JP3458517B2 - 非磁性1成分現像剤および画像形成方法 - Google Patents

非磁性1成分現像剤および画像形成方法

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JP3458517B2 JP07201495A JP7201495A JP3458517B2 JP 3458517 B2 JP3458517 B2 JP 3458517B2 JP 07201495 A JP07201495 A JP 07201495A JP 7201495 A JP7201495 A JP 7201495A JP 3458517 B2 JP3458517 B2 JP 3458517B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真法、静電記録法
等において使用される乾式静電荷像現像方法による画像
形成方法及び非磁性1成分現像剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真方式では、各種の光導電
物質を含む感光体(通常はドラム状に加工した感光ドラ
ム)上に種々の手段により静電荷の電気的潜像を形成
し、該静電潜像を粉体からなる現像剤で現像し、必要に
応じて紙あるいはフィルム等の基材上に粉体を転写した
後、加圧、加熱等の方法により定着することが行われ
る。現像剤としては、鉄粉、フェライト粉等のキャリア
とトナーとからなる2成分現像剤やキャリアを必要とし
ない1成分現像剤(非磁性または磁性トナー)が知られ
ている。
【0003】1成分現像剤を用いる現像方法としては、
現像剤担持体表面に現像剤層を付着形成し、それを感光
体などの静電潜像保持部材に接触させて現像剤を転移さ
せる接触現像方法や非接触に対向させて現像剤を転移さ
せる飛翔現像方法などが知られている。また現像剤を転
移させる際の静電気力制御方法としては、現像剤担持体
と静電潜像保持部材の間に直流電界を形成させる方法
や、交流バイアスを印加し潜像保持部材に向かう方向と
担持体に向かう方向と交互に電界が加わるようにする方
法等が知られている。
【0004】現像剤担持体上に現像剤層を形成させる方
法としては、現像剤担持体を現像剤層厚規制部材と対向
させ相対移動させることによって対向域を通過する際に
現像剤量を規制し、担持体上に現像剤層を形成させる方
法が一般的である。磁性キャリア粒子を用いた2成分方
法や磁性トナーを用いる方法においては、担持体背面に
磁界発生手段を配置した担持体(マグネットローラ)に
現像剤を磁気的に吸着させて、担持体と規制部材の適正
な距離を保たせた間隙を通過させ現像剤層を形成させる
方法が一般的である。
【0005】磁気的拘束力を用いない場合、例えば非磁
性1成分などの非磁性現像剤を用いる場合には、摩擦帯
電荷によるクーロン力によって現像剤層を形成させる必
要がある。これらの場合、上記同様に間隙を通過させる
だけでは十分な静電荷量が確保できず、現像剤層厚が不
均一になったり、現像剤が周辺に飛散したりすることが
ある。そのため磁気力を用いない方法の場合は一般的に
現像剤層厚規制部材を現像剤担持体に押圧することが多
い。すなわち、現像剤は担持体により搬送され、規制部
材と担持体との押圧部を押し広げながら通過することに
より、適度な現像剤層厚を形成すると同時に押圧部を押
し広げる際の摩擦エネルギーによって十分な摩擦帯電荷
を得て安定な現像剤層を形成できる。
【0006】一方、トナーの製造方法としては、バイン
ダー樹脂と他の成分を混合混練して冷却して固めたトナ
ー原料を粉砕して所望の粒径のトナー粒子を得る粉砕ト
ナー製造方法や、必要な成分とバインダー樹脂原料の単
量体とを分散した状態で重合反応を行いトナー粒子を合
成する重合トナー製造方法が知られている。粉砕トナー
製造の粉砕方法としては、粗砕したトナー原料を気体と
共にノズルより噴射させ原料粒子同士の衝突や衝突板と
の衝突によって粉砕するジェットミルなどの方法や高速
で運動する衝撃部材によって粉砕する機械的粉砕方法等
が知られている。粉砕されたトナー原料は分級工程によ
って所望の粒径の粒子のみを選択し、トナー粒子を得
る。乾式静電荷像現像剤のトナーは平均粒径5〜20μ
m程度のものが通常使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、パーソナル化、
省スペース化などの市場要求に伴い、複写機、プリンタ
等の小型化が促進される傾向にある。電子写真装置のさ
らなる小型化を達成するためには、感光体、例えば感光
ドラムの小径化とともに現像槽のより小型化が必要とな
る。
【0008】しかし、従来から最も一般的に用いられて
きた2成分現像方式の場合、キャリア粒子とトナー粒子
の混合物を攪拌する現像室と消費されたトナーを補給す
るための補給トナー室を必要とし、さらに現像室におけ
るトナーとキャリアの混合比率を制御する機能も必要で
あり、小型化・簡素化の観点からは多くの問題点を有す
る。
【0009】これらの問題を回避するため、キャリア粒
子を用いない磁性1成分方式がパーソナルユースには多
く用いられるようになった。しかし、さらに簡素化を進
めようとした場合、現像剤を保持するために用いられて
いるマグネットローラ方式では部品点数の削減・低コス
ト化に限界がある。またトナー粒子中に含有される強磁
性成分は一般に金属酸化物粒子であり、プリントされた
紙のリサイクルの弊害にもなる。
【0010】そうした状況下、強磁性成分もマグネット
ローラも用いない非磁性1成分現像方式が注目されてき
た。非磁性1成分現像方式には飛翔現像方式と接触現像
方式があるが、これらの方式は、一般に写真等の階調表
現を必要とするアナログ画像表現には不向きなものの、
電子写真特有のエッジ効果(印字画像の境界部にトナー
が過剰に現像される現象)が少なく、印字文字の太りも
起こりにくいのでレーザープリンター等のデジタルの2
値表現には向いていると言われている。
【0011】さらに近年のデジタル画像情報処理技術の
発展に伴い、デジタルフルカラー複写機やモノクロデジ
タル複写機の出力部としても非磁性1成分方式が注目さ
れている。非磁性1成分方式の問題点は前述の押圧され
た現像剤層規制部材を用いたとき発生する。すなわちト
ナーが周辺に飛び散らず均一な層形成を行うのに充分な
押圧力を層厚規制部材に加える場合、摩擦エネルギーに
よってトナーが現像剤担持体や層厚規制部材に融着した
り、微粉砕されてしまったり、致命的問題を生ずる。こ
れらの問題を回避するためにガラス転移点や軟化点が高
く固いトナーを用いると熱定着性能が悪くなり、十分に
紙などへ定着させるためには高い温度と大きなエネルギ
ーが必要となる。
【0012】しかしながら、省エネルギーの観点から、
低温定着は現在必須な要求性能である。比較的室温に近
い現像器内においては強固で、かつ約100℃以上の定
着温度領域では溶融しやすいようにトナーの分子量分布
や熱特性を設計することが必須である。ひとつの方法と
しては、画像に光沢を望まれているフルカラートナーの
場合のようにシャープな分子量分布を有するバインダー
樹脂を用いることで常温では強固で定着温度では溶融す
るトナーを製造することは可能なものの、一方でホット
オフセットと言われる致命的現象が発生する。ホットオ
フセットとは、定着温度範囲より高い温度において、ト
ナーの粘性がなくなりトナーが液状に近い状態になった
とき、定着器側にもトナーが付着してしまい、画像劣化
を生ずる現象である。シャープ過ぎる分子量分布を有す
るバインダー樹脂を用いた場合、軟化点温度付近で急激
に粘性が減少するため、定着温度範囲より僅かに高い温
度になるとこのホットオフセット現象が生じてしまう。
フルカラー用定着器においては、定着器の表面に離型剤
として、シリコーンオイルを供給しながら定着を行うこ
とでホットオフセットを防いでいるが、ローコスト化の
観点からはシリコーンオイル供給機構は省略すべきもの
である。
【0013】低温での定着性を損なわず、非磁性1成分
現像方式を実現させるための装置側からの対策として、
弱い摩擦エネルギーでの高い摩擦帯電効率を得るための
創意はいくつか実現されている。たとえば、現像剤担持
体へトナーを供給するスポンジローラ等の接触部材を接
触させ摩擦の機会を増やす方法や、現像剤担持体と現像
剤層厚規制部材の間や現像剤担持体と前記接触部材の間
に電位差を付けて、その間を通過する現像剤に電荷を注
入する方法などが知られてはいる。しかし、前述の通り
電子写真装置の低価格化が迫られる現在、それらの補助
部材は極力排除することが切望されている。
【0014】現像剤が充分な摩擦帯電量を得られない場
合、トナーの機内への飛散や白地カブリ等の好ましくな
い現象が発生する。また非磁性1成分は2成分に比べ
て、「中抜け」現象が起こりやすい。中抜けとは、文字
や線を画像形成する時画像の中にトナー粒子が存在しな
い部分が生じてしまう好ましくない現象である。それら
の問題点を解決するため、トナーのころがりを良くし、
一部のトナー粒子あるいはトナー粒子の一部分のみに摩
擦力が集中しないように形状が球形に近いトナーを用い
る方法(特開平4−44056号公報、特開平5−14
2857号公報等)や球形に近い重合トナーを用いる方
法(特開平3−259161号公報、特開平4−225
368号公報、特開平5−165253号公報等)等が
知られている。トナー粒子は現像器内で回転しながら、
現像剤担持体などと摩擦帯電するため、形状が不均一で
凹凸があるトナーより球状に近く平滑な表面を持ったト
ナーのほうが実際に接触できる表面が広くなり摩擦帯電
性の面でも有利である。
【0015】しかしながら重合トナーはその製造工程で
形状、分子量、添加される顔料などの分散を制御するた
めに各種の添加剤を使用することが多く、帯電制御能力
の点で好ましくない。特に高温高湿や低温低湿等で画像
品質の劣化が見られる等の環境安定性で問題となること
が多い。一方、粉砕法によって製造したトナーは、環境
安定性の点では重合トナーより優れているものの、形状
が不均一で中抜け防止のためには好ましくない。粉砕法
によって球形に近いトナーを作る方法(クリプトロンを
使用した方法、粉体と工業vol.25No.5(19
93)、p59など)も知られているが、まだ不十分で
ある。以上のような状況下、低温定着用現像剤を用い、
融着やトナーの微粉砕化が起こらない程度の弱い摩擦エ
ネルギーで現像剤に均一で十分な摩擦帯電量を与えるこ
とは困難であり、現在、155℃以下の温度で良好な定
着性能を得られる非磁性1成分現像剤は知られていな
い。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決し、(1)融着や微粉化が起こりにくく、
(2)低温での熱定着が可能で、(3)トナー飛散や白
地カブリ、中抜けもなく、高寿命高画質な現像剤を得る
べく、鋭意検討した結果、ある特定の組成・熱特性を有
するトナーを使用することで本発明を達成した。さらに
ある種の添加剤を加えることにより、摩擦帯電を助ける
補助部材/手段のないシンプルで安価な設計の現像方法
に用いた場合でも効果を発揮する。
【0017】すなわち、本発明の要旨は、現像剤が供給
される現像剤担持体と該担持体を押圧する現像剤層厚規
制部材を備え、該担持体に対する該規制部材の線押圧力
が30〜150N/mである現像方法に使用される非磁
性1成分現像剤であって、該非磁性1成分現像剤が架橋
性ポリエステル樹脂と非架橋性ポリエステル樹脂との混
合物である結着樹脂および着色剤を混練し粉砕して得ら
れる軟化点が130℃以下であるトナー粒子からなるこ
とを特徴とする非磁性1成分現像剤、並びに現像剤担持
体に現像剤層厚規制部材を押圧し、該担持体を該規制部
材に対し相対的に移動させることにより、上記非磁性1
成分現像剤が押圧部を通過して、該担持体上に現像剤層
が形成する工程、該担持体上の現像剤を静電潜像保持部
材との対向域で静電潜像保持部材へ移転させる工程、静
電潜像保持部材上の現像剤を転写材へ転写する工程、お
よび接触型の熱定着器により現像剤を転写材へ定着する
工程を有する画像形成方法に存する。
【0018】現像剤のガラス転移点、架橋性ポリエステ
ル樹脂と非架橋性ポリエステル樹脂の配合比について特
定の範囲のものを用いることによりさらに良好な定着性
能を得ることが出来る。さらに窒素吸着法による比表面
積が45m2 /g以上の無機酸化物微粒子を添加すると
現像剤の流動性が良くなり安定した現像剤層形成が行
え、好ましい。また本発明は、現像剤層厚規制部材や供
給部材などの接触部材に電圧を印加しない場合や摩擦帯
電エネルギーが比較的小さい場合、現像剤中に脂肪酸金
属塩を含有させると一層好ましい。
【0019】また本発明は、脂肪酸金属塩を含有した場
合、現像剤担持体に接触する部材が現像剤層厚規制部
材、潜像保持部材、現像剤漏れ防止シール部材以外には
存在しない状態すなわち現像剤が帯電しにくい状態で効
果を発揮する。以下、本発明について詳細に説明する。
本発明に用いられるトナーは熱可塑性バインダー樹脂中
に、着色剤、必要に応じて帯電制御剤、離型剤、その他
の物質等を分散含有した微粉末である。
【0020】前記トナー構成成分のうち、バインダー樹
脂としては、飽和もしくは不飽和ポリエステル樹脂であ
り、好ましくは架橋性ポリエステル樹脂と非架橋性ポリ
エステル樹脂とを適当な比率で混合したものを主成分と
して用いる。架橋性ポリエステル樹脂を単独で使用した
場合には、適度な保存安定性とホットオフセット温度を
確保した場合、低温での定着が悪くなる。非架橋性ポリ
エステル樹脂を単独で使用した場合には、ホットオフセ
ットが定着可能温度に近い温度から発生してしまう。
【0021】トナー用バインダー樹脂として最も一般に
使用される架橋性スチレン−アクリル系樹脂や分子量の
異なる樹脂をブレンドすること等により得られる非常に
ブロードな分子量分布やいくつかのピークを持つ分子量
分布としたタイプの非架橋性スチレン−アクリル系樹脂
を用いた場合には、常温付近での適度な強靱性が確保で
きず、現像器内での融着が発生した。また、指や消しゴ
ム等で擦った場合の定着強度はポリエステル樹脂トナー
並でも、紙を折り曲げた場合のハゲ落ちが悪かった。
【0022】本発明に用いられる架橋性ポリエステル樹
脂は、2価のカルボン酸単量体と2価のアルコール単量
体と3価以上の多価カルボン酸単量体や多価アルコール
単量体との重縮合によって得られる。2価のアルコール
単量体としては、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレン
グリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−
ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブ
テンジオール等のジオール類、ビスフェノールA、ポリ
オキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピ
レン化ビスフェノールA等のエーテル化ビスフェノール
類、その他の2価のアルコール単量体が挙げられる。2
価のカルボン酸単量体としては、イソフタル酸、テレフ
タル酸、アジピン酸、セバシン酸、ジフェン酸、ナフタ
レンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、これ
らの酸の無水物もしくは低級アルキルエステルを主成分
とするものが挙げられる。3価以上の多価カルボン酸と
しては、トリメリト酸、シクロヘキサントリカルボン
酸、ナフタレントリカルボン酸、ブタントリカルボン
酸、ヘキサントリカルボン酸、オクタンテトラカルボン
酸、及びこれらの酸の無水物、その他を挙げることがで
きる。3価以上の多価アルコール単量体としては、トリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。
【0023】本発明に用いられる非架橋性ポリエステル
樹脂は、2価のカルボン酸単量体と2価のアルコール単
量体とを主成分とする重縮合によって得られる。実質的
に非架橋性樹脂の性質を失わない程度、すなわち線形ポ
リマーに対し高々分岐構造を与える程度の範囲内で3価
以上の多価カルボン酸単量体や多価アルコール単量体等
を約2モル%程度以下添加しても良い。これらの単量体
としては、架橋性ポリエステル樹脂と同様のものなどが
使用できる。
【0024】また、上記の架橋性ポリエステル樹脂また
は非架橋性ポリエステル樹脂はそれぞれ1種類ずつで使
用するに限らず、それぞれ2種以上を併用することもで
きる。架橋性ポリエステル樹脂と非架橋性ポリエステル
樹脂の重量比率は50:50から92:8、中でも特に
60:40〜90:10が好ましい。この範囲より架橋
性樹脂が多い場合には十分な低温定着性が確保できず、
少ない場合には、ホットオフセットが発生しやすい。
【0025】そして、該バインダー樹脂を用いて製造し
た現像剤の軟化点は、130℃以下であり、125℃以
下であるものが好ましい。軟化点が高すぎる場合は、充
分な低温定着性が得られず、定着強度が悪化する傾向に
あるので好ましくない。また、該バインダー樹脂を用い
て製造した現像剤のガラス転移温度は、示差熱分析装置
で測定したときの転移開始(変曲点)が50℃〜70℃
であるのが好ましい。ガラス転移温度が低い場合、長期
保管時の熱安定性が悪く、トナーの凝集や固化を招き使
用上問題がある。高すぎる場合は、充分な低温定着性が
得られず、定着強度が悪化する傾向にあるので好ましく
ない。特に65〜70℃の場合は、トナーの融着や微粉
粉砕や保管時の熱安定性にマージンがあるもののやや定
着性が悪化する傾向があるので軟化点を低め(具体的に
は115℃以下程度)とした方が好ましい。ガラス転移
温度は50〜65℃であることが一層好ましい。
【0026】着色剤としては、従来から用いられるもの
であれば、任意の適当な顔料や染料が使用できる。例え
ば、酸化チタン、亜鉛華、アルミナホワイト、炭酸カル
シウム、紺青、カーボンブラック、フタロシアニンブル
ー、フタロシアニングリーン、ハンザイエローG、ロー
ダミン系染顔料、クロムイエロー、キナクリドン、ベン
ジジンイエロー、ローズベンガル、トリアリルメタン系
染料、アントラキノン染料、モノアゾ及びジスアゾ系染
顔料などを相当するトナーの色に合わせて単独または適
宜混合して用いる。着色剤の含有量は、現像により可視
像を形成することができるようトナーを着色するに十分
な量であればよく、例えばバインダー樹脂100重量部
に対して3〜20重量部とするのが好ましい。
【0027】トナーの帯電制御としては、使用するバイ
ンダー樹脂等の組成制御等の方策や現像剤担持体表面の
組成制御等の方策も考えられるが、正の帯電性を得るた
めには正の帯電制御剤を、負の帯電性を得るためには負
の帯電制御剤を用いても良い。これらは、各種公知のも
のの中から適宜選択すればよい。正の帯電制御剤として
は、例えば、各種ニグロシン染料、特公平1−5469
4、特公平1−54695、特公平1−54696号公
報等に記載の4級アンモニウム化合物、特開昭51−4
55、特公昭63−57787、特公表平2−5015
06号公報等に記載のトリフェニルメタン化合物、特開
平3−119364、特開平3−202856、特開平
3−217851号公報等に記載のイミダゾール誘導体
やイミダゾール類の金属錯体等が挙げれる。
【0028】負の帯電制御剤としては、特公平3−37
183、特公平2−16916号公報等に記載の含金ア
ゾ染料や特公昭55−42752号公報等に記載のサリ
チル酸類金属錯体、特開昭63−163374号公報等
に記載のサリチル酸類金属塩、特開平5−119535
号公報等に記載の金属元素を含有しないカリックスアレ
ン化合物などが挙げられる。
【0029】上記した帯電制御剤をトナーに含有させる
方法としては、トナー内部に添加する方法と外添する方
法とがある。内添する場合、これら化合物の使用量は、
前記バインダー樹脂100重量部に対して、通常0.0
5〜20重量部、好ましくは0.1〜10重量部の範囲
で用いられる。また、外添する場合は、樹脂100重量
部に対し、0.01〜10重量部が好ましい。
【0030】この他、熱特性や物理特性を改良する目的
でトナー中に内添しうる助剤としては、公知のものが使
用可能であるが、例えば、離型剤としてポリアルキレン
ワックス、パラフィンワックス、高級脂肪酸、脂肪酸ア
ミド、金属石鹸等が挙げられる。その添加量は、現像剤
中に0.1〜10重量%程度が好ましい。本発明におい
ては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィ
ン系樹脂が離型剤として好ましく使用できた。0.5〜
6重量%添加することによりホットオフセット温度を上
昇できる。
【0031】粉砕法によるトナーの製造方法の場合、上
記の各成分をニーダー等で混練し、冷却後、粉砕し、分
級すればよい。トナーの平均粒径は5〜20μmが好適
である。トナーの粒径は一般的には、コールターカウン
ターによる方法が広く用いられている。今回の発明で使
用したトナーの平均粒径は、コールターカウンターTA
−II型に100μmのアパチャーを使用し、トナー粒子
をアイソトンに分散し、第3チャンネル〜第16チャン
ネルを使用しトナー粒径分布を測定し体積平均により決
定した。
【0032】トナーの軟化点はフローテスター法を用い
て測定した。フローテスター(島津製作所製CFT50
0)において、直径1mm長さ1mmのノズルを用い、
加熱体を80℃に設定しトナー1gを投入する。プラジ
ャーを軽く押し当て、300秒間予熱した後、20Kg
/cm2 の圧力をかけ、6℃/分の速度で昇温する。昇
温によりトナーは軟化しノズルからトナーが押し出さ
れ、プラジャーは下降する。下降の開始から終了までの
プラジャーの下降距離の中点に相当するときの温度をも
って軟化点とする。
【0033】トナーのガラス転移点は示差熱分析装置
(島津製作所製DT−30型)を用い、標準物質として
アルミナを使用し、トナー約20mgを試料セルに投入
し測定部にセットし、一度10℃/分の昇温速度で10
0℃まで加熱し室温まで冷却した後、再び10℃/分で
昇温し、このときのDTA曲線の変曲温度部の前後のな
めらかな曲線部分それぞれから接線を引き、それら接線
同士の交点をもってガラス転移点とする。
【0034】またトナーを主成分とし、無機酸化物微粒
子や脂肪酸金属塩等を混合した現像剤の場合において
も、軟化点およびガラス転移点はトナーの熱特性により
支配的であり、トナー粒子単独で測定した場合と混合物
である現像剤で測定した場合の差は、測定誤差範囲内程
度である。また、本発明において添加される比表面積4
5m2 /g以上の無機酸化物微粒子としては、珪素、チ
タン、アルミニウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、セリウ
ムなどの酸化物やそれらの複合酸化物が使用できる。そ
れらの表面をシランカップリング剤やチタンカップリン
グ剤やシリコーン、その他の樹脂などで表面処理を施し
ても良い。従来より公知の微粒子状無機酸化物として
は、シリカ(日本アエロジル社R972、グンゼ産業社
タラノックス500等)、チタニア(出光興産製IT−
S等)、アルミナ(日本アエロジル社アルミニウムオキ
サイドC等)、マグネシア(宇部興産製気相法高純度超
微粉マグネシア100A等)、酸化鉄(BASF製Si
copur FF4098等)等の無機酸化物微粒子が
知られている。添加量としては現像剤中に0.01〜3
重量%、さらに好ましくは0.03〜1.5重量%添加
することで適度な流動性を確保することが出来る。
【0035】窒素吸着法による比表面積は、島津製作所
マイクロメリティックス フローソーブ2300形を用
い、セルに試料を適量投入し200℃で10〜20分間
脱ガスを行い、比表面積(m2 /g)を測定する。試料
の分解などの恐れがあり、200℃での脱ガスが不可能
な場合は、それ以下の温度で脱ガスを行い、同じサンプ
ルで繰り返し測定を行い値が安定したときの測定値を採
用する。
【0036】本発明においては、比較的弱い摩擦エネル
ギーしか与えないような現像方法(現像剤層厚規制部材
の押圧力が弱い場合や摩擦帯電を助ける補助部材/手段
のない場合など)を用いた場合、脂肪酸金属塩を添加す
ると帯電性が改良され一層好ましい。脂肪酸金属塩とし
ては、好ましくは8〜35個の炭素元素を有する飽和又
は不飽和の脂肪酸の金属塩を使用できる。金属塩として
は、リチウム、ナトリウム、カリウム、銅、ルビニウ
ム、銀、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、ストロンチ
ウム、カドニウム、バリウム、水銀、アルミニウム、ク
ロム、スズ、チタン、ジルコニウム、鉛、マンガン、テ
ツ、コバルト、ニッケルの塩及びその混合物を含むが、
これらには制限されない。添加する前の脂肪酸金属塩粉
末の粒径は、平均が0.2〜30μm程度のものを通常
用いるが、トナー粒子との混合時の解砕効果等もあるの
で特に限定されるものではない。しかしながら、粗粉が
少なく小さな粒径のものの方が混合時の均一分散が容易
であり、より好ましい。脂肪酸金属塩の添加量は、粒径
等にも依存するが、現像剤中に0.02〜5重量%、さ
らに好ましくは0.05〜3重量%添加することで顕著
に効果を発揮する。
【0037】本発明において使用される無機酸化物粒子
や脂肪酸金属塩の添加方法としては、最も一般的にはヘ
ンシェルミキサー等の攪拌羽根を高速回転させトナー粒
子と添加物を均一混合する方法や、ハイブリダイザー等
の気流を併用しさらに粒子同士を強く付着させる方法な
どが知られている。図1の現像器を例に現像方法につい
て説明する。
【0038】現像剤担持体1は、通常、円柱状あるいは
円筒状の形態の表面を担持表面として用いる。材質は弾
性体、剛体どちらでも良いが、接触現像方法においては
弾性体を用いる方法が一般的である。表面は現像剤6の
搬送性を上げる目的で適度な表面粗さを与えても良い。
またトナー粒子との適度な摩擦帯電が得られるような材
質を考慮しなければならない。非磁性1成分接触型現像
の場合、弾性体現像剤担持体の一般的な形態としては、
導電性ゴムローラ(NBRゴム、シリコーンゴムなどに
導電性粒子を分散含有させたものなど)を用いる。導電
ゴムの表層に誘電体層を設ける場合もある。
【0039】現像剤層厚規制部材2は、角棒状の剛体、
突起状の弾性体、板バネ状のものの面や先端を利用する
もの、ローラ、その他、あるいはそれらの複合型など各
種が挙げられる。現像剤層厚規制部材2はそれ自身の弾
性力あるいは現像剤担持体1の弾性力あるいは外部から
の力あるいはそれらの複合力によって、現像剤担持体1
に押圧されている。現像剤層厚規制部材2の押圧力は、
押圧された単位長さ当たりの圧力として定義することが
一般的である。押圧される同士のどちらか一方が弾性体
の場合、圧力に分布がある。例えば、図1においては押
圧部の中央付近で圧力が最大となり、現像剤担持体1の
回転方向の上流側及び下流側は圧力が徐々に弱くなるた
めである。
【0040】本発明の現像剤を用いる場合、現像剤の融
着や微粉砕を防ぐために線押圧力は、150N/m以下
が好ましく、120N/m以下がさらに好ましい。また
現像剤担持体1上への現像剤6の均一層形成と摩擦帯電
のために30N/m以上であることが好ましい。例え
ば、バネ材によって現像剤層厚規制部材2を押圧する場
合、規制部材とバネ材を重量計の上にセットし、バネ材
が現像装置に装着されたときと同じ曲がり量あるいは縮
み量になるように上から力を加え、その時の重量計の重
量表示によって、押圧力の合計が測定できる。押圧力合
計をN(ニュートン)単位に換算し、現像剤層厚規制部
材2と現像剤担持体1の接触する長さで割ることにより
単位長さ当たりの押圧力である線押圧力が算出される。
【0041】現像剤層厚規制部材2の電気的特性につい
ては、絶縁体のもの、導電体のものに電圧を印加する場
合、あるいは導電体ではあるが電気的にはどこにも接続
されずフロートになっているものなど各種であるが、絶
縁体の場合や導電体でも電圧を印加しない場合には逆帯
電トナーによる「白地カブリ」が発生しやすく、そうし
た場合、脂肪酸金属塩添加は顕著に改善効果を発揮す
る。現像剤担持体1をこの押圧に対して、直角方向に摺
るように相対移動させることにより現像剤6粒子は押圧
部を押し広げながら通過し、現像担持体1上に均一に塗
布され現像剤層を形成する。この押圧部の形態、圧力、
組成、印加電圧によって、現像剤層厚、トナーの帯電量
はコントロールされる。大局的には圧力が大きいほど塗
布される現像剤層厚は少なく帯電量は高くなるが、形
態、組成、印加電圧については複雑な物理、化学の現象
となるので一概には議論できない。
【0042】本発明に用いられる静電潜像保持部材3
は、導電性基材表面上にセレン、有機感光性物質などの
層を設けた感光体や導電性基材表面に絶縁体層を設けた
静電気受容体などを使用し、表面に静電荷分布による静
電潜像パターンを形成する。複写機、レーザプリンター
で用いられる一般的な形態は、アルミニウムなどの金属
製の円筒表面に感光材料を塗布したものを用いる。感光
材料として有機感光材料を用いる場合、感光層の比誘電
率は1〜5程度であり、層厚10〜50μm程度で使用
される場合が一般的である。
【0043】画像形成の工程は、一般に用いられている
ゼログラフィーの原理に従い、均一帯電、露光の手順な
どにより静電潜像保持部材3上に静電荷分布の潜像を形
成する。この時の静電潜像保持部材3上の最大電位が、
導電性基材を基準に絶対値で100〜1200V程度、
さらに好ましくは300〜900V程度になるようにコ
ントロールする。
【0044】一方、現像剤担持体1には前述のごとく、
現像剤層厚規制部材2によって現像剤層を形成する。現
像剤担持体1と現像剤層厚規制部材2の間には、特に電
圧をかけない場合、短絡して同電位とする場合、500
V以下程度の電圧をかける場合などがある。また現像剤
担持体1の相対的移動方向の現像剤層厚規制部材2より
上流側に現像剤供給手段4を設けても良い。現像剤供給
手段4としては、現像剤6が自重と流動性によって現像
剤担持体1に付着する力に加え積極的に現像剤6を現像
剤担持体1の方向へ向かわせるものを用いる。例えば、
スポンジ状やブラシ状の部材に現像剤6を含ませて現像
剤担持体1に擦り付ける方法が用いられる。この時の摩
擦を利用して現像剤6の摩擦帯電を促進しても良い。こ
の現像剤供給手段4に導電性の材料を用いて、現像剤6
が現像剤担持体1へ向かう静電気力を与えるように現像
剤担持体1との間に電圧をかけても良い。また一般的に
はローラ状のエンドレスな現像剤担持体1が用いられる
ので静電潜像保持部材3への現像を終えた残りの現像剤
6が付着した現像剤担持体1がこの現像剤供給手段4の
部分に戻ってくるので清掃手段を兼ねさせることもでき
る。その効果を積極的に利用したい場合は逆に現像剤6
が現像剤担持体1から離れる方向に力が加わるように電
圧をかけても良い。また、清掃と供給を兼ねるあるいは
現像剤6の帯電を挙げる目的で交番電界を印加しても良
い。しかしながら、これらの供給/清掃手段は装置の低
価格化の障害となるため、使用しないほうが好ましい。
この場合はトナー粒子の摩擦や電荷注入による帯電の機
会が減少するため、逆帯電トナーによる「白地カブリ」
などの悪しき現象が発生しやすい。こうした場合に脂肪
酸金属塩添加は効果を発揮する。
【0045】また、図1のような形態の現像器を用いる
場合、現像剤担持体1の下方隙間より現像剤6が漏れる
恐れがあるため現像剤漏れ防止シール部材5を付けるこ
とが一般的である。以上の工程により潜像を形成した静
電潜像保持部材3と現像剤層を形成した現像剤担持体1
を対向させ、現像剤6中の少なくともトナー粒子を転移
させ潜像を顕像化する。この際、飛翔現像においては、
現像剤担持体1と静電潜像保持部材3との間に50〜5
00μmの間隙を形成させ静電気力で転移させる。接触
現像の場合は、現像剤層が静電潜像保持部材3に接触
し、潜像パターンに見合ったトナー粒子が静電気力で転
移される。トナーを転移させたい潜像電位と白地とした
い潜像電位の間の電位に現像剤担持体1の電位を保つ方
法が一般的である。
【0046】潜像パターンに転移したトナーは、通常の
複写機やレーザプリンタの場合、紙やフィルムなどの転
写材へさらに転写する。この転写工程においては、転写
材を静電潜像担持部材に接触させて、転写材の背面より
コロナ放電により電荷をあたえる方法や導電性の転写ロ
ーラを押圧し電圧を印加する方法などが一般的である。
ローラ転写等の圧力を加える転写工程の場合、前述の
「中抜け」が発生しやすい。また1成分現像方法は2成
分現像方法に比べ、これも「中抜け」が発生しやすい。
【0047】転写材へ転写されたトナーは接触型定着器
において、熱により溶融定着させる。接触型定着器は、
省エネルギーのために表面温度155℃以下、さらには
145℃で行う。表面温度の測定方法は特に限定されな
いが、熱電体等の接触型の温度センサーが好ましい。定
着器の形態としては、通常、少なくとも一方に熱源を有
し、少なくとも一方の表面が弾性体である2本のローラ
を押圧しながら回転させ、その押圧部に現像剤を転写さ
せた転写材を通過させることで行う方法が最も一般的で
ある。表面温度に位置的分布がある場合や周囲の環境や
プリントを行う時間的タイミングで表面温度が異なる場
合は、最も表面温度が低くなる状況での温度が定着可能
な温度より低くならないように設定する必要がある。別
の形態としてはベルト状の接触熱定着器を用いたSUR
F方式(キャノン社パーソナル複写機FC310等で採
用)やオンデマンド定着方式(キャノン社レーザプリン
タA404G2等で採用)等が挙げられる。
【0048】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例により限定されるものではない。なお、下記実施例
及び比較例中、単に「部」とあるのは、いずれも「重量
部」意味するものとする。以下に示す配合比による13
種のトナー原料を2軸混練押出機で混練し、粉砕し、分
級しトナー粒子を調達した。配合比とともにトナー粒子
のガラス転移点と軟化点と平均粒径も記載する。
【0049】 トナー粒子A 架橋性ポリエステル樹脂A 60部 (構成モノマー:エチレングリコール、ポリオキシプロピレン化ビ スフェノールA、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリト酸) 非架橋性ポリエステル樹脂A 40部 (構成モノマー:ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA、イソ フタル酸、テレフタル酸) 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料A 1部 (ボントロンS−34、オリエント化学製) カーボンブラックA 6部 (三菱カーボンブラックMA100、三菱化学社製) 低分子量ポリプロピレンA 2部 (ビスコール550P、三洋化成社製) ガラス転移点 61℃ 軟化点 118℃ 平均粒径 9.3μm
【0050】 トナー粒子B 架橋性ポリエステル樹脂A 90部 非架橋性ポリエステル樹脂A 10部 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料A 1部 カーボンブラックA 6部 低分子量ポリプロピレンA 2部 ガラス転移点 63℃ 軟化点 126℃ 平均粒径 8.9μm
【0051】 トナー粒子C 架橋性ポリエステル樹脂A 40部 非架橋性ポリエステル樹脂A 60部 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料A 1部 カーボンブラックA 6部 低分子量ポリプロピレンA 2部 ガラス転移点 60℃ 軟化点 114℃ 平均粒径 9.3μm
【0052】 トナー粒子D 架橋性ポリエステル樹脂A 100部 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料A 1部 カーボンブラックA 6部 低分子量ポリプロピレンA 2部 ガラス転移点 63℃ 軟化点 131℃ 平均粒径 9.2μm
【0053】 トナー粒子E 架橋性ポリエステル樹脂B 80部 (構成モノマー:エチレングリコール、ポリオキシプロピレン化ビ スフェノールA、テレフタル酸、アジピン酸、トリメリト酸) 非架橋性ポリエステル樹脂B 20部 (構成モノマー:ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA、エチ レングリコール、イソフタル酸、テレフタル酸) 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料B 2部 (T−95、保土ヶ谷化学製) カーボンブラックA 4部 低分子量ポリプロピレンB 4部 (数平均分子量Mn=8,000) ガラス転移点 61℃ 軟化点 123℃ 平均粒径 9.0μm
【0054】 トナー粒子F 架橋性ポリエステル樹脂C 55部 (構成モノマー:エチレングリコール、ポリオキシプロピレン化ビ スフェノールA、テレフタル酸、トリメリト酸) 非架橋性ポリエステル樹脂B 45部 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料B 2部 カーボンブラックA 4部 低分子量ポリプロピレンB 4部 ガラス転移点 65℃ 軟化点 122℃ 平均粒径 9.2μm
【0055】 トナー粒子G 架橋性ポリエステル樹脂C 100部 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料A 1部 カーボンブラックA 6部 低分子量ポリプロピレンA 2部 ガラス転移点 71℃ 軟化点 145℃ 平均粒径 9.0μm
【0056】 トナー粒子H 架橋性ポリエステル樹脂A 70部 非架橋性ポリエステル樹脂C 30部 (構成モノマー:ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA、テレ フタル酸、トリメリト酸1.5モル%) 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料A 1部 カーボンブラックA 6部 低分子量ポリプロピレンA 2部 ガラス転移点 63℃ 軟化点 122℃ 平均粒径 8.8μm
【0057】 トナー粒子I 非架橋性ポリエステル樹脂C 100部 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料A 1部 カーボンブラックA 6部 低分子量ポリプロピレンA 2部 ガラス転移点 64℃ 軟化点 113℃ 平均粒径 9.1μm
【0058】 トナー粒子J スチレン系樹脂A 100部 (モノマー重量比がスチレン/n−ブチルアクリレート=75/2 5である高分子量成分とスチレン単独である低分子量成分の混合 物であり、分子量分布は40万と5,000にピークを有する) 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料C 2部 (スピロンブラックTRH、保土ヶ谷化学製) カーボンブラックA 6部 低分子量ポリプロピレンB 3部 ガラス転移点 61℃ 軟化点 127℃ 平均粒径 9.1μm
【0059】 トナー粒子K スチレン系樹脂B 100部 (モノマー重量比がスチレン/n−ブチルアクリレート=80/2 0であり、分子量分布は35万と1万5千にピークを有する) 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料C 2部 カーボンブラックA 6部 低分子量ポリプロピレンB 3部 ガラス転移点 62℃ 軟化点 143℃ 平均粒径 9.0μm
【0060】 トナー粒子L スチレン系樹脂C(架橋型) 100部 (構成モノマーが、スチレン、n−ブチルアクリレート、ジビニルベ ンゼンからなり、溶剤可溶分の分子量分布は1万2千にピークを 有する) 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料C 2部 カーボンブラックA 6部 低分子量ポリプロピレンB 3部 ガラス転移点 62℃ 軟化点 140℃ 平均粒径 9.4μm
【0061】 トナー粒子M スチレン系樹脂C(架橋型) 70部 スチレン系樹脂D 30部 (構成モノマーが、スチレン、n−ブチルアクリレートからなり、分 子量分布は1万にのみピークを有する) 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料C 2部 カーボンブラックA 6部 低分子量ポリプロピレンB 3部 ガラス転移点 59℃ 軟化点 130℃ 平均粒径 8.7μm
【0062】実施例1 トナー粒子A100部にシリカ微粉末(日本アエロジル
社製R972、比表面積120m2 /gであり、表面が
ジメチルシラン基により疎水化処理されている)0.2
部とを加えて、ヘンシェルミキサーで混合し現像剤を調
達した。この現像剤をIBM製レーザプリンター401
9(図1に示した現像器Aに対応する現像器を装備し、
現像剤層厚規制部材の長さは23cmである。)を用
い、現像剤担持体に現像剤層厚規制部材を押圧するバネ
材の力を8.33Nに設定(線押圧力は36N/mであ
る。)し、プリントテストを行ったところ、1枚目から
3000枚目まで良好な画像形成が行えた。
【0063】次にゼログラフィー用A4サイズ普通紙上
にトナー粒子による未定着の画像を形成させ、直径25
mm長さ272mmで内部に光学式熱源を配置したテフ
ロン表面を有する上ローラに直径23mm長さ230m
mのシリコーンゴム製下ローラを19Nの力で押圧し、
ニップ幅1.5mm、回転周速度25mm/秒の条件で
未定着画像面が上ローラと接触する向きで押圧部を通過
させ、定着テストを行った。この時の上ローラの表面温
度は140℃と150℃との条件でテストした。両方の
温度ともトナー粒子は普通紙上に充分な強度で溶融定着
できており、指擦りテスト、折り曲げテストともにほと
んどトナーは剥げなかった。さらに5℃刻みで温度を上
げながらホットオフセットを確認したところ、180℃
まで発生しなかった。
【0064】実施例2 実施例1で調達した現像剤を用い、この現像剤をカシオ
製電子写真プリンタCP−500U(図2に示した現像
器Bに対応する現像器を装備し、現像剤層厚規制部材の
長さは22cmである。)を用い、現像剤担持体に現像
剤層厚規制部材を押圧するバネ材の力を25.5Nに設
定(線押圧力は116N/mである。)し、プリントテ
ストを行ったところ、1枚目から3000枚目まで良好
な画像形成が行えた。
【0065】実施例3 トナー粒子Bを用い実施例1同様にシリカ微粉末を添加
し現像剤を調達し、実施例2同様の実写テストを行った
ところ、1枚目から3000枚目まで良好な画像形成が
行えた。実施例1同様の定着性試験を行ったところ、指
擦りテストでは問題なく、折り曲げテストにおいて14
0℃では実施例1に比べると劣るものの150℃では十
分な強度で定着していた。ホットオフセットは200℃
まで発生しなかった。
【0066】実施例4 トナー粒子Cを用い実施例1同様にシリカ微粉末を添加
し現像剤を調達し、実施例2同様の実写テストを行った
ところ、2500枚目ごろより画像に縦スジが1本発生
したが、3000枚まで縦スジの増加はなかった。現像
器の現像剤層厚規制部材を確認したところわずかにトナ
ーが融着していた。実施例1同様の定着性試験を行った
ところ、140℃と150℃ともに十分な強度で定着し
ていた。ホットオフセット発生温度、現像剤耐久性、お
よび定着温度幅においてやや劣っていたが、許容範囲内
であった。
【0067】比較例1 トナー粒子Dを用い実施例1同様にシリカ微粉末を添加
し現像剤を調達し、実施例2同様の実写テストを行った
ところ、1枚目から3000枚目まで良好な画像形成が
行えた。実施例1同様の定着性試験を行ったところ、1
40℃と150℃ともに指擦りテストでは問題ないもの
の折り曲げテストでは定着強度不足であった。ホットオ
フセットは210℃まで発生しなかった。耐久性には問
題ないものの定着性に問題が有ることが確認された。
【0068】実施例5 トナー粒子Eを用い実施例1同様にシリカ微粉末を添加
し現像剤を調達し、実施例2同様の実写テストを行った
ところ、1枚目から3000枚目まで良好な画像形成が
行えた。実施例1同様の定着性試験を行ったところ、1
40℃と150℃ともに十分な強度で定着していた。ホ
ットオフセットは185℃まで発生しなかった。
【0069】実施例6 トナー粒子Fを用い実施例1同様にシリカ微粉末を添加
し現像剤を調達し、実施例2同様の実写テストを行った
ところ、1枚目から3000枚目まで良好な画像形成が
行えた。実施例1同様の定着性試験を行ったところ、指
擦りテストでは問題なく、折り曲げテストにおいて14
0℃では実施例1に比べると劣るものの150℃では十
分な強度で定着していた。ホットオフセットは185℃
まで発生しなかった。
【0070】比較例2 トナー粒子Gを用い実施例1同様にシリカ微粉末を添加
し現像剤を調達し、実施例1同様の定着性試験を行った
ところ、140℃と150℃ともに指擦りテスト、折り
曲げテストで定着強度不足であった。ホットオフセット
は220℃まで発生しなかった。定着性に問題が有るこ
とが確認された。
【0071】実施例7 トナー粒子Hを用い実施例1同様にシリカ微粉末を添加
し現像剤を調達し、実施例2同様の実写テストを行った
ところ、1枚目から3000枚目まで良好な画像形成が
行えた。実施例1同様の定着性試験を行ったところ、指
擦りテストでは問題はなく、折り曲げテストにおいて1
40℃では実施例1に比べると劣るものの150℃では
十分な強度で定着していた。ホットオフセットは200
℃まで発生しなかった。
【0072】比較例3 トナー粒子Iを用い実施例1同様にシリカ微粉末を添加
し現像剤を調達し、実施例1同様の定着性試験を行った
ところ、140℃と150℃ともに十分な強度で定着し
ているもののオフセットが発生しており、温度変更して
テストを行ってもすべてオフセットが発生した。すな
ち、紙へトナーが溶融定着しかつオフセットも発生しな
い定着温度領域は存在しないことが確認できた。
【0073】比較例4 トナー粒子Jを用い実施例1同様にシリカ微粉末を添加
し現像剤を調達し、実施例2同様の実写テストを行った
ところ、1500枚目より画像に縦スジが発生し、現像
剤層厚規制部材にトナーが融着していた。実施例1同様
の定着性試験を行ったところ、140℃と150℃とも
に指擦りテストでは問題ないものの折り曲げテストでは
定着強度不足であった。ホットオフセットは205℃ま
で発生しなかった。耐久性、定着性に問題が有ることが
確認された。
【0074】比較例5 トナー粒子Kを用い実施例1同様にシリカ微粉末を添加
し現像剤を調達し、実施例1同様の定着性試験を行った
ところ、140℃と150℃ともに指擦りテスト、折り
曲げテストで定着強度不足であった。ホットオフセット
は220℃まで発生しなかった。定着性に問題が有るこ
とが確認された。
【0075】比較例6 トナー粒子Lを用い実施例1同様にシリカ微粉末を添加
し現像剤を調達し、実施例1同様の定着性試験を行った
ところ、140℃と150℃ともに指擦りテスト、折り
曲げテストで定着強度不足であった。ホットオフセット
は220℃まで発生しなかった。定着性に問題が有るこ
とが確認された。
【0076】比較例7 トナー粒子Mを用い実施例1同様にシリカ微粉末を添加
し現像剤を調達し、実施例2同様の実写テストを行った
ところ、2500枚目より画像に縦スジが発生し、現像
剤層厚規制部材にトナーが融着していた。実施例1同様
の定着性試験を行ったところ、指擦りテストでは問題な
いものの140℃と150℃ともに折り曲げテストで定
着強度不足であった。ホットオフセットは200℃まで
発生しなかった。耐久性、定着性に問題が有ることが確
認された。
【0077】実施例8 実施例1で調達した現像剤を用い、この現像剤を実施例
2でプリント評価に用いたカシオ製電子写真プリンタC
P−500Uの設定に加え、電気の接続法を改造し、導
電性の現像剤層厚規制部材と導電性のスポンジローラ状
の現像剤供給手段とともに電気的には直接どこにも接続
せず電気的にフロートの状態でプリントテストを行った
ところ、「カブリ」「中抜け」が実施例2に比べ僅かに
悪化するものの実使用上ほとんど問題にならないレベル
で1枚目から1000枚目まで良好な画像形成が行え
た。
【0078】実施例9 トナー粒子A100部に小粒径ステアリン酸亜鉛(アメ
リカ合衆国SYNPRO社製DLG−20)0.1部と
シリカ微粉末(比表面積160m2 /gであり、表面が
トリメチルシラン基により疎水化処理されている)0.
1部とを加えて、ヘンシェルミキサーで混合し現像剤を
調達した。この現像剤を実施例8同様にカシオ製電子写
真プリンタCP−500Uの電気の接続法を改造し、導
電性の現像剤層厚規制部材と導電性のスポンジローラ状
の現像剤供給手段とともに電気的には直接どこにも接続
せず電気的にフロートの状態でプリントテストを行った
ところ、1枚目から3000枚目まで良好な画像形成が
行えた。
【0079】実施例10 トナー粒子B100部にステアリン酸亜鉛(アメリカ合
衆国SYNPRO社製ACF)1部とシリカ微粉末(日
本アエロジル製R972)0.5部とを加えて、ヘンシ
ェルミキサーで混合し現像剤を調達した。この現像剤を
エプソン製レーザビームプリンタLP−1500(現像
剤層厚規制部材が板バネ状の部材であり、現像剤担持体
表面に接触する部材はこの現像剤層厚規制部材と感光体
と現像剤漏れ防止シール部材以外にない。)の電気接続
を改造し現像剤層厚規制部材を現像剤担持体と同電位と
した改造機でプリントテストしたところ、3000枚目
まで良好な画像形成が行えた。
【0080】実施例11 トナー粒子Eにステアリン酸亜鉛(アメリカ合衆国SY
NPRO社製ACF)0.5部とシリカ微粉末(日本ア
エロジル製R972)0.3部とを加えて、ヘンシェル
ミキサーで混合し現像剤を調達した。この現像剤を実施
例2でプリント評価に用いたカシオ製電子写真プリンタ
CP−500Uの設定に加え、導電性のスポンジローラ
状の現像剤供給手段をはずした改造機でプリントテスト
を行った。連続実写テストを行うと時々トナーが現像ロ
ーラに乗らない部分が生じるものの現像器の改造機を手
で振ると良好な状態に戻った。2000枚目まで白地カ
ブリ等のない良好な画像形成が行えた。
【0081】実施例12 実施例11で調達した現像剤を用い、実施例2でプリン
ト評価に用いたカシオ製電子写真プリンタCP−500
Uの設定に加え、導電性のスポンジローラ状の現像剤供
給手段をはずし、現像剤層厚規制部材を現像ローラと同
電位となるように電気配線をした改造機でプリントテス
トを行った。連続実写テストを行うと実施例11同様に
時々トナーが現像ローラに乗らない部分が生じるものの
現像器の改造機を手で振ると良好な状態に戻った。20
00枚目まで白地カブリ等のない良好な画像形成が行え
た。
【0082】実施例13 トナー粒子F100部に小粒径ステアリン酸亜鉛(アメ
リカ合衆国SYNPRO社製DLG−20)0.3部と
シリカ微粉末(比表面積160m2 /gであり、表面が
トリメチルシラン基により疎水化処理されている)0.
2部とを加えて、ヘンシェルミキサーで混合し現像剤を
調達した。この現像剤を実施例1でプリント評価に用い
たIBM製レーザプリンタ4019の設定に加え、電気
の接続法を改造し、導電性の現像剤層厚規制部材と導電
性のスポンジローラ状の現像剤供給手段とともに電気的
には直接どこにも接続せず電気的にフロートの状態でプ
リントテストを行ったところ、1枚目から2000枚目
まで良好な画像形成が行えた。
【0083】
【発明の効果】本発明を用いることにより、(1)融着
や微粉化が起こりにくく、(2)低温での熱定着が可能
で、(3)トナー飛散や白地カブリ、中抜けもなく、高
寿命高画質な現像剤を得ることができ、さらにはこのよ
うな問題が解決された画像形成方法を達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用できる現像方法の一例を示す図。
【図2】本発明に使用できる現像方法の他の一例を示す
図。
【符号の説明】
1 現像剤担持体 2 現像剤層厚規制部材 3 静電潜像保持部材 4 現像剤供給手段 5 現像剤漏れ防止シール部材 6 静電現像剤
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 15/20 101 G03G 9/08 331 (56)参考文献 特開 平6−324526(JP,A) 特開 平6−273970(JP,A) 特開 平6−202461(JP,A) 特開 平5−224461(JP,A) 特開 平4−362956(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤が供給される現像剤担持体と該担
    持体を押圧する現像剤層厚規制部材を備え、該担持体に
    対する該規制部材の線押圧力が30〜150N/mであ
    る現像方法に使用される非磁性1成分現像剤であって、
    該非磁性1成分現像剤が架橋性ポリエステル樹脂と非架
    橋性ポリエステル樹脂との混合物である結着樹脂および
    着色剤を混練し粉砕して得られる軟化点が130℃以下
    であるトナー粒子からなることを特徴とする非磁性1成
    分現像剤。
  2. 【請求項2】 架橋性ポリエステル樹脂と非架橋性ポリ
    エステル樹脂との重量比が50:50〜92:8の範囲
    内であることを特徴とする請求項1に記載の非磁性1成
    分現像剤。
  3. 【請求項3】 現像剤がトナー粒子と脂肪酸金属塩を含
    有することを特徴とする請求項1または2に記載の非磁
    性1成分現像剤。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の非磁
    性1成分現像剤を用いることを特徴とする画像形成方
    法。
  5. 【請求項5】 現像剤担持体に現像剤層厚規制部材を押
    圧し、該担持体を該規制部材に対し相対的に移動させる
    ことにより、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の非
    磁性1成分現像剤が押圧部を通過して、該担持体上に現
    像剤層が形成する工程、該担持体上の現像剤を静電潜像
    保持部材との対向域で静電潜像保持部材へ移転させる工
    程、静電潜像保持部材上の現像剤を転写材へ転写する工
    程、および接触型の熱定着器により現像剤を転写材へ定
    着する工程を有する画像形成方法。
  6. 【請求項6】 155℃以下の表面温度で熱定着する工
    程を含むことを特徴とする請求項4または5に記載の画
    像形成方法。
  7. 【請求項7】 現像剤層厚規制部材と現像剤担持体との
    間に電圧を印加しないことを特徴とする請求項5に記載
    の画像形成方法。
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