JP2003238082A - クレーンのウインチのドラムロック装置 - Google Patents

クレーンのウインチのドラムロック装置

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JP2003238082A
JP2003238082A JP2002031212A JP2002031212A JP2003238082A JP 2003238082 A JP2003238082 A JP 2003238082A JP 2002031212 A JP2002031212 A JP 2002031212A JP 2002031212 A JP2002031212 A JP 2002031212A JP 2003238082 A JP2003238082 A JP 2003238082A
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winch
drum
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crane
lock
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JP2002031212A
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Tokuo Murate
徳夫 村手
Kimikazu Yamashita
公主 山下
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Nippon Sharyo Ltd
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Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】起伏するブームに搭載したウインチなど、その
姿勢が変化する状態時に操作したとしても正常に作動す
るドラムロック装置を提供する。 【解決手段】クレーンには、作業の安全を図るためウイ
ンチドラムのフランジ外周に鋸刃状の凹凸10を形成
し、これにロック爪11を回動させて係止させ、ウイン
チドラムの巻下げ方向の回転を機械的にロックするドラ
ムロック装置が設けられている。土木工事などで使用さ
れるクレーンはウインチが追加される場合が多く、ベー
スマシンに搭載スペースがなくなり、ブームに搭載して
いるものもある。本発明のドラムロック装置は、ロック
爪11がその重心位置で回動するように支持した。これ
により、ブームに搭載したウインチなど、その姿勢が変
化する状態においても正常に作動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、クレーンのウイン
チのドラムロック装置に係わり、特に、ウインチの姿勢
が変化する場合にも確実に機能するウインチのドラムロ
ック装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】土木工事現場では、上部体が旋回可能な
ベースマシンの前部にブームを起伏可能に設けた履帯走
行するクレーンが一般に使用されており、土木資材など
の吊り上げや、ブームの起伏などを行うため複数のウイ
ンチが搭載されている。 【0003】また、例えば、オールケーシング工法によ
る場所打ち杭の施工では、ケーシング内の土砂を排出す
るため履帯走行するクレーンにハンマグラブや下端にド
リリングバケットを取り付けたケリーバを吊持してお
り、そのためのウインチが追加されている。 【0004】ウインチは一般に油圧駆動によっており、
操作レバーが中立位置にあるときは油圧モータの出力軸
が固定され、吊荷をその位置で停止させることができる
が、油のリークなどにより、吊荷やブームが下がること
を防止するために、ドラムロック装置を備えている。 【0005】従来のドラムロック装置は図5に示すよう
に、ウインチドラムのフランジの外周に鋸刃状の凹凸5
3を設け、該凹凸53に係合するロック爪54をベース
マシンのフレーム51に固設した支持部材52に回動可
能に取り付け、ロック爪54を回動させるためのシリン
ダ55をロック爪54に連結している。 【0006】凹凸53はウインチドラムが巻下げ側に回
転するとロック爪54が係止し、巻上げ側に回転すると
ロック爪54は逃げるような形状(鋸刃状)としてい
る。そして、運転室内に設置されたドラムロックレバー
をロック側へ操作して、シリンダ55を作動させること
によってロック爪54を回動させて、凹凸53に係止さ
せるようにしている。ロック爪54が凹凸53に係止す
るとウインチドラムの巻下げ方向の回転は機械的にロッ
クされる。なお、ロック爪54はウインチドラムの巻上
げ方向へは係止されないので、ロック状態においても巻
上げ作業は行うことができる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】土木工事などに使用さ
れる履帯走行するクレーンは種々の作業が要求され、ウ
インチを追加搭載することが多い。また、荷吊り状態で
不整地を走行したり、傾斜地で旋回させることもあり、
このようなときにドラムロック装置を操作しても正常に
作動する必要がある。 【0008】上記のように、クレーンにハンマグラブや
ケリーバを備える場合はウインチを追加する必要がある
が、通常、ベースマシンには最大4個のウインチを搭載
するスペースしかなく、それ以上必要とする場合は、ベ
ースマシン最後部のカウンタウエイトの上か、ブームに
搭載するといった手段が採られている。 【0009】一方、ウインチのドラムロック装置におけ
るロック爪は、一般にベースマシンのフレームに爪を上
向きにして回動可能に支持しており、回動中心より下の
部分は回動中心を中心とする円弧状の形状にしている
(図5参照)。このようなドラムロック装置を備えたウ
インチを、ブームに搭載した場合には、ブームの起伏動
作に伴いウインチの姿勢が不規則に変化するので、ロッ
ク爪に回転しようとするモーメントが発生し、ドラムロ
ック装置を操作するとロック爪が不本意な方向へ回転し
てしまい、正常に作動しない虞れがある。 【0010】そこで、本発明は、起伏するブームに搭載
したウインチなど、その姿勢が変化する状態時に操作し
たとしても正常に作動するドラムロック装置を提供する
ことを目的としている。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次の手段を採った。即ち、ロック爪を回
動させてウインチドラムのフランジ外周に形成した鋸刃
状の凹凸に係止させ、ウインチドラムの巻下げ方向の回
転を機械的にロックするようにしたクレーンのウインチ
のドラムロック装置において、該ロック爪は、その重心
位置を回動中心として支持されたことを特徴としてい
る。 【0012】本発明は、履帯走行するクレーンのベース
マシンに搭載されるウインチは勿論、起伏するブームに
搭載するなどウインチの姿勢が変化するものに有効に使
用できる。すなわち、本発明ではロック爪をその重心位
置で回動可能に支持しているので、ブームの起伏にとも
なってウインチの姿勢が変化する状態にあっても、ロッ
ク爪に回転しようとするモーメントが発生せず、ロック
爪が不用意に回動することはないからである。なお、こ
こでいう重心位置は厳密なものではなく、ほぼ重心位置
である場合も含むものである。また、ロック爪の形状も
任意である。 【0013】ロック爪を回動させる回動手段は、油圧ま
たは空圧のシリンダが一般的であるが、ドラムロックの
位置とロック解除の位置でロック爪を保持する必要があ
るので、電動シリンダを使用するのが望ましい。なお、
ロック爪は凹凸への係脱を容易にするためシリンダとは
バネを介して連結するのがよい。 【0014】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を場所打
ち杭を施工するオールケーシング工法に使用する履帯走
行するクレーンに搭載したウインチに適用したもので説
明する。ここで、オールケーシング工法はケーシングド
ライバでケーシングを把持し回転させつつ地中に押込
み、ケーシング内の土砂をハンマグラブなどで排出し、
鉄筋の挿入などをしてコンクリートを打設しながら、ケ
ーシングを引き抜いて杭を造成するものである。 【0015】図3はこの工法を行う場合に好適なクレー
ンの一例を示すもので、ハンマグラブ25の他に、地盤
が軟弱な場合にケーシング41内の土砂を効率よく排出
するためドリリングバケットが取り付けられるケリーバ
21を備えている。なお、ハンマグラブ25は、ケーシ
ング41内に落下させて土砂を砕きこれを掴み上げて排
出するもので、かなりの硬質地盤でも排土作業が可能で
ある。 【0016】このクレーンのベースマシン1には4個の
ウインチ3,4,5,6が搭載され、さらに、ブーム2
の下部にウインチ7が搭載されている。そして、ウイン
チ3のワイヤロープ3aはハンマグラブ25を、ウイン
チ4のワイヤロープ4aはケリーバ21を、ウインチ7
のワイヤロープ7aはハンマクラウン26(ハンマグラ
ブが土砂を掴んで引き上げたときに、ハンマグラブの爪
を開放させるためのもの)を吊持している。 【0017】また、ウインチ6のワイヤロープ6aはケ
ーシングドライバや重量物を吊持するため多数巻にした
クレーンフック24を備え、ウインチ5(ブーム起伏
用)のワイヤロープ5aはブーム2の先端背部に係止し
ている。図3はドリリングバケット(図示してない)を
ケリーバ21から外しケリーバ駆動装置22をブーム2
側へ引き寄せて、ハンマグラブ25を吊持してケーシン
グドライバ40のケーシング41内の土砂を掘削する場
合の状態を示している。 【0018】ブーム2に搭載されたウインチ7の構造は
図4に示すように、遊星歯車機構34を内装したウイン
チドラム33と自由落下作業時に使用するブレーキホィ
ール35を備え、軸受支持部材37で支持され、一端側
には油圧モータ32が連結されている。そして、軸受支
持部材37はブーム2に立設したブラケット31に取り
付けられている。 【0019】このウインチ7は、ブレーキホィール35
をブレーキバンド36で固定し、油圧モータ32の出力
軸の回転方向を正逆切り換えて、巻上げ、巻下げを行
う。ドラムロック装置は、図1および図2に示すよう
に、ウインチドラム33のフランジの円周に形成した鋸
刃状の凹凸10と、支持金具12に軸13で回動可能に
取り付けられ凹凸10に係止するロック爪11と、ロッ
ク爪11を回動させる電動シリンダ15とから構成され
ている。そして、ロック爪11を支持する軸13は、ロ
ック爪11の重心位置Aに取り付けられている。 【0020】凹凸10はウインチドラムが巻下げ側に回
転するとロック爪11が係止し、巻上げ側に回転すると
ロック爪11は逃げるような形状(鋸刃状)としてい
る。また、ロック爪11は爪部分を上向きにし、軸13
より下はほぼ矩形状としており、2個の支持金具12で
挟まれるようにして設けられている。 【0021】電動シリンダ15は取付金具17に支持さ
れ、電動シリンダ15の先端に設けたロッド16がロッ
ク爪11に付設した連結金具14を貫通し、ロッド16
と連結金具14とはバネ16aを介して連結されてい
る。なお、支持金具12および取付金具17はブーム2
に固設された支持部材18に固設されている。また、軸
13は回り止め13aで支持金具12に固定されてい
る。 【0022】このように、構成されたドラムロック装置
は、運転室に設けられたドラムロック操作(図示してな
い)を行うことにより電動シリンダ15を作動させ、ロ
ック爪11を凹凸10へ係止または離脱させることがで
きる。ロック爪11が凹凸に係止したときはウインチド
ラム33の巻下げ方向の回転はロックされる。なお、こ
の状態で巻上げ方向に操作した場合はバネ16aの弾性
によってロック爪11が逃げ側へ回転するので、ウイン
チドラム33は回転可能である。 【0023】また、ドラムロック操作がブーム2の起伏
動作中に行われたとしても、ロック爪11は重心位置で
支持されているので、これを回動させるモーメントが発
生することがなく、ウインチが静止状態で操作された場
合と変わりなく正常に作動させることができる。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように本発明のクレーンの
ウインチのドラムロック装置は、フランジ外周に形成し
た凹凸に係合するロック爪の回動中心をロック爪の重心
位置に一致させたので、起伏するブームに搭載されるウ
インチなどウインチの姿勢が変化する状態においてもロ
ック爪を正常に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態としてのクレーンのウイン
チのドラムロック装置を示す側面図である。 【図2】同 ロック爪の取付状態を示すもので、(a)
は側面図、(b)は正面図である。 【図3】同 オールケーシング工法に使用されるクレー
ンの全体を示す側面図である。 【図4】同 第4ウインチ7の詳細を示す正面図であ
る。 【図5】従来のドラムロック装置を示す側面図である。 【符号の説明】 1…ベースマシン 2…ブーム 3,4,5,6…ウインチ 7…ウインチ 3a,4a,5a,6a,7a…ワイヤロープ 10…凹凸 11…ロック爪 12…支持金具 13…軸 13a…回り止め 14…連結部材 15…電動シリンダ 16…ロッド 16a…バネ 17…取付金具 18…支持部材 21…ケリーバ 22…ケリーバ駆動装置 24…クレーンフック 25…ハンマグラブ 26…ハンマクラウン 31…ブラケット 32…油圧モータ 33…ウインチドラム 34…遊星歯車機構 35…ブレーキホィール 36…ブレーキバンド 37…軸受支持部材 40…ケーシングドライ
バ 41…ケーシング 51…フレーム 52…支持部材 53…凹凸 55…シリンダ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】ロック爪を回動させてウインチドラムのフ
    ランジ外周に形成した鋸刃状の凹凸に係止させ、ウイン
    チドラムの巻下げ方向の回転を機械的にロックするよう
    にしたクレーンのウインチのドラムロック装置におい
    て、該ロック爪は、その重心位置を回動中心として支持
    されたことを特徴とするクレーンのウインチのドラムロ
    ック装置。
JP2002031212A 2002-02-07 2002-02-07 クレーンのウインチのドラムロック装置 Withdrawn JP2003238082A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018168278A1 (ja) * 2017-03-16 2018-09-20 日立住友重機械建機クレーン株式会社 クローラクレーン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018168278A1 (ja) * 2017-03-16 2018-09-20 日立住友重機械建機クレーン株式会社 クローラクレーン
JP2018154422A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 住友重機械建機クレーン株式会社 クローラクレーン
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