JP2002055521A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JP2002055521A
JP2002055521A JP2000242007A JP2000242007A JP2002055521A JP 2002055521 A JP2002055521 A JP 2002055521A JP 2000242007 A JP2000242007 A JP 2000242007A JP 2000242007 A JP2000242007 A JP 2000242007A JP 2002055521 A JP2002055521 A JP 2002055521A
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JP
Japan
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toner
carrier
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developer carrier
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JP2000242007A
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English (en)
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Junji Machida
純二 町田
Hiroshi Goto
浩 後藤
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D3/00Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置において現像剤を像担持体と対向す
る現像領域に搬送させる現像剤担持体等や、像担持体の
表面に接触させて像担持体の表面を帯電させる帯電部材
が現像剤との接触によってその特性が低下するのを抑制
し、良好な画像が安定して得られるようにする。 【解決手段】 現像剤tを現像剤担持体11により像担持
体1と対向する現像領域に搬送する途中で、現像剤担持
体の表面に規制部材14を接触させて現像領域に搬送され
る現像剤の量を規制する現像装置において、現像剤担持
体として、その表面のゴム硬度が20〜70度、伸びが400
〜1200%、体積電気抵抗値が1×104 〜1×109 Ω・cm
の範囲のものを用いると共に、現像剤として、含有され
る芳香族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量が500ppm
以下になったトナーを用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター等の画像形成装置及びこのような画像形成装置にお
いて像担持体に形成された静電潜像を現像剤によって現
像する現像装置に係り、特に、現像剤を像担持体と対向
する現像領域に搬送させる現像剤担持体や、この現像剤
担持体によって現像領域に搬送される現像剤の量を規制
する規制部材や、現像剤担持体に現像剤を供給する供給
ローラや、像担持体の表面に接触させて像担持体の表面
を帯電させる帯電部材が現像剤との接触によってその特
性が低下するのを抑制するようにした点に特徴を有する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置においては、像担持体に形成された静電潜像を
現像するのに様々な現像装置が使用されていた。
【0003】ここで、このような現像装置としては、キ
ャリアとトナーとを含む現像剤を用いた2成分現像方式
の現像装置の他に、キャリアを使用せずに現像剤にトナ
ーだけを使用した1成分現像方式の現像装置が知られて
いた。
【0004】また、このような1成分現像方式の現像装
置を用いた画像形成装置としては、一般に図1に示すよ
うなものが使用されていた。
【0005】ここで、この画像形成装置においては、回
転する像担持体1の表面をコロナ放電方式の帯電装置2
によって所定の電位に帯電させた後、この像担持体1の
表面にレーザー等を用いた潜像形成装置3により画像情
報に応じた露光を行い、この像担持体1の表面に静電潜
像を形成し、このように形成された静電潜像の部分に現
像装置10からトナーtを供給して像担持体1の表面に
トナー像を形成し、このトナー像を転写装置4により像
担持体1から紙等の記録媒体5に転写させるようにして
いた。
【0006】また、上記のように像担持体1の表面に形
成された静電潜像に現像装置10からトナーtを供給す
るにあたっては、像担持体1と対向するように現像剤担
持体11を設け、この現像剤担持体11を回転させると
共に、現像装置10内に収容されたトナーtを送り部材
12により、上記の現像剤担持体11と接触して回転す
る供給ローラ13に送り、この供給ローラ13から現像
剤担持体11にトナーtを供給するようにしていた。
【0007】そして、このように現像剤担持体11の表
面に供給されたトナーtをこの現像剤担持体11に保持
させて搬送させると共に、この現像剤担持体11の表面
に規制部材14を圧接させ、この規制部材14により現
像剤担持体11の表面に保持されて搬送されるトナーt
の量を規制すると共にこのトナーtを摩擦帯電させ、こ
のように規制部材14により規制されて摩擦帯電された
トナーtを現像剤担持体11によって像担持体1と対向
する現像領域に導くと共に、この現像剤担持体11に電
源15から現像バイアス電圧を印加させて、現像剤担持
体11の表面に保持されたトナーtを像担持体1に形成
された静電潜像の部分に供給するようにしていた。
【0008】ここで、上記のような現像装置10におい
ては、上記のように現像剤担持体11の表面に規制部材
14を圧接させて、現像剤担持体11の表面に保持され
て搬送されるトナーtの量を規制する際に、トナーtが
割れたりするのを防止するため、現像剤担持体11の表
面に弾性層を設けたり、上記の規制部材14において現
像剤担持体11と接触する部分を弾性材料で構成するこ
とが行われていた。
【0009】また、上記の現像装置10においては、上
記のように供給ローラ13によりトナーtを現像剤担持
体11に供給するにあたり、この供給ローラ13から現
像剤担持体11にトナーtが適切に供給されるように、
この供給ローラ13として発泡性の弾性体で構成された
ものが一般に使用されていた。
【0010】ここで、従来より一般に使用されているト
ナーtにおいては、その製造に用いる芳香族有機溶剤や
ビニルモノマーが残存しており、このようなトナーtを
上記のような現像装置10に用いた場合、トナーtに残
留している芳香族有機溶剤やビニルモノマーが、現像剤
担持体11の表面における弾性層や規制部材14や供給
ローラ13に次第に浸透して、これらの特性が次第に低
下し、これにより形成される画像に悪影響を及ぼすとい
う問題があった。
【0011】また、上記の画像形成装置のように、像担
持体1の表面をコロナ放電方式の帯電装置2によって帯
電させるようにした場合、コロナ放電を行うのに高い電
圧を印加させることが必要になると共に、コロナ放電時
にオゾン等の有害物質が発生するという問題があった。
【0012】このため、近年においては、像担持体1の
表面に帯電部材(図示せず)を接触させて、像担持体1
の表面を帯電させるようにしたものが用いられるように
なった。
【0013】ここで、このように帯電部材を像担持体1
の表面に接触させて帯電させるにあたり、像担持体1の
表面が均一に帯電されるようにするため、この帯電部材
として弾性材料で構成されたものが用いられていた。
【0014】しかし、このように帯電部材を弾性材料で
構成した場合、像担持体1の表面に残留しているトナー
tがこの帯電部材と接触し、このトナーtに残留してい
る芳香族有機溶剤やビニルモノマーがこの帯電部材に次
第に浸透して、帯電部材における特性が次第に低下し、
これにより形成される画像に悪影響を及ぼすという問題
があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、複写機や
プリンター等の画像形成装置及びこの画像形成装置にお
いて像担持体に形成された静電潜像を現像剤によって現
像する現像装置において、現像剤を像担持体と対向する
現像領域に搬送させる現像剤担持体や、この現像剤担持
体によって現像領域に搬送される現像剤の量を規制する
規制部材や、現像剤担持体に現像剤を供給する供給ロー
ラや、像担持体の表面に接触させて像担持体の表面を帯
電させる帯電部材が現像剤との接触によってその特性が
低下するのを抑制し、良好な画像が安定して得られるよ
うにすることを課題とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明における第1の
現像装置においては、上記のような課題を解決するた
め、現像剤を現像剤担持体により像担持体と対向する現
像領域に搬送する途中において、この現像剤担持体の表
面に規制部材を接触させて現像領域に搬送される現像剤
の量を規制するようにした現像装置において、上記の現
像剤担持体として、その表面かゴム硬度が20〜70
度、伸びが400〜1200%、体積電気抵抗値が1×
104 〜1×109 Ω・cmの範囲になったものを用い
ると共に、上記の現像剤として、含有される芳香族有機
溶剤とビニルモノマーとの合計量が500ppm以下に
なったトナーを用いるようにしたのである。なお、上記
のゴム硬度及び伸びは、JIS K 6301に従って
測定した値である。
【0017】そして、この第1の現像装置においては、
上記のように現像剤担持体の表面のゴム硬度が20〜7
0度、伸びが400〜1200%、体積電気抵抗値が1
×104 〜1×109 Ω・cmの範囲になるようにした
ため、この現像剤担持体の表面に規制部材を接触させて
現像領域に搬送されるトナーの量を規制する際に、トナ
ーが割れるのが防止されると共に、このトナーが適切に
帯電されるようになる。また、現像剤として、含有され
る芳香族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量が500
ppm以下になったトナーを用いるようにしたため、こ
のトナーに含有された芳香族有機溶剤やビニルモノマー
が現像剤担持体の表面に浸透するのが少なくなり、現像
剤担持体の表面におけるゴム硬度や電気抵抗等の特性が
変化するのが防止され、長期にわたって良好な画像が得
られるようになる。
【0018】また、この発明における第2の現像装置に
おいては、上記のような課題を解決するため、現像剤を
現像剤担持体により像担持体と対向する現像領域に搬送
する途中において、この現像剤担持体の表面に規制部材
を接触させて現像領域に搬送される現像剤の量を規制す
るようにした現像装置において、上記の規制部材とし
て、少なくとも現像剤担持体の表面に接触する部分のゴ
ム硬度が20〜70度、伸びが100〜800%の範囲
になったものを用いると共に、上記の現像剤として、含
有される芳香族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量が
500ppm以下になったトナーを用いるようにしたの
である。なお、上記のゴム硬度及び伸びも、JIS K
6301に従って測定した値である。
【0019】そして、この第2の現像装置においては、
上記のように少なくとも現像剤担持体の表面に接触する
部分のゴム硬度が20〜70度、伸びが100〜800
%の範囲になった規制部材を用いるようにしたため、こ
の規制部材を現像剤担持体の表面に接触させて現像領域
に搬送される現像剤の量を規制する際に、現像剤が割れ
るのが防止される。また、現像剤として、含有される芳
香族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量が500pp
m以下になったトナーを用いるようにしたため、このト
ナーに含有された芳香族有機溶剤やビニルモノマーが規
制部材に浸透するのが少なくなり、規制部材における上
記のゴム硬度や伸び等の特性が変化するのが防止され、
現像領域に搬送される現像剤に対する規制部材による規
制が長期にわたって適切に行われ、長期にわたって良好
な画像が得られるようになる。
【0020】また、この発明における第3の現像装置に
おいては、上記のような課題を解決するため、現像剤を
供給ローラによって現像剤担持体に供給し、この現像剤
担持体により現像剤を像担持体と対向する現像領域に搬
送して現像を行う現像装置において、上記の供給ローラ
として、その表面のアスカーF硬度が30〜80度、セ
ル数が2〜10個/mmの範囲になったものを用いると
共に、上記の現像剤として、含有される芳香族有機溶剤
とビニルモノマーとの合計量が500ppm以下になっ
たトナーを用いるようにしたのである。
【0021】そして、この第3の現像装置においては、
上記のように表面のアスカーF硬度が30〜80度、セ
ル数が2〜10個/mmの範囲になった供給ローラを用
いて現像剤担持体に現像剤を供給させるようにしたた
め、現像剤が割れたりすることがなく、適当な量の現像
剤が現像剤担持体に供給されるようになる。また、現像
剤として、含有される芳香族有機溶剤とビニルモノマー
との合計量が500ppm以下になったトナーを用いる
ようにしたため、このトナーに含有された芳香族有機溶
剤やビニルモノマーが供給ローラに浸透するのが少なく
なり、供給ローラにおける硬度等の特性が変化するのも
防止され、現像剤担持体に対する現像剤の供給が安定し
て行われ、長期にわたって良好な画像が得られるように
なる。
【0022】また、この発明における画像形成装置にお
いては、上記のような課題を解決するため、像担持体の
表面に帯電部材を接触させて像担持体の表面を帯電さ
せ、帯電された像担持体の表面に静電潜像を形成し、現
像装置から像担持体の表面に形成された静電潜像に現像
剤を供給するようにした画像形成装置において、上記の
帯電部材として、少なくとも像担持体の表面に接触する
部分のゴム硬度が40〜90度、体積電気抵抗値が1×
104 〜1×1010Ω・cmの範囲になったものを用い
ると共に、上記の現像剤として、含有される芳香族有機
溶剤とビニルモノマーとの合計量が500ppm以下に
なったトナーを用いるようにしたのである。なお、上記
のゴム硬度は、JIS K 6301に従って測定した
値である。
【0023】そして、この発明における画像形成装置に
おいては、上記のように少なくとも像担持体の表面に接
触する部分のゴム硬度が40〜90度、体積電気抵抗値
が1×104 〜1×1010Ω・cmの範囲になった帯電
部材を用いるようにしたため、この帯電部材を像担持体
の表面に接触させて帯電させる際に、この帯電部材が像
担持体の表面に沿うようにして適切に接触し、像担持体
の表面が均一に帯電されるようになる。また、現像剤と
して、含有される芳香族有機溶剤とビニルモノマーとの
合計量が500ppm以下になったトナーを用いるよう
にしたため、このトナーに含有された芳香族有機溶剤や
ビニルモノマーが帯電部材に浸透するのが少なくなり、
帯電部材における硬度や電気抵抗等の特性が変化するの
も防止され、像担持体の表面が安定して均一に帯電され
るようになり、長期にわたって良好な画像が得られるよ
うになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
現像装置及び画像形成装置を添付図面に基づいて具体的
に説明する。
【0025】この実施形態における画像形成装置におい
ては、図2に示すように、回転する像担持体1の表面に
ローラ状になった帯電部材20を接触させ、この帯電部
材20によって像担持体1の表面を所定の電位に帯電さ
せた後、この像担持体1の表面にレーザー等を用いた潜
像形成装置3により画像情報に応じた露光を行い、この
像担持体1の表面に静電潜像を形成するようにしてい
る。
【0026】そして、このように形成された静電潜像の
部分に現像装置10からトナーtを供給して像担持体1
の表面にトナー像を形成し、このトナー像を転写装置4
により像担持体1から紙等の記録媒体5に転写させるよ
うにしている。
【0027】ここで、上記のように像担持体1の表面に
形成された静電潜像に現像装置10からトナーtを供給
するにあたっては、従来の場合と同様に、像担持体1と
対向するようにして現像剤担持体11を像担持体1と接
触するように設け、この現像剤担持体11を回転させる
と共に、現像装置10内に収容されたトナーtを送り部
材12により、上記の現像剤担持体11と接触して回転
する供給ローラ13に送り、この供給ローラ13から現
像剤担持体11にトナーtを供給するようにしている。
【0028】そして、このように現像剤担持体11の表
面に供給されたトナーtをこの現像剤担持体11に保持
させて搬送させると共に、この現像剤担持体11の表面
に規制部材14を圧接させ、この規制部材14により現
像剤担持体11の表面に保持されて搬送されるトナーt
の量を規制すると共にこのトナーtを摩擦帯電させ、こ
のように規制部材14により規制されて摩擦帯電された
トナーtを現像剤担持体11によって像担持体1と対向
する現像領域に導くと共に、この現像剤担持体11に電
源15から現像バイアス電圧を印加させて、現像剤担持
体11の表面に保持されたトナーtを像担持体1に形成
された静電潜像の部分に供給するようにしている。
【0029】そして、この実施形態における画像形成装
置においては、上記のトナーtとして、含有される芳香
族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量が500ppm
以下になったものを用いるようにしている。
【0030】ここで、上記のトナーtとしては、バイン
ダー樹脂中に着色剤や荷電制御剤や離型剤等が添加され
たものが用いられ、また必要に応じて流動化剤等を添加
させるようにする。
【0031】そして、上記のバインダー樹脂としては、
従来より一般に使用されている公知のものを用いること
ができ、例えば、ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、ス
チレン−アクリル樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、エ
ポキシ樹脂、合成ロジンエステル樹脂等を単独あるいは
二種類以上を混合して使用することができる。
【0032】また、このバインダー樹脂としては、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィ(日本分光工業社
製:830−RI)によって測定した数平均分子量Mn
が1000〜20000、好ましくは2000〜150
00の範囲、数平均分子量Mnに対する重量平均分子量
Mwの比(Mw/Mn)が2〜80、好ましくは3〜7
0の範囲、フローテスター(島津製作所社製:CFT−
500D)を用いて測定した軟化温度Tmが80℃〜1
50℃、好ましくは90℃〜140℃の範囲、示差走査
熱量計(セイコー電子工業社製:DSC−200型)を
用いて測定したガラス転移点Tgが50℃〜75℃、好
ましくは58℃〜70℃の範囲のものを用いるようにす
る。
【0033】ここで、数平均分子量Mnが1000〜2
0000、軟化温度Tmが80℃〜150℃の範囲にな
ったバインダー樹脂を用いるのは、数平均分子量Mnが
1000未満で軟化温度Tmが80℃未満になると、得
られたトナーが脆くなって耐久性に問題が生じる一方、
数平均分子量Mnが20000を越えて軟化温度Tmが
150℃を越えると、紙等の記録媒体5に対するトナー
tの定着性が低下するためである。
【0034】また、ガラス転移点Tgが50℃〜75℃
の範囲になったバインダー樹脂を用いるのは、ガラス転
移点Tgが55℃未満になると、トナーの耐熱性が低下
すると共にトナーが凝集しやすくなる一方、ガラス転移
点Tgが75℃を越えると、紙等の記録媒体5に対する
トナーtの定着性が低下するためである。
【0035】また、上記のトナーtに用いる着色剤とし
ても、従来より一般に使用されている公知のものを用い
ることができ、例えば、カーボンブラック、アニリンブ
ラック、マグネタイト、ベンジンイエロー、パーマネン
トイエロー、ナフトールイエロー、フタロシアニンブル
ー、ファーストスカイブルー、ウルトラマリンブルー、
ローズベンガル、レーキレッド、キナクリドン等を用い
ることができ、一般に上記のバインダー樹脂100重量
部に対して2〜20重量部の割合で用いることが好まし
い。
【0036】また、上記のトナーtに使用する荷電制御
剤としても、従来より一般に使用されている公知のもの
を用いることができ、負の荷電制御剤としては、例え
ば、有機金属錯体、キレート化合物、モノアゾ金属錯
体、芳香族ヒドロキシカルボン酸系の金属錯体、芳香族
ジカルボン酸系の金属錯体等を用いることができ、また
正の荷電制御剤としては、例えば、ニグロシン系染料、
トリフェニルメタン系染料、カレックスアレン系化合
物、第四級アンモニウム塩化合物、イミダゾール系化合
物等を用いることができ、一般に上記のバインダー樹脂
100重量部に対して1〜10重量部、好ましくは2〜
8重量部の割合で用いるようにする。
【0037】また、上記のトナーtに使用する離型剤と
しても、従来より一般に使用されている公知のものを用
いることができ、例えば、低分子量ポリエチレン、低分
子量ポリプロピレン、酸化型低分子量ポリエチレン、酸
化型低分子量ポリプロピレン、マイクロクリスタリンワ
ックス、パラフィンワックス、カルナウバワックス、サ
ゾールワックス、ライスワックス、ホホバ油ワックス等
を単独或は2種類以上組み合わせて使用することがで
き、一般に上記のバインダー樹脂100重量部に対して
1〜30重量部、好ましくは2〜25重量部の割合で用
いることが好ましい。
【0038】また、上記のトナーtに使用する流動化剤
としても、従来より一般に使用されている公知のものを
用いることができ、例えば、コロイダルシリカ,酸化チ
タン,酸化アルミニウム,チタン酸ストロンチウム等の
無機微粒子や、アクリル樹脂,スチレン樹脂,スチレン
−アクリル樹脂,シリコーン樹脂,フッ素樹脂等の粒径
が0.1〜1μmの樹脂微粒子を使用することができ、
特に、上記の無機微粒子をシランカップリング剤やチタ
ンカップリング剤やシリコンオイル等で疎水化したもの
を用いるのが好ましい。そして、このような流動化剤を
トナー100重量部に対して0.1〜2重量部、好まし
くは0.2〜1.5重量部の割合で添加させるようにす
る。
【0039】また、上記のトナーを製造するにあたって
は、従来より一般に使用されている公知の方法で製造す
ることができ、例えば、粉砕法、乳化重合法、懸濁重合
法、スプレードライ法等を用いることができる。
【0040】また、上記のトナーtの粒径が小さすぎる
と、その流動性が悪くなると共にクリーニング不良等が
発生する一方、粒径が大きすぎると、ハーフトーンの画
像の再現性等が悪くなるため、その体積平均粒径が5〜
14μmのものを用いるようにする。また、粒径が3μ
m以下のトナーtが多くなりすぎると、このトナーtが
現像剤担持体11や規制部材14に融着して、トナーt
の帯電が不均一になり、形成される画像にカブリや濃度
ムラ等が発生するため、粒径が3μm以下のトナーtが
20個数%以下のものを用いることが好ましい。
【0041】そして、このようなトナーtにおいて、残
存する芳香族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量が5
00ppm以下になるようにするにあたっては、バイン
ダー樹脂を製造する段階で真空乾燥や加熱等を行うよう
にしたり、トナーtを製造する段階で加熱等を行うよう
にする。
【0042】また、この実施形態においては、上記の帯
電部材20として、金属ローラ21の外周面に弾性材料
で構成された表面層22が設けられ、そのゴム硬度が4
0〜90度、体積電気抵抗値が1×104 〜1×1010
Ω・cmの範囲になったものを用いるようにしている。
【0043】ここで、この帯電部材20に用いる上記の
弾性材料としては、例えば、スチレン−ブタジエン系、
エチレン−プロピレン−ブタジエン系、ポリウレタン
系、ポリブタジエン系、ポリエステル系、ポリ塩化ビニ
ール系、ポリアミド系、アクリロニトリル−ブタジエン
系、水添アクリロニトリル−ブタジエン系、天然ゴム、
シス−ポリイソプレン、スチレン−ブタジエンゴム、シ
ス−ポリブタジエン、クロロプレンゴム、ブチルゴム、
ニトリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、アクリルゴ
ム、ウレタンゴム、シリコーンゴム等の各種のゴムや熱
可塑性エラストマーを単独あるいは二種類以上混合して
使用することができる。また、このような弾性材料に硫
黄等の加硫剤、グアニジン,チアゾ−ル,スルフェンア
ミド,ジチオカルバミン酸塩等の加硫促進剤、ステアリ
ン酸,亜鉛華等の軟化剤等を添加してもよい。
【0044】また、上記のような弾性材料で構成された
弾性層の上に、例えば、ポリウレタン樹脂、アクリル樹
脂、フェノール樹脂、シリコン樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム等
を用いたコート層を設けて、表面層22を形成すること
も可能である。
【0045】また、この帯電部材20における表面層2
2の体積電気抵抗値が1×104 〜1×1010Ω・cm
の範囲になるように、上記の弾性材料に導電性付与剤を
混合させることも可能である。
【0046】そして、この導電性付与剤としては、例え
ば、ケッチェンブラック、アセチレンブラック、ファー
ネスブラック、黒鉛、金属酸化物等の微粒子及び界面活
性剤,四級アンモニウム塩,ボウ酸塩等のイオン導電剤
等を用いることができ、好ましくは帯電部材20におけ
る体積固有抵抗値が1×105 〜1×109 Ω・cmの
範囲になるようにする。
【0047】また、この実施形態においては、上記の現
像剤担持体11として、金属ローラ11aの外周面に弾
性材料で構成された表面層11bが形成され、そのゴム
硬度が20〜70度、伸びが400〜1200%、体積
電気抵抗値が1×104 〜1×109 Ω・cmの範囲に
なったものを用いるようにしている。
【0048】ここで、このように金属ローラ11aの外
周面に上記のような表面層11bを設けるにあたり、こ
の表面層11bに用いる弾性材料としては、上記の帯電
部材20に用いる弾性材料と同様のものを用いることが
でき、また上記の帯電部材20の場合と同様に、このよ
うな弾性材料で構成された弾性層の表面にコート層を設
けて表面層22を形成することも可能である。さらに、
この表面層11bが適当な電気抵抗を有するように、上
記の帯電部材20の場合と同様に、導電性付与剤を混合
させることも可能であり、好ましくは、この表面層11
bにおける体積固有抵抗値が1×105 〜1×108 Ω
・cmの範囲になるようにする。
【0049】また、この実施形態においては、上記の規
制部材14として弾性材料で構成され、そのゴム硬度が
20〜70度、伸びが100〜800%の範囲になった
ものを用いるようにしている。
【0050】ここで、この規制部材14に用いる弾性材
料としては、上記の帯電部材20に用いる弾性材料と同
様のものを用いることができ、またこの規制部材14を
構成する基材の表面に、上記の帯電部材20の場合と同
様にコート層を設けるようにしたり、またこの規制部材
14が適当な電気抵抗を有するように、上記の帯電部材
20の場合と同様の導電性付与剤を混合させることも可
能である。なお、この規制部材14においては、その体
積固有抵抗値が1×102 〜1×1010Ω・cm、好ま
しくは1×103 〜1×108 Ω・cmの範囲になるよ
うにする。
【0051】また、この実施形態においては、上記の供
給ローラ13として、金属ローラ13aの外周面にアス
カーF硬度が30〜80度、セル数が2〜10個/mm
の範囲になった発泡弾性層13bが設けられたものを用
いるようにしている。
【0052】ここで、この供給ローラ13において、上
記の発泡弾性層13bに用いる弾性材料としては、上記
の帯電部材20の場合と同じ弾性材料に用いることがで
き、このような弾性材料と共に発泡剤等を用いて発泡さ
せるようにする。また、この発泡弾性層13bの表面
に、上記の帯電部材20の場合と同様にコート層を設け
るようにしたり、またこの供給ローラ13における発泡
弾性層13bが適当な電気抵抗を有するように、上記の
帯電部材20の場合と同様の導電性付与剤を混合させる
ことも可能である。なお、この供給ローラ13において
は、その発泡弾性層13bの体積固有抵抗値が1×10
10Ω・cm以下になるようにし、好ましくは1×102
〜1×109 Ω・cmの範囲になるようにする。
【0053】なお、上記の実施形態における画像形成装
置においては、帯電部材20として金属ローラ21の外
周面に弾性材料で構成された表面層22が設けられたも
のを用いるようにしたが、図3に示すように、シート状
になった帯電部材20を回転する像担持体1の表面に接
触させるようにすることも可能である。
【0054】また、上記の実施形態における画像形成装
置においては、像担持体1の表面に形成された静電潜像
に現像装置10からトナーtを供給するにあたり、トナ
ーtを像担持体1に供給する現像剤担持体11を像担持
体1と接触するように設けたが、図3に示すように、現
像剤担持体11を像担持体1と所要間隔を介して対向す
るように設け、現像剤担持体11からトナーtを飛翔さ
せて像担持体1に供給することも可能である。
【0055】次に、使用するトナーt、帯電部材20、
現像剤担持体11における弾性層11b、規制部材14
及び供給ローラ13を変更させた実験を行い、この発明
の条件を満たす場合には、良好な画像が安定して得られ
るようになることを明らかにする。
【0056】ここで、以下の実験においては、下記のよ
うにして製造した6種類のトナーt1〜t6を用いるよ
うにした。
【0057】(トナーt1)トナーt1を製造するにあ
たっては、トルエンを200重量部、スチレンモノマー
を85重量部、アクリル酸n−ブチルモノマーを15重
量部の割合にし、これに重合開始剤としてラウリルパー
オキサイドを加え、これらを還流冷却器と撹拌機と温度
計とを備えた反応容器内において60℃で4時間反応さ
せ、さらに80℃で2時間反応させ、その後、溶剤のト
ルエンを減圧で除去して、スチレン−アクリル共重合樹
脂を得た。
【0058】そして、このスチレン−アクリル共重合樹
脂45重量部をトルエン200重量部に溶解し、これを
還流冷却器と撹拌機と温度計とを備えた反応容器内でト
ルエンの沸点まで加熱し、トルエンが還流している状態
で撹拌しながら、スチレンモノマーが45重量部、アク
リル酸n−ブチルモノマーが10重量部、重合開始剤の
ベンゾイルパーオキサイドが5重量部の割合になった混
合液を加え、3時間かけて重合させた後、これを室温ま
で冷却し、これにアセトンを100重量部加え、その
後、減圧して溶剤のトルエンとアセトンとを除去した。
【0059】次いで、このようにして得たスチレン−ア
クリル共重合樹脂を200重量部のメタノールに加え、
室温で30分間撹拌した後、減圧してメタノールを除去
し、さらに40℃で減圧して24時間乾燥させて、バイ
ンダー樹脂として用いるスチレン−アクリル共重合樹脂
を得た。
【0060】なお、このスチレン−アクリル共重合樹脂
は、ガラス転移点Tgが58.9℃、数平均分子量Mn
が5900、軟化温度Tmが123℃であった。
【0061】そして、上記のスチレン−アクリル共重合
樹脂を100重量部、着色剤の銅フタロシアニンを3重
量部、荷電制御剤(オリエント化学社製:ボントロンE
−81)を2.5重量部、離型剤のポリエチレンワック
ス(ヤスハラケミカル社製:ネオワックスE−3)を2
重量部の割合にし、これらをヘンシェルミキサーにより
2500rpmで5分間混合した後、2軸混練押出機を
用いて混練し、この混練物を加圧ローラで板状にし、こ
れを200℃のステンレスベルト上を通過させた後、こ
れを冷却した。
【0062】次いで、上記の板状になった混練物をクリ
プトロン(川崎重工業社製)で微粉砕し、エルボージェ
ット(松坂貿易社製)で分級してトナー粒子を得た。
【0063】そして、このトナー粒子100重量部に対
して疎水性チタン(チタン工業社製:STT−30A)
を0.5重量部、疎水性シリカ(ワッカーケミカル社
製:H−2000)を0.25重量部の割合で加え、こ
れをヘンシェルミキサーにより2500rpmで120
秒間混合処理して、体積平均粒径が9.3μmになった
トナーt1を得た。
【0064】(トナーt2)トナーt2を製造するにあ
たっては、上記のトナーt1の製造において、2軸混練
押出機を用いて混練した混練物を加圧ローラで板状にし
た後、これを200℃のステンレスベルト上を通過させ
ないで冷却するようにし、それ以外は、上記のトナーt
1の場合と同様にして体積平均粒径が8.9μmになっ
たトナーt2を得た。
【0065】(トナーt3)トナーt3を製造するにあ
たっては、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物
を1100重量部、ジエチレングリコールを50重量
部、イソフタール酸を1300重量部の割合にし、これ
らを還流冷却器と水分離装置と窒素ガス導入管と温度計
とを備えた反応容器内に入れ、この反応容器をマントル
ヒーターにセットし、反応容器内に窒素ガスを導入しな
がら攪拌し、230℃で脱水重縮合反応を行い、酸価が
43KOHmg/gになったところで、この反応容器内
を6mmHgに減圧してさらに1時間反応させた。
【0066】その後、これを常圧で150℃まで冷却
し、この反応容器内にキシレンとメタノールとが30:
70の割合になった混合溶剤を3000重量部加えて3
0分間撹拌した後、さらにメタノールを1000重量部
を加え、これを冷却してポリエステル樹脂を析出させ
た。
【0067】そして、このポリエステル樹脂を取り出し
て減圧下において乾燥し、バインダー樹脂として用いる
ポリエステル樹脂を得た。なお、このポリエステル樹脂
は、酸価が46KOHmg/g、数平均分子量Mnが4
300、ガラス転移点Tgが63.2℃、軟化温度Tm
が112℃であった。
【0068】そして、上記のポリエステル樹脂を100
重量部、着色剤のキナクリドン顔料を4重量部、荷電制
御剤(オリエント化学社製:ボントロンE−84)を
2.5重量部、離型剤(ミツバ貿易社製:水添ホホバ油
ワックスM−1)を3重量部の割合にし、これらをヘン
シェルミキサーにより2500rpmで5分間混合した
後、2軸混練押出機を用いて混練し、この混練物を加圧
ローラで板状にし、これを200℃のステンレスベルト
上を通過させないで冷却した。
【0069】次いで、上記の板状になった混練物をクリ
プトロン(川崎重工業社製)で微粉砕し、エルボージェ
ット(松坂貿易社製)で分級してトナー粒子を得た。
【0070】そして、このトナー粒子100重量部に対
して疎水性チタン(チタン工業社製:STT−30A)
を0.5重量部、疎水性シリカ(ワッカーケミカル社
製:H−2000)を0.25重量部の割合で加え、こ
れをヘンシェルミキサーによりで2500rpmで12
0秒間混合処理して、体積平均粒径が7.3μmになっ
たトナーt3を得た。
【0071】(トナーt4)トナーt4を製造するにあ
たっては、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加
物を1700重量部、イソフタル酸を1100重量部、
ジエチレングリコールを80重量部の割合にし、これら
を還流冷却器と水分離装置と窒素ガス導入管と温度計と
を備えた反応容器内に入れ、この反応容器をマントルヒ
ーターにセットし、反応容器内に窒素ガスを導入し、攪
拌しながら240℃で脱水重縮合反応を行いポリエステ
ル樹脂P1を得た。
【0072】また、ビスフェノールAプロピレンオキサ
イド付加物を1760重量部、イソフタール酸を113
0重量部、1,6−ジプロピル−1,6−ヘキサンジオ
ールを350重量部、グリセリンを75重量部の割合に
し、これらを還流冷却器と水分離装置と窒素ガス導入管
と温度計とを備えた反応容器内に入れ、上記のポリエス
テル樹脂P1の場合と同様にして、ポリエステル樹脂P
2を得た。
【0073】そして、上記のポリエステル樹脂P1を8
0重量部、ポリエステル樹脂P2を20重量部の割合に
して700重量部のキシレンに溶解させ、これを還流冷
却器と撹拌機と温度計とを備えた反応容器内に入れ、こ
れにジフェニルメタン−4,4−ジイソシアネートを3
5重量部加えて、120℃で1時間反応させた。
【0074】そして、遊離しているイソシアネート基が
ほぼなくなったことを確認した後、樹脂成分が50%に
なるまでキシレンを除去し、その後、これを乾燥機(神
鋼パンテック社製:EXEVA)を用いて190℃で5
分間かけてキシレンを除去し、さらにこれを真空乾燥さ
せて、バインダー樹脂として用いるウレタン変成ポリエ
ステル樹脂を得た。
【0075】なお、このウレタン変成ポリエステル樹脂
は、数平均分子量Mnが6500、ガラス転移点Tgが
63.5℃、軟化温度Tmが135℃であった。
【0076】そして、上記のウレタン変成ポリエステル
樹脂を100重量部、着色剤のカーボンブラック(三菱
化学社製:MA−100)を8重量部、離型剤の低分子
量ポリプロピレン(三洋化成工業社製:ビスコールTS
−200)を2.5重量部、荷電制御剤(保土ケ谷化学
社製:アイゼンスピロンブラックT−77)を3重量部
の割合にし、これらをヘンシェルミキサーにより250
0rpmで5分間混合した後、2軸混練押出機を用いて
混練し、この混練物を加圧ローラで板状にし、板状にな
った混練物を200℃のステンレスベルト上を通過さ
せ、その後これを冷却した。
【0077】次いで、上記の板状になった混練物をクリ
プトロン(川崎重工業社製)で微粉砕し、エルボージェ
ット(松坂貿易社製)で分級してトナー粒子を得た。
【0078】そして、このトナー粒子100重量部に対
して疎水性チタン(チタン工業社製:STT−30A)
を0.5重量部、疎水性シリカ(ワッカーケミカル社
製:H−2000)を0.25重量部の割合で加え、こ
れをヘンシェルミキサーによりで2500rpmで12
0秒間混合処理して、体積平均粒径が9.5μmになっ
たトナーt4を得た。
【0079】(トナーt5)トナーt5を製造するにあ
たっては、トルエンを200重量部、スチレンモノマー
を85重量部、アクリル酸n−ブチルモノマーを10重
量部、メタクリル酸を5重量部、重合開始剤のアゾイソ
ブチロニトリルを2重量部の割合にして、これらを還流
冷却器と撹拌機と温度計とを備えた反応容器内において
60℃で4時間反応させ、さらに80℃で2時間反応さ
せた後、減圧して溶剤のトルエンを除去し、バインダー
樹脂として用いるスチレン−アクリル共重合樹脂を得
た。
【0080】なお、このスチレン−アクリル共重合樹脂
は、ガラス転移点Tgが60℃、数平均分子量Mnが5
700、軟化温度Tmが126℃であった。
【0081】そして、上記のスチレン−アクリル共重合
樹脂を100重量部、着色剤の銅フタロシアニンを3重
量部、荷電制御剤(オリエント化学社製:ボントロンE
−84)を2重量部、離型剤(加藤洋行社製:PARA
FLINTC−105)を2.5重量部の割合にし、こ
れらをヘンシェルミキサーにより2500rpmで5分
間混合した後、2軸混練押出機を用いて混練し、この混
練物を加圧ローラによって板状にし、これを200℃の
ステンレスベルト上を通過させないで、そのまま冷却し
た。
【0082】次いで、上記の板状になった混練物を粗粉
砕した後、超音波ジェット粉砕機(日本ニューマチック
工業社製:PJM I―5)で微粉砕し、エルボージェ
ット(松坂貿易社製)で分級してトナー粒子を得た。
【0083】そして、このトナー粒子100重量部に対
して疎水性チタン(チタン工業社製:STT−30A)
を0.5重量部、疎水性シリカ(ワッカーケミカル社
製:H−2000)を0.25重量部の割合で加え、こ
れをヘンシェルミキサーによりで2500rpmで12
0秒間混合処理して、体積平均粒径が8.6μmになっ
たトナーt5を得た。
【0084】(トナーt6)トナーt6を製造するにあ
たっては、スチレンモノマーを90重量部、アクリル酸
n−ブチルモノマーを10重量部、ジビニルベンゼンを
0.5重量部、重合開始剤のベンゾイルパーオキサイド
を1重量部の割合にして、これらを還流冷却器と水分離
装置と窒素ガス導入管と温度計とを備えた反応容器内に
入れ、この反応容器内にポリビニールアルコール部分ケ
ン化化物を0.1重量部溶解させたイオン交換水を30
0重量部加え、反応容器内を窒素ガスで置換した後、こ
れを撹拌して懸濁させ、60〜70℃で6時間懸濁重合
させた後、これを濾過し、得られたスチレン−アクリル
共重合樹脂の粒子を脱水し乾燥させた。
【0085】なお、このスチレン−アクリル共重合樹脂
は、数平均分子量Mnが7300、ガラス転移点Tgが
59℃、軟化温度Tmが135℃であった。
【0086】そして、上記のスチレン−アクリル共重合
樹脂を100重量部、着色剤の銅フタロシアニンを3重
量部、荷電制御剤(オリエント化学社製:ボントロンE
−81)を2.5重量部、離型剤(加藤洋行社製:カル
ナウバワックス)を2重量部の割合にし、これらをヘン
シェルミキサーにより2500rpmで5分間混合した
後、2軸混練押出機を用いて混練し、この混練物を加圧
ローラによって板状にし、これを200℃のステンレス
ベルト上を通過させた後、この板状になった混練物を冷
却させた。
【0087】次いで、上記の板状になった混練物をクリ
プトロン(川崎重工業社製)で微粉砕し、エルボージェ
ット(松坂貿易社製)で分級してトナー粒子を得た。
【0088】そして、このトナー粒子100重量部に対
して疎水性チタン(チタン工業社製:STT−30A)
を0.5重量部、疎水性シリカ(ワッカーケミカル社
製:H−2000)を0.25重量部の割合で加え、こ
れをヘンシェルミキサーによりで2500rpmで12
0秒間混合処理して、体積平均粒径が9.3μmになっ
たトナーt6を得た。
【0089】そして、上記のようにして製造したトナー
t1〜t6について、ガスクロマトグラフィー(島津製
作所社製:GC−9Aヘッドスペースガスクロマトグラ
フィー)を用いて、各トナーt1〜t6に含まれる芳香
族有機溶剤であるベンゼン,トルエン,エチルベンゼ
ン,o−キシレン,m−キシレン、p−キシレンの量、
ビニルモノマーであるスチレンモノマーの量及び上記の
芳香族有機溶剤とスチレンモノマーとの合計量Qを求
め、その結果を下記の表1に示した。
【0090】
【表1】
【0091】この結果、トナーt1〜t4は芳香族有機
溶剤とスチレンモノマーとの合計量が500ppm以下
になっていたが、トナーt5,t6は芳香族有機溶剤と
スチレンモノマーとの合計量が500ppmを越えてい
た。
【0092】(実験1)この実験においては、上記の帯
電部材20として、下記のような6種類の帯電部材A1
〜A6を用いるようにした。
【0093】(帯電部材A1)帯電部材A1としては、
金属ローラの外周面に表面層として、発泡ウレタンに導
電剤のカーボンブラックが添加されて厚みが3mmにな
った弾性層と、この弾性層の上にウレタンで構成されて
厚みが15μmになったコート層とが設けられて、その
体積電気抵抗値が7×105 Ω・cm、ゴム硬度が78
度になったものを用いた。
【0094】(帯電部材A2)帯電部材A2としては、
シリコーンゴムに導電剤のカーボンブラックが添加され
て厚みが2mmになったシート状に形成され、その体積
電気抵抗値が8×10 4 Ω・cm、ゴム硬度が73度に
なったものを用いた。
【0095】(帯電部材A3)帯電部材A3としては、
スチレン−ブタジエン共重合体に導電剤のカーボンブラ
ックが添加されて厚みが2mmになったシート状に形成
され、その体積電気抵抗値が5×108 Ω・cm、ゴム
硬度が68度になったものを用いた。
【0096】(帯電部材A4)帯電部材A4としては、
金属ローラの外周面に表面層として、シリコーンゴムに
導電剤のカーボンブラックが添加されて厚みが3mmに
なった弾性層が設けられ、その体積電気抵抗値が5×1
5 Ω・cm、ゴム硬度が32度になったものを用い
た。
【0097】(帯電部材A5)帯電部材A5としては、
スチレン−ブタジエン共重合体に導電剤のカーボンブラ
ックと充填剤のシリカ粉末とが添加されて厚みが2mm
のシート状に形成され、その体積電気抵抗値が5×10
6 Ω・cm、ゴム硬度が95度になったものを用いた。
【0098】(帯電部材A6)帯電部材A6としては、
金属ローラの外周面に表面層として、スチレン−ブタジ
エン共重合体に導電剤のカーボンブラックと充填剤のシ
リカ粉末とが添加されて厚みが3mmになった弾性層が
設けられ、その体積電気抵抗値が5×103 Ω・cm、
ゴム硬度が76度になったものを用いた。
【0099】(実施例1−1〜1−4及び比較例1−1
〜1−6)これらの実施例1−1〜1−4及び比較例1
−1〜1−6においては、下記の表2に示すように、実
施例1−1ではトナーt1と帯電部材A1とを、実施例
1−2ではトナーt2と帯電部材A2とを、実施例1−
3ではトナーt3と帯電部材A3とを、実施例1−4で
はトナーt4と帯電部材A1とを、比較例1−1ではト
ナーt5と帯電部材A1とを、比較例1−2ではトナー
t6と帯電部材A1とを、比較例1−3ではトナーt1
と帯電部材A5とを、比較例1−4ではトナーt1と帯
電部材A4とを、比較例1−5ではトナーt2と帯電部
材A6とを、比較例1−6ではトナーt6と帯電部材A
4とを用いた。
【0100】そして、実施例1−1〜1−3及び比較例
1−1,1−2,1−4,1−5においては、市販のプ
リンター(ミノルタ社製:PageProPS)の帯電
装置の部分を改良したものを用い、また実施例1−4及
び比較例1−3,1−6においては、市販のプリンター
(EPSON社製:LP−1700)の帯電装置の部分
を改良したものを用い、それぞれ2時間連続駆動させ、
50℃で1000時間保管した後、5万枚の耐刷試験を
行い、形成された画像について、カブリ、画像濃度、濃
度むら、ハーフトーンの濃度むら、筋状むら、ドットの
再現性の評価を行い、その結果を下記の表2に示した。
【0101】なお、カブリ、画像濃度、濃度むら、ハー
フトーンの濃度むら、筋状むら、ドットの再現性の評価
については、良好な場合を○、実用上問題にならない程
度の場合を△、実用上問題になる場合を×で示した。
【0102】
【表2】
【0103】この結果から明らかなように、像担持体の
表面に接触する部分のゴム硬度が40〜90度で、体積
電気抵抗値が1×104 〜1×1010Ω・cmの範囲に
なった帯電部材A1〜A3を用いると共に、含有される
芳香族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量Qが500
ppm以下になったトナーt1〜t4を用いた実施例1
−1〜1−4のものにおいては、カブリ、画像濃度、濃
度むら、ハーフトーンの濃度むら、筋状むら、ドットの
再現性の評価が良好又は実用上問題にならない程度であ
り、トナーに含有される芳香族有機溶剤とビニルモノマ
ーとの合計量Qが少なくなると、これらの評価がさらに
良くなった。
【0104】これに対して、含有される芳香族有機溶剤
とビニルモノマーとの合計量Qが500ppm以上にな
ったトナーt5,t6を用いた比較例1−1,1−2,
1−6のものや、像担持体1の表面に接触する部分のゴ
ム硬度が95度になった帯電部材A5を用いた比較例1
−3のものや、像担持体1の表面に接触する部分のゴム
硬度が32度になった帯電部材A4を用いた比較例1−
4,1−6のものや、像担持体1の表面に接触する部分
の体積電気抵抗値が5×103 Ω・cmになった帯電部
材A6を用いた比較例1−5のものにおいては、上記の
ような各評価が低下しており、特に、画像濃度、濃度む
ら、ハーフトーンの濃度むらの評価が悪くなっていた。
【0105】(実験2)この実験においては、上記の現
像剤担持体11として、下記のような5種類の現像剤担
持体B1〜B5を用いるようにした。
【0106】(現像剤担持体B1)現像剤担持体B1と
しては、金属ローラの外周面に表面層として、シリコー
ンゴムに導電剤のカーボンブラックが添加されて厚みが
1mmになった弾性層と、導電剤のカーボンブラックか
らなる厚みが15μmになった中間層と、ウレタンに導
電剤のカーボンブラックが添加されて厚みが20μmに
なったコート層とが設けられ、その体積電気抵抗値が6
×105 Ω・cm、ゴム硬度が53度、伸びが480%
になったものを用いた。
【0107】(現像剤担持体B2)現像剤担持体B2と
しては、金属ローラの外周面に表面層として、スチレン
−ブタジエン共重合体に導電剤のカーボンブラックが添
加されて厚みが1mmになった弾性層が設けられ、その
体積電気抵抗値が7×104 Ω・cm、ゴム硬度が58
度、伸びが660%になったものを用いた。
【0108】(現像剤担持体B3)現像剤担持体B3と
しては、金属ローラの外周面に表面層として、シリコー
ンゴムに導電剤のカーボンブラックが添加されて厚みが
1mmになった弾性層が設けられ、その体積電気抵抗値
が3×108 Ω・cm、ゴム硬度が86度、伸びが18
1%になったものを用いた。
【0109】(現像剤担持体B4)現像剤担持体B4と
しては、金属ローラの外周面に表面層として、スチレン
−ブタジエン共重合体からなる厚みが1mmになった弾
性層が設けられ、その体積電気抵抗値が7×1013Ω・
cm、ゴム硬度が16度、伸びが900%になったもの
を用いた。
【0110】(現像剤担持体B5)現像剤担持体B5と
しては、金属ローラの外周面に表面層として、スチレン
−ブタジエン共重合体に導電剤のカーボンブラックが添
加されて厚みが1mmになった弾性層と、ウレタンに導
電剤のカーボンブラックが添加されて厚みが20μmに
なったコート層とが設けられ、その体積電気抵抗値が4
×105 Ω・cm、ゴム硬度が42度、伸びが860%
になったものを用いた。
【0111】(実施例2−1〜2−4及び比較例2−1
〜2−6)これらの実施例2−1〜2−4及び比較例2
−1〜2−6においては、下記の表3に示すように、実
施例2−1では前記のトナーt1と現像剤担持体B1と
を、実施例2−2では前記のトナーt2と現像剤担持体
B2とを、実施例2−3では前記のトナーt3と現像剤
担持体B3とを、実施例2−4では前記のトナーt4と
現像剤担持体B1とを、比較例2−1では前記のトナー
t5と現像剤担持体B2とを、比較例2−2では前記の
トナーt6と現像剤担持体B1とを、比較例2−3では
前記のトナーt2と現像剤担持体B3とを、比較例2−
4では前記のトナーt2と現像剤担持体B4とを、比較
例2−5では前記のトナーt1と現像剤担持体B5と
を、比較例2−6では前記のトナーt5と現像剤担持体
B5とを用いた。
【0112】そして、実施例2−1〜2−3及び比較例
2−1〜2−4,2−6においては、市販のプリンター
(ミノルタ社製:PageProPS)の現像装置の部
分を改良したものを用い、また実施例2−4及び比較例
2−5においては、市販のプリンター(EPSON社
製:LP−9200)の現像装置の部分を改良したもの
を用い、それぞれ2時間連続駆動させ、50℃で100
0時間保管した後、5万枚の耐刷試験を行い、形成され
た画像について、カブリ、画像濃度、濃度むら、ハーフ
トーンの濃度むら、筋状むら、ドットの再現性の評価を
行い、その結果を下記の表3に示した。
【0113】なお、カブリ、画像濃度、濃度むら、ハー
フトーンの濃度むら、筋状むら、ドットの再現性の評価
については、良好な場合を○、実用上問題にならない程
度の場合を△、実用上問題になる場合を×で示した。
【0114】
【表3】
【0115】この結果から明らかなように、表面のゴム
硬度が20〜70度、伸びが400〜1200%、体積
電気抵抗値が1×104 〜1×109 Ω・cmの範囲に
なった現像剤担持体B1〜B3を用いると共に、含有さ
れる芳香族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量Qが5
00ppm以下になったトナーt1〜t4を用いた実施
例2−1〜2−4のものにおいては、カブリ、画像濃
度、濃度むら、ハーフトーンの濃度むら、筋状むら、ド
ットの再現性の評価が良好又は実用上問題にならない程
度であり、トナーに含有される芳香族有機溶剤とビニル
モノマーとの合計量Qが少なくなると、これらの評価が
さらに良くなった。
【0116】これに対して、含有される芳香族有機溶剤
とビニルモノマーとの合計量Qが500ppm以上にな
ったトナーt5,t6を用いた比較例2−1,2−2,
2−6のものや、表面のゴム硬度が86度,伸びが18
1%になった現像剤担持体B3を用いた比較例2−3の
ものや、表面のゴム硬度が16度になった現像剤担持体
B4を用いた比較例2−4のものや、体積電気抵抗値が
4×105 Ω・cmになった現像剤担持体B5を用いた
比較例2−5,2−6のものにおいては、上記のような
各評価が低下しており、特に、濃度むら、ハーフトーン
の濃度むら、筋状むらの評価が悪くなっていた。
【0117】(実験3)この実験においては、上記の規
制部材14として、下記のような5種類の規制部材C1
〜C5を用いるようにした。
【0118】(規制部材C1)規制部材C1としては、
シリコーンゴムに導電剤のカーボンブラックが添加され
て厚みが2mmのシート状に形成された基材の表面に、
ウレタンに導電剤のカーボンブラックが添加されて厚み
が20μmになったコート層が設けられ、その体積電気
抵抗値が6×105 Ω・cm、ゴム硬度が53度、伸び
が570%になったものを用いた。
【0119】(規制部材C2)規制部材C2としては、
スチレン−ブタジエン共重合体に導電剤のカーボンブラ
ックが添加されて厚みが2mmのシート状に形成され、
その体積電気抵抗値が7×104 Ω・cm、ゴム硬度が
48度、伸びが550%になったものを用いた。
【0120】(規制部材C3)規制部材C3としては、
シリコーンゴムに導電剤のカーボンブラックが添加され
て厚みが2mmのシート状に形成され、その体積電気抵
抗値が3×108 Ω・cm、ゴム硬度が87度、伸びが
175%になったものを用いた。
【0121】(規制部材C4)規制部材C4としては、
スチレン−ブタジエン共重合体を用いて厚みが2mmの
シート状に形成され、その体積電気抵抗値が7×1013
Ω・cm、ゴム硬度が17度、伸びが890%になった
ものを用いた。
【0122】(規制部材C5)規制部材C5としては、
スチレン−ブタジエン共重合体に導電剤のカーボンブラ
ックが添加されて厚みが2mmのシート状に形成された
基材の表面に、ウレタンに導電剤のカーボンブラックが
添加されて厚みが20μmになったコート層が設けら
れ、その体積電気抵抗値が4×105 Ω・cm、ゴム硬
度が43度、伸びが850%になったものを用いた。
【0123】(実施例3−1〜3−4及び比較例3−1
〜3−6)これらの実施例3−1〜3−4及び比較例3
−1〜3−6においては、下記の表4に示すように、実
施例3−1では前記のトナーt1と規制部材C1とを、
実施例3−2では前記のトナーt2と規制部材C2と
を、実施例3−3では前記のトナーt3と規制部材C1
とを、実施例3−4では前記のトナーt4と規制部材C
1とを、比較例3−1では前記のトナーt5と規制部材
C2とを、比較例3−2では前記のトナーt6と規制部
材C2とを、比較例3−3では前記のトナーt1と規制
部材C3とを、比較例3−4では前記のトナーt1と規
制部材C4とを、比較例3−5では前記のトナーt1と
規制部材C5とを、比較例3−6では前記のトナーt5
と規制部材C5とを用いた。
【0124】そして、実施例3−1〜3−3及び比較例
3−1〜3−4においては、市販のプリンター(ミノル
タ社製:PageProPS)の現像装置の部分を改良
したものを用い、また実施例3−4及び比較例3−5,
3−6においては、市販のプリンター(EPSON社
製:LP−9200)の現像装置の部分を改良したもの
を用い、それぞれ2時間連続駆動させ、50℃で100
0時間保管した後、5万枚の耐刷試験を行い、形成され
た画像について、カブリ、画像濃度、濃度むら、ハーフ
トーンの濃度むら、筋状むら、ドットの再現性の評価を
行い、その結果を下記の表4に示した。
【0125】なお、カブリ、画像濃度、濃度むら、ハー
フトーンの濃度むら、筋状むら、ドットの再現性の評価
については、良好な場合を○、実用上問題にならない程
度の場合を△、実用上問題になる場合を×で示した。
【0126】
【表4】
【0127】この結果から明らかなように、現像剤担持
体と接触する部分のゴム硬度が20〜70度、伸びが1
00〜800%の範囲になった規制部材C1,C2を用
いると共に、含有される芳香族有機溶剤とビニルモノマ
ーとの合計量Qが500ppm以下になったトナーt1
〜t4とを用いた実施例3−1〜3−4のものにおいて
は、カブリ、画像濃度、濃度むら、ハーフトーンの濃度
むら、筋状むら、ドットの再現性の評価が良好又は実用
上問題にならない程度であり、トナーに含有される芳香
族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量Qが少なくなる
と、これらの評価がさらに良くなった。
【0128】これに対して、含有される芳香族有機溶剤
とビニルモノマーとの合計量Qが500ppm以上にな
ったトナーt5,t6を用いた比較例3−1,3−2,
3−6のものや、像担持体1の表面に接触する部分のゴ
ム硬度が87度になった規制部材C3を用いた比較例3
−3のものや、像担持体1の表面に接触する部分のゴム
硬度が17度、伸びが890%になった規制部材C4を
用いた比較例4−4のものや、像担持体1の表面に接触
する部分の伸びが850%になった規制部材C5を用い
た比較例3−5,3−6のものにおいては、上記のよう
な各評価が低下しており、特に、濃度むら、ハーフトー
ンの濃度むら、筋状むらの評価が悪くなっていた。
【0129】(実験4)この実験においては、上記の供
給ローラ13として、下記のような6種類の供給ローラ
D1〜D6を用いるようにした。
【0130】(供給ローラD1)供給ローラD1として
は、金属ローラの外周面に、発泡ウレタンに導電剤のカ
ーボンブラックが添加されて厚みが3mmになった発泡
弾性層が設けられ、その体積電気抵抗値が7×105 Ω
・cm、アスカーF硬度が50度、セル数が7.2個/
mmになったものを用いた。
【0131】(供給ローラD2)供給ローラD2として
は、金属ローラの外周面に、発泡ウレタンに導電剤のカ
ーボンブラックが添加されて厚みが4mmになった発泡
弾性層が設けられ、その体積電気抵抗値が8×104 Ω
・cm、アスカーF硬度が43度、セル数が3.2個/
mmになったものを用いた。
【0132】(供給ローラD3)供給ローラD3として
は、金属ローラの外周面に、発泡ウレタンに導電剤のカ
ーボンブラックが添加されて厚みが4mmになった発泡
弾性層が設けられ、その体積電気抵抗値が6×105 Ω
・cm、アスカーF硬度が64度、セル数が15.8個
/mmになったものを用いた。
【0133】(供給ローラD4)供給ローラD4として
は、金属ローラの外周面に、発泡ウレタンに導電剤のカ
ーボンブラックが添加されて厚みが3mmになった発泡
弾性層が設けられ、その体積電気抵抗値が4×105 Ω
・cm、アスカーF硬度が41度、セル数が1.2個/
mmになったものを用いた。
【0134】(供給ローラD5)供給ローラD5として
は、金属ローラの外周面に、発泡ウレタンに導電剤のカ
ーボンブラックが添加されて厚みが3mmになった発泡
弾性層が設けられ、その体積電気抵抗値が5×105 Ω
・cm、アスカーF硬度が23度、セル数が4.2個/
mmになったものを用いた。
【0135】(供給ローラD6)供給ローラD6として
は、金属ローラの外周面に、発泡ウレタンに導電剤のカ
ーボンブラックが添加されて厚みが3mmになった発泡
弾性層が設けられ、その体積電気抵抗値が3×105 Ω
・cm、アスカーF硬度が85度、セル数が5.2個/
mmになったものを用いた。
【0136】(供給ローラD7)供給ローラD7として
は、金属ローラの外周面に、発泡ウレタンに導電剤のカ
ーボンブラックが添加されて厚みが3mmになった発泡
弾性層が設けられ、その体積電気抵抗値が7×108 Ω
・cm、アスカーF硬度が68度、セル数が6.9個/
mmになったものを用いた。
【0137】(実施例4−1〜4−4及び比較例4−1
〜4−7)これらの実施例4−1〜4−4及び比較例4
−1〜4−7においては、下記の表5に示すように、実
施例4−1では前記のトナーt1と供給ローラD1と
を、実施例4−2では前記のトナーt2と供給ローラD
2とを、実施例4−3では前記のトナーt3と供給ロー
ラD1とを、実施例4−4では前記のトナーt4と供給
ローラD7とを、比較例4−1では前記のトナーt4と
供給ローラD3とを、比較例4−2では前記のトナーt
4と供給ローラD4とを、比較例4−3では前記のトナ
ーt1と供給ローラD5とを、比較例4−4では前記の
トナーt4と供給ローラD6とを、比較例4−5では前
記のトナーt5と供給ローラD1とを、比較例4−6で
は前記のトナーt6と供給ローラD1とを、比較例4−
7では前記のトナーt5と供給ローラD5とを用いた。
【0138】そして、実施例4−1〜4−3及び比較例
4−1〜4−3,4−5においては、市販のプリンター
(ミノルタ社製:PageProPS)の現像装置の部
分を改良したものを用い、また実施例4−4及び比較例
4−4,4−6,4−7においては、市販のプリンター
(EPSON社製:LP−9200)の現像装置の部分
を改良したものを用い、それぞれ2時間連続駆動させ、
50℃で1000時間保管した後、5万枚の耐刷試験を
行い、形成された画像について、カブリ、画像濃度、濃
度むら、ハーフトーンの濃度むら、筋状むら、ドットの
再現性の評価を行い、その結果を下記の表5に示した。
【0139】なお、カブリ、画像濃度、濃度むら、ハー
フトーンの濃度むら、筋状むら、ドットの再現性の評価
については、良好な場合を○、実用上問題にならない程
度の場合を△、実用上問題になる場合を×で示した。
【0140】
【表5】
【0141】この結果から明らかなように、表面のアス
カーF硬度が30〜80度、セル数が2〜10個/mm
の範囲になった供給ローラD1,D2を用いると共に、
含有される芳香族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量
Qが500ppm以下になったトナーt1〜t4とを用
いた実施例4−1〜4−4のものにおいては、カブリ、
画像濃度、濃度むら、ハーフトーンの濃度むら、筋状む
ら、ドットの再現性の評価が良好又は実用上問題になら
ない程度であり、トナーに含有される芳香族有機溶剤と
ビニルモノマーとの合計量Qが少なくなると、これらの
評価がさらに良くなった。
【0142】これに対して、含有される芳香族有機溶剤
とビニルモノマーとの合計量Qが500ppm以上にな
ったトナーt5,t6を用いた比較例4−5〜4−7の
ものや、表面のセル数が15.8個/mmになった供給
ローラD3を用いた比較例4−1のものや、表面のセル
数が1.2個/mmになった供給ローラD4を用いた比
較例4−2のものや、表面のアスカーF硬度が23度に
なった供給ローラD5を用いた比較例4−3,4−7の
ものや、表面のアスカーF硬度が85度になった供給ロ
ーラD6を用いた比較例4−4のものにおいては、上記
のような各評価が低下しており、特に、濃度むら、ハー
フトーンの濃度むら、筋状むらの評価が悪くなってい
た。
【0143】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
第1の現像装置においては、表面のゴム硬度が20〜7
0度、伸びが400〜1200%の範囲になった現像剤
担持体を用いると共に、現像剤に含有される芳香族有機
溶剤とビニルモノマーとの合計量が500ppm以下に
なったトナーを用いるようにしたため、上記の現像剤担
持体の表面に規制部材を接触させて現像領域に搬送され
るトナーの量を規制する際に、トナーが割れるのが防止
されると共に、トナーに含有された芳香族有機溶剤やビ
ニルモノマーが現像剤担持体の弾性層に浸透して弾性層
におけるゴム硬度や電気抵抗等の特性が変化するのも防
止され、長期にわたって良好な画像が得られるようにな
った。
【0144】また、この発明における第2の現像装置に
おいては、少なくとも現像剤担持体の表面に接触する部
分のゴム硬度が20〜70度、伸びが100〜800%
の範囲になった規制部材を用いると共に、現像剤に含有
される芳香族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量が5
00ppm以下になったトナーを用いるようにしたた
め、上記の規制部材を現像剤担持体の表面に接触させて
現像領域に搬送されるトナーの量を規制する際に、トナ
ーが割れるのが防止されると共に、トナーに含有された
芳香族有機溶剤やビニルモノマーが規制部材に浸透して
規制部材における上記のゴム硬度や伸び等の特性が変化
するのが防止され、長期にわたって良好な画像が得られ
るようになった。
【0145】また、この発明における第3の現像装置に
おいては、表面のアスカーF硬度が30〜80度、セル
数が2〜10個/mmの範囲になった供給ローラを用い
て現像剤担持体に現像剤を供給させるようにすると共
に、現像剤に含有される芳香族有機溶剤とビニルモノマ
ーとの合計量が500ppm以下になったトナーを用い
るようにしたため、上記の供給ローラにより現像剤担持
体にトナーを供給させる際に、トナーが割れたりするこ
とがなく、適当な量のトナーが現像剤担持体に供給され
るようになると共に、トナーに含有された芳香族有機溶
剤やビニルモノマーが供給ローラに浸透して供給ローラ
の硬度等の特性が変化するのも防止され、現像剤担持体
に対するトナーの供給が安定して行われ、長期にわたっ
て良好な画像が得られるようになった。
【0146】また、この発明における画像形成装置にお
いては、像担持体の表面を帯電させる帯電部材における
少なくとも像担持体の表面と接触する部分のゴム硬度を
40〜90度、体積電気抵抗値を1×104 〜1×10
10Ω・cmの範囲にすると共に、現像剤に含有される芳
香族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量が500pp
m以下になったトナーを用いるようにしたため、上記の
帯電部材を像担持体の表面に接触させて帯電させる際
に、この帯電部材が像担持体の表面に沿って適切に接触
し、像担持体の表面が均一に帯電されるようになり、ま
たトナーに含有される芳香族有機溶剤やビニルモノマー
が帯電部材に浸透して帯電部材の硬度や電気抵抗等の特
性が変化するのも防止され、像担持体の表面が安定して
均一に帯電されるようになり、長期にわたって良好な画
像が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像形成装置を示した概略説明図であ
る。
【図2】この発明の一実施形態における現像装置及び画
像形成装置を示した概略説明図である。
【図3】この発明の他の実施形態における現像装置及び
画像形成装置を示した概略説明図である。
【符号の説明】
1 像担持体 10 現像装置 11 現像剤担持体 11b 現像剤担持体の表面層 13 供給ローラ 13b 供給ローラの発泡弾性層 14 規制部材 20 帯電部材 22 帯電部材の表面層 t 現像剤(トナー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/02 101 G03G 9/08 321 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC05 2H005 AA01 AB02 CA04 CA08 CA30 EA10 FA07 2H077 AC04 AD06 AD13 AD23 AD35 EA16 FA13 FA22 FA25 3J103 AA02 BA41 FA30 GA02 GA52 GA56 GA57 GA58 HA04 HA12 HA22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を現像剤担持体により像担持体と
    対向する現像領域に搬送する途中において、この現像剤
    担持体の表面に規制部材を接触させて現像領域に搬送さ
    れる現像剤の量を規制するようにした現像装置におい
    て、上記の現像剤担持体として、その表面のゴム硬度が
    20〜70度、伸びが400〜1200%、体積電気抵
    抗値が1×104 〜1×109 Ω・cmの範囲になった
    ものを用いると共に、上記の現像剤として、含有される
    芳香族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量が500p
    pm以下になったトナーを用いたことを特徴とする現像
    装置。
  2. 【請求項2】 現像剤を現像剤担持体により像担持体と
    対向する現像領域に搬送する途中において、この現像剤
    担持体の表面に規制部材を接触させて現像領域に搬送さ
    れる現像剤の量を規制するようにした現像装置におい
    て、上記の規制部材として、少なくとも現像剤担持体の
    表面に接触する部分のゴム硬度が20〜70度、伸びが
    100〜800%の範囲になったものを用いると共に、
    上記の現像剤として、含有される芳香族有機溶剤とビニ
    ルモノマーとの合計量が500ppm以下になったトナ
    ーを用いたことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤を供給ローラによって現像剤担持
    体に供給し、この現像剤担持体により現像剤を像担持体
    と対向する現像領域に搬送して現像を行う現像装置にお
    いて、上記の供給ローラとして、その表面のアスカーF
    硬度が30〜80度、セル数が2〜10個/mmの範囲
    になったものを用いると共に、上記の現像剤として、含
    有される芳香族有機溶剤とビニルモノマーとの合計量が
    500ppm以下になったトナーを用いたことを特徴と
    する現像装置。
  4. 【請求項4】 像担持体の表面に帯電部材を接触させて
    像担持体の表面を帯電させ、帯電された像担持体の表面
    に静電潜像を形成し、現像装置から像担持体の表面に形
    成された静電潜像に現像剤を供給するようにした画像形
    成装置において、上記の帯電部材として、少なくとも像
    担持体の表面に接触する部分のゴム硬度が40〜90
    度、体積電気抵抗値が1×104 〜1×1010Ω・cm
    の範囲になったものを用いると共に、上記の現像剤とし
    て、含有される芳香族有機溶剤とビニルモノマーとの合
    計量が500ppm以下になったトナーを用いたことを
    特徴とする画像形成装置。
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