JP4642736B2 - 成形機管理システム及び成形機管理方法 - Google Patents

成形機管理システム及び成形機管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4642736B2
JP4642736B2 JP2006314184A JP2006314184A JP4642736B2 JP 4642736 B2 JP4642736 B2 JP 4642736B2 JP 2006314184 A JP2006314184 A JP 2006314184A JP 2006314184 A JP2006314184 A JP 2006314184A JP 4642736 B2 JP4642736 B2 JP 4642736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormality
molding machine
actual value
display
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006314184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008126527A (ja
Inventor
勝之 羽野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2006314184A priority Critical patent/JP4642736B2/ja
Publication of JP2008126527A publication Critical patent/JP2008126527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4642736B2 publication Critical patent/JP4642736B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、成形機管理システム及び成形機管理方法に関するものである。
従来、成形機、例えば、射出成形機においては、加熱シリンダ内において加熱され、溶融させられた樹脂を、高圧で射出して金型装置のキャビティ空間に充填し、該キャビティ空間内において冷却して固化させた後、成形品として取り出すようになっている。
前記射出成形機は前記金型装置、型締装置、射出装置等を有し、前記型締装置は、固定プラテン及び可動プラテンを備え、型締用モータを駆動することによって可動プラテンを進退させることにより型閉じ、型締め及び型開きを行う。
一方、前記射出装置は、ホッパから供給された樹脂を加熱して溶融させる前記加熱シリンダ、及び溶融させられた樹脂を射出する射出ノズルを備え、前記加熱シリンダ内に射出部材としてのスクリューが進退自在に、かつ、回転自在に配設される。そして、計量工程において計量用モータを駆動することによってスクリューを回転させると、加熱シリンダ内におけるスクリューより前方に計量された樹脂が溜められ、射出工程において射出用モータを駆動することによってスクリューを前進させると、前方に溜められた樹脂が射出され、型締めが行われた状態の金型装置のキャビティ空間に充填される。
そして、該キャビティ空間内の樹脂が冷却されて成形品になり、型開きが行われると、エジェクタ装置の突出し用モータを駆動することによって、エジェクタピンが前進させられ、前記成形品が突き出され、離型される。
ところで、前記構成の射出成形機において、いずれかの箇所で異常が発生すると、射出成形機の制御部は、表示部において異常が発生した旨のメッセージを文字情報で表示するようになっている。したがって、操作者は、メッセージを読み、その内容から、異常が発生した原因を見つけ出し、対処するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−67115号公報
しかしながら、前記従来の射出成形機においては、異常の内容が表示されるだけで、異常の発生の状況を把握することができず、異常に対処するのが困難になり、異常を解消するのに時間がかかってしまう。
本発明は、前記従来の射出成形機の問題点を解決して、異常に容易に対処することができ、短い時間で異常を解消することができる成形機管理システム及び成形機管理方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の成形機管理システムにおいては、所定の成形機情報を読み込み、該成形機情報に基づいて異常が発生したかどうかを判断する異常判定処理手段と、異常が発生した場合、実績値表示画面に成形条件及び実績値を表示する実績値表示処理手段とを有する。
そして、該実績値表示処理手段は異常に対応させて実績値表示画面を形成する。
本発明によれば、成形機管理システムにおいては、所定の成形機情報を読み込み、該成形機情報に基づいて異常が発生したかどうかを判断する異常判定処理手段と、異常が発生した場合、実績値表示画面に成形条件及び実績値を表示する実績値表示処理手段とを有する。
そして、該実績値表示処理手段は異常に対応させて実績値表示画面を形成する。
この場合、異常が発生すると、実績値表示画面に成形条件及び実績値が表示されるとともに、異常に対応させて画面が切り換わり、実績値表示画面が形成されるので、異常の発生の状況を把握することができ、異常の発生の原因を容易に認識することができる。したがって、異常に容易に対処することができ、短い時間で異常を解消することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、成形機としての射出成形機について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における射出成形機の制御装置を示すブロック図である。
図において、M1は射出成形機であり、該射出成形機M1は金型装置11、図示されない型締装置、射出装置15等を有し、前記型締装置は、固定プラテン及び可動プラテンを備える。そして、型締用の駆動部としての型締用モータmaを駆動すると、可動プラテンが進退させられ、金型装置11の型閉じ、型締め及び型開きが行われる。
一方、前記射出装置15は、ホッパ16から供給された成形材料としての図示されない樹脂を加熱して溶融させるシリンダ部材としての加熱シリンダ18、及び溶融させられた樹脂を射出する射出ノズル19を備え、前記加熱シリンダ18内に図示されないスクリューが進退自在に、かつ、回転自在に配設される。なお、前記加熱シリンダ18には、ホッパ16から落下する樹脂を加熱シリンダ18内に供給するために材料供給口としての図示されない樹脂供給口が形成される。
前記加熱シリンダ18において樹脂を溶融させるために、加熱シリンダ18の周囲に加熱部材としての、かつ、被制御部材としてのヒータ51が、加熱シリンダ18の軸方向に沿って、かつ、加熱シリンダ18の軸方向において設定された各ゾーンに対応させて複数配設され、前記各ヒータ51が通電されることによって発生させられた熱が加熱シリンダ18に伝達されるようになっている。
そのために、各ヒータ51は、例えば、シーズヒータから成り、ヒータ51と図示されない電源とがスイッチング要素としての図示されないスイッチを介して接続され、該スイッチを断続することによって、各ヒータ51をオン・オフさせることができるようになっている。
そして、計量用の駆動部としての計量用モータmbを駆動することによってスクリューを回転させると、加熱シリンダ18内におけるスクリューより前方に、溶融させられた樹脂が所定の量溜められ、射出用の駆動部としての射出用モータmcを駆動することによってスクリューを前進させると、前方に溜められた樹脂が射出され、型締めが行われた状態の金型装置11の図示されないキャビティ空間に充填される。
そして、該キャビティ空間内の樹脂が冷却されて成形品になり、型開きが行われると、突出し用の駆動部としての図示されない突出し用モータが駆動され、図示されないエジェクタ装置のエジェクタピンが前進させられ、前記成形品が突き出され、離型される。したがって、図示されない取出機は離型された成形品を取り出す。
また、F1は制御部であり、該制御部F1は、演算装置としてのCPU31、該CPU31が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM32、制御用のプログラムのほか、各種のデータが記録されたROM33等を備え、操作パネル、キーボード等から成る操作部35、CRT、液晶画面等から成る表示部36、前記型締用モータma、計量用モータmb、射出用モータmc等を駆動するためのドライバ38、撮像装置としてのカメラ39、射出成形機M1の各箇所に配設された情報検出部としてのセンサ類、すなわち、各センサSj(j=1、2、…、k)等に接続される。前記カメラ39は、射出成形機M1の各箇所、例えば、各ヒータ51の周辺のゾーン、樹脂供給口、金型装置11における取出機による取出部分等に向けて一つ以上配設され、各箇所を撮影し、撮影した画像のデータを制御部F1に送る。
前記CPU31は各種のプログラム、データ等に基づいてコンピュータとして機能する。また、RAM32、ROM33等によって記録装置が構成される。なお、演算装置として、CPU31に代えてMPU等を使用することもできる。また、前記表示部36としてタッチパネル式のものを使用した場合、表示部36は操作部を兼ねる。
前記制御部F1において、CPU31の図示されない成形機情報取得処理手段(成形機情報取得処理部)は、成形機情報取得処理を行い、射出成形機M1を運転するのに伴い、射出成形機M1の各種の成形条件を表す設定値、運転状態を表す実績値等の成形機情報を取得する。
そのために、前記成形機情報取得処理手段は、各センサSjからのセンサ出力を読み込み、各センサSjによって検出された温度、圧力、速度、時間、位置等の実績値を成形機情報として取得する。例えば、温度に関しては、加熱シリンダ18の温度(加熱シリンダ温度)、金型装置11の温度(金型温度)、樹脂の温度(樹脂温度)等が、圧力に関しては、射出時にスクリューによって発生させられる圧力(射出圧力)、型締め時に型締装置によって発生させられる力(型締力)、計量工程時にスクリューに加わる圧力(スクリュー背圧)、樹脂の圧力(樹脂圧)、保圧工程における樹脂の圧力(保圧力)等が、速度に関してはスクリューの速度(スクリュー速度)、可動プラテンの速度(型開閉速度)、スクリューの回転速度(スクリュー回転速度)等が、時間に関しては射出が行われる時間(充填時間)、保圧が行われる時間(保圧時間)、冷却が行われる時間(冷却時間)、計量が行われる時間(計量時間)、成形サイクルの周期を表す時間(成形サイクル時間)等が、位置に関してはスクリューの位置(スクリュー位置)、保圧が終了する際のスクリューの位置(終了位置)、計量が終了する際のスクリューの位置(計量位置)、速度制御と圧力制御との切換えが行われる位置(V−P切換位置)、型開閉が行われる際の可動プラテンの位置(型開閉位置)等がそれぞれ取得される。
そして、前記CPU31は、取得された成形機情報を読み込み、該成形機情報に基づいて、型締用モータma、計量用モータmb、射出用モータmc等の各種のアクチュエータを作動させ、射出成形機M1の各箇所の制御を行う。
例えば、前記CPU31の変量制御処理手段(変量制御処理部)としての図示されない温度制御処理手段(温度制御処理部)は、変量制御処理としての温度制御処理を行い、変量としての加熱シリンダ18内の樹脂の温度を制御するようにしている。
そのために、前記各ヒータ51に隣接させて、各ヒータ51ごとに前記センサS1が配設される。該センサS1は、熱電対によって形成され、かつ、変量検出部としての温度検出部を構成し、加熱シリンダ18の温度を検出することによって樹脂の温度を検出し、検出した温度をセンサ出力として制御部F1に送る。
そして、前記温度制御処理手段は、前記各センサ出力を読み込み、各センサS1によって検出された温度、すなわち、検出温度と設定値とを比較し、比較結果に基づいてフィードバック制御を行い、各ヒータ51の通電を制御し、ヒータ51をオン・オフさせて樹脂の温度を制御する。
ところで、前記射出成形機M1を運転しているときに、各箇所で異常が発生することがある。そこで、本実施の形態においては、異常が発生したときに、異常の内容、異常が発生した箇所、異常の発生の状況等を操作者に通知するようになっている。
そのために、CPU31の図示されない異常判定処理手段(異常判定処理部)は、異常判定処理を行い、前記各成形機情報のうちの所定の成形機情報を読み込み、該成形機情報に基づいて異常が発生したかどうかを判断する。
例えば、前述されたように、加熱シリンダ18内の樹脂の温度を制御しているときに、樹脂の温度が過剰に高くならないように、限界値としての上限値が設定されている場合、前記異常判定処理手段は、前記各検出温度を成形機情報として読み込み、各検出温度が上限値を超えたかどうかを判断し、各検出温度のうちの少なくとも一つが上限値を超えた場合に、加熱シリンダ18において異常が発生したと判断する。
また、前記異常判定処理手段は、例えば、各ヒータ51の電源側の端子の電圧を成形機情報として読み込み、電圧に基づいて、ヒータ51が断線したかどうかを判断し、ヒータ51が断線した場合、異常が発生したと判断する。同様に、各センサS1の制御部F1側の端子の電圧を成形機情報として読み込み、電圧に基づいて、センサS1が断線したかどうかを判断し、ヒータ51が断線した場合、異常が発生したと判断する。
さらに、前記異常判定処理手段は、前記各成形機情報の種類に基づいて、発生した異常の種類を判断する。
このように、異常が発生したと判断されると、CPU31の通知処理手段(通知処理部)としての図示されない表示処理手段(表示処理部)は、通知処理としての表示処理を行い、操作者に異常が発生した旨を通知する。
図2は本発明の第1の実施の形態における表示処理手段による第1の表示例を示す図、図3は本発明の第1の実施の形態における表示処理手段による第2の表示例を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態における表示処理手段による第3の表示例を示す図、図5は本発明の第1の実施の形態における表示処理手段による第4の表示例を示す図である。
この場合、前記射出成形機M1の運転を開始するに当たり、成形条件を設定することができるようになっていて、CPU31の図示されない成形条件設定処理手段(成形条件設定処理部)は、成形条件設定処理を行い、表示部36に、図2に示されるような成形条件設定画面としての一覧設定画面d1を形成する。操作者は、該一覧設定画面d1を見ながら、操作部35を操作して、各成形条件を入力すると、前記成形条件設定処理手段は、前記成形条件を設定する。
その後、射出成形機M1の半自動運転が行われ、続いて、自動運転が開始されるが、前記成形条件設定処理手段は、表示部36に前記一覧設定画面d1を形成した状態を維持する。
そして、前記表示処理手段の種類表示処理手段(種類表示処理部)は、種類表示処理を行い、前記一覧設定画面d1に重ねてポップアップで表示領域AR1を形成し、該表示領域AR1に、例えば、「ヒータ温度異常」のように異常の種類を表示する。
このように、操作者が最後に使用した画面、本実施の形態においては一覧設定画面d1上に異常の種類を知らせるための表示領域AR1が形成されるが、経験が浅い操作者では、確認すべき項目を認識するまでに時間がかかってしまう。
これに対して、本実施の形態においては、表示領域AR1の形成と同時か、操作者が操作部35を操作して図示されない解除ボタンを押下するか、又は異常の種類が表示されてから設定された時間が経過すると、前記表示処理手段の実績値表示処理手段(実績値表示処理部)は、実績値表示処理を行い、操作部35に、異常の種類に対応させて、図3に示されるような実績値表示画面としての温度実績値画面d2を形成するように画面が切り換わり、前記温度実績値画面d2に、異常の種類に対応する温度実績値が、成形条件である温度設定値とともに表示される。
なお、前記種類表示処理手段は、温度実績値画面d2の周縁の所定の箇所に表示領域AR2を形成し、該表示領域AR2に異常の種類を表示する。
続いて、前記表示処理手段の指示処理手段(指示処理部)は、指示処理を行い、前記温度実績値画面d2において、図4に示されるように、異常が発生した箇所の温度設定、実績値等について、例えば、点滅等によって強調表示を行う(図4においては、ゾーン(ZONE)1の温度設定m1が点滅させられる。)。また、表示の色を変えることによって強調表示を行うことができる。
次に、前記指示処理手段は、異常が発生した原因を見つけるための操作者への指示を、表示部36に表示する。そのために、前記指示処理手段は、前記温度実績値画面d2の周縁の所定の箇所にポップアップで表示領域AR3を形成し、該表示領域AR3に、異常の種類に対応させて、例えば、「温度センサの断線を確認」、「ヒータの断線を確認」、「監視範囲の確認」、「設定値と実績値を比較して下さい」等のように、操作者への確認事項、対処方法等についての指示を表示する。
なお、前記種類表示処理手段は、前記温度実績値画面d2の周縁の所定の箇所に表示領域AR2を形成し、該表示領域AR2に異常の種類を表示する。
そして、前記表示処理手段の画像表示処理手段(画像表示処理部)は、画像表示処理を行い、異常が発生した箇所を画像で表すために、図5に示されるように、前記温度実績値画面d2の周縁の所定の箇所にポップアップで表示領域AR4を形成し、該表示領域AR4に、異常の種類に対応させて、異常が発生した箇所、この場合、ゾーン1におけるカメラ39(図1)によって撮影された画像を表示する。
したがって、操作者は、表示領域AR3に表示された指示に従い、また、表示領域AR4に表示された画像を参照して、センサS1の断線を確認したり、ヒータ51の断線を確認したり、監視範囲を確認したりして、確認結果に基づいて、必要な措置を採ることができる。
また、操作者は、表示領域AR3に表示された指示に従い、前記温度実績値画面d2において、領域p1に表示された実績値、及び領域p2に表示された設定値、特に、強調表示が行われた箇所の実績値、設定値等を参照し、所定の温度設定を再び入力することができる。
したがって、前記表示処理手段の成形条件再設定処理手段(成形条件再設定処理部)は、成形条件再設定処理を行い、操作者による温度設定の入力に従って、成形条件を再び設定する。
このように、本実施の形態においては、異常が発生すると、異常の種類に対応して、操作者への確認事項、対処方法等についての指示が表示部36に表示されるので、異常の発生の状況を把握することができ、異常の発生の原因を容易に認識することができる。したがって、異常に容易に対処することができ、短い時間で異常を解消することができる。
次に、計量工程において異常が発生した場合に、表示処理を行うようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図6は本発明の第2の実施の形態における表示処理手段による表示例を示す図である。
この場合、計量工程において、計量に必要な時間が過剰に長くならないように、限界値としての上限値が設定されていて、前記CPU31の異常判定処理手段は、計量用モータmb(図1)が駆動されて計量工程が開始されると、計時を開始し、計時を開始してから経過した時間を成形機情報として読み込む。そして、スクリューが計量位置に到達するまでに、計量工程が開始されてからの時間が上限値を超えたかどうかを判断し、計量工程が開始されてからの時間が上限値を超えた場合、前記異常判定処理手段は、計量工程において異常が発生したと判断する。
この場合、前記種類表示処理手段は、異常が発生したときの画面、すなわち、操作者が最後に使用した画面、本実施の形態においては一覧設定画面d1上に重ねてポップアップで表示領域AR1(図2)を形成し、該表示領域AR1に、例えば、「計量異常」のように異常の種類を表示する。
その後、表示領域AR1が形成されるのと同時に、又は操作者が操作部35を操作して解除ボタンを押下するか、若しくは異常の種類が表示されてから設定された時間が経過すると、前記実績値表示処理手段は、操作部35に、実績値表示画面としての可塑化実績値画面d3を形成し、該可塑化実績値画面d3に、異常の種類に対応する実績値を表す可塑化実績値が、成形条件である可塑化設定値とともに表示される。
このように、本実施の形態においては、異常の種類を判断して、発生した異常に対応した計量に関する画面(可塑化実績値画面d3) に切り換わる。これにより、設定変更項目がどの画面上にあるのかを迅速に認識することができ、経験が浅い操作者であっても、確認すべき項目を認識するまでの時間を短くすることができる。
続いて、前記CPU31の指示処理手段は、前記可塑化実績値画面d3において、異常が発生した箇所の温度設定、実績値等について強調表示を行うとともに、前記可塑化実績値画面d3の周縁における所定の箇所にポップアップで表示領域AR3(図4)を形成し、該表示領域AR3に、異常の種類に対応させて、操作者への確認事項、対処方法等についての指示を表示する。
そして、前記画像表示処理手段は、前記可塑化実績値画面d3の周縁の所定の箇所にポップアップで表示領域AR5を形成し、該表示領域AR5に、異常の種類に対応させて、異常が発生した箇所、この場合、樹脂供給口におけるカメラ39によって撮影された画像を表示する。
したがって、操作者は、表示領域AR3に表示された指示に従い、表示領域AR5に表示された画像を参照して、監視範囲を確認し、確認結果に基づいて、必要な措置を採ることができる。
また、操作者は、表示領域AR3に表示された指示に従い、前記可塑化実績値画面d3において、領域p3に表示された実績値、及び領域p4に表示された設定値、特に、強調表示が行われた箇所の実績値、設定値等を参照し、所定の可塑化設定を再び入力することができる。なお、前記領域p4は、充填・保圧の設定を入力するための領域p5、及び計量の設定を行うための領域p6を備える。
そして、前記成形条件再設定処理手段は、操作者による可塑化設定の入力に従って、成形条件を再び設定する。
次に、前記取出機によって成形品を取り出す際に異常が発生した場合に、表示処理を行うようにした本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1、第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図7は本発明の第3の実施の形態における表示処理手段による表示例を示す図である。
この場合、型開き時において、離型が良好に行われない場合、それを検出することができるように、前記エジェクタピンに荷重計が配設され、エジェクタピンに加わる負荷を検出することができるようになっている。そして、該負荷に限界値としての上限値が設定され、前記CPU31の異常判定処理手段は、前記突出し用モータが駆動されて突出しが開始されると、計時が開始され、エジェクタピンが突出し終了位置に到達したときに、前記負荷を成形機情報として読み込み、負荷が上限値を超えているかどうかを判断し、上限値を超えている場合、突出しにおいて異常が発生したと判断する。
この場合、前記表示処理手段の種類表示処理手段は、異常が発生したときの画面、すなわち、操作者が最後に使用した画面、本実施の形態においては一覧設定画面d1上に重ねてポップアップで表示領域AR1(図2)を形成し、該表示領域AR1に、例えば、「突出し異常」のように異常の種類を表示する。
その後、表示領域AR1の形成と同時に、又は操作者が操作部35を操作して解除ボタンを押下するか、若しくは異常の種類が表示されてから設定された時間が経過すると、前記CPU31の実績値表示処理手段は、操作部35に、実績値表示画面としてのエジェクタ実績値画面d4を形成し、該エジェクタ実績値画面d4に、異常の種類に対応する実績値を表すエジェクタ実績値が、成形条件であるエジェクタ設定値とともに表示される。
続いて、前記指示処理手段は、前記エジェクタ実績値画面d4において、異常の種類に対応させて、異常が発生した箇所のエジェクタ設定、実績値等について強調表示を行うとともに、前記エジェクタ実績値画面d4の周縁の所定の箇所にポップアップで表示領域AR3(図4)を形成し、該表示領域AR3に、異常の種類に対応させて、操作者への確認事項、対処方法等についての指示を表示する。
そして、前記画像表示処理手段は、前記エジェクタ実績値画面d4の周縁における所定の箇所にポップアップで表示領域AR6を形成し、該表示領域AR6に異常の種類に対応させて、異常が発生した箇所、この場合、取出機による取出部分におけるカメラ39によって撮影された金型装置11のキャビティ空間内の画像を表示する。
したがって、操作者は、表示領域AR3に表示された指示に従い、また、表示領域AR6に表示された画像を参照して、監視範囲を確認し、確認結果に基づいて、必要な措置を採ることができる。
また、操作者は、表示領域AR3に表示された指示に従い、前記エジェクタ実績値画面d4において、領域p7に表示された実績値、及び領域p8に表示された設定値、特に、強調表示が行われた箇所の実績値、設定値等を参照し、所定のエジェクタ設定を再び入力することができる。なお、前記領域p7は、型開閉の設定を入力するための領域p9、及び突出しの設定を行うための領域p10を備える。
したがって、前記成形条件再設定処理手段は、操作者による可塑化設定の入力に従って、成形条件を再び設定する。
次に、潤滑剤としての図示されないグリースの給脂に異常が発生した場合に、表示を行うようにした本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第1〜3の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図8は本発明の第4の実施の形態における表示処理手段による表示例を示す図である。
この場合、射出成形機M1(図1)の各箇所に図示されない給脂装置が配設され、該給脂装置によって、所定の箇所にグリースが供給されるようになっている。そして、給脂が良好に行われない場合、それを検出することができるように、温度検出部としての図示されない温度センサが配設され、摩擦熱による温度の上昇を検出することができるようになっている。そして、該温度に限界値としての上限値が設定され、前記CPU31の異常判定処理手段は、温度センサによって検出された温度を成形機情報として読み込み、前記温度が上限値を超えているかどうかを判断し、上限値を超えている場合、給脂に異常が発生したと判断する。
この場合、前記表示処理手段の種類表示処理手段は、異常が発生したときの画面、すなわち、操作者が最後に使用した画面、本実施の形態においては一覧設定画面d1上に重ねてポップアップで表示領域AR1(図2)を形成し、該表示領域AR1に、例えば、「給脂異常」のように異常の種類を表示する。
その後、表示領域AR1の形成と同時に、又は操作者が操作部35を操作して解除ボタンを押下するか、若しくは異常の種類が表示されてから設定された時間が経過すると、前記表示処理手段の実績値表示処理手段は、操作部35に、実績値表示画面としての点検画面d5を形成し、該点検画面d5に、異常の種類に対応する成形条件である給脂設定、及び実績値を表示する。
続いて、前記表示処理手段の指示処理手段は、前記点検画面d5において、異常の種類に対応させて、異常が発生した箇所の給脂設定、実績値等について強調表示を行うとともに、前記点検画面d5の周縁における所定の箇所にポップアップで表示領域AR3(図4)を形成し、該表示領域AR3に、異常の種類に対応させて、操作者への確認事項、対処方法等についての指示を表示する。
そして、前記表示処理手段の画像表示処理手段は、前記点検画面d5の周縁の所定の箇所にポップアップで表示領域AR6(図7)を形成し、該表示領域AR6に異常が発生した箇所、この場合、異常の種類に対応させて、グリースカートリッジの画像を表示する。
したがって、操作者は、表示領域AR3に表示された指示に従い、また、表示領域AR6に表示された画像を参照して、監視範囲を確認し、確認結果に基づいて、必要な措置、すなわち、給脂を採ることができる。
本実施の形態においては、射出成形機M1に配設された制御部F1に、異常判定処理手段、表示処理手段等が配設されるようになっているが、複数の射出成形機を管理装置によって管理するようにした成形機管理システムにおいては、管理装置に配設された主制御部に、前記異常判定処理手段、表示処理手段等のうちの所定の処理手段(処理部)が配設され、残りの処理手段は、各射出成形機の制御部に配設される。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における射出成形機の制御装置を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における表示処理手段による第1の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における表示処理手段による第2の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における表示処理手段による第3の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における表示処理手段による第4の表示例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における表示処理手段による表示例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における表示処理手段による表示例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における表示処理手段による表示例を示す図である。
符号の説明
31 CPU
d2 温度設定画面
d3 可塑化設定画面
d4 エジェクタ設定画面

Claims (5)

  1. (a)所定の成形機情報を読み込み、該成形機情報に基づいて異常が発生したかどうかを判断する異常判定処理手段と、
    (b)異常が発生した場合、実績値表示画面に成形条件及び実績値を表示する実績値表示処理手段とを有するとともに、
    (c)該実績値表示処理手段は異常に対応させて実績値表示画面を形成することを特徴とする成形機管理システム。
  2. 前記実績値表示画面に異常の種類に対応させて操作者への指示を表示する指示処理手段を有する請求項1に記載の成形機管理システム。
  3. 前記実績値表示処理手段は、実績値表示画面において、異常が発生した箇所の成形条件及び実績値について強調表示を行う請求項1に記載の成形機管理システム。
  4. (a)成形機の異常が発生した箇所の画像を撮影する撮像装置と、
    (b)前記実績値表示画面に、異常の種類に対応させて前記画像を表示する画像表示処理手段とを有する請求項1に記載の成形機管理システム。
  5. (a)所定の成形機情報を読み込み、該成形機情報に基づいて異常が発生したかどうかを判断し、
    (b)異常が発生した場合、実績値表示画面に成形条件及び実績値を表示し、
    (c)前記実績値表示画面は異常に対応させて形成されることを特徴とする成形機管理方法。
JP2006314184A 2006-11-21 2006-11-21 成形機管理システム及び成形機管理方法 Active JP4642736B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006314184A JP4642736B2 (ja) 2006-11-21 2006-11-21 成形機管理システム及び成形機管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006314184A JP4642736B2 (ja) 2006-11-21 2006-11-21 成形機管理システム及び成形機管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008126527A JP2008126527A (ja) 2008-06-05
JP4642736B2 true JP4642736B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=39552859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006314184A Active JP4642736B2 (ja) 2006-11-21 2006-11-21 成形機管理システム及び成形機管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4642736B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010158841A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Sumitomo Heavy Ind Ltd 設定画面、射出成形機及び設定画面の表示方法
JP2011083958A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Japan Steel Works Ltd:The 射出成形機の故障診断方法及びコントローラ
JP5827160B2 (ja) * 2012-03-27 2015-12-02 住友重機械工業株式会社 射出成形機及び情報表示方法
JP6479481B2 (ja) * 2015-01-07 2019-03-06 東芝機械株式会社 産業機械
JP7132082B2 (ja) * 2018-10-23 2022-09-06 住友重機械工業株式会社 情報取得装置、情報取得システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63131298A (ja) * 1986-11-20 1988-06-03 株式会社 名機製作所 成形状態の監視方法
JPH07290544A (ja) * 1994-04-25 1995-11-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 射出成形機における異常発生時の表示処理方法
JP2005131914A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Sumitomo Heavy Ind Ltd 金型監視システム、装置、方法及びプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63131298A (ja) * 1986-11-20 1988-06-03 株式会社 名機製作所 成形状態の監視方法
JPH07290544A (ja) * 1994-04-25 1995-11-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 射出成形機における異常発生時の表示処理方法
JP2005131914A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Sumitomo Heavy Ind Ltd 金型監視システム、装置、方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008126527A (ja) 2008-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6244165B2 (ja) 成形条件診断装置
JP4642736B2 (ja) 成形機管理システム及び成形機管理方法
WO2007069520A1 (ja) 成形機管理システム、成形機、管理装置及び成形機管理方法
JP5608073B2 (ja) 金型監視装置
JP6479481B2 (ja) 産業機械
CN107303718B (zh) 金属型监控装置
JP5558039B2 (ja) 成形条件設定装置、成形条件設定方法及び成形条件設定画面
JP4884792B2 (ja) 成形機操作システム及び成形機操作方法
JP4642733B2 (ja) 成形条件設定装置及び成形条件設定方法
JP5289528B2 (ja) 射出成形機のノズルタッチ制御装置
TWI791686B (zh) 射出成形機
JP5653599B2 (ja) 成形条件設定画面、成形条件設定装置及び成形条件設定方法
US11712827B2 (en) Molding machine management system
JP4585371B2 (ja) 射出成形機の制御装置
JP2011005870A (ja) 射出成形機の制御装置
JP2006305815A (ja) 射出成形機の制御装置
JP5184421B2 (ja) 補機操作制御装置及び補機操作制御方法
WO2014189083A1 (ja) 成形診断装置
JP3905020B2 (ja) 成形機の成形情報表示方法および成形情報管理システム
JP2010089283A (ja) 設定画面、射出成形機及び設定画面の表示方法
JP2021037725A (ja) 射出成形機の画像記録装置
JP5946855B2 (ja) 射出成形機の画面
JP5068848B2 (ja) 射出成形機の制御装置
JP3872417B2 (ja) 成形機の成形情報表示方法および成形情報管理システム
JP2015033793A (ja) 射出成形機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080416

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4642736

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3