JP2003241813A - 部品加工工程管理方法及び部品加工工程管理プログラム - Google Patents

部品加工工程管理方法及び部品加工工程管理プログラム

Info

Publication number
JP2003241813A
JP2003241813A JP2002035545A JP2002035545A JP2003241813A JP 2003241813 A JP2003241813 A JP 2003241813A JP 2002035545 A JP2002035545 A JP 2002035545A JP 2002035545 A JP2002035545 A JP 2002035545A JP 2003241813 A JP2003241813 A JP 2003241813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
time
identifier
information
machining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002035545A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4150524B2 (ja
Inventor
Yukio Muro
由紀夫 室
Akira Ishibashi
晶 石橋
Toshiaki Kanda
俊明 神田
Kazuto Misu
和人 三栖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002035545A priority Critical patent/JP4150524B2/ja
Priority to US10/364,469 priority patent/US7483762B2/en
Publication of JP2003241813A publication Critical patent/JP2003241813A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4150524B2 publication Critical patent/JP4150524B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • G06Q10/087Inventory or stock management, e.g. order filling, procurement or balancing against orders

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品加工の進度をよりリアルタイムに近い状
態で把握できる部品加工工程管理方法及び部品加工工程
管理プログラムを提供する。 【解決手段】 管理コンピュータ31は、部品加工につ
いての前段取処理、加工処理及び後段取処理の開始時刻
及び終了時刻を実績時間記憶部36に記録する。さら
に、管理コンピュータ31は、収納箱単位の実績報告に
基づいて、収納箱に対応する包装カードのバーコードの
読取により、収納箱単位で完成時間及び実績数を記録す
る。また、管理コンピュータ31は、不良発生報告を受
け入れた不良発生時間を不良内容とともに不良発生情報
記憶部39に記録する。また、管理コンピュータ31
は、設備の稼働状況を設備停止履歴記憶部40及び設備
状態記憶部41に記録する。そして、管理コンピュータ
31は、これらの各報告による情報と生産計画に基づい
て、生産実績を示す日報情報を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産管理に関し、
特に、部品加工工程を管理する部品加工工程管理方法及
び部品加工工程管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、部品加工工程においては、部品加
工を行う作業者が、加工した部品についての実績を記録
しておき、1日の作業終了時に、その記録した実績から
その1日の部品加工の実績を集計している。
【0003】また、特開2000−322119には、
ロット番号によって生産管理を行う生産システムが記載
されている。このシステムでは、作業の開始及び完了実
績をロット毎に登録し、ロット毎の生産進捗状況が確認
できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
1日の作業終了時に実績を集計する従来の方法では、リ
アルタイムで加工作業の進展を把握することができず、
その結果、加工作業における不良の発生や設備の停止等
の異常の発見が遅れる場合がある。また、この場合、ど
の工程でそのような異常が発生したかを把握することも
難しくなる。一方、部品加工においては、加工作業の進
度をリアルタイムで把握することが望ましいが、従来の
ように1日の作業終了時に実績の集計を行っていたので
は、加工作業の進度をリアルタイムで把握することがで
きない。
【0005】また、上記特開2000−322119に
おいては、ロット単位が具体的にどのような単位である
かの記載は一切なく、よりリアルタイムに近い加工作業
進度を把握するための仕組も記載されていない。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、部品加工の進度をより
リアルタイムに近い状態で把握できる部品加工工程管理
方法及び部品加工工程管理プログラムを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、コンピュータを用いて
部品加工工程を管理する部品加工工程管理方法であっ
て、前記コンピュータが、加工計画記憶手段に記憶した
部品の加工計画数量を単位数に割振る割振段階と、前記
部品加工の開始時刻を開始時刻記憶手段に記憶する開始
時刻記憶段階と、前記単位数毎の部品について加工の完
了報告を受け入れて、前記完了報告が行われた時間を報
告時刻記憶手段に記憶する報告受入記憶段階とを備えた
ことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の部品加工工程管理方法において、前記単位数は、前記
加工工程における加工が完了した完成部品を収納する収
納手段の前記完成部品の収納可能数であることを要旨と
する。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の部品加工工程管理方法において、前記割振段階は、前
記収納手段の前記収納可能数と前記加工計画数量とか
ら、前記完成部品を収納するために必要な収納手段の数
量を算出する収納手段数算出段階と、前記必要な収納手
段の数量に対応する数量の前記収納手段を識別する収納
手段識別子を付与する収納手段識別子付与段階とを備え
たことを要旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の部品加工工程管理方法において、前記コンピュ
ータが、前記収納手段識別子と前記収納可能数とを読取
手段で読取可能な情報として媒体に記録して出力する出
力段階をさらに備え、前記報告受入記憶段階は、前記出
力段階にて出力された媒体から前記情報を前記読取手段
で読み取り、前記読取手段で読み取った情報の収納手段
識別子及び収納可能数とともに、前記情報の読取時間に
基づいて前記報告時刻を記憶することを要旨とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の部品加工工程管理方法において、前記コンピュータ
が、前記収納手段識別子を収納手段識別子記憶手段に記
憶する収納手段識別子記憶段階と、部品の加工工程の完
了報告の入力を受け入れる完了報告受入段階と、前記完
了報告受入段階にて完了報告の入力を受け入れた場合、
前記読取手段で読み取った収納手段識別子を前記収納手
段識別子記憶手段が記憶している収納手段識別子と比較
する収納手段識別子比較段階と、前記比較の結果、前記
読取手段で読み取った収納手段識別子が前記収納手段識
別子記憶手段が記憶している収納手段識別子と一致しな
い場合、警告を出力する収納手段識別子警告出力段階と
をさらに備えたことを要旨とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1つに記載の部品加工工程管理方法において、
前記コンピュータが、前記部品加工の開始時刻と前記報
告時刻とから前記単位数毎の部品の加工時間を算出する
加工時間算出段階をさらに備えたことを要旨とする。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか1つに記載の部品加工工程管理方法において、
前記コンピュータが、 部品の加工を中断した加工中断
開始時刻を加工中断開始時刻記憶手段に記憶する加工中
断開始時刻記憶段階と、前記中断した部品の加工を再開
した加工再開時刻を加工再開時刻記憶手段に記憶する加
工再開時刻記憶段階と、前記加工時間と前記加工中断開
始時刻と加工再開時刻とから前記単位数毎の部品の正味
の加工時間を算出する正味加工時間算出段階とをさらに
備えたことを要旨とする。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか1つに記載の部品加工工程管理方法において、
前記部品加工工程は、少なくとも前記部品加工のための
準備工程及び加工処理工程に分割され、前記コンピュー
タが、前記分割された各工程毎に前記各工程の開始時刻
と終了時刻とを分割工程時間記憶手段に記憶する分割工
程時間取得記憶段階と、前記分割工程時間記憶手段に記
憶された開始時刻及び終了時刻に基づいて前記分割され
た各工程毎に部品加工設備の稼働時間を算出する稼働時
間算出段階とをさらに備えたことを要旨とする。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
いずれか1つに記載の部品加工工程管理方法において、
前記コンピュータが、不良発生報告を入力するための入
力手段を提供し、不良発生入力を受け入れる不良発生入
力受入段階と、前記不良発生入力に対応する不良内容を
入力するための入力手段を提供し、不良内容の入力を受
け入れる不良内容受入段階と、前記不良発生入力の時間
と前記不良内容とを部品加工計画毎に加工指示される前
記部品加工工程を識別する指示識別子に関連付けて不良
発生情報記憶手段に記憶する不良情報関連付け段階とを
さらに備えたことを要旨とする。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の部品加工工程管理方法において、前記コンピュータ
が、前記不良内容毎に分類されたコード情報を読取手段
で読取可能な情報として媒体に記録して出力する段階を
さらに備え、前記不良情報関連付け段階は、前記媒体に
記録された情報を前記読取手段で読み取り、前記読取手
段で読み取った情報のコード情報に基づいて前記不良内
容を記憶することを要旨とする。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0のいずれか1つに記載の部品加工工程管理方法におい
て、前記部品の加工計画数量は、所定の部品加工設備を
使用して所定期間において部品を加工する場合の部品の
加工計画数量であることを要旨とする。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の部品加工工程管理方法において、前記コンピュー
タが、加工指示中の前記部品加工計画について、前記指
示識別子を実行指示識別子記憶手段に記憶する段階と、
前記出力段階にて出力する媒体に、前記実行指示識別子
記憶手段に記憶した指示識別子を前記読取手段で読取可
能な情報として記録する段階と、前記読取手段で読み取
った指示識別子を前記実行指示識別子記憶手段が記憶し
ている指示識別子と比較する指示識別子比較段階と、前
記比較の結果、前記読取手段で読み取った指示識別子が
前記実行指示識別子記憶手段が記憶している指示識別子
と一致しない場合、警告を出力する実行指示識別子警告
出力段階とをさらに備えたことを要旨とする。
【0019】請求項13に記載の発明は、コンピュータ
を用いて部品加工工程を管理する部品加工工程管理プロ
グラムであって、前記コンピュータを、加工計画記憶手
段に記憶した部品の加工計画数量を単位数に割振る割振
手段、前記部品加工の開始時刻を開始時刻記憶手段に記
憶する開始時刻記憶手段、及び、前記単位数毎の部品に
ついて加工の完了報告を受け入れて、前記完了報告が行
われた時間を報告時刻記憶手段に記憶する報告受入記憶
手段として機能させることを要旨とする。
【0020】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の部品加工工程管理プログラムにおいて、前記単位
数は、前記加工工程における加工が完了した完成部品を
収納する収納手段の前記完成部品の収納可能数であるこ
とを要旨とする。
【0021】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載の部品加工工程管理プログラムにおいて、前記割振
手段を、前記収納手段の前記収納可能数と前記加工計画
数量とから、前記完成部品を収納するために必要な収納
手段の数量を算出する収納手段数算出手段、及び、前記
必要な収納手段の数量に対応する数量の前記収納手段を
識別する収納手段識別子を付与する収納手段識別子付与
手段として機能させることを要旨とする。
【0022】請求項16に記載の発明は、請求項14又
は15に記載の部品加工工程管理プログラムにおいて、
前記コンピュータを、さらに、前記収納手段識別子と前
記収納可能数とを読取手段で読取可能な情報として媒体
に記録して出力する出力手段として機能させるととも
に、前記報告受入記憶手段を、前記出力手段にて出力さ
れた媒体から前記情報を前記読取手段で読み取り、前記
読取手段で読み取った情報の収納手段識別子及び収納可
能数とともに、前記情報の読取時間に基づいて前記報告
時刻を記憶する手段として機能させることを要旨とす
る。
【0023】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の部品加工工程管理プログラムにおいて、前記コン
ピュータを、さらに、前記収納手段識別子を収納手段識
別子記憶手段に記憶する手段、部品の加工工程の完了報
告の入力を受け入れる完了報告受入手段、前記完了報告
受入手段で完了報告の入力を受け入れた場合に前記読取
手段で読み取った収納手段識別子を前記収納手段識別子
記憶手段が記憶している収納手段識別子と比較する収納
手段識別子比較手段、及び、前記比較の結果、前記読取
手段で読み取った収納手段識別子が前記収納手段識別子
記憶手段が記憶している収納手段識別子と一致しない場
合に警告を出力する収納手段識別子警告出力手段として
機能させることを要旨とする。
【0024】請求項18に記載の発明は、請求項13〜
17のいずれか1つに記載の部品加工工程管理プログラ
ムにおいて、前記コンピュータを、さらに、前記部品加
工の開始時刻と前記報告時刻とから前記単位数毎の部品
の加工時間を算出する加工時間算出手段として機能させ
ることを要旨とする。
【0025】請求項19に記載の発明は、請求項13〜
18のいずれか1つに記載の部品加工工程管理プログラ
ムにおいて、前記コンピュータを、さらに、部品の加工
を中断した加工中断開始時刻を加工中断開始時刻記憶手
段に記憶する手段、前記中断した部品の加工を再開した
加工再開時刻を加工再開時刻記憶手段に記憶する手段、
及び、前記加工時間と前記加工中断開始時刻と加工再開
時刻とから前記単位数毎の部品の正味の加工時間を算出
する正味加工時間算出手段として機能させることを要旨
とする。
【0026】請求項20に記載の発明は、請求項13〜
19のいずれか1つに記載の部品加工工程管理プログラ
ムにおいて、前記部品加工工程は、少なくとも前記部品
加工のための準備工程及び加工処理工程に分割され、前
記コンピュータを、さらに、前記分割された各工程毎に
前記各工程の開始時刻と終了時刻とを分割工程時間記憶
手段に記憶する手段、及び、前記分割工程時間記憶手段
に記憶された開始時刻及び終了時刻に基づいて前記分割
された各工程毎に部品加工設備の稼働時間を算出する稼
働時間算出手段として機能させることを要旨とする。
【0027】請求項21に記載の発明は、請求項13〜
20のいずれか1つに記載の部品加工工程管理プログラ
ムにおいて、前記コンピュータを、さらに、不良発生報
告を入力するための入力手段を提供し、不良発生入力を
受け入れる不良発生入力受入手段、前記不良発生入力に
対応する不良内容を入力するための入力手段を提供し、
不良内容の入力を受け入れる不良内容受入手段、及び、
前記不良発生入力の時間と前記不良内容とを部品加工計
画毎に加工指示される前記部品加工工程を識別する指示
識別子に関連付けて不良発生情報記憶手段に記憶する不
良情報関連付け手段として機能させることを要旨とす
る。
【0028】請求項22に記載の発明は、請求項21に
記載の部品加工工程管理プログラムにおいて、前記コン
ピュータを、さらに、前記不良内容毎に分類されたコー
ド情報を読取手段で読取可能な情報として媒体に記録し
て出力する手段として機能させるとともに、前記不良情
報関連付け手段を、前記媒体に記録された情報を前記読
取手段で読み取り、前記読取手段で読み取った情報のコ
ード情報に基づいて前記不良内容を記憶する手段として
機能させることを要旨とする。
【0029】請求項23に記載の発明は、請求項13〜
22のいずれか1つに記載の部品加工工程管理プログラ
ムにおいて、前記部品の加工計画数量は、所定の部品加
工設備を使用して所定期間において部品を加工する場合
の部品の加工計画数量であることを要旨とする。
【0030】請求項24に記載の発明は、請求項23に
記載の部品加工工程管理プログラムにおいて、前記コン
ピュータを、さらに、加工指示中の前記部品加工計画に
ついて、前記指示識別子を実行指示識別子記憶手段に記
憶する手段、前記出力手段で出力する媒体に、前記実行
指示識別子記憶手段に記憶した指示識別子を前記読取手
段で読取可能な情報として記録する手段、前記読取手段
で読み取った指示識別子を前記実行指示識別子記憶手段
が記憶している指示識別子と比較する指示識別子比較手
段、及び、前記比較の結果、前記読取手段で読み取った
指示識別子が前記実行指示識別子記憶手段が記憶してい
る指示識別子と一致しない場合に警告を出力する実行指
示識別子警告出力手段として機能させることを要旨とす
る。
【0031】(作用)請求項1又は13に記載の発明に
よれば、コンピュータは、部品加工の開始時刻を記憶す
る一方、部品の加工計画数量を単位数に割振り、その単
位数毎の部品について加工の完了報告を受け入れて、そ
の完了報告の時間を記憶する。このため、部品の加工計
画数量を割振った単位数毎に、部品の加工状況を把握で
きる。
【0032】請求項2又は14に記載の発明によれば、
前記単位数は、収納手段に収納する完成部品の収納可能
数である。このため、収納手段に収納される部品を1つ
のまとまりとして、そのまとまり毎に部品の加工状況を
把握できる。
【0033】請求項3又は15に記載の発明によれば、
コンピュータは、収納手段毎の部品の収納可能数と部品
の加工計画数量とから必要な収納手段の数量を算出す
る。そして、コンピュータは、必要な収納手段の数量に
対応する数量の収納手段を識別する収納手段識別子を付
与する。このため、必要な収納手段毎に収納手段識別子
を付与でき、その収納手段毎に完了報告の時間を把握で
きる。
【0034】請求項4又は16に記載の発明によれば、
コンピュータは、収納手段識別子と収納可能数とを読取
手段で読取可能な情報として媒体に記録して出力する。
そして、コンピュータは、その媒体から前記情報を読み
取り、前記情報として記録された収納手段識別子及び収
納可能数とともに、前記情報の読取時間に基づいて報告
時刻を記憶する。このため、収納手段識別子毎に付され
た収納可能数を、実績数として、報告時刻とともに容易
に入力することができる。
【0035】請求項5又は17に記載の発明によれば、
コンピュータは、収納手段識別子を収納手段識別子識別
子記憶手段に記憶する。また、コンピュータは、部品の
加工工程の完了報告の入力を受け入れ、前記読取手段で
読み取った収納手段識別子を収納手段識別子記憶手段が
記憶している収納手段識別子と比較する。そして、その
比較の結果、読取手段で読み取った収納手段識別子が前
記収納手段識別子記憶手段が記憶している収納手段識別
子と一致しない場合、警告を出力する。このため、収納
手段識別子記憶手段が記憶している収納手段識別子のう
ち、読取手段で読み取られていない収納手段識別子があ
る場合、その旨を通知でき、媒体からの情報の読取に漏
れが生じるのを防ぐことができる。
【0036】請求項6又は18に記載の発明によれば、
コンピュータは、部品加工の開始時刻と前記報告時刻と
から単位数毎の部品の加工時間を算出する。このため、
単位数毎の部品の加工時間を把握できる。
【0037】請求項7又は19に記載の発明によれば、
コンピュータは、部品の加工を中断した加工中断開始時
刻とその部品の加工を再開した加工再開時刻とを記憶す
る。そして、コンピュータは、加工時間と加工中断開始
時刻と加工再開時刻とから単位数毎の部品の正味の加工
時間を算出する。このため、部品の加工を中断した場合
でも、中断時間を差し引いた正味の加工時間を把握でき
る。
【0038】請求項8又は20に記載の発明によれば、
部品加工工程は、少なくとも前記部品加工のための準備
工程及び加工処理工程に分割される。そして、コンピュ
ータは、分割された各工程毎に開始時刻と終了時刻とを
記憶し、その開始時刻と終了時刻とに基づいて分割され
た各工程毎に部品加工設備の稼働時間を算出する。この
ため、分割された各工程毎に部品加工設備の稼働時間を
把握できる。
【0039】請求項9又は21に記載の発明によれば、
コンピュータは、不良発生入力を受け入れ、その不良発
生入力に対応する不良内容を入力するための入力手段を
提供して不良内容の入力を受け入れる。そして、コンピ
ュータは、不良発生入力の時間と不良内容とを部品加工
計画毎に加工指示される前記部品加工工程を識別する指
示識別子に関連付けて記憶する。このため、不良発生時
間をより正確に把握できるとともに、不良内容を把握で
きる。
【0040】請求項10又は22に記載の発明によれ
ば、コンピュータは、不良内容毎に分類されたコード情
報を読取手段で読取可能な情報として記録された媒体を
出力する。そして、コンピュータは、その媒体に記録さ
れた情報を読取手段で読み取り、読み取った情報のコー
ド情報に基づいて不良内容を記憶する。このため、不良
内容の入力を簡略化できる。
【0041】請求項11又は23に記載の発明によれ
ば、前記部品の加工計画数量は、所定の部品加工設備を
使用して所定期間において部品を加工する場合の部品の
加工計画数量である。このため、所定の部品加工設備を
使用した所定期間の部品加工計画について、部品加工工
程の管理を行うことができる。
【0042】請求項12又は24に記載の発明によれ
ば、コンピュータは、加工指示中の部品加工計画につい
て、指示識別子を実行指示識別子記憶手段に記憶する。
さらに、コンピュータは、実行指示識別子記憶手段に記
憶した指示識別子を読取手段で読取可能な情報として記
録した媒体を出力する。そして、コンピュータは、読取
手段で読み取った指示識別子を実行指示識別子記憶手段
が記憶している指示識別子と比較する。その結果、読取
手段で読み取った指示識別子が実行指示識別子記憶手段
が記憶している指示識別子と一致しない場合、コンピュ
ータは、警告を出力する。このため、加工指示中の部品
加工計画に対応する指示識別子とは異なる指示識別子が
読み込まれた場合、その旨を通知でき、間違った情報を
媒体から読み込むのを防ぐことができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図27に従って説明する。本実施形態で
は、商品生産における部品の加工工程を管理する部品加
工工程管理方法及び部品加工工程管理システムとして説
明する。
【0044】本実施形態の部品加工工程を含む部品加工
の作業工程の概要を図1に示す。図1に示すように、部
品加工の作業工程においては、出庫、段取、部品加工、
完成検査の段階がその順に行われる。本実施形態の部品
加工工程は、このうち段取及び部品加工の段階に相当す
る。
【0045】この部品加工の作業工程に先立って、生産
計画立案処理により、計画日及び使用される加工設備を
指定して生産計画160が設定されている。そして、日
程管理処理により、当日、加工作業を行う生産計画16
0について、加工指示が行われる。この加工指示に従っ
て、前記部品加工の作業工程では、生産計画160に基
づいて部品加工を行う。
【0046】まず、出庫段階では、他のシステム(例え
ば、生産管理システム)により、生産計画160に基づ
いて、加工前の部品の出庫指示書161が自動出力され
る。作業者は、この出庫指示書161に基づいて加工さ
れる部品を出庫する。
【0047】次に、段取段階では、作業者は、サーバに
接続された端末から段取開始報告162を入力する。サ
ーバは、この入力を受け入れると、完成部品を収納する
収納手段としての収納箱164の必要な数量分、バーコ
ード149を有する包装カード140を自動出力する。
バーコード149には、生産計画160を識別するため
の情報、収納箱164を識別するための情報及び収納箱
164に収納される部品の数量が記録されている。さら
に、包装カード140には、生産計画160を識別する
ための情報、当該加工工程による完成部品の部品番号等
が表示されており、この包装カード140が加工指示書
の役割を果たし、作業者は、この包装カード140に従
って作業を行う。
【0048】次の部品加工段階において、まず、作業者
は、包装カード140に基づいて加工開始報告163を
前記端末から入力する。そして、作業者は、収納箱16
4単位の部品の加工が完了すると、完成部品を収納箱1
64に収納し、包装カード140のバーコード149
を、前記端末に接続されたバーコード読取装置170に
よって読み取って、その包装カード140を収納箱16
4に添付する。つまり、作業者は、包装カード140を
用いて、収納箱164単位で部品の完成報告165の入
力を行う。
【0049】一方、部品に不良が検出された場合、作業
者は、その都度、不良報告166を前記端末から入力す
る。また、作業者は、加工設備の稼働及び停止等の設備
稼働状況について設備稼働報告167を前記端末から入
力する。そして、部品加工が終了すると、作業者は、加
工終了報告168を入力する。
【0050】サーバは、このようにしてそれぞれ別々に
入力された段取開始報告162、加工開始報告163、
完成報告165、不良報告166、設備稼働報告167
及び加工終了報告168に基づいて、日報情報169を
自動作成する。さらに、これらの報告162,163,
165〜168に基づいてサーバに記録された情報に基
づいて、他のシステム(例えば、生産管理システム)に
より、完成伝票が出力される。そして、完成部品は、完
成検査段階に移行する。一方、管理者は、日報情報16
9に基づいて端末に表示される日報画面に従って、部品
加工が生産計画どおりに行えているかを監視する。な
お、前記各報告162,163,165〜168に基づ
いて、生産計画160の見直しが行われる。
【0051】次に、前述の段取段階及び部品加工段階に
ついて、詳細に説明する。本実施形態では、部品の生産
を行う工場において、生産管理サーバを用いて部品の加
工工程を管理する。ここでは、作業者は、作業用端末を
用いて、実績報告等の入力を行う。
【0052】図2に示すように、生産管理サーバ30
は、ネットワーク45を介して作業用端末46及び管理
用端末47に接続されている。作業用端末46は、作業
者が実績報告等の各種報告を入力し実績報告データ等を
生産管理サーバ30に送信する場合等に用いる。一方、
管理用端末47は、管理者が生産計画の立案及び生産管
理等を行うために、日報画面を表示させる場合等に用い
る。このため、これらの端末46,47は、データの入
力、生産管理サーバ30との間でのデータの送受信、デ
ータの表示を行なう。このため、端末46,47は、図
示しない制御手段(CPU)、記憶手段(RAM、RO
M、ハードディスク等)、通信手段、表示制御手段(例
えば、モニタ)、入力手段(例えば、キーボードやマウ
ス)を備えている。さらに、作業用端末46は、前記包
装カード140のバーコード149を入力するためのバ
ーコード読取装置170を備えている。
【0053】生産管理サーバ30は、図2に示すよう
に、管理コンピュータ31を備えている。管理コンピュ
ータ31は、図示しない制御手段(CPU)、記憶手段
(RAM、ROM、ハードディスク等)、通信手段等を
有するコンピュータである。この管理コンピュータ31
は、部品加工工程管理プログラムを実行することによ
り、部品加工工程の管理を行う。なお、この部品加工工
程管理プログラムは、実行状態管理プログラム、実績報
告プログラム、不良報告プログラム、設備稼働報告プロ
グラム、日報作成プログラム等の各種プログラムにより
構成されている。そして、管理コンピュータ31は、こ
れらの各種プログラムを実行することにより、データの
送受信、後述するデータの処理等を行なう。すなわち、
本実施形態では、この管理コンピュータ31が、割振手
段、報告受入記憶手段、加工時間算出手段、収納手段数
算出手段、収納手段識別子付与手段、出力手段、完了報
告受入手段、収納手段識別子比較手段として機能する。
また管理コンピュータ31は、収納手段警告出力手段、
正味加工時間算出手段、稼働時間算出手段、不良発生入
力受入手段、不良内容受入手段、不良情報関連付け手
段、指示識別子比較手段、実行指示識別子警告手段等と
して機能する。なお、前記実行状態管理プログラムは、
後述する指示識別子で識別される部品加工の指示に対し
て、加工処理の実行状態を管理するためのプログラムで
ある。前記実績報告プログラムは、部品加工の実績報告
の入力を受け入れて記録するためのプログラムである。
前記不良報告プログラムは、不良報告166の入力を受
け入れて記録するためのプログラムである。前記設備稼
働報告プログラムは、設備の稼働状況について報告16
7の入力を受け入れて記録するためのプログラムであ
る。前記日報作成プログラムは、部品加工の実績報告、
不良報告166及び設備稼働報告167により記録した
データに基づいて、部品加工についての日報情報169
を出力させるためのデータを作成するためのプログラム
である。
【0054】管理コンピュータ31には、収納可能数情
報記憶部32、加工情報記憶部33、生産計画記憶部3
4、及び、収納手段識別子記憶手段としての収納箱情報
記憶部35が、接続されている。また、管理コンピュー
タ31には、開始時刻記憶手段及び分割工程時間記憶手
段としての実績時間記憶部36、報告時刻記憶手段とし
ての読取情報記憶部37、及び、加工時間記憶部38
が、接続されている。また、管理コンピュータ31に
は、不良発生情報記憶手段としての不良発生情報記憶部
39、加工中断開始時刻記憶手段及び加工再開時刻記憶
手段としての設備停止履歴記憶部40、及び、設備状態
記憶部41が、接続されている。さらに、管理コンピュ
ータ31には、実行指示識別子記憶手段としての実行指
示識別子記憶部42が接続されている。
【0055】収納可能数情報記憶部32には、図3に示
すように、部品番号毎に収納可能数情報320が記録さ
れている。本実施形態では、収納可能数情報320は、
部品番号及び収納可能数により構成されている。部品番
号は、加工が完了した完成部品を識別するための識別子
である。収納可能数は、前記完成部品を収納箱164に
収納する場合に、1つの収納箱164に収納可能な完成
部品の個数である。なお、この収納可能数情報320
は、本実施形態の処理に先立って予め設定されている。
【0056】加工情報記憶部33には、図4に示すよう
に、部品番号毎に加工情報330が記録されている。本
実施形態では、加工情報330は、部品番号、前段取有
無及び後段取有無により構成されている。部品番号は、
加工が完了した完成部品を識別するための識別子であっ
て、前記収納可能数情報320の部品番号に対応する。
前段取有無は、前記部品番号の部品を加工する際に必要
な前段取があるか否かを示す。後段取有無は、前記部品
番号の部品を加工する際に必要な後段取があるか否かを
示す。つまり、部品番号に対応する完成部品を生産する
部品加工工程は、部品加工工程のための準備工程として
の前段取、加工処理工程、及び、部品加工工程の後処理
としての後段取に分割される。そして、前段取及び後段
取については、部品加工工程によって、必要な場合とそ
うでない場合とがある。なお、この加工情報330は、
本実施形態の処理に先立って予め設定されている。
【0057】生産計画記憶部34には、図5に示すよう
に、指示識別子毎に生産計画情報340が記録されてい
る。本実施形態では、生産計画情報340は、指示識別
子、計画日、加工設備識別子、加工順序、部品番号及び
計画数により構成されている。指示識別子は、加工指示
を識別するための識別子であって、計画日、加工設備識
別子及び部品番号毎に設定されている。すなわち、同日
に同一の部品番号の完成部品を複数の加工設備で生産す
る場合、加工設備毎に異なる指示識別子が付与されてい
る。加工設備識別子は、その生産計画において使用され
る加工設備を識別する識別子である。なお、本実施形態
では、複数の工場が複数の加工設備を有しており、加工
設備識別子によって、工場及び加工設備が識別されるよ
うになっている。加工順序は、同一の計画日における加
工設備毎の加工処理の順序を示す。部品番号は、その生
産計画において完成される部品を識別するための識別子
であって、前記収納可能数情報320の部品番号に対応
する。計画数は、前記指示識別子で識別される生産計画
において加工される部品の数である。なお、この生産計
画情報340は、図示しない記憶部に記憶された受注情
報及び在庫情報等に基づいて、生産計画立案処理によ
り、本実施形態の処理に先立って予め設定されている。
【0058】収納箱情報記憶部35には、図6に示すよ
うに、指示識別子毎に収納箱情報350が記録されてい
る。本実施形態では、収納箱情報350は、指示識別子
及び収納箱識別子が設定されている。指示識別子は、加
工指示を識別するための識別子であって、前記生産計画
情報340の指示識別子に対応する。収納箱識別子は、
加工した部品を収納する収納箱164を識別するための
識別子であって、指示識別子に対して連番で付与される
ようになっている。なお、この収納箱情報350は、後
述するように、加工指示に対する作業について開始入力
が行われた場合に、管理コンピュータ31によって収納
箱識別子が付与され、記録される。
【0059】実績時間記憶部36には、図7に示すよう
に、指示識別子毎に実績時間情報360が記録されてい
る。本実施形態では、実績時間情報360は、指示識別
子、工程、開始日時及び終了日時により構成されてい
る。指示識別子は、加工指示を識別するための識別子で
あって、生産計画情報340の指示識別子に対応する。
工程は、前段取、加工及び後段取のいずれであるかを示
す。開始日時及び終了日時は、それぞれ、工程で指定さ
れた前段取、加工及び後段取のいずれかについての開始
日時及び終了日時である。この実績時間情報360は、
前段取開始報告162、加工開始報告163及び後段取
開始報告のいずれかの入力を受け付けた際に、指示識別
子、工程及び開始日時が記録される。そして、前段取終
了報告、加工終了報告及び後段取終了報告の入力日時
が、それぞれ、終了日時として記録される。
【0060】読取情報記憶部37には、図8に示すよう
に、指示識別子及び収納箱識別子毎に読取情報370が
記録されている。本実施形態では、読取情報370は、
指示識別子、収納箱識別子、加工数量及び読取日時によ
り構成されている。指示識別子は、加工指示を識別する
ための識別子であって、生産計画情報340の指示識別
子に対応する。収納箱識別子は、収納箱164を識別す
るための識別子であって、収納箱情報350の収納箱識
別子に対応する。加工数量は、前記収納箱164に収納
される部品の数量である。読取日時は、指示識別子、収
納箱識別子及び加工数量を読取可能な情報として記録し
たバーコード149の読取等により、指示識別子、収納
箱識別子及び加工数量の入力が行われた日時である。こ
の読取情報370は、包装カード140のバーコード1
49の読取が行われた場合に記録される。
【0061】加工時間記憶部38には、図9に示すよう
に、指示識別子及び収納箱識別子毎に加工時間情報38
0が記録されている。本実施形態では、加工時間情報3
80は、指示識別子、収納箱識別子及び加工時間により
構成されている。指示識別子は、加工指示を識別するた
めの識別子であって、生産計画情報340の指示識別子
に対応する。収納箱識別子は、収納箱164を識別する
ための識別子であって収納箱情報350の収納箱識別子
に対応する。加工時間は、収納箱164に収納された部
品の加工に要した時間である。指示識別子に対する1件
目の加工時間情報380については、読取情報370の
読取日時と実績時間情報360の加工開始日時の差を算
出することによって、加工時間が求められる。また、指
示識別子に対する2件目以降の加工時間情報380につ
いては、読取情報370の読取日時の差を算出すること
によって、加工時間が求められる。本実施形態では、加
工時間情報380は、読取情報370を記録する際に記
録される。
【0062】不良発生情報記憶部39には、図10に示
すように、指示識別子及び不良発生日時毎に不良発生情
報390が記録されている。本実施形態では、不良発生
情報390は、指示識別子、不良発生日時、不良コー
ド、不良内容、原因コード及び数量により構成されてい
る。指示識別子は、加工指示を識別するための識別子で
あって、生産計画情報340の指示識別子に対応する。
不良発生日時は、不良発生報告の入力を受け入れた時間
である。不良コードは、不良内容をコード化したもので
ある。なお、不良コードは、不良内容と関連付けて図示
しない記憶部に予め記録されている。原因コードは、不
良原因をコード化したものである。数量は、不良の発生
が検出された部品の個数であり、1回の不良発生報告で
報告される不良発生部品の数量が記録される。なお、こ
の不良発生情報390は、不良発生報告の入力を受け入
れた場合に、指示識別子及び不良発生時刻が記録され
る。そして、その後、不良内容報告の入力を受け入れる
と、不良コード、不良内容、原因コード及び数量が記録
される。
【0063】設備停止履歴記憶部40には、図11に示
すように、加工設備毎の設備停止の発生毎に設備停止履
歴情報400が記録されている。本実施形態では、設備
停止履歴情報400は、加工設備識別子、停止理由、停
止開始日時及び停止終了日時により構成されている。加
工設備識別子は、加工設備を識別するための識別子であ
って、生産計画情報340の加工設備識別子に対応す
る。停止理由は、設備停止の発生理由である。停止開始
日時は、設備停止が発生した日時である。部品の加工中
に設備停止が発生した場合は、加工が中断するため、こ
の停止開始日時が加工中断開始時刻に該当する。停止終
了日時は、設備停止が終了した日時である。設備停止に
は、障害の発生による場合と加工処理を終了する場合と
がある。障害の発生による場合、停止終了日時は、設備
が復旧した日時である。この場合、部品の加工中に設備
停止が発生して設備の復旧によって加工が再開された場
合は、停止終了日時は、加工再開時刻に該当する。加工
処理を終了する場合、停止終了日時は、再度設備を立上
げた日時である。この設備停止履歴情報400は、設備
停止が発生した際に、加工設備識別子、停止理由及び停
止開始日時が設定されて記録され、設備が復旧した際
に、停止終了日時が設定される。
【0064】設備状態記憶部41には、図12に示すよ
うに、加工設備毎に設備状態情報410が記録されてい
る。本実施形態では、設備状態情報410は、加工設備
識別子及び設備状態により構成されている。加工設備識
別子は、加工設備を識別するための識別子であって、生
産計画情報340の加工設備識別子に対応する。設備状
態は、前記加工設備の稼働状態である。この設備状態情
報410は、本実施形態の処理に先立って、現在の設備
状態が加工設備毎に予め記録されており、加工設備の状
態の変化に対応して、設備状態が更新される。
【0065】実行指示識別子記憶部42には、図13に
示すように、加工設備毎に加工指示中の生産計画につい
て実行指示識別子情報420が記録されている。本実施
形態では、実行指示識別子情報420は、加工設備識別
子及び指示識別子により構成されている。加工設備識別
子は、加工設備を識別するための識別子であって、生産
計画情報340の加工設備識別子に対応する。指示識別
子は、加工指示中の生産計画の指示識別子であって、生
産計画情報340の指示識別子に対応する。この実行指
示識別子情報420は、生産計画情報340に基づい
て、現在加工指示中の生産計画について記録される。
【0066】次に、上記のように構成されたシステムに
おいて、管理コンピュータ31が部品加工工程管理を行
う場合の処理手順を図14〜図19に従って説明する。
ここでは、加工処理の実行状態を管理する処理(図14
〜図17)と、不良報告166に対応する処理(図1
8)と、設備稼働報告167に対応する処理(図19)
に分けて説明する。
【0067】なお、管理コンピュータ31は、生産計画
情報340の計画日、加工設備識別子及び加工順序に基
づいて、計画日が当日である生産計画について、加工設
備毎の加工指示の順序に従って、順次、部品加工の指示
を行う。この指示中の生産計画について、管理コンピュ
ータ31は、実行指示識別子記憶部42に、加工設備毎
に指示識別子を記憶する。
【0068】まず、図14〜図17を用いて、指示中の
生産計画について加工処理の実行状態を管理する処理の
手順を説明する。管理コンピュータ31は、この処理を
前記実行状態管理プログラムに従って行う。
【0069】図14に示すように、まず、実績報告を行
う作業者は、作業用端末46を用いて生産管理サーバ3
0にアクセスし、実績報告画面を表示させる(S1−
1)。具体的には、作業者は、作業用端末46を用い
て、ネットワーク45を介して管理コンピュータ31に
対してアクセス要求を送信する。これに対応して、管理
コンピュータ31は、部品加工工程管理へのログオン画
面を表示させるためのログオン画面表示データを作業用
端末46に送信する。
【0070】このログオン画面表示データを受信した作
業用端末46には、図20に示す表示画面50が出力さ
れる。この表示画面50には、ユーザID入力ボックス
51、パスワード入力ボックス52、OKボタン53及
びキャンセルボタン54が表示される。なお、ユーザI
D及びパスワードは、図示しない認証情報記憶部に、作
業者毎に予め記憶されている。OKボタン53は、ユー
ザID及びパスワードを入力し、それらを管理コンピュ
ータ31に送信する場合に用いる。キャンセルボタン5
4は、部品加工工程管理へのログオンをキャンセルする
場合に用いる。ここで、ユーザID入力ボックス51及
びパスワード入力ボックス52にユーザID及びパスワ
ードをそれぞれ入力してOKボタン53をクリックする
と、作業用端末46は、入力されたユーザID及びパス
ワードを管理コンピュータ31に送信する。管理コンピ
ュータ31は、これを受信すると、前記認証情報記憶部
に記録されたユーザID及びパスワードと照合し、一致
するユーザID及びパスワードが存在する場合、部品加
工工程管理へのログオンを許可する。そして、管理コン
ピュータ31は、メニュー選択画面を表示させるための
メニュー表示データを作業用端末46に送信する。
【0071】このメニュー表示データを受信した作業用
端末46には、図21に示す表示画面60が出力され
る。この表示画面60には、オペレータメニュー選択ボ
タン61、管理者メニュー選択ボタン62、システム管
理者メニュー選択ボタン63及び終了ボタン64が表示
される。オペレータメニュー選択ボタン61は、作業者
が実績報告等を行う場合に用いる。管理者メニュー選択
ボタン62は、管理者が後述する日報画面の作成等をす
る場合に用いる。システム管理者メニュー選択ボタン6
3は、システムの管理を行う場合に用いる。終了ボタン
64は、管理コンピュータ31へのアクセスを終了する
場合に用いる。ここでは、作業者が、実績報告を行うた
めにオペレータメニュー選択ボタン61をクリックす
る。これにより、作業用端末46は、オペレータメニュ
ー選択データを管理コンピュータ31に送信する。管理
コンピュータ31は、これを受信すると、加工設備を選
択する設備選択画面を表示させるための設備選択画面表
示データを作業用端末46に送信する。
【0072】この設備選択画面表示データを受信した作
業用端末46には、図22に示す表示画面70が出力さ
れる。この表示画面70には、設備選択ボックス71、
戻るボタン72、詳細ボタン73及び実績報告ボタン7
4が表示される。設備選択ボックス71では、実績報告
を行う設備が選択される。戻るボタン72は、表示画面
60の表示に戻る場合に用いる。詳細ボタン73は、後
述する詳細画面を表示させる場合に用いる。実績報告ボ
タン74は後述する実績報告画面を表示させる場合に用
いる。ここでは、加工指示に対応する部品加工を行う設
備として、設備選択ボックス71で「1号機」を選択す
ることとする。ここで、実績報告ボタン74をクリック
すると、作業用端末46は、実績報告画面表示要求デー
タを管理コンピュータ31に送信する。管理コンピュー
タ31は、これを受信すると、実績報告画面を表示させ
るための実績報告画面表示データを作業用端末46に送
信する。
【0073】この実績報告画面表示データを受信した作
業用端末46には、図23に示す表示画面80が出力さ
れる。この表示画面80には、設備名表示81、加工内
容表示82、未読ボタン83、設備状態表示90、実行
状態表示91、実行日時表示92及びOKボタン93が
表示される。また、この表示画面80には、指示識別子
入力ボックス94、連番入力ボックス95、数量入力ボ
ックス96、指示識別子入力表示97、連番入力表示9
8、数量入力表示99及び入力ボタン100が表示され
る。さらに、この表示画面80には、詳細ボタン10
1、保留ボタン102、不良処理ボタン103、終了ボ
タン104及び停止/立下げボタン105が表示され
る。
【0074】この表示画面80には、前記指示中の生産
計画について、実績報告を行うための情報が表示され
る。設備名表示81としては、表示画面70の設備選択
ボックス71にて選択された設備名が表示される。加工
内容表示82には、部品番号、生産計画数、作業実績
数、カード読取数/発行数、指示識別子、計画日及び次
生産計画が表示される。部品番号は、指示中の生産計画
に対応する完成部品の部品番号を示し、生産計画情報3
40の部品番号に基づいて設定される。生産計画数は、
指示中の生産計画において加工する部品の数量を示し、
生産計画情報340の計画数に基づいて設定される。作
業実績数は、指示中の生産計画に対応する部品のうち、
加工作業が終了した部品の数を示し、指示中の生産計画
に対応する読取情報370の加工数量を加算して得られ
た値に基づいて設定される。カード読取数/発行数のう
ち、カード読取数は、バーコード読取装置170にて読
み取られ、又は、入力ボックス94〜96により入力さ
れた、指示中の生産計画についての読取情報370の数
に基づいて設定される。発行数は、発行された包装カー
ド140の総数を示し、収納箱情報350に記録された
指示中の生産計画に対応する指示識別子の収納箱情報3
50の数に基づいて設定される。指示識別子は、指示中
の生産計画の指示識別子を示し、日程管理処理による加
工指示に対応する指示識別子が設定される。計画日は、
指示中の生産計画の計画日を示し、生産計画情報340
の計画日に基づいて設定される。次生産計画は、指示中
の生産計画の次に予定されている加工指示の部品番号を
示す。この次生産計画には、生産計画情報340の加工
順序に従って、現在指示中の生産計画の次に予定されて
いる生産計画の部品番号が設定される。未読ボタン83
は、加工が完了した際、読み取りが行われていないバー
コード149の存在の有無を確認するために用いる。
【0075】設備状態表示90は、設備の稼働状態を示
し、設備状態情報410の設備状態に基づいて設定され
る。ここでは、設備が稼働中であって、設備状態情報4
10に「設備稼働」が設定されているため、設備状態表
示90には、「稼動中」と表示される。実行状態表示9
1は、指示中の生産計画についての加工の実行状態を示
し、実績時間情報360の各日時の設定状況に基づいて
設定される。ここでは、指示中の生産計画についての作
業は未着手であって、日程管理処理により指定された指
示識別子についての実績時間情報360が記録されてい
ない。このため、実行状態表示91には、「未着手」が
表示される。実行日時表示92は、実行状態表示91に
表示されている現在の実行状態に移行した日時を示す。
OKボタン93は、作業報告を入力する場合に用いる。
このOKボタン93は、実行状態表示91として示され
る加工の実行状態によって、クリックされた場合の仕様
が変化する。すなわち、OKボタン93がクリックされ
ると、実行状態表示91として示される現在の実行状態
についての終了報告がなされ、次の状態に移行するよう
になっている。
【0076】入力ボックス94〜96には、計画数を超
える数の部品加工を行ったために包装カード140が足
りない場合や、収納箱164に収納する完成部品が収納
可能数に満たない場合に、直接、値が入力される。指示
識別子入力ボックス94には、その加工指示についての
指示識別子が、他の包装カード140に印刷された指示
識別子に基づいて入力される。連番入力ボックス95に
は、先に入力された収納箱識別子と連番の収納箱識別子
が入力される。数量入力ボックス96には、対応する収
納箱164に収納した部品の数量が入力される。そし
て、入力ボタン100は、入力ボックス94〜96で入
力した情報を管理コンピュータ31に送信する場合に用
いる。
【0077】一方、入力表示97〜99には、包装カー
ド140のバーコード149から読み取った情報に基づ
いて、指示識別子、収納箱識別子及び数量がそれぞれ設
定される。このとき、バーコード149から読み取られ
た情報は、管理コンピュータ31に自動で送信される。
【0078】詳細ボタン101は、後述する詳細画面を
表示させる場合に用いる。保留ボタン102は、指示中
の生産計画に対応する部品の加工を中断して保留にする
場合に用いる。不良処理ボタン103は、後述する不良
処理画面を表示させる場合に用いる。終了ボタン104
は、実行状態表示91に表示されている実行状態を終了
するが、次の実行状態には移行しない場合(例えば、立
下げの場合)に用いる。停止/立下げボタン105は、
設備の停止又は立下げを行う場合に用いる。
【0079】ここでは、指示中の生産計画の作業が未着
手であるため、管理コンピュータ31は、実行状態表示
91に「未着手」と表示させる(S1−2)。具体的に
は、管理コンピュータ31は、実績時間記憶部36に指
示中の生産計画に対応する指示識別子の実績時間情報3
60が記録されていないことにより、指示中の作業が
「未着手」であるとする。このように指示中の作業が
「未着手」である場合、OKボタン93がクリックされ
ることにより、開始入力が行われるようになっている。
ここで、作業者がOKボタン93をクリックすると、作
業用端末46は、開始入力データを管理コンピュータ3
1に送信する。管理コンピュータ31は、これを受信
し、開始入力を受け入れる(S1−3)。
【0080】次に、管理コンピュータ31は、包装カー
ド140が発行済かどうかを収納箱情報350により判
断する(S1−4)。具体的には、管理コンピュータ3
1は、指示中の生産計画の指示識別子を有する収納箱情
報350が設定されている場合、包装カード140が発
行済とする。新たな加工指示については、包装カード1
40は、ここで初めて発行することとなる。なお、包装
カード140が発行済であるのは保留にした作業を再開
するような場合である。ここでは、指示中の生産計画に
ついては、新たな加工指示であるものとする。
【0081】包装カード140が発行済でない場合(S
1−4でNOの場合)、管理コンピュータ31は、包装
カード140を印刷させる(S1−5)。具体的には、
管理コンピュータ31は、指示中の作業の指示識別子に
より生産計画情報340の計画数を抽出する。また、管
理コンピュータ31は、その生産計画情報340の部品
番号により収納可能数情報320の収納可能数を抽出す
る。そして、管理コンピュータ31は、計画数を収納可
能数で割り、必要な収納箱164の数量を算出し、その
収納箱164の数量分の収納箱識別子を付与して指示識
別子及び収納箱識別子を設定した収納箱情報350を収
納箱情報記憶部35に記録する。そして、管理コンピュ
ータ31は、包装カード140を印刷させる。管理コン
ピュータ31は、この包装カード140に、指示識別
子、収納箱識別子及び計画数を読取手段としてのバーコ
ード読取装置170によって読取可能な情報として記録
したバーコード149を印刷する。
【0082】ここで、包装カード140について説明す
る。包装カード140は、前述のように、加工を完了し
た部品を収納する収納箱164に付すものであって、部
品を収納する収納箱164の数分、発行されるようにな
っている。具体的には、管理コンピュータ31は、指示
識別子で識別される生産計画について、部品加工の計画
数を、収納箱164の完成部品の収納可能数で割り、必
要な収納箱164の数を算出する。そして、管理コンピ
ュータ31は、その収納箱164の数に対応する包装カ
ード140を発行する。
【0083】次に、包装カード140に印刷された各項
目について説明する。図26に示すように、包装カード
140には、部品番号141、数142、名称143、
区/工程144、設備145、指示識別子146、計画
日/発行数147及びバーコード149が表示されてい
る。なお、加工日/加工者148は、収納箱164への
完成部品の収納を行ってバーコードの読取を行う際に記
入される。ここでは、部品番号141として「A11
1」が、数142として「24」が、名称143として
「現像××」が、区/工程144として「M01」が、
設備145として「1号機」がそれぞれ表示されてい
る。また、指示識別子146として「A1201」が、
計画日/発行数147として「2001/12/20
25/78」がそれぞれ表示されている。ここで、数1
42における「24」は、収納箱164に収納可能な完
成部品の数であって、収納可能数情報320の収納可能
数に基づいて設定される。また、計画日/発行数147
において発行数として表示される「25/78」は、収
納箱識別子、及び、該当する指示識別子に対して付与さ
れた収納箱識別子の数である。収納箱識別子は、指示識
別子毎に連番で付与される。すなわち、この場合、78
個の収納箱識別子が付与され、それに対応した包装カー
ド140が発行されている。そして、収納箱識別子が
「25」である場合、そのうちの25枚目の包装カード
140であることを意味する。また、バーコード149
は、指示識別子、収納箱識別子及び計画数についての情
報を記録している。
【0084】一方、包装カード140が発行済の場合
(S1−4でYESの場合)、管理コンピュータ31
は、包装カード140を再出力するための表示画面(図
示せず)を作業用端末46に表示させる。そして、その
表示画面において、作業者が包装カード140の再出力
要求を入力する。包装カード140の再出力要求の入力
を受け入れた場合(S1−6でYESの場合)、管理コ
ンピュータ31は、包装カード140を印刷する(S1
−7)。
【0085】次に、管理コンピュータ31は、加工情報
記憶部33を用いて部品番号に基づいて前段取があるか
どうかを判断する(S1−8)。前段取がある場合(S
1−8でYESの場合)、管理コンピュータ31は、前
段取処理を行う(S1−9)。この前段取処理を図15
を用いて説明する。
【0086】図15に示すように、この場合、管理コン
ピュータ31は、表示画面80の表示を更新し実行状態
表示91に「前段取中」と表示させる(S2−1)。具
体的には、管理コンピュータ31は、指示中の生産計画
に対応する指示識別子の実績時間情報360が実績時間
記憶部36に記録されていないことに基づいて、指示中
の作業が「前段取中」であるとする。次に管理コンピュ
ータ31は、指示識別子及び前段取開始日時を設定した
実績時間情報360を実績時間記憶部36に記録する
(S2−2)。
【0087】一方、作業者は、前段取処理に対応する作
業を行う。そして、前段取処理が終了すると、作業者
は、前段取終了を入力する。具体的には、表示画面80
においてOKボタン93をクリックする。なお、指示中
の作業が「前段取中」であるとき、OKボタン93がク
リックされると、前段取終了の旨が管理コンピュータ3
1に入力される。管理コンピュータ31は、この前段取
終了入力を受け入れると(S2−3)、前段取終了日時
を前記実績時間情報360に設定する(S2−4)。
【0088】次に、管理コンピュータ31は、表示画面
80の表示を更新し実行状態表示91に「加工中」と表
示させる(S1−10)。そして、管理コンピュータ3
1は、加工開始日時を記録する(S1−11)。具体的
には、前段取がある場合、管理コンピュータ31は、加
工開始日時を前述のようにして記録した実績時間情報3
60に設定する。一方、前段取がない場合、管理コンピ
ュータ31は、指示識別子及び加工開始日時を設定した
実績時間情報360を実績時間記憶部36に記録する。
【0089】加工処理において、収納箱164単位の部
品加工が完了すると、作業者は、完成部品を収納箱16
4に収納し、収納箱164毎に部品加工の実績報告の入
力を行う。一方、管理コンピュータ31は、この入力を
受け入れて実績報告処理を行う(S1−12)。次に、
図17を用いて、この実績報告処理の手順を説明する。
管理コンピュータ31は、この処理を前記実績報告プロ
グラムに従って行う。
【0090】加工処理において、収納可能数情報320
の収納可能数の部品の加工が終了すると、作業者は、そ
れらの部品を収納箱164に収納する。そして、作業者
は、包装カード140のバーコード149をバーコード
読取装置170によって読み取り、その包装カード14
0を収納箱164に添付する。バーコード149から読
み取られた指示識別子、収納箱識別子及び数量は、前記
表示画面80の指示識別子入力表示97、連番入力表示
98及び数量入力表示99に表示される。
【0091】なお、生産計画情報340の計画数よりも
実績数が多い場合、包装カード140が足りなくなる。
また、包装カード140のバーコード149として記録
された収納可能数よりも、収納箱164に収納する完成
部品の数量が少ない場合もある。これらの場合、作業者
は、指示中の作業について発行された包装カード140
の表示に基づいて、入力ボックス94〜96において指
示識別子、収納箱識別子及び数量を入力する。具体的に
は、指示識別子入力ボックス94には、前記包装カード
140の指示識別子146に基づいて指示識別子を入力
する。連番入力ボックス95には、先にバーコードの読
取を行った包装カード140の計画日/発行数147に
おける収納箱識別子の次の番号を連番で入力する。数量
入力ボックス96には、その収納箱164に収納した完
成部品の数を入力する。このようにして、包装カード1
40のバーコード149の読取、又は、入力ボックス9
4〜96における入力により、管理コンピュータ31に
収納箱164単位で実績が入力される。図17に示すよ
うに、管理コンピュータ31は、これらのバーコード1
49等による実績入力を受け入れる(S4−1)。
【0092】次に、管理コンピュータ31は、受け入れ
た実績入力の内容をチェックする(S4−2)。具体的
には、管理コンピュータ31は、実績入力の指示識別子
を前記日程管理処理に従って実行指示識別子記憶部42
に記憶した指示中の生産計画の指示識別子と比較する。
さらに、管理コンピュータ31は、実績入力の収納箱識
別子を前記指示識別子により抽出した読取情報370の
収納箱識別子と比較する。ここで、実績入力の指示識別
子が指示中の生産計画に対応する指示識別子と同一であ
って、実績入力の収納箱識別子が読取情報記憶部37の
収納箱識別子と重複していない場合、管理コンピュータ
31は、チェックOKとする。チェックOKでない場合
(S4−2でNOの場合)、管理コンピュータ31は、
その旨の警告を作業用端末46に表示させる。作業者
は、それに応じて、再度、包装カード140のバーコー
ド149の読取等による実績入力を行う。一方、チェッ
クOKの場合(S4−2でYESの場合)、管理コンピ
ュータ31は、実績入力の指示識別子、収納箱識別子及
び加工数量と読取日時とを設定した読取情報370を読
取情報記憶部37に記録する(S4−3)。
【0093】次に、管理コンピュータ31は、収納箱1
64毎の加工時間を計算して、加工時間情報380を記
録する。具体的には、指示識別子で識別される生産計画
に対する1個目の収納箱164については、管理コンピ
ュータ31は、加工時間情報380の加工開始日時から
前記読取情報370の読取日時までの時間を加工時間と
して算出する。そして、管理コンピュータ31は、読取
情報記憶部37に記録する指示識別子及び収納箱識別子
と同様の指示識別子及び収納箱識別子ともに前記算出し
た加工時間を設定した加工時間情報380を加工時間記
憶部38に記録する。なお、指示識別子で識別される生
産計画に対する2個目以降の収納箱164については、
管理コンピュータ31は、直前に記録した読取情報37
0の読取日時から今回記録する読取情報370の読取日
時までの時間を加工時間として算出する。そして、管理
コンピュータ31は、1個目の場合と同様に加工時間情
報380を記録する。
【0094】次に、管理コンピュータ31は、表示画面
80の作業実績数及びカード読取数/発行数の表示内容
を前記読取情報370に基づいて更新する(S4−
4)。なお、この読取情報370には、バーコード読取
装置170にて読み取られ、又は、入力ボックス94〜
96により入力された加工数量等が記録されている。具
体的には、管理コンピュータ31は、加工内容表示82
の作業実績数に今回記録した読取情報370の加工数量
を加算し、加工内容表示82のカード読取数に1を加算
する。
【0095】指示中の生産計画に対応する部品加工が終
了していない場合、作業が続行され、作業者は、さら
に、収納可能数分の部品の収納箱164への収納、及
び、バーコード149の読取等による実績入力を行う。
この場合、作業者は、未読ボタン83をクリックしな
い。つまり、管理コンピュータ31は、未読ボタン83
による未読確認入力を受け入れずに(S4−5でNOの
場合)、ステップS4−1〜S4−5の処理を繰返す。
【0096】そして、指示中の生産計画に対応する部品
加工が終了した場合、作業者は、未読ボタン83をクリ
ックする。これにより、前記指示識別子によって識別さ
れる指示に対して発行された包装カード140につい
て、読み込まれていない収納箱識別子があるかどうかの
未読確認入力による完了報告の入力が行われる。そし
て、管理コンピュータ31は、この未読確認入力を受け
入れた場合(S4−5でYESの場合)、未読があるか
どうかを判断する(S4−6)。具体的には、管理コン
ピュータ31は、収納箱情報350の指示識別子及び収
納箱識別子と読取情報370の指示識別子及び収納箱識
別子とを比較する。そして、管理コンピュータ31は、
指示中の生産計画に対応する指示識別子の収納箱情報3
50の収納箱識別子のうち、読取情報370の収納箱識
別子にないものがあるかどうかをチェックする。その結
果、前記指示識別子の収納箱情報350の収納箱識別子
のうち、読取情報370の収納箱識別子にないものがあ
れば、管理コンピュータ31は、未読があると判断す
る。
【0097】未読がある場合(S4−6でYESの場
合)、管理コンピュータ31は、その旨の警告を出力
し、ステップS4−1に戻る。この場合、作業者は、包
装カード140のバーコード149の読取作業を改めて
行う。そして、管理コンピュータ31は、ステップS4
−1〜S4−6の処理を行う。一方、未読がない場合
(S4−6でNOの場合)、管理コンピュータ31は、
部品加工の実績報告に対応する処理を終了する。
【0098】ここで、作業者が、表示画面80の詳細ボ
タン101をクリックすると、作業用端末46は、詳細
表示要求を管理コンピュータ31に送信する。管理コン
ピュータ31は、これを受信すると、詳細表示画面を表
示させるための詳細表示画面表示データを作業用端末4
6に送信する。
【0099】この詳細表示画面表示データを受信した作
業用端末46には、図24に示す表示画面110が出力
される。この表示画面110には、設備名表示111、
表示日付入力ボックス112、実績表示113、指定ボ
ックス114、順序入力ボックス115、実行ボタン1
16及び実績報告ボタン117が表示される。設備名表
示111としては、表示画面70の設備選択ボックス7
1にて選択された設備名が表示される。
【0100】表示日付入力ボックス112では、何日先
の計画日まで、実績表示113に生産計画に対する実績
を表示するかを指定する。なお、指定しない場合、現
在、設定されている当日以降のすべての生産計画につい
て表示されるようになっている。実績表示113は、作
業実績を指示識別子毎に示す。実績表示113には、順
序、月日、部品番号、状態、計画数、生産実績数(実
績、送付済、送付可能)、不良数(発生、処理済、未処
理)及び指示識別子(図示せず)が表示される。順序
は、加工指示の順序を示し、生産計画情報340の加工
順序に基づいて設定される。月日は、前記生産計画情報
340の計画日に基づいて設定される。部品番号は、加
工指示に対応する完成部品の部品番号であって、前記生
産計画情報340の部品番号に基づいて設定される。状
態は、実行状態を示し、指示識別子により抽出される実
績時間情報360の各日時の設定状況及び図示しない記
憶部に記憶された保留状況に基づいて設定される。計画
数は、前記生産計画情報340の計画数に基づいて設定
される。生産実績数における実績は、指示識別子により
抽出される読取情報370の加工数量を加算した値が設
定される。生産実績数における送付済は、送付済の部品
の数量であり、送付の際に、作業用端末46から入力さ
れた送付済数量に基づいて設定される。生産実績数にお
ける送付可能は、送付可能な部品の数量であり、前記生
産実績数における実績と生産実績数における送付済との
差に基づいて設定される。不良数における発生は、不良
の発生が検出された部品の数量であり、指示識別子によ
り抽出した不良発生情報390に設定された数量を加算
した値が設定される。不良数における処理済は、不良の
発生が検出された部品のうち、処理済のものの数量であ
り、作業用端末46から入力された処理済の数量に基づ
いて設定される。不良数における未処理は、不良の発生
が検出された部品のうち、未処理のものの数量であり、
前記不良数における発生と前記不良数における処理済と
の差に基づいて設定される。
【0101】実績表示113に表示される各生産計画
は、順序の表示を選択することによって選択される。そ
して、いずれかの生産計画を選択して指定ボックス11
4のいずれかを選択することにより、選択された生産計
画について、各々対応する処理が行われるようになって
いる。指定ボックス114は、上から順に、実行状態を
前の状態に戻す場合、保留した指示を復帰させる場合、
次に作業を行う生産計画を選択する場合、不良報告を行
う場合にそれぞれ選択される。保留した指示を復帰させ
る場合、さらに、順序入力ボックス115に実績表示1
13の順序を入力すると、管理コンピュータ31は、そ
の生産計画の次に保留していた生産計画を予定する。こ
こで、いずれかの生産計画を選択して指定ボックス11
4のいずれかを選択して実行ボタン116をクリックす
ると、管理コンピュータ31は、その生産計画について
選択された指定ボックス114に対応する処理を行う。
実績報告ボタン117は、前記実績報告画面(表示画面
80)を表示させる場合に用いる。
【0102】一方、作業者は、加工処理が終了すると、
作業用端末46から加工終了を入力する。具体的には、
表示画面80において、OKボタン93をクリックす
る。なお、指示中の作業が「加工中」であるとき、OK
ボタン93がクリックされると、加工終了の旨が管理コ
ンピュータ31に入力される。管理コンピュータ31
は、この加工終了入力を受け入れると(S1−13)、
加工終了日時を前記実績時間情報360に設定する(S
1−14)。
【0103】次に、管理コンピュータ31は、加工情報
記憶部33を部品番号により検索し、後段取有無によ
り、後段取があるかどうかを判断する(S1−15)。
後段取がある場合(S1−15でYESの場合)、管理
コンピュータ31は、後段取処理を行う(S1−1
6)。この後段取処理を図16を用いて説明する。
【0104】図16に示すように、この場合、管理コン
ピュータ31は、表示画面80の実行状態表示91に
「後段取中」と表示させる(S3−1)。次に管理コン
ピュータ31は、後段取開始日時を前記実績時間情報3
60に設定する(S3−2)。
【0105】一方、作業者は、後段取処理に対応する作
業を行う。そして、後段取処理が終了すると、作業者
は、作業用端末46から後段取終了を入力する。具体的
には、表示画面80において、OKボタン93をクリッ
クする。なお、指示中の作業が「後段取中」であると
き、OKボタン93がクリックされると、後段取終了の
旨が管理コンピュータ31に入力される。管理コンピュ
ータ31は、この後段取終了入力を受け入れると(S3
−3)、後段取終了日時を前記実績時間情報360に設
定する(S3−4)。そして、管理コンピュータ31
は、表示画面80の実行状態表示91に「生産終了」と
表示させる(S3−5)。
【0106】指示中の作業が「生産終了」であるとき、
OKボタン93がクリックされると、加工内容表示82
の次生産計画として表示されている次の指示についての
表示画面80の表示要求が管理コンピュータ31に入力
される。ここで、作業者がOKボタン93をクリックす
ると、管理コンピュータ31は、次の指示についての表
示要求を受け入れる(S3−6)。そして、管理コンピ
ュータ31は、加工内容表示82に表示されている指示
識別子に対応する加工指示についての処理を終了する。
【0107】なお、前段取がない場合(S1−8でNO
の場合)、管理コンピュータ31は、前段取処理を行わ
ずにステップS1−10に移る。また、後段取がない場
合(S1−15でNOの場合)、管理コンピュータ31
は、後段取処理を行わずに処理を終了する。
【0108】次に、図18を用いて、不良報告166に
対応する処理について説明する。管理コンピュータ31
は、この処理を前記不良報告プログラムに従って行う。
図18に示すように、管理コンピュータ31は、指示識
別子で識別される、加工指示中の生産計画に対応する部
品加工をすべて終了するまで(S5−1でYESとなる
まで)、この処理を繰返す。
【0109】不良発生の報告は、前記表示画面80にお
いて不良処理ボタン103をクリックすることにより行
われる。この場合、作業用端末46は、不良発生データ
を管理コンピュータ31に送信する。また、表示画面1
10において不良報告を行うための指定ボックス114
を選択して実績報告ボタン117をクリックすることに
よっても不良発生の報告が行われる。この場合も、作業
用端末46は、不良発生データを管理コンピュータ31
に送信する。つまり、管理コンピュータ31は、これら
を不良発生報告の入力手段として提供する。
【0110】管理コンピュータ31は、前記不良発生デ
ータを受信すると(S5−2でYESの場合)、指示識
別子とともに現在日時を不良発生日時として設定した不
良発生情報390を不良発生情報390に記録する(S
5−3)。そして、管理コンピュータ31は、不良内容
を入力するための入力手段としての不良報告画面を表示
させるための不良報告画面表示データを作業用端末46
に送信する。
【0111】この詳細表示画面表示データを受信した作
業用端末46には、図25に示す表示画面130が出力
される。この表示画面130には、設備名表示131、
指示識別子入力ボックス132、部品番号入力ボックス
133、数量入力ボックス134、不良コード入力ボッ
クス135、原因コード入力ボックス136、実績報告
ボタン137、詳細ボタン138及び実行ボタン139
が表示される。
【0112】指示識別子入力ボックス132には、前記
実績表示113において選択された生産計画の指示識別
子が設定される。部品番号入力ボックス133には、前
記生産計画の部品番号が生産計画情報340の部品番号
に基づいて設定される。数量入力ボックス134には、
不良の発生が検出された部品の数量が入力される。不良
コード入力ボックス135には、不良内容を示す不良コ
ードが入力される。原因コード入力ボックス136に
は、不良原因を示す原因コードが入力される。実績報告
ボタン137は、前記実績報告画面(表示画面80)を
表示させる場合に用いる。詳細ボタン138は、前記詳
細画面(表示画面110)を表示させる場合に用いる。
実行ボタン139は、表示画面130にて入力した内容
を登録する場合に用いる。
【0113】ここで、各入力ボックス132〜136に
入力を行い、実行ボタン139をクリックすると、作業
用端末46は、指示識別子、部品番号、数量、不良コー
ド、原因コードからなる不良内容データを管理コンピュ
ータ31に送信する。
【0114】この不良内容データを受け入れると(S5
−4でYESの場合)、管理コンピュータ31は、不良
数等の記録を行う(S5−5)。具体的には、管理コン
ピュータ31は、不良内容データの数量、不良コード及
び原因コードに基づいて、前述のようにして設定した不
良発生情報390の対応する各項目を設定する。さら
に、管理コンピュータ31は、不良コードに基づいて、
不良コードと関連付けて不良コード情報記憶部(図示せ
ず)に予め記録された不良内容を不良発生情報390に
記録する。そして、管理コンピュータ31は、ステップ
S5−1に戻る。
【0115】このようにして、不良報告166に対して
1件の不良発生情報390が記録される。そして、管理
コンピュータ31は、不良発生入力を受け入れる度に、
ステップS5−3〜S5−5の処理を行って不良発生情
報390を記録する。
【0116】次に、図19を用いて、設備稼働報告16
7に対応する処理について説明する。管理コンピュータ
31は、この処理を前記設備稼働報告プログラムに従っ
て行う。
【0117】設備停止を行う場合、作業者は、前記表示
画面80において、停止/立下げボタン105をクリッ
クする。これにより、作業用端末46は、停止/立下げ
入力データを管理コンピュータ31に送信する。管理コ
ンピュータ31は、これを受信し、停止/立下げ入力を
受け入れる(S6−1)。そして、管理コンピュータ3
1は、設備停止/立下げ報告画面を表示させるための設
備停止/立下げ報告画面表示データを管理コンピュータ
31に送信する。
【0118】この設備停止/立下げ報告画面表示データ
を受信した作業用端末46には、設備停止/立下げ報告
のための表示画面(図示せず)が表示される。この表示
画面では、「設備停止」又は「立下げ」の報告の別、停
止理由及び加工設備識別子の入力が行われるようになっ
ている。この表示画面において、これらの項目の入力を
行うと、入力された情報が管理コンピュータ31に送信
され、管理コンピュータ31は、それを受け入れる。そ
して、入力された報告が「設備停止」の場合(S6−2
でYESの場合)、管理コンピュータ31は、停止開始
日時等の記録及び設備状態の更新を行う(S6−3)。
具体的には、管理コンピュータ31は、入力された加工
設備識別子及び停止理由と現在日時とに基づいて加工設
備識別子、停止理由及び停止開始日時を設定した設備停
止履歴情報400を設備停止履歴記憶部40に記録す
る。さらに、管理コンピュータ31は、入力された加工
設備識別子により設備状態情報410を検索し、設備状
態として「設備停止」を設定する。そして、管理コンピ
ュータ31は、前記表示画面80の停止/立下げボタン
105を、設備の稼働又は立下げのための稼働/立下げ
ボタンに変更して前記表示画面80を更新する。すなわ
ち、前記表示画面80において、停止/立下げボタン1
05の代わりに、稼働/立下げボタンが表示され、この
稼働/立下げボタンがクリックされると、稼働/立下げ
要求が入力されることとなる。
【0119】一方、作業者は、設備が復旧し、又は、本
日の加工が終了した場合、この稼働/立下げボタンをク
リックする。これにより、作業用端末46は、稼働/立
下げ入力データを管理コンピュータ31に送信する。管
理コンピュータ31は、これを受信すると、稼働/立下
げ入力を受け入れる(S6−4)。そして、管理コンピ
ュータ31は、設備稼働/立下げ報告画面を表示させる
ための設備稼働/立下げ報告画面表示データを管理コン
ピュータ31に送信する。
【0120】この設備稼働/立下げ報告画面表示データ
を受信した作業用端末46には、設備稼働/立下げ報告
のための表示画面(図示せず)が表示される。この表示
画面では、「設備復旧」又は「本日の稼働終了」の報告
の別、及び、加工設備識別子の入力が行われるようにな
っている。この表示画面において、これらの項目を入力
すると、入力された情報が管理コンピュータ31に送信
され、管理コンピュータ31は、それを受け入れる。そ
して、入力された報告が、「設備復旧」である場合(S
6−5でYESの場合)、管理コンピュータ31は、停
止終了日時等を記録し、設備状態を「設備稼働」に更新
する(S6−6)。具体的には、管理コンピュータ31
は、入力された加工設備識別子により、停止終了日時が
設定されていない設備停止履歴情報400を検索し、停
止終了日時として現在日時を設定する。さらに、管理コ
ンピュータ31は、入力された加工設備識別子により設
備状態情報410を検索し、設備状態として「設備稼
働」を設定する。
【0121】一方、入力された報告が、「本日の稼働終
了」である場合(S6−5でNOの場合)、管理コンピ
ュータ31は、停止終了日時等を記録し、設備状態を
「立下げ」に更新する(S6−7)。具体的には、管理
コンピュータ31は、入力された加工設備識別子により
停止終了日時が設定されていない設備停止履歴情報40
0を検索し、停止終了日時として現在日時を設定する。
さらに、管理コンピュータ31は、入力された加工設備
識別子により設備状態情報410を検索し、設備状態と
して「立下げ」を設定する。
【0122】次に、管理コンピュータ31は、停止開始
日時等の記録及び設備状態の更新を行う(S6−8)。
具体的には、管理コンピュータ31は、加工識別子とし
て前記加工設備識別子を、停止理由として「立下げ」
を、停止開始日時として現在日時をそれぞれ設定した設
備停止履歴情報400を設備停止履歴記憶部40に記録
する。さらに、管理コンピュータ31は、前記加工設備
識別子により設備状態情報410を検索し、設備状態と
して「立下げ」を設定する。そして、管理コンピュータ
31は、前記表示画面80の前記稼働/立下げボタン
を、設備の立下げ完了を報告するための立下げ完了ボタ
ンに変更して前記表示画面80を更新する。この立下げ
完了ボタンがクリックされると、「立下げ完了」が入力
されることとなる。
【0123】作業者がこの立下げ完了ボタンをクリック
すると、作業用端末46は、立下げ完了データを管理コ
ンピュータ31に送信する。管理コンピュータ31は、
この立下げ完了データを受信すると、立下げ完了入力を
受け入れ(S6−9)、停止開始日時等を記録し、設備
状態を「立下げ完了」に更新する(S6−10)。具体
的には、管理コンピュータ31は、前記加工設備識別子
により停止終了日時が設定されていない設備停止履歴情
報400を検索し、停止終了日時として現在日時を設定
する。さらに、管理コンピュータ31は、前記加工設備
識別子により設備状態情報410を検索し、設備状態と
して「立下げ完了」を設定する。そして、管理コンピュ
ータ31は、前記表示画面80の前記立下げ完了ボタン
を、設備の立上げを報告するための立上げボタンに変更
して前記表示画面80を更新する。この立上げボタンが
クリックされると、「立上げ」が入力されることとな
る。
【0124】そして、このようにして立下げられた加工
設備を再度立上げる場合、作業者は、表示画面80の前
記立上げボタンをクリックする。作業者がこの立上げボ
タンをクリックすると、作業用端末46は、立上げデー
タを管理コンピュータ31に送信する。管理コンピュー
タ31は、この立上げデータを受信すると、立上げ入力
を受け入れ(S6−11)、停止終了日時を記録し、設
備状態を「立上げ」に更新する(S6−12)。具体的
には、管理コンピュータ31は、加工識別子として前記
加工設備識別子を、停止理由として「立上げ」を、停止
開始日時として現在日時をそれぞれ設定した設備停止履
歴情報400を設備停止履歴記憶部40に記録する。さ
らに、管理コンピュータ31は、前記加工設備識別子に
より設備状態情報410を検索し、設備状態として「立
上げ」を設定する。そして、管理コンピュータ31は、
前記表示画面80の前記立上げボタンを、設備の立上げ
完了を報告するための立上げ完了ボタンに変更して前記
表示画面80を更新する。この立上げ完了ボタンがクリ
ックされると、「立上げ完了」が入力されることとな
る。
【0125】作業者がこの立上げ完了ボタンをクリック
すると、作業用端末46は、立上げ完了データを管理コ
ンピュータ31に送信する。管理コンピュータ31は、
この立上げ完了データを受信すると、立上げ完了入力を
受け入れ(S6−13)、停止開始日時等を記録し、設
備状態を「立上げ完了」に更新する(S6−14)。具
体的には、管理コンピュータ31は、前記加工設備識別
子により停止終了日時が設定されていない設備停止履歴
情報400を検索し、停止終了日時として現在日時を設
定する。さらに、管理コンピュータ31は、前記加工設
備識別子により設備状態情報410を検索し、設備状態
として「設備稼働」を設定する。そして、管理コンピュ
ータ31は、前記表示画面80の前記立上げ完了ボタン
を、設備の停止又は立下げを報告するための停止/立下
げボタン105に変更して前記表示画面80を更新す
る。すなわち、前記表示画面80において、停止/立下
げボタン105が表示される。このようにして、管理コ
ンピュータ31は、停止/立下げ入力を受け入れてか
ら、再度、加工設備が稼働するまでについて、設備稼働
報告167に対応する処理を行い、処理を終了する。
【0126】なお、ステップS6−2において、入力さ
れた報告が、「本日の加工終了」である場合(S6−2
でNOの場合)、管理コンピュータ31は、ステップS
6−8に移る。そして、管理コンピュータ31は、ステ
ップS6−8〜S6−10の処理を行うことにより、立
下げ完了までの加工設備の稼働状況の管理を行う。再度
加工設備を稼働させる場合は、管理コンピュータ31
は、ステップS6−11〜S6−14の処理を行うこと
により、再度、加工設備が稼働するまでについて処理を
行い、設備稼働報告167に対応する処理を終了する。
【0127】上記のように、段取開始報告162、加工
開始報告163、加工終了報告168、実績報告として
の部品の完成報告165、不良報告166及び設備稼働
報告167が行われる。そして、管理コンピュータ31
は、これらの報告162、163、165〜168に基
づいて各記憶部36〜41に記録された情報に基づい
て、生産進度、品質及び生産性等を有する日報情報16
9を生成する。
【0128】一方、管理者が、管理用端末47におい
て、前記表示画面60で管理者メニュー選択ボタン62
をクリックすると、管理用の表示画面(図示せず)が表
示される。そして、その表示画面において、日報作成要
求を入力すると、作業用端末46は、日報作成要求デー
タを管理コンピュータ31に送信する。管理コンピュー
タ31は、これを受信すると、日報情報169を生成
し、日報画面を表示するための日報画面表示データを管
理用端末47に送信する。
【0129】この日報画面表示データを受信した管理用
端末47には、図27に示す表示画面150が表示され
る。この表示画面150には、作成日時表示151、生
産実績表示152、品質表示153、加工表示154、
段取表示155及び設備停止表示156が表示される。
【0130】生産実績表示152には、部品番号、指示
識別子、設備名、状態、計画数、完成数、過不足、在
庫、累計過不足、不良数、計画保留及び実績保留が表示
される。また、この生産実績表示152には、加工遅れ
について、部品番号、指示識別子、設備名、状態、計画
数、完成数、過不足数、在庫数及び累計過不足数が表示
される。ここで、部品番号、指示識別子、設備名及び計
画数は、生産計画情報340の部品番号、指示識別子、
加工設備識別子及び計画数に基づいて設定される。状態
は、実績時間情報360の各日時の設定に基づいて設定
される。完成数は、読取情報370の加工数量が指示識
別子毎に加算されて設定される。過不足は、計画数と完
成数との差である。在庫は、在庫情報記憶部(図示せ
ず)に記録された在庫数に基づいて設定される。累計過
不足は、現在までの過不足数の累計が算出され設定され
る。不良数は、不良発生情報390の不良数量が指示識
別子毎に加算されて設定される。計画保留は、計画数に
対する計画された保留を百分率で示し、図示しない記憶
部に記憶された計画保留に基づいて設定される。実績保
留は、実績数に対する保留の実績を百分率で示し、計画
数及び不良数に基づいて設定される。
【0131】品質表示153には、部品番号、設備名、
不良内容、不良数、未処理数、月累積発生数、計画保留
及び実績保留が表示される。ここで、部品番号及び設備
名は、生産計画情報340の部品番号及び加工設備識別
子に基づいて設定される。不良内容及び不良数は、不良
発生情報390の不良内容及び不良数に基づいて設定さ
れる。未処理数は、発生した不良のうち、未処理である
ものの数であり、不良の処理を行う度に図示しない記憶
部に記憶された未処理数に基づいて設定される。月累積
発生数は、月累積の不良の発生数であり、不良発生情報
390の不良コード毎に、不良発生日時が当月であるも
のの数量が加算され設定される。計画保留は、計画され
た保留の数であり、図示しない記憶部に記憶された計画
保留に基づいて設定される。実績保留は、保留の数の実
績であり、未処理数に基づいて設定される。
【0132】加工表示154には、加工の生産性につい
て、加工設備毎に、部品番号、指示識別子、設備名、状
態、計画時間、実績時間、計画時間と実績時間との差
異、停止時間、計画タクト、実績タクト、及び、計画タ
クトと実績タクトとの差異が表示される。ここで、設備
名、部品番号及び指示識別子は、生産計画情報340の
加工設備識別子、部品番号及び指示識別子に基づいて設
定される。状態は、実績時間情報360の各日時の設定
に基づいて設定される。計画時間は、図示しない記憶部
に記憶された計画時間に基づいて設定される。実績時間
は、実績時間情報360の加工開始日時から加工終了日
時までの時間が設定される。計画時間と実績時間との差
異は、実績時間から計画時間を差し引いた時間が設定さ
れる。停止時間は、設備停止履歴情報400の停止開始
日時及び停止終了日時に基づいて、実績時間情報360
の加工開始日時から加工終了日時までの間の停止時間が
算出され設定される。計画タクトは、生産計画毎の部品
1個当たりの計画タクトであり、図示しない記憶部に記
憶されている。実績タクトは、実績時間を実績数で割る
ことにより算出される。なお、実績数は、読取情報37
0の加工数量を指示識別子毎に加算することにより算出
される。計画タクトと実績タクトとの差異は、実績タク
トから計画タクトを差し引くことにより算出される。
【0133】管理コンピュータ31は、さらに、実績時
間情報360の加工開始日時及び加工終了日時と設備停
止履歴情報400の停止開始日時及び停止終了日時とに
基づいて、実績時間から停止時間を差し引いた正味の加
工時間を算出する。また、管理コンピュータ31は、前
記正味の加工時間を実績数で割ることにより、加工タク
トを算出する。管理コンピュータ31は、算出した正味
の加工時間及び加工タクトを日報情報として記憶し、図
示しない表示画面にて表示させる。
【0134】段取表示155には、前段取及び後段取そ
れぞれについて、加工設備毎に、部品番号、指示識別
子、設備名、状態、計画時間、実績時間、及び、計画時
間と実績時間との差異が表示される。ここで、設備名、
部品番号及び指示識別子は、生産計画情報340の加工
設備識別子、部品番号及び指示識別子に基づいて設定さ
れる。状態は、実績時間情報360の各日時の設定に基
づいて設定される。計画時間は、図示しない記憶部に記
憶された計画時間に基づいて設定される。実績時間につ
いては、実績時間情報360の前段取開始日時から前段
取終了日時までの時間が前段取の実績時間として、後段
取開始日時から後段取終了日時までの時間が後段取の実
績時間としてそれぞれ設定される。計画時間と実績時間
との差異は、実績時間から計画時間を差し引いた時間が
設定される。
【0135】設備停止表示156には、加工設備毎に、
設備名、停止理由、停止開始時刻、停止終了時刻及び停
止時間が表示される。設備名、停止理由、停止開始時刻
及び停止終了時刻は、設備停止履歴記憶部40の加工設
備識別子、停止理由、停止開始日時及び停止終了日時に
基づいて設定される。停止時間は、停止開始時刻から停
止終了時刻までの時間が設定される。
【0136】管理者は、この表示画面150に表示され
る情報に基づいて、生産計画どおりに部品加工が行われ
ているかどうかを確認し、生産計画どおりに部品加工が
行える環境を整備する。例えば、管理者は、計画数に対
する完成数過不足のチェックを、遅れの原因のチェック
や進みの原因のチェックによって行う。遅れの原因につ
いては、管理者は、例えば、累計した遅れなのかを「月
累計過不足」により、品質トラブルによる遅れなのかを
「不良数」により、設備トラブルによる遅れなのかを
「停止時間」によりそれぞれ判断する。また、管理者
は、段取トラブルによる遅れなのかを「段取についての
実績時間」により、計画段取時間が違うのかを「計画タ
クトと実績タクトとの差異」により、それぞれ判断す
る。進みの原因については、管理者は、例えば、計画で
設定された保留まりを超える保留まりで加工が行われて
いるかを「計画保留」及び「実績保留」により判断す
る。また、管理者は、計画タクトより早く加工が行われ
ているかを「計画タクトと実績タクトとの差異」によ
り、計画された段取時間より早く作業が行われているか
を「段取の計画時間と実績時間との差異」により、それ
ぞれ判断する。
【0137】また、管理者は、生産計画どおりに加工を
行うため、また、生産性の向上のために改善ポテンシャ
ルの抽出評価を行う。例えば、管理者は、加工タクトの
向上のために「実績タクト」を、段取時間の短縮のため
に「段取の実績時間」を、品質の向上のために「実績保
留」を、設備停止の軽減のために「停止時間」を、それ
ぞれ評価する。
【0138】また、管理者は、実績に基づいた基準値を
日程立案に反映させる。具体的には、段取についての計
画時間に「段取の実績時間」を、計画タクトに「実績タ
クト」を、計画保留に「実績保留」をそれぞれ反映させ
る。また、管理者は、「在庫」及び「未処理数」に基づ
いて、完成品在庫数及び判定待ち在庫数の把握及び在庫
についての早期処置を図る。
【0139】さらに、管理コンピュータ31は、各報告
162、163、165〜168に基づいて各記憶部3
6〜41に記録された情報に基づいて、生産計画に前記
各報告162、163、165〜168による情報を反
映させる。
【0140】以上、本実施形態によれば、以下に示す効
果を得ることができる。 ・ 上記の実施形態では、管理コンピュータ31は、収
納箱164の部品の収納可能数と計画数とから、必要な
収納箱164の数量を算出し、指示識別子毎に連番の収
納箱識別子が付与された包装カード140を出力させ
る。このため、必要な収納箱164毎に収納識別子を付
与でき、包装カード140により収納箱164毎に部品
の完成報告165を行うことができる。
【0141】・ 上記の実施形態では、包装カード14
0に印刷されたバーコード149に記録された指示識別
子、収納箱識別子及び計画数についての情報を読み取
り、その読取時間とともに記録する。このため、指示識
別子、収納箱識別子、計画数及びその入力時間について
の入力作業を簡略化できる。
【0142】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ31は、指示識別子毎に実績時間情報360を記録す
る。このため、指示識別子毎に実行状態を把握できる。 ・ 上記の実施形態では、管理コンピュータ31は、実
績時間情報360の各日時の設定に基づいて、OKボタ
ン93の機能を変化させる。このため、オペレーション
が簡略化され、また、間違った入力が行われるのを防ぐ
ことができる。
【0143】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ31は、加工情報330の前段取有無及び後段取有無
に基づいて、前段取及び後段取がそれぞれあるかどうか
を判断する。このため、段取がある工程のみで段取指示
を行うことができる。
【0144】・ 上記の実施形態では、表示画面80に
おいて、指示中の生産計画について、生産計画数及び作
業実績数が表示される。また、表示画面110におい
て、指示それぞれにつて、計画数及び作業実績数が表示
される。このため、作業者は、指示識別子毎に実績数の
把握や実績数の計画数との比較ができる。
【0145】・ 上記の実施形態では、読取情報370
の読取日時の差を算出することにより、収納箱164毎
の実績時間を取得する。このため、収納箱164毎の実
績時間を別に入力しなくても、収納箱164毎の実績時
間を取得できる。
【0146】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ31は、未読ボタン83による未読確認入力に対応し
て、未読のバーコード149があるかどうかをチェック
する。このため、バーコード149の読取による実績報
告に漏れが生じるのを防ぐことができる。
【0147】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ31は、表示画面80又は表示画面110において不
良発生報告が入力された日時を不良発生情報390の不
良発生日時として記録する。このため、より正確な日時
を不良発生日時として記録できる。また、不良発生日時
の把握により品質管理に役立てることができる。さら
に、不良発生日時と、包装カード140の読取日時との
比較により、どの収納箱164に収納した部品の加工中
に不良が発生したのかを把握できる。
【0148】・ 上記の実施形態では、不良内容を不良
コードと関連付けて記憶し、コード化されていない不良
内容が入力された場合、管理コンピュータ31は、その
不良内容に関連付けて新たな不良コードを付与する。こ
のため、不良コードにより不良内容の入力操作を簡略化
できる。
【0149】・ 上記の実施形態では、加工設備識別子
毎に設備停止履歴情報400を記録する。このため、加
工設備毎に停止理由及び停止時間を把握できる。また、
生産計画に反映させるためのデータを蓄積できる。ま
た、加工が中断した場合でも、加工設備の停止時間を差
し引くことで、正味の加工時間を算出できる。
【0150】・ 上記の実施形態では、前段取、加工処
理及び後段取それぞれについて、開始時刻と終了時刻を
実績時間記憶部36に記録する。このため、前段取、加
工処理及び後段取それぞれについて稼働時間を把握でき
る。
【0151】・ 上記の実施形態では、計画日、加工設
備及び部品番号毎に指示識別子を付与する。このため、
所定の加工設備を使用した所定期間(1日)の部品加工
計画について、部品加工工程の管理を行うことができ
る。
【0152】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ31は、加工設備の状態により、表示画面80の停止
/立下げボタン105の仕様を変更する。このため、設
備の稼働報告の入力操作が簡略化される。
【0153】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ31は、日報情報169を自動生成し、生産日報を示
す表示画面150を表示させる。このため、生産日報の
表示により、蓄積されたデータが把握できる。具体的に
は、指示識別子毎の生産実績、計画に対し遅れている指
示、不良の発生状況等が把握できる。また、指示識別子
毎に1個毎の実績タクトを計画タクトと比較でき、生産
性を検討できる。また、指示識別子毎の段取時間が把握
でき、生産計画の段取時間と比較できる。さらに、設備
の停止状況が把握できる。
【0154】なお、上記実施形態は、以下の態様に変更
してもよい。 ・ 上記の実施形態では、読取情報370を記録する際
に、加工時間の算出及び加工時間情報380の記録を行
ったが、加工時間の算出及び加工時間情報380の記録
は、読取情報370が記録された後であれば、いつ行っ
てもよい。例えば、加工時間の算出及び加工時間情報3
80の記録は、日報作成の際に行ってもよい。この場
合、読取日時により実績入力の順番を判断してもよい。
【0155】・ 上記の実施形態では、不良コードを表
示画面130において入力した。これに代えて、不良コ
ードをバーコード149化して一覧表示し、不良コード
の入力は、その一覧表示されたバーコード149を読み
取ることによって行ってもよい。この場合、発生した不
良内容に対応する不良コードが存在しない場合、不良内
容の入力手段を設け、入力された不良内容に対応する不
良コードを管理コンピュータ31が付与してもよい。そ
して、管理コンピュータ31が、その不良コードの情報
を記録したバーコード149を出力し、同様の不良が発
生した場合は、バーコード149を読み取ることによっ
て、不良コードの入力を行ってもよい。このようにする
ことで、作業者による不良報告の入力作業を簡略化でき
る。
【0156】・ 上記の実施形態では、管理コンピュー
タ31は、日報情報169を生成して表示画面150を
表示させた。出力する生産日報の項目は、表示画面15
0に含まれる項目に限られず、記憶部31〜41及び図
示しない記憶部に記憶された情報に基づいて求められる
ものであって部品加工工程管理に関するものであれば、
どのようなものであってもよい。例えば、単位個数当た
りの加工時間、不良率、設備毎の生産性(設備毎の単位
個数当たりの加工時間)を求めてもよい。このようにす
ることで、取得した情報を有効に利用でき、生産計画の
立案に活用することで、より生産性を高くすることがで
きる。
【0157】・ 上記の実施形態では、収納箱164毎
に包装カードを発行して、実績報告を収納箱164単位
で行ったが、実績報告を行う完成部品の単位は、完成部
品をまとめて取扱う単位であれば、どのようなものであ
ってもよい。例えば、その他の収納手段に収納される単
位毎に実績報告を行ってもよい。
【0158】・ 上記の実施形態では、部品が完成した
後、作業者が完成部品を収納箱164に収納したが、完
成部品の収納箱164への収納及び実績入力は、自動化
してもよい。
【0159】・ 上記の実施形態では、1日毎に指示識
別子を付与した。これに代えて、より長い期間、又は、
より短い期間に対応して指示識別子を付与してもよい。 ・ 上記の実施形態では、バーコード149の読取等に
よる実績入力のチェックがOKでない場合、又は、バー
コード149の未読チェックの結果、未読があった場
合、作業用端末46に警告を表示させた。これらの場
合、他の手段で警告を出力させてもよい。例えば、警告
音を発生させてもよい。
【0160】・ 上記の実施形態では、生産管理サーバ
30と作業用端末46及び管理用端末47とをネットワ
ーク45で接続した。このネットワーク45は、LA
N、WAN、専用線、公衆回線、インターネット、イン
トラネットやエクストラネット(広域エリアネットワー
ク)を用いてもよい。
【0161】・ 上記の実施形態では、生産管理サーバ
30に記憶部31〜41を設定したが、各記憶部31〜
41は、分けて別の場所に設定してもよい。
【0162】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
部品加工の進度をよりリアルタイムに近い状態で把握で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の処理の概略図。
【図2】 本発明の一実施形態のシステム概略図。
【図3】 収納可能数情報記憶部に記憶されたデータの
説明図。
【図4】 加工情報記憶部に記憶されたデータの説明
図。
【図5】 生産計画記憶部に記憶されたデータの説明
図。
【図6】 収納箱情報記憶部に記憶されたデータの説明
図。
【図7】 実績時間記憶部に記憶されたデータの説明
図。
【図8】 読取情報記憶部に記憶されたデータの説明
図。
【図9】 加工時間記憶部に記憶されたデータの説明
図。
【図10】 不良発生情報記憶部に記憶されたデータの
説明図。
【図11】 設備停止履歴記憶部に記憶されたデータの
説明図。
【図12】 設備状態記憶部に記憶されたデータの説明
図。
【図13】 実行指示識別子記憶部に記憶されたデータ
の説明図。
【図14】 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。
【図15】 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。
【図16】 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。
【図17】 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。
【図18】 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。
【図19】 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。
【図20】 作業用端末の表示手段に出力される表示画
面の説明図。
【図21】 作業用端末の表示手段に出力される表示画
面の説明図。
【図22】 作業用端末の表示手段に出力される表示画
面の説明図。
【図23】 作業用端末の表示手段に出力される表示画
面の説明図。
【図24】 作業用端末の表示手段に出力される表示画
面の説明図。
【図25】 作業用端末の表示手段に出力される表示画
面の説明図。
【図26】 包装カードの説明図。
【図27】 管理用端末の表示手段に出力される表示画
面の説明図。
【符号の説明】
31…管理コンピュータ、34…部品加工計画記憶手段
としての生産計画記憶部、36…開始時刻記憶手段及び
開始終了時刻記憶手段としての実績時間記憶部、37…
報告時刻記憶手段としての読取情報記憶部、35…収納
箱識別子記憶手段としての収納箱情報記憶部、39…不
良発生情報記憶手段としての不良発生情報記憶部、40
…加工中断開始時刻記憶手段及び加工再開時刻記憶手段
としての設備停止履歴記憶部、42…実行指示識別子記
憶手段としての実行指示識別子記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 俊明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 三栖 和人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 3C100 AA21 AA41 AA51 BB11 BB19 BB27 BB31 CC01 CC11 DD13 DD22 DD33

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを用いて部品加工工程を管
    理する部品加工工程管理方法であって、 前記コンピュータが、 加工計画記憶手段に記憶した部品の加工計画数量を単位
    数に割振る割振段階と、 前記部品加工の開始時刻を開始時刻記憶手段に記憶する
    開始時刻記憶段階と、 前記単位数毎の部品について加工の完了報告を受け入れ
    て、前記完了報告が行われた時間を報告時刻記憶手段に
    記憶する報告受入記憶段階とを備えたことを特徴とする
    部品加工工程管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の部品加工工程管理方法
    において、 前記単位数は、前記加工工程における加工が完了した完
    成部品を収納する収納手段の前記完成部品の収納可能数
    であることを特徴とする部品加工工程管理方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の部品加工工程管理方法
    において、 前記割振段階は、 前記収納手段の前記収納可能数と前記加工計画数量とか
    ら、前記完成部品を収納するために必要な収納手段の数
    量を算出する収納手段数算出段階と、 前記必要な収納手段の数量に対応する数量の前記収納手
    段を識別する収納手段識別子を付与する収納手段識別子
    付与段階とを備えたことを特徴とする部品加工工程管理
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の部品加工工程管
    理方法において、 前記コンピュータが、 前記収納手段識別子と前記収納可能数とを読取手段で読
    取可能な情報として媒体に記録して出力する出力段階を
    さらに備え、 前記報告受入記憶段階は、 前記出力段階にて出力された媒体から前記情報を前記読
    取手段で読み取り、前記読取手段で読み取った情報の収
    納手段識別子及び収納可能数とともに、前記情報の読取
    時間に基づいて前記報告時刻を記憶することを特徴とす
    る部品加工工程管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の部品加工工程管理方法
    において、 前記コンピュータが、 前記収納手段識別子を収納手段識別子記憶手段に記憶す
    る収納手段識別子記憶段階と、 部品の加工工程の完了報告の入力を受け入れる完了報告
    受入段階と、 前記完了報告受入段階にて完了報告の入力を受け入れた
    場合、前記読取手段で読み取った収納手段識別子を前記
    収納手段識別子記憶手段が記憶している収納手段識別子
    と比較する収納手段識別子比較段階と、 前記比較の結果、前記読取手段で読み取った収納手段識
    別子が前記収納手段識別子記憶手段が記憶している収納
    手段識別子と一致しない場合、警告を出力する収納手段
    識別子警告出力段階とをさらに備えたことを特徴とする
    部品加工工程管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1つに記載の部
    品加工工程管理方法において、 前記コンピュータが、 前記部品加工の開始時刻と前記報告時刻とから前記単位
    数毎の部品の加工時間を算出する加工時間算出段階をさ
    らに備えたことを特徴とする部品加工工程管理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1つに記載の部
    品加工工程管理方法において、 前記コンピュータが、 部品の加工を中断した加工中断開始時刻を加工中断開始
    時刻記憶手段に記憶する加工中断開始時刻記憶段階と、 前記中断した部品の加工を再開した加工再開時刻を加工
    再開時刻記憶手段に記憶する加工再開時刻記憶段階と、 前記加工時間と前記加工中断開始時刻と加工再開時刻と
    から前記単位数毎の部品の正味の加工時間を算出する正
    味加工時間算出段階とをさらに備えたことを特徴とする
    部品加工工程管理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1つに記載の部
    品加工工程管理方法において、 前記部品加工工程は、少なくとも前記部品加工のための
    準備工程及び加工処理工程に分割され、 前記コンピュータが、 前記分割された各工程毎に前記各工程の開始時刻と終了
    時刻とを分割工程時間記憶手段に記憶する分割工程時間
    取得記憶段階と、 前記分割工程時間記憶手段に記憶された開始時刻及び終
    了時刻に基づいて前記分割された各工程毎に部品加工設
    備の稼働時間を算出する稼働時間算出段階とをさらに備
    えたことを特徴とする部品加工工程管理方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1つに記載の部
    品加工工程管理方法において、 前記コンピュータが、 不良発生報告を入力するための入力手段を提供し、不良
    発生入力を受け入れる不良発生入力受入段階と、 前記不良発生入力に対応する不良内容を入力するための
    入力手段を提供し、不良内容の入力を受け入れる不良内
    容受入段階と、 前記不良発生入力の時間と前記不良内容とを部品加工計
    画毎に加工指示される前記部品加工工程を識別する指示
    識別子に関連付けて不良発生情報記憶手段に記憶する不
    良情報関連付け段階とをさらに備えたことを特徴とする
    部品加工工程管理方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の部品加工工程管理方
    法において、 前記コンピュータが、 前記不良内容毎に分類されたコード情報を読取手段で読
    取可能な情報として媒体に記録して出力する段階をさら
    に備え、 前記不良情報関連付け段階は、 前記媒体に記録された情報を前記読取手段で読み取り、
    前記読取手段で読み取った情報のコード情報に基づいて
    前記不良内容を記憶することを特徴とする部品加工工程
    管理方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1つに記載
    の部品加工工程管理方法において、 前記部品の加工計画数量は、所定の部品加工設備を使用
    して所定期間において部品を加工する場合の部品の加工
    計画数量であることを特徴とする部品加工工程管理方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の部品加工工程管理
    方法において、 前記コンピュータが、 加工指示中の前記部品加工計画について、前記指示識別
    子を実行指示識別子記憶手段に記憶する段階と、 前記出力段階にて出力する媒体に、前記実行指示識別子
    記憶手段に記憶した指示識別子を前記読取手段で読取可
    能な情報として記録する段階と、 前記読取手段で読み取った指示識別子を前記実行指示識
    別子記憶手段が記憶している指示識別子と比較する指示
    識別子比較段階と、 前記比較の結果、前記読取手段で読み取った指示識別子
    が前記実行指示識別子記憶手段が記憶している指示識別
    子と一致しない場合、警告を出力する実行指示識別子警
    告出力段階とをさらに備えたことを特徴とする部品加工
    工程管理方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータを用いて部品加工工程を
    管理する部品加工工程管理プログラムであって、 前記コンピュータを、 加工計画記憶手段に記憶した部品の加工計画数量を単位
    数に割振る割振手段、 前記部品加工の開始時刻を開始時刻記憶手段に記憶する
    開始時刻記憶手段、及び、 前記単位数毎の部品について加工の完了報告を受け入れ
    て、前記完了報告が行われた時間を報告時刻記憶手段に
    記憶する報告受入記憶手段として機能させるための部品
    加工工程管理プログラム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の部品加工工程管理
    プログラムにおいて、 前記単位数は、前記加工工程における加工が完了した完
    成部品を収納する収納手段の前記完成部品の収納可能数
    であることを特徴とする部品加工工程管理プログラム。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の部品加工工程管理
    プログラムにおいて、 前記割振手段を、 前記収納手段の前記収納可能数と前記加工計画数量とか
    ら、前記完成部品を収納するために必要な収納手段の数
    量を算出する収納手段数算出手段、及び、前記必要な収
    納手段の数量に対応する数量の前記収納手段を識別する
    収納手段識別子を付与する収納手段識別子付与手段とし
    て機能させるための部品加工工程管理プログラム。
  16. 【請求項16】 請求項14又は15に記載の部品加工
    工程管理プログラムにおいて、 前記コンピュータを、さらに、 前記収納手段識別子と前記収納可能数とを読取手段で読
    取可能な情報として媒体に記録して出力する出力手段と
    して機能させるとともに、 前記報告受入記憶手段を、 前記出力手段にて出力された媒体から前記情報を前記読
    取手段で読み取り、前記読取手段で読み取った情報の収
    納手段識別子及び収納可能数とともに、前記情報の読取
    時間に基づいて前記報告時刻を記憶する手段として機能
    させるための部品加工工程管理プログラム。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の部品加工工程管理
    プログラムにおいて、 前記コンピュータを、さらに、 前記収納手段識別子を収納手段識別子記憶手段に記憶す
    る手段、 部品の加工工程の完了報告の入力を受け入れる完了報告
    受入手段、 前記完了報告受入手段で完了報告の入力を受け入れた場
    合に前記読取手段で読み取った収納手段識別子を前記収
    納手段識別子記憶手段が記憶している収納手段識別子と
    比較する収納手段識別子比較手段、及び、前記比較の結
    果、前記読取手段で読み取った収納手段識別子が前記収
    納手段識別子記憶手段が記憶している収納手段識別子と
    一致しない場合に警告を出力する収納手段識別子警告出
    力手段として機能させるための部品加工工程管理プログ
    ラム。
  18. 【請求項18】 請求項13〜17のいずれか1つに記
    載の部品加工工程管理プログラムにおいて、 前記コンピュータを、さらに、 前記部品加工の開始時刻と前記報告時刻とから前記単位
    数毎の部品の加工時間を算出する加工時間算出手段とし
    て機能させるための部品加工工程管理プログラム。
  19. 【請求項19】 請求項13〜18のいずれか1つに記
    載の部品加工工程管理プログラムにおいて、 前記コンピュータを、さらに、 部品の加工を中断した加工中断開始時刻を加工中断開始
    時刻記憶手段に記憶する手段、 前記中断した部品の加工を再開した加工再開時刻を加工
    再開時刻記憶手段に記憶する手段、及び、前記加工時間
    と前記加工中断開始時刻と加工再開時刻とから前記単位
    数毎の部品の正味の加工時間を算出する正味加工時間算
    出手段として機能させるための部品加工工程管理プログ
    ラム。
  20. 【請求項20】 請求項13〜19のいずれか1つに記
    載の部品加工工程管理プログラムにおいて、 前記部品加工工程は、少なくとも前記部品加工のための
    準備工程及び加工処理工程に分割され、 前記コンピュータを、さらに、 前記分割された各工程毎に前記各工程の開始時刻と終了
    時刻とを分割工程時間記憶手段に記憶する手段、及び、
    前記分割工程時間記憶手段に記憶された開始時刻及び終
    了時刻に基づいて前記分割された各工程毎に部品加工設
    備の稼働時間を算出する稼働時間算出手段として機能さ
    せるための部品加工工程管理プログラム。
  21. 【請求項21】 請求項13〜20のいずれか1つに記
    載の部品加工工程管理プログラムにおいて、 前記コンピュータを、さらに、 不良発生報告を入力するための入力手段を提供し、不良
    発生入力を受け入れる不良発生入力受入手段、 前記不良発生入力に対応する不良内容を入力するための
    入力手段を提供し、不良内容の入力を受け入れる不良内
    容受入手段、及び、前記不良発生入力の時間と前記不良
    内容とを部品加工計画毎に加工指示される前記部品加工
    工程を識別する指示識別子に関連付けて不良発生情報記
    憶手段に記憶する不良情報関連付け手段として機能させ
    るための部品加工工程管理プログラム。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の部品加工工程管理
    プログラムにおいて、 前記コンピュータを、さらに、 前記不良内容毎に分類されたコード情報を読取手段で読
    取可能な情報として媒体に記録して出力する手段として
    機能させるとともに、 前記不良情報関連付け手段を、 前記媒体に記録された情報を前記読取手段で読み取り、
    前記読取手段で読み取った情報のコード情報に基づいて
    前記不良内容を記憶する手段として機能させるための部
    品加工工程管理プログラム。
  23. 【請求項23】 請求項13〜22のいずれか1つに記
    載の部品加工工程管理プログラムにおいて、 前記部品の加工計画数量は、所定の部品加工設備を使用
    して所定期間において部品を加工する場合の部品の加工
    計画数量であることを特徴とする部品加工工程管理プロ
    グラム。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の部品加工工程管理
    プログラムにおいて、 前記コンピュータを、さらに、 加工指示中の前記部品加工計画について、前記指示識別
    子を実行指示識別子記憶手段に記憶する手段、 前記出力手段で出力する媒体に、前記実行指示識別子記
    憶手段に記憶した指示識別子を前記読取手段で読取可能
    な情報として記録する手段、 前記読取手段で読み取った指示識別子を前記実行指示識
    別子記憶手段が記憶している指示識別子と比較する指示
    識別子比較手段、及び、前記比較の結果、前記読取手段
    で読み取った指示識別子が前記実行指示識別子記憶手段
    が記憶している指示識別子と一致しない場合に警告を出
    力する実行指示識別子警告出力手段として機能させるた
    めの部品加工工程管理プログラム。
JP2002035545A 2002-02-13 2002-02-13 生産管理方法及び生産管理プログラム Expired - Fee Related JP4150524B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002035545A JP4150524B2 (ja) 2002-02-13 2002-02-13 生産管理方法及び生産管理プログラム
US10/364,469 US7483762B2 (en) 2002-02-13 2003-02-12 Method of controlling parts processing stages, and program to control parts processing stages

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002035545A JP4150524B2 (ja) 2002-02-13 2002-02-13 生産管理方法及び生産管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003241813A true JP2003241813A (ja) 2003-08-29
JP4150524B2 JP4150524B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=27654977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002035545A Expired - Fee Related JP4150524B2 (ja) 2002-02-13 2002-02-13 生産管理方法及び生産管理プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7483762B2 (ja)
JP (1) JP4150524B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113933A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Fujitsu Ltd 認証業務記録作成装置
JP2006113965A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Shibuya Kogyo Co Ltd 生産設備管理システム
JP2013020433A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Sanyo Denki Co Ltd 作業誘導システム

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005107936A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Pentax Corp 工程管理システム、サーバ、及び工程管理データが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4160917B2 (ja) * 2004-03-09 2008-10-08 Hoya株式会社 処理管理システム及び工程管理システム
US7412295B2 (en) * 2006-03-14 2008-08-12 Sap Ag Modeling manufacturing processes to include defined markers
GB0720438D0 (en) * 2007-10-18 2007-11-28 Airbus Uk Ltd Method and apparatus for manufacturing an article and generating a report
JP5568828B2 (ja) * 2008-08-05 2014-08-13 株式会社エネサイバー 設備監視制御システムおよび設備監視制御方法
US8832259B1 (en) * 2009-10-30 2014-09-09 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Virtual service mode methods for network remote monitoring and managing system
CN103592875B (zh) * 2013-11-07 2017-01-04 大连东方之星信息技术有限公司 一种带有移动终端的云档案库的资源管理系统
WO2024121211A1 (en) * 2022-12-09 2024-06-13 Basf Coatings Gmbh A method for monitoring a process

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5851312B2 (ja) 1980-11-13 1983-11-15 トヨタ自動車株式会社 部品管理方法
JPH03270916A (ja) 1990-03-20 1991-12-03 Sumitomo Heavy Ind Ltd 成形機の制御パネル
JPH04223849A (ja) 1990-12-21 1992-08-13 Yamatake Honeywell Co Ltd 多品種少量生産システム
JP3707501B2 (ja) 1993-06-28 2005-10-19 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー プリント回線板の生産管理装置
WO1996013790A1 (en) 1994-10-28 1996-05-09 Advanced Health Med-E-Systems Corporation Prescription management system
US5980078A (en) 1997-02-14 1999-11-09 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Process control system including automatic sensing and automatic configuration of devices
JPH11306244A (ja) * 1998-04-16 1999-11-05 Hitachi Ltd ワーク管理システム
JP3390663B2 (ja) 1998-05-21 2003-03-24 梅田工業株式会社 生産管理方法
JP3349455B2 (ja) * 1998-09-30 2002-11-25 宮崎沖電気株式会社 半導体製造装置のための管理方法および管理システム
JP3491558B2 (ja) 1999-05-11 2004-01-26 日本電気株式会社 代替ロット決定システム
JP2002015030A (ja) 2000-06-30 2002-01-18 Asahi Soft Drinks Co Ltd 食品の品質管理システム
JP2002027185A (ja) 2000-07-01 2002-01-25 Sanwaado:Kk コンピュータを使用したファクシミリコール及びウェーブサイトダイレクトシステム
JP2002041124A (ja) 2000-07-24 2002-02-08 Toshiba Corp 生産管理システムおよび生産管理情報利用システム
US20030074377A1 (en) * 2000-12-22 2003-04-17 Aman Gupta Method and apparatus for reporting the status of work in progress
JP4878085B2 (ja) * 2001-04-20 2012-02-15 ラピスセミコンダクタ株式会社 製造工程のための管理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113933A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Fujitsu Ltd 認証業務記録作成装置
JP2006113965A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Shibuya Kogyo Co Ltd 生産設備管理システム
JP4711168B2 (ja) * 2004-10-18 2011-06-29 澁谷工業株式会社 生産設備管理システム
JP2013020433A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Sanyo Denki Co Ltd 作業誘導システム

Also Published As

Publication number Publication date
US7483762B2 (en) 2009-01-27
US20030154146A1 (en) 2003-08-14
JP4150524B2 (ja) 2008-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004164615A (ja) 作業担当者支援方法及び作業担当者支援プログラム
KR100238738B1 (ko) 처리 순서의 예측 및 작업의 할당을 행하는 작업 관리 장치 및 방법
JP2003241813A (ja) 部品加工工程管理方法及び部品加工工程管理プログラム
EP1247240A1 (en) A paperless tablet automation apparatus and method
CN111754113A (zh) 生产加工过程中调度排班排产自动控制方法、系统及介质
JP2008299762A (ja) 生産管理プログラム
GB2412764A (en) Process management system and production management system
US6400997B1 (en) Paperless tablet automation apparatus and method
CN110456750B (zh) 信息采集设备、锻造模具生产信息采集系统及其工作方法
JPH09259181A (ja) ワークフロー管理システム
CN111091202B (zh) 车辆管理系统、车辆管理装置及车辆管理方法
US20060195350A1 (en) Design review, progress check information transmission method and apparatus
JP2003178173A (ja) プロジェクト・リスク管理方法及び装置及びプログラム
US20130138471A1 (en) Planning and scheduling tool assistant
JP4647581B2 (ja) 作業計画立案システム及び作業計画立案プログラム
JP2007072708A (ja) 環境影響評価システムおよび環境影響評価方法
JP2003122420A (ja) 生産管理システムおよびコンピュータが実行するためのプログラム
JP2007087421A (ja) 作業計画立案システム及び作業計画立案プログラム
JP2010160546A (ja) リスク対策提示装置、リスク対策提示方法及びリスク対策提示プログラム
JP2004139472A (ja) 作業計画立案システム、作業計画立案方法及びプログラム並びに媒体
CN101118536A (zh) 一种分解任务表单的方法和装置
CN114723080A (zh) 一种设备检修管理方法、系统、装置及存储介质
CN111401578B (zh) 设备点检管理方法及装置、计算机可读存储介质
KR100627166B1 (ko) 생산설비 시스템 및 그 제어방법
JP3491558B2 (ja) 代替ロット決定システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080630

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees