JP2008114403A - 成形条件設定装置及び成形条件設定方法 - Google Patents

成形条件設定装置及び成形条件設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】成形条件を設定する際の操作を簡素化することができ、成形条件を設定するための時間を短くすることができるようにする。
【解決手段】学習モードにおいて、操作者が成形条件を設定する際の、複数の連続する設定項目から成る移行パターンを学習し、移行パターンテーブルとして記録装置に記録する学習処理手段と、条件設定モードにおいて、前記移行パターンテーブルを参照して、移行パターンにおける次の設定項目を選択し、設定画面における設定欄を入力待機状態に置く設定項目選択処理手段とを有する。前記移行パターンテーブルが参照され、移行パターンにおける次の設定項目が選択され、設定画面における設定欄が入力待機状態に置かれるので、成形条件を設定する際の操作を簡素化することができ、成形条件を設定するための時間を短くすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、成形条件設定装置及び成形条件設定方法に関するものである。
従来、成形機、例えば、射出成形機においては、加熱シリンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を、高圧で射出して金型装置のキャビティ空間に充填し、該キャビティ空間内において冷却して固化させた後、成形品として取り出すようになっている。
前記射出成形機は前記金型装置、型締装置、射出装置等を有し、前記型締装置は、固定プラテン及び可動プラテンを備え、型締用モータを駆動することによって可動プラテンを進退させることにより型閉じ、型締め及び型開きを行う。
一方、前記射出装置は、ホッパから供給された樹脂を加熱して溶融させる前記加熱シリンダ、及び溶融させられた樹脂を射出する射出ノズルを備え、前記加熱シリンダ内にスクリューが進退自在に、かつ、回転自在に配設される。そして、計量工程において計量用モータを駆動することによってスクリューを回転させると、加熱シリンダ内におけるスクリューより前方に、計量された樹脂が溜められ、射出工程において射出用モータを駆動することによってスクリューを前進させると、前方に溜められた樹脂が射出され、型締めが行われた状態の金型装置内に形成されたキャビティ空間に充填される。
そして、該キャビティ空間内の樹脂が冷却されて成形品になり、型開きが行われると、エジェクタ装置の突出し用モータを駆動することによってエジェクタピンを前進させると、前記成形品が突き出され、離型される。
ところで、前記構成の射出成形機を運転するに当たって、操作者によって各種の成形条件が設定されるようになっている。そのために、前記射出成形機には、制御部、表示部、操作部等が配設され、操作者は、操作部を操作することによって、表示部に形成された成形条件設定画面に所定の成形条件を入力するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−150507号公報
しかしながら、前記従来の射出成形機においては、例えば、所定の成形条件を設定する場合、操作者は、操作部を操作し、設定しようとする設定欄にカーソルを移動させるか、タッチするかして、新しい設定値を入力する必要があるが、通常、成形条件を設定する場合、複数の設定値を変更することが多いので、前述された操作が煩わしいだけでなく、成形条件を設定するための時間が長くなってしまう。
本発明は、前記従来の射出成形機の問題点を解決して、成形条件を設定する際の操作を簡素化することができ、成形条件を設定するための時間を短くすることができる成形条件設定装置及び成形条件設定方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の成形条件設定装置においては、学習モードにおいて、操作者が成形条件を設定する際の、複数の連続する設定項目から成る移行パターンを学習し、移行パターンテーブルとして記録装置に記録する学習処理手段と、条件設定モードにおいて、前記移行パターンテーブルを参照して、移行パターンにおける次の設定項目を選択し、設定画面における設定欄を入力待機状態に置く設定項目選択処理手段とを有する。
本発明によれば、成形条件設定装置においては、学習モードにおいて、操作者が成形条件を設定する際の、複数の連続する設定項目から成る移行パターンを学習し、移行パターンテーブルとして記録装置に記録する学習処理手段と、条件設定モードにおいて、前記移行パターンテーブルを参照して、移行パターンにおける次の設定項目を選択し、設定画面における設定欄を入力待機状態に置く設定項目選択処理手段とを有する。
この場合、前記移行パターンテーブルが参照され、移行パターンにおける次の設定項目が選択され、設定画面における設定欄が入力待機状態に置かれるので、成形条件を設定する際の操作を簡素化することができ、成形条件を設定するための時間を短くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、成形機としての射出成形機について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における射出成形機の制御装置を示すブロック図である。
図において、M1は射出成形機であり、該射出成形機M1は金型装置11、図示されない型締装置、射出装置15等を有し、前記型締装置は、固定プラテン及び可動プラテンを備える。そして、型締用の駆動部としての型締用モータmaを駆動すると、可動プラテンが進退させられ、金型装置11の型閉じ、型締め及び型開きが行われる。
一方、前記射出装置15は、ホッパ16から供給された成形材料としての図示されない樹脂を加熱して溶融させるシリンダ部材としての加熱シリンダ18、及び溶融させられた樹脂を射出する射出ノズル19を備え、前記加熱シリンダ18内に射出部材としての図示されないスクリューが進退自在に、かつ、回転自在に配設される。なお、前記加熱シリンダ18には、ホッパ16から落下する樹脂を加熱シリンダ18内に供給するために材料供給口としての図示されない樹脂供給口が形成される。
前記加熱シリンダ18において樹脂を溶融させるために、加熱シリンダ18の周囲に加熱部材としての、かつ、被制御部材としてのヒータ51が、加熱シリンダ18の軸方向に沿って、かつ、加熱シリンダ18の軸方向において領域を表すために設定された複数のゾーンに対応させて複数配設され(図においては1個だけが示される。)、該各ヒータ51が通電されることによって発生した熱が加熱シリンダ18に伝達されるようになっている。
そのために、各ヒータ51は、例えば、シーズヒータから成り、ヒータ51と図示されない電源とがスイッチング要素としてのスイッチを介して接続され、該スイッチを断続することによって、各ヒータ51をオン・オフさせることができるようになっている。
そして、計量用の駆動部としての計量用モータmbを駆動することによって前記スクリューを回転させると、加熱シリンダ18内におけるスクリューより前方に、溶融させられた樹脂が所定の量溜められ、射出用の駆動部としての射出用モータmcを駆動することによってスクリューを前進させると、前方に溜められた樹脂が射出され、型締めが行われた状態の金型装置11内に形成されたキャビティ空間に充填される。
また、該キャビティ空間内の樹脂が冷却されて成形品になり、型開きが行われると、突出し用の駆動部としての図示されない突出し用モータが駆動され、図示されないエジェクタ装置のエジェクタピンが前進させられ、前記成形品が突き出され、離型される。
そして、F1は制御部であり、該制御部F1は、演算装置としてのCPU31、該CPU31が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM32、制御用のプログラムのほか、各種のデータが記録されたROM33等を備え、操作パネル、キーボード等から成る操作部35、CRT、液晶画面等から成る表示部36、前記型締用モータma、計量用モータmb、射出用モータmc等を駆動するためのドライバ38、撮像装置としてのカメラ39、射出成形機M1の各箇所に配設された情報検出部としてのセンサ類、すなわち、各センサSj(j=1、2、…、k)等に接続される。前記カメラ39は、射出成形機の各箇所、例えば、各ヒータ51の周辺、前記樹脂供給口等、又は金型装置11における図示されない取出機と対向する取出部分に向けて一つずつ配設され、各箇所を撮影し、撮影した画像のデータを制御部F1に送る。
なお、前記CPU31は各種のプログラム、データ等に基づいてコンピュータとして機能し、前記RAM32、ROM33等によって記録装置が構成される。また、演算装置として、CPU31に代えてMPU等を使用することもできる。そして、前記表示部36としてタッチパネル式のものを使用した場合、表示部36は操作部を兼ねる。
前記制御部F1において、CPU31の図示されない成形機情報取得処理手段(成形機情報取得処理部)は、成形機情報取得処理を行い、射出成形機M1を運転するのに伴い、射出成形機M1の各種の成形条件を表す設定値、運転状態を表す実績値等の成形機情報を取得する。
そのために、成形機情報取得処理手段は、各センサSjからのセンサ出力を読み込み、各センサSjによって検出された温度、圧力、速度、時間、位置等の実績値を成形機情報として取得する。例えば、温度に関しては、加熱シリンダ18の温度(加熱シリンダ温度)、金型装置11の温度(金型温度)、樹脂の温度(樹脂温度)等が、圧力に関しては、射出時にスクリューによって発生させられる圧力(射出圧力)、型締め時に型締装置によって発生させられる力(型締力)、計量工程時にスクリューに加わる圧力(スクリュー背圧)、樹脂の圧力(樹脂圧)、保圧工程における樹脂の圧力(保圧力)等が、速度に関しては、スクリューの速度(スクリュー速度)、可動プラテンの速度(型開閉速度)、スクリューの回転速度(スクリュー回転速度)等が、時間に関しては、射出が行われる時間(充填時間)、保圧が行われる時間(保圧時間)、冷却が行われる時間(冷却時間)、計量が行われる時間(計量時間)、成形サイクルの周期を表す時間(成形サイクル時間)等が、位置に関しては、スクリューの位置(スクリュー位置)、保圧が終了する際のスクリューの位置(終了位置)、計量が終了する際のスクリューの位置(計量完了位置)、速度制御と圧力制御との切換えが行われる位置(V−P切換位置)、型開閉が行われる際の可動プラテンの位置(型開閉位置)等がそれぞれ取得される。
そして、前記CPU31は、取得された成形機情報を読み込み、該成形機情報に基づいて、各種の図示されないアクチュエータを作動させ、射出成形機の各箇所の制御を行う。
例えば、前記CPU31の変量制御処理手段としての図示されない温度制御処理手段(温度制御処理部)は、変量制御処理としての温度制御処理を行い、変量としての加熱シリンダ18内の樹脂の温度を制御する。
そのために、前記ヒータ51に隣接させてセンサS1が配設される。該センサS1は、熱電対によって構成されて変量検出部としての温度検出部を構成し、加熱シリンダ18の温度を検出することによって樹脂の温度を検出し、センサ出力を制御部F1に送る。なお、前記センサS1は各ヒータ51ごとに配設される(図においては1個だけが示される。)。
そして、前記温度制御処理手段は、前記各センサ出力を読み込み、各センサS1によって検出された温度、すなわち、検出温度と設定値とを比較し、比較結果に基づいてフィードバック制御を行い、各ヒータ51の通電を制御し、ヒータ51をオン・オフさせて樹脂の温度を制御する。
ところで、前記射出成形機を運転するに当たり、成形条件を設定(変更する場合も含む。)することができるようになっていて、CPU31の図示されない成形条件設定処理手段(成形条件設定処理部)は、成形条件設定処理を行い、表示部36に、第1の設定画面としての、かつ、成形条件設定画面としての図示されない一覧設定画面を形成する。該一覧設定画面は、成形サイクルの全体にわたって各成形条件を設定するためのものであり、操作者が、一覧設定画面を見ながら、操作部35を操作して、各成形条件を入力すると、前記成形条件設定処理手段は、前記成形条件を設定する。
そして、成形条件の学習モードが設定されると、CPU31の図示されない設定操作記録処理手段(設定操作記録処理部)は、設定操作記録処理を行い、操作者が成形条件を設定するに当たり行った操作部35の操作を逐次RAM32に記録する。続いて、CPU31の図示されない学習処理手段(学習処理部)は、学習処理を行い、ある設定項目から次の所定の設定項目に移行する頻度が高い設定項目の組合せのパターンを単位移行パターンとして抽出し、該単位移行パターンに基づいて、成形条件の設定が開始されてから終了するまでの複数の連続する設定項目から成る移行パターンを学習する。なお、学習モードにおける成形条件の設定は、所定の期間にわたり、熟練した操作者によって行われる。
図2は本発明の第1の実施の形態における設定項目の移行パターンの例を示す図、図3は本発明の第1の実施の形態における可塑化設定画面の第1の表示例を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態における可塑化設定画面の第2の表示例を示す図である。
図2において、T1はシリンダ温度の設定であり、操作者が、加熱シリンダ18の各ゾーンの温度を入力すると、前記成形条件設定処理手段のシリンダ温度設定処理手段(シリンダ温度設定処理部)は、シリンダ温度設定処理を行い、シリンダ温度を設定する。
また、T2は計量完了位置(ショットボリュウム)の設定であり、操作者が、計量完了位置を入力すると、前記成形条件設定処理手段の可塑化設定処理手段(可塑化設定処理部)は、可塑化設定処理を行い、計量完了位置を設定する。そして、T3は背圧及び回転速度の設定であり、操作者が、計量時のスクリューの背圧及びスクリューの回転速度を入力すると、前記可塑化設定処理手段は、背圧及び回転速度を交互に設定する。
そして、T4は充填圧力制限値の設定であり、操作者が、射出時の充填圧力の制限値を入力すると、前記成形条件設定処理手段の射出設定処理手段(射出設定処理部)は、射出設定処理を行い、充填圧力制限値を設定する。
また、T5は充填完了制限時間の設定であり、操作者が、射出時の充填時間の制限値を入力すると、前記射出設定処理手段は、充填時間制限値を設定する。
そして、T6は充填圧力の設定であり、操作者が、射出時の充填圧力を入力すると、前記射出設定処理手段は、充填圧力を設定する。
また、T7は充填速度の設定であり、操作者が、射出時のスクリューの速度を入力すると、前記射出設定処理手段は、充填速度を設定する。
そして、T8は保圧の設定であり、操作者が、保圧時の圧力を入力すると、前記射出設定処理手段は、保圧を設定する。
そして、前記移行パターンにおいては、設定項目が、シリンダ温度の設定T1、計量完了位置の設定T2、背圧及び回転速度の設定T3、充填圧力制限値の設定T4、充填完了制限時間の設定T5、充填圧力の設定T6、充填速度の設定T7、保圧の設定T8の順に並べられ、RAM32に移行パターンテーブルとして記録される。
このようにして、学習モードにおいて、複数の設定項目から成る移行パターンが形成され、該移行パターンがRAM32に記憶される。なお、前記移行パターンにおいて各設定項目の順は、適宜変更することができる。
続いて、学習された移行パターンに基づいて成形条件の設定を行う条件設定モードにおいて、前記成形条件設定処理手段は、操作者の操作に基づいて、各設定項目について成形条件を設定する。
すなわち、操作者が、前記各設定項目のうちの所定の設定項目について、本実施の形態においては、シリンダ温度の設定T1について成形条件を入力すると、前記シリンダ温度設定処理手段は、シリンダ温度を設定する。
このとき、CPU31の図示されない設定項目選択処理手段は、設定項目選択処理を行い、前記移行パターンテーブルを参照して、前記移行パターンにおける次の設定項目である計量完了位置の設定T2を選択し、表示部36に、図3に示される第2の設定画面としての可塑化設定画面d1を形成し、該可塑化設定画面d1における計量完了位置の設定欄m1にカーソルを移動させ、設定欄m1を入力待機状態に置く。
この状態で、操作者が、カーソルを移動させることなく、操作部35を操作し、計量完了位置を入力すると、可塑化設定処理手段は、計量完了位置を設定する。
このとき、前記設定項目選択処理手段は、前記移行パターンテーブルを参照して、前記移行パターンにおける次の設定項目である背圧及び回転速度の設定T3を選択し、前記可塑化設定画面d1において、図4に示されるように、背圧の設定欄m2にカーソルを移動させ、設定欄m2を入力待機状態に置く。この状態で、操作者が、カーソルを移動させることなく、操作部35を操作し、背圧を入力すると、可塑化設定処理手段は、背圧を設定する。
このとき、前記設定項目選択処理手段は、前記可塑化設定画面d1において、回転速度の設定欄m3にカーソルを移動させ、設定欄m3を入力待機状態に置く。この状態で、操作者が、カーソルを移動させることなく、操作部35を操作し、回転速度を入力すると、可塑化設定処理手段は、回転速度を設定する。
このように、背圧及び回転速度が交互に設定されると、前記設定項目選択処理手段は、前記移行パターンテーブルを参照して、前記移行パターンにおける次の設定項目である充填圧力制限値の設定T4を選択し、前記可塑化設定画面d1において、充填圧力制限値の設定欄にカーソルを移動させ、前記設定欄を入力待機状態に置く。
このように、本実施の形態においては、各設定項目ごとに成形条件の設定が行われると、次の設定項目の設定が自動的に選択され、設定欄にカーソルが自動的に移動させられるので、成形条件を設定する際の操作を簡素化することができ、成形条件を設定するための時間を短くすることができる。
さらに、成形条件についての操作者の知識が不十分であり、成形条件の設定方法、手順等が分からない場合でも、所定の設定が終わるたびに次の設定項目に自動的にカーソルが移動するので、容易に成形条件を設定することができる。
ところで、前記射出成形機M1を運転しているときに、各箇所で異常が発生することがある。そこで、本実施の形態においては、異常が発生したときに、異常の内容、異常が発生した箇所、異常の発生の状況等を操作者に通知することができるようになっている。
そのために、CPU31の図示されない異常判定処理手段(異常判定処理部)は、異常判定処理を行い、前記各成形機情報のうちの所定の成形機情報を読み込み、該成形機情報に基づいて異常が発生したかどうかを判断する。
例えば、前述されたように、加熱シリンダ18内の樹脂の温度を制御しているときに、樹脂の温度が過剰に高くならないように、限界値としての上限値が設定されていて、前記異常判定処理手段は、前記各検出温度を成形機情報として読み込み、各検出温度が上限値を超えたかどうかを判断し、各検出温度のうちの少なくとも一つが上限値を超えた場合、加熱シリンダ18において異常が発生したと判断する。
また、前記異常判定処理手段は、前記各成形機情報の種類に基づいて、発生した異常の種類を判断する。
このように、異常が発生したと判断されると、CPU31の図示されない通知処理手段(通知処理部)としての表示処理手段(表示処理部)は、通知処理としての表示処理を行い、操作者に異常の発生を通知する。これに対して、操作者は、温度設定及び実績値に基づいて温度設定を評価し、必要に応じて温度設定を変更し、修正する。
ところで、本実施の形態においては、異常が発生したときに、操作者が行うベき操作があらかじめ設定項目として設定され、異常が発生してから、必要な措置が採られるまでの各設定項目の連続する移行パターンが学習され、RAM32に記録されるようになっている。
そのために、移行パターンを学習するための学習モードが設定されると、前記設定操作記録処理手段は、異常が発生したときに、操作者が行った操作部35の操作を逐次RAM32に記録する。続いて、前記学習処理手段は、ある設定項目から次の設定項目に移行する頻度が高い設定項目の組合せのパターンを単位移行パターンとして抽出し、該単位移行パターンに基づいて、異常が発生してから、必要な措置が採られるまでの複数の連続する設定項目から成る移行パターンを学習し、RAM32に移行パターンテーブルとして記録する。なお、学習モードにおける操作部35の操作は、所定の期間にわたり、熟練した操作者によって行われる。
このようにして、学習モードにおいて、複数の設定項目の連続する移行パターンが学習される。なお、前記移行パターンにおいて各設定項目の順は、適宜変更することができる。
続いて、異常が発生した場合に、学習された移行パターンに基づいて成形条件を設定する条件設定モードにおいて、前記成形条件設定処理手段は、操作者の操作に伴って、各設定項目について成形条件を変更して設定する。
図5は本発明の第1の実施の形態における表示処理の流れを示す図、図6は本発明の第1の第1の実施の形態における表示処理手段による第1の表示例を示す図、図7は本発明の第1の実施の形態における表示処理手段による第2の表示例を示す図である。
まず、成形条件が設定されると、射出成形機の半自動運転が行われ、続いて、自動運転が開始されるが、前記成形条件設定処理手段は、表示部36に一覧設定画面を形成した状態を維持する。
そして、異常が発生すると、前記表示処理手段の種類表示処理手段(種類表示処理部)は、種類表示処理を行い、前記一覧設定画面に重ねてポップアップで図示されない表示領域を形成し、該表示領域に、例えば、「ヒータ温度異常」のように異常の種類を表示する。
これに対して、操作者が、操作部35を操作して、図示されない解除ボタンを押下するか、又は異常の種類が表示されてから設定された時間が経過すると、前記表示処理手段の成形条件・実績値表示処理手段(成形条件・実績値表示処理部)は、成形条件・実績値表示処理を行い、表示部36に、図6に示されるように、異常の種類に対応させて、第3の設定画面としての、かつ、成形条件・実績値表示画面としての温度設定画面d2を形成し、該温度設定画面d2に、異常の種類に対応する成形条件である実績値及び温度設定(主設定)を表示する。
なお、前記種類表示処理手段は、温度設定画面d2の周縁の所定の箇所に表示領域AR1を形成し、該表示領域AR1に異常の種類(「ヒータ温度異常」)を表示する。
続いて、前記設定項目選択処理手段は、前記温度設定画面d2において、異常が発生した箇所の実績値、温度設定等の設定欄への入力を促すために、設定欄について、例えば、点滅等によって強調表示を行う。
この場合、前記設定項目選択処理手段は、前記移行パターンテーブルを参照して、図6に示されるように、ゾーン(ZONE)1の温度設定において、上限値を表す主設定の設定欄m4にカーソルを移動させ、該設定欄m4を、入力待機状態に置くとともに、点滅させて強調表示を行う。なお、表示の色を変えることによって強調表示を行うことができる。
この状態で、操作者が、カーソルを移動させることなく、操作部35を操作し、設定温度を入力すると、前記シリンダ温度設定処理手段は、設定温度を設定する。
このとき、前記設定項目選択処理手段は、前記移行パターンテーブルを参照して、図7に示されるように、ゾーン1の温度設定における上限値のマージンを表す監視範囲の設定欄m5にカーソルを移動させ、該設定欄m5を、入力待機状態に置く。
この状態で、操作者が、カーソルを移動させることなく、操作部35を操作し、監視範囲を入力すると、前記シリンダ温度設定処理手段は、監視範囲を設定する。
そして、前記表示処理手段の画像表示処理手段(画像表示処理部)は、画像表示処理を行い、異常が発生した箇所を画像で表すために、前記温度設定画面d2の周縁の所定の箇所にポップアップで図示されない表示領域を形成し、該表示領域に、異常の種類に対応させて、異常が発生した箇所、この場合、ゾーン1におけるカメラ39によって撮影された画像を表示する。
したがって、操作者は、ゾーン1の画像を参照して、センサS1の断線を確認したり、ヒータ51の断線を確認したりして、確認結果に基づいて、必要な措置を採ることができる。
このように、本実施の形態においては、異常が発生すると、異常の種類に対応する成形条件である実績値及び温度設定が表示されるとともに、温度設定の設定欄にカーソルが自動的に移動させられるので、操作者は、必要な措置、例えば、温度設定の修正を行うことができる。
また、異常が発生したときに必要となる処理について操作者の知識が不十分であり、対処方法が分からない場合でも、所定の設定が終わるたびに次の設定項目に自動的にカーソルが移動するので、容易に対処することができる。
したがって、成形条件を設定する際の操作を簡素化することができ、成形条件を設定するための時間を短くすることができる。
ところで、本実施の形態においては、異常が発生すると、異常が発生した箇所の設定欄への入力を促すために、設定欄について強調表示が行われ、続いて、操作者が操作部35を操作することによって監視範囲を入力すると、異常が発生した箇所におけるカメラ39によって撮影された画像が表示領域に表示されるようになっている。そこで、異常が発生した箇所におけるカメラ39によって撮影された画像が表示されるとともに、設定欄について強調表示を行うようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図8は本発明の第2の実施の形態における表示処理手段の表示例を示す図である。
この場合、CPU31の前記異常判定処理手段は、カメラ39(図1)によって撮影された画像の画像データを読み込み、所定の方法、例えば、あらかじめ記録された正常時の画像データと、読み込んだ画像データとを比較することによって、異常が発生したかどうかを判断する。
そして、前記異常判定処理手段によって、異常が発生したと判断されると、前記表示処理手段の前記種類表示処理手段は、所定の設定画面、本実施の形態においては、前記第2の設定画面としての可塑化設定画面d3の周縁における所定の箇所にポップアップで表示領域AR2を形成し、該表示領域AR2に異常の種類(「バリ」)を表示する。
また、前記画像表示処理手段は、異常が発生した箇所を画像で表すために、前記可塑化設定画面d3の周縁の所定の箇所にポップアップで表示領域AR3を形成し、該表示領域AR3に、異常の種類に対応させて、異常が発生した箇所、この場合、取出機による取出部分におけるカメラ39によって撮影された画像を表示する。
ここで、例えば、図8に示されるように、成形品MD1にバリq1が発生した場合、画像表示処理手段は、表示領域AR3に成形品MD1を表示する。
続いて、CPU31の前記設定項目選択処理手段は、前記可塑化設定画面d3において、異常が発生した箇所に対応させて形成された異常を解消するための設定欄、本実施の形態においては、保圧の1段目の圧力の設定欄m6にカーソルを移動させ、設定欄m6を入力待機状態に置くとともに、点滅させて強調表示を行う。
この状態で、操作者が、操作部35を操作し、保圧の1段目の圧力の設定値を入力すると、CPU31の図示されない保圧圧力設定処理手段は、保圧圧力設定処理を行い、保圧の1段目の圧力を設定する。
このとき、前記設定項目選択処理手段は、前記移行パターンテーブルを参照して、次の設定欄にカーソルを移動させ、前記設定欄を入力待機状態に置く。
次に、異常に対処するための異常処理を選択することができるようにした本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図9は本発明の第3の実施の形態における表示処理手段の表示例を示す図である。
この場合、CPU31の前記異常判定処理手段は、カメラ39(図1)によって撮影された画像の画像データを読み込み、所定の方法、例えば、あらかじめ記録された正常時の画像データと、読み込んだ画像データとを比較することによって、異常が発生したかどうかを判断する。
そして、前記異常判定処理手段によって、異常が発生したと判断されると、前記表示処理手段の前記種類表示処理手段は、所定の設定画面、本実施の形態においては、前記第2の設定画面としての可塑化設定画面d3の周縁の所定の箇所にポップアップで表示領域AR4を形成し、該表示領域AR4に、異常処理の項目を、異常の種類(「バリ」及び「ヒケ」)によって表示する。
また、前記画像表示処理手段は、異常が発生した箇所を画像で表すために、前記可塑化設定画面d3における周縁の所定の箇所にポップアップで表示領域AR3を形成し、該表示領域AR3に、異常の種類に対応させて、異常が発生した箇所、この場合、取出機による取出部分におけるカメラ39によって撮影された画像を表示する。
ここで、例えば、図9に示されるように、成形品MD1にバリq1が発生した場合、画像表示処理手段は、表示領域AR3に成形品MD1を表示する。
続いて、操作者が、前記表示領域AR3を見て異常の種類を確認し、操作部35を操作して、所定の異常処理の項目、本実施の形態においては、「バリ」の異常処理を選択すると、CPU31の前記設定項目選択処理手段は、前記可塑化設定画面d3において、選択された項目に対応させて形成された異常を解消するための設定欄、本実施の形態においては、保圧の1段目の圧力の設定欄m7にカーソルを移動させ、前記設定欄m7を入力待機状態に置くとともに、点滅させて強調表示を行う。
この状態で、操作者が、操作部35を操作し、保圧の1段目の圧力の設定値を入力すると、CPU31の図示されない保圧圧力設定処理手段は、保圧圧力設定処理を行い、保圧の1段目の圧力を設定する。
このとき、前記設定項目選択処理手段は、前記移行パターンテーブルを参照して、次の設定欄にカーソルを移動させ、前記設定欄を入力待機状態に置く。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における射出成形機の制御装置を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における設定項目の移行パターンの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における可塑化設定画面の第1の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における可塑化設定画面の第2の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における表示処理の流れを示す図である。 本発明の第1の実施の形態における表示処理手段による第1の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における表示処理手段による第2の表示例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における表示処理手段の表示例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における表示処理手段の表示例を示す図である。
符号の説明
32 RAM
33 ROM
d1 可塑化設定画面
d2 温度設定画面
m1〜m5 設定欄

Claims (4)

  1. (a)学習モードにおいて、操作者が成形条件を設定する際の、複数の連続する設定項目から成る移行パターンを学習し、移行パターンテーブルとして記録装置に記録する学習処理手段と、
    (b)条件設定モードにおいて、前記移行パターンテーブルを参照して、移行パターンにおける次の設定項目を選択し、設定画面における設定欄を入力待機状態に置く設定項目選択処理手段とを有することを特徴とする成形条件設定装置。
  2. 前記設定項目選択処理手段は、前記設定欄について強調表示を行う請求項1に記載の成形条件設定装置。
  3. 前記移行パターンは、異常が発生したときに成形条件を変更する際の設定項目から成る請求項1に記載の成形条件設定装置。
  4. (a)学習モードにおいて、操作者が成形条件を設定する際の、複数の連続する設定項目から成る移行パターンを学習し、移行パターンテーブルとして記録装置に記録し、
    (b)条件設定モードにおいて、前記移行パターンテーブルを参照して、移行パターンにおける次の設定項目を選択し、設定画面における設定欄を入力待機状態に置くことを特徴とする成形条件設定方法。
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