JP2003237788A - カートリッジ式トレー容器 - Google Patents
カートリッジ式トレー容器Info
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Packages (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
料の軽量化を図ることができ、外箱を必要としない一次
包装容器である注出口付きのカートリッジ式トレー容器
を提供することにある。 【解決手段】本発明は、底面と側面とフランジ部とから
なるトレー部と、蓋部と、注出口部からなるカートリッ
ジ式トレー容器であって、注出口部の注出口頚部が、ト
レー部のフランジ部の一辺と一側面とに亘って設けた懸
架用溝において、フランジ部と蓋部とで挟持され固定さ
れていることを特徴とするカートリッジ式トレー容器で
あり、トレー部が、略長方形の底面と4つの側面と略長
方形のフランジ部とからなる四角形状のトレーであり、
フランジ部の短辺に懸架用溝を設け、底面の内面に長辺
方向に複数の凹状の溝を設けたことを特徴とする。
Description
を収納するカートリッジ式トレー容器に関するものであ
り、例えば事務用印刷機、複写機、各種プリンター等に
粘性のあるインキを送るためにインキを充填した状態
で、印刷機、複写機等に装着するに好適なカートリッジ
式トレー容器に関する。このカートリッジ式トレー容器
は、インキ以外の他の粘性流体の吸引取出し用容器とし
ても適している。
プリンター等に粘性のあるインキを供給するには、容器
ごとの交換が可能なカートリッジ式の容器が使用されて
いる。このカートリッジ式の容器では、内容物が液状あ
るいは粘性状のインキの場合、容器内のインキが空気に
触れずに、インキの減量に伴って、容器が折り畳まれた
り、収縮して減容化されて、内部への空気の流入が防止
され、排出されるように構成されている。
バッグインボックス形式の容器が広く使用されており、
化粧段ボールなどの外箱の中に、プラスチック製の内袋
が装着され、内袋から外箱までを貫通する注出口が取り
付けられ、その注出口が取り付けられている面から半分
程度までの内袋が外箱の内面に接着されている。このこ
とにより、内袋に充填されたインキの減量に伴って、内
袋の底部側が徐々に注出口側に吸引され、内袋が減容化
され、内部への空気の流入を防ぎながら排出させること
ができるようになっている。
ボックス形式のカートリッジ式容器は、機能の面では、
概ね満足できるものの、印刷機などへの取付ける際に、
機種によっては、手早く簡単にセットすることが難しい
こと、外箱と一次包装容器である注出口付き内袋とを一
体化する工程が必要であること、そして、使用後に外箱
と注出口付き内袋とを簡単に分離することができないな
どの問題があった。
簡単にでき、材料の軽量化を図ることができ、外箱を必
要としない一次包装容器である注出口付きトレー容器で
あって、注出口から袋内のインキを吸引するにつれ、ト
レー内のインキを使いきることができるカートリッジ式
トレー容器を提供することを目的とするものである。
めに、本発明は、底面と側面とフランジ部とからなるト
レー部と、蓋部と、注出口部からなるカートリッジ式ト
レー容器であって、前記注出口部の注出口頚部が、前記
トレー部の前記フランジ部の一辺と一側面とに亘って設
けた懸架用溝において、前記フランジ部と蓋部とで挟持
され固定されていることを特徴とするカートリッジ式ト
レー容器である。また、前記トレー部が、略長方形の前
記底面と4つの前記側面と略長方形の前記フランジ部と
からなる四角形状のトレーであり、前記フランジ部の短
辺に前記懸架用溝を設け、前記底面の内面に長辺方向に
複数の凹状の溝を設けたことを特徴とする。さらに、前
記底面に設けた前記溝を延長してさらに前記懸架用溝を
設けた前記側面の内面に溝を設けたことを特徴とする。
部からなる外箱を必要としないトレー形状の注出口付き
のカートリッジ式トレー容器であって、印刷機などへの
セットが手早く簡単にでき、材料の軽量化を図ることが
でき、廃棄が簡便であり、また、トレー部に溝を設ける
ことによって、吸引によってトレー容器内のインキなど
の内容物を使い切ることができるカートリッジ式トレー
容器を提供することができる。
レー容器の第一の実施の形態について説明する。なお、
異なる図の同一部位には同一の符号を付与している。
形態の一実施例であるカートリッジ式トレー容器Aは、
保形性を持った開口部にフランジ部16を備えたテーパ
ーを有する図示の例では四角形状のトレー部10と、蓋
部20と、注出口部30とから形成されており、トレー
部10のフランジ部16と蓋部20との間に注出口部3
0が挟持された構造となっている。
うに、四角形状のトレーに形成されており、略長方形の
底面11と、その底面11から立ち上がっている側面1
2、13、14、15と、フランジ部16とからなって
いる。そして、フランジ部16の一辺とそれに連なる側
面12に懸架用溝Uが形成され、その懸架用溝Uに注出
口部30の注出口頚部36が差し込まれ、そして、蓋部
20とに挟まれ接着されて固定されている。この懸架用
溝Uを設けるフランジ部16の一辺の位置は、インキな
どの内容物が注出口30から最後まで排出されやすいよ
うに、略長方形の短辺の一辺とすることが好ましい。
なり、プラスチックシートの真空成形あるいは圧空成形
により形成されている。使用するプラスチックシート
は、耐水性、密封性を有する熱可塑性樹脂からなるプラ
スチックシートであればよく、例えば、各種のポリエチ
レン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレ−ト(PET)、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−、エチレン−アク
リル酸共重合体、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、
ポリカ−ボネ−ト、ポリブテン、ポリビニルアルコ−
ル、その他等の各種の熱可塑性樹脂のプラスチックシー
トを単独ないし複数種を積層して使用することができ
る。特に、容器にガスバリヤー性を付与するために、例
えば、中間層にエチレン−ビニルアルコール共重合体
(EVOH)などのガスバリヤー性材料を積層した積層
シート、具体的には、PE/EVOH/PE、PP/E
VOH/PE、A(アモルファス)・PET/EVOH
/PEなどの層構成の積層シートを用いることができ
る。
800μmの範囲とし、成形性、および成形する容器の
容量、深絞りの比率(深さ/口径)などにより、適宜決
定するが、好ましくは100〜500μmの範囲とす
る。環境対応の観点から、必要最小限の厚さとすること
が好ましいが、薄すぎた場合には、バリアー性が劣るこ
と、ピンホールが発生しやすくなるなどの問題があるの
で、フィルムの種類、容器のサイズなどを勘案して適宜
設定する必要がある。
は、蓋部20を熱シールして密封することから充分な接
着強度を必要とする。そのために、フランジ部16に、
あらかじめヒートシール剤やホットメルト材などの熱接
着性樹脂を塗布しておくこともできる。このことによっ
て、フランジ部16での蓋部20および注出口30との
熱シール加工において、強力に接着することができる。
任意の熱可塑性樹脂からなるプラスチック単体、あるい
はそれらの複合体であり、トレー部10の材料により適
宜選定するが、トレー部10のフランジ部16におい
て、蓋部20の内面とトレー部10のフランジ部16の
表面とが溶着可能な材料を選定する。例えば、PET/
ヒートシール剤、PP/ヒートシール剤、PET/PP
/ヒートシール剤、PET/PE/ヒートシール剤、P
ET/PE/EVOH/PE/ヒートシール剤、Kコー
ト延伸ナイロン(KON)/PE/ヒートシール剤など
を使用することができる。
注出口部30は、図3−aに示すように、注出口本体3
1とキャップ32とからなり、注出口本体31は少なく
ともトレー部10のフランジ部16および蓋部20に熱
融着する接着基部33と、トレー部10のフランジ部1
6および蓋部20に装着した時に外側に位置し、内容物
の取り出し口となる筒部34とから構成されている。筒
部34には、キャップ32が螺合により冠着される螺合
用ねじ35の部分と注出口頚部36とからなっている。
また、接着基部33の断面は、トレー部10のフランジ
部16に設けた懸架用溝Uに嵌め込んでフランジ部16
と蓋部20で挟んで熱融着が確実にできるように、懸架
用溝Uに合せた舟型状にする。
ンジ部16と蓋部20との間への装着は、蓋部20をト
レー部10のフランジ部16にシールすると同時に、接
着基部33をフランジ部16に形成した懸架用溝Uに嵌
め込み、蓋部20が挟むようにして接着基部33とフラ
ンジ部16の表面および蓋部20の内面とを加圧加熱し
て熱融着することによって固定することができる。
との螺合用ねじ35を設けているが、さらに、注出口部
30の付いたカートリッジ式トレー容器Aの移送を確実
にするフランジ部39を設けてもよい。
33に連結部37を介して閉塞防止リブ38を設けるこ
とが好ましい。この場合の閉塞防止リブ38は、内容物
の取り出しの最終段階において、カートリッジ式トレー
容器Aの閉塞防止機能とともに、カートリッジ式トレー
容器Aの奥に残存する液を吸引する際の流路としての機
能を示すものである。このような閉塞防止リブ38を設
けることによって、内容物の取り出しが最後まで安定し
て行えるようになる。
いる樹脂としては、トレー部10のフランジ部16およ
び蓋部20と熱接着可能で、キャップ32との螺合性の
よいものが好ましく、具体的には、低密度PE、中密度
PE、高密度PE、PPなどの樹脂を使用することがで
きる。キャップ32は、注出口本体31とは別であり、
PE、PP、ポリアミドなどの熱可塑性樹脂を射出成形
することによって作製することができる。
施例のカートリッジ式トレー容器Aを作製する工程の一
例を説明する。
作製するが、プラスチックシートを真空成形あるいは圧
空成形によりフランジ部16を有するトレー形状に形成
する。そして、略長方形のフランジ部16の短辺の一辺
とそれに連なる側面12に懸架用溝Uを形成する。
形により作製した注出口30の接着基部33をトレー部
10のフランジ部16の一辺とそれに連なる側面12に
形成された懸架用溝Uに嵌め込む。
ンジ部16において熱シールする。同時に、注出口30
の接着基部33をフランジ部16と蓋部20とで挟むよ
うにして接着して、図1に示すようなカートリッジ式ト
レー容器Aを作製することができる。
から注入して充填する。そして、この内容物を充填した
カートリッジ式トレー容器Aを、直接、印刷機に装填す
ることができる。
器の第二の実施の形態について説明する。
施の形態の一実施例であるカートリッジ式トレー容器B
は、第一の実施の形態のカートリッジ式トレー容器Aと
同様に、保形性を持った開口部にフランジ部16を備え
たテーパーを有する図示の例では四角形状のトレー部1
0と、蓋部20と、注出口部30とから形成されてお
り、トレー部10のフランジ部16と蓋部20との間に
注出口部30が挟持された構造となっている。第一の実
施の形態のカートリッジ式トレー容器Aと異なる点は、
トレー部10の底面11そして側面12に排出を補助す
る溝17を設けているところである。
形態のカートリッジ式トレー容器Aと同様に、四角形状
のトレーに形成されており、底面11と、その底面11
から立ち上がっている側面12、13、14、15と、
フランジ部16とからなっている。そして、フランジ部
16の一辺とそれに連なる側面12に懸架用溝Uが形成
され、その懸架用溝Uに注出口部30の注出口頚部36
が差し込まれ、そして、フランジ部16と蓋部20とに
挟まれ接着されて固定されている。
辺方向に延びる所定本数(図示例では6本)の凹状の溝
17を設けている。この凹状の溝17を設けることによ
り、印刷機でインキなどの内容物を吸引して使用した際
に、インキなどの内容物の流れがよくなり、インキなど
の内容物の減量に伴って、容器が折り畳まれたり、収縮
して減容化された時に、インキなどの内容物が排出され
やすくなる。また、この底面11に設けた凹状の溝17
は、図5―bに示すように、延長して懸架用溝Uを設け
た側面12に設けることができ、その形状は懸架用溝U
に向かう放射状に設けることが好ましく、このような形
状に設けることによって、インキなどの内容物を注出口
部30から排出する時に、注出口部30近辺での流れが
よくなり、カートリッジ式トレー容器B内のインキなど
の内容物を最後まで使い切ることができる。
は、本図のように開口部と底面11あるいはフランジ部
16が共に四角形であるもの以外に八角形などの多角形
であってもよい。また、フランジ部16が四角形で底面
11が八角形であるものなど特に限定されるものではな
い。
レー容器は、次のようにして使用される。
用いる場合、カートリッジ式トレー容器に、高粘度のイ
ンキを充填するには、カートリッジ式トレー容器の注出
口本体31から行う。このインキが充填されたカートリ
ッジ式トレー容器を印刷機に装着する。キャップ32を
はずした後、注出口本体31からプランジャーポンプ等
で吸引することによりカートリッジ式トレー容器内のイ
ンキが取り出されて印刷機に供給される。
0および蓋部20が内側に変形し、カートリッジ式トレ
ー容器の内容物の収納スペースが縮小した時に、図6の
概略横断面図に示すように、底面に溝を設けていない図
6−aの場合に比べて、底面に溝を設けている図6−b
の場合の方がインキの流れが良く、インキは殆ど残るこ
となく消費される。そして、吸引力が作用する注出口本
体31の近傍には空間があるので、そこに最後のインキ
が集まり外部へ吸い出される。
必要としないトレー形状の注出口付きのカートリッジ式
トレー容器にすることによって、印刷機などへのセット
が手早く簡単にでき、材料の軽量化を図ることができ、
廃棄が簡便であり、また、トレー部の底面そして側面の
内面に内容物の排出方向に沿った溝を設けることによ
り、内容物の流れがよくなり、吸引によってカートリッ
ジ式トレー容器内のインキなどの内容物を使い切ること
ができるという効果を有している。
施の形態の一実施例を示す斜視図である。
施の形態の一実施例のトレー部を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
施の形態の一実施例を作製する工程を示す概略図であ
る。
施の形態の一実施例を示す斜視図である。
器として使用した時の最終状態を示す概略横断面図であ
る。
態) B カートリッジ式トレー容器(第二の実施の形
態) 10 トレー部 11 底面 12 側面 13 側面 14 側面 15 側面 16 フランジ部 U 懸架用溝 17 溝 20 蓋部 30 注出口部 31 注出口本体 32 キャップ 33 接着基部 34 筒部 35 螺合用ねじ 36 注出口頚部 37 連結部 38 閉塞防止リブ 39 フランジ部
Claims (3)
- 【請求項1】底面と側面とフランジ部とからなるトレー
部と、蓋部と、注出口部からなるカートリッジ式トレー
容器であって、前記注出口部の注出口頚部が、前記トレ
ー部の前記フランジ部の一辺と一側面とに亘って設けた
懸架用溝において、前記フランジ部と蓋部とで挟持され
固定されていることを特徴とするカートリッジ式トレー
容器。 - 【請求項2】前記トレー部が、略長方形の前記底面と4
つの前記側面と略長方形の前記フランジ部とからなる四
角形状のトレーであり、前記フランジ部の短辺に前記懸
架用溝を設け、前記底面の内面に長辺方向に複数の凹状
の溝を設けたことを特徴とする請求項1に記載のカート
リッジ式トレー容器。 - 【請求項3】前記底面に設けた前記溝を延長してさらに
前記懸架用溝を設けた前記側面の内面に溝を設けたこと
を特徴とする請求項2に記載のカートリッジ式トレー容
器。
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JP2002042611A JP4011931B2 (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | カートリッジ式トレー容器 |
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JP4011931B2 JP4011931B2 (ja) | 2007-11-21 |
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---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002042611A patent/JP4011931B2/ja not_active Expired - Fee Related
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