JP2008159023A - 部品の採用決定支援システム、部品の採用決定支援方法、および部品の採用決定支援プログラム - Google Patents

部品の採用決定支援システム、部品の採用決定支援方法、および部品の採用決定支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】各種部品について、それぞれが有する複数の評価項目を総合的に評価しつつ、しかも正確かつ迅速に、その選定作業における採用/不採用の決定を行うことを可能にする。
【解決手段】入力インターフェース105や通信装置107を介して、各部品ごとに、前記複数の評価項目それぞれについての評価結果である評価値を受信し、前記受信した評価値を部品ごとに評価結果データベース125に格納する、評価結果登録部150と、前記部品ごとに格納された複数の評価値を前記評価結果データベースから読み出し、当該複数の評価値に基づき、各部品ごとの採用を推奨する度合いを示す値である推奨度Rを計算し、当該計算された推奨度Rを推奨度データベース126に格納する、推奨度計算部151ととからシステム100を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、部品の採用決定支援システム、部品の採用決定支援方法、および部品の採用決定支援プログラムに関し、特に、各種部品について、それぞれが有する複数の評価項目を総合的に評価しつつ、しかも正確かつ迅速に、その選定作業における採用/不採用の決定を行うことを可能にする、部品の採用決定支援システム、部品の採用決定支援方法、および部品の採用決定支援プログラムに関する。
製造業などにおける部品の調達や管理を支援する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、品質の保証を保った部品の調達ができる電子調達システム,電子調達支援装置及び電子調達方法を提供する等の目的の下、購入品認定情報データベース,調達先認定情報データベースを含んで構成される部品認定ファイルを具備したコンピュータを有し、該コンピュータによりネットワークを介して認定された部品情報,該部品の仕様を提供する電子調達支援装置などが開示されている。
また、特許文献2には、事業体として部品に関する情報を一括して管理し、設計者や製造者が良質の部品を容易に選択することを可能とするなどの目的の下、部品を認定するための認定基準を記憶する基準記憶手段と、前記基準記憶手段に記憶されている認定基準に基づいて審査された部品について、審査結果を含む部品データを登録する部品データベースと、部品に関する情報を取得する部品情報取得手段と、前記部品情報取得手段により取得した部品情報と前記基準記憶手段に記憶されている認定基準を審査員に提示する提示手段と、前記審査員による審査の結果を入力する審査情報入力手段と、前記審査情報入力手段により入力された審査の結果に従って、前記部品データベースに登録されている部品データを更新する部品データ更新手段と、を備えることを特徴とする部品管理システムなどが開示されている。
特開2002−288493号公報 特開2003−178113号公報
ところで、製造業などにおける製品開発などにおいては、設計などを含む開発のリードタイム短縮や製品原価の低減による利益最大化などが常に要求される一方で、環境や、ユーザの安全などに対するさまざまな規制や要請にも応えてゆく必要性が増している。時には膨大な点数にも及ぶ各種部品の選定に関しても、環境やユーザの安全などへの対応や、各種の品質、コスト、サプライヤからの納品の納期など、多数の評価項目について考慮した上で選定しなければならない。その際、これら多数の評価項目を総合的に評価しつつ、しかも正確かつ迅速に、採用/不採用の決定を行う必要がある。ところが、そのような技術はこれまでのところ存在しておらず、開発が望まれていた。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、各種部品について、それぞれが有する複数の評価項目を総合的に評価しつつ、しかも正確かつ迅速に、その選定作業における採用/不採用の決定を行うことを可能にする、部品の採用決定支援システム、部品の採用決定支援方法、および部品の採用決定支援プログラムを提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明の部品の採用決定支援システムは、それぞれ複数の評価項目を有する各種部品について、その選定作業における採用/不採用の決定を支援する、部品の採用決定支援システムであって、入力インターフェースや通信装置を介して、各部品ごとに、前記複数の評価項目それぞれについての評価結果である評価値を受信し、前記受信した評価値を部品ごとに評価結果データベースに格納する、評価結果登録部と、前記部品ごとに格納された複数の評価値を前記評価結果データベースから読み出し、当該複数の評価値に基づき、各部品ごとの採用を推奨する度合いを示す値である推奨度Rを計算し、当該計算された推奨度Rを推奨度データベースに格納する、推奨度計算部とを備える。
また、前記部品の採用決定支援システムにおいて、各部品の前記複数の評価項目は、その前記評価値が多段階の点数で示される点数評価値である、点数評価項目を含み、前記各点数評価項目の点数評価値は、各部品の全点数評価項目の点数評価値を表すレーダーチャートにおける折れ線グラフを構成し、前記推奨度計算部は、各部品についての前記推奨度Rを、前記レーダーチャートにおける点数評価値の折れ線グラフが囲む面積を、当該レーダーチャートの総面積で除算することにより求め、当該計算された推奨度Rを推奨度データベースに格納することとすれば好適である。
また、前記部品の採用決定支援システムにおいて、前記推奨度計算部は、各部品について、前記点数評価項目間のバランスを示す適切性Dを、全点数評価値の最大値から、全点数評価値の最小値を減算することにより求め、当該適切性Dの値が所定以上の場合はその部品について異常フラグを前記推奨度データベースに記録することとすれば好適である。
また、前記部品の採用決定支援システムは、入力インターフェースや通信装置を介して、各部品ごとに、ユーザが特に重視する評価項目である重視評価項目を指定する情報を受信し、メモリに格納する、重視評価項目登録部と、前記部品ごとに計算され、格納された推奨度Rを前記推奨度データベースから読み出し、当該推奨度Rに、メモリから読み出した前記各重視評価項目についての前記各評価値を加味することにより、加味推奨度を計算し、当該計算された加味推奨度をメモリに格納する、加味推奨度計算部と、前記計算された加味推奨度をメモリから読み出し、出力インターフェースや通信装置を介して出力する、加味推奨度出力部とを備えることとすれば好適である。
また、前記部品の採用決定支援システムが、前記複数の評価項目の内容を時系列的にバージョン管理すべく、評価項目バージョン情報を評価項目バージョンデータベースに格納する、評価項目バージョン登録部を備え、前記推奨度計算部は、前記部品ごとに計算された推奨度に、その計算時点に対応する評価項目バージョンを関連付け、当該評価項目バージョンをも前記推奨度データベースに記録することとすれば好適である。
また、前記部品の採用決定支援システムにおいて、各部品の前記複数の評価項目は、各種環境基準に関する評価項目を含み、当該環境基準に関する評価項目の前記評価値は、当該環境基準についての合格/不合格で示されることとすれば好適である。
また、前記部品の採用決定支援システムが、前記評価項目の追加または削除の要求データを入力インターフェイスまたは通信装置から受け付けて、前記要求データを出力インターフェイスに表示し、入力インターフェイスから前記要求データに応じた該当評価項目の追加または削除の要求受諾指示を取得した場合、該当評価項目の追加または削除の処理を、前記評価項目バージョンデータベースの該当データについて実行する、評価項目変更処理部を備えるとすれば好適である。
また、前記部品の採用決定支援システムが、入力インターフェースや通信装置を介して、所定部品に対して当該部品のユーザが検証した、所定評価項目についての評価結果であるユーザ評価値を受信し、前記受信したユーザ評価値に基づいた部品ごと推奨度を算定し、前記算定した推奨度で、前記推奨度データベースにおいて該当部品について格納されている推奨度を更新する、評価値訂正処理部を備えるとすれば好適である。
また、前記部品の採用決定支援システムが、評価対象の部品の追加を要求するデータを入力インターフェイスまたは通信装置から受け付けて、前記部品追加要求データを出力インターフェイスに表示し、入力インターフェイスから前記部品追加要求データに応じた該当部品の追加の要求受諾指示を取得した場合、該当部品の評価結果を格納するためのレコードを前記評価結果データベースに追加する、新規部品評価処理部を備えるとすれば好適である。
また、本発明の部品の採用決定支援方法は、それぞれ複数の評価項目を有する各種部品について、その選定作業における採用/不採用の決定を支援する、部品の採用決定支援方法であって、部品の採用決定支援を行うコンピュータが、入力インターフェースや通信装置を介して、各部品ごとに、前記複数の評価項目それぞれについての評価結果である評価値を受信し、前記受信した評価値を部品ごとに評価結果データベースに格納する処理と、前記部品ごとに格納された複数の評価値を前記評価結果データベースから読み出し、当該複数の評価値に基づき、各部品ごとの採用を推奨する度合いを示す値である推奨度Rを計算し、当該計算された推奨度Rを推奨度データベースに格納する処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明の部品の採用決定支援プログラムは、それぞれ複数の評価項目を有する各種部品について、その選定作業における採用/不採用の決定を支援する、部品の採用決定支援プログラムであって、部品の採用決定支援を行うコンピュータに、入力インターフェースや通信装置を介して、各部品ごとに、前記複数の評価項目それぞれについての評価結果である評価値を受信し、前記受信した評価値を部品ごとに評価結果データベースに格納するステップと、前記部品ごとに格納された複数の評価値を前記評価結果データベースから読み出し、当該複数の評価値に基づき、各部品ごとの採用を推奨する度合いを示す値である推奨度Rを計算し、当該計算された推奨度Rを推奨度データベースに格納するステップと、を実行させるプログラムである。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、各種部品について、それぞれが有する複数の評価項目を総合的に評価しつつ、しかも正確かつ迅速に、その選定作業における採用/不採用の決定を行うことが可能となる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態の部品の採用決定支援システム100を含むネットワーク構成図である。部品の採用決定支援システム100(以下、システム100)は、例えば製造業などの製品開発などにおいて、それぞれ複数の評価項目を有する各種部品について、その選定作業における採用/不採用の決定を支援するシステムである。前記システム100の機能構成としては、本発明の、部品の採用決定支援方法を実行する機能を実現すべく、書き換え可能メモリなどのプログラムデータベース101にプログラム102を備えて、このプログラム102をメモリ103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。また、前記システム100は、各種ボタン類などの入力インターフェイス105や、ディスプレイなどの出力インターフェイス106などを備える。
また、本システム100は、部品評価システム200や本システムを使用するユーザのユーザ端末300、サプライヤ(部品の供給元)の端末400などの外部装置との間でデータ授受を実行する通信装置107などを有している。前記システム100は、前記通信装置107により、部品評価システム200やユーザ端末300、サプライヤ端末400といった外部装置と、例えば公衆回線網、インターネットや無線LANなどの各種ネットワーク140に接続し、データ授受を実行する。本実施形態では、システム100とサプライヤ端末400とはインターネットを介して接続され、システム100と部品評価システム200およびユーザ端末300とは、社内のイントラネットを介して接続されているものとする。また、システム100の後述する各種機能部と通信装置107との間ではI/O部108がデータのバッファリングや各種仲介処理を実行している。
続いて、前記システム100が、例えばプログラム102に基づき構成・保持する各種機能部について説明を行う。なお、前記システム100は、評価結果データベース125と、推奨度データベース126と、評価項目バージョンデータベース127と、部品仕様データベース128と、含有化学物質データベース129と、評価項目内容データベース130とを利用可能であるとする。前記各データベース125〜130は、前記システム100のコンピュータ装置が備えるハードディスクドライブなどの適宜な記憶装置に備わるもこととすればよい。或いは、これらデータベース125〜130がシステム100とは別にネットワーク140上に存在することとしてもよい。この場合、前記システム100は、例えばDBMS(Database Management System)を備え、ネットワーク140を介して前記各データベース125〜130にアクセスし、情報登録や情報検索などの処理を実行することとすればよい。
こうしたシステム100は、入力インターフェース105や通信装置107を介して、各部品ごとに、前記複数の評価項目それぞれについての評価値を受信し、前記受信した評価値を部品ごとに評価結果データベース125に格納する、評価結果登録部150を備える。ここで、評価結果登録部150は評価値を、具体的にはどこから受信するかというと、例えば、システム100の機能(プログラム102)により、入力インターフェース105から人手により入力することとしてもよいし、社内の既存の部品管理システムなどからイントラネットなどを介して受信することとしてもよい。本実施形態では、システム100とイントラネットを介し接続された社内の部品評価システム200から受信することとする。
本実施形態では、各部品の前記複数の評価項目は、その前記評価値が多段階の点数で示される点数評価値である、点数評価項目を含む。具体的には、部品の品質に関する品質評価項目と、納期やコストといった部品の調達先(サプライヤ)に関する調達評価項目とが、点数評価項目として想定されている。点数評価値は、本実施形態では、1から5までの5段階評価で表される点数であり、1が最も評価が低く、5が最も評価が高い。
また、本実施形態では、各部品の前記複数の評価項目は、各種環境基準に関する評価項目を含み、当該環境基準に関する評価項目の前記評価値は、当該環境基準についての合格/不合格で示される。前記点数評価項目に対し、この環境基準のようにその評価値が合格/不合格で示される評価項目を合否評価項目と呼び、その評価値を合否評価値と呼ぶこととする。環境基準のような合否評価項目は、5段階の点数で示される上記点数評価項目と異なり、いわば二値的な評価値を有する評価項目である。
したがって、本実施形態では、合計三種類の評価項目を想定している。すなわち、点数評価項目である品質評価項目および調達評価項目と、合否評価項目である環境評価項目の三種類である。合否評価項目としては、環境評価項目以外にも例えば、ユーザの安全性に関する評価項目などを含むことも可能である。そしてこれら三種類の評価項目は、それぞれ複数のさらに詳細な評価項目を((例えば品質評価項目では、性能、耐久性、耐熱性など)有する。
また、システム100は、前記部品ごとに格納された複数の評価値を前記評価結果データベース125から読み出し、当該複数の評価値に基づき、各部品ごとの採用を推奨する度合いを示す値である推奨度Rを計算し、当該計算された推奨度Rを推奨度データベース126に格納する、推奨度計算部151を備える。このように、本実施形態によれば、多数の評価項目の評価値に基いて、各部品の推奨度を計算することにより、それら多数の評価項目を総合的に、しかも推奨度というひとつの基準値に集約させて評価することが可能となるため、有利である。また、この推奨度は、システム100によりコンピュータを用いて自動計算されるので、部品の選定作業における採用/不採用の決定において、非常に正確かつ迅速な判断基準として参照することができるため、有利である。
推奨度計算部151により計算され、推奨度データベース126に格納された推奨度は、必要に応じ、システム100のプログラム102の機能により、出力インターフェース105や通信装置107を介してディスプレイ画面などに出力されることとしてもよい。
また、前記各点数評価項目の点数評価値は、各部品の全点数評価項目の点数評価値を表すレーダーチャートにおける折れ線グラフを構成し、前記推奨度計算部151は、各部品についての前記推奨度Rを、
R=前記レーダーチャートにおける点数評価値の折れ線グラフが囲む面積/当該レーダーチャートの総面積
として求め、当該計算された推奨度Rを推奨度データベース126に格納することとすれば好適である。
具体的には、図2に示す例のようなレーダーチャートを想定し、推奨度を求める。図2では、例えば「容量が○○ピコファラドのコンデンサ」などのように同一の仕様を有する4つの部品(コードAA−001からAA−004で示されている)を比較検討するために、当該4つの部品それぞれについて、3つの品質評価項目(性能、耐久性、耐熱性)および3つの調達評価項目(与信度、納期、コスト)からなる合計6つの点数評価項目の点数評価値を、レーダーチャートの6本のプロット軸上にプロットしている。6つの評価値が描く折れ線グラフは、かならず閉じた図形を形成する。各部品の推奨度Rは、各部品の点数評価値折れ線グラフの面積Spを求め、これを(図2の例では正六角形の)レーダーチャートの総面積Smaxで除することにより求められる。
SpおよびSmaxの計算は、簡便のため、6つの点数評価値を合算することにより行うこととしてもよい。その場合、Smaxは、Smax=満点の5点×6=30となる。
ここで、本実施形態では、図2のようなレーダーチャートを、システム100やユーザ端末300などのディスプレイ画面などに出力するわけではない。あくまでシステム100の内部処理として、このようなレーダーチャートとその面積を想定し、推奨度を求める計算処理を実行するだけである。だが、必要に応じて、このようなレーダーチャートをシステム100やユーザ端末300などのディスプレイなどに出力できるようにしてもよい。
Sp/Smaxで示される推奨度Rは、全点数評価項目の点数評価値が満点(=5)のときに、最大値1となる。以上のように推奨度を求めることによって、多数の評価項目を有する各種部品について、その集約された総合評価である推奨度を客観的、数量的な基準値として求めることができる。しかも、この推奨度は、最大値(最大評価値)が1となるよう標準化された値であるので、部品間で比較することが可能である。この結果、部品の選定作業における採用/不採用の決定を、客観的活数量的に行うことが可能となるため、有利である。
また、前記推奨度計算部151は、各部品について、前記点数評価項目間のバランスを示す適切性Dを、
D=全点数評価値の最大値−全点数評価値の最小値
として求め、当該適切性Dの値が所定以上の場合はその部品について異常フラグを前記推奨度データベース126に記録することとすれば好適である。本実施形態では、適切性Dの値が4以上の場合に以上フラグを立てることとする。すなわち、図2の例でいうと、6つの点数評価値のうちのいずれかの点数評価値が最高点である5点であり、他のいずれかが最低点である1点である場合に、Dの値が4となる。
このように、Dの値が所定以上となるということは、各点数評価項目間の点数評価値が安定しておらず、ばらつきが大きいことを示す。これは、その部品の全体的な評価としては、ある点数評価項目の点数がいかに高くとも、全体としてのバランスを欠くとみなし、したがって本実施形態では「異常」のフラグを記録するのである。このようにすれば、ただ単に全評価項目を合算的に総合評価するのみならず、その部品の全評価項目間のバランス、安定性といった性質までも適切に評価することが可能となるため、有利である。
また、システム100は、入力インターフェース105や通信装置107を介して、各部品ごとに、ユーザが特に重視する評価項目である重視評価項目を指定する情報を受信し、メモリ103に格納する、重視評価項目登録部152を備える。企業などにおいては、設計部門や購買部門、品質管理部門など様々な担当者が部品の選定作業に関わり、それぞれ様々な評価項目から部品の比較検討を行うことが考えられる。例えば、あるユーザは、欧州における環境基準であるRoHS指令をクリアすることを重視し、別の担当者はコストを重視するといった具合にである。そこで、本実施形態では、ユーザごとに異なる重視評価項目を個別かつ詳細に指定できるようにしているため、有利である。
ここで、本実施形態では、重視評価項目として合否評価項目である環境評価基準を指定した場合には、当該評価項目をクリア(合格)しない部品については、以降に続く加味推奨度計算の対象から除外する処理を実行する。
また、システム100は、前記部品ごとに計算され、格納された推奨度Rを前記推奨度データベース126から読み出し、当該推奨度Rに、メモリ103から読み出した前記各重視評価項目についての前記各評価値を加味することにより、加味推奨度を計算し、当該計算された加味推奨度をメモリ103に格納する、加味推奨度計算部153を備える。
ここで、加味推奨度の計算の一例について説明する。本実施形態では、重視評価項目として指定された点数評価項目(ここではAとBのふたつであるとする)それぞれの点数評価値(それぞれaとbとする)を、満点の値である5で除したもの、すなわちa/5およびb/5を前記レーダーチャートから計算された推奨度Rに乗ずることにより、加味推奨度を求める。例えば、点数評価項目AとBがともに満点の5点である場合には、加味推奨度は、推奨度R×(5/5)×(5/5)=Rである。また例えば、点数評価項目AとBがそれぞれ3点と1点である場合には、加味推奨度は、推奨度R×(3/5)×(1/5)=R/15となる。後者の例では、前者の例よりも、加味推奨度の値が1/15となってしまっている。このように、この例による加味推奨度の計算では、部品間の推奨度の差異を、非常に客観的に、数量的に把握することができる。
以上のように、ユーザごとに重視評価項目を指定し、その加味推奨度を例えば上記の例のように求めることによって、様々に異なるユーザのニーズを個別にかつ詳細に反映させた上で、客観的かつ数量的な評価基準である加味推奨度を用いて、より現実に即したきめ細かな部品選定を支援することが可能となる。
また、システム100は、前記計算された加味推奨度をメモリ103から読み出し、出力インターフェース106や通信装置107を介して出力する、加味推奨度出力部154を備える。本実施形態では、より具体的には、ユーザはまず自身のユーザ端末300から、システム100において、例えば「容量が○○ピコファラドのコンデンサ」といった特定の仕様を有する部品を検索し、次に検索された部品のそれぞれについて、所望の重視評価項目の点数評価値を加味した加味推奨度を計算させ、ユーザ端末300のディスプレイ画面に結果を表示させる。その際、加味推奨度の高い順に表示することとすれば、選定しやすくなるため好適である。またこの際、前述の適切性Dにおいて「異常」と判断された部品、すなわち各点数評価項目間のバランスが悪いと判断された部品については、その旨を表示することとすれば、適切性に欠ける部品をユーザに一目瞭然に把握できるので好適である。
また、システム100は、前記複数の評価項目の内容を時系列的にバージョン管理すべく、評価項目バージョン情報を評価項目バージョンデータベース127に格納する、評価項目バージョン登録部155を備え、さらに、前記推奨度計算部は、前記部品ごとに計算された推奨度に、その計算時点に対応する評価項目バージョンを関連付け、当該評価項目バージョンをも前記推奨度データベース126に記録することとすれば好適である。このようにすれば、例えば、評価項目が増減したり、環境基準のような評価項目の基準が変更されたりした場合には、迅速かつ柔軟に、評価項目バージョンデータベース127に格納された評価項目バージョン情報を更新することができる。また、そのような場合、必要であれば、以前に計算され格納された各部品の推奨度を、新たな評価項目バージョンの評価項目内容に基づいて計算しなおし、迅速かつ柔軟に、推奨度データベース126の内容を更新することも可能となるので、有利である。
なお、これまで示した前記システム100における各機能部150〜155は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリ103やHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置に格納したプログラム102として実現することとしてもよい。本実施形態のように後者の場合には、前記システム100のCPU104が、プログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをメモリ103に読み出して、これを実行することとなる。
次に、部品評価システム200について説明する。部品評価システム200は、評価結果登録部150に各種評価項目の評価値を送信するコンピュータであって、その機能構成としては、書き換え可能メモリなどのプログラムデータベースにプログラムを備えて、このプログラムをメモリに読み出し、演算装置たるCPUにより実行する。また、部品評価システム200は、各種ボタン類などの入力インターフェイスや、ディスプレイなどの出力インターフェイスなどを備える。また、部品評価システム200は、システム100などの外部装置との間でデータ授受を実行する通信装置などを有している。部品評価システム200は、この通信装置により、イントラネットを介してシステム100と接続し、データ授受を実行する。また、部品評価システム200の各種機能部と通信装置との間ではI/O部がデータのバッファリングや各種仲介処理を実行している。
また、部品評価システム200は、各種機能部として、環境評価部200a、品質評価部200b、調達評価部200cを備えている。機能部200a〜200cは、それぞれ、環境評価項目、品質評価項目、調達評価項目の評価結果である評価値を生成し、システム100の評価結果登録部150へと送信する。これらの評価結果を生成するには、具体的には例えば、既存の部品管理システムに登録された評価結果情報を読み出すことにより処理することとしてもよいし、新規に登録する部品などの場合は、サプライヤの端末400から送信された、部品の仕様情報や化学物質情報などに基づき、人手により登録することなどとしてもよい。後述する処理フロー例1においては、人手により登録する場合の例について説明する。
図1では、部品評価システム200の、各種機能部200a〜200c以外の上記各構成要素については図示省略している。
次に、ユーザ端末300について説明する。ユーザ端末300は、システム100を利用し部品選定を実行するユーザが使用する、例えばパーソナルコンピュータなどのコンピュータであって、その機能構成としては、書き換え可能メモリなどのプログラムデータベースにプログラムを備えて、このプログラムをメモリに読み出し、演算装置たるCPUにより実行する。また、ユーザ端末300は、各種ボタン類などの入力インターフェイスや、ディスプレイなどの出力インターフェイスなどを備える。また、ユーザ端末300は、システム100などの外部装置との間でデータ授受を実行する通信装置などを有している。ユーザ端末300は、この通信装置により、イントラネットを介してシステム100と接続し、データ授受を実行する。また、ユーザ端末300の各種機能部と通信装置との間ではI/O部がデータのバッファリングや各種仲介処理を実行している。
図1では、ユーザ端末300の上記各構成要素については図示省略している。
次に、サプライヤの端末400について説明する。サプライヤの端末400は、システム100に、当該サプライヤが納品する部品の仕様情報や、環境基準に関わる化学物質情報などを送信するための端末であって、例えばパーソナルコンピュータなどのコンピュータであって、その機能構成としては、書き換え可能メモリなどのプログラムデータベースにプログラムを備えて、このプログラムをメモリに読み出し、演算装置たるCPUにより実行する。また、サプライヤの端末400は、各種ボタン類などの入力インターフェイスや、ディスプレイなどの出力インターフェイスなどを備える。また、サプライヤの端末400は、システム100などの外部装置との間でデータ授受を実行する通信装置などを有している。サプライヤの端末400は、この通信装置により、インターネット140を介してシステム100と接続し、データ授受を実行する。また、サプライヤの端末400の各種機能部と通信装置との間ではI/O部がデータのバッファリングや各種仲介処理を実行している。
図1では、サプライヤの端末400の上記各構成要素については図示省略している。
−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態のシステム100が利用する、評価結果データベース125、推奨度データベース126、評価項目バージョンデータベース127、部品仕様データベース128、含有化学物質データベース129、および評価項目内容データベース130の各データ構造について説明する。
評価結果データベース125は、評価結果登録部150により各種評価結果情報が部品ごとに格納されるデータベースであって、本実施形態では、環境評価結果データベース125a、品質評価結果データベース125b、および調達評価結果データベース125cから構成される。
図3は、本実施形態における環境評価結果データベース125aのデータ構造例1を示す図である。図3に示すように、環境評価結果データベース125aは、環境評価項目の評価結果を格納するデータベースであり、例えば、部品コードをキーとして、各種環境基準の合否評価値を対応付けたレコードの集合体となっている。
図4は、本実施形態における品質評価結果データベース125bのデータ構造例2を示す図である。図4に示すように、品質評価結果データベース125bは、品質評価項目の評価結果を格納するデータベースであり、例えば、部品コードをキーとして、性能、耐久性、耐熱性といった各種品質評価項目の点数評価値を対応付けたレコードの集合体となっている。
図5は、本実施形態における調達評価結果データベース125cのデータ構造例3を示す図である。図5に示すように、調達評価結果データベース125cは、調達評価項目の評価結果を格納するデータベースであり、例えば、部品コードをキーとして、コスト、納期、与信度といった各種調達評価項目の点数評価値を対応付けたレコードの集合体となっている。
また、図6は本実施形態における推奨度データベース126のデータ構造例4を示す図である。推奨度データベース126は、推奨度計算部151により計算された推奨度Rを部品ごとに格納するデータベースであり、また、適切性Dの値の異常の有無に関する情報をも格納する。さらに、各推奨度に関連付けて、各推奨度計算時点に対応する評価項目バージョンをも格納するデータベースである。例えば部品コードをキーとして、推奨度、評価項目バージョン、適切性Dの異常フラグといった情報を対応付けたレコードの集合体となっている。
また、図7は本実施形態における評価項目バージョンデータベース127のデータ構造例5を示す図である。評価項目バージョンデータベース127は、評価項目バージョン登録部155により、評価項目バージョンごとの評価項目内容が格納されるデータベースである。例えば評価項目バージョンをキーとして、当該バージョンにおける推奨度計算の開始日、同終了日、評価項目内容、コメントといった情報を対応付けたレコードの集合体となっている。
また、図8は本実施形態における製品仕様データベース128のデータ構造例6を示す図である。製品仕様データベース128は、システム100のプログラム102により、サプライヤの端末400から受信される、当該サプライヤが供給する部品の仕様に関する情報が格納されるデータベースである。例えば部品コードをキーとして、部品名、メーカ型番、メーカ名、ファミリー名などといった情報を対応付けたレコードの集合体となっている。
また、図9は本実施形態における含有化学物質データベース129のデータ構造例7を示す図である。製品仕様データベース129は、システム100のプログラム102により、サプライヤの端末400から受信される、当該サプライヤが供給する部品の含有化学物質に関する情報が格納されるデータベースである。例えば部品コードをキーとして、各種化学物質の含有量などの情報を対応付けたレコードの集合体となっている。
また、図10は本実施形態における評価項目内容データベース130のデータ構造例8を示す図である。評価項目内容データベース130は、現時点における評価項目バージョンの各評価項目内容をリストアップしたマスタとして機能するデータベースでもあり、また、各評価項目の有効/無効フラグを記録するデータベースである。例えば、現時点における評価項目バージョンの各評価項目内容のうち、特定の評価項目については評価したくない場合には、この有効/無効フラグ情報のエリアに無効フラグが登録される。例えば評価項目をキーとして、部品評価システム200における機能部名(すなわち、当該評価項目の評価結果を生成するプログラム名)、各評価項目の評価値種類(点数評価値または合否評価値)、有効/無効フラグなどといった情報を対応付けたレコードの集合体となっている。
−−−処理フロー例−−−
以下、本実施形態における部品の採用決定支援方法に対応する処理フロー例について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する部品の採用決定支援方法に対応する各種動作は、前記システム100が、適宜なメモリ103に読み出して実行するプログラム102によって実現される。そして、こうしたプログラム102は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードからそれぞれ構成されている。
−−−処理フロー例1−−−
図11は、本実施形態の部品の採用決定支援方法の実施手順例1を示すフロー図である。ここではまず、各部品の評価から推奨度の計算と格納処理までの流れについて説明する
処理フロー例1の処理は、基本的にシステム100により自動的に実行される。すなわち、本フローでは、ユーザがユーザ端末300からシステム100にアクセスすることはない。本フローは、ユーザが実際に部品認定作業を行う際に、その採用/不採用の決定を支援する処理を実行するための、いわば準備段階である。システム100では、当該システム100の管理者が、入力インターフェース105を介して評価結果の登録作業などを行ってゆく。
まず、システム100では、サプライヤの端末400から、通信装置107を介して部品の内容を示す情報である部品仕様情報および含有化学物質情報を受信し、それぞれ部品仕様データベース128および含有化学物質データベース129に格納しておく(s100)。この処理は、サプライヤが新規に納入する部品についての情報を送信する都度、随時実行されることとすればよい。
次に、システム100では、管理者が入力インターフェース105から、各評価項目について有効/無効を選択し、登録する(s102)。具体的には、出力インターフェース106であるディスプレイに表示された、図12に示すような評価項目の有効/無効登録画面における有効/無効ボタン8から、評価項目ごとに有効/無効が入力され、登録ボタン9を押すことにより、その情報が評価項目内容データベース130に記録される。
次に、管理者は、システム100から、ある部品について、その各種評価結果である評価値を送信するよう、部品評価システム200に依頼要求を送信する(s104)。ここで、管理者が評価値の送信を要求する理由は、2通り想定される。ひとつは、新規の部品であるためにその評価値の送信を要求する場合である。もうひとつは、新たな評価項目の追加や評価項目の一部削除、あるいは環境基準などの変更により、評価項目バージョンが更新された場合などである。
部品評価システム200は、ステップs104の送信要求を受けて、当該部品についての評価結果である各種評価値を送信する。システム100の評価結果登録部150では、これを受信し、評価結果データベース125に格納する(s106)。このとき、部品評価システム200の処理としては、前記2通りの要求理由のうち、前者の理由(新規の部品)である場合は、当該部品についての評価値を読み出し、送信すればよい。後者の理由である場合は、すでに各種評価値を登録済みの全ての部品について、再度、評価処理を実行し、新たな評価項目バージョンに基づく評価値を、システム100に向けて送信する。
また、部品評価システム200における各種評価項目について評価値を生成する評価処理は、具体的には例えば、システム100の部品仕様データベース128および含有化学物質データベース129にアクセスし、これらを参照しつつ、人手により行うこととすればよい。その際、環境評価項目については、例えば、図13に示すような環境基準ファイルの内容11を参照しつつ、合格/不合格で示される合否評価値を決定する。品質評価項目については、例えば、図14に示すような「品質評価項目の評価値登録画面」12から、各種評価項目の点数評価値を登録することとすればよい。また、調達評価項目については、例えば、図15に示すような「調達評価項目の評価値登録画面」13から、各種評価項目の点数評価値を登録することとすればよい。
次に、システム100では、推奨度計算部151にて、ステップs106において評価値を受信し格納した部品についての推奨度Rを計算し、推奨度データベース126に格納する(s108)。
次に、システム100では、推奨度計算部151にて、ステップs108において推奨度Rを計算した部品について、適切性Dを計算し、適切性Dの値が4以上の場合は、当該部品について異常フラグを推奨度データベース126に記録する(s110)。
次に、システム100では、推奨度計算部151にて、ステップs108において計算された推奨度Rに、現計算時点での評価項目バージョンを関連付け、当該評価項目バージョン情報をも、推奨度データベース126に記録する(s112)。
以上で、処理フロー例1の処理は終了となる。
−−−処理フロー例2−−−
図16は、本実施形態の部品の採用決定支援方法の実施手順例2を示すフロー図である。ここでは、例えば設計部門や購買部門に所属するユーザが、ユーザ端末300からシステム100にアクセスし、実際に部品認定作業を行う際に、システム100がその採用/不採用の決定を支援する処理について説明する。
まず、システム100にアクセスしたユーザは、図17に示すような「加味推奨度 条件入力画面」14をユーザ端末300に表示するようシステム100に要求し、システム100は当該画面をユーザ端末300に送る(s200)。次にユーザは、上段の<部品検索>部の各ブランクボックスに、部品の仕様などに関する情報を入力し、システム100ではこれを受け付け、メモリ103に格納する(s202)。これにより、例えば「容量が○○ピコファラドのコンデンサ」といった、ユーザが所望する仕様の部品を検索することができる。
次にユーザは、下段の<重視評価項目の選択>部にて、各チェックボックスから、重視評価項目を選択しする。システム100の重視評価項目登録部152では、これを受信し、メモリ103に格納する(s204)。
次にユーザが、「実行」ボタン15を押すことにより、システム100では、上記ユーザ所望の仕様に該当する部品を、部品仕様データベース128から抽出するとともに、当該抽出された部品の中から、ユーザが重視評価項目として選択した環境基準(図17の例では、RoHS、WEEE、ELVの3つの環境基準が選択可能)において合格している部品を、環境評価結果データベース125aを参照しつつ抽出する(s206)。環境評価結果データベース125aには、部品評価システム200により生成され、送信された、合否評価項目である環境評価項目の合否評価値が格納されている。
次に、システム100の加味推奨度計算部153では、ステップs206において抽出された、すなわちユーザ所望の仕様に合致し、かつユーザが重視評価項目として指定した環境基準を満たすものとして抽出された部品について、加味推奨度を計算し、メモリ103に格納する(s208)。その際、加味推奨度計算部153では、ステップs204においてメモリ103に格納された環境評価項目以外の重視評価項目、すなわち点数評価項目である品質評価項目および調達評価項目の中の重視評価項目について、その点数評価値を、品質評価結果データベース125bおよび調達評価結果データベース125cから読み出し、計算に使用する。
次に、システム100の加味推奨度出力部154では、ステップs208において計算されメモリ103に格納された加味推奨度を読み出し、通信装置107を介してユーザ端末300に送信し、その結果をユーザ端末300のディスプレイに出力する(s210)。図18には、加味推奨度の計算結果表示画面の一例16を示している。図18の例では、抽出された部品について、加味推奨度の高い順に表示されている。また、処理フロー例1のステップs110において計算された適切性Dが4以上であり、異常フラグを記録された部品(上から3段目の部品コードAA−003の部品)17については、適切性の異常を示すハイライト表示がされている。この結果を参考にしつつ、ユーザは、部品の選定作業において、採用/不採用の決定を行う。以上で、処理フロー例2の処理は終了となる。
−−−他実施形態−−−
次に、他の実施形態について説明する。図19は、他実施形態における、部品の採用決定支援システムを含むネットワーク構成図である。この実施形態では、前記評価項目や評価対象の部品についての追加や削除、或いは、各部品に対する実際の評価をユーザからフィードバックしてもらってそのユーザ評価を該当部品の評価値に反映するといった処理機能を担うシステムを想定する。このシステムは、図19のシステム構成で示す部品評価フィードバックシステム500を含むシステム100であり、前記部品評価システム200と連携する装置でもある。勿論、この部品評価フィードバックシステム500が前記システム100ないし部品評価システム200と一体となっている例の他に、前記システム100とは別体の装置に構成されるとしてもよい。なお、本実施形態では、この部品評価フィードバックシステム500の備える機能を前記システム100が備える形態も想定する。
前記システム100とは別体の装置で部品評価フィードバックシステム500が実現されるとすれば、この部品評価フィードバックシステム500は前記システム100らと同様に、コンピュータ装置が備えるCPUやメモリ、入出力インターフェイス類、通信装置といったハードウェア構成を有する。部品評価フィードバックシステム500が前記システム100と装置的に一体となっている場合は、ハードウェアは共用で、部品評価フィードバックシステム500として実現する機能を前記記憶装置101においてプログラムの形態で備えるものとする。
以下、前記システム100(に含まれる部品評価フィードバックシステム500)が、前記プログラムに基づき構成・保持する各種機能部について説明を行う。
前記システム100は、前記ユーザ端末300ないし管理者端末600(前記システム100の管理者が利用する端末)由来の、前記評価項目の追加または削除の要求データを入力インターフェイス105または通信装置107から受け付けて、前記要求データを出力インターフェイス106に表示し、入力インターフェイス105から前記要求データに応じた該当評価項目の追加または削除の要求受諾指示を取得した場合、該当評価項目の追加または削除の処理を、前記評価項目バージョンデータベース127の該当データについて実行する、評価項目変更処理部510を備える。なお、前記評価項目変更処理部510は、前記評価項目の追加または削除の要求データを入力インターフェイス105または通信装置107から一定の期間にわたって受け付けて新規評価項目蓄積データベース525にて蓄積し、前記一定期間の経過後、蓄積データを前記出力インターフェイス106に表示するとしてもよい。
また、前記システム100は、入力インターフェース105や通信装置107を介して、前記ユーザ端末300由来の、所定部品に対して当該部品のユーザが検証した、所定評価項目についての評価結果であるユーザ評価値を受信し、前記受信したユーザ評価値に基づいた部品ごと推奨度を算定し、前記算定した推奨度で、前記推奨度データベース126において該当部品について格納されている推奨度を更新する、評価値訂正処理部511を備える。なお、評価値訂正処理部511は、前記ユーザ評価値のデータを、入力インターフェイス105または通信装置107から一定の期間にわたって受け付けてユーザ評価値蓄積データベース526にて蓄積し、前記一定期間の経過後に推奨度の算定処理をまとめて行うとしてもよい。
また、前記システム100は、前記ユーザ端末300ないし管理者端末600由来の、評価対象の部品の追加を要求するデータを入力インターフェイス105または通信装置107から受け付けて、前記部品追加要求データを出力インターフェイス106に表示し、入力インターフェイス105から前記部品追加要求データに応じた該当部品の追加の要求受諾指示を取得した場合、該当部品の評価結果を格納するためのレコードを前記評価結果データベース125に追加する、新規部品評価処理部512を備える。なお、前記新規部品評価処理部512は、前記評価対象の部品の追加要求データを入力インターフェイス105または通信装置107から一定の期間にわたって受け付けて新規部品蓄積データベース527にて蓄積し、前記一定期間の経過後、蓄積データを前記出力インターフェイス106に表示するとしてもよい。
なお、前記評価値訂正処理部511において実行される、推奨度計算の処理を、依頼情報分析部513で担い、一定期間にわたる前記推奨度計算の処理結果を分析結果データベース528に格納しておくとしてもよい。この場合、前記評価値訂正処理部511ないしは前記依頼情報分析部513が、前記一定期間の経過後、前記推奨度データベース126における該当部品についての推奨度更新処理を、前記分析結果データベース528での蓄積データに基づいて行うとしてもよい。また、評価項目や部品の追加・削除についての処理については変更データ登録部514が担うとしてもよい。
−−−他実施形態でのデータベース構成−−−
図20は、他実施形態における、(a)新規評価項目蓄積データベース525、(b)ユーザ評価値蓄積データベース526、(c)新規部品蓄積データベース527、の各データ構造例を示す図である。
新規評価項目蓄積データベース525は、前記評価項目変更処理部510が、入力インターフェイス105または通信装置107から一定の期間にわたって受け付けた前記評価項目の追加または削除の要求データを蓄積するデータベースである。この新規評価項目蓄積データベース525は、例えば、要求の依頼者を特定する依頼者番号(前記システム100を運用する企業内等における社員ID等を想定する)をキーとして、依頼者氏名、所属部署、評価カテゴリ(評価項目名の上位概念を示す属性)、カテゴリフラグ(既存のカテゴリなのか新規のカテゴリなのかを示すフラグ)、評価項目名、評価項目フラグ(要求された処理内容が追加なのか削除なのかを示すフラグ)、依頼日、処理ステータス(管理者により検討済みか未検討かを示す)、コメント(例えば、依頼者が記載する要求意図)といったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。
また、前記ユーザ評価値蓄積データベース526は、評価値訂正処理部511が、入力インターフェイス105または通信装置107から一定の期間にわたって前記ユーザ評価値のデータを受け付けて蓄積するデータベースである。このユーザ評価値蓄積データベース526は、例えば、評価値の登録依頼をしてきた登録者の登録者番号(前記依頼者番号と同様に社員IDなどを想定)をキーとして、登録者氏名、所属部署、評価した部品の部品名称、部品コード、評価項目名、評価値、依頼日、処理ステータス(管理者により検討済みか未検討かを示す)、コメントといったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。
また、前記新規部品蓄積データベース527は、前記新規部品評価処理部512が、入力インターフェイス105または通信装置107から一定の期間にわたって、前記評価対象の部品の追加要求データを受け付けて蓄積するデータベースである。この新規部品蓄積データベース527は、例えば、新規部品の登録依頼をしてきた登録者の登録者番号(前記依頼者番号と同様に社員IDなどを想定)をキーとして、登録者氏名、所属部署、部品名称、ファミリー名(前記部品の属する上位概念)、メーカ名、メーカ型番、依頼日、評価依頼形態(新規部品が“推奨”の部品なのか、“必須”の部品なのかを示す)、処理ステータス(管理者により検討済みか未検討かを示す)、コメントといったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。
図21は、他実施形態における分析結果データベース528のデータ構造例を示す図である。この分析結果データベース528は、前記評価値訂正処理部511ないし前記依頼情報分析部513が、一定期間にわたる前記推奨度計算の処理結果を蓄積するデータベースである。前記分析結果データベース528は、例えば、上記各データベース525〜527に対応するテーブルを格納しており、例えば評価項目テーブルでは、評価カテゴリをキーとして、カテゴリフラグ、評価項目名、評価項目フラグ(追加したのか、削除したのか)、確定日(評価項目の追加ないしは削除の処理が確定した日)、評価値の種類(例:点数、レベルなど)といったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。また、例えば新規評価値テーブルでは、部品名称をキーとして、部品コード、評価項目名、評価値、確定日といったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。また、例えば新規承認部品テーブルでは、部品名称をキーとして、ファミリー名、メーカ名、メーカ型番、確定日といったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。
−−−他実施形態における処理フロー例−−−
図22は、他実施形態における、部品の採用決定支援方法に対応する処理フロー例を示す図である。ここでは、前記部品評価フィードバックシステム500の機能を備えた前記システム100が、部品の実際のユーザ(メーカー内の設計部門や製造部門等の担当者)や管理者の意向である、評価項目の追加や削除の依頼、部品の評価値、新規部品の登録・評価の依頼、をユーザ端末300や管理者端末600から取得し、適宜な処理を実行する例を説明する。
この時、前記システム100の評価項目変更処理部510は、前記ユーザ端末300ないし管理者端末600から、評価項目の追加または削除のリクエストを受け付けて(s500)、それに応じて記憶装置101に予め格納したある画面データを返信する(s501)。前記ユーザ端末300ないし管理者端末600において、前記画面データを出力インターフェイスに表示し(図23の画面例参照)、ユーザや管理者からの評価項目追加または削除に関する入力を受付ける。そしてユーザ端末300ないし管理者端末600はここで受け付けたデータをシステム100に返信する。
システム100の評価項目変更処理部510は、前記ユーザ端末300ないし管理者端末600から、前記評価項目の追加または削除の要求データを受信し(s502)、この要求データを前記新規評価項目蓄積データベース525に格納する(s503)。前記評価項目変更処理部510は、こうした要求データの新規評価項目蓄積データベース525への格納処理を一定の期間にわたって継続する。そして一定期間の経過後、蓄積データを前記出力インターフェイス106に表示する(s504)。
管理者等は前記要求データを閲覧して確認し、入力インターフェイス105から前記要求データに応じた該当評価項目の追加または削除の要求受諾指示を入力することとなる(図26の画面例参照)。したがって前記システム100は、前記要求受諾指示を取得した場合(s505:OK)、該当評価項目の追加または削除の処理を、前記評価項目バージョンデータベース127の該当データについて実行する(s506)。前記要求受諾指示を一定期間取得できなかった場合(s505:NG)、前記要求データに応じた評価項目の追加や削除の処理は却下されたものとして、例えば、その旨を前記ユーザ端末300ないし管理者端末600に返信し(s507)、処理を終了する。
また、前記システム100の評価値訂正処理部511は、前記ユーザ端末300から、ある部品について実際にユーザが検証したユーザ評価値の登録リクエストを受け付けて(s600)、それに応じて記憶装置101に予め格納したある画面データを返信する(s601)。前記ユーザ端末300において、前記画面データを出力インターフェイスに表示し(図24の画面例参照)、ユーザからのユーザ評価値の登録に関する入力を受付ける。そしてユーザ端末300はここで受け付けたデータをシステム100に返信する。
そして前記評価値訂正処理部511は、前記ユーザ端末300から、所定部品に対して当該部品のユーザが検証した、所定評価項目についての評価結果であるユーザ評価値を受信し(s602)、ユーザ評価値蓄積データベース526に格納する(s603)。前記評価値訂正処理部511は、前記ユーザ評価値のデータを、前記ユーザ端末300から一定の期間にわたって受け付けて前記ユーザ評価値蓄積データベース526にて蓄積し、前記一定期間の経過後に以下の推奨度の算定処理をまとめて行うとしてもよい。
前記評価値訂正処理部511は、図27に示すユーザ評価値分析・統計画面(管理者用)の例にように、ユーザ評価値を部品毎にリストアップしたユーザ評価結果841と、このユーザ評価結果841をグラフ化した部品評価値グラフ842を出力インターフェイス106に表示するとしても良い。そして、例えば、前記ユーザ評価結果841の含むユーザ評価値の平均を算定し、その算定結果をもって該当部品の新たな評価値とする。前記ユーザ評価値の平均は、Σ(評価値×人数)/Σ人数、なる式で算定できる。
例えば、「良い」の評価値を「5」、「やや良い」の評価値を「4」、「普通」の評価値を「3」、「やや悪い」の評価値を「2」、「悪い」の評価値を「1」だとすれば、図27の例であれば、(5×23+4×32+3×32+2×12+1×8)/(23+32+32+12+8)=3.44、となり、ユーザ評価値の平均は、約「3」であるから、新たな評価値は「普通」となる。そして、前記評価値訂正処理部511は、前記算定した新たな評価値に基づいて新たな推奨度を算定し、この推奨度でもって前記推奨度データベース126において該当部品について格納されている推奨度を更新する(s604)。
また、前記システム100の新規部品評価処理部512は、前記ユーザ端末300ないし管理者端末600から、評価対象の部品の追加リクエストを受け付けて(s700)、それに応じて記憶装置101に予め格納したある画面データを返信する(s701)。前記ユーザ端末300ないし管理者端末600において、前記画面データを出力インターフェイスに表示し(図25の画面例参照)、ユーザや管理者からの部品追加に関する入力を受付ける。そしてユーザ端末300ないし管理者端末600はここで受け付けたデータをシステム100に返信する。
前記新規部品評価処理部512は、前記ユーザ端末300ないし管理者端末600から、評価対象の部品の追加を要求するデータを受信して(s702)、前記新規部品蓄積データベース527にて格納する(s703)。前記新規部品評価処理部512は、こうした要求データの新規部品蓄積データベース527への格納処理を一定の期間にわたって継続する。そして一定期間の経過後、蓄積データを前記出力インターフェイス106に表示する(s704)。
管理者等は前記要求データを閲覧して確認し、入力インターフェイス105から前記要求データに応じた該当部品の追加の要求受諾指示を入力することとなる(図28の画面例参照)。したがって前記システム100は、前記要求受諾指示を取得した場合(s705:OK)、該当部品の評価結果を格納するためのレコードを前記評価結果データベース125に追加する(s706)。前記要求受諾指示を一定期間取得できなかった場合(s705:NG)、前記要求データに応じた部品の追加処理は却下されたものとして、例えば、その旨を前記ユーザ端末300ないし管理者端末600に返信し(s707)、処理を終了する。
以上、本実施形態によれば、各種部品について、それぞれが有する複数の評価項目を総合的に評価しつつ、しかも正確かつ迅速に、その選定作業における採用/不採用の決定を行うことが可能になる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態の部品の採用決定支援システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態における推奨度計算の概念を示す説明図である。 本実施形態における環境評価結果データベースのデータ構造例を示す図である。 本実施形態における品質評価結果データベースのデータ構造例を示す図である。 本実施形態における調達評価結果データベースのデータ構造例を示す図である。 本実施形態における推奨度データベースのデータ構造例を示す図である。 本実施形態における評価項目バージョンデータベースのデータ構造例を示す図である。 本実施形態における部品仕様データベースのデータ構造例を示す図である。 本実施形態における含有化学物質データベースのデータ構造例を示す図である。 本実施形態における評価項目内用データベースのデータ構造例を示す図である。 本実施形態の部品の採用決定支援方法に対応する処理フロー例1を示す図である。 本実施形態の処理フロー例1において使用される、評価項目の有効/無効登録画面の一例を示す図である。 本実施形態の処理フロー例1において使用される、環境評価基準のファイルの一例を示す図である。 本実施形態の処理フロー例1において使用される、品質評価項目の評価値登録画面の一例を示す図である。 本実施形態の処理フロー例1において使用される、調達評価項目の評価値登録画面の一例を示す図である。 本実施形態の部品の採用決定支援方法に対応する処理フロー例2を示す図である。 本実施形態の処理フロー例2において使用される、加味推奨度条件入力画面の一例を示す図である。 本実施形態の処理フロー例2において使用される、加味推奨度計算結果画面の一例を示す図である。 他実施形態における、部品の採用決定支援システムを含むネットワーク構成図である。 他実施形態における、(a)新規評価項目蓄積データベース、(b)ユーザ評価値蓄積データベース、(c)新規部品蓄積データベース、の各データ構造例を示す図である。 他実施形態における分析結果データベースのデータ構造例を示す図である。 他実施形態における、部品の採用決定支援方法に対応する処理フロー例を示す図である。 他実施形態における、評価項目変更依頼画面(ユーザ用)の例を示す図である。 他実施形態における、ユーザ評価値登録画面(ユーザ用)の例を示す図である。 他実施形態における、新規部品評価の依頼画面(ユーザ用)の例を示す図である。 他実施形態における、評価項目変更依頼確認・登録画面(管理者用)の例を示す図である。 他実施形態における、ユーザ評価値分析・統計画面(管理者用)の例を示す図である。 他実施形態における、新規部品確認・登録画面(管理者用)の例を示す図である。
符号の説明
100 部品の採用決定支援システム
101 プログラムデータベース
102 プログラム
103 メモリ
104 CPU
105 入力インターフェイス
106 出力インターフェイス
107 通信装置
108 I/O部
125 評価結果データベース
126 推奨度データベース
127 評価項目バージョンデータベース
140 インターネット
150 評価結果登録部
151 推奨度計算部
152 重視評価項目登録部
153 加味推奨度計算部
154 加味推奨度出力部
155 評価項目バージョン登録部
200 部品評価システム
300 ユーザ端末
400 サプライヤの端末
500 部品評価フィードバックシステム
510 評価項目変更処理部
511 評価値訂正処理部
512 新規部品評価処理部
513 依頼情報分析部
514 変更データ登録部
525 新規評価項目蓄積データベース
526 ユーザ評価値蓄積データベース
527 新規部品蓄積データベース
528 分析結果データベース
600 管理者端末

Claims (11)

  1. それぞれ複数の評価項目を有する各種部品について、その選定作業における採用/不採用の決定を支援する、部品の採用決定支援システムであって、
    入力インターフェースや通信装置を介して、各部品ごとに、前記複数の評価項目それぞれについての評価結果である評価値を受信し、前記受信した評価値を部品ごとに評価結果データベースに格納する、評価結果登録部と、
    前記部品ごとに格納された複数の評価値を前記評価結果データベースから読み出し、当該複数の評価値に基づき、各部品ごとの採用を推奨する度合いを示す値である推奨度Rを計算し、当該計算された推奨度Rを推奨度データベースに格納する、推奨度計算部と、
    を備えることを特徴とする、部品の採用決定支援システム。
  2. 各部品の前記複数の評価項目は、その前記評価値が多段階の点数で示される点数評価値である、点数評価項目を含み、
    前記各点数評価項目の点数評価値は、各部品の全点数評価項目の点数評価値を表すレーダーチャートにおける折れ線グラフを構成し、
    前記推奨度計算部は、各部品についての前記推奨度Rを、前記レーダーチャートにおける点数評価値の折れ線グラフが囲む面積を、当該レーダーチャートの総面積で除算することにより求め、当該計算された推奨度Rを推奨度データベースに格納することを特徴とする、
    請求項1に記載の部品の採用決定支援システム。
  3. 前記推奨度計算部は、各部品について、前記点数評価項目間のバランスを示す適切性Dを、全点数評価値の最大値から、全点数評価値の最小値を減算することにより求め、当該適切性Dの値が所定以上の場合はその部品について異常フラグを前記推奨度データベースに記録することを特徴とする、
    請求項2に記載の部品の採用決定支援システム。
  4. 入力インターフェースや通信装置を介して、各部品ごとに、ユーザが特に重視する評価項目である重視評価項目を指定する情報を受信し、メモリに格納する、重視評価項目登録部と、
    前記部品ごとに計算され、格納された推奨度Rを前記推奨度データベースから読み出し、当該推奨度Rに、メモリから読み出した前記各重視評価項目についての前記各評価値を加味することにより、加味推奨度を計算し、当該計算された加味推奨度をメモリに格納する、加味推奨度計算部と、
    前記計算された加味推奨度をメモリから読み出し、出力インターフェースや通信装置を介して出力する、加味推奨度出力部とを備えることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載の部品の採用決定支援システム。
  5. 前記複数の評価項目の内容を時系列的にバージョン管理すべく、評価項目バージョン情報を評価項目バージョンデータベースに格納する、評価項目バージョン登録部を備え、
    前記推奨度計算部は、前記部品ごとに計算された推奨度に、その計算時点に対応する評価項目バージョンを関連付け、当該評価項目バージョンをも前記推奨度データベースに記録することを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の部品の採用決定支援システム。
  6. 各部品の前記複数の評価項目は、各種環境基準に関する評価項目を含み、当該環境基準に関する評価項目の前記評価値は、当該環境基準についての合格/不合格で示されることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれかに記載の部品の採用決定支援システム。
  7. 前記評価項目の追加または削除の要求データを入力インターフェイスまたは通信装置から受け付けて、前記要求データを出力インターフェイスに表示し、入力インターフェイスから前記要求データに応じた該当評価項目の追加または削除の要求受諾指示を取得した場合、該当評価項目の追加または削除の処理を、前記評価項目バージョンデータベースの該当データについて実行する、評価項目変更処理部を備えることを特徴とする請求項5に記載の部品の採用決定支援システム。
  8. 入力インターフェースや通信装置を介して、所定部品に対して当該部品のユーザが検証した、所定評価項目についての評価結果であるユーザ評価値を受信し、前記受信したユーザ評価値に基づいた部品ごと推奨度を算定し、前記算定した推奨度で、前記推奨度データベースにおいて該当部品について格納されている推奨度を更新する、評価値訂正処理部を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の部品の採用決定支援システム。
  9. 評価対象の部品の追加を要求するデータを入力インターフェイスまたは通信装置から受け付けて、前記部品追加要求データを出力インターフェイスに表示し、入力インターフェイスから前記部品追加要求データに応じた該当部品の追加の要求受諾指示を取得した場合、該当部品の評価結果を格納するためのレコードを前記評価結果データベースに追加する、新規部品評価処理部を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の部品の採用決定支援システム。
  10. それぞれ複数の評価項目を有する各種部品について、その選定作業における採用/不採用の決定を支援する、部品の採用決定支援方法であって、
    部品の採用決定支援を行うコンピュータが、
    入力インターフェースや通信装置を介して、各部品ごとに、前記複数の評価項目それぞれについての評価結果である評価値を受信し、前記受信した評価値を部品ごとに評価結果データベースに格納する処理と、
    前記部品ごとに格納された複数の評価値を前記評価結果データベースから読み出し、当該複数の評価値に基づき、各部品ごとの採用を推奨する度合いを示す値である推奨度Rを計算し、当該計算された推奨度Rを推奨度データベースに格納する処理と、
    を実行することを特徴とする部品の採用決定支援方法。
  11. それぞれ複数の評価項目を有する各種部品について、その選定作業における採用/不採用の決定を支援する、部品の採用決定支援プログラムであって、
    部品の採用決定支援を行うコンピュータに、
    入力インターフェースや通信装置を介して、各部品ごとに、前記複数の評価項目それぞれについての評価結果である評価値を受信し、前記受信した評価値を部品ごとに評価結果データベースに格納するステップと、
    前記部品ごとに格納された複数の評価値を前記評価結果データベースから読み出し、当該複数の評価値に基づき、各部品ごとの採用を推奨する度合いを示す値である推奨度Rを計算し、当該計算された推奨度Rを推奨度データベースに格納するステップと、
    を実行させる部品の採用決定支援プログラム。
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