JP2003240864A - 人感センサ内蔵機器 - Google Patents

人感センサ内蔵機器

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JP2003240864A
JP2003240864A JP2002039334A JP2002039334A JP2003240864A JP 2003240864 A JP2003240864 A JP 2003240864A JP 2002039334 A JP2002039334 A JP 2002039334A JP 2002039334 A JP2002039334 A JP 2002039334A JP 2003240864 A JP2003240864 A JP 2003240864A
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JP2002039334A
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English (en)
Inventor
Masato Futami
真人 二見
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機器本体の薄型化が可能な人感センサ内蔵機器
を提供する。 【解決手段】機器本体に収納される人感センサユニット
5は、2個の人感センサ51a,51bを収納した合成
樹脂製のハウジング50と、ハウジング50を揺動自在
に保持する合成樹脂製のフレーム60とを備えている。
ハウジング50は、後面開口した細長の箱状に形成され
ており、プリント基板よりなる2枚の回路基板53,5
4が長手方向に離間して収納されている。2つの回路基
板53,54は両人感センサ51a,51bが各々異な
る方向を向くように傾斜した形で保持されている。フレ
ーム60は、長手方向に沿って2つの軸部63a,63
bを備えており、機器本体に回動自在に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体から放射され
る熱線を検出する2個の人感センサを内蔵し、例えば屋
内の天井面や壁面などに設置される人感センサ内蔵機器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、人感センサを用いて規定の検
知エリア内での人の存否を検出する人感センサを有する
人感センサユニットを内蔵した人感センサ内蔵機器が提
供されている。この種の人感センサ内蔵機器に内蔵され
る人感センサユニットとしては、例えば図30に示すよ
うに、外周形状が円形であって取付面に取り付けられる
ベース91と、取付面に平行な面内で回動自在となるよ
うにベース91に保持された本体ハウジング92と、人
感センサ51を実装したプリント基板よりなる回路基板
93が収納され本体ハウジング92に回動自在に保持さ
れた球状のセンサハウジング94と、センサハウジング
94において人感センサ51の前方に配設された保護カ
バー95とを備えたものが提案されている。なお、人感
センサ51は人体から放射される熱線を検知する焦電型
赤外線センサと、焦電型赤外線センサの検知面の前面側
に配設された受光レンズとを備えている。また、保護カ
バー95は赤外線が透過しやすい材料により形成されて
いる。
【0003】図30に示した人感センサユニットでは、
ベース91に対して本体ハウジング92を同図中の矢印
B1の方向および矢印B2の方向に回動させることがで
きるとともに、本体ハウジング92に対してセンサハウ
ジング94を図中の矢印Cの方向に回動させることがで
きるので、人感センサ51の検知エリアの変更が容易で
あり、人感センサ内蔵機器の設置場所の制約が少なくな
るという利点を有している。
【0004】また、近年では、人の移動する向きを検知
することを目的として、図31に示すように、球状のセ
ンサハウジング94’に2個の人感センサ51a,51
bを実装した1枚のプリント基板よりなる回路基板9
3’を収納した人感センサユニットが提案されている。
なお、センサハウジング94’において各人感センサ5
1a,51bそれぞれの前方には赤外線を透過しやすい
材料により形成された保護カバー95a,95bが配設
されている。
【0005】上述のように2個の人感センサ51a,5
1bを有する人感センサユニットを内蔵した人感センサ
内蔵機器としては、例えば、店舗の屋内の壁面において
出入口近傍に設置し人感センサユニットの出力に基づい
て人が店内に入る向きに移動したことを検知したときに
「いらっしゃいませ」という音声を出力し、人が店内か
ら出る向きに移動したことを検知したときに「ありがと
うございました」という音声を出力するようにしたもの
が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図31
に示したように2個の人感センサ51a,51bを実装
した回路基板93’を収納したセンサハウジング94’
を有する人感センサユニットでは、2個の人感センサ5
1a,51bの検知エリアA1,A2が重ならないよう
にするには人感センサ51a,51bの中心軸間の距離
Hを比較的大きくする必要があり、センサハウジング9
4’の直径が大きくなってしまい、結果的に人感センサ
内蔵機器の機器本体の薄型化が難しいという不具合があ
った。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、機器本体の薄型化が可能な人感セン
サ内蔵機器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、人体から放射される熱線を検出
する2個の人感センサが長手方向に並んで収納された細
長のハウジングと、ハウジングを揺動自在に保持する細
長のフレームと、フレームを回動自在に保持する機器本
体とを備え、ハウジングとフレームとの一方にハウジン
グの短手方向に沿って一対の支点突起が突設されるとと
もに他方に各支点突起を枢支する一対の軸受部が形成さ
れ、フレームと機器本体との一方にフレームの長手方向
に沿って一対の軸部が突設されるとともに他方に各軸部
が軸支される一対の回転軸受部が設けられ、2個の人感
センサがハウジングの長手方向において離間し且つ各々
異なる方向を向くように配設されてなることを特徴とす
るものであり、2個の人感センサを収納した細長のハウ
ジングはハウジングの短手方向に沿ってハウジングとフ
レームとの一方に突設した支点突起が他方に設けた軸受
部に枢支されることでフレームに揺動自在に保持され、
フレームはフレームの長手方向に沿ってフレームと機器
本体との一方に突設した軸部が他方に設けた回転軸受部
に軸支されることで機器本体に回動自在に保持されるか
ら、機器本体を壁面や天井面などに設置した場合に2個
の人感センサの検知方向を上下方向および左右方向それ
ぞれについて調節することが可能であり、しかも、2個
の人感センサによる検知エリアを広く設定しつつも2個
の人感センサを同一平面上に並べて配設する場合に比べ
て2個の人感センサ間の距離を狭くすることが可能であ
り、また、従来のように球状のセンサハウジングとセン
サハウジングを回動自在に保持する本体ハウジングおよ
び本体ハウジングを回動自在に保持するベースとからな
る人感センサユニットを内蔵する場合に比べて機器本体
の薄型化を図ることが可能となる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ハウジングの前面中央部には前記各人感センサ
それぞれの検知エリアを同時に調節するつまみが突設さ
れているので、つまみを手で操作することにより、各人
感センサそれぞれの検知エリアを同時に調整することが
でき、各人感センサの各検知エリアを調整する作業が容
易になる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記フレームは、前記ハウジング側
が開放された細長の箱状であって、長手方向の両側面に
前記軸部が形成され、一方の側面において前記軸部を囲
む1つの円周上に複数の突起が周方向に配列され、前記
機器本体には突起に弾接する節動用リブが突設されてい
るので、前記フレームを回転させるときにクリック感が
得られ、また、外部からの振動などによって前記フレー
ムが回動するのを防止することができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記フレームには、前記ハウジング
の短手方向の両側壁それぞれの後端に係合可能な各一対
の係合脚が前記ハウジングの長手方向に離間して設けら
れ、前記ハウジングの短手方向の両側壁のうちの一方の
側壁に対応した一対の係合脚と他方の側壁に対応した一
対の係合脚との前後方向における位置を段違いにしてあ
るので、前記フレームに揺動自在に保持される前記ハウ
ジングの角度を3段階で調節することが可能になる。
【0012】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記各軸部が前記フレームに突設さ
れ、一方の軸部に前記各人感センサに接続されたリード
線を挿通するリード線孔が形成されているので、前記フ
レームが回動する際のリード線の動きが少ないから、リ
ード線に阻害されることなく各人感センサの検知エリア
を調整することが可能になるとともに、機器本体にリー
ド線を収納する収納部を設けることが不要となり、機器
本体の小型化を図ることが可能となる。
【0013】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、前記各人感センサが1個ずつ実装さ
れた2つの回路基板を備え、前記ハウジングには2つの
回路基板を前記両人感センサが各々異なる方向を向くよ
うに傾斜した形で保持する保持手段が設けられているの
で、前記フレームの長手方向の寸法を小さくすることが
可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本実施形態の人感センサ内蔵機器
について説明するが、以下では図4における上下方向を
用いて上下方向を規定し、図4における左右方向を用い
て左右方向を規定して説明する。
【0015】本実施形態における人感センサ内蔵機器
は、図4ないし図9に示すように、正面視の外周形状が
矩形状に形成された機器本体1と、機器本体1に内蔵さ
れた人感センサユニット5(図10参照)と、天井面や
壁面に固定され機器本体1を保持する固定手段としての
取付ベース4とを備えている。なお、人感センサユニッ
ト5は後述のように人体から放射される熱線を検出する
2個の人感センサ51a,51bを有している。また、
人感センサ51a,51bは、人体から放射される熱線
を検知する焦電型赤外線センサと、焦電型赤外線センサ
の検知面の前面側に配設された受光レンズとを備えてい
る。
【0016】機器本体1は、前面が開口した箱状の合成
樹脂製のボディ10(図11ないし図13参照)と、ボ
ディ10の開口部分の大部分を覆うようにボディ10に
被着される合成樹脂製のカバー20(図14ないし図1
6参照)とで構成され、ボディ10の開口部分のうちカ
バー20により覆われていない部分は人感センサユニッ
ト5を保護する保護カバー30によって覆われている。
ボディ10とカバー20とはボディ10の後面から挿入
される5本の組立ねじ(図示せず)を用いて結合されて
いる。ここに、組立ねじは、ボディ10の後壁の前面か
ら前方へ突設したボス14(図11参照)に形成された
挿通孔14a(図11参照)を通して、カバー20の前
壁の後面から後方へ突設したボス24(図16参照)の
ねじ孔24a(図16参照)に螺合するようになってい
る。
【0017】保護カバー30は、機器本体1の下部中央
部に収納された人感センサユニット5を覆うように配設
されるものであるから、赤外線が透過しやすいように透
光性を有する高密度ポリエチレン樹脂を用いて構成され
ている。ここにおいて、保護カバー30は、赤外線が透
過し且つ後述の表示灯52a,52b(図22参照)の
点灯が外部から視認可能となるように乳白色に着色され
ており、人感センサユニット5を見えないようにする目
隠しの機能も有している。
【0018】保護カバー30は、図17に示すように、
カバー20の中央下部における前壁の後面に係止される
4つのリブ31が一端縁側で後面から突設され、先端部
に結合爪32aを備えた結合脚32が他端縁から突設さ
れており、機器本体1に対して着脱自在に装着される。
すなわち、保護カバー30は、リブ31をカバー20の
中央下部における前壁の後面側に挿入し、カバー20の
中央下部における前壁の後面から下方に延設された3つ
の受け片22(図15参照)を支点として結合脚32が
ボディ10の中央下端部に穿孔された結合孔10d(図
12(a)参照)に挿入されるように保護カバー30を
回動させ、結合爪32aが結合孔10dの周縁に係止さ
れることによって、機器本体1に結合される。
【0019】ところで、カバー20の中央部の後面側に
は音響出力装置としてのスピーカ6(図4参照)が配設
されており、カバー20の右側の下部の後面側にはプリ
ント基板よりなる回路基板81(図10参照)に実装さ
れた録音用のマイク7(図10参照)が配設されてい
る。つまり、マイク7は機器本体1に内蔵されたもので
あり、機器本体1はカバー20においてマイク7に対応
した部位に音孔23(図4参照)が穿孔されている。
【0020】ここに、スピーカ6から出力される音はマ
イクロコンピュータよりなる信号処理部(図示せず)に
よって制御される。信号処理部は、2個の人感センサ5
1a,51bの検知出力が得られた順番に基づいて人の
移動する向きを検知し検知出力を発生するセンサ回路を
備えており、センサ回路の検知出力に応じてあらかじめ
対応付けられた音(音声、音楽など)をスピーカ6から
出力させる機能を有している。スピーカ6から出力され
る音は音記憶部(図示せず)に記憶されている。なお、
カバー20の中央部には多数の音孔21(図4参照)が
形成されている。
【0021】ところで、本実施形態における人感センサ
内蔵機器は、例えば、コンビニエンスストア、スーパ
ー、一般店舗、飲食点などのお店で使用されるものであ
り、スピーカ6から出力させる音を適宜変更できるよう
になっている。スピーカ6から出力させる音としては、
例えば、「いらっしゃいませ」、「ありがとうございま
した」、「ピンポン」、「ポロロン」などがある。ここ
において、信号処理部は、人感センサ51a→人感セン
サ51bの順番で人体が検知されたときにはスピーカ6
を鳴動させて「いらっしゃいませ」という音声を出力さ
せ、人感センサ51b→人感センサ51aの順番で人体
が検知されたときにはスピーカ6を鳴動させて「ありが
とうございました」という音声を出力させるように出力
パターンを設定してあるが、出力パターンは図示しない
リモートコントロール設定器によって変更することがで
き、例えば、人感センサ51b→人感センサ51aの順
番で人体が検知されたときにはスピーカ6を鳴動させて
「いらっしゃいませ」という音声を出力させ、人感セン
サ51a→人感センサ51bの順番で人体が検知された
ときにはスピーカ6を鳴動させて「ありがとうございま
した」という音声を出せる出力パターンや、人感センサ
51a→人感センサ51bの順番で人体が検知されたと
きには「ピンポン」という音声を出力させ、人感センサ
51b→人感センサ51aの順番で人体が検知されたと
きにはスピーカ6を鳴動させずに無音とする出力パター
ンなどを設定することが可能である。なお、リモートコ
ントロール設定器には、上述の出力パターンの内容の設
定や修正などを行うための複数個の操作キーが配列され
ており、機器本体1にはリモートコントロール設定器か
らの信号を受信可能な受信部(図示せず)が設けられて
いる。なお、受信部は上述の信号処理部と接続されてい
る。
【0022】また、信号処理部は、内蔵のマイク7や後
述のマイク入力端子77(図10参照)に接続した録音
用の外部マイク(図示せず)を通して入力された音、A
VX入力端子78(図10参照)に接続されたAV機器
から入力された音を音記憶部に録音させる録音機能が設
けられており、録音機能を利用してお店の雰囲気に合わ
せた音声や音楽、建物内の案内用の音声、警戒監視用の
音声などをスピーカ6から出力させることも可能であ
り、多用途に展開でき、設置場所も建物の出入口だけで
なく、建物内に設定することや屋外で設置することも可
能である。なお、出荷時にあらかじめ各種の音(音声メ
ッセージ、自然の音、音楽、警報音、呼出音)が録音さ
れたCDを添付しておけば、使用者が設置場所などに応
じてAVX入力端子78に接続したAV機器でCDを再
生して録音することができ、汎用性が高くなる。また、
機器本体1の後面(ボディ10の後面)には、機器本体
1を取付ベース4から取り外した状態で信号処理部など
への電源を供給するための電池を着脱自在に収納する電
池収納部11が設けられている。
【0023】図10に示すように、ボディ10には、信
号処理部などの構成部品を実装したプリント基板よりな
る回路基板82が収納されている。ここに、回路基板8
2には上記組立ねじを挿通させるねじ挿通孔82aが3
箇所に設けられている。上述の信号処理部の電源は取付
ベース4に納装された電源端子(図示せず)に接続され
る商用電源を整流平滑して安定化する安定化電源部(図
示せず)から供給されるようになっており、回路基板8
2には、人感センサユニット5から導出されたリード線
59a〜59dが接続されたコネクタ71の接続用のコ
ネクタ(図示せず)、安定化電源部に接続されたコネク
タ72を接続するためのコネクタ(図示せず)などが実
装されている。
【0024】また、回路基板82には、後述の動作モー
ドを選択するためのモード切換スイッチ73、音の出力
パターンを切り換えるためのパターン切換スイッチ7
4、スピーカ6から出力される音の音量をアップさせる
音量アップスイッチ75、スピーカ6から出力させる音
の音量をダウンさせる音量ダウンスイッチ76、外部マ
イクを接続可能なマイク入力端子77、AV機器の音声
出力端子を接続可能なAVX入力端子78なども実装さ
れている。ところで、上述のモード切換スイッチ73
は、人感センサユニット5の出力に基づいて音を出力さ
せるオンモードと、人感センサユニット5からの入力を
無効として音の出力を禁止するオフモードと、所望の音
を録音する録音モードとが選択できるスイッチであっ
て、モード切換スイッチ73のスイッチハンドル73a
が機器本体1の右側面(図6参照)に露設されている。
なお、機器本体1の上記一側面にはパターン切換スイッ
チ74の操作釦74a、音量アップスイッチ75の操作
釦75a、音量ダウンスイッチ76の操作釦76aも露
設されている。
【0025】次に、取付ベース4について説明する。取
付ベース4は、図5ないし図9および図18に示すよう
に、絶縁性を有する合成樹脂成形品であって前面側が開
口する浅い箱状に形成されている。すなわち、取付ベー
ス4は、矩形状のベース本体41の周縁の全周にわたっ
て周壁部42が前方に延出されている。一方、機器本体
1の後部(ボディ10の後部)には取付ベース4の前部
が嵌め込まれる凹部15(図9および図13参照)が形
成されている。
【0026】取付ベース4のベース本体41の中央部に
は、上述の電源端子に接続する商用電源からの電源電線
100(図18参照)を挿通する矩形状の電線挿通孔4
3が形成されている。また、取付ベース4には、ベース
本体41を天井面や壁面のような造営面に取り付けるた
めの取付ねじ(図示せず)が挿通される2つの取付孔4
5,46が中央上部および中央下部それぞれに設けられ
ている。ベース本体41の中央上部の取付孔45は、だ
るま孔状の形状であって、下部の直径が上部の直径より
も大きく形成され、下部は取付ねじの頭部が挿通可能な
直径に形成され、上部は取付ねじの頭部が抜けない直径
に形成されている。したがって、取付ベース4を造営面
に取り付ける際には、造営面に取り付けた取付ねじの頭
部を取付孔45の下部に通した後に、取付ベース4を下
方にスライドさせて取付ねじの頭部を取付孔45の上部
に位置させると、取付ベース4が造営面に仮止めされ、
この状態でベース本体41の中央下部に設けられた取付
孔46を通して取付ねじを造営面に螺合させれば、取付
ねじにより取付ベース4が造営面に固定される。
【0027】ところで、取付ベース4の周壁部42は左
右一対の側壁42a,42bの上端部同士および下端部
同士をそれぞれ上壁42cおよび下壁42dで連続一体
に結合することによって矩形枠状に形成されており、上
壁42cの前端縁には機器本体1を取り付けるための2
つの取付片44,44(図8および図18参照)が上方
に延設されており、両側壁42a,42bの下部の内側
には機器本体1を取り付けるための係合爪47,47
(図7および図18参照)が突設されている。一方、機
器本体1は、ボディ10の凹部15の内面に上記取付片
44,44が挿入係止される2つの挿入孔16,16
(図12参照)が形成され、機器本体1を取付ベース4
に着脱自在に取り付けるための2つの取付部材17,1
7(図7参照)がボディ10の下部の左右両側に取着さ
れている。ここにおいて、取付部材17は、一端部に上
記係合爪47の後面に係合可能な係止爪17bを有し他
端部がボディ10に固定されて厚み方向に撓み可能な逆
J字状の撓み片17aと、撓み片17aの中間部から撓
み片17aの厚み方向に延出されボディ10の後壁の前
面側で後壁に沿ってスライド自在に移動可能なスライド
片17cと、スライド片17cの先端部から下方に延長
された操作片17dとを備えている。一方、ボディ10
は、後壁に撓み片17aが挿通される貫通孔18(図1
2(a)参照)が形成され、両側壁にスライド片17c
が挿通される挿通孔19(図12(c)参照)が形成さ
れている。また、ボディ10の後壁には、撓み片17a
の上記他端部が挿入固定されるスリット10e(図12
(a)参照)を有する固定部10f(図12(a)参
照)が貫通孔18の隣りで前方へ突設されている。ま
た、貫通孔18は、係止爪17bが係合爪47に係合す
る位置と係合爪47への係止爪17bの係合が解除され
る位置との間で係止爪17bが移動できる程度に撓み片
17aが撓めるように左右方向の幅寸法を設定してあ
る。
【0028】したがって、機器本体1を取付ベース4に
取り付ける際には、取付ベース4の取付片44,44が
ボディ10の挿入孔16,16に挿入されるようにし
て、ボディ10の両側面から露出した操作片17d,1
7dを互いに近づく向きに押し込んだ状態で取付ベース
4の前部が機器本体1の後面の凹部15に嵌め込まれる
ようにし、その後で操作片17d,17dから手を離せ
ば係止爪17b,17bが取付ベース4の係合爪47,
47に係止されることになる。これに対して、取付ベー
ス4から機器本体1を取り外す際には、操作片17d,
17dを互いに近づく向きに押し込んで係止爪17b,
17bと係合爪47,47との係合状態を解除して機器
本体1の下部を手前にずらせばよい。
【0029】人感センサユニット5は、図1ないし図3
に示すように、2個の人感センサ51a,51bを収納
した合成樹脂製のハウジング50と、ハウジング50を
揺動自在に保持する合成樹脂製のフレーム60とを備え
ている。ハウジング50は、図19ないし図21に示す
ように、後面開口した細長の箱状(直方体状)に形成さ
れており、プリント基板よりなる2枚の回路基板53,
54が長手方向に離間して収納されている。各回路基板
53,54は、矩形状であって、人感センサ51a,5
1bと、人感センサ51a,51bにより人体から放射
される熱線が検知されたときに点灯する発光ダイオード
よりなる表示灯52a,52b(図22(a),(b)
参照)とが実装されている。なお、表示灯52a,52
bじゃ人感センサ51a,51bの出力に基づいて上述
の信号処理部によって点灯・消灯される。
【0030】ハウジング50の長手方向の左側の側壁に
は後端が開放された前後方向の2本1組の切り込み溝5
5a,55a(図20(d)参照)が上下それぞれに形
成されており、組をなす切り込み溝55a,55aの間
の部位は厚み方向に可撓性を有し回路基板53を保持す
るための保持脚55bを形成している。また、保持脚5
5bの後端部内側面には回路基板53の後面に係止され
る引掛爪55cが突設されている。ハウジング50の中
央部の後面からは左側の2本の保持脚55b,55bと
ともに回路基板53を保持するための2本の保持脚56
b,56bが突設されている。ここにおいて、保持脚5
6b,56bの後端部において保持脚55b,55bに
対向する側の面には回路基板53の後面に係止される引
掛爪56c,56cが突設されている。また、ハウジン
グ50の短手方向の両側壁の各内面には後端縁が回路基
板53の前面に当接して回路基板53を位置決めするリ
ブ50iが前後方向に沿って形成されている。すなわ
ち、回路基板53は、ハウジング50に一体に設けられ
先端部に引掛爪55c,55cを有する2本の保持脚5
5b,55bおよび先端部に引掛爪56c,56cを有
する2本の保持脚56b,56bと、2つのリブ50
i,50iとによって保持されている。ただし、回路基
板53は保持脚56b,56bにより保持された側より
も保持脚55b,55bにより保持された側の方が前後
方向において後方に位置するように保持されている。要
するに、回路基板53はハウジング50の後面に対して
傾いた形で保持されている。
【0031】同様に、ハウジング50の長手方向の右側
の側壁には後端が開放された前後方向の2本1組の切り
込み溝57a,57a(図20(e)参照)が上下それ
ぞれに形成されており、組をなす切り込み溝57a,5
7aの間の部位は厚み方向に可撓性を有し回路基板54
を保持するための保持脚57bを形成している。また、
保持脚57bの後端部内側面には回路基板54の後面に
係止される引掛爪57c(図20(c)参照)が突設さ
れている。ハウジング50の中央部の後面からは右側の
2本の保持脚57b,57bとともに回路基板54を保
持するための2本の保持脚58b,58bが突設されて
いる。ここにおいて、保持脚58b,58bの後端部に
おいて保持脚57b,57bに対向する側の面には回路
基板54の後面に係止される引掛爪58c,58cが突
設されている。また、ハウジング50の短手方向の両側
壁の各内面には後端縁が回路基板54の前面に当接して
回路基板54を位置決めするリブ50iが前後方向に沿
って形成されている。すなわち、回路基板54はハウジ
ング50に一体に設けられ先端部に引掛爪57c,57
cを有する2本の保持脚57b,57bおよび先端部に
引掛爪58c,58cを有する2本の保持脚58b,5
8bと、2つのリブ50i,50iとによって保持され
ている。ただし、回路基板54は保持脚58b,58b
により保持された側よりも保持脚57b,57bにより
保持された側の方が前後方向において後方に位置するよ
うに保持されている。要するに、回路基板54はハウジ
ング50の後面に対して傾斜した形で保持されている。
なお、ハウジング50の長手方向の右側の側壁において
上から3番目の切り込み溝57aは回路基板54に接続
された4本のリード線59a〜59dをハウジング50
の外へ導出可能とするために前後方向および上下方向の
寸法を他の切り込み溝57aに比べて大きくしてある。
また、本実施形態では、ハウジング50に設けた各2本
の保持脚55b,57bおよび各2本の保持脚56b,
58bと4つのリブ50iとで、2つの回路基板53,
54を2個の人感センサ51a,51bが各々異なる方
向を向くように傾斜した形で保持する保持手段を構成し
ている。
【0032】また、ハウジング50の前壁には、各人感
センサ51a,51bそれぞれの受光レンズの一部を露
出させるとともに各人感センサ51a,51bを位置決
めする円環状の保持枠50a,50aが前方へ連続一体
に突設されている。また、ハウジング21の前壁におい
て表示灯52a,52bに対応する部位には表示灯52
a,52bの光を外部へ出射するための透孔50b,5
0bが形成されている。
【0033】したがって、人感センサ51a,51bの
焦電型赤外線センサの検知面(受光面)には保護カバー
30および受光レンズを通して熱線が入射するようにな
っている。ここにおいて、人感センサ51a,51bが
実装された回路基板53,54は上述のようにハウジン
グ50の後面に対して傾斜して配設されているので、2
個の人感センサ51a,51bは、ハウジング50の長
手方向において離間し且つ各々異なる方向を向くように
配設されていることになる(つまり、2個の人感センサ
51a,51bの検知エリアA1,A2の中心線が非平
行となるように配設されている)。このため、2個の人
感センサ51a,51b間の距離を小さくしながらも2
個の人感センサ51a,51bによる検知エリアを広く
設定することができ、図1に示すようにハウジング50
の前面から比較的近い範囲における2個の人感センサ5
1a,51bの検知エリアA1,A2の重なりをなくす
ことができるのである。
【0034】ところで、ハウジング50の短手方向の両
側面(つまり、ハウジング50の長手方向に沿った両側
面)の中央の後部にはハウジング50の短手方向の両側
面とフレーム60との間に隙間を形成するための円板状
の突起台50cが形成され、突起台50cに円柱状の支
点突起50dが突設されている。
【0035】一方、フレーム60は、図23ないし図2
5に示すように、前面開口した細長の箱状(直方体状)
に形成されており、短手方向の両側壁に支点突起50
d,50dが枢支される軸受部60d,60dを設けて
ある。したがって、ハウジング50はフレーム60に揺
動自在に保持される。
【0036】ボディ10の下部には仕切壁10a(図1
0ないし図12参照)によって人感センサユニット5を
収納するユニット収納室10bが区画されており、カバ
ー20の下部には後端縁がボディ10の仕切壁10aの
前端縁に略当接する仕切壁20a(図16参照)が前壁
の後面から後方へ突設されている。なお、ユニット収納
室10bは上述の信号処理部の構成部品などを実装した
回路基板82が収納される部位に比べて深く形成されて
いる。
【0037】また、フレーム60には、長手方向の両側
壁の前端縁から半円状の軸台62a,62bが前方に突
設されており、軸台62a,62bの外側面にはフレー
ム60の長手方向に沿った軸部63a,63bが突設さ
れ、機器本体1には各軸部63a,63bが軸支される
一対の回転軸受部が設けられている。ここにおいて、機
器本体1の左側の回転軸受部は、ボディ10の仕切壁1
0aにおいて前端が開放された前後方向の保持溝12a
により構成され、右側の回転軸受部はボディ10の仕切
壁10aにおいて前端が開放され前後方向の保持溝13
aと、カバー20の仕切壁20aにおいて後端が開放さ
れた前後方向の保持溝13bとで構成されている。した
がって、人感センサユニット5を機器本体1に組み込む
際には、ボディ10の前方からボディ10の仕切壁10
aの保持溝12a,13aに軸部63a,63bを挿入
した後で、上記組立ねじを用いてボディ10にカバー2
0を結合すればよい。したがって、フレーム60は、機
器本体1に対して回動自在に保持され、軸部63a,6
3bを中心とする回転が可能となっている。
【0038】また、フレーム60における一方の軸部6
3bにはハウジング50から導出された4本のリード線
59a〜59dを挿通するリード線孔63cが形成され
ている。さらに、軸部63bが突設された軸台62bに
は前端が開放されリード線孔63cにリード線59a〜
59dを導入可能な導入溝63dが形成されているの
で、フレーム60の前方からリード線孔63cにリード
線59a〜59dを導入することができ、リード線59
a〜59dに阻害されることなく各人感センサ51a,
51bの検知エリアA1,A2を調整することが可能に
なり、機器本体1の小型化を図ることが可能となる。こ
こにおいて、軸部63bを通さずにリード線59a〜5
9dを回路基板82と接続するようにした場合には、フ
レーム60を回動させたときに図28(a)(b)に示
すようにリード線59a〜59dの動きが大きくなるの
で、機器本体1にリード線59a〜59dの一部を収納
する収納部を設ける必要があるが、本実施形態では、軸
部63bにリード線孔63cを形成してあるので、この
ような収納部を設けることが不要となり、機器本体1の
小型化を図ることが可能となる。
【0039】上述の説明から分かるように、本実施形態
における人感センサ内蔵機器を壁面に設置した場合に
は、フレーム60を機器本体1に対して図1(b)の矢
印Eの方向に回動させることによって各人感センサ51
a,51bの検知エリアA1,A2を上下方向において
調整することが可能であり、ハウジング50をフレーム
60に対して図1(a)の矢印Dの方向に揺動させるこ
とによって各人感センサ51a,51bの検知エリアA
1,A2を左右方向において調整することが可能であ
る。
【0040】しかして、本実施形態では、2個の人感セ
ンサ51a,51bを収納した細長のハウジング50は
ハウジング50の短手方向に沿ってハウジングから突設
した支点突起50d,50dがフレーム60に設けた軸
受部60d,60dに枢支されることでフレーム60に
揺動自在に保持され、フレーム60はフレーム60の長
手方向に沿ってフレーム60から突設した軸部63a,
63bが機器本体1に設けた上記回転軸受部に軸支され
ることで機器本体1に回動自在に保持されるから、機器
本体1を壁面や天井面などに設置した場合に2個の人感
センサ51a,51bの検知方向を上下方向および左右
方向それぞれについて調節することが可能である。しか
も、2個の人感センサ51a,51bの検知エリアA
1,A2の重なりを防止しながらも2個の人感センサ5
1a,51bを同一平面上に並べて配設する場合に比べ
て2個の人感センサ51a,51b間の距離を狭くする
ことが可能であり、また、図31に示した従来例のよう
に球状のセンサハウジング94’とセンサハウジング9
4’を回動自在に保持する本体ハウジング92(図30
参照)および本体ハウジング92を回動自在に保持する
ベース91(図30参照)とからなる人感センサユニッ
トを内蔵する場合に比べて機器本体1の薄型化を図るこ
とが可能となる。なお、本実施形態では、ハウジング5
0をフレーム60に対して揺動自在とするためにハウジ
ング50に一対の支点突起50d,50dを設けてフレ
ーム60に一対の軸受部60d,60dを設けている
が、フレーム60に一対の支点突起を設けてハウジング
50に一対の軸受部を設けるようにしてもよい。また、
機器本体1に対してフレーム60を回動自在とするため
にフレーム60に一対の軸部63a,63bを設けて機
器本体1に一対の回転軸受部を設けているが、機器本体
1に一対の軸部を設けてフレームに一対の回転軸受部を
設けるようにしてもよい。
【0041】ところで、人感センサユニット5のハウジ
ング50の前面中央部には各人感センサ51a,51b
それぞれの検知エリアA1,A2を同時に調節するつま
み50eが突設されており、つまみ50eを手で上下方
向に操作することにより、フレーム60を回動させるこ
とができ機器本体1に対する人感センサユニット2の角
度が変化するから、各人感センサ51a,51bの検知
エリアA1,A2を調整するための作業が容易になる。
なお、本実施形態におけるつまみ50eは厚み方向を上
下方向としてあるが、厚み方向が左右方向となるように
つまみ50eを設ければ、つまみ50eを左右方向に操
作することによってフレーム60に対するハウジング5
0の角度を変化でき、各人感センサ51a,51bの検
知エリアA1,A2を調整することができる。
【0042】また、フレーム60の右側面には、図26
に示すように、軸部63bを囲む1つの円周上に複数の
半球状の突起64aが周方向において等間隔で配列され
ており、機器本体1にはフレーム60を回転させるとき
に突起64aに弾接する節動用リブ10gが連続一体に
突設されている。ここにおいて、節動用リブ10gは弾
性を有しフレーム60の回転方向に沿って撓み可能とな
っており、機器本体1に対するフレーム60の角度を決
めることができるとともに、フレーム60を回転させた
ときにクリック感を得ることができる。したがって、図
27に示すように、フレーム60’の回転方向Fに沿っ
てローレット加工を施して機器本体1側にリブ10hを
設けるような構造を採用する必要がない。
【0043】また、フレーム60は、短手方向の両側壁
(長手方向に沿った両側壁)の前端縁からハウジング5
0の回転角度を調節するための各一対の案内片65,6
6が前方に突設されている。フレーム60の短手方向の
一方の側壁の前端縁から突設された一対の案内片65,
65の突出寸法は他方の側壁の前端縁から突設された一
対の案内片66,66の突出寸法よりも大きく設定され
ている。フレーム60の短手方向の両側壁において案内
片65,66に対応する部位には案内片65,66から
底壁に跨って開孔部65a,66aが形成されている。
また、フレーム60は、各開孔部65a,66aの前縁
から後方に向かって後端部にハウジング50の後端に係
合可能な引掛爪67b,68bを有する係合脚67a,
68aが延設されている。ここにおいて、フレーム60
は、短手方向の一方の側壁に対応した一対の係合脚67
aと他方の側壁に対応した一対の係合脚68aとを前後
方向において段違いになるように形成してあるので、フ
レーム60に対するハウジング50の角度を図29
(a)〜(c)に示すように3段階で調節することがで
きる。ここにおいて、図29(b)はハウジング50が
フレーム60に対して傾斜せずに正面を向いている状態
であって一対の係合脚68a,68aの引掛爪68b,
68bがハウジング50の後端に係止されている。ま
た、図29(a)はハウジング50がフレーム60に対
して傾いた状態であって一対の係合脚67a,67aの
うち軸部63bに近い側の係合脚67aの引掛爪67b
がハウジング50の後端に係止されている。また、図2
9(c)はハウジング50がフレーム60に対して傾い
た状態であって一対の係合脚67a,67aのうち軸部
63aに近い側の係合脚67aの引掛爪67bがハウジ
ング50の後端縁に係止されている。すなわち、ハウジ
ング50はフレーム60の4つの係合脚67a,67
a,68a,68aのうちのどれが後端に係合するかに
よって角度が決まることになるのである。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明は、人体から放射される
熱線を検出する2個の人感センサが長手方向に並んで収
納された細長のハウジングと、ハウジングを揺動自在に
保持する細長のフレームと、フレームを回動自在に保持
する機器本体とを備え、ハウジングとフレームとの一方
にハウジングの短手方向に沿って一対の支点突起が突設
されるとともに他方に各支点突起を枢支する一対の軸受
部が形成され、フレームと機器本体との一方にフレーム
の長手方向に沿って一対の軸部が突設されるとともに他
方に各軸部が軸支される一対の回転軸受部が設けられ、
2個の人感センサがハウジングの長手方向において離間
し且つ各々異なる方向を向くように配設されてなるもの
であり、2個の人感センサを収納した細長のハウジング
はハウジングの短手方向に沿ってハウジングとフレーム
との一方に突設した支点突起が他方に設けた軸受部に枢
支されることでフレームに揺動自在に保持され、フレー
ムはフレームの長手方向に沿ってフレームと機器本体と
の一方に突設した軸部が他方に設けた回転軸受部に軸支
されることで機器本体に回動自在に保持されるから、機
器本体を壁面や天井面などに設置した場合に2個の人感
センサの検知方向を上下方向および左右方向それぞれに
ついて調節することが可能であり、しかも、2個の人感
センサによる検知エリアを広く設定しつつも2個の人感
センサを同一平面上に並べて配設する場合に比べて2個
の人感センサ間の距離を狭くすることが可能であり、ま
た、従来のように球状のセンサハウジングとセンサハウ
ジングを回動自在に保持する本体ハウジングおよび本体
ハウジングを回動自在に保持するベースとからなる人感
センサユニットを内蔵する場合に比べて機器本体の薄型
化を図ることが可能となるという効果がある。
【0045】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ハウジングの前面中央部には前記各人感センサ
それぞれの検知エリアを同時に調節するつまみが突設さ
れているので、つまみを手で操作することにより、各人
感センサそれぞれの検知エリアを同時に調整することが
でき、各人感センサの各検知エリアを調整する作業が容
易になるという効果がある。
【0046】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記フレームは、前記ハウジング側
が開放された細長の箱状であって、長手方向の両側面に
前記軸部が形成され、一方の側面において前記軸部を囲
む1つの円周上に複数の突起が周方向に配列され、前記
機器本体には突起に弾接する節動用リブが突設されてい
るので、前記フレームを回転させるときにクリック感が
得られるという効果があり、また、外部からの振動など
によって前記フレームが回動するのを防止することがで
きるという効果がある。
【0047】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記フレームには、前記ハウジング
の短手方向の両側壁それぞれの後端に係合可能な各一対
の係合脚が前記ハウジングの長手方向に離間して設けら
れ、前記ハウジングの短手方向の両側壁のうちの一方の
側壁に対応した一対の係合脚と他方の側壁に対応した一
対の係合脚との前後方向における位置を段違いにしてあ
るので、前記フレームに揺動自在に保持される前記ハウ
ジングの角度を3段階で調節することが可能になるとい
う効果がある。
【0048】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記各軸部が前記フレームに突設さ
れ、一方の軸部に前記各人感センサに接続されたリード
線を挿通するリード線孔が形成されているので、前記フ
レームが回動する際のリード線の動きが少ないから、リ
ード線に阻害されることなく各人感センサの検知エリア
を調整することが可能になるとともに、機器本体にリー
ド線を収納する収納部を設けることが不要となり、機器
本体の小型化を図ることが可能となるという効果があ
る。
【0049】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、前記各人感センサが1個ずつ実装さ
れた2つの回路基板を備え、前記ハウジングには2つの
回路基板を前記両人感センサが各々異なる方向を向くよ
うに傾斜した形で保持する保持手段が設けられているの
で、前記フレームの長手方向の寸法を小さくすることが
可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における人感センサユニットを示し、
(a)は概略断面図、(b)は側面図である。
【図2】同上における人感センサユニットの斜視図であ
る。
【図3】同上における人感センサユニットの斜視図であ
る。
【図4】同上の人感センサ内蔵機器の正面図である。
【図5】同上の人感センサ内蔵機器の下面図である。
【図6】同上の人感センサ内蔵機器の右側面図である。
【図7】同上の人感センサ内蔵機器の概略断面図であ
る。
【図8】同上の人感センサ内蔵機器の背面図である。
【図9】同上の人感センサ内蔵機器の概略断面図であ
る。
【図10】同上の人感センサ内蔵機器においてカバー、
スピーカ、保護カバーなどを取り外した状態の概略正面
図である。
【図11】同上におけるボディの斜視図である。
【図12】同上におけるボディを示し、(a)は正面
図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。
【図13】同上におけるボディの背面図である。
【図14】同上におけるカバーの斜視図である。
【図15】同上におけるカバーを示し、(a)は正面
図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
【図16】同上におけるカバーの背面図である。
【図17】同上における保護カバーを示し、(a)は正
面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。
【図18】同上における取付ベースの正面図である。
【図19】同上におけるハウジングの斜視図である。
【図20】同上におけるハウジングを示し、(a)は正
面図、(b)は平面図、(c)は下面図、(d)は左側
面図、(e)は右側面図である。
【図21】同上におけるハウジングの背面図である。
【図22】同上における人感センサの実装構造の説明図
である。
【図23】同上におけるフレームの斜視図である。
【図24】同上におけるフレームを示し、(a)は正面
図、(b)は平面図、(c)は下面図、(d)は左側面
図、(e)は右側面図である。
【図25】同上におけるフレームの背面図である。
【図26】同上の動作説明図である。
【図27】同上の参考例の説明図である。
【図28】同上の参考例の説明図である。
【図29】同上の動作説明図である。
【図30】従来例を示す人感センサユニットの概略断面
図である。
【図31】他の従来例を示す人感センサユニットの概略
断面図である。
【符号の説明】
5 人感センサユニット 50 ハウジング 51a 人感センサ 51b 人感センサ 53 回路基板 54 回路基板 60 フレーム 63a 軸部 63b 軸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体から放射される熱線を検出する2個
    の人感センサが長手方向に並んで収納された細長のハウ
    ジングと、ハウジングを揺動自在に保持する細長のフレ
    ームと、フレームを回動自在に保持する機器本体とを備
    え、ハウジングとフレームとの一方にハウジングの短手
    方向に沿って一対の支点突起が突設されるとともに他方
    に各支点突起を枢支する一対の軸受部が形成され、フレ
    ームと機器本体との一方にフレームの長手方向に沿って
    一対の軸部が突設されるとともに他方に各軸部が軸支さ
    れる一対の回転軸受部が設けられ、2個の人感センサが
    ハウジングの長手方向において離間し且つ各々異なる方
    向を向くように配設されてなることを特徴とする人感セ
    ンサ内蔵機器。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングの前面中央部には前記各
    人感センサそれぞれの検知エリアを同時に調節するつま
    みが突設されてなることを特徴とする請求項1記載の人
    感センサ内蔵機器。
  3. 【請求項3】 前記フレームは、前記ハウジング側が開
    放された細長の箱状であって、長手方向の両側面に前記
    軸部が形成され、一方の側面において前記軸部を囲む1
    つの円周上に複数の突起が周方向に配列され、前記機器
    本体には突起に弾接する節動用リブが突設されてなるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の人感セン
    サ内蔵機器。
  4. 【請求項4】 前記フレームには、前記ハウジングの短
    手方向の両側壁それぞれの後端に係合可能な各一対の係
    合脚が前記ハウジングの長手方向に離間して設けられ、
    前記ハウジングの短手方向の両側壁のうちの一方の側壁
    に対応した一対の係合脚と他方の側壁に対応した一対の
    係合脚との前後方向における位置を段違いにしてあるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3記載のいずれか
    に記載の人感センサ内蔵機器。
  5. 【請求項5】 前記各軸部が前記フレームに突設され、
    一方の軸部に前記各人感センサに接続されたリード線を
    挿通するリード線孔が形成されてなることを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の人感センサ
    内蔵機器。
  6. 【請求項6】 前記各人感センサが1個ずつ実装された
    2つの回路基板を備え、前記ハウジングには2つの回路
    基板を前記両人感センサが各々異なる方向を向くように
    傾斜した形で保持する保持手段が設けられてなることを
    特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の
    人感センサ内蔵機器。
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