られるために不連続なものとなってしま
う。配線に電流を流したときにエレクトロマイグレーシ
ョンによってボイドが発生するメカニズムは、配線に高
い電流密度の電流が流れると、金属原子はエレクトロン
ウィンドフォースにより力を受け、その結果、金属原子
は電子の流れる方向に拡散し、カソード側にボイドを形
成すると考えられている。
【0006】例えば図7に示すように、第2配線層12
からビアホールを通って第1配線層4に電子eが流れ
出す場合、ビアホールの底部にあるバリアメタル11と
第1配線層4のCu界面下に、Cu原子の過剰な移動に
よる欠陥(ボイド)13が生成されることが知られてい
る。このボイド13はCu配線におけるエレクトロマイ
グレーション耐性低下の問題を引き起こすこととなる。
【0007】また、通常バリアメタルとして使われる金
属はCuに比べ抵抗が高いため、ビアホール底部のバリ
アメタルの存在によってビア抵抗が増大してしまう。ま
た同様に、バリアメタルを成膜することによって、トレ
ンチ内のCu膜厚が薄くなるため、実効的な配線抵抗は
増大してしまう。しかし、バリアメタルは絶縁層へのC
u原子の拡散を抑制するため、また、絶縁層とCu膜と
の密着性を向上するため、Cuの埋め込み性を向上する
ため等の目的で成膜されており、通常の形成方法におい
ては必須であり、バリアメタルの成膜を削除することは
困難である。
【0008】本発明は、このような配線層にCuを用い
る場合に要求されるバリアメタルの特性を活かしながら
も、エレクトロマイグレーション耐性の劣化を抑制する
ことや、ビア抵抗の低減を図ることができる半導体素子
を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
めに、本発明の半導体素子では、第1配線層および第2
配線層およびビアプラグと層間絶縁膜との間には、配線
金属の拡散を抑制する拡散バリア層が形成されている
が、第1配線とビアプラグとの間では配線金属原子が移
動可能となっている。第1配線層とビアプラグの間で配
線金属が直接接触していることなどで、ビアプラグと第
1配線層の間で配線金属原子が移動可能であることによ
り、電流を流したときにエレクトロマイグレーションに
よりビアプラグと第1配線層の界面に発生するボイドの
発生を抑制することが可能となり、エレクトロマイグレ
ーション耐性を向上させることができる。
【0010】さらに上述の目的を達成するために、本発
明の半導体素子の製造方法では、半導体素子基板上に層
間絶縁膜が積層し、層間絶縁膜にビアホールおよび第1
配線層用の溝および第2配線層用の溝を形成し、第1配
線層用の溝に配線金属を埋め込むことによって第1配線
層を形成した後に、ビアホールおよび第2配線層用の溝
の側壁部分にのみ拡散バリア層を選択的に形成し、ビア
ホールおよび第2配線層用の溝に配線金属を埋め込む。
【0011】ビアホール底部にバリアメタルを成膜せ
ず、ビアホールと溝の側壁部分へのみバリアメタル成膜
を行うことで、層間絶縁膜への配線金属の拡散を防止し
することができる。それと同時に、第1配線層とビアプ
ラグの間にはバリアメタルを形成せず、第1配線層とビ
アプラグとの直接接続を行うことができるため、簡便に
本願発明のエレクトロマイグレーション耐性に優れた半
導体素子を製造することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したデュアル
ダマシン構造の半導体素子およびその製造方法につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本願発
明の半導体素子を模式的に示した図であり、半導体素子
基板に保護膜1,層間絶縁膜2,キャップ層5,層間絶
縁膜6,キャップ層7および層間絶縁膜8が積層され、
層間絶縁膜2に形成された第1配線層4と層間絶縁膜8
に形成された第2配線層12がビアプラグ14によって
電気的に接続されている。また、第1配線層4,第2配
線層12,ビアプラグ14はCuで形成されており、層
間絶縁膜2,層間絶縁膜6,層間絶縁膜8とCuの間に
は、Cuの拡散を防止するためのバリアメタル11が成
膜されている。第1配線層4とビアプラグ14との間に
はバリアメタル11が存在しないため、第1配線層4と
第2配線層12とビアプラグ14を形成しているCuは
直接接続している。
【0013】上述した本願発明の半導体素子では、図2
に示すように、第1配線層4および第2配線層12およ
びビアプラグ14のCuが、異種金属であるバリアメタ
ル11によって遮断されておらず、結晶が連続した状態
でCuの接合がなされている構造であり、ビアホール9
底部にバリアメタル11が無い。そのため、第2配線層
12からビアプラグ14を通って第1配線層4に電子e
が流れ出す場合、エレクトロマイグレーションによっ
てCu原子が移動したとしても、Cuの結晶が連続した
状態であるためにCu原子の不連続発生が抑制されて、
ビアプラグ14のCuと第1配線層4のCu接合部分に
おいてボイドが発生することが無くなり、エレクトロマ
イグレーション耐性が向上する。また、ビアホール9底
部にバリアメタル11が存在しないことによって、ビア
抵抗の増大を抑制することができる。
【0014】またビアホール9底部にバリアメタル11
が完全に無いほうが望ましいが、図3に示したように、
ビアプラグ14と第1配線層4との間でCu原子が移動
できるように、部分的にビアプラグ14のCuと第1配
線層4のCuとが接合されている状態となるよう、第1
配線層4とビアプラグ14との間に部分的にバリアメタ
ル11が形成されていてもよい。
【0015】さらに図示しないが、第1配線層4とビア
プラグ14との間の全面にバリアメタル11が形成され
ていたとしても、第1配線層4とビアプラグ14との間
でCu原子の拡散が生じる程度の非常に薄い膜としてバ
リアメタル11を形成てもよい。つまり、第1配線層4
とビアプラグ14との間でCu原子の移動がおこる状態
を確保していることで、ビアプラグ14と第1配線層4
のCu接合部分においてボイドが発生することを抑制で
き、エレクトロマイグレーション耐性が向上する。
【0016】図4は本願発明のデュアルダマシン構造の
半導体素子を製造する工程を示したものである。半導体
素子基板上にトランジスタとのコンタクトホール形成が
終了したのち、Cuの拡散を防止するためにSiN等で
保護膜1を形成し、保護膜1の上にSiOC等の層間絶
縁膜2を積層し、層間絶縁膜2上にフォトリソグラフィ
で配線パターンの溝(トレンチ)をレジストで形成し
て、ドライエッチングで層間絶縁膜2および保護膜1を
除去する。その後、層間絶縁膜2へのCu拡散を防止す
るためにWN等のバリアメタル3を、スパッタまたはC
VD(Chemical Vapor Deposit
ion)装置によって保護膜1および層間絶縁膜2の全
面に成膜する(図4a)。
【0017】Cu電解めっきでCu成長を行うために、
バリアメタル3上の全面にCuシードを薄く形成し、電
解めっきでCuを成長させてCu膜を溝の中に埋め込
み、その後に絶縁膜上の余剰Cu膜をCMP(Chem
ical Mechanical Polishin
g:化学的機械的研磨)などを用いて除去する。その
際、層間絶縁膜2上のバリアメタル3も化学的機械的研
磨により除去する。これで第1層配線4の形成が完了す
る(図4b)。
【0018】第1層配線4上にSiC等の膜であるキャ
ップ層5、キャップ層5の上にビアホール深さ分のSi
OC等による層間絶縁膜6、層間絶縁膜6の上にSiC
等の膜であるキャップ層7、キャップ層7の上に配線厚
さ分のSiOC等による層間絶縁膜8を積層する(図4
c)。
【0019】フォトリソグラフィでビアホール形状以外
の部分をレジストでパターニングし、ドライエッチング
でビアホール9を形成する。このとき、第1層配線4の
上に形成したキャップ層5は、エッチングにより除去せ
ずにおく(図4d)。
【0020】次に、フォトリソグラフィで配線形状以外
の部分をレジストでパターニングし、ドライエッチング
を行って、層間絶縁膜8内にビアホール9とトレンチ1
0(図中矢印領域)が形成される。このとき、ビアホー
ル9はすでに底まで削り込まれているが、第1層配線4
上に形成されているキャップ層5によってビアホール9
の底が保護されている。その後、ビアホール9の底部に
あるキャップ層5とトレンチ10の周りに残っているキ
ャップ層7をエッチングで除去し、ビアホール9底部に
第1配線層4のCuがビアホール9に露出した状態の構
造が形成される(図4e)。
【0021】上述した図4dから図4eでは、ビアホー
ル9の形成をトレンチ10の形成よりも先に行う場合を
示したが、トレンチ10の形成をした後にビアホール9
を形成する手順により構造を形成しても構わない。その
後、層間絶縁膜8上と、ビアホール9およびトレンチ1
0の側壁部分にスパッタやCVD装置でWN等のバリア
メタル11を形成する。
【0022】このとき、ビアホール11底部には第1配
線層4のCuが露出しており、ビアホール9側壁部には
層間絶縁膜6,8やキャップ層5,7などの絶縁材料が
露出している。層間絶縁膜6,8やキャップ層5,7な
どの絶縁膜上とCuとでは、CVDによる成膜の際にガ
ス吸着及び解離確率が異なるので、第1配線層4のCu
上にバリアメタル11であるWNの成膜が始まるまでの
時間t1が、層間絶縁膜6,8やキャップ層5,7など
の絶縁膜上全面にWNの成膜が始まるまでの時間t2よ
りも遅い条件で成膜を行う。特に、t1時間までに、層
間絶縁膜6,8やキャップ層5,7などの絶縁膜上には
WNが30Å以上成膜されている条件とする。その結
果、ビアホール9底部の第1配線層4であるCu上には
WNは成膜されず、それ以外のビアホール9側壁部分の
層間絶縁膜6,8やキャップ層5,7などの絶縁膜には
30Å以上のWN膜が成膜される(図4f)。
【0023】その後、Cuを電解めっき成長させるため
のCuシードをバリアメタル11の上にPVD(Phy
sical Vapor Deposition)によ
り形成し、Cu電解めっき装置を用いてビアホール9お
よびトレンチ10内部でCuを成長させて、ビアホール
9にCuを埋め込んでビアプラグ14を形成すると同時
に、トレンチ10にCuを埋め込んで第2配線層12を
形成する。層間絶縁膜8上に成長した余分なCuとバリ
アメタル11を化学的機械的研磨により除去し、平坦化
すると本願発明の半導体素子が形成される(図4g)。
これにより、第1配線層4および第2配線層12および
ビアプラグ14のCuが、バリアメタル11によって遮
断されておらず、結晶が連続した状態でCuの接合がな
されている構造の半導体素子が得られた。以下、同様の
プロセスを繰り返すことによりCu多層配線が完了す
る。
【0024】上記の説明では、Cu配線のバリアメタル
3,11をWN膜としているが、層間絶縁膜2,6,8
へのCuの拡散を防止するための材質であればよく、T
a、TaN、W、WSiN、Ti、TiN及びTiSi
N等でも構わない。また、層間絶縁膜2,6,8をSi
OCとしているが、SiO膜、SiOF膜、有機化合
物膜など絶縁材料膜ならば膜種は問わない。また、キャ
ップ層5,7をSiCとしているが、SiNで形成して
もよい。
【0025】上記半導体素子製造の一実施例として、バ
リアメタル11としてのWNの成膜をCVD装置を用い
て、プロセス圧力:40Pa、プロセスガス:WF
7sccm、SiH=40sccm、NH=11s
ccm、Ar=100sccm、基板加熱温度:380
℃で行い、ビアホール9側壁部に露出していた層間絶縁
膜6,8やキャップ層5,7などの絶縁膜上に、膜厚1
00ÅのWNを成膜することができた。
【0026】また、PVDによるCu成膜を、DCパワ
ー:12kW、圧力:0.1Pa、成膜温度:−20℃
で行い膜厚150nmのCuを得た。また、電解めっき
によるCu埋め込みを、硫酸銅系Cu電解めっき液(E
EJA製:MicrofabCu 2000 シリーズ
(商品名))を用いて、めっき電流値:2.83A、め
っき液温度:18℃で行い、膜厚1.5μmのCuを得
た。また、層間絶縁膜8上に成長したCuとバリアメタ
ル11の化学的機械的研磨による研磨を、研磨圧力:1
00g/cm、回転数:30rpm、回転パッド:不
織布と独立発泡体の積層、スラリー:Hを添加し
たアルミナ含有スラリー、スラリー流量:100cc/
min、温度:25〜30℃の条件で行った。
【0027】次に、本発明を適用したデュアルダマシン
構造の半導体素子およびその製造方法の変形例について
説明する。図5は本願発明の半導体素子を模式的に示し
た図であり、半導体素子基板に保護膜1,層間絶縁膜
2,キャップ層5,層間絶縁膜6,キャップ層7および
層間絶縁膜8が積層され、層間絶縁膜2に形成された第
1配線層4と層間絶縁膜8に形成された第2配線層12
がビアプラグ14によって電気的に接続されている。ま
た、第1配線層4,第2配線層12,ビアプラグ14は
Cuで形成されており、層間絶縁膜2,層間絶縁膜6,
層間絶縁膜8とCuの間には、Cuの拡散を防止するた
めの拡散バリア層15が形成されている。第1配線層4
とビアプラグ14との間には拡散バリア層15が存在し
ないため、第1配線層4と第2配線層12とビアプラグ
14を形成しているCuは直接接続している。
【0028】上述した本願発明の半導体素子では、図2
に示した例と同様に、第1配線層4および第2配線層1
2およびビアプラグ14のCuが、拡散バリア層15に
よって遮断されておらず、結晶がグレイン成長して結晶
が連続した状態でCuの接合がなされている構造であ
り、ビアホール9底部に拡散バリア層15が無い。その
ため、第2配線層12からビアプラグ14を通って第1
配線層4に電子eが流れ出す場合、エレクトロマイグ
レーションによってCu原子が移動したとしても、Cu
の結晶が連続した状態であるためにCu原子の不連続発
生が抑制されて、ビアプラグ14のCuと第1配線層4
のCu接合部分においてボイドが発生することが無くな
り、エレクトロマイグレーション耐性が向上する。ま
た、ビアホール9底部に拡散バリア層15が存在しない
ことによって、ビア抵抗の増大を抑制することができ
る。
【0029】またビアホール9底部に拡散バリア層15
が完全に無いほうが望ましいが、ビアプラグ14と第1
配線層4との間でCu原子移動できるように、部分的に
ビアプラグ14のCuと第1配線層4のCuとが接合さ
れている状態となるように、図3に示した例と同様に第
1配線層4とビアプラグ14との間に部分的に拡散バリ
ア層15が形成されていてもよい。つまり、第1配線層
4とビアプラグ14との間でCu原子の移動がおこる状
態を確保していることで、ビアプラグ14と第1配線層
4のCu接合部分においてボイドが発生することを抑制
できる。
【0030】図6は本願発明のデュアルダマシン構造の
半導体素子を製造する工程を示したものである。半導体
素子基板上にトランジスタとのコンタクトホール形成が
終了したのち、Cuの拡散を防止するためにSiN等で
保護膜1を形成し、保護膜1の上にSiOC等の層間絶
縁膜2を積層し、層間絶縁膜2上にフォトリソグラフィ
で配線パターンの溝(トレンチ)をレジストで形成し
て、ドライエッチングで層間絶縁膜2および保護膜1を
除去する。その後、層間絶縁膜2へのCu拡散を防止す
るためにTaN等のバリアメタル3を、スパッタまたは
CVD(Chemical Vapor Deposi
tion)装置によって保護膜1および層間絶縁膜2の
全面に成膜する(図6a)。
【0031】Cu電解めっきでCu成長を行うために、
バリアメタル3上の全面にCuシードを薄く形成し、電
解めっきでCuを成長させてCu膜を溝の中に埋め込
み、その後に絶縁膜上の余剰Cu膜をCMP(Chem
ical Mechanical Polishin
g:化学的機械的研磨)などを用いて除去する。その
際、層間絶縁膜2上のバリアメタル3も化学的機械的研
磨により除去する。これで第1層配線4の形成が完了す
る(図6b)。
【0032】第1層配線4上にSiC等の膜であるキャ
ップ層5、キャップ層5の上にビアホール深さ分のSi
OC等による層間絶縁膜6、層間絶縁膜6の上にSiC
等の膜であるキャップ層7、キャップ層7の上に配線厚
さ分のSiOC等による層間絶縁膜8を積層する(図6
c)。
【0033】フォトリソグラフィでビアホール形状以外
の部分をレジストでパターニングし、ドライエッチング
でビアホール9を形成する。このとき、第1層配線4の
上に形成したキャップ層5は、エッチングにより除去せ
ずにおく(図6d)。
【0034】次に、フォトリソグラフィで配線形状以外
の部分をレジストでパターニングし、ドライエッチング
を行って、層間絶縁膜8内にビアホール9とトレンチ1
0(図中矢印領域)が形成される。このとき、ビアホー
ル9はすでに底まで削り込まれているが、第1層配線4
上に形成されているキャップ層5によってビアホール9
の底が保護されている(図6e)。
【0035】上述した図6dから図6eでは、ビアホー
ル9の形成をトレンチ10の形成よりも先に行う場合を
示したが、トレンチ10の形成をした後にビアホール9
を形成する手順により上述の構造を形成しても構わな
い。その後、ビアホール9底部に露出しているキャップ
層5および層間絶縁膜8上と、ビアホール9およびトレ
ンチ10の側壁部分に、Cuの拡散を防止するための拡
散バリア層15をNHプラズマで窒化処理することで
形成する。ビアホール9およびトレンチ10の側壁部分
の表面に、Cuの拡散を防止する層を形成することが可
能であれば上記の方法に限らない。その後、ビアホール
9の底部にあるキャップ層5とトレンチ10の周りに残
っているキャップ層7を除去し、ビアホール9底部に第
1配線層4のCuがビアホール9に露出した状態の構造
が形成される(図6f)。
【0036】その後、Cuを電解めっき成長させるため
のCuシードを拡散バリア層15の上にPVD(Phy
sical Vapor Deposition)によ
り形成し、Cu電解めっき装置を用いてビアホール9お
よびトレンチ10内部でCuを成長させて、ビアホール
9およびトレンチ10にCuを埋め込む。このときバリ
アメタルを成膜していないため、トレンチ10部分とビ
アホール9部分の埋め込み性が悪く、埋め込み不良16
が生じたとしても構わない。(図6g)。
【0037】ビアホール9およびトレンチ10にCuを
埋め込んだだけの状態では、先に述べたように、バリア
メタルを形成していないことに起因して、Cuの埋め込
み不良16が発生している可能性がある。そのため、半
導体素子基板に高圧力処理を施すことによって、埋め込
み不良16をCuで充填して埋め込みを行う。高圧処理
を行うと、トレンチ10側からCuが押し込まれる形
で、ビアホール9の底部の埋め込み不良16部分にCu
が充填され、埋め込み不良16が消滅する。これによ
り、ビアホール9にCuを埋め込まれてビアプラグ14
が形成され、トレンチ10にCuが埋め込まれて第2配
線層12が形成された。また高圧処理と同時に熱処理も
行われるため、第1配線層4のCuとビアプラグ14の
Cuが接触した状態でグレイン(結晶粒界)が成長する
ため、第1配線層4のCuとビアプラグ14のCuが再
結晶化して、結晶的に連続したものになる。
【0038】その後、層間絶縁膜8上に成長した余分な
Cuと拡散バリア層15を化学的機械的研磨により除去
し、平坦化すると本願発明の半導体素子が形成される、
第1配線層4および第2配線層12およびビアプラグ1
4のCuが、拡散バリア層15によって遮断されておら
ず、結晶が連続した状態でCuの接合がなされている構
造の半導体素子が得られた(図6h)。以下、同様のプ
ロセスを繰り返すことによりCu多層配線が完了する。
【0039】上記の説明では、Cu配線のバリアメタル
3をTaN膜としているが、層間絶縁膜2,6,8への
Cuの拡散を防止するための材質であればよく、Ta、
W、WSiN、Ti、TiN及びTiSiN等でも構わ
ない。また、層間絶縁膜2,6,8をSiOCとしてい
るが、SiO膜、SiOF膜、有機化合物膜など絶縁
材料膜ならば膜種は問わない。また、キャップ層5,7
をSiCとしているが、SiNで形成してもよい。
【0040】上記半導体素子の製造の一実施例として、
TaNを成膜する際のスパッタを、DCパワー:15k
W、プロセス圧力:0.1Pa、プロセスガス:Ar=
10sccm、N=20sccm、基板加熱温度:2
00度で行い、膜厚200ÅのTaNを得た。また、P
VDによるCu成膜を、DCパワー:12kW、圧力:
0.1Pa、成膜温度:−20℃で行い、膜厚150n
mのCuを得た。また、電解めっきによるCu埋め込み
を、硫酸銅系Cu電解めっき液(EEJA製:Micr
ofab Cu 2000 シリーズ(商品名))を用
いて、めっき電流値:2.83A、めっき液温度:18
℃で行い、膜厚1.5μmのCuを得た。
【0041】また、半導体素子基板に高圧処理および熱
処理を、圧力:150Pa、温度:400℃、処理時
間:60分の条件で高圧処理を行って、埋め込み不良を
消滅させ、Cuのグレイン成長を行った。また、層間絶
縁膜8上に成長したCuとバリアメタル11の化学的機
械的研磨による研磨を、研磨圧力:100g/cm2、
回転数:30rpm、回転パッド:不織布と独立発泡体
の積層、スラリー:Hを添加したアルミナ含有ス
ラリー、スラリー流量:100cc/min、温度:2
5〜30℃の条件で行った。
【0042】
【発明の効果】本発明の半導体素子によって、ビアホー
ル底部に異種金属であるバリアメタルが無い、もしくは
バリアメタルが存在したとしても、Cu原子が上層の配
線層から下層の配線層まで動くことができる。このた
め、下層配線とビアプラグの界面にボイドが発生しにく
く、エレクトロマイグレーション耐性を向上させること
が可能となり、高信頼性のCu配線構造を実現できる。
また同時に、Cuと比較して抵抗が大きいバリアメタル
がビアプラグと配線層との間に無いので、ビア抵抗を低
減することが可能になる。
【0043】本発明の半導体素子の製造方法は、層間絶
縁膜のみにバリアメタル膜を成膜し、かつ同時にビアホ
ール底部のCuにはバリアメタルを成膜しないことを特
徴としているので、従来のCu配線デュアルダマシン法
と比較して、工程数を増加させること無く高信頼性かつ
低抵抗のCu配線構造を実現することができる。
【0044】また、ビアホールとトレンチの側壁部分を
窒化処理して拡散バリア層を形成し、高圧処理によって
ビアホールとトレンチへCu埋め込みを行ってビアプラ
グと上層配線を形成することで、下層配線とビアプラグ
のCuがグレイン(結晶粒界)が成長して結晶的に連続
になり、ボイドの発生を抑制することができる。また、
層間絶縁膜上のメタル膜を除去する工程において、Cu
膜の除去のみを行うために、化学的機械的研磨等の工程
が容易になることも期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の多層配線構造の半導体素子を模式的
に示す断面図である。
【図2】本願発明の多層配線構造の半導体素子に電流を
流した場合を模式的に示す断面図である。
【図3】ビアプラグと第1配線層間でのCu原子の動き
を模式的に示す断面図である。
【図4】本願発明の多層配線構造の半導体素子を製造す
る工程断面図である。
【図5】本願発明の多層配線構造の半導体素子の変形例
を示す断面図である。
【図6】多層配線構造の半導体素子を製造する変形例の
工程断面図である。
【図7】従来のデュアルダマシン構造による半導体素子
とボイドの発生を示す断面図である。
【符号の説明】
1 保護膜 2、6、8 層間絶縁膜 3、11 バリアメタル 4 第1層配線 5、7 キャップ層 9 ビアホール 10 トレンチ 12 第2配線層 13 ボイド 14 ビアプラグ 15 拡散バリア層 16 埋め込み不良
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 新吾 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 堀越 浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5F033 HH11 HH18 HH19 HH21 HH27 HH28 HH32 HH33 HH34 JJ11 JJ18 JJ19 JJ21 JJ27 JJ28 JJ32 JJ33 JJ34 KK11 KK18 KK19 KK21 KK27 KK28 KK32 KK33 KK34 MM02 MM12 MM13 NN05 NN06 NN07 PP03 PP06 PP14 PP27 QQ09 QQ10 QQ37 QQ48 QQ50 QQ73 QQ86 RR01 RR04 RR06 RR11 RR21 TT02 XX01 XX05 XX09

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子基板上に層間絶縁膜が積層さ
    れ、前記層間絶縁膜に形成された溝に配線金属が埋め込
    まれることによって第1配線層および第2配線層が形成
    され、前記第1配線層と前記第2配線層とが、ビアホー
    ルを前記配線金属で埋めたビアプラグによって電気的に
    接続されてなる半導体素子であって、 前記第1配線層および前記第2配線層および前記ビアプ
    ラグと、前記層間絶縁膜との間には、前記配線金属の拡
    散を抑制する拡散バリア層が形成され、 前記第1配線と前記ビアプラグとの間で、前記配線金属
    の原子が移動可能であることを特徴とする半導体素子。
  2. 【請求項2】 前記第1配線層と前記ビアプラグとで、
    前記配線金属が直接接触していることを特徴する請求項
    1記載の半導体素子。
  3. 【請求項3】 前記第1配線層と前記ビアプラグとの間
    に、部分的に拡散バリア層が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の半導体素子。
  4. 【請求項4】 前記第1配線層と前記ビアプラグの境界
    部分の前記配線金属は、結晶粒界が成長して結晶的に連
    続となっていることを特徴とする請求項1記載の半導体
    素子。
  5. 【請求項5】 前記拡散バリア層は、Ta、TaN、
    W、WN、WSiN、Ti、TiN、及びTiSiNか
    ら選ばれる1種以上の材料を成膜したものであることを
    特徴とする請求項1記載の半導体素子。
  6. 【請求項6】 前記拡散バリア層は、前記ビアホールお
    よび前記溝の側壁部分を、窒化処理したものであること
    を特徴とする請求項1記載の半導体素子。
  7. 【請求項7】 前記配線金属は、Cuを含むことを特徴
    とする請求項1記載の半導体素子。
  8. 【請求項8】 半導体素子基板上に層間絶縁膜を積層
    し、前記層間絶縁膜にビアホールおよび第2配線層用の
    溝および第1配線層用の溝を形成し、前記第1配線層用
    の溝に配線金属を埋め込むことによって第1配線層を形
    成した後に、 前記ビアホールおよび前記第2配線層用の溝の側壁部分
    にのみ、拡散バリア層を選択的に形成し、 前記ビアホールおよび前記第2配線層用の溝に前記配線
    金属を埋め込むことを特徴とする半導体素子の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記拡散バリア層の選択的な形成はバリ
    アメタルを成膜することにより行い、 前記ビアホール底部の第1配線上に前記バリアメタルの
    成膜が始まる以前に、 前記ビアホールおよび前記第2配線層用の溝の側壁部へ
    のバリアメタルの成膜が終了することを特徴とする請求
    項8記載の半導体素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ビアホール底部の第1配線上に前
    記バリアメタルの成膜が始まる以前に、 前記ビアホールおよび前記第2配線層用の溝の側壁部に
    成膜されるバリアメタルは、30Å以上であることを特
    徴とする請求項9記載の半導体素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記バリアメタルの成膜は、化学気相
    成長法または物理気相成長法により行われることを特徴
    とする請求項9記載の半導体素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記バリアメタルは、Ta、TaN、
    W、WN、WSiN、Ti、TiN、及びTiSiNか
    ら選ばれる1種以上の材料であることを特徴とする請求
    項9記載の半導体素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記ビアホールおよび前記第2配線層
    用の溝への前記配線金属の埋め込みは、前記バリアメタ
    ル上に前記配線金属を電解めっきすることで行うことを
    特徴とする請求項9記載の半導体素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記ビアホールおよび前記第2配線層
    用の溝への前記配線金属の埋め込みは、前記拡散バリア
    層上に前記配線金属を電解めっきした後に、 前記第2配線層側から圧力を印加することで行われるこ
    とを特徴とする請求項13記載の半導体素子の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記第2配線層側からの圧力印加と同
    時に熱処理を行って、 前記ビアホールに埋め込まれた前記配線金属と、前記第
    1配線層の前記配線金属の、 境界部分の結晶粒界を成長させることを特徴とする請求
    項14記載の半導体素子の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記拡散バリア層の選択的な形成は、
    前記ビアホールおよび前記第2配線層用の溝の側壁部分
    を窒化処理することにより行われることを特徴とする請
    求項8記載の半導体素子の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記ビアホールおよび前記第2配線層
    用の溝への前記配線金属の埋め込みを行った後、 化学的機械的研磨により前記層間絶縁膜上の前記配線金
    属を除去することを特徴とする請求項8記載の半導体素
    子の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記配線金属はCuを含むことを特徴
    とする請求項8記載の半導体素子の製造方法。
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