JP2003241504A - 現像装置 - Google Patents
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Abstract
装置を提供する。 【解決手段】 トナーtを表面に保持して像担持体10と
所要間隔を介して対向する現像領域に搬送するトナー担
持体21と、トナー担持体の表面に圧接させて現像領域に
搬送されるトナーの量を規制する規制部材23と、現像領
域においてトナー担持体と像担持体との間に交番電界を
作用させて現像を行う現像バイアス電源24とを備えた現
像装置において、導電性基体21a の表面に弾性層21b と
中間層21cと表面層21d とが設けられ、弾性層の体積抵
抗値ρ1と中間層の体積抵抗値ρ2と表面層の体積抵抗
値ρ3とがρ2≦ρ1≦ρ3の条件を満たし、表面の算
術平均粗さRaが0.8 〜2.5 μmの範囲になったトナー担
持体と、体積平均粒径が3〜8μmの範囲になったトナ
ーとを用いた。
Description
ター等の画像形成装置において、像担持体に形成された
潜像を現像するのに使用する現像装置に係り、特に、ト
ナーを表面に保持して像担持体と所要間隔を介して対向
する現像領域に搬送するトナー担持体と、このトナー担
持体の表面に圧接させて現像領域に搬送されるトナーの
量を規制する規制部材と、現像領域においてトナー担持
体と像担持体との間に交番電界を作用させて現像を行う
現像バイアス電源とを備えた現像装置を用いて現像を行
った場合に、濃度むら等の発生が少ない良好な画像が得
られるようにした点に特徴を有するものである。
形成装置においては、像担持体に形成された潜像を現像
するのに様々な現像装置が使用されていた。
ャリアとトナーとを含む現像剤を用いた2成分現像方式
の現像装置の他に、キャリアを用いずにトナーだけを使
用した1成分現像方式の現像装置が知られている。
装置としては、例えば、図1に示すような現像装置が用
いられており、この現像装置においては、装置本体1内
におけるトナーtを送り部材2によりトナー担持体3に
送り、トナーtをこのトナー担持体3の表面に保持させ
て、このトナー担持体3を回転させ、トナー担持体3の
表面に保持されたトナーtを像担持体10と所要間隔d
を介して対向する現像領域に導く途中において、このト
ナー担持体3の表面に規制部材4を圧接させ、この規制
部材4によりトナー担持体3の表面に保持されたトナー
tの量を規制すると共にこのトナーtを摩擦帯電させる
ようにしている。
れたトナーtを像担持体10と所要間隔dを介して対向
する現像領域に導き、現像バイアス電源5から交番電圧
を印加させて、トナー担持体3と像担持体10との間に
交番電界を作用させ、トナーtをトナー担持体3から像
担持体10に形成された静電潜像からなる画像部に供給
して現像を行うようにしている。
面に規制部材4を圧接させて現像領域に搬送されるトナ
ーtの量を規制するようにした場合、この規制部材4に
よる圧接力によってトナーtに多大な負荷が加わり、こ
れによってトナー担持体3の表面におけるトナーtが割
れて微粉が発生し、この微粉が次第に増加してトナー担
持体3の表面等に融着し、形成される画像に濃度むら等
が発生するという問題があった。
うに、上記のトナー担持体3として、金属ローラからな
る導電性基体3aの表面にゴム等の弾性材料中にカーボ
ンブラック等の導電剤を添加させた弾性層3bを形成し
たものを用い、規制部材4の圧接によってトナーtに加
わる負荷を低減させて、トナーtが割れたりするのを防
止することが行われている。
に上記のような弾性層3bを設けた場合、弾性材料中に
カーボンブラック等の導電剤がうまく分散されず、この
弾性層3bの抵抗にばらつきが生じ、トナー担持体3と
像担持体10との間における交番電界にむらが発生し
て、形成される画像に濃度むら等が発生するという問題
があった。
4821号公報に示されるように、上記のような弾性層
の上にさらに高抵抗の抵抗調整層を設けたものが提案さ
れている。
抵抗調整層を設けたトナー担持体を用いた場合において
も、トナー担持体と像担持体との間に作用する交番電界
にむらが発生するのを充分に抑制することができす、特
に、精細で高品位な画像が得られるようにするために、
粒径が小さなトナーを用いた場合には、依然として形成
される画像に濃度むら等が発生するという問題があっ
た。
表面に保持して像担持体と所要間隔を介して対向する現
像領域に搬送するトナー担持体と、このトナー担持体の
表面に圧接させて現像領域に搬送されるトナーの量を規
制する規制部材と、現像領域においてトナー担持体と像
担持体との間に交番電界を作用させて現像を行う現像バ
イアス電源とを備えた現像装置における上記のような様
々な問題を解決することを課題とするものである。
うな現像装置において、トナー担持体の表面に規制部材
を圧接させて現像領域に搬送されるトナーの量を規制す
る際に、トナーが割れて微粉が発生するのを抑制すると
共に、トナー担持体と像担持体との間における交番電界
を作用させて現像を行う際に、トナー担持体と像担持体
との間に作用する交番電界にむらが発生するのを抑制
し、濃度むら等のない良好な画像が得られるようにする
ことを課題とするものである。
置においては、上記のような課題を解決するため、トナ
ーを表面に保持して像担持体と所要間隔を介して対向す
る現像領域に搬送するトナー担持体と、このトナー担持
体の表面に圧接させて現像領域に搬送されるトナーの量
を規制する規制部材と、現像領域においてトナー担持体
と像担持体との間に交番電界を作用させて現像を行う現
像バイアス電源とを備えた現像装置において、上記のト
ナー担持体として、導電性基体の表面に弾性層と中間層
と表面層とが設けられてなり、上記の弾性層の体積抵抗
値ρ1と中間層の体積抵抗値ρ2と表面層の体積抵抗値
ρ3とがρ2≦ρ1≦ρ3の条件を満たし、表面の算術
平均粗さRaが0.8〜2.5μmの範囲になったもの
を用いると共に、上記のトナーとして、その体積平均粒
径が3〜8μmの範囲のものを用いるようにしたのであ
る。
に、トナー担持体として、導電性基体の表面に弾性層と
中間層と表面層とが設けられてなり、弾性層の体積抵抗
値ρ1と中間層の体積抵抗値ρ2と表面層の体積抵抗値
ρ3とがρ2≦ρ1≦ρ3の条件を満たすものを用いる
と、上記の弾性層の体積抵抗値ρ1にばらつきが存在し
ていても、体積抵抗値の低い中間層によってこのばらつ
きが緩和され、さらに体積抵抗値が大きな表面層によっ
て、トナー担持体全体として適当な体積抵抗値を持つよ
うになり、トナー担持体と像担持体との間に作用する交
番電界にむらが発生するのが抑制され、体積平均粒径が
3〜8μmの範囲になった小粒径のトナーを用いた場合
においても、濃度むら等の発生が少ない良好な画像が得
られるようになる。
に、トナー担持体の表面の算術平均粗さRaが0.8〜
2.5μmの範囲になるようにすると、体積平均粒径が
3〜8μmの範囲になった小粒径のトナーを用いた場合
において、トナー担持体により現像領域にトナーが過剰
に搬送されて形成される画像にかぶりが生じたり、現像
領域に搬送されるトナーの量が少なくなって形成される
画像に濃度むら等が発生するのが抑制され、良好な画像
が得られるようになる。
トナー担持体において、導電性基体の表面に上記のよう
な弾性層を設けるにあたり、ゴム等の弾性材料中に添加
させるカーボンブラック等の導電剤の量を多くして、弾
性層の体積抵抗値ρ1を小さくすると、この弾性層の成
形性が悪くなる一方、添加させる導電剤の量を少なくす
ると、この弾性層における体積抵抗値ρ1のむらが大き
くなるため、この弾性層の体積抵抗値ρ1を1×104
〜1×106 Ω・mの範囲にすることが好ましい。
を1×104 〜1×106 Ω・mの範囲にするため、上
記の中間層の体積抵抗値ρ2が1×104 Ω・m以下に
なるようにする。
さいと、上記のようにトナー担持体と像担持体との間に
交番電界を作用させて現像を行う際にリークが発生しや
すくなる一方、この表面層の体積抵抗値ρ3が大きくな
り過ぎると、トナー担持体と像担持体との間に作用する
交番電界の強度が弱くなって、トナーが像担持体の画像
部分に充分に供給されなくなるため、この表面層の体積
抵抗値ρ3を1×10 6 〜1×1012Ω・mの範囲にす
ることが好ましい。
て、上記のようにトナー担持体と像担持体との間に交番
電界を作用させて現像を行うにあたり、上記の像担持体
における画像部においてトナーを像担持体からトナー担
持体に回収する方向の回収電界を作用させるにあたり、
その電界強さが強くなり過ぎると、像担持体の画像部と
トナー担持体との間でリークが発生する一方、この電界
強さが弱くなり過ぎたり、この回収電界の作用時間が短
くなり過ぎると、トナー担持体と像担持体との間におけ
るトナーの飛翔が適切に行われなくなり、特に、小粒径
のトナーの場合にはトナーの飛翔がばらつき、筋状の濃
度むらが発生しやすくなる。このため、トナー担持体と
像担持体との間に交番電界を作用させて現像を行うにあ
たって、像担持体における画像部においてトナーを像担
持体からトナー担持体に回収する方向に作用する回収電
界として、その電界強さが2.5×10-6〜14×10
-6V/mの範囲で、1周期中における作用時間が3.0
×10-4秒以上になった回収電界を作用させることが好
ましい。
現像装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
は、図2に示すように、トナー担持体21を像担持体1
0と所要間隔dを介して対向するように装置本体20に
設け、このトナー担持体21を回転させると共に、装置
本体10内に収容されたトナーtを送り部材22によっ
て上記のトナー担持体21に送って、トナーtをトナー
担持体21に供給し、このトナーtをトナー担持体21
の表面に保持させて搬送させるようにしている。
送するトナー担持体21の表面に規制部材23を圧接さ
せ、この規制部材23によりトナー担持体21の表面に
保持されて搬送されるトナーtの量を規制すると共にこ
のトナーtを摩擦帯電させるようにしている。
れたトナーtをトナー担持体21により像担持体10と
所要間隔dを介して対向する現像領域に導き、現像バイ
アス電源24から交番電圧を印加させて、トナー担持体
3と像担持体10との間に交番電界を作用させ、トナー
担持体21の表面に保持されたトナーtを像担持体1と
の間で飛翔させて、トナーtを像担持体10に形成され
た静電潜像からなる画像部に供給して現像を行うように
している。
トナー担持体21の表面に残留しているトナーtを、こ
のトナー担持体21により装置本体20に導くと共に、
このトナーtを装置本体20に設けられた除電部材25
に接触させて除電させ、このように除電されたトナーt
をトナー担持体21の表面から離脱させて、装置本体2
0内に戻すようにしている。
おいては、上記のトナー担持体21として、金属ローラ
からなる導電性基体21aの表面に弾性層21bと中間
層21cと表面層21dとが積層されたものを用い、上
記の弾性層21bの体積抵抗値ρ1と中間層21cの体
積抵抗値ρ2と表面層21dの体積抵抗値ρ3とがρ2
≦ρ1≦ρ3の条件を満たすようにすると共に、その表
面の算術平均粗さRaが0.8〜2.5μmの範囲にな
るようにしている。
えば、シリコーンゴム、イソプレンゴム、ブタジェンゴ
ム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ス
チレン−ブタジェンゴム、アクリルゴム、エチレン−プ
ロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジェンゴム、ウ
レタンゴム、フッ素ゴム、熱可塑性エラストマー等から
なる弾性材料に、ケッチェンブラック、アセチレンブラ
ック、ファーネスブラック、チタンブラック、金属酸化
物の微粒子等の導電剤を付与させたものを用いることが
でき、この弾性層の体積抵抗値ρ1が1×104 〜1×
106 Ω・mの範囲になるようにすることが好ましい。
また、この弾性層においては、その硬度がJIS−A硬
度で5〜60°、好ましくは10〜50°であり、また
厚みが0.3〜1.5mm、好ましくは0.5〜1.0
mmになるようにする。
リコーンゴム、イソプレンゴム、ブタジェンゴム、ブチ
ルゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレン−
ブタジェンゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレン
ゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、シリコ
ーン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ABS樹
脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂等に、上記の弾性層の
場合と同様の導電剤を付与させたものを用いることがで
き、この中間層の体積抵抗値ρ2が1×104Ω・m以
下になるようにすることが好ましい。また、この中間層
においては、その厚みが5〜30μm、好ましくは10
〜25μmになるようにする。
リコーンゴム、ブタジェンゴム、クロロプレンゴム、ニ
トリルゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーン
樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂、ナイ
ロン樹脂等に、上記の弾性層の場合と同様の導電剤を付
与させたものを用いることができ、この表面層の体積抵
抗値ρ3が1×106 〜1×1012Ω・mの範囲になる
ようにすることが好ましい。また、この表面層において
は、その厚みが5〜40μm、好ましくは10〜30μ
mになるようにする。
いては、上記のトナーtとして、その体積平均粒径が3
〜8μmの範囲のものを用いるようにする。
うに体積平均粒径が3〜8μmの範囲になったものであ
れば特に限定されず、従来より一般に使用されている公
知のトナーを使用することができ、一般に、バインダー
樹脂中に着色剤の他に、荷電制御剤やオフセット防止剤
や流動化剤等を含有させたものが用いられる。
ても、従来より一般に使用されている公知の方法で製造
することができ、例えば、粉砕法、乳化重合法、懸濁重
合法等を用いることができる。
インダー樹脂としても、従来より一般に使用されている
公知のものを用いることができ、例えば、ポリエステル
樹脂、スチレン樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂、
エポキシ樹脂、合成テルペン樹脂、合成ロジンエステル
樹脂等を単独あるいは二種類以上を混合して使用するこ
とができる。
のガラス転移点Tgが50℃より低いと、トナーtの保
存安定性が悪くなる一方、ガラス転移点Tgが70℃よ
り高くなると、転写紙等への定着性が低下するため、ガ
ラス転移点Tgが50〜70℃、好ましくは55〜68
℃の樹脂を用いるようにする。また、その軟化点が80
℃より低いと、トナーtの保存安定性が悪くなる一方、
軟化点が160℃より高くなると、転写紙等への定着性
が低下するため、軟化点が80〜160℃、好ましくは
85〜150℃の樹脂を用いるようにする。
般に使用されている公知のものを用いることができる。
ここで、黒色着色剤としては、例えば、カーボンブラッ
ク、鉄黒、酸化鉄、アニリンブラック等を用いることが
でき、また黄色着色剤としては、例えば、ベンジシンイ
エローG、ナフトールイエローS、パーマネントイエロ
ーNCG、バンザーイエローG、ナフトールイエローS
等を使用することができ、また赤色着色剤としては、例
えば、パーマネントオレンジGTR、ヒドラゾンオレン
ジ、バルカンオレンジ、ベンジシンオレンジ、パーマネ
ントレッド4R、レーキレッドD等を使用することがで
き、また青色着色剤としては、例えば、フタロシアニン
ブルー、ビクトリアブルーレーキ、紺青等を使用するこ
とができる。
ば、クロム錯塩型アゾ染料、亜鉛錯塩、アルミニウム錯
塩、カレックスアレン系化合物等を使用することがで
き、上記のバインダー樹脂100重量部に対して、荷電
制御剤を0.5〜8重量部、好ましくは、1〜5重量部
の範囲で添加させるようにする。
例えば、低分子量ポリオレフィンワックス、低分子量酸
化型ポリオレフィンワックス、カルナバワックス、サゾ
ールワックス、キャンデリラワックス、ホホバ油ワック
ス、エステルワックス等を使用することができ、上記の
バインダー樹脂100重量部に対して、このオフセット
防止剤を0.1〜8重量部、好ましくは2〜6重量部の
範囲で加えるようにする。
シリカ微粒子、二酸化チタン微粒子、アルミナ微粒子、
チタン酸ストロンチウム微粒子等の無機微粒子を使用す
ることができ、またこれらの無機微粒子をシランカップ
リング剤、チタンカップリング剤、シリコーンオイル等
で疎水化処理したものを用いることができる。
いて、上記のように現像バイアス電源24から交番電圧
を印加させて、トナー担持体3と像担持体10との間に
交番電界を作用させ、トナー担持体21の表面に保持さ
れたトナーtを像担持体10における画像部に供給して
現像を行う場合、トナー担持体21と像担持体10の画
像部との間でトナーtが適切に飛翔されるようにするた
め、像担持体10における画像部においてトナーtを像
担持体10からトナー担持体21に回収する方向に作用
する回収電界の電界強さが2.5×10-6〜14×10
-6V/mの範囲で、1周期中における作用時間が3.0
×10-4秒以上になった回収電界を作用させることが好
ましい。
図2に示す現像装置において、上記のトナー担持体21
に設ける弾性層21b、中間層21c、表面層21dの
種類や、その表面の算術平均粗さRaを変更させた9種
類のトナー担持体A1〜A9を用いると共に、3種類の
トナーT1〜T3を使用し、さらにトナー担持体3と像
担持体10との間に作用させる交番電界を変更させて、
それぞれ現像を行い、得られた画像の評価を行った。
おいては、導電性基体として、外径が14mmのアルミ
ニウム製ローラを用いた。
形成するにあたっては、液状シリコーンゴム(信越化学
工業社製:KE−1935)のA液とB液とをそれぞれ
50重量部、導電性カーボンブラック(三菱化学社製:
#3030)を8重量部の割合にして、これらを撹拌・
脱泡装置(キーエンス社製:ハイブリットミキサーH
M)により3分間混合して脱泡し、弾性層用塗液を調製
した。
し、この導電性基体の外周に上記の弾性層用塗液を供給
し、120℃で5分間加熱して弾性層用塗液を硬化さ
せ、さらに金型を外して150℃で1時間加熱し、導電
性基体の外周に弾性層を設けた後、この弾性層をドラバ
ース型円筒研磨機を用いて研磨し、導電性基体の外周に
厚みが1mmになった弾性層を形成した。
スチレン−ブタジェンエラストマー(アロン化成社製:
AR−S−3948A)を5重量部溶解させた溶液に、
導電性カーボンブラック(ライオンアクゾ社製:ケッチ
ェンブラック)を0.2重量部、導電性カーボン・ブラ
ック(デグサ社製:Printe XE2)を0.3重
量部の割合で加え、これらを撹拌・脱泡装置(キーエン
ス社製:ハイブリットミキサーHM)で均一に分散させ
て中間層用塗液を調製した。
記の弾性層をシランカップリング剤で表面処理した後、
この弾性層の上に上記の中間層用塗液をスプレーで塗布
し、これを乾燥させて、上記の弾性層の上に厚みが10
μmになった中間層を形成した。
ン樹脂エマルジョン(日本エヌ・エス・シー社製:YO
DOSOL RX−7)を100重量部、導電性カーボ
ンブラック(キャボット社製:Valcan XC−
7)を0.35重量部、粗さ付与粒子(富士シリシア化
学社製:シリカサイロフェア470)を3.5重量部の
割合にして、これらを撹拌・脱泡装置(キーエンス社
製:ハイブリットミキサーHM)により3分間混合して
脱泡し、表面層用塗液を調製した。
の上にスプレーで塗布し、これを乾燥させて、上記の中
間層の上に厚みが18μmになった表面層を形成して、
トナー担持体A1を得た。
おいては、上記のトナー担持体A1における表面層の形
成において加える粗さ付与粒子だけを変更し、粗さ付与
粒子(富士シリシア化学社製:シリカサイロフェア38
0)を3.5重量部の割合で加え、それ以外は、上記の
トナー担持体A1の場合と同様にして、トナー担持体A
2を得た。
おいても、上記のトナー担持体A1における表面層の形
成において加える粗さ付与粒子だけを変更し、粗さ付与
粒子(日興ファインプロダクツ社製:メチルシリコーン
MSP−150)を5.0重量部の割合で加え、それ以
外は、上記のトナー担持体A1の場合と同様にして、ト
ナー担持体A3を得た。
おいても、上記のトナー担持体A1における表面層の形
成において使用する粗さ付与粒子だけを変更し、粗さ付
与粒子(富士シリシア化学社製:シリカサイロスフェア
#440)を4.0重量部の割合で加え、それ以外は、
上記のトナー担持体A1の場合と同様にして、トナー担
持体A4を得た。
おいても、上記のトナー担持体A1における表面層の形
成において使用する粗さ付与粒子だけを変更し、粗さ付
与粒子(積水化成品工業社製:アクリル微粒子EAX−
20)を6重量部の割合で加え、それ以外は、上記のト
ナー担持体A1の場合と同様にして、トナー担持体A5
を得た。
おいては、上記のトナー担持体A1における弾性層の形
成において使用する導電性カーボンブラックだけを変更
し、導電性カーボンブラック(キャボット社製:Bla
ckPearls3500)を5重量部の割合で加え、
それ以外は、上記のトナー担持体A1の場合と同様にし
て、トナー担持体A6を得た。
おいては、上記のトナー担持体A1における中間層の形
成において使用する導電性カーボンブラックだけを変更
し、上記の2種類の導電性カーボンブラックに代えて、
導電性カーボンブラック(キャボット社製:Valca
nXC−7)を0.3重量部の割合で加え、それ以外
は、上記のトナー担持体A1の場合と同様にして、トナ
ー担持体A7を得た。
おいては、上記のトナー担持体A1における弾性層の形
成において使用する導電性カーボンブラックを変更し、
導電性カーボンブラック(ライオンアクゾ社製:ケッチ
ェン・ブラック)を5重量部と、導電性カーボンブラッ
ク(三菱化学社製:#3030)を7重量部の割合で加
えて弾性層を形成すると共に、上記のトナー担持体A1
における中間層の形成において使用する導電性カーボン
ブラックを変更し、トナー担持体A7の場合と同様に、
導電性カーボンブラック(キャボット社製:Valca
nXC−7)を0.3重量部の割合で加えて中間層を形
成し、それ以外は、上記のトナー担持体A1の場合と同
様にして、トナー担持体A8を得た。
おいては、上記のトナー担持体A1における弾性層の形
成において使用する導電性カーボンブラックを変更し、
トナー担持体A6の場合と同様に、導電性カーボンブラ
ック(キャボット社製:BlackPearls350
0)を5重量部の割合で加えて弾性層を形成すると共
に、上記のトナー担持体A1における表面層の形成にお
いて使用する導電性カーボンブラックを変更し、導電性
カーボンブラック(ライオンアクゾ社製:ケッチェンブ
ラック)を0.4重量部の割合で加えて表面層を形成
し、それ以外は、上記のトナー担持体A1の場合と同様
にして、トナー担持体A9を得た。
A1〜A9において、それぞれ100Vの電圧を印加さ
せた場合における各弾性層の体積抵抗値ρ1(Ω・m)
と、各中間層の体積抵抗値ρ2(Ω・m)と、各表面層
の体積抵抗値ρ3(Ω・m)とを求めると共に、各トナ
ー担持体A1〜A9の表面における算術平均粗さRa
(μm)を求め、これらの結果を下記の表1に示した。
における弾性層の体積抵抗値ρ1(Ω・m)及び表面層
の体積抵抗値ρ3(Ω・m)については、アルミニウム
製のローラの表面にそれぞれ上記の弾性層や表面層を形
成し、これらをそれぞれローラ状になった金属電極に押
し付け、100Vの電圧を印加させて測定し、また上記
の各トナー担持体A1〜A9における中間層の体積抵抗
値ρ2(Ω・m)については、100Vの電圧を印加さ
せるとリークするおそれがあるため、10Vの電圧を印
加させて測定した。
おける表面の算術平均粗さRa(μm)については、表
面粗さ測定計(東京精密社製:サーフコム1400A)
を用い、スキャン速度0.3mm/s、カットオフ0.
8mm、測定長4mm、測定圧0.7mm/Nの条件で
測定した。
項1,2に示す何れの条件も満たしており、トナー担持
体A6は請求項1に示す条件だけを満たしていた。これ
に対して、トナー担持体A4は表面における算術平均粗
さRaが0.7μmと小さくなっており、トナー担持体
A5は表面における算術平均粗さRaが2.6μmと大
きくなっており、算術平均粗さRaが0.8〜2.5μ
mの範囲の条件を満たしておらず、またトナー担持体A
7〜A9はρ2≦ρ1≦ρ3の条件を満たしていなかっ
た。
流冷却器と窒素ガス導入装置と温度装置と温度計と撹拌
装置とをセットした5リットルの4つ口フラスコをマン
トルヒーターに設置し、この4つ口フラスコ内にビスフ
ェノールプロピレンオキサイド付加物を1200g、ビ
スフェノールエチレンオキサイド付加物を145g、イ
ソフタル酸360g、テレフタル酸95gを加え、この
4つ口フラスコ内に窒素ガスを導入しながら240℃の
温度で脱水重縮合を行い、ガラス転移点Tgが63.4
℃になった低分子量のポリエステル樹脂を得た。
ットルの4つ口フラスコをマントルヒーターに設置し、
この4つ口フラスコ内にビスフェノールプロピレンオキ
サイド付加物を1800g、イソフタル酸を790g、
コハク酸を110g、ジエチレングリコールを128
g、グリセリンを83g加え、この4つ口フラスコ内に
窒素ガスを導入しながら240℃の温度で脱水重縮合を
行い、ガラス転移点Tgが40℃になった高分子量のポ
リエステル樹脂を得た。
脂を3800g、高分子量のポリエステル樹脂を120
0gの割合でヘンシェルミキサーに投入し、これを均一
になるまで撹拌した後、加熱ニーダーに入れてジフェニ
ルメタン−4,4−ジイソシアネートを100g加え、
この加熱ニーダーにより120℃で1時間反応させて、
残留している遊離のイソシアネート基が殆どなくなった
ことを確認した後、これを冷却して、ウレタン結合を有
するポリエステル樹脂を得た。なお、このようにして得
たポリエステル樹脂は、ガラス転移点Tgが64.3
℃、軟化点が128℃、酸価が20KOHmg/gであ
った。
ル樹脂を100重量部、着色剤のカーボンブラック(コ
ロンビアカーボン社製:Raven1255)を8重量
部、荷電制御剤(オリエント化学社製:ボントロンS−
34)を2.5重量部、オフセット防止剤として、酸化
型低分子量ポリプロピレン(三洋化成社製:ユーメック
スST−500)を2重量部とカルナバワックス(株式
会社加藤洋行社製)を1.0重量部の割合にして、これ
らをヘンシェルミキサーにより充分に混合した後、これ
を2軸押出混練機で混練し、混練物を冷却した後、これ
を粗粉砕し、次いでクリプトン(川崎重工社製)により
中粉砕し、さらに超音波ジェット粉砕機(日本ニューマ
チック社製)により微粉砕した後、これを分級機(松坂
貿易社製:エルボージェット)により分級して、体積平
均粒径が6.5μmになったトナー粒子を得た。
して、疎水性シリカ(キャボット・スペシャリテイ・ケ
ミカル社製:キャボジルTS−500)を0.6重量部
の割合で加え、ホモジナイザー(特殊機化工業社製)に
より1500rpmで3分間撹拌して、体積平均粒径が
6.5μmになったトナーT1を得た。
記のトナーT1において、上記の分級機(松坂貿易社
製:エルボージェット)による分級条件を変更させて、
体積平均粒径が9.2μmになったトナー粒子を得た。
して、疎水性シリカ(キャボット・スペシャリテイ・ケ
ミカル社製:キャボジルTS−500)を0.4重量部
の割合で加え、ホモジナイザー(特殊機化工業社製)に
より1500rpmで3分間撹拌して、体積平均粒径が
9.2μmになったトナーT2を得た。
色顔料(山陽色素社製:SANYO CYANINE
BUUEKRO)を250重量部と、コロイダルシリカ
(日本アエロジル社製:#200)を5重量部の割合に
して1リットルのブレンダー(西山製作所社製:オスタ
ーブレンダー)に加え、このブレンダーにより1500
0rpmで5分間撹拌した後、シランカップリング剤
(東レ・シリコーン社製:ビニールトリメキシシシラン
SZ−6300)15重量部をエタノール40重量部に
溶解させ、10000rpmで撹拌しながら3回に分け
けて添加し、更に115000rpmで5分間撹拌した
後、80℃で5時間熱処理し、表面処理された青色顔料
を得た。
クリレートモノマーとをそれぞれ2重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液で分液ロートを用いて洗浄し、更にイオン交
換水で3回水洗した後、無水塩化カルシウムで脱水した
スチレンモノマーとn−ブチルメタクリレートモノマー
とを用た。
チレンモノマーを87.5g、上記n−ブチルアクリレ
ートを12.5g、カルナバワックス(加藤洋行社製:
1号)を3.5g、重合触媒のラウリルパーオキサイド
を0.02gを加え、ウォターバスにおいて100℃で
10分間撹拌した後、20℃まで急冷却して、プレポリ
マーを得た。
の青色顔料4gとをハイブリットミキサー(キーエンス
社製:HM−500)で均一に分散させたものと、イオ
ン交換水300ccにポリアクリル酸ナトリウム(重合
度:2,700〜7,500)を2.5g溶解させたも
のとを1リットルのビーカーに入れ、さらに重合触媒
(和光純薬:V−65)を0.3g、連鎖移動剤のドデ
シルメルカプタンを2.0gを加え、TKホモミクサー
(日本特殊機化社製:M型)により6500rpmで5
分間分散させて懸濁液を得た。
温度計と撹拌装置とをセットした4つ口フラスコをこの
懸濁液を加え、温度70℃にし300rpmで撹拌しな
がら7時間重合させ、さらに温度90℃にして1時間重
合を行い、その後、沈殿物をろ過し、純水で3回洗浄し
た後、40℃で乾燥させ、さらに30℃の減圧乾燥器で
乾燥させ、その後、分級機(松坂貿易社製:エルボージ
ェット)で分級して、体積平均粒径が5.2μm、ガラ
ス転移点が58℃、軟化点が123℃のトナー粒子を得
た。
して、疎水性シリカ(キャボット・スペシャリティー・
ケミカル社製:キャボジルST−500)を0.5重量
部、疎水性酸化チタン(チタン工業社製:STT−30
S)を1.5重量部の割合で加え、これらをホモジナイ
ザー(特殊機化工業社製)により1500rpmで3分
間撹拌して、体積平均粒径が5.2μmになったトナー
T3を得た。
現像装置においては、上記の各トナー担持体A1〜A9
と上記の各トナーT1〜T3とを、下記の表2に示すよ
うに組み合わせて、上記の図2に示す現像装置に使用
し、それぞれ現像を行い、各トナー担持体A1〜A9に
よって現像領域に搬送されたトナー量(g/m2 )及び
トナー帯電量(μC/g)を測定すると共に、形成され
た画像について、濃度むら、ハーフトーン濃度むら、か
ぶり、ドット再現性、筋むらの評価を行い、その結果を
下記の表3に示した。なお、濃度むら、ハーフトーン濃
度むら、かぶり、ドット再現性、筋むらの評価について
は、良好な場合を○、実用上問題がないレベルを△、実
用上問題となる場合を×で示した。
ては、上記の像担持体の周速度を100mm/s、各ト
ナー担持体A1〜A9の周速度を150mm/s、像担
持体における非画像部分の電位を−550V、画像部分
の電位を−100Vに設定した。
現像装置においては、上記の像担持体とトナー担持体と
の間隔dを120μmにし、上記の現像バイアス電源か
ら、−350Vの直流電圧と、ピーク・ピーク値Vpp
が1600V,周波数が2000Hz,duty比が3
0%の交流電圧とを重畳させた交番電圧を印加させて現
像を行うようにした。なお、この場合、像担持体の画像
部においてトナーを像担持体からトナー担持体に回収す
る方向に作用する回収電界は、表2に示すように、その
電界強さが4.6×10-6V/mで、1周期中における
その作用時間が3.50×10-4秒になっており、請求
項3に示す条件を満たしていた。
記の像担持体とトナー担持体との間隔dを250μmに
し、上記の現像バイアス電源から、−350Vの直流電
圧と、ピーク・ピーク値Vppが1600V,周波数が
2000Hz,duty比が30%の交流電圧とを重畳
させた交番電圧を印加させて現像を行うようにした。な
お、この場合、像担持体の画像部においてトナーを像担
持体からトナー担持体に回収する方向に作用する回収電
界は、表2に示すように、その電界強さが2.2×10
-6V/mで、1周期中におけるその作用時間が3.50
×10-4秒になっており、回収電界の電界強さが、請求
項3に示す条件より低くなっていた。
記の像担持体とトナー担持体との間隔dを120μmに
し、上記の現像バイアス電源から、−350Vの直流電
圧と、ピーク・ピーク値Vppが1600V,周波数が
3000Hz,duty比が20%の交流電圧とを重畳
させた交番電圧を印加させて現像を行うようにした。な
お、この場合、像担持体の画像部においてトナーを像担
持体からトナー担持体に回収する方向に作用する回収電
界は、表2に示すように、その電界強さが4.6×10
-6V/mで、1周期中におけるその作用時間が2.67
×10-4秒になっており、回収電界の作用時間が、請求
項3に示す条件より短くなっていた。
積抵抗値ρ1と中間層の体積抵抗値ρ2と表面層の体積
抵抗値ρ3とがρ2≦ρ1≦ρ3の条件を満たすと共
に、表面の算術平均粗さRaが0.8〜2.5μmの範
囲になったトナー担持体A1〜A3,A6を使用すると
共に、体積平均粒径が3〜8μmの範囲になったトナー
T1,T3を用いた実施例1〜6の現像装置において
は、比較例1〜6の現像装置に比べて、濃度むら、ハー
フトーン濃度むら、かぶり、ドット再現性、筋むらの評
価が良くなっていた。
106 Ω・mで、弾性層の体積抵抗値ρ1が1×104
〜1×106 Ω・mという請求項2の条件を満たしてい
ないトナー担持体A5を使用した実施例4の現像装置に
おいては、濃度むら及びハーフトーン濃度むらの評価が
少し悪くなっていた。
体との間に交番電界を作用させて現像を行うにあたり、
像担持体における画像部においてトナーを像担持体から
トナー担持体に回収する方向に作用する回収電界の電界
強さが2.5×10-6〜14×10-6V/mの範囲、1
周期中における作用時間が3.0×10-4秒以上という
請求項3の条件を満たしていない実施例5,6の現像装
置においては、筋むらの評価が少し悪くなっていた。
現像装置においては、トナー担持体として、導電性基体
の表面に弾性層と中間層と表面層とが設けられ、弾性層
の体積抵抗値ρ1と中間層の体積抵抗値ρ2と表面層の
体積抵抗値ρ3とがρ2≦ρ1≦ρ3の条件を満たすも
のを用いるようにしたため、弾性層の体積抵抗値ρ1に
ばらつきが存在していても、体積抵抗値の低い中間層に
よってこのばらつきが緩和され、さらに体積抵抗値が大
きな表面層によって、トナー担持体全体として適当な体
積抵抗値を持つようになり、トナー担持体と像担持体と
の間に交番電界を作用させた場合にむらが発生するのが
抑制され、体積平均粒径が3〜8μmの範囲になった小
粒径のトナーを用いた場合においても、濃度むら等の発
生が少ない良好な画像が得られるようになった。
は、上記のトナー担持体の表面の算術平均粗さRaが
0.8〜2.5μmの範囲になるようにしたため、体積
平均粒径が3〜8μmの範囲になった小粒径のトナーを
用いた場合において、トナー担持体によって現像領域に
搬送されるトナーの量が多くなり過ぎたり、少なくなり
過ぎるということがなく、現像領域に適当量のトナーが
搬送されるようになり、かぶりや濃度むらの発生の少な
い良好な画像が得られるようになった。
静電潜像を現像する状態を示した概略説明図である。
て像担持体に形成された静電潜像を現像する状態を示し
た概略説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 トナーを表面に保持して像担持体と所要
間隔を介して対向する現像領域に搬送するトナー担持体
と、このトナー担持体の表面に圧接させて現像領域に搬
送されるトナーの量を規制する規制部材と、現像領域に
おいてトナー担持体と像担持体との間に交番電界を作用
させて現像を行う現像バイアス電源とを備えた現像装置
において、上記のトナー担持体として、導電性基体の表
面に弾性層と中間層と表面層とが設けられてなり、上記
の弾性層の体積抵抗値ρ1と中間層の体積抵抗値ρ2と
表面層の体積抵抗値ρ3とがρ2≦ρ1≦ρ3の条件を
満たし、表面の算術平均粗さRaが0.8〜2.5μm
の範囲になったものを用いると共に、上記のトナーとし
て、その体積平均粒径が3〜8μmの範囲のものを用い
たことを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載した現像装置において、
上記のトナー担持体における弾性層の体積抵抗値ρ1が
1×104 〜1×106 Ω・mの範囲、中間層の体積抵
抗値ρ2が1×104 Ω・m以下、表面層の体積抵抗値
ρ3が1×106 〜1×1012Ω・mの範囲であること
を特徴とする現像装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載した現像装置にお
いて、上記の現像バイアス電源によりトナー担持体と像
担持体との間に交番電界を作用させて現像を行うにあた
り、上記の像担持体における画像部においてトナーを像
担持体からトナー担持体に回収する方向に作用する回収
電界として、その電界強さが2.5×10-6〜14×1
0-6V/mの範囲で、1周期中における作用時間が3.
0×10-4秒以上になった回収電界が存在する交番電界
を作用させることを特徴とする現像装置。
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