JP2003238684A - ポリアミド酸溶液の製造方法 - Google Patents

ポリアミド酸溶液の製造方法

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JP2003238684A JP2002037524A JP2002037524A JP2003238684A JP 2003238684 A JP2003238684 A JP 2003238684A JP 2002037524 A JP2002037524 A JP 2002037524A JP 2002037524 A JP2002037524 A JP 2002037524A JP 2003238684 A JP2003238684 A JP 2003238684A
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Tsuyoshi Ikeda
強志 池田
Tomio Nobe
富夫 野辺
Rieko Yoshimura
利恵子 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般式(1) で表されるテトラカルボン酸二無水物とジアミンをアミ
ド反応させて得られるポリアミド酸溶液の製造におい
て、その製造サイクルが大幅に短縮でき、且つポリイミ
ドフィルムに成形した際に機械強度に優れ、及び平滑な
ポリイミドフィルムを製造できる工業的に有利なポリア
ミド酸溶液の製造方法を提供する 【解決手段】 テトラカルボン酸二無水物の全重量に対
して、粒径1000μmを越える成分が1重量%以下で
あり、且つ粒径10μm未満の成分が20重量%以下で
あるテトラカルボン酸二無水物とジアミンを有機極性溶
媒中でアミド化反応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリイミド樹脂前
駆体であるポリアミド酸溶液の製造方法、該ポリアミド
酸溶液をイミド化して得られるポリイミド樹脂及びその
成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族系ポリイミドは、優れた耐熱性、
機械特性、電気特性等を有することから、電気、電子材
料分野で広く用いられている。しかしながら、芳香族系
ポリイミドは、一般に溶剤溶解性が悪く、ポリイミド成
形体、例えばポリイミドフィルムに加工する場合には、
まず原料のテトラカルボン酸二無水物とジアミンを所定
の溶剤中でアミド化反応せしめ、一旦ポリイミド前駆体
であるポリアミド酸の溶液を調製し、次いでこのポリア
ミド酸溶液を所定の支持体上に塗布し、公知な熱的及び
/又は化学的閉環法にてポリイミドフィルムを得てい
る。
【0003】一方、ポリイミド原料のテトラカルボン酸
二無水物成分として、ヒドロキノンビス(アンヒドロト
リメリテート)(以下「TMHQ」と略記する。)及び
エチレングリコールビス(アンヒドロトリメリテート)
(以下「TMEG」と略記する。)等は、a)製造が非
常に容易である、b)原料が安価である、c)分子内に
エステル基を含有するユニークな構造を有する、d)ポリ
イミドフィルムにした場合、優れた機械的強度を有す
る、等から極めて有用である(例えば、特開平10−3
6506号、特開平10−168187号)。
【0004】TMHQ又はTMEGをポリイミド原料の
テトラカルボン酸二無水物成分として、電気・電子材料
分野で使用する場合、その純度は98重量%以上、好ま
しくは99重量%以上必要とされる。そのため、かかる
高純度の酸二無水物の製造法として、各種溶剤を用いる
再結晶化法が知られている(例えば、特開平2−240
074号、特開平10−36364号、特開平11−1
99578号、特開2000−186080号)。
【0005】しかしながら、上記溶剤による再結晶化法
では、最終乾燥時にTMHQ、TMEGが凝集しやす
く、直径1mm〜数cmを越える大きな塊状物が発生す
ることがしばしばある。
【0006】このような大きな塊状物が存在すると、ポ
リアミド酸溶液を製造する際に該塊状物の溶解不良によ
り十分な重合度が得られなかったり、またポリイミド成
形体に加工した場合、例えば、残存した未溶解物由来の
ボイド等によりポリイミドフィルムの平滑性の低下や機
械特性の低下など種々の工業的に重大な問題を引き起こ
す。また、これら未溶解物を除去するには長時間の溶解
時間を必要とすることから、経済的にコストアップに繋
がり極めて不利となるが、未だ上記問題点の充分な解決
には至ってないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
イミド前駆体であるポリアミド酸溶液の製造において、
その製造サイクルが大幅に短縮でき、且つポリイミドフ
ィルムに成形した際に機械強度に優れ、平滑なポリイミ
ドフィルムを製造できる工業的に有利なポリアミド酸溶
液の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を行った結果、テトラカルボン酸
二無水物とジアミンを有機極性溶媒中でアミド化反応さ
せてポリアミド酸溶液を製造するに際し、特定の粒度分
布を有するテトラカルボン酸二無水物の含有量が特定さ
れたテトラカルボン酸二無水物を用いることにより所期
の目的が達成されることを見いだし、かかる知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、一般式(1)
【化2】 [式中Aは、炭素数2〜15の脂肪族ジオール残基、炭
素数5〜15の脂環族ジオール残基、又は炭素数6〜1
5以上の芳香族ジオール残基を表す。]で表されるテト
ラカルボン酸二無水物とジアミンを有機極性溶媒中でア
ミド化反応させてポリアミド酸溶液を製造するに際し、
テトラカルボン酸二無水物の全重量に対して、粒径10
00μmを越える成分が1重量%以下であり、且つ粒径
10μm未満の成分が20重量%以下であるテトラカル
ボン酸二無水物を用いることを特徴とするポリアミド酸
溶液の製造方法を提供するものである。
【0010】また、本発明は、該ポリアミド酸溶液をイ
ミド化して得られるポリイミド樹脂及びその成形体を提
供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】上記一般式(1)で表されるテト
ラカルボン酸二無水物は、無水トリメリット酸と脂肪族
ジオール、脂環族ジオール又は芳香族ジオールとを常法
に従って容易に製造できる(例えば特公昭45−299
74号、特公昭52−46940号)。従って、一般式
(1)のAで示される「ジオール残基」とは、下記の脂
肪族ジオール、脂環族ジオール又は芳香族ジオールから
二つの水酸基を除いて得られる2価の残基を指す。
【0012】2価の脂肪族ジオールとしては、炭素数2
〜15、好ましくは2〜8の直鎖又は分岐の脂肪族ジオ
ール等が例示され、具体的には、エチレングリコール、
プロピレングリコール、1−エチルエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、2,2−ジメチルトリメ
チレングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタ
メチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ヘプ
タメチレングリコール、オクタメチレングリコール等が
例示される。
【0013】これら脂肪族ジオールのうち、特に好まし
い化合物としては、エチレングリコール、プロピレング
リコール、1−エチルエチレングリコール、2,2−ジ
メチルプロピレングリコール等が例示される。
【0014】2価の脂環族ジオールとしては、炭素数5
〜15、好ましくは6〜15の脂環族ジオール等が例示
され、具体的には、1,2−ジヒドロキシシクロヘキサ
ン、1,4−ジヒドロキシシクロヘキサン、4,4’−
ジヒドロキシジシクロヘキシル、1,2−シクロヘキサ
ンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフ
ェノールF、水添ビスフェノールA等が例示される。
【0015】2価の芳香族ジオールとしては、炭素数6
〜15の置換若しくは非置換芳香族ジオール等が例示さ
れ、具体的には、ハイドロキノン、メチルハイドロキノ
ン、1,2−ベンゼンジメタノール、1,3−ベンゼン
ジメタノール、1,4−ベンゼンジメタノール、4,
4’−ジヒドロキシビフェニル、ビスフェノールF、ビ
スフェノールA等が例示される。
【0016】なかでも特にハイドロキノン、メチルハイ
ドロキノンが好ましい。
【0017】本発明に係るテトラカルボン酸二無水物
は、粒径1000μmを越える成分が1重量%以下、好
ましくは0.5重量%以下、より好ましくは0.1重量
%以下であり、且つ粒径10μm未満の成分が20重量
%以下、好ましくは10重量%以下の粒度分布を有する
ものである。
【0018】粒径が1000μmを越える成分が1重量
%を越える場合、ポリアミド酸を製造する際に該テトラ
カルボン酸二無水物由来の塊状物の溶解不良により十分
な重合度が得られなかったり、残存した未溶解物によっ
てポリイミドフィルムに成形した際に未溶解物由来のボ
イド等が生じるためポリイミドフィルムの平滑性及び機
械特性の低下が見られる。
【0019】粒径が10μm未満の成分が20重量%を
越える場合、ポリアミド酸を製造する際に該テトラカル
ボン酸二無水物がポリアミド酸溶液中で凝集して塊状物
となり溶解不良を生じやすくなる傾向が見られ、ポリイ
ミドフィルムに成形した際に、上記粒径が1000μm
を越える成分が多い場合と同様にポリイミドフィルムの
平滑性及び機械特性の低下が見られる。
【0020】かかるテトラカルボン酸二無水物の純度
は、98重量%以上、好ましくは99重量%以上である
ことが好ましい。98重量%未満だと、ポリイミドフィ
ルムに成形した場合に機械強度が低下するなどの問題が
生じ易い。
【0021】本発明に係るテトラカルボン酸二無水物の
製造方法としては、特に限定はされないが、溶剤による
再結晶で所定の高純度品を得、次に、粉砕、分級等で所
定の粒径に揃える方法が例示される。以下にTMHQ及
びTMEGの製造例を挙げる。
【0022】高純度TMHQの製造方法としては、特に
限定されるものではなく、例えば、特開2000−18
6080号に記載の方法により高純度TMHQを得る方
法が挙げられる。具体的には、ヒドロキノンの低級アル
カン酸エステルと無水トリメリット酸をエステル交換反
応によりTMHQ反応粗物を得、引き続き反応系内に反
応粗物100重量部に対してγ−ブチロラクトン80〜
250重量部を添加し、スラリー状とした後濾過し、次
いで濾別結晶をγ−ブチロラクトンとキシレンからなる
混合溶媒を用いて精製する。
【0023】上記混合溶媒の混合重量比(γ−ブチロラ
クトン/キシレン)は、0.5/9.5〜9.5/0.
5、好ましくは0.5/9.5〜5/5の範囲で適宜選
択される。その混合溶媒の使用量は、濾別結晶100重
量部に対し200〜400重量部の範囲が推奨される。
【0024】乾燥は、常圧若しくは減圧下(好ましくは
0.65〜40kPa)、室温〜200℃の温度で、
0.1〜20時間程度行うことが好ましい。
【0025】得られた高純度TMHQを、慣用の乾式、
湿式又は篩い分け分級装置(例えば、重力分級装置、慣
性分級装置、遠心分級装置、篩い分け分級装置及びこれ
らを組み合わせた装置等)を用い、粒径1000μmを
越える成分が1重量%以下であり、且つ粒径10μm未
満の成分が20重量%以下であるテトラカルボン酸二無
水物を調製する。尚、分級する前に異物混入の無い条件
で粉砕してもよい。粉砕は、慣用の粉砕機、例えばジェ
ットミル、プレーナークラッシャー、ハンマーミル、カ
ッターミル、ピンミル等を用いることができる。
【0026】また、高純度TMEGの製造方法として
は、特に限定されるものではなく、例えば、特開平2−
240074号に記載の高純度TMEGを製造する方法
が挙げられる。具体的には、TMEG粗物100重量部
と、キシレン及びシクロヘキサノンからなる混合溶媒1
00〜1000重量部とを混合し、100〜200℃の
温度範囲で加熱溶解し、次いで、室温まで徐々に冷却し
て結晶を析出させた後、濾別、乾燥して高純度TMEG
を得ることができる。
【0027】上記混合溶媒の混合重量比(キシレン/シ
クロヘキサノン)は、1/9〜9/1、好ましくは3/
7〜8/2の範囲で適宜選択される。その混合溶媒の使
用量は、濾別結晶100重量部に対し80〜250重量
部の範囲が推奨される。
【0028】乾燥は、常圧若しくは減圧下(好ましくは
0.65〜40kPa)、室温〜200℃の温度で、
0.1〜20時間程度行うことが好ましい。
【0029】次に得られた高純度TMEGを、分級によ
って所定の粒径範囲の大きさに揃える。また、異物混入
の無い範囲で粉砕しても差し支えない。
【0030】本発明に係るテトラカルボン酸二無水物と
他のテトラカルボン酸二無水物をポリイミドの特性を低
下させない程度の範囲で必要に応じて併用することがで
きる。併用できるテトラカルボン酸二無水物としては、
具体的には、ピロメリット酸二無水物、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸二無水物、ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物、ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無
水物、ナフタリンテトラカルボン酸二無水物、ジフェニ
ルスルホンテトラカルボン酸二無水物等が例示され、2
種以上混合しても使用できる。
【0031】上記製造方法から得られる本発明に係るテ
トラカルボン酸二無水物を用いるポリアミド酸溶液の製
造方法を採用することにより、従来の製造方法と比較し
て以下の利点が得られる。 1)テトラカルボン酸二無水物の溶剤溶解性がアップ
し、またジアミン成分と容易に反応することから、未溶
解物が残らない。 2)短時間で未溶解物の残存しないポリアミド酸溶液が
得られることから、その製造サイクルが大幅に短縮され
る。 3)高粘度(高分子量)のポリアミド酸が再現性よく得
られる。 4)ポリイミドフィルムに成形した場合、機械的強度に
優れたボイドの発生がない平滑なフィルムが得られる。
【0032】本発明で使用されるジアミン成分として
は、特に限定されないが、脂肪族若しくは脂環族ジアミ
ン、一般式(2)で表される芳香族ジアミン、一般式
(3)で表される芳香族ジアミン、一般式(4)で表さ
れるα,ω−ジアミノシロキサン等が例示される。
【化3】 [式中R1は、アルキル基、フッ素置換アルキル基、ア
ルコキシル基、又はハロゲン基を表す。mは0〜4の整
数を表す。但し、m個のR1は同一又は異なっていても
よい。]
【化4】 [式中Eは、−O−、−CH−、−CO−、−C(C
−、−C(CF −、−S−、及び−SO
−で表される単結合群から選択されるいずれかの結合
基である。R、R、Rは同一又は異なって、R
と同義である。x、y、z及びnは0〜4の整数を表
す。更に、(n+1)個のEは同一又は異なっていても
よい。]
【化5】 [式中Rは、2価の脂肪族基又は炭素数6以上の芳香
族基を表し、Rは、1価の脂肪族基又は炭素数6以上
の芳香族基を表す。pは1以上の整数を表す。R 、R
はそれぞれ同一又は異なってもよい。]
【0033】脂肪族ジアミンとしては、炭素数2〜2
8、好ましくは2〜12の直鎖又は分岐の脂肪族ジアミ
ン等が例示され、具体的には、1,2−ジアミノエタ
ン、1,3−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタ
ン、1,5−ジアミノペンタン、1,6−ジアミノヘキ
サン、1,7−ジアミノヘプタン、1,8−ジアミノオ
クタン、1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミノ
デカン及びこれらのシリコン変性ジアミン、フッ素変性
ジアミンなどが例示される。
【0034】脂環族ジアミンとしては、炭素数5〜2
8、好ましくは6〜15の脂環族ジアミン等が例示さ
れ、具体的には、1,2−ジアミノシクロヘキサン、
1,3−ジアミノシクロヘキサン、1,4−ジアミノシ
クロヘキサン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘ
キサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシル、4,4’−
ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシル、水添
ビスフェノールF、水添ビスフェノールA等が例示され
る。
【0035】一般式(2)又は一般式(3)で表される
芳香族ジアミンとしては、炭素数6〜28、好ましくは
6〜15の芳香族ジアミンが例示され、具体的には、o
−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、p−
フェニレンジアミン、2,4−トルエンジアミン、3,
3’−ジアミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノ
ジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’
−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジ
フェニルエーテル、3,3’−ジアミノベンゾフェノ
ン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’−ジ
アミノジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノジフ
ェニルスルフィド、1,3−ビス(3−アミノフェノキ
シ)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)
ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベン
ゼン、2,2−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フ
ェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル]プロパン、4,4’−ビス(p−
アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、3,4’−ビ
ス(p−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、3,
3’−ビス(p−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホ
ン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニ
ル等が例示される。
【0036】一般式(4)で表されるα,ω−ジアミノ
シロキサンとしては、具体的には、
【化6】 などの化合物が例示される。
【0037】上記の脂肪族又は脂環族ジアミン、一般式
(2)で表される芳香族ジアミン、一般式(3)で表さ
れる芳香族ジアミン、一般式(4)で表されるジアミノ
シロキサン等のジアミン類は単独又は2種以上混合して
用いてもよい。
【0038】本発明に係るポリアミド酸溶液は、粒径1
000μmを越える成分が1重量%以下で、且つ10μ
m未満の成分が20重量%以下の一般式(1)で表され
るテトラカルボン酸二無水物を用いて従来公知の方法、
例えば特開平10−168187号に記載の方法により
容易に製造できる。より具体的には、テトラカルボン酸
二無水物とジアミンを特定の有機溶媒中でアミド化反応
させることにより容易に製造できる。この場合、テトラ
カルボン酸二無水物成分とジアミン成分は等モル又はほ
ぼ等モル、好ましくはテトラカルボン酸二無水物成分:
ジアミン成分=0.98:1.00〜1.02:1.0
0(モル比)で用いる。
【0039】用いる有機溶媒としては、一般的には、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチ
ル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非プロ
トン性極性溶媒やフェノール、クレゾール、クロルフェ
ノール等のフェノール類が使用できる。これらを単独又
は2種以上の混合溶媒として用いることもできる。更に
これら極性溶媒とアセトン、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の貧溶媒との混合溶媒も用いることができ、その
混合重量比は必要に応じて適宜選択される。
【0040】反応温度は、80℃以下、好ましくは0〜
50℃、更に好ましくは0〜25℃である。反応時間は
0.1〜50時間で任意に設定できるが、短時間で完了
するほうが工業的に有利である。反応が進行するに従
い、反応液の粘度が上昇し、ポリアミド酸が生成する。
【0041】かくして得られるポリアミド酸溶液は、通
常、ポリイミド樹脂に変換して市場に提供される。一般
的にポリイミド樹脂は、ポリアミド酸をその溶液中で脱
水閉環して得ることができる。かかる脱水閉環は熱的及
び/又は化学的に行うことができる。
【0042】熱的脱水閉環法として、例えばポリアミド
酸溶液をガラス板、金属板、PETなどの有機フィルム
等の支持体上に流延又は塗布し、80〜400℃で熱処
理して行う方法が採用できる。加熱の際の昇温速度は特
に制限はないが、所定の温度まで徐々に加熱するのが好
ましい。加熱時間はフィルムの厚みや所定温度により異
なるが、一般には所定温度に到達後1〜2時間の範囲が
好ましい。
【0043】化学的脱水閉環法として、例えばポリアミ
ド酸溶液に化学量論以上の脱水剤と、必要に応じて触媒
量の3級アミンを用い、熱的に脱水閉環する方法と同様
な処理を行う方法を採ることにより、所望のポリイミド
フィルムを得ることができる。
【0044】用いる脱水剤としては、一般的には無水酢
酸、無水プロピオン酸、無水安息香酸等の酸無水物が使
用される。触媒としては、具体的には、ピリジン、イソ
キノリン、トリエチルアミン、イミダゾール等の3級ア
ミンが例示される。
【0045】脱水剤又は触媒の使用量は、テトラカルボ
ン酸二無水物1モルに対して、それぞれ1〜8モルの範
囲が好ましい。
【0046】本発明のポリアミド酸溶液の製造法を用い
ることにより、短時間で未溶解物の存在しない透明なポ
リアミド酸溶液が容易に得られる。また、該ポリアミド
酸溶液をイミド化して得られるポリイミド樹脂は、電
気、電子材料、複合材料、耐熱性接着剤などの分野に利
用でき、具体的には、プリント配線基板、フレキシブル
配線基板、テープキャリアー、半導体集積回路素子等の
電子部品の接着剤、表面保護膜、接着フィルム、カバー
レンズフィルムとして、更には、アルミ、鉄、セラミッ
ク、繊維、フィラー等の接着剤や結束剤として使用され
る。
【0047】
【実施例】以下、本発明を製造例、実施例及び比較例に
よって詳細に説明する。尚、製造例、実施例及び比較例
中における物性等の測定方法は次の通りである。 (a)粒度分布 試料を界面活性剤を含む水溶液に分散させ、その分散溶
液を超音波振動させつつ目開き1000μm及び10μ
mの篩(真鍋工業社製)を用いて濾過し、10μm未
満、10〜1000μm、1000μm超の3段階の粒
度に篩別した。得られた各粒度成分は、乾燥後秤量し、
各粒度成分の重量比率(%)を算出した。 (b)固有粘度 ポリアミド酸の固有粘度はオスワルド型粘度計を用いて
30℃にて測定した。固有粘度が高いほど重合度が高
く、最終ポリイミドの機械特性などに優れる。 (c)引張強度 JIS K−7172に準拠して実施した。数値が高い
ほど機械的強度に優れる。 (d)ポリイミドフィルムの厚み 得られたポリイミドフィルムの厚みは、フィルムの幅方
向の中心線(即ちフィルムの幅を二等分する点を縦方向
につないだ中心線)に沿って、縦方向に任意の10点
(但し、外縁部分は除く)を膜厚計(サンコウ電子研究
所製「膜厚計SME−1」)で測定し、平均値として求
めた。
【0048】製造例1 攪拌機、温度計、冷却管付きデカンター及び窒素ガス導
入口の付いた1Lの四つ口フラスコにヒドロキノン11
0.1g(1.0モル)及び無水酢酸306.3g
(3.0モル)を仕込み、窒素雰囲気下、130℃で2
時間反応させた。反応終了後、減圧下で過剰の無水酢酸
と生成した酢酸を留去し、純度99.9%のヒドロキノ
ンジアセテート192.2g(収率99%)を得た。
【0049】次に、攪拌機、温度計、冷却管付きデカン
ター及び窒素ガス導入口の付いた2Lの四つ口フラスコ
にヒドロキノンジアセテート116.6g(0.6モ
ル)と無水トリメリット酸368.8g(1.92モ
ル)を仕込み、窒素雰囲気下260℃まで昇温した。同
温度で0.5時間反応し、更に10.6kPaまで徐々
に減圧して0.5時間反応した。窒素で常圧に戻し、2
25℃まで冷却後、γ−ブチロラクトン1033.6g
を攪拌下で0.5時間かけて滴下した。滴下終了後、4
0℃まで冷却してTMHQスラリーを得た。このTMH
Qスラリーを濾過し、更にγ−ブチロラクトン500g
で洗浄して濾別結晶を得た。この濾別結晶を0.7kP
aの減圧下、140℃で10時間乾燥し、純度99.2
%のTMHQ80.0gを得た。得られたTMHQの粒
度分布は、1000μm超が63重量%、1000〜1
0μmが30重量%、10μm未満が7重量%であっ
た。
【0050】製造例2 製造例1と同様の操作で得たTMHQ(純度99.2
%)を小型粉砕機(協立理工社製「小型粉砕機SK−
M」)で粉砕後、粒度分布として1000μm超が0.
1重量%、1000〜10μmが84.8重量%、10
μm未満が15.1重量%のTMHQを得た。
【0051】製造例3 製造例1と同様の操作で得たTMHQ(純度99.2
%)を小型粉砕機(協立理工社製「小型粉砕機SK−
M」)で粉砕後、粒度分布として1000〜10μmが
51.8重量%、10μm未満が48.2重量%のTM
HQを得た。
【0052】製造例4 攪拌機、温度計、冷却管付きデカンター及び窒素ガス導
入口の付いた1Lの四つ口フラスコに62.1g(1.
0モル)のエチレングリコールと461.1g(2.4
モル)の無水トリメリット酸を仕込み、260℃で10
時間反応を行い、純度78.1%のTMEG粗物を得
た。次に、攪拌機、温度計、冷却管付きデカンター及び
窒素ガス導入口の付いた2Lの四つ口フラスコにTME
G粗物を350g、キシレン980g及びシクロヘキサ
ノン420gを仕込み、147℃で1時間攪拌した後に
40℃まで徐々に冷却し、TMEGスラリーを得た。こ
のスラリーを濾過し、濾別結晶を得、0.67kPaの
減圧下、140℃で乾燥して純度99.0%のTMEG
を得た。得られたTMEGの粒度分布は、1000μm
超が57重量%、1000〜10μmが35重量%、1
0μm未満が8重量%であった。
【0053】製造例5 製造例4と同様の操作で得たTMEG(純度99.0
%)を小型粉砕機(協立理工社製「小型粉砕機SK−
M」)で粉砕後、粒度分布として1000μm超が0.
1重量%、1000〜10μmが87.5重量%、10
μm未満が12.4重量%のTMEGを得た。
【0054】製造例6 製造例4と同様の操作で得たTMEG(純度99.0
%)を小型粉砕機(協立理工社製「小型粉砕機SK−
M」)で粉砕後、粒度分布として1000〜10μmが
44.3重量%、10μm未満が55.7重量%のTM
EGを得た。
【0055】実施例1 温度計、攪拌機及び塩化カルシウム管を備えた1L四つ
口フラスコに30.0g(150mmol)の4,4’
−ジアミノジフェニルエーテル及び560.0gのジメ
チルホルムアミドを入れ、5分間攪拌して溶解させた。
次いで68.8g(150mmol)の製造例2で得た
TMHQ(粒度分布として、1000μm超が0.1重
量%、1000〜10μmが84.8重量%、10μm
未満が15.1重量%)を器壁に付着しないように注意
深く投入し、25℃で攪拌反応を行った。攪拌開始から
TMHQが完全に溶解するまでの時間は20分であっ
た。引き続き30分間攪拌反応してポリアミド酸溶液を
得た。このポリアミド酸の固有粘度は2.4であった。
【0056】このポリアミド酸溶液をPETフィルム上
に流延塗布し、80℃で30分間加熱した後、支持体の
PETフィルムを剥がし、次に150℃、200℃、2
50℃で各30分間加熱後、最終的に300℃で10分
間加熱して厚みが34μmの強靭で平滑なポリイミドフ
ィルムを得た。目視にてボイドの発生がないことを確認
した。IR測定にて1780cm-1 にイミド基による
吸収を有するポリイミドであることを確認した。このポ
リイミドフィルムの引張強度は15.9Kg/mm
であった。
【0057】実施例2 実施例1と同様の反応装置に40.0g(200mmo
l)の4,4’−ジアミノジフェニルエーテル及び48
8.0gのジメチルホルムアミドを入れ、5分間攪拌し
て溶解させた。溶解後、82.2g(200mmol)
の製造例5で得られたTMEG(粒度分布として、10
00μm超が0.1重量%、1000〜10μmが8
7.5重量%、10μm未満が12.4重量%である)
を器壁に付着しないように注意深く投入し、25℃で攪
拌反応を行った。攪拌開始からTMEGが完全に溶解す
るまでの時間は15分であった。引き続き30分間攪拌
反応してポリアミド酸溶液を得た。このポリアミド酸の
固有粘度は1.2であった。
【0058】このポリアミド酸溶液を実施例1と同様の
操作で加熱処理して厚みが29μmの強靭で平滑なポリ
イミドフィルムを得た。目視にてボイドの発生がないこ
とを確認した。IR測定にて1780cm-1 にイミド
基による吸収を有するポリイミドであることを確認し
た。このポリイミドフィルムの引張強度は13.2Kg
/mm であった。
【0059】比較例1 製造例1で得たTMHQ(粒度分布として、1000μ
m超が63重量%、1000〜10μmが30重量%、
10μm未満が7重量%)を使用した以外は実施例1と
同条件で反応を行ったが、TMHQ塊状物が完全に溶解
するまでには4.5時間要した。
【0060】比較例2 TMHQ添加後の反応を1時間で停止した以外は実施例
1と同条件で反応した。そのポリアミド酸溶液中にはT
MHQ塊状物が存在し、固有粘度は0.3であった。こ
のポリアミド酸溶液を実施例1と同様の操作で加熱処理
し、ポリイミドフィルムを作製したが、フィルム中に黒
色の斑点が多数存在し、引張強度は0.4Kg/mm
と脆弱なものであった。
【0061】比較例3 製造例3で得たTMHQ(粒度分布として、1000〜
10μmが51.8重量%、10μm未満が48.2重
量%)を使用した以外は実施例1と同条件で反応を行っ
た。この場合、TMHQを添加すると凝集塊が生じ、完
全に溶解するまでに5時間を要した。
【0062】比較例4 製造例4で得られたTMEG(粒度分布として、100
0μm超が57重量%、1000〜10μmが35重量
%、10μm未満が8重量%)を使用した以外は実施例
2と同条件で反応を行ったが、TMHQ塊状物が完全に
溶解するまでには3.5時間要した。
【0063】比較例5 TMEG添加後の反応を1時間で停止した以外は比較例
4と同条件で反応した。そのポリアミド酸溶液中にはT
MEG塊状物が存在し、固有粘度は0.2であった。こ
のポリアミド酸溶液を実施例1と同様の操作で加熱処理
し、ポリイミドフィルムを作製したが、フィルム中に黒
色の斑点が多数存在し、引張強度は0.4Kg/mm
と脆弱なものであった。
【0064】比較例6 製造例6で得られたTMEG(粒度分布として、100
0〜10μmが44.3重量%、10μm未満が55.
7重量%)を使用した以外は実施例2と同条件で反応を
行った。この場合、TMEGを添加すると凝集塊が生
じ、完全に溶解するまでに3.5時間を要した。
【0065】
【発明の効果】本発明によりポリイミド前駆体のポリア
ミド酸溶液が短時間で製造可能となり、工業的な製造サ
イクルが大幅に短縮でき、更に当該ポリアミド酸溶液か
らは機械強度に優れ、及び平滑なポリイミドフィルムが
得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA60 AF13 AF36 AF45 AH13 AH19 BA02 BB02 BC01 4J043 PA02 PA04 PA08 PA19 QB15 QB26 QB31 RA35 SA06 SB01 SB02 TA22 TB01 TB02 UA041 UA042 UA121 UA122 UA131 UA132 UA142 UA151 UA152 UA161 UA171 UA262 UA662 UA672 UA761 UA771 UB011 UB012 UB021 UB022 UB061 UB121 UB122 UB131 UB141 UB151 UB152 UB172 UB281 UB301 UB302 UB401 UB402 VA011 VA021 VA022 VA031 VA032 VA041 VA051 VA061 VA062 VA071 VA072 VA081 VA091 WA09 WA16 XA14 XA15 XA16 XA17 XA19 YA06 YA08 ZB01 ZB04 ZB11 ZB50 ZB51

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 [式中Aは、炭素数2〜15の脂肪族ジオール残基、炭
    素数5〜15の脂環族ジオール残基、又は炭素数6〜1
    5以上の芳香族ジオール残基を表す。]で表されるテト
    ラカルボン酸二無水物とジアミンを有機極性溶媒中でア
    ミド化反応させてポリアミド酸溶液を製造するに際し、
    テトラカルボン酸二無水物の全重量に対して、粒径10
    00μmを越える成分が1重量%以下であり、且つ粒径
    10μm未満の成分が20重量%以下であるテトラカル
    ボン酸二無水物を用いることを特徴とするポリアミド酸
    溶液の製造方法。
  2. 【請求項2】 Aが炭素数2〜8の脂肪族ジオール残基
    又は炭素数5〜15の脂環族ジオール残基である請求項
    1に記載のポリアミド酸溶液の製造方法。
  3. 【請求項3】 Aがエチレングリコール、プロピレング
    リコール、1−エチルエチレングリコール、又は2,2
    −ジメチルプロピレングリコールの残基である請求項1
    又は2に記載のポリアミド酸溶液の製造方法。
  4. 【請求項4】 Aがエチレングリコ−ルの残基である請
    求項1〜3のいずれかに記載のポリアミド酸溶液の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 Aがハイドロキノン又はメチルハイドロ
    キノンの残基である請求項1に記載のポリアミド酸溶液
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のポリア
    ミド酸溶液をイミド化して得られるポリイミド樹脂。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のポリイミド樹脂を主成
    分とするポリイミド成形体。
  8. 【請求項8】 ポリイミド成形体がポリイミドフィルム
    である請求項7に記載のポリイミド成形体。
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