JPH07237256A - 不良改善用の調整項目抽出方法およびその方法を用いた条件調整用の知識データ生成方法並びに不良改善用の調整項目抽出装置およびその装置を用いた条件調整用の知識データ生成システム - Google Patents

不良改善用の調整項目抽出方法およびその方法を用いた条件調整用の知識データ生成方法並びに不良改善用の調整項目抽出装置およびその装置を用いた条件調整用の知識データ生成システム

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JPH07237256A
JPH07237256A JP5490994A JP5490994A JPH07237256A JP H07237256 A JPH07237256 A JP H07237256A JP 5490994 A JP5490994 A JP 5490994A JP 5490994 A JP5490994 A JP 5490994A JP H07237256 A JPH07237256 A JP H07237256A
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JP
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defect
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JP5490994A
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English (en)
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Mamoru Egi
守 恵木
Yukihiro Saito
幸弘 齊藤
Miyoshi Yoshioka
美佳 吉岡
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/766Measuring, controlling or regulating the setting or resetting of moulding conditions, e.g. before starting a cycle

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】不良発生時の条件と不良改善後の条件とを比較
することにより、発生した不良を改善するために調整す
べき設定項目を容易かつ適正に抽出する。 【構成】射出成形機1に通信回線7を介して射出成形支
援装置2を接続する。この射出成形支援装置2は射出成
形機1による成形品の量産時に不良品が発生した際、そ
の不良の種類に応じた調整方法を判断して射出成形機の
成形条件を自動的に調整するもので、量産前の試作段階
で不良品が発生したとき、熟練者により適切な調整を行
った後、調整前の成形条件と調整後の成形条件を比較し
て調整項目および調整方向を抽出し、これを金型の種類
および不良内容毎にRAM内に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、生産時の不良品の発
生に対し、その不良を改善するために調整すべき設定項
目を抽出するための不良改善用の調整項目抽出方法およ
びその装置と、前記の不良改善用の調整項目抽出方法を
用いて条件調整用の知識データを生成するための知識デ
ータ生成方法およびそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】コップ体やケース体などの樹脂成形物を
大量生産するのに、一般に、射出成形機が広く使用され
ており、特に近年は、加工精度の向上とともに、より精
細な成形物を加工し得る高精度の射出成形機が提案され
ている。
【0003】射出成形を行う際に調整すべき項目とし
て、樹脂材料の金型への供給量や樹脂材料の金型への射
出速度、成形圧力などがある。これら各項目についての
成形条件の調整が不適当であると、ヒケやバリなどの不
良が成形物に発生するため、精細な成形物を得るために
は、これらの成形条件の調整技術の向上が必要不可欠と
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、成形条
件は金型の形状や成形物の材料の違いによって大きく変
化し、これらの条件を考慮した調整技術を習得するには
多年の経験を必要とする。射出成形の分野では慢性的な
調整技術者不足が続いており、また熟練した調整技術者
を確保した場合でも、技術者間の技術差により製品品質
が一定でないという問題がある。
【0005】このような問題を解決するため、熟練者の
持つ条件調整用の知識データをマニュアル化するとによ
り、非熟練者でも容易に安定した調整が行えるようにす
ることも提案されているが、調整すべき成形条件が非常
に多く、マニュアル化には非常に手間がかかるうえに、
マニュアルの作成時にミスを犯しやすいという問題もあ
る。
【0006】さらに同じ種類の不良であっても、金型の
違いによって条件調整用の知識データが異なるため、一
般化したマニュアルでは、常に適切な対策がとれるとは
限らないという問題もある。
【0007】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、不良発生時の条件と不良が改善された調整後の
条件とを設定項目毎に比較することにより、発生した不
良を改善するために調整すべき設定項目を容易かつ適正
に抽出することを目的とする。
【0008】またこの発明が他に目的とするところは、
上記の方法により抽出された設定項目と不良内容との関
係とから条件調整用の知識データを生成することによ
り、非熟練者であっても不良の発生に対して適正な処置
をとれるようにする点にある。
【0009】さらにこの発明が目的とするところは、例
えば射出成形機のように、それぞれ製作条件が異なる種
々の製品を製作するための装置であっても、各製品およ
び不良の内容に応じた条件調整用の知識データを生成す
ることにより、製品の種類や不良内容に応じた適切な処
置をとれるようにする点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明
は、生産時の不良品の発生に対し、その不良を改善する
ために、調整すべき設定項目をあらかじめ抽出するため
の方法であって、前記生産前に実施した前段階の生産で
不良品が発生したとき、任意の設定項目についての条件
を調整して不良を改善した後、不良発生時の条件と調整
後の条件とを設定項目毎に比較し、条件が変化した設定
項目を調整すべき設定項目として抽出するようにしたも
のである。
【0011】請求項2にかかる発明は、生産時の不良品
の発生に対し、複数の設定項目についての生産時の条件
を調整するための知識データをあらかじめ生成する方法
であって、請求項1の発明と同様の方法で調整すべき設
定項目を抽出して、不良内容と設定項目との関係を条件
調整用の知識データとして生成するようにしたものであ
る。
【0012】請求項3にかかる発明では、前記設定項目
は自動加工機により決められた加工を行うために設定さ
れる。
【0013】請求項4にかかる発明では、前記自動加工
機は射出成形機であり、また請求項5にかかる発明で
は、前記自動加工機は異なる金型の使用が可能な射出成
形機であって、金型毎に条件調整用の知識データを生成
するようにしている。
【0014】請求項6にかかる発明は、生産時の不良品
の発生に対し、その不良を改善するために、調整すべき
設定項目をあらかじめ抽出するための方法であって、前
記生産前に実施した前段階の生産で不良品が発生したと
き、任意の設定項目についての条件を調整して不良を改
善した後、不良発生時の条件と調整後の条件とを設定項
目毎に比較し、条件が変化した設定項目および変化した
方向を調整すべき設定項目および調整すべき方向として
抽出するようにしている。
【0015】請求項7にかかる発明では、前記設定項目
は射出成形機により決められた加工を行うために設定さ
れる。
【0016】請求項8および請求項9にかかる発明は、
生産時の不良品の発生に対し、複数の設定項目について
の生産時の条件を調整するための知識データをあらかじ
め生成する方法であって、前記請求項6の発明と同様の
方法で不良発生時の条件と調整後の条件とを設定項目毎
に比較し、条件が変化した設定項目および変化した方向
を調整すべき設定項目および調整すべき方向として抽出
した後、不良内容と設定項目および調整すべき方向との
関係を条件調整用の知識データとして生成するようにし
ている。さらに請求項9にかかる発明では、この生成さ
れた条件調整用の知識データをメモリに格納しておき、
前記生産時において不良内容を指定することにより、調
整すべき設定項目と調整すべき方向とを前記メモリより
読み出すようにしている。
【0017】請求項10にかかる発明は、生産時の不良
品の発生に対し、その不良を改善するために、調整すべ
き設定項目をあらかじめ抽出するための装置であって、
任意の設定項目について条件を手動調整することが可能
な手動調整手段(例えば射出成型機のコントロールパネ
ル)と、前記生産前に実施した前段階の生産で不良が発
生したとき、任意の設定項目について、不良品が発生し
たときの条件と前記手動調整手段により不良が改善され
るように調整した後の条件とを設定項目毎に比較して、
条件が変化した設定項目を調整すべき設定項目として抽
出する抽出手段(例えばマイクロコンピュータ)とを備
えたものである。
【0018】請求項11にかかる発明は、生産時の不良
品の発生に対し、複数の設定項目についての生産時の条
件を調整するための知識データをあらかじめ生成するシ
ステムである。このシステムは、不良品の不良内容を入
力するための入力手段(例えばタッチパネルやキーボー
ド)と、任意の設定項目について前記条件を手動調整す
ることが可能な手動調整手段と、前記生産前に実施した
前段階の生産で不良品が発生したとき、不良品が発生し
たときの条件と前記手動調整手段により不良が改善され
るように調整した後の条件とを設定項目毎に比較して、
条件が変化した設定項目を調整すべき設定項目として抽
出する抽出手段と、前記入力手段より入力された不良内
容と前記抽出手段により抽出された調整すべき設定項目
との関係を条件調整用の知識データとして格納する記憶
手段(例えば半導体メモリや磁気記憶装置)とを備えた
ものである。
【0019】請求項12にかかる発明では、前記設定項
目は自動加工機により決められた加工を行うために設定
される項目である。
【0020】請求項13にかかる発明では、前記自動加
工機は射出成形機であり、また請求項14にかかる発明
では、前記自動加工機は異なる金型の使用が可能な射出
成形機であって、金型毎に前記条件調節用の知識データ
を生成するようにしている。
【0021】請求項15にかかる発明は、生産時の不良
品の発生に対し、その不良を改善するために、調整すべ
き設定項目をあらかじめ抽出するための装置であって、
任意の設定項目について条件を手動調整することが可能
な手動調整手段と、前記生産前に実施した前段階の生産
で不良品が発生したとき、不良品が発生したときの条件
と前記手動調整手段により不良が改善されるように調整
した後の条件とを設定項目毎に比較して、条件が変化し
た設定項目および変化した方向を調整すべき設定項目お
よび調整すべき方向として抽出する抽出手段とを備えた
ものである。
【0022】請求項16にかかる発明は、前記設定項目
は、射出成形機により決められた加工を行うために設定
される項目である。
【0023】請求項17および請求項18にかかる発明
は、生産時の不良品の発生に対し、複数の設定項目につ
いての生産時の条件を調整するための知識データをあら
かじめ生成するシステムである。このシステムは、不良
品の不良内容を入力するための入力手段と、任意の設定
項目について前記条件を手動調整することが可能な手動
調整手段と、前記生産前に実施した前段階の生産で不良
品が発生したとき、不良品が発生したときの条件と前記
手動調整手段により不良が改善されるように調整した後
の条件とを設定項目毎に比較して、条件が変化した設定
項目および変化した方向を調整すべき設定項目および調
整すべき方向として抽出する抽出手段と、前記入力手段
より入力された不良内容と前記抽出手段により抽出され
た調整すべき設定項目および調整すべき方向との関係を
条件調整用の知識データとして格納する記憶手段とを備
えたものである。さらに請求項18にかかる発明では、
上記の構成に加えて、前記生産時において前記入力手段
より不良内容が入力されたとき、前記不良内容に対応す
る条件調整用の知識データを前記記憶手段より読み出す
読出手段が具備されている。
【0024】
【作用】前段階の生産で不良品が発生すると、この不良
は任意の設定項目についての条件を調整することにより
改善される。請求項1および請求項10の発明では、不
良発生時の条件と調整後の条件とを設定項目毎に比較す
ることにより調整すべき設定項目を抽出するので、不良
を具体的に改善する方法を容易かつ適正に得ることがで
きる。
【0025】請求項2および請求項11の発明では、不
良内容と上記の方法により抽出された設定項目との関係
から条件調整用の知識データを生成するので、熟練者の
持つ不良改善用の知識を不良内容と対応づけて取り出す
ことができる。
【0026】請求項3および請求項12の発明では自動
加工機が、また請求項4および請求項13の発明では特
に射出成形機が対象となり、加工用の設定項目の中から
最適な項目を抽出してこれを発生した不良を改善するた
めの調整項目とするので、不良に対し迅速かつ適切な対
応を行い得る。
【0027】請求項5および14の発明では、異なる金
型の使用が可能な射出成形機において金型毎に条件調整
用の知識データを生成するようにしたので、金型の種類
および不良の種類に応じて最適な不良改善方法を得るこ
とができる。
【0028】請求項6および請求項15の発明では、不
良発生時の条件と調整後の条件との比較結果から調整す
べき設定項目および調整すべき方向が抽出されるので、
不良を改善する方法をより具体的な形で得ることができ
る。
【0029】請求項7および請求項16の発明では、射
出成形機を対象とし、決められた加工を行う設定項目の
中から不良改善のために調整すべき項目と調整すべき方
向とを抽出するようにしているので、発生した不良に応
じて成形条件を速やかに調整して良品を生産することが
できる。
【0030】請求項8および請求項17の発明では、請
求項6および請求項15の発明と同様にして調整すべき
設定項目および調整すべき方向が抽出された後、これら
と不良内容との関係から不良改善用の知識データが生成
されるので、不良の改善方法について熟練者が有する詳
細な知識を、不良内容と対応づけて取り出すことができ
る。
【0031】さらに請求項9および請求項18の発明で
は、前記の不良改善用の知識データをメモリに記憶して
おき、生産時に不良が発生したとき、不良内容を指定す
ることにより前記メモリから調整すべき設定項目および
調整すべき方向が読み出されるので、生産時の不良対策
の自動化が実現できる。
【0032】
【実施例】図面は、この発明を射出成形のための条件調
整知識データの生成に実施した例を示すが、この発明は
射出成形に限らず、その他の樹脂成形、さらには自動加
工のための条件調整知識データの生成にも実施できる。
図1は、射出成形のための条件調整知識データ生成シス
テム(以下、単に「知識データ生成システム」という)
の全体構成を示し、射出成形機1および射出成形支援装
置2を構成として含んでいる。射出成形機1はコップ体
などの成形物3を成形加工するものであるが、成形条件
が不適切であると、成形物3にバリなどの不良3aが発
生する。
【0033】射出成形機1は、射出速度や成形圧力、1
回の射出材料の計量などのさまざまな成形条件を設定す
るためのコントロールパネル4を備えており、射出成形
支援装置2は、金型番号の入力などを行うキーボード5
や、設定の表示や指示の入力の両方を行えるようなタッ
チパネルで構成されるオペレータパネル6を備えてい
る。射出成形機1と射出成形支援装置2は、例えばRS
232Cなどで構成される通信回線7により接続されて
いる。
【0034】この知識データ生成システムは、射出成形
機1による成形品の量産時に不良品が発生した際、射出
成形支援装置2がその不良の種類に応じた調整方法を判
断し、その方法を射出成形機1に与えて自動的に成形条
件を調整するものであり、量産前には熟練者により金型
の試作が行われる。
【0035】射出成形支援装置2は、この試作段階で不
良が生じた際に取られた調整方法を金型の種類,不良の
内容毎に記憶しており、量産時に不良が発生すると、こ
の記憶内容を用いて発生した不良に応じた調整方法を判
断し、その調整方法を前記通信回線7を介して射出成形
機1に伝送する。
【0036】図2は前記射出成形支援装置2のハードウ
エア構成を示す。この射出成形支援装置2は、CPU2
1,RAM22,ROM23から成る制御装置50に前
記したキーボード5やオペレータパネル6を接続した構
成のものである。
【0037】制御主体であるCPU21は、キーボード
5やオペレータパネル6から必要な情報を取り込み、R
AM22をワークエリアとして用いながら、ROM23
に格納されるプログラムに従って後述する処理を行う。
【0038】図3は、前記射出成形支援装置2の機能ブ
ロック図である。図中、成形条件読出手段26,更新条
件把握手段28,対策推論手段31および成形条件設定
手段32はCPU21によって実現され、対策記憶手段
24および条件記憶手段27はRAM22によって実現
される。また改善対象入力手段25および成形条件表示
手段29はオペレータパネル6によって実現され、評価
係数入力手段30はキーボード5によって実現される。
【0039】前記した試作段階では、不良品が発生した
とき、熟練者はオペレータパネル6やキーボード5を用
いて、設定された成形条件を変更する。この成形条件
は、複数の設定項目(例えば「圧力」,「射出速度」な
ど)についてそれぞれ「上昇」,「下降」というような
調整方向を加味して成るもので、熟練者はこれらの設定
項目から不良を改善するための最良の項目と抽出すべき
方向とを選択して射出成形機1の成形条件を調整する。
【0040】CPU21は、射出成形機1に設定された
成形条件を適宜読み出して(前記成形条件読出手段26
に相当する)RAM22に記憶させており(前記条件記
憶手段27に相当する)、熟練者の操作によって成形条
件が調整されたとき、調整前の成形条件と調整後の成形
条件とを比較して条件が変化した設定項目を把握し(前
記更新条件把握手段28に相当する)、この設定項目を
発生した不良を改善するための調整項目としてRAM2
2内の後述する金型調整テーブル(前記対策記憶手段2
4に相当する)に記憶させる。
【0041】また量産時には一般の作業者により作業が
行われており、不良品が発生したとき、作業者はその不
良の内容(後述する「不良名」に該当する)や不良の程
度(後述する「評価係数」に相当する)を確認してキー
ボード5よりその確認内容を入力する(前記改善対象入
力手段25および評価計数入力手段30に相当する)。
CPU21は入力されたデータに基づき、該当する金型
調整テーブルを参照して、不良を改善するための対策推
論を行い、その結果、射出成形機1の成形条件を調整す
る最良の調整項目を決定してこれを射出成形機1に出力
する(前記対策推論手段31および成形条件設定手段3
2に相当する)。なお、作業者は、CPU21による対
策推論に基づき、オペレータパネル6(前記成形条件表
示手段29に相当する)より必要な指示や情報を受け取
る。
【0042】なお、以下の説明では、熟練者による試作
段階での不良改善用の知識データの作成過程を「学習モ
ード」、その知識データを用いて量産時に自動的に成形
条件を設定する過程を「自動条件設定モード」と呼ぶこ
とにする。
【0043】図4は学習モードにおける処理手順を示
す。なおこの図では一点鎖線より左側に熟練者または射
出成形機1による処理を、右側に射出成形支援装置2に
よる処理をそれぞれあらわしている。
【0044】まずステップ1で、熟練者が金型毎に付与
された金型番号をキーボード5から入力すると、ステッ
プ2でRAM22にその金型番号が記憶されるととも
に、その金型専用の記憶領域が確保される。この記憶領
域は、この金型の不良を改善する調整項目を記憶する金
型調整テーブルとして機能するもので、不良名,対策と
なる調整項目,およびその出力回数などがそれぞれ書き
込まれる。
【0045】つぎに熟練者は、金型の形状や成形物の材
料などを考慮しつつ、コントロールパネル4を用いて成
形条件を設定し目的物を射出成形した後、成形物の品質
を評価する(ステップ3,4)。この結果、何らかの不
良が発生していればステップ5が「YES」となり、熟
練者はつぎのステップ6で、改善すべき不良についての
名称(後述する「ショートショット」,「ヒケ」,「ウ
ェルドライン」などを示す)を決定し、オペレータパネ
ル6よりこの名称(以下「不良名」という)を入力す
る。
【0046】この入力を受けて、CPU21は不良名を
RAM22に記憶し、さらに前記射出成形機1から調整
前の成形条件を読み出して、そのデータをRAM22に
記憶させる。
【0047】一方、熟練者は発生した不良に対する改善
策をたて、まず一つの項目についてコントロールパネル
4を手動操作して調整を行い成形条件を変更する(ステ
ップ9)。つぎのステップ10で、この成形条件に基づ
き再度試射を行い、続くステップ11で不良が改善され
たかどうかを目視により確認する。
【0048】変更した条件により不良が改善されていな
ければ、ステップ12で成形条件を変更前の条件に戻し
た後、別の項目を調整して試射を行い、その結果を確認
する(ステップ9〜11)。
【0049】一方、不良が改善されたと判定されたとき
は、ステップ13へ進み、CPU21は、調整後の成形
条件を射出成形機1から読み出して、そのデータをRA
M22に書き込む。
【0050】つぎのステップ14で、CPU21は、R
AM22に記憶された調整前の成形条件のデータと調整
後の成形条件のデータとを比較してその差を求める。成
形条件のデータは各設定項目毎に与えられるので、調整
前後の成形条件のデータの差は、調整を行った設定項目
以外はゼロになり、調整を行った設定項目のみゼロ以外
の値をとる。この結果、CPU21は、差がゼロになら
なかった設定項目を調整項目として抽出し、さらにその
設定項目が調整項目として出力された回数(調整回数)
を加算する(ステップ14,15)。この調整回数は調
整項目および調整方向と対応づけて前記金型テーブル内
に記憶される。
【0051】上記の処理が完了すると、ステップ16
で、熟練者は調整された成形条件の下に試射を行なった
後、再びステップ4に戻ってその成形物の品質評価を行
う(ステップ4)。対策を施した不良がまだ完全には改
善されていないとき、あるいは他の不良があるときに
は、ステップ5が「YES」となり、ステップ6からス
テップ16の手順が再度実行される。この一連の処理
は、成形物から完全に不良が除去されステップ5が「N
O」になるまで続けられ、熟練者の経験に基づいた成形
条件用の知識データが、RAM22内の金型調整テーブ
ルに蓄積される。
【0052】調整の結果、不良が改善されると、ステッ
プ5が「NO」となってステップ17へと移行し、CP
U21はRAM22の金型調整テーブルに記憶された各
調整回数をチェックして調整回数の多い順に優先度重み
を付与する。
【0053】つぎのステップ18で、CPU21は、調
整後の各調整項目の設定値をチェックし、これを量産時
における初期条件値として金型調整テーブル内に登録す
る。
【0054】図5は、上記の手順によりRAM22内に
生成された金型調整テーブルの一例を示す。熟練者は前
述したように1つの設定項目毎に調整を行い、また1回
ごとの調整量は項目毎に固定されているので、項目毎の
全調整量を調整回数の形で表すことができる。
【0055】図示例では、「ショートショット」「ヒ
ケ」などの各種の不良について、それぞれ「圧力」,
「速度」,「計量」などの調整項目と、各調整項目毎に
それぞれ「上昇」,「下降」の調整方向がそれぞれ設定
されており、各調整項目,調整方向毎に調整回数および
優先度重みが記憶されている。
【0056】この優先度重みは、最も調整回数の多いも
のについての「7」から順に「1」まで付与され、優先
度重み「1」が付与されたものより調整数の少ない項目
についてはすべて「0」が付与される。図示例では、シ
ョートショットについては、計量を上昇した回数が最多
の10回なので優先度重みとして「7」が付与され、
「圧力」の「上昇」および「速度」の「上昇」にはそれ
ぞれ優先度重みとして「6」、「5」が付与される。以
下同様に、他の不良についても設定項目毎に優先度重み
が付与される。
【0057】またこの金型調整テーブルには、図4のス
テップ18の処理により、この金型調整テーブルに対応
する金型の量産時の射出成形の初期条件として、各調整
項目毎に具体的な数値が記憶されている。図示例では、
圧力の初期条件値として80%が、速度の初期条件値と
して80%が、計量の初期条件値として16mmがそれ
ぞれ記憶されており、量産時にはこれらの数値が初期条
件として設定される。
【0058】図4に戻って、上記の手順により、設定さ
れた金型調整テーブルに各データが格納されると、CP
U21はつぎのステップ19で、不良名と調整項目およ
び調整方向との対応関係を一般化調整知識データとして
抽出し、RAM22内に設定されたベース調整テーブル
AB(図6に示す)に書き込む。この一般化調整知識デ
ータは、金型の種類を問わず、不良を改善するための一
般的な対応方法を記憶するためのもので、新たな金型に
ついて調整知識データが得られるたびに、その調整知識
データが加算されて更新される。
【0059】図6は、RAM22内の金型調整テーブル
およびベース調整テーブルの設定例を示す。この例で
は、20種類の異なる金型について上記図4の処理を行
うことにより、各金型についての調整知識データを記憶
した金型調整テーブルTB1〜TB20が設定されてお
り、さらにこの20個の金型の調整知識データの総和に
基づく一般化調整知識データを記憶したベース調整テー
ブルABが設定されている。
【0060】図7は図4のステップ19の詳細な手順を
示す。まずCPU21は新たに作成された金型調整テー
ブルから1つ目の不良名を読み取り、この不良名がベー
ス調整テーブルABに記憶されていない新しい不良名で
あるか否かを判定する(ステップ19−1,19−
2)。この判定が「YES」のときはステップ19−3
に進み、CPU21はその不良名をベース調整テーブル
ABに登録し、さらにつぎのステップ19−4で、その
不良についての各調整項目と優先度重みとの関係を示す
条件調整知識データを前記不良名と対応させてベース調
整テーブルAB内に記憶させる。
【0061】一方ステップ19−2の判定が「NO」の
とき、すなわちこの不良名が既にベース調整テーブルに
登録されているときはステップ19−5に進み、CPU
21はその不良についての調整項目を読み取り、続くス
テップ19−6で、読み取られた調整項目がその不良に
ついての新しい調整項目であるか否かを判定する。この
結果新しい調整項目であれば、ステップ19−7で、そ
の項目が有する優先度重みを記憶するための領域を新た
に確保し、その領域内にこの調整項目および優先度重み
を記憶させる。
【0062】読み取られた調整項目が、すでにその不良
についての調整項目としてベース調整テーブル内に書き
込まれているときには、ステップ19−6が「NO」に
なり、ステップ19−8で、その項目について記憶され
ている優先度重みにこの金型調整テーブルがその調整項
目について有する優先度重みを加算して、優先度重みの
更新を行う。
【0063】ステップ19−7またはステップ19−8
が実行されると、ステップ19−9で、金型調整テーブ
ルの全調整項目が読み取られたか否かが判定される。読
み取るべき調整項目がまだ残っておればステップ19−
9が「NO」となり、再びステップ19−5へと戻って
以下同様の処理を実行する。
【0064】金型調整テーブルの1番目の不良名につい
て上記の処理が終了するとステップ19−9が「YE
S」となり、つぎのステップ19−10で金型調整テー
ブル内に登録されたすべての不良名についての処理が終
了したか否かが判定される。この場合この判定は「N
O」であるから、再びステップ19−1に戻り、2番目
に登録されている不良名についてのデータを読み出して
同様の処理を実行する。こうして金型調整テーブル内の
すべての不良名についてベース調整テーブルの該当する
データが書き込まれると、ステップ19−10が「YE
S」になって処理が完了する。
【0065】図8は、学習モードで生成された他の金型
についての金型調整テーブルの例を、図9は、図5およ
び図9に示される金型調整テーブルTB1,TB2から
生成されたベース調整テーブルABを、それぞれ示す。
金型テーブルTB2では、「ショートショット」,「ウ
ェルドライン」などの不良名が登録され、調整項目とし
て金型調整テーブルTB1と同様の「圧力」,「速度」
の他に、「ノズル温度」が「上昇」,「下降」の各調整
方向と共に設定されている。
【0066】図9のベース調整テーブルABには、各金
型調整テーブルTB1,TB2に書き込まれた不良名お
よび調整項目すべてについて、それぞれ優先度重みの総
和が一般化調整知識データとして記憶されている。図示
例では、金型調整テーブルTB1,TB2間には、ショ
ートショットに対する対応策として、「圧力」の上昇と
「速度」の上昇が共に記憶されているので、その優先度
重みが合計されてベース調整テーブルABに書き込まれ
ている。またいずれかの金型調整テーブルにのみ記憶さ
れた不良名,調整項目,調整方向についての優先度重み
は、そのままベース調整テーブル内に記憶される。
【0067】このようにして、熟練者の経験により、金
型形状や材料特性などを反映した各金型固有の調整知識
データが金型調整テーブルとしてRAM22に記憶さ
れ、また様々な金型の調整知識データを反映した一般化
調整知識データがベース調整テーブルとして記憶され
る。
【0068】図10は、量産時における自動条件設定モ
ードでの処理手順を示す。この図でも図4と同様、一点
鎖線より左側が作業者または射出成形機1による処理
を、右側が射出成形支援装置2による処理を、それぞれ
示す。
【0069】ステップ20で非熟練者である作業者が、
量産を開始する成形物の金型番号をキーボード5から入
力すると、CPU21はRAM22の対応する金型調整
テーブルを探し出し、この金型調整テーブルの初期条件
値の欄に書き込まれた量産段階の初期条件を、通信回線
7を介してコントロールパネル4上に設定する(ステッ
プ21)。なお自動設定不可能な条件についてはオペレ
ータパネル6上の表示に従って、作業者が手動で設定を
行う。
【0070】ステップ22で、射出成形機1が初期条件
に従い量産を実行して成形品が得られると、つぎのステ
ップ23で例えば作業者の目視によって量産品の品質を
評価する。この結果、不良が発生していなければ、ステ
ップ24が「NO」となり、ステップ25で生産個数が
設定個数に達したかどうかを判定し、設定個数だけ生産
した段階で処理を終わる。一方、不良が発生している場
合はステップ24が「YES」となり、作業者は発生し
ている種々の不良についてその不良名を確認し、オペレ
ータパネル6から不良名を入力する(ステップ26)。
【0071】つぎに作業者は、ステップ26で指定した
各不良の程度を示す評価係数として、それぞれの不良の
程度のはなはだしさを示す不具合度と、製品に対する悪
影響の度合いを示す重点検査重みとをキーボード5より
入力する(ステップ27)。
【0072】ステップ26,27で入力されたデータ
は、RAM22内の所定の領域にセットされた対策推論
テーブルへと格納される。図11は、この対策推論テー
ブルの一例を示すもので、前記図10のステップ20〜
27の手順により、「ショートショット」,「ヒケ」,
「ウェルドライン」の3つの不良名が指定され、各項目
について不具合度および重点検査重みの度合いがそれぞ
れ記憶されている。
【0073】この例では、不具合度は5段階で示され、
不良程度がはなはだしいものについての「5」から順に
「1」までの値が付与される。図12の例では、「ショ
ートショット」についての不良程度が非常になはだしい
ので不具合度として「5」が付与されており、「ウェル
ドライン」については軽微であったので不具合度として
「2」が付与されている。
【0074】また成形物の種類によって、問題となりや
すく重点的に検査をして発生を抑えなければならない不
良は異なっている。前記重点検査重みはその度合いを示
すためのもので、この例では、最も大きな悪影響を及ぼ
す不良についての「5」から順に「1」までの値が付与
されている。図示例では、「ショートショット」と「ヒ
ケ」はかなり問題となる不良と判定されて重点検査重み
として「3」が付与され、「ウェルドライン」はそれほ
ど問題にならない不良と判定されて重みとして「1」が
付与されている。
【0075】図10に戻って、ステップ28で、CPU
21はステップ26で指定された各不良名に基づいて金
型調整テーブルを検索し、各不良名毎の調整回数を合計
し、この合計値が最大となる不良名に最多教示重みとし
て「1」を、その他の不良名には「0」をそれぞれ与え
てRAM22内の前記対策推論テーブル内に記憶させ
る。この最多教示重みは、前記学習モードにおいて最も
多くの調整を行った不良であるか否かを表すもので、図
11の例では、ショートショットに対する調整が最も多
く行われていることが記憶されている。
【0076】つぎにCPU21は、各不良毎に重点検査
重みに最多教示重みを加算して要検査重みを算出し、対
策推論テーブルに記憶させる(ステップ29)。図12
の例では、ショートショットについては、重点検査重み
の「3」に最多教示重みの「1」が加算されて要検査重
みが「4」と算出され、その他の不良については最多教
示重みが「0」なので、重点検査重みと等しい値が記憶
される。
【0077】つぎのステップ30で、CPU21は各不
良毎に不具合度と要検査重みとの積により、不良評価値
を算出して対策推論テーブルに記憶させる。図11の例
では、不良名「ショートショット」,「ヒケ」,「ウェ
ルドライン」のそれぞれについての不良評価値として、
それぞれ「20」,「9」,「2」が記憶されている。
【0078】つぎのステップ31で、CPU21は全不
良について不良評価値を合計して品質評価値を算出し、
これを対策推論テーブルに記憶させる。図11の例で
は、「ショートショット」,「ヒケ」,「ウェルドライ
ン」の各不良名についての不良評価値が合計され、品質
評価値として「31」が記憶されている。この品質評価
値は現在の成形品の品質を表すためのもので、品質評価
値が大きいときは、成形物にとって望ましくない不良が
多く発生しており、小さいときは不良の発生が少なく品
質が良好であることを意味している。
【0079】つぎのステップ32で、CPU21は通信
回線7を介してコントロールパネル4から現在の成形条
件を読み出して新しい成形条件の生成に備え、続くステ
ップ33で、該当する金型調整テーブルのデータに基づ
き、所定の推論ルールに従って不良を改善するための調
整項目を決定する対策推論処理を実行する。なおこの対
策推論処理については後に詳述する。
【0080】調整項目が決定すると、CPU21は、現
在の成形条件にこの調整項目を加算して新しい成形条件
を生成し、これをオペレータパネル6に表示する(ステ
ップ34)。さらにつぎのステップ35では、この調整
項目について、通信回線7を介して射出成形機1のコン
トロールパネル4上の設定を変更する。なお自動変更が
不可能な項目については、作業者がオペレータパネル6
の表示に従って設定を変更する。
【0081】つぎにCPU21は、この調整項目を推論
結果として出力したことを記憶するために、対策推論テ
ーブルの所定の領域内のこの調整項目の推論出力回数を
更新する(ステップ36)。図11の例では各不良と
も、推論結果として「計量」の「上昇」が1回ずつ出力
されたことが記憶されている。
【0082】上記の手順により射出成形機1の設定変更
が完了すると、ステップ22に戻って変更された条件に
基づいて量産を再開し、ステップ23で条件調整後の成
形物について品質評価を行う。ステップ24で、作業者
が不良がまだ発生していると判定したときには、作業者
はステップ26で残存している不良名を指定し、ステッ
プ27で再度評価係数を入力する。以下、ステップ28
からステップ35の処理を繰り返すことにより、不良の
発生がなくなれば、ステップ24の判定が「NO」とな
り、設定個数が生産された段階で量産を終了する。
【0083】図12は、図10のステップ33の対策推
論処理の詳細な手順を示し、以下、図11を参照しなが
ら対策推論処理の手順を説明する。まずCPU21は、
生産対象の金型に該当する金型調整テーブルより各不良
名,各調整項目毎に設定された優先度重みを読み出し、
これを対策推論テーブル内に記憶させる(ステップ33
−1)。
【0084】つぎにCPU21は、各調整項目および調
整方向毎に設定された優先度重みをチェックして、
「1」以上の優先度重みが設定されている不良名の数を
算出し、この値を重複度数として対策推論テーブル内に
記憶する(ステップ33−2)。
【0085】図示例では、「圧力」の「上昇」について
は、「ショートショット」と「ヒケ」の2つの不良名で
「1」以上の優先度重みが与えられているので、重複度
数として「2」が設定される。同様に、「速度」の「上
昇」,「計量」の「上昇」についても重複度数として
「2」が設定される。一方、「速度」の「下降」や「ノ
ズル温度」の「上昇」については、「1」以上の優先度
重みが設定されている不良名は1個だけであるので重複
度数は「1」となり、「圧力」の下降,「計量」の下
降,「ノズル温度」の下降については、すべての優先度
重みが「0」であるため、重複度数も「0」となる。
【0086】各調整項目についての重複度数が算出され
ると、CPU21はつぎのステップ33−3で、重複度
数が最大となる調整項目および調整方向が1つに限定で
きるか否かを判定し、この判定結果が「YES」であれ
ば、この限定した調整項目および調整方向を用いて成形
条件を調整することを決定する。この最大の重複度数に
よる調整を行えば、1回の調整により最も多くの不良を
改善することが可能となる。
【0087】ステップ33−3の判定が「NO」のとき
はステップ33−4へと進み、CPU21は、前記重複
度数が最大値をとる各調整項目について、重複部分の不
良評価値の合計、すなわち優先度重みが「1」以上に設
定されている不良名の不良評価値の合計を算出する。
【0088】図11の例では、「圧力」の「上昇」,
「速度」の「上昇」,「計量」の「上昇」のそれぞれに
ついて、最大の重複度数「2」が記憶されている。この
うち「圧力」の上昇については、不良名「ショートショ
ット」,「ヒケ」について「1」以上の優先度重みが設
定されているので、この2者に与えられた不良評価値を
合計して「29」という値が得られる。同様に、「速
度」の「上昇」についての不良評価値の合計は「22」
になり、「計量」の「上昇」についての不良評価値の合
計は「29」になる。
【0089】つぎにCPU21は、ステップ33−5
で、前記各調整項目,調整方向についての不良評価値の
合計を比較し、最大の不良評価値をとる調整項目および
調整方向が1つに限定できるか否かをチェックする。こ
の判定が「YES」のときは、この最大の不良評価値を
とる調整項目,調整方向により成形条件を調整すること
を決定する。この決定により、より望ましくない不良が
優先的に改善されることになる。
【0090】一方、この判定が「NO」のとき、すなわ
ち不良評価値が最大となる調整項目が2つ以上あるとき
は、ステップ33−6に進んで、CPU21は、これら
の調整項目について重複部分の不具合度の合計、すなわ
ち優先度重みが「1」以上に設定されている不良名の負
具合度の合計を算出する。
【0091】図11の例では、「圧力」の「上昇」と
「計量」の「上昇」の2つの調整項目において、不良評
価値の合計が最大値の「29」となっており、両者につ
いて優先度重みが「1」以上に設定されている不良名に
与えられた負具合度を合計すると、いずれも「8」とな
る。
【0092】ステップ33−7では、CPU21は各調
整項目について算出された不具合度の合計を比較し、こ
の値が最大となる調整項目が1つだけであるか否かを判
定し、この判定が「YES」の場合は、この調整項目を
推論結果として決定する。この決定により不良程度が最
も大きい不良を優先的に改善することができる。
【0093】ステップ33−7の判定が「NO」のと
き、すなわち図11の例のごとく、不具合度の合計が最
大となる調整項目が2つ以上あるときは、ステップ33
−8へと進み、CPU21はつぎにこれら各調整項目に
ついて、重複部分の優先度重みの合計を算出し、学習モ
ード時に調整項目として採用する回数が多い方を優先的
に選択する。すなわち優先度重みの合計が最大となる調
整項目が1つだけであればステップ33−8の判定が
「YES」となり、CPU21はこの調整項目を推論結
果として決定する。
【0094】図11の例では、「圧力」の上昇について
の優先度重みの合計が「11」、「計量」の上昇につい
ての優先度重みの合計が「13」となるので、ステップ
33−9が「YES」となり、「計量」の「上昇」が成
形条件の調整項目および調整方向として決定される(ス
テップ33−11)。
【0095】なお優先度重みの合計が最大値をとる調整
項目が複数個ある場合は、金型調整テーブル内の記述が
上にある調整項目が推論結果として決定される。図11
の例で、もし「圧力」の「上昇」と「計量」の「上昇」
の優先度重みの合計が同値であれば、調整項目として
「圧力」の「上昇」が選択される。なおこの金型調整テ
ーブルの記述の順序は経験的に得られたものである。
【0096】なお、上記の処理は基本的な対策推論手順
であり、もし新たな成形条件により成形品の品質が悪化
したときには、設定を取り消して、上記の対策推論処理
の中で得られたつぎの順位の調整項目が出力される。図
11の例の場合、もし計量を上昇して品質評価値が悪化
したときには、計量の設定をもとにもどした後、圧力を
上昇して成形条件の調整をやり直すことになる。
【0097】また1つの調整項目に偏らないようにする
ため、CPU21は推論時に前記の推論出力回数を参照
し、ある調整項目についての推論出力回数が所定の制限
回数に達しておればその調整項目についてはそれ以上推
論結果として出力せず、つぎの順位の調整項目を推論結
果として出力する。
【0098】さらに、金型調整テーブル内のどの項目に
ついて調整を行っても品質評価値が改善されないとき
は、CPU21はベース調整テーブル内の一般化調整知
識データを読み出して金型調整テーブルに記憶されてい
ない調整項目を出力する。該当する調整項目が複数ある
ときは、ベース調整テーブルに記憶された優先度重みの
合計の大小に基づいて調整項目を決定する。
【0099】なお以上の実施例においては、射出成形機
1と射出成形支援装置2とを別に配置した条件調整知識
データ生成システムについて説明したが、射出成形機1
内に射出成形支援装置2を内蔵したシステムも同様に構
成可能で、同様の効果を奏する。
【0100】
【発明の効果】請求項1および請求項10の発明では、
生産前に実施される前段階の生産で不良品が発生する
と、任意の設定項目についての条件を調整して不良を改
善し、不良発生時の条件と調整後の条件とを設定項目毎
に比較することにより調整すべき設定項目を抽出するよ
うにしたので、不良を改善する具体的な方法を容易かつ
適正に得ることができる。
【0101】請求項2および請求項11の発明では、不
良内容と上記の方法により抽出された設定項目との関係
から条件調整用の知識データを生成するようにしたの
で、熟練者の持つ不良改善用の知識を不良内容と対応づ
けて取り出すことができる。
【0102】請求項3および請求項12の発明では自動
加工機について、また請求項4,13の発明では特に射
出成形機について、加工用の設定項目の内から最適な項
目を抽出してこれを発生した不良の改善用の調整項目と
するようにしたので、不良に対し迅速かつ適切な対応を
行い得る。
【0103】請求項5および14の発明では、異なる金
型の使用が可能な射出成形機において金型毎に条件調整
用の知識データを生成するようにしたので、金型の種類
および不良の種類に応じて最適な不良改善方法を得るこ
とができる。
【0104】請求項6および請求項15の発明では、不
良発生時の条件と調整後の条件との比較結果から調整す
べき設定項目および調整すべき方向を抽出するようにし
たので、不良を改善する方法をより具体的な形で得るこ
とができる。
【0105】請求項7および請求項16の発明では、射
出成形機を対象とし、決められた加工を行う設定項目の
中から不良改善のために調整すべき項目と調整すべき方
向とを抽出するようにしているので、発生した不良に応
じて成形条件を速やかに調整して良品を生産することが
できる。
【0106】請求項8および請求項17の発明では、請
求項6および請求項15の発明と同様にして調整すべき
設定項目および調整すべき方向を抽出した後、これらと
不良内容との関係から不良改善用の知識データを生成す
るようにしたので、不良の改善方法について熟練者が有
する詳細な知識を、不良内容と対応づけて取り出すこと
ができる。
【0107】さらに請求項9および請求項18の発明で
は、前記の不良改善用の知識データをメモリに記憶して
おき、生産時に不良が発生したとき、不良内容を指定す
ることにより前記メモリから調整すべき設定項目および
調整すべき方向を読み出すようにしたので、生産時の不
良対策の自動化が実現できるなど、発明目的を達成した
幾多の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる条件調整知識デー
タ生成システムの全体構成を示す図である。
【図2】射出成形支援装置のハード構成を示す図であ
る。
【図3】射出成形支援装置の機能ブロック図である。
【図4】学習モードでの処理手順を示すフローチャート
である。
【図5】学習モードで生成された金型調整テーブルの一
例を示す説明図である。
【図6】RAM内の金型調整テーブル,ベース調整テー
ブルの設定例を示す説明図である。
【図7】ベース調整テーブルの生成手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】学習モードで生成された金型調整テーブルの他
の例を示す説明図である。
【図9】ベース調整テーブルを示す説明図である。
【図10】自動条件設定モードでの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図11】対策推論テーブルの一例を示す説明図であ
る。
【図12】図10のステップ33の詳細な手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 射出成形機 2 射出成形支援装置 3 成形物 4 コントロールパネル 5 キーボード 6 オペレータパネル 7 通信回線 21 CPU 22 RAM

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産時の不良品の発生に対し、その不良
    を改善するために、調整すべき設定項目をあらかじめ抽
    出するための方法であって、 前記生産前に実施した前段階の生産で不良品が発生した
    とき、任意の設定項目についての条件を調整して不良を
    改善した後、不良発生時の条件と調整後の条件とを設定
    項目毎に比較し、条件が変化した設定項目を調整すべき
    設定項目として抽出するようにした不良改善用の調整項
    目抽出方法。
  2. 【請求項2】 生産時の不良品の発生に対し、複数の設
    定項目についての生産時の条件を調整するための知識デ
    ータをあらかじめ生成する方法であって、 前記生産前に実施した前段階の生産で不良品が発生した
    とき、任意の設定項目についての条件を調整して不良を
    改善した後、不良発生時の条件と調整後の条件とを設定
    項目毎に比較し、条件が変化した設定項目を調整すべき
    設定項目として抽出して、不良内容と設定項目との関係
    を条件調整用の知識データとして生成するようにした条
    件調整用の知識データ生成方法。
  3. 【請求項3】 前記設定項目は、自動加工機により決め
    られた加工を行うために設定される項目である請求項2
    に記載された条件調整用の知識データ生成方法。
  4. 【請求項4】 前記自動加工機は、射出成形機である請
    求項2または請求項3に記載された条件調整用の知識デ
    ータ生成方法。
  5. 【請求項5】 前記自動加工機は、異なる金型の使用が
    可能な射出成形機であって、金型毎に前記条件調整用の
    知識データを生成するようにした請求項2または請求項
    3に記載された条件調整用の知識データ生成方法。
  6. 【請求項6】 生産時の不良品の発生に対し、その不良
    を改善するために、調整すべき設定項目をあらかじめ抽
    出するための方法であって、 前記生産前に実施した前段階の生産で不良品が発生した
    とき、任意の設定項目についての条件を調整して不良を
    改善した後、不良発生時の条件と調整後の条件とを設定
    項目毎に比較し、条件が変化した設定項目および変化し
    た方向を調整すべき設定項目および調整すべき方向とし
    て抽出するようにした不良改善用の調整項目抽出方法。
  7. 【請求項7】 前記設定項目は、射出成形機により決め
    られた加工を行うために設定される項目である請求項6
    に記載された不良改善用の調整項目抽出方法。
  8. 【請求項8】 生産時の不良品の発生に対し、複数の設
    定項目についての生産時の条件を調整するための知識デ
    ータをあらかじめ生成する方法であって、 前記生産前に実施した前段階の生産で不良品が発生した
    とき、任意の設定項目についての条件を調整して不良を
    改善した後、不良発生時の条件と調整後の条件とを設定
    項目毎に比較し、条件が変化した設定項目および変化し
    た方向を調整すべき設定項目および調整すべき方向とし
    て抽出して、不良内容と設定項目および調整すべき方向
    との関係を条件調整用の知識データとして生成するよう
    にした条件調整用の知識データ生成方法。
  9. 【請求項9】 生産時の不良品の発生に対し、複数の設
    定項目についての生産時の条件を調整するための知識デ
    ータをあらかじめ生成する方法であって、 前記生産前に実施した前段階の生産で不良品が発生した
    とき、任意の設定項目についての条件を調整して不良を
    改善した後、不良発生時の条件と調整後の条件とを設定
    項目毎に比較し、条件が変化した設定項目および変化し
    た方向を調整すべき設定項目および調整すべき方向とし
    て抽出して、不良内容と設定項目および調整すべき方向
    との関係を条件調整用の知識データとして生成してメモ
    リに格納しておき、前記生産時において不良内容を指定
    することにより、調整すべき設定項目と調整すべき方向
    とを前記メモリより読み出すようにした条件調整用の知
    識データ生成方法。
  10. 【請求項10】 生産時の不良品の発生に対し、その不
    良を改善するために、調整すべき設定項目をあらかじめ
    抽出するための装置であって、 任意の設定項目について条件を手動調整することが可能
    な手動調整手段と、 前記生産前に実施した前段階の生産で不良品が発生した
    とき、任意の設定項目について、不良品が発生したとき
    の条件と前記手動調整手段により不良が改善されるよう
    に調整した後の条件とを設定項目毎に比較して、条件が
    変化した設定項目を調整すべき設定項目として抽出する
    抽出手段とを備えて成る不良改善用の調整項目抽出装
    置。
  11. 【請求項11】 生産時の不良品の発生に対し、複数の
    設定項目についての生産時の条件を調整するための知識
    データをあらかじめ生成するシステムであって、 不良品の不良内容を入力するための入力手段と、 任意の設定項目について前記条件を手動調整することが
    可能な手動調整手段と、 前記生産前に実施した前段階の生産で不良品が発生した
    とき、不良品が発生したときの条件と前記手動調整手段
    により不良が改善されるように調整した後の条件とを設
    定項目毎に比較して、条件が変化した設定項目を調整す
    べき設定項目として抽出する抽出手段と、 前記入力手段より入力された不良内容と前記抽出手段に
    より抽出された調整すべき設定項目との関係を条件調整
    用の知識データとして格納する記憶手段とを備えて成る
    条件調整用の知識データ生成システム。
  12. 【請求項12】 前記設定項目は、自動加工機により決
    められた加工を行うために設定される項目である請求項
    11に記載された条件調整用の知識データ生成システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記自動加工機は、射出成形機である
    請求項11または請求項12に記載された条件調整用の
    知識データ生成システム。
  14. 【請求項14】 前記自動加工機は、異なる金型の使用
    が可能な射出成形機であって、金型毎に前記条件調整用
    の知識データを生成するようにした請求項11または請
    求項12に記載された条件調整用の知識データ生成シス
    テム。
  15. 【請求項15】 生産時の不良品の発生に対し、その不
    良を改善するために、調整すべき設定項目をあらかじめ
    抽出するための装置であって、 任意の設定項目について条件を手動調整することが可能
    な手動調整手段と、 前記生産前に実施した前段階の生産で不良品が発生した
    とき、不良品が発生したときの条件と前記手動調整手段
    により不良が改善されるように調整した後の条件とを設
    定項目毎に比較して、条件が変化した設定項目および変
    化した方向を調整すべき設定項目および調整すべき方向
    として抽出する抽出手段とを備えて成る不良改善用の調
    整項目抽出装置。
  16. 【請求項16】 前記設定項目は、射出成形機により決
    められた加工を行うために設定される項目である請求項
    15に記載された不良改善用の調整項目抽出装置。
  17. 【請求項17】 生産時の不良品の発生に対し、複数の
    設定項目についての生産時の条件を調整するための知識
    データをあらかじめ生成するシステムであって、 不良品の不良内容を入力するための入力手段と、 任意の設定項目について前記条件を手動調整することが
    可能な手動調整手段と、 前記生産前に実施した前段階の生産で不良品が発生した
    とき、不良品が発生したときの条件と前記手動調整手段
    により不良が改善されるように調整した後の条件とを設
    定項目毎に比較して、条件が変化した設定項目および変
    化した方向を調整すべき設定項目および調整すべき方向
    として抽出する抽出手段と、 前記入力手段より入力された不良内容と前記抽出手段に
    より抽出された調整すべき設定項目および調整すべき方
    向との関係を条件調整用の知識データとして格納する記
    憶手段とを備えて成る条件調整用の知識データ生成シス
    テム。
  18. 【請求項18】 生産時の不良品の発生に対し、複数の
    設定項目についての生産時の条件を調整するための知識
    データをあらかじめ生成するシステムであって、 不良品の不良内容を入力するための入力手段と、 任意の設定項目について前記条件を手動調整することが
    可能な手動調整手段と、 前記生産前に実施した前段階の生産で不良品が発生した
    とき、不良品が発生したときの条件と前記手動調整手段
    により不良が改善されるように調整した後の条件とを設
    定項目毎に比較して、条件が変化した設定項目および変
    化した方向を調整すべき設定項目および調整すべき方向
    として抽出する抽出手段と、 前記入力手段より入力された不良内容と前記抽出手段に
    より抽出された調整すべき設定項目および調整すべき方
    向との関係を条件調整用の知識データとして格納する記
    憶手段と、 前記生産時において前記入力手段により不良内容が入力
    されたとき、前記不良内容に対応する条件調整用の知識
    データを前記記憶手段より読み出す読出手段とを備えて
    成る条件調整用の知識データ生成システム。
JP5490994A 1994-02-28 1994-02-28 不良改善用の調整項目抽出方法およびその方法を用いた条件調整用の知識データ生成方法並びに不良改善用の調整項目抽出装置およびその装置を用いた条件調整用の知識データ生成システム Pending JPH07237256A (ja)

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