JP2002015030A - 食品の品質管理システム - Google Patents

食品の品質管理システム

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JP2002015030A
JP2002015030A JP2000198744A JP2000198744A JP2002015030A JP 2002015030 A JP2002015030 A JP 2002015030A JP 2000198744 A JP2000198744 A JP 2000198744A JP 2000198744 A JP2000198744 A JP 2000198744A JP 2002015030 A JP2002015030 A JP 2002015030A
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quality
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JP2000198744A
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Satoru Maekawa
哲 前川
Takashi Ishikawa
孝 石川
Yasushi Ishii
康 石井
Yasuhito Mito
泰仁 三戸
Yasuo Watanabe
泰男 渡邊
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Asahi Soft Drinks Co Ltd
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NS Solutions Corp
Asahi Soft Drinks Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品製造業における委託生産において、委託
先の工場側で生産された食品の品質管理並びに品質の平
準化を安価な構成で実現することができる食品の品質管
理システムを提供する。 【解決手段】 生産委託元の食品会社側の通信端末と各
生産委託先工場側の通信端末とを通信ネットワーク21
0を介して接続し、該コンピュータ210に、前記各生
産委託先工場3側の通信端末から当該工場で生産された
食品の品質検査結果を含む生産データを前記通信ネット
ワーク4を介して受信してデータベース220に記録す
る情報保管手段と、前記データベースに記録された生産
データ及び食品の品質管理に係る共用データを各種検索
キーで検索可能に当該通信端末の表示部に表示して提供
する情報提供手段とを具備し、前記食品会社1側の通信
端末から前記サーバ210のデータベース220を参照
して前記各生産委託先工場3側の生産状況を把握すると
共に製品の品質管理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各工場で生産され
る製品の生産状況を総合的に管理して製品の品質の平準
化を図るようにした食品の品質管理システムに関し、特
に、食品製造業における委託生産において、委託先の工
場側で生産された食品の品質管理並びに品質の平準化を
図ることができる食品の品質管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、衛生管理システム手法として国際
的に高く評価されているアメリカの危害分析・重要管理
点方式であるHACCP方式(Hazard Analysis Critic
al Control Point System)の食品衛生法への適用や、
PL(Product Liability:製造物責任)法の施工に伴
って、食品などの製品の製造/加工,製品の保存/流通
を経て最終消費者が摂取するまでのあらゆる段階で発生
する恐れのある微生物汚染やその他の異物混入などによ
る危害発生を未然に防止し、製品の一層の安全保障を図
ることが義務づけられつつある。
【0003】従来より食品を生産する製造/加工工場、
例えば飲料の製造/加工工場では、生産ラインにおいて
加熱処理などにより殺菌処理を施すことで微生物汚染を
防止したり、サイクロン分離機などにより異物を除去す
ることで異物混入を防止したりしている。また、微生物
汚染や異物混入の検査の他に、製品の品質を保証するた
めに、工場側で検査した食品成分等の検査内容を生産管
理部門側で検証し、最終確認をとるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生産委託先
で生産された製品の場合において、委託元の食品会社で
上述のような最終確認をとるには、製品の分析結果(検
査内容)を当該工場から収集して検証する必要がある。
従来、生産委託先からの分析結果の収集方法は、分析結
果が記された紙の郵送やファクシミリ或いは電子メール
での伝送によるものであり、データ収集の即時性が欠如
していた。また、様式が統一されておらず、収集形態も
生産委託先によって異なるので、そのままでは、データ
ベースとしてデータを利用できず、データベース化する
には再度データ入力が必要であった。また、データ送信
元からの一方的な報告であったため、データ送信元(報
告元)からは、報告したデータの承認状況を把握するこ
とができなかった。さらに、生産の委託先は他企業であ
るため、共通の情報インフラ上にシステム構築を行うこ
とが困難であった。
【0005】本発明は上述のような事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、食品製造業における委託生
産において、各委託先の生産状況等をインターネット等
の通信ネットワークを介して委託元の食品会社から容易
に把握して管理することができると共に、委託先の工場
側で生産された食品の品質管理並びに品質の平準化を安
価な構成で実現することができる食品の品質管理システ
ムを提供することにある。また、食品会社と委託先とで
品質管理に係る各種の情報を共用して活用することがで
きる食品の品質管理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、各工場で生産
される製品の生産状況を総合的に管理して製品の品質の
平準化を図るようにした食品の品質管理システムに関す
るものであり、本発明の上記目的は、生産委託元の食品
会社側の通信端末と各生産委託先工場側の通信端末とに
通信ネットワークを介して接続されるサーバ機能を有す
るコンピュータを備え、各生産委託先工場側で生産され
た食品の品質を管理する食品の品質管理システムであっ
て、前記コンピュータに、前記各生産委託先工場側の通
信端末から当該工場で生産された食品の品質検査結果を
含む生産データを前記通信ネットワークを介して受信し
てデータベースに記録する情報保管手段と、前記データ
ベースに記録された生産データ及び食品の品質管理に係
る共用データを各種検索キーで検索可能に当該通信端末
の表示部に表示して提供する情報提供手段とを具備し、
前記食品会社側の通信端末から前記サーバのデータベー
スを参照して前記各生産委託先工場側の生産状況を把握
すると共に製品の品質管理を行うことによって達成され
る。
【0007】さらに、生産対象の食品毎に当該食品の分
析項目と各分析項目に対する規格値とを登録しておき、
前記サーバは、前記生産委託先工場側の通信端末から入
力された前記各分析項目に対する当該食品の検査値と前
記規格値とを比較し、当該生産委託先工場で生産された
食品の品質が品質管理基準以内にあるか否かをリアルタ
イムに検証する検査値検証手段を更に有すること;カテ
ゴリ別にアクセス権限を設けて前記記録された各種情報
に対するアクセスを制限するアクセス制限手段を有し、
前記情報提供手段は、前記アクセス権限を有する部門の
通信端末からの閲覧要求により当該データの内容を前記
アクセス権限に応じて表示すること;前記食品会社の自
社工場で当該ロットの製品品質の分析検査を実施し、前
記情報保管手段によりデータベース化された前記自社工
場側及び生産委託先工場側の両者の分析結果を照合し
て、当該製品の品質を検証し得るようにすること;前記
通信ネットワークがインターネットを含み、前記食品会
社及び前記生産委託先工場の通信端末からブラウザを使
用して前記データベースに記録された生産データ及び食
品の品質管理に係る共用データを閲覧し得るようになっ
ていること;によって,それぞれ一層効果的に達成され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態について詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に係る食品の品質管理シス
テムの全体構成の一例を示している。食品会社1は、各
生産委託先の工場(以下、委託工場と言う)3とインタ
ーネット等の通信ネットワーク4を介して接続されてい
る。品質管理サーバ・システム2はプロバイダとしての
機能を有しており、製品の品質管理に関する情報の収集
・保管,端末間の情報伝達等を制御するサーバ機能を有
するコンピュータ(以下、品質管理サーバと言う)21
0と、製品の品質管理に係る各種データを格納するデー
タベース(以下、品質管理DBと言う)220とを備え
ている。そして、食品会社1側の通信端末10及び委託
工場3側の通信端末10とは通信ネットワーク4を介し
てオンライン接続されるようになっている。品質管理サ
ーバ・システム2の構成要素である品質管理サーバ21
0は、本システムの中核となる情報処理装置であり、1
台若しくは複数台のコンピュータで構成され、各委託工
場3で日々生産された食品の検査データ等を各委託工場
3側の通信端末10から受信して収集し、品質管理DB
220に蓄積して記録する。
【0010】品質管理サーバ210に接続される食品会
社1側の通信端末10及び委託工場3側の通信端末10
は、それぞれパーソナルコンピュータやモバイルコンピ
ュータ等の可搬型又は据置型の汎用コンピュータであ
り、インターネットのブラウザ(閲覧ソフトウェア)を
利用可能な情報処理端末が好ましく、本実施の形態で
は、ウェブブラウザやウェブメールを利用して品質管理
サーバ・システム2にアクセスする場合を例として説明
する。図1中の携帯端末(携帯型通信端末)10Aは、
インターネット接続機能を有する情報処理装置であれば
良く、携帯型電話機も利用可能である。この携帯端末1
0Aは、例えば、委託工場3の製品管理をする工場駐在
員(食品会社1の社員)が品質管理DB220の情報閲
覧等を行う際に利用する端末機である。
【0011】上述のような構成において、先ず、本発明
に係る食品の品質管理システムの概要を説明する。
【0012】食品会社1側では、品質管理DB220に
記録された各委託工場3の情報を基に、委託先の生産状
況を把握し、委託工場3側での品質分析結果の検証等を
行って製品品質の保証及び平準化を図る。委託工場3側
では、製造工程における各種検査の結果を通信端末10
から入力して品質管理サーバ210へ送信すると共に、
食材の不具合や工程異常が発生した場合にはその情報を
品質管理サーバ210へ送信して食品会社1側に通知す
る。委託工場3側で原因が判明している場合は、食品会
社1側では品質管理DB220に記録された検査データ
や工程異常データを再チェックして原因を検証する。ま
た、委託工場3側で原因が解明できない場合は、例えば
食品会社1の当該部門(生産管理部門1a,食品研究所
1c等)において当該データを閲覧し、また、品質管理
サーバ210を介して相互に情報伝達することにより原
因を解明する。解明した原因及びその対処等の情報は、
速報データとして不良品発生元の委託工場3へ通知され
る。さらに、各委託工場3の通信端末10から品質管理
DB220に格納された当該速報データを閲覧可能にし
て情報公開、若しくは通信ネットワーク4を介して各委
託工場3の通信端末10に配信する。
【0013】次に、品質管理DB220に格納される各
種データについて説明する。
【0014】図2は、本発明に係る品質管理DB(共用
データベース)220に格納されるデータであり、品質
管理サーバ210でデータベース化される主なデータを
示している。品質管理DB220には、カテゴリー別に
統一したフォーマットで次のようなデータが格納され、
各通信端末10から一元的なアクセス操作で容易に閲覧
できるようにしている。
【0015】製品分析データD1は、委託工場3及び自
社工場1bが生産した食品の分析結果(分析項目毎の品
質検査結果)等の生産データであり、食品会社1側と委
託工場3側で共用される。この製品分析データD1の入
力は、各工場の通信端末10からウェブブラウザを利用
して例えばロット単位に行われ、各種検索キーで検索可
能にデータベース化され、品質管理DB220に工場別
に記録されて所定期間保管される。各工場,食品会社の
生産管理部門では、通信端末10から製品分析データD
1を閲覧して生産状況を容易に把握することができるの
で、品質管理,監視体制の強化を図ることができる。ま
た、本システムでは、委託工場3と自社工場1bとで当
該ロットの製品の分析クロスチェック等を行って互いの
承認をとることで品質を保証し、また、委託工場3では
食品会社1の認証を得る。
【0016】品質保証書D2は、委託工場3から報告さ
れる日々の品質保証データであり、上記製品分析データ
D1と同様に食品会社1側と生産元の委託工場3側で共
用される。食品会社1では、委託工場3側から日々の製
造に関する詳細データ(品質保証データ)を報告しても
らう形態とすることで、委託工場3側の品質保証体制の
維持を図る。この品質保証書D2も工場別に記録されて
所定期間保管される。
【0017】原材料不具合速報D3は、原材料の不具合
が発生した工場の不具合状況についての情報であり、不
具合が発生した場合には、当該ウェブページから該当の
食材に関する検査データ,不具合の状況等を入力して品
質管理サーバ210へ送信する。品質管理サーバ210
では、食材,日時,発生場所(報告元の委託工場のID
等),などを検索キーとして閲覧可能に品質管理DB2
20に記録する。この原材料不具合速報D3は、食品会
社1側と報告元の委託工場3側で共用される。食品会社
1と委託工場3は、品質管理DB220に蓄積された情
報を通信端末10から容易にキーワード検索することが
でき、他の事業所で発生している事例を参照するとによ
り、情報の共用化を図る。なお、不具合の状況によって
は、他の委託会社の工場にも品質管理サーバ210を介
して当該情報が提供される。
【0018】工程異常速報D4は、工場内で管理されて
いる工程異常(品質異常,稼動異常)に関する情報であ
り、工程異常が発生した場合には、当該ウェブページか
ら工程異常のデータ,異常の状況等を入力して品質管理
サーバ210へ送信する。品質管理サーバ210では、
品質異常,稼動異常等の異常要素,日時,工程区分など
を検索キーとして閲覧可能に品質管理DB220に記録
する。この工程異常速報D4についても、食品会社1側
と報告元の委託工場3側で共用される。なお、工程異常
速報D4は、各工場内で蓄積されている工程異常に関す
る情報を吸い上げることにより、全社的なノウハウの蓄
積を行う。
【0019】文書データD5は、食品会社1内の関連部
門で保有している研究報告等の技術情報などの文書を電
子化したデータであり、食品会社1内の各部署で技術情
報などを共有化し、携帯端末10Aを含む各通信端末1
0からキーワード検索で目的の文書を検索し、他の部署
の研究報告等を活用できるようにしている。
【0020】次に、品質管理サーバ・システム2内の品
質管理サーバ210が有する主な機能について図3を参
照して説明する。
【0021】品質管理サーバ210は、各委託工場3及
び自社工場1bの通信端末10の画面にウェブページを
表示し、ブラウザを用いて入力された上記品質管理に係
る各種情報Da(前記データD1,D2,D3,D4
等)を受信して収集する情報収集手段211と、収集さ
れた情報Daを各種検索キーで検索可能に且つ統一形式
でリアルタイムにデータベース化して品質管理DB22
0に記録して所定期間保管する情報保管手段212と、
通信端末10からの製品分析データD1に含まれる検査
値と規格値とのチェックを当該検査値の入力時にリアル
タイムに行う検査値検証手段213と、カテゴリ別にア
クセス権限を設けて品質管理DB220に記録された各
種情報に対するアクセスを制限するアクセス制限手段2
14と、アクセス権限を有する部門の通信端末10から
の閲覧要求等により当該データの内容を権限に応じて表
示すると共に、各種キーで検索して分析可能に表示して
提供する情報提供手段215とを備えている。
【0022】食品会社1では、品質管理サーバ210を
介して委託工場3側と相互に情報伝達して製造工場を管
理すると共に、品質管理DB220の共有データを通信
端末10から閲覧若しくは適宜更新して、図3中に示す
ように、品質保証チェック、工場別分析、自社工場での
品質検査/分析による委託工場側とのクロスチェック、
異常内容チェック、原材料不具合速報D3を受けた際の
対応/指示、規格値等の登録情報Dbの入力、品種マス
ター(製品情報,食材情報等)の管理、各種文書データ
(前記D5)の登録/検索を行うことによって、製品の
品質を総合的に管理する。
【0023】なお、前記のアクセス権限は、図4に示す
ように食品会社1内の各部門,委託工場3,データベー
ス項目,及びデータアクセス形態(データ入力,検索,
加工,品質検査の規格値等のマスター登録)毎に設定さ
れ、アクセス制限手段213では、上記アクセス権限の
設定情報に基づく判定と個人認証とを持って、利用者に
よる当該情報に対するアクセスを許可(非許可)するよ
うにしている。
【0024】上述のような構成において、本発明に係る
食品の品質管理システムの動作例をクロスチェックによ
る品質の検証処理を例として、図5のフローチャートを
参照して説明する。
【0025】委託工場3では、委託された食品の分析ロ
ットを生成し(ステップS11)、そのサンプルを食品
会社1に送付する(ステップS12)。食品会社1では
サンプルを受け入れ(ステップS21)、当該サンプル
の分析を行う。食品会社1側で行う分析処理(ステップ
S22〜S25)は委託工場3側での処理と同等である
ため説明を省略し、以下、委託工場3の分析処理を例と
して説明する。
【0026】委託工場3では、食材の製造/加工工程に
おいて成分分析装置や異物検査装置により食材及び製品
の検査/分析を行う。例えば、飲料品の場合には各成分
及びその量の分析、濁度,微生物汚染及び異物混入等の
検査を実施する(ステップS13)。そして、委託工場
3では上記分析結果を通信端末10から入力する。分析
結果を入力する際には、通信端末10から品質管理シス
テム2にログインしてユーザIDとパスワードを入力す
る。品質管理システム2では、ユーザIDとパスワード
が適切であれば、ユーザの権限に応じたメニューを表示
する。ユーザ(システム利用者)が通信端末10の画面
上で工場分析(入力)のメニューをマウス等の指示手段
により指示すると、分析対象の選択画面が表示されるの
で、その画面の案内に従って、工場,商品,製造日を選
択すると共に、検査ロットの一覧表示の中から分析対象
のロット番号(通番)を選択指示する。なお、選択画面
の工場はログインしているユーザの権限内で表示し、商
品もその工場に登録されているもののみを対象として表
示するようになっている。上記分析対象のロット番号の
選択指示により、製品分析データD1の入力用画面が表
示されるので、ユーザは、画面の案内に従って分析結果
を入力する。
【0027】図6は、製品分析データD1の入力用画面
(ウェブページ)の一例を示しており、ユーザは、分析
項目の項目毎に値(図6中の入力値n)を入力する。そ
の際、品質管理サーバ210の検査値検証手段213で
は、入力値と規格値とのチェックをリアルタイムに行
い、入力値が規格外であれば、規格外の印を表示して警
告する。また、分析結果の入力完了を示す「入力完了」
が指示されると、実施者(責任者)を含む必須入力項目
のチェックを行い、必須入力項目が入力されていなけれ
ば、その入力を促す。そして、必須入力項目のチェック
がOKであれば、製品分析データD1を受信して品質管
理DB220に記録する(ステップS14)。
【0028】委託工場3(若しくは食品会社1)におい
て、当該工場で作られた製品分析データD1の確認を行
う際には、「工場分析(確認)」のメニューを選択し、
図7に示すような製品分析データの確認画面において、
工場,状態(全てを対象,未確認のものを対象等),製
造日を選択し、検査内容の詳細画面(内容は図6と同
等)を表示させて確認する(ステップS15)。そし
て、検査内容を承認した場合は、画面上の「確認完了ボ
タン」を押下(クリック等による指示)する。品質管理
サーバ210では、「確認完了ボタン」が指示されたの
であれば、当該ロット番号の分析状況を示すステータス
を「確認完」とし、食品会社1側での確認も完了したの
であれば、「承認完」とする。この分析状況のステータ
スは、図7中に示す分析状況(分析データ入力中,入力
完,確認中,確認完,承認完等の遷移状況)の表示欄で
確認できるようになっている。また、分析状況のステー
タスは、図8に示す食品会社1側のテストロット(サン
プル)の分析結果の確認画面においても確認できるよう
になっている。そして、委託工場3と食品会社1の両者
の承認を得て(ステップS16,S25)、製品のクロ
スチェックを完了する。
【0029】なお、上述した実施の形態においては、食
品を例として説明したが、食品以外の製品(薬品など)
にも本発明を適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の食品の
品質管理システムによれば、各生産委託先工場の通信端
末から食品の品質検査結果を含む生産データを収集して
データベース化し、食品会社の通信端末からインターネ
ット等の通信ネットワークを介して閲覧可能にデータを
共有化して記録するようにしているので、各委託先の生
産状況等を容易に把握して管理することができると共
に、委託先の工場側で生産された食品の品質管理並びに
品質の平準化を安価な構成で実現することができる。
【0031】また、食品会社と委託先とで品質管理に係
る各種の情報を共用して活用することができる。さら
に、委託先の工場でデータ入力した時点でデータベース
にデータが格納されるため、食品会社及び委託先の当該
部門において製品の品質検査結果を含む生産データを即
時性を持って確認することが可能となり、また、データ
利用が容易となる。さらに、生産サイド、管理サイドで
順次、承認作業を行い、現在の承認状況を両サイドから
把握することができる。また、生産委託先の工場からは
汎用的な通信端末を用いてインターネットで本システム
にアクセスすることができるため、生産委託先の工場に
は特別なソフトウェアを準備する必要がなく、本システ
ムを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食品の品質管理システムの全体構
成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る共用データベースに格納されるデ
ータの一例を示す図である。
【図3】本発明に係る品質管理サーバが有する主な機能
を説明するための図である。
【図4】本発明に係るデータベースのアクセス制限を説
明するための図である。
【図5】本発明に係る食品の品質管理システムの動作例
を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明に係る製品分析データの入力用画面の一
例である。
【図7】本発明に係る製品分析データの確認画面の一例
である。
【図8】食品会社側の分析結果確認画面の一例である。
【符号の説明】
1 食品会社 1a 生産管理部門等 1b 自社工場 1c 食品研究所 2 品質管理サーバ・システム 3 委託工場 4 通信ネットワーク 10 通信端末 210 品質管理サーバ 211 情報収集手段 212 情報保管手段 213 検査値検証手段 214 アクセス制限手段 215 情報提供手段 220 品質管理データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 哲 東京都墨田区吾妻橋1−23−1 アサヒビ ール吾妻橋ビル8F アサヒ飲料株式会社 内 (72)発明者 石川 孝 東京都墨田区吾妻橋1−23−1 アサヒビ ール吾妻橋ビル8F アサヒ飲料株式会社 内 (72)発明者 石井 康 東京都墨田区吾妻橋1−23−1 アサヒビ ール吾妻橋ビル8F アサヒ飲料株式会社 内 (72)発明者 三戸 泰仁 東京都墨田区吾妻橋1−23−1 アサヒビ ール吾妻橋ビル10F アサヒビール情報シ ステム株式会社内 (72)発明者 渡邊 泰男 東京都中央区新川2−20−15 新日鉄情報 通信システム株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB07 CC21 CC23 DD01 EE01 EE05 FF03 FF04 GG04 GG06 GG07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産委託元の食品会社側の通信端末と各
    生産委託先工場側の通信端末とに通信ネットワークを介
    して接続されるサーバ機能を有するコンピュータを備
    え、各生産委託先工場側で生産された食品の品質を管理
    する食品の品質管理システムであって、前記コンピュー
    タに、前記各生産委託先工場側の通信端末から当該工場
    で生産された食品の品質検査結果を含む生産データを前
    記通信ネットワークを介して受信してデータベースに記
    録する情報保管手段と、前記データベースに記録された
    生産データ及び食品の品質管理に係る共用データを各種
    検索キーで検索可能に当該通信端末の表示部に表示して
    提供する情報提供手段とを具備し、前記食品会社側の通
    信端末から前記サーバのデータベースを参照して前記各
    生産委託先工場側の生産状況を把握すると共に製品の品
    質管理を行うことを特徴とする食品の品質管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 生産対象の食品毎に当該食品の分析項目
    と各分析項目に対する規格値とを登録しておき、前記サ
    ーバは、前記生産委託先工場側の通信端末から入力され
    た前記各分析項目に対する当該食品の検査値と前記規格
    値とを比較し、当該生産委託先工場で生産された食品の
    品質が品質管理基準以内にあるか否かをリアルタイムに
    検証する検査値検証手段を更に有する請求項1に記載の
    食品の品質管理システム。
  3. 【請求項3】 カテゴリ別にアクセス権限を設けて前記
    記録された各種情報に対するアクセスを制限するアクセ
    ス制限手段を有し、前記情報提供手段は、前記アクセス
    権限を有する部門の通信端末からの閲覧要求により当該
    データの内容を前記アクセス権限に応じて表示するよう
    になっている請求項1又は2に記載の食品の品質管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記食品会社の自社工場で当該ロットの
    製品品質の分析検査を実施し、前記情報保管手段により
    データベース化された前記自社工場側及び生産委託先工
    場側の両者の分析結果を照合して、当該製品の品質を検
    証し得るようにした請求項1乃至3のいずれかに記載の
    食品の品質管理システム。
  5. 【請求項5】 前記通信ネットワークがインターネット
    を含み、前記食品会社及び前記生産委託先工場の通信端
    末からブラウザを使用して前記データベースに記録され
    た生産データ及び食品の品質管理に係る共用データを閲
    覧し得るようになっている請求項1乃至4のいずれかに
    記載の食品の品質管理システム。
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