JP3706935B2 - 品質問題の統計的解決作業管理システムとそれを用いた作業管理方法 - Google Patents

品質問題の統計的解決作業管理システムとそれを用いた作業管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3706935B2
JP3706935B2 JP2002375256A JP2002375256A JP3706935B2 JP 3706935 B2 JP3706935 B2 JP 3706935B2 JP 2002375256 A JP2002375256 A JP 2002375256A JP 2002375256 A JP2002375256 A JP 2002375256A JP 3706935 B2 JP3706935 B2 JP 3706935B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
data
factor
management file
analysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002375256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004206454A5 (ja
JP2004206454A (ja
Inventor
賢 治 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP2002375256A priority Critical patent/JP3706935B2/ja
Priority to PCT/JP2003/016622 priority patent/WO2004059406A1/ja
Priority to AU2003296092A priority patent/AU2003296092A1/en
Publication of JP2004206454A publication Critical patent/JP2004206454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3706935B2 publication Critical patent/JP3706935B2/ja
Publication of JP2004206454A5 publication Critical patent/JP2004206454A5/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/418Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、企業の製品或は利用サービスに対する品質上の不具合の発生に際し、その不具合な問題を解決する為の標準化された作業計画、並びに作業手順の遵守を管理し、その作業の進捗を管理するシステム及びこの管理システムを用いた作業管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
企業が製造する製品等の品質上の不具合な問題を解決する際に、問題定義、目標設定、要因解析・分析、対策立案・実施、効果確認、標準化・管理の順に実施することが一般的であり、その為の不具合な問題を分析する手段として、各種の品質管理手法によるソフトウエアが市販されており、これらを利用して分析することが浸透している。
【0003】
しかしながら、発生した不具合な問題を把握する為の調査分析範囲等は、その担当者や管理者の過去の経験に基づいて決定されることが多い為、必要な調査分析作業が欠落することもあり、的確な調査が行われないまま、無駄な調査や実験が行われ、前述のソフトウエアを駆使した分析を行っても発生した不具合な問題が解決されない問題が発生している。
【0004】
又、品質管理のシステム事例として、例えば、特開平06−150098号公報に開示されている「品質管理装置」が示すように、品質異常項目をその発生件数やそのことによる製造装置の停止時間の大きい順に表示することによって、その対策を行う為の有用なデータとして提供するシステムが開示されているが、無駄な分析調査を削減することや発生した品質上の不具合な問題を解決する為の作業手順の管理に関することは行われていなかった。
【特許文献1】
特開平06−150098号公報(第1〜12頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような問題を解決する為に本発明では、企業の製品或は利用サービスに対する品質上の不具合な問題を解決するにあたって、標準化された作業手順の遵守を監視すると共に、その作業の進捗を管理するシステム及びこの管理システムを用いた方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、請求項1に記載の発明は、企業の製品或は利用サービスにおいて発生する品質上の不具合に対し、その不具合な問題を解決する為の標準化された作業計画並びに作業手順の遵守とその作業の進捗とを管理する為の操作用端末機を有するコンピュータシステムであって、
前記コンピュータシステムは、
前記端末機に標準化された作業計画画面を表示し、該端末機より問題解決の為のテーマ内容データ及び目標スケジュールデータの入力を受け付けて作業管理ファイルに登録するテーマ目標登録手段と、
前記端末機より不良項目に関するデータの入力を受け付け、前記テーマ目標登録手段で目標設定した作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況に応じて解決する優先度の高さを解析した優先度解析結果データを取得して該優先度解析結果データの考察画面を該端末機に表示し、該端末機より当該解析結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する目標設定手段と、
前記端末機より不良項目に関する複数の項目毎のデータの入力を受け付け、不具合特性の定量化を設定した作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の特性値が定量化された測定データの信頼性の判定結果を該端末機に表示し、該端末機より当該判定結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する不具合特性値定量化手段と、
前記端末機より少なくとも製品別、製造工程間、ロット内、ロット間、発生部位、及び良品と不具合品について、これらの差異傾向と変動の中から選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータの入力を受け付け、選択された作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第1の要因調査解析結果データを取得して該第1の要因調査解析結果データの考察画面を該端末機に表示し、該端末機より当該解析結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する第1の要因層別解析登録手段と、
前記端末機より少なくとも材料・部品ロット別差異、ライン別差異、型治工具別差異、作業者別差異、及び製造工法或いは製造条件別差異の中から前記第1の要因層別解析登録手段で得られた第1の要因調査解析結果データに基づき選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータの入力を受け付け、選択された作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第2の要因調査解析結果データを取得して該第2の要因調査解析結果データの考察画面を該端末機に表示し、該端末機より当該解析結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する第2の要因層別解析登録手段と、
前記端末機より不具合特性と要因との関係整理の指示を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、前記第1と第2の要因調査解析結果データに基づいた特性要因図又は要因系統図を作成する為の入力画面を該端末機に表示し、該端末機より編集された該特性要因図又は要因系統図の要因整理結果データの入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する要因解析指示登録手段と、
前記端末機より品質特性に寄与すると見られる要因に関して因子別に2水準で直交実験したデータの入力を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、2水準で直交実験した実験結果データを取得して該端末機に表示し、該端末機より当該実験結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する実験評価指示登録手段と、
前記端末機より前記実験評価指示登録手段における実験結果から品質特性に寄与すると 判定された要因について因子別に多水準で配置実験又は3水準で直交実験したデータの入力を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、多水準で配置実験又は3水準で直交実験した実験結果データを取得して該端末機に表示し、該端末機より当該実験結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する多水準実験評価対策登録手段と、
前記端末機より前記第2の要因層別解析登録手段において入力されたデータと同様の作業項目に対応する不具合対策後のデータの入力を受け付け、当該作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、対策実施結果データを取得して該対策実施結果データの考察画面を該端末機に表示し、該端末機より当該対策実施結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する対策評価確認登録手段と、
前記端末機より少なくとも作業内容、作業手順、及び使用材料の規格を含む標準化したデータの入力を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、生成された標準化作業指示書データを取得して該端末機に表示し、該端末機より該標準化作業指示書データの確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する標準作業指示登録手段と、
前記テーマ目標登録手段で設定されたテーマ内容・目標スケジュールの進行が決められた手順に従って実行されているかを前記作業管理ファイルの登録データより読み出し、手順抜け警告情報或いは日程遅延警告データを自動生成して前記端末機に表示する手順・進捗監視手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この請求項1の発明によれば、品質上の不具合な問題を解決する為の作業を予め決められた作業手順とそのスケジュールに基づいて自動監視することによって、その作業手順と作業進捗を容易に管理することができる。
又、品質問題の所在の絞り込みを的確に行い、無駄な調査分析作業を無くすることができる。このことから、短期間での品質問題の解決を図ることができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、企業の製品或は利用サービスにおいて発生する品質上の不具合に対し、その不具合な問題を解決する為の標準化された作業計画並びに作業手順の遵守を管理し、作業の進捗と作業成果とを評価する為の管理システムであって、
問題の解決に携わる利用者側の利用者端末機と、問題の解決作業責任者の管理者端末機と、該利用者端末機及び管理者端末機に通信ネットワークを介して接続され、問題解決に関する情報を登録する為の作業管理ファイルを有し、品質管理に関する情報を管理する統計的解決作業管理サーバーとから少なくとも構成され、
前記統計的解決作業管理サーバーは、
前記利用者端末機から標準化された作業計画における問題解決の為のテーマ内容データ及び目標スケジュールデータを受信して前記作業管理ファイルに登録するテーマ目標登録手段と、
前記利用者端末機から不良項目に関するデータを受信し、前記テーマ目標登録手段で目標設定した作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況に応じて解決する優先度の高さを解析した優先度解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、該優先度解析結果データの考察画面を前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された優先度判定・目標絞込み結果情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する目標設定手段と、
前記利用者端末機から不良項目に関する複数の項目毎のデータを受信し、不具合特性の定量化を設定した作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の特性値が定量化された測定結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、取得した測定結果データに基づいて解析した測定解析結果を前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された測定評価・再測定指示情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する不具合特性値定量化手段と
前記利用者端末機から少なくとも製品別、製造工程間、ロット内、ロット間、発生部位、及び良品と不具合品について、これらの差異傾向と変動の中から選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータを受信し、選択された作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第1の要因調査解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、取得した第1の要因調査解析結果データを前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された要因評価・再調査指示情報及び要因判定結果情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する第1の要因層別解析登録手段と、
前記利用者端末機から少なくとも材料・部品ロット別差異、ライン別差異、型治工具別差異、作業者別差異、及び製造工法或いは製造条件別差異の中から前記第1の要因層別解析登録手段で得られた第1の要因調査解析結果データに基づき選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータを受信し、選択された作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第2の要因調査解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、取得した第2の要因調査解析結果データを前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された要因評価・再調査指示情報及び要因判定結果情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する第2の要因層別解析登録手段と、
前記利用者端末機から不具合特性と要因との関係整理の指示を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、前記第1と第2の要因調査解析結果データに基づいた特性要因図又は要因系統図を作成する為の入力画面を該利用者端末機に送信し、該利用者端末機より編集された該特性要因図又は要因系統図の要因整理結果データを受信して前記作業管理ファイルに登録すると共に 、受信した要因整理結果データを前記管理者端末機に送信して、当該管理者端末機から入力された解析評価・再評価指示情報及び要因解析指示情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する要因解析指示登録手段と、
前記利用者端末機から品質特性に寄与すると見られる要因に関して因子別に2水準で直交実験したデータを受信し、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、2水準で直交実験した実験結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、取得した実験結果データを前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された実験評価・再実験指示情報及びばらつき確認指示情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する実験評価指示登録手段と、
前記利用者端末機から前記実験評価指示登録手段における実験結果から品質特性に寄与すると判定された要因について因子別に多水準で配置実験又は3水準で直交実験したデータを受信し、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、多水準で配置実験又は3水準で直交実験した実験結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、取得した多水準実験結果データを前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された実験評価情報及び対策指示情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する多水準実験評価対策登録手段と、
前記利用者端末機から前記第2の要因層別解析登録手段において入力されたデータと同様の作業項目に対応する不具合対策後のデータを受信し、当該作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、対策実施結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、取得した対策実施結果確認データを前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された対策評価・再対策指示情報及び標準化指示情報を前記作業管理ファイルに登録する対策評価確認登録手段と、
前記利用者端末機から少なくとも作業内容、作業手順、及び使用材料の規格を含む標準化したデータを受信し、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、生成された標準化作業指示書データを取得して
前記作業管理ファイルに登録すると共に、生成された標準化作業指示書データを前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された承認・修正指示情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する標準作業指示登録手段と、
前記テーマ目標登録手段で設定されたテーマ内容・目標スケジュールの進行が決められた手順に従って実行されているかを前記作業管理ファイルの登録データより読み出し、手順抜け警告情報或いは日程遅延警告データを自動生成して前記利用者端末機に送信する手順・進捗監視手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
この請求項2の発明によれば、問題を解決する為の作業を予め決められた作業手順とそのスケジュールに基づいて自動監視することによって、その作業手順と作業進捗を容易に管理することができる。
又、品質問題の所在の絞り込みを的確に行い、無駄な調査分析作業を無くすることができる。このことから、短期間での品質問題の解決を図ることができる。
又、利用者側が登録した各種解析結果データに対して、管理者による判定、評価、指示に関する情報をその利用者側の端末機にフィードバックすることによって、管理者は、利用者側の解析結果の誤りを未然に防止することができる。
又、企業内の複数の部署等に於いて、全ての品質上の不具合な問題を解決する為の品質管理に関する情報を一元管理することができる。
【0010】
請求項3に記載の前記手順・進捗監視手段は、前記作業管理ファイルが、前記テーマ目標登録、目標設定、不具合特性値定量化、第1の要因層別解析登録、第2の要因層別解析登録、要因解析指示登録、実験評価指示登録、多水準実験評価対策登録、対策評価確認登録、及び標準作業指示登録が順に登録されない時に手順抜け警告情報を自動生成することを特徴とする。
【0011】
この請求項3の発明によれば、問題を解決する為の作業手順がテーマ目標登録、目標設定、不具合特性値定量化、第1の要因層別解析登録、第2の要因層別解析登録、要因解析指示登録、実験評価指示登録、多水準実験評価対策登録、対策評価確認登録、標準作業指示登録の順に行われなかった場合は、その端末機に対して、手順抜け警告を自動送信することによって、作業手順の抜けを未然に防ぐことができる。
【0012】
請求項4に記載の前記作業管理ファイルに登録する前記目標設定手段、不具合特性値定量化手段、第1の要因層別解析登録手段、第2の要因層別解析登録手段、要因解析指示登録手段、及び多水準実験評価対策登録手段の各登録データは、原始データと該原始データを入力データとして前記各手段の分析目的毎に合致した解析手法ツールにより作成された解析結果データとを含むことを特徴とする。
【0013】
この請求項4の発明によれば、コンピュータに各手段の分析目的に合致した解析手法のソフトウエアが備えられることにより、自動的に選択された適切な解析手法ツールのソフトウエアによって、解析することができる。この為、解析手法の選択に迷うことなく分析調査作業を行うことができる。
【0014】
請求項に記載の発明は、企業の製品或は利用サービスにおいて発生する品質上の不具合に対し、コンピュータシステムを用いてその不具合な問題を解決する為の標準化された作業手順を管理する方法であって、
問題解決の為のテーマ内容データ及び目標スケジュールデータの入力を受け付けて作業管理ファイルに登録するテーマ目標登録手順と、
不良項目に関するデータの入力を受け付け、前記テーマ目標登録手順で目標設定した作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況に応じて解決する優先度の高さを解析した優先度解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する目標設定手順と、
不良項目に関する複数の項目毎のデータの入力を受け付け、不具合特性の定量化を設定した作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の特性値が定量化された測定データの信頼性の判定結果を得て前記作業管理ファイルに登録する不具合特性値定量化手順と、
少なくとも製品別、製造工程間、ロット内、ロット間、発生部位、及び良品と不具合品について、これらの差異傾向と変動の中から選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータの入力を受け付け、選択された作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第1の要因調査解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する第1の要因層別解析登録手順と、
少なくとも材料・部品ロット別差異、ライン別差異、型治工具別差異、作業者別差異、及び製造工法或いは製造条件別差異の中から前記第1の要因層別解析登録手順で得られた第1の要因調査解析結果データに基づき選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータの入力を受け付け、選択された作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第2の要因調査解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する第2の要因層別解析登録手順と、
不具合特性と要因との関係整理の指示を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、前記第1と第2の要因調査解析結果データに基づき作成された特性要因図又は要因系統図の要因整理結果データの入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する要因解析指示登録手順と、
品質特性に寄与すると見られる要因に関して因子別に2水準で直交実験したデータの入力を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、2水準で直交実験した実験結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する実験評価指示登録手順と、
前記実験評価指示登録手順における実験結果から品質特性に寄与すると判定された要因について因子別に多水準で配置実験又は3水準で直交実験したデータの入力を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、多水準で配置実験又は3水準で直交実験した実験結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する多水準実験評価対策登録手順と、
前記第2の要因層別解析登録手順において入力されたデータと同様の作業項目に対応する不具合対策後のデータの入力を受け付け、当該作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、対策実施結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する対策評価確認登録手順と、
少なくとも作業内容、作業手順、及び使用材料の規格を含む標準化したデータの入力を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、生成された標準化作業指示書データを取得して前記作業管理ファイルに登録する標準作業指示登録手順と、を備えることを特徴とする。
【0015】
請求項6に記載の発明は、企業の製品或は利用サービスにおいて発生する品質上の不具合に対し、コンピュータを用いてその不具合な問題を解決する為の標準化された作業手順を管理する方法であって、
問題解決の為のテーマ内容データ及び目標スケジュールデータを作業管理ファイルに登録するテーマ目標登録手順と、
前記テーマ目標登録手順で目標設定した作業項目に基づき、不良項目に関するデータより問題の発生状況に応じて解決する優先度の高さを解析した優先度解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する目標設定手順と、
不具合特性の定量化を設定した作業項目に基づき、不良項目に関する複数の項目毎のデータより問題の特性値が定量化された測定データの信頼性の判定結果を得て前記作業管理ファイルに登録する不具合特性値定量化手順と、
少なくとも製品別、製造工程間、ロット内、ロット間、発生部位、及び良品と不具合品について、これらの差異傾向と変動の中から選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータより、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第1の要因調査解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する第1の要因層別解析登録手順と、
少なくとも材料・部品ロット別差異、ライン別差異、型治工具別差異、作業者別差異、及び製造工法或いは製造条件別差異の中から前記第1の要因層別解析登録手順で得られた第1の要因調査解析結果データに基づき選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータより、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第2の要因調査解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する第2の要因層別解析登録手順と、
不具合特性と要因との関係整理の指示を受け付け、前記第1と第2の要因調査解析結果データに基づき作成された特性要因図又は要因系統図の要因整理結果データを前記作業管理ファイルに登録する要因解析指示登録手順と、
品質特性に寄与すると見られる要因に関して因子別に2水準で直交実験したデータより2水準で直交実験した実験結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する実験評価指示登録手順と、
前記実験評価指示登録手順における実験結果から品質特性に寄与すると判定された要因について因子別に多水準で配置実験又は3水準で直交実験したデータより多水準で配置実験又は3水準で直交実験した実験結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する多水準実験評価対策登録手順と、
前記第2の要因層別解析登録手順におけるデータと同様の作業項目に対応する不具合対策後のデータより対策実施結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する対策評価確認登録手順と、
少なくとも作業内容、作業手順、及び使用材料の規格を含む標準化したデータより生成された標準化作業指示書データを取得して前記作業管理ファイルに登録する標準作業指示登録手順と、を備えることを特徴とする。
【0016】
請求項に記載の発明は、企業の製品或は利用サービスにおいて発生する品質上の不具合に対し、コンピュータを用いて品質問題の所在の絞込み並びに解析・対策を行う為の作業手順を管理する方法であって、
問題解決の為の不具合特性の定量化を設定した作業項目に基づき、不良項目に関する複数の項目毎のデータより問題の特性値が定量化された測定データの信頼性の判定結果を得る不具合特性値定量化手順と、
少なくとも製品別、製造工程間、ロット内、ロット間、発生部位、及び良品と不具合品について、これらの差異傾向と変動の中から選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータより、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第1の要因調査解析結果データを取得する第1の要因層別解析登録手順と、
少なくとも材料・部品ロット別差異、ライン別差異、型治工具別差異、作業者別差異、及び製造工法或いは製造条件別差異の中から前記第1の要因調査解析結果データに基づき選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータより、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第2の要因調査解析結果データを取得する第2の要因層別解析登録手順と、
不具合特性と要因との関係整理の指示を受け付け、前記第1と第2の要因調査解析結果データに基づき作成された特性要因図又は要因系統図の要因整理結果データを取得する要因解析指示登録手順と、を少なくとも備えることを特徴とする。
【0017】
この請求項5乃至7の発明によれば、品質問題の所在の絞り込みを的確に行い、無駄な調査分析作業を無くすることができる。このことから、短期間での品質問題の解決を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明である品質問題の統計的解決作業管理システム100のシステム構成を示す模式図である。
図1に示すように品質問題の統計的解決作業管理システム100は、品質上の不具合な問題の解決に携わる利用者側のパソコン等の利用者端末機1と、その問題解決作業責任者のパソコン等の管理者端末機2と、この利用者端末機1と管理者端末機2にインターネット3を介して接続される、品質管理に関する情報を管理する統計的解決作業管理サーバー10とから構成される。
【0019】
統計的解決作業管理サーバー10は、品質上の問題の解決に関する情報を登録する為のデータベース20と、利用者端末機1と管理者端末機2からの検索要求を受信して、データベース20の検索結果を、インターネット3を介して送信する為のWebサーバー11と、データベース20を管理する為のデータベースサーバー12と、品質問題の統計的解決作業管理の業務処理を行う為のアプリケーションサーバー13とから構成される。
【0020】
データベース20は、作業手順管理テーブル21、解析手法ツールテーブル22、作業予実績管理テーブル23から構成される。
【0021】
作業手順管理テーブル21は、品質上の不具合な問題を解決するSQC(統計的品質管理)グループ毎の作業手順を管理する為の作業手順管理情報を記録するものである。
作業手順管理情報には、検索キー部であるグループ名と、ユーザーIDとパスワードとからなる検索キー部と、データ部に属するSQCグループ属性(テーマ、所属部署名、人数、代表者名、利用者端末機1のメールアドレス)、管理者端末機2のメールアドレス、作業項目1の作業状態、・・・、作業項目12の作業状態、登録年月日等の情報が記録される。
ユーザーIDには、そのID内に利用者端末機1と管理者端末機2に分類した区分が設定されている。
作業項目1から作業項目12には、図4に図示されているSQC的問題解決のシナリオによる作業手順が示すように、「1.テーマ・目標スケジュール設定」、「2.目標設定(優先度調査)」、「3.不具合特性の定量化」、「4.要因の層別調査1」、「5.要因の層別調査2」、「6.要因整理」、「7.要因解析の実験1」、「8.要因解析の実験2」、要因の影響が明白な場合の「(7.8.)´要因解析の実験3」、「9.対策実施(確認実験)」、「10.効果確認」、「11.標準化」が順に設定され、それぞれの作業状態には、「未完了」、「完了」の何れかが設定される。
【0022】
解析手法ツールテーブル22は、後述する各手段(作業項目)で入力した原始データを解析する為の適切な解析手法ツールの登録情報を記録するものである。解析手法ツール登録情報には、作業項目と詳細作業項目とからなる検索キー部と、データ部に属する解析手法ツール、登録年月日等の情報が記録される。
詳細作業項目には、作業項目が「4.要因の層別調査1」の場合は、「製品別の傾向確認」、「工程間での変動確認」、「ロット内変動の傾向確認」、「ロット間変動の傾向確認」、「不具合発生部位の傾向確認」、「OK部品とNG部品の差異確認」が設定され、
作業項目が「5.要因の層別調査2(製品・設備機能確認)」の場合は、「材料・部品ロット別差異確認」、「ライン別差異確認」、「型・治具別差異確認」、「作業者別差異確認」、「製造工法・条件別差異確認」が設定されている。
解析手法ツールには、作業項目が「2.目標設定(優先度調査)」の場合は「QC七つ道具(パレート図)」、
作業項目が「3.不具合特性の定量化」の場合は「ゲージR&R分析」、
作業項目が「4.要因の層別調査1」で、詳細作業項目が「製品別の傾向確認」の場合は「QC七つ道具(パレート図)」、
詳細作業項目が「工程間での変動確認」の場合は「回帰分析(多変量関連図)」、
詳細作業項目が「ロット内変動の傾向確認」の場合は「QC七つ道具(折れ線グラフ)」、
詳細作業項目が「ロット間変動の傾向確認」の場合は「QC七つ道具(管理図)」、
作業項目が「5.要因の層別調査2」で、詳細作業項目が「材料・部品ロット別差異確認」の場合は「QC七つ道具(ヒストグラム)」、
詳細作業項目が「ライン別差異確認」の場合は「QC七つ道具(ヒストグラム)」、
詳細作業項目が「型・治具別差異確認(磨耗型)」の場合は「ワイブル解析(ワイブル確率紙)」、
詳細作業項目が「作業者別差異確認」の場合は「QC七つ道具(ヒストグラム)」、
詳細作業項目が「製造工法・条件別差異確認」の場合は「検定」、
作業項目が「7.要因解析の実験1」の場合は「実験計画法(2水準系直交表)」、
作業項目が「8.要因解析の実験2」の場合は「実験計画法(配置実験・3水準系直交表)」、
作業項目が「(7.8.)´要因解析の実験3」の場合は「実験計画法(配置実験・各種直交表)」、
作業項目が「9.対策実施(確認実験)」の場合は「実験計画法(ヒストグラム)」を起動する為の情報が設定されている。
又、これらの解析手法ツールに示した括弧内は、その解析手法ツールによって出力されるグラフである。
【0023】
作業予実績管理テーブル23は、SQCグループが品質上の不具合な問題を解決する為に行う作業予実績管理情報を記録するものである。
作業予実績管理情報には、グループ名と作業項目と詳細作業項目とからなる検索キー部と、判定区分と予定終了年月日とからなる検索キー部と、データ部に属する予定開始年月日、実績開始年月日、原始データコード、解析結果データコード、グループ用解析結果考察、グループ登録年月日、管理者用解析結果判定、管理者登録年月日、実績終了年月日等の情報を記録する。
判定区分には、グループの解析結果の考察に対して、管理者の判定結果として、「OK」、「NG」が設定される。
【0024】
又、作業予実績管理テーブル23は、データファイル30と関連付けられており、データファイル30は、原始データファイル31と解析結果データファイル32とから構成される。
【0025】
原始データファイル31は、利用者端末機1から入力する表・画像データ(目標スケジュール表、不具合発生部位のチェックシート、OK部品とNG部品の差異画像、系統図、特性要因図、標準化一覧表を含む)や解析手法ツールの入力データである原始データを記録するものであり、原始データコードによって、作業予実績管理テーブル23と関連付けられている。
【0026】
解析結果データファイル32は、解析手法ツールの出力データである解析結果データ(グラフを含む)を記録するものであり、解析結果データコードによって、作業予実績管理テーブル23と関連付けられている。
【0027】
次に、統計的解決作業管理サーバー10の処理手段40が、利用者端末機1と管理者端末機2からの要求信号に応答して、データベース20とデータファイル30の検索更新を行う処理手順について詳細に説明する。図2と図3は、本発明である統計的解決作業管理サーバー10に於ける処理手段10の処理の流れ図であり、処理手段40は、以下の11手段から構成される。
【0028】
これらは、テーマ目標登録手段41、目標設定手段42、手順・進捗監視手段43、不具合特性値定量化手段44、第1の要因層別解析登録手段45、第2の要因層別解析登録手段46、要因解析指示登録手段47、実験評価指示登録手段48、多水準実験評価対策登録手段49、対策評価確認登録手段50、標準作業指示登録手段51である。
【0029】
まず、利用者端末機1と管理者端末機2からのユーザーIDとパスワードの入力を受け付けて、ユーザー認証を行い、使用権があればメニュー選択画面をその利用者端末機1と管理者端末機2に送信する。
以降、ユーザーID内に設定されている区分により、利用者端末機1又は管理者端末機1からの要求信号であるかを判定する。
【0030】
テーマ目標登録手段41は、利用者端末機1から、問題の解決にあたって、そのテーマ内容データと目標スケジュールデータとを受信してデータベース20とデータファイル30に登録する。
【0031】
以下に、テーマ目標登録手段41の処理手順を詳細に説明する。
*原始データの入力処理の説明*
(1)利用者端末機1からのテーマ目標登録要求信号に応答して、作業項目とその作業詳細項目の一覧が編集されているテーマ目標登録・SQCグループ属性、目標スケジュール入力画面を要求のあった利用者端末機1に送信する。
(2)利用者端末装置1からのSQCグループ属性と目標スケジュールの入力を受け付けて、入力したSQCグループ属性と目標スケジュールが編集されているテーマ目標登録・SQCグループ属性、目標スケジュール確認画面を要求のあった利用者端末機1に送信する。
【0032】
*原始データの登録処理の説明*
(3)利用者端末装置1からの確認OKの選択を受け付けて、作業項目の一覧と入力したSQCグループ属性より、作業項目1の作業状態に「完了」と作業項目2から作業項目12の作業状態に「未完了」を設定した作業手順管理情報を作成して作業手順管理テーブル21に登録する。
(4)作業項目とその作業詳細項目の一覧と入力した目標スケジュールより、作業項目1(1.テーマ・目標スケジュール設定)と予定開始・終了年月日と実績開始・終了年月日を設定した作業予実績管理情報と、その他の作業項目について予定開始・終了年月日を設定した作業予実績管理情報を作成して作業予実績管理テーブル23に登録する。
(5)又、作業項目とその作業詳細項目の一覧と入力した目標スケジュールより、図5に図示されているSQC的問題解決のシナリオに基づいた目標スケジュール表を原始データファイル31に登録する。
【0033】
目標設定手段42は、利用者端末機1から、問題の発生状況より、その問題を解決する優先度の高さを解析した優先度解析結果データを受信してデータベース20とデータファイル30に登録すると共に、受信した優先度解析結果データを管理者端末機2に送信し、その管理者端末機2から入力された優先度判定・目標絞込み結果情報を受信してデータベース20に登録する。
【0034】
以下に、目標設定手段42の処理手順を詳細に説明する。
*作業手順抜け検査・警告処理の説明*
(1)利用者端末機1からの目標設定要求信号に応答して、ユーザー認証時に入力したユーザーIDとパスワードより、作業手順管理テーブル21を検索して該当する作業手順管理情報を取得する。
(2)取得した作業手順管理情報に設定されている作業項目1(1.テーマ・目標スケジュール設定)の作業状態が「完了」であり、作業項目2(2.目標設定(優先度調査))の作業状態が「未完了」である場合は、(3)の処理へ分岐する。
上記以外の場合は、手順抜け警告情報を自動生成して、手順抜け警告情報が編集されている目標設定・手順抜け警告画面を要求のあった利用者端末機1と取得した作業手順管理情報に設定されているメールアドレスの管理者端末機2に送信する。
【0035】
*原始データの入力・解析処理の説明*
(3)目標設定・原始データ入力画面を要求のあった利用者端末機1に送信する。
(4)利用者端末機1からの製品の不良項目別の件数を調査した原始データの入力を受け付けて、「2.目標設定(優先度調査)」を設定した作業項目より、解析手法ツールテーブル22を検索して該当する解析手法ツール登録情報を取得する。
(5)取得した解析手法ツール登録情報の解析手法ツールに設定されている「QC七つ道具(パレート図)」により、該当するソフトウエアを起動して、不良項目別件数調査データを入力データとして解析した図6に図示されている優先度調査に於けるパレート図が編集されている目標設定・優先度解析結果考察入力画面を要求のあった利用者端末機1に送信する。
(6)利用者端末装置1からの解析結果考察の入力を受け付けて、パレート図と解析結果考察が編集されている目標設定・優先度解析結果確認画面を要求のあった利用者端末機1に送信する。
【0036】
*原始データ・解析結果データの登録処理の説明*
(7)利用者端末装置1からの確認OKの選択を受け付けて、取得した作業手順管理情報に設定されているグループ名と「2.目標設定(優先度調査)」を設定した作業項目より、作業予実績管理テーブル23を検索して該当する作業予実績管理情報を取得し、取得した作業予実績管理情報に入力した解析結果考察と実施開始年月日を設定して作業予実績管理テーブル23を更新する。
(8)入力した不良項目別件数調査データを原始データファイル31に登録する。
(9)解析したパレート図を解析結果データファイル32に登録する。
【0037】
*管理者端末機2への登録データの送信処理の説明*
(10)取得した作業手順管理情報に設定されているグループ名と「1.テーマ・目標スケジュール設定」を設定した作業項目より、作業予実績管理テーブル23を検索して該当する作業予実績管理情報を取得し、取得した作業手順管理情報に設定されている解析結果データコードより、解析結果データファイル32に登録されている解析結果データ(目標スケジュール表)を取得する。
(11)取得した作業手順管理情報に設定されているメールアドレスの管理者端末機2に取得した解析結果データ(目標スケジュール表)と入力した不良項目別件数調査データと解析したパレート図と入力した解析結果考察とを送信する。
【0038】
*解析結果判定の入力処理の説明*
(1)管理者端末機2からの目標設定要求信号に応答して、目標設定・グループ名入力画面を要求のあった管理者端末機2に送信する。
(2)管理者端末機2からのグループ名と「2.目標設定(優先度調査)」を設定した作業項目より、作業予実績管理テーブル23を検索して該当する作業予実績管理情報を取得する。
(3)取得した作業予実績管理情報に設定されている解析結果データコードより、解析結果データファイル32に登録されている解析結果データ(パレート図)を取得する。
(4)取得した作業予実績管理情報と解析結果データ(パレート図)が編集されている目標設定・優先度解析結果判定入力画面を要求のあった管理者端末機2に送信する。
(5)管理者端末機2からの解析結果判定の入力を受け付けて、取得した作業予実績管理情報と解析結果データと入力した解析結果判定が編集されている目標設定・優先度解析結果判定確認画面を要求のあった管理者端末機1に送信する。
【0039】
*解析結果判定の登録処理の説明*
(6)管理者端末装置2からの確認OKの選択を受け付けて、取得した作業予実績管理情報に入力した解析結果判定と判定区分とその判定区分が「OK」の場合には、更に実績終了年月日を設定して作業予実績管理テーブル23を更新する。
(7)入力した判定区分が「OK」の場合には、入力したグループ名より、作業手順管理テーブル21を検索して該当する作業手順管理情報を取得して、取得した作業手順管理情報の作業項目2(2.目標設定(優先度調査))の作業状態に「完了」を設定して作業手順管理テーブル21を更新する。
【0040】
手順・進捗監視手段43は、入力されたテーマ内容・目標スケジュールの進行が決められた手順に従って実行されているかをデータベース20より登録データを読み出し、手順抜け警告情報或いは日程遅延警告情報を自動生成して利用者端末機1及び管理者端末機2に送信する。
【0041】
*日程遅延検査・警告処理の説明*
(1)手順・進捗監視手段43は、統計的解決作業管理サーバー10の電源投入時に自動起動され、作業予実績管理テーブル23を検索して判定区分が「空白」又は「NG」と等しい作業予実績管理情報を対象に取得し、取得した作業予実績管理情報に設定されている予定終了年月日がシステム日付と等しくなる迄、時間待機する。
(2)時間待機が解除後、日程遅延警告情報を自動生成して、取得した作業予実績管理情報に設定されているグループ名より、作業手順管理テーブル21を検索して該当する作業手順管理情報を取得する。
(3)取得した作業手順管理情報に設定されているメールアドレスより、利用者端末機1と管理者端末機2に自動生成した日程遅延警告情報を送信する。
【0042】
以降、不具合特性値定量化手段44、第1の要因層別解析登録手段45、第2の要因層別解析登録手段46、要因解析指示登録手段47、実験評価指示登録手段48、多水準実験評価対策登録手段49、対策評価確認登録手段50、標準作業指示登録手段51についての処理手順は、前述した目標設定手段42の処理手順とほぼ同様であるので詳しくは省略し、異なる部分のみ説明する。
【0043】
不具合特性値定量化手段44は、利用者端末機1から、問題の特性値が定量化された測定結果データを受信してデータベース20とデータファイル30に登録すると共に、受信した測定結果データに基づいて解析した測定解析結果を管理者端末機2に送信し、その管理者端末機2から入力された測定評価・再測定指示情報を受信してデータベース20に登録する。
【0044】
以下に、目標設定手段42と異なる不具合特性値定量化手段44の処理内容について説明する。
*原始データの入力・解析処理の説明*
利用者端末機1から入力される原始データとして、製品の不良項目別件数について、複数のサンプル件数毎、複数の測定者毎、複数の測定機会毎に測定した原始データの入力を受け付ける。
これらの原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「3.不具合特性の定量化」を設定した作業項目より、解析手法ツールテーブル22を検索して該当する解析手法ツール登録情報の解析手法ツールに設定されている「ゲージR&R分析」を起動し、判定結果を利用者端末機1に送信する。
【0045】
第1の要因層別解析登録手段45は、利用者端末機1から、測定結果データより、その問題の発生状況の傾向・変動の特性を層別区分し、少なくとも製品別、製造工程間、ロット内、ロット間、発生部位、良品と不具合品について、これらの差異傾向と変動の中で、1つ以上を含む第1の要因調査解析結果データを受信してデータベース20とデータファイル30に登録すると共に、受信した第1の要因調査解析結果データを管理者端末機2に送信して、その管理者端末機2から入力された要因評価・再調査指示情報及び要因判定結果情報を受信してデータベース20に登録する。
【0046】
以下に、目標設定手段42と異なる第1の要因層別解析登録手段45の処理内容について説明する。
*原始データの入力・解析処理の説明*
利用者端末機1に「製品別の傾向確認」、「工程間での変動確認」、「ロット内変動の傾向確認」、「ロット間変動の傾向確認」、「不具合発生部位の傾向確認」、「OK部品とNG部品の差異確認」からなる詳細作業項目の選択画面を送信して、利用者端末機1から選択された詳細作業項目により処理方法が異なる。
【0047】
詳細作業項目として「製品別の傾向確認」が選択された場合は、利用者端末機1から入力される原始データとして、製品別に不良項目別件数を測定した原始データの入力を受け付ける。
この原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「4.要因の層別調査1」を設定した作業項目と「製品別の傾向確認」を設定した詳細作業項目より、解析手法ツールテーブル22を検索して該当する解析手法ツール登録情報の解析手法ツールに設定されている「QC七つ道具(パレート図)」を起動し、パレート図を利用者端末機1に送信する。
【0048】
又、詳細作業項目として「工程間での変動確認」が選択された場合は、利用者端末機1から入力される原始データとして、製品規格の中から予め選択した特性(例えば、平面度)について、製造工程別に測定した原始データの入力を受け付ける。
この原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「回帰分析(多変量関連図)」を起動し、図7に図示されている製造工程間変動に於ける多変量関連図(散布図の一覧)を利用者端末機1に送信する。
【0049】
又、詳細作業項目として「ロット内変動の傾向確認」が選択された場合は、利用者端末機1から入力される原始データとして、製品規格の中から予め選択した特性(例えば、トルク値)について、同一製造ロット内で測定した原始データの入力を受け付ける。
この原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「QC七つ道具(折れ線グラフ)」を起動し、図8に図示されている製造製品ロット内変動に於ける折れ線グラフを利用者端末機1に送信する。
【0050】
又、詳細作業項目として「ロット間変動の傾向確認」が選択された場合は、利用者端末機1から入力される原始データとして、製品規格の中から予め選択した特性(例えば、塗装膜厚)について、製造ロット間で測定した原始データの入力を受け付ける。
この原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「QC七つ道具(管理図)」を起動し、図9に図示されている製造製品ロット間変動に於ける管理図を利用者端末機1に送信する。
【0051】
又、詳細作業項目として「不具合発生部位の傾向確認」が選択された場合は、利用者端末機1から入力される原始データとして、不具合発生部位をマーキングしたチェックシートによる原始データの入力を受け付けて、そのチェックシートを利用者端末機1に送信する。
【0052】
又、詳細作業項目として「OK部品とNG部品の差異確認」が選択された場合は、利用者端末機1から入力される原始データとして、OK部品とNG部品の外部、内部、断面を拡大等して観察した画像による原始データの入力を受け付けて、その画像を利用者端末機1に送信する。
【0053】
第2の要因層別解析登録手段46は、利用者端末機1から、測定結果データより、その問題の発生状況の傾向・変動の特性を層別区分し、少なくとも材料・部品ロット別差異、ライン別差異、型治工具別差異、作業者別差異、製造工法或いは製造条件別差異の中で、1つ以上を含む第2の要因調査解析結果データを受信してデータベース20とデータファイル30に登録すると共に、受信した第2の要因調査解析結果データを管理者端末機2に送信して、その管理者端末機2から入力された要因評価・再調査指示情報及び要因判定結果情報を受信してデータベース20に登録する。
【0054】
以下に、目標設定手段42と異なる第2の要因層別解析登録手段46の処理内容について説明する。
*原始データの入力・解析処理の説明*
利用者端末機1に「材料・部品ロット別差異確認」、「ライン別差異確認」、「型・治具別差異確認」、「作業者別差異確認」、「製造工法・条件別差異確認」からなる詳細作業項目の選択画面を送信して、利用者端末機1から選択された詳細作業項目により処理方法が異なる。
【0055】
詳細作業項目として「材料・部品ロット別差異確認」が選択された場合は、利用者端末機1から入力される原始データとして、製品規格の中から予め選択した特性(例えば、寸法)について、使用材料・部品ロット別に測定した原始データの入力を受け付ける。
この原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「5.要因の層別調査2」を設定した作業項目と「材料・部品ロット別差異確認」を設定した詳細作業項目より、解析手法ツールテーブル22を検索して該当する解析手法ツール登録情報の解析手法ツールに設定されている「QC七つ道具(ヒストグラム)」を起動し、図10に図示されている使用材料・部品ロット別差異に於けるヒストグラムを利用者端末機1に送信する。
【0056】
又、詳細作業項目として「ライン別差異確認」が選択された場合は、利用者端末機1から入力される原始データとして、製品規格の中から予め選択した特性(例えば、寸法)について、製造ライン別に測定した原始データの入力を受け付ける。
この原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「QC七つ道具(ヒストグラム)」を起動し、図11に図示されている製造ライン別差異に於けるヒストグラムを利用者端末機1に送信する。
【0057】
又、詳細作業項目として「型・治具別差異確認(磨耗型)」が選択された場合は、利用者端末機1から入力される原始データとして、使用する型・治具別に再メンテ迄の使用回数を測定した原始データの入力を受け付ける。
この原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「ワイブル解析(ワイブル確率紙)」を起動し、図12に図示されている使用型・治具別差異に於けるワイブル確率紙を利用者端末機1に送信する。
【0058】
又、詳細作業項目として「作業者別差異確認」が選択された場合は、利用者端末機1から入力される原始データとして、製品規格の中から予め選択した特性(例えば、寸法)について、作業者別に測定した原始データの入力を受け付ける。この原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「QC七つ道具(ヒストグラム)」を起動し、ヒストグラムを利用者端末機1に送信する。
【0059】
又、詳細作業項目として「製造工法・条件別差異確認」が選択された場合は、利用者端末機1から入力される原始データとして、製品規格の中から予め選択した特性(例えば、シャフトの曲がり量)について、製造工法別に測定した原始データの入力を受け付ける。
この原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「検定」を起動し、検定結果を利用者端末機1に送信する。
【0060】
要因解析指示登録手段47は、利用者端末機1から、指定されたデータベース20とデータファイル30に登録された第1と第2の要因調査解析結果データを呼び出して特性要因図又は要因系統図を編集させた要因整理結果データを受信してデータベース20とデータファイル30に登録すると共に、受信したその要因整理結果データを管理者端末機2に送信して、その管理者端末機2から入力された解析評価・再評価指示情報及び要因解析指示情報を受信してデータベース20に登録する。
【0061】
以下に、目標設定手段42と異なる要因解析指示登録手段47の処理内容について説明する。
*原始データの入力処理の説明*
利用者端末機1から入力される原始データとして図13に図示されている要因整理がされた系統図や特性要因図の入力を受け付ける。
【0062】
実験評価指示登録手段47は、利用者端末機1から、品質特性に寄与すると見られる要因に関して2水準で直交実験した実験結果データを受信してデータベース20とデータファイル30に登録すると共に、受信した実験結果データを管理者端末機2に送信して、その管理者端末機2から入力された実験評価・再実験指示情報及びばらつき確認指示情報を受信してデータベース20に登録する。
【0063】
以下に、目標設定手段42と異なる実験評価指示登録手段48の処理内容について説明する。
*原始データの入力・解析処理の説明*
利用者端末機1から入力される原始データとして、製品の実験データについて、因子別(グリス塗布量、製品材質、寸法、平面度、面取り有無)に2水準で実験した原始データの入力を受け付ける。
これらの原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「7.要因解析の実験1」を設定した作業項目より、解析手法ツールテーブル22を検索して該当する解析手法ツール登録情報の解析手法ツールに設定されている「実験計画法(2水準系、例、L8直交表)」が起動し、図14に図示されている実験計画法に於けるL8直交表を利用者端末機1に送信する。
【0064】
多水準実験評価対策登録手段49は、利用者端末機1から、実験結果より品質特性に寄与すると判定された要因について多水準で配置実験又は3水準で直交実験した多水準実験結果データを受信してデータベース20とデータファイル30に登録すると共に、受信した多水準実験結果データを管理者端末機2に送信して、その管理者端末機2から入力された実験評価情報及び対策指示情報を受信してデータベース20に登録する。
【0065】
以下に、目標設定手段42と異なる多水準実験評価対策登録手段49の処理内容について説明する。
*原始データの入力・解析処理の説明*
利用者端末機1から入力される原始データとして、製品の実験データについて、因子別(平面度、処理温度)に3水準で実験した原始データの入力を受け付ける。
これらの原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「8.要因解析の実験2」を設定した作業項目より、解析手法ツールテーブル22を検索して該当する解析手法ツール登録情報の解析手法ツールに設定されている「実験計画法(2元配置・L9直交表)」が起動し、図15に図示されている実験計画法に於けるL9直交表を利用者端末機1に送信する。
【0066】
対策評価確認登録手段50は、利用者端末機1から、対策実施結果確認データを受信してデータベース20とデータファイル30に登録すると共に、受信した対策実施結果確認データを管理者端末機2に送信して、その管理者端末機2から入力された対策評価・再対策指示情報及び標準化指示情報をデータベース20に登録する。
【0067】
以下に、目標設定手段42と異なる対策評価確認登録手段50の処理内容について説明する。
*原始データの入力・解析処理の説明*
利用者端末機1から入力される原始データとして、第2の要因層別解析登録手段46での「材料・部品ロット別差異確認」や「ライン別差異確認」で解析結果データファイル32に登録した解析結果データと同様に測定した原始データの入力を受け付ける。
これらの原始データを入力データとして解析する解析手法ツールは、「9.対策実施(確認実験)」を設定した作業項目より、解析手法ツールテーブル22を検索して該当する解析手法ツール登録情報の解析手法ツールに設定されている「QC七つ道具(ヒストグラム)」が起動し、実験確認データを入力データとして解析した対策後のヒストグラムと、その対策前のヒストグラムを解析結果データファイル32より取得して、図16に図示されている対策前と対策後のヒストグラムを利用者端末機1に送信する。
【0068】
標準作業指示登録手段51は、利用者端末機1から、標準化作業指示書データを受信してデータベース20に登録すると共に、受信した標準化作業指示書データを管理者端末機2に送信し、その管理者端末機2から入力された承認・修正指示情報を受信してデータベース20に登録する。
【0069】
以下に、目標設定手段42と異なる標準作業指示登録手段51の処理内容について説明する。
*原始データの入力処理の説明*
利用者端末機1から入力される原始データとして、使用材料の寸法・材質等の規格を標準化した原始データや、作業者の作業内容・作業手順等を規制して標準化した原始データの入力を受け付ける。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の品質問題の統計的解決作業管理システムによれば、企業の製品或は利用サービスに対する品質上の不具合な問題を解決するにあたって、その作業手順の抜けを未然に防ぐことができると共に、その作業の進捗を管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である品質問題の統計的解決作業管理システム100のシステム構成を示す模式図である。
【図2】本発明である統計的解決作業管理サーバー10に於ける処理手段10の処理の流れ図である。
【図3】本発明である統計的解決作業管理サーバー10に於ける処理手段10の処理の流れ図である。
【図4】SQC的問題解決のシナリオによる作業手順である。
【図5】SQC的問題解決のシナリオに基づいた目標スケジュール表である。
【図6】優先度調査に於けるパレート図である。
【図7】製造工程間変動に於ける多変量関連図である。
【図8】製造製品ロット内変動に於ける折れ線グラフである。
【図9】製造製品ロット間変動に於ける管理図である。
【図10】使用材料・部品ロット別差異に於けるヒストグラムである。
【図11】製造ライン別差異に於けるヒストグラムである。
【図12】使用型・治具別差異に於けるワイブル確率紙である。
【図13】要因整理がされた系統図である。
【図14】実験計画法に於けるL8直交表である。
【図15】実験計画法に於ける2元配置・L9直交表である。
【図16】対策前と対策後のヒストグラムである。
【符号の説明】
1 利用者端末機
2 管理者端末機
3 インターネット
10 統計的解決作業管理サーバー
11 Webサーバー
12 データベースサーバー
13 アプリケーションサーバー
20 データベース
21 作業手順管理テーブル
22 解析手法ツールテーブル
23 作業予実績管理テーブル
30 データファイル
31 原始データファイル
32 解析結果データファイル
40 処理手段
41 テーマ目標登録手段
42 目標設定手段
43 手順・進捗監視手段
44 不具合特性値定量化手段
45 第1の要因層別解析登録手段
46 第2の要因層別解析登録手段
47 要因解析指示登録手段
48 実験評価指示登録手段
49 多水準実験評価対策登録手段
50 対策評価確認登録手段
51 標準作業指示登録手段
100 品質問題の統計的解決作業管理システム

Claims (7)

  1. 企業の製品或は利用サービスにおいて発生する品質上の不具合に対し、その不具合な問題を解決する為の標準化された作業計画並びに作業手順の遵守とその作業の進捗とを管理する為の操作用端末機を有するコンピュータシステムであって、
    前記コンピュータシステムは、
    前記端末機標準化された作業計画画面を表示し、該端末機より問題解決の為のテーマ内容データ及び目標スケジュールデータ入力を受け付けて作業管理ファイルに登録するテーマ目標登録手段と、
    前記端末機より不良項目に関するデータの入力を受け付け、前記テーマ目標登録手段で目標設定した作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況に応じて解決する優先度の高さを解析した優先度解析結果データを取得して該優先度解析結果データの考察画面を該端末機に表示し、該端末機より当該解析結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する目標設定手段と、
    前記端末機より不良項目に関する複数の項目毎のデータの入力を受け付け、不具合特性の定量化を設定した作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の特性値が定量化された測定データの信頼性の判定結果を該端末機に表示し、該端末機より当該判定結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する不具合特性値定量化手段と、
    前記端末機より少なくとも製品別、製造工程間、ロット内、ロット間、発生部位、及び良品と不具合品について、これらの差異傾向と変動の中から選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータの入力を受け付け、選択された作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第1の要因調査解析結果データを取得して該第1の要因調査解析結果データの考察画面を該端末機に表示し、該端末機より当該解析結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する第1の要因層別解析登録手段と、
    前記端末機より少なくとも材料・部品ロット別差異、ライン別差異、型治工具別差異、作業者別差異、及び製造工法或いは製造条件別差異の中から前記第1の要因層別解析登録手段で得られた第1の要因調査解析結果データに基づき選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータの入力を受け付け、選択された作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第2の要因調査解析結果データを取得して該第2の要因調査解析結果データの考察画面を該端末機に表示し、該端末機より当該解析結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する第2の要因層別解析登録手段と、
    前記端末機より不具合特性と要因との関係整理の指示を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、前記第1と第2の要因調査解析結果データに基づいた特性要因図又は要因系統図を作成する為の入力画面を該端末機に表示し、該端末機より編集された該特性要因図又は要因系統図の要因整理結果データの入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する要因解析指示登録手段と、
    前記端末機より品質特性に寄与すると見られる要因に関して因子別に2水準で直交実験したデータの入力を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、2水準で直交実験した実験結果データを取得して該端末機に表示し、該端末機より当該実験結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する実験評価指示登録手段と、
    前記端末機より前記実験評価指示登録手段における実験結果から品質特性に寄与すると判定された要因について因子別に多水準で配置実験又は3水準で直交実験したデータの入力を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツー ルのソフトウエアを起動し、多水準で配置実験又は3水準で直交実験した実験結果データを取得して該端末機に表示し、該端末機より当該実験結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する多水準実験評価対策登録手段と、
    前記端末機より前記第2の要因層別解析登録手段において入力されたデータと同様の作業項目に対応する不具合対策後のデータの入力を受け付け、当該作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、対策実施結果データを取得して該対策実施結果データの考察画面を該端末機に表示し、該端末機より当該対策実施結果の確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する対策評価確認登録手段と、
    前記端末機より少なくとも作業内容、作業手順、及び使用材料の規格を含む標準化したデータの入力を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、生成された標準化作業指示書データを取得して該端末機に表示し、該端末機より該標準化作業指示書データの確認入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する標準作業指示登録手段と、
    前記テーマ目標登録手段で設定されたテーマ内容・目標スケジュールの進行が決められた手順に従って実行されているかを前記作業管理ファイル登録データより読み出し、手順抜け警告情報或いは日程遅延警告データを自動生成して前記端末機に表示する手順・進捗監視手段と、を備えることを特徴とする品質問題の統計的解決作業管理システム。
  2. 企業の製品或は利用サービスにおいて発生する品質上の不具合に対し、その不具合な問題を解決する為の標準化された作業計画並びに作業手順の遵守を管理し、作業の進捗作業成果とを評価する為の管理システムであって、
    問題の解決に携わる利用者側の利用者端末機と、問題の解決作業責任者の管理者端末機と、利用者端末機及び管理者端末機に通信ネットワークを介して接続され、問題解決に関する情報を登録する為の作業管理ファイルを有し、品質管理に関する情報を管理する統計的解決作業管理サーバーとから少なくとも構成され、
    前記統計的解決作業管理サーバーは、
    前記利用者端末機から標準化された作業計画における問題解決の為のテーマ内容データ及び目標スケジュールデータを受信して前記作業管理ファイルに登録するテーマ目標登録手段と、
    前記利用者端末機から不良項目に関するデータを受信し、前記テーマ目標登録手段で目標設定した作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況に応じて解決する優先度の高さを解析した優先度解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、該優先度解析結果データの考察画面を前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された優先度判定・目標絞込み結果情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する目標設定手段と、
    前記利用者端末機から不良項目に関する複数の項目毎のデータを受信し、不具合特性の定量化を設定した作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の特性値が定量化された測定結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、取得した測定結果データに基づいて解析した測定解析結果を前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された測定評価・再測定指示情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する不具合特性値定量化手段と
    前記利用者端末機から少なくとも製品別、製造工程間、ロット内、ロット間、発生部位、及び良品と不具合品について、これらの差異傾向と変動の中から選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータを受信し、選択された作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第1の要因調査解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、取得した第1の要因調査解析結果データを前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された要因評価・再調査指示情報及び要因判定結果情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する第1の要因層別解析登録手段と、
    前記利用者端末機から少なくとも材料・部品ロット別差異、ライン別差異、型治工具別差異、作業者別差異、及び製造工法或いは製造条件別差異の中から前記第1の要因層別解析登録手段で得られた第1の要因調査解析結果データに基づき選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータを受信し、選択された作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第2の要因調査解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、取得した第2の要因調査解析結果データを前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された要因評価・再調査指示情報及び要因判定結果情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する第2の要因層別解析登録手段と、
    前記利用者端末機から不具合特性と要因との関係整理の指示を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、前記第1と第2の要因調査解析結果データに基づいた特性要因図又は要因系統図を作成する為の入力画面を該利用者端末機に送信し、該利用者端末機より編集された該特性要因図又は要因系統図の要因整理結果データを受信して前記作業管理ファイルに登録すると共に、受信した要因整理結果データを前記管理者端末機に送信して、当該管理者端末機から入力された解析評価・再評価指示情報及び要因解析指示情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する要因解析指示登録手段と、
    前記利用者端末機から品質特性に寄与すると見られる要因に関して因子別に2水準で直交実験したデータを受信し、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、2水準で直交実験した実験結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、取得した実験結果データを前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された実験評価・再実験指示情報及びばらつき確認指示情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する実験評価指示登録手段と、
    前記利用者端末機から前記実験評価指示登録手段における実験結果から品質特性に寄与すると判定された要因について因子別に多水準で配置実験又は3水準で直交実験したデータを受信し、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、多水準で配置実験又は3水準で直交実験した実験結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、取得した多水準実験結果データを前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された実験評価情報及び対策指示情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する多水準実験評価対策登録手段と、
    前記利用者端末機から前記第2の要因層別解析登録手段において入力されたデータと同様の作業項目に対応する不具合対策後のデータを受信し、当該作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、対策実施結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録すると共に、取得した対策実施結果確認データを前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された対策評価・再対策指示情報及び標準化指示情報を前記作業管理ファイルに登録する対策評価確認登録手段と、
    前記利用者端末機から少なくとも作業内容、作業手順、及び使用材料の規格を含む標準化したデータを受信し、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、生成された標準化作業指示書データを取得して
    前記作業管理ファイルに登録すると共に、生成された標準化作業指示書データを前記管理者端末機に送信し、当該管理者端末機から入力された承認・修正指示情報を受信して前記作業管理ファイルに登録する標準作業指示登録手段と、
    前記テーマ目標登録手段で設定されたテーマ内容・目標スケジュールの進行が決められた手順に従って実行されているかを前記作業管理ファイル登録データより読み出し、手順抜け警告情報或いは日程遅延警告データを自動生成して前記利用者端末機に送信する手順・進捗監視手段と、を備えることを特徴とする品質問題の統計的解決作業管理システム。
  3. 前記手順・進捗監視手段は、前記作業管理ファイルが、前記テーマ目標登録、目標設定、不具合特性値定量化、第1の要因層別解析登録、第2の要因層別解析登録、要因解析指示登録、実験評価指示登録、多水準実験評価対策登録、対策評価確認登録、及び標準作業指示登録が順に登録されない時に手順抜け警告情報を自動生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の品質問題の統計的解決作業管理システム。
  4. 前記作業管理ファイルに登録する前記目標設定手段、不具合特性値定量化手段、第1の要因層別解析登録手段、第2の要因層別解析登録手段、要因解析指示登録手段、及び多水準実験評価対策登録手段の登録データは、原始データと該原始データを入力データとして前記各手段の分析目的毎に合致した解析手法ツールにより作成された解析結果データとを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の品質問題の統計的解決作業管理システム。
  5. 企業の製品或は利用サービスにおいて発生する品質上の不具合に対しコンピュータシステムを用いてその不具合な問題を解決する為の標準化された作業手順を管理する方法であって、
    問題解決の為のテーマ内容データ及び目標スケジュールデータの入力を受け付けて作業管理ファイルに登録するテーマ目標登録手順と、
    不良項目に関するデータの入力を受け付け、前記テーマ目標登録手順で目標設定した作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況に応じて解決する優先度の高さを解析した優先度解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する目標設定手順と、
    不良項目に関する複数の項目毎のデータの入力を受け付け、不具合特性の定量化を設定した作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の特性値が定量化された測定データの信頼性の判定結果を得て前記作業管理ファイルに登録する不具合特性値定量化手順と、
    少なくとも製品別、製造工程間、ロット内、ロット間、発生部位、及び良品と不具合品について、これらの差異傾向と変動の中から選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータの入力を受け付け、選択された作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第1の要因調査解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する第1の要因層別解析登録手順と、
    少なくとも材料・部品ロット別差異、ライン別差異、型治工具別差異、作業者別差異、及び製造工法或いは製造条件別差異の中から前記第1の要因層別解析登録手順で得られた第1の要因調査解析結果データに基づき選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータの入力を受け付け、選択された作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第2の要因調査解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する第2の要因層別解析登録手順と、
    不具合特性と要因との関係整理の指示を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、前記第1と第2の要因調査解析結果データに基づき作成された特性要因図又は要因系統図の要因整理結果データの入力を受け付けて前記作業管理ファイルに登録する要因解析指示登録手順と、
    品質特性に寄与すると見られる要因に関して因子別に2水準で直交実験したデータの入力を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、2水準で直交実験した実験結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する実験評価指示登録手順と、
    前記実験評価指示登録手順における実験結果から品質特性に寄与すると判定された要因について因子別に多水準で配置実験又は3水準で直交実験したデータの入力を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、多水準で配置実験又は3水準で直交実験した実験結果データを取得して前記 作業管理ファイルに登録する多水準実験評価対策登録手順と、
    前記第2の要因層別解析登録手順において入力されたデータと同様の作業項目に対応する不具合対策後のデータの入力を受け付け、当該作業項目より前記作業管理ファイルを検索して登録情報として設定された該当する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、対策実施結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する対策評価確認登録手順と、
    少なくとも作業内容、作業手順、及び使用材料の規格を含む標準化したデータの入力を受け付け、前記作業管理ファイルに登録情報として設定された対応する解析手法ツールのソフトウエアを起動し、生成された標準化作業指示書データを取得して前記作業管理ファイルに登録する標準作業指示登録手順と、を備えることを特徴とする品質問題の統計的解決作業管理方法。
  6. 企業の製品或は利用サービスにおいて発生する品質上の不具合に対し、コンピュータを用いてその不具合な問題を解決する為の標準化された作業手順を管理する方法であって、
    問題解決の為のテーマ内容データ及び目標スケジュールデータを作業管理ファイルに登録するテーマ目標登録手順と、
    前記テーマ目標登録手順で目標設定した作業項目に基づき、不良項目に関するデータより問題の発生状況に応じて解決する優先度の高さを解析した優先度解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する目標設定手順と、
    不具合特性の定量化を設定した作業項目に基づき、不良項目に関する複数の項目毎のデータより問題の特性値が定量化された測定データの信頼性の判定結果を得て前記作業管理ファイルに登録する不具合特性値定量化手順と、
    少なくとも製品別、製造工程間、ロット内、ロット間、発生部位、及び良品と不具合品について、これらの差異傾向と変動の中から選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータより、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第1の要因調査解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する第1の要因層別解析登録手順と、
    少なくとも材料・部品ロット別差異、ライン別差異、型治工具別差異、作業者別差異、及び製造工法或いは製造条件別差異の中から前記第1の要因層別解析登録手順で得られた第1の要因調査解析結果データに基づき選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータより、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第2の要因調査解析結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する第2の要因層別解析登録手順と、
    不具合特性と要因との関係整理の指示を受け付け、前記第1と第2の要因調査解析結果データに基づき作成された特性要因図又は要因系統図の要因整理結果データを前記作業管理ファイルに登録する要因解析指示登録手順と、
    品質特性に寄与すると見られる要因に関して因子別に2水準で直交実験したデータより2水準で直交実験した実験結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する実験評価指示登録手順と、
    前記実験評価指示登録手順における実験結果から品質特性に寄与すると判定された要因について因子別に多水準で配置実験又は3水準で直交実験したデータより多水準で配置実験又は3水準で直交実験した実験結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する多水準実験評価対策登録手順と、
    前記第2の要因層別解析登録手順におけるデータと同様の作業項目に対応する不具合対策後のデータより対策実施結果データを取得して前記作業管理ファイルに登録する対策評価確認登録手順と、
    少なくとも作業内容、作業手順、及び使用材料の規格を含む標準化したデータより生成された標準化作業指示書データを取得して前記作業管理ファイルに登録する標準作業指示登録手順と、を備えることを特徴とする品質問題の統計的解決作業管理方法。
  7. 企業の製品或は利用サービスにおいて発生する品質上の不具合に対し、コンピュータを用いて品質問題の所在の絞込み並びに解析・対策を行う為の作業手順を 管理する方法であって、
    問題解決の為の不具合特性の定量化を設定した作業項目に基づき、不良項目に関する複数の項目毎のデータより問題の特性値が定量化された測定データの信頼性の判定結果を得る不具合特性値定量化手順と、
    少なくとも製品別、製造工程間、ロット内、ロット間、発生部位、及び良品と不具合品について、これらの差異傾向と変動の中から選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータより、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第1の要因調査解析結果データを取得する第1の要因層別解析登録手順と、
    少なくとも材料・部品ロット別差異、ライン別差異、型治工具別差異、作業者別差異、及び製造工法或いは製造条件別差異の中から前記第1の要因調査解析結果データに基づき選択された1つ以上の作業項目及び該作業項目に対応するデータより、問題の発生状況の傾向・変動の特性が層別区分された第2の要因調査解析結果データを取得する第2の要因層別解析登録手順と、
    不具合特性と要因との関係整理の指示を受け付け、前記第1と第2の要因調査解析結果データに基づき作成された特性要因図又は要因系統図の要因整理結果データを取得する要因解析指示登録手順と、を少なくとも備えることを特徴とする品質問題の統計的解決作業管理方法。
JP2002375256A 2002-12-25 2002-12-25 品質問題の統計的解決作業管理システムとそれを用いた作業管理方法 Expired - Fee Related JP3706935B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002375256A JP3706935B2 (ja) 2002-12-25 2002-12-25 品質問題の統計的解決作業管理システムとそれを用いた作業管理方法
PCT/JP2003/016622 WO2004059406A1 (ja) 2002-12-25 2003-12-24 品質問題の統計的解決作業管理システムとそれを用いた作業管理方法
AU2003296092A AU2003296092A1 (en) 2002-12-25 2003-12-24 Work managing system for statistical solution of quality problems and work management method using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002375256A JP3706935B2 (ja) 2002-12-25 2002-12-25 品質問題の統計的解決作業管理システムとそれを用いた作業管理方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004206454A JP2004206454A (ja) 2004-07-22
JP3706935B2 true JP3706935B2 (ja) 2005-10-19
JP2004206454A5 JP2004206454A5 (ja) 2005-10-20

Family

ID=32677332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002375256A Expired - Fee Related JP3706935B2 (ja) 2002-12-25 2002-12-25 品質問題の統計的解決作業管理システムとそれを用いた作業管理方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP3706935B2 (ja)
AU (1) AU2003296092A1 (ja)
WO (1) WO2004059406A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006079354A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Nippon Quality Links Kk 品質管理システム、品質管理方法、並びに品質管理用データベース形成方法
JP5136026B2 (ja) * 2007-11-30 2013-02-06 オムロン株式会社 工程改善支援装置、工程改善支援用プログラム、および工程改善支援用プログラムを記録した記録媒体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07237256A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Omron Corp 不良改善用の調整項目抽出方法およびその方法を用いた条件調整用の知識データ生成方法並びに不良改善用の調整項目抽出装置およびその装置を用いた条件調整用の知識データ生成システム
JPH08297699A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Hitachi Ltd 製造不良解析支援システム、製造システム、および製造不良解析支援方法
JPH1040289A (ja) * 1996-07-22 1998-02-13 Hitachi Ltd 製品品質向上支援システム
JP4693225B2 (ja) * 2000-11-06 2011-06-01 株式会社東芝 製造ラインの自動品質制御方法及びその装置並びに記憶媒体、自動品質制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2004059406A1 (ja) 2004-07-15
AU2003296092A1 (en) 2004-07-22
JP2004206454A (ja) 2004-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ben Ruben et al. Implementation of Lean Six Sigma framework with environmental considerations in an Indian automotive component manufacturing firm: a case study
US6961732B2 (en) Web based process capability data collection and reporting system
US7127409B2 (en) Methods and systems for aviation nonconformance component management
US9031990B2 (en) Data processing system for manufacturing quality inspection management system
US20070203912A1 (en) Engineering manufacturing analysis system
JP2017009599A (ja) 遠隔地のエキスパートが関与する非破壊試験のためのシステム及び方法
JPH04233660A (ja) 製品開発を監視する方法
CN110580572A (zh) 一种产品全寿命追溯系统
Chojnacka-Komorowska et al. Improving the quality control process using the PDCA cycle
gorzata Jasiulewicz-Kaczmarek et al. Practical aspects of OEE in automotive company–case study
Doshi et al. Overview of automotive core tools: Applications and benefits
CN113742227B (zh) 一种软件测试过程的控制方法、装置、设备和介质
US7801914B2 (en) System, method and computer-program product for allowing an entity to capture, integrate, and report desired information relating to a specific situation in a given process-related work environment
US20090006018A1 (en) Quality management system
JP3706935B2 (ja) 品質問題の統計的解決作業管理システムとそれを用いた作業管理方法
JP7393137B2 (ja) 情報システムおよび情報管理方法
Cepeda et al. Support methodology for product quality assurance: a case study in a company of the automotive industry
KR20180065120A (ko) 기자재 품질검사 관리시스템 및 품질검사 관리방법
JP2003016226A (ja) 製品市場品質情報解析支援装置、製品市場品質情報解析支援システム及び製品市場品質情報解析支援用プログラム
JPH10275168A (ja) 設計支援方法および設計支援システム
JP2005235130A (ja) 製造・開発情報のデータトレースシステム
JP2020095493A (ja) 設備点検支援プログラム、設備点検支援方法及び設備点検支援システム
JP2003141313A (ja) ワークフローシステム、及びナレッジマネジメントシステム
JP2004206454A5 (ja)
JP2003122817A (ja) 品質情報解析支援装置、品質情報解析支援システム及び品質情報解析支援用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3706935

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080812

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120812

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120812

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130812

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees